【ガルパン】梓「あぁ、西住隊長、、」クンカクンカ (18)

梓母「寒いからあったかい格好して寝るのよ、あんたすぐ風邪引くんだから」

梓「もう、何度も言わなくても分かってるよ。お風呂入るからもう切るね」

梓母「はいはい」

梓「お母さんも風邪引かないようにね。おやすみなさい」

梓母「ありがとう、おやすみ」

ピッ

梓「んもぅ、お母さんは心配性なんだから」

梓「明日も朝練あるし、早くお風呂はいって洗濯して寝ないと」

梓「お風呂出来てるかな?」
テトテト

梓「よし、オッケー。どの入浴剤にしようかな~」

梓「今日の気分はこれ!」

スウィートアップルおとなの香り

ヌギヌギ

梓「っとその前に洗濯しないと」

梓「練習着袋は~あっ!リビングに置いてきちゃった」

バタバタ

梓「うぅ、下着だけだと寒い」

梓「えーっと、あっそうだ。これは手洗いしないとね、、」

~~~~

あや「梓あぶない!」

梓「!」バタン

梓「痛い、、戦車から落ちてしまった」

優希「あずさだいじょうぶぅ~」

あゆみ「紗季が大丈夫?って心配してるよ!」

みほ「澤さん!」

梓「いったーい。でも大丈夫です!」

みほ「大丈夫じゃない!ケガしてるよ!このハンカチ使って!」

梓「えっそれは西住隊長の宝物のボコハンカチ!ダメです西住隊長!」

みほ「いいよそんなの!」

優花里「西住殿マキ○ンですぅ!」

~~~~~

梓「そのまま洗って返しますって持って帰ってきてしまった、、」

リビングのテーブルの上のハンカチをスッと手に取る

鼻を近付けなくても分かる僅かなみほの残り香

その匂いは梓の嗅覚を経て脳内へと伝わる

極めて微弱な電気信号、自分でも認識できるかと言う程度

それでも彼女の未開発な第三の欲求を刺激するには十分過ぎる程の刺激であった

梓「えっ、」ドキッ

僅かな刺激、しかしはっきりと梓の脳に響き渡る違和感

その刺激は即座に心臓を一つ大きく鼓動させた


梓「なんか、変な、気分」

全く理解していない訳ではなかった

毎日共に戦車に乗る戦友達とも戦車を降りればただの高校生同士

そういった話は日常的であったし梓も嫌な訳ではなかった

興味が無いと言えば嘘になる

しかし、優希の語る生々しい行為の話

桂里奈が持ってくるDVDの中に必ず1枚は紛れ込んでいるもの

戦車映画の後に皆でキャッキャ言いながら観るのはお決まりのコース

それでも梓にとっては現実感の無い一種のお伽話のようなものであった

梓の第三の欲求は何からも干渉されることは無かった

その欲求の扉に手が掛けられる

生々しい経験談でも、より過激になるDVDでも届かなかった場所

ハンカチから僅かに伝わる匂い

その程度のもの

行ってしまった、思いもよらず


梓「ハンカチ、いい匂い」スーッ

たった一人の部屋

4月からの一人暮らし

不安だった学園艦での一人暮らし

口では鬱陶しい素振りでも母とは毎日電話をする

話す内容は変わらない

そんな日常

一人暮らしとは不安
一人暮らしとは孤独

だが今一人を実感する

欲望のままにしていい

一人の部屋、なにをしてもいい

感じたことのない高翌揚感は理性を奪う

梓「あぁ、西住隊長、、」クンカクンカ

貪るようにハンカチを顔面に押し付ける

みほの匂いがダイレクトに脳内へと侵入する

それだけで全身をみほに包まれているような錯覚に陥る


梓「あー、隊長。西住隊長」ゾクゾク


紛れもない興奮

初めての第三の欲求を基にした興奮

下着姿でハンカチの匂いを嗅ぎ顔を紅潮させる

梓は方法を知らなかった

しかし本能が体を捩らせる

性を感じさせない無垢な白い下着

それでも梓の剥けたばかりの欲求を刺激するには十分であった

支配するみほの匂い

下着姿で悶絶する自分

未経験の世界

張り裂けそうな心臓の鼓動

五感の全てが梓の欲求へと矛を向ける


梓「あー、もうダメっ!あぁん!」バタン

耐えきれずベッドに体を投げ出す

微弱な電気信号はいつしか強力な刺激となり錯綜し脳内を支配する


梓「あー!あぁー!」


まったく色気の無い嬌声

精一杯の知識がさせるのか

はたまた本能がそうさせるのか

ただ、声を上げる


梓「んっ、ん!」


体を捩らせるとふとした瞬間に快感が走る

捩らせれば捩らせるほどそのリズムは早くなる

包み込むみほの香り、誰もいない部屋

梓「んっ、んっ、んっ!」

おぼろ気に原因は分かっていた

はっきりとした知識としては無かったが

元来の真面目な性格

そういった授業も色眼鏡無くしっかりと聞いていた

何より友人達の話は現実味は無くとも覚えている


梓「気持ちいい、、」


梓の下半身は無意識に足を交じらせ一定のポジションで硬直するようになった

最も快感を感じる場所

生物の本能だった

梓「なにこれ、、やばい、、」ハァハァ


快感の本体へ恐る恐る手を伸ばす

下着の上から探す

不安感を快感が飲み込む


梓「あっ、、んっー!」


梓の幼く白い下着は似つかわしくない体液でグッチョリと濡れていた

が、そんなことすら気付かないほどの興奮

梓のか細い指は快感の本体を見つけ出す

まるで意志を持ったかのように激しく動き出す

梓「あーっ!あぁん!んっ!」


先のとはうって変わった艶かしい女の声

指先は更なる快感を求め下着の中へ自身を滑らせる


梓「はぁはぁ、んっー!えっ!」ハァハァ

ひんやりとした感触

初めて気付く

自身の溢れでる体液

梓「ヌルヌル、、気持ちいい」

不安が無いわけではなかった

指を入れてはいけないという理性はあった

だがそれでも初めての快感は梓を十分おかしくする


梓「みほさん、みほさん!」


手に持っていたみほを指へと巻き付ける

みほを感じたい

かわいらしいクマのキャラクターは少女の細い指と共に

かけ離れた世界へと導かれる


梓「んっ!ああ!みほ!みほ!」ハァハァ

梓「んんっんんんー!!」

チュンチュン

カーテンから木漏れでる朝日が
白く幼い裸体を照らす

梓「んー、あれ?朝?」


未経験の快楽に耽り体力を全て使いつくし眠ってしまった

梓「あっ、、、」

ベッドには散乱した下着、ハンカチ、ティッシュ

梓「これどうしよ、、、」

ボコハンカチは体液で汚れ濡れて陰毛が付着している

梓「今日洗って明日返そう」

クシュン!

梓「あっ」

くしゃみを一つした瞬間母の言い付けを思い出す

梓「そりゃ風邪ひくよね」

全裸の自分に顔を赤らめながらシャワーへと向かう

昨夜入り損ねたまっさらな水の満たす風呂に手を入れる

梓「つめたっ!って当たり前か」

そそくさと体を洗い身支度をして家を出る

何が変わった訳ではない

今日も変わらず仲間と学校、仲間と戦車

梓「電話で鼻声だとお母さんに絶対怒られるなぁ、えへへ」

梓「西住隊長、先日はありがとうございました。ハンカチです」

みほ「もう大丈夫ですか?返さなくてよかったのに」

梓「いえ、そういうわけには」ドキドキ

みほ「ありがとね」






みほ「んっー梓の匂い、我慢できない!!」 スゥーハースゥーハー

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom