ほのぼの系を目指す。
更新は遅め。ちょっと書き溜めあり!
鈴乃「ルシフェルはいるか」
漆原「朝ごはんなら食べたよ」
鈴乃「お前は私を何だと思っているんだ…」
漆原「えー…部屋を勝手に掃除してエロ本見つけて捨てちゃうタイプのお母さん?」
鈴乃「よしそこになおれ」
漆原「うそ、冗談!ハンマーやめて!」
漆原「で、何の用」
鈴乃「仕事を頼みたい」
漆原「断る」
鈴乃「話だけでも聞いてくれんか?」
漆原「ハンマー突き付けながらって拒否権ないじゃん!」
鈴乃「分かってもらえて嬉しい」
漆原「なんなんだよもー」
漆原「仕事の内容と報酬は?」
鈴乃「やっと聞く気になったか」
漆原「死にたくないしね」
鈴乃「いい心掛けだ。実は、ぱそこんを買おうと思っている」
漆原「パソコン?なんでまた」
鈴乃「聞くところによると、ぱそこんがあれば様々な料理の作り方を調べることができるそうじゃないか」
漆原「あーうん、できるね」
鈴乃「てれびじょんで見た料理を作ったりできそうだし、私が機械に弱いというイメージも払拭したい」
鈴乃「かと言って1人ではどれがいいやらわからん。選ぶのを手伝って欲しい」
漆原「ふーん、報酬は?」
鈴乃「昼食を外でご馳走しよう。好きな物を好きなだけ」
漆原「焼肉でもうなぎでも?杉屋とかじゃなくて?」
鈴乃「多少高い物でも構わん」
漆原「まじ?! 乗った。いつ買いに行くの?」
鈴乃「どうせ暇だろう、今日行くことにしよう」
漆原「わかった。焼肉〜!」
この二人待ってた
改行入れると見やすくなると思うよ
アドバイスありがとう!
ドコデモショップ
鈴乃「おいルシフェル」
漆原「なに?」
鈴乃「私はぱそこんを買いに来たのだが」
漆原「うん、知ってる」
鈴乃「ここは携帯電話を扱う商店だろう。電気屋じゃなくてよいのか?」
漆原「わりと真面目に考えたんだけどさ。ベルはインターネットでレシピが見れればいいんでしょ?」
鈴乃「いんたーねっと?れしぴ??すまないが日本語で頼む」
漆原「…国際電子情報網で料理の材料及び調理過程が見れればいいんでしょ?」
鈴乃「バカにしておることだけは伝わったぞ」
漆原「ぼ、僕が悪かったから簪から手を離そうよ、ね?」
この二人好きだから期待
ふむ
鈴乃「わかりやすく、わかりやすく頼む」
漆原「パソコンをつかってやりたいことは、料理の作り方を見たいってだけでしょ?」
鈴乃「うむ。正直何ができるのかすらわからん」
漆原「料理ってことは、台所で見れればより便利なわけじゃん?」
鈴乃「確かに、台所で見れれば料理が捗る」
漆原「そんなベルの要求を満たすのは、パソコンじゃなくてこれ。タブレット」
鈴乃「たぶれっと?」
漆原「そう。これならパソコンと同じようなことが簡単に出来るし、ネット回線を引かなくて済むし、台所で立てて使える」
鈴乃「よくわからんが…ぱそこんと同じことか手軽にできるということか」
漆原「そうそう。よくできました」
鈴乃「あ、頭を撫でるな馬鹿者」
鈴乃「しかし、そんな初心者向けのぱそこんモドキでは機械に弱いイメージは払拭できそうにも…」
漆原「甘いね。タブレットは今や最先端の情報端末だよ。使ってたって馬鹿になんかされない」
鈴乃「む。そうなのか?よもや騙してはおるまいな?」
漆原「これでも元天使だよ。嘘は言わない」
鈴乃「今は悪魔だろうが」
漆原「悪魔だけど…」
鈴乃「焼肉に誓うか?うなぎに誓うか?」
漆原「そこは神様じゃないの…?誓うよー」
鈴乃「よし、では見てみるか」
店員「いらっしゃいませ。本日はどういったご用件でしょうか?」
鈴乃「う、うむ。たぶれっとを買いにきた」
店員「タブレットPCですね。コチラの最新機種ですと高画質ディスプレイに〜メモリが〜CPUも省電力でバッテリーが〜」
鈴乃「?????!」
店員「OSも最新の〜便利なアプリもプリインストール済みで〜」
鈴乃「・・・・・・・・」チラ見
漆原「(うる目でこっちチラ見なんかしないで・・・なんか目覚めそう)お姉さん、この人あんまり詳しくないから僕が聞くよ」
漆原「ベル、この機種が良さそうだよ」
鈴乃「そうか。ではそれにしよう」
店員「ご一緒にタブレットケースは如何ですか?」
鈴乃「???」
漆原「こっち来て。ほらこれ、タブレットにつけるカバーのことだよ。着けておくと傷も付かないし、タブレットを立てたりもできる」
鈴乃「ふむ。台所で立てて使いたいのだが・・・」
店員「でしたらこのモデルがよろしいかと思います」
鈴乃「では、それの白を頂こう」
店員「畏まりました。では契約手続きに移らさせて頂きますので、こちらへおかけください」
・・・・30分後
ありがとうございましたー
鈴乃「買ってしまったぞ、たぶれっと」
漆原「よかったね」
漆原「(目がキラキラしてる…何この可愛いの)」
鈴乃「これなら台所でも使えるし、私でも少し習えば扱えそうだ」
鈴乃「ルシフェルにしてはいい仕事だったな」
漆原「僕にしてはが余計だよ。さぁ、さっそく報酬を貰おうか」店にダッシュ!
鈴乃「あ、こらちょっと待て!」
漆原「何?まさか今更焼肉はダメだなんて言わないよね??」
鈴乃「そうじゃない」
漆原「じゃあなんなの」
鈴乃「多少高くても構わんと言っただろう。なぜ真っ先にホルモン280円に入ろうとしている」
漆原「え?」
鈴乃「質素なのはいい事だが、こんな時くらい贅沢を望んでも罰は当たらん。仕事の報酬なのだからな」
漆原「こ、ここ以外の焼肉屋なんか知らないもん」
鈴乃「はぁ。ついて来い。少し歩いた先にいい店がある」
漆原「(な、なんかベルが優しい…)」
俺も何かに目覚めそうかと思ったら既に目覚めてた
今日もニートだうどんがうまい
いらっしゃいませー
漆原「べ、べべベル?」
鈴乃「うん?なんだ」
漆原「畳で掘りごたつで個室で中庭が見えるんだけど…」
鈴乃「なかなか良い店構えだろう。先日てれびじょんで紹介されていた店だ。一度来てみたくてな」
漆原「良すぎるよ!なんなのここは!?旅館なの?!!」
鈴乃「焼肉屋だ。騒いでないで食べたい物を選べ。単品で頼んでもよいぞ?」
漆原「そんなこと言われたって…」
漆原「(た、多少どころか物凄い高いよ・・・もう、こうなったら1番高いの食べてやる!)」
漆原「じゃあ…この特級黒毛和牛スペシャルランチ!」
鈴乃「うむ。では私も同じ物にしよう」ピンポーン押す
お伺いしまーす
鈴乃「この特級黒毛和牛すぺしゃるらんちを二つ」
鈴乃「あと和牛にぎりを2人前と、豆腐サラダをひとつ頼む」
漆原「( ゚д゚)」
漆原「(つ、追加で単品・・・だとっ!?)」
鈴乃「飲み物は烏龍茶と…おい」
漆原「( ゚д゚)」
鈴乃「おい!聞いておるのか」
漆原「Σ( ゚д゚)ぼ、僕も烏龍茶を…」
鈴乃「うむ。注文は以上だ」
失礼しまーす
漆原「ベル?」
鈴乃「なんだ」
漆原「食べた後、逃げないといけないわけじゃないよね?」
鈴乃「?なぜ逃げなければならん??」
漆原「だ、だよね…」
鈴乃「なんの心配をしておるのだ。いらん事を考えずにゆっくり食え」
漆原「(何だろう…普段が普段だけに優しくされると怖い)」
漆原「(い、いや、これは仕事の報酬。そう報酬なんだ!ちょっと釣り合わないけど…!)」
漆原かわいいよ漆原
お待たせ致しましたー和牛握りです
漆原「…(´・_・`)」
鈴乃「どうした?」
漆原「ベル、お肉が生のままだよ」
鈴乃「これはこういうものだ。小皿のタレをつけて食べろ」
漆原「う、うん。」おそるおそる
漆原「(´・_・`)」
鈴乃「どうだ?」
漆原「舌で溶けた(´・_・`)」
鈴乃「?」
漆原「舌でとろけた!なにこれ、なにこれ?!」
漆原「美味し過ぎて笑える、笑えてくるwww」
鈴乃「口にあったか。では私も…うむ、本当にとろける。これは良い肉だな」
漆原「肉ってもっと硬くて噛み切るものだと思ってたよ!」
鈴乃「(幸せそうに、まぁ)」
微笑まし
おまたせ致しましたー豆腐サラダです
漆原「僕豆腐は苦手。しかもぐちゃぐちゃだし」
鈴乃「これはおぼろ豆腐という。ほら野菜もちゃんと食べろ」
漆原「えー」
鈴乃「騙されたと思って、ほら」
漆原「わかったよ…」おそるおそる
漆原「(´∀`=)」
漆原「クリーミーな豆腐とシャキシャキのレタス、濃厚なごまドレッシングがまるで賛美歌のように・・・っ!」
鈴乃「(やはりこやつも元天使なのか、どことなくサリエル様を思い出す・・・い、いや、こやつはあれとは違うっ!)」
おまたせ致しましたー特級黒毛和牛スペシャルランチです
鈴乃「ふむ、なかなかの量だな」
漆原「お、大トロみたい・・・」
鈴乃「貧乏が染み付いているくせに、大トロは見たことがあるのか?」
漆原「見ただけじゃないもん!ちゃんと食べたよ!!なんだよ貧乏が染み付くって、タバコのヤニみたいに言わないで!」
鈴乃「・・・っ!まさか貧乏に負けて盗みなど・・・っ!?」
漆原「ち、違う!この前カブリエルが土産に持ってきたんだよ!」
・・・・回想
ガブ「この間ねー、ネットカフェで知り合ったやつと食料調達のために釣りに行ったんだけどさー、もう大物釣れちゃって!」
漆原「へー、よかったね。帰って」
ガブ「やっぱり神様のお導きってゆーの?天使って得だよねー」
漆原「うん。出口は左斜め後ろだよ。早く帰って」
ガブ「あれー?そんなこと言っていいの?いいの?」
漆原「(うざい・・・)」
ガブ「せっかくお土産もってきたのにー。ほらこれ!」
漆原「?」
ガブ「じゃーん!マグロ!!」
漆原「ど、どこで釣ってたの!?」
ガブ「へへー、内緒。魔王城は金欠なんでしょー?ちゃんと大トロも、中トロも入れといたし、釣ってすぐ法術で冷凍したから新鮮そのもの!どうだ!?」
漆原「へ、へえー気が利くじゃん。仕方ないから貰ってあげるよ」
ガブ「おっと、タダでなんていってないよ」
漆原「・・・!?何が望みなの?」
ガブ「勇者エミリアの電話番号」
漆原「なんだそんなこと。(カチャカチャカチャ)はいこれ」
ガブ「よし、契約成立!あ、溶けるといけないから冷凍庫に入れておくね!」
・・・回想終了
漆原「・・・というわけ」
鈴乃「なるほど。しかし食材のために電話番号を売るなど・・・」
漆原「真奥は怒ってなかったよ?むしろエミリアの電話番号でマグロが買えるならお買い得もいいとこだって」
鈴乃「あぁ、まあ奴がそう言うのであれば私から特に言うこともない」
漆原「エミリアは激怒してたけどねー。個人情報を売るなんて、私のことをなんだと思ってるの!?って」
鈴乃「どうせ使用者責任とか理由をつけて、お前ではなく貞夫殿に噛み付いたのだろう。夫婦喧嘩は犬も食わん」
漆原「ははっ、違いないね。さて、じゃあ肉もいい感じだし、頂きます!」パクっ
鈴乃「誰も取りはせん。落ち着いて食え」
おれは鈴乃に目覚めたとおもったらルシフェルに目覚めてた
ごめんなさいコテハンつけた上に下げ忘れてました
オレハユウシャエミリアサマニメザメテイマシタ
エミリアサマバンザーイ
…あれ?今俺は何を…
漆原「�(゚Д゚)」
鈴乃「?」
漆原「・・・(´・ω・`)」パクっ
鈴乃「・・・ルシフェル?」
漆原「・・・�(゚Д゚)」
鈴乃「ど、どうした」
漆原「・・・僕が」
鈴乃「うん?」
漆原「僕が今まで食べてた肉は食用ゴムだった・・・っ!」
鈴乃「はぁ?」
漆原「柔らかい、そして柔らかい!なにこれ、なにこれ?!噛まなくていいよねこれ?!!」
鈴乃「いや、流石に噛まんと体に悪いぞ」
漆原「ベルはいっつもこんなお肉食べてるの!?」
鈴乃「いや、流石にここまで良いものはなかなか食わんが」
漆原「なかなかってことは、たまには食べてるんだね、ずるい!ずるすぎる!!」
鈴乃「いや、そう言われても・・・」
漆原「同じ貧乏アパート暮らしなのに・・・この差はなんなの」
鈴乃「お前は・・・養って貰っておる身でよくそんな事が言えるな」
漆原「格差社会反対だよ!もう僕、ベルと住みたい」
鈴乃「は、はぁ?!」
漆原「ベルんちに住めば、たまにこれが食べれるんでしょ?」
鈴乃「な、ななななにを言っとるんだ」
鈴乃「だいたい、若い男女がひとつ屋根の下になど・・・っ!」
漆原「若い男女? 僕1000歳は超えてるんだけど」
鈴乃「わ た し が!若いだろうが!!」
漆原「う、うん。そうだね、若い男女だね」
鈴乃「まったく。これくらい、また食わせてやる」
漆原「ほんと?!」
鈴乃「ああ」
漆原「ベル大好き!本当好き!!」
鈴乃「・・・っ!////」
鈴乃「(い、いつもこれだけ素直なら・・・い、いやいかん!いかん!!)」
prprしたい
鈴乃ちゃん可愛いよ
漆原「食べた食べた。もうお腹いっぱーい」
鈴乃「本当によく食べたものだ。ところで、さっそくたぶれっとの使い方を教えて欲しいのだが」
漆原「ここで?」
鈴乃「うむ。その、早く使いたい」
漆原「はは、ベル子供みたい」
鈴乃「た、楽しみなものは仕方ないだろう」
漆原「わかったわかった。そっちじゃ教えにくいからこっちきなよ」
鈴乃「ああ、わかった」
漆原「初期設定するから、ちょっと待ってて」
鈴乃「うむ」
漆原「〜♪」
鈴乃「(何をやっておるのかさっぱりわからん)」
鈴乃「(しかし、こうゆうことに関しては…その、頼りになるな)」
鈴乃「…」そわそわ
鈴乃「(い、いや、違う!かっかかかっこいいなどと)」
鈴乃「(こいつは悪魔でニートで引きこもりの軟弱者だっ!かっこいい要素などなにひとつ…)」
漆原「ベル?」
鈴乃「ひ、ひゃい?!」
漆原「何、背中に氷入れられたような声出して?設定終わったからはい、持って」
鈴乃「わ、わかった」
漆原「〜で、料理の作り方を見るにはここを〜」
鈴乃「(か、顔が近い)」
漆原「で、ここを押して…ねぇ聞いてるの」
鈴乃「き、聞いておる!聞いておるからこっちを向くな!!」
15分後
鈴乃「ふむ、なるほど覚えた!」
漆原「本当にー?」
鈴乃「馬鹿にするな。これくらい一度聞けば覚える」
漆原「へえー。じゃあカメラの起動やってみようか」
鈴乃「造作もない。えっと、このボタンをおして…ほら出来た!」
漆原「ふうん、ほんとに覚えてるね。あ、そうだちょっと貸して?」
鈴乃「うむ」
漆原「カメラの方向いてて」ベルの肩だきよせっ
鈴乃「・・・っ?!な、何をする?!」
漆原「いいからいいから。はい、チーズ」パシャり
漆原「撮れたとれた!」
鈴乃「ば、馬鹿者!いきなり何をする!////」
漆原「美味しいもの食べた記念?」
鈴乃「何が記念だばか。いきなりするなばか」
漆原「?顔赤いよ?」
鈴乃「うるさいうるさいうるさい!」
漆原「熱でもでた?」でこくっつけ
鈴乃「・・・っ?!//////」ぼんっ
漆原「ちょ、ちょっとベル?!大丈夫?ねえってば!」
漆原「(人間から煙が出た時の対処法なんか知らないよー・・・)」
かわいい
ルシベルいいね
・・・数日後
ピーンポーン
恵美「ベルー、来たわよ」
鈴乃「急に呼び出してすまない。上がってくれ」
恵美「別にいいわよ。で、緊急の用件って?」
鈴乃「うむ。どうやら私は、魔力または法術による攻撃に合っているようだ」
恵美「何ですって?……特に怪我とかはないみたいだけど」
鈴乃「もちろん、直接的な攻撃ではない」
恵美「どんな攻撃を受けてるの?」
鈴乃「うむ。特定条件下で不整脈、言語障害が出る。毒や催眠術の類だとは思うのだが、自分ではどうしても原因が特定出来なかった」
恵美「その特定条件下っていうのは、どんな条件なのかしら?」
鈴乃「それが……」
じーんせいらくありゃー♪
恵美「あっ、ごめんなさい、エメからだわ。出てもいいかしら?」
鈴乃「構わん。気を使わないでくれ」
恵美「ありがとう。……もしもし、私よ。うん、うん。こっちは今魔王とアルシエルが話してるはず。たぶん問題ないわよ。決まらざるおえなくなると思うし。うん、じゃあまた週末にね、それじゃ」
恵美「ごめんなさい。それで、どこまで話したっけ?」
鈴乃「うむ。発症の条件だが・・・」
漆原「ぜっっっったい、嫌だからね!!」バタンっ!
恵美「な、何!?」
鈴乃「る、ルシフェルの声だ・・・飛び出して行ったようだが・・・?」
恵美「もう、何なのよ」
鈴乃「少し様子を見てくる」
ベルさんそれは……///
ざるおえないって…0
真奥「おい芦屋、どうすんだよ!飛び出してったぞあいつ」
芦屋「申し訳ありません、あまりに我が侭な物でつい・・・」
真奥「約束は今週末だってのに・・・やっぱり俺がなんとか恵美を説得して」
芦屋「なりません。そもそも今の奴の生活が間違っているのです。ここは心を鬼にしてでも・・・」
鈴乃「おい、今ルシフェルが飛び出していったようだが・・・何があった?」
真奥「鈴乃、聞こえてたか。騒がせて悪い、全部決まってから報告しようと思ってたんだが」
鈴乃「?」
芦屋「魔王様、説明は私から。実は、来月の頭から梨香さんと同棲を始めることになった」
鈴乃「何!?それは・・・やっとこさという感じだな」
芦屋「魔王様に忠義を尽くす身としては、側を離れることに後ろ暗さを感じるが・・・」
真奥「まだ言ってんのか。部下の幸せを考えるのも上司の仕事だ。それに、惚れた女一人幸せに出来ない奴に座らせるほど、悪魔大元帥の椅子は安くないぜ」
芦屋「魔王様・・・」
鈴乃「アルシエル、今は素直におめでとうと言っておこう。だが、それとルシフェルとどう関係するんだ?」
真奥「芦屋が出て行くから、これを機に俺も恵美とアラス・ラムスと3人で住もうとおもってな」
鈴乃「何?」
真奥「ほぼ毎日顔出してもらってる分の交通費も馬鹿にならんし、アラス・ラムスも一緒が良いって言うし。何よりこんな中途半端な感じだと恵美に申し訳ないというか・・・」
鈴乃「ああ、子供にとっても二人にとっても、その方が良い環境になろう。だがなるほど、そうなるとルシフェルが邪魔になるわけだな」
真奥「じゃ、邪魔になんかしてない!ただ、恵美がどうしてもルシフェルが一緒っていうのを承諾しなくて」
鈴乃「当たり前だろう。子連れに加えてニート連れなど頭が痛くなる。親子夫婦水入らずを邪魔するほどルシフェルも腐ってはおらんだろうしな」
真奥「それで困ってたんだけど、エメラダが引き取るって言ってくれたんだよ」
鈴乃「エメラダ殿が?」
芦屋「ああ。どうもエメラダは漆原のことを気に入っているようでな。是非にと申し出て来た」
鈴乃「な、何?!き、きき気に入っていると言うのは…その、男としてと、そういうことか?」
真奥「まぁそんなようなことを言ってた。いずれ婿に貰うから〜とか」
鈴乃「ば、馬鹿な!彼奴は悪魔で、エメラダ殿は宮廷法術師だそっ?!そんなこと許されるわけが……」
真奥「悪魔って言っても、あいつ元々は天使だからな。多少問題はあるらしいが、恵美もいるから抑え込めるそうだ」
鈴乃「な、なななな何だそれは……いや、ルシフェル!ルシフェルがいいと言うはずがない!!」
芦屋「その通りだ。だから今さっき飛び出して行った」
鈴乃「そういうことか……」
真奥「そういうことだ。騒がしくして悪いが、今週末までは我慢してくれ」
鈴乃「あ、ああ……」
佐々木千穂って誰だっけ?
急展開だなw w w
>>49
おっぱい
>>49
お前超天使様を忘れるとか…
恵美「おかえりなさい。話、聞いたのね」
鈴乃「ああ。何故言ってくれなかった」
恵美「もっとちゃんと決まってから報告するつもりだったの。仲間外れみたいになって、本当にごめんなさい」
鈴乃「それは良いんだ。まだ未確定な部分があるのもわかる。だが……」
恵美「?」
鈴乃「ルシフェルとエメラダ殿が一緒に住むというのは本当か?」
恵美「え、ええ。エメったら、ルシフェルのことがお気に入りらしくて。仕事もあるから、ちゃんと更正させてみせるって張り切ってたわよ」
鈴乃「そうか……」
恵美「ベル?」
鈴乃「呼び出しておいてすまないが、気分がすぐれない。帰ってもらっていいだろうか」
恵美「ええ、わかったわ」
鈴乃「かたじけない」
鈴乃「(ルシフェルがいなくなる・・・)」
鈴乃「(日本から悪魔が一人居なくなる。これ以上ないほど安全な監視付きでエンテ・イスラに帰る)」
鈴乃「(魔王とアルシエルも、エミリアと梨香殿が一緒なら悪さはしまい)」
鈴乃「(なんだ、喜ばしいことじゃないか)」
鈴乃「(人間にとって、これ以上無い結果ではないか)」
鈴乃「(なのに・・・それなのに)」
鈴乃「なんでこうも、胸が痛むのだ・・・」
・・・公園
漆原「くそっくそ!みんなして僕を邪魔にして!!」
漆原「何だよ、僕が何したっていうんだよ!」
漆原「最近やっと働こうかなとか考えてたのに!明日から頑張ろうとか思ってたのに!!」
漆原「なんだよ二人して!女作って僕を見捨てるなんて」
漆原「僕だけエンテ・イスラに帰る?エメラダと一緒に住む??」
漆原「絶対嫌だね!!!あんなネットもパソコンもピザもない世界なんか」
漆原「死んだって帰るもんか!」
千穂「そうですよね、みんなひどいです」
漆原「佐々木千穂?」
千穂「みんな漆原さんが邪魔なんですよ」
漆原「・・・」
千穂「だってそうでしょう?みんな想い人がいて、一緒に暮らしたいと思っているのに、漆原さんがいると叶いませんから」
千穂「そこに漆原さんを引き取るっていう人が現れたら、飛びついちゃいますよね」
千穂「真奥さんも、芦屋さんも、遊佐さんも鈴木さんも、この世界にいる関係者全員、漆原さんが邪魔なんですよ」
漆原「う、うるさい!」
千穂「みんな、平和だから忘れてるんです。世界がどういうものか」
千穂「世界がどれだけ残酷で、どれだけ理不尽で、どれだけ絶望に満たされているか」
千穂「みんな忘れてるんですよ」
漆原「・・・・・・・」
千穂「だから、そんな幸せな夢が見れないように・・・思い出させてあげましょうよ」
漆原「佐々木千穂、何を言って・・・?」
千穂「思い出させてあげるんですよ。世界がどれだけ残酷なのか。私の絶望を使って、漆原さんが」
漆原「・・・・・・」
千穂「さあ、こっちに来て。受け取って下さい」
漆原「う、うん・・・・・・そうだ、僕は悪魔だ」
千穂「そうです、漆原さんは悪魔です」
漆原「僕は悪魔だ」
千穂「そうです、悪魔大元帥ルシフェルさん」
漆原「・・・・やってやる、誰も僕を顧みないなら、絶望を喰って生きてやる」羽バッサァァァ
漆原「うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
千穂「行っちゃった」
千穂「真奥さん、真奥さんが悪いんですからね」
>>52 ほんとごめんなさい。俺が書くとちーちゃんはこうなった。
ヤンデレちーちゃんもまたよし
ちーちゃんw w w
超天使様が超堕天使様になっとったwww
真奥「これは、魔力!!?」
芦屋「魔王様、これは・・・!?」
真奥「ああ、嫌な予感があたってなきゃいいが」
ぴりりりりりりー
真奥「恵美だ。もしもし」
恵美『ちょっといいかしら?』
真奥「おう、この魔力のことだよな」
恵美『ええ、そうよ。どういうわけかあなたのところの不良債権が、笹塚駅前で羽広げて飛んでるんだけど』
真奥「やっぱりか・・・・・・」
恵美『これ、どうすれば良いの?斬るわよ??』
真奥「待ってくれ、今すぐ行く。もし暴れ始めたら被害が出ないように抑えててくれ」
恵美『あーもう!5分で来てちょうだい!!』ガチャ、ツーツーツー
芦屋「魔王様・・・」
真奥「やっぱり漆原だそうだ。行くぞ、芦屋!」
芦屋「御意に!」
恵美「ルシフェル!」
漆原「なんだ、エミリアが来たのか」
恵美「なんだ、じゃないわよ!いったいどういうつもり?!」
漆原「どうって、どうもしないよ。悪魔としての仕事をするだけさ」
恵美「何ですって?」
漆原「もうニートはやめたんだ。僕は悪魔に戻る」
恵美「させると思うの?」
恵美「どこから魔力を仕入れて来たのかしらないけど、私に二度も負けたことを忘れてるのかしら?」
漆原「……」きゅぃぃぃぃん
恵美「っ?!顕現せよ、我が力!魔を打ち滅ぼ……」
どがあぁぁぁん!
恵美「きゃっ!……後ろからっ、誰?!」
千穂「だめですよ遊佐さん、漆原さんの邪魔をしたら」
恵美「ち、千穂ちゃん?!」
恵美「(なんなの、この聖法気……あのイヤホンまさか?!)」
千穂「ライラさんも、同棲なんか許した覚えはないって怒ってますよ」
恵美「くっ……ルシフェルの魔力源はあなたなのね、千穂ちゃん」
千穂「クスッ、さぁ?……ごめんなさい、遊佐さん。遊佐さんのこと、大好きでしたよ」
千穂「大好きだったから、今は顔を見るだけで憎しみがこみ上げてくるんです」
恵美「魔王とのこと、よね?」
千穂「他に何があるって言うんですか!私なんか……まだ返事も貰ってないのに」
恵美「(魔王のやつ、面倒ごとを後回しにするからこういうことになるのよ!後で殺す。絶対殺す)」
恵美「……はぁ。ようするに嫉妬ね、みっともない」
千穂「っ?!」
恵美「いい?貴方は選ばれなかったの。魔王は私を選んだの。祝って欲しいわけじゃないけど、恨まれる覚えもないわ」
千穂「こ、この……」
恵美「それとね、電話の向こうにも伝えておいて。散々ほったからしたあげく、今更母親面しないでってね!!!」聖剣出す
凄い展開になってきたな
全然ほのぼのじゃねぇw w w w
こいつら・・・勝手にシリアスに入りやがって・・・
続きです!
鈴乃「そこまでだ!」
真奥「そこまでだ!」
漆原「ベル・・・」
千穂「真奥・・・さん」
漆原「何だよ、ベルまで僕が邪魔なの?」
鈴乃「何があったかは大体把握している。だが、この状況は看過できん」
漆原「僕の邪魔をするなら・・・いくらベルでも容赦しないよ」
鈴乃「やかましい、この愚か者が!」ほっぺたぱぁぁぁん
漆原「っ!?」
鈴乃「何故、私のところにこなかった?」
漆原「な、何を・・・」
鈴乃「以前、お前は私と住みたいと言ったな」
漆原「・・・」
鈴乃「あれはただの冗談だったのか?」
鈴乃「他の者が変わっていく中で、一人取り残される気持ちは分からなくもない」
鈴乃「捨てられたと、見捨てられたと感じる気持ちも理解できる」
鈴乃「だが、何故私を頼らない?」
漆原「・・・うるさい」
鈴乃「何故、私までお前を見捨てると決めつける?」
漆原「うるさい!ベルは聖職者で、僕は悪魔だ!!馴れ合ってる今の関係こそが異常なんだ」
鈴乃「異常だと?ならば神の名の下に身を血に染めてきた私こそ、人として異常な・・・本当の悪魔だろう」
漆原「違う!ベルはちゃんとした聖職者だ、優しくて温かい、本物の人間だ!!」
鈴乃「・・・」
漆原「ベルのおかげで、やっと人の心がわかってきたんだ。やっと人の温かさがわかってきたんだ。それなのに、僕だけエンテ・イスラに帰る?そんなこと、絶対に許せるもんか!」
鈴乃「・・・わかった」
漆原「そう、じゃあ・・・」キュイィィィィン
鈴乃「やっと、この病の原因がわかった」
漆原「?」
鈴乃「ルシフェル、よく聞け」
漆原「・・・」
鈴乃「私が、養ってやる」
漆原「・・・は?」
鈴乃「住むところがないのだろう?私がお前を養ってやる。食うもの、着るもの、住むところ、全て私が面倒をみてやる。不自由はさせん」
漆原「何を言って・・・」
鈴乃「黙って聞け!私はな、お前が暴れくれて、ほっとしているんだ。エメラダ殿とお前が住むと聞いた時、エメラダ殿を殺したくなった。それを手配したエミリアも、魔王も、殺したくなった」
鈴乃「・・・私から、お前を奪うのかと、な」
漆原「ベル・・・」
鈴乃「お前が良いというなら、私の命がある限り、お前に不自由はさせん。ルシフェル、私のものになれ」
鈴乃「私はお前を見捨てん。裏切りもせん。血にまみれた私でよければ、私の全てをお前にやろう。だから、お前の全てを私にくれ」
漆原「・・・・っ?」羽が白色に変わる
鈴乃「・・・魔力が抜けたようだな、向こうも話がついたか」
漆原「ベル、僕は、僕は・・・」
鈴乃「今はよい。まずは帰ろう・・・魔王城ではなく、私達の家に」
漆原「ベルっ!」
鈴乃「泣くな、男だろう」
漆原「うぅっ・・・」
ベルがイケメンすぎる
ベルさんイケメン
イケメン
イケメン
・・・千穂サイド
千穂「真奥・・・さん」
真奥「何してんだ、ちーちゃん!」
千穂「何って、見て分からないんですか?」
真奥「ああ、まったくわからん」
千穂「そうですか。私は、私から最愛の人を奪った泥棒猫に、けじめをつけているところです」パシュゥゥゥン
ガァァァァン
恵美「きゃあっ!っの!!」
真奥「っ!?ちーちゃん、やめろ!!恵美も抑えろ、頼むから!!!」
千穂「真奥さんが悪いんですよ。私をほったらかして、遊佐さんを選ぶから」
ガァァァァァン
千穂「人を好きになるって、こんなに辛いんですね。もう、何もかも壊れてしまえばいい」
千穂「あ、あは、あははははっあははははははははははははははh」
真奥「っ!ちーちゃん、聞け!!」
千穂「あはははははははははははははははははははははhhhh」
真奥「聞けって!」肩つかみ!
千穂「あはっ!・・・何ですか、真奥さん。触らないで下さい」
真奥「俺が恵美を選んだってのが、どういうことかわからん!」
千穂「・・・は?」
恵美「・・・え?」
真奥「恵美と一緒に暮らすことを言ってるのなら、それはちーちゃんとのこととは関係ないだろ」
千穂「な、何を言って・・・」
真奥「?だから、恵美と一緒に暮らすことと、ちーちゃんと俺の関係は別問題だろ。ちーちゃんはまだ未成年だから、男女の関係としては考えられないし、もしそうなると犯罪になっちまう」
真奥「恵美は恵美、ちーちゃんはちーちゃんだろ。だから、俺はちーちゃんになんの返事もしていないはずだ」
これはハーレムの予感
ルシベル応援しとるぞ
恵美「・・・・・・」
芦屋「・・・魔王様、人間は一夫多妻ではありません」
真奥「そうなのか?」
芦屋「ええ、今魔王様が仰っていることは、人間の価値観でいうところの『二股』になるかと」
真奥「俺にとっては二人とも大事だ。どっちを選ぶとか、そんなことできん」
恵美「・・・・・は?」
真奥「それに、俺は魔王だぞ?何故人間の価値観に合わせにゃならん」
芦屋「いや、それはそうなのですが・・・」
千穂「だったら・・・真奥さんは遊佐さんを選んだわけじゃないんですね!?」
真奥「ああ。恵美は恵美、ちーちゃんはちーちゃんだと思ってる」
恵美「ち、ちょっとどういうこと!?私を選んだから・・・私が一番だから一緒に住もうっていったんじゃないの!?」
真奥「1番?なにいってんだ」
千穂「……あなたは選ばれなかったの。魔王は私を選んだの……www」
恵美「っ?!」
千穂「wwwwwwwwwwwww」
恵美「……千穂ちゃん、少し大人しくしてて」すっ
千穂「っ?!……zZZZ」
恵美「魔王」
真奥「な、なんだよ」
恵美「そこに座りなさい」
真奥「なんで俺が」
恵美「正座」
真奥「はい」
ちーちゃん……そのりくつはおかしい
てかちーちゃんキャラ崩壊し過ぎワロローン
・・・・数日後
鈴乃「ルシフェル、ルシフェル」
漆原「・・・・zzZZ」
鈴乃「おい、起きろ」
漆原「うん・・・後5分zzzZZZ」
鈴乃「ならん。まったく、もう9時だぞ。朝飯が冷める」布団はぎ取り
漆原「わっ・・・もう。おはよ、ベル」
鈴乃「ああ。早く顔を洗ってこい」
漆原「うんzzzZZZ」
鈴乃「寝るな!まったく、世話の焼ける」
漆原「えへへ」台所で顔洗う
漆原「いただきます」
鈴乃「うむ」
漆原「そういえばさ、真奥とエミリアと佐々木千穂、どうなったのかな?」
鈴乃「ああ、この間の事件の後、三人で話し合いを持ったらしい」
漆原「へぇ、佐々木千穂は大丈夫だったの?・・・その、だいぶ人格があれだったから」
鈴乃「あれはエミリアの母君が裏で糸を引いた結果らしい。千穂殿は元々素直な性格だからな。失恋のショックも相まって、暴走したのだろう」
漆原「じゃあ話し合いは穏便に・・・」
鈴乃「そんなわけがなかろう。特にエミリアが阿修羅になっていた」
漆原「・・・この間ベルと皆のところに戻った時、真奥がアスファルトで正座してた時は本当に驚いた」
鈴乃「エミリアなんぞ、今にも聖剣で魔王の首を跳ねそうだったしな」
鈴乃「芦屋はオロオロしながら梨香殿に電話し始めるし・・・いや、梨香殿が来てくれたからあの場は収まったが」
漆原「で、話し合いの結果はどうだったの?」
鈴乃「魔王とエミリアは一緒に住むそうだ。アラス・ラムスが楽しみにしているみたいでな、エミリアも渋々なのかどうなのか、とにかく良いと言ったみたいだ」
漆原「へぇー、佐々木千穂は納得したんだ」
鈴乃「千穂殿は、合鍵を渡すことといつでも家に行ってよいという条件付きで納得した」
漆原「それはまた・・・なんというか、公式愛人のような立場ってこと・・・?」
鈴乃「魔王がどういう腹積もりかわからんが、あの甲斐性なしには二人のうちどちらかを選ぶという思考がないみたいだ」
鈴乃「女二人がついに折れたようだな」
漆原「ややこしいなぁ」
鈴乃「まぁ、平和であればそれでよい」
漆原「・・・それともうひとつ」
鈴乃「エメラダ殿のことか?」
漆原「うん。結局どうなったの?」
鈴乃「どうもせん。私がお前と住むことを伝えて、納得してもらった」
漆原「そんな簡単じゃないと思うんだけど・・・」
鈴乃「簡単なことだ。まぁ、多少泣かれはしたが。ああ、エメラダ殿からお前に伝言がある」
漆原「伝言?」
鈴乃「今は寄り道もいいけですけど〜いずれは私のものになるんですよ〜、だそうだ」
漆原「それって、僕に言いながらベルに向けての宣戦布告だよね」
鈴乃「構わん。どうせ結果は見えているしな」
漆原「へぇー自身満々だね。僕悪魔だから、浮気なんか平気でしちゃうよ」
鈴乃「浮気は浮気だろう。飲む打つ買うは男の甲斐性だ。だが・・・」
漆原「う、うん?」
鈴乃「一つ、男の甲斐性を通したければ、働くことだ。自分の稼いだ金で何をしようが、私は口出しせん」
漆原「うん」
鈴乃「二つ、浮気が本気になったとき、相手諸共殺してやる。肝に銘じておけ」
漆原「わ、わかったよ」
鈴乃「わかればよい」
漆原「ごちそうさま、おいしかった!」
鈴乃「う、うむ/// そうだ、今日は外に出かけるぞ」
漆原「えー、暑いから嫌だ」
鈴乃「黙ってついてこい、お前がおらんとどうしようもない」
漆原「何買うのさ」
鈴乃「ぱそこんを買おうと思っている」
漆原「え?」
鈴乃「魔王城のぱそこんは魔王が持って行くらしいからな、新しいのを買ってやる」
漆原「・・・いいの?」
鈴乃「惚れた男に一番必要なものだ、仕方ない。奮発してやるから、良いものを選べ」
漆原「」うるっ
鈴乃「?どうした??」
漆原「ベル、大好き!」抱きつき
鈴乃「な、何を///」
漆原「愛してる」
鈴乃「なっ・・・、そそそそんなこと、言われんでもわかっておる///」
漆原「それでも伝えたいときってあるんだよ」
鈴乃「それは・・・そうかも知れんが」
漆原「ベルは?」
鈴乃「は?」
漆原「ベルはどうなの?」
鈴乃「・・・・・/////」
漆原「ねぇ!」
鈴乃「あ・・・」
漆原「うん?」
鈴乃「あ、ああ、あ、あい、あい・・・してる、ぞ」/////////////////
漆原「あははは、ベル、真っ赤!」
鈴乃「わ、笑うな!」
漆原「ごめんごめん、僕も、同じ気持ちだよ」
鈴乃「////は、早く出かける準備をしろ!」
漆原「ははっ、はーい」
鈴乃「まったく」
鈴乃「ああ、でも、悪くない。こんな日常も悪くないな・・・」
漆原「ベルー、準備できたよー」
鈴乃「ああ、わかった。では・・・」
漆原「うん」
鈴乃「ぱそこんを買うぞ」
漆原「うん!」
・・・End・・・
全体的に超絶展開でごめんなさい。。。
個人的には「エメラダが漆原のことを好き」「魔王と恵美が一緒に住んで千穂が合鍵持ってる」「芦屋と梨香が一緒に住んでる」あたりの設定好きなんで、また続きを書きたいとか思ってます。
次はもっと展開を考えて・・・ほのぼのでいきたいです。
では。
原作読んでないからエメラダのルシフェル好きとか、恵美のお母さんとかよく分からん
二期を楽しみしとくしかないか
>>1乙かれさまでした
乙
ルシベルいいね
乙!ルシベルかわいいよルシベル
しかしニートじゃなくてヒモじゃないか漆原ェ・・・
それがいい
ヒモであることを二人が望んでいるというニートの理想形だ
乙!続きにも期待
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