ー恋の家ー
恋「うーん…あの日からひっぷほっぷ?らっぷ?に興味を持ってしまいました」
恋「取り敢えずLチューブを開いて、パッと目に入ったひっぷほっぷを聞くとしましょう…」スッスッ
恋「…Music Video、どれもこれも破廉恥過ぎでは?///」
恋「…いえ、これも1つの音楽に変わりはありません、今は破廉恥さに目をつぶって…」
ピッ
https://youtu.be/_CL6n0FJZpk
~♪
サヤ「お嬢様の部屋から妙にイカつい曲が…!?」
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ー次の日、部室ー
千砂都「うぃっすー!…ありゃ、まだみんな揃ってなかったか」
すみれ「おはよ、今は…四季に夏美と、恋だけね」
四季「Hi」
恋「…」~♪
夏美「恋先輩、珍しくイヤホンつけてますの」
すみれ「ほんと、珍しいったら珍しいわね…おーい恋ー?」ヒラヒラ
恋「…っは!す、すみません、何か話していましたか?」スッ
すみれ「いや違うのよ、ごめんなさい、音楽聞いてたのに…」
千砂都「あはは、まだ始まらないからだいじょぶだいじょぶ!」
恋「すみません…あっ、ホワイトボードの落書き消しますね…」スクッ
夏美「何聞いてたんですの?」
四季「大方、JAZZ?」
恋「き、気にしないでください…っ」ケシケシ
すみれ「…?まあいいわ、千砂都?」
千砂都「ほえ?」
すみれ「まだ始まらないなら、ちょっと音楽流しててもいいかしら?無音なのってちょっと嫌なのよね」
千砂都「いーよー!」
すみれ「皆もいいかしら?」
夏美「構いませんの!」
四季「…b」
恋「どうぞどうぞ…」ケシケシ
すみれ「もう消すとこないわよ…じゃあ」
ピッ
~♪
https://youtu.be/uAPUkgeiFVY
恋「っ!!」ピクッ
四季「…Kendrick、Lamar」
すみれ「おっ、知ってるの?四季」
千砂都「私、新アルバムなら"N95"好き!」
夏美「どなたなんですの?」
すみれ「うーん、今流行りのラッパー、かしら」
夏美「あまりにざっくり過ぎますの…」
四季「アメリカWest Coast出身、次世代Hiphopの王……」
夏美「ほえー、随分な称号ですのね」
すみれ「なーにー?ちょっと四季、アンタ結構聞く感じ?」ニヤッ
四季「Yes…今年1番はこの"The Heart Part 5"。MVの衝撃ったら無かった…」ニヤッ
千砂都「…恋ちゃん?」
すみれ「あらちょっとテンション上がるじゃない、他にいる?好きなの」
四季「Snoop Dogg、2pac、Dr Dre、Kendrick Lamar…数え切れない」
すみれ「その流れだと、アンタ西海岸推しね?私はどちらかと言えば東。BiggieとかWu-Tangとかね、あとATCQ」
夏美「ぜんっぜんついていけませんの。でもすぬーぷ?何とかは知ってる気がしますの」
四季「Drop it like it's hotとか」
すみれ「ああ、多分それなら夏美も聞いた事あるかもね」
夏美「後で聞いてみますのっ」
千砂都「ち、ちょっと皆」ボソッ
すみれ「どうしたの?急に小声で」ボソッ
四季「What?」ボソッ
夏美「何事ですの?」ボソッ
千砂都「あれ、恋ちゃん見てっ」ボソッ
すみれ「何よったら何…よ…」
恋「……?t(? ?ω? )?……」クイクイ
恋「あいうぉんだふっど…」ブツブツ
四季「…What The F※ck…」
千砂都「恋ちゃん…!?」
夏美「あ、あの恋先輩が凄い変なダンスしてますの…!?」
すみれ「いや、あれはケンドリックがよくやるダンスというか、ノリ方というか…えっ、それを何で恋が!?」
恋「……?t(? ?ω? )?……」スイスイ
しきなつちいすみ「「じーっ…」」
恋「……∑ ?t(; ? ・ω・ )?」ハッ!!
恋「…~~~~っ!?!?!?///」カーッ
すみれ「恋、あんた…ケンドリック聞くの!?」
恋「ちちち違うんですぅっ!!///」
千砂都「で、でもあのリズムの取り方は確実に "知ってる" 人でしょっ!?」
恋「た、たまたまですよっ!///」
四季「夏美、Look」スッ
夏美「…この動画の人と同じ踊り方じゃないですの!!これは言い逃れ出来ませんの!!」
恋「うぅ~っ…///」
すみれ「ちょっと恋、恥ずかしがらないでよ!…確かに意外ったら意外だけど、別に良いじゃない?」
恋「は、破廉恥じゃないですか…?///」
すみれ「…は?」
四季「すみれ先輩、HiphopのMVって大体…」コソッ
すみれ「…ああ、恋が恥ずかしがる理由が分かったかも…」
https://youtu.be/PM2f835zx88
夏美「あひゃあ…///」
四季「仕事しない医者」
恋「生徒会長である私があんな破廉恥なMVを見てたなんてバレた日には…」
すみれ「今時こんな事で何も言われたりしないわよ」
千砂都「まあ、確かにHiphopのMVって何かえっちぃよね」
恋「なるべくMVは見ずに、音楽アプリで曲だけ聞くようにしています」
すみれ「まあ恋には刺激が強いか…」
四季「ぶっちゃけ、今流れてるMVなんか序の口も序の口」
夏美「ひょえっ!?///これ以上がありますの!?///」
千砂都「どれどれ?…あはは、こりゃまだ可愛いもんだね…」
四季「もっと行けば、さも当然の如くココがまろび出てるMVもある」ツンツン
夏美「夏美の乳を触るんじゃねぇですの!!///」
恋「もうある程度は慣れました…開くMVの殆どが破廉恥なので…」
夏美「どうしてこんなのばっかりなんですの!?」
すみれ「仕方ないんじゃない?クラブミュージックの側面もあるんだから、そういう男女の関係も当然の様にあるでしょ」
四季「Money、Drug、WomanはMVに欠かせない風潮」
すみれ「最近のMVってほんと片手にリーン、ジャラジャラのゴールドチェーン、舞い散るドル吹雪、めっちゃお尻振る女の人ばっかよね」
千砂都「Twerkかぁ…あれは流石にちょっと恥ずかしいな…///」
四季「これをやるのは、正直千砂都先輩よりすみれ先輩の方が適任だと思う」キッパリ
千砂都「」
夏美「千砂都先輩が放心してしまいましたの!?」
すみれ「アンタ言っちゃいけないこと言ったわよ!?誰のお尻がデカいですって!?」
恋「…」
すみれ「ごほん…恋はいつもどんなのを聞いてるの?」
恋「そうですね…最近聞き始めたばかりですが基本、西も東も聞きます。でも今は南が主流ですものね」
四季「Atlanta…Outkast?」
千砂都「ちょっと古いかも…今ならやっぱりFutureじゃないの?あとYoung ThugにGUNNAも」
すみれ「後者2人は早く出て来いって話よね、lemonade以上の曲を求むわ……そう言えば何でLilがつく奴って多いのかしら?」
千砂都「うーんLil Wayneの影響じゃないの?適当にLil ○○ってつけて検索したらhitする時代だよ」
四季「若者のギャングをLittle Insaneと呼んでいたらしい。略してLil。それに触発されてLilをつけるラッパーが増えていったとか…まあ、諸説ありだから」
恋「…皆さん詳し過ぎませんか?!?!」
夏美「恋先輩に同意ですの!私達全然ついていけてませんのよ!!」バァン
すみれ「いやぁ、ただHIPHOP聞き続けてたら自然と得た知識というか…ぶっちゃけ音楽聞いてるだけで他は何も知らないわよ」
四季「同じく」
千砂都「私はHIPHOPのダンスを勉強してたから、曲というよりダンス中心だしねぇ」
恋「…まあダンスという訳ではありませんが、ケンドリック・ラマーさんの音のノリ方は、何だか可愛らしくて好きなんです」
すみれ「あーそれ分かるったら分かるわ…なんっか癖になるわよね」
四季「向こうの人達の音のノリ方、私達と遺伝子レベルで違い過ぎる」
千砂都「ほんとそれ!DNAに刻み込まれてるであろう音のノリ方が羨ましいんだよぉ…え、その動きでダンス習ってる訳じゃ無いの!?って人多過ぎ!!」
恋「いんさいどまいでぃえぬえー…」
すみれ「お、DNAね」
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undefined
すみれ「…となると、恋も潜在的に西海岸の方が好きなのかしらね?」
恋「というより、落ち着いた曲調の方が好きなだけですね…なのでア・トライブ・コールド・クエストがかなり好きです。特にCrew、Jazz…Bonita Applebumもよく聞きますよっ!」
四季「恋先輩のルーツはクラシックやジャズだから、確かに順当な道筋」
千砂都「ファイフのノリ方ほんと好きなんだよね…まるくて」
すみれ「しれっと千砂都もよく見てるわよね…」
千砂都「まるだけで推すならBiggieとかFat Joeが好き(真顔)」
夏美「どれ…うわ千砂都先輩が好きそうなまんまる、ですの」
すみれ「あーそうだ、ふと気になったんだけど、恋は和訳見たりとかするの?」
恋「………///」
すみれ「その反応は見てるのね…」
恋「だってスラングばっかりで、学校英語だけでは分からない事だらけなんですもんっ!///」
四季「分かる。私もスラング多過ぎて頭がフットー、破裂しそう」
夏美「何か芋けんぴ食べたくなりましたの」
すみれ「ま、なんでも聞くのは良い事だわ…特にKendrick Lamarが好きだったり?」
恋「1番を決めるつもりはありませんが、1つ挙げろというのなら…そうですね、ケンドリックさんです」
https://youtu.be/78bSAKX_4vs
すみれ「じゃあ、今年のNFLのハーフタイムショー観た?」
恋「見ました!あのハーフタイムショーのお陰で色んな人を聞くようになりましたっ」
四季「あのショーは、音楽の教科書に載っても良いと思う」
千砂都「ファッションが良かったよねー。勿論ダンスもめっちゃかっこよかったけど」
すみれ「メアリーのNo More Dramaの辺りでスヌープが「実家か?」って位寛いでたの笑ったわ 」
四季「あの部屋のモデルはSnoopの生家らしいし、あの後50 CENTとMary J Bligeも、Snoopの家でゆらゆらBEATにノってた」コレミテ
~♪
夏美「うわ、凄い数ですの…ギャングの集まりって感じですの。知りませんけど」
恋「ここからケンドリックさんが始まりますよ!」
四季「Comptonの街並みの中で演るのがCool」
すみれ「このドーナツ屋行きたいわぁ…」
千砂都「次のLiellaはこんな感じの黒スーツで踊ってみようかな…」
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夏美「…あ、そういえば私、日本のラップは聞きますのよ。E.C.DさんのLonely Girlがきっかけでしたの」
すみれ「あら、それも意外ね…恋は?日本のHIPHOPは聞くの?」
恋「特別聞いている訳ではないですが、知っておかなければいけないであろう方達は…」
夏美「Buddha Brandとかですの!?」
四季「水を得た魚の様に…」
恋「はい、ブッダの休日が好きですね!最近はこれを聞きながらお茶するのがマイブームなんです!」
夏美「やあっと話についていけますの!私はFUNKY METHODISTが好きですのよ。あのビートがさいっこーでして…!」
四季「私、あんまり聞かない…フリースタイルはLチューブでおすすめされたらたまに見てみる程度」
千砂都「ダンス動画調べてたら沢山出てきたから色々観たなぁ、ジャパニーズだったら私は唾奇とか好きかな」
四季「あ、でもJinmenusagiとかSUKISHAは好き」
すみれ「あんた達中々チルい3人選ぶわね!それならEvisbeatsのlullaby聞いてみるといいわよ」
https://youtu.be/kb_sBPmdLDE
~♪
恋「わあ…とってもエモエモで尊みが草です…!!」
夏美「恋先輩???」
四季「凄くChill…冬に聞きたい」
千砂都「こういうのだけ聞いて生きてたいよ」トオイメ
すみれ「千砂都???」
千砂都「ねね四季ちゃん、このAnnieさんみたいな可愛い女の子が、バッチリタトゥー入ってるの助からない?」
四季「この腕のワンポイント…凄くたすかる」
すみれ「音聞きなさいよ!」
夏美「久しぶりにTwigyが聞きたくなりましたの。最近雨が多いから、SpotやBagが合いそうですの」
すみれ「……夏美、あんたかなりオールドスクールね?LAMP EYEは?」
夏美「TwigyとYOU THE ROCKが好きですの。FUKUROU(YAKANHIKOU)はくっそ名曲ですの」
四季「もう、今は外にいるんだっけ」
夏美「この人今も結構色んなイベントに行ってますのよ」
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きな子「いやー提出物手伝って貰って感謝っす~っ!これで心置き無く部活出来るっすね!」
メイ「いいんだよ。1人いない状態で活動したってしょうがないしな……あれ、かのん先輩に可可先輩、今から部室か?」
かのん「やっほ!そーそーちょっとバタついててね」
可可「かのんに色々と手伝って貰ってマシタ!次のLiellaのライブについて、色々積もる話もありマスから!」
メイ「そうなのか、じゃあ部室で話さない…と…」
ザワザワ…
かのん「…え?皆階段に集まってどうしたの?」
きな子「皆さん、部室に何かご用っすか?」
「あ、Liellaの皆…いや何かさ、Liellaの部室から何かイカつい重低音が聞こえて来るるんだよね…」
<ズンズン…♪
メイ「…おいおいマジじゃねぇか、行くぞきな子!」グイッ
きな子「あばば、引っ張らないで欲しいっす~…」
かのん「私達も行こう!皆何やってんだろ?」
可可「あのグソクムシ、神聖な部室で何してるデスかーっ!!」
ドダダ…!!
ガラッ!
メイ「おい!廊下まで音が聞こえてんぞ!何して…る……」
千砂都「それでは、ビートチェック!!DJ R3n(ディージェイ レン)、聞かしてくれYO!!」
恋「…(サングラス着用)」
ドゥイドゥイドゥイ…(スクラッチ音)
https://youtu.be/twLtsGGHddE
~♪
千砂都「おお~っやっぱり最高のビートだYO!さあ先行後攻は!?」
四季「私達が先」
夏美「先輩は譲ってあげるものですの!」
すみれ「2対1のMCバトルなんて聞いた事ないけど、良いわよ」
千砂都「という事で先行、MC SH1K1(エムシー シキ)にONI THE NAT2(オニ ザ ナッツー)、後攻は、菫(すみれ)に決定!」
きな子「えむしーしき???おにざなっつー???」
可可「ほえ???」
千砂都「それでは行きましょう!DJ R3n、ぶー???ちかー???ませっ!!」
ドゥイドゥイドゥイドゥイ
~♪
MC SH1K1「宜しくどうぞ 私は四季。まずは告げとく、あなたの死期。と死ぬべき時期。下される悪魔の技直々、今からあなたは型落ちの掃除機」
MC SH1K1「私は1年じゃ司令塔、あなたの指示って誰からの?それじゃ集まらないよ民衆の支持、分かりやすく言おうか?あなた厚顔無恥」
MC SH1K1「かのんさんからの指揮系統に、指示傾倒してるあなたは無知。私達は集めてる学校の活気とヤる気。あなたは白痴で感じられない殺気」
MC SH1K1「なのであなたを沈める覇気だけで。だって私は金獅子のシキなので」
千砂都「うわ、こりゃ痛い!」
メイ「し、四季…!?」
かのん「」
ONI THE NAT2「四季に変わってオニサプリ!スーパーGANGスターによる地獄旅!」
ONI THE NAT2「あなたにはさせない一問一答、休日返上!して真っ赤な目擦ってあなたは絶句!そうここはZepp、兆しが見える私送るこのサインの名前はガッデム F※ck!!」ナカユビ
すみれ「あらまぁ」
可可「そ、それはコンプラデスよ夏美ぃっ!!」
きな子「てんぷら?」
ONI THE NAT2「そしてカリンバ、鳴らして相見える愛の見える狩場!!老婆、紛いの鼻高々な鼻っ柱、へし折る私がワザワザ!それが夏美の内緒の呪文呪文?NITRO 夏美のMicrophone!」
ONI THE NAT2「その他大勢エキストラ!話して下さいエトセトラ、どうやらこの証言はあなたの上限!黒い本なんていらないデスノ!!だって死因は夏美が言い渡しますの!!」
かのん「よし頑張れ!すみれちゃん!!」
メイ「なんで普通に応援してるんだ!?」
ドゥイドゥイドゥイドゥイ
すみれ「それが神社の娘に説く説法?まるで穴の空いたバース、イカれたメソジスト」
すみれ「後輩なんだからしてなさいHUMBLE、泡も斬れないナマクラのサーベル。申し訳ない、アンタら2人ともグダグダのMumble」
すみれ「平穏な暮らしにうんざりしてそう。じゃあ送り返そう、とても平安な時代」
すみれ「平安名すみれを覚えときなさい。我、天運掴んで仏陀にすら助言、ほんともうこれは事件、超危険、アンタらが棄権、するのはもう遅い刻み込むLARGEサイズの別次元」
可可「しゅみれ……」
かのん「すみれちゃん…っ!!」
すみれ「アンタらのバースは最早A to B。私もAとB、だけど型にハマらない為に語彙を総動員。これじゃ終わらせないアンタらウザイだけの動く点P」
すみれ「Ganjaひとつ使わずこれがSumire Styling。DR HuslingいらずのRhymingとScheming、そこかしこで立てる皆がRumor、そう遠くない私がKendrick Lamar」
すみれ「2人は咲く事焦がれた枝垂れの菫、まるで板切れヒビ割れ、ほんとナザレの名折れ。私と菩提の睡蓮にただただ膝折れ、手向けで祈れ!」
すみれ「Day n Nite掘り続ける語彙の金脈!GOLD DIGGERの本命の本目!結ヶ丘流Machine Gunの5.56!これって実はアンタ達への黙示録!!」
すみれ「毎日SICKO MODEの私にゃ敵わない、向こう水なショウビズでも挑み続ければNEXT STAGE。そうこの私グランドマスターによるメッセージ、トラボルタ・カスタムであなた達は生きる危機」
すみれ「え、最初からもう一度?でもどうせ一方的にワンサイド、それでもいいなら始めましょCan I Kick It?」
千砂都「……しゅうぅぅぅりょおおぉぉぉぉッッッ!!!」
四季「ギリギリかも…」
夏美「自信を持つですの!」
すみれ「即興でそれ出してくるの末恐ろしいわね…」
千砂都「それでは審査員、票をあげてくれYO!」ビシッ
かのん「…え、あ、私達!?嘘でしょ!?」
可可「」
きな子「…1年コンビに1票っす」
メイ「はぁっ!?じ、じゃああたしもだ!」
かのん「えぇ!?…じゃあすみれちゃんに1票!!」
可可「く、クゥクゥもすみれに1票デス!」
千砂都「おおっと割れた!!最後の票は~っ……!?」チラッ
恋「……ごめんなさいっ!1年生のお2人で!!」バッ
千砂都「…勝者、チャレンジャーの2人ィッ!!」
すみれ「あらら」
四季「いい勝負でした」
夏美「握手させてくださいですの!」
すみれ「勿論よ。世代交代は近いかもね」ギュッ
可可「……いや!!勝手に部室をクラブ仕様にしといて負けるのデスか!?で、何丸く収めようとしてるのデスか!?」
メイ「これどうすんだよ…てかあのバーカウンター何なんだ…!?」
千砂都「てへ、作っちゃった☆」
きな子「一朝一夕で作れるレベル超えてるっす……」
かのん「……い」
恋「い?」
かのん「いい加減にしなさぁぁぁぁい………!!!!」
皆、HIPHOPを聞こうね
過去作抜粋
絵里「雨の日のコーヒー」
穂乃果「第一次音ノ木坂抗争」
絵里 「ゲームセンターに行きましょう!」 にこ 「拒否」 希 「話を聞こう」
絵里 「真夜中に」 にこ 「愚痴を肴に」 希「姦しく」
花陽「都市伝説!」 絵里「対決よ!」
絵里「ノッキン・オン」 にこ「ヘブンズ・ドア」
海未「ふぁ~あ・・・眠いな・・・」 ことほの「「!?」」
絵里「ただ、ありふれた夜」
聖良「夜も更けて」 ダイヤ「姉会ですわ」
聖良「私達の」 ダイヤ「日常」
絵里「壊れた世界で、ただ1人」
海未「あなたは」 ことり「サマーガール」
希「ライブ?」 真姫「そうよ」
LINEグループ 9人の女神達
ダイヤ「お休みは」 聖良「言わないで」
穂乃果「ここどこ!?」 カイマン「ん?ここは"ホール"だぜ」 ニカイドウ「ギョーザ、食うかい?」
にこ「あなたの目には」絵里「私たちの姿が」
かのん「雨の日のコーヒー」
穂乃果「もう自衛隊入るしかないよ」海未「何を言ってるんですか」
善子「覚えてる?9月の事」梨子「そう、あの夜の事」
日本人がシーシェパードの事は「白人は何でも自分たちが正しいと思いやがって」「お前らだって鯨油取ってただろ」などと非難するのに、中韓で犬が食われてる事は好き放題叩くのが大嫌いです。自分がそういう日本人の一人でいる事がすごく嫌。でもこの手のエゴやナショナリズム感情って誰でもどの集団でも似たり寄ったりの部分を持ってるからどこに属そうと逃れられない。
カニバリズムの理由は地域時代様々、大まかに把握するにはウィキに書かれてるものが手っ取り早い、でもそれだけでは具体性と納得感が不十分。1922年日本時代の台湾の埔里という内陸の町の郊外で食人事件が起きました。台湾では漢民族と原住民が250年間争っていてその町も郊外の森は原住民(セデック族)の縄張りで、互いにその境界線には近づかないようにしていたものの、小競り合いも繰り返されていました。そしてその年にはセデック族が一人でその境界線にのこのこ出てきたのを漢民族が捕らえて殺してさばいて売ったり食べたりしました。「首狩り族を食えば奴らの首狩りに遭わない」や同物同治の迷信から四肢や臓器がものすごい勢いで高値で取引されたりその場で食われたりしたのです。彼らの国民性からすると首狩り族(セデック族)を心底敵視していたために、人々が迷信に対して一層信心深くなってみせあう事で、互いに原住民を殺せた事を喜んだのです。
現地で10年ほど前に大規模なデモが置き、国民の政府に対する不信感があちこちで爆発し、とある交番で汚職が行われたと報道されると数時間後には千人くらいでその交番を取り囲んで周囲に冥銭をばらまきました。日本で言えば線香みたいなもの。死者に対して供えるものを生きてる人にあげるという事はその相手に「お前はもう死んでいる」と遠回しに告げるパフォーマンスなのです。またデモ参加者に弁当を配る人も現れました。その意味は交番の周囲で数週間の座り込みデモをしよう、そうしたらみんなお腹空くよね、だから俺は弁当持ってきてあげたよっていう役人に対する皮肉です。役人(警官)の目にはそんなのデモ参加者が多すぎて入ってないんだけど、デモ参加者のお上に対する抗議熱を高めたり、俺はこういう風に弁当や冥銭を自腹で買ってきてふりまくほど腹立ってるんだぞっていう、他のデモ参加者に対するアピールでもあります。日本ではそういうベタな自腹パフォーマンスはそういう衝動的な勢いでは行われない、事件に関する事柄が3日くらい経ってからその後数週間から数か月にかけてじわじわだらだら流行ります。
つまり埔里で漢民族が首狩り原住民セデック族を捕まえたぞーって騒いだのはそのデモのように、みんなで最大限に勝鬨を上げる衝動的行為でもありました。内臓の相場が1万円だとしてもそこをあえて1.5万とか2万とか出す事で「俺はこんなに首狩り族が嫌いなんだぞ」って他の漢民族にアピールしたり、「俺らみんなでもっと原住民を憎もう」みたいな一体感を盛り上げたがる衝動的感情の表れでもありました。その競り状態の中で落札した肉の欠片もその場で大勢が見ている前でかぶりついて食って見せなきゃあんまり意味ないんです。家で一人でのんびり料理してても楽しくない、一体感が生まれない。
感情の発散の仕方は集団ごとに大きく違うので、そういう現場を何度か直に見ないとなぜそんな不合理な事をするのかって分かりにくいものです。俺も現地のデモ現場を何度も見ているからこそ100年前の彼らの先祖が原住民に対してどういう対応の仕方だったかが容易に想像できるのです。これが自分が行った事も無い別の国だったら昔の実態を想像で当てる自信はありません。
台湾漢民族の場合は原住民を食べる理由はまず相手への恨みと敵対心。首狩り族を食えば首を狩られなくなるという自分勝手すぎる迷信と、高値で落札して見せたりその場で食って見せる事による一体感の高翌揚。次に同物同治思想。最後が単純な食料扱いです。ハワイなど太平洋諸島では原住民間での戦争捕虜を食用家畜として檻に閉じ込めておく事もあったし、乾燥させたり燻製にして保存食にする事もあったでしょう。離島って食料生産環境が厳しいから人口を間引いたり人を食料にしたりも厳しく行われます。人の値段は景気に左右されるのはおそらく人類が農耕定住をする以前からの自然界そのままの掟でもあったでしょう。
南西諸島の骨噛みの習慣も元は食料として利用してた名残りと同物同治思想だと思います。中国に近くオーストロネシア文化の影響も受けていて食料環境が厳しかった。山が無い島は川が無い、雨が降ってもそれを山が貯めて小出しに供給してくれない。食料が少ないのは水が少なくて農業できないから、当選゛飲み水も十分ではない、そこで人口が増えると分け前が減ってすぐ困ってしまう、とある島では子供一人とその子供が入れるくらいの大きさの水がめが100年くらい前まで物々交換されていました。水を貯められる道具が貴重なのと人口を間引く効果と二つの意味があったのです。間引かなければ島民全員飢えるか、必ずその前に戦争が起きて大勢が死ぬ事になる。そこで一人に犠牲になってもらうと人々はマイナスにならないだけでなく水がめという得もできる。集団の維持繁栄にはスケープゴートが必要なのも昔から変わりませんね。
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