こんばんは。今夜も始まりました、夜10時からの『読書のおとも』。パーソナリティは765プロダクションの七尾百合子でお届けします。

　最近、どんどん日が長くなってきていますね。この番組のために家を出る時にも、まだ空が暗くなりきっていなくて驚きました。実家にいた時は日が落ちてから出かけると、少し悪いことをしているみたいでドキドキと高揚していましたが、一人暮らしをするようになってからは、ドアを開けて周りが暗いとちょっと不安に感じちゃいます。外が明るいと少し安心です。

　それと、日が長くなると、夜更かしする機会が増えるように感じますね。このラジオは夜中に読書をしている皆さんの耳を少しだけお借りして、あ、別に読書していなくても聞いて頂いて構わないんですけどね。少しだけお借りしているわけなのですが、そういった方も日が長い方が多くなるのでしょうか。なんだか普段よりお便りが多いように感じます。いつもありがとうございます。

　あ、そうそう。聞いてくださいよ。私が毎週皆さんにお勧めの一冊を紹介するコーナーなのですが、このコーナーがいつの間にか一番最後に回されてしまったことに皆さん気付いていましたか？　スタッフさんに何となく聞いたら、私に内緒で春分の頃からそうしているみたいなんです。このコーナーを先にやると他のコーナーが出来なかったり、お便りを読めなくなるからって、酷いと思いませんか？　そりゃあ、ちょっと暴走しちゃって喋り過ぎたりもしましたが、これでももう立派な成人女性ですからね。もうちょっと信頼してくれても良いんじゃ……え、なんですかスタッフさんその顔は。
　

　
　それではスタッフさんには後で詳しくお話を聞くとして、番組に頂いているお便りを読ませて頂きます。ラジオネーム『恋するウサギ』さんから。『恋するウサギ』ちゃんかな？　ありがとうございます。

『百合子さんこんばんは。いつも百合子さんが楽しそうにお喋りしている様子を、楽しく聞かせて頂いております。』わぁ、ありがとうございます。
『突然ですが、私には好きな人がいます。』素敵ですね～。学生さんかな？
『でも、この恋はきっと叶わぬ恋です。』おっとっと……。
『その人は同性なのですが、長い間そばにいて、ずっと仲良くしてくれている大切な友人です。だから友達以上の存在にはなれないし、なるべきではないと思っていて、これ以上のことは望まないのが正しいことは分かっているつもりです。でも、何年経ってもやっぱり好きで、どうしても好きな気持ちを捨て去ることが出来ません。なぜ人を好きになると、こんなにも苦しいのでしょう？　暗い話になってしまいごめんなさい。百合子さんの御意見を頂けたら嬉しいです』
　

　
　うーん、私も恋愛経験があるわけではないので、あんまり偉そうなことは言えないんですけど……。ひとつ分かることは、恋するウサギさんは、心が苦しくなってしまうくらい、心が苦しくなっても気持ちが変わらないくらい、その人のことが好きなんですね。何年も何年も心が苦しいくらい好きであり続けるって、素敵なことだと思います。私は尊敬します。

　どうして人を好きになると心が苦しくなるのかですけど、やっぱり頭では諦めるべきだと分かっていても、心が諦めたくないって言ってるんじゃないですかね。恋するウサギさんが、これ以上望まないのが正しいと頭で思っていても、それでもやっぱり好きなのは、心が苦しいのは、きっとそういうことなんだと思います。

　……なんて、結局偉そうなこと言っちゃってますね。事情も知らないのにすみません。私って、実際の友達とかでもそうなんですけど、無責任に背中を押したがっちゃうみたいで、百合子って何歳になっても恋愛小説脳だよね、なんて言われちゃったり、えへへ……。でも、私が背中を押した相手って、大抵上手くいくんですよ。だからきっと、恋するウサギさんも大丈夫です。その好きっていう気持ちは大切にしてもらえたらと思います。

　はい、それでは次のおたよりを読ませて頂きますね——
　

　
　こんばんは。今夜も始まりました。夜10時からの『読書のおとも』。パーソナリティは765プロダクションの七尾百合子でお届けします。

　すっかり夏になっちゃって、夜も蒸し暑くて寝苦しいくらいですね。先週は久しぶりに765プロライブ劇場で公演させてもらいました。いやぁやっぱり劇場って良いですね。安心感が違うというか……。今回は第二期39プロジェクトの後輩たちも沢山参加する公演だったんですけど、いや、最近の若い子って凄いなぁって。あ、このセリフ言うとなんだか歳をとった感じがしちゃいますね！？　止めです、さっきのセリフ取り消させてください！

　ライブの感想はまた別の機会にお話しさせて頂くとして、個人的に嬉しかったのが、今回久しぶりに杏奈ちゃんと共演させてもらったんですよ。あ、杏奈ちゃんっていうのは同じ事務所の望月杏奈ちゃんで、ってもう皆さん御存知ですよね。もう知り合って七年になるんですね。早いなぁ……。

　最近はちょっとお茶したり、ネットで連絡を取り合うくらいだったので、一緒にレッスンするのも久しぶりで、沢山お話出来て良かったです。あ、それでですね。今度、杏奈ちゃんが久しぶりにうちに泊まりに来ることになったんですよ。えへへ。もう杏奈ちゃんったら、夜通しゲームする気満々なんです。杏奈ちゃんとはずっとゲーム友達で、今でもたまに通話しながらオンラインでゲームしたりするんですけど、やっぱり直接会って横ではしゃぎながらするのが最高ですよね。アハハ、なんだか中学生みたいな会話ですね。お泊りしたらまたラジオで報告するようにしますので楽しみにしていてくださいね。
　

　
　それでは番組に頂いているお便りを読ませて頂きます。ラジオネーム『恋するウサギ』さんから。

『百合子さんこんばんは。以前百合子さんに恋愛相談をさせてもらった者です。』あ、覚えていますよ。お便りありがとうございます。
『百合子さんに背中を押してもらって、恋するウサギさんなら大丈夫って言ってもらえて、とても嬉しかったです。』そう言ってもらえると私も嬉しいです。
『百合子さんの応援を受けて、もう一度自分でもよく考えてみました。考えれば考えるほど、やっぱり相手のことが好きだと実感しました。これまでの関係が壊れちゃうかもって考えると怖いけど、もし拒否されたらって考えると怖いけど、このままモヤモヤしてギクシャクしちゃうのも嫌だし、自分の気持ちを正直に伝えてみようと思います。私のお願いばかり聞いてもらって申し訳ないのですが、もう一度だけ甘えさせてもらっても良いでしょうか。百合子さんの応援ください』
　

　　
　わ、わぁ～！　すごいすごい、恋するウサギさん、すごいよ！　なんだか私の方まで緊張してきちゃった……。もちろん、応援するよ！

　いやぁ凄いですね。怖いけど一歩を踏み出す勇気を持っているというだけで、手放しに称賛できます。恋するウサギさんにこんなに愛されてるって分かるだけでも、お相手の方とても嬉しいと思いますよ。あ、同性の方なんでしたっけ。うーん、でも恋するウサギさんが長年仲良くしている相手なのであれば、仮に恋仲になれなかったとしても、頭ごなしに全てを拒否して関係が壊れちゃうってことないと思うんですよ。それだけ長く相手を知っている仲であれば、たくさんお話出来ると思うので。私の願望も入っていますけどね。

　それにしても恋するウサギさんは本当にすごいですね。って私、さっきから「すごい」しか言っていないですね。語彙が少ない……。とにかく、私は全力で恋するウサギさんを応援してます！　なんか、他人の人生を覗き見していると考えると悪趣味のように聞こえますけど、そういう物語を読んでいる気分になってしまって、いま私、すごく昂ってます！　って、やっぱり悪趣味ですね。すみません……。あ、何度も言いますが恋するウサギさん、応援してますよ！

　いやぁ凄いお便りを頂いちゃいましたね。それでは次のお便りを読ませて頂きます——
　

　
　こんばんは。今夜も始まりました。夜10時からの『読書のおとも』。パーソナリティは765プロダクションの七尾百合子でお届けします。

　そう、えーっと、先週杏奈ちゃんがですね、うちに泊まりに来てくれたんですよ。沢山ゲーム出来て、楽しかったです。って、これじゃ小学生の作文ですね。杏奈ちゃん、凄いんですよ。相変わらず凄くって。いや、凄いじゃ分からないですよね。対戦ゲームがあるんです。オンラインで出来るやつで、それを杏奈ちゃんと二人で並んでやってですね。チームを組んで世界中の人と対戦できるんですけど、杏奈ちゃんがとっても強いんです。もうシュバババって感じで、凄くって、早くて、私はやられてばっかりだったんですけど。アハハ、そう、とにかく凄かったんです。

　あ、そうそう。そういえばここのところ、ずっと晴れの日が続いていますね。私はインドア派なんですけど、それでも天気が良いと気分も良くなります。明るい外を眺めながら、弱めのエアコンが効いている室内での読書、……最高ですよね！　っていう話を765プロダクションのアイドルにするんですけど、あまり賛同されないんですよね。ほら、うちのアイドルって活発な人が多いから。この時間に読書しているリスナーの皆さんであれば、この感覚伝わるんじゃないでしょうか。
　

　
　えっと、それじゃあお便りの方、読ませて頂きますね。ラジオネーム『硬派な栞』さんから。金属製の栞なんでしょうか？

『七尾百合子さんこんばんは。初めてお便りを送らせて頂きます。』わぁ～、ありがとうございます。
『百合子さんが杏奈ちゃんとお泊りされると聞いて、居ても立ってもいられず、気付いたらメールを送信していました。お泊りの感想回で読んで頂けると光栄です。』結構、こういうお便り沢山頂きました。
『二人がデビューした時から知っている身としては、お二人の仲の良さが伝わってくるエピソードは、何年経っても美味しく頂けます。』い、頂く……？『聞きたいことは山ほどあるのですが、敢えて一点に絞ってお伺いします。お二人の、寝る前の会話を教えてください！　よろしくお願いします！』ね、寝る前の会話ですか……？
　

　
　な、なんだったかな。遅くまでゲームしてたんだけど、杏奈ちゃんがそろそろ眠いって言ってきて。あ、そういえば杏奈ちゃんっていっつもゲームしてる間はすっごく元気だから、今日は珍しいねって話もしましたね。それで、うちは時々家族が泊まりにくるので、お布団あるんですけど、杏奈ちゃん用に敷いたんですね。そしたら杏奈ちゃんがベットで一緒に寝たいって言ってきて、杏奈ちゃんったらもう成人してるのに可愛いなぁって思って。あっ、あー……。いや、ごめんなさい。こっちの話です。それで杏奈ちゃん、眠いって言ってたのに、よく話すんですよ。最近杏奈ちゃんも一人暮らし始めたんですけど、生活がどうとか、ちょっと寂しいよねとか。あっ、それで、……そうですね、そのまま寝ちゃいました。寝る間際とかは、ちょっと覚えてない、ですね。こんなところでしょうか。お役に立てずすみません……。

　他のお便りも頂いているので読んでいきましょうか。えー、ラジオネーム『サボテン』さんから——
　

　
　こんばんは。今夜も始まりました。夜10時からの『読書のおとも』。パーソナリティは765プロダクションの七尾百合子でお届けします。

　暑さは峠を越えたように思えますが、まだまだ暑いですね。このラジオのタイトルは『読書のおとも』ですが、皆さんの夏場の読書のおともは何でしょうか。私は最近、可憐さんから紹介してもらったアロマキャンドルが読書のおともになっています。本当は部屋を暗くしてキャンドルを焚くととっても雰囲気出るんですけどね、読書中は流石に暗いので、香りを楽しむ目的で使わせてもらっています。でも、明るい部屋の中でキャンドルをつけると、部屋の雰囲気が少しだけ柔らかくなるような気がして、ゆったりリラックスした気分で本の世界に浸れるような気がしています。アロマ用品について可憐さんから色々と教えてもらうたびに、どんどん新しいものが欲しくなってしまって困っちゃいますね。
　

　
　それでは番組に頂いているお便りを読ませて頂きます。ラジオネーム『恋するウサギ』さんから。あっ、この方のお便りを読むのはちょっとドキドキです。

『百合子さんこんばんは。以前、百合子さんに背中を押してもらって、応援までしてもらって、ようやく自分の気持ちを伝えることが出来ました。』凄い。恋するウサギさん、頑張ったんですね。

『結論からお伝えしますと、無事に結ばれることが出来ました！』わーっ！！　おめでとうっ！　おめでとうございます！　良かった、良かったね恋するウサギさん！

『実は少し前に、二人でお泊りをする機会があって、そこで勇気を出して告白することが出来ました。ちなみに私も相手も、学生ではなく成人しています。』あっ、そうだったんですね。はしゃいじゃってすみません。

『いつものように遊んで、たくさん喋った後に、いよいよ寝ようとなった時に、ちょっと恥ずかしかったんですけど、一緒に寝たいって伝えたんです。昔から一緒に寝ることはあったのでそこは受け入れてもらえたのですが、内心ドキドキでした。それで、横に並んでお喋りをしていたんですけど、一緒の布団に入っているとすっごく温かくて、我慢できずに抱き着いてしまったんです。私、その人に妹みたいに思われているみたいで、抱き着いたこと自体はあまりびっくりされなかったんですけど、「好きです」って伝えたら、ビクッて身体が強張って。すっごく近くで目が合って』ちょ、ちょっとスタッフさん、これ大丈夫なやつですか？　大丈夫だから読め？　本当ですね？

『すっごく近くで目が合って、本当に？って聞かれたので、意を決してそのままキスを』え、え、本当に大丈夫なやつですか！？　あ、はい読みます……。

『キスをしたら、すごくびっくりしたみたいでした。そのまま暫く見つめ合っていたんですけど、私が不安そうな顔をしていたみたいで、優しく髪を撫でてくれて、今度は向こうから、そのままたくさん』わ、わーー！！　やっぱりダメ、ダメですよ！　このラジオは健全なラジオですから！　スタッフさん、覚えておいてくださいね！

こ、恋するウサギさん、おめでとうございます！　えっと、雑な感じになってしまってすみません。でも本当に良かったですね。応援させて頂いた者として、我が身のように嬉しいです。改めて、おめでとうございます。良かった、本当に良かったです。

　えっと、興奮冷めやらぬといったところですが、次のお便りを読ませて頂きますね——
　

　
「ただいまー」
「……百合子さん、おかえりなさい。ラジオ収録、お疲れ様……です」
「杏奈ちゃん、起きてたんだ。明日も講義だよね？」
「……ん。だって、百合子さんと一緒に寝たかった、から……」
「うっ。あ、ありがとう。その、今日も、するの……？」
「……はい。だって、ウサギさんは……寂しがり屋、です……♪」

おわり
　

終わりました。HTML依頼出してきます。
あんゆり同棲してくれ（願望）

両親共働きの杏奈の家なら結構遅くまでイチャつけそう
乙です

七尾百合子(15) Vi/Pr
http://i.imgur.com/0MV50ul.png
http://i.imgur.com/o3k8t5t.jpg

望月杏奈(14) Vo/An
http://i.imgur.com/rVzMKOK.png
http://i.imgur.com/qpyaPQy.png