【安価】家出少女との邂逅 (24)

初SSです。下2までに主人公の名前、下3から5までに巡り会う女の子の名前とかを。どれも一番コンマが大きなものを採用します。


名前
容姿
性格
理由 なぜ家出したのか。記載自由
その他 他に書きたいことがあったら。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1558271446

名前 北条 仁(ほうじょう じん)

佐藤 一誠 (さとういっせい)

名前本居弥生(もとおりやよい) 
容姿重ためのセミロングの黒髪、地味だがよく見たら美少女
性格気弱で引っ込み思案
理由 両親が蒸発して借金取りから逃げるため
その他 実は新人の小説家(ペンネームを使い本名は隠している)

名前 二条真央(にじょう まお)
容姿 かなり小柄なおかっぱのメカクレ 顔に火傷の跡がある
性格 常に何かに怯えていてオドオドしている
理由 「何か」から逃げてきたらしいが詳しいことは不明

>>4

名前 湯上 菜穂子(ゆがみ なおこ)
容姿 表情の変わらない吊り目がち垂れ眉、青みがかったロングヘアを一つにまとめたシンプルな髪、骨格が安定している
性格 他人からは優しいと言われるが、悪口や諍いというものを嫌悪しているだけ。たとえそれが必要なぶつかり合いでも避けたがる
理由 母が、定年退職した祖父の事を邪険にするので家の空気に耐えられなくなった。「お母さんも忙しいからついぶつけちゃうんだ」と母を庇う父のことも嫌いで、また、その理屈がまったく理解できない
その他 骨格が安定しているのは独学で太極拳をやっているから。いざという時は暴力を振るう事も辞さない覚悟がある

街灯が照らす公園の歩道。

そこをのんびりと歩く一人の青年。

こぢんまりとした公園に、夜遅くに人がいるわけがなく。

静かな公園に、虫の鳴き声と足音だけが響いていた。

自販機で温かいココアを買い、それをベンチに座って飲む。

それが、彼の日課なのだが。

「あれ」

誰もいるわけがないベンチに、先客がいた。

それは、この時間帯にはいてはいけない人だった。

「ひっ…!?」

怯えた眼付きで青年を見るは、学生服に身を包んだ少女。

齢は凡そ十二、十三といったところか。

「こんな夜中に何してんだい?」

青年は問う。

「う…」

少女は答えず、後ずさりをする。

「…悪いことは言わない。早くお家に帰りな」

見ず知らずではあるが、子供の身を案じるのは大人として当然のこと。

ぶっきらぼうではあるが、帰宅するように促す。

だが。

「…いや…です…」

怯えながらも、その提案を拒んだ。

「…嫌、じゃあないんだよ。もうすぐ日付が変わるんだ」

「もう子供が外を歩いていい時間じゃない。補導されたらどうする?」

補導されれば、家や学校にも連絡が入る。

そうなれば、困るのは彼女だ。

青年は親切心で提案したのだが、それを少女は拒み、学生鞄を抱き抱えた。

「帰りたくないんです…。ほ、放っておいてください…」

「…家出でもしたのか?」

「………っ!」

図星だったのか、少女の身体が大きく跳ねる。

「やっぱりか。でなけりゃ、こんな時間にここにはいないか」

大人であればまだしも、彼女は子供、それも中学生。

そんな人が帰ろうとしない理由。

該当するものなど、家出か遊び、その二つくらいだろう。

「何があったかは分からないが、野宿するわけにもいかんだろ」

「せめて、ネカフェくらいにでも行くべきだろうに…」

衝動的に行動したと仮定しても、公園で夜が明けるのを待つなど、無計画にも程がある。

コンビニ、ネカフェ、ファミレスと、僅かな金銭で休憩を取れる場所もあるのに。

どうして彼女は、わざわざこんな場所で待っているのか。

「…そんなお金…無いです」

「だろうな。金があるなら、どこかに行ってるだろう」

はぁと溜め息を吐き、青年は手元のココアを投げ渡す。

「きゃっ!?」

不意に飛んできた缶を受け止める少女。

その眼には、不安と困惑の色が見え隠れしていた。

尤も、前髪で隠れているので目は見えないのだが。

「とりあえず、それを飲むんだ。少しはあったまるだろうし」

「え…と…。その…ありがとうございます…」

「…礼はいいよ。子供を放置するのも何だと思っただけだ」

少女が述べた素直な感謝に、青年はそっぽを向いてそう答えた。

今日は終わりかな?乙です

普通ネカフェもファミレスも18歳未満は深夜に入店できないけど本筋じゃないしどうでもいいや

乙乙

>>10、この世界ではそうなっているってことで…。


無言でココアを飲む少女。

ベンチの肘掛けに腰を下ろし、街灯を眺める青年。

無言が続く中、青年はふと口を開いた。

「…ここは俺のお気に入りでな。毎日、夜中にココアを飲むんだ」

「その度に思うんだ。『明日もこう出来るように頑張ろう』って」

「…色々あったし、今は無職だけど。それでも、目標があるから頑張れるよ」

「まぁ、頑張ることなんて無いんだけど」

「…何が言いたいんですか…?」

唐突な自分語りに不信感を抱いた少女は、そんな疑問を投げ掛ける。

「自棄になるなってことだ。何というか、そんな雰囲気がしてたからさ」

「これからどうするか。何も考えてないんだろ?」

青年は街灯の方を向いたまま、そう答えた。

少女は考え込み、黙りこくってしまった。

「…はっきり言って、お前さんはこのままじゃ警官に捕まって強制送還だ」

どこに行こうと、ここに留まろうと。

彼女はもう、警官に見つかったら終わってしまう。

そのことを解っていたから。

「そっちが良ければ、部屋を貸し出すよ。嫌ならそれでも構わない」

少女は、目の前に架けられた危ない橋を渡る。

今より悪くはならないだろうと、そう思っていたから。

少女を連れて向かったのは、年季が入った一軒家。

ここが青年の自宅だ。

「…っと。名前、言ってなかったな」

「俺は一誠(いっせい)。佐藤一誠だ」

鍵を開け、玄関ドアを開く。

入るように無言で促す。

おそるおそると言った感じで、少女は中に入った。

「…で、お前さんの名前は?」

少女が入ったことを確認し、戸締りをした一誠は名前を問う。

「…二条真央、です」

「分かった。二階のは全部空き部屋だから、好きな場所を使ってくれ」

「寝具以外何も無いけど、そこはまあ大目に見てほしい…っ?」

「………?私の顔に、何か…?」

明るい場所に来て初めて気付いた。

少女の、真央の右眼の近くに、火傷の痕があることに。

「…いや、何でもない」

それに触れていいとは思えず、一誠は咄嗟にそう答える。

そして、逃げるように自室に戻った。


下2に何をするのか。

a

自分と少女のご飯を作る

真央を迎え入れて、初めて訪れた朝。

一誠はキッチンで朝食の準備をしていた。

トースターで食パンを焼き、IHでミルクを温める。

ネギを刻み、豆腐を賽の目切りにし、油抜きを済ませた油揚げを短冊状に切っていく。

水に浸けていた玉葱を取り出し、豆腐と一緒に煮立った鍋に入れ、もう一度煮込む。

煮込み終わったら、戻していたわかめと油揚げを入れてひと煮する。

最後に、味噌を溶いてネギを散らす。

これで味噌汁が完成した。

次に、焼き終わった食パンに蜂蜜を塗り、皿に乗せる。

温まったミルクはマグカップに入れ、粉末ココアを溶かし、朝食の用意は終わった。

食事をテーブルの上に置き、テレビを点ける。

タイミングを見計らったように、真央が入って来た。

「…おはよう…ございます…」

「おはよう。食事は好きな物を好きなだけ食ってくれ」

一誠はそれだけ言うと、テレビのチャンネルを弄る。

目ぼしい番組は無く、どこも天気予報やニュースを垂れ流すだけ。

つまらなそうにテレビを眺める一誠をよそに、真央は味噌汁を啜った。

「美味しい…」

「そりゃどうも。…まぁ、レシピ通りに作れば不味いわけないんだがね」

「それでも、美味しい…です…」

「…家族以外に、手料理を振舞ったのは初めてだよ。手の込んだ物は作れないが…」

調理に時間を掛けたくないので、普段はタイムセール対象の惣菜を買って、足りない分を自作している。

そのため、手軽な物しか作ることが出来ない。

それでも、美味しいと言ってもらえたのは嬉しかった。


下2に何をするのか。

ksk

必要そうな生活用品の買い出し

朝食を済ませた一誠たちは、出掛ける準備をする。

とは言っても、一誠は私服に着替えるだけで、真央も一着だけ持ってきた服に替えるだけだ。

「住んでたのは男一人だからな。女性用のあれこれを買わないと」

「…お金はない…ですよ…」

「一応貯蓄はあるからいい」

そこで会話が途切れる。

無言のまま、二人はショッピングモールに到着した。

「とりあえず、今日の買い物代で三万だ。少ないかもしれないが、これで服とかそういうのを揃えてくれ」

「い、良いんですか…!?こんな大金…」

「…後々『あれが足りない』とか『これが欲しかった』とか言われても困るからな」

「流石にこれ以上はやれないが」

「い、いえっ…!これだけあったら、大丈夫です…!」

真央はペコリと一礼をし、足早に去っていく。

もしかしたら、後になってとんでもない要求をされるのではないかと心配になる真央だった。


下2に何をするのか。

おセックス

お昼ごはん

二人はショッピングモール内のレストラン街に足を運ぶ。

休日なのもあってか、家族連れやカップルで賑わっている。

「どこで飯を食う?」

「どこでもいいです…」

真央は自分に選ぶ権利はないと言いたげな表情で、一誠を見る。

一番対応に困る返事が返って来たので、無難にパスタ専門店を選ぶことにした。

「ボンゴレビアンコ、ジェノベーゼ、ポルチーニ茸のクリームパスタ。色々あるな」

「…私は、このサラダで…」

真央が指差したのは、生ハムサラダ。

サラダにしては多少値は張るが、パスタ一つを頼むほどではない。

遠慮しているのかもしれないが、ダイエットなどの類かもしれない。

女性の気持ちなど分からないので、一誠は何も言わずに頷いた。

「じゃあ、俺はボンゴレかな」

偶にはちゃんとした飯も悪くないと、一番人気のパスタを選んだ。


下2に何をするのか。

少し目を離した隙にナンパされている+右目の火傷のことをからかわれている真央を助ける

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom