由比ヶ浜「ウヒヒヒヒ」地獄への誘い編 (4)

由比ヶ浜は慟哭した。
台風が千葉を直撃…
我が総武高校が最も強い暴風域に組み込まれているにもかかわらず、講義をずらすことができないという理由から登校となっていた。

俺、比企谷八幡はもちろんサボった。
サボって積ラノベを消化していた。
しかしながら真面目なやつや浮くのを恐れる奴が多いため9割以上が登校していたらしい
真面目な奴ほど損をする…俺はこの事件を機にそれを実感することとなった


総武高校教員生徒惨殺事件

この事件を機に全てが崩れていったのだ。



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事件前日

いつも通り教室そのものに溶け込むかのように机と椅子と一体化した俺は
いつも騒がしいはずの団体が妙に静かなため(一部うるさい奴もいるが)由比ヶ浜達の方を見ていた。

神妙な顔をする葉山
イライラしつつ暴言を吐く三浦
ニコニコしている海老名
心配そうにする戸部
オロオロする大岡大和

そして目を大きく開きながらもその瞳に感情というものは一切感じられない人形のような目をしている由比ヶ浜
呼吸すらしていないかのようだった

周りに何を言われても立ち尽くしたままの由比ヶ浜に一同は何もできず
ただただ時間だけが過ぎていった

半日…そして昼休みすら微動だにしなかった由比ヶ浜だったが、限目を迎えた時だった。
突如として慟哭した。

その瞬間、晴れていた天気は急に曇り雨が降り始めた。
教室はいよいよパニックになりつつあった…俺自身震えが止まらなかった。


しかし

葉山「みんな落ち着け!結衣がそんなことできるわけないだろ?」

その言葉を聞き落ち着きを取り戻したたが相模は由比ヶ浜をただただニヤニヤと見つめていた

6限を終えその日俺は小町が先ほどの雨のせいか熱を出したとの連絡が入り部活を休んだ

八幡「…」

八幡「台風やべーな…つーかここら辺だけに発生してる異常気象ってなんなんだよ」

小町「…私のこといいから学校行きなよ」

八幡「話聞いてた?台風やばいから行かねーよ」

八幡(小町が心配だしな)

小町「…そっかありがとね」

八幡「…何がだよ」

小町「何でもないよ」

八幡「俺は部屋でラノベ読んでるから何かあったらLINEを入れてくれ」

小町「うん」

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