霧切「持ち帰り……そういうのもあるのね」 (14)
霧切「がーん、ね……出鼻をくじかれたわ……」
がーんに萌えた
なるほど
またジロリアンキャラか
……とにかくお腹が空いていた。
私は今まで使った捜査資料を保管する倉庫で希望ヶ峰学園近くに格安の良い物件があるの言うので見に来たが、予想を上回るボロさだった。
そこらじゅうに蜘蛛の巣が張っているし、血塗れのテーブルクロスがあるし、おまけに何故か監視カメラや謎のモニターが設置されている。
──まったくの無駄足だった。
おまけにどうやら私はまたも道に迷ったらしい。
しかも……追い打ちをかけるように雨が降り出す。
私は急ぎ足で近くのアーケードへと逃げ込んだ。
霧切(参ったわ……いったいどこに迷い込んでしまったのかしら)
霧切(焦ってはダメ……私はお腹が空いているだけなのよ)
霧切(……お腹が空いて死にそうなのよ)
勢いで乗っ取ったけどどうすんだよこれ
書けよ
お持ち帰りって合コンとかであるあれのことか?
超高校級の孤独
続きはよ
霧切(どこなのかしら……ここは)キョロキョロ
と、すぐ近くを希望ヶ峰の制服を着た女子生徒が横切る。
霧切(希望ヶ峰の近くであることは間違いないみたいだけど……)
グループで楽しくおしゃべりしながら遠ざかっていく後ろ姿をしばらく眺める。
霧切(…………)
霧切(……とにかく、食事のできる場所を探しましょう)
続きはよ
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