穂乃果「こーるおぶでゅーてぃ?」 (26)
2014~2015年ぐらいに書いたものの途中で投げたやつ
なのでいきなり終わりますが供養を兼ねて投稿することにしました
2年生はCoD界隈
3年生はBF界隈
1年生はDestiny
……のつもりだったけど、2年生しか登場しません
あと書いた当時ですら題材が古臭かったので、それがさらに古臭くなっているのはご愛嬌。
2年生
ほ→初心者
海→廃(口が悪くなる程度)
こ→廃(性格豹変)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1671105246
穂乃果「なにそれ?」
海未「おや……ゲームが好きな穂乃果が知らないとは意外です。てっきりヘビーユーザーかと」
穂乃果「あ、ゲームなんだ。どんなやつなの?」
海未「そうですね……言葉で説明するより見せた方が早いかもしれませんね。穂乃果の家にPS3かPS4はありましたっけ?恥ずかしながらXboxは持っていないもので……」
穂乃果「お父さんが結構ゲームするからね、どっちも持ってるよー!」
海未「なら話は早いですね。明日は練習も休みですし、少し古いですがPS3で私の一番好きなCoD:MW2を持っていきます」
個人的に一番好きなMW2を軸に進めさせていただきます。
一応全シリーズプレイはしていますがMW2が一番書きやすいので…
穂乃果「し、しーおーでぃーえむだぶりゅーつー……?」
海未「ああ、失礼。コールオブデューティ モダンウォーフェア2、の略称です」
海未(コッドと読む人も多いですが、私はシーオーディー読み派です。穂乃果もそうなるよう仕向けましょう)
穂乃果「へぇ~、そうなんだ!でもさ、それってセーブデータとかあるんじゃないの?穂乃果のPS3で平気?」
海未「ふむ……すっかりそれを忘れていましたね…まあ、プレステージのつもりでやるから大丈夫ですよ。それに、どんなゲームかを見せたら穂乃果にプレイしてもらうつもりですからね」
穂乃果「そっか、海未ちゃんがいいならそれでいいや!そういえば、ことりちゃんは?」
海未「ことりは……」
海未(ことりがプレイしている姿を穂乃果に見せたくありません)
海未「明日は予定があると言っていましたので……またの機会でいいのではないでしょうか?」
海未(それにことりだと例え穂乃果のプレイだとしても容赦なく罵声を浴びせる恐れがあります…!ことり、除け者にするようですが……許してください)
穂乃果「ふ~ん、そっか。じゃあ仕方ないね!それじゃ海未ちゃん、また明日ね~」
海未「ええ、ではまた明日」
~次の日~
穂乃果「おー!海未ちゃん、待ってたよ!」
海未「ごきげんよう、穂乃果。早速プレイしてみせましょうか」
穂乃果「うん!見せて見せて!」ピッ(PS3起動)
~MW2 OPムービー~
穂乃果「な、なにこれ……戦争のゲームなの!?」
海未「ええ、そうですよ?」(キョトン
穂乃果「海未ちゃん、こんなのやるんだ…すごい意外だよ…」
海未「ん?そうですか?まあ、いいでしょう。穂乃果はこういう少し残酷なゲームは嫌いですか?」
穂乃果「嫌いってほどじゃあないけど…やっぱり抵抗はあるかな…」
海未「まあ、最初はそうかもしれませんね。私もそうでしたし」
海未(そのうち何も感じなくなってしまうマルチをやるとむしろ逆の感情になるんですからFPSは闇ですね。純粋無垢な穂乃果を穢すようで正直堪りません)
海未「本当なら操作とかに慣れてもらうのにはシングルプレイをするのがいいんですけどね、最大の魅力はやはりマルチプレイなので、折角ですしぶっつけでそっちをやりましょう」
穂乃果「マルチってことは、オンライン対戦ができるってこと?」
海未「ええ、そうですよ」
穂乃果「ふーん」
~オンラインメニュー~
海未「さて、最初はレベルを上げないとクラスが作れないですからね…とりあえずこのまま進めていきましょう」
穂乃果「クラスって?」
海未「レベルを4まで上げれば、自分で装備等を選んで出撃できるようになるんですよ。レベルを上げるにつれて、選べる武器・装備が増えるんですよ」
穂乃果「へぇ~。でもさ、武器なんてどれも同じじゃないの?どうせ銃なんでしょ?」
海未「何を舐めたことを言っているんですか!!FPSは遊びじゃないんですよ!!」
穂乃果「ひっ……」
海未「ハッ……私としたことが、少々取り乱してしまいました」
穂乃果「海未ちゃん……なんか怖いよ……」
海未「失礼しました。武器はですね……まあ、たくさんあって一長一短がありますので、実際に使ってみて自分に合うのを選ぶのが一番だと思いますよ」
穂乃果「ふーん…そうなんだ」
海未「あまり詳しくない穂乃果でも……そうですね、スナイパーライフルとショットガンの違いぐらいは分かるでしょう?」
穂乃果「あー、そうだね!遠くから向きの銃もあれば、近くで戦う武器もあるってことか!」
海未「そういうことです」
海未「まあなにはともあれ、早速やってみましょうか。まあ、最初は穂乃果に見せるわけですし、わかりやすいTDMにしましょう」ポチ
穂乃果「あ、これルール?」
海未「ええ、そうですよ」
穂乃果「たくさんあるんだね…」
海未「ええ、でも今は大半が過疎ってしまっていますので……特にこのMW2は、2009年発売と古めの作品なので。それもあって現在はTDM、ドミネ、FFA、S&D辺りでないとなかなかマッチングしませんね。しかもドミネに関してはマッチングするとほぼ必ずチーターが湧いていますので…ことりと2人でチーター狩りをするのが日課となってます。個人的にはサボタージュのバカゲー感が大好きなのですが……近頃のFPSにはそもそも採用されていないルールで、正直寂しいです」
※2014~2015年頃の話です現在は分かりません
穂乃果「ご、ごめん海未ちゃん、サッパリわからないや……」
海未「まあ、それも後でプレイしてみるのが一番でしょう。簡単に言っておくと、TDMは6vs6で先に75人敵を倒した方が勝ち、FFAはそれの1人版で、先に30人倒した人の勝ち。ドミネは旗取り合戦みたいな感じですね。S&Dは…簡単には説明できませんね…」
穂乃果「へぇ~、確かにてぃーでぃーえむ?ってのがわかりやすそう!」
海未「ああ、チームデスマッチ、の略ですよ。チーデスと略す人も結構います。ていうか多いです。今回はテキストの都合上TDMとさせてください。では早速やってみましょう」
穂乃果「うん!見せて見せて~……って、なんの都合?」
海未「ほう、やはりTDMは割とすぐにマッチングしますね。どれどれ……敵チームのほとんど全員がプレステージカンストで、こちらはプレステージに到達している人自体が2人だけですか。相変わらず適当なチーム分けですね」
海未(やはり私はスナイパーが使いたいですね…バレッタ派が多いですが、誰がなんと言おうが私はインタベ一択です)
海未「とはいっても、初期クラスですとバレッタの芋仕様しかないんですよね……てかこのクラス、どうして中途半端に芋砂仕様にしているんでしょうか。どうせなら心音サプにニンジャと冷血にすればいいものを……」(ブツブツ…
海未(とはいっても初期クラスでそんなものを作ってしまうといきなりバランスが崩壊してしまう恐れがありますし、妥当でしょうか)
穂乃果「海未ちゃん、独り言多いよ?」
海未「おっと、ついうっかりしていました。気をつけます。さて、インターバルも終わりましたしマッチスタートですね」
海未(マップは……Skidrowですか。どちらにせよインタベ以外は使いたくないので……ここは第一偵察隊にしましょう。UMPホロに44マグナムタクティカル。正直強すぎます。コマンドーがないのがせめてもの救いですね)
穂乃果「おお!始まった?って、何この画面!みにくっ!!」
海未「ああ、穂乃果はFPSが初めてなんですね。ファーストパーソンシューティング。つまり、一人称視点でプレイするゲームなんです」
穂乃果「いちにんしょう?」
海未「はい、要するに、キャラクター自身の視点ってことです。よくある背中越しの視点は、三人称といいます。サードパーソンシューティング……TPSとも略されますね」
穂乃果「ふ~ん、つまり、よくある後ろから見る三人称?じゃなくって、その人の視点でプレイする、ってことなんだよね?慣れるの大変そうだなぁ……」
海未「大丈夫ですよ、案外すぐに慣れますから。たまにFPS酔いといって気持ちが悪くなってしまう人もいるそうですが……」
海未(さて、チームはRanger。A旗通路から来る敵をキルしてファーストブラッドを狙いますか…どうせいつもの如く通路から1人や2人抜けてくるでしょう)
海未(フラッシュを投げてっと…ふむ、やはり反応アリ、ですね。このまま突撃です!)
ー先制キル!ーHono0803
穂乃果「あっ、すごーい!海未ちゃんが倒したんだよね?」
海未「ふっ、こんなものです」ドヤァ
海未「おっと、奥の小窓から砂が見てますね」
バンッ!
海未「!?」
海未(くっ、感度を変えるのを忘れていてエイムが間に合いませんでした…私としたことが!)
海未(よく感度MAXだろjkとかほざく自称ベテラン()FPSゲーマーがいますが、どうなんでしょうか。自分にピッタリの感度でキルさえできればそれでいいと思うんですけどねぇ……まあ、私は常にMAXなんですが)
穂乃果「ねえねえ、今映ってたキルカメラってなに?」
海未「ああ、今のは敵がどうやって自分を倒したか、ってカメラですよ。つまり敵の視点で自分のやられた姿が映るんです」
穂乃果「ってことは、さっき海未ちゃんが倒した人にはさっきの海未ちゃんのプレイが映されてるってこと?」
海未「ええ、そういうことになりますね。だからあのカメラでカッコよく映るために手法を凝らして"魅せる"人も結構いますよ。無駄な動きでしかないので嫌われるケースが多いですが……」
海未(さて、感度も調整しましたし、もう負けませんよ。どこからでもかかってきなさい!)
ーマッチ終了ー
成績
海未(Hono0803)
35k5d3A(チーム内1位)
海未「まずまずのスコアですね。ただ味方どんだけカスなんですか。ただ突っ込むだけの無能ばかり。せめて裏取りくらいしろよって感じですね。まあ勝てましたからいいですけど」
穂乃果「う、海未ちゃん……?」
海未「どうかしましたか、穂乃果?」
穂乃果「いや……なんか怖いなって……えへへ。あ、なんかメッセージが届いたみたいだよ?」
ID Oo_KxH_is_GoD__oO
件名:4ね
本文
新兵でそんなスコア出せるわけねーだろスマーフ乙おやつにしてやろうか
海未(こ、このID…ことりのFPS垢!?このマッチにいたのですか!?)
穂乃果「な、なにこれ!?」
海未(全く気付かなかった私も私ですが……ことりは穂乃果のIDを覚えているはずなのに…やはりFPSをしている時のことりは恐ろしいですね。)
海未「まあ、ファンメってやつですね。自分が上手かったんだな、って思っておけば大丈夫です」
(ていうかことりが相手チームにいたんですね……そりゃあ、味方が何もできないのも納得です)
穂乃果「そ、それにしては言葉遣いが汚かった気がするんだけど……」
海未「気にしたら負けですよ」
穂乃果「そ、そうなんだ……」
海未「ええ、日常茶飯事ですから」
海未(しかし……このままことりとマッチングするのも問題ですし、返信しても穂乃果にことりだとばれてしまいます。私の垢で携帯から返信しておきましょうか)
返信
穂乃果にMW2をやらせようと思い、穂乃果の家で私がプレイしていました。許してください、ことり。というか、ID冷静によく見てください
海未(まあ、こんなものでしょう。おっと、返事がきましたね)
ことりから
よ、よく見たら穂乃果ちゃんのIDだった~~~~;;
穂乃果ちゃんには絶対教えないでね!?
お願い~~~~~~泣
海未(ふふふ、反応がことりらしくて可愛いですね。こんなに可愛らしいのにFPSをプレイしているときは何故……)
穂乃果「ねえねえ海未ちゃん、私にもやらせて!」
海未「ええ、そのつもりですよ。どうぞ」(コントローラーを渡す)
穂乃果「よ~し、ファイトだよっ!私っ!」
マップ:Scrapyard
チーム:スペツナズ
海未(ふむ…初マッチではあってもこのマップ規模で考えれば迷うこともないでしょうし、丁度いいかもしれませんね)
穂乃果「う、うわわわわわっ、なに、なにこれ!!グルングルンしちゃうよ!!」
海未「あああああ!ご、ごめんなさい穂乃果!感度を戻すのをすっかり忘れていました…」
穂乃果「海未ちゃんこんなのでさっきみたいに細かく動かしてたの?凄いんだね!」
海未「い、いえ、それほどてもないですよ//」
海未(照れてしまいますね)
海未(そういえばことりは…マッチを抜けていますね、よかった)
穂乃果「ねーねー、どこ行けばいいのー?」
海未「そうですね……このマップは狭いので、適当にウロウロしてると敵に会えると思いますよ」
穂乃果「左上のがマップだよね?緑が味方で…時々映る赤い点は何?敵?」
海未「ああ、その説明をすっかり忘れていましたね。緑の矢印は穂乃果の言う通り味方です。そして赤い点ですが、これは敵の銃声がすると出ます」
穂乃果「…ん?どういうこと?」
海未「例えば今穂乃果が銃を撃つとします。そうすると、相手のミニマップには今穂乃果が撃ったこの場所に赤い点が出るんですよ」
穂乃果「それって何か意味あるの?」
海未「最初はイマイチ分からないかもですが、やっていくとそれを基に敵が近くにいることが分かったり、どこに向かったかを予測できたりするんですよ」
穂乃果「ふーん。敵の位置がわかるのはないの?」
海未「MW2だとUAVというのがありますね。一定時間、等間隔でマップに敵の位置を映してくれるものです。この時も赤い点なのでごっちゃにならないようにしてくださいね」
穂乃果「ふーん、よくわかんないけどまあいいや!やってればわかるよね?」
海未「ふふっ、そうですね、穂乃果は習うより慣れよ、そういうタイプでしたね」
海未「あ、ちなみに死なずにキル……相手を倒し続けることでキルストリークといって様々な強力な支援や攻撃ができるのでもし慣れてきたら狙うといいかもしれませんね。先ほど言ったUAVという敵の位置が分かる支援も、死なずに3人連続で敵をキルする必要があります」
穂乃果「ふーん?海未ちゃんが夢中になって喋ってる間にもう3回も死んじゃったよ…」
海未「本当ですか?まあ最初は仕方がないと思います。慣れが大切ですから」
穂乃果「そうなの?でも私まず敵が見つけられないよ~」
海未「とりあえずこのマップは飛行機の残骸の周りをウロウロしていれば、敵を見つけられると思いますよ。割と開けているので敵も見やすいですしね。もしくは残骸の中に入っていくのもアリです」
穂乃果「う~ん…頑張ってみる…あっ、向こうから人が出てきたよ!!」
海未「はい、落ち着いて構えて、敵を真ん中に持ってきてR1です!」
穂乃果「おお~!初めて倒したよ!!これが俗に言うえいむするってやつ?」
海未「ふふっ、おめでとうございます。エイムの正確さがとにかく大切ですから、変な癖がつかないように気を付けて下さいね。あと、FPSで敵を倒すことを"キルする"と言います。頭に留めておいてください」
海未「あと見ていて気になったのですが……撃ち合いが終わったり、敵を倒すたびにリロードをするのは意識的に避けた方がいいですよ」
穂乃果「えー?でも弾が少ないと危なくない?」
海未「確かにその通りなんですが、それは癖になりやすくてですね……リロード癖と言いまして、後から矯正するのが大変なんです。おそらくその内、リロードしてなければ死ななかったのに!キルできたのに!!という場面に遭遇すると思うので」
穂乃果「ふーん。わかった!気を付けてみるよ!!」
~~数時間後~~
穂乃果「見て見て海未ちゃん!15キルできたよ!!20回死んじゃってるけど・・・へへ」
海未「おお…すごいですね…。この上達っぷりからすると、穂乃果はひょっとしたらセンスがあるのかもしれませんね。もうそろそろ遅い時間になってきましたし、私はそろそろお暇します。そのソフトは穂乃果に差し上げますので、どうぞ楽しんでください」
穂乃果「ええ!?いいの?でもそれじゃ、海未ちゃんできないんじゃ…」
海未「それは吹き替え版なので…字幕版が家にあるので大丈夫ですよ。個人的には字幕版なんですよね。吹き替え版は迫力に欠けると言いますか……やはり英語ボイスが好きです」
穂乃果「そうなの?よくわかなんないけど……ありがとね、海未ちゃん!また明日ね!」
海未「はい。では、また明日学校で。お邪魔しました」
帰り道
海未(まさか穂乃果の上達がここまで早いとは……正直驚きを隠せません。今後が楽しみですね……!)
海未(そういえばことりは今頃何をしているんでしょうか…もしCoDをしているのであればこの後私も参戦したいですね。LINEしてみましょう)
海未<ことり、今夜はやりますか?
ことり<海未ちゃんがやるなら私もやるよ♪
海未<そうですか、ではいつもの時間に。
「いつもの時間」
海未(普通なら思わず笑みがこぼれてしまうようなフレーズですが……今夜も寝れなさそうですね。明日の練習メニューはひっそりと軽くしておきましょう)
~いつもの時間~
海未とことりはSkype中
海未「では、ことり、いきましょう」
ことり「うん、今日も頑張ろうね♪」
海未(こんなかわいいんですけどねぇ・・・)
海未「今日はドミネですか?」
ことり「海未ちゃんに任せるよ~」
海未(ではドミネにしましょう…TDMで角待ちにイライラすることりは怖いですからね)
海未「おっ、マッチングしましたね」
ことり「よ~し、勝とうね!ウミチャン!」
おわり
当時の私はここで筆が止まったようです。クソ中途半端ですが許してください。
ってかSkypeっていうのに時代を感じた。
ありがとうございました。
懐かしい空気だ乙
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