ルートダブル -Before Crime * After Days-【√Crazy】 (283)

女1「――……長!」

女1「……隊長! しっかりして下さい! 隊長!」

女2「起きなよ隊長! 隊長ってば!」

男(んだようっせーな! 折角女子高生を犯す夢見てたのによ……)目を開け

女1「あ……! 気が付いたのですね!」

女2「よ、良かったぁ! 死んでるかと思ったよ!」

男「……?」

男(何言ってんだこいつら?)

男(つかこのアングルからの巨乳の眺め……壮観だ!)

男(対してこっちの女は残念だな)ペッ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379149398

期待

女2「っていうか隊長、何でこんな所にいるのさ!? 指揮所にいるはずじゃ!?」

女1「それよりご自分の名前が言えますか? 今日が何月何日かは?」

男「……え……あ?」

男(巨乳と貧乳……いや、今は状況把握だ!)

男(2人の女性は、オレンジ色の制服らしきものを着ている)

男(全く以て色気が足りん!)

男(消防隊員……いや、レスキュー隊員?)

男「君らは……いや、ここは?」立ち上がり

女1「あ、まだ起き上がらない方が!」

男「うっ!」

男(頭痛が――! 体の踏ん張りが効かん!)

男(だったら!)

もみゅ

女1「なっ! なにするんですか!」バシィ!

女2「きゃー! 変態!」バシィ!

男「ぐはぁ!」ドサッ…

男(くそっ! おっぱいダイブが出来なかったぜ)

女2「ご、ゴメン隊長! つい……」

男「いや、すまん。ちょっと頭痛で……」

女1「も、申し訳ありません」シュン

男(よくよく見たら俺も同じ服装してるじゃねえか……)

男(全く身に覚えがないんだが)

男「オレは……いったい……?」

男(なんだか、身体が自分のものじゃないような……)

どっごーん!

男「な、何だ!」

男(田島のチンコ破裂したのかっ!?)

女1「また爆発……」

女2「火が出てるかも! 行こう副隊長!」

副隊長「えぇ! 隊長はそこで休んでいてください、私たちだけで行ってきます!」

タッタッタッタッタ!

男「……え? ちょ、ちょっと!」

男(ドサクサに紛れてセクハラ出来るかもしれないのに待ってられるかよ!)

タッタッタッタッタ!

男「ま、待ってくれ君たち!」

男(2人とも……良い尻してやがるぜ!!)

副隊長「隊長!? 休んでいてと申し上げましたのに!」

女隊員「いや、大丈夫そうだよ? だったら手伝って貰おうよ!」

男「そ、そうじゃない! 教えて貰いたいだけなんだ!」

男「2人のスリーサイズを!!!!」

副隊長「なっ!」

女隊員「何こんな時にセクハラ発言しちゃってんのさ! この変態!」

男「ま、間違えた! さっきの音は何だ!? 何が起きているんだ!?」

副隊長(ていうか渡瀬は知っているでしょうに……)

副隊長「って、え!?」

女隊員「な、何言ってんの隊長!? どういう状況か解ってないの!?」

男「あ、あぁ……。さっき触ったくらいじゃ、正確な大きさが解らないし……」

女隊員「んなっ!? 私の胸が小さいって訳!?」

副隊長(何度も触ったことがあるくせにとぼけているのかしら?)

男「いや違う! すまん、そうじゃなくて本当に何が起こっているのか解らないんだ!」

副隊長・女隊員「」顔合

副隊長「――くれば解ります! 我々について来てください!」

タッタッタッタッタ!

男(なんだ、この熱気は……!?)

男(狭い密室の乱交パーリィだってこんな熱気にはならないぞ?)

副隊長「くっ……早く消化せねば!」

女隊員「また爆発が起こる前にね!」

男(また田島のチンコが爆発するのか!?)

悪いが今回は此処までだ・・・
ちょっと思い出しながら書いているからかなりスローペースだけど許してくれ

今度PS3版が発売されると聞いて書こうと思った
見る人がいれば定期的に上げてくれると助かる


ルートダブルのSSとか珍しい


エタらなければスローペースでも全然大丈夫


PS3版の発売がずるずると延期してて大丈夫かと思っていたけど、マスターアップしたしこれで人気が出てくれるといいね

そこは炎に包まれていた


全員「!?」

副隊長「消火ホースの用意を!」

女隊員「了解っ!」

女隊員「とっ――ちょっと隊長、どいて!」ドン!

男「あふんっ!」ビクン

女隊員「ってなんて声出すんさ!?」カア

男「だ、だって……あんなに激しくするから」ポッ

副隊長「守部! 何をやっているんですっ!」ギロッ

副隊長(私の渡瀬に何したのよ!)

女隊員「ご、ごめんなさい!」アタフタ

副隊長「放水開始!」

女隊員「了解! 放水行きますッ!!」

バシュー!!

男(凄ぇ……見る見るうちに、炎が消えていく……!)

男(オレのジェット小便でもこうはならないぜ……)

男(って今ならセクハラし放題だぜっ!)

??「…、…か……」

男(声……?)耳澄

??「た……助けて……!」

男(少女のものと思しき声が、前方の部屋から聞こえてくる!)

男「あの部屋……誰かいる!?」

男「だがセクハラが先だ!」ダッ!

男「お、おい! これは一体どうなっているんだ!?(棒読み)」抱着

副隊長「やぁ! なななな、何を考えているんですか!!」蹴

副隊長「今は放水作業中なので危険なんですよ!?」

男「す、すまん……」ビクンビクン!

男(股間を蹴られた……!)

男「お、おい! これは一体どうなっているんだ!?(棒読み)」抱着

女隊員「調子に乗るなー!」飛蹴

男「ごはぁっ!!」

ドサッ……

隊長の正体はテロリストなのだが記憶を失ってこれころじゃエロテロリストだ

≪早く助けに行けよ! この変態野郎!≫

男(何だっ!? 今の声は?)

男(……まさか、この先に美少女がいるのか!?)ダッ

≪……いや、どうしてそんな解釈になる……≫

男(炎の合間を縫って扉の前まで来たものの、爆発の影響か内側に拉げてやがる!)

男(扉の影から覗いてみよう)ソー

男(これは……! 炎と黒煙のオンパレードやー!)

男(どこだ!? どこに巨乳ツインテール美少女がいる!?)

≪なんでピンポイントなんだよ……≫

男(火の粉を浴びて体中が焦げるし)

男(嫌な臭いは漂っているし)

男(眼は煙が染みて、涙止まらねーし)

男(これで不細工だったらぶっ殺してやる!)ギリィ

キョロキョロ――

少女「誰か……た……助けて……」

男(――いたぁ!)ニマァ

男(燃え盛る炎の向こう、部屋の奥の机の下に、少女が蹲っていた!)

男(パンツは……くそっ! 炎のせいで解らねえ!)

男(けど、予想通りだったぜ!)ハッハッ!

男「大丈夫か!?」バン!

少女「――っ!?」

男(少女の顔が強張った……だと……)ピタッ

男(な……なぜそんな顔を!?)

男(けど……もっと見たいという邪な感情がなくもない)ハァハァ

≪止まるな! 彼女を助けろ!≫

男「!?」

男(誰の声か解らないが、内側から響いた声のような……)

男(そうだ――)

男(オレは彼女を救ってエッチして貰う為に、ここに来たんだ!)

≪ふざけんな馬鹿!≫

男(そう悟った瞬間、分断されていた身体と神経が、1つに繋がった気がした――)

≪格好良く決めても駄目だからなっ!≫

男(炎が少女へ迫っている)

≪――行け、彼女を助けろ!≫

≪けど、厭らしいことをしたら許さないからな!!≫

男(ご褒美がなけれりゃ助ける気にならねえ……)フゥ

≪くっ……。じゃ、じゃあパイタッチ位ならっ……!≫ギリ

男「任せろ!!」ダッ!

男(そうして俺は、その声に弾かれるように――)


男(燃え盛る炎の中に飛び込んだ)

テロリストとは別にトラウマになりそうだ というかBC能力で脳にダメージ与えたからエロリストになったんじゃね

そうか、夏彦か

男「待ってろ! 今、助けてやる!」ギンギン

男(やべっ、勃起してちょっと走れねえ……)ハァハァ

≪……駄目だ、コイツ≫

男(良し、収まった様だからいくぞ! この炎の中を躍り込んでや――)

ぐい!

男(誰だ、襟をつかんだ野郎は!)

男(窒息して変な快感に目覚めちまったじゃねえか!)ギンギン

女隊員「隊長! ダメだよ闇雲に飛び込んじゃ!」

男「しかし、このままではあの子が――」

女隊員「ここはアタシが行く!」

男(彼女に言われてオレは――)


【センシズ発動!!】
>>26
1.自分を評価する
2.女隊員を評価する


ちょっと書き疲れたから休憩も含めて安価は長めにとりました
ちなみにセンシズはこれからも採用した方が良いだろうか?
決を取って多かった意見を取り入れますのでヨロ

1

安価遠い
2

1

KSK

1

……えっと、誰もセンシズについて触れてくれていないんだが要らんという事かな?
取り敢えず今日の15時あたりに投下します

閉鎖環境内に性欲に狂った男がいちゃ連続レイプ事件の幕開けかっての
それともギャグ的な要素で場をなごませるのか
ゲームやってないが小説によるとところしあい的な展開も途中あるからな

男「いや、オレに任せろ!」

男(だって今ならやりたい放題じゃねえか!)グヘヘ

男(って再び駆け出そうとしたら、眼前の炎が大きくうねりやがった!)

男「ッ……!!」

女隊員「あぁもう、だから休んでてって言ったのに!」

女隊員「そんな危うい足取りじゃ邪魔になるだけだよ!」

男(その一言が俺の背中を押した)

男「俺があの子を助けるんだ!」

男(そしてセックスして貰うんだ!!!)

≪ふふふ、ふざけんな! パイタッチだけって言ったろ!?≫

男(開眼せよ……俺のエロス!)カッ

男(そして俺は――火炎満ちる部屋へ飛び込んだ)

男(焦げ付く様な熱波が俺の身を焼き、歩みを止めようとする)

男(だが、あの少女のエロいボディを触れずに死ねるかという思いが――)

男(このオレを奮い立たせた!)

男「ォ――、ウオオオオオオオオ!」ゴッ

女隊員「ちょ、隊長!」

女隊員「副隊長! 放水を今直ぐ!」

副隊長「了解!」

男(自分でも驚くほどの身体能力で、彼女の眼前へと駆け抜け――)ダダダダダッ!

男「よっしゃあ! 女の子、ゲットだぜ!」もみゅもみゅ

男(俺はそう叫んだ)

放水ブシャァー!

少女「きゃー!?」///

副隊長「渡瀬ぇーー!」

男(――やがて、あの激しい火も鎮火した後――)

男(俺は女子たちにフルボッコにされた……)



今回はこれにて終了
自己紹介してたのって結構先だったんだな……
また書けたら夜に投下するつもり

これから少しだけ投下します
見てくれている人少ないのか、誰もセンシズについて構っちゃくれねえやorz
ボキは構ってちゃんなんだぞ?(チラッチラッ

男(隊員たちは、助け出した少女を解放していた)

女隊員「さぁお嬢ちゃん、もう大丈夫だよ」

副隊長「諸悪の根源は退治しましたので」ギロ

男(わ、わが生涯に一遍の悔いなし)ピクピク

少女「……は、はい」

センシズがセンズリに見えた
お前のSSなんだから好きに書くといい

男(オレはかなり離れた所からみていた)

男(と言うか、近付くなと言われた)ショボン

≪当たり前だ≫

男(……取り敢えず幻聴は無視しよう)

男「えっと……そのなんだ、無事で良かったな?」

少女「っ!?」

男(オレが話し掛けた途端、また怯えたような表情を浮かべやがった)

≪もう1度言うが、当たり前だ≫

副隊長「隊長話しかけないで下さい」ギロ

男「」

女隊員「全く! ただでさえ目つきが悪くて怖がらせやすいってのに、あんな事をすれば嫌われるのは当然じゃん!」

男「あぁ、いや……すまなかった、気が動転してたみたいだ」シュン

≪嘘付け、極めて冷静だったじゃないか≫

今日はここまでで落ちます


>>35
ありがとう
またセンズ――ゲフンゲフンッ!
センシズ使ってみようと思うのでその時は頼んます

おつ

テロリストであると同時にせい犯罪者予備軍だから二重の意味で嫌われるよね
具体的な行為はさすがにないか
というか頭の中のやつお前が精神攻撃して隊長が落ちるところまで落ちたんじゃないか

さて、今日は書けるところまで書いてみよう
これから投下します

男「だが安心してくれ。オレたちは味方だ。君を助けに来た」

男「……多分」

男(その言葉に、少女がビクッと身を震わせた)

副隊長「隊長! どうして『多分』なんておっしゃるんですか?」

女隊員「そうだよ隊長、さっきから何か変だよ?」

女隊員「状況が解らないとか言うし、セクハラばかりしてくるし」

男「す、すまん……。セクハラはついうっかり」

男「ところで、2人に聞きたい事があるんだが……」

男「オレが『隊長』って呼ばれてるって事は、つまり……オレは夜の性――じゃなかった」

男「レスキュー隊かなんかの隊長なんだよな?」

女隊員「はぁ? 隊長、何言ってるの?」

副隊長「それは……どういう意味でしょう?」

男「……」

男「その、実は……解らないんだよ」

男「自分が誰で、ここがどこなのか……」

男「しいて言えば、性欲が異常に強いって事くらいか……」

≪……自覚、あったんだな≫

3人「え!?」

男(そんなに表情を引きつらせる事なのか?)

副隊長「そ、それは、まさか……」

女隊員「記憶喪失……?」

男(――記憶喪失)反芻

男(つまり、そう言う事なのか……?)

男(だが不意に『違う』という、根拠のない答が頭に浮かぶ)

男(頭が……自分について考えるのを拒否しているような……)

男(奇妙な感覚だが上手く説明できそうにないから、それで納得するしかないか……)

男「……そ、そう……いわゆる記憶喪失らしい……」

女隊員「ま、またまたぁ。冗談止めてよ、隊長ぉー?」

男「いや、これが冗談ならいいんだが」近寄

女隊員「って……もしかして、マジなの!?」

女隊員「それと、それ以上近寄らない!」キッ

男「」ピタ

副隊長「お、お待ち下さい隊長! 頭に怪我などはされてませんか!?」

男「怪我……? そう言えば、さっき頭がズキンと痛んだが……」

副隊長「やはり……! 何処かに頭を打ち付けた可能性があります」

副隊長「意識や記憶の混濁は、恐らくそのせいでしょう。ならば記憶は時間がたてば戻ってくるはずです」

男「そ、そういうものなのか?」近寄

副隊長「えぇ、外傷による逆行性健忘症は、ほとんどの場合は特に治療しなくても、やがて自然に症状が消えるそうです」

副隊長「それと近寄らないで下さい」ギロ

男(何を言っているのか解らないが、近寄るなと言われたのだけ解った)ショボン

男「……じゃあ、これは一時的なものか」

副隊長「はい。ただ脳が損傷していた場合、健忘症は恒久的に鳴る恐れがあります」

副隊長「更にそのまま放置すると、脳に障害が残ったり、死亡してしまうケースも考えられます」

男「……!」戦慄

男(オレはセックスの味も思い出せぬまま死ぬってのか!?)

男(いや……そもそも童貞だったらどうする!?)

女隊員「なにそれヤバそうじゃん……!」

男「隊長、頭痛の程度はどうなの? 吐き気とかは?」

男「ああ……今は全く痛まない、吐き気も特に感じない」

男「しいて言うならチンコがちょっと脹れてる位かな」ニコ

女隊員「な、なら安心かな?」

男(スルーされた……)

今日はここまで

あと詳しい説明の有無による決を取ります

1.現状の把握(ラボの事)について副隊長がkwsk語る(その間も男は必死にボケようとするが不発を連発する……と思う)
2.コマンドの『スキップ♪』を使う(自己紹介へ飛びます)

>>48-52
までので意見の多かった方を取り入れます
ルートダブルを知っている人には不必要だろうけど

2

2

1

1

1

やべっ!
てっきり2番を選ぶと思って全然復習してなかったお
ちょっとゲーム見てから投下するので遅れます(汗)

副隊長「いやまだです。隊長、ちょっと失礼します」グイ

男「んぁああんっ!」ビクン

副隊長「そ、袖をまくったくらいでそんな声を出さないで下さい」カア

男「す、すまん……。激しくされてつい」

男(てかなんだ、このリストバンドみたいなのは……)

男「これは?」

副隊長「『バイタルチェッカー』といいます。装着車の健康状態を、自動診断するものです」

男(確かに見ると幾つかの数値と、緑色の光が5つ灯ってる)

男(それにチンコに装着できそうだ)ハァハァ

副隊長「――コンディション・オールグリーン。脈拍・血圧等に問題なし……完全に健康体ですね」

男「これチン――」

副隊長「出来ません!」

男「……まだ全て言ってないじゃないか!?」

副隊長「言わなくても解ります」ハァ

女隊員「じゃあとりあえず、死んじゃうような心配はないかな……?」

副隊長「ただ確実な診断ではないので楽観視はできません。後ほど精密検査と治療を受けて下さい」

女隊員「……あ、ヤバい! それよりも副隊長!」

女隊員「お嬢ちゃんにADを投与しないと!」

副隊長「いけない、私としたことが……!」ガサゴソ

男(AD……? アダルトDVDの略か?)

男(副隊長の顔が強張ってるって事はかなり重要って事だよな……)

男(あれは……、透明な容器に入ったアンプル剤?)

副隊長「腕を出して下さい」

少女「い、いや……打ちたくない……」

副隊長「駄目です! 投与しなければ危険なんですよ!」

男(身をよじって逃げようとする少女の姿……エロ過ぎる)ギンギン

ぷすっ

少女「あっ……」ふるふる

男(目を見開いて、身を震わせるその様子、溜まんねえ!)ハァハァ!

≪少しは自嘲しろ馬鹿≫

今日はここまで
ラボの正式名称すっかり忘れてたおw

最後ってどうだったっけ?

全員生還できるのと子供だけ生還する

>>59
?クス

最後は選択肢によりけりじゃないか
BAD以外でいうなら9人の命は無事だけど

>>60
トンクスって書いたのに?になってたw
badendじゃなくても死ぬ奴いるんだ?

メインの9人はって意味だぞ
それ以外ならまあお察し

ノーマルは違ったか

これから投下はいります
ノーマルはサリュとかオッサンが輝いてたなwww

男「……何だ、その薬?」

男「媚薬か、何かか?」フーフー!

副隊長「違います」キッパリ

副隊長「AD、と言います。簡単に説明すると――」

副隊長「『放射線被曝』を防ぐ薬です」

男「ッ!?」ドクン!

男「……被曝を防ぐ薬だって……?」

副隊長「ええ、今回の任務にあたって、この施設の関係者から支給された者です」

副隊長「我々が生き延びるには、この薬品の投与が不可欠なのです」

副隊長「」キョロキョロ

男(なんだ……? 何で周囲を見渡す?)

副隊長「――現在この施設内は、隈なく放射線に汚染されていますので」

男「なに!?」ドクン!

男「ちょ、ちょっと待ってくれ……放射線とか汚染とか……いったいどういう事なんだ!?」

男「俺はてっきり起きた時、性欲が強いから風俗店かと思ったってのに……!」

男「ここって、何の施設なんだ!?」

副隊長「研究用の小型原子炉を擁する、原子力科学研究所です」

副隊長「断じて! 風俗店ではありません」

男「」

≪お前……元はこんな変態な奴だったのか?≫

副隊長「その原子炉が、つい2時間ほど前――」

副隊長「『メルトダウン』したのです」

男「め、メルトダウンって……!?」背筋凍

男(何だかボケられない雰囲気だ!)

≪ボケようとするな≫

副隊長「簡潔にご説明しますと、何らかの原因で原子炉が融解し、炉内の核燃料が外に漏れだす事です」

副隊長「しばしば爆発や出荷などを伴う、極めて重大な事故――」

副隊長「それにより人体に悪影響の強い『放射線』が拡散し、施設全体を汚染しつつあるのです」

男「馬鹿な!? 汚染って言ったって、そんな兆しはどこにも……」

副隊長「放射線は目には見えません、臭いもありません。しかしそれでも確かに、人体を蝕みます」

男「……つまり、俺のチンコにも悪影響が出ていると言うのか!?」

副隊長「え? えぇ、まあ……」

女隊員「セクハラ発言止めなよ……」

今日はここまで
しかしダンガンロンパ人気だな・・・
ボキもそっち書けば勢い高かったんだろうか?

因みに多くの人が期待して書き込んでくれれば、ボキも頑張っちゃうよ?(チラッチラッ

1か月以上落ちないと聞いて嬉しいような悲しいような・・・
人気がなくたって書き続けてやるぅ!
投下だぜ(笑)

副隊長「」ガサゴソ

男(巨にゅ――副隊長がポケットからなんか機械の様なものを取り出したぞ)

副隊長「放射線計測機『プロキオン』――ここに表示されている数値は、現在毎時『1108mSv(ミリシーベルト)』」

副隊長「これは自然界における放射線量の、約2000万倍にあたります」

男「2000万っ……!?」

副隊長「放射線は通常の環境下でも、宇宙や地表などから僅かに照射されていますが、線量が弱いため人体に影響はほぼありません」

副隊長「しかしこの1108mSvという、非常に強い線量に晒された場合――」

副隊長「つまり『被曝』した場合、人体に深刻な悪影響が現れます」

副隊長「皮膚の爛れ、嘔吐感、etc.」

男「……!」全身毛逆立

副隊長「――100mSvも被曝すれば、これ等の健康被害が発生し得ます」

副隊長「そう考えると現在の線量は、余りにも強すぎる」

副隊長「しかし現在は何処にいても被曝は避けられません」

男「あばばばばばば――」ガクガク

副隊長「冷静になって下さい!」バシッバシッ!

男(往復ビンタされた)ジーン

副隊長「けれどこのADがあれば、汚染レベルが低い所なら問題ありません」

男「さ、先に言ってくれよ。思わず射精しちまったぜ……」フゥ

3人「」

≪普通チビるんじゃないのか……?≫

副隊長「と、とりあえずこのADは有効時間60分ありますのでそれまでは大丈夫だという事です」

男(まあ、取り敢えず彼女の反応から見て本当なんだろう)

男(あれ? だとしたら……!)ゾクッ

男「なぁそれ、オレたちは打たなくて大丈夫なのか!?」

副隊長「私たちは先程打ったので……」

副隊長・女隊員「あっ!?」顔見合

女隊員「そう言えば隊長……! 隊長が最後にADを投与したのっていつ!?」

男「解らんのぉ」プルプル

女隊員「ふざけてないで!」キッ!

男「すいません、解りません」シュン

女隊員「念のために投与しときなよ!」

ぷすっ

男(なんだ、この感じは……薬の副作用か?)

男「Oh……Yes……」トローン

女隊員「ど、どうしたの隊長? 逝っちゃった顔してるよ?」

男「いや……マジでイった」ビクンビクン!

3人「――ッ!? キャー!!」

男「ちょ、待て! 物を投げないでくれ!?」

今日はここまでで落ちます
……何か一人で呟いていて楽しくなってきたwww
誰にも見られないツイッター的な?

見てる人間もいるから心配するな
ルートダブルのSSなんて初めて見るしな

この隊長記憶が戻ったらどうなるのやら

>>77
見てくれている人がいるのは嬉しいんだが少なすぎてwww
だからもう自分では意地でも上げない
人気なきゃ書いている間に勝手に過去ログに行くだろうと思って

正直10人以下ならとっとと放棄して次書いた方がいんじゃね?
反応少ないなら期待されてないって事w
勢いたかめたいならもっと惹き付ける文の勉強しろ
とりあえず最初見たから見続けてるけどな

ここはリアルタイムで見てる人少ないからなぁ
俺は期待してる

あれ、まだだったか…

俺は楽しみにしてるからさっさと続き書いてくれやがれ

少し見ない間に嬉しい言葉が……
もう少し頑張るお
因みに上げてくれるともう少し頑張りますお
このSS速報自体は毎日見ているので(他のスレだけどw)

では投下します

男「な、なあ。俺は何者で、今はどういう状況なんだ?」ボロッ……

男「それと、そう――出口だ。この施設の出口は何処にあるんだ!?」

男「なんなら君たち女性としての入り口も――」

副隊長「」ギロッ!

男「出口を教えて下さい」

女隊員「『出口』か……」ハハ

副隊長「……ではこれからそこにお連れしましょう」

男(なんでそんなに微妙な表情なんだ……)

男(もしかして生理なのか?)ハァハァ

男(副隊長に導かれるまま歩いていると、ふと声を掛けられた)

副隊長「隊長のパーソナリティと現状の、どちらを先に知りたいですか?」

男「それよりもみんなのスリーサイズを!!」

女隊員「おりゃ!」蹴

男「……ではパーソナリティから頼む」ズキズキ

副隊長「解りました。まず隊長のお名前ですか――」

男「はっ! 思い出したぞ!」

3人「えっ!?」ビクッ

男「フランシスコ・ザビエルだ!」ドヤァ

副隊長「『笠鷺 渡瀬』と言います」

男「……」

副隊長「……」

男「……」

副隊長「……」

渡瀬「……カササギワタセですね」ショボン

副隊長「解ればよろしいのです」フゥ

もっと書こうかと思ったけどまた今度にするお
ようやくワタっちゃんの名前を公開できたから満足



>男「な、なあ。俺は何者で、今はどういう状況なんだ?」ボロッ……

ボロンに見えて渡瀬の渡瀬出してるのかと思った

泥棒カササギは果たして何を盗むのか見物だなww

ADの副作用ってドラッグかWWW

今日こそ書きに来ましたおwww
さて、これからHENTAI紳士渡瀬はどの様な活躍を見せるのか!?
乞うご期待www

では投下します

副隊長「年齢は32歳、独身」

渡瀬「なっ!? まままま、まさか童貞じゃないだろうな!?」

女隊員「そんなの知る訳ないじゃん!」カア

副隊長「////////」ポッ

渡瀬「嘘だろ……」項垂

渡瀬(32歳で童貞とか――魔法使いになってんじゃねえかよ! ザケンナ、記憶を失う前の俺!)ギリ

副隊長「鹿鳴市消防局、特別高度救助隊『シリウス』所属の、所謂レスキュー隊員」

副隊長「階級は消防司令補」

副隊長「そして私たちの隊の隊長、つまりは直属の上司になります」

渡瀬「つまり俺は男としての楽しみを捨てて、仕事に情熱を注いでいたマゾ野郎って事か……」

副隊長「いえ、そういう訳では――」

渡瀬「いや! きっとそうだ!」ウワアアア!

渡瀬「だから記憶を無くし、俺は新たに生まれ変わったんだ!」アハハハ

副隊長「そんな事はありません!」ダン

渡瀬「」ビクッ

副隊長「隊長は(夜だって)優しい方でした!」

副隊長「それに記憶を無くす前の隊長は……仕事以外も色々とされている様子でしたから……(特にここ一年は)」

渡瀬「そうか……、すまん」

副隊長「いえ……」

渡瀬「ところで……君たちの名前は?」

風見「申し遅れました。私は『橘 風見』消防士長」

風見「貴方の下で、副隊長を務めさせて頂いております」

渡瀬(タチバナカザミ――副隊長か。冷静沈着って感じの人だな……)

渡瀬(巨乳で美人だが……色々と厳しそうだ)

渡瀬(だが――意外にも夜は従順そうだ)ギンギン

渡瀬「えぇと、風見たんと呼んでも?」ハァハァ

風見「……っ!?」カア

風見「橘と呼んでください!」

渡瀬「……解った」ショボン

違う方向にノッて来たので今日はここまで
それにしても橘副隊長のスリーサイズは如何ほどのものか……

ふぅ……

(続けても)いいんやで?

くそぅ、上がってねえから気付かなかったぞ
はよ続けろ下さい

I can hear the world’s voice.
Human Being, Rest in peace.
Please, Believe our future…

閉じ込められた 方舟の中の日々
記憶を探せば 鍵はみつかる

その場所に その時に出逢えたことを
どうか 覚えてて…

キミがみた光と わたしが抱く闇の狭間で
あわせた掌に触れた奇跡

Why are we here? ここがセカイの果て?
わかたれたルートが導いた邂逅…その意味は?
Why are we alive?
Please, tell me why!
重なったルートは答をくれますか?
過去と未来が今、鍵になる…

信じることで 祈りは届きますか?
誰の悲しみを 空は選ぶの?

その場所に その時に生まれた感情が
紡ぐ 物語

キミが知る言葉と わたしが語る言葉の差異で
壊れた心を救う奇跡

さぁ、もう扉は開いたから
歩き出すこと恐れずに進もう…願わずに
Why are we here?
Why are we alive?
答の無い問いのコタエを創りだす

わたしたちが記す バイブルで

この方舟の世界の外へ!
Why are we here? 記憶と過去の果て
導いたルートの向こう側の未来…生きていく
Why are we alive?
We don’t know why.
でも、もう迷わず歩いていけるから
闇と光が今…ひとつになる

迷わずにずっと…
創りだすんだ

わたしたちが記す バイブルで

最近センシズ使ってなかったおw
使おうとは思っていたんだけど人気がないのに安価を使うと痛い目にあうと他のスレ見てて解ったので
もーすこーしペース上げよーっと
では投下

洵「で、私が『守部 洵』消防士、20歳!」

洵「異名は――」

渡瀬「貧乳ポニテ!」

洵「違うわ!」蹴

渡瀬「うぼぉっ!」ビチャビチャ

洵「ゴホン! 改めて異名は『シリウスの女特攻――」

渡瀬「シリウスの即イキ娘!」

風見「た・い・ちょ・う?」

渡瀬「ヒィッ!?」ガクガク

洵「『シリウスの女特攻隊長』……えっと、キャッチフレーズは『漢とかいて洵と読む』だよ……」

渡瀬「なんだよ、元気ないな」

洵「誰のせいだと思ってんのさ!?」キッ!

渡瀬(モリベジュン――平隊員か。ヒラだけに胸も平らってか)ププッ

渡瀬(ものすごく勝気そうだが、明るく人懐っこそうでもあるな)

渡瀬(一度惚れさせれば、べったり間違いなしだなきっと!)

渡瀬(それに胸は無くても良い下半身を持ってやがる)ハァハァ

渡瀬「それで、そっちのお嬢ちゃんの名前は?」ハァハァ

少女「っ!?」ビクッ

渡瀬(尋ねた途端に守部の後ろに隠れやがった)ショボン

洵「まあ隊長はあれだけの事をしたから、嫌われても仕方ないよね」

洵「そんじゃお嬢ちゃん、あたしに名前を教えてよ?」

ユウリ「……『ユウリ』」

洵「ユウリちゃんか。可愛い名前だねぇ、よろしく!」

渡瀬(ユウリ――どこかで聞いた事があるような……)

渡瀬(だが舐め回すように見ても何にも思い出せない)

渡瀬(しいて言うならいい乳と、愛らしい顔をしている位か……)ギンギン

渡瀬(出来る事なら今直ぐにでもスカートを捲りてえ!)ハァハァ

今日はここまで
明日も・・・てか今日の夕方にも書けるように頑張るぞ!
とかいって書けないのがボキだったりw

恋人がテロリストと変態だったらどっちが嫌だろうか

>>105
それを知ったら悪意に感染しなくても殺しそうだなw

今の隊長は最強の対女性BC能力者兵器だな 何故ならテレパス的な能力で心を読み取れるからエロ妄想が頭に
というか研究機関に自主的監禁されてたユウリがみたら大変なことになりそう

宇宙キター!
そしてボキもキター!
上がっているのを見て歓喜したボキは頑張って書いちゃうぞ!
では投下!!

渡瀬「じゃあ自己紹介も終わった事だし……次にここで何が起きているのか、教えてくれるか?」

風見「了解しました。それではまず、この施設についてですが――」

風見「鹿鳴市郊外にある、原子力研究所の中です」

風見「施設名は『原子力生物学機構 第6研究所』――通称『ラボ』」

風見「地上2階、地下2階建ての建物で、地下に研究用の『原子炉』がありました」

風見「そして本日――2030年9月16日、午前6時19分」

風見「その地下で、原因不明の爆発事故が起きました」

渡瀬(く、くそ……全くボケられねえ)

渡瀬(あれ? そう言えば幻聴が聞こえなくなったな)

風見「その災害を食い止める為、我々シリウスがこの場に向かいました」

風見「……そして6時26分、我々は現場に到着し、要救助者の捜索を開始」

渡瀬(今は何時なんだ?)チラ

渡瀬「9時27分……およそ3時間前か」

風見「現場には、それぞれ5人からなるAとBの2チームが入り、我々はAチームです」

風見「隊長は地上1階で前線基地を設置し、Aチームを指揮していました」

風見「Aチームは私と守部、堂島と桧山という隊員が組み、2人2組で捜索」

風見「しかし堂島・桧山組、隊長との連絡が断絶しました」

風見「これが6時35分ごろの事です」

渡瀬「まさか……」

洵「え、どうしたの隊長?」

渡瀬「その堂島と桧山と俺は……その、ソッチの関係だとか言わないよな?」

風見「この時、隊長たちは地下に降りたのかもしれません」

渡瀬(完全に無視された!?)

風見「地下は電波状態が悪く、無線がほぼ使えないようですので」

渡瀬「やはりそいつ等と俺はきっとアッー! な事をするために……」

風見「きっと要救助者の捜索のため、という可能性があります」

洵「救急活動中に、地下にも要救助者がいることが解ってね」

洵「それであたしと副隊長も地下に降りだんだ」

渡瀬「く、空気扱いは酷いんじゃなかぁ?」グス

風見「なら真面目に話を聞いてください」ハァ

このままガンガン書いても良いんだけど、次が書けなくなりそうだから取り敢えず今回はここまで
書き込み見て思ったけど、いつか渡瀬の脳内をユウリに見せたいなあw

隊長にとってもし記憶が戻ってその時の記憶が残ったら屈辱だな ガンガンかいてもいいが
謎の声の主の母親にはセクハラで罰をwww

女性二人は逞しいなw

今日は早めの投下
それにしても天川博士かわいい
ルートダブルのヒロインは天川博士にするべき
何とかして渡瀬にセクハラさせたいw

一応危険性とかあったからとはいえ危険な物質の充満したエリアに短期間であっても危険性から人の救出のためにも扉開かせない
自主的とはいえ人体実験みたいなことやってる
うーんもう一人の主人公の母親だけどなかなか過激な人物 まあそれでもナチとか某学園都市に比べればましか

洵「まあ、地下の火災が酷くって見失っちゃったんだけどさ」

風見「そこで我々は1度簡易基地を設置して、再び捜索を開始したのです」

風見「そしてその直後、7時15分――」

風見「『ケースN』を告げる警報、恐らくは核による災害が起きたという事でしょう」

渡瀬「核……それに関する警報が鳴ったって言う事は……」

風見「ええ。我々はこの時刻に――」

渡瀬「きっとn――」

風見「原子炉エリアでメルトダウンが起きてしまったんでしょう!」蹴

渡瀬(まだ何言うか解らない筈だろ?)どさっ・・・・・・

風見「放送後にプロキオンでチェックしたところ、放射線量が異常に上昇していたので間違いないでしょう」

洵「つまりケースNっていうのは、メルトダウンを指す隠語だろうね」

渡瀬「い、インポ……?」ユラ

洵「い・ん・ご!」

渡瀬「解った、解ったから耳元で大声を出さないでくれ」キーン

√√


渡瀬(いつの間にか第2エリア到着か)

洵「地上に繋がる階段は、この『第2エリア』にあるんだけど……」

渡瀬(確かに非常階段って書かれたプレートが付いた扉があるな)

渡瀬「何煮え切らない事言ってんだよ」

渡瀬「中途半端なオナニーしているような言い方しやがって」

洵「な、なにが中途半端なオナニーしているような言い方なんさ!」カア

渡瀬「出口はあそこだな? イこう、ユウリ!」ダッ

風見「あ、お待ちください隊長!」

風見(さっきイントネーションがおかしかったような)

タッタッタッタッタ

渡瀬「な、なんじゃこりゃあ!」

渡瀬(鋼鉄の壁……だと……)

風見「――つまり、こういう事なのです」

渡瀬「こ、こういう事って……!?」

風見「実は現在、地上に繋がるすべての出口に、この『隔壁』が降りてしまっていて――」

風見「私たちはこのラボの地下に、閉じ込められているのです」

風見「しかも連絡は出来ない、使える道具はない、エアダクトやエレベータも無意味です」

洵「しかも消火システムも作動しないっていう状況なんさ」

書き続けようかと思ったけど、ネタが浮かばなかったorz
期待している人少ないから良いよね(笑)?
それにしてもまぢでセンシズ何処で使うか(焦)・・・


センシズって結構なかったっけ?

今回は沢山書いちゃうぞ♪
投下投下投下!!!

寝ちゃったw
今度こそ投下


渡瀬「な……なんだよそれ! 滅茶苦茶な状況じゃねえか!?」

渡瀬「うわああああああああ! 童貞のまま死にたくねえよおおおおお!」ジタバタ

風見「落ち着いてください! レスキューが取り乱してどうするのですか!」

風見「それに本当に童貞かどうか解らないじゃないですか!」

洵「そうだよ隊長! ユウリちゃんが余計に怯えちゃうだろ!」

渡瀬「!!」

渡瀬「そ、そうだよな……ユウリだって、処女のまま死にたくねえよな……」

ユウリ「えっ!?」カア

渡瀬「すまない……自分の事ばっかり考えてた」

渡瀬「きっとユウリを立派な1人の女性にしてやるからな!」

ユウリ「ひっ!?」逃

風見「もしそんなふざけた事をしたら隊長をふん縛りますよ?」ギロ

渡瀬「じ、冗談だよ。ユウリを絶対に助け出すっていう言葉のアヤさ」アセアセ

渡瀬(まあ確かにこのか弱い娘の前で、醜態を晒したらエッチもさせて貰えなくなるしな)

渡瀬(何せオレは『救助』して『セックス』するために地下に降りてきたのだろうから!)

渡瀬「あ、そういや……ユウリはどうしてこのラボにいたんだ?」

ユウリ「っ……!」

渡瀬(なんで泣きそうな表情を浮かべるんだよ!?)

渡瀬「ど、どうしたんだ? 今回は普通の言葉を言っただろ!?」

洵「普段からふざけるの止めれば良いんじゃない?」

ユウリ「わ、わたしは……」

ユウリ「その……ここの職員の、家族です」

ユウリ「それで、たまたま、巻き込まれて……」

渡瀬(たまたま……たま……、俺のたまたま!)ハッ!

渡瀬「そ、そうか。ハァハァ! それは災難だったな」

洵「き、気持ち悪いよ隊長」後退

渡瀬(でも……本当に災難だ……オレたちにとっても)

渡瀬(どうにかして、ここを出てセックスしたいが……)

渡瀬(容易な事じゃないのは皆わかっている事だろうな)

渡瀬「なぁ橘……オレたちはこれから、どうすりゃいいんだ?」

風見「……それについても、ご説明したいと思います」

洵「近くに簡易基地を設置してあるから、まずはそこに移動しよう」

√√


渡瀬(そしてオレたちは簡易基地に移動しながら、色々と説明もして貰った)

渡瀬(その間、一切のボケを禁じられたけど)ショボン

渡瀬(この施設は中央に原子炉がある、特別高度実験棟――通称『Nエリア』があるらしい)

渡瀬(それを囲むように6つのエリアがあり、内周棟と外周棟があるらしい)

渡瀬(因みに内周棟は外周棟より少し小さいそうだ)

渡瀬(んで、移動範囲は地下1階と2階だけしかなく、現在は第2エリアの内周棟、地下2階だと解った)

渡瀬(オレが倒れて妄想していた場所は第1エリアの内周棟のようだ)ハァハァ

風見「現段階で第1・第2エリアは私と守部で捜索済みです」

渡瀬「ならこれから第3エリアから捜索していくって事か」

風見「そうしたいのですが、各エリアを繋ぐ通路には、『セキュリティゲート』が設けられているのです」

風見「そのゲートにはロックがかかっておりまして、開ける為に『セキュリティカード』が必要になるのです」

風見「現在私たちは『レベル2』のカードしか所持しておりません」

渡瀬「レベル2……解った! そのレベルってセックステク――」

風見「各エリアの機密性に応じて、セキュリティレベルを設定しているようです」

風見「ゲートは外周棟と内周棟を繋ぐ通路と、各エリア間を繋ぐ通路に2枚ずつあります」

渡瀬(完全に無視どころか、淡々と説明しているだと!?)

風見「つまりレベル2のカードでは第2エリアまでしか移動できないのです」

渡瀬「それじゃあさ……、他のエリアに進めないの?」イジイジ

風見「勿論カードさえ見つかれば、そのレベルに応じたエリアには移動可能です」

洵「でも散々探したんだけど、見つかったのは副隊長が持っているカードだけなんだよね」

洵「あと探していないのは隊長のポケット位かな」アハハ

渡瀬「……」ゴソゴソ

洵「ちょ、何処弄ってんのさ!?」カア

渡瀬「見て解らないか? 股間を弄っているんだ」ドヤァ

渡瀬(きっと俺ならここに隠すはず!)カッ!

ぐふぅ・・・疲れたお
今日はここまで
ちょっと暫らく書けないかも・・・

帰って来たウルトラマンw
やっぱ毎日少しでも書かないと忘れるのぉ
では投下じゃ!

>>130 修正


風見「つまりレベル2のカードでは第2エリアまでしか移動できないのです」

渡瀬「それじゃあさ……、他のエリアに進めないの?」イジイジ

風見「勿論カードさえ見つかれば、そのレベルに応じたエリアには移動可能です」

洵「でも散々探したんだけど、見つかったのは副隊長が持っているカードだけなんだよね」

洵「あと探していないのは隊長のポケット位かな」アハハ

渡瀬「……」ゴソゴソ

洵「ちょ、何処弄ってんのさ!?」カア

渡瀬「見て解らないか? 股間を弄っているんだ」ドヤァ

渡瀬(きっと俺ならここに隠すはず!)

洵「馬鹿な事やっていないでポケット探しなよ!」

渡瀬(――そうして俺は、守部に無理矢理ポケットに手を突っ込まれたのだった)ハァハァ

洵「しかし冗談で言った場所とはいえ、本当に隊長のポケットから『Lv.4』のカードが2枚も出るなんてね」

洵「でも普通は胸ポケットにしまっておくはずでしょ? 何でズボンのポケットにしまってたんさ?」

渡瀬「はぁはぁ……、守部に……犯された」ビクンビクン

洵「ちょ! 紛らわしい発言は止めてよ!」

渡瀬「でもちょこっとチンコ触られた」ポッ

洵「なっ!?」カアアア!

渡瀬「お蔭でギンギ――」

風見「」ギロッ――!!

渡瀬「ヒィッ!?」

渡瀬(今までにない怒り方をしている!?)ガクガク

風見「守部……今はふざけている場合ではないのですよ?」無表情

洵「べ、別にアタシがふざけよ――」

洵(お、お姉ちゃんの表情――マジ切れしてる!?)ハッ!?

洵「う、うん。いや――はい、副隊長!」ビシッ!

渡瀬(怖え、こえええよおおお!)ガクガク

渡瀬(何とか落ち着きを取り戻し、他のポケットにも何かないか探したところ――)

渡瀬「これがシリウス製のPDAとやらか……」

風見「ええ、我々も所持しております」

渡瀬「すまんがPT――PDAってなんだ?」

渡瀬(今ここでボケたら殺されそうだ……)

洵「携帯端末だよ。機能は電話と無線、それに熱源を感知する『サーモグラフィ』も入ってるよ」

渡瀬「ボタンがないぞよ?」

風見「使用法は画面を直接タッチすれば可能です」

渡瀬(何だかハイテクだな……)

風見「サーモグラフィは赤くなるほど熱を持っているという事です」

風見「我々レスキュー隊にはかなり便利な機能ですので」

渡瀬「にゃるほど……」

洵「んで、勿論データの持ち運びなんかも出来るんだけど……何かデータ入ってない?」

渡瀬「……パスワードがかかってて開けられん」

洵「だとしたら電話機能も無線も使えないから、今はサーモグラフィしか使えないね」

渡瀬「……くそっ、殆ど役立たずじゃねぇか!」

渡瀬「まるで――ハッ!」

風見「どうされました?」

渡瀬(今はまだボケるのは拙い気がする……)

渡瀬「い、いや……何か思い出した気がするんだが忘れちまったみたいだ」アセアセ

風見「そうですか、それは残念ですね」

洵(絶対下ネタだ……)

今日はここまでだお
今更気づいたけど洵ちゃんの一人称がぶれてたorz
今後は出来る限り「アタシ」に統一して行こうと思います

今ばっかwww

フゥーッハハハハッ!
今日も書いてやろうではないかぁ
ペースアップしないともうそろそろ発売されるからなぁ
では・・・投下っ!

渡瀬「ところで橘たちは何か役に立つ道具とかもっていないのか?」

洵「うーん……役に立つかどうかは別として、所持品なら教えられるよ」

渡瀬「すまん、頼む」

洵「うん、記憶喪失だから覚えていないもんね」

洵「まずはADが7本。因みに施設内に保管されていたのも合わせてね」

渡瀬「施設内? それって……やっぱりもしもの時の為、ってことか?」

洵「そうだろうね。有事の際に備えるのは当然の事だろうし」

渡瀬「しかし1時間しか持たないADが7本か……」

渡瀬「つまりこのままじゃ2時間も持たないって事か」

洵「うん、だから今後これも探していこう」

洵「あとはさっき副隊長が出したプロキオン、空気ボンベ、エアジャッキ、エンジンカッター、10mロープ……これで全部かな」

渡瀬「しかし空気ボンベは面体が壊れてるな……」

洵「だから空気ボンベは実質、エアジャッキにしか使えないんさ」

風見「本当は放射線防護服もあったのですが……」

風見「消火活動中に破損して、もう使い物にならないのです」指差

渡瀬(確かに頭の部分がひび割れてる)

洵「そういえば隊長のは?」

渡瀬「……すまん、その事も覚えていないんだ」

渡瀬(て言うか記憶を失う前のオレは地下で何をやってたんだ?)

渡瀬(幾らなんでも不可解な点が多過ぎだろう)

渡瀬(それに……オレとした事が全っ然ボケられてねえ!)ギリ

渡瀬「ところで……これからどうするんだ?」

風見「もちろんカードも手に入ったので捜索範囲を広げようと思います」

洵「隊長はどうする? 休んでた方が良いかな?」

風見「そうですね、まだ記憶もあいまいな御様子ですし」

渡瀬(確かに今のオレでは役に立つどころか、足を引っ張りそうだよな)

渡瀬(だが――)チラ

ユウリ「……?」

渡瀬(こんな怯えた様子のユウリを見てちゃそうもいかないな)

渡瀬(きっとオレにだって何か出来る筈!)

渡瀬「もちろん性的な意味で!」

3人「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」

渡瀬「あ、いや……これはその……」ダラダラ

渡瀬(拙い! つい声に出しちまった)

渡瀬「と、兎に角だ! オレにも要救助者の捜索を手伝わせてくれ!」

風見「……しかし」

洵「今の発言の後で手伝わせるってのは……」

渡瀬「確かにちょっと下心があるってのは認める」

渡瀬「だが腐っても俺はレスキュー隊員なんだろ? だったら1人だけ休んでいるなんて、耐えられないんだよ」

渡瀬(正直ちょっとじゃなくてかなり下心が占めているけど……)

渡瀬(それでも――この衝動にも似た使命感は間違いなく本物だ!)

風見「解りました。本来なら推奨できませんが、火災やADの事もありますので許可します」

渡瀬「そうか! だったら――」ニマァ!

ユウリ「――っ!」ビクッ

洵「隊長……その顔だとさっきの発言、全て嘘に思えて来るんだけど」

渡瀬「……」キリッ

風見「本当に大丈夫かしら……?」

風見「では隊長、同行についてですが……いくつか条件を呑んでいただきます」

渡瀬「……?」

風見「これは通常の現場ではありません。隊員として同行するなら、それ相応の覚悟をして頂きます」

渡瀬「……!」

風見「記憶が戻るまでは、隊長を新人隊員として扱います」

風見「守部と同様に、私の指揮下に入って下さい」

風見「非礼は重々承知ですが、そうでもしなければ命に関わりますのでどうかご容赦を」

渡瀬(内心気圧されたけど――)

渡瀬「あ……ああ。了解だ!」

渡瀬(翌々考えたらこれはハーレム状態じゃねえか!)

渡瀬(それなのに1人お留守番なんてやってやれるか!)

洵「それじゃ一時的にだけど、同輩としてよろしくね隊長」

渡瀬「ああ、よろしく頼む」

風見「それではしばらくご辛抱を……記憶さえ戻れば、誰より有能な隊長の戻れる筈ですので」

洵「ん、それに期待したいところだね」

渡瀬(ん? 何だか記憶を失う前に俺はものすごく頼りにされていた様だな)

渡瀬(何かムカつく……)

渡瀬(でも逆に考えれば記憶さえ戻れば、エッチな事が色々と出来るという事か!)ハァハァ

渡瀬(想像しただけで立っちまったぜ)ギンギン

今日はここまで
因みに、まだ先の話ですがラストがようやく固まりました
乞うご期待www


久しぶりに見つけたらだいぶ更新されてやがったw


久しぶりに見つけたらだいぶ更新されてやがったw

今日も張り切って書きまっしょい!
それでは投下なり

渡瀬「そういえばユウリはどうする? ここで休んでいくか?」

ユウリ「い、え……私も一緒に行きます……」

渡瀬(まあ確かに一人でいるのは怖いよな)

渡瀬(と言うかオレが話かけると必ず怯えるのはショックなんだが……)

渡瀬(まあ一緒にいる方がセクハラ出来るから、オレとしても嬉しいし安心だから良いんだけど)

風見「では、4人全員で第3エリアに向かう事にしましょう」

洵「それじゃ携行する装備を選ぼう!」

渡瀬(守部の言葉にオレ達は装備を選んだ)

渡瀬(ADはオレ・橘・守部の3人で分けて)

渡瀬(プロキオンはオレと守部)

渡瀬(レベル4のカードはオレと橘)

渡瀬(10mロープはタスキ掛けにしてオレが持った)

風見「皆さん、準備は出来ましたか?」

ユウリ「……はい」

洵「勿論!」

渡瀬「……」

風見「どうされました隊長?」

渡瀬「いや、なんでもない。いつでも行けるぜ」

風見「はあ……? 了解しました」

渡瀬(股間に違和感が……気のせいか?)

√√


渡瀬(早速オレ達はセキュリティゲートを通って第3エリアに向かった)

洵「1285mSv――よし、安全基準地内だ」

渡瀬「……因みに何処までが安全基準地内なんだ?」

風見「4000mSvまでならADを投与していれば問題ありません」

風見「次に8000mSvまでだと長時間での被曝は望ましくありません」

風見「そしてそれ以上――8000mSvを超えてしまうとADを投与していても危険です」

風見「因みにプロキオンは4000mSvを超えると警告音が鳴りますので、速やかにその場を離れて下さい」

渡瀬「あ、ああ……」

渡瀬(つまり……そこでセクハラ行為に及べば誰にも見つからず犯せるって訳か)ニヤリ

渡瀬(だが命懸けでもある……)

渡瀬(くそっ! オレはどう選択すればいいんだ!?)ギリ

風見(渡瀬の顔が険しい……やっぱり記憶がないと不安よね)

洵「隊長、元気だしなよ! ADさえあれば大丈夫なんだからさ!」

風見「だからこそ必要な数を集めなくていけません」

風見「記憶を無くして辛いとは思われますが、我々はレスキュー隊ですので」

渡瀬(どうやオレがビビってると勘違いしている様だ)

渡瀬「いや、要救助者は大丈夫なのか心配していただけだよ」

渡瀬(嘘だけど)

洵「そうだね、早く見付けないとね!」

渡瀬(野郎だったらどうでも良いけどな!)

今日はここまでだお
次でようやく「えなてんてー」が登場でふ!
美人教師に渡瀬はどう反応するのか!?
to be continued

えなてんてーを出すために頑張ったボキはやっぱりHENTAI紳士~w
さて投下だお

移動中

渡瀬「ひでえな……壁や天井がボロボロだ」

風見「此処でも爆発が起きたようですね」

渡瀬(ボケられない雰囲気で周囲を見渡す中――)

渡瀬「!?」

渡瀬「巨乳の女性が天井から逆さにぶら下がっているだと!?」

洵「自嘲しなよ隊長!」

??「うーんっ、うーんっ……!」

渡瀬「くそっ、おっぱいポロリしてねえじゃねえか!」ダンダン!

風見「隊長は黙っててください」蹴

渡瀬「べぶっ!?」

洵「下半身をエアダクトに突っ込んでるの?」

渡瀬(つ、突っ込んでる……良い響きだ!)ハァハァ

??「だ、誰!?」

渡瀬「あ、オレ達は君を犯――」立上

洵「はあっ!」蹴

渡瀬「……レスキュー隊のものなんだが」ズキズキ

??「レスキュー隊!? 丁度良かった!」

??「出られなくなっちゃったの! 引っ張って頂戴!」

渡瀬「任せろ! その巨乳をがっしりと掴んで引っ張ってやる!」

風見「フンッ!」殴

渡瀬「うぷっ!?」鳩尾

風見「守部! 隊長を縛り上げなさい!」

洵「了解!」

ぐるぐるぐる

??「な、なんなの……?」

ユウリ「……くすっ」

申し訳ないが今日はここまで
これから用事なので
さらだばー!

今日も頑張って書こう
では投下

??「ふぅ……助かったわ」

渡瀬「しかし……何やってたんだ、アンタ?」拘束厨

渡瀬「結構アダルティーなパンツはいていた様だが」

風見・洵「」蹴

渡瀬(無言で顔面を蹴られた)どさっ

??「その人……何なの?」

風見「一応……隊長です」

洵「記憶喪失になっちゃって……あっ、でも本来はこんなんじゃなかったんだよ?」

風見「取り敢えずコレは無視してください」

渡瀬(扱いがどんどん酷くなっていく)

風見「それで何故あんな場所に?」

??「だって急にゲートが閉まっちゃって、この通路に閉じ込められちゃったから……エアダクトから逃げられないか試していたのよ」

??「天井から垂れたケーブルを使って、何とかあそこまではよじ登ったんだけどね」

??「エアダクト内と動き回っていたら、ずり落ちそうになってあのザマよ」

風見「それは苦労されましたね……ですが、このエアダクトは脱出には使えません」

??「そうなの?」

風見「我々も調べましたが、機械のようなものが設置されているので地上へ続く部分は完全に通行不能です」

??「あら残念」

渡瀬(随分と平然なんだな……)

渡瀬(この人……状況が解っていないのか?)

渡瀬(それとも――)

渡瀬「アンタはこのラボの職員か?」

??「いいえ、鹿鳴学園高等部の教師よ」

渡瀬「ロクメイガクエン? 何の風俗店なんだ?」

??「はあ!? 違うわよ! 市内の特化学校よ」

渡瀬「性教育の特化学校だと!?」ガタッ!

??「何馬鹿な事を言ってるのよ!? BCに決まってるでしょう!」

渡瀬「BC? 新しいセックスの隠――」

風見「シッ!」蹴

洵「うりゃっ!」殴

渡瀬「」失神

風見「しかし何故教師がこんな場所に?」

??「そんな事より早く外に連れてってよ 救助に来たんでしょ?」

洵「実はかくかくしかじかで――」

??「そんな……隔壁が閉まったって、どういう事!?」青ざめ

風見「原因はこちらでもつかめておりません……!」

??「そんなもの壊してしまえばいいじゃない! なんかこう、特殊装備的なもので!」

洵「アタシらも散々試したんだよ! でもエンジンカッターでも、全然歯が立たないんだ!」

渡瀬「勿論オレの息子の力をもってしてでも駄目だった……」ギンギン

洵「二度と起きるな!」金的蹴

渡瀬「ア゛ッ゛ー!?」白目

渡瀬「」ブクブクブク

風見「我々の装備では、あの隔壁の破壊は不可能です」

??(その人は放置なのね……まあ良いけど)

??「ふんっ! レスキューってのも案外、使えないのね」

洵「……!」ムッ

風見「確かに、我々の装備では不可能ですが――地上にいる隊員の装備にはば、爆薬もある筈です」

風見「いずれあの隔壁を破壊し、増援が来ることでしょう。だから今はどうかご勘弁を」

??「……そう、仕方ないわねぇ」ハァ

洵「ちょっと、アンタねぇ……!」

渡瀬「暇ならオレと一発ヤらないか?」ムクリ

洵「隊長の回復力にはビックリだよ」

渡瀬「まあ冗談はともかく、まずはADを投与した方が良いんじゃないか?」

洵(真面な事を言った!?)

風見「そうですね、腕を出して下さい」

??「AD? なんなの?」

風見「ADというのは――」ペラペラ

渡瀬(橘は説明が上手だな)

渡瀬(それに俺にもあれだけ説明してくれたのにまだ話せるなんて……)

渡瀬(きっとフェラは上手に違いない!)ハァハァ

??「ほ、放射線!?」

風見「えぇ。因みに嘔吐感や皮膚の痛み、視界のかすみはありませんか?」

??「とりあえず大丈夫みたいだけど……」

渡瀬「それなら良かった。今からADを打てばきっと大丈夫だ」

洵「でも早くした方が良いよ? そうしないと、その憎まれ口も叩けなくなっちゃうから」

渡瀬「そうだな、折角のサディストプレイが台無しになっちまうしな」ハァハァ

洵「隊長はちょっと黙ってて」キッ!

渡瀬「」口チャック

??「と、とにかく打てばいいのね?」プシュ!

洵「そーそー、素直でよろしい」

渡瀬「ところで、あんた名前はなんて言うんだ?」

恵那「……『椿山 恵那』よ。貴方がたは?」

風見「私は副隊長の橘、こちらは守部隊員です」

渡瀬「巨乳の橘、貧乳の守部って覚えれば良いかもな!」

洵「死ねぇ!」拳

渡瀬「か……はぁ……」どさっ

恵那「だ、大丈夫なの?」

風見「頑丈なのが取り柄ですから」

恵那「そ、そう……?」

洵「で、こっちがさっき救助した、民間人のユウリちゃん」

恵那「民間人? 私以外にも、この事故に巻き込まれた人がいたの?」

ユウリ「は、はい……」

ユウリ「先生は、どうしてここに……?」

恵那「私? 私は――」

渡瀬「逢引か!?」ガパッ!

恵那「ち、違うわよ! ここの職員に呼ばれて来たのよ」

恵那「そうしたらいきなり爆発が起きて、皆がパニックになって……良く解らない内に、ここに閉じ込められちゃったの」

渡瀬「……そ、そいつは災難だったな」ハァハァ

恵那「ちょ、気持ち悪いわよ貴方」逃

渡瀬「そ、そうかな?」近寄

恵那「……そう言えば貴方だけ、まだ名乗ってないわね。貴方は何?」ジロ

恵那「それと近寄らないで!」

渡瀬「あぁ、オレは笠鷺渡瀬――――一応、この隊の隊長だ」ピタ

恵那「隊長さんなの? 『一応』って、何だか頼りなさそうだけど」

渡瀬「セックスの事なら確実に――!」

ダンッ!

渡瀬「そ、そう言わないでくれ……とにかくよろしくな、先生……」ズキズキ

恵那(後ろの2人が隊長さんの足を踏んで、グリグリしている)

恵那「え、ええ……隊長さん」

風見「それでは先に進みましょう。他にも要救助者がいるかもしれません」

渡瀬(こうしてオレ達5人は、第3エリアへ進行した)

ふぅ、今日はここまでだお
発売日が待ち遠しいな♪
それじゃばいぶーノシ


確かオーストラリアに性の専門学校があったような

>>174
kwsk

まじで婦女暴行事件起きんの 原作と同じコロシアイルートになんの

>>175
アフィblogだけど
ttp://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1680940.html

ここのエロリストなら喜んで募集しそうだ

な、何か潤っておるお・・・(驚愕)
それにしても性の専門学校があったなんて!
これは日本も導入すべきだろ!
では投下w

√√


――第3エリア内周棟地下2階――

渡瀬(なんか今までのフロアと様相が違うな)

渡瀬(どうでもいいか!)

渡瀬(そうだ、プロキオンは……1381mSv)

渡瀬「よし、ここも安全みたいだな」

恵那「『安全』ね……本来なら異常な線量なんでしょうけど」

洵「ADがある限り大丈夫って事だよ。それにこのエリアは幸い、火の気もなさそうだし――」

??「――この映像は……!? なんで彼らが……」

渡瀬(どこからか、声が聞こえてくる……?)

風見「人がいるみたいですね!」

渡瀬「あ、あぁ……」

渡瀬(男の声だった)ショボン

渡瀬(いやいや! オレはレスキュー隊員なんだからえり好みしている場合じゃない!)

渡瀬「えっと、確か……この監視ルームって所から声がしたよな?」

渡瀬「おーい! ここにいるのか!?」

??「なっ!?」

??「その声は――『隊長さん』か!?」

渡瀬「なに!? あ、あんたオレを知っているのか!?」

??「し、知ってるも何も……」

渡瀬(誰だ……!?)

渡瀬(まさか……記憶を失う前の俺はモノホンのホモォな野郎だったのか!?)

扉ピッ! ぷしゅー

研究員「た、隊長さん……戻って来たのか」ホッ

渡瀬(ん? 橘と守部が目を見開いている。知り合いなのか?)

風見「え……宇喜多さん!?」

洵「なんでおじさんがここにいるの!?」

宇喜多「き、君たちも一緒に……?」アセアセ

渡瀬「ちょ、ちょっと待ってくれ……お前らも、この人と知り合いなのか?」

渡瀬(や、止めてくれ! そうだとしたらゲイ疑惑が確信になっちまう!)

風見「えぇ。先週この方が自動車事故に遭遇した所を、我々が救助したのです」

洵「まさかおじさん、2週続けて、事故とか災害に遭遇してたってわけ?」

宇喜多「あ、ああ……僕もこんな事態になるなんて、夢にも思ってなかったがね」

渡瀬(と、とりあえずオレがゲイってわけじゃないのか?)

渡瀬(安心はできないが、橘たちが知り合いならオレの事だって知ってるはずだよな)

渡瀬「なるほどな……ところでアンタ、避難に遅れちまったのか?」

宇喜多「なっ……何をふざけた事を言っているんだね!?」

宇喜多「僕をこのエリアに閉じ込めたのは、君じゃないか!」

渡瀬「え、え……?」

渡瀬(オレがこのオッサンを……? 嘘だろ、まさかこのオッサンを犯すために……!?)

渡瀬「ちょっ、ちょっと待ってくれ! オレは普通に女性の裸が好きなんだ!」

宇喜多「なっ、何を言い出すんだね!?」

渡瀬「それともオレはやっぱりあんたとそういう関係だったのか!?」

宇喜多「そんな事解りきった事だろう」

渡瀬「」

渡瀬(終わった)orz

今日はKOKOMADE
えなてんてーに続いてオッサンこと宇喜多さん登場!
オッサンとの疑惑ははたして……!?

今日こそセンシズをっ!!
糖化w

宇喜多「それに君が一番よく知っているんじゃないのかね!?」

渡瀬「それが、その……」

渡瀬「実は少し前に、頭を強く打ったらしく……記憶が混濁しているんだ……」

渡瀬(もうどうでも良い)

宇喜多「記憶が混濁している……だと!?」

恵那「ちょっと聞いてないわよ、まさか記憶喪失って奴? 映画じゃあるまいし、そんな事ってあるの?」

渡瀬「いや……2人が信じられないのも解るが……」

風見「映画などに出てくる長期的な記憶喪失は極めて稀ですが、短期的な記憶の混濁ならば、起こりえない事ではありません」

宇喜多「……解ったよ。ここは信じるとしようじゃないか」

渡瀬「……因みにその、オレとアンタはやっぱり肉体関係を持っていたのか?」

宇喜多「なっ! 何を言っているんだね!? そんな訳ないだろう!」

渡瀬「え? だってさっきそう言う関係だったって聞いた時、解りきった事だって……」

宇喜多「違う! そういう意味で言ったんじゃない!」

渡瀬「そ、そうかぁ。安心したぁ」

宇喜多「まったく……まあいい。記憶喪失だとすれば仕方ないだろう」

渡瀬「ありがとう。ええと……アンタは?」

宇喜多「あぁ、僕は『宇喜多 佳司』。見ての通り、このラボの研究員だ」

渡瀬(その名前……どこかで……)

渡瀬「あ……もしかしてこのカード、アンタの持ち物か?」

宇喜多「あ! やはり君が持っていたのか!」パシッ

渡瀬「あ、あのよ……宇喜多さん。どうしてオレはアンタから、カードを奪ったんだっけ?」

宇喜多「何だか妙な質問だが、まあいい。さて、どう説明したらいいものやら……」

宇喜多「……僕は同僚たちが避難するなか、事態の収拾を図っていたんだ」

宇喜多「だかまるでうまくいかず、まごまごしているうちに『ケースN』が発令されて……」

宇喜多「愕然としているところ、隊長さんとあったんだ。今から2時間くらい前だったかな」

風見「隊長はその時、何と言っていましたか?」

宇喜多「『オレが出口を探してくる。だが火災が激しくて危険だから、アンタはこの部屋で待機しているように』と言われたよ」

宇喜多「でも僕はそれを聞き入れなかった。パニックになって暴れてしまったのさ」

宇喜多「だから隊長さんは、僕からカードを取り上げたんだ。僕が勝手に移動しない様にと」

宇喜多「まぁ僕を案じての事だったとは思うんだが……あまりに一方的だったものでね」

渡瀬「だから腹を立てていたのか……まあ、解らなくもないな」

渡瀬(あ、ボケるの忘れた!)

洵「うわぁ、隊長ってば融通の利かないとこあるからなぁ」

渡瀬「確かにそれは済まない事をした。恐らくすぐに戻ってくるつもりだったんだろうが……」

宇喜多「いや、もう良いんだ。ところで其方の女性たちは?」

恵那「私は椿山恵那。この施設に――」

渡瀬「逢引にやってきた淫乱教師だ!」カッ!

恵那「ちっがわよ、馬鹿! 呼ばれてやってきた、高校教師よ」

渡瀬「似た様なもんじゃないか」

恵那「全然違うわよ!」

ユウリ「わたし、ユウリ……ラボの研究員の、家族です」

渡瀬「ラボ、ラブォ……ラブホ……ラブホの研究員!」ハァハァ

宇喜多「た、隊長さん?」

風見「コレは放って置いてください」チョークスリーパー

洵「そうそう、おじさんはそっちと話してて」アキレス腱固

渡瀬「」パクパクパク

宇喜多「しかし教師と家族とは妙だな」

宇喜多「この施設は警備が厳重で、そうそう地下フロアへは入れない筈なんだがね」

渡瀬「」ブクブクブク

恵那「そんなのこっちが聞きたいわよ。何で早朝から呼び出されたのかも解らないんだもの」

恵那「横柄な職員の人に、地下に通された直後……例の爆発が起きて、わけわかんない内に地下に閉じ込められたの」

宇喜多「職員?」

渡瀬「」ガクッ

洵「もう放していいんじゃない?」

風見「そうですね」パッ

洵「全く、少しは自嘲してよね」

宇喜多・恵那(話し辛い……)

恵那「えぇと、たしか野島サンとかいったかしら」アセ

恵那「あの人『ここで待ってなさい』とか言って、さっさとどこかに行っちゃったわ。全く冗談じゃないわよ」

ユウリ「そ、そう。私もそんな感じです」

渡瀬「……」

ユウリ「なんか昨日の夜遅く、お迎えが来て……地下フロアに泊まる様に言われて……」

ユウリ「寝て起きたら、こんな事になっていて……お母さんもいないし、私、もう怖くて……!」

恵那「何よ、だったら私たちは巻き込まれた被害者じゃない。彼是詮索されるいわれなんかないわよ」

宇喜多「む……そうか、それはすまない」

宇喜多「……」

風見「……?」

渡瀬「……」

洵「うわっ! もう隊長復活してる!?」

風見「隊長、どうかされましたか?」


【センシズ発動!!】
1.恵那を疑う
2.ユウリを疑う
3.渡瀬を疑う
>>195

3

せめてセンシズするときくらいageてくれ

4うきた

>>196
更新を待ってくれている人に書き込んで貰いたかったから
スレ自体に人気が無くても、見てくれている人がいるのが嬉しくて今も書いているので

では投下

渡瀬(何だか妙な気がするんだが……まあオレが気にしても仕方がないだろう)

渡瀬「すまん、身体が無事かと思ってな。それより宇喜多さん、アンタADの投与は済んでいるか?」

宇喜多「いや、隊長さんにもらったのは全て尽きてしまったんだ」

渡瀬「なら、これを使ってくれ」つAD

宇喜多「助かったよ」ぱしっ! プシュ!

渡瀬(数が少なくなってきたな)

宇喜多「そうだ、レスキュー隊の諸君……ちょっとこのモニターを見てくれないか?」

全員「」モニター見

宇喜多「これは6時21分、第2エリアの映像なんだが――」ピッピッ

恵那「嘘っ、どうして天川くんたちがここに!?」

洵「えっ!? じゃあこっちはましろちゃんとルイーズちゃん!?」

渡瀬(映像じゃ良く解らんが……中々の上玉だ!)ハァハァ

渡瀬「って2人とも知っているのか?」

恵那「勿論! 3人とも、私が副担任を務めるクラスの生徒よ」

洵「アタシはあの子たちとは、先週たまたま知り合って……」

渡瀬「何だって!?」

宇喜多「実を言うと、僕もこの3人の子供たちとは面識があるんだ」

渡瀬「ど、どういう関係なんだ」ハァハァ

宇喜多「まず僕とこのしょうね――」

渡瀬「野郎の事はどうでも良い! それよりこの2人の美少女の事を!」

風見「セイッ!」チョップ

渡瀬「かはぁっ!?」延髄

風見「どうぞ、続けて下さい」

宇喜多「あ、ああ……」

宇喜多「えっと……彼とは家が隣同士で、それに少年の母親もこの施設に勤めているのさ」

風見「なら彼らは、母親に会いに来たのでしょうか?」

宇喜多「さぁ……それは僕にもわからないが……」

宇喜多「兎も角他にも、同類の映像があるんだ。そして最後に写っていたのは7時12分の第5エリアの映像だね」

風見「つまり……7時12分の映像という事は、隔壁が下りたのは7時頃のはずですから……」

宇喜多「ああ。ここにいる6名以外に、少なくともあと3名、このラボに閉じ込められているということだ」

渡瀬「何……!」がぱっ!

洵「どんどん起き上る間隔が短くなってる!?」

渡瀬(彼らはここで何をしているんだ?)

渡瀬(まさか……オレが考えた事と同様に、猥褻行為を及ぶために!?)

渡瀬(それとも本当に母親に会いに来たのか……?)

渡瀬「先生……この高校生たちの名前は?」

恵那「男の子が、『天川 夏彦』くん」

恵那「あとの女の子2人は、『鳥羽 ましろ』さんと『三ノ宮・ルイーズ・優衣』さんよ」

渡瀬「並乳とツルペタ、どっちがどっちだ?」

恵那「そんな言い方はどうかと思うけど……とりあえず三ノ宮さんは飛び級しているから2人より幼いわ」

渡瀬「ふむ、ツルペタが三ノ宮っと」

洵「た~い~ちょ~う~?」ポキポキ

渡瀬「良かったな守部、貧乳仲間が出来て!」ニコッ!

洵「死に腐れ!!」正拳突

渡瀬「ぎひぃっ!?」俯

恵那(そもそも胸の大きさで、人を判断しようとしていることがおかしいと思うけど……)

今日はここまで
中々先に進めませんw
因みに公式サイトではもうカウントダウンが始まっていますね♪
楽しみやわ~


まだ本編クリアしてないんだが今後ネタバレ要素でてくる?

>>205
ガッツリネタバレするので閲覧にはご注意を
今日の夕方にまた書きます
因みにPS3の発売日だぜ、フッフー!

では投下


渡瀬(そう言えば……どこかその名に、聞き覚えのあるような)

渡瀬(何と言うかずっと前から知っているような、親密な気持ちを感じる)

渡瀬(ひょっとしてオレは……)

渡瀬(あの子たちを犯――じゃなかった、助ける為に地下に降りてきたのか?)

渡瀬「この3人が閉じ込められているってのは、確実なのか?」

宇喜多「まぁ恐らくはそうだと思うが、確認は出来ない」

宇喜多「緊急用の電話も死んでいるんでね。PDAも通話不能だ」

洵「アタシたちも試したんだけどね、やっぱり駄目なのかぁ」

恵那「そうだ。だれか『BC』を使える人はいないの?」

渡瀬「え? それってたしかセックスの――」

風見・洵「」シュッ!

渡瀬「ウソウソウソ! 冗談だって!」

風見・洵「」ピタ

渡瀬(この2人……動きが早くなっている!?)

渡瀬「で、何なんだ?ビーシーって?」

恵那「隊長さんの記憶障害って深刻ね……そんな事も忘れてしまったの?」

渡瀬「性の知識だけは人並み以上なんだけどな」ドヤァ

恵那「」

風見「守部、エンジンカッターをここへ」

洵「了解!」ダッ

渡瀬「ちょ! 流石にそれは勘弁して!」

恵那「えっとBCは、『Beyond Communication』といって言葉を介さずに行う、一種のコミュニケーション手段で――」

――数十分後――

恵那「ぺらぺらぺらぺら――」

渡瀬(お、終わらねえ……)

宇喜多「か、解説はこれ位にして話を進めないか?」

恵那「え? まだこれからなんだけど」

渡瀬「解ったから! 要は言葉を使わずに意志を伝える事が出来るって事だろ?」

渡瀬「つまり離れた場所にいても声を届ける事が出来る……それを『テレパシー』という」

渡瀬「逆に相手の意志を読み取るのが『エンパシー』で良いか?」

恵那「ええ……」シュン

渡瀬「で、使える奴はいるのか?」

洵「レスキュー隊に使える人はいないよ、当然隊長もね」

宇喜多「勿論僕もだ。ユウリくんはどうかね?」

ユウリ「わ、わたし……無理です。BC苦手なんです……」

渡瀬(皆真顔で答えているな)

渡瀬(て言うか本当にBCなんて使えるのか?)

渡瀬(でも……みんな驚いている様子も茶化している様子もないし……)

渡瀬「本当なんだな……? じゃあ、他の超能力を使える奴はいるのか?」

渡瀬「例えばアレだ、瞬間移動で下着奪ったりとか念力でスカート捲りとか」

恵那「出来る訳ないでしょ。そう言うのはオカルトの領域だわ」

恵那「それに何で例えが全部厭らしいのよ……」ハァ

渡瀬「テレパシーはオカルトじゃないのかよ!?」

渡瀬「心を読むなんて行為が一番エロいじゃねえか!」カッ!

風見(渡瀬がBC持っていなくて本当に良かった)

恵那「BCは、科学的に存在が立証された能力よ。超のつかないね」

渡瀬「まあ何となくだが解った。けどそうそう使える奴が都合よくいる訳ないよな」

恵那「でもあの子たちは、テレパシーが使えるのよ?」

渡瀬「え!? じゃあ彼らがいれば、外と交信が出来るのか!?」

恵那「いれば、だけどね……あぁもう、情けないわ。私が使えれば話が早いのに」

渡瀬(ん? そう言えばテレパシーっていったら……あの幻聴ももしかしたら……)

渡瀬(でも今はもう聞こえないし、違うのかもしれない)

渡瀬(――なんて考えていたら、ノイズと共に声が聞こえた)

??「――……ちらシリウス司令長、村上」

??「橘、感あるか。送れ」

今日はここまで
皆はもう買ったかな?
新エンディングが楽しみですな~♪

やって来ましたHENTAI紳士
今日も書いちゃうゾ♪
では投下

√√


渡瀬(どうやら先ほどの声は外にいる司令長からの通信だった)

渡瀬(橘がまたいつ切れるか解らない通信の間に、素早く手短に此方の状況を説明してくれた)

渡瀬(あれほど饒舌にフェラされたら、並大抵の男じゃ簡単にイってしまうだろう)ハァハァ

渡瀬(司令長の話ではAチーム全員が地下にいるとの事だった)

渡瀬(そして原子炉が確実にメルトダウンを起こしているらしい)

渡瀬(加えて一時冷却水の循環不全やら、いろいろ問題も発生しているそうだ)

渡瀬(現状で一番問題なのは、メルトダウンと同時に放射能漏洩防止システムが作動したことだろう)

渡瀬(そのせいでオレたちは閉じ込められているとの事だった)

渡瀬(しかも火災やらの問題の影響でシステムが暴走して、外部からの救援は不可能らしい)

渡瀬(これは……つwんwだw)

恵那「復旧まであと9時間だなんて……」

洵「C4爆弾じゃどうにもならないなんて……」

渡瀬「しかも地上と地下をを隔てる床と隔壁が、8重構造の耐熱耐衝撃複合鋼板って何だよ……」

宇喜多「無理もない……水蒸気爆発や水素爆発にも耐えられるように設計されているのだから……」

ユウリ「で、でもADが施設内にあるって……」

風見「確かに投与し続ければ、問題ないかもしれませんが……」

全員「……」

渡瀬「な、なあ宇喜多さん……」

宇喜多「……なんだね?」

渡瀬「このラボで起きていることを少しでも良いから教えてくれないか?」

渡瀬「放射能漏洩防止システムとかメルトダウンとか、一体なんなんだ!?」

宇喜多「……!」

渡瀬「教えてくれ……オレも漠然としか、その恐ろしさを知らないんだ」

宇喜多「うむ……知らない人たちもいるだろうから、極めてかいつまんででも説明した方がよさそうだな……」

ユウリ「……っ」

宇喜多「メルトダウンというのはつまり――原子炉の炉心が異常な高温になり、融解してしまう現象の事だ」

宇喜多「そして炉心の耐熱性を上回る熱量が発生し、原子炉そのものが破損する」

宇喜多「そうすると灼熱した核燃料が、外部に放出されるんだ」

渡瀬「Nエリアで起こっている『大火災』って奴の原因はそれなのか?」

宇喜多「あぁ」

風見「今も火災が続いているという事は、破損の程度は大きいのでしょうか?」

宇喜多「そう考えて間違いはないだろう」

宇喜多「自動消火システムが破壊されている事から見るに、爆発なども起きている可能性がある」

宇喜多「きっとNエリアでは焦熱と爆風の地獄と化しているはずさ」

宇喜多「……そして核燃料とは、言うまでもなく放射性物質だ」

宇喜多「原子炉から放出されたそれは、周囲に放射線をまき散らす……それこそが真に恐ろしい点なのだよ」

渡瀬「……ッ!」

宇喜多「そして今この地下に満ちている放射線を周辺地域に漏らさない為に、メルトダウンが起きると自動で全ての隔壁が閉まるようになっているのさ」

宇喜多「ケースNというのはつまり、隔壁強制閉鎖を知らせるコードだよ」

渡瀬「……そう言うことだったのか……」

渡瀬「……でも、閉じ込められた人たちはどうなるんだ?」

風見・洵(隊長が珍しくまじめな質問をしている……!?)

恵那「そうよ、脱出口はないの? エアダクトとか――」

宇喜多「言っておくが……エアダクト内の各所には、放射性物質減過装置が設置されていて人が通るのは不可能だ」

渡瀬「そこまで念入りに!?」

宇喜多「そうとも。嘗てのチェルノブイリ原発や国内のN災害の教訓を活かし、そういう処置を取っているんだ」

宇喜多「それ故ラボの地下フロアは、外界と完全に隔絶されている」

風見「つまり……灰一粒漏らさない訳ですね」

宇喜多「あぁ。だから先程の通信で言っていたように、ADを投与しながら、隔壁が開くのを待つしか――」

洵「まってよ、宇喜多さん……悠長に待っている訳にはいかないみたいだよ」

宇喜多「な、なんだね?」

洵「このプロキオンの数値、見て……今は1605mSvになってる」

洵「だけど隔壁封鎖の直後は、まだ100mSv前後だった」

洵「場所によって多少上下する見たいだけど……徐々に数値は、上がっているんだよ」

渡瀬「なに!?」

洵「施設外の対策はしてても、施設内は何の対策もしてないの!?」

宇喜多「そんな筈はない! ないんだが……」

宇喜多「……もしかしたら例の爆発や火災のせいで、ゲートや内壁があちこち破損しているのかもしれない」

宇喜多「ひょっとしたら、エアダクト内の減過装置も壊れているのかも……」

恵那「な、なによそれ!?」

恵那「人がまだ地下に残っているのに…………! ――――!?」

宇喜多「…………。――――!」

渡瀬(皆が不安から口々に騒ぎ出した)

渡瀬(先生はヒステリックになりつつあるし、そのせいでほかの皆も徐々に苛立ってきている)

渡瀬(この絶望的な状況……どうすればいいんだ!?)

渡瀬(それにADも足らない、要救助者はまだ他にいる)

渡瀬(尚且つちんたらやっていたら、放射線の数値は上がり、ADではカバーできなくなってしまう)

渡瀬(それに橘の話じゃ累積被曝量が上がれば上がるほど、死のリスクも高くなるらしい)

渡瀬(けど、ADがあれば8000mSVまでの環境下でも極めて高い)

ユウリ「……」

渡瀬「……」

渡瀬(大人が口論している所を見て、余計に怖がっちまっている)

渡瀬(いつものオレだったら、間違いなくはぁはぁしている所だろう)

渡瀬(それにもっと心配なのは、あの映像に写っていた子たちもだ)

渡瀬(疾しい気持ちも勿論沢山あるが……それ以上に助けてやりたいって気持ちの方が強い)

渡瀬「」股間ゴソゴソ

渡瀬(オレは……その勇気があるのか……!?)チラ


【センシズ発動!!】
1.渡瀬を信用させる
2.渡瀬を疑わせる
>>220-225までの多数決

※なお、この分岐によって【既存エンド】か【オリジナルエンド】に決まります
ただしシナリオはどちらもすぐに終わらないので

どうせならオリジナルがみたいけどどっちだ

1

1わたせ 記憶喪失に陥ったとはいえ人々を守ろうと行動するのはよかったな

2

ヒントが欲しかった
2

1

おっ!
決まったようですな
これから書き溜めるのでまた少々お時間頂きますがご容赦を


>>220>>223
某的には簡単だと思っていましたが、構想を練っている自分とでは違うので解らなかったですよねスイマセン(汗)
そもそも渡瀬が持っていた物は何だったかをもう少し詳しく書くべきでしたね

今更ですがヒントを                      、、、
ゲームをクリアした方は解ると思いますが、記憶を失う前何故渡瀬はあそこから出られたのか?
そして目覚めた時何故必要なアレを持っていなかったのか?
それを少々疑問に感じていましたので今回盛り込んでみようかと思いました

で今回は、それを堂々と使うかコソコソ使うかのセンシズでした
渡瀬は何処に飛び込もうとしていたのか?
また真実を知っている人・知らない人たちは渡瀬の行動に対してどう思うのか?
そういった伏線をしっかり書ければ良かったのか、と今更になって後悔したりorz
文才の無い某を許せ……っ!

因みに本来のゲームではどうなったのか覚えていないので勝手に解釈しようかと(笑)
大方、特別監視対象ユ号(?)が奪ったのかと思っていたり
実際はどうなんでしょう?
○○くんが壊したのは一枚だけだった筈だし・・・
何処かに説明があったのだろうけど忘れちったwww

今日は少しだけ書きます
では投下

渡瀬「なあ皆……ちょっといいか?」

渡瀬「いまちょっとチンコ触っていたらこんなものがあったんだ」

洵「こんな時までセクハラ!? 少しは場を弁えてよ!」

渡瀬「いや違う! これを見てくれ!」つカード

風見「これは……『Lv.N』のカード!」

渡瀬「Nって事は、Nエリアに入れるカードだと思うんだ」

宇喜多「……」

風見「どうして隊長がこのカードを!?」

渡瀬「解らない……けど股間を弄っていたらあったんだ」

宇喜多「……で、このカードがなんだと?」

渡瀬「……その、Nエリアってのは今火災やら爆発が起きているんだろ?」

渡瀬「だったらその問題とやらを取り除けば、これ以上放射線は増えないんじゃないか?」

渡瀬「だからオレがそこに行って――!」

宇喜多「バカを言っちゃいけないよ、隊長さん! そんな事をすれば間違いなく死んでしまうぞ!」

渡瀬「だけど、このままだと皆が――」

風見「危険です! それにNエリアは酷い火災が今も続いている事でしょう」

風見「そんな中、セキュリティゲートを開ければ『バックドラフト』が起きてしまいます」

渡瀬「ば、バックドラフト……何かエロいな」ハァハァ

洵(駄目だこの隊長)

風見「閉鎖された部屋で火が燃えると、やがてその火は室内の酸素を食い尽くして、くすぶり始めます」

風見「そこで扉を開けてしまうと、室内に新鮮な空気が急速に流れ込んで――」

洵「ドカーン!!」

渡瀬「」ビクッ!

風見「爆発的な燃焼してしまうのです」

宇喜多「それにNエリアでは放射線量も10000mSVをゆうに超えているだろう」

宇喜多「たとえ鎮火できたとしても致死的被曝は免れない」

風見「解っていただけましたか、隊長?」

渡瀬「でも――!」

風見「隊長! 貴方は今私の部下です。命令には従って下さい!」

渡瀬「……解った」

渡瀬(くそっ……! 記憶を取り戻したオレだったら皆の賛同を得られたかもしれないのに……っ)

渡瀬(不甲斐ねえ)ギリ

風見「では現状を把握します」

風見「私たちは3名の今日救助者の捜索及び――人数分のADを見つけ出さなくてはなりません」

風見「それも出来るだけ早く」

洵「うん、ならこんなところでごちゃごちゃ言い合っている場合じゃないね」

渡瀬「なぁ宇喜多さん! 監視カメラを使って、要救助者を探せないか?」

宇喜多「いやそれが……火災の影響で壊れてしまっているんだ」

洵「放送とかは?」

宇喜多「それも残念ながら……だが、彼らは第6エリアに移動していると映像からは見て取れる」

渡瀬「そうか……ならこのまま順に探していけば会えるかもしれないな」

洵「まだ要救助者がいるかもしれないしね」

風見「きっと堂島さんや桧山さんも、そのどこかにいるはずです」

洵「それならちゃっちゃと行動しなきゃね!」

恵那「わ……私も行くわ!」

宇喜多「う、うむ。全員で捜索しながら進んだ方が、効率が良いだろう」

風見「し、しかし民間の方々に手伝って貰う訳には――」

恵那「そういうことを言ってる場合じゃないでしょう!?」

宇喜多「そうとも。それに僕はこのラボ内の事にも詳しい。多少は役に立てるだろう」

ユウリ「私も……何も出来ないかもしれないけど、頑張ります」

渡瀬「橘、皆もこう言ってくれているんだ」

渡瀬「それに今は時を争うんだろ?」

風見「……確かに、そうせざるを得ませんね……!」

渡瀬「それに、女性は多い方がやる気出るしな!」

洵「結局そっちなんだね……隊長は」ハァ

風見「……ふざけた事をしたら、しばき倒しますよ?」ギロッ

渡瀬「い、イエッサー!」

今日はここまで
因みにだれかPS3版をクリアした方はいらっしゃいます?

まだ買ってないわ
買う価値あるのかな

正直また読むの面倒臭いしな

余裕で落ちていないことにビビったボキ
これならまだ休んでいても平気だなww

最近寒いから直ぐに眠くなっちゃうんだよ、パトラッシュ
だから書き溜め出来ないんだ

おお、エタってなかったか

1ヶ月保守なしか2ヶ月生存報告なしで落ちるぞ

明日か明後日になったら久しぶりに書きますのでお楽しみに!
って見ている人って>>237さんくらいかww

でも貴方がいる限り最後まで書き続けますお!
自分じゃ上げないけどね♪

あんまレスすることでもないし

とりあえずアゲアゲ

予告もしてあった事なので即投下


√√


渡瀬(監視ルームを飛び出した後、捜索はプロキオンの数もあって二組になった)

渡瀬(バランス的にオレ、橘、ユウリ)

渡瀬(守部、先生、宇喜多さんの二組に分かれた)

渡瀬(オレ達はまず、第3エリアの内周棟を捜索した。が、何もなかった)

渡瀬(第1・第2エリアと同様、エレベーターは全機止まっていた)

渡瀬(途中、Nエリアに通じる通路を通ったのだが、橘に睨まれたので何も出来なかった)シュン

渡瀬(第4エリアに続く連絡通路が、瓦礫の山で通れなかったので外周棟に向かったのだが――)

洵「素人は素直に、言うことを聞きなって!」

恵那「何よ、煙くらい! レスキューがヘタれてんじゃないわよ!」

渡瀬「ど、どうした!?」

渡瀬「まさか守部が、先生の巨乳に僻んでんのか!?」

洵「んなわけあるかー!」飛蹴

渡瀬「いつまでもやられると思うなよ」サッ

洵「なっ!?」

渡瀬「ふっ! やられっぱなしのオレじゃオブヴァ!?」

風見「何かありましたか?」

恵那(裏拳からの回し蹴りに、アンクルホールド!?)

宇喜多(流れる様な動きに、平然とした顔!)

洵(お姉ちゃん、機嫌悪い!?)

洵「い、いや! その、この先の外周棟に煙が漂っていたんだ」アタフタ

風見「つまり火の気があると?」

洵「でも火元が解らないから、椿山さん達を安全な所に待機させようと――」

恵那「バカ言ってんじゃないわよ! 火の気があるから――」

       (殺されたいんですか?) 
風見「椿山さん、死にたいんですか?」

全員「ひぃっ!?」

渡瀬(何か変な裏音声が聞こえた!?)

風見「死にたくなければ、だまって言うことを聞いてください」

全員「」こくこくこく!

風見「言葉がきつかったことは謝りますが、どんな小さな火も侮ってはいけません」

恵那「わ、解ったわよ。貴方たちにお任せするわ」

渡瀬(きつかったどころじゃないんだが……。それよりいい加減放してほしい)ズキズキ

風見「では隊長、守部。行きましょう!」パッ

洵「り、了解!」

渡瀬「りょ、了解」ズキズキ

――第3エリア外周棟・地下2階――

渡瀬「確かに少し、煙ってるな……」

風見「隊長、この棟の捜索にあたり、1つ注意点があります」

渡瀬「注意点?」

風見「扉を開ける前にサーモグラフィで、扉が熱を持っていないか確認してください」

風見「扉が赤、もしくは黄色で表示された場合は、そこは絶対開けない様に」

渡瀬「え、なぜ?」

洵「さっき話したでしょ? バックドラフトが起きるからだよ」

渡瀬「ああ覚えている!」

風見「」ザッ!

渡瀬(まだ何も言っていないのに戦闘態勢に入られた!?)

洵「この棟には、火は見えないけど煙は見えるからね。注意してよね」

風見「ですから隊長が、ちゃんと温度をチェックして下さらなければ……我々全員が、吹き飛ぶかもしれません」ジリ

渡瀬「わ、解った」

渡瀬(2重の意味で)

渡瀬(――そしてオレ達は、各部屋の捜索を開始した)

渡瀬(特に慎重に捜索したお蔭で、火元の部屋は開けずに済んだ)

渡瀬(だって橘が怖いんだもん……)ガタガタ

渡瀬(唯一問題があるとすれば、階段が崩れていたことだろう)

渡瀬(何も見つかりはしなかったが、取り敢えず捜索も終わったのでみんなの所に戻った)

今日はここまで
またちょくちょく書き溜めるんで時間が空くかもですが・・・
許してにゃん♪


まあゆっくり書けばいいよ

厭らしくも書く機会が出来たのでやって来ましたw
何だか読み返してみたら、風見が悪意に既に感染しているんじゃないかという不安www
いや、まだ出会っていないんだけどね?

では灯火

渡瀬(んで、現在は第3エリア内周棟・地下1階にいる)

宇喜多「では引き続き2手に別れて、捜索を行うかね」

恵那「いちいちチームを決め直すのも時間が惜しいわ。早く捜索に入りましょ」

洵「そうだね。相変わらずADは見つかっていないし」

ユウリ「……」

風見「では、我々が外周棟を、守部たちは内周棟をお願いします」

渡瀬(オレ達は再び3人組に別れ、第3エリア地下1階の捜索を開始した)

渡瀬(だが、外周棟に続く通路の奥にあったセキュリティゲートは何故か開かなかった)

風見「ここの扉は開きませんか……」

風見「で……第2エリア側からの通路も、セキュリティスロットが焼失していて入れませんでした」

渡瀬「そう言えばここの階段も崩れていたから、別の階から行くことは出来ないな」

風見「となると遠回りになりますが、第4エリア側から入るしかないようですね」

渡瀬「ますますまずいな……ADが足りないってのに」

渡瀬(もうADの投与時間まで、10分ほどしかない)

渡瀬「どないせえっちゅうねん」

風見(何故関西弁?)

ユウリ「あ、あの……」

渡瀬「ん、どうした? ムラムラしちゃったか?」

ユウリ「ち、違います!」

渡瀬(結構本気で怒られた)ショボン

ユウリ「いよいよになったら私が投与を諦めれば、良いんじゃないかって」

渡瀬(けど大分ハキハキ言うようになったな)

風見「何を言うのですか、ユウリさん! 貴女にそんな事はさせられません!」

ユウリ「っ!」ビクッ

渡瀬「まあまあ橘。確かに言っている事は看過出来ないが、ユウリなりに気を使ってくれたんだろう」

渡瀬(きっとオレがしょぼくれた顔をしちまったせいだな)

渡瀬「大丈夫だ、ユウリ。必ずADを見付けて、みんな無事に助けてみせるさ」

ユウリ「は、はい……」

風見(隊長が真面目な事を言った!?)鳥肌

風見(い、いや、違うわ。本来の隊長に戻りかけているのかも!)パァ

渡瀬(絶対ここから脱出してセックスするんだ!!)

風見「ではいったん内周棟に戻りましょう」

渡瀬「ああ、時間が惜しいもんな――」

???「きゃああああああ!!」

渡瀬「今のは!?」

渡瀬(まさかオレより先に誰かが強姦の行動に移した奴がいるのか!?)

ユウリ「じゅ……洵さん達の声!?」

風見「――行きましょう!」ダッ

洵「た……隊長ッ!」

渡瀬「ど、どうした!? 何があったんだ!?」

渡瀬「誰かにレイプされたのか!」

宇喜多「あ!? い、いや! ち、違う……」

渡瀬(なんだ? いつもの守部ならツッコミをいれてくるはずなのに)

渡瀬(それに宇喜多さんの様子も変だ)

風見「皆さん落ち着いてください! いったい何事ですか!」

恵那「……死体……」呆然

渡瀬「え?」

恵那「死体が、沢山……!」

渡瀬(――その瞬間、その場の空気が凝結した)

渡瀬「せ、先生……したいって……なななな、なにをしたいんだ? セックスだったら喜んでするぞ、アハハ」ガクガク

恵那「あの部屋の中に……」

風見「焼死体……でしょうか?」

渡瀬「!!」

渡瀬(考えないようにしていたのにっ!)

洵「違うんだよ……それならまだ解るんだけど……!」

渡瀬「そ、それってどういう……?」

洵「……あの部屋に入れば解るよ……」

渡瀬(鉄錆みたいな匂いがするし、入りたくねえ……!)

渡瀬(何だが良く解らないけど、嫌な予感しかしないし)

渡瀬(けど、確かめないと! 夏彦君たちだったら尚更だ!)

渡瀬「……ユウリは、下がっていた方が良い」

ユウリ「は、はい……!」

洵「隊長、副隊長、良い……?」

風見「え、ええ」

渡瀬「ああ……」ゴクリ

ピッ、プシュー

渡瀬「ッ!?」

渡瀬(ぼろくずのようになった死体が2つ。だがそれよりも目に飛び込んできたのは――)

渡瀬(もう1つの橘たちの所持していた物と同じ、放射線防護服を着た死体だ)

風見「そ、そんな……!?」

風見「あれは、あの死体は……!!」

洵「」コクリ

洵「堂島先輩……だよ」

渡瀬「まさか、あの人は、オレ達の……!?」

風見「ええ……彼は、我々と同じAチームのメンバーです……!」ガクッ

洵「どうして……どうして、こんなことに」ガクッ

渡瀬(どういうこっちゃ……!)

渡瀬(彼らの死因は、明らかに他殺体だ……!)

渡瀬「い、一体……」

渡瀬「ここで、何が……!?」

渡瀬(てっきりただ閉じ込められただけで、イチャコラできると思っていたのに)

渡瀬(――もしかしたら、オレ達の命を脅かすのは、火や放射線のみではないのかもしれない……!)

今日はここまで
そして多分ようやくChapter1が終わった……と思う
長え……! 長えよ、とっつぁん!


エロリストは吊り橋効果を狙ってやがったのか

お久♪
今日の夜にはまた書くのでお楽しみに!

よしageといてやろう

では速攻投下


√√


渡瀬(ようやく震えを抑えられたぜ)

渡瀬(まずはこの惨状をしっかりと見据えなければ……!)キッ

渡瀬「くっ……! ひでぇ……」

渡瀬(この2人は研究員らしき白衣を着ている……まあ、それはいい)

渡瀬(けど、なんで体に無数の銃創らしき穴があるんだ……!?)

渡瀬(……頭を扉側に向けて倒れているという事は、この部屋から逃げようとしていたのか?)

渡瀬(全身に大小の穴は開いてるわ、中身は零れているわ、頭が割れているわで酷すぎる……!)

渡瀬「ぐっ……!」目背

渡瀬(しかしこっちの、堂島の亡骸も異様だ)

渡瀬(手足があらぬ方向へ曲がって、指は拷問でも掛けられたように、根元からへし折られている)

渡瀬(頚骨も捻り砕かれたのか、首筋の肌は破れ、血が滲んでいる)

渡瀬(その表情は苦悶に歪み、下がだらしなく口から飛び出していた)

渡瀬(『な、なんじゃこりゃ――!?』って叫びたい)

渡瀬(けど何が起きたら、こんな風になるんだ……!?)

渡瀬「この部屋で、一体何が……!?」

風見「……解りません、ですが……」スクッ

風見「彼らはこの部屋を、簡易基地にしていたようです……」

渡瀬(見れば部屋の奥に、壊れた装備品らしきものがある)

渡瀬「これは……?」

風見「削岩機、ですね……恐らく壁や扉を破壊するために、持ち込んだのでしょう」

渡瀬(動くのか……)スイッチON

渡瀬(……駄目だ。弾丸が原動機部分を打ち抜いてやがる――って)

渡瀬「ッ! ADが……!」

風見「あ……!」

渡瀬(ヒビが入っているせいで、漏れ出してしまってる……!)

風見「支給された分のようですね……」

洵「堂島先輩も……この人たちに、それを投与してたのかな」

風見「……そうかもしれませんね。堂島も彼らを保護し、脱出を図っていたのでしょう」

洵「アタシたちと同じだね……」

洵「でも……こんなのってないよ」

洵「どうして堂島先輩が、殺されなきゃなんないの……!?」

渡瀬(ボケでも何でも、言った方が良いのかもしれないのだろう……)

渡瀬(けど――オレは悲しめない……)

渡瀬(まるで額縁の中の絵を見ているかのように、現実感がない)

渡瀬(オレの仲間が、死んでいるというのに……!)ギリ

風見「……考えすぎては駄目です」ソッ

洵「……」唇噛

渡瀬(凄いな橘は……自分だって辛い筈なのに、守部の心配が出来るなんて)

風見「桧山の遺体がない所を見ると、彼はまだ生きている筈です。せめてそれを救いとしましょう……」

洵「……うん……」

風見「ひとまず出ましょうか……これ以上、ここに長居するのは……私も辛いですから」

渡瀬(橘と守部は部屋を出る前に、小さく敬礼をしていた)

渡瀬(何故殺されてしまったかも解らない、同僚の遺体に向かって)

渡瀬(けどオレは、そんな二人の傍らで佇んでいただけだった……)

渡瀬(そして部屋を出た途端――宇喜多さんがオレに掴みかかってきた)

宇喜多「おい、隊長さん! 一体ここで何があったんだ!?」

渡瀬「なっ!?」

宇喜多「3人も殺され、削岩機も壊されて……!」

宇喜多「君が何か知っているんじゃないのか!? 言え、言うんだ!」ギリギリ

渡瀬「そ、そんなこと……! オレに解る訳、ない、だろ……!」グッ

風見「宇喜多さん! どうか落ち着いてください! 我々だって、同僚が殺されて混乱しているんです!」

宇喜多「無茶言うな! こんな状況で――」

ユウリ「や、止めて下さい!」

宇喜多「――!?」

渡瀬「ゆ、ユウリ!?」

ユウリ「あ、暴れたりしないで……! 人がそこで、し、死んでいるんでしょう……?」

ユウリ「もしまた、そんな事が起きたら……!」

宇喜多「あ……す、すまない……」

宇喜多「僕としたことが……取り乱してしまって……」

渡瀬「……仕方ないさ」

渡瀬「それに……さっきの宇喜多さんの締め、気持ち良かったしな」ギンギン

宇喜多「なっ!?」

風見「ところであの研究員の方々は、宇喜多さんの知り合いだったのですか?」裏拳

渡瀬(和ませようとしたんじゃないか……)ドサッ

宇喜多「いや……実は、知らないんだ」

渡瀬「え?」ムクリ

風見(1秒足らずで復活を――!?)

宇喜多「し、仕方ないだろう? 部署が違えば、顔を合わせる機会なんて滅多に無いんだから」

渡瀬(何か釈然としないな……)

渡瀬(知り合いじゃないなら、なんであんなに取り乱したんだ……?)

恵那「それにしても……どうして彼らは殺されたのかしら……?」

宇喜多「う、む……ADを奪おうとして、とか?」

渡瀬「いや、それは多分違う。ADはあの部屋に残されていたからな」

渡瀬「もしかしたら――」

風見・洵「」ザッ!

渡瀬「火事やケースNとかで気が動転していたのかもしれない」

風見・洵「」殴

渡瀬「何で殴るんだ!?」

風見「いえ……記憶障害が深刻なのかと」

洵「ほら、ショック療法ってやつ?」

渡瀬「オレは古いテレビか……」

今日はKOKOMADE
それにしても宇喜多さんの心境はどんなものなんだろうかw


なんだエロリストじゃなくてホモリストだったか

ナチスとか学園都市、ショッカ-に比べればましでも人体実験生体実験行ってるところの科学者だからな エセマッドサイエンティストめ・・・・・ 原子炉事故じゃないのもしってるんだろう

うきたさんは悪人になりきれない偽善者か

まあ、先生や悠里も猫被ってんだから仕方ない

書き溜めている途中、渡瀬がイケメンになり過ぎて全て書き直すことに()
ワタっちゃんは三枚目じゃなきゃダメなんだ!

明日か明後日には投下できるかもです(期待せずにお待ちをw)

死wwんwwだww

今日こそ帰ったら投下するよぅ~
余計なの書いて遅れちゃって、

ご~めんなたぁ~い♪

ただいま(汗)
では投下


渡瀬「それより彼らの状態から察するに、拳銃が使われたのは間違いないだろうが……どうして持っているんだ?」

渡瀬「オレはその方が気になる……」

恵那「確かに……」

宇喜多「」ハッ!

宇喜多「みんな、気を付けた方が良い……犯人はこの施設の中に残っているかも知れない」

渡瀬「ファッ!?」

宇喜多「あの三人が隔壁が閉まってから殺されたとしたら――」

宇喜多「当然、犯人も我々と同じく、この施設の中に閉じ込められているという事になる……!」

渡瀬「……」

宇喜多「もし銃を持っている者が、ラボ内をうろついているとしたら……僕たちの命を脅かすのは、火災と放射線だけじゃない」

渡瀬「……」

洵(何もしないなんて隊長の様子がおかしい!)
風見(何もしないなんて渡瀬の様子がおかしい!)

恵那「な、何言ってるのよ貴方!」

恵那「それってまさか、私の生徒達を疑っているんじゃないでしょうね!?」

宇喜多「いや、そんなつもりはない! 子供たちにあんな残酷な事が出来るわけないだろう!」

宇喜多「だが危険人物がいるかもしれないから、捜索のためとはいえ、不用意に動かない方が良いかもしれないぞ」

恵那「は!? 甘ったれたこと言わないでよ」

恵那「だからこそ生徒たちを探さなきゃいけないのに――」

渡瀬「……ちょっと待てよ、宇喜多さん」

宇喜多「なんだね?」

渡瀬「犯人が閉じ込められていると思うのは早計じゃないか?」

渡瀬「犯人だって放射線や火災は怖い筈なのに、レスキュー隊の人間を殺すか?」

渡瀬「それにADだって破壊されていた」

渡瀬「もし隔壁が閉まってから殺されたのなら、ADを壊すわけないだろう」

洵(隊長……もしかして記憶が戻って来たのかな?)

風見「そうですね、だからあの3人は隔壁が閉じる前に殺されたのでしょう」

風見「犯人の目的などは解りませんが……だったら彼らを殺した後でも、十分に逃げる時間はあります」

渡瀬「……」

渡瀬(まあ、ADの事を知らずに壊しちまったっていう可能性もなくはないが……今は言うべきじゃないな)

渡瀬(それに今は彼是争っている場合じゃない)

渡瀬(橘もそれを解っているから、自分だって悲しいのに必死に諌めようとしているんだろう)

渡瀬(口調は冷静でも、瞳が揺れていやがる)

宇喜多「し、しかし……僕はこの施設の職員として、君たちの安全をだね……」

風見「ですから、もう犯人は逃げたのです。そう考えるべき――」

ピピピ、ピピピ!

渡瀬「な、何の音だ!」

風見「あぁ、私の腕時計のアラームです。ADの――」

渡瀬「ああ、オナニーの時間か。確かにそろそろムラムラして来たしな」

全員「」

渡瀬「じゃあちょっとトイレで抜いて――」

風見「A D の と う よ じ か ん で す」

渡瀬(――オレは今、初めて死を実感した)

渡瀬(先生、宇喜多さんと投与していく中、相変わらずユウリが駄々を捏ねていた)

ユウリ「いや……わたし、やっぱり打ちたくない……」

風見「またそんな事を仰っているのですか!?」

渡瀬「ならオレがそれを打って、セックスするか! そうすれば体液が――」

ユウリ「」ぷす

渡瀬(何故……)orz

洵「早速足りなくなっちゃったね……!」

渡瀬「……ああ、あと2本しかないな」ムクリ

風見「仕方ありません、守部と隊長が投与してください」

渡瀬「何!? つまりオレが橘を――」

風見「私はこの! 容器が破損したADを使います」通背拳

渡瀬「――っぁ!?」ドサッ!

風見「中身の液体が漏れだし、半分しかありませんが……それでも打たないよりはマシでしょう」

渡瀬「ば、バカな……そんな中途半端な量で、身体を保護しきれるのか!?」ゴホッ

洵(隊長マジパネェ)

渡瀬「だからオレとセッ――」ガバッ!

風見「どうでしょう? 宇喜多さん」アイアンクロー

宇喜多「ど、どうだろうか……薬剤の量が半分なら、効果も半減しそうなものだが……」

宇喜多「あるいは有効時間が半分になるのか……正直、僕にも解らない」

風見「なら使った方がマシですね」ぷす

洵「ちょ!」

渡瀬(守部が何かを言う前に打っちまった)ギリギリ

風見「それにここで騒いでいても、現状は変わりません」

風見「なら早くADを探すべきです!」

洵「っ!」

渡瀬「……そうだな、解った」ギリギリ

渡瀬(それにもう打っちまったしな)ギリギリ

渡瀬「いざとなったらオレがセッ――」ギリギリ

風見「フン!」カッ!

渡瀬「ぐわぁ!?」メキィ!

ぷひゅり……

風見「では……今後の話をしましょうか」ユラ

宇喜多「あ、あぁ」ガクガク

恵那「そ、そうね」ブルブル

ユウリ「……」コクコク

今日はここまで
何だが渡瀬を駄目にしたままにすると、風見が間違った方向に進んでしまう気が……

間違ったっていいじゃない
人間だもの
みつを

[田島「チ○コ破裂するっ!」]なら目の前でする男だと思っていたのに・・・

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年03月18日 (金) 19:00:49   ID: Qv5V1Ki_

もっと読みたかったなぁ

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