あさひ「う～ん……」

黄瀬「どうしたんスかあさひっち」

あさひ「なんか……犯人はカメさんじゃない気がするっす」

あさひ「それにさっき図書室で聞こえた爆発音の正体もまだ分からないっす」

黄瀬「確かにそうっスね……」

天海「……その説明は俺からするっす」ムクッ

黄瀬「天海っち！？」

あさひ「生き返ったっす！！」

天海「はは、そもそも死んですらないんすけどね」

天海「俺を気絶させた犯人は……彼じゃないっよ」

糸鋸「詳しく聞かせてほしいッス！」

少し前

プリニー『砲丸ごっこで遊ぶッス！』ゴロゴロゴロゴロ

天海『危ないから降りた方がいいっすよ』

プリニー『あ！！』ツルッ

天海『！！』

ドカーン！！







天海「……とまあこんな感じでプリニーくんの爆発に巻き込まれちゃったんす」

黄瀬「それで気絶してたんスね」

天海「ということで君は無罪っす」

カメキ「証明してくれてありがとうっス！」

糸鋸「とほほ……こりゃ今月も減給ッスね」

黄瀬「でもこれで事件解決っスね」

あさひ「あ！　まだ解決してない事があるっすよ！！」

あさひ「蘭太郎くんはなんで図書室なんかに行ったっすか！？　今日は涼太くんと3人で模倣について話すって約束したっすよ！」

天海「ごめんっす、それの前に図書室でこれを探してたんす」

カメキ「それは……？」

天海「酢っす」

黄瀬「酢っスか！？」

糸鋸「酢ッスね」

天海「この間海外に行った時に買ったお土産なんすよ」

天海「カメキくんと同じで芋虫くんに盗まれちゃったんすよ、それでここまで追いつめたっす」

カメキ「だからここに甲羅があったんスね」

あさひ「追いかけっこしてたっすか……わたしも混ざりたかったっす……」

ぐぅ～……

糸鋸「！！　自分の腹の音ッス……」

天海「刑事さん、ちゃんとご飯食べてるっすか？」

糸鋸「……今日は素うどんしか食べてないッス」

あさひ「素っすか！？」

糸鋸「……素ッス」

黄瀬「素っスか……」

糸鋸「でもそんなのはどうでもいいッス！！　みんな無事ならなりよりッス！！」

カメキ「カッコいいっス……！！」