チンピラ「あ？なんだテメェ？やんのか！？コラ！？」

たかし「こうなったら仕方がない とことん相手してあげますよ！」

たかしの一撃がチンピラを沈めた。

たかし「大丈夫でしたか…？」

ヒロイン「お強いんですね…意外と…」

たかし「意外と…？まぁ確かにこういうの見てるとほっとけなくて…」

ヤンキー「お前がたかしか？聞いたぜ！あのヒロインを助けたらしいじゃないか！やるな！お前！」

たかし「ど、どうも」

たかし(明らかにヤンキーっぽいけど悪い人ではなさそう？）

ヒロイン「今朝はありがとうございました…今度何かお礼を…」

たかし「あ、そ、そそそんなのはいいですよ？」

ヒロイン「そういうわけにはいきません！」

ヤンキー「それよりたかし！お前は今日から俺の兄弟分だ！よろしくな！」

屋上

兄弟「それにしても兄弟、お前エヴァンゲリオンとかハルヒ？とか好きそうな顔してつえーんだな？」

たかし「あ、あの？僕に用事ってなんですか？」

兄弟「な～に簡単なことだよ！これから一緒にこのSS高校を束ねていこうぜ！」

たかし「悪いんですけど、僕ヤンキーとかはあまり好きじゃなくて…」

兄弟「なに言ってんだよ！俺らはヤンキーじゃねぇ！本物の男を目指すだけだ！あっ、すまねぇ電話だ。」

兄弟「来週には必ず払いますので…親父のことだけは見捨てないでください！はい！ありがとうございます！」

兄弟「わりぃな相棒！俺はこれからバイトだ！また明日な！」

たかし(へぇ～人は見かけによらないなぁ…ああ見えてもバイトとかしてるんだ～）

たかし「ってあれ兄弟くんじゃないかな？何かガラの悪そうな人たちと一緒にいるぞ？」

ヤクザ「おいおい兄弟ちゃん、こんなに返済が遅れるとさ？目の不自由なお姉さんにお風呂屋さんで働いてもらうことになるよ？」

兄弟「それだけは勘弁してください！親父の医療費も！姉貴のことも！」

たかし「だったらこのお薬、ちょいとさばいてよ？もしつかまって俺たちのこと言ったらお姉さんが心も真っ暗になるかもね？」

兄弟「ハハ…ろくでなしとは思ったが、とうとう俺も薬の売人か…まぁ仕方ねぇ…か」

たかし「今の話、本当なの…かな？ごめん」

兄弟「おっ相棒！なんだ聞いてやがったのか…簡単に言えばよ…寝たきりの親父の医療費のためにあいつらから金を借りてた 今までは何とか普通のバイトで返せたがあいつらの利息がすごくてな…」

たかし「それって警察とかに言ったら？」

兄弟「そうしたい所だが、目の不自由な姉貴がいてな…それをどうにかするって脅迫されてて何もできない。」

たかし「許せない！僕が話をつけてくるよ！」

兄弟「いいんだよ！俺みたいなバカ、所詮こんな人生がお似合いなんだよ！だから余計な事しないでくれ！」

たかし「でもあんまりだよ…人の弱みに付け込む奴はちょっと許せないよ…」

兄弟「今日、会ったばかりでおかしいけどよ？もしも俺に何かあったら姉貴と親父を頼むよ…」

たかし「で、ででもやっぱり僕、話をつけてくるよ！」

兄弟「おい待てって！」

ヤクザ「兄弟くんは貴重な収入源でおもちゃだからそう簡単に手放すわけにはいかないよ？」

たかし「許せない！」

チンピラ「やんのか！コラ！」

たかしはチンピラを一撃で沈めた。

ヤクザ「上等だよ？俺は高校生だからって容赦しないからね？ヤクザは舐められたらおしまいなの！まぁその前にきみがおしま…」

たかしの全力パンチがヤクザの顔面にもろに入った。

ヤクザ「て、てめぇこのままで済むと」バタン

翌日

兄弟「しかし驚いたぜ…本当に事務所に乗り込んで連中を黙らせるとは…」

たかし「ごめん余計なことして…」

兄弟「しかし本当に不思議だ！今はこんなにナヨなよしてるのにつえーなんてな！ハハハ！」

兄弟「おっと姉貴から電話だ！すまねぇ！出るぜ！」

ヤクザ「お姉さんにはビデオに出てもらうことにしたよ？それが嫌なら200万持って、昨日のガキを連れてこい！今すぐにだ！」

兄弟「わかりました…だから姉貴には…手を出さないでください。」

たかし「もしかして昨日の奴！？ならいかないと！」

兄弟「やっぱり世の中、正しさだけじゃどうにもならないんだな…くそ姉貴が！」

倉庫

ヤクザ「ほらほらお姉さ～んそろそろ 色々しちゃおっかな？」

お姉さん「やめて…！」

兄弟「待ってください！」

たかし「あんたたち！やっぱり！」

ヤクザ「おっといいのかな？お姉さんがどうなっても！」

兄弟「俺の臓器を売るから勘弁してください！」

ヤクザ「よし！交渉成立だ！まずはお前らふたりふっ飛ばして　あとはお姉さんのハメ撮りをとっちゃおうかな？そろそろお前にも飽きたし」

ふたりを10人近いチンピラが囲む

たかし「もう許さない…」

たかしは次から次へとチンピラを倒していった。そして追い込まれたヤクザは姉にナイフを突きつける

たかし「卑怯者が！」

たかしの強烈アッパーでヤクザを沈め、無事に姉を解放した。

警官「お前らは全員、署に連行だ！覚せい剤取締法違反の疑いだ！」