中国メディア・中国国際放送局は４日、５月に発生したフィリピン当局による台湾漁船銃撃事件で悪化した事態が収束したばかりの中、
再び台湾の漁船が越境操業の疑いでフィリピンの当局にだ捕されたとする台湾メディアの報道を伝えた。

記事は、マニラ経済文化事務所のぺレス代表が「台湾漁船１隻がフィリピン・バタネス州のイトバヤット島海域において、海上巡視隊と地方当局の取り締まり人員にだ捕されたとの通報を受けた」とし、
台湾漁船はロブスターの漁をを行っていたとの情報を明らかにしたことを伝えた。
海上巡視隊はフィリピンの漁村民からなるボランティア組織で、沿岸から１５キロメートル以内の海域において地方当局と協力して違法操業の防止や救難活動を行うという。
イトバヤット島は台湾の恒春から約１７６キロメートルに位置する。
記事は、５月の台湾漁船銃撃事件による双方の対立が沈静化したばかりにもかかわらず、漁業をめぐる新たなトラブルが発生したことで、
「やっとのことで回復した関係に再び亀裂は入るのでは」という懸念の声が台湾の商人から出たと伝えた。

http://news.nicovideo.jp/watch/nw753938