妻「本殿で見せたいものがあると言われたから来たのに、これはどういうことですか!?誰ですかこの人たち!?どうして裸なの!?」
男達「ぐへへへっ」
義父「こやつらは今満象神様に選ばれた村の男たちだよ」
妻「今満象神?選ばれた?」
義父「そうだ。今満象神様とはこの村の守り神のことでね。村の人間になる者は儀式を行い今満象神様と一つならなければならない」
義父「今満象神様の化身と体を重ねてな」ビンビン
妻「ひっ!?」
義父「さあ、受け入れたまえ」
妻「いやあああ!?」ジタバタ
男「おっと暴れるんじゃあねえ!」ドサッ
妻「キャッ!?なにするの!?離して!?どいて!?」ジタバタ
男「グヘヘヘっ。ナニするに決まってんだろ!それじゃあ俺から先にいかさせてもらいまずぜ」ビンビン
妻「嫌っ!?どいて、どいてええええ!?」ジタバタ
男「うるせっ!気持ちよくさせてやるから大人しくしてろ!」
妻「どいてえええ!お願いどいてえええ!どっ」
妻「退けっつってんだろうがあああッッッ!!」
驚愕!?耳を劈く爆音が本殿に響き渡った!
まったくもって想定外!男たちはよもやこの女らしさ溢れる女性から益荒男の如き怒号が飛び出すとは思ってもみなかった!?
固まる男たち、なにかおかしい、異常なことが起きていると気づくも時すでに遅し!
コングはすでに鳴った!女の攻撃が開始される!!
妻「破ァ!!」
気合とともに繰り出された右膝蹴りは上で押さえつけていた男の睾丸もろとも恥骨を粉砕した!
男「ホガァッ!?」
強烈な膝蹴りにより宙に浮いた男は自身に何が起きたか理解する間もなく失神!
組敷かれていたはずの女は男の陰茎と陰嚢を掴み取ると朝寝坊に気づいた時に掛布団を弾くが如き勢いで宙に浮いたを男を投げ飛ばし、ノーバウンドで壁に衝突させた!
言うまでもないが陰茎と陰嚢は五体とおさらばした!
絶句!?轟音響く本殿の中、男達は言葉を失ったまま立ち尽くす!
その隙を女見逃さない!!
妻「阿呆ッ!」
千切り取った肉塊を投げ捨て、眼前のヒゲの男目掛けて踏み込む!
時がすっ飛んだと錯覚するほどの速さで懐に入り、勢いをそのままに女は追い突き中段正拳突きをヒゲの男の胸の下に叩き込む!
ヒゲ「ガッ、ゴッ!?」
鋼鉄の拳が薄い肉に減り込み第6、7、8肋骨は粉砕される!
返す刀で二撃目。ヒゲの男がうずくまるよりも早く放たれた鞭手にて股間を強打。陰茎と陰嚢はまるで水風船のように破裂した!
残身など必要ない。崩れ落ちる男に背を向け、女は次に屠る相手を定める!
男たちはようやく理解した。自分たちは大龍の逆鱗を踏んだのだと!?
ハゲ「ヒィッ!?」
悲鳴を上げあげながら禿げの男は持っていた瓶の中身である琥珀色の液体を女に向かってぶちまける。
避けるそぶりを見せず、女はその身に被った。
ハゲ「ヒッ、ヒヒッ…」
引きつりながらも禿げた男は下卑た笑みを浮かべた。
見れば誰しも「してやったり」という男の思考が読み取れるほどわかりやすい表情であった。
禿げた男が女かけた液体。
それは媚薬。本来は飲ませるものだが皮膚の上から浴びただけでも十分に効果がある。
100ccも被れば、風に触れただけでよがり狂うことになるであろう。
が、効かない。
モウドクフキヤガエルの毒にすら耐える強靭な女の肉体には媚薬など毛生え薬ほどの効果もない。
女は悠然と歩き、禿げた男に近づいていく。これまで幾人の女を堕としてきた信頼と実績の品が効かない。
その事実を禿げた男は理解できず、マヌケ面で拳を迎えることとなる!
妻「打ッ!」
空気を引き裂く音。
顔面にまるでストレートボールを投げるかのようなフォームで剛拳が振り抜かれた!
ハゲ「ヘブッ!?」
鼻は陥没し、ヤニで黄ばんだ歯が飛び散り、体は空中で二回転半したのち頭部が床に落ちた!
仰向けに大の字となり倒れた禿げた男の顔面は母親でも見分がつかないほどひしゃげていた。
さらに容赦ない女の追撃。巨象の如きフットスタンプにより陰茎と陰嚢は踏み潰され、床のシミとなった!
残りは二人。女は再び歩き出す。
デブ「ヒィィッ!?あ、あああっ」
脂汗を滝のように流していた眼鏡をかけたデブの男は悲鳴を上げながらも状況を打開するため言葉を発しようとしていた。
デブ「あ、貴方はだんだん全身に力が入らなくなる。そして子宮が疼き始めて、チンポがほしくなる」
デブの男が得意とするもの、それは催眠術。デブの男はこの期におよんでまだ女を犯すをことを諦めていなかった。
このデブの男の催眠術にかかればどんなに身持ちが固い女でもすぐさまビッチに堕ちるであろう。
が、効かない。
旧支配者の精神汚染も耐える強靭な女の精神と頭脳には催眠術など馬に念仏を唱えるほどの効果もない。
これまで幾人の女を堕としてきた安心と自信の術が効かない。
その事実をデブの男は理解することを拒み、繰り返し叫び続けた。
デブ「チンポが欲しくなる!チンポが欲しくなる!チンポが欲しくなるっ!」
妻「憤ッ!」
いい加減煩わしく思った女はモーニングスターばりの裏拳により下顎を砕き割りデブの男を黙らせる!
デブ「ハガァッ!!?」
脳震盪によりたまらず跪いたデブの男に追い打ち!
女は右手をピンと伸ばし、チョップをデブの男の左肩に狙いをつけて垂直に振り下ろす!
女のそれは手刀というにはあまりにも切れ味と重みを帯びていた。それはもはや手戦斧であった!
振り降ろされた手戦斧により左耳は斬れ落ち鎖骨と第一肋骨は粉砕、肩の筋肉は断裂に至った!
さらに追い打ち!
女の左手により陰茎と陰嚢はギロチンにかけらた首のように股間から斬り落とされた!
潰れた屑がまた一人床に転がる。残すはひとr
義父「っ!!」
不意打ち!?
女の後頭部に義父の卑怯な右ストレートが当たる。
正面からでは到底敵わないと悟った義父はデブの男を囮に使い女の背後に回り込み強襲を行ったのである。
身長180cm、体重85kgの巨体が打つパンチは例え素人のものでも後頭部に浮ければただでは済まないであろう。
が、効かない。
女はビクともしない!
義父「ッ!?」
刹那に幻視。義父が見たのは燦然と聳え立つ霊峰であった!?
義父「イッ!?ギャアアアッ!?」
天罰!神聖なるものを傷つけようとしたのだからからバチが当たるのは当然だと言わんばかりに愚者の右拳は砕け、折れた骨は甲の皮を突き破った!
後頭部を殴打されようとも女は動じない。何事もなかったかのように標的へと向きを変え、憤怒の炎が燃え盛る瞳にて屠るべき諸悪を見据えた!
義父「ヒィィィッ!?」
義父「(何故だ!?どうしてこなった!?)」
今や失禁するための肉棒と成り果てた義父の陰茎は力の象徴であった。
この巨根により数多の女達を快楽に堕とし、手に入れてきた。思い通りにいかないものなどなかった。
目の前の女も肉便器の一つなるだけの存在であったはずだ。それが何故。
義父「(何故何故何故何故何故ッ!?)」
どうしてこうなったのか、その答えは至極簡単明白であった。
女を嘗めたからである!!
数㎝、女が左足を前に出す。
それだけで義父の膝の震えは激しさを増す!
義父「ぐぅぅッ!?」
義父は残りの体力、精神力をかき集める。
そしてなんとか戦闘態勢、半身の構えをとることに成功した。
しかしおざなり。ビッチの穴よりガバガバであった。
妻「邪ッ!」
がら空きの胴に女の鶴嘴めいた足先三日月蹴りが水月に刺さる!
義父「ゴホォッッ!?」
義父の体はくの字に折れ曲がり肺の中の空気を全て吐き出して宙に浮く!
冷静に考えれば分かることであったはずだ。暴虐の限りを尽くすこの女には素人の不意打ちも構えも無意味であることなど!
気絶する寸前、間違いだらけの選択をしてきた義父ようやく正確な解答を得ることができた。自分はすでに詰んでいたのだと。
妻「シッ!」
さらに駄目押し!義父の膝が重力に従い床につく瞬間、女は体を勢いよく回転させる!
繰り出されるは跳び後ろ蹴り。最強の蹴り技で腐った頭を打ち抜く!
妻「死ねえええッッッ!!」
轟ッ!という音とも義父の体は大きく吹き飛び吐瀉物を撒き散らしながらノーバウンドで壁に激突した!
その衝撃により神棚に飾られていた今満象神の御神体が宙に投げ出され、義父の股間めがけて落下!?
神罰!鈍い音が本殿に響く。神を自分の邪な欲望のために利用してきた陰茎と陰嚢は最後は神の手によって爆発四散したのであった。
妻「ハァァァ…」
残りの標的、0人。立っている者、女一人。
全滅盛者必衰である。か弱き女達を食い物にしてきた悪漢共は強き女により打倒された。
戦いは終わった。女は呼吸を整え、気を静めていく。
妻「ふぅー……」
そして、
妻「ふぇぇぇ、怖かったよー!」
女は愛らしい妻の姿に戻った。
のちの取材でその時縛られていて建物の隙間から見ていることしかできなかった夫はこう答えた。
夫「うちの妻マジ半端ない」って。
幕引き
正義は勝つ!三人称視点って難しいですね。
神罰!(効果音)
死ぬほど笑った
ありがとう!
乙
文が上手くてすいすい読める
今満象
こんまんぞう
こまんぞー
コマンドー!?
後2話ほど恐ろしい女に蹂躙される話考えてたけど行き詰ったので一旦完結します。
ではまたどこかで。
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