ことり「音ノ木がゾンビだらけに・・・」 (55)

要望が多い気がしたので『真姫「音ノ木がゾンビだらけに・・・」』の続編作りました
タイトルがゾンビだけどあれの続きだからゾンビはそんなに出てこない
実はまだ終わってなかった戦いに終止符を打とうと奮闘する物語

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1378815217

ことり「ごめんね。でも真姫ちゃんを死なせないためにはあの薬を打つしかなかったの・・・」

真姫「ことり・・・!」ギューッ

ことり「ま、真姫ちゃん?」

真姫「あの手紙置いたのもことりよね?」

真姫「心配掛けるんじゃないわよこのバカ!ホント信じられない!」

ことり「ごめんね真姫ちゃん・・・ごめんね・・・」ポロポロ

ことり「はぁ・・・ゲホゲホ!」

真姫「ことり?」

ことり「ごめん真姫ちゃん・・・離れて・・・」

ことり「おぇぇぇぇ・・・」

真姫「大丈夫なのことり?」

ことり「薬の影響だ・・・」

ことり「はぁ・・・慣れるしかないよ・・・」

真姫「そう・・・ね・・・」フラッ

ことり「逃げなきゃ・・・早く逃げなきゃ・・・」

ことり「真姫ちゃん、今の状況を理解して」

ことり「ことりたちは大企業の社長を殺した犯罪者、いくら親鳥製薬の不祥事を公表したところでその事実は変わらない」

ことり「防犯カメラもあるし、ことりも吐いちゃったからDNAとかでことりたちが犯人ってことはすぐにわかるはず」

ことり「誰にも見つからない所に隠れるよ。ことりたちは捕まっちゃいけない」

ことり「銃持って。早くここを出るよ」クラクラ

真姫「目の焦点が合ってないわよことり」クラクラ

真姫「受け入れるしかないわよね・・・逃げましょう」

タッタッタッタッ

音ノ木坂から脱出した女の子達可愛すぎwwwwwww
1.もうこいつらでアイドルやって曲出せよ
2.ロシアがアウトブレイクの犯人ってガチなん?好みなのに

アウトブレイク生存者、マスクとサングラスとコートで外出!

マスコミ「アウトブレイク後何があったんですか!」

マスコミ「こっち向いてー!」

マスコミ「ゾンビは殺しましたかー!」

アウトブレイク生存者の女の子、マスコミに向かってマジギレ!涙の説教!

編集部「良い画撮れたな!すぐにテレビ局に流せ!」

ブス共がちやほやされて嬉しいんじゃねぇの?説教してる私可愛い!(笑)

親鳥製薬社長銃殺!犯人は社長の娘!?

音ノ木坂アウトブレイク生存者の少女、殺人容疑

親鳥製薬社長殺人事件、犯人は共に音ノ木坂学院の生徒!

キャスター「今日○時、親鳥製薬社長、南○○氏が殺害されました」

キャスター「監視カメラや鑑識の情報により、犯人が特定されました」

キャスター「南ことり16歳、西木野真姫15歳が殺人容疑で指名手配中です」

この顔見たら110番

生存者の赤髪の奴wwwwwwwwwwwwwwww
1.あんなに可愛いのに殺人鬼でした)ショボン
2.懸賞金高
3.この顔見たら110番史上一番可愛い子だな
4.南の髪型何あれwwwwwww
5.音ノ木坂ってところやばすぎだろ

ゾンビ化現象!犯人は親鳥製薬!?

嘘か事実か!?親鳥製薬の謎

キャスター「今日未明、匿名による伝言から様々な親鳥製薬の不祥事の伝えが送られてきました」

キャスター「違法薬物の開発、アウトブレイク、全て親鳥製薬によるものなのでしょうか?」

キャスター「親鳥製薬は、完全に否定しています」

ゾンビ化抑制剤!さらにお求め安い価格でご提供!品切れ注意!

評論家「いくら親鳥製薬の不祥事が確認されてもゾンビ化抑制剤は売れるでしょうね。それ以外にゾンビ化抑制への対策はありませんから」

今爆売れの商品。もしものときのため、一人一つは持っておくべきでしょう

親鳥製薬がゾンビ化抑制剤を発売しているのはゾンビ化に関する知識を持っているから?

やはり親鳥製薬がゾンビを産んだのか?

評論家「どちらにせよ売れるでしょう。あれだけが頼みの綱ですから」

・・・

海未「はぁ・・・食料が底を尽きそうです・・・」

海未「誰かお願いします」

凛「えっと・・・次はにこちゃんだ!」

にこ「えぇぇ!?にこ!?」

にこ「はぁ・・・まあ順番だししょうがないわよねぇ~・・・」

海未「すみません・・・迷惑掛けます・・・」

にこ「何言ってんのよ。あんたのほうがずっと大変でしょ?」

にこ「じゃ、お菓子買ってきてね」

海未「了解です」

玄関

ガチャ

パシャパシャ

にこ「まぶしっ!」

マスコミ「今日こそは何か喋ってくれない!?」

マスコミ「こっち向いてこっち向いてー!」

にこ「もう!あんた達いい加減にしなさいよ!」

にこ「こんなことして誰が得するって言うのよ!?」

マスコミ「今の顔!今の顔もう一回!」

にこ「にこたちのことも考えなさいよ!!」

裏口

海未「・・・・・・」マスクサングラスコートハット

海未(憂鬱です・・・こんな格好してもどうせばれます・・・)

??「海未」

海未「!?この声は・・・」

真姫「遅くなったわね」

海未「まきもがっ!」

ことり「しーっ♪」

海未「こ・・・ことり・・・」

真姫「悪いけど感動の再会をしている暇はないの。今すぐ用件を言うわ」

ことり「ことりたちの今の状況わかるよね?」

真姫「私達はこの三日間何とかうまくやってきた。けど、さすがに私達だけじゃ苦しくなってきたの」

ことり「ことりたちのことを支援して欲しいの。多分海未ちゃんたちしかことりたちのことわかってくれる人いないと思うから」

真姫「協力してくれる?」

海未「もちろんです。私達にできる事なら何でも・・・」

・・・

ホテル

真姫「はー・・・」

ことり「お疲れ様♪これ食べて」

真姫「ありがとう・・・」

ことり「まだ・・・ダメそう?」

真姫「ええ。全く情報が集まらないわ」

ことり「お母さんが残した秘密兵器・・・」

真姫「それだけで世界が支配できる・・・」

真姫「本当にそんなもの存在するんでしょうね?もしここまで来て記憶違いでしただったら・・・」

ことり「それはないよ。絶対に存在する」

ことり「でも・・・ことりもあるってことしか知らなくて・・・あんまりお母さんに信頼されてなかったから・・・」

真姫「はぁ・・・親鳥製薬にももう何度侵入した事か・・・」

真姫「もう私の手じゃ情報を得られないわ。ことり、貴方本当に知らないの?」

ことり「うん・・・かなり極秘だったから、世界でも知ってる人は二桁いるかいないか・・・」

真姫「・・・正直もう手詰まりよ。隅から隅まで探したけど何もそんな情報なかった」

真姫「やっぱり貴方の記憶違いじゃないの?ことり」

ことり「絵里ちゃんだ・・・」

真姫「?」

ことり「絵里ちゃんなら知ってるかもしれない」

ことり「お母さんは本気で絵里ちゃんを後継者にしようとしていた。絵里ちゃんが捕まったときも凄く怒ってたし・・・」

真姫「でも、絢瀬絵里だとしてもどうするのよ?あいつは牢獄よ?」

ことり「でも面会はできる」

真姫「・・・刑務所に行くつもり?」

ことり「ううん。ことりは行くつもりないよ」

真姫「あっ・・・みんなか・・・」

・・・

刑務所・面会室

絵里「あら・・・海未じゃない・・・また来てくれたの?」

海未「はい。元気ですか?」

絵里「あのね、亜里沙が元気だって」

海未「え?亜里沙?」

絵里「そう、手紙が送られてきたの。亜里沙が病院を元気に駆け回ってるって」

海未(真姫かことりが送ったのでしょうか?)

海未「それはよかったですね」

絵里「うん。よかった・・・亜里沙・・・大好き・・・」

海未「・・・絵里、珍しく大事な話があります」

絵里「うん・・・なに・・・?」

海未「顔を近づけて、小声で話します・・・」

海未「親鳥製薬の社長・・・音ノ木の理事長は覚えてますよね?」

絵里「うん・・・その人がたくさんお金くれるって言ってきたの」

海未「その人から・・・何か誰にも知らせてはならないとても大事な秘密兵器の存在を知らされた事ありませんか?」

絵里「・・・知ってる・・・それ・・・」

海未「本当に・・・!?」

絵里「でも・・・知ってるけど・・・覚えてない・・・」

絵里「なんだっけ・・・思い出せない・・・思い出せないよ海未・・・」

海未「どうにかして思い出してください・・・それ次第ではもしかしたら世界を救えるのかもしれません・・・」

絵里「思い出さなきゃ・・・海未がそんなに大事って言うなら・・・」

絵里「ダメ・・・ダメ・・・思い出せない・・・どうしよう・・・」

海未「何か、手掛かりになるようなことだけでもいいです。思い出せませんか?」

絵里「ダメだよ・・・無理だよ・・・」

海未(はぁ・・・しょうがないですよね。もう何ヶ月ここに収監されていることか・・・)

海未(過去にトラウマを持っている絵里に過去を思い出させるほうが間違いですよね・・・)

絵里「行けばわかる・・・」

海未「えっ・・・?」

絵里「私も行けばわかる・・・行けば思い出せる・・・」

海未「どこに?」

絵里「・・・どこに・・・だっけ・・・?」

絵里「出れば・・・ここから出れば思い出せる・・・ぜんぶ・・・ぜんぶ・・・」

海未「・・・・・・」

・・・

海未「と、言う事です」

真姫「だったら出てもらうわ」

海未「・・・真姫」

ことり「でもそれしか方法はないよね」

真姫「あいつは唯一の手掛かりよ。この世を変えるための」

海未「ですが・・・まさか絵里を脱獄させるつもりですか?」

真姫「それ以外方法ある?」

海未「・・・・・・ある事を望みたいです・・・」

真姫「残念、ないわ。奴を脱獄させる、決定ね」

海未「・・・簡単に言いますが、どうやって?」

海未「彼女の左手は貴方のせいで動きません。彼女には様々な不便が・・・」

真姫「海未たちの持ち物、いくつかを貸してくれれば可能ね」

ことり「うふふ・・・大胆だね真姫ちゃん♪」

真姫「いつものことでしょ♪」

海未「・・・すごく・・・怖くなってきました・・・」

・・・

看守「絢瀬。面会だ」

面会室

そこに居たのはサングラスとマスク、フードを深く被ったコート姿の者だった。性別すら判断できない

絵里「だ・・・だれ・・・?」

??「絵里ちゃん久しぶり」

絵里「この声・・・」

フードをちょっと上に上げる

すると、トサカのような髪の毛がぴょんと出てきた

絵里「こと」

ことり「しーっ♪」

ことり「絵里ちゃん顔近づけて。こっそり話そ」

絵里「なに・・・?」

ことり「お母さんが残した秘密兵器、絵里ちゃんもちょっと知ってるよね?」

絵里「それ・・・ちょっと前に海未と話した奴・・・」

ことり「海未ちゃんから聞いてるよ。現場に行かないと思い出せないんでしょ?」

絵里「うん・・・ここじゃ何も思い出せない・・・」

ことり「どうしても思い出してもらわなきゃ困るんだよね」

ことり「それが世界を動かす鍵になるかもしれないの」

ことり「お母さんが一番信頼してた絵里ちゃんならいろいろ知ってるよね?」

絵里「聞いた事ある・・・世界を支配できるウイルス・・・」

絵里「ウイルスで・・・ウイルスでなんだっけ・・・」

ことり「絵里ちゃんには無理やりにでも思い出してもらう」

ことり「はいこれ」封筒

ことり「誰にも見られないように気をつけて読んでね」

絵里「うん・・・読む・・・」

ことり「亜里沙ちゃんに会いたいでしょ?」

絵里「亜里沙・・・会いたい・・・会いたいよ・・・」

絵里「元気な亜里沙をみたい・・・大好きな亜里沙・・・」

ことり「じゃあ頑張ってね」

ことり「またね。成功を祈ってるよ」フリフリ

絵里「亜里沙・・・亜里沙・・・」

深夜

刑務所前

ブゥゥゥゥゥン!!!

看守「あれなんだ?ジープ?」

看守「つ、突っ込んでるぞ!」

ガシャーン!!!

ブゥンブゥゥゥン!!

看守「緊急報告!ジープが刑務所内に突入!被害多数!」


絵里の独房

絵里「来た・・・」

ブゥゥゥン!!ガシャガシャーン!!

絵里の独房の扉が破壊された

絵里「今・・・今だ・・・」タッタッタッタッ

看守「ジープを止めろ!発砲許可も下りている!」

パァンパァン!

看守「こんなものじゃ太刀打ちできん!」

看守「独房が破壊されている!脱走するぞ!」

看守「殺しても構わん!囚人を逃がすな!」

パァンパァン!

囚人「うわぁぁぁぁ!!!」

囚人「きゃああああああ!!!」

パァン!

ブスッ!

絵里「ううっ!!」

絵里「はぁ・・・亜里沙・・・待っててね亜里沙・・・」ダッ

看守「ジープ!離れていきます!」

看守「もうジープはほっとけ!囚人を捕らえろ!」

ワーワー!

刑務所近く

絵里「はぁ・・・はぁ・・・」タッタッタッタッ

看守「居たぞ!撃て!」

パァンパァンパァン!

グスッ!ブスッ!

絵里「ああああ!!」

絵里「ダメ・・・!止まらないで・・・!逃げなきゃ・・・!」

プンプゥゥゥン!

看守「あのバイクは!?」

看守「何か向けてるぞ!」

看守「ロケットランチャーだ!」

??「アディオス」

ズァァァァン!

看守「逃げろーー!!」

ドガァァァン!!

??「絢瀬絵里、さっさと乗って」

絵里「だ・・・だれ・・・?」

??「いいから乗って!」

ブゥゥゥゥゥン!

・・・

キキーッ

??「ここまで来れば大丈夫でしょう」

絵里「うぅ・・・」ドサッ

??「ちょっと!」

絵里「い・・・いたい・・・死んじゃう・・・」

??(こいつ・・・よく見たら何発も撃たれてるわね・・・)

??(しょうがないか・・・まあ別にこいつなんてどうなっても私は構わないし)

プスッ

絵里「ううっ!」

チュー

絵里「な・・・なにをしたのよ・・・」

??「安心して。こっちとしてもまだ死なれては困るのよ」

??「さあ教えなさい。理事長が残した秘密兵器のことについて」

絵里「だれ・・・?だれなの・・・?」

絵里「海未じゃない・・・ことりじゃない・・・穂乃果じゃない・・・」

絵里「知らない人に何も教える事はできない・・・」

絵里「約束だもん・・・何も教えない・・・」

??「はぁ・・・」

ガバッ

真姫「これでどう?知らない人じゃないでしょ?」

絵里「西木野・・・!真姫・・・!」

絵里「あ!あああああぁぁぁぁぁ!!西木野!!真姫!!」

絵里「あああああああああああああああああああああああああ」

ゴスッ!ベシッ!ガスッ!

真姫「これで落ち着いた?」

絵里「」クタッ

真姫「・・・はぁ・・・やりすぎちゃった・・・」

真姫「とりあえずアジトへ運びましょうか・・・」

ブゥゥゥゥゥン!

アジト

絵里「うぅぅぅぅぅん・・・」

ことり「あっ!やっと目覚めた!」

海未「よかったです・・・心配しました・・・」

絵里「ことり・・・海未・・・」

絵里「真姫は・・・?西木野真姫は・・・?」

真姫「何か用?」

絵里「ああ、あああああああああああああ!!にしきもがっ!」

真姫「黙りなさいよ」

真姫「私がトラウマなのはわかったから、いい加減静かにしなさい」

海未「真姫・・・外してください・・・これでは会話すらできません」

真姫「ええ。出てった方がいいみたいね」トコトコ

海未「ほら、もう大丈夫ですよ絵里」

絵里「はぁ・・・もう来ない・・・?」

海未「はい、来ませんよ」

絵里「よかった・・・よかった・・・」

ことり「それより絵里ちゃん、秘密兵器のこと・・・何か思い出した?」

絵里「秘密兵器・・・理事長が残した世界最悪のウイルス・・・」

絵里「私もそのウイルスの事について聞かされた・・・とっても恐ろしいもの・・・」

ことり「どんなウイルスなの?」

絵里「えっと・・・えっと・・・」

ことり「はぁ・・・どこに行けば思い出せるの?」

絵里「学校・・・理事長室・・・」

ことり「学校に?」

絵里「あそこに・・・あそこで・・・全部知ったの・・・」

絵里「ウイルスの事は私と理事長しか知らない・・・理事長が独自に開発したウイルス・・・」

ことり「とにかく、次の目的地は決まったみたいだね」

真姫「また音ノ木に戻るの?」

ことり「それしかないみたいだよ」

真姫「・・・まさか、またあそこに行くなんてね・・・」

絵里「西木野真姫も来るの・・・?」

絵里「やだ・・・やだ・・・やだ・・・!」

真姫「いい?絢瀬絵里」

真姫「少しでも変な行動をしたら、間違えなく貴方の首を切り落とすわ」

真姫「それに、あんたが何も思い出さなかったら・・・」

真姫「絢瀬亜里沙がどうにかなるかもしれないわよ?」

絵里「やだ・・・!やだ!」

絵里「やめて・・・亜里沙にだけは手を出さないで・・・」

真姫「あんた次第よ」

真姫「言っておくけど、私達は仲間になったわけじゃないのよ?」

真姫「あんたが用済みになったら殺してやるから覚悟しておきなさいよ」

海未「真姫!」

海未「なぜ貴方はそう・・・絵里を脅すんですか!」

真姫「海未、貴方はお留守番ね。ここが荒らされないように見張りよろしくね」

海未「話を逸らさない!」

海未「いいですか?変な薬も打って絵里は危険な状態なんですよ?それなのに貴方がそうやって脅したりしたら・・・」

真姫「大丈夫よ。目的が終わるまではうまくやるわよ」

海未「終わるまでではダメです!終わった後も!」

真姫「心配しないでってば」

海未「・・・100%先行き不安です・・・」

海未「ことり、真姫が絵里に変な事しないようにお願いしますね?」

ことり「ことりは大丈夫だと思うけど」

真姫「信用されてないわね私」

海未「当然です!」

海未「はぁ・・・気をつけてくださいよ?貴方達なら大丈夫だと信じていますが・・・」

海未「特に絵里はこの状態です。おまけに左手も動きません」

真姫「じゃあ左手は切り落としても大丈夫って訳ね」

絵里「ひぃ!」

海未「真姫!」

真姫「はは、ジョークよ」

海未「最低でも絵里は貴方の言葉がジョークだとは思っていません!」

海未「全く・・・お願いですから仲良くしてくださいよ?」

海未「ことり・・・真姫・・・」ダキッ

海未「必ず生きて帰ってくださいよ?」

真姫「何かデジャブね」

ことり「心配しないで?ことりたちは強いから大丈夫だもん!」

海未「はい・・・信じてます」

海未「それと・・・絵里の事、お願いしますね・・・」

海未「絵里を絶対に私の元へ帰してください。殺しでもしたら貴方を一生恨みます」

真姫「わかったわよ」

海未「では・・・気をつけて・・・いってらっしゃい」

ことまき「いってきます!」

・・・

ブゥゥゥゥゥン!

ギャラリー「あのジープ・・・音ノ木坂から脱出した奴じゃないか?」

ギャラリー「っていうことは刑務所ぶっ壊した犯罪者の車!?」

ギャラリー「っていうか川に突っ込んでいくぞ」

ギャラリー「ちょっと洒落にならない問題起こしすぎじゃないか?」

バシャーン!

絵里「はぁ!大胆ね・・・」

真姫「あんたは何か思い出したときだけ発言しなさい」

ことり「でもこんな大胆な真姫ちゃんも可愛いよね♪」

真姫「ことりだって凄いじゃない♪」

ことり「えへへ♪」

絵里「ラブラブね」

真姫「黙りなさい」銃構え

ことり「ダメだよ真姫ちゃん!」

真姫「わかってる。ジョークよ」

絵里「」ビクビク

音ノ木坂学院

キキーッ

真姫「変わってないわね」

ことり「準備してっと・・・」

ことり「絵里ちゃんはどうするの?」

真姫「変な行動を起こされても困るからこいつは素手よ」

絵里「私・・・左手動かないんだけど・・・」

真姫「じゃあ噛まれそうになったら左手でガードしなさい」

真姫「すぐに切り落とせば感染しなくて済むわ」

絵里「やだ・・・やだ・・・」

真姫「大丈夫よ。どっちにしても痛みは感じないでしょ?」

ことり「大丈夫だよ絵里ちゃん。ことりが絵里ちゃんのこと守るよ」

絵里「ことり・・・お願い」

ことり「任せてよ」

ことり「さぁて・・・行きますか」

HAVE Weapons
真姫
・釘バット
・ナイフグローブ
・小型サブマシンガン(300)
ことり
・釘バット
・スパークソード(刀+電気ショック)
-強力な電流を流す刀。どんな敵に対しても非常に有効。作成者ことり
・小型サブマシンガン(300)
絵里
・ことりからこっそり貰ったハンドガン

トコトコ

グシュ!シャキン!

理事長室

真姫「着いたわ。何か思い出した?」

絵里「えっと・・・理事長の席・・・」

ことり「なにかあるかな?」ガサゴソ

真姫「ないわね・・・」

真姫「早く思い出しなさいよ」

絵里「ブツブツ・・・」

ガチャ

ことまきえり「!?」

先生「ようこそ理事長室へ」

真姫「せ・・・先生?」

真姫(アウトブレイクの一日目・・・私が目を覚ましたときには頭がおかしくなってた先生)

先生「ここに来たってことはそれなりの情報を持っているみたいね」

先生「まさか絢瀬さんが脱獄するとは思わなかったわ」

真姫「先生?何で女性みたいな話し方を?」

先生「西木野真姫・・・貴方もいたのね・・・」

先生「・・・」ピッピッ

先生「もしもし、大変なじょう・・・」

パァン!

先生「」ドサッ

ことまき「!?」

真姫「絢瀬絵里!!何やってんのよあんた!!」銃構え

絵里「待って、思い出したのウイルスの事」

絵里「人間の感情を侵食する世界最悪のウイルス」

ことり「人間の感情を侵食する?」

絵里「あの先生は外見は先生だったけど中身は理事長よ」

絵里「他にも、ウイルスによって中身が理事長と同じになった人間がたくさん居る」

ことまき「???」

プルルルル プルルルル

真姫「・・・私が出る」

絵里「ダメ。理事長は貴方がここにいることを知らない」

絵里「私とことりは体にペースメーカーが埋め込まれてるから場所はバレバレよ」

絵里「あの先生が電話しようとしたのは真姫がいたから」

絵里「真姫。貴方がここにいることを理事長にバレちゃいけない」

絵里「いい?真姫は絶対に喋らないで」

ガチャ

絵里「もしもし」

声『もしもし、絢瀬さんね』

絵里「中身が理事長の方ね」

声『そうよ。ことり、元気かしら?』

ことり「・・・元気だよ」

声『貴方のせいでオリジナルの私は西木野真姫に殺されたわ』

ことり「謝らないよ」

ことり「何で・・・なんで死んでないのお母さん!」

ことり「絵里ちゃんは中身がなんちゃらって言ったけど、この声はお母さんだよね」

理事長クローン『なぜ死んでないか?簡単よ』

理事長『私ほどの才能を持った人間ならクローンを作る事くらい簡単な事よ』

理事長『見た目、声、そして、通称『M,ウイルス』』

理事長『これさえあればクローンはいくらでも作れるわ』

絵里「M,ウイルス・・・人間の感情を侵食する世界最悪のウイルス・・・」

理事長『そうね。M,ウイルスさえあれば世界中の人間を私にする事だってできる』

理事長『どうやらことりにM,ウイルスの事教えたみたいね。バラしちゃダメっていったでしょ?』

絵里「・・・ごめんなさい・・・」

理事長『まぁことりだけならいいわ』

絵里「理事長、今更ですが私はそんなウイルス反対です」

絵里「今の世界の上層部の人間ほとんどが貴方と同じ感情を持っています」

理事長『腐った世界を変えるためよ。貴方のウイルスも開発途中だったけど・・・』

絵里「貴方にとって人間は自分の研究の材料でしかないのですか?」

理事長『そうよ。開発に犠牲は付き物だわ』

理事長『それに、この研究が成功すれば本当の意味で世界が救えるわ』

ことり「じゃあ今の人類はどうするの?みんながみんなお母さんと同じ感情になっちゃうの?」

理事長『それもいいわね。全ての人間が私と同じ感情を持っていれば世は最高に良くなる』

理事長『人間は哀れよ。だから私が救うの。人類史上最高の知識を持った私が』

理事長『絢瀬さん、ことり、私の邪魔をしようとしているんだろうけどね』

理事長『もしも本当にそんなバカな事を考えているんだったら・・・』

理事長『いくら貴方達でも殺すわよ』

理事長『私が負けるわけないのはわかっているわよね?』

絵里「・・・今の貴方を殺しても、第二第三の貴方がすぐに誕生する・・・」

理事長『その通りよ』

理事長『私は世界を救うのよ。世界はこれから良くなっていく。貴方達は楽しみに待っていなさい』

理事長『あっ、そうそう』

理事長『もしも私に協力する気があるなら西木野真姫を殺しなさい』

理事長『あとやっぱり絢瀬さん、貴方ほどの有能な人材はなかなか見つける事ができないわ』

理事長『やっぱり私は貴方が欲しいわ』

理事長『良い返事を待っているわよ』

理事長『いや、良い返事意外貴方に選択肢はないわ、絢瀬さん』

理事長『場合によっては力尽くで貴方を貰うから、用意しておきなさい』

理事長『じゃあ切るわね』

ガチャ

絵里「やっぱり、真姫がここにいることは知らないみたいよ」

真姫「あんたはどうなの?」

真姫「あんたはまたあいつの元で働きたいと思っているの?」

絵里「いえ、アウトブレイクのとき協力したのも金が欲しいだけだったから・・・」

絵里「今の私には理事長の元で働いても何も得する事はない」

絵里「それに・・・気持ち悪いわよ。自分と同じ感情を持った人間が複数存在するなんて・・・」

ことり「そのウイルスの事、詳しく教えてくれない?」

絵里「本当に恐ろしいウイルスよ・・・恐らく、人類史上最大の発明でしょうけどね」

絵里「そのウイルスを打たれたものは自分の意志や感情が全て奪われてしまう」

絵里「そして、ウイルスの元になった人間の感情を手に入れる」

絵里「簡単に言えば洗脳みたいなものよ。元になった人間と同じ存在になるといっても過言じゃない」

絵里「さっきの先生も、口調から感情、何から何まで心は理事長と同じになっていた」

絵里「理事長は人類史上最高の学者よ。クローン研究にも成功している」

絵里「貴方達がいくら理事長を殺しても、すでに製作済みのウイルス入りのクローン理事長がまた出てくる」

絵里「今の親鳥製薬の社長もそれよ。感情、意志、何もかも同じ存在」

真姫「・・・なんなのよ・・・それ・・・」

絵里「アメリカ大統領、フランス国王、総理大臣、世界の名立たる人間ほとんどがM,ウイルスに感染している」

絵里「今の世界は全部理事長が動かしているといっても過言じゃない」

真姫「は・・・ははは・・・」

真姫「はん!予想以上に大きな敵なのね」

真姫「殺しがいがあるじゃない」

絵里「いくら殺しても無理よ・・・」

真姫「簡単よ。まずクローンを全部潰す」

真姫「後はウイルスを全部死滅させればいいんでしょ?」

絵里「・・・簡単に言うけど、できると思うの?」

真姫「やるのよ。無理でもやる」

真姫「もう私は生きててもどうしようもないの」

真姫「家族も家も失って・・・おまけに犯罪者よ?」

ことり「真姫ちゃんにはことりがいるよ?」

真姫「はは、そうね、ことりがいたわね」

真姫「でもことりも私と同じ境遇」

真姫「きっと運命なのよ。私とことりは理事長を殺して世界を変える、そのために生まれたのよ」

真姫「私は誰がなんと言おうと、理事長、M,ウイルスを死滅させて世界を変える」

ことり「うん。それが真姫ちゃんらしいかも」

ことり「ことりも真姫ちゃんに着いていくよ。正直お母さんは強引過ぎでちょっと苦手だったし♪」

真姫「ははは、決まりね」

真姫「あんたはどうする?絢瀬絵里」

絵里「私も・・・協力する・・・」

絵里「前は凄い人だと思ってたし協力していたとはいえ、あれはやりすぎよ」

絵里「人間は支配でも変えられる、でもそれは良い方向ではない事は確か」

絵里「理事長を止められるのは、あの薬を打った私達しか居ない」

真姫「ふふ・・・」

三人は右手を合わせる

古臭い、けど、仲間としての大事な儀式を行った

・・・

ブゥゥゥゥン!

真姫「絵里、これを持ちなさい」小型サブマシンガン

絵里「・・・いいの?」

真姫「これなら片手でも扱えるわ」

真姫「あっ、ちょっと寄り道していくわ」

ことり「どこに?」

真姫「まぁ用事があるのは私じゃないんだけどね」

ことり「???」

・・・

アジト

ことまきえり「・・・・・・」あ然

真姫たちのアジトは全て・・・壊されていた

その中に一つだけ、無事なものがあった

真姫「何でテレビだけ?」

ことり「これ・・・見ろって事じゃない?」DVD

再生

そこに映っているのは理事長と、ボロボロの海未だった

真姫「海未!?」

理事長『おはよう、ことり、絢瀬さん』

理事長『絢瀬さん、やっぱり私、貴方が欲しいわ』

理事長『一応電話でも言っておいたから覚悟はしていたわよね?』

理事長『簡単な事よ。園田さんを無事に返して欲しければ、絢瀬さん、私の元へ戻りなさい』

理事長『前にも言ったけど選択肢は一つしかないわよ』

理事長『少しでも逆らったら・・・』髪の毛引っ張り

海未『いた・・・お願いします・・・やめて・・・』

理事長『良い返事を待っているわ』

理事長『じゃあね』

ガシャアン!!

真姫「うぅぅぅぅぅあああああああ!!!」

ガスッ!ガスッ!

ことり「落ち着いて真姫ちゃん!」

真姫「あのクソ女・・・!どこまで腐ってるのよ!」

絵里「・・・考えましょう・・・どうすべきかを・・・」

・・・

絵里「理事長側は恐らく、いや、必ず海未を殺そうとする」

絵里「海未どころか、私以外全員殺すつもりでしょうね」

真姫「やっぱり?私もそうだろうと思ってたわ」

絵里「それでね・・・貴方達が全員生き残る方法、考えてみたんだけど・・・」

・・・

ことり「・・・・・・いやだよ・・・そんなの・・・」

絵里「アウトブレイクを起こしたときから覚悟はできてるわよ」

絵里「それに、私はもう疲れたわ・・・」

絵里「真姫、ありがとう・・・最後に亜里沙の顔を見れて幸せだった・・・」

ことり「ダメだよ!」

ことり「絶対に・・・絶対に嫌だよそんなの!」

ことり「もっと良い方法があるはずだよ!」

絵里「ことり、あのね・・・」

絵里「私ももう死にたいのよ」

絵里「亜里沙を救えたらもういいと思ってた・・・」

絵里「刑務所で亜里沙が救われたって手紙が来たときから、何回自殺を試みたか・・・」

絵里「死のうと思ったら今度は脱獄させられてなかなか死なない薬を打たれて・・・」

絵里「もう十分遊んだわよ・・・もう疲れたの・・・死にたい・・・」

絵里「亜里沙が大丈夫なら私は何でもいいの」

絵里「亜里沙が大丈夫なら・・・たとえ亜里沙が生きろって言っても死んでいいの・・・」

絵里「それが私の人生・・・」

ことり「せめて・・・せめて苦しまずに死ぬ方法はないの!?」ポロポロ

絵里「苦しまなきゃ、海未を救えない」

絵里「理事長も言ってたけど、何事にも犠牲は付き物なのよ」

絵里「海未のために犠牲になれるなら、私は嬉しい・・・」

ことり「絵里ちゃん・・・うっ、うっ・・・」ポロポロ

真姫「別に絵里が100%死ぬと決まったわけでもないのよ?」

絵里「そうね。貴方達の銃の腕が凄かったら私は死なないかもね」

絵里「それか、理事長の作った薬の効果が予想以上に凄かったら生きてるかも」

真姫「絵里・・・」

真姫「ごめんなさい。私が貴方にした仕打ち、酷すぎたわよね」

絵里「らしくないわね」

絵里「貴方が100%悪いわけじゃないでしょ?」

真姫「それと・・・用済みになったら殺すと言ったわね」

真姫「あれは嘘よ」

絵里「・・・ふふふ・・・あははは」

真姫「はん!ワラワナイ」

真姫「ほら、最後の握手」手差し伸べ

絵里「真姫・・・」ギュッ

真姫「・・・短い友情だったわね・・・」ポロポロ

絵里「貴方が私のために泣いてくれるなんて・・・明日は大嵐ね」

真姫「泣いてなんかないわよ!」フキフキ

絵里「じゃあみんな。準備はいいかしら?」

・・・

再生

ことり「やっほーお母さん。元気?」

ことり「お母さんはちょっと勘違いしてるかもしれないんだけどさぁ・・・」髪の毛引っ張り

絵里「や・・・やめて・・・」

ことり「明日の○○時、○○港で待ってるよ」

ことり「いい?海未ちゃんが死んでたらことりも絵里ちゃんを殺すよ」

ことり「それが嫌だったら、対等な取引をしようよ」

ことり「良い返事、待ってるよ」

・・・

○○港

真姫「来たわ・・・」

真姫はフル装備、誰が見ても誰かわからない姿をしている

港に止まった二台の車、両方大型で頑丈な車

理事長側の車からは7人の武装した人間が配置についた

真姫は車から顔を出しアサルトライフルを構える

ことりは銃を絵里に突きつけながら車から出た

ことり「海未ちゃん・・・」

海未はボロボロで凄く怯えていた

雑に車から降ろされる

兵士「歩いて」

海未「・・・・・・」

海未は怯えながら、ゆっくりゆっくり真姫たちの車に近づく

ことり「行って」

絵里も理事長達の車に向かって歩き出した

・・・

静かな時間が流れる

一歩ずつ、一歩ずつ歩んでいく

・・・

そろそろ中間地点、絵里と海未がすれ違う

すれ違った・・・瞬間!

絵里「今よ!」

絵里は海未に覆いかぶさり、海未を守る

真姫とことりは一斉に敵に向かいアサルトサイフルを撃ち込む

ダダダダダ!!パァンパァン!

兵士「きゃあああ!!」

兵士「くっ!」

ダダダダダ!!

絵里「ああああぁぁぁ!!!」

海未の盾になっている絵里は海未への銃弾を何発も浴びる

兵士「絢瀬さんを撃たないで!」

兵士「絢瀬さん!なぜ人質を!?」

兵士「ことりを殺して!もう一人の奴も!」

銃撃戦は続く

真姫「はぁ・・・はぁ・・・勝ったわよ・・・」

ことり「ボロボロだね。ことりたち」

真姫「死んでなければ大丈夫よ・・・」

タッタッタッタッ

海未「こ・・・ことり・・・真姫・・・」

ことり「良かった海未ちゃん。無事だった・・・」

海未「絵里が・・・絵里が私を守って・・・」

ことり「絵里ちゃん・・・」

絵里は死んでいた

親鳥製薬が極秘に開発していた怪我が早く直る不死身の薬

その薬があれば死にかけても復活する場合がある

だが、完全に不死身になったわけではない

主に人間に皮膚の70%以上が残っていなければ体の再生はしない

また、痛みによるショック死や絞首、溺死などは防ぐ事ができない

大量の銃弾を浴びた絵里は、皮膚が削り取られ70%も残らぬほど撃ちこまれていた

それでも海未は無傷だった。絵里の最後の勇姿である・・・

ことり「絵里ちゃん・・・やだよ・・・やだよ・・・」ポロポロ

海未「私なんかを守って・・・こんなことって・・・」ポロポロ

真姫「・・・・・・彼女は・・・勇敢だった・・・」

真姫「自ら・・・死ぬ事を選択して・・・」ウルウル

真姫「絶対に・・・絶対に仇をとる」

真姫「理事長を・・・必ず潰す!」ポロポロ

・・・

ガサゴソ

真姫「何もないわこの車。あるのは武器だけ」

ことり「情報なし・・・か・・・」

海未「いいものが・・・あります・・・」

ことり「海未ちゃん?」

海未「私の服のボタン・・・小型カメラになっています・・・」

海未「相手にはバレませんでした・・・」

海未「映像を見ましょう・・・奴らの情報が掴めます・・・」

ことり「海未ちゃん・・・ナイスすぎるよ」

・・・

真姫「国会議事堂・・・」

ことり「あそこの地下って・・・こんな風になってたの?」

真姫「気持ち悪い・・・全員理事長の顔だわ・・・これがクローンね」

海未「・・・・・・一体全体、何が起こっているのか私に教えてください・・・」

・・・

カシャ!ジャキ!

真姫「準備完了よ」

真姫「これを最後の戦いにする」

真姫「M,ウイルスの死滅、クローン抹殺」

真姫「全てを・・・終わらせる」

ことり「お母さんは真姫ちゃんが居る事はわかってない」

ことり「真姫ちゃんはどうにかしてウイルスを死滅できないか探して」

ことり「その間、ことりは暴れまくる。お母さん達の気を引く」

ことり「海未ちゃんは真姫ちゃんの支援を」

海未「わかりました」

海未「あの・・・二人とも・・・」ギュッ

真姫「もはや出発の儀式ね」

海未「絵里の仇だけではありません。世界中の人間を救うためです」

海未「お願いします・・・」

真姫「私達が今までに失敗した事あった?」

ことり「ことりと真姫ちゃんが居れば何でもできる、そうだよね?真姫ちゃん♪」

真姫「ええ♪」

真姫「じゃあ、行くわよ。これが最後よ」

・・・

海未『国会議事堂の側面・・・ちょうどここに秘密の入り口があります』

海未『真姫はバレないようにコンピュータを操作してください』

ブゥゥゥゥゥン!

警備員「止まれ!止まらんか!」

ガシャーン!

海未『国会議事堂に入り、2ブロック先の部屋、そこが地下への侵入口です』

海未『しばらくはそこで相手をしててください。真姫の腕次第ではすぐに地下にいけます』

ダダダダダン!パァンパァンパァン!

ガチャン!ウィィィィン 床が下がっていく

ことまき「ビンゴ!」

真姫「さて、クローンはことりに任せて私はウイルスね」タッタッ

ウィィィィン

ことり「凄い・・・本当にこんなところがあるなんて・・・」

ことり「お母さんこんなところで研究してたんだね・・・そりゃあ、お母さんがあんまり遊んでくれないのも当然か・・・」

パパパパパン!ダァンダァン!

ことり「ホントにみんなお母さんの顔だ・・・」

ことり「でももう躊躇わないもん!ことりが強くなったってこと、お母さんに教えてあげる!」

ブゥゥゥゥン!ガスッ!ガスッ!

理事長クローン「ぎゃああああ!!!」

理事長クローン「死になさいことり!」

海未『最初のコンピュータから右手の方向に3ブロック、そこに何かあります。確認を』

真姫「うわぁぁぁ・・・まさに研究所って感じ・・・」

真姫「えっと・・・この薬は・・・」

真姫「開発中の薬、仮称リペア剤」

真姫「人間の肉体を再生させる。開発中につき、クローンで実験を行った結果嘔吐などの後遺症が見られる、まだ使用すべきでない」

真姫「私達が打った薬か・・・」

理事長クローン「そうよ」銃突きつけ

クローン「まさか貴方も居たなんてね、西木野さん」

クローン「方法は知らないけどことりに盗られていたようね」

クローン「おかげでオリジナルは死亡、貴方も殺し損ねた」

クローン「今すぐ殺してあげる」

シュバ!

クローン「なっ!?」

パァン!

クローン「」ドサッ

真姫「ことりに教えられた・・・」

ことり『銃を突きつけるのは相手に銃を渡す事と同じ事』

真姫「はん!戦闘技術は娘さんのほうが高いみたいね」

真姫「さて・・・もっと調べないと・・・」

・・・

ことり「これって・・・」

人間を・・・理事長を製作している工場

機械により、腕や顔が接続されていっている

顔は全て理事長、ことりにとって母親と同じ顔だった

ことり「お、おええぇぇぇぇぇ」

ことり「さすがに・・・見られないよこんなの・・・」

ことり「でもわかった。クローン製作所はここ。ここを潰せばクローンも作られなくなる」

ことり「でもどうやって?核爆弾でも撃たないと潰せないよね?」

ことり「さすがにことりたちそこまでできないし・・・自己破壊装置かなんかないのかな?」

・・・

真姫「あった!これよ!」

真姫「M,ウイルス・・・恐ろしいウイルスね・・・」

真姫「でも、見つけたところでどうやれば死滅させられる?」

真姫「世界中に感染者が居る・・・フランス国王、アメリカ大統領、総理大臣」

真姫「ウイルスを完全に死滅させるには世界規模に渡る何かをしないと・・・」

真姫「なにか・・・なにかないかな?探そう!」

タッタッタッ

真姫「!?」ササッ

クローン「私達も出撃よ。ことりを絶対に殺して」

クローン「あの子にここを潰されたんじゃ溜まったもんじゃないわ」

クローン「ことりは今クローン製作所付近よ。まだここには気付いていない」

クローン「三人ここに残りなさい。ここだけは潰されないようにね」

タッタッタッタッ

真姫「ハロー」

ダダダダダ!

真姫「チョロいわね」

真姫「さっきの話的に・・・ここはかなり重要な何かが?」

真姫「・・・・・・嘘でしょ?」

真姫「衛星を操ってる・・・?」

真姫「地球だけじゃない・・・宇宙まで支配しようっていうの?」

真姫「なんて人間よ・・・理事長」

真姫「やっぱりあいつは・・・人間の皮を被った悪魔ね」

クローン「そこまでよ!」

部屋の入り口に5人のクローンがこちらに銃を向けている

クローン「やっぱりいたのね、西木野さん」

クローン「もう貴方達の好き勝手にさせないわ。覚悟しなさい」

真姫「ま、待ちなさいよ・・・私はことりを殺そうとしてここに侵入したのよ?」

クローン「バカバカしすぎるわ。そんなので騙されると思う?」

クローン「何か言い残す事はあるかしら?」

真姫「はん!バカはあんた達よ」

真姫「のんびりくっちゃべってないでさっさと殺すべきだったわね」

ブゥゥゥゥゥン!グチャ!

真姫「もう何度喋りすぎで負けたかしら?」

真姫「ことり!助かったわ」

ガチャ ドサッ

真姫「ことり!」

ことり「真姫ちゃん・・・もう辛いよ・・・」

ことり「ジープももう限界だよ・・・フロントガラスも割られちゃった・・・」

真姫「いいや、十分よ。もう終わる」

ことり「何かあったの?」

真姫「ここを衛星攻撃する」

ことり「衛星攻撃って・・・」

真姫「クローン抹殺、ウイルス死滅、両方できるわ」

真姫「さっき見つけた資料には衛星によるビームの波動は世界中に広がる」

真姫「その波動がウイルスを死滅させる成分を持っている」

真姫「時間がないわ。さっさと準備するわよ」

カタカタ

真姫「北緯経緯完璧。衛星攻撃準備完了」

真姫「後はエンターを押すだけよ。押した後約3分でここが滅亡する。ウイルスも死滅する」

ことり「真姫ちゃん・・・衛星攻撃をしたら・・・」

真姫「日本・・・世界が変わる」

ことり「大丈夫かな?」

真姫「正直私も不安よ」

真姫「でも・・・ことりと一緒なら大丈夫」

真姫「私はことりと一緒なら何でもできる」

ことり「じゃあ一緒に押そ?」

真姫「そのつもりだったわ」

ことり「いくよ?」

真姫「うん」

ことまき「せーの!」

カタッ

「カウントダウン開始。北緯○○度、経緯○○度に向かい、攻撃準備中」

真姫「もう後戻りはできない、しないわ」ガシャン!パソコン破壊

真姫「さっさと逃げるわよ!」

真姫「ほら!頑張って歩いてことり!」

真姫「もうエレベータ起動しちゃったわ!急がないとここに取り残される!」

ブゥゥゥゥン!

ギリギリのところで地上に脱出成功!

真姫「邪魔よ!」ガスッ!

クローン「ぎゃああああ!!」

ブゥゥゥゥゥン!

国会議事堂前

ことり「真姫ちゃん!あれ!」

軍隊「今すぐ止まりなさい!止まらなければ力ずくで止める!」

真姫「ことり!ハンドルを頼むわ!」

真姫「アクセル全開で真っ直ぐよ!絶対に止まらないで!道を作るわ!」

ことり「わかった!」

真姫「よいしょっと!」ロケットランチャー

真姫「アディオス!」

ズァァァァン!

ドガァァァン!!

ブゥゥゥゥゥン!

ことり「うまいよ真姫ちゃん!」

真姫「もう一分しかないわ!可能な限り離れるわよ!アクセル全開!」

ブゥゥゥゥゥン!

真姫「後10秒!」

ことり「えへへ、真~姫ちゃん?」

真姫「何でそんなに落ち着いてるのよ!?」

ことり「決め台詞は?」

真姫「・・・ははは、あはははは」

ことり「うふふ・・・」

ことまき「さん!」

ことまき「に!」

ことまき「いち!」

ことまき「ジャックポット!!」

ゥゥゥゥゥゥゥゥゥンンン

ズゥゥゥゥゥゥアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!

・・・

国会議事堂爆発!史上最大の事件発生!?

衛星攻撃による人体への影響は今のところ確認されていません

音ノ木坂ゾンビ死滅!ついに町開放の時!

世界の珍言、アメリカ大統領「私はこの二年間全く記憶がない」

○○総理、頭大丈夫?

世界中でここ二年の記憶がない人物が大量続出!ほとんどが世界に名だたる有名人

今、世界がおかしい

世界協定結託!今後は全世界が平和な世界に?

マヤの予言は一年遅れの2013年?今、世界が変わるとき

人類よ・・・目を覚ませ!今こそ変わるときだ!

地球は変わる・・・

・・・

海未「一体・・・何が起こったのですか・・・?」

真姫「一人の天才の過ちから変わってしまった世界。その世界が今、変わるときよ」

海未「こんな日が来るなんて・・・」

ことり「独裁者の支配は終わり・・・人間は自由に・・・だね」

真姫「ええ。理事長は人間の皮を被った悪魔だった・・・」

真姫「もう悪魔の時代は終わり。私達が支配する」

ことり「・・・・・・」

海未「・・・・・・」

二人は驚きの眼で真姫を見る

ことり「・・・今・・・なんて言った・・・?」

真姫「?私達が支配する」

ことり「・・・何を・・・?」

真姫「日本・・・世界を」

海未「真姫・・・?」

ことり「お母さんの真似事をするの?」

真姫「はは、それは違うわよ。私はあいつのような過ちは犯さないわ」

真姫「モノにはそれなりの敬意を払うわよ」

海未「”モノ”?」

ことり「・・・ことりたちも人間だよ?」

真姫「いいや、もはや私達は人間じゃないわ」

真姫「そうね・・・神と言っても過言じゃないわね」

真姫「私とことり、全てを変える力を持っているわ」

ことり「モノって・・・海未ちゃんや人間の事なんだね・・・」

海未「人間のために戦ってたんじゃ・・・」

ことり「自分の欲望のために戦ってたんだ・・・」

真姫「そう単純な話じゃないのよ。人間はとても哀れな存在よ?ことりもわかるでしょ?」

真姫「外敵、仲間同士の争い、ほっとけば人間はどんどん腐っていく」

真姫「人間は生まれたての赤ん坊なのよ。誰かが守るべきなの」

真姫「だから私とことりと絵里で救った!」

ことり「三人だけ?」

真姫「他に誰が?」

ことり「・・・海未ちゃん・・・人間だよ!」

真姫「まぁ・・・便利ではあったわね」

海未「”便利”?」

ことり「海未ちゃんは親友だよ!命の恩人だよ!」

ことり「真姫ちゃんのこともバラさずに!拷問にも耐えて!」

ことり「お母さんのアジトがわかったのも侵入できたのも海未ちゃんの手柄だよ!」

ことり「道具みたいに言うのはやめて!」

真姫「聞いて!」

真姫「もしことりにやる気がないなら構わないわ。覚悟のいる役目だからね」

真姫「私一人でやる」

ことり「お母さんの後釜こさえるために真姫ちゃんに手を貸したわけじゃないよ!」

ことり「そんなこと・・・認めろって言うの!」

真姫「何を言っても私はやめる気はないわよ。邪魔しないで」

ことり「・・・殺すよ・・・?」

真姫「・・・・・・」

ことり「・・・・・・」

二人は睨み合う

海未「二人とも・・・やめて・・・!」

真姫「口を挟まないで!」

ことり「・・・・・・」

真姫「・・・・・・」

海未「お願い・・・やめて・・・」ヘタッ

ことり「真姫ちゃん・・・今なら撤回できるよ・・・?」

真姫「何を撤回しろって言うのよ?」

真姫「私は何も間違ってない」

ことり「・・・本気で言ってるの?」

真姫「・・・本気よ」

ことり「・・・・・・」

真姫「・・・・・・」

海未「やめて・・・やめて・・・」

ことり「・・・・・・」グッ!

真姫「・・・・・・」グッ!

二人は釘バットを強く握る!

真姫「うああああ!!」

ことり「はああああ!!」

ガチィン!

真姫「ふんっ!」腹にキック!

ことり「ブゥハ!」

真姫「はあああ!!」

グチャ!ことりがバットで殴られる!

ことり「ううっ!」ドサッ

真姫「・・・手を出すからよ・・・」

ことり「はぁ・・・痛いよ真姫ちゃん」

ことり「ああああ!!」掴みかかり!

ことり「ふんっ!」ゴスッ!頭突き!

真姫「きゃっ!」

ことり「ほーぉら!」背負い投げ!

ドシィン!

真姫「はぁ!・・・くっ・・・」

ことり「ごめん真姫ちゃん・・・」

真姫「はぁ・・・ことり・・・」

真姫「やめて」

真姫「ぅああああ!!」掴みかかり!

ことり「うああ!」顔面パンチ!

真姫「あぅ!はああ!」カウンターパンチ!

ことり「うぐっ!ぃぃゃやああああ!!」顔面パンチ!

真姫「うっ!!」フラッ

ことり「はああああ!!あああ!!!」必殺パンチ!

真姫「うううぅぅあああああ!!!」ドサッ

真姫「はぁ・・・!はぁ・・・!」

ことり「真姫ちゃん・・・考え直して」

真姫「・・・無理よ」

真姫「・・・っ!」ハンドガン構え

ことり「!?」

パァンパァンパァン!

ことりは瞬時に真姫に近づき腕を反らせる!

ことり「やめて真姫ちゃん!海未ちゃんに当たったらどうするの!?」

真姫「あんな奴関係ないわよ!」

真姫「はああ!!」釘バット!

グチュ!腹にヒット!

ことり「ぶはああ!!」吐血

真姫「ぅぅぅぅぅぁぁぁぁあああああ!!!」ナイフグローブ!

ジャキン!胸に刺さりことりの体を持ち上げる!

ことり「ああぁぁ!!」

真姫「はぁ・・・はぁ・・・はあ!」

シャキン! ドサッ!

ことり「うう・・・ぅぅぅぅぅぅ・・・」

真姫「ことり・・・ごめん・・・」

真姫「貴方となら一生一緒に生きていけると思っていた」

真姫「でも・・・たかが意見の食い違いでこんな事になるなんてね・・・」

真姫「ごめんことり・・・私が理想とする世界には、貴方は一番の敵みたい・・・」

真姫「ごめん・・・さよなら」

そう言い、ナイフグローブを装備して倒れたことりに近づく

ことりはもう終わりか・・・その瞬間!

ことり「うああああ!!」スパークソード

真姫「いやああああ!!!」バチバチ!

真姫の胸に刀が突き刺さる!

真姫はナイフグローブを落とす

ことり「はぁ・・・!はぁ・・・!」

真姫「あっ、ああぁぁぁぁ・・・」

そのまま真姫を押し倒す

ことり「はぁ・・・!ああ!」さらに深く突き刺す

真姫「ううぅぅぅぁぁああああ・・・!」

真姫「はぁ・・・はぁ・・・ことり・・・」ウツラウツラ

ことり「はぁ・・・はぁ・・・」

ことり「真姫ちゃんの・・・せいだよ・・・」

ことり「ふぅぅ・・・!」突き刺し

真姫「ああぁぁぁぁぁ・・・」

真姫「はぁ・・・・・・ぁぁ・・・・・・」

海未「ことり・・・真姫を殺さないで・・・お願い・・・」

ことり「う・・・海未ちゃん・・・」

海未「お願いだからやめて・・・!こんな事・・・!」

ことり「・・・・・・」

海未「・・・私のために・・・」

ことり「・・・っ!」

シャキン!抜き

真姫「はぁぁぁ!はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

真姫「うっ・・・ぅぅぅぅ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

ことり「真姫ちゃん・・・」手を差し伸べる

真姫「はぁ・・・はぁ・・・」

ガシッ!

真姫は何とか起き上がる

真姫「あぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

ことり「世界は・・・人間が変える・・・」

ことり「誰も手出ししちゃダメ・・・それが世界のあるべき姿・・・」

真姫「・・・無理よ・・・人間は哀れよ・・・どうやったって分かり合えない・・・」

真姫「また戦争をして・・・飢餓を起こして・・・」

真姫「また世界は腐っていく・・・」

真姫「今なら理事長がしたかった事・・・わかるわ・・・」

真姫「完璧な人間が支配しないと・・・世界は良くならない・・・」

真姫「M,ウイルスは・・・死滅させないほうが良かったかもね・・・」

ことり「・・・・・・」

海未「・・・・・・」

真姫「・・・じゃあね。私は消える」

海未「な・・・なんで?」

真姫「あんなことをした私が・・・まだあんた達と一緒に居られると思う・・・?」

真姫「自分の立場はわかってるわ・・・私は一生、姿をくらます・・・」

真姫「じゃあね」トボトボ

パァン!

真姫「ううっ!」足にヒット!

ことり「どこにも行かせないよ」

ことり「真姫ちゃんは、ことりから離れられない」

ことり「離れさせない」

真姫「・・・・・・」

うつ伏せに倒れてる真姫に覆いかぶさる

ことり「ことりたちは一生一緒に居るんだよ」

ことり「どんなことがあっても・・・ね」

ことり「しょうがないよ・・・真姫ちゃんの気持ちはわかる。お母さんの気持ちもわかる」

ことり「ことりも・・・支配するのが一番だと・・・ちょっと思った」

ことり「天才ゆえの過ちってやつだよ」

真姫「やめてよ・・・もう私にはあんたと一緒に居る資格はない・・・」

ことり「ことりは、どんな真姫ちゃんも大好きだよ?」

ことり「強い真姫ちゃんも、照れ屋な真姫ちゃんも・・・人類を支配しようとする真姫ちゃんも」

ことり「ことりたちはね・・・何があってもこうしてずっとくっついてるの」

ことり「それが・・・ことりたちの運命だよ」

真姫「ことり・・・・・・」

真姫「優し・・・過ぎるわよ・・・ことり・・・」ポロポロ

こうして理事長による支配の時代は終わった

世界がこれから良い方向に動くか、悪い方向に動くかは誰にもわからない

大事な仲間を失い、内部分裂から立ち直った彼女達はさらに成長する

世界が良い方向へ・・・動いていきますように・・・


終わり

参考作品
・DmC Devil May Cry
-ほぼ丸パクりって程参考
知ってる人は最終戦は雰囲気とかBGMとか全部DmCで再生してもらった方が良いね

乙でした。

>>32,>>33のところ
エリチカ体強すぎワロタ

ちょっとよしてくれいじめてくる

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