凛「こんな大量のポッキーどうしたんだろ」

未央「なんかプロデューサーが宣伝用にメーカーから送られてきたって言ってたよ！」

凛「こんな事務所の天井まで届くくらいのポッキー消費出来るわけないのに」

未央「かな子ちん」

凛「ん？」

未央「えびちゃん」

凛「んー」

未央「しほっちにとときんにさとみん」

凛「……ヤバい足りるか不安になってきた」

未央「のりぴょんは平常運転」

凛「あっそうなんだ」

未央「みちぱんは『これはプレッツェルこれはプレッツェルこれはプレッツェル…』ってつぶやいてたからセーフ」

凛「何をもってセーフなの？」

未央「まあまあそれは置いておいて早速ポッキーを食べよ食べよ！！

凛「うん。せっかくだからいくつか貰っていこうか」

未央「まずはこのポッキーの山を～～」

凛「ジェンガみたいに崩れそうだから気を付けて」

未央「写真に収めます」ﾊﾟｼｬﾘ

凛「うん？」

未央「あっしぶりんポッキーの山にびっくりしている風でポーズお願い」

凛「あっはい」

未央「はいちーず」ﾊﾟｼｬﾘ

凛「どう？」

未央「……ごめんインスタ映えしない」

凛「そうだよねどう考えても目を覚ましたらポッキー業者の倉庫に転送された人みたいになってるね」

未央「うーんちょっとよくわかんないからもうちょいわかりやすいたとえで」

凛「このやろう」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

未央「うぎゃぁ！？未央ちゃんご自慢の外はねヘアーがぁぁ！？」

凛「ポッキーの箱に生き埋めになっているアイドルってインスタ映えしない？」

未央「どっちかっていうとツイッター受けだねそれ」ｾﾞｰｾﾞｰ

凛「んー他のみんなはどんな感じで写真上げてるかな」

未央「ふみふみがとちおとめ味にうっとりしているありすちゃんの写真あげててバズってた」

凛「あっほら藍子が可愛い感じで写真上げてる」

未央「おおう！これはあざとい！！」

未央「てかしぶりんあーちゃんのインスタフォローしてたんだ」

凛「えっ？うんまあ」

未央「あやしー」

凛「……たまに可愛い犬の写真上げてるから」

未央「……」

凛「……」ﾌﾟｲｯ

未央「あーもうかわいーなこの三代目！！」ﾜｼｬﾜｼｬ

凛「あっ！こらせっかく髪セットしたのに！！」

未央「よいではないかよいではないかきゃわいいやつめ～」ｸﾞｼｬｸﾞｼｬ

凛「あ～もうほんとにやめてって！やめっ！……マジでやめろ未央」

未央「うす……調子に乗りました」

凛「……もうまた髪セットしなきゃ」ﾓｻｯ

未央「……」ﾊﾟｼｬ

凛「何とってるの未央！？」

未央「いや～あまりにももさもさ過ぎて可愛いな～って」

凛「ちょ！？すぐ消して！？」

未央「え～だってこんなに可愛く撮れてるんだよ～？」

凛「……インスタ上げなきゃいい」

未央「ラインは？」

凛「ラインもツイッターもブログもダメだからね！」

未央「じゃあ待ち受けにしよっと！」ﾀﾀﾀｯ

凛「あ～もう未央～～！！」ﾀﾀｯ



P「…………おかしいポッキー＆プリッツの日にポッキーを用意しておけばアイドル同士でポッキーゲームやったり黒くて長い棒状の物を咥えるアイドルの妙に艶めかしい表情やポリポリとハムスターのようにちんまい口でポッキーを齧る小学生組の愛らしい姿やあわよくば俺に『ねえッポッキーゲームしよ///』的なお誘いが来るのが世の常ではないか何がインスタ映えかポッキー箱を可愛く顔の横に持ってきて小顔アピールとかする暇があったらせめてその手に持っているものを咥えた写真を早く上げるんだよぉぉぉお！！ていうか甘党組のポッキー消費スピードが尋常じゃないぞぉぉお！！秒で20箱は消えていくぞ！？とてもじゃないがファンにお見せ出来ないような食べ方をするんじゃない標準体型どもが！！このままじゃLippsとかラブランコとかフリスクとかL.M.B.Gとかが来る前に我が備蓄が尽きてしまうッッッ！！やらせはせん！！やらせはせんぞぉぉお！！！！」

ちひろ「そういうのどうでもいいんでこのポッキー代分働いてください」

おしまいっ！

おつ
勢いがいい