幸子「大好きですけど?」 (26)
幸子「いいですよね、夏祭り♪」
幸子「わたあめ、花火に、金魚すくい」
幸子「出店や催し物もいいですけど、やっぱり浴衣が映える場所ですから」
幸子「ボクの浴衣姿。みたいですか?」クフッ
P「……息抜きにと思って、誘っただけだ。軽装でいいんだぞ?」
*両思いな幸子とPがいちゃいちゃするだけの短いお話です。苦手な方はご注意を。
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カワイイさっちゃん期待
幸子「二人で、ですか?」
P「そのつもりだったが。皆で行くか?」
幸子「そんなこと言ってません、もう」
幸子「二人きりで行くんですよね?って聞いたんです。鈍感なんですから」ムゥ
つん、とPさんのほっぺたをつつく。
P「わるかったな。気が利かなくて」プイ
幸子「あれ、怒っちゃいましたか?」
顔を背けてしまったPさんを追いかけ、上目遣いで聞いてみる。
P「大人をからかうものじゃないぞ」
幸子「ばれちゃいました」クス
幸子「嬉しかったから、はしゃいじゃったんです。ごめんなさい」
P「いいよ、もう慣れたからな」ナデ
幸子「あっ。撫でましたね?」ムゥ
P「どうした?」
幸子「ちゃんと、撫でていいか?って聞かないとダメでしょう?」フフン
P「嫌なら、撫でない」
幸子「すぐ拗ねるんですから。聞いて欲しい、って言ってんですよ?」
P「……」
幸子「ダメ、ですか?」ジッ
訂正:言って→言った
>>3ありがとう、頑張る!
>>2だった……緊張しすぎですまんです
P「知らん。撫でる」
幸子「んっ。もう……強引なんですから」
しばらく撫でられていると、ふわふわした気持ちになってくる。
幸子「ぷろでゅーさーさん。手を握っても良いんですよ?」
P「もう握ってるだろ?」
幸子「残念でした。手は二つあるんですよ」ドヤァ
P「俺のシャツ握ってるの、離したらな」
幸子「むー」
こんな深夜に甘いのはこまるぜきたい
P「不満そうに見られてもなぁ」
幸子「えいっ」
P「こら、手のひらを引っかくな。こそばゆい」
幸子「ふふん、油断大敵ですよ」
握ってくれたもう一方の手。ボクは自分の頬にぴた、とくっつける。
幸子「んー。ふふっ」
P「それ。好きだよな」
幸子「そんなこと、ないですもん」フニャ
P「そんなふやけた顔じゃ、説得力ないぞ」
幸子「」カミカミ
P「バカ、噛むんじゃない」
むぅ、あまがみなのに。
幸子「痛かったですか?」
歯型はついてないけれど。
少し、手が赤くなっているかもしれない。
P「舐めるのも、ダメだぞ?」
ずばり当てられてしまい、面食らう。
幸子「うー」
P「そういうのはなし。約束したろ?」
幸子「でも……。はい」シュン
ぷろでゅーさーさんは、あるところからとても厳しい。
P「そんな顔しない」ナデナデ
P「幸子。浴衣、一緒に見に行くか?」
幸子「……いきたいですか?」
まだ機嫌がよろしくないボクは、意地悪な返事をしてみる。
P「行きたい」
幸子「っ、それは即答なんですか」
P「行こうな」
幸子「ど、どうしようかな」プイ
P「俺が選びたいんだけどな。幸子の浴衣」
幸子「……」
P「行きたい、は?」ナデナデ
幸子「な 何で、ボクが言わないといけないんですか」
P「嬉しそうだから?」
幸子「——〜っ…」カァァ
P「顔も、りんごみたいだし」
幸子「それ、関係ありますか?」
P「無いかな?」
P「後は、俺が聞きたいから。それだけ」
幸子「へんたい、ろりこん、女たらし」
P「そこまで言うか」
幸子「……行く、ます」
P「何だそれ」プッ
幸子「行きたいって言ってるんですっ、ぷろでゅーさーさんのイジメっ子!」
P「いふぁいいふぁい」ギュー
悔しいので、少しだけ強めにほっぺを引っ張ってあげる。
P「降参、降参だ。勘弁してくれ」バンザイ
幸子「もう。本当に反省してますか?」ムゥ
P「本当に。心から」
幸子「じゃあ、はい」
両手を大きく広げて、Pさんへと差し出す。
P「ん?」
幸子「ぎゅっ!」
二人だけの間で通じる、秘密の合図。
P「……」ギュッ
幸子「んぅ……あは。素敵です」
このときばかりは、ぷろでゅーさーさんも静かに抱きしめてくれる。
幸子「よくできました」ポンポン
P「ははぁ、ありがたき幸せ」
幸子「カワイイボクを抱きしめられる幸運をよぉくかみ締めてくださいね?」スリスリ
P「それは、いつも思ってるよ」
幸子「えっ?」
P「人気アイドルを一人占めしてるなんて知れたら、刺されかねんからな」
幸子「……その時は、ボクが守ってあげます」
P「こんなに小さいのに?」ポムポム
幸子「誰にも、負けませんから」
幸子「ボクが一番に、決まってます♪」ギュッ
P「……ま、少なくとも俺は勝てる気がしないな」
幸子「あはっ。ボクたち、無敵ですね!」
P「凄いのは幸子だと思うけどな」
幸子「違いますよ、絶対にボクたちが凄いんです」
幸子「二人だから、そうなれたんですよ?もう少し自信を持ってください」
P「幸せものだな、俺は」
幸子「当然です。気付くのが遅過ぎますよ?」
幸子「ぷろでゅーさー、さん」
幸せだって、言ってくれた。
幸子「目、閉じて欲しい……です」
だから、今なら。
P「……ダメだ」
幸子「っ」ビクッ
P「それは、男のセリフだからな」
一瞬で涙が溢れるのと同時に、その言葉が聞こえた。
幸子「え、と。ふぇ?」ポロ
ぼやけた視界に、近づいてくる顔の輪郭だけが浮かぶ。
幸子「ぁ……。だいすき、です」
繋いだ両手にきゅっ、と力がこもる。
——ボクは、ようやく初めてのキスをもらうことが出来ました。
まだ夏は始まったばかり。覚悟してくださいね、ぷろでゅーさーさん!
おわり。
短いし深夜なのに見てくれた方ありがとうございました!
乙。
幸子はやっぱりかわいいなぁ
乙
おつ!
甘いやつをありがとう。幸子カワイイよ幸子
カワイイと言ってもらえたうえに画像まで貼ってもらってしまった。
嬉しい!嬉しい!
深夜のテンションにて申し訳ございませんでした。
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