【コンマ】まほ「母性度測定スカウター」 (139)

まほ「ついに出来てしまった。母性度測定スカウター」

まほ「本来これは西住流にとっては不要なものかも知れないが」

まほ「私は幼い頃からお母様に厳しい教育を強いられてきた」

まほ「今まではこれも戦車道の為だと我慢してきたがもう限界だ」

まほ「破門上等むしろこっちから母親を変えてやる」

まほ「というわけで安心して甘えられる母性力の高い人をママにしたい」

まほ「本来誰がママに相応しいかなど分かるはずないのだが」

まほ「この母性測定スカウターを使えば測定した者の母性を算出することができる」

まほ「測定した者の中から母性の高い連中を割り出せばお母様に代わる新しいママを見つけることが出来るはずだ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1553945475

まずはしほさんの母性を測らないとな

エリカ「隊長。言われた通り小梅と共にやって来ました!」

小梅「き、緊急任務だと聞きましたが一体どのような内容でしょうか」

まほ「二人とも良いタイミングだ」

まほ「早速だが二人にはこの母性スカウターでどれだけ母性があるのか確かめてもらおうと思う」

小梅「え? 母性って……えっ?」

まほ「バブゥゥ!」

小梅&エリカ「「ひぃぃ!?」」

まほ(よし二人が動揺している今がチャンスだ! 早速母性度数を測るとしよう)

エリカ↓1 小梅↓2

まほ「ちなみに母性の基準はこのようになっている」


00~15 ぶっちゃけ虐待するレベル 危険
16~30 冷たくて厳しい あまり良い母親ではない
31~45 母親としては微妙 一応は甘えさせてくれる時もある
46~60 普通 ある程度甘えることは出来る
61~75 お姉さんレベル 辛いときは慰めてくれる
76~90 かなりバブれる ここから赤ちゃんプレイが可能
91~99 貴方がママだ。

バブゥゥ!

まほ「ふむふむエリカが62小梅が40か」

まほ「二人とも少し母性があるか少し母性がないといった微妙な数値だな」

まほ「しかしエリカが62というのはわりとこのスカウター信憑性があるのかも知れない」

エリカ「え……私がですか」

まほ「ああ……エリカはみほが転校する前よく気にかけていただろ?」

エリカ「あ、あれは……あの娘がおっちょこちょいだから」

まほ「だから見捨てておけなかった……その感情が母性だ」

エリカ「は、はい?」

まほ「これからはみほだけではなく私にも気にかけるように」

エリカ「えぇ……」

まほ「それに対して小梅……お前の数値はなんなんだ。これから先私のママとしてやっていく気があるのか」

小梅「えぇ……」

小梅「まほ隊長のことは尊敬はしていますけど……ママになるのはちょっと」

まほ「そのようなことでは黒森峰は任せられないな」

小梅「ち、違うんです。私もまほ隊長と同じで甘やかすよりは甘えたいと言いますか」

小梅「そもそも子供とかあんまり好きじゃなくて」

まほ「なるほどな対してエリカは子供とか好きそうだからな」

エリカ「べ、別に好きってわけじゃないけど」

まほ「肩車してたじゃないか」

エリカ「あ、あれは……お願いされたからで」テレテレ

まほ「じゃあ私も肩車してくれないか?」

エリカ「はい?」

まほ「私もしてもらいたかったんだ……肩車」

エリカ「い、いやさすがに隊長の身長じゃ……」

まほ「だ、ダメか?」ウルウル

エリカ「うう……わかりました今回だけですからね」

小梅「え……本当にやるんですか」ドンビキー

エリカ「隊長だって色々とストレスを溜め込んでいるのよ」

エリカ「なのに私たちだけなにもしないなんて出来るわけないじゃない」

エリカ「さ、隊長! 私の肩に」

まほ「エリカ……さすがだ」

エリカ「じゃあ上げますね」グググ

エリカ「はぁはぁ……ど、どうですか隊長」プルプル

まほ「ああ……初めての肩車感動した」ポロポロ

まほ「きっとお前はいい母親になるよ」

エリカ「隊長……」

小梅(エリカさんが肩車してなかったら感動的なのに……)

まほ(とはいえエリカや小梅ではママ度が少し足らないな)

まほ(やはり黒森峰以外からもママ候補を探すとするか)

BC自由、聖グロ、アンツィオ、サンダース、プラウダ、継続、大洗、知波単のどれか?安価↓1で

ぷらうだ

プラウダ学園

まほ「カチューシャの話題も出たことだし今度はプラウダといこうじゃないか」

エリカ「あ、あのわざわざその為だけにヘリを?」

まほ「私にとっては一大事ということだ。一応交流会という名目で許可は取っている安心してくれ」

小梅「エリカさんはともかくなんで私まで」

まほ「小梅にもママ道はなにか知る必要があると思ってな」

カチューシャ「まさかあのマホーシャから交流会のお誘いだなんて珍しいこともあるわね」

まほ「プラウダは去年に敗北している。交流会を通して学ぶことも多いと思っただけだ」

ノンナ「では皆さんこちらへ」

カチューシャ「その前にノンナ!」

ノンナ「はい。わかっております」カタグルマ

クラーラ「やはり肩車されているカチューシャはかわいいです」ロシアゴ

まほ「ふむ……」

まほ(やはり見た感じ母性が高そうなのはカチューシャの世話をするノンナクラーラ辺りだが)

まほ(いや……こう見えて案外カチューシャの方が母性があるということだって考えられる)

まほ(なにせクラーラもノンナもカチューシャの器の大きさに惹かれたのだからな)

まほ(まあそれもこのスカウターで見ればわかることか)

カチューシャ↓1
ノンナ↓2
クラーラ↓3

カチューシャ逃げて案件?

小梅「カチューシャさんが62。ノンナさんが9……クラーラさんが39ですね」

小梅「これは意外な結果です。まさかノンナさんが一桁を記録するなんて」

ノンナ「? なんのことですか」

まほ「少し君たちの母性度を測らせてもらった」

カチューシャ「母性度? なんでそんなものを測る機械があるのよ!」

まほ「私にママが必要だったからな」

カチューシャ「ごめん意味が全く理解できないんだけど」

カチューシャ「とりあえずそのヘンテコな眼鏡を掛ければ見た奴の母性がわかるってことね!」

まほ「さすがはプラウダの隊長。飲み込みが早いな」

まほ「それで測定した結果。カチューシャが一番高くノンナが一番低い9という点数を叩き出した」

まほ「この9はその……言いたくないのだが」

まほ「正直に話すと虐待レベルだ。カチューシャに聞きたいのだが……ノンナに虐待されて」

カチューシャ「ノンナがカチューシャを虐待? そんなわけないじゃない」 

カチューシャ「なんなら身体だって見ていいわよ痣だって一つもないんだから」

まほ「そ、そうか……それなら良いんだが」

ノンナ「当たり前です。カチューシャは偉大なお方なのに危害を加えるだなんて」

ノンナ「きっとその装置が壊れてるに決まって……」

カチューシャ「あ、でも実際ノンナに母性がないのは確かよ」

ノンナ「……え?」

カチューシャ「だってノンナってば毎晩、私に赤ちゃんプレイするようにねだるじゃない」

ノンナ「カチューシャ……それは私たちだけの秘密だと」

小梅「えぇ……」ドンビキー

クラーラ「ノンナ……」ドンビキー

まほ「まさかこの年齢になって赤ちゃんプレイをするとはな」

まほ「まあ人の性癖にとやかく言うつもりはないが」

まほ「カチューシャを困らせてやるなよ」

まほ(つまりノンナの母性が低かったのは単に甘えたがりだったというわけか)

まほ(プラウダに虐待は無かったんだな良かった)

クラーラ「あの……少しいいですか?」

まほ「ん? クラーラか? どうかしたのか」

クラーラ「カチューシャに薬を飲ませることは虐待になりますか?」

まほ「え?」

クラーラ「私……見てしまったんです。毎日ノンナがカチューシャの飲み物に白い粉を入れてーー」

ノンナ「二人とも何やらこそこそと話しているみたいですがどうかしましたか?」ニコニコ

まほ「な、なんでもない……」マッサオ

小梅「ノンナさん……凄い迫力でしたね」

まほ「あの粉の正体は気になるが詮索はやめておこう命の保証はない」

エリカ「隊長……ですがカチューシャさんに一応伝えておいた方がいいのではないでしょうか」

小梅「でも白い粉っていっても砂糖かも知れないし」

小梅「ここはしばらく様子を見ておいた方がいいと思います」

まほ「そ、そうだな。それに私にはママ探しという任務も残っていることだし」

小梅「えぇ……まだやるんですか?」

まほ「そんな心掛けではママにはなれないぞ」

エリカ「正直……隊長をこのままにしとけないし小梅の気持ちも分かるけど見守ってあげましょ?」

小梅「はぁ……分かりました」

まほ(あのノンナの視線はマジだった。命が惜しければあまりその話題は出さない方がいいだろうな)

まほ(さて次はどの学園に行ってみるか)

BC自由、聖グロ、アンツィオ、サンダース、継続、大洗、知波単 安価↓1

聖グロ

また赤星の妄想か…

聖グロ

まほ「ダージリン。交流会の承諾……感謝する」

ダージリン「こぉんな格言を知ってる? 誰かを信頼できるかを試すのに一番良い方法は、彼らを信頼してみることだ」

オレンジペコ「米国の小説家ヘミングウェイですね」

まほ「えっと……?」

ダージリン「相手と友情を気づくには信頼が大事ということですわ」

ダージリン「私たちは強豪として何度も戦っては来たけれど」

ダージリン「ここでは敵ではなく戦友として共に紅茶をいただきましょう」

まほ「そういってくれると嬉しいよ」

オレンジペコ「さ、そこのお二人も」

エリカ「あ、ありがとうございます」

小梅「いい香りですね」クンクン

まほ「この透き通るような香りにさっぱりした味わい……ダージリンか」

エリカ「隊長。分かるんですか?」

まほ「ふふっ……ダージリンは有名な紅茶だからな一口味わえば分かるさ」

ダージリン(これローズヒップなのだけれど)

オレンジペコ(ここは黙っておきましょう)

ダージリン「ところで……何やら貴方たちは面白いことをやっているそうね」

まほ「面白いこと?」

ダージリン「その奇妙な眼鏡。これで母性を測るのでしょう?」

まほ「なるほど……プラウダから聞いたのか」

まほ「ならば話は早い。早速だが二人には母性を測らせてもらう」

ダージリン「勿論、淑女たるもの母性も当然それなりには持ち合わせておりますわ」

オレンジペコ「はい。ビビッといっちゃって下さい」

まほ(一見するとあの格言に付き合わされているオレンジペコに母性があるように思えるが)

まほ(前回のプラウダの件もあるからな)

まほ(まあここは淑女の母性とやらを確認するとしよう)

ダージリン↓1 オレンジペコ↓2

はい

スゲーな…

聖グロはママ養成校だった?

小梅「え……ええっ!? ダージリンさんが96でオレンジペコさんが98!?」

エリカ「私より高いじゃない! どうなってるのよ!?」

ダージリン「婦人らしさとは母性のことである。すべての愛はそこに始まりそこに終わる」

オレンジペコ「エリザベスの言葉ですね」

まほ「あ……あぁ」

ダージリン「あら震えてどうかしましたの」

まほ「ママだ……ママがいる!」ギュー

ダージリン「ふふっ……黒森峰の隊長だというのに随分と甘えん坊さんですわね」ナデナデ

オレンジペコ「えへへ……可愛いです」ナデナデ

まほ「うわーん! ママぁ」ポロポロ

エリカ「良かったですね隊長!」ポロポロ

小梅(この人たちおかしい……)ドンビキー

まほ「よし決めた! 私は聖グロに転校する!」

まほ「そしてダージリンママとペコお母さんの赤ん坊になる!」

ダージリン「私としては大歓迎よ。その気になったらいつでも言いなさい。ちゃんと受け入れてあげるわ」

オレンジペコ「赤ちゃんになりたかったらいつでも言ってください」

オレンジペコ「ちゃーんと面倒見ますからねー」

小梅(もういっそのこと転校しちゃってもいい気がしてきた……)

エリカ(こ、このままだと隊長が黒森峰がいなくなってしまう)

エリカ(そうはさせるもんですか!)

エリカ「ま、待ってください。まだ残りの聖グロの生徒を測り終えていません」

まほ「その必要はないだろう。だってママが二人も」

エリカ「ですが残りの聖グロの方の母性が低い場合。ダージリンやペコのいない間に虐待されるということもあり得ます」

まほ「む……確かに虐待は嫌だな」

ダージリン「聖グロにそんな野蛮な人はいませんわ」

ダージリン「前にも言ったように淑女である以上母性もまた身に付けておりますわ」

まほ「勿論ママのいうことは信じるがやはりエリカの杞憂を晴らす為にも他にも何人か測っておくとしよう」

エリカ「というわけで三人連れてきました! 隊長!」

アッサム「あの……なんの騒ぎなのですか?」

ローズヒップ「よく知りませんけど面白そうなイベントがあると聞いて!」

ルクリリ「母性など当たり前だ。私も聖クロリアーナの生徒である以上当然身に付けている!」

エリカ(この三人なら母性は低いはず!)

まほ「では測らせてもらおう」ピピッ

アッサム↓1 ローズヒップ↓2 ルクリリ↓3

sa

どう

小梅「アッサムさんが76で赤ちゃんプレイ可能レベル。ローズヒップさんが少し微妙でルクリリさんが普通と」

ルクリリ「ふ、普通……」

アッサム「あまり落ち込んではいけませんよ。ルクリリ」ナデナデ

ルクリリ「うぅ……アッサム様ぁ」グズン

ローズヒップ「40って何の数字ですのー?」

まほ「お前の時速だ。ローズヒップは時速40キロで走ることが出来る」

ローズヒップ「マジですの!? 早速走ってみますわ」タタタッ

まほ「しかし一番低いローズヒップでも40で小梅と同じレベルか」

まほ「これはもう聖グロに転校するしかないな」

エリカ「」

アッサム「私たちローズヒップに世話を焼きましたしもしかするとそのおかげでこの数値になったのかも知れませんね」

ダージリン「ふふっ……これが淑女の嗜みですわ」ドヤッ

まほ「ママ……」

まほ「また来るよ。今度は黒森峰ではなく聖グロの生徒として」

まほ「本当は帰りたくないがな」

アッサム「大丈夫。私たちはいつでも貴方を歓迎します」

アッサム「ですので悲しがる必要なんてないんですよ」ナデナデ

まほ「……」テレテレ

アッサム「言ってしまいましたね……」

ダージリン「大丈夫。きっとまたすぐに会えますわ。今度は聖グロの生徒としてね」

アッサム「そうですね。私の予測ではまほさんがこちらに転校する確率は100パーセントです」

ダージリン「ふふっ、ならアッサムを信じて今のうちに考えておきましょうか」

オレンジペコ「考えるって何をですか」

ダージリン「決まっているでしょう? まほにぴったりの名前よ」

ダージリン「午後ティー……なんてどうかしら」

オレンジペコ「それは……辞めておいた方がいいと思います」


まほ「とりあえず聖グロにほぼ決定だな」

まほ「だが他の学校の母性も測っておいたほうがいいだろう」

まほ「もしかしたらダージリンやオレンジペコを越える母性の持ち主に出会えるかも知れない」

まほ(さて次はどの学園に行こうか)

BC自由、アンツィオ、サンダース、継続、大洗、知波単 安価↓1

知波単学園

西「黒森峰の隊長である西住まほ殿がこちらに来られるとは大変光栄であります!」

福田「ほ、本日はよろしくお願いします!」

西「はっはっは! 福田。お前は少し緊張しすぎだ」

西「これでは反ってまほ殿にも緊張させてしまうことになるぞ!」

福田「め、面目ないであります!」

西「なに気にするな。我々はただ有りのままに突撃すればいいのだ!」

福田「に、西隊長……感動しました。私早速まほ殿に突撃したいと思います」タタタ

まほ「」ゲホッ

エリカ「相変わらずヘンテコな連中ね……」

まほ(正直なところこの二人に母性があるとは思えないが)

まほ(いや西の場合は福田の面倒を見ている分案外母性は高いのかも知れないな)

まほ(とりあえずチェックしてみるか)ピピッ

西↓1 福田↓2

ふぅ

福田

エリカ「知波単の隊長が69でそこの福田? あなたが34ね」

まほ「ある意味ではバランスの取れた組み合わせなのかも知れないな」

小梅「そうですね。子供っぽい福田さんの世話を西さんがきちんと焼いているって感じがします」

西「世話を焼いているなどとんでもない」

西「福田はいつも頑張ってくれています」

西「むしろ助けられているのは私の方ですよ」ハハハ

エリカ(なんでだろう。母性度的には少ししか違わないはずなのに)

エリカ(人間性として大きな差を付けられている気がするわ)

まほ「おまえたちはこの関係を続けていくといい」

まほ「きっと知波単はこれから更に進化を遂げていくだろう」

西「ありがとうございます!」

まほ(しかし西は現状聖グロを抜けば一番母性を持っているな)

まほ(彼女に子供になるという選択肢を考えるのもいいかも知れない)

まほ「さて次はどの学園を見に行こうか」

ッサム「言ってしまいましたね……」

ダージリン「大丈夫。きっとまたすぐに会えますわ。今度は聖グロの生徒としてね」

アッサム「そうですね。私の予測ではまほさんがこちらに転校する確率は100パーセントです」

ダージリン「ふふっ、ならアッサムを信じて今のうちに考えておきましょうか」

オレンジペコ「考えるって何をですか」

ダージリン「決まっているでしょう? まほにぴったりの名前よ」

ダージリン「午後ティー……なんてどうかしら」

オレンジペコ「それは……辞めておいた方がいいと思います」


まほ「とりあえず聖グロにほぼ決定だな」

まほ「だが他の学校の母性も測っておいたほうがいいだろう」

まほ「もしかしたらダージリンやオレンジペコを越える母性の持ち主に出会えるかも知れない」

まほ(さて次はどの学園に行こうか)

BC自由、アンツィオ、サンダース、継続、大洗 安価↓1

アンツィオ

アンチョビ「ようこそ我がアンツィオ学園へ。黒森峰の隊長歓迎するぞ!」

まほ「安斎か……前の選抜戦以来だな」

アンチョビ「安斎ではなくアンチョビと呼べ! それで急に学校に来たいなんてどういう風の吹きまわしだ」

まほ「そんなに不思議か?」

アンチョビ「だってお前さぁ……前に誘ったときは忙しいからって断ったじゃないか」

まほ「そうだ。忙しいんだ私は……」

アンチョビ「え?」

まほ「忙しい……忙しい…………お母様……お母様」ブツブツ

カルパッチョ「黒森峰の隊長……まほさんでしたっけ大丈夫でしょうか? 随分と具合が悪そうですけど」

ペパロニ「んーお腹空いてるんじゃないっすかねぇ?」

小梅「わわわ……隊長が暗黒面に落ちていく」

エリカ「とにかく早めに母性を補給させないと」

エリカ(このなかで甘えさせてくれそうなのは……このスカウターで確認しましょうか)

アンチョビ↓1 ペパロニ↓2 カルパッチョ↓3

ドゥーチェ!

はい

はい

妥当な結果だった

まほ「嫌だ……嫌だ……うぅ……」グズ

エリカ「母性が一番高かったのはアンツィオの隊長ね!」

エリカ「ちょっと貴方に頼みたいことがあるのだけ……ど?」

アンチョビ「お、おい大丈夫か? 泣いてるじゃないか? 何か辛いことがあったのか」ギュー

エリカ(私に言われるより速く動いた?!)

まほ「うう……辛いよ……寂しいよ……」

アンチョビ「よしよし大丈夫だからな? ここには辛いことなんて何もない。寂しいなら私がいてやるから」ヨシヨシ

まほ「うぅ……本当?」

アンチョビ「ああ! だから不安がることなんて一切無いんだからな」

まほ「うぅ……ママぁ」ギュー

エリカ(あの隊長を一瞬にしてあやすなんて……)

エリカ(これが母性なのね)

エリカ「助かったわ。アンタたちのおかげで隊長の心が安定したわ」

まほ「すまなかったな……安斎。さっきは醜態を晒してしまって」

アンチョビ「いいって私にはよく分からないがまほにも色々抱えている事があるもんな」

アンチョビ「また辛くなったら言ってくれ。私たちの学校はそういった堅苦しい流派みたいなのは気にしないんだ」

アンチョビ「だからウチなら気楽に過ごせると思うぞ」

カルパッチョ「ですね。また甘えたくなったらこっちに来てください」

カルパッチョ「今度は私が甘やかしてあげますよ」クスッ

ペパロニ「カルパッチョ姐さんの子守唄は最高っすよ」

ペパロニ「姐さんの声ってなんか優しいんっすよねーだから知らない間に寝ちゃうっていうか」

カルパッチョ「も、もう! 恥ずかしいこと言わないで下さい」テレテレ

まほ「ふふっ……それは楽しみだな。今度会うときはカルパッチョの膝枕でも寝てみることにするよ」

まほ(アンツィオは安斎に対しては申し分のないバブみを感じた)

まほ(カルパッチョも安斎までいかないにしろかなりの母性を秘めている)

まほ(ここと聖グロは転校先候補だな)

まほ(とはいえまだ学園は残っている)

まほ「…………ふわぁ」

まほ「ダメだ……今日はこれ以上他の学校をまわれそうにないな」

まほ「大人しくママと寝ることにするか」

オレンジペコ「はーい。ママですよー」

まほ「えへへ……ママ。子守唄歌って」

オレンジペコ「もう……まほさんは甘えん坊ですね」

まほ(このスカウターは一番母性が高かった人物を出現させることができる)

まほ(もっともあくまでホログラムだから感触はないが)

まほ(今日はペコお母さんと寝ることしよう)

まほ(その前に……明日すぐに出発できるよう次の学園だけ決めるとするか)

BC自由、サンダース、継続、大洗、安価↓1

継続

ペパロニってカルパッチョの事も姐さんと呼ぶのか?

レス40にて不具合を見つけましたので修正します

エリカ「知波単の隊長が69でそこの福田? あなたが34ね」

まほ「ある意味ではバランスの取れた組み合わせなのかも知れないな」

小梅「そうですね。子供っぽい福田さんの世話を西さんがきちんと焼いているって感じがします」

西「世話を焼いているなどとんでもない」

西「福田はいつも頑張ってくれています」

西「むしろ助けられているのは私の方ですよ」ハハハ

エリカ(なんでだろう。母性度的には少ししか違わないはずなのに)

エリカ(人間性として大きな差を付けられている気がするわ)

まほ「おまえたちはこの関係を続けていくといい」

まほ「きっと知波単はこれから更に進化を遂げていくだろう」

西「ありがとうございます!」

まほ(しかし西は現状聖グロを抜けば一番母性を持っているな)

まほ(彼女に子供になるという選択肢を考えるのもいいかも知れない)

まほ「さて次はどの学園を見に行こうか」

BC自由、アンツィオ、サンダース、継続、大洗 安価↓1

これが正しい内容です。
またカルパッチョ姐さんではなくカルパッチョ呼びでした以後気を付けます。

それでは継続で物語を再開したいと思います。

無人島

アキ「もうミカってばまた勝手に食糧を持ち出して!」

ミカ「食糧がね語りかけて来ーー」

アキ「語りかけてないから! もうミカが私たちの食糧を取ったせいでお腹ペコペコだよ」

ミカ「また取ってくれば良いんじゃないかな」

アキ「取ってくるのは私たちなんだよ? ミカはカンテレ鳴らすだけだよね?」

ミカ「……」ポロローン

ミッコ「た、助けだ。助けが来たぞ」

アキ「え? 助けって?」

ミッコ「救難信号を黒森峰がキャッチしてくれたらしい」

ミッコ「もう少しで来るってさ」

アキ「やったねミカ! これで私たち帰れるよ!」

ミカ「帰れば良いってもんじゃないけどね」

アキ「じゃミカ一人で残ってれば」ツーン

ミカ「でも黒森峰には美味しいものが沢山あるって話だからね」

ミカ「今回に限っては黒森峰に助けてもらうのも良いのかも知れないね」ポロローン

アキ「素直に助かって良かったって喜べば良いのに」

ミッコ「あ、黒森峰の学園艦だ」

アキ「ありがとうございます。助けに来ていただいて」

まほ「なに問題はない。困った時には敵味方関係なく助け合う……それも戦車道だ」

アキ「黒森峰の隊長は相変わらずカッコいいですね」

アキ「それに比べてミカは……」

ミカ「カッコいい……それは戦車道にとって大切なことなのかな」ポロローン

アキ「いいからミカもちゃんとお礼を言って」

ミカ「」ポロローン

まほ「なに礼を言う必要はないさ。これは私たちにもメリットのある行動だからな」

ミッコ「メリット?」

まほ「なに君たちはここでじっとしていればそれで良い」

まほ「少し君たちの母性を測るだけだ」

まほ(この中ではミカの世話を焼いているアキが一番母性を持っているように見える)

まほ(だがミカから漂うミステリアスな雰囲気はどことなく母性を感じる)

まほ(案外アキよりもミカの方が母性が高いなんていうこともあるかも知れない)

まほ(そして忘れてはならないのがミッコの存在だ)

まほ(ミッコは選抜戦においてBTの操縦手としてかなりの腕前を見せていた)

まほ(もしかしたら母性のクリスティー式が来るかも知れない)

まほ(まあそれもこのスカウターさえあれば分かることだが)ピピッ

ミカ↓1 アキ↓2 ミッコ↓3

やあっ

ほげっ

どうよ

まほ(ふむふむ継続の隊長が59で普通。アキが70でお姉さんレベル。ミッコも64で同じくお姉さん並みの母性を発揮していると)

エリカ「ある意味数値的には一番安定はしていますね」

まほ「普段世話を焼かれっぱなしのミカでさえ59もあるとは以外だな」

まほ「本人が自由な分……子供にも厳しい躾をしないのが良い意味で効いているのかも知れないな」

エリカ「その点アキは世話を焼いて面倒も見てくれるってことで母性が高くなったのかも知れません」

小梅「世話を焼いてくれる人がいるのってちょっと羨ましいです」

小梅「私もアキさんみたいな人の子供になりたい」

アキ「ええっとこの人たちの言ってることが異次元過ぎてわかんないの私だけ?」

ミカ「黒森峰の隊長は母性を求めているんじゃないかな」ポロローン

アキ「……えぇ。母性って普通は自分のお母さんに求めるもんなんじゃないのー?」

ミッコ「でも厳しい親だと甘えられないのかも」

アキ「なるほどねー。あ、私たちに甘えたくなったらいつでも言ってくださいね」

アキ「まほさんなら一時間千円で甘えさせてあげますね」

まほ「そうか……ではその時は甘えさせてくれ」キラキラ

エリカ「隊長……」

まほ(さて一番母性の高いアキには約束を取り付けたことだし)

まほ(一先ずは他の学園の母性も測っておくとしよう)

まほ(さて次はどの学園へ行こうか)


BC自由、サンダース、大洗 安価↓1

Bc

マリー「はあ……テスト勉強だなんて下らない。テストなんて全部マーク式にしちゃえばいいのよ」モグモグ

安藤「隊長。ケーキばかり食べていては勉強は出来ないぞ」

マリー「あら糖分は頭の活動を良くするのよ?」ネムネム

安藤「その前に頭の血が消化に回るから眠くなると思うんだが」

安藤「ほらあくびだって出ている」

マリー「おやすみなさい」

押田「ま、マリー様! 眠ってはダメです。今回のテストで赤点を取ればお小遣いを減らされると」

マリー「はっ……そうだったわ。ごめんなさい二人とも」

マリー「さ、勉強の方を教えて下さるかしーー」


ブロロロー

安藤「な、なんだこの音は」

押田「これはヘリの音だ。見たところこれは黒森峰のようだが何故こんなところに」

マリー「黒森峰……そういえば数時間前に交流会のお誘いに来ていたわ」

マリー「勉強があるからって断ったはずなんだけど」

安藤「黒森峰が一体何のようなんだ……」

マリー「とりあえず見に行きましょうか」

押田「いやマリー様? 勉強が……」

マリー「そんなの後回しでいいじゃない。私ならきっとすぐ取れるわよ」

押田「……! それもそうですね!」

安藤「いや納得していいのか?」

押田「マリー様は賢いんだ。君たちのような受験組とは違い才能があるからな」

安藤「いや才能があったら赤点取らないだろ。それに隊長はともかくとしてお前だって私より点数が低いじゃないか」

押田「あ、あれは勉強と出題範囲が違ったからで」

ワーワーガヤガヤ

まほ「喧嘩をしている二人にそれを気にもせず歩くBC自由学園の隊長」

まほ「とても母性があるようには思えないが」

まほ「しかしダージリンが言うには淑女足るもの母性も当然備わっているらしい」

まほ「となるとお嬢様学校のBC自由学園にも母性の素質はあるはず」

まほ「早速測定するとしよう」

マリー↓1 安藤↓2 押田↓3

はい

あとすこし

33-4

小梅「マリーさんが34で母親としては微妙。押田さんが49で普通……安藤さんが……え、えっと95でお母さんですね」

エリカ「エスカレーター組……」

まほ「やはりお嬢様というだけあって親に甘やかされて育った分母性が育たなかったのかも知れないな」

まほ「それとも単に安藤の母性が高いと言うだけなのか」

小梅「押田さんの母性が私より高いのでお嬢様うんぬんは関係ないと思いますよ」

安藤「というかこの点数……先月の期末テストの点数とほとんど同じなんだが」

マリー「……」

まほ「それで金髪の方が安藤だったか」

安藤「違う! 安藤は私だ。こんな温室育ちのお嬢様と一緒にされるのは御免だね」

押田「それはこっちの台詞だ。どうして私がキミのような外部生と一緒にされなければならない」

二人「ぐぬぬぬぬっ」

まほ「こうして見ると安藤に母性はなさそうに見えるが」

まほ「ものは試しだ。甘えてみることにしよう」

まほ「安藤……少しいいか」

安藤「な、なんだ?」

まほ「私のマ…………」

安藤「ちょっと待て……お前」グイッ

まほ「え……」

安藤「寝癖が付いているぞ? まったくどういう了見で来たのかは知らないが髪の整えぐらいはしっかりしていろ」ナデナデ

まほ「か、感謝する」テレテレ

安藤「どうしたんだ? 随分と顔が赤いようだが? 熱があるのなら言ってくれ隊長は補修授業で忙しいんだ」

まほ「い、いや熱は……」

まほ(いやここは安藤に甘えるいいチャンスかも知れない)

まほ「そういえば少し隊長が」

安藤「はぁ……まったく仕方のない奴だな」

安藤「ほら私が保健室まで連れていってやる」ヨイショ

まほ「お姫様抱っこ……」

安藤「押田。貴様に勉強を任せるのは些か……いやかなり不安だが今は緊急事態だ。私の代わりに勉強を教えてやってくれ」

押田「任せておけ! キミに言われなくともマリー様を赤点になんてさせやしないさ」

エリカ「私も勉強ならある程度できるから教えましょうか?」

マリー様「あらそうなの? だったら貴方たちにも手伝ってもらおうかしら」

安藤「とりあえず熱は無かったみたいだな」

まほ「あ、ああ……」

安藤「だが隊長が悪いと言うことは風邪の引き始めかもしれない」

安藤「なにせ、あの黒森峰の隊長だからな案外無理が祟るってこともある」

安藤「どちらにせよ。今は無理せず療養しておけ……私は隊長のところへ戻る」

まほ「……安藤。待ってくれ」

安藤「はぁ……今度はなんなんだ」

まほ「そのママって呼んでいいだろうか」

安藤「……?」

まほ「私は今日ママを求めてここにやってきたんだ」

まほ「西住流……安藤も戦車道をやっていればその言葉ぐらい知っているだろう」

まほ「私は西住流を継ぐものとして今まで努力してきた」

まほ「だが……それ故に完璧を求められる」

安藤「黒森峰の隊長……」

まほ「まほでいい」

安藤「分かったよ。まほがそこまで言うなら今日だけ甘えさせてやる」

安藤「今までよく頑張ってきたな」ヨシヨシ

まほ「バブゥッ!」


まほ(BC自由学園も学園としてはかなり過ごしやすい場所なのかも知れないな)

まほ(どちらにせよ新たなママ候補を見つけられただけでも来て良かったよ)

まほ(さて次はどこへ行こうか)


サンダース、大洗 安価↓1

サンダース

ケイ「ハーイ。まほ歓迎するわ。ようこそ私たちの学園艦へ!」

ケイ「それにしても珍しいわね。貴方から交流会を測ろうだなんて」

まほ「我々黒森峰学園は二回連続で優勝を逃している」

まほ「黒森峰もそろそろ変わることが必要なのかも知れない」

まほ「その為にも我々は我々だけの戦車道を見つける必要があると考えている」

まほ「交流会を設けたのは各学校の強さを見極め参考にしたいと思ったからだ」

ナオミ「高い志だね。もっとも黒森峰が自分だけの戦車道を見つけたとしてウチらがやられるつもりはないよ」

アリサ「言っておくけどこの交流会はアンタたちだけじゃなく、私たちにだって黒森峰を調べられる機会だってこと忘れないことね!」

まほ(何とか交流会に来た理由を誤魔化すことが出来たな)

まほ(個人的にはケイは穏やかな雰囲気を発していて母性もかなり高そうに見える)

まほ(ナオミもクールではあるがそれは良い意味で落ち着いているということだ)

まほ(彼女の隣なら自分も落ち着くことができるかも知れない)

まほ(とにかくこのスカウターでサンダースの母性を調べるとしよう)

ケイ↓1 アリサ↓2 ナオミ↓3

んほぉだんねえ

じゆーほんぽーなアメリカン

エリカ「これは予想外の結果になりましたね」

まほ「そうだな。あの面倒見が良くて優しそうなケイが16……かなり厳しい母親だったなんて」

小梅「私はある意味妥当だと思いますけど……ほら隊長は聞いたことありませんか? サンダースの反省会の話」

まほ「あ、ああ……プラウダの粛清並みに厳しい拷問をサンダースでは行っていると聞いたことがあるが……まさか」

小梅「そういうことです。ケイさんはよくある他人には優しく身内には厳しくなタイプだと思うんです」

まほ「なるほどこうして我々に優しいケイだが二人きりになると……それが母子となると」

小梅「かなりハードな教育を施されるというのはあり得ますね」

まほ「これ以上ケイに触れるとサンダースの闇を垣間見てしまいそうなので辞めておこう」

まほ「次にアリサの11。つまり虐待をしそうだということだが」

エリカ「分かる」

小梅「分かりますね」

アリサ(なんか凄い失礼なこと思われてる気がするわ)

エリカ「せっかく出来た子供もタカシと比べられそうですし」

まほ「何か行動をするたびにそんなことタカシはしないって怒鳴れる可能性はあるな」

まほ「何とか別の人と子供を作ったわいいが結局タカシのことが別れきれず子供をタカシにしようとするんだ」

小梅「アリサさんって前々からストーカー疑惑がありましたけどこの母性値を見る限り」

まほ「火のない所に煙は立たぬ。つまりはそういうことだろう」

まほ「しかしケイ、アリサの二人が低いのに比べてナオミは真っ当な点数なんだな」

エリカ「55……この数値もある意味納得です」

まほ「確かにその通りだな。ナオミの母性は母子ではなく同じチームメイトとして落ち着ける関係にぴったりなのかも知れない」

まほ「まあ……私はサンダースだけには転校はしないがな」

まほ「絶対にしないがな!」

ケイ「」

アリサ「」

まほ(しかしサンダースは調べておいて良かったな)

まほ(これを調べなければケイの魅力に惹かれてサンダースに転校していたかもしれない)

まほ(そうなればアリサやケイの厳しい教育に私の心は限界を迎えていたかも知れないな)

まほ(さて次は大洗女子学園……みほのところへ行くとしよう)

まほ「みほ……久しぶりだな」

みほ「あ……お姉ちゃん? どうしてここに?」

杏「黒森峰の隊長さんが私たちと交流会をしたいんだってさ」

杏「ウチとしてもやっぱり黒森峰の戦力とか調べておきたいしこの交流会も役に立つことだと思うんだよねぇ」

杏「それに学園艦である以上西住ちゃんもお姉さんと会うことは出来ないし」

杏「戦車道の経験も詰めて姉妹で過ごせる一石二鳥でいいことじゃん」

まほ「ああ……そうだな。だが今回ここに来たのは戦車道や妹と過ごす以外にもう一つの目的がある」

杏「んー? もう一つの目的?」

まほ「簡単だ。ママ探しだ」

みほ「あ……いつもの発作だ」

杏「ママ探し? こりゃ驚いたよ。まさか黒森峰の隊長が冗談を言うなんてねー」

杏「えっとつまり……隊長さんはこの大洗でママを探しに来たってこと?」アハハ

まほ「その通りだ。この母性スカウターは認識した者の母性を測定することが出来る」

まほ「これを使い母性の高かった者を私のママにしようと思う」

杏「…………」

杏「えーっと西住ちゃん。これどういうこと?」

みほ「あはは……お姉ちゃんはたまに気になった人をママにしようとするんです」

杏「そ、そうなんだ」

まほ「早速だがあんこうチームと生徒会のメンバーの母性を測りたいと思う。協力してはくれないだろうか」

みほ「私からもお願いします。お姉ちゃんこうなると満足するまで諦めないから……」

杏「んー……まあ良いんじゃない。母性を測るっていうのも何か面白そうだし」

まほ「ありがとう」

まほ「というわけで最初は生徒会のメンバーから測ろうと思う」

桃「会長に呼ばれて来たのは良いが私は何をすればいいんだ」

柚子「とりあえず集まるようにって言われたから」

杏「二人とも来てくれてありがとねぇ……いやぁ隊長さんが面白いものを持ってきたみたいだからさぁ」

杏「なんでも母性を測る測定器らしいよ」

桃「はぁ……母性ですか」

柚子「よく分からないけどじっとしてれば良いのかな」

まほ(杏がみんなを集めてきてくれたな。では早速母性を測るとしよう)

杏↓1 桃↓2 柚子↓3


いよっ

さあ

杏「へぇ……私が43で一番低いんだ」

桃「私が55か……ま、まあ妥当な数値ではあるな」

まほ「生徒会のなかでは柚子が一番母性があるんだな」

柚子「うーん。どうなんだろう。そんな自覚はないけど」

杏「小山は生徒会の癒しみたいなもんだからねぇ」

杏「よく色んな人から悩み相談を受けてるみたいだよ」

まほ「なるほどな。まあお前たちの関係を見ているとこの数値は結構妥当なのかも知れないな」

みほ「河嶋さん……55もあるんだ」ボソッ

桃「おい西住今何か失礼なことを言わなかったか!?」

まほ「さて生徒会の母性値は測り終えたことだし次はあんこうチームを呼ぶことにしよう」

まほ「みほ。連絡は済ませたか?」

みほ「う、うん……もうすぐ来るはずだけど」

みほ「もしあんこうチームの誰かの母性が高かったら」

みほ「お姉ちゃんはその人に赤ちゃんプレイをするんだよね?」

まほ「勿論だ」

みほ「えぇ……」ドンビキー

沙織「みぽりん言われた通り来たよー。どうかしたの?」

麻子「メールでは大事な用件と書かれていたが何かあったのか」

みほ「うん……実は」

まほ「お前たちをママにしに来た」

あんこうチーム「!?」

優花里「す、すみません。姉上殿の言っていることが私……わからなくて」

華「私たちをママにすると言っていましたけど」

麻子「とりあえず凄く嫌な予感がするんだが……帰っていいか?」

みほ「麻子さん……すみません」ガチャガチャ

麻子「謝りながら鍵を閉めないでくれ」

まほ「何もそんなに怯えなくていい。私はお前たちに赤ちゃんプレイをしに来ただけだ」

麻子「その発言がもう既に怖いんだが」

沙織「一応みぽりんのお姉さんなんだし変なことはしないと思うけど」

優花里「赤ちゃんプレイの時点で十分変な気がしますが」

みほ「みんな不安がらないで落ち着きましょう」

みほ「大丈夫……お姉ちゃんは常識がある人ですから母性の高い人以外甘えません」

まほ「ちなみに母性が低い人は将来虐待をする可能性が高いらしい」

まほ「沙織は結婚したいと常日頃から呟いているらしいが」

まほ「人生のゴールは結婚ではない。むしろ結婚してからが人生のスタートだ」

まほ「だが、母性が低いと子供に虐待してしまうかも知れない」

まほ「今のうちに母性を測っておけば高ければ自信が持てるし低ければ対策だって出来る」

沙織「そ、それはそうだけど」

麻子(母性が低いのは嫌だが高ければ高いでまほさんが赤ちゃんプレイを仕掛けてきそうだ)

麻子(ど、どうか普通の数値が来てくれて)ナムナム

まほ「ではみほを含めて母性度数を測るとしよう」

みほ「え? 私も」

まほ 「勿論高ければママになってもらう」

みほ「」

みほ↓1 優花里↓2 華↓3 沙織↓4 麻子↓5

ここ

エリカ「ちょ……どうなってるのよ! あんこうチーム全体的に高過ぎじゃないの!」

まほ「おお……ママ候補が二人もいるじゃないか」

麻子「なあ、その中の一人って私じゃないよな?」アセアセ

まほ「麻子ママぁ」

麻子「いや待て頼むから……落ち着いてくれ」

まほ「ばぶー!」

麻子(おお……まほさんが無表情でばぶーって言っている……)

まほ「ごほん。では落ち着いてまずは妹のみほだな」

まほ「母性の数値は53と可もなく不可もなくといったところか」

麻子「西住さんが羨ましい……」

みほ「うーん……どうしてなんだろう。毎日ボコのお世話をしてあげてるんだけどなぁ」

沙織「みぽりんの場合。母性よりは庇護欲の方が掻き立てられるからなのかな」

まほ「守ってあげたくなる感じ……ということか」

エリカ「もしくは子供をボコにしそうだから評価が下がったんじゃないの?」

みほ「子供をボコみたいに……ちょっとアリかも」

麻子「いや、さすがにそれは……」アセアセ

みほ「ボコパジャマとか着せたら可愛いだろうなぁ」

麻子「そっちで安心した」

まほ「さて次に優花里だが……」

みほ「19……冷たくて厳しい……あまり良い母親ではない」

麻子「秋山さんは良く気が利くし決して母性がないようには思えないんだがな」

優花里「うぅ……冷泉殿」

まほ「もしかすると尊敬しすぎるなんてことがあるんじゃないか」

華「つまりどういうことでしょうか」

まほ「例えば自分の子供に期待しすぎる余り厳しい教育にしてしまうとか」

麻子「親に悪気が無くとも子供に負担が掛かるパターンか」

麻子「でもそれなら決して治せないわけじゃない。自分の子供に過度な期待をしすぎず出来ることからやっていけば良いってだけのことだ」

優花里「うぅ……精進します」

まほ「次に華だが……なるほど五十鈴流は母性の道だったのか」

華「そんな照れてしまいます。私はただ困っている人を放っておけないというか」

まほ「ほう……では早速…………私のママになってくれるか」

華「はい! 私で出来ることなら!」

まほ「ママ……」ギュー

華「よしよし華はここにいますよ」ナデナデ

麻子「なんというかシュールな光景だな」

優花里「西住殿……大丈夫ですか? 顔色が悪いように見えますが」

みほ「大丈夫……いつものことだから」ドンビキー

麻子「むしろいつもこれだとかなり恐ろしすぎるんだが」

華「よしよしこのままずっと甘えていましょうねー」

まほ「だぁだぁ」

まほ「さて沙織の数値は72……お姉さんレベルだな」 

沙織「急に戻った!?」

みほ「沙織さんはいつも優しいよね。私に声をかけてくれたのも沙織さんだし」

沙織「別に優しくなんてないよー。あれだって単純にみぽりんとお話したいなぁって思っただけだし」

麻子「だが実際沙織は母性があると思うぞ。こんな私よりもな」

麻子「毎日起こすのを手伝ってくれるしな。たまに料理だって作りに来てくれる」

沙織「やだもー麻子ってばそんなに褒めないでよー」テレテレ

麻子「だから赤ちゃんプレイをするなら私ではなく沙織とするべきだ」

沙織「」

まほ「沙織はお嫁さんに憧れているんだったな」

沙織「は、はい」

まほ「今の母性を大切にしろ。その母性は結婚するのには必要なものだ」

沙織「まほさん……ありがとうございます! 私、頑張って素敵なお嫁さんになります!」

まほ「そうか。期待してるぞ」

まほ「さて麻子お母さん」

麻子「いや待て私はお前の母親じゃーー」

まほ「ママぁ」ギュー

麻子「だ、だから違うと言っているだろ」ナデナデ

華「口では否定していても身体は正直ですね」

みほ「本当だ。しっかりと頭撫でてる」

麻子「う……違うこれは…………身体が勝手に」

麻子(自分の意思とは関係なしに身体が動く)

麻子(これが母性の力なのか)

華「さあ……一緒にママになりましょう」

麻子「う、うわぁぁぁぁ」

数分後

まほ「ママ……哺乳瓶」

麻子「これか、ほら口を開けろ。ちゃんと飲ませてやる」

麻子「あ……溢してるぞ。仕方のないやつだな」フキフキ

麻子「ふふ……可愛いなぁ」ナデナデ

沙織「すっかりお母さんになっちゃったね」

優花里「まさか冷泉殿に母親の才能があったとは」

みほ「あはは……そうだね」ハイライトoff

【今までの結果と各学校の平均】

エリカ62 小梅??40  

黒森峰51

カチューシャ62 ノンナ9 クラーラ39

プラウダ37

ダージリン96 オレンジペコ98  アッサム76

ローズヒップ40 ルクリリ55

聖グロ73

西69 福田34

知波単52

アンチョビ85 ペパロニ57 カルパッチョ68

アンツィオ70

ミカ59 アキ70 ミッコ65

継続65

マリー34 安藤95 押田49

BC自由学園60

ケイ16 アリサ11 ナオミ55

サンダース27

杏43 桃55 柚子72

生徒会57

みほ53 優花里19 華94 沙織72 麻子83

あんこうチーム64

大洗女子学園61

見にくくてすまない。トップは聖グロ。最下位はサンダースとなりました

大学選抜はどうだろうか

まほ「色んな学校を回ってきたが聖グロが一番母性が高いと言うことが分かった」

まほ「となればするべきことは一つ」

まほ「私は西住流から離れ聖グロの生徒として過ごすことにすることだ」

まほ「ダージリンママ……ペコお母さん……待っててくれ」

エリカ(まずい……このままだと隊長が聖グロに転校してしまう)

エリカ(そんなことさせるもんですか)


西住家本家

エリカ「そもそも隊長がママを求めているのは家元の厳しい教育に耐えきれなくなったから」

エリカ「ならば家元と隊長の関係を修復すれば……隊長は転校する必要が無くなる」

エリカ「とはいえ隊長との関係を修復できるかどうかそれは家元の母性度数に関わっているわ」

エリカ「隊長……黙って借りちゃってすみません」

エリカ「このスカウターを使って家元の母性を測らせてもらいます」ピピッ

しほ↓1

さて

エリカ「母性度数は48か……西住流を背負い普段から威圧のある風格を漂わせていてはいるけれど」

エリカ「結局のところは普通の母親なのね」

エリカ「この数値だと説得できるかどうかは微妙だけど一度話してみましょ」


西住家

エリカ「お忙しいところ申し訳ありません。私黒森峰女学園の逸見エリカです」

しほ「逸見エリカさんですね……まほからよく話を聞いています。頼れる副官だとよく貴方を褒めていました」

エリカ「いえ私なんて全然……まだ隊長にも副隊長にだって追い付いてないんですから」

しほ「副隊長は貴方でしょ」

エリカ「い、いえこっちの話です。それよりもその隊長の件でお話がありまして……」

しほ「まほが……転校?」

エリカ「はい。西住流に耐えれなくなったと……それで聖グロリアーナに転校するそうです」

エリカ(さすがに赤ちゃんプレイのことは言えないわね)

しほ「そ、そんな話初耳です!? まほは何を考えているのですか!」

しほ「ただでさえ、黒森峰の優勝を二回も逃しました。それだけでも恥だというのに」

しほ「ついには西住流を捨てるなど……!」

しほ「もはや我慢の限界です! 今すぐにでもまほを連れ戻し再教育させます」

しほ「やはり今までの私の教育が甘すぎたようですね」

エリカ(これ……不味いパターンだ)

エリカ「ま、待ってください!」

しほ「なんですか!」

エリカ「人の心はゴムのようなものだと聞いたことがあります」

エリカ「強く押さえつければ押さえつけるほどより反発は大きくなるものです」

エリカ「このまま厳しい教育をなさるなら隊長はますます西住流に嫌になってしまいます」

しほ「エリカさん……」

エリカ「……はい」

しほ「人生というものは辛いことや苦しいことでも立ち向かっていかなければならないの」

しほ「この程度の厳しい教育に耐えられないのならまほを破門します。それだけです」

エリカ「…………」

まほルーム

まほ「エリカ……」

エリカ「隊長申し訳ありません! 私が余計なことをしたばかりに」

まほ「いや……気にするな。元々いつかは告げなければいけないことだったんだ」

まほ「ははは……電話越しに散々怒られたよ。お前は西住流を継ぐ覚悟があるのかってな」

まほ「卑怯者や恥知らずと罵られてしまった」

まほ「いつだってそうだ。西住流は常勝が当たり前」

まほ「いくら頑張っても褒めてはくれないのに本の少しでもミスがあれば怒られる」

まほ「そんな生活が嫌だったんだ」

まほ「ふふ……つい愚痴を言ってしまったな」

まほ「そういえば母性スカウターを返してもらっていなかったな」

エリカ「……どうぞ」

まほ「それでどうだったんだ」

エリカ「どうって」

まほ「お母様の母性を測ったんじゃないのか?」

エリカ「はい……測りました」

まほ「その数値を教えてくれないか……どうせ一桁程度だと思うが」

エリカ(隊長が聞いてきた意図は恐らく自分の傷ついた心を誤魔化すため)

エリカ(家元の母性の数値を聞いて西住流から逃げて良かったと納得したいんだ)

エリカ(もう関係の修復は出来ない)

エリカ(それならいっそのこと嘘をついて隊長を安心させるべき?)

エリカ(それとも隊長が傷つく覚悟で正直に話すべき?)

安価↓1 正直に話すor話さない

「そこそこの高さでしたよ」と正直に告げる

エリカ「母性スカウターでは48……そこそこの高さでしたよ」

まほ「……そうか。私からしてみれば怒ってばかりの人だったが」

まほ「西住流が無ければ普通の親子として一緒に暮らせたのかも知れないな」

エリカ「まだ間に合いますよ! これから仲良くなれば……」

まほ「それは出来ない。お母様は今でも私より西住流に拘っている」

まほ「西住流があるかぎり私たちが普通の親子関係を気づくことは不可能だろう」

エリカ「隊長……本当に転校するんですね」

まほ「ああ……私の決意は固い。あそこでしか私の心は癒せないからな」

エリカ「だったら……だったら私も付いていきます!」

まほ「……エリカ?」

エリカ「私は最初、隊長に憧れてこの黒森峰に入ってきました」

エリカ「ずっと隊長の後を追って隊長のように立派な人間になれるようにと」

まほ「……」

エリカ「でも今はそんな気持ちはありません」

エリカ「短くない期間。隊長と過ごして何時からか隊長に憧れるんじゃなくて隊長の側に居たいって考えるようになったんです」

エリカ「だから……お願いです。ずっと隊長のお側に居させて下さい」

まほ「エリカはそれで良いんだな」

エリカ「はい」

まほ「分かった。実は私も聖グロで一人でやっていけるか不安だったんだ」

まほ「エリカがいてくれると助かる」

エリカ「私だけじゃありません。小梅もきっと一緒に転校してくれますよ」

まほ「そうだな。なら私たち三人で聖グロに転校するとしよう」

エリカ「はい!」

聖グロ

小梅「まさか私たちまで転校することになるなんて」

エリカ「小梅は嫌だったの? 転校?」

小梅「最初はちょっと抵抗がありました」

小梅「でも聖グロの皆さんは優しくて実は黒森峰より過ごしやすいなって思ったりしてます」

エリカ「ふふっ……そうね。私も聖グロに転校して良かったと思っているわ」

エリカ「だって隊長の表情……前より安らいだものになっているもの」

小梅「毎日やっている赤ちゃんプレイのおかげですね」

エリカ「そうね。ほら耳を済ませば今日もたいちょうの

レス101修正

聖グロ?

小梅「まさか私たちまで転校することになるなんて」?

エリカ「小梅は嫌だったの? 転校?」?

小梅「最初はちょっと抵抗がありました」?

小梅「でも聖グロの皆さんは優しくて実は黒森峰より過ごしやすいなって思ったりしてます」?

エリカ「ふふっ……そうね。私も聖グロに転校して良かったと思っているわ」?

エリカ「だって隊長の表情……前より安らいだものになっているもの」?

小梅「毎日やっている赤ちゃんプレイのおかげですね」?

エリカ「そうね。ほら耳を済ませば今日もたいちょうの安らかな声が」

まほ「おやすみなさい……ママ」

おまけ編も書きますのでしばしお待ちを

まほ「しかし聖グロリアーナに転校してから数ヵ月か」

まほ「お母様とのいざこざも多少はあったが」

まほ「今ではしっかりと手紙で会話する程度には関係も改善されている」

まほ「もっともそれ以上の関係にはなるつもりはないが」

まほ「さて今日もダージリンやオレンジペコに慰めてもらうとする……か?」

ブロロロー

まほ「あれは……ヘリ?」

ダージリン「おやおやどうやら来てしまったようね」

まほ「ママ……あのヘリはなんなんだ?」

ダージリン「貴方もご存じのはずよ。西住流と対をなす島田流……その本家家元を乗せたヘリよ」

まほ「どうして……どうして島田家の人間がここに?」

ダージリン「淑女祭よ。わたしたち聖グロリアーナはこの時期になると淑女祭という祭りを行うの」

まほ「淑女祭……聞いたことはないが」

ダージリン「ここでは真の淑女を決めるためにそれぞれ異なったテストが行われるの」

ダージリン「島田家はその祭りのスポンサーなのよ」

千代「本日はよろしく頼みますね。ダージリンさん」

ダージリン「こちらこそよろしくお願いいたしますわ」

ダージリン「さあ早速、今回の対決母性勝負と行きましょうか」

まほ「母性……勝負?」

ダージリン「そうよ。貴方の持っている母性測定器それを使って島田家の人間と戦かうのよ」

ダージリン「今回選手として登録したのは元黒森峰チームとバミューダチームの三人ずつよ」

ダージリン「小梅やエリカは前に一度だけ測ったそうだけど」

ダージリン「聖グロリアーナに入ってから母性について沢山学ぶことがあったはず数値も変わっているでしょうね」

アズミ「言っておくけど母性なら大人の私たちの圧勝よ」

メグミ「母性のバミューダアタック見せてあげるわ」

まほ「正直なところ私に母性があるとは思えないが勝負を挑まれた以上受けることにしよう」

アッサム「今回の母性の測定は私がおこないますね」

アッサム「ではさっそくミミミから調べましょうか」

メグミ↓1 アズミ↓2 ルミ↓3

たあっ

まほ「ほう……バミューダ姉妹。家事は苦手だも聞いていたがそれにしては高いじゃないか」

メグミ「それだけ私たちが大人の魅力に道溢れてるってことよ」

ルミ「正直自分でもこれだけ高いだなんて思わなかった」

アズミ「」

まほ「メグミの母性は72。さすがは普段からバミューダ姉妹をまとめているからな」

まほ「それだけ周りに気を配れるということだろう」

まほ「ルミに関しては以外だったな。この96はダージリンママと同じレベルだ」

ルミ「隊長の役に立てるように私たちも頑張っているということだ」

まほ「なるほどさすがはバミューダ姉妹だな」

アズミ「ちょっと私を無視しないでくれるかしら」

まほ「いやすまない。何と言っていいか分からなくてな」

まほ「母性度7……これは虐待しているレベルだぞ」

アズミ「してないわよ。ちょっと酒癖が悪いことはたるけどそれだけよ」

まほ「案外そういったところかも知れないな」

まほ「酒癖が悪いからつい子供に……」

アズミ「し、しないわよ。とにかく今後からは飲酒量を控えることにするわ」

アズミ「大体貴方は大口叩いているけどそれだけの母性を持っているのかしら」

まほ「勿論だ。私は幼少の頃からみほの面倒を見ていた抜かりはない」

エリカ「私だって聖グロリアーナで立派な淑女として教育を受けて来ました。絶対に負けません」

小梅「私もエリカさんほどじゃないけど勝ちたいって気持ちは同じです」

まほ「だな……ではアッサム。私たちの母性を測ってくれ」

アッサム「了解しました」

まほ↓1 エリカ↓2 小梅↓3

ヌッ

でやっ

まほさん高いやん

まほ高いやんけ、お前がママになるんだよー!

エリカ「た、隊長! この母性は一体」

まほ「わたしたちはこの長い旅を経て母性とはなにかその本質を理解したんだ」

まほ「だからこそ私たちは乙女の名に恥じない母性を手に入れることができた」

アズミ「な、西住まほの母性が88!?」

メグミ「まほだけじゃないわ。小梅さんは81、エリカはさんは71。みんなママかお姉さんレベルよ!」

まほ「私たち三人の平均は80。バミューダ三姉妹の平均は53だからこの勝負……私の勝ちだな」

バミューダ三姉妹「ぎゃー」ドカーン

アッサム「あ、あの平均80点って」

ダージリン「彼女も今は聖グロよ」

アッサム「で、ですね……」

アッサム(とはいえ西住まほがこれほどの母性を発揮するなんてデータになかった)

アッサム(西住まほ……一体何者なの!?)

まほ「これでどっちが淑女が分かったと思うが」

愛里寿「それは早計な判断ね」

千代「バミューダ三姉妹は言わば私たちの手下。ただの手駒に過ぎないわ」

愛里寿「私とお母様の母性で貴方たち二人を倒してみせる」ゴゴゴ

まほ(なるほど島田愛里寿さすがに言うだけのことはある)

まほ(彼女からは凄まじい母性のプレッシャーを感じる)

まほ(そしてそれは家元も同じか)

まほ(やはり育児経験がある分……母性もかなりあるはず)

まほ(だがこの勝負……負けるわけにはいかないッ!)

まほ「いいだろう。アッサム二人の母性を測ってくれ」

アッサム「了解しました」

アッサム「こ、これは……!?」

愛里寿↓1 千代↓2

どうなるか

はい

これはひどい

西住流島田流仲良く聖グロへ
強い(確信)

アッサム「これは……酷い」

まほ「プレッシャーを感じたような気がしたが気のせいだった」

愛里寿「39……おかしい毎日ボコのお世話をしているはずなのに」オロオロ

千代「」

まほ「とはいえ愛里寿は39。現時点では母親としては微妙だがやはり年齢も鑑みれば母性が低いのは仕方のないことなのかも知れない」

まほ「さて……話を聞かせてもらいますか家元」

まほ「貴方の数値……11は虐待レベルです。愛里寿に何かしていませんか」

千代「し、しないわよ……そうよね? 愛里寿?」ギロッ

愛里寿「う、うん……お母様は優しいです」プルプル

まほ(言葉ではそういっているが身体は震えているな)

まほ(反応的に家元が愛里寿を脅しているのは明らか)

まほ(だがここで愛里寿がそれを証言するのは難しいだろう)

まほ(仕方ない)

まほ「愛里寿少し話がある。こっちに来てくれないか」

愛里寿「え? うん……別に構わないけど」テクテク

千代「ちょ……ウチの愛里寿をどこへ」

エリカ「すみませんが」

メグミ「ここは……」

ダージリン「通しませんわ」


学校裏

まほ「本当に愛里寿は虐められていないんだな」


愛里寿「うん……私……大丈夫だから」

まほ(さっきの睨みが効いているな……なかなか話してはくれないか)

まほ「これ妹も好きなんだ。確かボコという人形だったな」

愛里寿「うん……ボコはね何度ボコボコにされても立ち上がるの」

まほ「そうなのか」

愛里寿「だから私も……頑張らないと」

まほ「ボコボコにされても?」

愛里寿「…………」

まほ「愛里寿。我慢する必要はないんだ……辛いときは辛いと口に出したほうがいい」ギュー

愛里寿「あ、まほさん……私」

まほ「大丈夫……私がお前を守ってやるからな」ナデナデ

愛里寿「私実はお母様に虐められてます」

まほ「そうか……正直に話してくれてありがとう」

まほ「後は私に任せてくれ。大丈夫だ」

そういえば愛里寿って同年齢の平均身長より20㎝近く小さいんだよな……

狂気がシリアスに変質してもうしわけないが草

まほの母性が低かったら助けられなかったのかな

愛里寿「というわけで聖グロに転校します」

千代「え……愛里寿?」

愛里寿「お母様ごめんなさい。でももうお母様の厳しい教育には耐えられない」

千代「い、いいの? ボコミュージアムはどうなるの」

愛里寿「ボコを取り引きに使わないで……ボコだってそんなこと望んでない」

千代「う……うぅ…………」

まほ「別に親権を取るつもりはない。これはあくまで転校で一時的に預かるだけだ」

まほ「家元の母性が上がったその時……愛里寿は返そう」

千代「分かりました。私も愛里寿に厳しくしすぎたのかも知れません」

千代「なので私も母性が何なのか学びたいと思います」

千代「愛里寿とは別室で構いません。私も聖グロに入学させて下さい」ドゲザー

ダージリン「よく時間が解決してくれると言うけれどそうは思わない。でも、行動した時間なら解決してくれるはずだ」

ダージリン「島田千代さん島田愛里寿さん……貴方たちを聖グロリアーナへ歓迎しますわ」

30余裕で過ぎてるおばさんが制服着て入学するのか…うわっキツ(良いぞォ

数年後

まほ「ふぅ……大学の戦車道もなかなかにレベルが高いな」

エリカ「ですが私たちもまだまだ戦えます。決して通用しない世界じゃありません」

まほ「ふふっ……そうだな。だがあまり無理は良くないぞ辛くなったらいつでも甘えていいんだからな」ナデナデ

エリカ「た、隊長こそ甘えたくなったら言って下さいね」

まほ「それはペコお母さんやダージリンママがしてくれるから問題ない」

エリカ「え……あ……ソウデスカ」

エリカ「そういえば結局愛里寿は島田家に戻ったみたいですね」

まほ「ああ……母性がかなり向上したと聞いているもう戻しても大丈夫だと判断したそうだ」

エリカ「そうなんですか……」

まほ「とはいえ今では愛里寿も私の子供のようなものだ」

まほ「一週間に一回は面倒を見ている」

エリカ「なんだか良い関係が築けてるみたいで羨ましいです」

まほ「勿論エリカとの関係も大切だ」ナデナデ

エリカ「えへへ……」

改心した島田千代の母性↓1

エリカ「そういえば家元と愛里寿さんが仲良く買い物をしているところを見ました」

エリカ「家元……すごく優しそうで愛里寿も喜んでましたね」

まほ「聖グロに行くと母性が上がるからな。彼女も入学させて良かったよ」

エリカ「家元といえば……隊長は仲直りできたんですか?」

まほ「ああ……そのことなんだが実は高校卒業と同時に仲直りは終えているんだ」

エリカ「そ、そうだったんですか?!」

まほ「今では赤ちゃんプレイもしているんだ」

エリカ「えぇ……」

エリカ「まあ進んでる方向はちょっと間違えている気もしますけど」

エリカ「親子として良好な関係を築けてるみたいで安心しました」

まほ「ああ……親子はいいものだな」

まほ「それじゃ私は家に帰るよお母様が待っている」

エリカ「はい!」

愛里寿「あ、まほさん」

まほ「愛里寿か……また遊びに来たのか」

愛里寿「うん。私まほさんのこと大好きだから」

まほ「ふふ……そうか」ヨシヨシ

まほ「じゃあ一緒に玄関に上がろう」ガララ

しほ「まほ……お帰りなさい。今日は愛里寿さんも来ているのですね」

愛里寿「うん……今日はまほさんに甘えに来た」

しほ「そうですか……」

まほ「お母様」

しほ「安心してください。赤ちゃんプレイの準備は出来ています」

まほ「分かりました。では先に赤ん坊ルームの方に入らせて頂きますね」テクテク

愛里寿「じゃあしほさんそろそろ……」

しほ「はい……分かっています」

赤ん坊ルーム

しほ・愛里寿「「バブゥー!」」

まほ「ふふっ……二人とも甘えん坊だな。そんなに必死にならなくてもママはここにいるからな」

しほ「ママ! ママ! ミルク! ママのミルクが欲しい!」

まほ「ミルクか……待っていろ。はい。口を開けて」

しほ「あーん」チュパチュパ

まほ「しほ……偉いぞ」ヨシヨシ

しほ「えへへ」キャッキャッ

愛里寿「バブゥー! バブゥー!」

まほ「愛里寿はなんだ? このお人形で遊びたいのか?」

まほ「ほーらボコだぞー」

愛里寿「わーいボコだー」キャッキャッ

まほ「さ、愛里寿もミルクを飲ませてあげよう」

愛里寿「んぐんぐ」チュパチュパ

まほ「ああ……もうダメじゃないか溢したら」

まほ「まったく仕方のない奴だな」

まほ「しほと愛里寿のオムツを変えるからな」シメシメ

まほ「大人しく出来たな。二人とも偉いぞ」ナデナデ

しほ・愛里寿「「きゃっきゃっ」」

まほ(あれから数年。いつの間にか私はお母様と愛里寿のママになっていた)

まほ(今ではこうして毎日のようにお母様を、愛里寿もたまにこうして赤ちゃんプレイをしている)

まほ(他人から見れば歪な関係かも知れないが私はこの暮らしに満足している)

まほ(きっとこの状態が私にとっての……戦車道)

まほ「よしよしママだぞ」ナデナデ

完!

業が深い

みほが病みそう

これにてこのssは終わりです。ここまで読んで下さった皆さん安価をして頂いた皆さん楽しんでくださったのなら幸いです。
それではHTML化依頼出しときます。皆さん本当にありがとうございました!

おつおつ

なんやこれ…

業が深いけど面白いssだった。

乙です!

乙ー

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom