リーリエ「クリスマスパーティー…ですか?」
マオ「うん、そうだよ!ほらっ、来週のクリスマスイブにさ!男子も呼んで家でパーっとやろうよ!」
スイレン「クリスマスパーティー…いいね!おもしろそう!」
アシマリ「アウ!」
ナギサ「イッブイ!」
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マオ「場所は家を貸し切りにしてー…」
スイレン「貸し切り…マオちゃん大胆!」
リーリエ「でもいいんですかマオ?クリスマスイブと言いいますと…アイナ食堂も忙しいのでは?」
シロン「コーン!」
マオ「大丈夫だよー!その日は8時にお店閉めるからさ、それからパーティーするってことで!」グッ
アマージョ「マッジョ」
リーリエ「ハァ…まぁ、マオがいいならば私も賛成です!」ニコッ
マオ「ちゃんとクリスマスパーティー用のケーキとご馳走も用意するからね!」ニコッ
リーリエ「マオの用意するご馳走ですか!?」ワクワク
スイレン「ケーキ楽しみ!」ワクワク
マオ「それからみんなでプレゼント交換やゲームとかもしたりしてさ!」
リーリエ「私、なんだかワクワクしてきました!」
スイレン「プレゼント交換用のプレゼント、用意しなきゃ!」
リーリエ「スイレン。変な物をプレゼントに入れないでくださいよ?」
スイレン「さぁて、それはどうでしょう?」フフフ
マオ「良かったねスイレン!クリスマスイブをサトシと過ごせるよ!」
スイレン「さ、サトシとか関係ないし!/////」カァァ
リーリエ「ふふっ」ニコッ
マオ「てなわけでさ!段取りは私がやっておくから、スイレンとリーリエはサトシたちの予定聞いておいてよ!」
リーリエ「はい!わかりました!」ビシッ
スイレン「了解!マオちゃん!」ビシッ
ナギサ「ブイ!」ビシッ
アシマリ「アオ!」ビシッ
リーリエ「ふふっ、24日が楽しみですね!」ニコッ
スイレン「うん!とっても!」ニコニコ
マオ「うんうん」ニコニコ
翌日
サトシ「クリスマスパーティー?」
ピカチュウ「ピカ?」
スイレン「うん、そう!24日にマオちゃん家でみんなでやろうってなったの!」
サトシ「へぇ…!楽しそうだなぁ!」ワクワク
ピカチュウ「ピカァ!」
スイレン「なんとそのパーティーではマオちゃんが作る、アローラ中の珍味を集めたご馳走が…」フフフ
サトシ「アローラ中の珍味を集めたご馳走!?」
スイレン「そして……お楽しみゲーム大会での優勝賞品は…なんと、マスターボール!!」ビシッ
サトシ「ま、マスターボールだって!?」
ロトム図鑑「サトシ!これは何としてもゲーム大会で優勝しなくてはロトー!」
サトシ「お、おう!そうだな!燃えてきた!」メラメラ
ピカチュウ「ピカァ!」
スイレン「あっ、でも…参加する為にはプレゼント交換用の"あいいろのたま"か"べにいろのたま"が必要になっちゃう」
サトシ「あいいろのたまかべにいろたまだって!?」
ロトム図鑑「と、言うよりも…参加費用をとるロト?」
サトシ「……こうしちゃいられないぜ!ピカチュウ!ロトム!早速あいいろのたまとべにいろのたまをゲットしに行くぞ!」
ピカチュウ「ピカァ!?」
スイレン「うーそでーす♪」テヘッ
アシマリ「アオ!」テヘッ
サトシ「な、なんだ…嘘かよ…」
スイレン「サトシ、騙されやすすぎ!」クスクス
ロトム図鑑「サトシ、普通嘘だと気づくロト」
ピカチュウ「ピカピ…」
サトシ「スイレーン!べにいろのたまはともかく…珍味とかマスターボールとか期待しちゃったじゃーん!」
スイレン「ごめんごめん。でも、ご馳走が出たりゲームやったり、プレゼント交換するのは本当!」
スイレン「だからサトシも来週の24日までに、プレゼント交換用のプレゼント用意しておいて!」
サトシ「わかったよ!プレゼント交換かぁ…何にしよーかな?」ウーン
ピカチュウ「ピカァ!」
サトシ「スイレンは何を用意するの?」
スイレン「それを言っちゃ面白くない!当日までのお楽しみ!」フフフ
ロトム図鑑「スイレンだったら変な物を入れてきそうロトー」
サトシ「ナマコブシとか?」
スイレン「あっ!それいいかも!」ポンッ
ナギサ「ブイ!」
サトシ「いっ!?」
スイレン「……それもウソ!大丈夫、ちゃんとした物用意するから!」
サトシ「そっか」ホッ
サトシ「えーと、それで…24日だっけ?」
スイレン「うん、そう!」
サトシ「……ロトム!」チラッ
ロトム図鑑「………ビビッ!大丈夫ロトサトシ!24日は予定が空いているロト!」
サトシ「だってさ!24日は俺、大丈夫だよスイレン!」
スイレン「? サトシ、なんかその口ぶり……24日以外は予定が入ってるみたいな言い方……」ジトー
サトシ「………へへっ、実はさ…?」テレッ
スイレン「え?」
ロトム図鑑「サトシは23と25はガールフレンドと過ごすロトー」
サトシ「そうなんだよ////」テレッ
ピカチュウ「ピカァ」
スイレン「……………え?」
スイレン「……………ガール……フレンド………?」
サトシ「なーんちゃって!うそだよー!」
スイレン「……………」
ロトム図鑑「サトシは25日は博士たちと家ですごす予定ロトー!」
サトシ「そうそう!へへっ、俺だって騙されてばっかじゃないぜスイレーン!」
スイレン「……………」
アシマリ「アオ…」ハラハラ
サトシ「………えーと、スイレン……?」
スイレン「なにそのウソ……?」プルプル
サトシ「………へ?」
スイレン「ちっとも面白くない!!」
サトシ、ロトム、ピカチュウ「」ビクゥッ
スイレン「……もうサトシなんて知らない!いこっ!アシマリ、ナギサ」クルッ
ナギサ「イッブイ」トテトテ
アシマリ「アオ…」ノソノソ
サトシ「ちょ、ちょっと待ってよスイレン!ウソついてごめんって!」
スイレン「知らない!」プンプン
ロトム図鑑「女の子は難しいロトー」
ピカチュウ「ピカー」
ギャーギャー
マオ、カキ「………………」ジーッ
マオ「………ねぇ、なんかスイレンとサトシ……ケンカしてない?」
カキ「……どうせサトシがスイレンに余計なことでも言ったんじゃないか?」ヤレヤレ
マオ「……あー、かもねー」
アマージョ「マッジョ」ウンウン
ポケモンスクール
マーマネ「ハァ……クリスマスクリスマスってさ?クリスマスの何がそんなにめでたいのさ」
トゲデマル「マキュキュ」
マーマネ「まったく、嫌になっちゃうよねー?クリスマスごときでみんな騒いじゃってさ」ヤレヤレ
トゲデマル「マキュキュー」
マーマネ「……さーて、ポケちゃんねるでクリスマスボケしてるバカップル共を煽ってやるとしよっかな?」カタカタカタ
マーマネ「……えーと、リア充だいばくはつしろ……」カタカタカタ
リーリエ「マーマネ」ポンッ
マーマネ「」ビクッ
マーマネ「な、なんだリーリエかぁ……驚かさないでよ…」ホッ
リーリエ「? ごめんなさい」
リーリエ「あの……何かしていたところですか?でしたら後でも…」
マーマネ「え?い、いや!何でもないよ!そ、それよりどうしたのさリーリエ!」アセアセ
リーリエ「……えーとですね……マーマネ、24日は空いていますか?」
シロン「コン」
マーマネ「……へ?24日?」
トゲデマル「マキュ?」
リーリエ「はい、そうです」ニコッ
マーマネ「………………」
マーマネ(24日……?24日ってまさか………)
マーマネ「……あのさ、リーリエ…なんで……」
リーリエ「はい、実はですね?クリスマスイブのパーティーを…」
マーマネ「!」ガタッ
リーリエ、シロン「」ビクッ
マーマネ(く、クリスマスパーティーのお誘い……?リーリエから……?ゆ、夢じゃないよね?)
トゲデマル「マキュキュ」
リーリエ「あ、あの……マーマネ?そ、その……都合が悪いのでしたら無理にとは…」
マーマネ「だ、大丈夫だよ!暇!すっごく暇!!」
リーリエ「そ、そうですか…」
シロン「コン!」
リーリエ「えーと、でしたら………24日は空けておいてください!」ニコッ
マーマネ「う、うん!わかったよ!24日、すっごく楽しみだね!」
リーリエ「は、はい…」ハハハ
リーリエ「えーと、では…詳しいことが決まりましたら、また連絡しますので」ニコッ
シロン「コン!」
マーマネ「うん!待ってるよリーリエ!」
マーマネ「いやぁ……まさかクリスマスイブにリーリエと二人っきりで…しかも向こうからお誘いが来るなんてねー」ニコニコ
トゲデマル「マキュキュ」
マーマネ「これは後でサトシやカキに自慢しなきゃね!」ニコニコ
マーマネ「……っと、その前にポケちゃんねるでスレ立てをっと……」カタカタカタ
『クリスマスイブをクラスのマドンナお嬢様と一緒に過ごす予定だけど何か質問ある?』ピッ
24日
アイナ食堂
カキ、マーマネ「おぉ~!!」キラキラ
マーマネ「すっごいご馳走~!」
カキ「これ全部マオが作ったのか?」
マオ「アハハ、私一人じゃないよ」
リーリエ「私たちも少しですがお手伝いしました」ニコッ
スイレン「今日はなんたってクリスマス!女子の腕のみせどころ!」
マーマネ「ねぇ!ちょっと味見してもいい?」ワクワク
マオ「だーめ!サトシが来てからみんなで食べようよ!」
リーリエ「……サトシ…遅いですね?何かあったんでしょうか?」
スイレン「サトシのことだからどうせ遅刻」ブスー
マオ「……スイレーン?まだサトシとケンカしてるの?」
スイレン「……別に…ケンカなんかしてない」ムスッ
カキ「おいおい、せっかくのクリスマスパーティーなんだし、楽しくやろうぜ?」
アシマリ「アオ…」
マーマネ「早くご馳走食べたいよ~。サトシまだー?」グー
「ごめーん!」
リーリエ「! 噂をすれば…ですね?」
シロン「コーン!」
サトシ「遅れたー!」
ピカチュウ「ピカァ!」
カキ「たくっ、遅刻だぞサトシ?」
サトシ「ハハハ、悪い悪い」
ロトム図鑑「まったくサトシは…だからあれほど……」
マオ「ロトム!サトシもちゃんと来たんだしいいよ!」
リーリエ「そうですよ!メリークリスマスです。サトシ、ピカチュウ」ニコッ
サトシ「うん!メリークリスマス!リーリエ!」
ピカチュウ「ピカァ!」
サトシ「あっ、これ!バーネット博士とククイ博士からの差し入れだってさ!」ゴト
マオ「ありがとーサトシ!」
サトシ「へへへ」キラン
スイレン「……ん?」
サトシ「……どうした?スイレン」
スイレン「……いや、サトシ……そのキーホルダー…」
リーリエ「! サトシのつけてるそのミミッキュキーホルダーは!!」
マオ「色違いのレアなやつじゃん!どうしたの?」
サトシ「あー、これな?実はさ……」スッ
ロトム図鑑「そ、それは昨日サトシがククイ博士から貰ったプレゼントロト!」
サトシ「え?」
マオ「ククイ博士が?」
リーリエ「その色ミミッキュキーホルダーってかなりレアなので女の子から大人気のやつですよ!」
リーリエ「羨ましいですサトシ!」
マオ「ねー?」
スイレン「…………」
サトシ「ロトム…?」
ロトム図鑑「サトシ。パーティーを楽しく過ごしたかったらボクの言うとおりにするロト」ヒソヒソ
サトシ「お、おう……?」
スイレン「……怪しい」ジトー
サトシ「……へ?」
スイレン「サトシ、絶対にウソついてる!そのキーホルダー、誰からもらったの?」ジトッ
サトシ「……えーと……」
マオ「まぁまぁスイレン……別にいいじゃん」ポンッ
リーリエ「そうですよ。クリスマスなんです、楽しくやりましょ?」ニコッ
スイレン「でも……」
マーマネ「………お腹空いた…」グー
トゲデマル「マキュキュ!」
カキ「マーマネが餓死しそうだし、そろそろパーティー始めようぜ?」
その後パーティーは……
サトシ「うぉー!!うめー!!」モグモグ
ピカチュウ「ピカァ!!」モグモグ
マーマネ「おかわり!!」
カキ「マーマネ…さすがに食いすぎじゃないか?」
マオ「大丈夫だよ!おかわりはいっぱいあるからね?」ニコッ
アマージョ「マッジョ」スッ
リーリエ「うふふ、あんなに喜んで食べて貰えるなんて…料理もいいものですね?」
スイレン「うん!作った甲斐がある」ニコッ
ロトム図鑑「次はケーキを食べながらビンゴ大会ロトー!」
みんなで楽しく滞りなくすすんだ……
マオ「………えーと……」ゴソゴソ
マオ「………ピカチュウ!」チラッ
サトシ「……あ~……また全然関係ないとこだよー…」
ピカチュウ「ピカァ」
ロトム図鑑「サトシは一つもリーチになってないロト」
カキ「……くそぉ…!ダブルリーチなのにぁ…」ポリポリ
マーマネ「僕も…」
スイレン「トリプルリーチ。きっともう少し!」グッ
リーリエ「やった…!!ビンゴです!!」ハイッ
シロン「コーン!!」
サトシ、スイレン、カキ、マーマネ「」ビクッ
そして……
マオ「さぁ!いよいよみんなお楽しみのプレゼント交換だよ!」
サトシ、スイレン、カキ、マーマネ、リーリエ「おぉーー!!」パチパチパチ
マオ「まずはもう一度ルールの説明!」
マオ「みんな!プレゼントは先週説明した通り、指定した大きさの箱の中に入れて、同じ包装にしてきた?」
サトシ「おう!」
マーマネ「みんな同じ大きさの箱に包装、これなら誰のかわからないね!」
スイレン「うん!誰のが当たるのかドキドキ!」
リーリエ「フフフ…私、今回は気合いを入れてきました!」ニヤリ
カキ「リーリエ……まさかダイヤモンドとか入れてないよな…?」ハハハ
ロトム図鑑「リーリエならあり得るロト」
リーリエ「開けてからのお楽しみの為に黙秘します!」ビシッ
シロン「コーン!」ビシッ
カキ「よし!狙いはリーリエのプレゼントだ!」キリッ
スイレン「カキ、現金」
マーマネ「でも、スイレンだってサトシのプレゼント狙いなんじゃないの?」
スイレン「わ、私は別にっ!!////」アセアセ
リーリエ「サトシならプレゼントの中身にナマコブシとか入れてそうですね?」クスッ
サトシ「い、入れてないよ!」
ワイワイ
マオ「………あのー…進めていいかな?」
アマージョ「マッジョ」
マオ「みんな!持ってきたプレゼントをアマージョが持ってる箱に入れてよ」
アマージョ「マッジョ」スッ
サトシ「おう!」スッ
マーマネ「うん!」スッ
リーリエ「ふふっ」スッ
カキ「頼んだぞ、アマージョ」スッ
スイレン「よろしく」スッ
マオ「そして私も入れてっと」スッ
マオ「蓋を閉めて中身が壊れないように優しくシャッフルします。これで誰のプレゼントかわからないね?」グルグル
マオ「プレゼントを引く順番は……ビンゴ大会で上がった順番だから……」
リーリエ→スイレン→マーマネ→カキ→サトシ→私
マオ「……で、いいかな?」
カキ「俺たちはいいが……」
スイレン「マオちゃんはいいの?最後で」
リーリエ「マオ、マオは今回幹事みたいなものです。論理的結論からいいますと…マオが一番最初でもいいんですよ?」
マオ「いいよ、気にしないで!私はみんなで楽しめればそれでいいから」ニコッ
リーリエ「マオ……」
マーマネ「ありがとうマオ!だったらお言葉に甘えて!」
ロトム図鑑「サトシー!本来ならばサトシがビリっけつロト。マオに感謝するロト」
ピカチュウ「ピカァ」
サトシ「わ、わかってるよ…」
サトシ「ありがとう!マオ!」ニッ
マオ「いえいえ」ニコッ
そしてみんな順番にプレゼントを引いていった
マオ「みんな!プレゼントは行き渡ったね!」
アマージョ「マッジョ!」
サトシ「おう!中身何かな?楽しみだなぁ!ピカチュウ!」ワクワク
ピカチュウ「ピカァ!」
リーリエ「早く開けたいです!」ソワソワ
シロン「コーン!」
スイレン「…………」ドキドキ
カキ(……ん?俺のプレゼント……少し重い気がする……もしや…)ゴクリ
マーマネ(僕のプレゼントにはサプライズが………フフフ…)ニヤッ
ロトム図鑑「マオー!ちなみに自分のプレゼントを引き当てた場合はどうなるロト?」
スイレン「あー、確かに」
リーリエ「盲点でしたね」
マオ「まぁ、その時はその時で自分へのご褒美的な?」エヘヘ
マーマネ「え!?」
カキ「……なんだマーマネ?まさか、変な物を入れた訳じゃないだろうな……?」ジトー
マーマネ「そ、そんな訳ないじゃん!」ハハハ
スイレン、リーリエ(マーマネのはハズレか…)
サトシ「マオー!早くプレゼント開けようぜ!」
ピカチュウ「ピカァ!」
マオ「アハハ、そうだね!それじゃあ……楽しむ為に一人ずつ開けない?」
サトシ「おっ!いいなそれ!」
リーリエ「あ、あの…では……私からいいでしょうか!」ハイ
スイレン「リーリエ、積極的!」
マオ「うん!それじゃあ、リーリエから開けようか?」
リーリエ「で、では!……いきます!」ペリペリ
全員「」ゴクリ
リーリエ「…………これは…」パカッ
シロン「コーン」
ロトム図鑑「そ、それは!」
リーリエ「コイキングのルアー……ですか?」ヒョイッ
カキ「コイキングのルアー?」
マーマネ「てことは……」チラッ
スイレン「それ、私の入れたプレゼント!」ハイ
アシマリ「アウ!」
ナギサ「ブイブイー!」
マオ「やっぱりスイレンのだったんだ!」
サトシ「コイキングルアーかぁ!いいなリーリエー!」
ピカチュウ「ピカァ」
スイレン「えっと……ごめんリーリエ。私、そんなのしか用意できなかったけど…」
リーリエ「そんなことありませんスイレン!コイキングルアー、とっても嬉しいです!ありがとうございます!」ニコッ
スイレン「リーリエ……」
リーリエ「ふふっ、スイレン!最高のプレゼントです!今度一緒に釣りにいきましょう!」
スイレン「………うん!行こうよリーリエ!私、すっごくレアなポケモンが釣れる場所知ってる!」
リーリエ「本当ですか!楽しみです!」ワクワク
シロン「コーン!」
ワイワイ
マオ「良かったね!スイレン、リーリエ」ニコッ
マーマネ「リーリエももうポケモンに触れるし……前の釣りの授業の時みたく、重装備で行かなくても大丈夫だね!」
サトシ「ああ!だな!」ニッ
ピカチュウ「ピカァ!」
カキ「な、なぁ!次は俺がプレゼント開けていいかな?」ソワソワ
ガラガラ「ガラッ」
マオ「あーハイハイ、それじゃあ次は、がっつき虫のカキくんドウゾー」
アマージョ「マッジョ」
カキ「だ、誰ががっつき虫だ!」
サトシ「なぁカキー!早く開けてみろよ!」
カキ「お、おう!」ペリペリ
全員「」ゴクリ
カキ「……」パカッ
ロトム図鑑「ビビッ!これはー!」
カキ「……写真……立て?」ヒョイッ
スイレン「しかも木彫り!」
マーマネ「アマージョの装飾がしてあるよ!」
リーリエ「と、言うことは……」チラッ
マオ「それ私のやつ!」ハイハーイ
ロトム図鑑「やっぱりマオだったロトー!」
カキ「……ん?この写真立て……まさか…」ヒョイッ
サトシ「どうしたんだよカキ?」
カキ「マオ!これ…お前が作ったのか?」
マオ「アハハー……バレちったか…」テヘッ
アマージョ「マッジョ」テヘッ
リーリエ「すごいですマオ!オーダーメイドですか!?」
マオ「オーダーメイドって……もう!そんな大げさな物じゃないよ!」
マオ「……本見ながら作ったからさ?あんまりいいデキじゃないけど…」
カキ「…………」
スイレン「そんなことない!この写真立て、マオちゃんの思いがたくさん詰まってて温かい!」ニコッ
リーリエ「はい、スイレンの言うとおりです」ニコッ
マオ「リーリエ……スイレン……」
マーマネ「それに写真立てなんてカキにピッタリのプレゼントだよ!」
サトシ「ああ、そうだな!カキ……ホシちゃんや家族が大好きだもんな!」ニッ
ピカチュウ「ピカピカ!」
ロトム図鑑「家族みんなでヴェラ火山をバックに写真を撮って飾るにはいいロトカキ!」
ロトム図鑑「撮影はボクにお任せロトー!」パシャ
カキ「………………」
リーリエ「………どうしたんですかカキ?」
マオ「……あー、やっぱりこんなヘタクソな手作り写真立てより、リーリエのプレゼントの方が良かったよね……?」
マオ「……ごめんねカキ……」
カキ「………マオ……俺は……」ワナワナ
マオ「へ?」
カキ「……今……猛烈に感動しているッ……!!!」ダーッ
マオ、サトシ、スイレン、マーマネ、リーリエ「」ビクッ
ロトム図鑑「………カキが泣いているロト…」
ガラガラ「ガラァ……」
カキ「……うぅ……!みんなの言うとおりだ!この写真立てにはマオの思いがこもっているッ……!!!」ダーッ
マオ「えーと……その……」オロオロ
アマージョ「マッジョ…」
カキ「……マオ!この写真立て、ありがたく使わせてもらうぞ!!最高のプレゼントをありがとう!!」
マオ「……も、もぅー!カキ!男の子でしょ!それぐらいで泣かないでよ!」
スイレン「……とは言いつつもマオちゃん」フフフ
マーマネ「すごく嬉しそうだね!」
リーリエ「ふふっ、論理的結論から言いますと、自分が作った物をあそこまで喜んで貰えて嬉しくない訳がないです」ニコッ
シロン「コーン!」
サトシ「へへへ」ニッ
ピカチュウ「ピカァ!」
カキ「ありがとう!マオ!」クワッ
マオ「も、もぅわかったから!」
ガラガラ「ガラッ」ウンウン
アマージョ「マッジョ」ニコッ
ロトム図鑑「さて、どんどんいくロトー!」
マーマネ「なら次は僕がっと…」ペリペリ
全員「」ゴクリ
マーマネ「! これは…」スッ
アローラガラガラのぬいぐるみ『』
ロトム図鑑「ガラガラのぬいぐるみロトー!」
サトシ「ガラガラのぬいぐるみ?……ってことは…」チラッ
カキ「マーマネ!それ、俺が入れたやつだ!」ニコニコ
ガラガラ「ガラァ!」
マオ、リーリエ、スイレン「え!?」
カキ「……おい、何だその反応は……」
リーリエ「い、いえ…ごめんなさい…カキがぬいぐるみとか意外だなって」
マオ「カキのことだから、てっきりホシちゃんの写真とかを入れてくるかと…」
スイレン「私も!思った!」
カキ「おいおい…」
マーマネ「やっぱりカキのかぁ」ボソッ
カキ「……マーマネ、やっぱりってどういうことだ?」ギロ
ガラガラ「ガラァ!」
マーマネ「え!?い、いや……!ありがとうカキ!可愛いガラガラのぬいぐるみ嬉しいよ!」ニコニコ
カキ「だろぉ?」ドヤッ
ガラガラ「ガラァ!」ドヤッ
サトシ「カキィ!このガラガラのぬいぐるみいいなぁ!マーマネ!いいプレゼントもらって良かったな!」モフモフ
ピカチュウ「ピカァ!」モフモフ
マーマネ「う、うん…」
カキ「だろぉ?」ドヤッ
ガラガラ「ガラァ!」ドヤッ
ロトム図鑑「カキー!みんなの言うとおり、何でぬいぐるみロト?」
ロトム図鑑「確かにぬいぐるみはプレゼントとしてはオーソドックスロト。でも、カキがそれを入れるのは意外すぎるロト!」
リーリエ「確かにそうですね…」
マオ「どうせホシちゃんだよ」
スイレン「あー」ポンッ
カキ「おいおいお前ら…酷くないか?……まぁ、当たりだけど」
マオ、リーリエ、スイレン「やっぱり」
サトシ「カキー!ホシちゃんに相談してプレゼント決めたのか?」
カキ「ああ、まぁな。クリスマスプレゼントって言っても何入れていいかわかんなかったしな」
カキ「そこでホシに相談したら、誰に当たる物かわからないなら、女の子もいるし、サトシはポケモン大好きだし、マーマネに当たっても夜寝るときに抱いて寝れば寂しくないだろうってことで、予算的な都合も考えたらポケモンのぬいぐるみが無難じゃないかってなったんだ」
サトシ「なるほどなー」ポンッ
マオ「さっすがホシちゃん!」
スイレン「デキる妹!」
カキ「まぁなぁ!////」テレッ
マーマネ「ぼ、僕は別にぬいぐるみ抱かなくたって夜寂しくないよー!」
リーリエ「本当ですかぁ?マーマネー?」ニヤニヤ
マーマネ「え!?」ギクッ
リーリエ「マーマネェ?暗がりが怖いマーマネは夜、トゲデマルが一緒にじゃないと眠れないって噂を聞いてますよー?」ニヤニヤ
マーマネ「うっ……だ、誰がそんな噂流したのさ!」ダラダラ
トゲデマル「マキュキュ!」
ロトム図鑑「ボク知らないロト」
カキ「マーマネ!これで夜寝るときに安眠できるアイテムを手に入れたな!」
カキ「今日からはこのぬいぐるみをガラガラが一緒に入ると思って抱いて寝てくれ!」ハッハッハ
ガラガラ「ガラァ////」テレッ
マーマネ「うっ!べ、別に僕は女の子みたいに、ぬいぐるみ何か無くても寝れるよ!」
マーマネ「で、でもありがとう。カキ!(今日から抱いて寝よう)」モフッ
トゲデマル「マキュ」モフッ
ガラガラのぬいぐるみ『』
カキ「気にするな!それと感謝なら、俺じゃなくてホシにな!」ハッハッハ
スイレン「カキ、筋金入りのシスコン」
リーリエ「将来カキのガールフレンドになる女の子は苦労しそうですね」
マオ「アハハ…」
マオ「じゃあ次は誰のプレゼントいく?」
サトシ「はいはーい!次は俺……」
スイレン「サトシ」チョイチョイ
サトシ「ん?」
スイレン「ここはレディーファースト。今日はマオちゃん色々頑張ってくれたし、マオちゃんに譲ろう」
サトシ「ああ…そうだな!マオ、先にプレゼント開けていいよ!」
マオ「えー?別に私、気にしてないからスイレンとサトシが先でいいよ~」
スイレン「いいからいいから」ニコッ
サトシ「マオ!遠慮すんなよ」
リーリエ「そうですよマオ。論理的結論から言いますと、開ける順番が早いか遅いかだけです」ニコッ
マオ「んー……じゃあ、お言葉に甘えさせてもらっちゃうね?」ペリペリ
アマージョ「マッジョ!」
マオ「……ん?私のプレゼント……ヤケにゴツゴツしてるような……?」ペリペリ
マーマネ(! あれはまさか……?)
マーマネ「……………プププ…マオ…」プルプル
サトシ「? どうしたんだマーマネ?笑ってるみたいだけど……何か面白いことでもあったのか?」
マーマネ「……べ、別に…」プルプル
カキ「怪しいなぁ?」ジトー
リーリエ(きっとアレ、マーマネのプレゼントですね?)
スイレン(マーマネ……プレゼントに何か仕掛けたんだ…マオちゃん、残念無念)
マオ「さぁ!私のプレゼントは何かなー?」パカッ
ボカーン!!
サトシ「うげっ!?な、なんだ!?」
ロトム図鑑「プレゼントが爆発したロト!!」
ピカチュウ「ピカァ!?」
リーリエ「マオ!大丈夫ですか!?」
アマージョ「マッジョ!!」
モク……
マオ「ケホッ……!な、なによコレ……もぅー!!」
マーマネ「ウププ……アハハ……!!」ケラケラ
カキ「……マーマネェ…?お前の仕業かぁ?」ギロ
マーマネ「い、いや……その……パーティーを盛り上げようと思って……」アハハ
スイレン「マーマネ、最低」ジトッ
マーマネ「うっ……だ、大丈夫だよ!爆発って言っても、顔が真っ黒になる煙が出る程度だし…」ハハハ
リーリエ「そういう問題ではありません!」プクー
シロン「コン!」
サトシ「お、おいマオ!大丈夫か……?」
マオ「……うーん…何とか……」
サトシ「! お、おいマオ!その顔……」プププ
マオ「……へ?」マックロ
ロトム図鑑「マオの顔が真っ黒になってるロトー!」
マオ「………え?真っ黒?アマージョ!鏡持ってきて!」
カキ「ほ、本当だ……!」プププ
マーマネ「ね?ウケたでしょ?」プププ
マオ「な、なによこれー!!」
スイレン「マーマネ!笑ってないで反省して!」
リーリエ「そうです!聖夜の贈り物で女の子にこんなことするなんて最低です!最低すぎです!」
マーマネ「い、いや…僕だって……マオを狙ったワケじゃ……これはたまたま…」プププ
カキ「マーマネ!スイレンやリーリエの言うとおりだ!少しは反省………!……プププ…」
サトシ「マーマネ!今度俺にもこの仕掛けの作り方教えてくれよ!」
マーマネ「いいよ!えーとね?」
リーリエ「ハァ…まったく、男子は…」
スイレン「マオちゃん!今、顔ふく物を持ってきて……」スクッ
マオ「……うぅ…」ウルッ
スイレン「!」
マオ「……なんで私がこんな目にあわなきゃならないのよぉ……」グスッ
全員(やべっ……マオ泣きそうだ…)
アマージョ「マッジョ!!」プンプン
マオ「………」フキフキ
リーリエ「マオ、大丈夫ですか?」
スイレン「マオちゃん、落ちついた?」
マオ「うん、ありがとう……スイレン、リーリエ」フキフキ
サトシ「たくっ!マーマネは」
カキ「サプライズにしても少しやりすぎだぞ?」
マーマネ「……サトシやカキだってウケてたじゃん」
サトシ「そうだったか?」
カキ「記憶にないな」
マーマネ「ちょっと!」
トゲデマル「マキュキュ」
リーリエ「マーマネ。マオに謝ってください!」ジトー
スイレン「誠心誠意、心を込めて!」ジトー
マーマネ「うぅ……ご、ごめんマオ…少しやりすぎたよ…」
マオ「………いいよもう……」フキフキ
マーマネ「……マオ、そのプレゼントなんだけどさ?」
マオ「………なに?」
マーマネ「……実は二重底になってて……」
マオ「え?」
リーリエ「! 本当です!箱の中にまた蓋みたいなものが」
スイレン「無駄に凝った仕組み…」ムゥ
マーマネ「その蓋を開けると本当のプレゼントが出てくる仕組みなんだよ」
マオ「……………」パカッ
マオ「! これって……」
キラキラ
カキ「お、おいそれ……!ほしのかけらじゃないか!?」
スイレン「おぉ……!」
サトシ「すっげー!」
リーリエ「キレイです……」ウットリ
マオ「……………」スッ
マオ「キレイ……」
ロトム図鑑「マーマネー!ほしのかけらなんて豪華なものを何処で手に入れたロトー!」
スイレン「完全にガチプレゼント」
マーマネ「ほらっ!この間みんなで行った天文台があったでしょ?」
マーマネ「あそこに居る僕の従兄弟のマーさん!あの人にわけてもらったんだよ!」
サトシ「あー!マーレインさんか!なるほどなー」
カキ「たくっ!こんないいプレゼントなら、無駄に演出なんてしないで素直に渡せばいいだろ」ハァ
マーマネ「アハハ……」
マーマネ「……マオ、さっきはごめんね?そのプレゼントで許してくれるかな……?」
マオ「………マーマネ…」
マーマネ「」ビクッ
マオ「………ありがとう!最高に嬉しいよ!」ニコッ
アマージョ「マッジョ!」
マーマネ「……ぁ、うん////」テレッ
ロトム図鑑「よかったよかったロト」ウンウン
ロトム図鑑「残るはサトシとスイレンロトー!」
スイレン「!」
サトシ「スイレン!先に開けていいよ!」
スイレン「え?……でも…」
サトシ「だって、レディーファーストだろ?」ニッ
ピカチュウ「ピカピカ!」
スイレン「サトシ……」
マーマネ「残ってるプレゼントってサトシとリーリエのやつかな?」
カキ「だな」
マーマネ「サトシだったら中に変な物を入れてそうだよねー?」
カキ「お前が言うな。でもそうかもな?」フフッ
サトシ「どんだけ俺の信用ないんだよ…」
マーマネ「逆にリーリエのはすっごく高そうなの入ってそうだし……スイレン的にはリーリエのプレゼントが当たりかな?」
カキ「……だがそうなると、サトシは自分のプレゼントが当たることになるな」
サトシ「うーん……確かにみんなと比べると大したもんは入れてないしなー。まぁ、そん時はそん時だよ!」
ピカチュウ「ピカァ」
マオ「やれやれ、キミたち男子はまったくもう」ハァ
リーリエ「何もわかっていませんね?この場合……論理的結論から言いますと、中身は重要ではありません」
サトシ、カキ、マーマネ「え?」
スイレン「…………」ドキドキ
アシマリ「アオ」
ナギサ「イッブイ」
スイレン「…………」ペリペリ
スイレン(リーリエのプレゼントが嫌な訳じゃない…でも…)
スイレン(できれば………)パカッ
スイレン「………!これ…」スッ
マオ「スイレン」ポンッ
リーリエ「何が入ってたんですか?」ニコッ
スイレン「………ピカチュウのキーホルダー…」
サトシ「スイレン!それ、俺!俺が入れたやつだよ!」
ロトム図鑑「サトシー!どうせサトシとリーリエのプレゼントしか残ってないのだし、サトシのプレゼントなのは一目瞭然ロト」
ピカチュウ「ピカァ!」
マオ「良かったね?スイレン?」ニコッ
スイレン「……うん!」ニコッ
マーマネ「……サトシにしてはまともな物が入ってたねー」
カキ「ああ、驚きだ」
サトシ「どういう意味だよー」
ロトム図鑑「サトシはこの日の為にバーネット博士にアドバイスを貰ってたロト!」
カキ、マーマネ、マオ、リーリエ「あー、なるほど」
サトシ「……言うなよロトム…」
ピカチュウ「ピカ」
サトシ「あのさ、スイレン。そのー……俺のプレゼント…みんなから比べたら大したもんじゃないけどさ……?」
スイレン「……………」
スイレン(わかってる。このプレゼントはプレゼント交換用の物……サトシか私の為に選んだプレゼントじゃないって……でも……)ギュッ
スイレン「………嬉しい!すっごく!」ニコッ
サトシ「え?」
スイレン「ありがとうサトシ!最高のクリスマスイブ!……私…これ、一生大切にする!」ニコッ
サトシ「お、おう……?」
マオ「うん…!いいねー!これこそ本当のクリスマスプレゼントだよ!」ウンウン
リーリエ「はい!大好きな人から貰うプレゼントに勝る物はありません!素敵です!」ニコッ
マーマネ「リア充だいばくはつしろ」
カキ「???」
スイレン「えへへ♪」ギュッ
アシマリ「アウアウ」ニコニコ
サトシ「スイレンがあんなに喜んでくれるなんてなー!バーネット博士に感謝だよ!」
ロトム図鑑「サトシは何にもわかってないロト」ヤレヤレ
サトシ「え?」
ピカチュウ「ピカピィ」
ナギサ「ブイ!」
ロトム図鑑「さぁ!最後はいよいよサトシの番ロトー!」
サトシ「おう!」ワクワク
マオ「て、言っても、あとはリーリエのプレゼントしか残ってないけどね?」
マーマネ「リーリエからかぁ…いいなーサトシ」
リーリエ「サトシ!私のプレゼントは気合いを入れましたので、期待してくれていいですよ!」
サトシ「マジ!?」ワクワク
カキ「そんなにハードル上げて大丈夫かー?リーリエー」
マオ「カキはすぐそういうこと言う!」プクー
カキ「い、いや……」ハハハ
スイレン「えへへ♪」ジー
ロトム図鑑「スイレンはさっきからずっとサトシから貰ってたキーホルダーを眺めてるロト」
アシマリ「アウ…」
サトシ「へへへ!中身はなにかなー?」ペリペリ
ピカチュウ「ピカァ!」
サトシ「へへっ」パカッ
マオ、カキ、マーマネ「」ゴクリ
リーリエ「ウフフ」ニコニコ
サトシ「……ん?」ヒョイッ
ロトム図鑑「…………これは……?」
サトシ「………箱?」
ピカチュウ「ピカ?」
スイレン「箱の中からまた箱…」ムゥ
マーマネ「まさか……この箱を開けたら爆発するとか!?」
サトシ「え!?」ビクッ
リーリエ「マーマネと一緒にしないでください!」プンプン
シロン「コーン!」
マオ「でもこの箱……何かキレイな装飾してあるね?」
リーリエ「はい、それはアローラの象徴"太陽と月"です」
スイレン「まさかリーリエのこれもオーダーメイド?」ゴクリ
リーリエ「そうです!今日の為にお母様の知り合いに頼んで作ってもらいました!」
スイレン「ヒエー……リーリエ、ゼンリョクすぎ…」
リーリエ「サトシ、箱を開けてみてください」
サトシ「う、うん…」ゴクリ
マーマネ「……やっぱり箱の中に何か入ってるパターンだよ!」
カキ「まさか……ダイヤモンドが……」ゴクリ
マオ「カキはそればっかだね…」ハァ
サトシ「……………」パカッ
~~~~~♪
サトシ「! え?箱を開けたら音楽が!?」
ピカチュウ「ピカァ!」
スイレン「しかも……太陽と月?みたいなのが回ってる?」
ロトム図鑑「リーリエ!これはまさか……」
リーリエ「はい、そうです!それは……オルゴールです!」ニコッ
シロン「コン!」
サトシ「オルゴール……?」
ピカチュウ「ピカ……」
~~~~~♪
マオ「……うまくは言えないけどこの曲……」
スイレン「うん……キレイでそれで……」
マーマネ「なんだか元気がわいてくるよ…」
カキ「……それでいて何だか懐かしいような……」ウーン
サトシ「ねぇリーリエ!これ、何て曲?」
リーリエ「……その曲は……冒険の曲です…」
サトシ「冒険?」
ピカチュウ「ピカ?」
リーリエ「……主人公が友達と遊んだり勉強したりポケモンバトルをしたりして…冒険をする曲……」
リーリエ「私のお気に入りの曲です」ニコッ
シロン「コーン!」
マオ「リーリエのお気に入りの曲かぁ…」
スイレン「うん!さすがリーリエ!いい曲!」
ナギサ「ブイ!」
リーリエ「……このプレゼントは…私以外なら誰の手に渡っても良かったんです…」
サトシ、カキ、マーマネ、スイレン、マオ「!」
リーリエ「……きっと私たちが大人になる頃は……ここにいる全員が全員アローラにいるワケではないでしょう…」
マーマネ「え?」
カキ「リーリエ……?」
リーリエ「……大人になるにつれ、様々な事情で何れ別れの日が来ることもあります」
リーリエ「今こうしてみんなで当然のように集まって騒ぐことも…当然ではなくなります…」
マオ「わ、別れって……」
スイレン「そ、そんなこと……」
サトシ「………」
ピカチュウ「ピカ……」
リーリエ「……だから……別れの日が来ても……」ウルッ
リーリエ「……みんなが……離ればなれになったとしても……オルゴールでこの曲を聞いて……ヒッグ…!」
カキ「お、おいリーリエ!」
マーマネ「泣かないでよ!」グスッ
リーリエ「……アローラのことを…今日この日の…みんなで集まって勉強したり騒いだりした日のことを思い出して…」グスッ
マオ「リーリエ……」ウルッ
スイレン「うぅ……!嫌だ……!そんなこと、思いたくない!」グスッ
リーリエ「……大人になっても……またみんなで会えるように……!」
ロトム図鑑「リーリエ……」
ピカチュウ「ピカ……」
サトシ「………………」
ウワーン!!
…………………
………
…
マオ「あー、もうこんな時間かぁ…」
スイレン「泣きつかれた…」グター
カキ「リーリエがしんみりするようなこと言うから…」
リーリエ「す、すみません……つい…」
サトシ「へへへ、でも……最高のプレゼントも貰ってたし、今日はすっげー楽しかったよ!」ニッ
ピカチュウ「ピカ!」
マーマネ「うん!だね!」
リーリエ「! もうこんな時間ですね!早く帰らなくてはサンタさんが来てしまいます!」
シロン「コーン!」
マオ「……サンタさん?」
リーリエ「え?マオ……知らないんですか?一年間良い子にしていたら、聖夜の夜にサンタクロースがプレゼントを持ってきてくれるんですよ?」
マオ「え?」
リーリエ「ふふふ…私、今年はこーんなにおっきなアローラキュウコンのぬいぐるみをサンタさんに頼みました!今から楽しみです!」ワクワク
シロン「コーン!」
スイレン、マオ、カキ、マーマネ(リーリエ……サンタさんまだ信じてるんだ…)
リーリエ「サンタさんへの手紙の準備もバッチリーリエです!」フフフ
リーリエ「……早く迎えの車を呼んで…」ピポパ
サトシ「リーリエ!サンタさんはサンタ村にいるんだぜ!」
リーリエ「! サンタ村!?なんですかそれは!サトシ、その話詳しく!」
サトシ「えーと……」
ピカチュウ「ピカ」
帰り道
サトシ「いやぁ!今日のパーティー楽しかったなぁ!」
ピカチュウ「ピカァ!」
スイレン「うん!とっても楽しかった!」
アシマリ「アオ!」
ナギサ「ブイ!」
スイレン「サトシ、キーホルダーありがとう!私、大切にする!」ニコッ
サトシ「へへっ、そこまで喜ばれたら何かテレくさいな?」
ロトム図鑑「サトシでもテレるとかあるロト?」
サトシ「あるに決まってんだろ」
スイレン「ふふっ」クスッ
サトシ「………また来年もみんなでクリスマスパーティーできたらいいなぁ…」
ピカチュウ「ピカァ」
スイレン「……………」
スイレン(……みんなでクリスマスパーティーは楽しい……でも…)
スイレン(……来年はサトシと二人で…)チラッ
サトシ「ん?」
スイレン「な、なんでもない!////」プシュー
サトシ「?」
ピカチュウ「ピカ」
ナギサ「ブイ」
スイレン(来年……来年かぁ……)
サトシ「でさー!その時マーマネが……」
スイレン(……サトシはカントーから来てる転校生……来年のクリスマスもアローラに居てくれるのかな……?)
サトシ「その時に……」
スイレン(お別れ……うぅ……リーリエがあんな話しちゃうから変に意識しちゃう……!)ブンブン
ロトム図鑑「! スイレン?」
スイレン(ダメ!もっと楽しいこと考えなくちゃ!)
スイレン(来年は……もっともっとバルーンの特訓して……アシマリも進化させて……)
スイレン(それで……みんなともっと遊んで……!サトシとも……うん!未来は明るい!完璧!)グッ
サトシ「! スイレン……?」
ピカチュウ「ピ……」
アシマリ「アウ……」
サトシ「………どうしたんだよスイレン!」
スイレン「…………え?」
サトシ「……泣いてるのか……?」
スイレン「………嫌だ……」ボソッ
サトシ「……嫌?」
スイレン「……おわがれ……しだぐないっ!」グスッ
サトシ「……お別れ?」
サトシ「お別れって……何いってんだよスイレン…?」
スイレン「……嫌だ…!どこにもいがないでよっ!」グスッ
サトシ「えぇ?な、泣くなよスイレン!」アセアセ
スイレン「うぅ……」グスッ
アシマリ「アウ…」
ロトム図鑑「サトシー!クリスマスに女の子を泣かすとか最低ロトー」ジトー
ピカチュウ「ピカピー」ジトー
ナギサ「イッブイ!」ジトー
サトシ「い、いや……そんなこと言われても……」
サトシ「……なぁ、スイレン。お別れってどういうことだよ?」
スイレン「……だってサトシ……いつかはカントーの家に帰るんでしょ?」グスッ
サトシ「……えーと……」
サトシ「うーん……まだ先のことはわかんないって言うか……でも、とりあえず島巡りをクリアして、アローラリーグに出るまでは帰らないよ」
サトシ「もいろん!目標は優勝だぜ!」ニッ
ピカチュウ「ピカァ!」
スイレン「……………本当?」ジトッ
サトシ「うん!本当!」
スイレン「……私、アシマリと一緒にバルーン完成させて…海の中をお散歩するのが夢」
サトシ「……うん」
スイレン「サトシの夢は……ポケモンマスター?」
サトシ「ああ、そうだよ!」ニッ
スイレン「……だったら約束」
サトシ「約束?」
スイレン「うん、夢を叶えた所を見届ける証人が必要!だから……」
サトシ「証人?」
スイレン「……私がバルーンを完成させた時に、サトシが私が夢を叶えたのを見届ける証人になって!」ビシッ
アシマリ「アウアウ!」ビシッ
サトシ「!」
スイレン「……その代わりに……私がサトシがポケモンマスターになった時の証人になる!サトシがインチキしないように、側で見届ける!」
サトシ「……インチキって…」ハハハ
スイレン「約束!」プクー
サトシ「……ああ、わかったよスイレン」
サトシ「約束だ!」ニッ
スイレン「うん!」ニコッ
ロトム図鑑「……スイレン、それはプロポー……」
アシマリ「アウ!」バッ
ロトム図鑑「モガ」
ピカチュウ「ピカピカ」ニコッ
ナギサ「ブイッ」ニコッ
25日
ショッピングモール
ワイワイ
スイレン(……25日……クリスマスなのに、街はすっかりクリスマスのお片付け、年末モード。世知辛い世の中)ウンウン
アシマリ「アウ!」
ナギサ「ブイブイ!」
スイレン「……………」
スイレン(うぅ……私、昨日勢いで何てことを…/////)カァァァ
「スイレーン!」
スイレン「………ん?」
アセロラ「やっぱりスイレンだー!そんなとこで顔真っ赤にして何してるのー?」
ミミたん「キュー」
スイレン「アセロラ!ミミたん!」
アセロラ「えへへ!久しぶりだね!」ニコッ
スイレン「う、うん!久しぶり!アセロラこそ何してるの?」
アセロラ「今日、ウラウラでクリスマスパーティーがあるからその買い出しに来てるの!」
アセロラ「スイレンも良かったら来る?」
スイレン「ごめんアセロラ。私、今日は家族と過ごす予定だから…」
アセロラ「そっかー、残念だねー?」
ミミたん「キュー」
スイレン「ところで何でアセロラはワザワザメレメレで買い出ししてるの?スーパーだったらウラウラにも…」
アセロラ「えへへ!今日のウラウラクリスマスパーティーにサトシも誘おうと思って♪」
スイレン「やっぱり行けるかどうかお母さんに聞いてみる」
アセロラ「そ、そう…」
アシマリ「アウ」
ナギサ「イッブイ」
アセロラ「スイレンは何してたの?」キラン
スイレン「私は………ん?」
アセロラ「? どうしたの?」
スイレン「………アセロラ、そのピカチュウのキーホルダー…どうしたの?」
アセロラ「えへへ♪いいでしょー?サトシとクリスマスのプレゼント交換でもらったの!サトシにはアセロラから色ミミたんのキーホルダーあげたんだよ?」ニコッ
スイレン「…………」スッ
アセロラ「! それは!?」
スイレン「私も持ってる。ピカチュウのキーホルダー」
スイレン「昨日サトシとクリスマスパーティーで貰った。今日はそのお返しのプレゼントを買いに来たの」
アシマリ「アウ!」
アセロラ「そ、そう…」
ミミたん「キュー」
アセロラ「………だったらアセロラもサトシへのプレゼント選ぶの手伝ってあげよっか?」ニコッ
スイレン「ありがとう!でも……アセロラ、買い出しの途中みたいだし、悪いよ」
アセロラ「大丈夫だよー!ほらっ!行こうよスイレン!」ニコッ
スイレン「う、うん…!」
アセロラ「………」
スイレン「………」
スイレン、アセロラ(私のピカチュウキーホルダーの方が艶がいいな。絶対)
アシマリ「アウ…」
ミミたん「キュー」
ナギサ「イッブイ!」
アイナ食堂
カキ「でな?サンタさんきたー!って言うホシが可愛いくって」ニコニコ
マオ「ハァ…その話は何度も聞いたよー…もうお腹いっぱい」ヤレヤレ
アマージョ「マッジョ」ハァ
カキ「おいマオ!こっからがいいとこなんだぞ!」プンプン
マオ「ハイハイ、もうわかったからモーモーミルクの配達に戻りなよ」
カキ「たくっ」
マオ「……あーあ…私のところにもサンタさん来ないかなー?」チラッ
カキ「……マオ…」
マオ「…………」
アマージョ「マッジョ…」ゴクリ
カキ「お前……まだサンタさん信じてるのか!?」
マオ「帰れ」
アマージョ「マッジョ!」プンプン
リーリエの家
リーリエ「ウフフ♪」ムギュー
アローラキュウコンのぬいぐるみ『』
リーリエ「お母様!お兄様!見てください!サンタさんが私にプレゼントしてくれたぬいぐるみです!」
シロン「コーン!」
グラジオ「……良かったなリーリエ」ウトウト
ルザミーネ「リーリエがいい子にしてるのを、サンタさんが見ててくれたのね?きっとそれはそのご褒美よ」ニコッ
リーリエ「いい子だなんてそんな////」テレッ
ルザミーネ「ふふっ」ニコニコ
リーリエ「サンタさん……私が書いたお手紙を見てくださったでしょうか…」
シロン「コーン」
ルザミーネ「きっと大丈夫よ?朝起きたら手紙が消えてたのよね?だったらリーリエのお手紙もサンタさんに届いてるわ。ね?」チラッ
グラジオ「あ、ああ……そうだな!」ビクッ
リーリエ「……そうだといいのですが……」フゥ
リーリエ「……ところでお兄様…何故先程から眠たそうにしているのですか?今日は折角のクリスマスなんですよ?」
グラジオ「………昨日少し夜更かしをしてな…」
リーリエ「? 夜更かしは体に良くありませんよお兄様」
グラジオ「あ、ああ……」
ルザミーネ「ウフフ♪」ニコッ
シロン「コーン」
マーマネの家
マーマネ「あー…昨日のクリスマスパーティーは最高だったねトゲデマル!」
トゲデマル「マキュキュ!」
マーマネ「これで僕もリア充の仲間入りかぁ…」チラッ
アローラガラガラのぬいぐるみ『』
マーマネ「………さてと」スクッ
トゲデマル「マキュ?」
マーマネ「………早速ポケちゃんねるにスレを立てなきゃねー…」カタカタカタターン
『クリスマスイブをクラスのマドンナお嬢様と過ごしたリア充だけど質問ある?』ピッ
マーマネ「うん!完璧!」
トゲデマル「マキュ…」
サトシの家
オルゴール『~~~~~♪』
サトシ「……いい曲だなぁ…ピカチュウ」
ピカチュウ「ピカァ」
ロトム図鑑「サトシー!」ガチャッ
サトシ、ピカチュウ「」ビクッ
サトシ「な、なんだよロトム!急に!ビックリさせんなよー!」
ピカチュウ「ピカピカー!」
ロトム図鑑「ごめんロトサトシー!………て、ん?」チラッ
オルゴール『~~~~~♪』
ロトム図鑑「リーリエから貰ったオルゴールを聞いていたロト?」
サトシ「うん、何かハマっちゃってさ?」
ロトム図鑑「サトシにしては珍しいロトー」
サトシ「そうか?」
ピカチュウ「ピカァ」
ロトム図鑑「っと、それよりサトシ!博士たちが呼んでるロト!」
サトシ「うん!わかったよ!」スクッ
サトシ「行こうぜ!ピカチュウ!」
ピカチュウ「ピカァ!」
ロトム図鑑「ロー」ヒュー
タッタッタ
おわり
>>35
訂正
サトシ「もいろん!目標は優勝だぜ!」ニッ
↓
サトシ「もちろん!目標は優勝だぜ!」ニッ
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