このスレは八幡と沙希がいちゃつくだけの童貞臭漂う妄想スレです
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【R18】八幡「…………しっぽ?」沙希「……見た?」京華「みたー?」【俺ガイル】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1471451136/)
よろしくお願いいたします
「や」
「おう」
駅前で待っていると川崎が俺を見つけ、手を上げて軽く挨拶をしてくる。俺もベンチから立ち上がりながら応えた。
平静を装ってはいるが、俺の胸中は期待でいっぱいだ。
「ご飯はもう食べた?」
「ああ、飲み物とかももう買ってあるし、家にも連絡した」
「そ。じゃ、行こっか」
川崎は俺の隣に立って腕を組んで歩き出す。
その大きな胸を押し付けてくるのは明らかにわざとだろうが、俺もそれを言及することはしない。
いつものラブホテルが見えてきたところで一旦川崎が立ち止まった。何だ?
「ね、比企谷」
「どうした?」
「このまま部屋まで行ったらあたしたぶんスイッチ入っちゃうから今のうちに聞いとく。ほんとに、いいの?」
「今更だろ。むしろこっちから望むところだよ」
「あんたが思ってるよりずっと辛いかもよ、サキュバスの本気のイジメなんて」
「俺は御主人様の性奴隷でドMだぞ。だいたい嫌なんだったらあのメールに反応しねえよ」
そう。川崎からのメールは今夜から明日まで時間あれば俺をいじめてくれるというものだった。
是非もなく肯定の返事をし、腹ごしらえをしてから今に至るわけである。
「何だったら今ここで土下座でもするか? 『俺をいじめてください』って」
「はあ…………じゃ、止めろって言ってももう聞かないからね」
「ああ」
川崎は組んでくる腕の力を強め、心なしか少し頬を上気させている。
その艶っぽさにどぎまぎしながらホテルへと入っていった。
(シャープは♯じゃなくて#)
>>3
うんミスった
何と三度めw
ドアを閉めて部屋に入る。さっきの感じだといきなり襲い掛かられるんじゃないかと身構えていたが、さすがにそんなことはなかった。
いや、全然ウェルカムなんだけどもね。とりあえず備え付けの冷蔵庫のフリースペースに持参した飲み物をしまう。
と、そこでぞくりと寒気を感じる。
振り向いて川崎を見ると、表情と目の色が変わっていた。目の色というのは比喩でなく、そのままの通りだ。
サキュバスの本性が表に出てきたのだろう。あらかじめ京華に聞いていなかったらさぞかし俺は狼狽していたに違いない。
「…………御主人様。何なりと御命令下さい」
俺は川崎の前に膝を付き、頭を下げる。
川崎はそばのソファーに座り、靴下を脱いで俺の方に足先を伸ばしてきた。
俺はその足を手に取り、つま先を口に含もうとしたが、ふいっと避けられる。…………あ、そうか。
「御主人様。足を舐めさせていただく許可をお願いいたします」
「ん」
川崎は満足そうに頷き、足を俺の手に預けてくる。
指を一本一本丁寧にしゃぶり、指の股に舌を差し込み、足の裏や甲にも唇を這わせていく。
もう片方の足も御奉仕させてもらえないだろうかと思っていると、川崎が反対の足をこちらに伸ばした。
が、俺の意図に反してその足は俺の下半身へと伸ばされる。
「んうっ…………」
「何でこんなに固くしてんのさ。あたしの足を舐めてるだけなのに」
足の裏で俺の下腹部に触れながら、くっくっとおかしそうに川崎は笑う。
いや、むしろ川崎の足を舐めてるからこうなってるんだが。
それでも気恥ずかしく、誤魔化すように俺は足舐めを続ける。
が、川崎は足を上げて俺の舌と手から解放させた。
「服、脱いで」
「え」
「全部だよ、早く」
御主人様に逆らうことなど出来ず、俺は立ち上がって自分の服に手を掛ける。
「そこに座って」
全裸になった俺に川崎はそう指示を出す。俺は先程と同じように川崎の前に座った。
まあさすがに股間は隠し気味に動いたけども。
しかしこの御主人様はそんな俺の心を打ち砕きにくる。
「身体反らして足大きく開いて」
「え……」
「早く」
一瞬羞恥心と戦ったがどうにも御主人様と奴隷という関係性にはかなわず、俺はおずおずと足を開く。
こんなシチュエーションにも興奮したか、俺の肉棒はギンギンに固くそびえ立っていた。
「へえ、思った以上に大きくしてるじゃないのさ」
「うっ…………」
川崎が足を振り下ろして俺の肉棒を踏みつけるように乗せてくる。
端からみたら擬音付きで勢いよく踏んだように見えるが、直前で速度を抑えてそっと触れるくらいにしていた。そんな優しくせずもっと好きにしてもいいのに。
「だらしない顔しちゃって。足なんかがそんなにいいの?」
「あっ……あっ……」
こしこしと足の裏で肉棒が擦られる。
先ほどの行為で付着した俺の唾液がいい感じの潤滑油になり、快感が増していった。
まずい。このままじゃ遠からず達してしまう。
「ご、御主人様っ…………射精禁止の、呪いをお願いしますっ…………」
「は? 嫌だよ面倒くさい」
「えっ…………?」
「あんたが我慢すればすむことでしょ」
そんな。そんな。
俺の焦燥など意に介さず、川崎は反対の足の甲で陰嚢を転がし始めていく。
シチュエーションや川崎の蔑むような目線にどんどん射精感が高まる。
が、出すわけにも避けるわけにもいかず、俺に残された選択肢はただただ歯を食い縛って耐えることだけだった。
「う、ぐ…………っ」
「ん? まさか足だけでイっちゃうの? そんなわけないよね」
「う、あ…………」
ヤバいヤバい。川崎の足の動きが速くなって更なる快感を与えてきた。
声が出るのを唇を噛んで必死に堪え、射精したい雄の本能を無理矢理に抑え付ける。
それでももう限界かと思った頃、川崎の尻尾が伸びてきて肉棒の先端を撫で回す。と同時に射精が封じられ、俺の身体は達することができない状態になってしまう。
「あっ…………ありがとう、ございますっ…………」
「何でお礼なんか言ってんの? あたしはあたしのしたいようにしているだけさ」
そう言って川崎は足と尻尾を引き、立ち上がる。
俺の腕を掴んで立たせてそのまま投げられるように放られ、俺はベッドの上に倒れ込んで横たわった。
川崎も服を脱ぎ捨てて下着姿になり、ベッドに上がってくる。
「ご、御主人様…………」
「足、広げて自分で抱えて」
「は、はい…………」
俺は足を開き、膝裏に手を通して支えた。
びくんびくん震える肉棒や陰嚢、尻の穴まで川崎にさらけ出す。
恥辱とそれに伴う快感で俺の息は荒くなり、それを見た川崎がくすりと笑いながらその晒した箇所に顔を寄せていく。
「う、ああっ…………」
れろ、と陰嚢に舌が這わされ、感度上昇効果の含まれた唾液がたっぷりと塗りたくられる。
俺は思わず声を上げたが、川崎はそれだけに飽きたらず尻の穴にまで舌を這わせてきた。
「そっ、そっちはっ…………! ああっ…………!」
散々っぱら陰嚢と尻の穴を舌で舐め回され、もはや俺は抱えていた自分の足すら支えられないほど力が抜けてしまっていた。
完全にではないが、感度上昇と共に脱力系の能力も使われているようだ。もう俺の手ではなく川崎が俺の足を支えている。
さらに陰嚢には精力増強まで付与されているようで、肉棒が早く射精したいとばかりにびくんびくんと震えていた。
「さ、沙希っ……もう、出したいっ…………」
言ったあとにしまったと思った。
サキュバスモード全開の今の川崎にこれはまずい…………いや、むしろこれでさらに苛められるという点ではいいのか?
はたして川崎は一瞬こちらに向けた目を細め、無言のまま舌の先端を尻の穴に押し当て、そのままずぷぅっと埋めてくる。
「うあっ……! ああっ…………!」
中をかき回され、当然のようにたっぷりと唾液を流し込まれてから舌を引き抜かれる。
そのまま俺の傍らに横たわり、俺の片足を腕で抱えるようにぐいっと持ち上げてきた。
「あんた、立場忘れてあたしに命令するなんていい度胸してるじゃない」
「ご、ごめんなさ…………」
「許さないよ。お仕置きが必要みたいだね」
川崎は尻尾を俺の眼前に持ってき、先端をぎゅちっと変化させる。
そんなことが出来るようになってんのか……って、この形は。
「ひとまわり小さいけどあんたのチンポと同じ形だよ。んむっ……」
俺のすぐ真横で川崎が肉棒の形をしたその尻尾を口に含む。
正直嫉妬した。そんな紛い物でなく、俺の肉棒をくわえてほしい。
が、すぐに川崎はそれを解放し、再び俺の眼前に晒す。それにもたっぷりと唾液が付着し、今にも滴りそうだった。
何をするつもりか、と一瞬後に気付いたが、もうすでに遅い。身体に力は入らないし、逃げられる体勢でもない。
予想通りその尻尾の先端は俺の下半身へと向かい、尻の穴に当てられる。
「ま、待っ……駄目っ…………!」
「あたしにとってのあんたのチンポみたいに、あんたもこれなしじゃいられないようにしてあげるよ」
「え」
川崎の台詞の前半部に気を取られ、その隙に尻尾が俺の体内に侵入してきた。
舌なんかじゃ届かない深いところまで一気に差し込まれ、俺の身体がぐうっと仰け反る。
「あっ! がっ! あああっ!」
「ほら、気持ちいいでしょ?」
尻尾がくいくいと動き、体内がかき回される。
たかが排泄器官に過ぎないはずなのに、凄まじい快感が襲ってきた。普段ならもしかしたらこれだけで射精していたかもしれない。
が、達することができないはずなのに、何かが込み上げてくる。
「あっ! あっ! な、何か、来るっ!」
「大丈夫だよ。そのまま身を委ねてなって」
川崎は俺の頬に口付けし、そのまま顔を覗き込みながら尻尾を動かし続けていく。
俺は我慢も抵抗も出来ずに穴の中を陵辱され、襲い来る快感に翻弄される。
以前やられた前立腺刺激からの射精とはまた違うその快感は、俺の理性をぶっ壊すには充分なものだった。
「おっ! おおっ! んおあああっ!」
獣のような声をあげながら俺の身体は大きく跳ね上がり、下半身から伝わってきた悦楽の波が脳で激しく爆発する。手足がびくんびくんと痙攣し、背中がぐうっと仰け反ってしまう。
何だこれ。
何だこれ。
頭、変になっちまう。
射精してないのに絶頂に達したような多幸感に包まれ、もはや掠れた声しか出ない。
「ふふ、ちゃんとメスイキ出来たね。えらいえらい」
抱えていた俺の足を解放した川崎が頭を撫でてくる。
ああ、そうか。俺、後ろの穴でイってしまったのか。男のメスイキとか都市伝説だと思ってた…………。
「ああっ!」
川崎の尻尾が引き抜かれ、俺の身体がびくんと跳ねて声が漏れる。
それを楽しそうに見たあと、川崎は起き上がって下着を脱ぎ、俺の身体を跨ぐ。
「ふふ、可愛くてだらしない顔しちゃって。御褒美に望み通りチンポ気持ちよくしてあげる」
「あっ、まっ、待ってっ…………」
俺は弱々しい声で川崎を制止した。
まだ快感の余韻が全身に残っているのに今入れられたら頭がどうにかなってしまう。少しインターバル欲しい。
「んー…………だ、め」
川崎はそそりたった肉棒の先端を秘口に押し当て、一気に腰を下ろして濡れそぼった膣内にそれを飲み込む。
一番奥までは突かせなかったが、そのほとんどを受け入れて襞が絡み付くように締め付けてきた。
「あは。やっぱ八幡の奴隷チンポ最高。気持ちよくって、美味しい」
「あっ! がっ! ああっ!」
俺の腹に手を付いて腰を上下に動かし、肉棒を激しく出し入れさせる。
柔らかい襞できゅっきゅっと締め付けられながら擦りあげられ、快感で脳が焼かれる。
「うあっ! こっ、壊れるっ! 頭が、どうにかなっちまう!」
「どうにかなっちゃいたいくせに」
川崎が動きを止めて俺の顔を覗き込むように近付ける。
その笑みを浮かべる表情に俺の心臓がさらに高鳴った。
「射精したいでしょ? もっともっと気持ちよくなりたいでしょ?」
「は、はいっ……! なりたいです。俺を、壊して下さいっ……!」
「ふふ」
俺の懇願を聞いて川崎は身体を起こす。
力の入らない俺の手を取って自分の身体を撫で回させる。
引っ掛かるところが乳首くらいしかないほどすべすべな川崎の肌に俺は夢中になった。いや、自分で動かしてるわけじゃないけど。
「ねえ、八幡。早く射精したい?」
「は、はい。出したいですっ…………」
「じゃあさ、どこが好き? あたしのどこがいいの?」
「え?」
な、何だこんなときにその質問は。羞恥プレイか?
かなり躊躇ったが、答えないとどんな目に遭わされるやら。俺はおずおずと口を開く。
「お、俺なんかを、必要としてくれてるところが好きです」
「えっ」
「美味い弁当とか作ってくれるところが好きです。家族思いのところが好きです。奴隷の俺を甘やかしてくれるところが好きです」
そこまで言って川崎が訝しげな表情をしているのに気付いた。
あ、そうか。サキュバスとしては外見や性的な面も考慮しないといけないのか。
「その整った顔立ちが好きです。理想とも言えるそのスタイルが好きです。俺を容赦なく搾り取ってくれるところが好きです」
「……………………」
たぶん大体伝えきったと思う。
が、川崎はおかしそうに笑い出した。な、何だ?
「あたしさ、あたしの身体のどこに射精するのが好きかって聞いたつもりなんだけど」
「え」
……………………え?
………………………………え?
「ふふ、あたしのことそんなに想っててくれたんだ」
かぁっと顔が熱くなる。
が、逃げようにも川崎に乗られているし、せめて両手で顔を隠そうとしても腕を川崎に掴まれているので、俺に出来ることと言ったら顔を背けることくらいだった。
「八幡。こっち向いて」
川崎に言われてやむなく俺は顔を正面に向けると、そのまま川崎が顔を寄せて唇を合わせてくる。
舌が口内に捩じ込まれ、自分のと絡められる。
密着してきた川崎の身体に腕を回して抱き締めた瞬間、川崎は腰の位置を合わせてぐっと俺の下半身に押し付けるように下ろした。
ずんっ、と川崎の最奥部を俺の亀頭が突く。
瞬間。
射精禁止の呪いが解除され、一瞬で俺は絶頂に導かれる。
「んっ! んんっ! んんっ!」
顔を抑えられて唇を塞がれているので声は出せないが、ようやく射精出来た悦びに俺の全身がうち震える。
川崎の腰と膣内の動きは俺が動かなくとも十二分に気持ちいいものっだったが、それでも更なる快感を求めて俺は腰を揺すった。
散々焦らされたせいか、凄まじい量が出ている。
出る。出る。まだ出る。
おかしい。明らかにこの精液の量は尋常じゃない。
これは。サキュバスの能力か。
体力を消費させて精力に変えてすぐさま搾り取る。その繰り返し。
どのくらい川崎の中に精液を注ぎ込んだだろう。
ようやく長い長い射精が終わった頃には、俺は長時間の射精の快感とほぼ空になった体力のせいで意識が朦朧としていた。
今にも意識を失いそうだ。
「ご、御主人様ぁ…………っ」
「ん、いいよ。そのまま眠っちゃいな。色々無理させちゃったからね」
「はい…………御主人様……いじめていただいて……搾り取っていただいて……ありがとう、ございました…………」
ぎりぎりで意識を保ち、何とかそれだけを伝えることが出来た。
俺の意識はそこで闇に落ちる。
板が復活してたので投下
と思ったら初っぱなからやらかした(汗
投下ペースは適当不定期ですが今後ともよろしくしていただけたら嬉しいです
サキサキお誕生日おめでとう
誰か八幡×沙希のイチャイチャ誕生日SS書いてください
またノシ
待っていたぞ!!
これからもかわいいサキサキを頼む!!!
乙
誕生日SSなんて自分で書けばええんやで
乙です
復活おめでとうございます
「ん…………」
微睡みの中から意識がはっきりしてくる。そして直前の記憶が呼び覚まされた。
そうだ。俺は川崎に精も根も搾り取られて気を失ったのだ。
いや、正確に言えば搾り取っていただいた、とでも言うべきか。
その川崎は俺のすぐ横で寝息を立てている。
当然のように服なぞ着ておらず、豊満な胸や艶かしい唇に思わずごくりと唾を飲み込む。
変な気を起こさないうちに俺はそっとベッドから抜け出した。ちょっとシャワーでも浴びて落ち着こう。
ざぁっとシャワーのお湯を頭から浴び、軽く汗を流す。
備え付けのタオルで髪や身体を拭き、物音を立てないように戻る。
時計を確認すると、まだ早朝と呼ぶにも早い時間だった。今から起きてても特にすることもないし、二度寝することにしよう。
俺は川崎を起こさないよう静かにベッドに潜り込む。
「ん…………」
あ。やべ。起こしちまったか?
しかし目覚めることはなく、ただベッドの軋みに反応しただけのようだ。
ほっとしたのもつかの間、シーツを被った瞬間、川崎はこちらに身体を寄せてきた。
俺の腕に自分の腕を、俺の足に自分の足を絡め、顔を肩辺りにすりすりと擦り付けてくる。
しばらくして満足したのか落ち着くポジションでも見付けたか、そのまま動かなくなって再び寝息を立て始めた。
本当に起きてないのかこれ…………。
色々柔らかいものを腕や足に押し付けられて俺の股間に血流が集まる。
嘘だろこの回復力。半日くらいはもう勃起しないってくらい搾り取られたのに。
かと言って心地良さそうに眠る川崎に手を出すわけにもいかず、俺は沸き上がる情欲を無理矢理抑え付けて眠りに就いた。
悶々として眠れないかと思っていたが、やはり身体は疲れていたようでいつの間にかぐっすりと寝てしまっていた。
目が覚めた時にはカーテンの隙間から陽の光が射しているのがわかる。
「ん、おはよ比企谷」
「ああ、おはよう川崎。もう起きてたのか」
「少し前にね。朝御飯食べる? 軽食っぽいもの作って持ってきてるんだけど」
「マジか。じゃあいただこうかな」
「でも、その前に」
そこで川崎はにぃっと笑う。
もうこのあと何を言うか、何をするか予想は着いた。
「あたしの朝御飯食べさせてもらうね」
そう言って川崎はくっつけていた身体を離し、シーツの中に潜り込む。
すぐにぬるんとした感触が肉棒に走り、あっという間に固くなった。
舌が這わされ、唇の輪でしごかれ、頬の内側で擦られ、射精感がどんどん高まっていく。
激しい責めに俺は長時間耐えられるものでもなく、ぎりぎりまで我慢してから一気に堪えていたものを解放する。
「うっ…………うあっ! あっ! ああっ…………!」
びゅくっびゅくっと精液が尿道を通り抜け、川崎の口内に放たれていく。
昨晩出し尽くしたはずなのに、結構な量が出ていた。
シーツ越しにでもわかるくらい川崎は嬉しそうに頭を動かし、一滴残らず搾り取りにかかってくる。
「あっ……ああっ…………! ああー…………」
「んー…………ふぅ……美味しかった。御馳走様、比企谷」
尿道内のものまで吸い出し、それらを飲み込んだ川崎が再びシーツから這い出てくる。
俺は何と返事したものかわからず、無言で川崎の頭を撫でた。
「ふふ…………じゃ、今度は比企谷の朝御飯にしよっか」
「ああ」
短いけど一旦ここまで
まだホテル編は続きます。早くがっつりとしたエロを書きたい
またノシ
乙です。
乙です
楽しみにしてます
サキサキ幼なじみssを待ち続けて早2年
私待つわ いつまでも待つわ
俺も待ってる
他のサキサキでもいいけど
いつものことだが、素っ裸でメシを食うのも落ち着かないので二人とも備え付けのバスローブを羽織る。
どうでもいいけどバスローブって何故か金持ち気分になれるよな。え、ならない?
「さ、召し上がれ」
「おう、いただきます」
俺は川崎が用意してくれた食事を取り始める。
簡単なものを軽く、なんてニュアンスだったが絶対嘘だ。日持ちはするだろうが、精の付くものだったり充分な量だったり。
いや、川崎にとっては片手間くらいのものなのかもしれないけど。
ちなみに川崎はあまり手を付けず、旨そうにがっつく俺を嬉しそうに見ている。まあさっき俺から栄養を採ったばっかりだしな。
「ふう、御馳走様。旨かったぜ」
「ん。いい食べっぷりでこっちが嬉しくなっちゃうね」
空になったタッパーを片しながら川崎はくすくすと笑う。
洗面所で歯を磨き、ソファーに腰掛けると川崎が隣に座って寄り添ってくる。
が、何故か少し遠慮がちに見えた。さっきまでの余裕綽々は何だったんだ?
とりあえず肩に手を回して強く抱き寄せると、川崎も俺の身体に腕を回してきた。そのほっとしたような表情で俺は察する。
あ、これはあれだ。俺がよくやるやつ。
された方は全然構わないと言っているのに、した方は自分を受け入れてくれるかとか嫌な思いさせてないかとか不安になっているのだ。まあ普通なら昨晩みたいなことはしないだろうし。
「なあ川崎」
「な、なに?」
「その、昨晩のやつなんだけどな」
「う、うん」
「時々でいいから、たまにはあのくらいいじめてくれねえかな?」
「えっ?」
「毎回ってのはあれだけど、やっぱ俺ってドMだしさ」
「…………いいの?」
「前から言ってるだろ。俺からお願いしてるんだよ」
「うん…………ね、やっぱ京華から聞いたんでしょ?」
「さてな」
サキュバスは基本的に人間の上位互換に近い。そのためどうしても人間を下に見てしまう傾向がある。特に補食対象である男性には。
もちろん川崎本人にそんな気はないのだろうが、サキュバスとしての本能が無意識にそうさせてしまうらしい。
結果として、男をいじめるように弄びたいという欲求がまるで性欲のように溜まってくるのである。もちろんそれを解消するのは専属性奴隷たる俺の役目だ。誰にも譲らない。
ちなみに京華のように幼い頃からサキュバスとして目覚めるとその欲求はほとんどないようだ。たぶん普通の人間として過ごした期間が影響しているのだろう。
「ねえ、比企谷」
「何だ?」
「あんたのおかげでサキュバスとしての欲求は解消されたけど」
「ああ」
「まだ、あたしの女としての欲求が溜まったまんまでさ」
「!」
「ね……抱いて…………」
「沙希っ…………」
「んっ…………」
俺は川崎の顔を上げさせ、唇を重ねる。
そのまま結び目に手をかけ、バスローブを脱がさせて一糸纏わぬ姿をあらわにさせた。
「ん……ふ…………んんっ…………」
背中や腹、太ももや臀部、胸を撫で回すと川崎の唇から声が漏れる。
女として抱いてほしいということは、俺に性奴隷としてでなく男として抱いてほしいということなのだろう。正直自信があるわけでもないが、頑張ってみよう。
俺は唇を離して川崎を抱き上げ、ベッドまで移動して横たわらせた。
「ん……八幡…………」
「沙希…………」
俺もバスローブを脱ぎ、川崎に覆い被さる。
唇を重ねて舌を絡め合い、肌を擦り付け合う。
早く気持ちよくなりたい欲求を抑え付け、俺は川崎の身体を愛し始めた。
耳たぶや頬に舌を這わせ、首筋に唇を付けて跡が残らない程度に軽く吸う。
その間にも胸を揉みしだき、ツンと立った乳首を指で挟み込む。
「あんっ…………んんっ…………」
その乳首を舌で舐め上げると、川崎の口から甘い吐息が漏れる。俺はじっくりたっぷり、指と舌と唇で両の乳首を愛撫する。
ついでにその豊かな乳房の間に顔を埋めてその柔らかさを充分に堪能しておき、少しずつ下に移動していく。
へそやくびれた脇腹に舌を這わせ、やがて下半身へと辿り着いた。
「沙希……脚広げて…………」
「ん…………」
川崎が脚を開き、しとどに濡れた局部が晒される。
そこに唇を付け、舌でたっぷり愛撫し、蜜を啜った。
「はうっ…………ん……はち、まん…………いいっ……!」
身体をくねらせながら悶える川崎の声が俺の脳を甘く刺激する。
もっと聞きたい。もっと感じさせたい。そんな逸る気持ちを抑え、俺は一旦顔を上げて川崎の身体をうつ伏せにさせた。
訝しむ川崎をよそにそのまま顔を寄せ、舌を伸ばして川崎の尻の穴に這わせる。
「ひんっ!?」
川崎は妙な悲鳴を上げて咄嗟に俺の頭に手をやる。が、それ以上の抵抗はない。
当然だろう。俺には散々責め立てたくせに自分は受け入れないというわけにはいかないし。
「あっ……ああっ…………やぁっ…………」
いつものとは違う、恥ずかしさが入り交じった声。しかしその羞恥がより快感を強くすることを俺は身をもって知っている。
舐めやすいように腰を持ち上げて下半身を膝立ちにさせても抵抗はせず、俺にされるがままだ。もちろん遠慮などしないで俺は容赦なく川崎の穴を責め続けた。
舐めるだけでなく中まで舌を突っ込んでかき回し、指で前の穴や陰核を弄くり回す。
びくんびくんと四つん這いになってる川崎の身体が震え、切なげな声を上げる。もういい加減俺も限界が近い。
「愛してるぜ、沙希」
「え……あああああっ!」
身体を起こして肉棒を秘口に押し当て、そう言いながら川崎の中に一気に突き入れる。
川崎は感極まった声を出しながら大きく背中を仰け反らせた。
またもや短いけど一旦ここまで
次くらいでホテル編は終わる予定
幼馴染みネタとか構想はあるんだけど形になるのはいつになるやら…………誰か代わりに書いてください(切実
またノシ
乙です
さりげなく沙希っぱいでぱふぱふする八幡
「あっ…………あっ…………」
息も絶え絶えに川崎は身体を痙攣させ、俺の肉棒を蜜壷で締め付ける。
明らかに絶頂に達したのが見てとれた。
「何だ沙希、入れられただけでイっちまったのか?」
「だっ、だって……あんたがいきなり奥まで…………」
「でも気持ちいいだろ?」
「うんっ……うんっ…………八幡のチンポ…………気持ちいいっ…………」
「俺も沙希のまんこ気持ちいいぜ。イった時に締め付けてくるのが特に、なっ!」
言葉を切ると同時に俺は腰を引き、そのまま再び奥を突く。
亀頭に子宮口が吸い付き、柔らかな襞がうねりながら絡み付き、有らん限りの手段で精液を搾取しようと肉棒を刺激してくる。
俺は動きを止めて、普段の性奴隷の立場ではなかなか味わえない快感を甘受した。何せいつもならここからさらに容赦なく責められてあっという間に射精までイかされてしまうわけで。
この状態でじっくり味わえるものは味わっとこう。
「は、八幡っ…………」
「どうした沙希? もっとイかせてほしいのか?」
「うんっ…………八幡に抱き締められながら……キスされながら……イきたいっ…………」
「ああ、望み通りにしてやるよ」
俺は川崎の中から肉棒を引き抜き、川崎の身体を仰向けにさせた。
脚を開かせてその間に身体を割って入れさせ、肉棒を秘口に押し当てる。
「早く……早くっ…………チンポ入れて、いっぱい突いてぇっ…………」
「焦んなって、ほら」
川崎は目尻を下げてとろんとした表情で俺におねだりをしてくる。
その顔を眺めながら腰を進め、肉棒を川崎の中に侵入させた。
「きたっ……チンポ、きたぁ…………八幡っ……八幡っ…………」
川崎は気持ちよさそうな表情になりながら俺の方に腕を伸ばして舌を突き出す。
俺はその腕に吸い込まれるように身体を寄せて川崎に覆い被さり、抱き締め合いながら互いの舌を絡める。
もうそれだけで俺も達しそうになったが、今は俺は性奴隷でなく一人の男として川崎を抱いているのだから確認しないわけにはいかない。
「沙希っ……すげえ気持ちよくて、我慢出来ねえっ…………このまま沙希の中でイっていいかっ……?」
「うんっ、いいよっ…………あたし、八幡に中出しされるの大好きっ……精液、中に出してぇっ…………」
「沙希……沙希……中に出すぞ…………沙希のまんこの一番奥で、ぶちまけるからなっ…………」
俺は再び川崎と唇を重ね、舌を絡め合いながら腰を振った。
互いの性器が擦れ合い、どんどん昂りが増していく。唾液の絡まる音と打ち付ける腰の音が耳を通して脳を刺激する。
川崎は唇の端から声を漏らしながら腕と脚を俺の身体に巻き付け、しがみつくように抱き締めてきた。
ああ……気持ちいい…………。
出る…………。
出る…………。
ぎりぎりまで射精を堪え、限界を迎える瞬間に俺は亀頭を一番奥に押し付ける。
「ん……んん…………んうっ! うっ! ううっ!」
大量の精液を吐き出す俺とそれを体内で受け止める川崎。
重なる唇の隙間から二人分の呻き声が漏れ出る。
俺は身体を揺すり、快感に脳を焼かれながらたっぷりと川崎の中に射精した。
結局あれから抜かずに追加で三回ほどいたしてしまい、ホテルの時間ぎりぎりになってしまった。
こういうときにシャワーとか浴びずに済ませられるサキュバスの能力は本当に便利なものだ。
「今日は、ありがとうな」
「何で御礼なんか言うのさ。むしろ欲求を解消してもらったあたしのセリフでしょ」
「良いんだよ。俺が言いたいだけなんだから」
「ふふ、何それ…………そうそう、明後日辺りにまた放課後空けといてね。京華のために」
「あー、わかった」
ってことは明日明後日は学校ではお預けだな。ちゃんと溜めとかないと。
俺は川崎を家まで送り届け、帰路に着いた。
ホテル編終わり
またノシ
乙です
良い甘々でした
受け手のサキサキもいいね
「どーも、こんにちはー」
「あ、いろはちゃん。やっはろー」
ノックのあと、奉仕部のドアを開けて入ってきたのは一色だった。
暇なときはここに時々顔を見せるが、生徒会長とサッカー部マネージャーを兼任しているこいつにそんな時間があるんだろうか?
いやまあ暇じゃないときもよく来るけど。頼み事やら何やらで。
「今日はどうしたのかしら? また生徒会が奉仕部の備品を借りにでも来たの?」
「おいこら、備品って言いながら俺を見るな」
俺は雪ノ下に突っ込みを入れる。
ちなみに以前のように『人をもの扱いするな』とは言わない。今の俺は川崎の所有物だからな。
「あー……どちらかと言うとサッカー部関係の依頼がありまして…………いえ、生徒会も関係なくはないんですが」
一色の依頼とはつまり今度の土曜日のサッカー部の練習試合についてだった。
本来別の学校で行われる予定だったが、設備の不具合により使えなくなったらしい。そこで急遽総武高校に変更になったとのことだ。
が、何校も集めたそこそこ大きい規模の企画だったらしくホスト側の対応人数が足りないようで、奉仕部に協力を求めてきたという経緯である。
「何というか、本来奉仕部に依頼するような内容じゃないんですけど…………大変なところは生徒会とサッカー部で受け持つんで、ご協力願えませんか?」
ぱん、と手を合わせて頭を下げる一色。
一応学校行事みたいなもんだし、生徒会の問題でもあるわけか。確かに一年生には頼みづらい内容だし、だからと言って上級生に雑用しろというのも言いにくいだろう。奉仕部に来たのも納得する話ではある。
「うーん、ゆきのん、手伝ってあげようよ。せっかくあたしたちを頼ってくれてるんだし」
「ええ、私は体力に自信はないけれどそれでも構わないというのなら吝かではないわ」
「本当ですか、ありがとうございます! あ、大丈夫です。力仕事は男子勢でやりますので」
たぶんその男子勢には俺も含まれているんだろうなあ。まだやると言ってないのに。
いや、やれと言われればやるけど。
「…………って感じなんだけど」
「土曜でしょ? 小町との約束あるんじゃなかった?」
「そうなんだよなあ…………かといって奉仕部の活動もあんま無下にはできないし」
「日曜じゃ駄目なの?」
「親が両方ともいるからな、土曜なら平気だったんだが。さすがに小町連れてホテルとかはまずいだろ。この前みたいなとこは高いし」
「いっそ深夜に部屋でこっそりヤっちゃえば?」
「いや、さすがに御主人様いないとこではやらねえよ。それくらいの分別は…………」
途中で俺の言葉が途切れる。
目線に気付いた川崎はその方向が自分の身体に向かっているのを確認して苦笑した。
「初めてどころか何度も抱いてる身体でしょ。何今さら見蕩れてんのさ」
「ああ……うん…………」
下着を脱いであらわになった川崎の身体に見惚れ、生返事をしてしまう。
本当に素晴らしいプロポーションであり、正直見飽きることなんてない。この身体を抱けることに改めて俺は自分の幸運に感謝する。
「さーちゃーん、はーちゃーん、どうしたの?」
先に風呂場に入っていた京華がひょこっとドアから顔を覗かせた。
そうだそうだ。京華に栄養を与えるためにこの温泉施設に来てるんだった。
「ん、今行くよ。比企谷も早くね」
「あ、ああ」
川崎が向かったあと、俺も着ているものを取っ払った。
…………やっぱ勃っちまってるよなあ。
自分の股間のいきり立っているものに溜め息を吐く。そりゃ川崎の裸を見たらこうなるさ。
サキュバスであるあの二人には隠せないし、俺は開き直ってタオルで覆うこともせず、風呂場に入っていく。
案の定二人はこちらを見るなりごくりと唾を飲む。
あの、予想してたとは言え、そんなに注目されるのは恥ずかしいんですけど…………。
「はーちゃん、すごい…………」
「うん、美味しそうだね。いっぱい飲ませてもらお」
姉妹二人に手を引っ張られ、俺は椅子に座らされる。
軽くお湯をかけられたあと、前後から抱き締められた。背中からは川崎に、正面からは京華に。
柔らかくて温かい身体が心地好い。
「さて、今日はどうやって比企谷に出させてあげよっか? けーちゃんはどうしたい?」
「けーかはね、はーちゃんの好きなことをさせてあげたいっ」
「好きなこと?」
「うん。はーちゃんが自分でおちんちんしごくのー」
…………え?
いやいや、それって。
「ふふっ。そうだね、はーちゃんはオナニー大好きだもんね。じゃ、あたしたちはお手伝いしてあげよ」
「うんっ」
ちょっと待って。何で俺が自慰する流れになってんの?
いや、そりゃ嫌いじゃないけどさ。あんま川崎以外に見られたくないんだよなあ…………確かに以前に京華の前でしたことはあるけども。
まあいい。強制的に搾られるのではなく、自主的に出すのも精液製造器兼性奴隷の役目だろう。
俺は京華を引き離し、その場にしゃがませて眼前に肉棒を晒けさす。
「じゃあ……京華。しごいて精液出すから、手伝ってくれ」
「はーいっ!」
俺は京華の両の手を取り、肉棒を握らせる。
その小さくて柔らかい手に反応して肉棒がぴくんと震え、京華は目を輝かせた。
「けーちゃん、動かしちゃダメだからね。あくまでも比企谷が自分でするんだから」
「うん、わかってるー」
川崎の言葉に京華は頷く。
京華の手の上から自分のを添えて上下に動かし、俺は京華の手で肉棒をしごき始めた。
「うっ…………」
自分のじゃなく小さな女の子の手を使っているという背徳感に暗い悦びを覚え、俺は思わず声を漏らす。
こちらの表情と肉棒を交互に窺う様子にさらに興奮してしまい、手の動きが速くなっていく。
「はーちゃん、気持ちいいー?」
「ああ、京華の手、すっげぇ気持ちいい…………」
「ふふ、そろそろ出す準備かな? けーちゃん、先っぽに口を付けて」
「はーい」
後ろから豊満な胸を押し付けながら抱き付いてくる川崎が俺の様子を見て京華に指示を出す。
それに従った京華が肉棒の先端の尿道口に唇を当てる。
ちろ、と舌が這わされて凄まじい快感が襲ってきた。どうやら感度上昇の能力を使われたらしい。
「あ、あ……出る…………京華……全部、飲んでくれ…………」
「んー」
俺は離れないよう京華の頭に手を添えて位置を固定させた。
先端を京華の唇に押し付けながら肉棒をしごく速さを上げていく。
川崎が後ろから回していた手を下へ伸ばし、マッサージするように俺の陰嚢を揉みしだいてくる。
「あ、あ、あ…………あうっ! うっ……! うっ……!」
俺は京華の口内に精液を放つ。
量も勢いも凄いものだったが、京華は噎せることなくそれをこくんこくんと喉を鳴らして飲み込んでいく。
うああ……気持ち、いい…………。
尿道内に残ったものも吸い出されて京華の唇が離れると、力の抜けた俺は川崎に寄りかかるようにもたれ掛かってしまう。
「ん、お疲れさま。けーちゃん、美味しかった?」
「おいしかったー、ごちそうさまー」
「ふふ、良かったね。はーちゃんはちょっとお疲れみたいだからこのまま少し休むって。お風呂、入っといで」
「はーい」
京華はとてとてと浴槽に向かい、湯加減を確かめてから浸かる。
そんな様子を尻目に川崎はそっと俺に耳打ちしてきた。
「比企谷、大丈夫? 京華、結構容赦なく搾ってきたでしょ。能力も使って」
「ああ。無邪気な顔して……ってかむしろ無邪気だからか。悪い、ちょっと御主人様の分は少し休ませてから出させてくれ」
「ん、今日はいいよ」
「え?」
「明日の昼休み、下からたっぷり飲ませてもらうから」
「…………頑張って、溜めとく」
「ふふ、期待してるよ」
三人で温泉を堪能し、俺たちは揃って施設を出る。
そのまま川崎家まで二人を送り届けて夕飯前に帰宅した俺は小町の部屋に訪れた。
「小町、ちょっといいか?」
「どうしたの、お兄ちゃん」
「実は今週末なんだけど…………」
俺は奉仕部の依頼について話す。
小町は少しだけ残念そうにしながらも納得したようだ。
「ま、お兄ちゃんにとって奉仕部は大切な居場所だしね。ヒキコモリのリハビリの場でもあるけど」
「おい。俺は別に引きこもりじゃないぞ。サボリやバックレはよくあるし、心は引きこもってばっかだがな」
「これっぽっちも説得力ないよ…………じゃあ例の小町への御褒美は日曜日だね」
「日曜日って、どっか行くのか?」
「お母さんたちいるけど、うちに沙希さんを呼ぼうよ。アレをするとかしないとか関係なしに。そろそろ紹介しないと」
「ええー…………」
確かにここんとこ親がうるさい。
俺に彼女っぽい存在が出来て色々聞いてくるのだ。
「まあ、考えとく…………」
乙です
乙
まさかいろはす参戦フラグ?
「そんなわけで日曜日はよろしくな」
「えっ…………?」
何やら川崎が動揺して一瞬言葉を失った。
箸を持ったまま手の動きも止まったし。
「ちょ、ちょっと待って。あたしがあんたのご両親に会うの?」
「まあ流れ的にそうなる」
戸惑っておろおろし始める川崎。
そういや元々はこいつもコミュ傷ぼっち属性だったな。
「別に取って食われるようなことはないから大丈夫だっての」
「で、でもあたし、あんたどころか小町も手にかけちゃってて…………ご両親に会わせる顔が…………」
それを言うなら俺の方こそ姉妹揃っていかがわしいことをしてんのにその母親に挨拶してるんだがなぁ。
川崎もすぐそれに気付いたようで微妙な表情になる。
「ま、嫌なら断っとくけど」
「あー、ううん、嫌ってわけじゃないんだけど…………じゃ、日曜はお邪魔するね」
「おう。比企谷家のおもてなしを思う存分受けるがいいさ」
そんな話をしながら昼食を終える。
弁当箱を川崎に返すと、それを片付けてすぐに俺に身体をくっつけてきた。
「昨日の約束、覚えてる?」
「忘れるわけないだろ。御主人様のまんこに俺の奴隷精液たっぷり飲ませてやるからな」
そう言って俺は川崎と唇を重ね、舌を絡め合う。まだまだ昼休みの時間は残っているし。
左腕で抱き寄せ、右手で身体の色んなところをまさぐる。
「んんっ…………」
川崎の切なげな声が繋がっている唇の端から漏れる。
それがダイレクトに耳から脳を刺激し、俺もどんどん昂っていく。すでにズボンの中で肉棒がはち切れそうだ。
川崎の手を取って俺の股間に導くと、愛おしそうに撫で回してきた。
「っ……はあ…………御主人様……もう…………」
「ん…………入れよっか…………」
川崎は自分のスカート内に手を突っ込み、下着を脱ぐ。
そのあと俺のズボンのファスナーを下ろし、ギンギンに固くなった肉棒を取り出す。
「ああ……美味しそ…………ちょっとだけ、しゃぶらせて…………」
俺の返事を待たず、川崎は顔を臥せて肉棒をくわえこんだ。
温かくぬめる口内に含まれ、俺はついつい呻いてしまう。
「うあ…………気持ち、いい…………」
柔らかな唇でしごかれ、舌が這い回り、快感の海に溺れる。このままだと遠からず達してしまいそうだ。
いや、このまま口に出してももう一回くらいは余裕で出せるつもりではあるのだが、時間の方が少々心許ない。
川崎もそれは理解しているらしく、名残惜しそうにしながら肉棒から口を離す。
「ん…………」
もうお互いしたいことさせたいことがわかっているので、無言で見つめ合いながら対面座位の体勢になる。
川崎は熱く濡れた秘口に肉棒を押し当て、ゆっくりと腰を下ろして膣内にそれを飲み込んでいく。
二人とも声が出そうになり、唇を重ねて塞ぎ合い、互いの身体に腕を回して抱き締めた。
肉棒から全身を襲う快感にすぐにでも達しそうになったが、俺はなんとかそれを堪えて腰を揺すり、川崎に刺激を与える。
川崎は俺にしがみつきながら舌を絡めてき、まだかまだかと急かすように膣をうねらせながら締め付けてくる。
あ……あ……もう、ヤバい。
出る……出る…………。
限界を感じた俺は川崎の腰を掴んで子宮口に亀頭を押し付け、大量の精液を思いっきりぶちまけた。
びくんっと川崎の全身が震え、俺の射精を受け止めながら絶頂に達する。
小刻みに身体を揺すり合って一滴残らず搾り取るように射精を促し、快感を享受し合った。
「はあ……美味しい…………御馳走様」
しばらく快感の余韻に浸ったあと、唇を離した川崎が俺の耳元で囁く。
俺は無言でぎゅっと川崎を抱き締める。
「ふふ。名残惜しいけど、そろそろ離れなきゃね。もうすぐ予鈴鳴っちゃう」
「ん」
膣内から肉棒を引き抜き、川崎が後始末をしてくれる。
口でのお掃除とサキュバスの能力で身仕度を整え、俺たちは屋上から校舎内に入っていく。
が、踊り場のところで何故か川崎は立ち止まった。
「? どうした? 俺が先に戻ってるか?」
今日は川崎が先に教室に戻り、時間を置いて俺が戻ることになっていたのだが。
しかし川崎は小さく首を振り、こちらを向く。
無言で俺の方を見るその目は不安と戸惑いが隠しきれていなかった。
ああ、なるほど。性的欲求が解消されていわゆる賢者モードになったところで、やはりウチの親に会うのに後ろめたさを感じているのだろう。
ちょっと手を出した小町くらいならともかく、俺に至ってはがっつり現在も未来も人生が変わるほどの関わりを持っているわけだし。
でもそれは強制じゃない。俺にも選択肢は用意されており、そして今の道に至っている。
俺は川崎をそっと抱き締め、安心させてやるように背中と頭を軽く叩いて撫でてやった。
「ん……ごめんね」
「謝られることなんか何もねえよ」
もう不安が消え去ったのを確認し、俺は身体を離す。
川崎はくすりと笑って俺の頬に唇をつけ、先に教室へ向かっていった。
一旦ここまで
年が明けました。いいかげんこの話も長すぎるので、今年中にこのスレで終わらせようと思いますので頑張ります
またノシ
乙です
そしたら新しいはちさき頼むぞ
「ふぁ…………」
土曜日の朝。
リビングに入った瞬間に大きな欠伸が出る。
早めに川崎と会うときと起きる時間はそう変わらないのに、いまいち怠いのはモチベーションの違いだろうか。
コーヒーを淹れてトーストをかじっていると、我が家の二柱の大黒柱の片割れである母親が起きてきた。
「あれ、早いね。って、そうか、奉仕部でのお手伝いかなんかだっけ。土曜なのにお疲れさま」
「それを言うなら母ちゃんこそな。土曜なのに出勤なんだろ?」
「ま、代わりに来週どっかで休みもらうから。父さんはどうだか知らないけど」
そう言ってコーヒーを淹れるためにお湯を沸かし始める。
親父もあと少ししたら起きてくるのだろう。二人分のカップが用意されていた。
あ、そういえば。
「なあ、明日って家にいるか?」
「んー、ご飯の買い物に行くくらいかな。どうしたの?」
「えーっと……知り合いを、うちに呼んで、いいかな?」
「へえ…………」
母親の表情がにぃっと笑顔になる。
といってもからかいを含めた邪なものだったが。
「彼女?」
「まあ、近いものだと思ってくれれば…………小町とも知り合いなんだが、久しぶりに会いたいって言っててな」
「オッケーオッケー。お昼御飯とかウチで食べる? 用意しとくよ」
「あー、あとで確認しとく」
そのあとすぐにやってきた親父にご注進し、二人して俺をからかいにくる。
煩わしいのでさっさと学校に行ってしまおう。
指定時間の少し前に到着すると、すでにサッカー部がグラウンドの整備をしていた。
雪ノ下や由比ヶ浜もジャージに着替えており、一色となにやら打ち合わせをしている。
こちらに気付いたようなので軽く手を振って挨拶し、俺も着替えるために自分の教室へと向かう。
「やあ、ヒキタニくん。今日は悪いね手伝ってもらって」
「まあ奉仕部への依頼だしな」
教室では葉山がユニフォームに着替えていた。こういう時は部室じゃないのか?
わざわざこっちである必要もないだろうに。
「ちょっとメンバー表を机に忘れてね。ついでだからここで着替えたんだ。部室だと人が多くて狭いし」
「さいで」
俺も手早くジャージ姿になる。あんまり遅いと雪ノ下あたりに嫌味や皮肉を言われかねない。
が、何故か葉山は俺が着替え終わるのを待っていた。
まさか一緒に行こうとしてるのか?
そんな仲でもないし、海老名さんが見たらまた狂喜乱舞するぞ。
「いや、そんなの今更だろう。姫菜のあの性格は」
「まあ……こんな場面見ようと見まいと妄想のネタにされてはいるか。てか、今日海老名さん来てんの?」
「ああ。優美子と一緒に応援に来てくれるって。大会とかじゃなくただの練習試合なんだからと言ったが、どうせ暇だし近いからって」
「ふうん」
三浦はどうせ葉山目当てだろう。海老名さんはそれに誘われてってところか。
結局なし崩し的に二人で連れ立って教室を出てグラウンドに向かう。
いくら忙しくて手伝いを依頼されたとはいえ、やはり奉仕部は今回の件では部外者である。なのであまり目立つことや大っぴらなことはせず、雑用や監視がメインだった。
ちなみに俺は他校の生徒が間違って校舎内に迷い混まないように昇降口で見張る役だ。
総武の生徒が校舎内のトイレを使うくらいはお目こぼしするが。むしろ俺が不審者じゃないかと疑われている気配もあったが、時折一色や葉山が話しかけてくることでそれは解決した。
でも戸部が話しかけてくるのはウザい。別に悪いやつでないのはわかっているのだが、アレやコレやでちょっと後ろめたいとこがあるし。
「お、上手い…………」
グラウンドで行われてる試合を見てると、華麗なワンツーでディフェンスを突破する選手がいて思わず声が出る。
よく見ると葉山だった。
なんなのあいつ。前世は完璧超人だったの? 負けたら自害しなきゃいけないの?
チームプレーの必要なスポーツはやることに興味はないが、見る分にはそこそこ面白く、突っ立ってるだけでも特に苦にはならなかった。
道端で看板持って立ってるだけのバイトを経験したことのある俺には造作もないことだがな。
「貴方の場合は人とコミュニケーションを取る仕事が出来ないのだから、むしろうってつけではないかしら?」
俺のか細い独り言が聞こえたか、いつの間にかやってきた雪ノ下がツッコミを入れてくる。
後ろには由比ヶ浜と海老名さんもいた。三浦はどうやら葉山のところに行っているようだ。
「今は何もすることないのか?」
「うん。交代でお昼ご飯タイムだって。ヒッキーも一緒に部室行こ」
「いや、俺はここで食うから」
「えー、一緒に食べようよー」
由比ヶ浜が不満の声を上げる。
が、こいつは色々とわかっていない。
今日来ている総武の女子は総じてレベルが高い。遠目で見てても他校の男子が注目しているのがわかるくらいだ。
それでも声を掛けられたりナンパ紛いのことをしてこないのは葉山のおかげだろう。苗字でなく名前で呼び合ったり親しくしていたりで、付け入る隙や自信を失わせているからな。本人が意図してやっているのかは知らないが。
ついでに海老名さんはその薔薇趣味を披露してドン引きさせるという荒業に出ている。これは半分素なんだろうけど。
そんな中で俺みたいなのが一緒に食事なんかしていたら嫉妬と怨嗟の視線で死んでしまう。ぼっちは注目されることに慣れてないんです。
…………まあ。川崎が絡んでたら話は別だが。
「まあまあ結衣、強要はよくないよ」
「むー」
「それにヒキタニくんは女子とのご飯より部活男子を眺めながらの方がご飯が進むもんね!」
「そんなわけあるかっ! …………それにあんまここを離れるのもどうかと思うしな」
「うーん、そっかー。じゃああたしたちは奉仕部部室で食べるから。またあとで」
「おう」
三人は校舎の中に入っていく。
が、姿が消える直前、海老名さんがスマホを取り出して俺に示した。何だ?
ひょっとして俺に何か送ったのだろうかと思って自分のスマホを確認すると、川崎からメールが来ていた。
「先輩方、今日はありがとうございました」
「ありがとうみんな。助かったよ」
滞りなく終わったあと、俺を含めた奉仕部の面々に一色と葉山がお礼を言ってくる。
正直そこまで大したことはしてないつもりだったので少々心苦しいのだが。
「そんなことはないさ。実際は何もなかったが、何かトラブルや手違いがあったときには人手が必要になるかもしれなかったし」
「休日返上までさせちゃってますから。この埋め合わせはちゃんとさせてもらいますんで」
「いいっていいって。そんな大変じゃなかったし。ね、ゆきのん」
「ええ。私たちも部活の一貫ではあるのだし」
まあ見返り目的でやってるわけではないからな。
それなりの人脈があるはずの葉山や一色が俺たちを頼ってくるということは本当に困っていたのだろう。
リア充が狼狽える様を見るのは嫌いではないが、頼られたら力を貸すくらいは吝かではない。
「んじゃ俺は教室で着替えてから帰るわ」
「ああ。また来週な」
「先輩、どうもでしたー」
葉山と一色が手を振り、目だけで返事をしながら俺は校舎に入る。
そこで部室に向かう雪ノ下と由比ヶ浜とも別れた。
「バイバイヒッキー、また来週ね」
「さようなら比企谷くん、また」
「ああ」
さて、俺は教室に……は向かわない。そこをスルーしてさらに歩く。
一応周囲に人の気配がないことを確認してからとある男子トイレに入った。
この時間で校舎内に残っている生徒などいないはずなのに、一番奥の個室には鍵が掛かっている。
俺がちょっとした手順を踏んだノックをすると静かにそのロックが外れ、俺は扉を開けて中に入り、後ろ手に鍵を掛け直す。
「あー…………待ったか?」
「ううん。大丈夫」
少しばかり頬を上気させた海老名さんが答える。心なしか息も荒い。興奮しているのだろうか?
川崎から来ていたメール内容はこのこと関係だったのだ。要するに海老名さんの相手をしろということである。
しかし、なぁ……。
「あー、海老名さん」
「うん」
「その、今日はさ、多少なりとも動いて汗とかかいちまってるから……」
「うん。だから奴隷の私のお口で御主人様のを綺麗にするんだよね?」
ええー…………止めようかって提案するつもりだったのに。
海老名さんは自分の言ったことにさらに興奮したか、身体をぶるっと震わせる。
「でもさ、ヒキタニくんだってサキサキがマラソンとかして汗だくになった身体を舐めてみたいとか思わない?」
「それはめっちゃ思う…………はっ!」
想像してついつい即答してしまった。
これじゃ海老名さんを断るわけにもいかない。
「御主人様。私のお口で、御主人様のおチンポ、綺麗にさせてください」
「あー…………じゃあ、頼む」
「はいっ!」
海老名さんは嬉しそうに笑って俺の前でしゃがみこみ、ジャージとトランクスを下ろして肉棒をさらけ出させた。
びん、と跳ねながら反り返る肉棒にうっとりとした表情を向ける。
「あー…………んむ」
大きく口を開け、海老名さんは俺の肉棒を躊躇いなくくわえる。
温かい口内と舌の感触に俺は呻きそうになったのを堪えた。
舌を這わせながら唇の輪が激しく前後され、肉棒がしごかれる。
「おい、がっつきすぎだろ。飢えた獣かよ」
「ん、ちゅ…………だって……御主人様のおチンポを御奉仕させていただけるのって、久しぶりだから…………」
「まあちょっと間が空いちまったか。その間は自分で慰めてたか?」
「れろ…………はい……これが御主人様やサキサキの指だったらいいのにって思いながら自分の指でオナニーしてました…………」
「よし、じゃあ選べ」
「え?」
「俺のチンポしゃぶりながらオナニーするのと、俺がイったあと俺に見てもらいながらオナニーするのと、どっちがいい?」
「!!?」
「こら、動き止めるな」
驚愕の表情で停止した海老名さんの頭を押さえて顔を肉棒に押し付ける。
海老名さんは頬を擦り付けつつ舌を這わせながらも、戸惑いの表情に変わった。どうやら魅力的な二択にどちらを選ぼうか迷っているようだ。
が、やがて決心したようで、顔を離して俺を見上げる。
「ご、御主人様のおチンポを御奉仕しながら、オナニーして、よろしいでしょうか…………?」
「ああ、いいぜ。何なら俺より先にイってもいいぞ。そのイき顔をオカズにしてやるから」
「はい……んむ…………んんっ!」
海老名さんは再び俺の肉棒を口に含み、右手をスカートの中に突っ込んでもぞもぞと動かし始めた。
身体がびくんびくんと震え、蠢く唇が肉棒に更なる刺激を与えてくる。
以前聞いたように海老名さんは口内にも性感帯があるようで、その部分にしきりに亀頭を擦り付けていく。
「あー……気持ちいいぜ…………姫菜の口、なかなか優秀なオナホだな」
自分で動きたい衝動を堪え、海老名さんの好きにさせる。
段々海老名さんの鼻息が荒くなり、呻く声が短く速くなっていく。どうやら絶頂が近いようだ。
「姫菜、こっち見ろ。俺と目を合わせながらイくんだ」
「んっ、んんっ…………んんんっ! んんっ!」
海老名さんは一際大きく痙攣し、ついに達する。
連動して唇の輪が締まり、精液を寄越せと言わんばかりに口内全体が肉棒に刺激を与えてき、俺も限界を迎えた。
「姫菜っ、出すぞっ……全部、飲めっ…………!」
俺は海老名さんの頭を掴み、腰を前後に振る。
唇で肉棒をしごき、一瞬だけ堪えたあと、一気に溜まったものを解放した。
「うっ! ううっ! 出たっ…………!」
「んんっ……んっ……んっ…………」
「あー……出てる出てる…………気持ちいい…………」
びゅくびゅくと口内に遠慮なく精液を放ち、それを海老名さんは喉を鳴らして飲み込んでいく。
最後の一滴までしっかり吸い出させ、舌と口によるお掃除が終わるまで俺は射精の余韻に浸った。
「んー…………今日もすっごい良かったぁ…………」
しばらくして落ち着きを取り戻し、身なりを整えた海老名さんが伸びをしながら言う。
まあサキュバスほどでないとはいえ、海老名さんも性欲が強い方なのだろう。解消できてすっきりした表情をしている。
しかし。
「海老名さん、来週末あたり空いてるか?」
「え? 今のとこ特に用事はないけど」
「じゃあよかったら俺と川崎とお出掛けするか?」
もちろんただ出掛けるってわけじゃない。
川崎を含めるということは、最後までの行為をするということでもあるわけだ。
それは海老名さんもすぐに察したようで、期待の色をあらわにする。
「うんっ! お願い!」
うわぁ。いい笑顔だ。
ちなみにこの提案は当然俺のでなく、川崎のものである。
さっきまでのやり取りも一部川崎の指示だしな…………いや、仕方ないだろ。俺一人で海老名さんを満足させるような責めっ気なんてそうそう出せるもんじゃないっての。
「そろそろ暗くなっちまうな。途中まででもよけりゃ送っていくけど」
「ほんと? じゃあバス停くらいまでいいかな?」
「ああ」
そんな会話をしながら俺たちは個室を出る。
まあそこまで警戒しなくてもこの時間にこんなところに来る生徒もいないだろう。
そう油断していた俺たちに、トイレから出たところで声が掛けられた。
「終わったかね?」
二人してびくっと身体を震わせる。
声の主は、廊下の窓を開けて煙草の煙を燻らせる平塚先生だった。
今回はここまで
なかなか更新ができない
最低でも月に4回くらいは投下したいんだが…………
またノシ
乙です
気楽にどうぞ
このあとまさかの4P?
硬直する俺たち二人をよそに、平塚先生は窓の外にふうーっと煙草の煙を吐き出す。
やっぱり平塚先生は煙草を吸っている姿が絵になるな。ていうか。
「…………先生、煙草は止めたんじゃなかったんですか? それに廊下で吸うのもどうかと思いますが」
「トイレでいかがわしいことをしている奴が何を言うか。まあ確かに本数は減ったが止めたわけではない」
そう言ってもう一度大きく吸ってから煙を吐き出し、携帯灰皿に吸殻を突っ込む。
ううむ、正論で返されてしまった…………あれ?
「先生、煙草の銘柄変えました?」
「ああ。よく気付いたな。匂いもニコチンも軽いものになっているよ」
「なるほど。じゃあ俺たちはこれで。また来週に」
平塚先生の前を通り過ぎ、別れの挨拶を交わす。
さて、早いとこ帰って夕飯を食わないとな。
「そんなんで誤魔化されるか馬鹿者」
「ぐえっ」
襟首を掴まれて喉が絞まり、俺は蛙みたいな声をあげる。
ヒキガエルというあだ名をつけられたことのある俺の面目躍如だ。
「とりあえずついてきたまえ。話したいこともあるしな」
平塚先生はそう言って歩き出す。
俺と海老名さんは黙ってそれに従い、あとをついていく。
到着した先は自動販売機のあるスペースだった。
平塚先生は小銭を入れて購入し、俺にはマックスコーヒーを、海老名さんには紅茶を渡してくる。
「ほら、飲みたまえ」
「どうも。いただきます」
「い、いただきます」
ここまでずっと沈黙していた海老名さんはようやく口を開く。ちょっと戸惑っているようだ。
まあそりゃそうか。叱責されるようなことをしていたはずなのに怒られる様子はないし、俺も平然としているし。
が、とりあえず俺は疲れた身体を癒すためにマックスコーヒーを飲んでその甘さと水分を摂取する。
はあ……美味い…………さすが千葉のソウルドリンクなだけはあるな。
「相変わらず美味そうに飲むな比企谷は…………さて、海老名」
「は、はい」
「正直なことを言ってくれ。君は比企谷に脅されたりしているのか?」
「えっ」
平塚先生の言葉に驚きの声を出す海老名さん。
まあまったく知らない第三者から見ればそういう疑いを持つのも無理からぬことだろう。トップカーストグループの女子と最底辺ぼっちの男子じゃなあ。
「心配することはない。もしそうなら私が脅しの材料もろとも力付くで除去してやる」
「い、いえ、違います……むしろ私から頼んでる立場で、ヒキタニくんはいっさい悪くありません!」
「……………………」
…………へえ。
俺はこの状況では海老名さんは保身に走るものだと思っていた。
ちょっと見る目が変わりそうだ。
「だから、その、怒るのは、私だけに…………」
「まあそうだろう。比企谷は女に不自由してないしな」
「えっ?」
「川崎は知っているのか?」
「知らない方がおかしいでしょう。さっきのだって海老名さんが川崎にお願いして許可もらってからの行為ですから」
「なぜそこを自信満々に言うか。あまり誉められたことでもないんだが…………」
「そうっすね。やっぱ良くないし、川崎以外の女に手を出すのもやめますよ。もちろんさっきみたいに学校でしたりなんか論外です」
「「それは困る!」」
海老名さんと平塚先生の声がハモった。
そのことに海老名さんは驚き、まさかという表情になる。
「あのー、平塚先生。もしかして、先生もヒキタニくんと…………」
「んー…………」
「平塚先生はヒキタニくんと、どういう関係なんですか?」
「まあ、その、ストレスや性欲が溜まったときの解消相手と言うか…………」
「ヒキタニくん、先生も手籠めに…………」
手籠めってなんだ手籠めって。
だいたい平塚先生を篭絡したのはほとんど川崎の手腕だぞ。
「海老名は比企谷とどういう関係なんだ?」
「はい、ティッシュです」
「は? ティ、ティッシュ?」
「はい。ヒキタニくんが下半身に溜まったものを吐き出したい時にそれを受け止める使い捨ての道具です」
笑顔で答える海老名さん。
それを聞いて平塚先生は俺の方を見るが、俺だってそんな回答をするなんて思ってもいなかった。
性奴隷とか肉便器とか言い出すんじゃないかとヒヤヒヤしていたら斜め上過ぎである。
「あー…………海老名はそれで満足なのか?」
「はいっ。もっと酷い扱いをされてもいいんですけど何だかんだ優しいですし、サキサキと一緒に最後まで満たしてくれますし」
「そ、そうか…………ん? ということは海老名も川崎がいないときは最後までしてもらってないのか?」
「え、あ、はい。『も』ってことは平塚先生もそうなんですか?」
「ああ。欲しくなっても比企谷は頑なに川崎に操を立ててるからな」
「それでも充分気持ちよくしてもらってるから文句も言えないんですけどね」
女性同士で何やら談義が始まった。
なにこれ。すっげぇ居づらいんですけど。
俺はやや強引に話題を変える。
「あの、平塚先生。平塚先生は何であそこにいたんですか?」
「…………校舎内の見回りをしていたら君たちの気配に気付いただけだ」
「嘘ですよねそれ」
トイレの構造上、奥まで入ってこない限り俺たちに気付くのは無理がある。
そして女性である平塚先生が特に理由もなく中に入るとは思えない。
なら。
「どんだけですか…………」
「なっ……なっ……」
溜まってるんですか、とは口にしない。
それでも言葉の裏は察したようで、平塚先生はちょっと顔を赤くしながら口ごもる。
「こほん…………と、とにかく。もうそろそろ暗くなる。私も戸締まりをするから君たちも帰りたまえ」
「はい」
「はーい」
一旦教室に戻って荷物を取り、駐輪場へ向かう。
そこで待っていた海老名さんと並び、自転車を押しながらバス停へと歩き出す。
「いやー、すっごいびっくりしたよ。平塚先生に見つかったときもだけど、その後の展開も」
「言うまでもないけど、秘密にしといてくれよな。バレたらさすがに洒落にならない」
「はい、御主人様の仰せのままに。それに私も社会的に死ぬ弱味を握られてるしね」
「いつでも返すぞ」
「あははー。でも気になるのは何で平塚先生とそういう関係になったのかなってことなんだけど」
「あー…………」
「今度詳しい話を聞かせてよね。それじゃ」
ちょうどバス停に着いたところでバスが到着し、海老名さんは手を振りながらそれに乗り込む。
それを見届けてから俺は自転車に乗り、ペダルを漕ぎ出した。
あ、そうだ。
川崎に明日のこと聞いておかないと。
一旦ここまで
またノシ
乙です
乙
これで海老名さんも平塚邸で絡めるからホテル代が浮くな
「いやー、綺麗でいい子だったわね」
「本当にな…………おい八幡、どうやって捕まえたんだ? 悪いことしてないよな?」
「してねえよ」
どっちかって言うと捕まえられたのは俺の方だしな。
やはりというか案の定というか、川崎と引き合わせたあと、俺は両親に質問攻めされていた。
ちなみに今ここに川崎はいない。女の子同士でお話がしたいと、小町に部屋に連れていかれたのだ。
平静を装ってはいたが、やはりぼっちコミュ障な川崎さんは緊張でテンパりかけていたのでちょうどいいのだが。
「でもあの子、ひょっとして人見知りする?」
「あー、わかるか?」
「挙動や態度があんたにそっくりじゃない」
「……………………」
よく見抜いたなと思ったが、熟知しているサンプルがいたらしい。
いや、俺なんだが。
「その辺は八幡とお似合いだな」
「親がいちゃ落ち着かないでしょ。うちら夕方まで買い物にでも出掛けるから、のんびり過ごしなよ。小町にはなつかれてるみたいだし、子供たちだけでね」
そう言って両親は身支度をして出掛けていった。
しかし車に乗る際の二人の距離感から察するに、俺たちをダシにしてただ二人で出掛けたいだけじゃないかと思ってしまう。夫婦仲がいいのは良いことだが。
用意してくれたおやつと飲み物を持ち、俺は小町の部屋のドアをノックする。
「ん。入っていいよ」
小町でなく、川崎の声で返事がやってきた。ああ。たぶんこれは。
ドアを開けると、案の定の光景が目に入ってくる。
川崎と小町は並んでベッドに座っており、それだけなら仲がいいで済むのだが、下半身をあらわにして川崎に抱き付いている小町とその下半身をまさぐっている川崎の図ではさすがに親に見せられない。
まあ万が一親が小町の部屋に行く素振りを見せたらすぐ伝えられるように手はずはしてあるが。もちろん今は親が出掛けたこともすでに知らせてある。
しかし小町が羨ましい。川崎の胸に顔を埋めながら下腹部をいじってもらえるなんて。
いや、俺もしてもらったことあるけど。しかも服の上から埋めるのではなく、直に胸の間に挟まれるくらいに。
あれ気持ちいいんだよなあ…………やべ、思い出したらズボンの中のものが大きくなってきた。
「ほら小町、八幡が来たよ。とろけきった顔、見せてやりなよ」
川崎はそう言って促したが、小町はちらっとこっちを見たあと、わずかに首を振る。
俺にはその言葉は聞こえなかったが、どうも恥ずかしいようだ。今更な気もしないでもない。
抱き付く小町に川崎はふふっと笑い、足を開かせて肥大した陰核を再びいじり始めた。
びくんと震える小町の身体に腕を回し、腰を突き出すような体勢にさせる。
そのまま俺にしか見えない尻尾でちょいちょいと秘口を指し示す。
俺は持ってきたものを机の上に置き、ズボンとトランクスを脱いで二人の方に寄っていく。
川崎が小町の秘口を指で大きく開かせ、俺は小町の腰を掴んで濡れそぼった膣内に肉棒を差し込んだ。
ずっと川崎に愛撫されていたせいかすんなりと挿入されたが、奥まで届いた瞬間にぎゅううっと締め付けてくる。
小町の身体が大きく震え、びくんびくんと痙攣した。たぶん達したのだろう。
川崎は小町を引き剥がし、顔を俺に向けさせて視線を合わせさせる。
「あっ…………あっ…………やぁ…………お兄ちゃん、見ないでぇ…………」
「ははっ、入れられただけでイっちまった小町の顔、可愛いぜ」
俺は小町をそのままベッドに押し倒し、顔を覗きこむ。
川崎も横になって小町の頭を撫で始めた。
「よかったね小町、ずっと待ってたチンポを入れてもらいながらイくことができて」
「うん……うん…………でも、その…………」
「わかってるよ。八幡の精液を中に出してほしいんでしょ? まったく、まだ中学生なのにこんな淫乱になっちゃってさ」
「さ、沙希さんとお兄ちゃんのせいだからね…………小町はもう、お兄ちゃんの性奴隷になっちゃったもん…………」
勘弁してくれ。
俺自身が川崎の性奴隷なんだから、俺にはいらないんだよなあ。
正直海老名さんだけでも手を焼いているというのに。
「ふふ、八幡もチンポバキバキに固くしちゃってたからね。おねだりすればすぐに出してもらえるよきっと」
「はい…………お兄ちゃん……小町のおまんこで気持ちよくなって、お兄ちゃんの精液、小町の中に出してぇ…………」
肉棒を固くしたきっかけはそもそも小町が原因でなく、川崎とのプレイ内容を思い出したからなのだが。
しかしそれでもこの小町のおねだりは俺を興奮させるのに充分なものだった。
以前は妹に欲情することなんてないと思っていたんだがなあ。
「じゃ、お望み通り小町のまんこ使わせてもらうぜ。俺が出すまで動き止めないから覚悟しとけよ」
「うんっ……小町のおまんこ使ってっ…………小町をいっぱいイかせてぇ…………ああんっ!」
小町が言い終わるや否や、俺は腰を引いて再び奥に亀頭を叩きつける。子宮口を突かれて小町は身体を大きく仰け反らせた。
奥を突くだけでなくちょっと角度を変え、入口から少し入ったところの腹側の部分を肉棒の出っ張りで擦り上げる。
いつも自慰の手伝いをするときによく指でされて感じていた箇所だ。
またもやあっという間に小町は達してしまったが、俺は動きを止めない。
川崎も小町と唇を合わせて声を封じながら、全身をまさぐっている。
裾の間から手を入れて胸を揉んだり乳首をつまんだり、肉棒と擦れるときに腹の上から押してみたり、陰核を刺激してみたり。
たぶんもう何度も達していることだろうが、それでも俺たちは小町をさらにイかせ続けた。
が、もうそろそろ限界が近付いている。このまま小町の中に出すか、あるいは性奴隷として川崎に与えるべきか。
射精の気配に気付いたか、川崎は唇を離し、目も虚ろになりかけてる小町に話し掛ける。
「小町、八幡がもうすぐ精液出そうだって。おまんこの中に出してもらう準備はいい?」
「うんっ……来てぇ、出してぇ…………お兄ちゃんの精液、小町の中にちょうだいっ…………!」
小町に懇願され、俺はスパートをかける。
そのまま前に倒れて覆い被さり、今度は俺が小町と唇を合わせた。
舌を絡めながら腰を打ち付け、高みへと上り詰めていく。
くちゅくちゅと耳の穴を川崎の舌で掻き回され、俺はついに絶頂に達する。
精液を放った俺と、精液を受け止めた小町は、互いに繋がった唇の間から快感の呻き声を漏らしながら幾度も全身を震わせた。
身体を起こして小町の腰を掴み、虚ろな目をさせて快感の海に溺れているその小町の表情を眺めながら俺は腰を揺すり、最後の一滴まで小町の中に精液を注ぎ込んだ。
ようやく落ち着いた頃、俺は小町の中から肉棒を引き抜き、川崎に後始末をしてもらう。
その口と舌によるお掃除は再び俺の肉棒を屹立させたが、中のものまで吸い出された後は一旦放置されて小町の方へと向かった。
川崎は小町の局部から俺の出した精液を掻き出して啜るが、小町は失神でもしたのか反応が薄く、時折身体を痙攣させるだけである。
やがて満足そうな表情で川崎は顔を上げた。
「んー……美味しかった…………」
「あ、えっと…………」
川崎とはしてないけど満足してしまったのか?
まだ俺は出し足りないんだけど。
「ん。明日昼休みにしよ? そこそこ時間経つし親御さんがいつ帰ってくるかわからないでしょ」
それもそうか。
俺とだけならまだしも、小町がいる状況ではなかなか言い訳もしづらい。
とりあえず身だしなみを整えておこう。
しばらくして川崎の帰宅時間になり、送るために俺は川崎と共に家を出る。
両親はまだ帰ってきておらず、小町はまだ腰が抜けてて立てないそうなので見送りはいなかった。
「小町に、ちょっとやり過ぎたか?」
「いいんじゃない? 本人は満足そうだし」
「まあ嫌がってはなかったけど…………今日は悪いな」
「え、何が?」
「わざわざ来てもらったことと、エネルギーあんま与えられなくて」
「そんくらい平気だって。エネルギーだって充分だよ。小町からもらってるしね」
そういえば直接精液からでなく、女性が達するときからでもエネルギーを得られるとか言ってたな。
俺の妹なだけあって、小町からも質の高い栄養が採れるんだろうか?
「まあね。相性あるし、小町のもすごい美味しいよ。あんたには敵わないけど、海老名や平塚先生とかに比べるとやっぱりね」
「そんなもんか…………あ、昨日も電話で言ったけど海老名さんとのあれが平塚先生に見つかったんだが」
「うん。まあ心配はいらないでしょ。誰かに言いふらすようなことでもないし。ただ、対抗意識がちょっと出て回数が増えるかもね」
くすくすと川崎はおかしそうに笑う。
冗談じゃない。平塚先生はともかく、海老名さんは俺に奉仕することに快感を覚えるため、俺が射精しないと満足しないのだ。
川崎に与えるぶんが減ってしまわないよう何か対策を考えた方がいいかもしれない。
「もうどうせバレたなら今度は四人でやっちゃう?」
「心労が半端無さそうなんでできれば遠慮したいんだが…………」
「ま、それはおいおい考えよ。とりあえず今週末は海老名の相手だっけ?」
「ああ」
「あんたのチンポもハードスケジュールだね。休みたいときは遠慮せずちゃんと言いなよ? 無理させても美味しくないんだから」
「御主人様がいてくれる限りその心配はねえよ」
そんなふうに誰かに聞かれたらヤバめの会話をしつつ、俺は川崎を送り届けた。
もうかなり深い仲だというのに、別れ際に頬にキスをされただけでどぎまぎしてしまうのはいったい何故なんだろうか…………?
一旦ここまで
またノシ
乙!
乙です
翌日の昼休み。
いつも通り俺と川崎は例の屋上に来ていた。
昼食を終え、弁当箱を片付けた川崎は俺に身体を寄せてくる。
腕を回して密着していると、いつの間にか頬を上気させた川崎が顎を上げて唇を突き出す。
是非もない。俺はその唇に貪りつき、舌を口内に侵入させて川崎のと絡ませ合う。
「ん、はぁ…………八幡の唾液、美味し…………」
「俺も…………御主人様の、もっと飲ませてください…………」
「ん……チンポ、あたしのおまんこに入れながら、ね…………」
そう言って川崎はスカートの中に手を入れて下着を脱ぐ。
俺もいきり立つ肉棒をズボンからさらけ出した。
「すご、おっき……もう、あたしのあそこ前戯必要ないくらい濡れてるから、このまま入れちゃうよ」
再び俺と唇を重ねながら対面座位の体勢になり、焦点を合わせてからゆっくりと腰を下ろしていく。
肉棒が熱い膣内に収められ、与えられる快感に唇の端から声が漏れ出る。
珍しく交わらなかった土日を挟んだためか、川崎もいつもより抱き付く力が強くて声が切なげだった。
「んっ…………んっ…………」
「んう……んんっ…………」
サキュバスたる川崎の性器は身体を動かさなくとも、様々に変化する締め付けやうねりで肉棒に刺激を与えてくる。
正直抽送しているのと同じぐらいどんどん快感が高まっていき、射精感が近付いてきていた。
まだ出したくない。もう少し川崎の中を味わっていたい。
そんな思いもあっさりいなされ、俺はあっという間に絶頂に達してしまう。
「ん、んん、ん…………んうっ…………!」
俺は川崎を力強く抱き締めながら精を川崎の中に放つ。
身体を揺すってたっぷりと注ぎ込み、全身を襲う快楽を甘受した。
「ん……いっぱい出たね。御馳走様」
体内で精液を受け止めてやはり絶頂に達した川崎は、しばらく余韻に浸ったあと俺の耳元で囁く。
我慢できずにイかされた事が少々気恥ずかしく、俺は言葉を返さずに川崎の背中と頭に手を添えて撫で回した。
「そろそろ昼休み終わっちゃうね。抜くよ」
「ああ」
腰を上げて体内から肉棒を引き抜いた川崎は、そのまま顔を寄せて口と舌によるお掃除をしてくれる。
尿道内のものまで吸い出された後はサキュバスによる能力で汚れた服ごと綺麗にしてもらう。
「ん、これでよし。と」
「ああ。ありがとう」
「それにしてもほんと沢山出たね。明日あたり京華に飲ませようと思ったけど大丈夫?」
「全然平気だ」
「即答って…………」
川崎は衣服を整えながら苦笑する。
鍛えられたのか元々の素質かは知らないが、ここ最近の精力と回復力は自分でも引くくらいだ。
「でも今週平日の出す日は明日までね。明後日からは今週末のために溜めとくこと」
「それって…………」
海老名さんも絡むやつか。文字通り。
どれだけ溜めさせてどれだけ搾り取るつもりなのやら。俺は不安と期待でぶるっと身体を震わせる。
「…………じゃあ、週末まで我慢するから、明日御褒美の前払いが欲しいんだが」
「ふふ、何? 言ってみなよ」
「京華だけじゃなくて、御主人様にも飲んでほしい」
「え」
いつものように平塚先生の許可をもらい、雪ノ下と由比ヶ浜には奉仕部を休むことを前以て言っておく。別に現在何か依頼事があるわけでもないしな。
次の日の放課後に一旦帰宅し、着替えてから待ち合わせ場所に向かう。
「はーちゃーん」
「おう」
川崎と手を繋いでいた京華が俺を見付け、ぶんぶんと手を振ってくる。
あちらも丁度今来たばかりのようだ。
「よし。そんじゃ行こっか」
「ああ」
「はーい」
京華は俺とも手を繋いでき、三人並んでいつもの温泉施設へと歩き出した。
もはや手続きは手慣れたもので、滞りなく終わらせて脱衣場に入る。
「おふろーおふろー」
はしゃぐ京華はさっさと服を脱ぎ、浴室に入っていく。
そしてそれを追って川崎も手早く全裸になり、豊満な胸を揺らしながら入っていった。
…………勃ってきてしまった。いや、仕方なくね?
川崎のヌードを見て興奮しないやつは不能か同性愛者くらいだろ。
サキュバス二人には隠しきれるものでもないので、結局いつものように開き直って俺も浴室に入った。
例によって椅子に座った俺の前に京華が、背中側に川崎が位置取る。
石鹸で泡まみれになった手で京華に肉棒を洗ってもらい、やはり泡まみれになった胸で川崎に背中を洗ってもらう。
正直このシチュエーションだけで射精しかねない。俺は唇を噛んで堪える。
「ふふ、別に我慢しなくてもいいんだよ。暴発したって回復させてあげるからさ」
「はーちゃん、けーかの手で気持ちよくなってー」
京華の小さくて温かい手が肉棒をしごき、川崎の胸が背中を這いつつ両手が身体中を撫で回す。
射精禁止の呪いもかけられてないこの状況で耐えることが出来た俺を誉めてもらいたい。
お湯で石鹸が流されたあとは、びくびくと脈打ちながら先端から汁を溢れさせていた。
「おちんちん、すごい…………」
「美味しいのがいっぱい出そうだね。じゃ、比企谷、立って」
川崎に促されるままに俺は立ち上がり、京華のために少しだけ足を開いて膝を曲げ、腰を低くする。
眼前に晒された肉棒に京華は嬉しそうに頬擦りをしてき、唇を付けて啄む。
それだけでまたもや達しそうになり、力を込めて何とか堪えた。
「けーちゃん、すぐに出そうだから先っぽくわえててあげなよ」
「はーい」
京華が肉棒の先端に唇を付ける。
尿道口にも生暖かい舌が押し付けられて、俺の身体がびくっと震えてしまった。
このまま川崎にしごかれて射精させられるのかと思ったが、予想外にも川崎は俺の後ろでしゃがみこむ。
え? まさか?
「はうぐうっ!」
変な悲鳴をあげてしまった。
川崎の舌が俺の尻の穴を這ったのだ。
腕で俺の身体が動かないよう固定しつつ、手で肉棒を掴んでしごきあげる。
何の躊躇いもなく無遠慮に舌が穴の中に突っ込まれてかき回され、容赦なく俺の理性を剥がして絶頂にへと導いていく。
「う、あ、あ、出る……出る…………っ」
尿道口と尻の穴。二つの穴を同時にサキュバス姉妹の舌でほじられるように責められ、一気に限界を迎える。
もう京華を気遣う余裕もなく、俺は京華の頭に手を添えて離れないようにし、川崎の手の上から肉棒を掴んで一緒にしごいた。
「あ……あ……あ…………ああっ!」
俺は大きく身体を震わせて射精し、京華の小さな唇の間から口内に精液を注ぎ込む。
それを一滴もこぼすことなく、京華は喉を鳴らして飲み込んでいく。
全て出し切り、長い射精が終わった頃には俺の膝がガクガクと震えてまともに立っていられないほどだった。
川崎の舌が後ろの穴から引き抜かれて離れ、俺は崩れ落ちるように椅子に座る。
「はあ…………はあ…………」
「ん……こく…………はーちゃん、おいしかった、ごちそうさまー」
「ああ。飲んでくれてありがとうな。気持ちよかったぜ」
俺は改めて京華の頭に手をやって軽く撫でてやると、京華は嬉しそうに笑いながらそれを受け入れる。
しかし直後にこの幼サキュバスはとんでもないことを聞いてくるのだった。
「はーちゃん、はーちゃんはおしり舐められるのが好きなのー?」
「っ…………!」
「そうだよ。それにはーちゃんはね、お尻の穴に舌を入れられて掻き回されるのも大好きなのさ」
返答に困った俺を遮り、川崎が答える。
それを聞いた京華は無邪気な笑顔で驚愕の提案をしてきた。
「じゃあ今度はけーかがはーちゃんのおしりのあなをいじめてあげるー」
「いっ、いやっ、それは」
「だめなのー?」
いくらなんでも駄目だろ!
すでに駄目な一線を越えて三段跳びくらいしてはいるが、それでもそれはよくない。
が、下手に断ると後ろから感じる『京華を悲しませたら許さないよ』オーラが爆発しそうだ。
「今日はさーちゃんにも飲ませるんだよね? けーか、おてつだいがんばるから!」
「っ……! そ、その、京華!」
「なにー?」
嘘や誤魔化しなんてすぐにバレる。
本音を言いつつ別の形に誘導しないと。
「こ、こっち」
「んー?」
「京華には、こっちを舐めてもらいたいなって…………ほら、京華にここをいじめてもらうの、すげえ気持ちいいからさ」
俺は足を広げて陰嚢を指し示す。
正直これだって最悪を回避しただけで、相当アウトな発言である。
しかし京華は表情をぱあっと明るくさせた。自分の行動が認められて誉められたのが嬉しいのだろう。
「ふふ、よかったねけーちゃん。お望み通りはーちゃんのタマタマを思いっきりいじめてあげて」
「うんっ!」
元気よく返事するや否や京華は俺の前に伏せて顔を寄せ、陰嚢に吸い付く。
小さな唇と舌が這わせられ、時折頬張って強めにしゃぶられる。
普通の園児には成し得ないそのテクニックに俺の肉棒は出す前と変わらぬ硬度を取り戻していた。
それを確認した川崎は大きく口を開け、それを口内に含む。
「う、ああっ…………」
温かく濡れた感触に包まれる。
そのまま動かれたらまた大した時間もかけず達してしまう。
これ以降は今週末まで出せないことを鑑みて、川崎の頭を抑えて動かないようにした。
しかし這う舌の動きと蠢かせる唇は止めさせることなど出来ず、ゆっくりと着実に絶頂へと近付いていく。
声が出そうになり、手で口を塞ごうとしたが、その前に川崎の尻尾が伸びてきて俺の手首を掴む。
反対の手も京華の尻尾に抑えられ、必然的に川崎の頭も自由になる。
上下して唇の輪が肉棒をしごき、強弱を付けて締め付けた。
舌が亀頭を這い、すさまじい快感で俺を絶頂に押し上げていく。
「っ……! ああっ……! 出るっ…………!」
そう口にすると二人の動きがさらに激しくなる。
俺は堪えきれず、川崎の口内で射精した。
「あっ……! あっ……! ああっ……!」
川崎が唇でしごきながら舌を這わせる。
京華が陰嚢を頬張りながら激しく吸う。
サキュバス姉妹の連携によって俺は一滴残らず搾り取られ、少しの間放心状態になってしまったのだった。
「大丈夫? 重くない?」
「全然平気だっての」
風呂から上がったあと京華がうつらうつらし始め、ロビーのソファーでおねむになってしまったのだ。そんなわけで現在は俺が寝ている京華をおんぶし、川崎家に向かっている途中なのである。
いかにサキュバスと言ってもやはりこの辺は子供なんだなあと思ってしまう。
「でもあんたも疲れてるでしょ? すごい量を二回出したし」
「御主人様の専用精液製造機を見くびるなよ。あのくらいでへばるわけない」
「実に頼もしいね。週末楽しみだし、楽しみにしといてよ」
「ああ。ちなみにどこへ行くつもりなんだ?」
「その辺も当日までのお楽しみ」
また何か良からぬことを考えているようだ。まあそれが何であれ、俺はただ受け入れるだけなんだがな。
俺は川崎家に着いたところで京華を引き渡し、川崎と挨拶して別れる。
さて。週末までにしっかり溜めておかないとな。
一旦ここまで
またノシ
(_´Д`)ノ~~オツカレー
ふぅ......
乙です
けーちゃんは無邪気だねえ(シコシコ
乙
週末になった。
はっきり言って性欲がヤバい。
調子に乗って溜めすぎてしまい、このままだと今晩辺りは夢精してしまいそうな勢いだ。
昨日も川崎は俺を見るなりごくりと唾を飲み込んでいたし、さぞかし美味しくなっていることだろう。早いとこ搾り取ってもらわないとな。
「比企谷、こっちだ」
少し早目の待ち合わせ時間、集合場所に現れたのは平塚先生だった。
正確に言えば平塚先生の車であり、路肩に停めてこっちに声を掛けている。
助手席に海老名さんも座っていてこちらに手を振っており、もう嫌な予感しかしない。
「…………どうも。奇遇ですねこんなところで。どこかお出掛けですか?」
「無駄な抵抗はよさんか。ほら、向こうから川崎も来たぞ」
平塚先生の指差す通り、川崎がこちらに歩いてくるのが目に入った。
あちらからも俺や平塚先生の車は視界に捉えただろうに、平然としている様子だ。つまりこのことは川崎も把握済みなのだろう。
ならば俺にとやかく言う権利はない。粛々と川崎に従うのみである。
「おはよ、比企谷」
「おはよう。えっと…………」
とりあえず朝の挨拶を交わした。
ちら、と車の方に向けた俺の目線に気付いたか、川崎は少し済まなそうに言う。
「ま、事後承諾になっちゃったけどそういうことだから。でも代わりに今日かかる費用は全部先生が持ってくれるってさ」
「そうか。別に川崎がいいなら俺は構わねえけど」
「今度お詫びに物凄いことしてあげるからね」
そんな言葉を放って川崎は後部座席のドアを開けて平塚先生の車に乗り込む。
普段から結構凄いことはされてるつもりだが、いったい何をしてくれると言うのだろうか? 期待とわずかばかりの恐怖にごくりと唾を飲み込んでから俺も川崎の後に続く。
「そういやどこへ行くんですか? 今回は着替えも何にも用意されてないようですが」
「なに、夏休みの千葉村みたいなことはせんさ」
「あれは騙し討ちにも程がありましたね…………」
「ま、予想も付いてるだろうが一応は到着してからのお楽しみにしておこうか」
「はあ、そうですか」
大方郊外のラブホテルといったところか。近場だと誰が見ているかわからないしな。
以前京華を引き連れて行ったところは人目を避けるには良かったが駐車場がなかったし。
そんなことをぼんやりと考えていた俺の思考は突然川崎の手によって中断された。比喩でなく、本当に川崎の手にだ。
「んぅっ…………」
「ふふ、どうしたの?」
川崎の手が俺の内腿や股間部を撫で回してくる。
なのに素知らぬ顔をして笑っているのだ。
「おいこら。車の中で盛るんじゃない。ずるいぞ」
「そうだよ。こんなとこでなんて駄目だよ。ずるい」
さすがに前にいる二人にもバレたか注意が飛んでくる。が、最後の本音が隠しきれていない。
川崎も素直に手を引っ込めるが、今の刺激で俺の肉棒はあっさりと臨戦態勢になってしまった。
これ、早く何とかしてくれねえかなあ…………。
しばらく市街地を走ったあと山の方に入り、案の定見えてきたラブホテルの門をくぐる。
どうやらここは車訪問専用のホテルらしく、一部屋ごとに割り当てられた駐車場から直接部屋に入るシステムらしい。平塚先生が車を停めて駐車場のシャッターを閉めると、部屋へ向かうための階段のドアロックが解除された。
「へー、こんなふうなのがあるんだ。学生じゃ絶対使えないね」
「支払いは部屋内の装置でやり取りするからな。従業員と顔を合わすこともない」
平塚先生と海老名さんが先に階段を上がっていき、俺と川崎が後に続く。
靴を脱いで部屋に入ると、かなり大きめのベッドやテレビが目に付いた。というか設備が結構充実しているし、部屋そのものの規模もそこそこ大きい。これ、結構いい値段のする部屋なんじゃないか?
いや、費用は平塚先生持ちのようだから気にすることはないんだが。
海老名さんは物珍しげに部屋内を探索し、平塚先生はやれやれといった感じでソファーに座る。
「じゃ、比企谷。とりあえずシャワー浴びといで」
「え? あ、ああ」
俺一人でか? と聞きそうになったが、何やら川崎には考えがあるようだ。
タオルやバスローブがちゃんと備え付けられているのを確認し、俺は三人に見届けられながらバスルームに入った。何だか調理前の食材を見るような目だった気がするが…………あんま変わんねえか。
シャワーで汗を流し、ボディソープで身体を念入りに洗う。当然浴槽にお湯が溜まっていたりはしないので、石鹸を流したあとはそのまま脱衣所に出て身体を拭き始めた。
いつもなら川崎のサキュバスの能力でぱぱっとはじいてしまうんだよなあ。濡れた髪もあっという間なのだが現状ではそういうわけにもいかず、念入りにドライヤーで乾かす。
その間はどんなに長く見積もっても三十分も経っていないはずだった。
「…………何があった?」
「あ、出たんだ」
俺に気付いたか川崎が振り向く。
平塚先生と海老名さんはベッドの上で横たわっていた。
こちらを向く余裕もなくぐったりしているが、時折身体を痙攣させている。ちなみに三人とも全裸だった。
なんか見たことあるぞこんな風景。いや、小町が同じ目にあってるんだけど。
「で、何でこうなったんだ?」
「んー、あんたの話になってさ。しばらく出させないで溜めさせたからきっとチンポ凄いことになってるよって」
「はあ」
「そしたら二人とも目の色変えてさ、自分が一番最初に相手するってがっついてきたからちょっとお仕置きをね」
そのお仕置きとやらをされた二人が羨ましい。俺もいずれしてもらいたいものだが。
しかし確かに川崎の言う通り、俺の肉棒ははち切れんばかりになっていた。
溜めてたのもそうだが、川崎の裸や平塚先生と海老名さんのあられもない姿を目にしたら当然だろう。
「ほら、なにぼーっと突っ立ってんの? 脱いでこっちに来なよ」
「あ、ああ」
俺はバスローブを脱ぎ、ベッドに上がろうとする。が、その直前で川崎にまだ履いたままだったトランクスをずり下ろされ、屹立した肉棒をさらけ出してしまう。
足に引っ掛かったままのトランクスを脱ぐ間もなく、その肉棒が川崎の口内に含まれた。
「あうっ…………」
温かくて。ぬるぬるして。気持ち、いい。
舌も這わされてないし、唇でしごかれてもいない。なのに快感は高まっていき、このままくわえられているだけで射精してしまいそうだ。
が、それを察してか川崎はすぐに口内から抜き、さらに大きくなった肉棒がびぃんとそそりたつ。
「はぁ……すご…………早く、こっち来なよ」
「おう」
トランクスを足から外して放り投げ、今度こそ俺はベッドに上がった。
そのまま川崎に腕を掴まれ、すぐ横に寝転がされて見下ろされる。
「ふふ、こんなに固く大きくしちゃって。苦しそうだからあたしが処理してあげるよ」
「お、お願いします…………」
ここまでになるくらい我慢させたのは川崎自身なのだが、まあそれは言うまい。
むしろ早いとこ出させてほしい。
「は、八幡くぅん、サキサキのじゃなくて、私のおまんこ、使ってぇ…………」
「比企谷……私の身体を好きにしていいから、私で射精してくれぇ…………」
「うるさいよ、そこで見てなって」
向こう側からゾンビのように這いながら海老名さんと平塚先生がにじり寄ってくる。どうやらまだ下半身に力が入らないらしい。
それを尻目に川崎は俺の両足を持ち上げて開かせ、自分の足に引っ掛けながら俺の身体を跨ぎ、肉棒を掴んで秘口に押し当てる。
男女逆だったら普通に正常位のような体勢だが、これは何という体位なのだろうか? 俺の身体が二つに折り畳まれていることを除けば騎乗位ではあるのだが。
そのまま腰を下ろされて肉棒が蜜壺に包まれ、凄まじい快感が脳を刺激した。
「うあっ! ああっ!」
「あは、八幡のチンポ気持ちいい! ガチガチに反り返った固いのが、あたしの感じるとこゴリゴリ抉ってる!」
俺の足を支えに川崎は上下に腰を動かし、ずぷずぷと肉棒を膣内に出し入れさせる。
いつもと違う見上げる風景や擦れる角度に俺の興奮は留まることなく高まっていく。
「八幡、ずっと我慢してたからもうイきそうなんでしょ!? いつでも出していいからね! あたしのおまんこの中に精液出すところ、二人にも見せてやって!」
そうか。この体位だと繋がってるところが向こう側から丸見えなのか。
二人とも俺達の痴態に目が釘付けになっているようだ。正確には結合部にだが。
「あっ! ああっ! あうっ!!」
突如川崎が腰の動きに変化を付け始めた。
上下だけでなく前後左右や捻りまで加え、肉棒に与えられる快感はあっという間に俺の限界を超え、堪える間も射精を宣言する間もなく一瞬で絶頂に導かれてしまう。
「あっ……! あっ……! 沙希……沙希ぃ…………っ!」
俺は下半身、足や腰をびくっびくっと痙攣させ、川崎の名前を呼びながら精液を放つ。
慣れない体位での射精のせいか新鮮な快感が全身を覆い、それに身を委ねながら川崎に搾られ続けた。
一旦ここまで
年度末からすげえ忙しくてめっちゃ間が空いてしまった
もう誰も見てないかもだがチマチマ投下していく
またノシ
乙です
見てますので続き楽しみです
ゴールデンウィークだしゆっくりしんしゃいな
乙
逆正常位とかちんぐり返しとか言うんだっけ
この二人にぴったりの体位だな
乙!
むしろ更新楽しみに待ってるわ
「あー、サキサキいいなぁ……」
海老名さんが羨ましそうな声をあげ、平塚先生はごくりと唾を飲みながら凝視している。
川崎はゆっくりと腰を揺すって優しく残りの精液を搾り取りにかかってきた。
もちろんどんなに優しくされたって達した直後の肉棒には過ぎた刺激であり、俺は呻きながら下半身を痙攣させる。
「あっ…………あっ…………」
「んっ……すご…………まだ、いっぱい出てる…………」
射精を体内で受け止める川崎がうっとりとした声をあげる。
やがて俺は全てを出しきり、川崎は掴んでいた足を離して腰を上げ、俺を解放した。
ばたりと四肢を投げ出して大きく肩で息をし、快感の余韻に浸る。
「そ、それじゃ、お掃除は私が…………あっ」
「悪いけど、八幡の一番搾りは全部あたしのものだから」
「うぁっ…………!」
海老名さんが寄ってくる前に川崎は俺の肉棒を口に含み、体液にまみれたそれを舌と唇で綺麗にしていく。
尿道に残ったものまで吸い出され、俺は思わず声を出して身体を仰け反らす。
お掃除フェラが終わって肉棒はすっかり元の固さと大きさを取り戻したが、俺自身はぐったりとしてしまっていた。
「ふふ、お疲れのようだな。私が比企谷の大好きなベッドで休ませてやろう」
そう言って平塚先生が俺の脚の間に身体を入れてくる。
肉棒を掴んで自分の豊満な胸の間に挟ませ、左右からしっかりと押さえて包み込んでしまう。
「良かったね八幡。おっきくて柔らかいおっぱいにチンポ包まれて気持ちいいでしょ?」
「ううー、サキサキもだけど、平塚先生も胸大きくてスタイル良くて羨ましいなぁ」
「正直男子生徒の視線を集めているのは知っているがな。でも生徒にこんなことをするのは比企谷だけだぞ。ほらほら」
「うっ……あ、あんま動かさないでください…………」
「そうだな。せっかくだからゆっくりしたまえ」
一瞬だけ上下に揺すって擦り上げられたが、その後は優しく包まれるだけで刺激は与えられない。
俺も動かず、平塚先生の胸の柔らかさをじっくりと肉棒で堪能する。
「ほら八幡、あんたの大好きなおっぱい、こっちにもあるよ」
川崎が腕で自分の胸を強調するように持ち上げながら見せ付けてくる。
それに対抗してか海老名さんも寄ってきた。
「わ、私も先生やサキサキほどじゃないけど、そこそこはあるよ」
「このあとはあたしたち全員が満足するまであんたとあんたのチンポに頑張ってもらうからさ、代わりに好き放題していいんだよ?」
横になっている俺の両側から二組の胸が迫ってき、それぞれの胸に手を伸ばして少し乱暴気味にそれらを揉みしだいた。
二人とも抵抗することなくそれを受け入れ、どころか愛おしそうに俺の腕を抱き締める。
なんだこのシチュエーション。美人教師に肉棒を胸で挟んでもらいながら、美少女クラスメート二人の胸を両手それぞれで愛撫しているなんて。
エロ漫画やゲームでもなかなかお目にかかれないぞ。
「んっ、うわ……すごいぞ比企谷。私の胸の中でペニスがさらに大きくなって反り返ろうと暴れている。しっかり押さえてないと逃げられそうだ」
「嬉しいな。八幡くん、私のおっぱいでも興奮してくれるんだね」
「そりゃそうでしょ。でもこうするともっとなると思うよ」
川崎が俺の手を引き離し、そのまま胸を俺の顔にぱふっと乗せて押し付けてくる。
こんなの、耐え切れるわけがない。俺は無意識のうちに腰を振って肉棒を平塚先生の胸で擦り上げてしまう。
川崎の背中に腕を回して離れないようにして乳首に吸い付き。
空いた方の手で海老名さんの胸を鷲掴んで揉み。
腰を小刻みに動かして平塚先生の胸で肉棒をしごき。
三組の胸を三通り堪能し、そのまま堪えきれず俺はついに射精してしまう。
川崎のとは違い、肉棒全体が包まれながら柔肉の中で精液を放つ。
「んっ……熱い…………私の胸の中で射精しているな……思う存分好きなだけ出していいぞ」
「八幡くぅん……もっと、乱暴に、揉んでぇ…………」
「ほら八幡、もっと思いっきりちゅうちゅうおっぱい吸いなよ」
三人の要望に応えながら俺は腰を揺すり、平塚先生の胸の中にたっぷりと射精した。
射精が終わり、仰け反った背中がベッドに付いて全身の力が抜ける。
海老名さんの胸から離れた手が投げ出され、川崎の乳首から離れた口から荒い息が漏れる。
「はあっ…………はあっ…………」
川崎が胸を俺の顔の上からどかし、平塚先生も起き上がって肉棒を解放する。
それを見て海老名さんが驚きの声をあげた。
「うわ、先生の胸、八幡くんのでべったべた…………すごいいっぱい出たね」
「しかし気持ちよくなってくれたのは嬉しいが、こんなに出るとこのあと比企谷がもつのか心配だな」
「大丈夫だよ、八幡の絶倫さは半端ないから。それより海老名、どうする?」
「え?」
「八幡のチンポと先生の胸、どっちを掃除する?」
「えっ、えっと…………りょ」
「両方ってのはなしだよ」
「あう…………先生の胸の方も捨てがたいけど、今回はおチンポをお掃除させてもらおうかな」
「じゃ、あたしは先生のを」
二人で相談をし、川崎は平塚先生の胸に、海老名さんは俺の下腹部に顔を寄せる。
直前で俺の方を見て、向こうに聞こえないように小声で囁いてきた。
「御主人様……私に、おチンポのお掃除をさせてください…………」
「…………ああ、頼む」
頭に手を乗せて軽く撫でると海老名さんは嬉しそうに笑い、俺の腹に飛び散っている精液を舌で掬い取り始める。
ちょっとくすぐったい。そういえばこういう時川崎は基本舌じゃなく唇を付けて吸っていたな。
ある程度口内に含んだ海老名さんは一旦口を離し、咀嚼するようにもごもごと顎と舌を動かしてじっくりと味わう。そのあと頭にあった俺の手を取り、自分の喉に当てさせてこくりと飲み込む。
それを幾度か繰り返して俺の腹の上にあった精液を全て舐め取ってしまった。
そのまま今度は肉棒に舌を這わせてくるのかと思ったら、予想外の行動に出られる。
舌でなく、頬を擦り付けてきたのだ。
「え、海老名さん? 何をっ…………」
「ん……お掃除…………私の顔で拭いてあげてるの…………」
頬だけでなく、額や顎、鼻と顔全体を使って肉棒に付着した体液を拭き取っていく。まるで自分の顔に塗りたくってマーキングしているかのようだ。
その慣れない刺激と光景に肉棒から少し失われていた硬度が取り戻されてしまう。
「えへへ、またおっきくなった……嬉しい…………」
そう言って息を荒くし、何かを懇願するような目でこちらを見てくる。
俺は再び海老名さんの頭を撫でながら許可を出した。
「…………いいぜ、姫菜。俺のをくわえながら自分で慰めろ」
「っ……! はいっ…………」
ぞくぞくと身体を震わせながら海老名さんは返事をする。
すぐに頬擦りを止めて俺の肉棒の先端をくわえ、もぞもぞと自分の下腹部に手を伸ばしていじり始めた。
「んっ……! んっ……!」
「もう我慢できなくてイきそうなんだろ? こっち見ながらイけよ。精液まみれになってるイき顔を見ててやるから」
「んーっ…………! んんっ…………! んううっ!」
しばらく俺の亀頭に舌を這わせていたが、すぐに堪えきれず海老名さんは絶頂に達してしまった。
その淫靡な表情に興奮してしまい、肉棒がさらに大きさを増す。二回も出してなかったら我慢できずに海老名さんの唇でしごかせて射精していただろう。
口内で膨らんだ肉棒に少し驚いたようだが嫌な素振りは見せず、そのままびくびくと身体を痙攣させて快感を貪っている。
イき終わるまで俺は海老名さんの顔を眺めながら頭を撫でてやった。
一旦ここまで
ほんと遅筆で申し訳ないです…………
またノシ
濃いのが出た(報告)
乙です
遅筆でも待ってます
乙!
乙
八幡が何発搾られるのか楽しみだ
「…………海老名、顔」
そばに寄ってきた川崎が海老名さんの顔を見て呆れたように言葉を発する。
反して海老名さんは笑顔を返した。
「うん。御主人様のを、私の顔でお掃除させていただいたんだ」
「はあ……ほら、こっち向きな」
海老名さんが頭を上げて身体を起こすと、川崎は海老名さんの顔に舌を這わせ始めた。
擦り付けた精液を舐め取り、自ら飲み込んだり海老名さんに口移しで与えて飲ませたり。
もうその光景だけで俺の肉棒は反応してしまう。それを察してか川崎の尻尾が伸びてきて肉棒に絡み付き、軽くしごかれて快感が全身を襲う。
これで声を出したら他から見たら突然感じ出した変な男に見られてしまうよな……注意しねえと。
つっても海老名さんはこんなだし平塚先生くらいだけど。そういや平塚先生は?
「ひ、比企谷…………」
「うわっ……いきなり声かけないでくださいよ」
平塚先生がいつの間にかすぐ近くにまで来ていた。頬を紅潮させて息を荒くし、切なげな表情になっている。
たぶん川崎による後始末であれやこれやされて興奮したが解消させてもらえなかった、といったところか。
そしてここで川崎の尻尾が肉棒から離れたということは、許可が出たと見て間違いないだろう。
「いいですよ平塚先生、自由に使っても。それとも俺からしましょうか?」
「…………いや、ありがたく使わせてもらう」
短いやり取りのあと、横になっている俺の上に平塚先生が跨いできて騎乗位の状態になる。
亀頭が秘口に押し当てられ、それだけで熱さと濡れ具合が十二分に伝わってきた。
もう我慢できないと言わんばかりに平塚先生は一気に腰を落とし、肉棒を最奥部まで迎え入れる。
「っ…………! あっ! ああっ!!」
ぐうっと背中を仰け反らし、びくんびくんと全身を痙攣させた。どうやら一瞬で絶頂に達してしまったようだ。
今まで焦らされたのもあるだろうが、川崎の能力で感度も上げられているのだろう。
顔のお掃除が終わったか、海老名さんが平塚先生の顔を覗き込むように近付いてきた。
「先生、入れただけでイっちゃったんですか?」
「んっ…………ああ、隠せるものでもないから正直に言うがな…………奥を突かれた瞬間に達してしまったよ」
「八幡くんのおチンポって凶悪ですよね。私も同じ経験あります」
「なんというか、奥を突かれて気持ちいいとか中でイくとか有り得ないと思っていたんだがな…………私も比企谷のペニスにすっかり開発されてしまったよ」
いやいや、たぶん俺じゃなくて川崎だから。俺なんてただの道具に過ぎないし。
が、そう言う前に海老名さんは立ち上がって平塚先生の後ろに回り、肩に手を置く。
「でもそのあと私こんなことされたんですよ」
「うん? …………っ! ああっ!」
ぐっと上から押して平塚先生の腰を深く沈めさせる。
一度奥を突かれて声を出したもののすぐに腰を上げて踏ん張った。
「イ、イったばかりなのに、奥を刺激されたら、壊れてしまうっ…………」
「でもそれが気持ちいいんですよー、ほらほら」
「や、やめっ…………」
ぐっぐっと上から押す海老名さんとそれに抵抗する平塚先生。
踏ん張りによって膣の締め付けがすごいことになり、奥まで出し入れはされないものの小刻みに上下して擦られ、凄まじい快感が肉棒を襲う。
歯を食い縛って堪えていたが、それに気付いた川崎が軽く笑いながらGOサインを出してきた。
なら、遠慮することはないしもう我慢がきかない。俺は平塚先生の腰を掴み、下から突き上げる。
「はうっ! ひ、比企谷ぁっ! 駄目だっ!」
「嘘はいけないですよ平塚先生。このエロまんこ、教え子チンポで突かれてすごい喜んでるじゃないですか」
「あはは、身体はやっぱり正直ですね。このまま身を任せて壊れちゃいましょうよ」
海老名さんはそう言って平塚先生と唇を重ね、舌を絡めだす。もう抵抗はされていないので肩から手を離し、その豊満な胸を揉み始めた。
平塚先生もそれらを受け入れ、俺から突き上げなくとも腰を振って亀頭を最奥部に突かせつつ揺する。
俺もいつ達してもおかしくない状態だったが、まだ堪えるつもりだった。が、川崎が俺の顔を跨ぎ、濡れそぼった秘口を見せ付けたところで俺の理性は崩壊してしまう。
川崎の腰を掴み、唇を付けて愛液を思いっきり啜る。もちろん舌で舐め取るのも忘れない。
その蜜に夢中になりながら腰を動かし、肉棒で平塚先生の中を蹂躙していく。
程なくして俺は射精感を覚え、それを耐えることなく思う存分に精液を吐き出した。
あっ…………。
あっ…………。
ああっ…………。
御主人様のまんこを舐めながら射精するの、すげえ気持ちいい…………。
俺は射精が終わっても愛液を啜るのを止めなかったが、川崎が俺の手を制して顔の上からどいてしまった。
一方、平塚先生は海老名さんに寄り掛かったまま動かない。いや、動けないのか?
「先生意識ないよー。八幡くんのおチンポにイかされまくっちゃったからね」
「もう他人に見せられない顔してるね。気持ち良かっただろうけど」
確かに平塚先生の顔はだらしなく弛緩し、口の端から涎まで垂れている。しかしそれすらも淫靡に感じ、また下半身が反応しそうになってしまう。
というか飲み込んだ川崎の体液に能力が付与されていたようで、全然萎えない。どうやら回復に加えて精力増強までされたようだ。
まだひくついて柔らかく肉棒を刺激するその秘口をまた蹂躙したい欲求に駆られてしまう。しないけど。
「とりあえず横に寝かしとこっか」
「そうだね」
川崎と海老名さんは平塚先生の身体を抱えて俺の上からどかし、横たわらせる。
抜いた時にまだ固いままでびんとそそりたつ肉棒を見た二人の目は、期待と羨望が入り交じっていた。
「八幡くん……じゃなかった、御主人様。おチンポ、また私にお掃除させていただけますでしょうか?」
「あ、ああ。頼む」
海老名さんは今度は顔で拭いたりするようなことはせず、舌を肉棒に這わせ始める。
川崎は俺と唇を合わせたあと、耳元でそっと囁いてきた。
「先生がダウンしちゃったけどあんたのチンポはまだまだ元気そうだね。もし海老名まであんなふうになったら、あたしが頑張るしかないかな?」
「!?」
ふふっと川崎が悪戯っぽく笑う。
これは要するに海老名さんも平塚先生みたくイかせまくってダウンさせたら、川崎が俺を犯してくれると言うものだ。もしくは二人の代わりに俺が満足するまで俺の欲求を受け止めるか。
「わっ…………」
海老名さんが驚いた声を上げる。
肉棒が反応して反り返り、ぺちんと海老名さんの頬を叩いたからだ。
「すご……もう何回も出してるのにまるで今から始めるみたい…………」
「…………おい、姫菜」
「っ……! は、はいっ…………」
「四つん這いになってこっちに尻を向けろ」
「え、で、でも、私が御主人様に御奉仕を…………」
「聞こえなかったか?」
「んっ…………! わ、わかりました…………」
海老名さんはぞくぞくと身体を震わせ、恍惚とした表情で俺の言う通りにする。
俺は身体を起こし、いきり立つ肉棒を海老名さんの秘口に押し当てた。
しかしそのまま入れたりはせず、周辺や尻に擦り付けまわす。
「あっ……んんっ…………」
切なげで、それでいて物足りないというような声を上げ、小刻みに腰を震わす。
それでも自分から要求することはなく、ただ俺を待っている。正確には俺の肉棒をか。
「姫菜、おねだりしてみろ。エロくな」
「っ……ご、御主人様ぁっ…………頑張って締め付けて、御主人様のおチンポ気持ちよくさせますからっ…………このおまんこオナホ、使って下さいっ…………」
「どんなふうに使ってほしいんだ?」
「いっぱい腰振っておチンポ擦って気持ちよくなって…………おまんこの奥に精液注いで下さいっ…………」
もう言葉だけで達してしまいそうなほど海老名さんの声色は感極まっている。
俺もだいぶ昂ってしまったので、遠慮なく海老名さんの中に肉棒を侵入させた。
「はううっ! あっ! あっ!」
一気に奥まで突き立て、そこからゆっくりと出し入れしてやると、海老名さんの口から抑えきれない声が出てくる。どうやら軽く達したらしい。
もちろんそんなことは意に介さず、俺は腰を動かすのを止めない。
「あっ! あっ! あんっ!」
突くたびに身体を震わせて声が漏れ出てくる。
川崎が海老名さんの正面に回り、顔を覗き込む。
「海老名、あんたも先生に負けず劣らずすごい顔になってるよ」
「だ、だって、おチンポ気持ちい…………ああっ!」
「ふふ、その顔、撮ったげようか?」
川崎が手にしているのは例によって俺のスマホだった。動画撮影モードを起動しようとしているようだ。
が、海老名さんは首を振る。
「ううん、顔じゃなくて…………貸して」
「ん、はい」
何をしようとしているんだろうか。俺は阻害しないよう一旦動きを止めた。
川崎からスマホを受け取った海老名さんは撮影モードになっていることを確認し、自分の膝の間あたりに置く。
もちろんカメラは上向きだ。
御丁寧にライトまでオンにして、しっかりと結合部を撮れるようにしている。
「へえ、繋がってるとこ撮られたかったんだ。チンポ出し入れされてるとこも撮っちゃう?」
「だけじゃなくて……私のおまんこオナホに中出しされるとこまで…………ああっ!」
カメラを向けた辺りから締め付けが強くなり、肉棒を刺激してくる。
もう興奮して海老名さんが言葉を言い終わる前に俺は動きを再開した。
「姫菜、撮られて興奮してんのか? 中がすごいことになってんぞ」
「はいっ……はいっ…………御主人様におチンポ入れていただいて、それを撮影していただけて嬉しいです!」
「あとで動画渡してあげるからそれでオナニーしなよ。海老名そういうの好きでしょ?」
「好き、好きぃっ…………御主人様に犯していただいてる動画見ながらのオナニー、三番目くらいに好きぃっ!」
「へえ、じゃあ一番と二番に好きなのは何なの?」
「一番は! 今みたいに、おまんこを御主人様にオナホ扱いされてっ! 容赦なく中に出されるのが、好きっ!」
「二番目は?」
「御主人様の下半身に! 御奉仕するのが、好きっ! ああっ!」
「チンポに?」
「おチンポだけじゃなくて、玉やお尻の穴も! 口や舌で御奉仕させていただくの、大好きぃ!」
「ふふ、だって、比企谷。よかったね、御主人様冥利に尽きるでしょ?」
そんなことを言われても反応に困る。というかちょっと言葉を返す余裕がない。
今のやり取りでもさらに興奮が増し、そろそろ射精が我慢できなくなりそうだ。
それを察して川崎は俺のそばにやってきて唇を合わせ、舌を口内に侵入させてくる。
その舌にむしゃぶりつきながら激しく腰を振り、俺は思う存分に精液を海老名さんの中に放った。
一旦ここまで
まだサキサキとヤれない
頑張る
またノシ
乙
海老名さんエロすぎやしませんかね(シコシコ
ふぅ
乙です
乙々!
倅も非常に喜んでおりました
「ん、はぁ…………中にいっぱい、出されたぁ…………」
俺の射精が終わって動きが止まると、海老名さんは上半身をベッドに突っ伏しながら満足そうに呟く。
が、俺の方はそうではない。川崎に新たに能力が付与された唾液を飲まされ、それによってさらに精力が上がってしまっている。
肉棒も全然萎えることなく固いままで、俺は再び腰を振って海老名さんの膣内に出し入れし始めた。
「はうっ! あっ、あっ! ダメェっ!」
ぐうっと海老名さんの身体が反り返り、悲鳴を上げる。
身を捩って逃れようとする腰をしっかり押さえ、容赦なく奥を突く。
「あっ! ああっ! 壊れる! 壊れちゃう!」
「うるさいオナホだな。道具が逆らってるんじゃねえって」
俺はぱんっ、と手のひらで海老名さんの尻を叩く。
それだけで海老名さんは抵抗するのを止めた。
「今姫菜が言っていいのは『まんこ使って下さい』と『中に出してください』だけだ。わかったか?」
もちろん本心から言っているわけではない。ただ俺が川崎に言われたい言葉をアレンジしているだけだ。
果たして効果は覿面だったようで、あっという間に海老名さんは再び絶頂に達してしまった。
「あっ……! あっ……! ご、御主人様……申し訳、ありません…………お仕置きに、このはしたない雌奴隷イきまんこ、壊れるくらい使って下さいっ…………! 中に、出してくださいっ…………!」
「言われるまでもねえよ」
海老名さんの様子など気にせず、俺はただ射精への快楽を求めて腰を振る。
川崎は楽しそうに笑いながら俺の背中に胸を押し付けつつ後ろから抱き締めてき、耳に舌を這わせてくる。
「ふふ、立派に御主人様してるじゃない。今度あたしもあんたにあんなふうに言ってあげるよ」
望み通りの展開だった。さっきのはこうしてほしいという川崎へのアピールでもあったわけで。
我ながらドMにも程があるよなあ。
「それよりほら、そろそろ勘弁してあげな。本当に海老名のやつ、壊れちゃいそうだよ」
海老名さんはもはや出る声も掠れており、両腕は力なく投げ出されていて全身を痙攣させるだけだった。連続で達し続けてこんな状態になってしまったようだ。
俺の方もそろそろ限界が近く、川崎に向けて舌を出す。
すぐにそれに川崎が自分の舌を絡めてき、俺はそれを甘受しながら海老名さんの中に再び射精した。
「っ……はぁ…………気持ちよかった…………」
「ん、いっぱい出したね。ちゃんとカメラに映るようにゆっくり抜きなよ」
俺は言われた通り位置を動かさないようにし、ゆっくりと腰を引いて肉棒を抜く。
抜き終わったあとすぐ川崎はスマホを手にし、海老名さんのひくついている局部をアップで収める。
ついでに写メも何枚か撮ってからカメラを終了させた。
「これ、あとで海老名に送っとけば喜ぶよ。ついでにあんたも夜のオカズにしちゃえば?」
「しねえから。俺がオナるのは御主人様の命令があったときだけだし、本格的にオカズにするのも御主人様だけだ」
「またそんなことを平然と…………」
「今更だろ」
「そうかもね」
それより俺の肉棒はまだ全然物足りなくて勃起しっぱなしなんだが。
もう平塚先生も海老名さんも気絶状態で、約束通り川崎が相手してくれるんだよな?
「じゃ、命令」
「え?」
「このオナホ使ってオナニーしなよ。あんたが満足するまで、何度でも使っていいよ」
そう言って川崎は横になりながら足を開き、指で秘口を広げてさらけ出して俺を誘う。
一瞬で理性が飛びそうになるのを押し留めるのは並大抵の労力じゃなかった。油断したら即座に獣のように川崎に襲い掛かってしまいかねない。
「い、いや、それはっ…………」
「ガン攻めされてる海老名を見て羨ましくなっちゃったってあたしのおまんこが言ってるよ。ほら、こんなになっちゃってる」
川崎のそこは蜜が溢れ出てテカっており、何かを待ち焦がれるように蠢いている。
そこに肉棒を差し込んだらどんなにか気持ちいいだろう。想像しただけで興奮はさらに高まり、理性を消し飛ばしていく。
それでもどうにか飛び掛かるような真似はせず、緩慢な動きで肉棒を秘口に押し当てた。
「御主人様……御主人様のまんこで、オナニーさせていただきますっ…………」
「ん、いいよ。おっぱい揉みながらでも、乳首吸いながらでも、舌絡めながらでも、好きなことしてあたしのおまんこでオナニーして。もちろん何度でも、ね」
もう理性なんて欠片も残っていなかった。ただ本能のままに、望むままに川崎の中で射精したい。
俺は腰を進めて肉棒を一番奥まで挿入する。
「んんっ……おっきいの、入ってきたぁ…………やっぱ八幡のチンポ、最高…………」
先程までの澄ました表情を崩しながら川崎が感慨深そうに呟く。
中も嬉しそうに肉棒を締め付けてき、早く精液を寄越せと言うようにうねりながら刺激を与えてくる。さっき大量に飲ませたことなどなかったかのようだ。
俺も早く射精したいと思う反面、もっとじっくり川崎の中を味わいたいとも思ってしまう。
しかしこちらが動かずとも肉襞の動きは確実に俺を昂らせて射精に導いていく。
どうやら肉棒に絡み付く愛液にも感度上昇の能力が付与されているようだ。
「う、あ、あ……嫌だ、まだイきたくねえ…………まだ、沙希のまんこ、感じてたいのに…………もう、出るっ…………」
「いいよ、出しちゃいなよ。何度でも使えるオナホなんだから、またすればいいじゃない」
「さ、沙希っ…………沙希っ…………」
「ほら、チンポの先っぽ一番奥にぐりぐりしてさ、思いっきり精液をあたしの中に出しちゃお」
「う、ぐ、ああ…………」
さらにぐっと腰を進め、亀頭を子宮口に押し付けた。
川崎の身体がびくんと跳ね、余裕を失った声が漏れ出てくる。
その口を俺は自分の唇で塞いで舌を絡め、思いきり川崎を抱き締めながら身体を揺らす。
あ…………あ…………出る…………出る…………川崎の中に…………射精するっ…………!
「んんっ!」
「んうっ!」
びくんっと俺の身体が震え、凄まじい勢いで精液が肉棒の先端から飛び出る。
それを受け止めた川崎は俺にしがみつきながら全身を痙攣させた。
もちろん一度では終わらず、二度三度と放つ俺もそれを受ける川崎も呻きながら快感を貪り合う。
全て出し切る頃には俺も川崎も呼吸が乱れて苦しかったが、それでも唇を離さない。そのまま余韻に浸りながら最後の一滴まで川崎の中に注ぎ込んだ。
「何回目だったかわからないくらい出してるのに、まだこんなに美味しくていっぱい…………」
唇が離れると、川崎はうっとりとした表情で呟いた。
俺の背中に回されていた両腕が首に移動し、再び抱き締められてすりすりと頬擦りされる。ちょっとくすぐったい。
が、しばらくして何かに気付いたようで、俺の顔を上げさせて目を合わせる。
「…………もしかして、まだやりたいの?」
「………………………………はい」
川崎の中に収まっている肉棒はちっとも萎えていない。射精する前と変わらない大きさと固さを保ったままだ。
ついでに欲求も全然治まっていない。まだ出せる、というか出したい。
そんなわけで。
「沙希…………」
「んんっ!? ちょ、ちょっと、休憩しよ休憩! ね?」
「御主人様、満足するまで使っていい言った。俺、まだ満足してない。続き、する」
「な、なんで片言なのさ…………ああっ!」
俺は腰を揺すって亀頭で子宮口を擦り、ぴんと尖った乳首に吸い付く。
川崎は身体を跳ねさせながら声を漏らした。
「んっ、ああっ! いいっ…………良すぎて、何も考えられなくなるぅっ…………」
俺は川崎の最奥を突き、何度も絶頂に導いてやる。
肉棒を包む襞は一瞬たりとも止まらずに締め付け続け、射精をせがんでくる。
そろそろ我慢ができそうにない。俺は乳首から唇を離し、再び川崎のと重ね合う。
それが合図と理解したかはわからないが、川崎は俺の身体に両手両足を巻き付け、思いっきりしがみついてきた。
連動してさらに締め付けが増し、もう限界だ。
「んっ、んんっ、ん…………んうっ! ううっ!」
俺は遠慮なく川崎の中に精液を吐き出す。
その量と勢いはこれっぽっちも衰えず、尿道を通り抜けるたびにめくるめく快感が俺の全身を襲う。
出し終える頃には川崎の四肢は俺から離れて投げ出され、力が入らないといったようにぐったりとしていた。
「ん……すご…………あんたみたいな性奴隷がいて、御主人様として誇らしいよ…………」
川崎は満足げにそんな言葉を出した。
それ自体は嬉しいことだし、これからもずっと尽くそうとは思う。
しかしこれで一区切り、みたいな言い方はどうなのか。御主人様の性奴隷はまだまだこんなもんじゃない。見くびってもらっては困る。
さっきの命令通り、俺が満足するまで御主人様の身体を使わせてもらう。
「んっ、ああっ!」
俺が再度腰を動かし始めると川崎の表情が信じられないというものに変わる。
もちろん身体を襲う快感に戸惑いながらだ。
「う、嘘っ!? はちま…………んっ…………!」
俺は余計なことを命令されないよう唇を塞ぐ。頭を押さえて離れないようにし、舌を絡めながら腰を振る。
そうやって俺は幾度も川崎を絶頂に導き、幾度も川崎の中に精液を注ぎ込む。
ああ……気持ちいい…………どれだけ色んな事をしても、誰とやっても。やっぱり川崎の中に出すのが一番気持ちいい…………。
そろそろ回数の桁が上がったか、というところで俺はようやく身体を起こし、川崎の中から肉棒を引き抜いた。
川崎はびくんと身体を震わせたが、それ以上の反応がない。どうやら意識が飛んでしまったらしい。
ちょっとやり過ぎたか、とは思うが、川崎自身の命令だったので仕方がないところだろう。
さて、満足したかと言えば満足したが。欲を言えばあと一回くらい出したい。実はお掃除も兼ねて最後に口でしてもらおうかと思っていたのだが、現状ではそうもいかないか。
川崎も、海老名さんも、平塚先生も
、みんな目を覚まさないままぐったりとしている。
うん。
ていうか。
三人が裸で横たわっている光景ってエロいよなそりゃ。ヤって血行が良くなっているのかみんな色っぽいし。
かといって寝ている間に犯すのもどうだろうか?
川崎や平塚先生は万一怒られたら怖いし。海老名さんは平気だろうけど、後で『何でそんな美味しいシチュで動画撮っとかないの!?』みたいな理不尽な文句を言われそうだ。
ここはおとなしく手を借りるだけにしとくか。文字通り。
俺は横たわる川崎と海老名さんの間に座り、川崎の手を取って肉棒を握らせる。
そのまま上下にしごかせ、射精へと導かせていく。
「う……はぁ…………」
いつもと違う状況に興奮を覚え、声とも溜め息ともつかぬものが俺の口から漏れ出た。
空いた手で海老名さんの胸を少し乱暴気味にむにゅむにゅと揉む。別に起きたって構いやしない。
そうしているうちにやがて射精感が近付いてき、結局目を覚まさない海老名さんの手を取って手のひらを亀頭に押し当てる。
「う……お…………おっ……! ああっ……! あっ……あっ…………」
川崎の手で海老名さんの手に射精し、俺は呻きながら快感を譲受した。
やべえ、すげえ気持ちいいし興奮する。これも後で話したらやっぱり海老名さんに撮っとけと文句言われそうだな。
このプレイだけは黙っとこう。そう決心して俺はベッド脇のティッシュに腕を伸ばし、肉棒と二人の手の後始末をする。
それらを終え、誰も起こさないようにそっとベッドを抜け出し、俺はソファーへと腰を落ち着けた。
一旦ここまで
この4Pの終着点が見えない…………
またノシ
濃いのが出る
乙です
乙
つまりこのスレは4Pだけで埋まってしまうわけだな
「ん…………」
ちょっとソファーに座ったままうとうとしてしまったか。
壁に掛けられている時計を見る限りほんの少しのようだが。
そのたった数分なのに、いつの間にやら川崎が俺の太ももに頭を乗せてソファーに横になっていた。
いや、本当にいつの間に…………。
「……………………」
うん。とりあえず頭を撫でておくか。もちろん起こさないようにそっとだ。
そういや以前もあったなこんな状況。確かあの時は寝顔を写メで撮ったんだっけか。
それを警戒してってわけでもないんだろうが、今回川崎はこちら側でなく反対を向いていた。別に撮ろうと思えば撮れるけども。
撮らないけどね。見たかったらいつでも見れるし。
しかしまあ。改めて思う。川崎に告白されたあの日から、女に縁がないと思っていた俺の人生はがらりと変わってしまったな。川崎だけでなく複数の女性とも交わってしまい、しかもみんな納得済みで。性関係だけなら超絶リア充なんじゃないだろうか俺って。
それもこれも俺なんかを好きになってくれたという川崎のお陰だな。
「……………………愛してるぜ、沙希」
ついそんな言葉が口に出た。
一瞬恥ずかしくなってしまったが、そんなのは序の口だというように、直後に俺はさらに居たたまれない思いを抱えてしまう。川崎の耳が真っ赤になっているのに気付いたからだ。
何だよ! 起きてんのかよ!? 絶対今の聞かれてしまった!
しかし川崎は少しだけ身じろぎをしてそのまま動かない。にやついてからかってくるんじゃないかと思ったが、どうやら川崎も照れているようだ。
うん。ここはお互いなかったことにしよう。俺は平静を装って川崎の頭を撫で続ける。
少しして落ち着いたか川崎が身体を起こして、こっちを向いた。まだちょっと顔が赤いが。
そのまま何も言わず俺の横に座って首に腕を回し、頬にキスしてくる。いや、頬だけでなく顔中色んなところにだ。
最後に唇を重ね、軽く舌を絡めてから顔を離した。
「比企谷」
「お、おう。何だ川崎」
「あたしが意識なくしてからも出したでしょ。身体大丈夫なの?」
「ああ、それは全然平気だ。何てったって御主人様の精液製造機だからな」
「へえ。じゃ、今からもう一回って言ってもいいの?」
「ああ。構わない」
「え」
俺の即答に、揶揄するような川崎の表情が驚きに変わる。
証明するように俺は川崎の手を肉棒に導いた。
「嘘……こんなになって…………」
「御主人様とベロチューしたらそりゃそうなるさ」
「ん、素敵…………実はあたしももうすごいことになってるよ。子宮に響くようなこと囁かれたからね」
何のことだ、と思ったがすぐに理解する。さっきの俺の言葉だ。なかったことにしてくれねえのか…………?
誤魔化すように俺は川崎を抱き寄せて唇を合わせ、手を陰部に伸ばす。言葉通り川崎のそこはすでにたっぷりの蜜が溢れていた。
「ん…………もう、入れるよ…………」
川崎は俺を跨ぎ、キスをしながら焦点を合わせて腰を下ろしていく。
いつも昼休みにしている体位だ。違うのはお互い全裸なことである。
触れ合う肌が心地好い。俺達は一つになりながら背中に腕を回して強く抱き締め合う。
いつもは声が出せないのが少し不満に思っていたが、やはり向かい合っている時は舌を絡めながらやるのが気持ちいい。俺は川崎の口内を蹂躙しながら腰を揺すり、肉棒で膣内を抉った。
川崎も俺に合わせながら身体を動かし、快感を求めて腰を振る。声は抑えなくともいいので、唇の端から喘ぎ声が漏れ出てきてそれが俺の興奮をさらに高めていく。
「はっ、八幡っ…………あたし、もう…………」
「ああ、イっていいぜ御主人様。俺ももうすぐ出そうだ」
「んっ……お願いっ…………キス、キスしてぇ…………あたしの舌、吸ってぇ…………んんっ!」
離れた唇を再び合わせ、川崎の舌を自分の口内に招き入れて思いっきり吸う。
川崎の身体がびくびくっと震え、肉棒を包む襞が締め付けを強くなる。もう絶頂寸前のようだ。
俺は川崎の背中に回していた腕を下ろして腰を掴み、ぐっと下げさせて亀頭を子宮口に押し付ける。
その瞬間川崎の身体が大きく痙攣し、絶頂に達してしまう。
尿道口が子宮口に吸い付かれて物凄い快感を生み出し、我慢する間もなく俺も一瞬で射精まで持っていかれてしまった。
「んっ……! んっ……!」
出てる。精液が川崎の中に出てる。ああ、気持ちいい…………。
もうこっちが動かずとも、川崎の膣と腰が最後まで搾り取ろうと動き、射精を促す。
俺はそれに逆らわず身を任せ、されるがままに一滴残らず精液を川崎に注ぎ込んだ。
「はあ…………」
「や……離れちゃ、やぁ…………」
射精が終わって荒い息を整えようと唇を離すと、すぐに川崎がキスをせがんでくる。
というか久々にこんな甘えん坊モードを見るな。ちょっと弱点の奥を突き過ぎたかもしれない。
もちろん嫌ではないし断る理由もないので俺は再び唇を重ねる。今度は舌を絡めたりしない、余韻を味わう触れ合うだけのキスだ。
しばらくして満足したか川崎は唇を離し、頬擦りをするように俺の肩に顎を乗せてぎゅっと抱き付いてくる。それを優しく抱き止めながら背中を軽く撫でてやった。
「あーっ!」
そろそろ身体を離すか、と思ったところでそんな声が響く。
もちろん俺ではないし川崎でもない。声の主はベッドの方だ。
「私たちが気絶してる間に二人でいちゃついてる! ズルい!」
目を覚ました海老名さんが不満の声をあげる。
いや、ズルいって言われても…………。
「気絶なんかする方が悪いんでしょ。残念だけどもう八幡の精液いっぱい搾り取ったから残ってないかもよ」
「ううー…………」
「いっぱいって、何発ヤったと言うんだ…………?」
「もう二桁は確実にね」
「なっ…………!?」
平塚先生が驚愕の声をあげ、溜め息を吐く。
海老名さんも悔しそうな表情だ。
「いや、逆に助かってるのか。正直なところ、私には比企谷のその絶倫さを受け止めることが出来るとは思えん」
「うー、確かに私もさっさと意識失ったから文句も言えないけど…………」
「凄かったよ。出しても出してもまだチンポ固くて精液注いでくるんだから。あたしも壊されるところだった」
いや、偉そうに言うけど川崎も一回気を失ったよな。まあ回数をたっぷりこなしてからだからわけが違うが。
ちなみに搾り尽くしたみたいなことを言っているが、俺の肉棒はまだ川崎の中で硬度を保ちっぱなしである。もうやらなくてもいいくらいに満足はしているけども。
それに気付いているだろう川崎は一瞬俺に悪戯っぽい笑みを浮かべたあと、肉棒を抜いて身体の前後を反転させてすぐにまた自分の膣内に受け入れさせる。今度は背面座位だ。
「んんっ……それに、八幡はあたしのものだからね。それをズルいなんて言われる筋合いはないよ…………あんっ…………」
身体を震わせながら快感に悶える川崎。その反応と蜜壺の締め付けに俺の肉棒はさらに固さを増す。
それを見せ付けるかのように川崎は俺に寄り掛かりながら大きく脚を開いた。
「あっ……! ふふ、チンポが喜んでるのがわかるよ。繋がってるとこ二人に見られて、嬉しいんだね?」
見られて嬉しい反応を示しているのは俺よりもむしろ川崎の方だと思う。
そんな川崎をもっと悦ばせるべく、俺は川崎の腰を掴んで身体を揺すり始めた。
「あんっ……! 気持ちいいとこ、擦れてるぅ…………っ!」
川崎は声も表情も身体も全部で悦楽を表現する。
自分でも腰を動かし、俺から与えられる快感を増幅させていく。
「いいっ……チンポ、気持ちいいっ…………! 好き、好きぃっ…………!」
淫靡な表情で乱れる川崎。俺はそれをさらに乱すべく、手を移動させる。
右手の指で陰核を弄り、左手は乳首を摘まむ。その刺激に川崎はひときわ大きな声をあげた。
海老名さんと平塚先生はベッドから降り、すぐそばで川崎の恥態を凝視している。その視線はどこか羨ましげだ。
特に俺と川崎の結合部に目線は集中し、息を荒くしながら二人とも自分の股間を弄っていた。
二人が俺達の営みをオカズに自慰をしていると思うと一気に興奮度が増す。俺はすでに何度か達している川崎に声をかける。
「沙希っ……いくぞ、中に出すからなっ…………!」
「来て、来てぇ! あたしのイきまんこに出してっ!」
「沙希ぃっ…………うっ! ううっ!」
肉棒が震え、川崎の中に精液を吐き出す。
先程まであんなに出したのに、まだこんな大量に出ることに自分でも驚いてしまう。
「あっ……あっ…………ああー…………すっげえ出た…………気持ち良すぎ…………」
「んっ…………お腹、ヤバい……きゅんきゅんしてる…………」
俺も川崎も余韻に浸りながら大きく息を吐いた。海老名さんと平塚先生も達したようで、俺の脚にもたれ掛かりながらぐったりとしている。
さすがにもうサキュバスの能力無しでは一旦打ち止めのようで、固さを失った肉棒が膣圧でずるりと押し出された。
「ん…………」
「うっ…………」
それが当然だというようにその肉棒を海老名さんが口を開けてくわえ、舌を這わせて体液を舐め取っていく。
平塚先生は慈しむように陰嚢を指で転がすように撫で回す。
俺は全身の力を抜いてされるがままにその後始末と心地好さに身を任せた。
一旦ここまで
まだ予定の半分も進んでない。4Pが終わるのいつになるやら…………
またノシ
乙です
つまりまだまだ続くという事で楽しみです
乙
ところでもう他の作品は書かないのかな?
幼なじみものとか幼なじみものとか幼なじみものとか
「んー、そろそろお風呂入ろっか。一回汗を流してお昼ご飯にしよ」
そのままの体勢でしばらくだらけていたあと、川崎がそんなことを言う。
俺の脚に寄り掛かるようにしていた海老名さんと平塚先生も身体を起こした。
「ふむ。そろそろ小腹も空いたしな」
「いいねー。あれ、でもまだお湯張ってないよね。とりあえずシャワーだけでも?」
「いや、さっきセッティングしといたからね。ちょうどいいくらいだと思うよ。浴槽も広いからみんなで浸かれるし」
そう言うと三人とも立ち上がり、何も身に付けないまま浴室へと向かう。
俺は黙ってそれを見届けている。
「ほら、何してんの? 早く行くよ」
って俺もかよ。いや、確かに俺も汗はかいたが一緒に入る必要はないだろ。
が、反論する前に三人とも俺のところに戻ってきて無言で腕や肩を掴み、容疑者を連行するように浴室に引っ張られていく。
弱いなあ俺。特に逆らう理由もないのでなすがままにされるが。
誰も服を着ていないので脱衣場をさっさと通り抜ける。一応俺は今更だがタオルくらい巻くかと思ったが、手にした瞬間それを予想していた川崎に奪われて放り投げられた。
あの。恥ずかしいんですけど…………。
「今更何言ってんの。もっと色々してんのに」
「それとこれとは…………」
「いいから、ほら」
川崎に促されるままになる俺。
まあ御主人様に理由なく逆らうものでもないか。
三人とも髪をまとめ、あまり濡れないようにしていた。川崎だけだったらサキュバスの能力ですぐに乾かすこともできるのだが、平塚先生や海老名さんがいる以上そうもいかないか。
交代でシャワーを浴び、順番に湯船に浸かっていく。当然俺は最後だ。
しかし複数の女性のシャワーシーンを間近で見せられるとはな…………あれだけ出しまくったから何とか耐えたが、危うくまた肉棒がそそりたってしまうところだった。肌が濡れるさまを惜しげもなく晒されては仕方ないことだろうが。
三人が浴槽に入ったので、改めて俺もシャワーを浴びる。ぬるいくらいのお湯が心地好い。
汗や体液を流してお湯を止め、俺も浴槽に入る。三人とも何やら盛り上がって話をしていたので、俺は邪魔にならないよう端っこに寄って肩まで浸かりながら気配を消す。
といってもこんな状況で存在感を消し去るなんてステルスヒッキーの異名を持つ俺でもさすがに無理だった。
川崎が立ち上がってざぶざぶとお湯をかき分けてこちらに歩いてき、俺に背を向けて足の間に座り、もたれ掛かってくる。さらに俺の両手を取って自分の腰に巻き付かせる。
「それでさ、さっきの話の続きなんだけど…………」
「いやいや、待って待ってサキサキ」
「なんでナチュラルにいちゃつくんだ羨まけしからん」
「え? 八幡はあたしのものだしどうしようとあたしの自由でしょ?」
「ぐぬぬ」
「うぬぬ」
「それにいちゃついてなんかないし。ちょっと疲れたから背もたれが欲しかっただけだよ」
何でもなさそうに言うが、ちょっとした優越感を隠し切れてないのが俺クラスになるとわかる。
そんな川崎を俺はしっかりと支えられるように位置調整しながら姿勢を整えた。
「それに比企谷には椅子以外の大事な仕事もあるしね」
え、なんだそれ。知らない。
俺の疑問をよそに川崎は俺の手を取り、自分の胸にあてがう。下から持ち上げるような形だ。
「大きくて重いおっぱいを支える仕事さ。肩が凝っちゃうから」
「いやいや、普段ならまだしも風呂に入ってるときはいらないだろ浮くんだから。川崎より大きい私が言うんだから間違いない」
「うう……二人に比べたらさすがに口出しできない…………私だって小さい方じゃないのに…………」
むしろ俺の方こそ口出しできない会話だった。
それでも役得ではあるので、黙ったまま川崎の胸を支えておく。揉みたい衝動もあったが、賢者モードによる強固な理性でそれをねじ伏せる。
色んな感情の籠った視線が二人から投げ掛けられたが、気付かない振りをしておこう。
入浴を終えて脱衣場でそれぞれ身体をバスタオルで拭き、備え付けのバスローブを身に纏う。
ちなみに浴槽から出る際に肉棒を立たせてしまっていたのを見付けられた時は、呆れを通り越して感心したような目で見られた。
当の原因である、胸を支えさせた川崎は身体をくっつけていたから気付いていただろうけども。
「これが若さか…………」
「いや、違いますって。自分で言うのも何ですけど、俺って相当特別だと思いますよ」
むしろこの精力もサキュバスである川崎から見て俺に好意を抱く部分だろう。
さすがに今すぐ襲いたいほどではないのだが。
「さて、ご飯の前にやることがあるね。あたしからの甘やかしタイムだよ」
「甘やかしタイム?」
「そ。海老名、こっちに来てここに座りな」
「え、うん」
海老名さんは言われた通りベッドの縁に座り、川崎はその後ろについて電池式のドライヤーのスイッチを入れて海老名さんの髪を乾かし始めた。
手櫛とドライヤーの合間に不自然でない程度に能力を使って整えている。
終わって自分の髪を触った海老名さんは驚きの声を出す。
「え、嘘? こんなにサラサラで艶やかになってる…………」
「ま、あたしの特技のひとつさ。元々の素材がいいからってのもあるけど」
確かにサキュバスの特技のひとつではある。
というかあの汚れを弾く能力って、肌や髪を瑞々しくさせたりする効果も混じってんじゃねえかなぁ。
「じゃ、平塚先生も」
「う、うむ。よろしく頼む」
川崎は同じように平塚先生の髪を乾かしていく。
何とかその技術を見極めようと海老名さんが凝視しているが、傍目には普通にドライヤーで乾かしているようにしかみえないだろう。
ていうか本当にそうしているだけだしな。今の川崎は以前よりかなり自在に能力を使いこなしているようだ。
長さの分、海老名さんより時間がかかったが、平塚先生は自分の髪に驚く。
「おお……結構変わるものなんだな…………」
「ちゃんと手入れすればそのくらいにはなるよ。じゃ、次はこっち」
そう言って川崎はぽんぽんと自分の太ももを叩く。
ドライヤーを持っていた手にはいつの間にか代わりに耳掻きが握られていた。
「本当に甘やかしてくれるんだな…………せっかくだし頼むか」
「ん、いらっしゃい。強かったりしたら言ってね」
川崎は自分の太ももに頭を乗せた平塚先生の耳掃除を始める。
次は自分の番かと期待している海老名さんに俺は手招きをした。
「ん、どうしたのヒキタニくん?」
「えっと、海老名さんて、耳は敏感な方か?」
「んー、人並みだと思うけど。何、あとで耳を責めてくれるの?」
「いや、そうじゃなくて…………まああれだ、川崎の耳掃除って気持ちいいから気を付けろってことだ」
「そんな大袈裟な」
「あれ見てもそんなこと言えるか?」
俺が指差した方向には、気持ちよさのあまり表情をだらしなくさせた平塚先生の顔があった。
時折声も漏らしているが、もはや隠す気もないようだ。
「…………気を付ける」
「まあ言っといてなんだけど、我慢しないで受け入れた方が気持ちいいぞ」
「うーん」
ちょっと葛藤しているようだ。
そうこうしている間に反対側の耳も終え、平塚先生は川崎の太ももから頭を上げてベッドに寝転がる。
「いやあ、幸せな時間だった…………」
「そう言ってくれると嬉しいね。さ、海老名、あんたの番だよ」
「う、うん。よろしくお願いします」
すこしおそるおそるといった感じで川崎の太ももに頭を乗せる海老名さん。
想像の通り、数分後には声を上げて快感を甘受する海老名さんの姿がそこにはあった。
「もう、どうしてくれるの。ヒキタニくんだけでなく、サキサキなしでもいられなくなる身体になっちゃうじゃない」
少々理不尽に怒る海老名さん。まあ川崎の耳掃除はプロレベルだしな。
そんなこんなで各自持ち寄った昼食を終え、ソファーやベッドで適当に休憩しているわけだが。
……………………性欲がヤバい。
俺の分の昼食は川崎が用意してくれたのだが、絶対あれに何か仕込まれていた。だって風呂から上がってから川崎に触れられてねえし。
下着も履かずバスローブ一枚なので勃起を隠すのにも一苦労だ。いや、隠すことはないんだけど何だかなあ。
「そうだ、ヒキタニくん」
「な、なんだ?」
「うん、さっきのやつなんだけど」
一瞬バレたかと思ったが、そういうわけでもないらしい。
てかさっきのやつって何の事だ?
海老名さんはベッドから下りてソファーに座る俺の方へやってくる。
「ほら、スマホで撮ったやつ。あれ見せてよ」
「え、ああ。ちょっと待ってくれ」
傍らに置いていたスマホを取り、ムービーデータを再生する直前で海老名さんに渡す。
何を見るのかと興味深そうに平塚先生も横からそれを覗き込んだ。
「……………………」
「……………………」
俺には音声しか聞こえないが、二人が食い入るように見ているその画面には淫靡なものが映っていることだろう。
実際に俺もそれを見たらちょっと暴走しかねないな…………。
再生が終わったか音声が途切れ、海老名さんと平塚先生は顔をこちらに向ける。その表情は明らかに欲情していた。
それを見た川崎が淫らに笑い、俺の腕を掴んでベッドを指差す。
言われるがままに俺は立ち上がってベッドに向かい、バスローブを脱ぎ捨てる。
一旦ここまで
間が空いてしまったけどエロなし
次回からエロいことやる
>>137
何か書きたいとは思ってます…………
またノシ
乙です
エロはよ
乙
乙
絶倫すぎやろ八幡
が、やはり消耗した体力が回復しきってないのか、足がもつれてしまった。
転ばないよう咄嗟に前にいた川崎にしがみついた結果、後ろから抱きしめるような形になってしまう。
「んっ…………ベッドまでのたった数歩も我慢できないの?」
「い、いや」
「まったく」
俺が反論する前に、川崎は腕を掴んで俺をベッドへと放り投げた。
どさりと倒れこむ俺の上に覆い被さり、唇を合わせて舌を絡めてくる。
あ、ヤバい。流し込まれて飲み込んだ唾液、感度上昇と精力増強が付与されてんな。先程の回復とも合わさって肉棒がとんでもないことになってしまった。
さらに射精禁止の呪いまでかけられ、おそらく俺は天国のような地獄をこれから味わうのだろう。
「さて。まずは比企谷の精力を回復させないとね」
川崎はそう言って身体を起こし、海老名さんと平塚先生の方に振り向く。
すでにサキュバスの能力で回復してはいるが、確かに常人からするとそれは不信に思われかねない。
俺としてはもうさっさと出したいくらい溜まっている気分なのだが。
「回復って、どうすればいいの?」
「ま、やることはそんなに変わんないよ。射精させずに気持ち良くさせたり興奮させればいいだけさ」
俺はベッドの端に座らされて大きく足を開かされ、すぐに海老名さんが俺の前に跪く。
そそりたつ肉棒と俺の顔を交互に見ながら、川崎からの命令を待っているのだ。
「海老名、チンポは触れちゃダメだからね。ここを気持ちよくしてやって」
「ん……はい…………御主人様……御奉仕させていただきます」
川崎が俺の陰嚢を指し示し、海老名さんが頬を上気させながらそこに唇を付けて吸う。
唇だけでなく、舌を這わせて唾液を擦り付け、再びそれを啜るようにしゃぶりつく。
「…………比企谷もM気質だが、海老名も大概だな」
「言っときますけど、俺がMなのは川崎に対してだけですからね」
ベッドに上がった平塚先生に俺はそう返す。
「ま、私は私で比企谷を欲情させねばな」
「欲情って…………うわ」
平塚先生に押し倒され、俺はベッドに横になる。
その上に平塚先生が覆い被さり、胸を顔に押し付けてきた。
「ほら、比企谷の好きな胸だぞ」
川崎より大きくて柔らかい胸で俺の顔を挟んだり乳首を俺の唇に押し当てて吸わせたり。
少し息苦しくなったが、どかそうなんて気は一切起きず、平塚先生の胸を顔全体で堪能する。
正直なところ、このまま自分で肉棒をしごいて射精したいくらいだ。射精禁止の呪いがかかってるから無理だけど。
「ん、幸せそうだね比企谷。チンポがびくんびくんして喜んでるよ」
川崎が肉棒の様子を見たのかそう囁いてくる。そのまま俺の胸に顔を乗せ、すりすりと頬を擦り付けた。
そういや川崎は何もしてくれないんだろうか?
そんな疑問が浮かんだが、すぐさま一瞬でそれは吹き飛ばされる。
「んんっ……!」
俺は平塚先生の胸の中で呻き声を漏らした。川崎が俺の乳首に吸い付いたのだ。
吸うだけじゃない。舌を這わせたり、軽く甘噛みしたり。
射精に繋がらないもどかしい快感や興奮を与えられ、肉棒が震えているのがわかる。
「ん、すごぉ…………こんなに大きくして、反り返ってて…………」
しばらくして肉棒の様子に気付いた海老名さんが、顔を上げてうっとりとした声を漏らす。
川崎も一旦口を離し、その様子を窺う。
「ぱんぱんに膨れ上がって、針でつついたら破裂しちゃいそうだね。海老名、そっちはどう?」
「うん、ずっしり重くなって、精液いっぱいつまってそうだよ」
「それじゃ、そろそろチンポ気持ちよくさせて射精させよっか」
「ふむ、準備段階は終了かね?」
平塚先生も身体を起こして俺の顔から胸を離し、解放する。
ちょっと名残惜しい。
三人が俺の方を向きながらベッドの中央に並び、川崎が口を開く。
「ほら、三人の誰でもどの穴でも自由に使って、あんたの好きなとこで射精しな。もちろんしてほしいことがあったら遠慮なく言うんだよ」
俺はごくりと唾を飲む。
美少女同級生二人と、美人教師。三人もの女を好き放題にできるこの状況に改めて俺は興奮を覚えた。
って言っても今の川崎の問いに対する答なんて決まってる。
「じゃあ、沙希のま」
「あ、サキサキのおまんこは今回は無しで」
「えっ」
「いや、なんでさ?」
「だって、それだったらヒキタニくんにとって選択の余地がないじゃない。ハンデハンデ」
「ハンデって、勝負してるわけでもないのに…………ま、いいけど」
「いいのか川崎? 私としてもありがたいが」
「もうさっき何度も中に出されてるしね。少しくらいはいいかなって…………さ、比企谷。あたしのおまんこ以外から選んで。どこにどうやって精液出したい?」
「……………………じゃあ、川崎の口で」
「何でよっ!?」
俺の答に海老名さんがばんばんとベッドを叩いて突っ込みをいれてくる。
もう今にも詰め寄ってきそうな勢いだ。
「ヒキタニくん男でしょ!? 普通は男って溜まったら女のおまんこに突っ込んで生中出ししたい生き物なんでしょ!?」
「いやまあ、ほら、俺って普通じゃないし。あとストレートに言い過ぎだ」
「しかし海老名の言うことにも一理あるだろう? それとも私たちはそんなに魅力ないかね?」
「そんなことないですよ。ただ俺の川崎に対する執着が半端ないだけです」
「ええー…………」
「そもそも俺自身が川崎のものだしな。だったら川崎が選択にある限り最優先は川崎になる。この場だけじゃなくて、俺の人生においてもな。もちろん一生涯」
「ちょ、ちょっと比企谷。もう、その辺で」
熱弁していると川崎が焦ったように俺を止めに入る。何だ、と思う前に今自分で言ったことを反芻して気付いた。
一生俺は川崎の奴隷であると誓ったことを言っているわけだが、端からするとただ単にプロポーズに聞こえかねない。
……………………まあ大差ねえか。
「はあー、やっぱり二号さん以下じゃ本妻には敵わないか」
「ま、川崎のいい女っぷりは身をもって知っているがな。私たちでは太刀打ちできんよ」
いやいや、あんたらは性的欲求解消のために俺としているだけでしょうが。何だよ二号さんて。
実は俺のこと好きなんじゃないかとかそんなふうに自惚れるつもりはない。
とはいっても御主人様たる川崎がいい女なのは事実なので、そこのところは自慢しとこうと口を開こうとしたら川崎に手で口を塞がれた。
「もう余計なことは言わなくていいから」
俺の言おうとしてることがわかったのだろうか?
とりあえず無言で頷いておく。
「はぁ…………とりあえずあたしはいいから、二人にしてやんなよ。実際あんたももう出したくてたまんないはずでしょ?」
そう言って川崎は指でつうっと肉棒をなぞってくる。確かにそれだけでも達してしまいかねないほどではあるが。
ついでに射精禁止の呪いが解かれたので、気を抜けない状況だ。
「ほら、八幡くん。以前、射精するためだけに私のおまんこ使ったでしょ。あの時みたいにしてぇ…………」
「比企谷。私はまだ今日は一回しか中に出されてないぞ。比企谷の精液、もっとここに出してほしい…………」
二人は足を広げ、性器を晒して俺を誘う。いかに俺が川崎ひとすじとは言え、こんな状況で興奮しないわけがない。
俺は平塚先生を押し倒し、足の間に身体を入れて肉棒を秘口に押し当てた。
「んっ…………」
「あ…………」
平塚先生は期待に満ちた声を上げ、海老名さんは選ばれなかったことに悲壮な声を出す。
が、俺は入れる前に海老名さんに声をかける。
「姫菜、情けねえけど平塚先生の中に入れたら俺は多分すぐに出ちまう」
「え」
「出し終わったらお前の口で掃除させて、そのまま今度はお前のまんこに突っ込むからな。ちゃんと準備しとけよ」
「……!? は、はいっ!」
海老名さんは嬉しそうに返事をし、すぐに掃除ができるようにか俺たちの下半身の繋がるであろう付近に顔を寄せる。
それを見届けてから俺は腰を進め、肉棒を平塚先生の中に進入させた。
一旦ここまで
なんとかコミケ前に投下
更新遅くてすいません。誰もいなくても謝っときます
またノシ
乙です
気にせずに
乙!
乙
エタらなければええんや
終わるまでずっと着いていくぜ!
「んんんっ!」
肉棒を奥まで挿入した瞬間、身体を仰け反らせて絶頂に達してしまう。
俺でなく、平塚先生が。
「んっ……んっ…………」
海老名さんが平塚先生の陰核を舌で責め、川崎が舌を絡めつつ感度上昇効果の唾液を飲ませたのだろう。
びくっびくっと全身を震わせながら呻き、快感を甘受している。
それに伴って肉棒を締め付ける襞が様々に蠢き、射精を促す。もういくらも持ちそうにない。
というか特に我慢する必要もないのだ。俺は腰を振り、平塚先生の膣で肉棒を激しく擦りあげる。
「う、あ、あ……あっ! ああっ……あっ…………あっ…………」
宣言も許可を得ることもせず俺はそのまま射精し、平塚先生の中に思う存分精液を放った。
腰を揺すって幾度も注ぎ込む。ああ、気持ちいい…………。
やがて俺も平塚先生もイき終わり、動きを止めると同時に川崎と海老名さんが口を離して顔を上げる。
塞がれていた唇が解放され、平塚先生は荒い息を吐く。
「はあっ……はあっ…………なんだか最近すぐにイかされるな…………」
「どんどん開発されてるんじゃない? もしくは八幡のチンポが気持ちよすぎるとか」
「あー、八幡くんのおチンポ凶悪だもんね。私もすぐにイっちゃうもん」
おいやめろ。俺がすごいんじゃなくて川崎の能力だと声を大にして言いたい。
回数なら自信はあるが、技術はとても誇れるものじゃないだろう。
「ん、はぁ…………今も下半身に力が入らないな。連続でこうされても平気な川崎が恐ろしい」
「いや、あたしも結構八幡に無茶させられてるよ。気絶するまで犯され続けることだって何度かあるし」
もう突っ込む気にもなれない。
とりあえず平塚先生の中から肉棒を抜こうと腰を引く。
「んんっ…………」
肉棒によって膣内が擦られ、びくんと平塚先生の身体が震える。
一切固さを失ってない自分の肉棒が実に頼もしい。ちょっと引くくらいだが。
解放されて、びん、と天に向かってそそりたつ肉棒にすかさず海老名さんは顔を寄せ、舌を絡めながらそれを口内に含む。
満遍なく舌と唇が這い回り、体液が舐め取られていく。
特に快感を与えようという動きではないのだが、多感な男子高校生は女子にくわえられていると思うだけで痛いほどに勃起して射精まで持っていかれてしまう生き物なのだ。
「んっ…………」
お掃除が終わって口を離そうとする海老名さんの頭を押さえ、俺はその唇で肉棒をしごく。
海老名さんは一瞬驚いた顔をしたが、すぐにそのままされるがままになった。
締め付ける唇と押し当てられる舌が気持ちいい。段々と射精感が近付いてきている。
先程の海老名さんの言葉が頭に残っていたのか、このまま口内に放つより別の場所に射精したい。俺は直前に肉棒を海老名さんの口内から引き抜いて平塚先生の蜜壺に突っ込む。
「はううっ!?」
「んっ…………うっ……ああっ…………あっ……あっ……」
まだ濡れっぱなしだったそこはあっさりと俺の肉棒を奥まで受け入れ、放たれる精液を受け止める。
平塚先生は身体を痙攣させながら驚愕の声をあげ、そのまま絶頂に達した。
それに連動して蠢く肉襞の動きから与えられる快感に俺も呻きながら最後の一滴まで精液を注ぎ込む。
「あー……平塚先生のまんこ、気持ちいい…………」
「ば、ばかものぉ…………突然突っ込んで出すやつがあるかっ…………」
「嫌でしたか?」
「う……い、嫌、ではない…………」
平塚先生は顔を赤くさせながらそっぽを向く。
それと対称的に海老名さんはジト目でこちらを見ていた。その中に悔しさと悲しさがわずかに入り交じっているのがわかる。
まあ口をさんざん使っておきながら最後は別で、ともなれば気持ちはわからないでもない。俺だって川崎に同じようなことされたらヘコむだろうし。
しかしそれを表情に出しているようでは性奴隷失格だ。俺ならそういうプレイでない限り、御主人様の為すことに不満を漏らしたりはしない…………そういうプレイがはるかに多いけど。
ま、そこは心底御主人様に心酔している俺と、あくまで趣味嗜好でとりあえず俺の性奴隷やってる海老名さんの違いだろう。
俺はフォローも兼ねて、海老名さんの頭を撫でながら言う。
「姫菜、お前の口と舌が気持ちよすぎてそんなつもりなかったのに出てしまったじゃないか。責任取れよ」
「え…………」
「今度お掃除終えたらすぐに姫菜のまんこに入れるぞ。いいな?」
「は、はいっ!」
海老名さんは元気よく返事をし、平塚先生の中から抜いた俺の肉棒を再び口に含んで舌を這わせ始めた。
さすがに俺もさっきよりは余裕があり、生暖かい舌の感触を堪能する。
「いや、しかし比企谷、責任と言うなら私も取ってもらえるのか? いくら大丈夫な日で薬を飲んでるとは言っても、こんなに濃いのを大量に出されたら孕んでしまうかもしれんぞ」
「え、取るわけないじゃないですか」
「即答!?」
「川崎以外責任なんか取りませんよ。もし万が一があった時に責任取ってほしいと言うのであれば、まずこういう関係自体を止めることですね」
「むう、なんて正論を…………」
まあ川崎が能力使ってる限り万が一なんて起きないんだけども。だから川崎のいない場では最後までしないわけだし。
海老名さんにもその辺は伝えておかないとな。
「姫菜、お前もだ。これからも無責任生中出しされ続けて人生終わらせたくなかったら早いところ俺から離れることだな」
「……………………」
しかし俺の言葉に海老名さんは俺を一瞥しただけで、舌と唇の動きを止めない。どころか自分で秘所を弄くり始め、受け入れる準備をしだす始末だ。
平塚先生は身体を起こし、その場を退いていつ俺と海老名さんがおっ始めてもいいようにする。
うん、ありがたい。正直我慢が利かなくなってきたところだった。
「そうか、そんなに俺のが欲しいか」
「ん、はい…………んむ」
一瞬だけ口を離して答えたかと思うと、すぐにまた肉棒をくわえ直す。
もうお掃除はとっくに終わっているはずなのだが。
「…………なあ川崎。比企谷のやつ、海老名に対してキャラが違くないか?」
「海老名にとっての御主人様だからね。慣れないんだろうけどちゃんと演じれてるよ」
くっ、二人のひそひそ話が俺には聞き取れてしまった。
まあ確かに慣れてなくて俺のキャラじゃない。それでも海老名さんにとっては充分に満足できてるようなので構わないだろう。
俺は腰を引いて海老名さんの口から肉棒を引き抜く。
海老名さんは一瞬名残惜しそうな顔をしたが、それよりもこれからされることの期待が上回ったようだ。
俺に向かって足を開き、性器をさらけ出す。
「お、お願いします御主人様…………溜まった精液を捨てるのに、この精液便所のおまんこ使ってください…………」
「いいぜ、使ってやるよ。中に出してやるから感謝しな」
俺は海老名さんの足を持ち上げて自分の肩に乗せ、そのまま肉棒を秘口に押し込んだ。
一気に奥まで突っ込むとそれだけで海老名さんは絶頂に達してしまったようだが、それを隠そうと口に手を当てて声を堪える。
端から見たらバレバレではあるが、俺は気付かない振りをしてそのまま肉棒を出し入れし、亀頭で子宮口を突く。
「っ……! っ……!」
声を必死に抑えながらびくんびくんと海老名さんは全身を跳ねさせる。
俺は一旦動きを止めて右肩に乗せた足を下ろし、自分の右手の親指をくわえて唾液で濡らす。
それを結合部付近に持っていこうとしたところで海老名さんに腕を掴まれた。
「だ、駄目…………私……私…………」
怯える目でこちらを見ながらぶんぶんと首を左右に振る。
俺はそれに構わず、その親指を陰核に押し当てて弄くり回した。
「あっ! はああんっ!」
もう抑えもきかず、海老名さんはぐうっと背中を仰け反らせて矯声を上げる。
さらに激しい絶頂に達して、膣内の柔肉がより強く肉棒を締め付けてきた。
「あー……姫菜のイきまんこ、気持ちいい…………出る……出る……」
俺は腰の動きを再開し、肉棒を再び出し入れし始める。
限界ぎりぎりまで堪え、最後に子宮口に亀頭を押し付け、一気に精液を放出した。
「あっ……あっ……ああ…………姫菜、中に出してるぞ…………お礼、言えっ…………」
「はっ…………はっ…………中出し、されてるっ…………ありがとう、ございますっ…………ああんっ!」
聞こえてないかと思ったが海老名さんは律儀に返してき、最後に一際大きく全身を震わせ、そのままぱたりと四肢を投げ出してしまった。どうやら意識を失ってしまったようだ。
俺は腰を揺すって残ったものをすべて中に出し切る。
「はあ…………」
余韻も抜けきり、俺は大きく息を吐く。
そこで川崎が背中側から俺に抱き付いてきた。
「ん、お疲れさま。相変わらずいい御主人様っぷりだったよ」
「性に合わない気がするけどな…………」
そういや平塚先生は? と思って脇を見ると、身体を痙攣させながらだらしなくぐったりと横になっていた。
たぶん川崎にあれやこれやされて昇天したのだろう。
「普通はセックスで気を失うなんてそうそうないんだけどね。比企谷のチンポ凄すぎて海老名じゃ耐えられないみたい」
「いや、絶対川崎のせいだからな」
俺にそこまでの技術があるはずもなく、サキュバスの力がなければ起こり得ない。
現に平塚先生だって今意識ないのは川崎によるものだし。
「ふふ。とりあえず海老名の中から抜きなよ。あたしがお掃除してあげる」
「ああ、お願いします。御主人様」
海老名さんの中から肉棒を引き抜くと、川崎が屈んでそれをくわえて舌を這わせてくる。
やはりと言うべきか、海老名さんのそれより気持ちいい。サキュバスの持ち得るテクニックなのか俺の二人に対する思いの違いなのかはわからないが。
尿道内のもすべて吸い出され、その刺激に俺の肉棒はまたもや臨戦態勢になってしまう。
「ん……固い…………でもさすがに少し休む? 午前中もあんなに出したしこんなに連続じゃ…………」
「いや…………」
川崎の言葉に俺は首を振る。
もう自覚した。俺は川崎がいる限り絶倫だ。それはサキュバスがどうとか関係なく。
俺のやる気が伝わったのか、川崎はにぃっと笑い、身体を起こす。
「ベッドじゃ二人を起こしちゃうかもね。ソファーとお風呂、どっちがいい? 別に壁に手を付いて立ったままとかでもいいけど」
「っ……! お、お風呂で…………」
「ん、じゃあ汗流しながら気持ちよくなろっか。行こ」
ベッドから降りた川崎は俺に手を差し伸べる。
それを取り、俺達は手を繋いだまま浴室へと向かった。
見つけちまった、寝れなくなった
乙です
t
「ね、八幡」
川崎が繋いでいた手を離し、こちらに振り向く。
ぷるんと揺れる大きな胸に目が行ってしまうが、理性を総動員させて視線を川崎の顔に向ける。
「何でしょうか、御主人様?」
「今日は、本当にお疲れさま。あたしだけじゃなくて海老名も平塚先生も相手したうえで、みんなを満足させるなんてね」
「いや、別にこれくらい…………」
まあ確かに普通なら考えられないくらいの精力と体力だろう。
川崎のサキュバス能力があってこそである。あと川崎個人の性的魅力。
「というわけで、何か御褒美をあげなきゃね。何がいい?」
そう言いながら川崎は俺のそそり立った肉棒を指でなぞってきた。
その刺激にぴくんと震え、気をよくしたのか今度は手のひらで撫で回してくる。
「あたしにしたいことやさせたいことを言ってみな。何だってしてあげるよ」
「な、何でも……?」
「そう、何でもさ。ま、今までだってしてたことかもしれないけどね」
そりゃそうか。改めて言われるまでもなく、したいことやさせたいことはだいたい叶えてもらってる。
だからといってこの権利を手離す気はないが。
「じゃあ…………」
「うん」
ここはオーソドックスに『枯れるまで搾り取ってください』あたりか。それか『これでもかというくらいに虐めてください』ってところだな。
とりあえず二択に絞り、どっちにしようか迷いながら口を開く。が、俺の口から出たのはそのどちらでもなかった。
「俺と、結婚してください。俺を一生御主人様のそばに置いてください」
「……………………え?」
「…………!?」
自分でも何を言ったか解らず、脳内で反芻してから慌てて口を塞ぐ。
しかし一度発してしまった言葉はどうにもならず、川崎は呆けた表情になっていた。
俺は一瞬で身体を伏せ、土下座の体勢になる。
「い、いやっ、その、あの…………」
ヤバい。テンパり過ぎて言い訳も何も思い浮かばない。無意識にそんな言葉が出るなんて調子に乗りすぎだろ俺。
確かに川崎は俺に好意を持ってくれていると言ったが、結婚とかだと話は別だ。将来の夢は専業主夫だとか宣ってる男と結婚だなんて普通に考えて無理案件に決まってる。
とりあえず誤魔化しと機嫌取りのために足を舐めようか、と思ったところで川崎が声をかけてきた。
「ねえ、比企谷」
「は、はい」
「あんた、今正気?」
正気を疑われるレベル!?
いや、無理からぬことではあるか。でも心にもないことを言ったわけではないので、一応肯定しておこう。
『今』ってのはよくわからないけど。
「しょ、正気だと思います」
「ふぅん」
それきり何も返してこない。
が、怖いので俺は顔を上げることも出来なかった。
呆れられるくらいならまだしも、明確な拒絶などされたらさすがにちょっとショックだしな。されても仕方のないことなので覚悟だけは決めておくが。
しかし予想に反して川崎は身体を翻し、シャワーを浴び始めた。
も、もしかして口をきくのも嫌なくらい嫌悪感を覚えたのか?
「ほら、比企谷も汗を流しなよ」
「え、あ、は、はい」
川崎は特に変わらぬ口調で俺を促してくる。
俺も間の抜けた返事をしながら立ち上がり、シャワーを浴びた。
汗を流したあとは二人で並んで湯に浸かる。
どういうことなのか戦々恐々していると、川崎が身体を寄せてきて俺の腕に自分のを絡めてきた。
あ、胸が柔らか…………じゃなくて。
「え、えっと…………」
「…………ねえ」
「な、何でしょうか?」
「さっきのこと、だいぶ覚悟して言ったような素振りだったけどさ」
そうだったか?
自分では意識してないことがするりと出てしまった感じなんだが。
いや、願望が思わず出たのだろうけども。
「あたし何度も言われてるからね、それ」
「…………え?」
「あんた気持ち良すぎるときに意識曖昧になって色んな事を言う癖にあるけどさ」
あ、それ前にも聞いたな。京華もそんなこと言ってたっけ。
てことはまさか…………。
「たぶん覚えてないだろうけど、初めてヤった時にももう言われてるよ。『一生そばに置いてください』って」
「っ…………!」
慌てて立ち上がろうとしたところで、川崎は組んでいる腕に力を入れて俺を逃がさないようにする。
うおお、恥ずかしい! 顔が熱い! ここから逃げたい!
「いっつもイく直前とか射精しながらとか感極まってる時に言うからさ、今のは思わず意識はっきりしてるか聞いちゃった」
そう言って川崎は俺と向かい合わせになりながら俺の足の上に乗ってきた。
そのまま腕を俺の首に回し、至近距離で見つめ合ってくる。
整った顔立ちと艶やかな唇に俺はごくりと生唾を飲む。
「もっかい、聞かせて」
「…………御主人様。俺、御主人様が好きです。俺と結婚して、一生一緒にいてください」
川崎から返ってきたのは言葉でなく行動だった。
俺と唇を合わせて舌を絡めて吸い、自分のお湯とは違うもので濡れた性器を俺の肉棒に擦り付けてくる。
先程のことで少し萎えていた肉棒が再び固さを取り戻し、興奮状態をアピールする。川崎はすぐに焦点を当てて腰を下ろし、肉棒を自分の体内に受け入れていく。
「んんっ…………」
「んうっ…………」
唇の端から二人の呻き声が漏れる。
俺は川崎の背中に腕を回して強く抱き締め、手放しそうになる意識を必死に繋ぎ止めながら腰を揺すり始めた。
ああ、気持ちいい…………。
襞が肉棒を柔らかく締め付け、奥に届くたびに子宮口が亀頭に吸い付いてくる。
幾度も擦り上げて快感を貪っていると、当然のように限界が押し寄せてきた。もう、射精したい。
このまま勝手に出すわけにもいかず、俺は許可を求めるべく唇を離して川崎に懇願する。
「ご、御主人様…………もう、出そうです…………御主人様の中に、精液出していいですか…………?」
「ん…………おねだりの仕方、違うでしょ?」
そう言って川崎は俺の耳元に口を寄せ、囁いてくる。
川崎の求めるおねだりの仕方とやらを教えられて動揺するが、抵抗はしない。
再び顔を合わせて期待に満ちた目で俺を見つめる川崎に、俺はもう一度射精の許可を懇願する。
「御主人様…………中に、出しますから…………妊娠してください…………俺との赤ちゃん生んで、俺と一緒になってくださいっ…………」
「ん、いいよ…………あんたの精液で妊娠してあげる…………あたしのおまんこにいっぱい出して、あたしを孕ませてよ…………」
「沙希っ……沙希っ……!」
「んっ……八幡っ……! 好きぃっ…………キス、しよっ……舌、絡めながら…………一緒にイこっ…………」
俺は川崎と唇を合わせ、舌を絡め合う。
力強く抱き締めながら何度も川崎の奥を突き、お互いをどんどん高めていく。
やがて二人とも限界が訪れ、俺達はほぼ同時に達した。
「んっ……! んっ……! んんっ…………!」
俺も川崎も絶頂を迎えて全身を激しく震わせた。
何日も溜めたんじゃないかと思うほどの量の精液が放たれ、尿道口を通り抜けるたびに俺が、それを子宮内で受け止めるたびに川崎が呻き声を上げる。
射精が終わっても俺達は身体を離さず、余韻に浸りながら抱き締め合っていた。
浴室から出ると、まだ海老名さんと平塚先生はベッドで横になっていた。まだぐっすりのようだ。
それに釣られたか俺もつい大きな欠伸が出てしまう。
「ふふ、いっぱい体力使ったもんね。まだ時間あるし寝ちゃおうか」
そう言って川崎はベッドに向かい、起こさないようにしながら二人の位置を変え、俺達のスペースを作った。
俺はベッドに上がって川崎の隣で横になり、腕を伸ばして川崎のための腕枕の準備をする。
「ん、ありがと」
その腕に川崎は自分の頭を乗せ、俺に身体を寄せてきた。
その身体を反対の腕で抱き締めながら俺は睡魔に襲われてそのまま身を委ね、眠りに落ちていく。
「忘れ物はないか?」
「はい」
「大丈夫です」
結局みんな夕方近くまで寝入ってしまい、起きたらすぐに引き上げの準備と相成ってしまった。
身なりを整え、荷物を持って平塚先生の車に乗り込む。
「いやしかし、今日は充実した1日だった。大半はヤってるか寝てるかだったがな。感謝するぞ」
「人間の三大欲求を満たすのは大事ですからねー。でもうん、私も満足かな。ありがとう、サキサキもヒキタニくんも」
運転席と助手席からお礼の言葉が飛んでくる。
しかしそれを言うなら男としていい思いをさせてもらったのは俺も同じだ。むしろ俺が一番ラッキーだった、まであるぞ。
「ん。あたしも比企谷も楽しかったしね。人として正直どうかと思うけど」
川崎がくすくすと笑いながらそう返す。
まあ確かにそうか。平塚先生に至っては教師の身分でありながら生徒三人と絡み合ってしまったわけだし。
「そこはもう気にするな。私はすでに開き直っているぞ…………さて、どこまで送る? それぞれの家まで行った方がいいか?」
「あ、駅前で大丈夫です」
「あたしもそれで構わないかな」
「ふむ、了解した」
何故か俺の意見は聞かれなかった。
いや、どうせ川崎が駅前だと言うのなら一緒に降りて家まで送ることになるんだがな。
しばらくして駅前の降車エリアに着いて俺達は車を降り、別れの挨拶を交わして平塚先生は車を発進させた。
「じゃ、あたしはバスでこっちだから。ヒキタニくんはサキサキを送っていくんでしょ?」
「まあ…………」
「それじゃ、また来週学校でねー」
海老名さんも手を振って俺達と別れる。
さて、俺も奴隷として、男として、御主人様を家までボディーガードしないとな。
一旦ここまで
スマホを買い換えたせいで色々あって久々の投下
ようやくホテル4P編終了
またノシ
乙です
乙乙
しばらくぶりだったからまた一から読み直してきたがやっぱこの二人いいわぁ
もうちょいペース上がんないかな
翌日の日曜、川崎は家の用事があると言うことなので、珍しく何もない休日である。
最近は土日は川崎に搾られ、月曜に休養して火曜に京華に精液を与えるというルーチンだったので、ちょっと落ち着かない。
とはいえぼっちにそうそう用事を作ることなど出来るはずもなく、自然と部屋でだらだら過ごすだけの時間となる。
いや、ある程度の勉強とかはしてるけどね。スカラシップのこともあるし。
途中に少しだけ欲求不満になった小町の相手をしてやりつつも、特に変わったこともなく日曜日は終わりを告げた。
「……………………」
「なに、どうしたのさ?」
「いや、その…………」
月曜日の昼休み。
いつものように屋上へ向かい、川崎がいつもの場所で手を振ってきた。そんな川崎を見るなり俺は近付いていき、背中に腕を回して抱き締める。
そりゃ川崎も訝しむだろう。俺だって直前までこんなことするつもりはなかったし。
「ふふ、昨日あたしに会えなくて寂しかったの?」
そう言いつつ俺の身体を押して離れさせられる。
や、やっぱ嫌だったのか?
しかし川崎はいつもの所に座り、隣を指し示す。俺はそれに従い、そこに腰を下ろした。
「ほら、おいで」
川崎が両腕を広げ、俺を誘う。
身体をそちらに傾けると、自分の胸に顔を埋めさせるように俺の頭を抱き抱える。
「ん…………」
柔らかい。エロい気分にはならず、落ち着くような感じだ。
しばらくその体勢でいたが、これ以上そのままだとさすがに欲情してしまいかねないので頭を上げる。
昼食を取らないとさすがに体力が持たない。なにせ午後の体育で持久走が予定されているからな。
「明日はいつも通り放課後に京華に、で大丈夫?」
「ああ、ちゃんと溜めとくから」
「ん、よろしくお願いするよ」
川崎から弁当を受け取り、相変わらずの旨さに舌鼓を打つ。
ひょっとして川崎が作ったら苦手な物も無理なく食べられるようになるんだろうか。
火曜日の放課後は予備校が早めに始まるということですでに奉仕部に参加しない日になっている。
実際は違うが、まあ平塚先生経由で伝えているので疑われることもないだろう。雪ノ下も由比ヶ浜も同じ予備校にいるわけでもないし。
そんなわけで一旦帰宅し、準備をしてから待ち合わせ場所に向かう。
到着してしばらくすると、川崎と京華が手を繋ぎながらこちらにやってきた。
「はーちゃーん」
「おっと……よう、京華」
駆け寄ってくる京華を抱き止め、頭を撫でつつ挨拶をする。
自然にこういうことをしているが、川崎がそばにいなかったら間違いなく幼女拐かしの疑いで通報一直線だ。
いや、もっととんでもないことをしているので文句も言えないのだが。
いつものように京華を真ん中にして三人で手を繋ぎ、温泉施設へと足を向ける。
「…………」
「…………」
受付を済ませ、脱衣所で京華がさっさと服を脱いで浴室に入り、危険がないようにすぐに川崎が追いかける。
それはいつもの光景だが、俺がそっとあとから入ると二人が弾かれたように俺の方に振り向く。
そのまま無言で見つめられるのは怖いんだが…………。
「…………ほら、けーちゃん。大人しくいい子にしないとはーちゃんが美味しいの飲ませてくれないかもよ」
「はーい」
躾に俺の下半身を使うの止めてくれませんかね。
かくいう川崎も俺のそそりたった肉棒に目が釘付けである。もう見慣れているはずでは?
「なに言ってんのさ。あんただってあたしのおっぱいから目が離せないくせに」
「そりゃ、まあ…………」
「さーちゃんね、また少し大きくなったんだよー」
マジか。
そのうち平塚先生を越えるんじゃないか?
でもこれ以上大きくなられても困る。他の男子の視線を集めすぎてしまうぞ。
「それも今さらだけどね。今までだって相当見られてるし。でもさ」
川崎が俺のそばに寄ってきてぐいっと頭を引き寄せ、それを昨日の昼休みのようにそのまま自分の胸に埋めさせた。
今度は服も下着もなく、ダイレクトに柔らかさと温かさが伝わってくる。
「好きに出来るのはあんただけだよ。嬉しい?」
「あっ、はーちゃんのおちんちん、もっと大きくなったー」
実に俺の身体は正直だ。
川崎の胸の間に顔が挟まり、左右から押し付けられて興奮が高まる。
「ふふ。じゃ、身体洗う前にもう精液出しちゃおっか。比企谷、そこ座って」
川崎の指示通り、俺は椅子に座った。
再び胸に顔を埋めさせるのかと思いきや、眼前で止められる。
「比企谷。チンポは京華に弄ってもらうとして、あたしにはどうしてほしい?」
「え?」
「おっぱい吸う? 舌絡めてキスする? それともやっぱりあたしのおまんこ舐めながらがいいかな?」
「う、あ…………」
次々と囁かれる言葉に俺は頭がくらくらしてしまう。
どれも。どれも捨てがたい。
川崎の乳首を吸いながら射精したい。
川崎とキスしながら射精したい。
川崎の愛液を啜りながら射精したい。
そんな俺の反応に川崎はくすりと笑う。
「ダメ。一個だけ」
「っ……はぁっ…………む、胸っ…………」
「ん、おっぱいがいいの? ほら」
川崎が再び俺の頭を抱え、胸に埋めさせる。
今度はさっきより少し強い。だからといって苦しいわけではないが。
「けーちゃん、はーちゃんが苦しそうだよ。早く射精させてあげなきゃ」
「うんっ。はーちゃん、けーかにいっぱいせーえき飲ませてね」
ぬる、と亀頭に生暖かい感触が走る。
俺の足の間にしゃがみこんだ京華の舌が這わされたのだ。
「んっ……!」
びくっと俺の身体が快感で震える。
声を出さないよう川崎の背中に腕を回してしがみつく。
「けーちゃん、先っぽだけじゃダメだよ。チンポ持ってる手も動かしてしごいてあげなきゃ」
「ぺろ……はーい…………ん、ちゅ……」
川崎に従い、京華は舐めるのと同時に両手で肉棒をしごき始める。
さらに川崎の手が陰嚢を包み込み、マッサージするようにやわやわと揉みしだく。
「んっ……ふっ…………ううっ…………!」
そろそろ限界が近い。
射精感が押し寄せてくる。
そんな段階で突然川崎の手の動きが止まり、押し付けられていた胸が離れた。
同時に京華の動きも止まる。
「なっ、何でっ…………?」
「ん、一回寸止めした方が美味しくなるかなって」
嘘だ。ただ俺の反応を見て楽しんでるだけだ。
しかし御主人様の意向に逆らうわけにもいかない。自分で肉棒をしごきたくなる衝動を抑え込み、歯を食い縛る。
「ふふ、けーちゃん。はーちゃんね、けーちゃんに美味しいの飲ませるために三日間溜めたんだよ。今もさらに美味しくするために頑張ってるんだって」
「ほんと? はーちゃん、早く飲みたいー」
「っ……ああ、頼む。もう、出るから……先っぽ、くわえて…………!」
「はーい。あー、んむ……」
京華はその小さな口を一生懸命に開き、亀頭を含む。
と言っても尿道口周りだけで精一杯なのだが。
「けーちゃん、はーちゃんのタマタマを揉んであげて。チンポはあたしがしごくから」
「ん」
京華は川崎の指示通り、両の手で俺の陰嚢を揉む。
肉棒には川崎の尻尾が絡み付き、きゅっと締め付けられながら軽く上下にしごかれる。
「うっ……ああ…………」
「すぐにイかせてあげるからね。ほら、おっぱい吸いなよ」
俺は眼前に持ってこられた乳首に吸い付き、再び川崎の背中に腕を回してしがみつく。
尻尾の動きが速く大きくなり、京華の手の動きも少し強くなる。
もう、抑えられない。一気に達する直前まで押し上げられた。
「じゃ、京華の可愛いお口に精液出しちゃおっか。三、二、一…………えい」
「んうっ! うっ、うっ、ううっ!」
カウントダウンによる合図と共にサキュバスの能力によって強制的に射精させられる。
精液が京華の口内に放たれ、凄まじい快感が全身を襲う。
片手を掴まれて京華の喉に当てさせられて精液を飲み込む様が伝わり、それがさらに俺を高みへと誘っていく。
「んっ……! んっ……!」
幾度も肉棒の先端から白濁液を吐き出し、京華が喉を鳴らす。
全てを出し切った頃には俺はもう脱力して川崎にもたれかかってしまっていた。
「はぁ……」
風呂から出て休憩所に来た俺達は、飲み物を購入してソファーに座り込む。
ようやく気分が落ち着いた俺は大きく息を吐いた。
「んく……んく……はー、美味しかった。はーちゃん、ごちそうさまー」
「ん、ああ」
京華にフルーツ牛乳を買ってやったのだが、タイミングによってはあっちの意味にも聞こえかねない。
というかそれも含めているのだろう。川崎も可笑しそうに笑っている。
ちなみに川崎は普通の牛乳、俺はコーヒー牛乳だ。
「じゃ、これ飲み終わったら帰ろっか」
「おう」
もう少しだけ休んだあと、俺達は帰路に就く。
眠そうにしている京華をおんぶしてやり、川崎家に向かう。
「ありがとね、おぶってもらっちゃって」
「気にすんなよこれくらい」
さすがに将来の予行演習だ、などとは言えない。
でもこの前のあれからさらに意識してしまうようになっちまった。少しは自制しないと。
「お礼ってわけでもないけど、明日の昼休みはまたたっぷり搾り取ってあげるからね」
「…………よろしくお願いします」
お礼どころか、本来は川崎の目的のはずである。いや、俺もいい思いをしているから不満どころか大歓迎なのだが。
川崎の家まで二人を送り届け、少し間が空いてしまった明日の昼の御主人様による搾精に期待を膨らませながら俺は帰ったのだった。
おつ
けーちゃんはかわいいなあ
完全に夫婦と娘なんだよなぁ
乙です
「……………………嘘、だろ」
翌朝、目が覚めた俺は自分の状態を確認し、唸るように呟いた。
どうしてこうなってしまったのだろう。
「な、んで…………」
絶望感や罪悪感が襲ってき、続けて羞恥がやってくる。
そう。俺は。
夢精してしまっていたのだった。
シャワーを浴びつつ下着を洗い、洗濯機に放り込んで証拠は隠滅した。幸いまだ早朝だったので家族にバレたりはしない。
しかしサキュバスたる川崎にはとても隠しきれないだろう。
それでも申し訳なさのあまり、俺は学校でも川崎と顔を合わせることすら出来なかった。
そして昼休み。
俺はダッシュでいつもの屋上に出る扉に向かう。もちろん目立たない程度にではあるが、川崎より先に着くことは出来た。
「…………何してんの?」
やがてやってきた川崎が、土下座している俺を見て呆れたような声を出す。
何て言おうか、と思っているうちに川崎は扉の鍵を解除し、屋上に出た。
「とりあえず出なよ。話はそっちで聞くから」
「…………はい」
俺は身体を起こして川崎に続く。
「で、何なの?」
いつものところに腰掛ける川崎の前で再び土下座する俺に、そんな声がかかる。
叱責されるだろうか? 呆れられるだろうか?
それでも言わないわけにはいかない。
「実は、その、今朝……取り返しの付かないことをしてしまいまして…………」
「夢精したこと言ってんの?」
「えっ?」
思わず顔を上げて川崎を見る。
その表情は怒ってるわけでも冷たくもなさそうだった。
いや、内心はどうか知らないけど。
「そんなの朝からわかってるよ。あたしはサキュバスであんたの御主人様だし、一目見ればそれくらいはね」
そういえばそうだ。
サキュバスは精力関係は見るだけでも色々わかるのだった。夢精ってわかるのもすごいけど。
「あんたが自分でするわけないし、小町はあたしに許可取るだろうしね。だから怒ったりはしないよ。むしろあんたのその精力に感心しちゃうけど」
「それでも、御主人様専用精液製造機として、性奴隷として、申し訳なくて…………」
「ふうん、罰が欲しいの?」
「お願い、します…………」
「あっそ。じゃあ顔上げなよ」
言われた通りに顔を上げると、川崎が目の前で脚を組む。
下着が見えて目がそっちに集中しそうになるのを堪え、次の命令を待つ。
「靴と靴下、脱がせて」
俺は組まれて眼前にきた足にそっと手を伸ばし、それに従った。
魅力的な川崎の足が晒され、そっちは食い入るように見てしまう。
「舐めて」
是非もない。
俺は返事をする時間すら惜しく、即座に川崎の足を取って足の裏に舌を這わし始める。
「んっ…………」
少しくすぐったそうに身をよじるが、止めさせたりはせずされるがままになっている。
俺は指を一本一本丁寧にしゃぶり、指の間にもしっかりと舌を這わす。
「あたしの足、美味しい? お昼御飯食べないで、このまま昼休み中ずっと味わっとく?」
一瞬たりとも口を離したくない俺は、目線だけ川崎に向けて小さく頷く。
むしろこちらからお願いしたいくらいだ。
「まったく。これじゃ罰にならないじゃないのさ。足を舐めさせられてるのにチンポギンギンに固くしちゃってるなんて」
くすくすと笑いながら川崎は俺の頭に手を乗せ、軽く撫でる。
うん、全てが御褒美でしかない。
足を舐めさせてもらえるのも。頭を撫でてもらうのも。
「ま、とりあえず管理だけはしてあげる」
ひゅん、と川崎の尻尾が俺の股間へと伸び、肉棒を撫でて射精禁止の呪いがかかったのがわかる。
ありがたい。これでもうどんなに興奮しても暴発することはない。
俺は今まで以上に激しく、情熱的に川崎の足をしゃぶり始めた。
「ん……明日は反対の足を舐めさせてあげるから…………土曜日にあたしが搾り取るまでたっぷり興奮して溜めときなよ…………」
その日は予備校で一緒になる予定があったので弁当箱は預かり、部活の時間に食べて返すことになった。
川崎の足を舐めていたらあっという間に昼休みが終わってしまったしな。
「あ、ヒッキー。今日もなんだ」
「ん、ああ」
奉仕部部室で食べていると由比ヶ浜がやってくるなり尋ねてくる。
雪ノ下は呆れたような表情で何も言わなかったが。
「今日はどこ行ってたの? 慌てて教室出てったけど」
「あー、ちょっと平塚先生に呼び出されててな。さっさと用を済ませて飯にしようと思ったけど、図書室寄ったら時間なくなった」
「ふーん」
由比ヶ浜はさして興味もなさそうに返事をする。
一応平塚先生にも口裏を合わせてもらうよう言ってはいるが、あまり深く突っ込まれることもないだろう。
次の日は昼休み前の授業が自習なのはあらかじめわかっていた。
教室から出たり騒いだりしなければ自由とは言われていたので、朝のうちに川崎から受け取っていた弁当を取り出す。
「あ、八幡ももうご飯にしちゃうんだ。僕も一緒にいいかな?」
「と、戸塚! もちろん構わないぞ!」
天使がそばにやってきた。
いや違う戸塚だった。あ、じゃあ違わないか。
「やっぱり三時間目が体育だとお腹空いちゃうよね。今日はラッキーって感じかな」
「でも戸塚は以前より体力付いたよな。中距離走のあともすぐに動いててあんま疲れてないみたいだったし、タイムもいいみたいだったし」
「え、うん。見てたの? 恥ずかしいなあ」
そりゃ見てますとも。体育の時間の唯一の癒しですから。
ちなみに俺はもちろん本気で走ったりはしていない。次回のテストの時にだけでいいだろあんなもん。
そんな雑談をしつつ昼飯を平らげ、昼休みが始まると同時に俺は席を立つ。
「どっか行くの?」
「ああ、ちょっと野暮用があってな」
「そうなんだ。また後でね」
俺は軽く手を振って戸塚と別れる。
少し前までは学校において戸塚より優勢するものができるなんて思ってもみなかったよなあ。
しっかり口を濯ぎ、心を落ち着かせてからいつもの屋上に出る。すでに川崎はいつもの場所に腰を下ろしていた。
俺は扉と鍵を閉め、その川崎の前に跪く。
「ん、ほら」
川崎は昨日とは逆に足を組みながら短く促す。
俺はその組まれた足を取り、靴と靴下を脱がして裸足にさせる。
「舐めさせて、いただきます」
そう宣言し、俺は川崎の足に舌を這わし始める。
指、甲、裏、踵。指の間も忘れない。
「ん……上手くなったね…………明後日、御褒美あげないと…………」
何気なく呟かれたその一言が俺の脳を打つ。まだこれ以上俺に御褒美をくれるというのかこの御主人様は。
いや、くれるって言うならもらうけども。
少しだけ調子に乗って踝や足首にも舌を這わせたが、特に文句は出ない。
そうして昼休み一杯、俺は口と舌で思う存分川崎の足を堪能したのだった。
なんかこっそり更新されてる
乙です
金曜日は正直ヤバかった。
ただお預けをくらうだけなら今までにもあったが、足舐めという御褒美のせいで性欲が滾り過ぎてしまっている。
川崎の方も似た感じだったようで、身体を触れることさえ許されない有り様だった。
そして土曜日。
約束の時間より二時間近くも早く集合場所に着いてしまった。家にいても落ち着かないからで、どうにか時間を潰そうと思ったからなのだが。
「や。おはよ」
「…………おはよう。何でもういるんだよ?」
「たぶんあんたと同じ理由でしょ」
すでに川崎がいた。
見たところここに来たばかりのようではあるが。
すぐに俺の隣にやってきて腕を絡めてくる。
「大丈夫? お腹減ってたり何か買ったりとかない?」
「あ、ああ。大丈夫だ」
「そ、なら行こっか」
少し引っ張られるようになりながら俺と川崎は歩き出した。
ていうかいつもより若干歩くペースが早い。どうやら我慢しきれないのは俺だけではなかったようだ。
ホテルに着いて部屋を選ぶときも一番近い部屋を選択したのは少しでも早くということなのだろう。
俺も当然同じで、廊下を歩いているときも早歩きになってしまった。
早く。
早く早く。
早く早く早く。
ドアを開けて部屋に入り、閉めた瞬間に俺は川崎の身体を抱き締めた。
川崎も持っていた鞄を置いてすぐに俺の首に手を回し、唇を重ねてくる。
「んっ……んっ……んう…………」
互いに舌を突き出して絡め、激しく貪り合う。
唾液を啜りながら強く抱き締め、ようやく唇を離したときには二人とも大きく肩で息をしていた。
川崎の頬は上気して赤くなっており、その目は潤んでいる。
「はち、まん…………ベッド、行こ…………」
「ああ」
俺達は一旦身体を離し、靴を脱いで部屋に入る。
鞄をソファーに置いた川崎がすぐにまた抱き着いてきた。
「八幡っ…………あたし、おかしいよ……性欲、自分で抑えてるはずなのに、こんな、こんな…………」
「御主人様……もう、我慢しなくていいです…………俺の身体、使ってください」
「うんっ…………先に使わせてもらうよ」
先に、ということは後で俺も川崎の身体を好きにしていいということだろうか?
が、考える間もなくすぐに下着姿になった川崎に目を奪われてしまう。
「ほら、あんたも脱いで」
「あ、ああ」
俺も手早く下着姿になる。
トランクスを押し上げてテントを作っている肉棒に川崎はうっとりとした視線を向けた。
ベッドに上がって上下の下着を脱ぎ、シュシュを取って髪まで解いた川崎は両手を広げて俺を誘う。
「八幡、キスしよ。抱き合いながら、思いっきり激しいやつ」
「沙希っ…………!」
感極まってつい名前を呼んでしまった。
が、特に川崎はそれを咎めることなく俺を待っている。
俺も全裸になってベッドに乗り、川崎を抱き締めながら唇を重ねてすぐに舌を絡め合う。
押し倒されて川崎に乗っかられる体勢になり、より肌が密着した。
太ももに触れた川崎の股間からはまだ何もしていないのにたっぷりと蜜を溢れさせているのがわかる。
「はっ…………はっ…………ね、チンポ……チンポ、しゃぶっていい?」
唇を離して呼吸を乱しながら川崎が聞いてくる。
が、俺の答えを待つことなく顔を俺の下半身に持っていき、肉棒をその口の中にふくんだ。
「うぐっ…………」
久しぶりの柔らかい口内と唇と舌の感触に俺は思わず呻いてしまった。
川崎は容赦なく俺の肉棒を責め立てていく。
「ん、ちゅ、れろ…………ああ……チンポ、美味しい…………八幡、このまま射精禁止の呪い、解いていい?」
「っ…………だ、だめですっ」
「だめ? 八幡の性奴隷精液、飲みたい…………」
位置的に上目遣いでこっちを見る川崎に理性が飛びそうになるが、かろうじて堪える。
御主人様に逆らうなど本来愚の骨頂だが、今回は川崎自身もわかっているはずだ。
「御主人様……俺は口じゃなくて、御主人様のまんこで飲んでほしい、です…………」
「っ…………」
本当は川崎もそうしたいはずなのだが、抑え付けている性欲が爆発してしまうのが怖くてためらってしまっているのだ。
しかしいつまでもそのままというわけにもいかない。
「御主人様の欲求を満たすためだけに俺はいるんです。俺を、使ってください」
「…………また、あたしがあたしじゃなくなるくらい乱れるかもしれないけど、引かない?」
「逆だったら、どうです? 引きますか?」
「…………ふふ、そうだね。いらない心配だね」
川崎は身体を起こし、横になっている俺を跨いで肉棒の先っぽを自分の秘口にあてがう。
亀頭に濡れた感触と熱さが伝わり、それだけで俺の肉棒はさらにびくんびくんと激しく痙攣する。
「八幡…………一気に奥まで入れるよ…………あたしの抑えてる性欲と、あんたの射精禁止の呪い、同時に解放するから…………」
「はい……御主人様のために溜めた精液…………入れたらすぐにそのまま、一番奥で射精します…………」
「ん……あたしもすぐにイくと思う…………じゃ、いくよ…………」
川崎が腰を下ろし、肉棒が川崎の中に飲み込まれた。
根元まで挿入されて凄まじい快感が俺を襲う。
子宮口が亀頭に吸い付いてきて射精をねだってくる。
柔肉や襞が様々な形で肉棒を締め付け、絶頂を促す。
「ごっ、御主人様ぁっ…………!」
「八幡っ! 名前っ、名前呼んでっ! 沙希って呼んでぇっ!」
「沙希っ! 出るっ……沙希の中に、出るっ…………ああっ!」
俺は川崎の腰を掴み、激しく腰を揺すって射精した。
凄まじい量の精液が幾度も放たれ、それを受け止めるたびに川崎が全身を震わせて達する。
「あっ…………あっ…………ああっ…………チンポ、いい…………精液、美味し…………」
俺達は気を失いそうなほどの快感の波に溺れながら身体を震わせ、悦楽を甘受する。
すべて出し切った後も肩で息をしながら余韻に浸っていた。
が、それもつかの間、すぐに川崎は腰を上下させてまだ固さを失っていない肉棒を襞で再びしごいてく。
「うっ……ああっ…………!」
「八幡っ…………もっと、もっとちょうだい…………あたしのおまんこでチンポいっぱいごしごししてあげるから…………八幡の精液、飲ませてぇ…………」
「さ、沙希っ…………」
「好き……好きぃっ…………八幡も、八幡のチンポも、大好きぃっ…………!」
目を虚ろにさせ、髪を振り乱しながら腰を動かし、川崎は俺の精液を求める。
俺だってそんなことを言われて興奮しないわけがない。というか半分ほど理性が吹っ飛んでしまう。
川崎を引き寄せて繋がったまま身体の位置を入れ替え、今度は俺が上になって正常位になった。
「沙希、今度は俺が動く。いいか?」
「うんっ…………チンポであたしのおまんこいっぱい虐めてぇ…………」
御主人様らしからぬおねだり。いや、時々見る光景だけれども。
望み通り俺は最初から激しく腰を動かし、奥を突きまくる。
「あっ! あっ! ああっ! いいっ!」
快楽に顔を歪ませながら悶える川崎。
俺は突くたびに揺れる豊満な乳房を鷲掴みにし、無遠慮に揉みしだく。
どれだけ溜まっていたのだろうか。先ほどあれだけ出したのに、すぐに次の射精感が込み上げてきた。
川崎の腰を掴んで少し持ち上げ、より深く肉棒が奥に突き刺さるようにする。
最奥部をぐりぐりと亀頭で刺激し、一瞬で射精まで持っていかれそうな快感を堪えながらそれを幾度も繰り返す。
「あっ! あんっ! イってるっ! 奥突かれてっ、イってるのにぃっ!」
「イきまんこ、すげえ気持ちいいぜ沙希! また射精するから、受け取れっ!」
ぎりぎりまで堪えたあと、一気に解放する。
我先にと飛び出ていく精液が川崎の中に注ぎ込まれていく。
狂おしいほどの快感に身を任せながら俺は腰を揺すり続けた。
「あっ……………………あっ……………………」
長い射精が終わって俺が動きを止めた後も川崎は短い痙攣を繰り返し、絶頂の余韻に浸っている。
だらしなく口を開きながらも右手で自分の腹を愛しそうに撫で、艶やかな表情をしていた。
ひとまず肉棒を引き抜こうと腰を浮かせかけたが、そこで川崎の両足が俺の身体に絡み付く。まだ離れたくないらしい。
俺は川崎に覆い被さり、頬や顎といった各所にキスの雨を降らす。
「ん……八幡…………」
俺の背中に川崎の腕が回り、身体を入れ替えようとしてきた。
繋がったまま回転させて再び川崎が上になり、唇を重ねて唾液を流し込んでくる。
精力の回復だろうと思って俺はそれを飲み込む。
「う、あ…………!」
確かに精力を回復させられた。
しかしそれだけでなく脱力の呪いも混じっており、全身の力が抜けてぱたりと四肢を投げ出してしまう。
川崎はそれを確認してから身体を起こし、少し反らし気味になりながら俺の膝辺りに手を付く。
「んっ……はあ、ん…………」
一番奥以外で川崎の最も感じるところ。
腹の内側を肉棒の出っ張りで擦り始め、淫靡な声を上げ出す。
「ああっ……八幡のチンポ、ゴリゴリ擦れて…………気持ちいいっ…………」
小刻みに腰を揺すって快楽を求めてくる。こうなると自分の身体が動かないのがもどかしい。
音を立てている結合部と、ふるふると揺れる胸が俺の興奮をどんどんと高めていく。
「あっ……またおっきくなって…………固いっ…………八幡、ごめんっ…………あたし、サキュバス失格だねっ…………精液搾り取るんじゃなくて……気持ちよくなること、優先しちゃってるっ…………ああっ!」
腰の速度を上げながらそんな謝罪をしてくる。
俺は声を出す力も残されていないのでそれに返事ができない。伝えたいことはたくさんあるのに。
やがて短い悲鳴とともに全身を痙攣させながら川崎は絶頂へと達した。
それを見届け、能力が解除された俺は川崎を引き寄せて抱き締める。
「御主人様、性欲の解消に俺を使ってくれて、ありがとうございます」
「ん…………うん」
改めてさっき言ったことが恥ずかしいのか川崎は小さい声で返事をし、表情を見られないよう俺の胸に顔を伏せる。
こっちも気を遣ったのが何だか照れ臭くなり、それを誤魔化すように手を川崎の尻に持っていって撫で回す。
「んっ…………ね、約束通り今度はあたしを使う?」
「あー……いや、精力回復してもらったけどちょっと疲れたから少し休もうぜ」
その気になれば二人ともまだまだ余裕だろう。
しかしそんなに焦ることはない。時間は充分にあるし。
というかだいぶ駆け足のような性行為だったしな。短時間でこんなにやってしまうなんて。
「ん。じゃあお風呂入ろっか。準備してくるよ」
「あ、俺が…………」
「いいから休んでなって。お風呂でどうやってあたしを犯すかでも考えてなよ」
そう言われて川崎の中に入りっぱなしの肉棒がぴくんと反応してしまう。
それにくすりと笑いながら川崎は身体を起こして肉棒を抜き、浴場へと向かった。
「十分ちょっとくらいでお湯が溜まるかな?」
戻ってきた川崎がそう言いながらベッドの縁に座る。
俺はそれを見ながら起き上がった。
正確には川崎の尻尾を見ながら、だ。
「ん、どうしたの?」
「…………御主人様、その……尻尾、いいですか?」
「え、尻尾でチンポしごきたいの?」
「いや、そうじゃなくて…………」
差し出された尻尾を手に取った俺は唇で甘噛みをしつつ、そっと舌を這わせていく。
じっくり、丹念に。
「んっ……あんた、尻尾好きなの?」
好き、というか。
愛しい。感謝。みたいな感情か?
これが見えたおかげで今の俺と川崎があり、これが見えているおかげで俺は川崎に必要とされているのがわかるから。
昔から色々あったりしてひねくれてしまった俺は、どんな言葉でもそれを完全に信じきることが難しくなってしまっている。
でも。この尻尾は。言葉以上の確かな存在だ。
だからこれが見えなくなった時の恐怖は想像しただけで震えがくるものであり、そんなことにならないよう全身全霊で尽くそうと思ってしまう。
「なんか…………自分の身体の一部なのに嫉妬しちゃいそうだね。あんたにそんな目で見られて愛しそうに愛撫されちゃってさ」
川崎が複雑そうな表情で俺を見る。
たぶんそれは俺が普段感じていることだ。
特に肉棒が川崎の胸に包まれた時なんかは無理を承知でそこを代われとか思ってしまう。
…………思い出したら欲求が湧いてきた。あとで川崎の胸でしてもらおう。
そんなことを考えていると、浴場の方からアラームが鳴った。どうやらお湯が溜まったようだ。
ふぅ......
乙です
濃いのが出た(報告)
乙!
サキュバスの能力で汚れを弾いてもらい、軽くシャワーを浴びてから浴槽に入ろうとする。
が、川崎の動きがぴたりと止まった。少し呆れたような表情でこちらを振り向く。
「な、何でしょうか……?」
「いや、うん……確かに出させないままでいさせたのはあたしだけど…………そこまで美味しそうな匂いを撒き散らさなくてもいいんじゃない?」
…………そんなことを言われても困る。
だいたい美味しそうな匂いって言ってもそれを感じ取れるのは川崎の他には京華くらいなものだろうに。
川崎は身体を寄せてきて俺の肉棒を掴み、反対の手で陰嚢を包み込んでくる。
「んぅ…………」
「やっぱりここで一回出しとこっか。どこがいい? 口でくわえさせて飲ませる? それともあたしのおまんこに突っ込んで中に出す? 好きなとこ選んでいいよ」
そう言われてますます射精への欲求が高まっていく。しかし川崎の中に入れたいのはやまやまだが、ここでするのはちょっと気が進まない。
溜まりに溜まった川崎があの程度で落ち着くはずがない。ということはまた能力で自分の性欲を押さえているはずだ。
奥を突いたらそれが解除されて乱れるだろうが、やはりそれはベッドの上がいい。
ならば。
「ん、いいよ。おっぱいでしてあげる。そこに座りなよ」
一瞬。
本当に一瞬だけ川崎の胸に目線が行っただけなのに、それだけで川崎は理解したようだ。
俺に浴槽の縁に座るように指示し、俺はそれに従う。
「ほら、八幡の大好きなあたしのおっぱい。これで今からチンポ挟むからね。よっ、と」
「んっ……」
きゅうっ、と俺の肉棒が川崎の胸の間に収まり、柔らかさに包まれる。
俺は川崎がそのまま上下にしごこうとするのを抑え、動かないようにさせた。
「ん、じっくり味わいな。さすがに平塚先生みたいにチンポ全部すっぽり包み込むことは出来ないけどね」
「ああ…………御主人様の胸……柔らかくて、暖かくって、気持ちいい…………」
しばらくの間俺は川崎の胸を思う存分堪能する。
が、動かずとも視覚的にも感覚的にも刺激が強く、どんどん射精感が迫ってきていた。
もう出るまでいくらももちそうにない。
「わ、悪い、ちょっと…………」
俺は川崎の身体を押して肉棒から離れさせる。あのまま射精しても川崎は怒らないだろうが、まだもったいない気がしてしまったのだ。
別に精力を回復させてもらえばいいだけの話ではあるが。
が、川崎はそれをどう解釈したのか、立ち上がって俺の隣に座ってくる。
「今回は無駄にしても怒らないよ」
「え」
「ほら」
そう言って俺に手のひらを向けて差し出してくる。
これは…………そういう、ことなのか?
俺はごくりと唾をのんで川崎を見た。
「おねだりしてみなよ。許可出してあげるから、さ」
「…………オ、[田島「チ○コ破裂するっ!」]、したい、です…………御主人様の前で、情けない顔を見られながら…………自分のを、しごきたい、です…………お願い、します」
「ん、あたしの手を好きに使っていいよ。八幡の自分でするとこ、見せて…………」
耳元でそう囁いてき、耳に舌を這わせてくる。
俺は川崎の手を取って肉棒を握らせ、それに自分の手を重ねて上下にしごき始めた。
「う、ああ…………」
「ふふ、気持ちよさそうな顔…………八幡、[田島「チ○コ破裂するっ!」]好き?」
「好き、ですっ…………御主人様に性奴隷にしていただく前は……毎日のようにしてましたっ…………」
「じゃああたしをオカズにしたことはある?」
「はいっ…………あります…………ごめんなさい、ごめんなさい…………」
「いいよ謝らなくて。むしろ光栄さ。ほら、こっちはあたしがしてあげるからいっぱい気持ち良くなりなよ」
川崎の尻尾が伸びてきて陰嚢を撫でるように這い回ってくる。
それに対応して少しずつ俺の手の動きが速くなっていく。
「いつでもイっていいからね。精液びゅーって出すとこ、見ててあげるよ」
「御主人様の手を使ってのオナニー、気持ちいいっ…………あ、あ……出る、出るっ…………」
俺は手の動きをさらに速め、射精へと導く。
ギリギリまで堪えてから一気にその欲望を解放した。
「うあっ! あっ……! あっ……!」
「んっ……すごい出てるね…………頑張って」
空いた手で川崎が飛び出た精液を受け止め、さらに出すように促してくる。
射精を応援されて俺は肉棒をしごき続けた。
「あっ…………あっ…………ああー…………」
「すごい…………こんなにいっぱい出て…………しかもさっき出したとは思えないくらいに濃い…………」
川崎の手にすべて出し終え、俺は大きく息を吐く。
手のひらから零れ落ちそうになる精液を舌で掬い取った川崎はそのままそれを飲み込み、残りも唇を付けて啜る。
その光景に肉棒がぴくんと震え、まだそれを握ったままだった川崎がくすりと笑う。
「あれ、まだ残ってるじゃない」
肉棒の先端の尿道口に小さな精液の塊があった。
川崎はそれを摘まみ、軽く肉棒をしごきながらずるぅっと引き抜く。
「あっ! ああんっ!」
思ったより大きな塊だったようで、それが尿道を通り抜けて凄まじい快感が俺を襲う。
予想外のそれに俺は女の子みたいな声を上げてしまい、全身を打ち震わせる。
「すご……こんなふうに摘まめるのに千切れないほど濃い…………」
川崎はうっとりとそれを見つめ、頬を上気させながら口に含む。
舌でかき混ぜながらじっくりと味わい、幸せそうな表情でそれを飲み込んだ。
「はぁ…………美味しい…………」
川崎の手が俺の肉棒から離れると俺の身体から力が抜け、ずるずると浴槽の縁からずり落ちて、へたり込むように床のタイルに腰を下ろした。
両足にまともな感覚が残っておらず、びくっびくっと痙攣を繰り返す。
そのすぐ横に川崎も座り、俺に寄り掛かってくる。
「いっぱい出て気持ち良かったでしょ? さ、お掃除してほしいなら足開きなよ」
「ん…………」
俺はほぼ無意識に体育座りの姿勢から足を伸ばし、広げる。
川崎はその中心に頭を持っていき、俺の肉棒を口内にふくむ。
「ああ…………」
気持ちいい。
快感、というより心地好い。俺は溜め息を漏らす。
それが終わって川崎が身体を起こす頃、俺もようやく人心地がつく。
「ありがとうございます御主人様」
「ん、どういたしまして。久々の大好きなオナニー、気持ち良かった?」
「う……はい…………」
「何今更恥ずかしがってんのさ。初めてヤった次の日だってしたがってたくせに」
それを言われるとどうしようもない。
川崎はくすりと笑ったあと、俺を湯船に誘う。
促されるままに俺は湯に浸かり、川崎は俺の足の間に腰を下ろして俺にもたれ掛かった。
「でもあんたが自分でしてる時の顔、ほんと可愛いよ。みんなに見せてあげたいくらい」
それはやめてほしい。すでに見られた相手もいるが、基本的に川崎以外には見られたくない。
あと可愛いって、まったく誉められてる気がしないぞ。
「でもさ、あたしだけじゃなくってみんなに手伝ってもらいたいとか思わない?」
「手伝うって…………」
「例えばさ」
「舌絡めながら唾液啜り合って」
「玉を激しくしゃぶってもらって」
「お尻の穴に舌突っ込んで掻き回してもらって」
「みんなの手で身体中を撫で回されて」
「あんたは空いた方の手でおっぱい揉んだりおまんこいじったりしながら」
「自分のチンポ握って激しくしごいてびゅーって精液出すの」
「どう?」
「……………………」
「ふふ、黙っててもあたしのお尻に当たってるチンポが雄弁に答えてるよ」
「あー…………いや、でも、やっぱり御主人様以外にはちょっと…………京華までくらいで勘弁してほしい」
「そ。ま、そういいのしたくなったらいつでも言いなよ。八幡が望むことなら出来る限りのことは叶えてあげるからね」
「まあ、その時はお願いする」
「ん」
川崎は短く返事をし、あとは黙ったまま動かずにお湯を堪能している。
いや、唯一尻尾だけが動き、俺の肉棒に絡み付いてきたが。
そのまま腰を振りたい欲求を抑え、俺は川崎の身体を支えていた。
風呂から上がって川崎の能力で水分を飛ばし、浴室から出る。
いつもならここらで食事をするか一眠りかといったところだが、俺は川崎を後ろから抱き締めた。
「んっ……んむっ…………」
振り向いたところで唇を合わせ、身体を正面に向けさせて抱き締め合う体勢になる。
そこからさらに口内に舌を入れながら激しく貪り、指を下腹部に持っていって秘所をいじり回した。
「んっ……んんっ…………んんぅ…………」
そこはあっという間に濡れそぼり、秘口にもあっさりと指を受け入れるようになった。
が、中はきつく、侵入した指をきゅうきゅうと締め付ける。
もうベッドまですら我慢が出来ない。俺は川崎の脚を持ち上げて膝裏に腕を通し、大きく晒された秘口に肉棒をあてがう。
一瞬抵抗されそうになったが、その前に俺は肉棒を一気に川崎の中に突き入れて最奥部まで埋めた。
「っ! ~っ!」
川崎の身体がびくんと仰け反り、声にならない声をあげる。
一番奥を突かれてサキュバスの能力で押さえつけていた性的欲求が一気に解放され、一瞬で絶頂に達した川崎の表情は実に淫靡なものになっていた。
「はっ……はっ……はち、まん…………」
艶かしい声と吐息が漏れる桃色の唇に再び俺はむしゃぶりつきたくなったが、それを何とか我慢して川崎の顔を見つめる。
俺みたいな目の腐った男より、川崎みたいな美少女の絶頂を迎えた表情の方がずっと可愛い。当然だが。
もっともっと気持ち良くなってもらうために腰を動かそうとしたとき、川崎がふるふると首を振る。何だ?
「も、立ってられない…………ベッド、ベッドで、して…………あたしを、あたしのおまんこを、めちゃくちゃに犯してぇ…………」
そんな懇願をされたら奴隷としては逆らうわけにもいかない。
俺は一旦腰を引いて肉棒を抜き、川崎を横抱きにしてベッドまで連れていって横たわらせる。
さあ。
御主人様をたっぷりと可愛がるとするか。
乙です
乙
俺も自慰手伝いしてくれる彼女がホスィ
一度奥まで突っ込んだおかげで精神的充足感を得た俺は多少の余裕が出た。
一方川崎の方は軽く達してしまったようで、四肢を投げ出して息を荒くしている。
しかし視線は俺の肉棒に向けられ、期待に満ちた眼差しと表情になっていた。
「ん……はち、まん…………チンポ、入れてぇ…………あたしのおまんこ、突いてぇ…………」
川崎はそう言って脚を開き、局部をさらけ出してくる。
本当はちょっと焦らしたり前戯したりとかするつもりだったのだが、その誘いに一気に昂ってしまう。
俺は開かれた川崎の脚の間に身体を入れ、肉棒を秘口に押し当てた。
「んっ……早くぅ…………」
「入れるぞ、沙希っ…………!」
川崎の名前を呼びながら腰を進め、肉棒を中に挿入させる。
そのまま再び奥を突き、亀頭で子宮口をぐりぐりと刺激した。
「…………っ! …………っ!」
川崎の身体が大きく仰け反り、またもや声にならない声を上げながら絶頂に達する。
覆い被さるように身体を密着させるとすぐに背中に腕を回してき、しがみつくように抱き付いてきた。
俺は一旦腰の動きを止め、唇を合わせて舌を絡めさせ合う。
唾液もたっぷりと交換し合い、飽きることなく互いのを幾度も飲み込んでいく。
その間にも川崎は何度か身体を痙攣させて達しているようだ。唇の端から甘い吐息が漏れ出ていた。
「んっ……! んっ……!」
それが脳を叩き、俺の理性を剥がしていく。
嫌だ。
もっと。
もっとじっくり川崎の身体を味わいたい。堪能したい。可愛がりたい。
なのに自然と腰が動き、射精を求めてしまう。
何度も川崎の中に肉棒を出し入れし、奥を突く。
あ、ヤバい。
出る…………出る…………。
せ、せめて、許可をもらわないと。
「沙希っ……もう、出る…………沙希の中に、出すぞっ…………!」
「八幡っ…………! 八幡っ…………!」
唇を離してそう伝えると、川崎は俺の首に腕を回してすぐにまた唇を重ねてきた。
それを了承と見なした俺は、川崎の中に精液を放つべく腰を振る。
ああ。気持ちいい…………。
襞が肉棒に絡み付きながら締め付け、子宮口が亀頭に吸い付く。
これだけ射精を促されて我慢できるはずもない。
俺は腰の動きを早めて激しく川崎の中に肉棒を出し入れし、一気に欲望を解放した。
「んっ……! んうっ……! ううっ…………!」
舌を絡めながら射精し、全身が震える。
身体を揺すって川崎の柔らかな肌と擦り合わせながら精液を何度も川崎の中に注ぎ込む。
長い射精が終わっても俺は小刻みに腰を動かし、快感の余韻に浸る。
「ああ……すっげぇ出た…………沙希の中に出すの、気持ちいい…………」
「ん、はあ……ん…………いっぱい、中出しされた…………美味し……幸せ…………」
頬を擦り合わせながら互いに思いの丈を呟く。
そういえばつい名前を呼び捨てしまっている。別に怒られたりはしないだろうが、まだまだ俺の奴隷根性が足りないようだ。
ようやく気分も落ち着いたか、川崎は俺の頭を撫でながら頬にキスをしてくる。
「ん、ありがと八幡。あんたのチンポでイかされまくって、あんなに溜まってた性欲が充分発散されたよ」
「ああ。御主人様のお役に立てたのなら、光栄です」
「うん、ほら」
川崎は口を大きく開ける。
俺は腰を引いて肉棒を川崎の中から抜き、移動してその口の中に肉棒を差し込む。
「ん……ちゅ、れろ…………」
その肉棒に舌が這い回り、体液が舐め取られていくのが気持ちいい。
尿道の中に残ったものを吸い出された時には全身を震わせながら情けない声を上げてしまった。
「はぁー…………」
お掃除された肉棒を川崎の口から引き抜き、川崎の横に倒れ込むように寝転がる。
一気に体力を奪われた気分だ。実際は気付かなかった疲れを自覚しただけなのだろうが。
「ふふ、お疲れさま」
投げ出された腕に頭を乗せて枕にした川崎が身体を寄せてくる。
色々柔らかいものを押し付けられてやはり肉棒が反応してしまうが、特にそれに言及してくることはなかった。
「あたしももう下半身が言うこと聞かないくらいさ。少し寝よっか」
「おう…………」
返事をした途端に猛烈な睡魔が襲ってくる。体力の消耗が激しいところに気を抜いてしまったからだろう。
俺はそのままそれに身を委ねた。
意識が落ちる直前、頬に柔らかい感触がする。それが川崎の唇だと理解した瞬間、俺は夢の世界へと旅立つ。
意識を取り戻した俺はすぐさま現状を理解する。
ここは家でなくホテルのベッドで、自分の身体に寄り添ってる柔らかいものは川崎だ。
よく俺が寝ているときにも色々してくるが今回はそんなこともなく、心地良さそうに寝息を立てている。
…………やっぱこうしてまじまじと川崎の寝顔を見ると改めて美人だなと思う。
整った顔立ちに長い睫毛。
魅惑的な唇にすっと通るような鼻。
こんな美少女が全裸で俺の腕の中で寝ていることがいまだに信じられないレベルだ。
「ん…………」
あ、やべ。起こしたか?
しかし川崎は目を覚ますことはなく、身動ぎしただけのようだ。
が、サキュバスの本能とでも言うべきか、俺の腹辺りに置かれていた川崎の手が股間に向かう。
そのまま肉棒にたどり着き、そそり立ったそれをきゅっと握ってくる。
かろうじて声が出るのを抑えたが、昂りが半端ない。肉棒の固さと大きさがあっという間にマックスになってしまう。
「んん…………」
それに呼応するように川崎は手で肉棒を弄り始める。
軽くしごいたり撫で回したり。
本当に眠ってるのかこの御主人様は?
起きていると判断出来なかったが、その手は動きを止めない。
が、激しくもないので、そのくらいなら射精まで到らずに耐えられる自信はあった。
「はち、まん…………精液、ちょうだい…………」
やっぱ起きてるだろ!
なんて突っ込みを入れる暇もない。
その甘ったるい声が脳に響き、一気に射精への欲求が増す。
腰が勝手に動いてしまい、川崎の手で肉棒をしごかせる。
「あっ…………! あっ…………! ああっ…………!」
我慢が利かず俺はすぐに達してしまい、凄まじい勢いで精液が肉棒の先端から飛び出ていく。
気持ち良さに溺れそうになるが、それよりもまずいことが起きてしまった。精液が川崎の顔にかかってしまったのだ。
「ん…………」
さすがにそれで川崎は目を覚ます。
今のこの状況だけ見れば俺が川崎の手を使っていたしてしまったようにしか見えないだろう。
どう説明したものか。
「…………ふふ、起き抜けにこんな御馳走を用意してくれてるなんて気が利くじゃないのさ」
そう言って川崎は自分の顔にかかった精液を指で掬って舐めとり、俺の身体に唇を付けて飛び散ったものを啜る。
もちろん肉棒にも舌を這わせ、尿道内に残ったものまですべて吸い出された。
気持ち良さで全身を震わす俺の横に川崎は再び身体を寄せてくる。
「ん、御馳走様。悪かったね、たぶんあたしが寝惚けてあんたの身体弄って出ちゃったんでしょ?」
「う…………」
いやまあその通りなんだけど。
それでも我慢しきれなくて御主人様が望んだわけではない射精をしてしまったことに変わりはない。
しかし川崎は俺の頬に口付けたあと、唇を重ねて唾液を流し込んでくる。
俺は躊躇することなくそれを飲み込む。
「ん…………お詫びと言っちゃなんだけど、気持ちいいことしてあげるよ」
気持ちいいこと? そんなのいつもしてもらっている気がするのだが。
そう返す前に俺の全身から力が抜ける。
これは。脱力系の呪いか?
今回は強力なものではなさそうだが、いったい何をされるのだろうか。
「よいしょっと」
川崎は身体を起こして俺の身体をうつ伏せにさせる。
そこから少し腰を持ち上げさせて枕を腹の下に敷き、尻を突き出すような体勢にされた。
まさか。
「ん……れろ…………」
「っ…………!」
俺の尻に顔を寄せた川崎は躊躇いなく尻の穴に舌を這わせてき、ぬるんとした感触に俺の身体がびくんと跳ねた。
もちろんそれだけに飽き足らず、穴の中まで舌を侵入させてくいくいと掻き回させてくる。
抵抗できない俺は快感に翻弄され、川崎に蹂躙されるのを甘んじて受け入れていく。
ふぅ
乙です
川崎の舌が一旦離れたときにはもう俺は意識が朦朧とし、息が荒々しくなっていた。
快感が尋常じゃない。恐らく感度上昇の呪いまでかけられている。このままじゃ遠からずまたお尻だけで達してしまいかねない。
「ご、御主人様…………も、勘弁してください…………」
「なに言ってんの。チンポこんなにバキバキに固くさせちゃってんのにさ。ほんとはもっといじめてほしいんでしょ?」
「あっ……あうっ…………!」
肉棒を掴まれてしごかれ、尻の穴を指で弄くられる。
それだけで俺の思考能力はあっという間に奪われてしまう。
川崎は明らかにサキュバスのドSモードになっており、邪悪な笑みを浮かべていた。
なら性奴隷として俺のすべきことは。
「お、お願いしますっ…………これ以上、お尻、いじめられたら…………俺、俺…………」
「いじめられたら、何?」
もちろん俺は本気で嫌がっているわけではない。
それは川崎もわかっており、楽しそうに笑っている。
「こんなことされたら、どうなんの?」
俺の眼前で尻尾の先が変化し、一回り小さい肉棒の形になる。
それを俺の下半身に持っていき、尻の穴に押し当てた。
「あっ、やっ、駄目っ…………何でもしますから、それだけはっ…………」
「何でもって、例えば?」
「え、えっと…………」
「はい、時間切れ」
僅かに躊躇っただけで川崎はアウト判定し、尻尾を俺の中に突き入れる。
もう川崎以外、御主人様以外には誰にも聞かせられない、聞かれたら死ねるレベルの情けない声を俺は上げてしまう。
ずぽずぽと出し入れされて下半身から流れてくる快感の電流が脳を叩き、それが花火のように弾けて全身をびくんびくんと痙攣させた。
うつ伏せ状態で顔を見られないことだけが幸いだ。さぞかしひどい表情になっていることだろう。
なのに。
「…………なるほど。あんたがあたしを犯すときにあんまり後ろからやらない理由がよくわかったよ」
え?
「顔、見えないもんね」
そう言って川崎は俺の身体をひっくり返してうつ伏せから仰向けにさせる。
ギリギリ動く腕で顔を隠そうとしたが、その前に両手首を掴まれて押さえ付けられてしまう。
そのまま組み伏せられるようにのし掛かられ、ろくな抵抗も出来ずに表情を覗き込まれた。
「ふふ。普段のぼーっとした顔とか余裕ぶった澄まし顔とか自虐的な笑い顔とかも好きだけど、そんなのからじゃまったく想像できない今のあんたの顔、最高…………」
嗜虐的な笑みを浮かべながら川崎は舌舐めずりをし、俺を押さえ付けたまま尻尾の動きを再開する。
やはり先ほどと同じように情けない声が俺の口から吐かれ、悦楽に歪んだ表情を晒す。
肉棒なんかはもうはち切れそうなほどに肥大化し、痛いくらいだ。
「ああ、すご…………これ、あたしのおまんこに入れて射精させたらどうなっちゃうんだろうね?」
「あっ、ひっ…………」
俺はいやいやするように小さく首を振る。
この状態で川崎の中に突っ込むなんて。
「きゅっきゅって締め付けながらごしごししごいて、一番奥にチンポの先っぽ押し付けながら精液びゅーってさせるの。すっごい気持ちいいんだろうね。あんたもあたしも」
「はっ…………はっ…………」
壊れる。壊れちまう。快感でぶっ壊される。
正直川崎になら壊されてもいいという気持ちもあるが、それでも怖い。戻れなくなってしまうかもしれない。
結論から言えば俺が快感で壊れることはなかった。
川崎が騎乗位の体勢になって自らの秘口に導こうと肉棒を握ったとき、それだけの刺激で俺は射精してしまったのだ。
「あっ……あっ……ああっ…………」
一瞬川崎は驚いた顔をしたが、すぐに肉棒をしごいて最後まで気持ちよく射精させてくれる。
すべて出し切った後は尻尾を俺の穴から抜き、俺の腹や胸に飛び散った精液を舌で掬い取り始めた。
肉棒をくわえられて中に残ったものを吸い出され、快感に翻弄されて意識があやふやになってしまう。
が、そんな中でも俺は川崎に謝罪の言葉を口にしたらしい。もちろん入れる前に射精したことについてだ。
そんな俺を川崎は笑いながら見つめ、膝枕をしてくれて頭を撫でてきた。
どうやら怒ったりはしていないようだ。ドSモードも解け、俺を労ってくる。
「少し休んだらお昼ご飯にしよっか。体力を精力に変換したからお腹空いたでしょ」
「ああ」
相変わらず川崎の作ってきた御飯は旨い。舌鼓を打ってじっくり味わい、栄養補給をする。
食事を終えて少し休憩したあとはまたもやベッドに押し倒され、騎乗位で搾り取られた。
しかも抜かないまま三発も。正直自分の精力に恐れおののいてしまう。
「はあ…………気持ち良かった…………美味し…………お腹、いっぱい…………」
川崎はうっとりとした顔で自分の下腹を撫でる。
その表情は上気して血行が良くなっているのかいつもより更に艶っぽく見え、その色気に俺の肉棒が反応してしまう。
「んっ…………また、おっきくなった…………まだ出し足りないの?」
「い、いや…………」
どうなってんだ俺の下半身は。
回復力が尋常でなく、欲求が沸き上がって快感を求め出したくなる。
「いいけど、その前に、ね」
川崎が両手を俺に向けて広げる。
俺は身体を起こし、繋がったまま川崎を抱き締めた。
そのまま唇を合わせ、腕に力を込める。
「ん…………」
まだ舌すら絡めてないのに、唇が重なるだけで俺の肉棒はさらにいきり立つ。
川崎の足を俺の腰に回させてより密着し、一番深いところを亀頭で突く。
身体を揺すって刺激すると、川崎は全身を震わせながらあっという間に達してしまった。
それでも動きを止めずに続けると、離れた唇からあえぎ声が響く。その艶かしい声は俺の肉棒を刺激して射精を求め、俺はそれに応えるべく川崎の身体をベッドに押し倒す。
川崎に覆い被さって舌を絡めながら腰を激しく振り、肉棒を出し入れする。
すでに川崎は何度も達しているが、それでもまだ物足りない、早く精液を寄越せというように肉棒を包む襞が締め上げてきた。
もう限界が近い。
俺は川崎の最奥部に亀頭を押し付けて腰を揺すり、御主人様の許可を得ることなく思い切り射精する。
精液が飛び出るたびに俺は、精液を体内で受け止めるたびに川崎は、全身を痙攣させて快感にうち震えた。
ああ…………気持ちいい…………。
「んー、気持ち良かった…………」
外に出たあと、川崎はぐうっと伸びをしながら呟く。
一方俺は、少し覚束ない足取りだった。
「大丈夫? ちょっと搾り取り過ぎた?」
「いや、平気だ。さすがにすぐにもう一回戦と言われると無理だが」
毎回思うが、ほんと自分の精力に驚く。サキュバスのドーピングを考えても明らかに多い方だろう。
まあ性奴隷としてはその方が都合がいいのだけれども。
明日のためにも今夜はきっちり休んでおかないとな。そう思っていたが。
「あ、そうそう。あたし明日はちょっと家の用事があるからお休みで」
「そうなのか。わかった」
「ん。それとたぶん小町あたりから打診があると思うよ。頑張って」
ええー。頑張るって、何をだよ。
とりあえず明日はお休みらしいが、今までのルーチンからすると月曜も搾り取ってもらえないだろう。火曜のために。
むしろ我慢することを頑張らないといけないか。
そんなことを思いつつ、俺は川崎を家まで送り届けたのだった。
ふぅ
乙です
抜いた
川崎関連の用事がなければ俺に出掛ける理由があるはずもなく、昼近くまで惰眠を貪った。
さすがに腹が減ったので大あくびをしながらキッチンに行くと、小町が昼飯であろうパンを食べている。
「あれ、お兄ちゃん今日はお出掛けじゃないの?」
「ああ、今日は何もない。うちの大黒柱たちは?」
「お父さんとお母さんは車で買い物行ってるよ」
「ふーん」
俺は自分の分のコーヒーを作って椅子に座る。
小町からジャムを受け取り、食パンに塗って口へ運ぶ。
「ここんとこはいっつも沙希さんとデートしてるのにね」
「川崎は何か家の用事あるらしくてな」
「そうなんだ」
そういえば川崎は小町から打診があるかも、みたいに言ってたな。
ちらっと小町の方を確認すると、一瞬だけ目が合ってすぐに逸らされる。少し期待はしたけれど仕方ないか、みたいな感じだ。
まあ実際こんな真っ昼間に親がいつ帰ってくるかもわからない状況で手を出すわけにもいかないだろう。
しかし小町の場合は海老名さんとかと違って性的欲求解消と言うよりストレス解消という方が近そうだ。
なら別の方法でも構わないかもしれない。昼飯を終えて洗い物をしたあと、ソファーに座る。
「よし。小町、来い」
「えっ?」
自室に戻らず何とはなしに残っていた小町を誘う。
小町は驚きはしたものの、すぐにこっちにやってきて隣に座った。
「今日はたっぷり甘やかしてやろう。ほら」
「ん…………」
促されるままに小町は横になって俺の足に頭を乗せる。いわゆる膝枕だ。
そのまま頭を撫でてやると、心地好さそうな表情に変わった。
ひとしきり撫でたあと、俺は軽く小町の耳に触れる。
よし、ついでだ。
「小町、耳掃除してやるよ」
「え、でも」
「遠慮すんな。練習して川崎のお墨付きだぜ」
「うーん、じゃあ頼もっかな」
「おう」
耳かきと綿棒の用意をし、小町の耳の穴を覗き込む。普段からちゃんとしているのだろう、ぱっと見は綺麗なものだった。
しかし見えないとこや奥の方は意外と取り残しがあるものだ。俺はそっと耳かきを差し込む。
カリカリとへばり着いた耳垢を掻き出し、ティッシュに移す作業を繰り返す。
「ん……お兄ちゃん、上手いね…………」
「川崎の手ほどきがあったからな。気を付けるけど痛かったら言ってくれ」
「うん」
最初は少し緊張していた小町だったが、今はすっかりリラックスして俺に身を任せていた。
梵天で後始末をしたあと、反対側の耳も同じようにしてやる。
「はあー…………さすがお兄ちゃん。穴に棒突っ込んで掻き回すの、上手くて気持ちいい…………」
「セクハラオヤジみたいなこと言ってんじゃねえよ…………よし、終わり」
小町の耳掃除を終え、ついでに軽く耳のマッサージをしてやる。もう小町の身体はふにゃふにゃになって脱力状態だった。
そのまま寝息を立て始めた時はどうしようかと思ったが、いいストレス解消になったのなら結果オーライだろう。
帰ってきた親父には物凄い嫉妬にかられた視線をぶつけられたが。
「まあ小町に関してはそんな感じだったわ」
「ふーん」
月曜日。
昼休み。
いつもの場所で川崎の作ってきてくれた弁当をありがたくいただきながら昨日の話をした。
「じゃ、あたしも今日は甘やかしてもらおうかな」
「え?」
食べ終わった弁当箱を片付けながら川崎は言い、そのまま横になって俺の足に頭を乗せてきた。
残念ながら道具がないので耳かきは出来なかったが。というか川崎には必要ないかもしれないが。
明日のことがあるので今日はしないし、耳を軽くマッサージしてやりながら予鈴が鳴るまで俺は川崎の頭を撫で続けた。
「はーちゃーん」
「よう、けーちゃん」
「お待たせ」
「いや、そんな待ってねえよ」
火曜日の放課後は恒例の温泉施設だ。
もう雪ノ下や由比ヶ浜も無駄な説明をすることなく奉仕部不参加を納得している。
いや、理由は嘘八百なんだけどな。
駆け寄ってきた京華と手を繋ぎ、川崎と並んで歩き出す。
施設に到着し、川崎が手続きをしている間、京華は鼻歌を歌いながらはしゃいでいた。
「楽しそうだな。温泉好きか?」
「好きー。おうちのもいいけど広いのもたのしー。今日はけーかが二人のお背中流してあげるー」
「お、そいつは楽しみだ」
京華の頭を撫でてやると、くふふと嬉しそうに笑った。その光景を見ていた近くのおばさんたちが微笑ましそうにしている。
仲の良い家族だとか思われているのだろう。まさかこれから大変いかがわしいことをするだなんて夢にも思うまい。
手続きを終えた川崎と合流し、今回借りた箇所に向かう。
脱衣場まではほのぼのとした雰囲気ではあったが、やはり川崎の下着姿だけで俺はあっという間に欲情してしまう。
肥大化した肉棒がトランクスを押し上げて膨らませ、それに気付いた二人がくすりと笑う。
もう隠すことなく全裸になると、早く早くと急かすように二人に手を引かれて浴室へと入っていった。
とりあえず先ほど京華が言ったように背中を流してもらう。懸命な姿がいじらしく、将来子供ができたらこんな感じなんだろうかと感慨に耽る。とても自分の子供にさせられないようなことをこれからするわけだが。
「終わりー。流すよー」
「おう、ありがとうな」
ざあっとお湯をかけられて石鹸が流されていく。
いや、最初から川崎の能力を使えば済むんだが、情緒がないでしょと言われた。そんなもんなのか。
「じゃ、そろそろ飲ませよっか。けーちゃん、今日は全部飲んでいいからね」
「うんっ」
「あんたのこれも待ちきれないみたいだね」
そう言って川崎は俺の肉棒に触れてくる。
ギンギンに固いのは裸の川崎が目の前にいるからなのだが。
「けーちゃん、どんなふうにして飲みたい?」
「えっとえっと…………」
「今までの中でどうやって飲むのが美味しかった?」
「うーんとね、さーちゃんのおまんこに出したのがいちばんおいしかった!」
「!! そ、そうなんだ」
予想外の答だったのか照れたように戸惑う川崎。
俺の感情や気持ち良さに精液の味が左右されるというのなら見当は付くはずなのだが。
「けーかもはやく大きくなっておまんこではーちゃんのおちんちんをきもちよくさせたいなー。今はまだむりだし」
「ん、大丈夫だよけーちゃん。女の子の身体はね、どこだっておまんこにできて男を気持ち良くさせられるから」
「ほんとー?」
「うん。ほら、こうやってね…………」
京華の手を取って何やら教えている川崎。
このちょっとした放置時間が辛い。
サキュバス姉妹のエロい会話で俺の肉棒はますますいきり立ってしまったというのに。
「わかった? じゃ、やってみよっか」
「うんっ。ね、はーちゃん」
「お、おう。何だ?」
「はい」
京華は両手を組み合わせて指で輪を作り、俺の前に差し出す。
これは。もしかして。
「けーかのおててで作ったおまんこー。これに入れてー」
「ほら、立って。そんで京華のおまんこ使ってやんなよ」
一瞬呆けた俺を促す川崎。
俺はごくりと唾を飲んで立ち上がる。
腰の位置に上げられた京華の手の輪の中に肉棒を差し入れると柔らかい温かさに包み込まれ、思わず溜め息が漏れ出た。
自然と腰が前後に動き、肉棒を擦らせる。
「けーちゃん、もっときゅって締め付けてあげないと。サキュバスのおまんこなんだから緩くっちゃダメだよ」
「はーい」
「それとおまんこの行き止まりも作らなきゃ。おちんちんの先っぽが寂しがってるよ」
「うん、こうでいいのかな?」
「そうそう。じょうずじょうず」
川崎の指示で京華が肉棒を握る力を強め、自分の身体を手のすぐ後ろに持ってくる。
腰を突き出した時に亀頭が京華の胸辺りに押し付けられる形になり、その感触に声が出そうになって慌てて自分の口元を押さえた。
しかし腰の動きは止まらず、手の輪っかで肉棒をしごき、ぐりぐりと亀頭を京華の身体で擦りあげる。
「はーちゃん、けーかのおまんこ、気持ちいいー?」
「ああ……すっげ、気持ち良い…………京華のお手々まんこ、気持ち良いぞっ…………」
「えへへー、もっともっと気持ちよくなってね」
前後に動かしたりはせず、強弱をつけるようににぎにぎと力加減を加えるやり方に、俺はさらに腰の動きを速めてしまう。
このまま一気に射精してしまうところをギリギリのところで堪え、何とか動きを止めた。
「はあっ…………はあっ…………」
「はーちゃん?」
「ん……もう、出る…………京華には直接飲んでもらいたいからさ、先っぽくわえてくれるか?」
「うんっ、わかった!」
京華は嬉しそうに肉棒の先端に唇を付けた。
俺は京華の頭に手を添えて動かないようにし、肉棒をしごき始める。
「八幡、自分の手よりあたしのを使った方が気持ちいいでしょ? ほら」
川崎が俺の背後から抱き締めるように密着し、手を肉棒に伸ばしてくる。
ありがたく使わせてもらうことにしよう。俺はその手に肉棒を握らせて手首を掴んで前後にしごかせた。
「けーちゃん、お手々が空いてるよ。はーちゃんの大好きな玉揉みをしてあげて」
京華が言われた通りに俺の陰嚢を両手で揉んでくる。
川崎も身体を押し付けながら揺すり、豊満な胸で俺の背中を刺激してきた。
「う、あ…………出る…………」
「ん、けーちゃん。もうすぐ美味しい精液出るってさ。こぼさず全部飲むようにね」
「んー」
待ちきれない、と言うように京華の舌がちろちろと尿道口に這わされる。
俺はもう抑えきれず、びくんっと全身を震わせて射精してしまった。
「あっ……あっ……ああっ…………」
「ん……こく…………こく…………」
精液が飛び出るたびに俺は声を漏らし、京華はそれを喉を鳴らして飲み込んでいく。
すべて出し切って一息ついたところで尿道内に残っていたのを吸い出され、俺は情けない声を上げながら全身を痙攣させた。
京華の口が離れると同時に俺は脱力し、川崎に支えられながらその場にへたりこむ。
「はーちゃん、大丈夫ー?」
「あ、ああ。京華のお口とお手々まんこが気持ち良すぎただけだから。ありがとうな」
「ううん、こっちこそおいしいのありがとー」
「ふふ、良かったねけーちゃん。さ、はーちゃんはあたしが見とくからお風呂に浸かっておいで」
「はーい」
京華は元気よく返事をし、浴槽に向かう。
俺はようやく落ち着いて大きく息を吐いた。
「ん、お疲れさま。今日も頑張ったね」
「ああ。御主人様は今日はいいのか?」
「うん。明日の昼休みにお腹一杯飲ませてもらうから」
「そ、そうか」
しばらく休んでから俺たちも湯に浸かり、充分に温まってから風呂を出た。
いつものようにサキュバスの能力を使ってもらったあとに身支度をし、温泉施設から川崎家へと向かう。
もちろん二人を送り届けるために着いていっているのだが、手を繋いでいる京華がやけにご機嫌だった。
「京華、温泉は楽しかったか?」
「うん、たのしかったー。今度のもたのしみー」
「今度?」
「あ、まだ言ってなかったね。母さんが商店街の福引きで一泊二日の温泉旅行を当ててさ、今度の土日は家族でそれに行ってくるの」
「すげえ運がいいな。良かったな京華。楽しんでこいよ」
「うんっ、はーちゃんにおみやげ買ってくるー」
「おう、楽しみにしてる」
うーむ。ということは今週末は完全フリーか。
特に遊ぶ相手がいるわけでもなし、だらだら過ごしますかね。
ふぅ......
乙です
俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃないけーちゃんで立つわけがない
けーちゃんのエロありがてえ…
「ん、う…………うっ……! ううっ…………!」
俺は対面座位のままびくんっと身体を震わせて川崎の中に精液を放った。
土曜以来の膣内射精だ。一番奥に亀頭を押し付けて思う存分に注ぎ込む。
それらを受け止めきった川崎は俺と重ねていた唇を離し、満足そうな溜め息を吐く。
「はあ……美味しい…………サキュバスになって良いことも悪いことも色々あるけど、一番幸せなのはこの瞬間かも…………」
「お、俺も…………んっ……」
突然の告白に動揺し、俺も性奴隷として幸せだと伝え返したかったがその前に再び唇を塞がれてしまう。
今日は昼食も手早く終えたので残り時間にも少し余裕があり、一度出したあとも繋がったまま昼休み終了直前まで抱き締め合った。
さすがにもう一回やるほどではなかったが。
口でお掃除してもらっただけですぐにまた臨戦態勢になるが、また明日のお楽しみということで。
川崎も少し名残惜しそうに肉棒に軽くキスをする。
「ね、今日はこっちでいい?」
翌日の昼休み、川崎は昼食を終えた後に指で自分の開けた口を指し示す。
少しだけ出した舌をチロチロと動かし、俺の欲情を刺激する。
「…………い、いちいち質問しなくても」
何せ俺は川崎の性奴隷なのだから。
聞いてくるのでなく命令さえすれば俺は従うのみである。
「ん、じゃあ御主人様からの命令だよ。あたしに、飲ませて」
そう言って川崎は俺の前にしゃがみこみ、口を大きく開けて待ち構えた。
え? これって、俺の方から動けということなのか?
すでにズボンの中で肉棒は期待で大きくなってはいるけれども。俺が上位にいるようで少しだけ落ち着かない。
いや、するけれどね。
「ん…………」
立ち上がってファスナーを下ろして肉棒を取り出し、口に差し込むと川崎は嬉しそうに呻く。
温かい粘膜に包まれる感触に俺も声が出そうになったが、どうにか堪えた。
唇の輪が前後しながら締め付けてき、様々に舌が這い回る。昂りがどんどん大きくなっていき、あっという間に射精感が押し寄せてくる。
自分でする時や海老名さんとかにしてもらう時はそんなことないのに、川崎にしてもらう時だけは早漏と疑われるレベルで達してしまいそうになるのだ。
「ん、う…………」
そのねっとりとした動きに俺はついに声を漏らしてしまう。
いつの間にか俺の方から腰を振り、川崎の口に肉棒を出し入れしていた。
川崎はそれを受け入れたまま手を動かし、ズボンの上から陰嚢を掴んで揉みしだく。
あ、あ、ヤバい。サキュバスの能力を使われてるわけでもないのに、もう、出る…………!
その様子に気付いたか、川崎は俺の方を見ながらぎゅむぎゅむと唇を締め付けてくる。
我慢してないで早く出せと言わんばかりに空いた手で根元をしごく。
「っ…………! ううっ…………!」
ぴんと足が伸びて身体が反り返り、声が出ないよう口を手で覆いながら俺は射精した。
びくっびくっと腰を震わせながら川崎の口内に精液を放つ。
あっ…………あっ…………気持ち、いいっ…………!
射精が終わった後もじっくりたっぷりねぶるようにお掃除され、へたり込みそうになるのを何とか堪える。
尿道内のものを吸い出されて口が離れた途端、俺は糸が切れたようにすとんと腰を下ろした。
「はあ…………はあ…………」
「ん……こく…………ふう、御馳走様。大丈夫? 腰抜けた?」
「ああ……すっげ、気持ち良かった…………」
「ふふ、いっぱい出たもんね。でもまだ大きいまんまだよ。もう一回出しとく?」
「いや、さすがに時間ないしな」
俺だけならまだしも、川崎も揃って授業をサボっていると何かしら疑われかねない。
特に次の授業は国語だし、平塚先生にはほぼ察せられるだろう。
「そう? じゃあ代わりにおっぱいでも揉んどく?」
「じゃあも代わりにもなってないだろそれ。むしろ我慢できなくなるし」
「でもあんたのチンポはおっぱいに挟まれたがってるんじゃない?」
そう言って固くなっているままの肉棒をつんつんとつつく川崎。
本当に我慢できなくなるからやめてほしい。
「ほら、ぴくぴくしてるじゃないのさ」
それは川崎が触ってるからなのだが、確かに川崎の胸でしてもらうというのも魅力的だ。
今度の土日は会えないが、早ければ来週の火曜の温泉の時にでもしてもらおうか。
そこまで考えたところで予鈴が鳴る。
名残惜しつつも俺は肉棒をズボンにしまい込み、衣服を整えた。
「そういえばあんた週末は何か予定あんの?」
「ないぞ。今の俺に御主人様絡み以外であるわけないだろ」
以前の俺にはもっと何もないけどな。
まあ俺がぼっちなのは川崎も知るところではあるし、見栄を張ることもないだろう。
適当にだらだら過ごすとしよう。そんなふうに思っていたわけだが。
「というわけで週末は私たちが相手をしよう」
「しまーす」
……………………ええー?
翌日の昼休み。なぜか屋上に出ず、途中の踊り場で昼食を取ることになったわけだが。
しばらくして平塚先生と海老名さんが加わったかと思うと、いきなりそんなことを言われた。
川崎の方を窺うと平然としながら弁当に箸を伸ばしている。どうやら全部川崎の差し金のようだ。
「いや、間に合ってるんで」
「嘘をつくな。比企谷ほどの男が二日も我慢できるわけないだろう」
「それ褒めてるんだか貶してるんだかわからないんですけど」
「褒めてるよ。ヒキタニくんの精力すごいもんね」
一応誰かに聞かれないよう小声で会話しているが、ちょっとハラハラする。
まあこんなとこにくる奴なんてそうそういないだろうけど。
「そもそも我慢できなくさせるために邪魔をしにここにいるわけだしな」
「いやあの、俺と川崎がいつも昼休みにヤってるみたいな流れにしないでもらえます?」
「違うのか?」
「違います」
嘘は言ってない。
月曜日はだいたいやってないし、溜めさせるためにしばらくお預けされることだってある。
が、どうにか断ろうとする俺をこともあろうに御主人様が背後から撃ってきた。
「いいから相手してやんなよ。実費払いを条件にさ」
「ええ…………」
「たまにはいいじゃない。そんで経験値貯めてあたしをもっと悦ばせてよ」
「そうそう。たまにはサキサキ抜きでヤっとこうよ」
「色々試しておくのも大切な経験だぞ」
「いや、今俺の他に経験しようがない人たちにそう言われても…………」
「「うぐっ…………!」」
あっ、やべ。
見えない剣が二人の身体に刺さった感触がしたわ。
恨み節や鉄拳が飛んでくる前に誤魔化しとこう。
「でも二人が相手ってどうやるんですか? 一日ずつとか?」
「そこは比企谷に任せよう。要望があればそれを通すし、ない部分はこちらでセッティングするつもりだ。なるべく平等だけは心掛けてもらいたいがな」
「えーと、じゃあとりあえず…………本番はしませんよ」
そう言った瞬間、二人の顔色が絶望に染まる。
いや、予想出来たことだろうに。
「な、何で?」
「何でって、いつもそんな感じだろ」
「でもサキサキの許可があればいいんでしょ? サキサキがいるときはしてくれてるし避妊すれば問題ないんじゃないの?」
「あー…………」
どうしたものか。
川崎がいればサキュバスの能力で避妊させることはできるが、それ以外の方法だと完全とは言えずわずかでもリスクが発生する。
以前聞いたところによると多少間を開けても大丈夫らしいが、やはり避けられるものならそうした方がいいだろう。
なら別方面から躊躇わせよう。
「覚悟は、あるか?」
「え」
「もし俺が理性失って欲望のままに襲ったとして、それを受け入れる覚悟はあるか?」
「うっ…………」
海老名さんも平塚先生も怯んだ表情をする。川崎もいるときの俺の精力を思い出したのだろう。あるいは二人だけの時に交わった回数の話を聞いていたか。
ちなみに川崎はくっくっと可笑しそうに笑っている。
「そうだね。比企谷の精力と体力って半端ないからね。ちゃんとコントロールさせないと身体ぶっ壊れちゃうかも」
「そ、そこはほら、私と平塚先生の二人がかりなら何とか」
「あ、もうひとつ条件な。相手するのは一人ずつで」
これは俺が逆に無理やりされることを恐れてのことだ。
それこそ二人がかりで襲われたら男女の差があっても抵抗しきれないかもしれないしな。
海老名さんと平塚先生は迷った末にその条件に頷いた。
「じゃ、俺からはそれくらいです。場所や時間の振り分けは二人に任せますんで」
そう言うと二人は話し合いを始める。
それを見ながら俺は小声で川崎に話し掛けた。
「なあ、いいのか?」
「よくなきゃ許可なんて出さないし二人に打診したりしないよ」
「でも…………」
「そんな重く考えなくっていいって。そもそもサキュバスは本来は性に奔放なんだし」
「そうかもしれないけどさ」
「…………おまんこの奥突いてれば満足しちゃうようなチョロいサキュバスばっか相手にしてるといつまで経ってもレベルアップしないよ」
「っ…………!」
突然の言葉に俺は少し仰け反り、そんな俺の様子を見て川崎は楽しそうに笑う。
くそ、見てろよ。
今度絶対この御主人様をひぃひぃ言わせてやる!
乙です
サキサキ抜きで抜くのか
結局話し合いの末に俺は土曜は海老名さんとラブホテルに行き、日曜は平塚先生の家にお邪魔することになった。
この順番によって何かがあっても恨みっこなしと言っていたが、そんな変化があるものなのか?
「前日に搾り取り過ぎて翌日に支障が出るとかじゃない?」
「ああ、なるほど」
土曜の早朝、川崎家の近くで待ち合わせた川崎が俺の疑問に答えた。
それは確かにありそうな話だ。
「ま、あんたの普段からの精力だと心配いらないと思うけどね。でも念のため、ほら」
「ああ」
そう言って川崎は俺と唇を合わせて唾液を流し込んでき、俺は舌を軽く絡めながらそれを飲み込む。
もちろん能力が付与されているが、それは俺から提案したことだ。
「でも本当に必要? 精力増強も回復上昇もさ」
「あの二人だって結構なもんだろ。連日で相手するなら用意しとかないと」
「普段からあたしの相手してんのに? 別にいいけどね」
実は後付けの理由で、本当は今日も川崎と会うためだなんて言えない。
すっかり俺は川崎に依存してしまっている。さすがに良くないとは思っているんだが。
「じゃ、行ってくる。温泉旅行、楽しんで来てくれ」
「ん、そっちもね。アドバイス、いる?」
「…………お願いします」
背中を向けて立ち去ろうとしたところで俺は情けなくも振り向いた。
いや、だって、川崎がいなくて長時間他の女とそういう空間にいるなんて不安で仕方ないし。
川崎もまさか肯定されるとは思わなかったようで、苦笑している。
きっちり助言は貰ったけど。
指定時間より早めに待ち合わせ場所に来たが、海老名さんはすでに到着していた。こちらを見つけて手を振ってきたので軽く振り返す。
一応内緒の関係ではあるのだからあんま目立たないで欲しいというのに、満面の笑みで早足で寄ってくる。
川崎との関係なら最悪バレてもどうとでもなるが、海老名さんや平塚先生となるとバレること自体が良くない。何か上手い言い訳を考えておかないと。
「んー、でも平塚先生ならともかく、私とのは別にいいんじゃない? 公序良俗に反してるって訳でもないし」
「いや、反してるだろ…………」
生徒と教師は間違いなく反しているだろうが、海老名さんとの場合は正直わからない。
が、他人から見たら良く思われないのは間違いないのでとりあえずそう言っておく。特に戸部。
「まあまあ。決定的瞬間さえ見られなければごまかせるでしょ」
「海老名さんとはグループカーストが違いすぎて一緒にいる時点でおかしいんだよなあ」
「大丈夫大丈夫、私の方は適当に言い訳できるから。それよりはヒキタニくんの方が心配じゃない?」
「俺は聞いてくるやつすらいないから。なんならクラスのやつに『海老名さんと一緒に歩いてた根暗そうな男って誰だ?』とか噂されるまである」
「さすがにそこまで存在感ないってことは…………」
「ないか?」
「ノーコメントで」
「もう肯定してるよねそれ」
「あとはほら、いきなり言われて咄嗟に反応できなかったりとかはあるんじゃない? ヒキタニくんってコミュニケーション苦手だし」
「まあ親しくもないやつに言われたらそれはあるかもな」
「結衣や雪ノ下さんに言われても?」
「う…………」
「あと戸塚くんとか」
「浮気を疑われてはいけない。戸塚にはちゃんと納得してもらえる言い訳を考えて誤解されないようにしないと。いや、それ以前に予防しておくべきだな。もうこういう関係は止めよう海老名さん」
「急に饒舌になりすぎ!?」
そんな下らない会話をしながら俺たちは目的地付近までやってくる。
その頃になると海老名さんは口数が少なくなり、周囲に人目がないのを確認して俺に腕を絡めてきた。
俺は特に抵抗せず、海老名さんはさらに身体をくっつけるようにしてくる。少し歩きにくい。
明らかに欲情しているのが見てとれ、建物に入って部屋を選ぶ頃には息まで荒くなっていた。
「んんっ…………!」
エレベーターに乗ったときにちょっとした悪戯心で組まれている腕を動かして海老名さんのお尻を撫でると、身体をくねらせながら色っぽい声が上がる。
相当キテるなこれ。
正直靴を脱いで部屋に入った途端襲われるかと思ったが、自制心をフル稼働させたようで、いったん俺から身体を離して荷物をソファーに置いた。
「おい、姫菜」
「は、はいっ!」
とりあえず川崎から受けたアドバイス通りに、まずは名前で呼び掛ける。
それだけで海老名さんの奴隷スイッチが入ったようで、俺の方に振り向いて直立不動の体勢になった。
「体温も上がっててずいぶん興奮しているみたいだが、もしかしてもう下着濡らしてんのか?」
「……………………」
俺の質問に海老名さんは首を振って否定する。
おや? 川崎の予想ではここでその通りだと答えてお仕置きをねだられるパターンだったのだが。
「し、下は、はいて、ません…………」
「は?」
海老名さんの思わぬ言葉に俺は間の抜けた声を出してしまう。
はいてないって…………いや、今日は丈の長いワンピースだなと思ったし、お尻を撫でた時結構ダイレクトに色々伝わってきたけども。
サキュバスの予想を上回ってくるとはなかなかやる。
「………………スカート、捲ってみろ」
「はい…………」
海老名さんは言われた通りにスカートの裾を掴み、ゆっくりとたくし上げていく。
膝を越えたあたりですでに内腿から愛液が伝わってきており、周辺を濡らしている。
やがて全てが晒け出されたところで海老名さんの両足がもう立っていられないというようにがくがくと震え始めた。
俺は濡れそぼった局部をひとしきり眺めたあと、服を脱ぐように命じる。今日は川崎がいないので服が汚れたりした場合処置できないしな。
「ぬ、脱ぎました…………」
さすがに上は着けていたようで、ブラを外して形の良い胸を晒したあと、再び俺に向き直る。
台詞だけ聞くとしおらしく感じるが、その表情は恍惚として先ほどよりさらに息が荒い。
「よし、いい子だ。御褒美をやるから次の三つから選べ」
「は、はい」
「1、せっかくホテルに来たし風呂に入るか。身体洗ってやろう。2、もう我慢できなさそうだな。俺も手伝ってやるからオナっていいぞ。3、俺に御奉仕させてやる。もちろんオナりながらでも構わない」
「3! 3でお願いします!」
二番を聞いて表情を輝かせた海老名さんだったが、三番を聞いて食い気味に答えてくる。
何かもう足にすがり付いてくる勢いだ。
それどころかズボンまで脱がそうとしてくるし。ふぇぇ……この子怖いよう…………。
待ての命令をどうにか言い聞かせて俺は自分で服を脱ぎ始めるが、初めて女とヤる時の童貞のようなギラギラした視線を感じる。
俺の初体験は色々特殊だったが。
「よし、こっちに来い」
「はい…………」
ベッドの淵に座った俺が声を掛けると、海老名さんはすぐに俺の前に来て跪く。
うん、いやまあ。確かにどこにとは言わなかったけどさ。てっきり隣に座るかと思ったが、こうくるとは。
でもよくよく考えると、俺も川崎に対しては同じ行動をとりそうだ。
海老名さんは息を荒くしながら俺の命令を待っていたが、すぐに我慢できなくなったのか俺に懇願してくる。
「ご、御主人様…………いい、ですか?」
「ああ。好きにしろ」
俺はスマホを構えながら足を開く。
海老名さんはスマホに目線を向けながらそそりたつ肉棒に顔を寄せる。
「そんなに好きか?」
「はい…………おチンポも、撮られるのも、大好きです…………」
そう言って海老名さんは肉棒に頬擦りをしてくる。
眼鏡はかけっぱなしなので亀頭が時々当たってずれたりするが、もはやそれすらもエロく見えてしまう。
少しずつ動きがエスカレートしていき、唇や舌が茎を這い始めた。
両手は自分の股間に伸び、もぞもぞと動かしている。
が、それもつかの間、よほど我慢していたらしく、海老名さんはあっさりと絶頂に達してしまう。
「ひぁっ……あっ…………あんっ…………」
びくっびくっと身体を仰け反らせ、小さな悲鳴を繰り返す。
それでも目線だけはスマホのカメラから外さなかったが。画面越しに見るとまた違ったエロさがあるよな。
「はあ……はあ…………」
ふらっと海老名さんの身体が揺れ、俺の足にもたれ掛かった。
いまだ快感が身体を巡っているのか時折痙攣させている。
手を伸ばしてそっと頭を撫でてやると心地好さそうな表情をしたが、すぐにはっと頭を起こす。
「も、申し訳ありません御主人様…………私…………!」
「気にすんな。気持ち良かったか?」
「は、はい……良すぎて、こんなに早く…………うう…………」
自分でもその早さに驚いているようだ。
が、俺の方もそんなに余裕があるわけではなかった。朝川崎に受けたサキュバスの能力が段々と効果を発揮してきたのである。
それでもまだ耐えられないというほどではない。俺はスマホを置いて海老名さんを立ち上がらせ、少し乱暴気味に胸を揉む。
「んんっ…………」
海老名さんはぴくっと身体を震わし、きゅっと乳首を指で摘まんでやると切なげな声が上がる。
俺は背中に手を回して海老名さんを抱き寄せ、その乳首を口に含んで思い切り吸ってやった。
「あはあぁぁっ!」
びくびくっと全身を痙攣させながら俺の首に腕を回してしがみついてくる。
吸うだけでなく唇で強めに挟み込んだり舌で舐め上げたりすると、そのたびに声が漏れ出た。
反対側の乳首も同じようにしてやると、もう立つことも難しくなったか俺の太ももに座るように腰を下ろす。
ぐちゅ、と熱く濡れた感触がした。胸を弄るだけでこの濡れ様は予想以上だ。
俺は口を離し、海老名さんをベッドに横たわらせる。
脇に置いてあったスマホを再び手にし、足を開かせると海老名さんは自らの手で局部を広げて晒け出す。
そこを撮影しながら俺は右手中指を蜜壷に突っ込んだ。
そのまま感じるところを探り当てながら指を出し入れすると、きゅうきゅうとその指を締め付けてくる。
「あっ! はっ、ああっ!」
「ほんとエロいまんこだな。指一本だけでそんなによがりやがって」
「ごっ、御主人様の指が、気持ちよくって! 自分でするのと全然違います!」
「嘘つけ。さっきも自分でしてて気持ち良くなってたじゃねえか」
「あ、あれは、御奉仕させていただきながらだからで…………ああっ!」
「ほら、我慢しなくていいぞ。これを自分で弄ってイってしまえよ。ちゃんと撮っててやるから」
一瞬だけ親指で肥大化した陰核をつつくと、海老名さんの身体が仰け反った。
そのまま自分の指でその陰核をぐりぐりと弄りだし、矯声を上げ始める。
「あっ! あっ! イく、イくぅっ!」
「姫菜、『イくとこ撮ってください』って言え」
「おっ、おまんこっ! イくとこ撮ってくださいっ! あっ! あっ! ああっ! あっ!」
海老名さんは何度か短い悲鳴を上げ、そのまま絶頂に達した。
びくんびくんと身体を震わせながら快感を享受する。
イき終わって俺は指を抜き、ひくつく秘口をしっかり撮影してから俺はスマホを脇に置いた。そろそろ俺も限界が近い。
その様子に気付いたか、海老名さんがこちらに顔を向ける。
「御主人様……私の身体、好きなように使って下さい…………御主人様さえ良ければ、おまんこも…………」
「そうだな」
「えっ…………」
「今日俺をしっかり満足させてくれたら、今度川崎と一緒にここに来て、姫菜のまんこ使ってやるよ。もちろん一度で終わるわけないがな」
「は、はいっ!」
俺の言葉に表情を輝かせ、海老名さんは身体を起こす。もう何でもしますって顔だな。
とりあえず海老名さんの手を取って肉棒を握らせ、ゆっくりと上下にしごかせた。
すぐに海老名さんは自分で動かし始め、俺の様子を窺いながら刺激する。
空いた方の手で陰嚢を包み込むように握り、揉みしだく。
それだけでもう俺は射精感が込み上げてきた。さっきからずっと我慢していたからな。
「ああー……もう、出そうだ…………」
その言葉に海老名さんは少し慌てるが、俺は何も言わない。
どうするかは自分に任されたのだと判断した海老名さんは大きく口を開けてその肉棒をくわえこんだ。
頭を上下に振って唇と手で肉棒をしごき、舌を亀頭に這わせる。
その感触に耐えきれず、俺は遠慮なく海老名さんの口内に精液を放つ。
「おっ……ああっ…………出た出たっ…………気持ち、いい…………」
頭を押さえて離れないようにし、腰を揺すって幾度も射精する。
すべて出し切ったあとも海老名さんの口内の温かさを感じながら余韻に浸った。
「ああー、出した出した。結構な量だっただろ、飲めるか?」
「ん…………」
大量の精液を口に含んだまま海老名さんは顔を上げて身体を起こす。
こく、こく、と何回かに分かれて喉を鳴らし、精液を飲み込んでいく。
「はあ…………すっごい量だった……喉にも絡むくらい濃くて…………頭くらくらしちゃう…………」
「呆けてんなよ。まだやることあるだろ」
「ん……はい…………おチンポ、お掃除させていただきます…………」
再び海老名さんは俺の下半身に顔を埋め、肉棒に舌を這わせ始める。
体液をすべて舐め取らせたあと、尿道内に残ったものもしっかり吸い出させた。
「ん…………御苦労だったな。とりあえず風呂でも入るか?」
「えへへー。はいっ」
俺の言葉に海老名さんはにこやかに返事をし、準備をするべくバスルームへと向かった。
可愛ヨ
ふう、乙です
海老名さんのエロは中々見かけないからそれだけで新鮮!
シャワーで汗を流し、湯が張られたお湯に浸かる。
海老名さんも同様にするが、俺と違うのは頭にタオルを巻いていることだった。髪が濡れるのを嫌ったのだろう。
「よいしょっと」
海老名さんは俺の隣に来て身体を寄せ、俺の腕を自分の腰に回させる。
特に抵抗する意味はないのでされるままになるが、少しだけ落ち着かない。
ていうか海老名さんは平塚先生と同じく性的欲求を充たすために俺とこういうことをしているはずなので、恋人っぽいことをしたいわけではないと思うんだが。
それとももしかしてリア充の間ではこれくらいのスキンシップは知り合いレベルでもやることなんだろうか?
そんな益体もないことを考えていると、海老名さんが身体の向きを変えた。具体的に言うと俺の方に。
そのまま俺の身体に両腕を回して抱き付いて胸を押し付けてき、片足を乗せてくる。
俺の太ももに触れた股間は明らかにお湯でない粘液が溢れていた。
「え、海老名さ……」
「ごめん八幡くんっ…………キスして、いい?」
聞いてきた割に返事を待たずに海老名さんは俺の口に吸い付いてき、舌を突き出してやると嬉しそうに自分のと絡めてきた。
股間はそのまま俺の太ももにぐりぐりと押し付け、俺を使っての自慰行為を続ける。
どうしていいかわからないので、とりあえず回していた手を伸ばしてお尻を揉んでやると、繋がった唇の間から甘い吐息を漏らす。
しばらくそんな動きを繰り返し、やがて海老名さんの全身がびくんっと震えた。どうやら達したらしい。
「んっ……! んっ……! んんっ……!」
幾度か身体を痙攣させ、そのまま脱力して俺の身体に寄り掛かってくる。
離れた顔から窺える表情は満足げなものだった。
「ヤバいなあ…………私、八幡くんとサキサキのせいでどんどんエッチになっちゃってる」
いや、身体はまだしも性格は最初から変わってなくね? 突っ込みは野暮だろうし口には出さないけど。
しかし川崎にはああ言われたけど、正直海老名さんはサキュバスなんかよりずっとチョロい気がする。
別にサキュバスがチョロいってわけでもないんだけどさ。
「八幡くんのおチンポもまたこんなに大きくなってる…………出しちゃう?」
「あー……いや、風呂出てからでいいだろ」
「うん」
そろそろ出るか、と思って二人とも立ち上がる。
が、海老名さんがふらついて、俺は慌ててその身体を支えた。
「おい、大丈夫か?」
「ご、ごめん。ちょっと下半身に力が…………」
まあ無理もないか。短い時間であんだけしているんだし。
俺は海老名さんを横抱きにして抱え上げ、湯船を出る。
「え、わ…………」
エロ目的以外で俺なんかにこういうことをされるのは不本意かもしれないが我慢してもらおう。
脱衣所で下ろしてバスタオルを渡してやる。
「…………そういうとこだよね」
「え、俺何かやっちゃった?」
海老名さんの呟きに俺はどこぞの主人公みたいな台詞を吐いてしまう。
やっぱりさっきのは良くなかったか? お姫様抱っこくらいは本当に好きな人にしかしてほしくなかったのかもしれない。
しかし今さら遅いし謝るのも何か違う気がするので、とりあえずとぼけることにした。
「んー、何でもない」
「そ、そうか」
俺もバスタオルを手に取り、海老名さんに背を向けて身体を拭き始める。
腐女子である海老名さんに尻を向けるのは一抹の不安があったが、海老名さんが座り込んでいるので仕方ない。正面や横を向くといきり立った肉棒を目の前に晒してしまうことになるからな。
「わっひゃあっ!?」
あらかた拭き終わったところで不意に尻の穴に生暖かい感触が走り、俺は奇妙な声を上げながら飛び退く。
振り向くと案の定と言わんばかりに海老名さんがしゃがんだままにじり寄っていた。
「な、何を……?」
「え、おチンポ大きくしながらお尻こっちに向けたから舐めろってことかなって…………」
「違う!」
腐女子とは別の意味で尻が狙われてしまった。
いや、うん、嫌いなわけじゃないんだよ。でも不意討ちはやめてほしい。
「はあ…………もう立てるか?」
「うん」
俺が手を差し出すと、海老名さんはそれを握り返して立ち上がる。
さて、備え付けのバスローブでも羽織るか、と思ったが、手を繋いだまま海老名さんに引っ張られて脱衣所から出てしまう。
…………まあいいか。
海老名さんがベッドに座り、俺が隣に腰掛ける。
脇に置いてあった眼鏡を着け、チョーカーを首に巻く。
いるか、それ?
「いるでしょ。八幡くんの性奴隷だっていう証だよ」
「そんないかがわしいもんを学校にまで着けてくるのもどうかと思うが」
「じゃ、今はいいでしょ。ほらほら、おっきくなってるおチンポ鎮めるためにここにある精液ゴミ箱使おうよ」
「性奴隷よりランク下がってんぞ」
ただまあ確かに川崎に色々呪われて能力が付与されている状態なので、出し足りない感じではある。
俺は海老名さんの手を取って肉棒を握らせた。
「海老名さんは、もういいのか?」
「ん……もう一回、いい?」
「じゃ、お互いにし合おうぜ。手だけ貸す感じで」
「うん…………」
俺たちは片手を自分の、もう片手を相手の性器に伸ばす形になる。
肉棒を握らせた海老名さんの手の上から俺が掴んでしごく。
秘口に突っ込んだ俺の指に海老名さんは自分の指を添えて中を掻き回す。
互いの手を使った自慰行為に酔いしれ、快感を受ける。
達さないように、達さないように、それでいて気持ちいいように慎重に動いたが、それでも限界は近付いてきた。
それは海老名さんも同じだったようで、呼吸のペースが早くなっている。
このまま射精してもいいのだが、それだと部屋内に精液を撒き散らしてしまう。いくらラブホテルとはいえまずいだろう。
「海老名さん…………口でし合おうか?」
「うんっ…………!」
俺の提案に海老名さんはこくこくと頷く。
手を離して俺がベッドの中央で横たわると、海老名さんが俺の顔を跨ぎながら覆い被さってくる。
ぐっしょりと濡れた秘口に口を付けるのと同時に、肉棒が生暖かい感触に包まれた。
声が出そうになるのを堪えて俺たちは互いの性器を舌と唇で激しく愛撫し合い、もともと限界が近かった俺たちはほぼ同時に絶頂に達する。
海老名さんは秘口をひくつかせながら愛液をとめどなく溢れさせ、陰核を舐め回す俺の口回りをたっぷりと濡らす。
俺は腰を浮かせながら小刻みに振り、肉棒を海老名さんの唇でしごかせて口内に大量の精液を吐き出す。
「っ…………! っ…………!」
二人とも声にならない声を上げ、悦楽を甘受した。
脱力したあとの余韻のひとときがまた心地いい。
「っ……はぁー…………気持ち良かったぁ…………」
「俺もだ。サンキュ、な」
「んー」
のそのそと海老名さんは身体の位置を入れ替え、俺の真横に寝転がる。
さすがに少し疲れた。
今日はちょっと早起きだったしな。
「少し寝るか?」
「うん、一緒に寝よー。集合早かったし楽しみで昨晩なかなか眠れなかったし」
「遠足前の子供かよ」
俺たちはベッドのシーツに身体を潜らせる。
何も着ないままだったが、意識した途端に睡魔が襲ってきたのでどうでもよくなった。
眼鏡を外した海老名さんが俺の腕を枕にする体勢になったところで俺は夢の世界へと旅立つ。
ふぅ
乙です
「っ…………」
下半身の快感に身体が反応し、俺は目が覚めた。
また寝ている間に御主人様に搾り取られているのかと思ったが、どうもそうではないらしい。眠る直前までの記憶を取り戻し、下半身で動くシーツの膨らみは海老名さんだと思い当たる。
そして大きく足を広げられて刺激されているのは肉棒でなく、陰嚢の方だった。
舌で転がされ、頬張られてしゃぶられ、一本一本皺を伸ばされて間を舐められ、空いた方も間断なく指でマッサージするように揉まれる。
気持ちいいけど何だこの状況? 起きてない振りをしてた方がいいのか?
もう味すらもなくなっているんじゃないかと思うほど散々っぱらに愛撫され、海老名さんはようやく口を離した。
シーツから這い出てきた海老名さんに対して俺は咄嗟に寝た振りを続けてしまう。別にそんなことする必要はないはずなんだが。
「んー…………」
しばらく俺の様子を窺っていたようだが起きてないと判断したらしく、俺の身体に抱き付いてきた。
いろんな柔らかいところを押し付けられ、興奮が高まる。これで起きないのも不自然かと思い、俺は目を開けて海老名さんの身体に腕を回す。
「あ、御主人様……起きましたか?」
どうやら寝る前とは違い、性奴隷モードになっているようだ。息を荒くし、頬が上気している。
俺の太ももに押し付けてくる股間はすでに濡れており、熱くなっていた。
俺は無言で海老名さんの後頭部に手を添え、そそりたつ肉棒にぐいっと持っていく。
すぐさま海老名さんは口を開けてそれをくわえこみ、柔らかい感触に包まれる。
「姫菜、口でチンポ出し入れしたいなら一回、口に出し入れされたいなら二回、俺の足を叩け」
俺の問いに海老名さんは、ぽん、ぽんぽん、と一回、二回叩いてくる。
どうやら両方がお望みのようだ。海老名さんの頭を両手で掴んで上下させ、同時に自分の腰を上下して肉棒を激しく唇でしごかせた。
噎せないように喉を突かないように注意はするが、それでも勢いがついてしまうことはある。しかし海老名さんは抵抗することもなくされるがままになっている。
いや、されるがまま、というのは違うか。
唇を強弱をつけつつ締め付け、唾液をたっぷり絡めて啜り、舌を這い回らせてくる。
さっきの玉舐めによってチャージされたため、もう射精までそう遠くない。
「っ……はぁ…………姫菜っ……もうすぐ出る…………オカズにしてやるから、まんこ見せろっ…………」
俺の命令に従い、海老名さんは肉棒をくわえたまま俺の身体に重なってくる。
先ほど互いに口でし合った時のような体勢だが、俺の方からは仕掛けず、海老名さんの頭を掴んだままだ。
海老名さんの秘口は大量に蜜を溢れさせており、指で広げてその源泉を俺の眼前に晒す。
物欲しそうにひくつく穴の光景に俺の興奮は一気に高まり、肉棒をしごかせる動きを更に激しくした。
お……お……出るっ…………。
遠慮も躊躇いもなく、俺は思うがままに好きなように海老名さんの口内に射精した。
「ああー…………」
大量の精液をすべて海老名さんの口内にぶちまけ、俺は突き上げた腰を下ろしながら大きく息を吐く。
射精は終わったが、まだ余韻に浸りたい。
俺は腕を動かし、まだ硬度を保っている肉棒をくわえたままの海老名さんの頭を少し捻らせて、亀頭を頬の内側に押し当てた。
「んっ……んんっ…………」
びくんと海老名さんの身体が跳ねる。そういえば口内に性感帯があるとか言ってたな。
俺はそれを探り当てながら亀頭をぐりぐりと押し付ける。
柔らかな粘膜が気持ちいい。まだ尿道内に残っていたぴゅっと精液が飛び出ていく。
海老名さんは興奮が抑えきれず、自分の指で局部を弄り始めた。
と言ってもそれはわずかな間のことで、あっという間に絶頂に達してしまう。
全身を痙攣させたあと、ふっと脱力して俺の身体に体重がかかる。
両手を頭から離すと、海老名さんは肉棒を口内から解放し、はぁはぁと荒い息を吐く。
しばらくしてようやく落ち着いてきたらしく、身体の上からどいて俺の横に寝転がってきた。
「はあー…………お口、責めていただいてありがとうございました、御主人様」
「ああ」
俺は素っ気なく返したが海老名さんは気を悪くすることもなく、身体を刷り寄せてくる。
少しの間そうしていたが、それは腹の音によって中断された。
「腹、減ったな」
「お昼食べよっか」
「おう」
朝が早かった上に、時間を確認するともう昼を過ぎていた。そりゃ腹も減るか。
備え付けのバスローブを着て買ってきた昼食の準備をする。
海老名さんはパスタとサラダ。俺はパンとおにぎりだ。
「んー、幸せ。エッチして、寝て、ごはん食べて」
「三大欲求全部してるな。一緒にいる男が俺なんかじゃなきゃもっといいんだろうけどな」
「そんなことないってば」
「世辞はいらねえって。靴の裏に付いたガムくらい味のない男だぞ俺は」
「その例えはよくわかんないけど…………たぶんそれ聞いたらサキサキ怒るよ」
「川崎は何故か俺を過剰に持ち上げるからな…………」
サキュバスにとって都合がいい男だし、何でかわかんねえけど俺を好きだと言ってくれるし、色眼鏡で見ているんだろうけど。
俺が本気で川崎に勝てるとこなんて国語の成績だけじゃねえかなあ。
「うーん、八幡くんは自分を過小評価し過ぎだと思うけどね。昔はそうだったかしれないけど、それに引きずられすぎじゃないかな? 今はだいぶ変わってるんじゃない?」
まあそれはあるかもしれない。似たようなことを他からも言われてるし。
自分じゃわかんねえけど。
「少なくともさ、女三人を手玉に取ってる時点で並みの男よりは優れてると思うよ。生物学的に」
「手玉って…………取ってるのは川崎であって俺じゃないだろ」
「うん、そこは否定しないけど…………それでも身体を任せてもいいって思われてるだけでもすごいんじゃない?」
そんなもんだろうか?
海老名さんも平塚先生もたまたま俺がそういう場面にいたから、だと思うのだが。
「八幡くんでもいい、だったかもしれないけど、八幡くんじゃ嫌だ、ってことはないんだよ」
「そうか…………ありがとな」
最低限ヤるに値する男としては見てもらってるわけか。川崎のオプションなだけかもしれないが。
とりあえず礼を言っておこう。気恥ずかしいので目を反らしながらだが。
ついでにさっさと話題も反らしておこう。
「あー、このあとはどうすんだ? もう引き上げるのか?」
「ダメダメ、夕方までは付き合ってもらうよー」
「マジか。別にいいけどさ」
そうこうしているうちに二人とも昼食を終えたので、順番に洗面所で歯磨きをする。
そういや川崎といるときはサキュバスの能力を使うからあんま歯磨きなんてしなかったな。
歯磨きを終えて冷蔵庫にしまっておいたペットボトルのお茶を取り出して喉を潤す。マッ缶も買っておいたが、キスやら舌絡めたりやらしたときにコーヒー味というのもさすがに興醒めだろう。
海老名さんはすでにバスローブも眼鏡も外してベッドの縁に座り、俺を手招きする。
俺も全裸になって海老名さんの隣に腰掛けた。
「わひゃっ」
つんと脇腹をつつかれて変な声を出してしまった。
いきなり何をするんだ?
「ごめんごめん。でもこれも変わったとこじゃない? 最近鍛えてるでしょ」
「ああ、暇な時間に筋トレくらいは」
「するようになったのはサキサキと付き合いだしてから?」
「ん、まあ…………」
「だよね。以前より結構がっちりしてきてびっくりしたもん」
「以前よりって……比べられるような機会あったか?」
「ふっふーん、私の目にかかればクラスの男子全員の体つきを把握するなんて造作もないことだよ。同じクラスになったら一通りチェックしてるからね」
いや、ドヤ顔で言う内容じゃないだろそれ…………怖いぞ。
でも男女逆にしたら漫画やアニメで主人公の悪友が持っていそうなスキルではある。
「でもこれなら受け専じゃなくて攻めもいけそう。まさかのはやはちじゃなくてはちはやが現実的に…………」
「前者も現実にはねえからな? 俺の身体は川崎のもんだって言ってるだろ」
「今は私のものだよー。えいっ」
海老名さんは俺の首に腕を回して自分の胸に抱き寄せる。
二つの柔らかな胸の間に俺の顔が埋まった。
「私もさ、バストアップ運動とかしてるけどなかなか大きくなんない。効果あるのかなあれ」
「あったら小ささで悩む女性はいなくなるんじゃねえの? 個人差はあるのかもしんねえけど」
実際効果のほどは俺も気になるところだった。
もしかしたら格差に日々悩んでいる奉仕部部長を笑顔にしてやれるかもしれないしな。別に貧乳がゆえの鉄面皮とは限らないけど。
「やっぱ八幡くんのゴッドハンドで揉んでもらう方がいいのかな。八幡くんも大きい方が好きでしょ?」
「なんだよゴッドハンドって。それに俺は大きければいいってものでもないと思うが」
「えー、でもサキサキも平塚先生も大きいよ」
「俺は胸の大きさで川崎を好きになったわけじゃない。例え川崎の胸が小さくても何も変わんねえよ」
「じゃあ小さいおっぱいも好き?」
「正直に男として言えば大小拘わらず好きだ」
「…………うん、そうだね」
海老名さんはさっきから俺の頭を抱き抱えつつ二の腕を使ってむにゅむにゅと胸を顔に押し付けてきている。
そのせいで股間の愚息は大きく反り上がっており、それを見ただろう海老名さんは満足げに頷いた。
意趣返し、というわけでもないが、俺は少し頭を動かして口元にきた乳首を唇で挟み込んで軽く吸う。
「んっ、いきなり…………変な声出ちゃった」
「この胸も好きだからな」
「もう……あ、そうだ。授乳手コキってのしてあげようか? さすがにこんなのしたことないでしょ」
ある。
普通にある。もちろん川崎にしてもらった。
川崎に膝枕してもらいながら胸を吸って、肉棒をしごいてもらって…………あれは気持ち良かった。
「マジで…………ほんとサキサキにエッチなことじゃ勝てない」
「何と勝負してんだよ」
「眼鏡以外で勝てるところ…………もうコスプレエッチくらいしか…………」
いや、マンネリ打破じゃねえんだから。
だいたい俺基準で言うなら何をしたって川崎に勝てるわけないんだが。
もちろん川崎がサキュバスというのもあるし、川崎を御主人様として崇めているからな。
それよりも。
「…………おい、姫菜」
「はっ、はい」
「姫菜のせいでこうなってるんだから責任持って鎮めろ」
「わ、わかりました御主人様…………」
名前を呼び捨てるとそれだけで奴隷スイッチが入ったようで、声が艶っぽくなっていた。
俺を解放してベッドの上で正座し、指示を窺う。
「どのようにいたしましょうか。何でも申し付けて下さい」
「姫菜はどうしたい?」
「っ……!」
自分に振られるとは思っていなかったようで、驚愕の表情になる。
たぶん今頭の中は色んな事がぐるぐる渦巻いているだろう。
あれもしたい。これもしたい。だけどあまりに自分本意だと性奴隷としての価値が薄れかねない。
迷ったあげく、海老名さんは両手を差し出してきた。
「て、手で、しごかせて、いただきます」
「ああ、頼む」
改めて俺の隣に座り直し、腕を伸ばして肉棒を握る。
そのままゆっくりと上下に動かして擦り始め、舌を突き出して俺の唇に這わせてきた。
俺も舌を差し出すとすぐに絡めてき、吸い付く。
「ん……ちゅ…………」
自分の口内に導き入れ、俺の舌を唾液ごと啜り、唇で締め付ける。
まるで肉棒を愛撫するかのようだ。
しばらくはそれらから与えられる快感を堪能していたが、さすがにこのまま出すのはもったいない。
俺は唇を離して手の動きを止めさせ、海老名さんを抱き抱えてベッドの中央に横たわらせる。
その身体をまたぎ、肉棒を柔らかな双胸に押し付けた。
「あ、あの、御主人様。胸でしたいのなら私が動いて…………」
「じっとしてろ。今俺は姫菜の胸を楽しんでるんだ」
「は、はい」
さすがに仰向けで挟めるほど海老名さんの胸は大きくない。いや、寄せれば可能なんだろうけど。
肉棒を擦り付けたり、亀頭で乳首をつついたり。
直接的な刺激よりもこのシチュエーション自体に興奮する。海老名さんも似たようなものらしく、乳首をびんびんに尖らせながら息を荒くしていた。
「あっ……ああっ……御主人様のおチンポに、おっぱい犯されてるぅ…………」
「嬉しいか?」
「はいっ、はいっ…………嬉しいですっ…………! 好きなだけ、使ってくださいっ…………」
実はもう結構限界だったのだ。遠慮なくこのまま最後まで使わせてもらうとしよう。
俺は肉棒を小刻みに擦り付けたあと、先っぽを乳房に沈むように押し当てながら自分の手でしごく。
「ん、ううっ…………うっ! ううっ!」
「あっ、あんっ、熱いっ……!」
程なくして俺は達し、海老名さんの胸に精液をぶちまけた。
白濁液を撒き散らしてその白い肌を汚していくその様に興奮し、亀頭を擦り付けながらすべて出しきる。
「はあ……はあ…………」
「んっ……ああ…………あ……あっ! ああっ!」
射精が終わり、大きく息を吐いたところで突然海老名さんが仰け反りながらびくんっと痙攣する。
まさか。
「あっ……あっ…………」
マジか。
精液かけられただけで達してしまったらしい。嘘だろ…………。
しばらく放心状態だったので俺が後始末をする。いや、体液をティッシュで拭くくらいだけど。
結構な回数をこなして体力使ったせいか、海老名さんはそのまま気を失うように寝てしまった。
せっかくだし俺ももう一眠りするか。
「ご、ごめん。まさかいつの間にか寝ちゃうなんて…………」
「いや、別に。俺もそういう時あるからさ」
「そうなんだ」
なんだかんだぐっすり眠ってしまい、目覚ましタイマーを仕掛けてなかったら寝過ごしていた可能性がある。
最後に軽くシャワーを浴びてから俺たちはホテルを出た。
「でも、うん。いい一日だったよ。今日はありがとう」
「ああ」
「でも今度サキサキと一緒にって約束も忘れないでね」
「善処いたします」
「うわ、やる気少な。もっとヤる気出していこうよ」
「今ニュアンスおかしくなかったか?」
そんなどうでもいい会話をしつつ海老名さんを途中のバス停まで送っていく。
去り際に笑顔で手を振ってくるあたり、満足はしてくれたようだ。
さて、明日は平塚先生と、か。
乙です
もしかして海老名さんってエロいのでは?
海老名さんとは違い、平塚先生は昼からの時間を指定してきた。
昼食後にということだったので、午前中にちょっとだけ小町の相手をしてやってから家を出る。
向かう先は平塚先生の家だ。呼び鈴を鳴らすとすぐに反応があってドアが開く。
「どうも、御指名ありがとうございます。デリヘルサキサキのヒッキーです」
拳骨が脳天に飛んできた。
軽い冗談なのに。
「むしろだいたい合ってるから冗談にならんぞ。誰かに聞かれたらどうする」
「いや、誰も信じないでしょこんなの。普通に生徒が教師を訪ねただけで」
「職員室でなく自宅に訪ねることはそうそうないと思うがな」
まあ一応周囲の確認と言い訳用の参考書は用意はしてある。
招かれるままに俺は平塚先生の家に上がり込んだ。
「昨日海老名とだったのだろう? どうだった?」
「ええ、早朝から夕方までこってり搾り取られましたよ。最後は満足そうでしたが」
「そ、そうか、海老名も性欲が強い方みたいだしな。それで、大丈夫なのか?」
「俺ですか? まあ問題はないかと」
伊達にサキュバスから専属の精液製造機に任命されてない。
ちょっと前までは俺自身が信じられないほどの精力だ。どうやら川崎相手限定というわけでもないらしい。
昨日の朝に川崎にかけてもらった呪いはすでに効果を失っているし。
「そういや海老名さんは朝からだったのに平塚先生は昼からなんですね」
「うむ。社会人になるとたまの休日は昼まで惰眠を貪りたくなるものなのだ。もっとも、川崎が昼食を作ってくれると言うのならその限りではないがな」
「もうすっかり胃袋掴まれてますね。俺もですが」
「嫁に寄越せ」
「駄目です」
そんなやり取りをしつつ、俺は平塚先生の淹れてくれたコーヒーを口にする。
もちろん俺はたっぷりの砂糖入りで、先生はブラックだ。
しかしどういうわけだろう?
順番やら場所やらを決めるときにはあんなに乗り気だったのに、今は全然がっついてこない。
まるで童貞が賢者モードになったかのような…………まさかな。
「いや、正直今にも飛び掛かって襲うくらいの欲求はあるぞ。訳あって我慢しているだけだ」
「なんすかその訳って」
「まあおいおいわかるだろう。それよりちょっと聞きたいことがあるのだが」
「はあ」
今さら何だろうか?
どうも聞きにくいことのようで、平塚先生はどう切り出すか考えているようだ。
「あー……実はこの前合コン、という程でもない男女の集まりがあってな」
仕事関係か同窓会あたりだろうか。
そこでまた何かやらかしたのか?
「その、少し態度を変えてみたりしたんだ。あと煙草も吸わないように」
「そういえば最近は吸ってるとこあんま見ませんね。それで、どうでした?」
「めちゃくちゃモテた」
「えっ?」
「男共がわらわら寄ってきて、他の女に嫉妬深い目で見られた」
「そ、それはそれは…………あの、マジですか?」
疑いの言葉を口にしたが、別に平塚先生は不良物件というわけではない。以前俺自身もそう言ったし、顔もスタイルも整っているのだから不思議はないのだ。
ただ性格に少し難ありというか男らしさが溢れたりしてるというか。
「ただ、うん、ちょっと疲れた。控え目に大人しくしたり年相応なりに可愛い子ぶったりは性に合わないようだ」
「そりゃ大人が語尾に『にゃん』とか付けるの意識したら疲れますよ」
「年相応と言っただろうが。そんな語尾付けとらんにゃん」
「うわキツ」
拳骨が飛んできた。
「いてて」
「からかうからだ馬鹿者」
「そんで、聞きたいことって結局何ですか?」
「あー、その時の男たちの目がな」
「胸に集まりましたか?」
「む、わかるか」
「そりゃまあ。平塚先生みたいに立派なもの持ってれば無理もないっすよ。でもそれで男を責めるのはやめてください」
「いや、責めたりはしないさ。むしろ私の持つ武器として積極的に利用させてはもらうが」
「前も言いましたが安売りだけはしないでくださいね」
「うむ。それで聞きたいことというのは男目線での胸に対する考えなのだが」
「はあ、参考になるかはわかりませんが俺でよければ」
「やはり大きい方がモテるのか?」
「個人の嗜好にもよるでしょうけどモテるでしょうね。人より大きければまず目立ちますし」
「ちなみに比企谷はどうなんだ?」
「俺は大小拘わらず好きです」
小町の小振りな胸だって可愛くていいと思うしな。
本人は川崎のを見て少し分けてほしいと思っているようだが。
「まあ巨乳フェチでも好きになった相手なら関係ないと思いますよ。趣味嗜好と恋愛は別物ですし」
「そんなもんか」
「それでもまあ男の本能として言わせてもらうとですね」
俺は一旦そこでコーヒーで口を潤す。
「大きな胸を見たら触ったりつついたり揉んだり吸ったり舐めたり顔埋めたり背中に押し付けてもらったり腕組んで押し付けてもらったり男のアレを挟ませたり擦り付けたりしたいんですよなんなら揺れるのを見ただけで有頂天になりますし谷間がちらっと見えるだけでもその日は御機嫌で過ごせますしそれくらい女性の胸には男の夢が詰まってるんですつまり大きければ大きいほど多数の男性の夢が詰まってるということですねちなみに胸が二つあるのは夢の他に希望もあるからだと言われてます」
「あ、ああ」
なぜか平塚先生が引いている。
ちょっと一般的男性の意見を述べただけなのだが。
「まあ要するに、胸が大きいのは男相手には有利ってことですよ。ってか言われるまでもないんじゃないですか?」
「あー、いや…………」
「何です?」
「つまり、私はこの有利な武器を持っているのに性格や態度がそれ以上に足を引っ張ってたのかと思ってな」
「大丈夫、これからですこれから」
「否定するとかのフォローはないのか」
そう呆れつつ平塚先生はコーヒーを飲み干し、立ち上がって俺の隣に座る。
そういえば今日はずいぶんラフな格好だな。
まあ出掛ける予定もないならそんなもんか。小町も家ではよく下着に近い格好でうろついてるし。
「とにかく、男というのは私が思っているよりずっと胸が好きなのだな」
「そりゃそうですよ。争いも平和も産み出せますし」
「ならこれからも上手いこと活用していかないとな」
そう言って平塚先生はぐいっと俺の頭を引き寄せて自分の胸に埋めさせる。
とりあえず抵抗はせず、されるがままになった。ていうか抗えないだろこんなの。
「比企谷も私の特製ベッドがお気に入りだろう。早速使うか?」
「……………………お願いします」
「うむ、ベッド目的以外でも好きに使うがいい」
平塚先生は嬉しそうに笑い、上着とブラを脱いで横たわる。
さすがのモノをお持ちで、海老名さんとはボリュームが全然違う。以前本人が言ったように、サキュバスたる川崎もこれには敵わないだろう。
俺は手を伸ばし、夢中になってその柔肉を揉みしだいた。
「うん……やっぱこれ、思春期男子の多い高校の教師が持ってていいもんじゃないですよ。授業に集中できなくなります」
「好き放題揉んでる状態で言われてもな……それに教師に限らず発育のいい女子ならうちの生徒にも何人かいるだろう?」
確かに。実際のところ由比ヶ浜や川崎のスタイルは結構男子の目を引いているし。
そんなことを考えながら俺は平塚先生の胸に顔を埋めようとして思いとどまる。
このまま俺の好き放題に動いたって駄目だ。川崎にも少しレベルアップしろと言われたしな。
川崎に不満を持たせているわけではないが、満足度が上がることにこしたことはない。俺は一旦手の動きを止めて平塚先生の下半身の服に手を掛ける。
平塚先生は特に抵抗せずに腰を浮かし、脱がされやすくしてくれた。
「んっ…………」
全裸になった平塚先生の足を開かせて秘所に指を這わせると、ぴくんと身体を痙攣させた。
すでに濡れているそこは秘口にも指をあっさりと受け入れる。
「ん……はうっ…………」
身体を震わすたびにその大きな胸がふるふると揺れる。まるで男を誘うように。
俺は我慢が効かず、自分の服を脱いで肉棒をさらけ出し、平塚先生の腰を跨いだ。
それを待ってましたと言わんばかりに平塚先生は自分の胸に手を添え、双丘の間に設置された肉棒を柔肉で挟み込む。
「う、あっ…………」
「ふふっ。ほら、比企谷はこれが好きだろう?」
左右からもみくちゃにされ、かと思うとぎゅうっと圧迫される。
本来自分の手でやろうとしたことを平塚先生が先回りしているので、俺は一切動かずにされるがままになっていた。
そして視覚的にも刺激が強すぎる。何しろ生徒のために教師が率先して自分の胸で肉棒をしごいてくれているのだから。
腰を振りたい欲求をどうにか抑え、目を閉じて与えられる柔らかな快感に集中する。
多分今俺はものすごく気持ち悪い表情をしていることだろうが、平塚先生は構わず動いて快感を与えていく。
「へえ、気持ち良さそうじゃないのさ」
が、突然聞こえた声に俺は驚く。まさか今の声は!?
目を開けて振り向くとそこには川崎がいた。
「な、何でここに!? 温泉旅行じゃなかったのか?」
「ん? 旅行から帰ってきたの午前中だしね。それよりいいことしてるじゃない」
特定の場面と一部の台詞だけ切り取るとまるで浮気がばれた男みたいだ。
実際は全然違うが。
というか、平塚先生が今日の待ち合わせを午後にした理由がわかった気がする。多分川崎を旅行が終わったあとにでもと誘ったのだろう。
だから音もなく侵入してきた川崎を見てもこうして俺の下で平然としているわけで。
可笑しそうににやつきながら胸の動きを続けられ、耐えたはずの射精感がまた込み上げてくる。
「う、あ……出そう…………」
「駄目だぞ、このまま出されて飛び散らせたら部屋が汚れてしまう」
そう言って平塚先生は動きを止め、俺の身体を押して胸から肉棒を解放させた。
いや、このタイミングで川崎が来たことといい、絶対言い訳でしょそれ。
が、それに突っ込みを入れるような野暮なことはせず、川崎の方を窺うと笑顔でゴーサインが出る。
俺は平塚先生の足を開かせて身体を割って入らせ、肉棒を濡れた秘口に押し当てた。
「先生、そんなに川崎に見られながらこれが欲しかったんですか?」
「見られながらというか、川崎がいないと比企谷は入れて…………あああっ!」
俺は平塚先生の返答を待たず、腰を進めて肉棒を穴に突き入れる。
平塚先生はびくんっと身体を震わせ、背中を仰け反らせた。
「それに、部屋を汚したくないなんて言うってことは、このまま射精して欲しいってことですよね? 教え子チンポでまんこ抉られて、精液中出しして欲しいから、それを許可してもらうために川崎を呼んだんでしょう? だったら言ってくださいよ、中出しされて気持ち良くなりたいって」
「いっ、意地悪、言わないでくれぇっ…………ああっ……んむっ」
腰をリズミカルに打ち付けながら平塚先生を責めると、いやいやするように首を振る。
さらに大きな声が上がるかというタイミングで下着姿になった川崎が唇を塞ぐ。
当然それだけでなく、舌も絡めながら平塚先生の口内に唾液を注ぎ込んでいた。
あ、あれ感度上がるやつだ。
よっぽど溜まっていたのだろう。平塚先生はその効果により、一瞬で上り詰めてしまう。
ぴんっと爪先が伸び、くぐもった声が合わさった唇から漏れ出る。全身を痙攣させ、腰をくねらせる。
それに連動して膣が肉棒を締め付け、更なる快感を与えてきた。
「あ、あ、出るっ……平塚先生の中にっ、出しますっ…………!」
宣言と同時に川崎が身体を起こし、下着を取って胸をさらけ出して俺の眼前に持ってくる。
俺は躊躇いなくそれに顔を埋め、乳首に吸い付きながら射精した。
わっふるわっふる
ふぅ
乙です
ヒッキーおっぱい星人すぎない・・・?
別に母乳とかが出るわけでもないのに俺は必死に川崎の乳首を吸い続けた。
いつか。出るように俺がしてやれたら。
そんな不謹慎なことを考えた背徳感で精液の飛び出る勢いが増した気がする。
すべて平塚先生の中に出し終えると、俺も川崎の胸から唇を離す。
「はあ…………はあ…………」
「ふふ、頑張ったね」
再び川崎は俺の顔を胸に引き寄せて埋めさせ、頭を撫でてくる。
そんな誉められ方をするとますます駄目人間になっちまうからやめて欲しい。俺から拒否する気は一切ないし。
ひとしきり俺の頭を撫でたあと、今度は俺と平塚先生の繋がってるところに顔を寄せ、うっとりとした表情で平塚先生の下腹部に手を当てた。
はあ、と甘い吐息を漏らすのは、放たれた精液のエネルギーを美味しく摂取しているからだろう。
頃合いを見計らって肉棒を中から抜くと、すぐに咥え込んでくる。
「んっ…………」
「ん、ちゅ……れろ…………じゅる…………」
達した直後で敏感になっているが、それを意に介さず激しくお掃除された。
舌と唇が這い、吸われ、しごかれる。
その快感に俺の肉棒は射精前と変わらない固さと大きさを取り戻してしまう。
このままもっと続けて欲しいと思ったが、川崎は口を放して今度は平塚先生の局部へと吸い付いた。
中に注ぎきれずに溢れ出た精液を啜り、指で届く範囲のものまで掻き出されて口に含む。
それに附随する快感に平塚先生は足をバタつかせて身体をくねらせながら声をあげたが、川崎にのし掛かられている上に俺が足を押さえ付けたので翻弄されるままの状態だ。
幾度も達したのだろう、川崎が身体を起こした頃には、平塚先生はびくっびくっと全身を痙攣させながら人様に見せられない表情をしていた。
「ちょっと刺激強すぎたんじゃねえか?」
「でも満足そうだよ。あんたはどうだった? 気持ち良かった?」
「あ、ああ」
「へえ…………」
川崎は俺の頬を撫でたあと、指を顎に添えて見つめ合う体勢になる。
その目は少しだけサディスティックな光を帯びていた。
「あたし以外の女に出すのがそんなに良かったんだ…………?」
一瞬言葉に詰まったが、特にやましいことをしてるわけでもない。いや、世間一般的にはしてるんだけど。
俺は川崎から目を逸らさずに答える。
「ああ。川崎がいてくれて、川崎が見ててくれたからな」
「ふうん」
俺の返答に川崎はくすりと笑い、ちゅ、と軽く唇を合わせてきた。
もっと激しくしたいと思ったが、残念ながらその前に離れられてしまう。
「さて…………先生、大丈夫?」
「気を失ったりは、してないぞ…………」
「普通はセックスで気絶なんかしないよ」
どの口が言うんだ御主人様。
俺を含めて被害者は複数いるぞ。平塚先生も経験者だし。
「でも、ま、気持ち良かったでしょ?」
「そうだな。比企谷のぺニスの凶悪さに翻弄されまくってしまったよ」
いや違います。俺にそんなテクニックはありません。
全部サキュバスの能力のおかげです。
「今日は先生のための日だからね。思う存分味わってってよ」
「ま、待て待て! 少し休ませてくれてもいいだろう?」
「でも比企谷のチンポはまだやる気満々だよ。ほら、ここに入りたがってる」
川崎は平塚先生の足を大きく開かせる。
どうやら下半身に力が入らないらしく、抵抗なく秘所をさらけ出した。
ぐりぐりと陰核を弄りながら秘口を指で広げる。
「比企谷、入れてやって」
「あっ、ちょ、ちょっと待っ……ああっ!」
すいません先生。でも俺、御主人様には逆らえないんで。
俺は平塚先生の中に肉棒を遠慮なく突っ込んだ。
「ふ、ああっ!」
びくんと平塚先生の身体が跳ね、表情が快楽に歪む。
襞が絡み付いてきゅっと肉棒を締め付け、言葉とは裏腹に待ち望んでいたことを証明する。
その期待に応えるべく、俺はゆっくりと腰を振り始めた。
「あー……すっごい締め付けてきますよ先生のまんこ。そんなに喜んでくれるなんて、俺嬉しいです」
「あっ! あっ! あひぃっ! こ、擦れるぅっ…………!」
何度も達した直後なうえにサキュバスの能力によって感度も上がっているようで、少し動くだけで平塚先生は全身を悶えさせる。
俺は平塚先生を引っ張り起こして一瞬だけ対面座位の体勢になり、そのまま俺だけ後ろに倒れ込んで騎乗位にさせた。
「ほら、自分の好きなペースで動いていいですよ。嫌なんだったら抜いてもいいですし」
一瞬躊躇したが、平塚先生はゆっくりと腰を上下し始める。さっきの俺よりもなお遅い速度であったが。
揺れる胸を下から支えるように掴み、揉みしだく。
声が漏れる前に川崎が平塚先生の唇を塞ぎ、舌を絡め合う。
その光景に俺の肉棒はますますいきり立ち、中を抉った。
「ふ、う…………んうっ!」
肉棒の出っ張りで腹の内側、気持ちいい部分を小刻みに擦らせていた平塚先生が小さく悲鳴をあげる。
どうやらまたもや達したらしい。身体を震わせながら川崎にしがみつく。
「ん……先生、早すぎ。そんなに比企谷のチンポ気持ち良かったの?」
「い、いや、こんなはずは…………」
自分でも戸惑っているようだ。まあサキュバスの能力を使われてるなんて夢にも思わないだろう。
これを繰り返されるとますます俺自身が勘違いされかねないので少し控えてほしいのだが。
それはさておき。そろそろ俺も動きたい。
平塚先生の膣肉でしごかれて射精感が近付いてきているのだ。
「ところで、比企谷の方もそろそろ限界みたいだよ。先生のおまんこでイきたいってさ」
「え、いや、ちょっとだけ休ませて…………」
「比企谷、いいよ」
「ああ」
川崎の許可が出たので、俺は平塚先生の胸から手を離して臀部を掴み、腰を下から突き上げる。
「ひうっ!?」
最奥部を亀頭で突かれた平塚先生は仰け反りながら悲鳴をあげた。
同時に揺れる胸の迫力はそばで見ていた川崎も感心するほどで、それを見たくて俺は幾度も突き上げを繰り返す。
「あっ、あっ、や、やめっ…………」
「大丈夫だよ先生。さっきも言ったように今日は先生の日だからね。たっぷり気持ちよくしてあげるよ」
川崎が平塚先生の背後に回って抱き付き、腕を伸ばして指で陰核と乳首を摘まむ。
それと同時に陰嚢に尻尾が絡み付いてきた。あ、これ強制的に射精させられるやつだ。
おそらくすぐに平塚先生もイかされるだろう。俺は覚悟を決めて襲い来る快感に備える。
「…………っ! ……………………っ!」
平塚先生は大きく身体を震わせ、声にならない声をあげた。
俺も歯を食い縛り、快感に翻弄されながら精液を放つ。
腰を揺すって肉棒を擦り、平塚先生の中にたっぷりと射精する。
「はあ………………」
出し切って余韻に浸り終わり、俺は四肢を投げ出して大きく息を吐いた。
平塚先生もふらりと脱力し、後ろの川崎にもたれ掛かりながら息を荒くしている。
「ど、どうだ…………気を、失ってないぞ…………」
「いや、何と戦ってんすか……」
まあ川崎に本気で責められたらそれもしょうがないかもしれないが。
普段からそれを受けている俺だって意識ぶっ飛ぶことがあるし。
「まだ余裕ありそうだね先生。もう一回くらいヤっとく?」
「いやいやいや恐ろしいことを言わないでくれ。もう充分満足したから」
「比企谷はどう? まだ先生のおまんこで出したい?」
「えーっと」
「も、もう今日は勘弁してくれ。そうだ、また胸でしてやるから、な?」
平塚先生は慌てて手を振る。
まあ充分性欲は解消しただろうし、今日は平塚先生のための日であって本人がもういいと言うなら無理強いはしない。
「なら残り時間はあたしがもらってもいい?」
「ああ、構わん。持ってってくれ」
「でも最後にお掃除だけ」
川崎は肉棒が抜かれた秘口に吸い付き、溢れ出てきた精液を啜る。
舌では届かないところも指で掻き出し、舌で掬い取っていく。
その行為でまたもや平塚先生は達してしまった。
「はっ……はっ…………私を、壊す気か…………?」
「まさか」
くっくっと楽しそうに笑う川崎。
平塚先生は脱力して横になってしまった。なんだかんだ満足そうではあるが。
「さて、比企谷はどうする? お掃除なしでもうあたしのここに入れちゃう?」
こくこくと馬鹿みたいに俺は頷く。
溢れる愛液を啜りたい気持ちもあったが、そこに入れる快感を思い出すともう我慢が効かない。
川崎は俺の身体を跨ぎ、亀頭を自分の秘口に押し当てる。
「あんたと先生の体液たっぷりのチンポ、いただきます、っと」
「う、ああっ…………」
腰が沈められて肉棒が川崎に飲み込まれる。凄まじい快感が俺を襲い、思わず声が漏れ出てしまう。
海老名さんより。平塚先生より。御主人様のが一番気持ちいい。
さすがにここでそれを口にすることはないが。
「あは……美味し…………もっとぉ…………」
川崎はうっとりとした表情をしながら呟き、腰を揺すった。
肉棒がさまざまに締め付けられ、更なる快感が俺に降り注ぐ。
駄目だ。気持ちよさのあまり何を口走るかわからない。平塚先生もこの場にいる以上それはまずい。
自分の口を塞ぐために俺は平塚先生を誘う。
「せ、先生っ……胸、いいですか?」
「ああ、ほら」
平塚先生は身体を起こして俺の顔に自分の豊満な胸を被せてくる。
それに顔を押し付けながら乳首を吸う。
同時に川崎が更に動きを速め、精液を搾り取ろうと肉棒を激しく擦りあげてきた。
そんな責めに今の俺が抵抗できるはずもなく、とどめと言わんばかりに子宮口に亀頭を押し付けさせて吸い付かれ、あっという間に射精まで導かれてしまう。
俺は平塚先生の乳首をくわえながら全身を震わせ、大量の精液を川崎の中に吐き出した。
ああ…………すっげ……気持ち、いい…………。
「今日はわざわざ来てもらってすまなかったな」
「いえ」
コトを終えて後始末をし、寛いだところで平塚先生がそう声をかけてきた。
だいぶ満足そうで、心なしか肌が艶々している気もする。
「これからもよろしく頼むぞ。その代わり私の胸でよければいつでも比企谷のぺニスを挟んでやる。今日はしなかったがそのまま射精するのも好きだろう?」
「う……まあ、そん時はお願いします」
隣に座る川崎は俺の反応にくすくすと笑いながら茶を飲んでいた。何だかなあ。
そんなふうにしばらく歓談し、そろそろおいとまする時間になった。
「じゃ、あたしたちはこれで」
「うむ、世話になった。気をつけて帰るようにな」
「ええ、ではまた学校で」
俺と川崎は平塚先生の家を出て、川崎家に向かう。
もちろん川崎を送り届けるためだ。
「あたしのいない間はどうだった? どんなことしたか、聞かせてよ」
人通りが少ないとはいえ、往来でなんて事を聞くんだこの御主人様は。
一応周囲に気を遣い、小声で昨日と今日の出来事を聞かせながら、俺は川崎を家まで送り届けたのだった。
乙です
もうすぐけーちゃんwktk
何だかここ最近のことを思い返してみると川崎とヤったとか川崎とヤったとか川崎とヤったとか他の女子(平塚先生含む)とヤったとかそういう記憶ばかりが鮮明だが、俺とて一介の学生である。
そんなわけで先日行われた定期テストの結果に一喜一憂するのであった。
が。
「すごいじゃんヒキタニくん。私は平均点より少し上かなってくらいだったよ」
「簡単にしたつもりはなかったのだがな、自分の採点を何度も見直してしまったぞ。いや、驚いた」
こんなメンツで称え合うとは思いもよらなかった。
月曜日の昼休み。例によって例のごとくいつもの場所に行こうとしたら川崎から『今日も海老名と平塚先生がいるから扉手前で』との連絡があったのだ。
そこで直前の授業で返却された国語のテストの話になったのは自然ではあるが。
「満点なんてやるじゃない。得意科目っていっても一位取ったの初めてなんでしょ?」
そう、俺は満点を取ってしまったのである。しかも学年でただ一人の。
川崎の言う通り、雪ノ下と葉山を抜いてのトップだ。
確かに嬉しいし目標としていたことではあるが、こうも複数人にストレートに誉められると戸惑ってしまう。
「いや、俺が得意なの国語だけだし、数学とかは、ほら……」
「しかし点数は伸びていて赤点は余裕で回避したのだろう?」
「なんで平塚先生がそれ知ってるんすか?」
「数学だけではない。比企谷の成績は他の教科もチェックしているぞ!」
「何偉そうに言ってるんですか!? 担任でもないのに!」
「部活の顧問ではあるぞ。勉学に差し支えたら部活動について考えねばならんだろう」
「成績落ちたらやめさせてくれるんですか?」
「徹底的にスパルタ教育するよう雪ノ下に進言する」
「勘弁してください」
命がいくつあっても足りない。
まあ実際は雪ノ下でなく、川崎に苦手分野をちょこちょこ教えてもらっていたわけだが。
川崎には本当に感謝している。
それに教えてくれたことそのものだけでなく、モチベーションも川崎によるものだ。
勉強は出来ないより出来る方がいいのは当たり前だが、川崎と今の関係になってそれを明確に意識するようになった。
普通とは少し違う道を歩んでいる、歩まなければならない川崎と俺。
ならばどんなことがあっても選択肢が増えているに越したことはないだろう。苦手な数学だっていつか何かで必要になるかもしれない。
できることなら資格関係も取っておいた方がいいのだろうが、それは大学以降にと計画している。
「ま、最近比企谷頑張ってるからね。御褒美あげよっか?」
これ以上俺のモチベーションを向上させてどうしようってんだ、という提案を御主人様がしてきた。
もちろん断れる俺ではないのでついつい箸を止めて期待に満ちた目で川崎を見る。
「ほら、頭撫でてあげるからこっち来なよ」
「いや、子供じゃねえんだから…………」
腕を広げて誘う川崎に俺は呆れた声を出した。
そんなんで喜ぶくらい単純だと思われてんのか俺は。
が、御主人様に反論するわけにもいかないので、黙って箸を置いて頭を寄せる。
川崎はそれを受け止めて顔を自分の胸に埋めさせるように抱き抱え、そっと頭を撫でてきた。
「よしよし、偉い偉い。学校でも予備校でも頑張ってたもんね。あたしはちゃんと見てたから」
やめよう。そういうガチなのはやめてくれ。泣きそうになってきちゃうだろ。
正直川崎と二人だけだったら思いっきりしがみついてたかもしれないが、海老名さんと平塚先生の存在がそれを押し止めた。
まあ胸の柔らかさはしっかり堪能するんですけどね。
「おい、校内で不純異性行為をするんじゃない」
「あたしと比企谷は不純じゃないからいいの」
平塚先生の咎めに川崎は軽く返す。
が、俺はその川崎の言葉にどきりとしてしまう。
こういう何気ない一言にいつまで心を掻き乱されるのだろうか。少しは慣れないと恥ずかしい。
「まったく隙あらばいちゃつきおって…………昨日もそうだったしな」
「え?」
平塚先生の言葉に反応したのは俺でも川崎でもなく、海老名さんだった。
しまった、という表情になるが、時すでに遅く、海老名さんは平塚先生に詰め寄る。
結局平塚先生は昨日あったことを吐かされ、それを聞いた海老名さんは不満顔になった。
「でも、それもこれもヒキタニくんが悪いんだよ。サキサキがいないと最後までしてくれないから」
「じゃあ他に男作ればいいじゃない。比企谷はあたしのものなんだよ」
「それは嫌」
川崎の提案は即座に否定される。
ていうか海老名さんが俺にこだわるのって後腐れがないのと、勘違いによるテクニックなんだろうなあ。
性癖的には好条件の相手ではあると思う。特に前者。
トップカーストに属していることからもわかるように海老名さんは外見は良く、端的に言えばモテる。自分の恋愛沙汰が煩わしいと思っている海老名さんには迷惑なんだろうけど。
氷の女王たる三浦のガードがなければもっとちやほやされて男子の取り巻きも大勢いたことだろう。その辺は由比ヶ浜も同じようなものか。
そう考えると三浦っていいやつなのかもな。基本怖いとしか思わないが。
「じゃあ今週末にでもする? 月曜の祝日入れて三連休だし一日かけてたっぷりと」
「え、いやー、それはちょっとキツいかなー……って」
「最後までしたいんじゃないの?」
「一日中ってのは無理だよ、私じゃ耐えきれないもん…………」
「だったらやっぱりあたしがいる時の方がいいじゃないのさ」
「まあ海老名と私の二人がかりでも比企谷の本気を受け止めきれんだろうしな。素直に川崎と一緒の方がいいんじゃないか」
「先生は来られないんですか?」
「仕事と里帰りで時間があまり取れそうにないから今回はパスだな。昨日充分満足させてもらったし」
「じゃあまた三人でだね」
なんか俺の意思を確認しないままどんどん話が進んでいる。いや、逆らうつもりもないけれど。
口を開くくらいならこのまま川崎の胸を堪能してる方がいい。
そんなふうに昼休みを過ごしていたらついつい昼飯を途中から食べ損ねるところだった。
川崎の胸を堪能するのに時間を使いすぎてしまったようだ。
なんとか急いで食べ終え、予鈴と同時に俺達四人は腰を上げる。
「じゃ、海老名は日曜の朝からってことで。時間はまた知らせるよ」
「オッケー、よろしくね」
「今さら節度どうこう言う気はないが、ほどほどにな」
「善処します」
ちなみに土曜は川崎の一人占めである。
多分明日京華に飲ませたあとは土曜までおあずけになるんだろう。そしてきっとたっぷりいじめられるに違いない。
翌日もいくつかの教科のテストが返ってきたが、特に不満はなかった。どれも予想通りかそれ以上の点数だったしな。
そんな結果を反芻しながら待ち合わせ場所でしばらく待っていると、川崎と京華が手を繋ぎながら姿を現した。
いつもの温泉施設に向かう途中、俺とも手を繋いだ京華が話し掛けてくる。
「ねー、はーちゃん。はーちゃん学校のお勉強で一番だったってほんと?」
「国語だけな。さすがに全部じゃない」
「でもすごい! あとでけーかがはーちゃんにごほうびあげるね」
「お、そいつは楽しみだ」
まあそうは言っても子供の言うことだ。そんな大したものじゃないだろう。
むしろ川崎に頭を撫でられたのこそ子供っぽい扱いだが。
そんなふうに油断していた時期が、俺にもありました。
「け、京華っ…………んっ…………」
「んー、ちゅ、んむ」
いつものように受付で手続きを済ませ、浴場に入った俺は京華に翻弄されていた。
椅子に座らされてまずキスをされ、そのまま小さな舌を使って俺の口内に唾液を流し込んできたのだ。
それを受け入れて嚥下した途端、サキュバスの能力が発動する。
しかも一つじゃない。感度上昇、精力増強に加え、脱力もだ。しかも何度も重ねがけされ、それでいて射精禁止が俺を縛る。
まだ触れられてさえいない俺の肉棒が痛いほどに膨らんでそそりたち、びくんびくんと痙攣している。
やっと唇が離れた時にはようやく終わったかと一息つく。
そんなわけがないのに。
「じゃあはーちゃん、約束通り今からごほうびー。けーかがおちんちん洗ってあげるね」
「ま、待っ…………」
むしろ今からが本番であった。
射精も封じられているこの状態で敏感な肉棒に触れられたらそれだけでどうにかなってしまうかもしれない。
しかし身体の力が入らず、倒れないように背中で支えてくれている川崎も抵抗を防ぐ体勢だ。
苦笑いしながら見ているので助けは期待できない。
石鹸を泡立てている京華の手が恐ろしいものに見えてしまう。
「おちんちんさん、きれいになーれ」
泡まみれの小さな両手が肉棒を優しく撫でる。
普段だったらそれだけで射精してしまうほどの快感だったが、呪いによってそれも叶わない。
まともに声も出ず、その手の動きにただただ翻弄される。
撫でられるだけでなく時折しごかれ、陰嚢を揉まれ、亀頭を手のひらで包まれ、泡をシャワーで流される頃にはもう俺にはまともな理性がなかった。
「終わりー。はーちゃん、きもちよかった?」
「ちょっとけーちゃん、やりすぎだよ。はーちゃん壊れちゃいそう」
俺はぐったりと川崎にもたれ掛かっており、元気なのは股間の肉棒だけだった。
背中に川崎の胸が押し付けられているが、今はそれを喜ぶ余裕すらない。
「ほら、はーちゃんの精液出すからお口用意して」
「はーい。はーちゃん、けーかのおくちにいっぱい出してね」
京華が肉棒の尿道口に唇を付け、川崎の尻尾が肉棒に絡みつつ先端で陰嚢を撫で始める。
射精禁止の呪いをかけたのは京華なのだが、別個体である川崎でもそれを解かせることができるんだろうか?
快感でぼうっとした頭でどうでもいいことを考えるが、すぐにそんなのは弾け飛ぶ。
尻尾でしごかれると同時に呪いが解除されて強制的に射精させられ、全身に悦楽の波が襲いかかった。
脱力の呪いは解かれなかったので堪えることも声を出すこともできず、ただただ身を任せるのみだ。
「んっ、んっ、んくっ…………」
京華の口内に大量の精液を勢い良く吐き出し、それを京華は喉を鳴らして懸命に飲み込む。
が、その勢いと量のあまり、唇の端から漏れてしまう。
まだその小さな口では無理もないことだろうが、川崎は苦笑しながら腕を伸ばしてそれを指で掬い取る。
「こく、こく…………ぷはっ」
「こらけーちゃん、まだお口離しちゃダメでしょ。はーちゃんイき終わってないよ」
「う、うん…………はむっ」
息苦しかったのか京華は一旦口を離し、深呼吸する。
が、川崎に注意されてまだ精液が出てる尿道口に再び唇を付けた。
「そうそう。けーちゃんがイかせたんだからちゃんと最後まで責任持って飲まないと」
最後に残ったものまで吸い出され、しっかりお掃除もされて、俺はだらしない表情を晒しながら快感の余韻に浸っていた。
とことん感度を上げられたせいか、なかなか意識がはっきり戻らない。それを察した川崎は京華を風呂へと促す。
「けーちゃん、はーちゃんはまだしばらくこのまんまみたいだからお湯に浸かっておいで。泳いだりしたらダメだからね」
「うん、わかった」
京華はにこっと笑いながら立ち上がり、湯船の方に向かう。
それを見届けた川崎はそっと俺と唇を重ねて唾液を飲ませてくる。
ようやくそれで脱力の呪いも解け、手足も動くようになった。
「う、あ…………」
「大丈夫? あの子結構無茶させてきたでしょ」
「まあ何とか…………」
「あたしもちょっとだけ飲ませてもらったけどすごく美味しかったよ。気持ちよかったみたいだね」
どうやら感覚のリンクはしていなかったらしい。
まあここで発情するのもどうかと思うしな。
「ああ。すっげぇいっぱい出たしな…………あんなに出たの久しぶりだ」
「え、あの量を出したことあんの?」
いや、何で川崎が知らないんだよ。
どう考えたって川崎の中に出す時だろうが。
「あそこまでの量を出すなんて…………ああ」
何かに思い当たった声を出すが、そのまま黙りこくってしまう。
続きを促すと少し顔を赤くしながらそれを話した。
「た、たぶんあたしも理性トんだ時だと思う。そ、その、美味しくて気持ちよすぎて、はっきり覚えてないけど、すごい量だった」
「そ、そうか」
その表情やめてください御主人様。
また発情してしまいます。
しばらくしてようやく落ち着き、湯船に浸かってからロビーのソファーでのんびり座る。
隣で一緒に牛乳を飲んでいた京華が周囲を確認し、人がいないのを見計らってそっと俺に謝ってきた。
「はーちゃん、ごめんなさい。ちゃんと全部飲めなくて…………」
「ん、気にすんな。今日は特別多かったし、もうちょっと大人になったらできるようになるさ。充分気持ち良かったしな」
そう言って頭を撫でてやると不安そうな表情がたちまち笑顔になる。
それにほっとし、そのまま三人で川崎家へと向かった。
二人を送り届けて俺も帰ろうとしたが、その前に京華を先に家に入れた川崎に呼び止められる。何だ?
「今日はありがと。無茶させてごめん、大丈夫?」
「ああ、もう平気だ」
「じゃ、なんかお礼でしてほしいこと考えといて。エッチなことは土曜までお預けだけど」
「あー…………じゃあ、その」
「うん」
「御主人様が俺にしたいこと、してほしいことを俺に叶えさせてください」
「はあ?」
「俺は、御主人様のもので、御主人様の奴隷だから、御主人様に尽くしたい」
すこし恥ずかしがりながらもそう伝えると、川崎は突然顔を伏せてしゃがみこむ。
え、どうしたんだ?
「やめてよ…………そんなこと言われたら、土曜まで我慢できなくなっちゃうじゃないのさ…………」
「あ、えっと、悪い…………」
「も、もう今日はこれで。また明日ね」
川崎は目も合わせずに家に入ってしまった。
……………………なにそれ可愛い。
乙です
乙
いつも楽しみにしてる
パコーン、パコーンとテニスボールがラケットで打たれる音が昼休みに響く。
そんなテニス部の自主練を眺めながら俺は昼食を取っていた。そう、最近あまり来なくなったかつてのベストプレイスだ。
ラケットを振るテニス部員の片割れである戸塚を眺めながら食う昼飯は旨い。
時々俺の方を見ては小さく手を振る戸塚に、実に癒される。
「あれ?」
そんな俺を見かけて声を上げたのは海老名さんだった。
いつもなら教室で例のグループで飯を食っているはずなのだが、いくつかの飲み物を抱えているのを見る限り、食後の飲み物をじゃんけんで負けた人が買いに行くやつをやったのだろう。
パシリにされる性格でもないし、負けたらちゃんと役目を果たそうとするだろうし。
「サキサキといないなんて珍しいね。喧嘩でもした? 私が付け入る隙ある?」
「ねえよ。喧嘩もしてない。これも川崎の作ってくれた弁当だし」
「あ、そうなんだ」
珍しく川崎と一緒ではない昼休み。
実は接近禁止令を出されてしまい、簡単な挨拶と弁当箱の受け渡しくらいしか許されていない。
理由は『週末まで我慢できなくなるから』だそうだ。今まで似たようなことがあったのに近付くことも許されないのは、たぶん例の発作が原因だと俺は推測する。
そう、いじめたくなってしまうというアレだ。
俺は平日だってどんと来いなのだがあっちはあっちで何かあるのだろう。御主人様とのスキンシップが不足気味だが、奴隷としては耐えねばなるまい。
「じゃあ今度の日曜は予定通りだね。よろしくー」
「ああ」
深くは突っ込まれなかった。飲み物を運ぶ最中だったのは幸いだったな。
日曜に三人でする約束を控えた海老名さんには悪いが、正直俺にはその前日のことで頭がいっぱいになりかけている。戸塚は除くけど。
そんな平日を過ごし、やがてやってきた週末。
気が急いてしまった俺はだいぶ早く家を出て待ち合わせ場所へと向かってしまった。
「おはよ」
「おう」
「早いね」
「そっちこそな」
俺たちの会話はそれだけだった。
お互い無言で歩き出す。
ふわっと漂う川崎の匂いがヤバい。何か色々としてしまいそうになるのをなんとか堪えている状態だ。
多分川崎も同じだったのだろう。心なしかホテルに向かう速度がいつもより少し早い。
部屋を決める時間すら惜しいかのようにさっさと指定し、エレベーターに乗り込む。
早く。
早く早く。
早く早く早く。
駆け込むように部屋に入ると、すぐに俺たちは力一杯抱き締め合う。
性的欲求ではなく、ただただ川崎に触れられることが嬉しい。俺は腕の中の川崎をより愛しく思った。
しばらくそうしていて多少満足した俺が力を弛めると、川崎が顔を俺の方に向けて目を閉じる。
「はち、まん…………」
切なそうな声を出すその唇に自分のを重ねると、嬉しそうな雰囲気が伝わってきた。
が、川崎はそこから何をするでもなく、ただ俺に身を委ねている。
舌を絡めるでもなく、吸い合うわけでもない。
これは。
「んっ……もっと…………」
一旦唇を離すと、すぐにまたとろんとした表情でキスをねだってくる。
間違いない。いつものいじめっこモードではなく、甘えん坊モードだ。
結構レアで、ドSでなくM気味になる。サキュバスの本能とは違って川崎自身が心の奥底で持っている願望だが、滅多に表には出てこない。
お尻の穴を責められまくったり、かしづいて足の指を一本一本丁寧にしゃぶらされたりしないのは性奴隷としては残念だが、これはこれでそそるので御主人様のために尽くしがいがある。
もっともこの状況では俺が性奴隷として振る舞うのを川崎は嫌がるので注意しなければならないが。
「沙希、脱ごうぜ。もっと沙希の体温とかを感じたい」
「ん」
俺の言葉に川崎は素直に頷いて自分の服に手を掛ける。
やがて俺たちは全裸で向き合った。
しかしそれもつかの間で、すぐに川崎が抱き付いてくる。
押し付けられる柔らかな胸の感触に俺の肉棒が反応し、すでに大きくなっているのにますます硬度を増してしまう。
自分の腹でそれを確認した川崎は息を荒くしつつ俺に懇願してきた。
「は、八幡っ、チンポ、舐めて、いい?」
いつもなら命令するか問答無用でベッドに組伏せてしてくるのに、今回はわざわざ許可を求めてくる。
もちろん断る理由もないが、その前にしておかなければならないこともあったので一旦ストップをかけた。
「その前に射精できないようにしてくれよ。今まで溜めてた分は全部沙希の中で出したいからな」
「うんっ、うんっ、チンポに直接射精禁止の呪いをかけてあげるっ、だから」
「いいぞ。これ、好きにしろよ」
俺は川崎の手を取って肉棒を握らせる。
すぐにその場にしゃがみこみ、川崎はいきり立ったそれに舌を這わせ始めた。
唾液を擦り付けて呪いをかけたあとは好き放題にしゃぶってくる。
舌を這わせるだけにとどまらず、付着した唾液ごと啜ったり咥えて唇でしごいたり。
「ん、はぁ…………チンポ、おいし…………」
「沙希、玉の方もしてくれよ。好きだろ?」
「好き、好きぃ…………」
「んじゃ、こっち来いよ」
俺は川崎を立ち上がらせてからベッドに誘う。
後ろに手をついて座り、足を開くとすぐに川崎はその間に顔を埋めてくる。
陰嚢に舌の生暖かい感触が何度も走り、頬張られて吸われるたびに俺は声を漏らした。
たっぷりと川崎の玉舐めを堪能したあと、俺は川崎に尋ねる。
「沙希、俺は沙希のまんこに出したいけど、お前がそのまま飲みたいなら口でもいいぞ?」
「やっ、嫌っ…………八幡の精液、あたしのおまんこに欲しいっ…………」
「わかった。どうする、自分で動くか?」
「ううん。八幡に、してほしい…………」
川崎はそう言ってベッドに横たわり、足を開いて俺に向けて秘口をさらけ出す。
そこはもう前戯も必要ないほどに濡れそぼっていた。
「この八幡専用サキュバスおまんこに、チンポと精液ちょうだい…………」
この言葉で理性を失わなかった俺を誉めてもらいたい。
暴走してたら間違いなくさっさと一番奥まで突っ込んで射精していたことだろう。
いや、それこそ川崎の望み通りなのだろうけれど。
俺は奥まで入れず、入り口辺りをカリ首で擦るように小刻みに出し入れする。
これだけでも充分すぎる程に気持ちよく、呪いがかかってなければすぐにでも達していたに違いない。
射精できないのは苦しいけど、川崎が髪を振り乱しながら喘ぐ光景はその価値があるものだった。
が、さすがにもう限界だ。
「沙希、奥まで入れるぞ」
「ま、待って……あたし、壊れちゃう…………もっと、ゆっくり…………」
「愛してるぜ、沙希」
川崎の制止の声など聞かず、俺は一気に川崎の奥まで肉棒を突っ込んだ。
先端が子宮口に吸われる感触が心地よく、逃げられないよう腰をしっかり押さえてぐりぐりと亀頭を押し付ける。
射精禁止の呪いは解けたのだがまだ堪え、川崎の乱れる様をじっくりと観察した。
身体を仰け反らせながら矯声を上げ、全身を痙攣させて何度も絶頂に包まれていく。
それを見届けたあと、俺はもう我慢できなくなり、溜まった欲望を川崎の奥に解放する。
「沙希っ、沙希ぃっ! あっ! ああっ!」
出てる。
出てる。
すっげぇ出る。
凄まじい量の精液が放たれて川崎の中に注ぎ込まれる。
気を失いそうなほどの快感に襲われながら俺は幾度も射精を繰り返した。
「はあっ…………はあっ…………」
長い射精が終わり、肩で息をする。気持ち良かった…………。
川崎も快感の余韻に浸っているようで、投げ出した四肢を時折震わせながら満足そうな笑みを浮かべていた。
が、突然我に返ったようにはっとした表情をし、しばらく呆然と俺を見つめたあと、顔を逸らしてシーツを引っ張って隠す体勢になる。
あ、これ。甘えん坊モードが解けて恥ずかしくなったんだな。
俺からすればそこまで大したことでもないし可愛いと思うのだが、川崎はそうでもないようだ。
まあいつも御主人様として振る舞っているし、川崎からすれば何か思うこともあるんだろう。
俺はあまり触れないようにする。
「沙希、口で綺麗にしてくれよ」
「……………………ん」
しばらく躊躇っていたが、やがて顔を出してこちらに向け、口を大きく開ける。
俺は川崎の中から肉棒を引き抜き、川崎の顔を跨ぐようにしてその開かれた口内に差し入れた。
「ん……ちゅ、れろ…………ちゅう…………」
舌が絡み付いて体液が舐め取られ、残ったものまで吸い出される。
そんなお掃除フェラを堪能し、心地好い感触を存分に味わった。
やがてすっかり肉棒は綺麗にされたが、当然と言えば当然のように出す前と変わらぬ固さと大きさになってしまっている。
それを確認した川崎は身体を起こしながら俺の耳元で囁く。
「ね、今度はお風呂でしよ…………いつも京華がやってるチンポ洗い、あたしがやってあげる」
その言葉に俺はこくこくと頷く。
それを見た川崎はくすりと笑い、待ってろと俺に言い残して準備をすべく浴室へと向かう。
ふぅ、乙です
サキサキかわいい
乙
八幡さあ
いじめられるの超期待してんじゃん
いつでも待ってる
とりあえず浴槽にお湯が溜まるまで待つことになったが、戻ってくるときに川崎の足取りが一瞬ふらついたのを俺は見逃していない。いつものことを考えるとさもありなんといったところだ。
それでも弱みを見せたくないのか甘えたことが恥ずかしいのか、いかにも平気ですって表情で俺の隣に座る。
まあ俺もそれを言及するほど野暮ではない。たぶんこの先も誤魔化しのために俺に色々要求してくるだろうが、それは俺も望むところなので問題ない。
むしろもっと甘えてくれても構わなかったのだが。あの運命の日にした約束もあるし。
「ね、八幡…………キス、しよ。激しいやつ」
「おう」
そんなことを考えていると川崎からおねだりがくる。
命令でないあたりまだ甘えん坊が抜けきっていないようだが、本人が気付かないうちに俺は唇を重ねた。
「んっ…………」
川崎の唇の端から切なげな声が漏れる。
それに興奮した俺はすぐに舌同士絡めつつ、川崎の豊満な胸に手を伸ばした。
その弾力と柔らかさは何度触れても飽きることはなく、夢中で揉みしだく。
「ん……八幡…………強く、吸って…………」
一瞬唇を離したところでそう請われ、俺は川崎の舌を自分の口内に招き入れて強めに吸う。
唇で挟み込み、唾液を啜ると川崎の身体がびくんと跳ねた。
そうしてたっぷりと舌をいじめ抜き、一呼吸置いた頃にはもう川崎の表情はだらしなくとろんとしている。
これはもしかしたらもう一度甘えん坊モードが来るかもしれない。
「ね、八幡…………」
「お、おう。何だ?」
「お尻、こっち向けて…………」
「え?」
期待していたのとは裏腹に、川崎の口から出た言葉はそれだった。
いや、ちょっといきなりすぎだろ!
「早く四つん這いになって…………まさか、嫌なの?」
「い、嫌ってわけじゃないんだが」
ちょっとテンパっていると、タイミング良くピーという音が響いた。
どうやら風呂の準備が終わったらしい。
「ん、残念…………お尻はまた後でね」
どうやらやめる気はないらしい。
川崎は立ち上がり、俺の手を取って一緒に浴室へ向かう。
「さ、そこ座って足開いて」
俺にそう指示し、ボディソープを取って泡立て始める。
その泡としなやかな指で洗われるのだと思うと、ますます俺の肉棒はいきり立ってしまった。
「いつもお疲れさま。これからもよろしくね」
川崎は俺の前に座って慈しむようにそっと肉棒に触れ、ゆっくりと撫でるように手のひらを擦り付けてくる。
時折指先で陰嚢を転がしたり、小刻みに震わせてみたり。
与えてくる快感が心地好く、俺は思わず溜め息を漏らした。
「はあ…………ぬるぬる……気持ちいい…………」
いつもしてくれる京華には悪いが、やっぱり川崎にしてもらうのが一番気持ちいい。
もっとしごいて欲しい、と思ったところで川崎の手が一旦離れる。
あれ、もう終わりか?
「ね、八幡。あたしのおっぱい好き?」
「あ、ああ」
「じゃあさ、おっぱい吸いながら手で洗われるのとおっぱいでチンポ洗われるの、どっちがいい?」
「!?」
いきなり究極とも言える二択を出されて俺は戸惑ってしまう。
が、すぐに答えは出た。
「む、胸で、洗って、ほしいです」
「ん。ちょっと待ってね」
川崎は追加でボディソープを泡立て、それを自分の胸に塗りたくっていく。
その際にふるふると揺れるのがまた扇情的だ。
「お待たせ。さ、足もっと開きなよ」
言われるままに足を開き、そこに川崎が身体を差し入れる。
そのまま前屈みになって泡だらけの胸の間に肉棒を挟み、両手で左右からむにゅうっと押し付けた。
「う、あ…………」
「ほらほら、気持ちいい?」
「いいっ…………あったかくて柔らかくて、気持ちいい…………」
川崎は嬉しそうに微笑みながら肉棒を胸でもみくちゃにする。
強く押し付けたり上下に揺らして擦ったり。
正直もういつ暴発してもおかしくない。頼み込んで射精させてもらおうか、と考えたところでまたもや川崎は身体を離す。
なんかさっきからタイミングがいいのか悪いのか。
「もう充分綺麗になったでしょ。流すよ」
シャワーを用意して互いの石鹸を流していく。
がちがちに固くなっている肉棒から洗い流されると、川崎は愛おしそうに先端に口付けをしてきた。
「ちゅ…………ふふ、すっごい元気。こっちもずっしり詰まっててたくさん出そう…………」
そう言って陰嚢を手で転がすように撫でる。そう思ってるなら早く出させて欲しい。
しかし川崎はまだ焦らすつもりのようで、二人で浴槽に浸かり、俺の頭を自分胸元に抱き抱える。
当然それに逆らうわけもなく、俺は顔を胸に押し付けつつ乳首を唇で挟み込んで吸う。
「んっ…………お風呂から上がったら、今度はおまんこにチンポ突っ込みながら吸って…………あたし、あれ好きなんだよ」
「…………上がってからじゃなきゃ、駄目か?」
「ふふ、そうだね。それじゃ」
川崎は正面に来て俺の身体を跨ぎ、肉棒を秘口に押し当てる。
対面座位の体勢で腰を下ろして肉棒を体内に受け入れ、喘ぎながら身体を反らして胸を晒す。
女子にしては川崎は高身長なのでこの体勢もそんなに無理はなく、俺は遠慮なくその胸にしゃぶりついた。
「んっ、あっ…………八幡っ……」
川崎が切なげな声で俺を呼ぶ。
ダイレクトに俺の脳を刺激してきたが、どうにか理性を失わず両の乳首を吸い続ける。
もちろん腰を動かしたりすると一瞬で絶頂に達しかねないのでそっちはじっとしているが。
しかし川崎が悶えるたびに柔肉が肉棒を締め付け、俺自身が動かなくともどんどん快感が与えられて昂っていく。
もうそろそろ限界が近く、胸から顔を離すと、川崎もそれを察したようだ。
「出そう?」
「ああ。御主人様の中に、思いっきり出したい」
「いいよ。キスしながら、して」
最近学校では御無沙汰だったので、久々の対面座位でキスハメからの膣内射精だ。
川崎は俺の腰に自らの足を巻き付けてしがみつきながら唇を合わせてくる。
俺は突き出される舌に自分のを絡め、強く抱き締めながら身体を揺すった。
互いに喘ぎ声を漏らし、快感を求めあう。
やがて俺は耐えられなくなり、川崎の一番奥で射精する。
信じられない程の量が川崎の中に注ぎ込まれ、気を失いかねない悦楽の波が全身を襲う。
風呂場であることを思い出してぎりぎりのところで意識を繋ぎ止めることができたのは僥倖だろう。
川崎は達し終わったあとも余韻に浸っているのか目が虚ろで、脱力して俺に体重を預けているし。
これがベッドの上とかだったらそのまま寝かせてやりたいところだが、生憎そうもいかない。
気付け代わりというわけでもないが、俺は川崎の頭と背中を軽く撫でてやる。
「ん…………気持ちよかった…………八幡の精液、美味しい…………」
川崎は俺の頬に軽く口付け、きゅっと抱き締めてきた。
ちなみに俺の肉棒は全然萎えていない。
「とりあえずお風呂から上がろっか。今度はベッドの上でお願い」
「ああ。嫌だって言っても止めないぜ御主人様」
「ふふ、頼もしいね」
繋がったままベッドまで行こうかとも思ったが、さすがに濡れた身体では良くない。
いや、川崎のサキュバスの能力を使えばなんてことないんだろうけど、それは情緒がないだろう。
俺たちは少しふざけあいながら互いの身体を拭きあう。仕上げは結局その能力を使ったけど。
ちょっとだけ格好つけてベッドまでは川崎を横抱きにして運ぶ。いわゆるお姫様抱っこというやつだ。
「いつも思うけど、あたしって軽い方じゃないのによく平然と持ち上がるね。運動部でもないのに」
「まあ筋トレくらいはしてるからな」
「何か目的あんの?」
こういう時のために、とはさすがに言いづらい。
幸いすぐにベッドに着いたので、川崎を寝かせてその上に覆い被さる。
すぐに川崎も俺の背中に腕を回してきたのでそのまま抱き合いながら唇を重ねた。
肉棒が準備万端とは言ってももう二回も出したし多少の余裕はある。俺は唇と舌で川崎の全身を愛し始めていく。
頬や顎、首筋から鎖骨。
二の腕から指先まで。
豊満な胸やへそ周り。
足の付け根に太もも。
もちろん足の指だって一本一本丁寧にしゃぶる。
そして最後はこれ、俺にしか見えない尻尾だ。
川崎をうつ伏せにさせ、根元部分を甘噛みしつつ舌を丁寧に這わせながら先端までじっくりと。
それらに感じてくれているようで、足の間に見える秘口からとろとろと蜜が溢れ出てきていた。
もう充分だろう。
俺はそのまま川崎に背中から覆い被さり、尻の辺りを跨ぐようにして肉棒をその秘口に挿入する。
いわゆる寝バックという体位だ。
「あ、んっ…………チンポ、きたぁっ…………」
「無許可で入れて悪いな。お仕置きならいくらでも受けるぜ」
「じゃあ、あたしもあんたもイくまで、抜かないで…………」
「お仕置きになってないぞ」
「あたしがそうしてほしいから、いいの」
俺はその言葉を聞いて了承し、ゆっくりと腰を動かし始めた。
川崎の弱いところを擦るように肉棒を出し入れし、その膣内の温かさと柔らかさと締め付けをたっぷり堪能する。
そろそろ限界が近くなり、俺は身体を起こし、繋がったまま川崎の腰を持ち上げて膝立ちにさせた。
寝バックのままだとあまり二人で一緒に激しく腰を動かすことがしにくいからな。
「んっ…………はちま…………ああっ!」
ずんっと奥を突くと、川崎の身体が跳ねてぐうっと仰け反った。
苦しそうな声を上げるが、自分からも腰を揺すってより気持ち良く肉棒を受け入れようとしている。
さらに興奮が高まった俺は川崎の腰を掴んで何度も子宮口を突く。
川崎は学校内や京華の前では絶対に上げることのない艶やかな声を部屋中に響かせ、何度も絶頂に達していた。
その声を聞きながら俺は亀頭を一番奥に押し付け、小刻みに腰を揺すりながら射精して大量の精液を川崎の中に注ぎ込んだ。
「はあ……あん…………」
長い射精が終わって肉棒を引き抜くと、川崎はころんと横になりながら大きな溜め息を吐く。
表情から察するに、満足してくれたようだ。
目が少し虚ろだったが、軽く頭を撫でてやるとすぐにこちらを向き、大きく口を開いた。
俺がその口に肉棒を差し入れると、すぐに唇や舌でお掃除をし始める。
あー……気持ちいい…………。
中のものまで全部吸い出され、綺麗にされたあとは川崎の隣に横たわる。
川崎はすぐに俺の胸に顔を埋め、背中に手を回してきた。
「ね……このまま少し寝ていい?」
「ああ。ゆっくり眠りなよ御主人様」
「ん…………」
頭を撫でてやるとすぐに川崎は寝息をたて始める。
普段は大家族の長女として忙しない身だしな。こういうときは少しでも休ませてやりたい。
もちろん精神的にも肉体的にも癒した上で、だが。
満足げに、安心感に溢れた表情で寝ている川崎に、俺は奴隷としての達成感を得て一緒に夢の中へと落ちていった。
ふぅ
乙です
きてた、乙
いつも楽しみにしてます
意識が覚醒し、俺は目蓋を開ける。
時計を確認すると、まだそんなに時間は経っていないようだ。
横で寝ている川崎を起こさないように注意しながら、俺はそっとベッドから降りた。
「ふう…………」
備え付けの冷蔵庫に入れていたペットボトルの水を飲み、一息つく。
汗をかいたので水分が身体中に染み渡るのが心地好い。
…………しかし水分といえば不可思議なことがある。川崎といるときはほとんどトイレに行きたくならないのだ。
いや、なんとなくサキュバスの能力の一つだろうなと当たりはつけているのだが、本人に確認したことはない。
気にしなくてもいいのかもしれないが、海老名さんや平塚先生もそうなので、そこから疑問に思われたりしないかと疑心暗鬼気味になっているのだ。
そんなところから答えに辿り着くなんてまずあり得ないことだろうけども。
「ん…………」
声がして振り向くと、ベッドの上で川崎が身を起こしていた。
まだ少し眠そうな表情のまま俺を見て、誘うように両手を広げる。
御主人様の御要望通りすぐに戻ってベッドのシーツに潜り込むと、ぎゅうっと力強く俺に抱き着く。
「目が覚めたとき、傍にいてくれなきゃイヤ…………」
「ああ、悪かった」
そっと川崎の頭に手を乗せて撫でてやると、川崎は心地好さそうにすりすりと俺の胸に頬を擦り付ける。
しかし、俺達は二人とも全裸なわけで、当然川崎の柔らかいものが押し付けられるわけで。
肉棒が固くなっているのは隠しきれるものではない。どころか、川崎は少し身体を下げ、胸の間に肉棒を挟み込む始末である。
「うっ…………」
「ふふ。腰振ってもいいよ。なんならこのまま出しちゃっても」
抗いがたい誘惑をしてくるが、俺は首を振って断る。
その柔らかい胸で擦り始めたら多分止まれない。射精の許可は下りたが、できることなら川崎の中か口で出したい。
それを察したか、川崎は俺を仰向けにさせて起き上がる。
「ほら、八幡。あんたの大好きな奴隷チンポ専用のおまんこ。ここに出したかったらおねだりしなよ」
そう言って川崎は指で広げて俺に秘口を見せ付けてきた。
綺麗な色のそこは愛液を溢れさせながらひくついており、俺の理性を剥がす匂いを放つ。
「ご、御主人様っ!」
「なに?」
「お、俺は御主人様専用精液製造器です…………俺の性奴隷の務め、果たさせてください…………御主人様の中で、射精させてくださいっ…………!」
「あたしのおまんこに飲ませたい?」
「はいっ……御主人様のために、頑張って作りましたっ…………」
「ふふ、遠慮なくいただいちゃうね」
川崎は俺の身体を跨いで肉棒を掴み、先端を自分の秘口に押し当ててゆっくりと腰を沈めていく。
熱くて柔らかい襞を押し広げていく感触に俺は思わず仰け反ってしまう。
「ああ……八幡のその顔……可愛い」
そう呟いたあと、川崎は俺と唇を合わせて舌を口内に侵入させてくる。
口内をたっぷりと凌辱されながら蜜壺で肉棒をしごかれ、凄まじい快感が全身を襲った。
俺は川崎の臀部を鷲掴みにし、腰を突き上げて肉棒の先端を子宮口に届かせる。
「ああんっ!」
びくんと川崎の身体が跳ね、離れた唇から淫靡な声が漏れ出た。
何度も繰り返すとその都度声が出てより強く肉棒を締め付けてくる。
入れた瞬間から射精しそうなのをずっと堪えていたが、そろそろ限界が近い。
俺は改めて御主人様におねだりをしようとしたが、その前に再び唇を塞がれてしまう。
激しく舌が絡まり、川崎の身体全部が俺の射精を求めてくる。
尻尾で陰嚢をぐりぐりと撫でられて中のものを全部寄越せと要求され、俺は幾度も痙攣しながら精液を吐き出した。
ああ…………川崎の中に出すの、気持ちいい…………。
全て出し切って唇が離れ、俺は肩で息をする。
川崎も満足そうに俺の頬に自分の頬を擦り付けてきた。
「んー…………今回も気持ちよかったぁ」
「俺もだ。すげぇ良かった」
「うん、すっごく美味しかったしね。気持ちいいの、伝わってきたよ」
そう言って川崎は何度か俺の頬にキスをし、身体を起こす。
そして肉棒を抜こうと腰を浮かせたところで俺は両手で臀部を掴んで止めた。
「……………………」
「……………………」
…………いや違うんだ。俺の意思じゃなく腕が勝手に。
川崎が俺を見てにぃっと笑う。
「まだ出し足りないの?」
「い、いや」
「嘘ばっかり。まだチンポ固いまんまじゃないのさ」
「その、出し足りないんじゃなくて、まだ、御主人様まんこを、感じてたいから…………」
「ふふ、いいよ。動かないで包んでてあげるから、じっくり味わいな」
再び川崎は俺に覆い被さってくる。
その身体を受け止め、俺は川崎の背中に腕を回して少し強めに抱き締めた。
あー、すっげぇ幸せ…………。
好きになった美少女クラスメートと思う存分身体を貪りあって。
セックスして。
生で中出しして。
抱き合いながら余韻に浸って。
これ以上の何かを求めたらバチが当たりそうだが、この御主人様は更に色んなものを俺に与えてくれる。
絶対。絶対離さないし大事にするし俺の全てをもって尽くす。
改めてそう決心して俺は抱き締める力を強めた。
そんなカッコつけた心情ではあったが、身体の方はまた川崎を求めたくなってしまった。固いままの肉棒がさらに膨張して脈打ち、呼吸が熱を持つ。
察した川崎はそれを受け入れ、むしろ望むところだと言わんばかりに腰を動かし、そのまま抜かずに追加で二回ほど搾り取られてしまった。
「はぁー…………おなか、いっぱい…………」
俺の上で乱れまくった川崎は満足そうに自分の腹を撫で回す。
さすがに少し疲れたか、一旦ベッドから降りて水分補給をしてソファーに腰掛けようとする。
これはさっきの誓いを実行するチャンス!
すかさずソファーの前に移って、御主人様の疲れた足を楽にさせるべく足置きになるために四つん這いになる。
が、その俺の献身的な行動はドン引かれただけで終わってしまった。
「そんなこと海老名だってしないでしょ」
いや、すると思うけど…………。
M気質と言う面では俺と海老名さんは結構似通っているところがあるしな。
しかし御主人様がお望みでないのなら仕方ない。俺は素直に身体を起こし、御主人様の足を取ってマッサージをし始める。
これには川崎も御満悦のようで、されるがままだ。
「あー、気持ちいい……この手技で色んな女を落としてるんだね」
「人聞きの悪いこと言うな」
ほとんど俺じゃなく川崎のせいだろうに。
それにマッサージなんて川崎以外にはしてないぞ。
「お返しは何がいい? 膝枕で耳掻きか、おっぱい枕でもう一眠りか」
魅力的な提案だったが、俺の行動自体が御主人様への感謝の返礼のつもりだったので遠慮しておく。
あ、ついでに足の指も舐めておこう。
「んっ……あんたそれ好きだね。味なんかしないでしょ?」
それを言ったら身体のどこを舐めたってほとんど味のするとこなんかないぞ。
まあ好きなのは事実だし、少々特殊かもしれないが川崎限定なので構わないだろう。
じっくりたっぷり丁寧に味わっていると、案の定俺の肉棒は再びそそり立つ。
「お返しは決まったね。ベッドで横になんなよ」
川崎はその肉棒を見て妖艶な笑みを浮かべながら俺に命令した。
御主人様の指示通りベッドに横たわると、そのまま俺の身体にのし掛かってくる。
焦点を合わせて肉棒を呑み込んだあと、腕を押さえ付けられ、足も絡ませられ、身動きが取れなくなってしまう。
口内を舌で蹂躙されながら小刻みな動きで少しずつ快感が与えられるその様は、ゆっくりと補食される生け贄のようだ。
しかし俺は一切抵抗も逆らいもせず、されるがままになる。御主人様に全てを捧げた性奴隷なのだから当然だろう。
唾液を飲まされて感度も上昇させられるが、自分から動くのはなんとか堪える。
やがて川崎の腰の動きが速くなっていき、肉棒に与えられる快感がさらに高まっていく。
もうそろそろ限界だ、といったところで少し体勢を変えて最奥部まで肉棒を招き入れられた。
亀頭が子宮口に吸い付かれ、俺は耐えきれずに射精してしまう。
「うっ……! んっ……! んううっ…………!」
繋がったままの唇から二人の声が漏れ、凄まじい快感を互いに与え合う。
達し終わったあとも俺達は長い間余韻に浸り、離れることはなかった。
「んんー…………満足したよ……」
時間になって後始末を終え、部屋から出る前に川崎が大きく伸びをした。
心なしか肌もつやつやしている気がする。
「俺の仕事に御満足いただけたようで幸いです。御主人様」
「うん。あんただけにしか出来ない、あんただけにしかさせたくないお役目だからね。ありがと」
そう言って俺の頬にキスをしてくる川崎。
御機嫌な様子で腕を組んできてそのままホテルを出る。
「でもだいぶ搾り取っちゃったけど明日は平気? 海老名もいるし。なんなら少し回復させとこうか?」
「大丈夫だ。御主人様がいてくれたらそれだけで何度だっていける」
「ふふ、優秀な奴隷だこと」
それに関しては自分でも恐ろしいくらいだが。
でも多分サキュバスの能力関係なしに川崎以外の女だったらここまで頑張れない気はする。
そんな世界線は有り得ないだろうから考察するだけ無駄だろうけどな。
俺は川崎を家まで送り届け、明日の予定を確認してから帰路についたのだった。
乙です
さす八
乙
「あれ?」
海老名さんが訝し気な声を出した。
何かと思って視線を辿って、それを理解する。
川崎もどうしようかと思案顔だ。
「んー、別のとこにしよっか」
そう。
三人で待ち合わせて向かったいつものラブホテルは満室の表示が出ていたのだ。
三連休の中日な上に朝早めなので泊まりの連中もまだほとんどチェックアウトしていないのだろう。
「別のとこって、心当たりでもあるのか?」
俺が他に知っているといえば平塚先生と車で行ったところか京華を連れていったところくらいしかない。
どちらもここからでは少し遠いのでちょっと候補にはならないか。
「ここら辺はどこも一杯みたいだし、あっちの方行ってみる? いくつかあったでしょ?」
「そだねー。出鼻挫かれちゃったけどまだまだやる気満々だし」
少しくらいはへこたれてもいいんですよ海老名さん?
まあこの状況で女性陣に逆らえるはずもなし。俺は黙って二人のあとを付いていく。
しばらくして目的地に到着する。見たところ満室はなく、どこでも入れそうな感じだ。だが。
「三人以上お断りとかされないか? 駄目なところもあるだろ」
「それだったら入口で止められるでしょ。とりあえずどっか入ってみようよ。八幡くん、選んで」
俺かよ。
とりあえずなんとなく目についたところを指差し、そちらに向かう。
料金なんてどこも似たり寄ったりだし、実際に中を見ないとわからないだろうから、どれを選んだって変わらないだろうしな。
そして、敷地内に入って建物入口をくぐろうとしたところで、その事件は起こった。
「あ、すいま、せ……ん…………」
「いえ、こちらこ……そ…………」
ちょうど出てきた人とぶつかりそうになり、咄嗟に止まってお互いに謝り合う。
その声にやけに聞き覚えがあった。
というか葉山だった。
「え、あ…………えっと」
「隼人ー、どしたん?」
マジかよ。
葉山の後ろから顔を覗かせたのは我がクラスの獄炎の女王こと三浦だった。
しかしこの二人ならまあ有り得なくもない組み合わせかなとどこかで納得はできる。川崎も海老名さんも二人に驚きはしているが、絶句といった感じでもない。
が、俺と川崎と海老名さんという組み合わせは向こうにとってどれだけの衝撃なのか想像もつかないだろう。
「へえ。優美子と隼人くん、そういう関係だったんだ」
「……………………ちょっと話をしたいんだけど、いい?」
先にいち早く冷静になったのは三浦の方で、海老名さんの言葉に反応する。
この場面では何も誤魔化しようがないし、話をしたいというのもわからないでもない。
が。
「悪いね。そっちは終わってすっきりしてんだろうけど、こっちは今からで溜まるもの溜まってんの。あとにしてくれる?」
「…………じゃあ夕ご飯一緒にどう? 何も話し合わないのは落ち着かないっしょ」
「ん、なら海老名経由で連絡するよ」
基本的に相性がよくない川崎と三浦ではあるが、さすがにこんなところで言い争ったりはしない。
それ以降言葉を交わすことなくすれ違い、俺達はホテルの中に入る。
「いやびっくりしたな」
「そうだね」
特に三人でも問題なく、部屋に入ったところでようやく俺はそんな言葉を口にした。
川崎も平静を装っていたが、内心ではそれなりにテンパっていたようだ。意外と人見知り、というかコミュ障だしな。
え? 俺が言うなって? はい、その通りです。
「私も全然気付かなかったよ。学校じゃ変化なかったしいつからなんだろ?」
「海老名さんも知らなかったのか。なら話ってのは互いに秘密にしとこうってんだろうな」
「向こうからしてみればこっちの関係の方が驚きだろうけどねー」
というか海老名さんは結構平然としている。
俺たちや葉山たちも含めて立場的に一番アレなのは海老名さんだと思うのだが…………。
「ま、悪いようにはならないでしょ。ところで、どうする? とりあえずお風呂からにする?」
「うん、そうしよそうしよ。あっ、ここマットがある!」
風呂場を覗いた海老名さんがそんな声をあげる。
まあ一瞬冷や汗もかいたし、風呂に入るのは賛成だ。
お湯を張るまでの間、葉山たちに聞かれたらどう答えるかの打ち合わせをしておく。
「ん、準備できたみたいだね」
完了を知らせるアラーム音が鳴り、俺達はソファーから立ち上がって風呂場へと向かった。
無駄な抵抗と知りつつもタオルを腰に巻いて二人のあとに続くが、やはりすぐに剥ぎ取られてしまった。
全裸で堂々としている女子二人とは反対に恐縮して縮こまっている俺だが、股間の肉棒だけは自信満々に自己主張して反り返っている。
それを見た川崎も海老名さんもギラギラした目をしながら唾を飲み込む。
「すご…………ね、触っていい?」
「あー、えっと…………」
どうしようかと川崎を窺うと、川崎は伸ばしかけている海老名さんの手を押さえた。
どうやら許可が下りなかったようだ。
「サ、サキサキ……?」
「海老名、あんたは八幡の何なの? ちゃんと自分で準備しないと駄目でしょ。チンポに奉仕したいなら手以外でしなよ」
「!? そ、そうだね」
?
いまいち川崎の言っていることがわからない。
が、海老名さんは理解したようで、俺に向き直る。
「あ、あのっ、ご主人様のおチンポ迎え入れるために、おまんこ濡らしてほぐしておきます。その間、顔や口でおチンポにご奉仕して、よろしいですか?」
もう海老名さんのその表情はすっかり発情しており、息を荒くしている。
すでに手は俺の許可なく自分の股間をまさぐり始め、全身を上気させていた。
「ああ、好きにしていいぞ」
「ありがとうございますっ」
俺の言葉に返事するなり即座に座り込み、肉棒を顔に擦り付けるように頭を振る。
まるでマーキングのようだが、普通俺が動いて海老名さんにするもんなんじゃねえかなあ?
「あっ……はっ……おチンポ…………おチンポ、好きぃ…………」
って。
何かヤバい薬キメたみたいな反応になってんぞ。多分川崎のサキュバスの能力なんだろうけど。
その川崎も俺の前にしゃがみこみ、海老名さんと同じように肉棒に頬擦りし始めた。
「あ、うっ…………」
美少女二人の頬に肉棒を挟まれてしごかれる光景は凄まじく興奮を煽り、昂りがとんでもないことになっていく。
このまま射精したい欲求をなんとかはね除け、俺は腰を引いて肉棒を二人の顔から引き離した。
「あ、おチンポ…………」
「んー? あたしたちの顔擦り、気に入らなかった?」
海老名さんは残念そうな表情をし、川崎はからかうように言ってくる。絶対わかってて言ってるだろそれ。
肉棒はびくびくと震え、早く射精させろと要求しているようだ。
が、まだ川崎は準備ができていないし、むしろそれは折り込み済みだろう。サキュバスはその気になったら一瞬で整えられる。
「…………姫菜」
「っ、は、はいっ!」
名前を呼ばれたことで期待を高めたか、海老名さんの返事の声が少し上擦った。
まあその期待は間違ってないのだが。
「俺に好きなように扱われて道具みたいにされるのと、自分で動いて俺に奉仕するの、どっちがいい?」
「っ…………ど、道具がいいです! 私の身体、オモチャにしてください!」
その返事に満足そうに頷いたのは俺じゃなく川崎で、そのまま立ち上がって海老名さんをマットの方まで連れていく。
ついでに何か耳打ちしていたが、またアドバイスか何かしているのだろうか?
俺が近付くと海老名さんはマット上で横になり、脚を開いて秘口を指で広げてさらけ出した。
「ご、ご主人様のおチンポ専用穴です。好きなように、使ってください」
ひくひくと蠢く穴からは大量の蜜が溢れ出ており、受け入れる準備は万端のようで、俺は遠慮なくその穴に肉棒を突っ込んだ。
それと同時に川崎が海老名さんとキスをし、唾液を流し込んで飲み込ませる。
「はうっ! うああんっ!」
おそらく感度上昇の能力を使われたのだろう。海老名さんは一瞬で達してしまい、離れた唇から矯声を上げながら全身を震わせる。
「う、嘘っ、おチンポ入れただけで…………はううっ!」
構わず肉棒の出し入れを始めると海老名さんはさらに身体をくねらせる。
快感のあまり無意識に逃げるように身体が動いていくが、俺は海老名さんの腰を掴んで引き寄せ、子宮口を突くように肉棒を奥まで埋めた。
「あんっ! くる、くる、すごいのきちゃうっ! 壊れちゃう!」
「壊してほしいだろ? チンポ気持ちいいって言え。中出ししてくださいっておねだりするんだ」
「おっ、おチンポ気持ちいいですっ! おまんこ壊れるくらい激しくしてっ、御主人様の精液っ、中に出してくださいっ!」
その言葉の直後、川崎が今度は俺と唇を合わせて舌を絡めてくる。
今回の唾液には何の付与もなかったが、それでも俺を興奮させるには充分だった。
スパートをかけるように俺は腰を振る動きを速め、幾度も海老名さんの奥を突く。
「んっ……! んううっ……! うっ……!」
短い呻き声とともに俺は海老名さんの中に精液を吐き出し、快感に打ち震える。
全て出しきり、唇が離れた川崎は俺の顔を見て微笑む。
「ふふ……気持ち良さそうな八幡の顔、かわいい…………」
だらしなくなっているであろう俺の表情をそう評価し、頬に軽くキスをする。
しばらくしてようやく余韻が晴れ、海老名さんを窺う余裕が出来た。
「あっ…………あっ…………」
いまだに身体を痙攣させながら声を漏らす海老名さん。どうやら相当激しく達してしまったようだ。
とは言ってもその顔はとても満足げなものだったが。
とりあえず連動して揺れる胸に手を伸ばして揉みながら呼び掛ける。
「おい姫菜、お礼の言葉はどうした?」
「んっ、はあ…………おまんこオナホ使っていただいて、ありがとうございます…………私なんかのおまんこで気持ちよくなってもらえて、光栄でした…………んんっ……!」
自分の台詞に自分で興奮して感じるという器用なことをする海老名さんであった。
俺もその言葉に満足し、腰を上げて海老名さんの中から肉棒を引き抜く。
1は隼人×優美子も好きなんです
乙です
乙
まさかのはやゆみ
期待
二人分の体液にまみれた肉棒にすぐさま川崎は顔を寄せて、口内に咥えこむ。
舌が這ったり尿道内のを吸い出されたりとお掃除をされて、その心地好さについため息が出てしまう。
川崎も良質の栄養を摂取できて御機嫌のようだ。リズミカルに頭を動かして唇で肉棒をしごき、一滴残らず搾り取っていく。
手の方は海老名さんの下腹部を撫でており、中に出された精液からエネルギーを吸収している。
「んっ…………か、川崎っ…………!」
ところが、川崎は一向に肉棒から口を離さず、それどころかさらに舌の動きが激しくなっていく。
達したばかりで敏感になっている俺は思わず抗議するが、もちろんそれで止まる御主人様じゃない。
口内の奥までずっぽりと咥えこみ、口全体で肉棒に刺激を与えてくる。
昨日も散々搾り取ったのに、他人の体内に出したのやお掃除分では物足りないらしく、直飲みを御所望のようだ。
それが御主人様の望みとあらば性奴隷兼精液製造器としては叶えないわけにはいかない。
というか俺の意思に関係なく俺の下半身はフル稼働して、精液を新たに作って放つ準備をしている。
やがて川崎の口内愛撫に耐えられなくなり、俺は声を上げながら全身を震わせて射精した。
全て出し終わったあとも川崎はなかなか肉棒から口を離さず、散々っぱら唇と舌でいじめられた。
顔が離れた瞬間に俺は脱力し、へたりこんでしまう。下半身に力が入らず、手をついて身体を支えている状態だ。
時間が経って復活した海老名さんがその様子を見て驚愕する。
「嘘でしょ…………私でイったばっかなのにもうサキサキの口で出したの?」
「八幡の精力と回復力は半端ないからね。二回目でもすごく粘っこくて喉に絡み付いて、美味しいけど飲み込むのも一苦労さ」
くすくすと笑いながら川崎は俺の腕を引っ張り、海老名さんと入れ替えるように俺をマットに寝かせる。
仰向けでなくうつ伏せ状態にだ。
「じゃ、そんな頑張った八幡にはご褒美をあげないとね」
ご褒美。何だろう?
うつ伏せってことはエロいことじゃなく、背中をマッサージでもしてくれるんだろうか?
横目で見てみると、川崎はボディソープのボトルを取って、自分の手で泡立てている。
ああ、背中洗ってくれるのかな?
案の定その泡が俺の背中に塗りたくられていく。川崎だけでなく、海老名さんの手も一緒にだ。
なるほど、確かに女子二人に背中を洗ってもらうなんてなかなか出来ない経験だろう。洗うというより撫でられている感じだが、そこはあまり気にすることでもない。
なんて思って油断していたら、いきなり重さとともに柔らかい感触が俺の背中を襲う。
「う、おお…………」
「ふふ。じゃ、ご褒美始めるよ」
「八幡くんの身体、きれいにしてあげるからね」
その正体は二人の身体自身であり、やはり泡まみれになっている胸をスポンジに見立てるようにして俺の背中を擦る。
むにゅむにゅとした四つの柔らかな山が俺の背中全体を這い回り、俺の興奮を高めていく。
「んー、ソープランドってこんな感じなのかな?」
「ふふ、だったらさぞかし高い料金だろうね。二人の現役女子高生にこんなことさせるなんてさ」
「ていうか年齢的にアウトでしょ」
川崎と海老名さんはリズミカルに身体を動かしながらそんな会話をしている。
こっちは下半身も疼いてそんなに余裕はないというのに。
「サキサキと八幡くんだけの時もよくこういうことしてる?」
「んー、どうだろ? 昨日は石鹸付けた胸で挟んでチンポ洗ってあげたけど、身体全体をこんなふうにってことはあんまりしてないね」
あの。
当事者の前でそういう生々しい会話やめてもらえませんかね?
いや、川崎も当事者だけど。
「でも喜んでるみたいだし、これからはもっとしてあげてもいいかな。せっかくだから背中以外もね」
そう言って川崎はだんだんと身体を下の方にずらし、腰回りや尻、太ももへと移っていく。
足にしがみつくように腕を回し、胸に挟むようにしながらボディソープを擦り付けて洗っていった。
海老名さんは動きを大きくし、川崎がいなくなって広くなった背中全体をフォローするように動く。
正直なところ背中側で良かったと思う。もしこの光景が視界に入ったらそれだけで理性を失いかねないだろうからな。
いや、当たり前だろ。女子二人が胸を使って身体洗ってくれるなんてシチュエーションを目にしたら、理性なんて一瞬で吹っ飛んで絶対何かやらかしている。
二人の身体のどこかに肉棒を挟ませてしごくか、はたまたどっちかの穴に突っ込んで腰を振りまくるか。
いずれにせよ、そうやってすぐに射精してしまっていただろう。
今でもいっぱいいっぱいだし。
しかし川崎はそのあと絶望的な言葉を口にした。
「よし。じゃ、八幡。今度は仰向けになんなよ」
その言葉に俺は動かない。
意志は強い方だと自負しているが、川崎に対しての煩悩関係では耐えられなかった時が怖いし。
が、躊躇って動かない俺に業を煮やした川崎は、強引に俺の身体を表返した。
「あ…………」
「わ…………」
びくんびくんと脈打って震えている肉棒を目の当たりにして二人が声を出す。
俺は俺で上半身を泡まみれにした二人の姿にごくりと唾を飲み込んだ。
場が一瞬沈黙に包まれるが、いち早く川崎が動く。
「また昨日みたいに洗ってあげるけど、今度はそのまま出しちゃってもいいからね」
言うなり川崎は俺の足の間に身体を入れ、自分の胸で肉棒を挟んで左右から押し付けつつ揺すって擦りあげる。
昨日より余裕がなく、俺は腰を振りたい欲望を必死で押さえ付けた。
そんな俺の胸板に海老名さんが横から自分の胸を押し付けるように上半身をのし掛からせてくる。
「感じちゃうからおまんこは触らないでね」
海老名さんはそう言いながら俺の手を取って自分のお尻に導きつつ、柔らかな胸をごしごしと俺に擦り付けた。
もう。
駄目だ。
「んっ……いいよ、しっかり挟んでてあげるからいっぱい動きな」
「あんっ……揉み方、やらしー…………でも、もっとぉ……」
俺は海老名さんのお尻をむにむにと揉みしだきながら腰を動かす。
昂った欲望に抑えがきかない。勿体無いと思いつつも川崎の胸で肉棒をしごくのをやめられない。
あ。あ。出る、出る…………!
「あうっ!」
短い悲鳴とともに精液が肉棒の先端から飛び出た。
撒き散らされる前に川崎は先っぽを胸で包み込むようにし、射精の勢いで暴れるのを押さえ付ける。
「あは、出てる出てる。すごい量…………おっぱいから妊娠しちゃいそう…………」
うっとりしながらそんな言葉を呟き、小刻みに揺すって最後まで搾り取りにくる。
俺はびくっびくっと痙攣しながらそれを受け入れ、快感の余韻に浸った。
対象は違うがあそこに口に胸にと女体三ヵ所射精フルコースを味わって、これ以上ないほどの幸福感だ。
「石鹸まみれだから舐めたりできないね、これ」
「そうだね、シャワーで洗うしかないよ。八幡、流すからね」
胸から肉棒を解放した川崎は、シャワーを取って俺達の身体の石鹸や精液を洗い流していく。
ちゃんとエネルギーは吸収したようで、ずいぶん肌が艶々しているのは気のせいではないだろう。
が、何故か少し不機嫌な表情になっている。何だ?
「…………ねえ、海老名だけじゃなくてあたしのも触ってよ」
そう言われて俺は気付く。
片手がまだ海老名さんのお尻に触れたままだったが、なんとなくそれが気に入らなくて拗ねていたらしい。
嫉妬されているようでちょっとだけ嬉しくなり、それを悟られないよう俺はもう片手を川崎のお尻に伸ばす。
すべすべで肉付きのいいそのお尻を揉みしだくと、川崎の表情が嬉しそうなものに変わった。
シャワーのあとに肉棒を咥えられて尿道内に残ったものを吸い出され、俺はびくんと腰を震わす。
快感の余韻に少し身体をふらつかせながらもどうにか起き上がり、三人で浴槽に浸かる。
「あー…………」
思わず溜め息のような声が出るが、川崎も海老名さんもご満悦の表情だった。
ここの浴槽はそこそこの広さがあったが、それでも二人は俺に身体を引っ付けてくる。
「んー、極楽…………エッチした後のお風呂って気持ちいいよね。八幡くんとサキサキには感謝感謝」
「え、あたしも?」
「そりゃそうでしょ。八幡くん貸してくれるし、それどころか一緒にやってくれるし」
「独り占めの方がいいんじゃないの?」
「ううん、それは多分無理。サキサキいないと最後までしてもらえないし、してもらっても私だけじゃ受け止めきれないし」
「まあ確かにね。あたしもかなり性欲強い方だけど、時々八幡に負けちゃうし」
そうかなあ?
俺が川崎にギリギリ着いていけてるくらいだと思うんだが。
むしろ普通の人間がサキュバスに敵うわけないと思うぞ。
「すごいよね。もう三回も出しちゃってるのにまだ元気で、余裕そうだし」
「昨日もあたしがあんだけ搾り取ったのにね」
そう言って二人して俺の肉棒に手を伸ばして撫で回す。
左右から柔らかい身体を押し付けられているので当然それは勃起状態にあるわけで。
「ふふ、また出したいってぴくぴくしてる…………ね、八幡、どうやって出したい?」
「どうやって、って…………」
「さっきちょっとやったみたいに、あたしと海老名の顔で挟んでそのまま出してみる?」
「あ、いいね。顔ズリって言うんだっけ?」
「せっかくだからもっと二人でないとできないところで挟んであげよっか?」
「私たちがキスしてる唇の間におチンポ差し込んでしごくとか」
「あたしたちが抱き合ってる横から胸の間にチンポ入れて腰を振るとか」
「二人でおまんこくっ付けて擦り合わせてる時に真ん中におチンポ入れてみるとか」
「いいよ、何でも叶えてあげる。してみたいこと、言ってみな」
なにお前ら。いつの間に打ち合わせとかしてたの?
息の合った耳元での囁きに、俺の肉棒がさらに硬度を増す。
「その、とりあえず…………」
「うん?」
「沙希の中に、出したい…………」
俺の言葉に海老名さんは呆れ、川崎は苦笑する。
何でだよ? 今の俺の存在の原点はそれだぞ。
それに今日はまだ川崎の中に出してないし。
「いや、さっき言われたようなこともやってみたいけどさ、一番はとりあえずそれかなって」
「はあー……ま、八幡くんだししょうがないか。サキサキのこと好き過ぎだもんね」
「ま、まあな」
そうはっきり言われると若干照れが入ってしまう。
心なしか川崎も少しもじもじしているようだ。
「…………とりあえずそろそろ上がろっか。汗かいて喉も渇いたし」
「そうだねー。あ、サキサキ。またドライヤーお願いしていい?」
「はいはい。なんなら耳掻きもする?」
「え、いいの? じゃあまた私の穴にサキサキが固い棒を突っ込んで掻き回してもらおっかな」
「言い方」
そんなふうにじゃれあいながら俺たちは風呂から上がったのだった。
乙です
こういうプレイ好み
乙
ほんと性豪だなヒッキー
海老名さんも、ついでに俺も川崎のテクニックでベッドの上でぐったりとしていた。
いや、髪を乾かすのと耳掻きをしてもらっただけなんだが。
「ねー、八幡くん。サキサキ私のお嫁さんにちょうだい?」
「やらねえよ。俺は川崎の所有物だけどそればっかりは認めねえ」
「むう、ケチー」
そんな俺たちを呆れたような目で見ている川崎。
二人ともこんな状態のため、タオルやドライヤーを片付けさせてしまった。申し訳ない。
が、いつまでも余韻に浸っているわけにはいかない。俺は身体を起こす。
川崎がやれやれとソファーに腰を下ろしたところで、俺より先に海老名さんが動いた。
「あ、サキサキ、ありがと。お礼と言ったらなんだけど、良かったら私の身体、足置きに使う?」
ごほっと飲みかけていたペットボトルのお茶を吹き出しそうになる川崎。
そのあとジト目で俺を見るが、俺は慌てて首を振った。何も言ってねえって!
「どうしたの?」
「いや…………海老名、それ八幡に言わされてんの?」
「え、何で?」
きょとんとするその表情に川崎は溜め息を吐く。
うむ。昨日の俺の説が証明されて何よりだ。とりあえずドヤ顔を川崎に向けておこう。
「くっ、ムカつくねその顔…………二人とも、今からお仕置きするよ」
「「はい!!」」
「何でそんな嬉しそうなのさ…………」
俺はともかく海老名さんはノリだろう。足置き関連の説明もしてないし。
が、ハモるほどのいい返事の前に川崎はこめかみを押さえる。
俺たちはベッドの上で正座をしながら川崎を待つが、残念ながらお仕置きは諦めてしまったようだ。
呆れた表情で羽織っていたバスローブを脱ぎながらベッドに上がってくる。
「でもさすがにあの短時間で三回も出したからまだ元気ないみたいだよ」
海老名さんはそう言って俺の下半身を見る。
それはインターバルあったうえに耳掻きやらの癒しタイムだったからな。ちょっとの刺激だけですぐに立つ。
「そんなもんあたしが一言言えばすぐに大きくなるよ」
川崎が俺の肩に手を置き、耳元に口を寄せる。
そこから囁かれた言葉が俺の脳を刺激し、下半身に血流を集めた。
「八幡。あんたのチンポであたしのおまんこの奥を突いて、美味しい精液でお腹の中を満たしてほしいんだけど」
「…………っ!」
「もちろんキスしながら、舌擦り合わせて絡めながら、ね?」
「うわ……一瞬でこんな大きく…………」
海老名さんが俺の肉棒の変化に驚愕する。
川崎が満足そうに微笑み、ベッドに寝転がりながら脚を開いた。
「ほら、あたしのおまんこ、八幡のチンポ欲しくてもうこんなに濡れてる。きて…………」
両腕を広げて俺を誘う川崎。
もちろん逆らうことなく俺は川崎に覆い被さり、唇を合わせながら肉棒を秘口に押し当て、そのままゆっくりと埋めていく。
大量の蜜を溢れ出させているそこはほとんど抵抗なく俺の肉棒を受け入れたが、奥まで挿入された瞬間にぎゅううっと全方位から締め付けてくる。
…………嘘だろ? ついさっき連続であれだけ出して、精力回復や増強もされてないのに、早くも射精感が込み上げてきた。
まあそれは仕方ない。むしろ川崎の中が気持ち良すぎるのが悪いんだ。
心の中で責任転嫁をして俺は腰を振って肉棒を出し入れしようとしたが、その前に身体から力が抜けてしまう。
どうやら絡めた舌から啜った唾液によって脱力の呪いをかけられてしまったらしい。
何故このタイミングでと思ったが、喋れないくらい効果が強く、俺にはどうすることもできない。
「海老名」
「はっ、はい」
「一人でオナってないで、ほら」
「!? い、いいの?」
「いっぱい舐めてやってよ」
どうやら海老名さんは自分で慰めていたらしい。って、おい。何を!?
俺の背中に回されていた川崎の腕が下半身に伸びて尻を掴み、左右に押し広げた。
そのさらけ出された穴に海老名さんの舌が這う。
「う、あ…………」
条件反射のように声が出て腰が震える。
羞恥心込みの快感がヤバイけどマジで恥ずかしい。
「れろ……ご主人様…………お尻の穴、舐めながら…………オナニーさせていただきます…………んっ…………」
尻に熱い吐息がかかると同時に舌の動きが大胆になっていく。
散々っぱら舐められたあと、突き出した舌がずぷぷっと穴の中に侵入してき、くいくいと掻き回される。
ああ。
出したい。出したい。射精したい。
海老名さんの舌が直接脳を掻き回しているかのようで、快感が暴れまわる。
さらに川崎の尻尾が先端で陰嚢を撫でてきて、気が狂いそうなほどだった。
「海老名、八幡そろそろイきそうだってさ。激しくしてやって」
「んー」
川崎の言葉に海老名さんは呻くように返事をし、舌の動きを大きくする。
蜜壺の肉棒への締め付けがより一層強くなると共に、尻尾が陰嚢に絡み付いて揉むような動きになる。
「さ、美味しいのいっぱいあたしのおまんこに出しちゃおっか」
川崎にキスされ、舌を絡められて少し強めに吸われる。
それと同時に脱力の呪いが解かれ、俺はすぐに亀頭を子宮口にぐりぐりと押し付けた。
あ、あ、出る、出る…………。
尻の穴を舌で掻き回されながら、陰嚢を尻尾で揉まれながら、舌を絡める激しいキスをしながら、子宮口に亀頭を吸われて射精するぅっ…………!
「んうっ!」
俺はびくんと身体を震わせる。
出た、出たっ…………!
射精っ…………精液中出しっ…………気持ち、いいっ…………!
川崎の肉襞も、舌も、子宮口も、尻尾も、海老名さんの舌も。
全てが俺に快感を与えて射精を促す。
まだ、出る…………すげ……いい…………。
「うあっ…………」
全て出し切ってぼうっとしながら余韻に浸っていた俺は、海老名さんの舌が抜かれる感触に思わず声をあげてしまった。
お陰ですっかり意識ははっきりしたが。
「ふふ、いっぱい出たね」
頑張った御褒美と言わんばかりに川崎が俺の頭を抱き締めながら撫でてくる。
こんなふうに射精を褒められると心がどんどん堕落していきそうだ。とっくに堕ちきっている気もするが。
「ほら、チンポお掃除してあげるから抜いてこっちに入れなよ。海老名はあたしのおまんこね」
川崎はそう指示を出して口を開ける。
俺は言われた通り身体を起こして川崎の中から肉棒を抜き、その口内に差し込む。
「んっ…………」
唇と舌で綺麗にされ、尿道内に残ったものを吸い出される。
時折呻くのは海老名さんの舌が秘口周りを這っているせいだろうか。
終わった頃にはやはり変わらない固さを保ったままの肉棒がそそりたっていた。
「まだ頑張れそうだけど体力的には少しキツいでしょ? 少し休もっか」
「そうしようよ。私も八幡くんのお尻舐めながらのオナニーが気持ち良すぎて下半身がくがくー」
確かに海老名さんの足の動きが少々覚束ないようだ。
俺もさすがにちょっと疲れた。
「じゃ、一眠りだね。起きたらお昼ごはんにしよ」
「うん。三大欲求を満喫しちゃお」
俺は二人の間に寝かされ、それぞれに腕枕をする形で左右から身体を寄せられる。
これじゃ寝れるものも寝れないじゃないかと思ったが、すぐに聞こえてきた二人の寝息に釣られるように俺もいつの間にか夢の世界に落ちていった。
乙です
乙
海老名さんいいわぁ
この二人の場合、目を覚ましたら何かしら悪戯されていた、というパターンは多い。
しかし今日は俺が目覚めてもまだ眠ったままだった。
とはいっても左右の腕も足もがっちりとそれぞれ二人にホールドされていてろくに動けない。
押し付けられる柔らかい感触から逃げる気もないが。
「……………………」
右を見ても左を見ても全裸の美少女である。俺は改めて今の状況と幸運を噛み締めてしまう。
ほんと、人生ってわからねえもんだな。去年の俺に言っても絶対信じてもらえないぞこれ。いや、今だって夢じゃないかと疑うこともあるが。
しばらくすると川崎も目を覚まし、俺と視線が合う。
ぎゅ、とより強く抱き付いてきつつ手を俺の肉棒へと伸ばす。
当然のようにそれは肥大化しており、確認した川崎はくすりと笑いながら陰茎を指先で撫で始めた。
快感で身動ぎしたせいで海老名さんも目を覚まし、状況をすぐさま把握したようで、同じように指先で陰嚢を撫でてくる。
「う、あっ…………」
思わず声が漏れ出てしまう。
両手両足ともしがみつかれているので抵抗もできない。する気もないけど。
指先だけから掌で。
そして撫でるだけから揉むような動きに変化していく。
それに合わせてつい腰が動いてしまい、しごかせるような動きになる。
「ふふ、気持ちよさそうだね。今回はおまんこやおっぱいじゃなくて手で出しちゃう?」
「あ、あ…………ま、待って、待ってくれっ」
俺が情けない声で懇願すると二人の手の動きが止まる。
魅力的な提案ではあったが、それよりも…………。
「…………ん、顔がいいの?」
言い澱んでしまったが、川崎が目線で察したのか聞いてきて、俺は躊躇いがちに頷く。
さっき二人に顔でされたのが忘れられず、あのまま射精してみたいという欲求が燻っていたのだ。
「どうする? このままあたしたちがする? それとも立ってする?」
あっさりと俺の要求は受け入れられ、むしろやり方を尋ねられた。
俺が無言で立ち上がると、二人は心得たようにすぐに俺の肉棒の前に座って顔を寄せる。
「ほら、どうするか命令してもいいし自分で好きなように押さえ付けたりしてもいいよ」
「八幡くん、私の顔、好きに使ってぇ…………」
そう言われて俺は半分ほど理性が飛び、二人の後頭部に手を回して二つの唇で肉棒を挟み込む。
そのまま腰を前後に振って、しごかせるように動く。
「うっ…………し、舌っ……口開けて、舌出してくれ」
「ん……」
「んー……」
二人が言われた通りにし、舌と唇が激しく肉棒を這う。
唾液が絡みながら時折吸われ、油断するとすぐに達してしまいそうだ。
一旦動きを止めて一息ついたところで、川崎が顔の方向を変えて頬を肉棒に押し付ける形になる。
「これもいいんでしょ? ほらほら」
「えへへ、マーキングマーキング」
海老名さんも便乗して二人でごしごしと頬擦りをしてきた。
ヤバいヤバい!
出る、出る!
「うあっ! あっ! あっ!」
俺は堪える暇もなく二人の顔によってあっさりと射精まで導かれてしまう。
とっさに川崎が亀頭を包むように手を添えたので精液が飛び散るようなことはなく、どぷどぷとその柔らかな手のひらに放たれる。
全て出し終わったあと、俺は押さえていた二人の頭を解放して大きく息を吐いた。
「どう? あたし達の顔、気持ち良かった?」
「ああ……すっげ、良かった…………」
「だよねー。サキサキの手にすごいいっぱい出てるし」
「飲む?」
「うん」
短いやり取りのあと、海老名さんは川崎の手に溜められた俺の精液を舌で掬い取り、喉を鳴らして飲み込んでいく。
そして川崎は射精を終えたばかりの肉棒を口内に含み、お掃除をし始める。
尿道内のを吸い出される快感は何度やられても慣れることはなく、つい呻き声をあげてしまう。
「ん、ごちそうさま。美味しかったよ」
「八幡くん、お疲れさま」
「……………………おう」
俺は短く返事をし、その場に座り込む。
さすがに少し足がガクガクしている。
「さて、そんじゃそろそろお昼ごはんにしよっか」
「そうだな」
「そだねー。たんぱく質はもうたっぷりいただいたけど」
「なにエロ親父みたいな下ネタ言ってんのさ」
俺たちはベッドから下り、備え付けのバスローブを羽織った。
下着はつけていないのでチラチラといろんな物が見えそうで、つい目線をやってしまう。
それに気付いた川崎はギリギリ見えるか見えないかくらいまで裾や襟を捲ったり拡げたりと俺を挑発する。
あの。やっと落ち着いた下半身がまた反応してしまうんで止めてもらえないですかね。
持ち寄った昼食を摂り、片付けたあと川崎と海老名さんはベッドでごろごろしている。
俺はソファーでソウルドリンク、いわゆるマックスコーヒーを飲んでいた。
「サキサキのごはん美味しかったー。料理の腕前も半端ないよねー」
「見栄えのするものやお菓子とかはそんなに得意じゃないけどね。家の手伝いしてるし、まあ慣れかな」
「家事以外に弟妹のお世話もしてるんでしょ? ほんとすごいなあ…………」
「大変と言えば大変だけど好きでやってることだしね。予行演習だと思えば苦にならないさ」
「予行演習? 何の?」
「八幡と結婚して子供生んだ後の話」
それを聞いてコーヒーを噴き出しそうになってしまう。
いやいやいやいや、何言っちゃってるの川崎さん!?
「け、結婚って…………」
「この間さ、八幡に…………むぐっ」
俺は慌ててベッドに駆け寄り、川崎の口を手で覆う。何で平然とそんなこと話してんだ!?
目が笑っていてからかっているのはわかるが、恥ずかしいのでマジやめて。
「ふふ、情熱的だね」
「え、あ」
ベッドの上で押し倒し、口を手で塞ぐ。
端から見れば強引にコトを及ぼうとしているふうに見えなくもない。
俺は慌てて離れようとするが、その前に川崎はバスローブをはだけさせて胸をさらけ出す。
揺れるその双丘を目にして一瞬動きが止まり、その隙に抱き寄せられて身体の位置を入れ替えられた。
半裸、というかほぼ全裸の川崎にのし掛かられながら見下ろされる。
「ん…………ふふ、大きくなったのがおしりに当たったよ」
「あ、う…………んっ」
俺が何か言う前に唇が合わさって舌で口内を蹂躙される。
能力も使われていないのに身体の力が抜けていく。
絡め取られた舌が吸われて引っ張り出されたところで一旦川崎は唇を離す。
「ほら、海老名も来なよ」
「え、い、いいの?」
「今さら遠慮するものでもないでしょ」
川崎の呼び掛けに海老名さんは眼鏡を外してこちらに顔を寄せる。
三人で舌を突き出して激しく擦り合わせ、唾液を啜った。
互いのバスローブに手をかけて脱がせ合い、舌だけでなく身体も密着させて直に体温を伝えていく。
「はあ…………頭、くらくらする…………キスだけで、イっちゃいそう…………あんっ!」
「おまんここんなに濡らしてる。指があっさり入っちゃった」
「あっ、やあ…………指じゃなくて、八幡くんのおチンポがいい…………」
「ふふ、だってさ八幡。使わせてやんなよ」
「あ、ああ。姫菜、俺のを姫菜のまんこで気持ち良くしてくれよ」
「は、はいっ…………」
海老名さんの局部を指でいじっていた川崎が一旦俺の上からどき、海老名さんが騎乗位の体勢で俺にまたがる。
肉棒に手を添えて自らの秘口に押し当て、ゆっくりと沈めていく。
「はあっ……はあっ…………おチンポ…………気持ちいい…………」
海老名さんは腰を上下させてずぷずぷと肉棒を出し入れさせる。
自ら動かなくとも肉襞に擦られるのは気持ち良い、が。
「海老名、知ってるでしょ。八幡はチンポの先っぽをおまんこの奥でぐりぐりされるのが好きなのさ。ちゃんと一番奥まで突っ込ませないと」
「っ…………で、でもっ…………刺激強すぎて、壊れちゃいそうで…………」
「知らないよそんなの。チンポ使わせてやってる時点であんたの要望は叶えたんだから、あとはしっかりオナホールとしてのお役目を果たしな」
川崎はそういって海老名さんの腰に手を添え、背中にのし掛かるように体重をかけた。
ずんっ、と肉棒がより深く挿入され、子宮口まで到達する。
海老名さんは感極まった声をあげるが、川崎は容赦なく身体を揺すり、海老名さんに更なる快感を与えていく。
「ほら、腰振って。ご主人様の精液をおまんこにくださいって言いなよ」
「あっ! あっ! 精液っ! ご主人様の精液くださいっ! おまんこオナホに、中出ししてくださいっ!」
是非もない。
すでに限界まで快感を与えられていた俺はベッドのスプリングを利用して下から幾度も突き上げる。
達する直前に海老名さんの最奥部に亀頭を押し付け、遠慮なく思うがままに射精した。
「あはあっ! 出されたっ……! ご主人様のおチンポでイかされながら中出しされたぁっ…………」
俺は射精するたび、海老名さんはそれを受け止めるたびに身体を痙攣させ、快感にうち震える。
全て出し切った頃には海老名さんは全身を脱力させ、俺の方に倒れ込んできた。
それを受け止め、お礼代わりに軽く頭を撫でてやると、ほう、と溜め息を漏らす。
「ね、八幡くん」
「あん?」
「あのさ、変なおクスリとか使ってないよね?」
「何だ突然? 何でだよ」
「だって、おかしくない? いつまで経っても慣れないくらい気持ちいいし、全身すごい敏感になっちゃってるし」
実は心当たりがないわけでもない。
いやまあ川崎の、サキュバスの能力なんだけど。
「ちょっと妄想すると、すぐ暴走しちゃうし…………」
「「それは元から」」
おお、突っ込みがハモってしまった。
川崎が苦笑いしながら続ける。
「ただ単に海老名がとんでもなくエロいってだけでしょ。思考も身体も性癖も」
「それはまあ否定しないけど…………」
「それより八幡のチンポお掃除フェラするから早くどきなよ。そんで今度はあたしのおまんこの奥でぐりぐりするんだから」
「んんっ……! 嘘……おチンポ、また大きくなってびくんってした…………」
「ほら、八幡のチンポがあたしのおまんこ待ちわびてんのさ」
川崎の言葉に肉棒が反応してしまったうえに、即座にバレた。いや、隠すことでもないんだけど。
海老名さんの中から抜かれると、すぐに川崎の口内にくわえられ、舌と唇を使ってじっくりと丁寧にお掃除される。
ヤバい。情けない声が出そう。
俺は咄嗟に海老名さんを抱き寄せ、胸の突起に吸い付く。
が、その行動がよくなかったのか偶々か、肉棒から感度上昇と精力回復を付与されてしまう。
「ん、うっ…………」
「ふう、もうチンポこんなに固くて大きい…………入れちゃうからね」
川崎は海老名さんと同じように俺の身体を跨ぎ、肉棒を体内に呑み込むべくゆっくりと焦点を合わせて腰を下ろしていく。
一番奥まで到達した瞬間、子宮口が亀頭に吸い付き、早く精液を飲ませろと言わんばかりに快感を与えてくる。
もちろん先っぽだけでなく、襞が全体を締め付けながらうねっているし、数ヶ所で不規則に特に強く締まるのがヤバい。
これで腰を振ったりして擦られていたら一瞬で射精していたに違いない。
むしろそうしない理由は何だと川崎の顔を窺うと、子宮口を突かれたせいか蕩けきった表情でだらしなく口を開けていた。
そりゃそうか。川崎にとっても弱点だもんな。
「……………………」
その淫靡な表情は海老名さんにも、誰にも見られたくない。
俺が海老名さんの頭を掴んで自分の胸に寄せると、海老名さんはすぐに察して俺の乳首に舌を這わし始める。
顔を上げないよう片手で押さえ付け、もう片手を川崎の胸に伸ばしてそれを揉みしだく。
俺も川崎も腰を動かすことはなかったが、それでも少しずつ快感はどんどん高まっていく。
あ、ヤバいヤバい。もう、出そう。
そろそろ堪えるのも限界な頃、海老名さんが俺の乳首を強めに吸ってきた。
それを皮切りに俺は射精へと導かれ、全身が快感の波に包まれる。
「うっ! うあっ! ああっ!」
「んっ! 来たぁっ! 八幡の精液! 奥ぐりぐりされてっ!中出しイき、いいっ!」
川崎の中で大量の精液を放ち、それを受け止めた川崎が絶頂に達した。
俺は腰を突き上げて子宮口に亀頭を押し付けながら射精し、川崎はそのたびに身体を痙攣させながら仰け反らす。
うああ…………気持ちいい…………。
意識……遠くなりそう…………。
ふぅ
乙です
乙
エロすぎて抜くのが追い付かない
更新おっおっ
達し終わって大きく息をしながら余韻に浸っていると、川崎も落ち着いたのか振り乱した髪を整えながら掻いた汗を拭う。
今度は海老名さんがお掃除をしようと結合部付近に顔を寄せてくる。
川崎は苦笑しながら腰を上げて肉棒を抜き、すかさず海老名さんはそれを咥えて体液を舐め取っていく。
そのお掃除が終わったあと、俺達は並んでベッドに寝転がった。
「っはー…………満足したぁ…………」
海老名さんがぐうっと伸びをしながら呟く。
川崎がその様子を見つつ俺に身体を密着させてくる。
「海老名はああ言ってるけどあんたはどう? 騎乗位じゃなくて、もっと自分で思う存分腰振って射精したいとかはない?」
「あー、そうだな…………」
そんな会話のあと、二人で海老名さんを見る。
視線に気付いた海老名さんは慌ててベッドの端まで後ずさった。
「いやいや、無理無理無理無理」
「でもご主人様に逆らうとお仕置きが怖いよ?」
「あ、う…………」
しばらく絶句した海老名さんだったが、川崎のにやけた表情に気付いてむくれた顔に変わる。
俺もにじり寄る振りを止めた。
「ちょっと、からかうなんてひどくない?」
「ふふ、悪かったね。でもまだ八幡は全然余裕で頑張れるよ」
「え」
いや、別に余裕ってわけじゃないからね。確かにまだ可能だけれども。
襲われる心配はなさそうだと判断したのか、海老名さんは再び俺に身体を寄せてくる。
俺は左右に腕を伸ばし、二人に腕枕をする体勢になった。
「ま、今日の目的は充分に達成できたかな」
海老名さんの不満を解消する。それが本来の今日の目的だった。
途中ですっかり忘れていたけども。
「でもやっぱ私一人じゃ耐えられないなあ。ていうかサキサキと二人でもいっぱいいっぱいかも」
それは多分川崎も海老名さんを攻めてるからだと思うんだが。
川崎はサキュバスとしてのエネルギーを得るために相手を気持ち良くしているからな。快感が強いほど良質のエネルギーらしいし。
まああえて反論はしない。隠れ蓑くらいにはなってやろう。
「何ならもうやめとく?」
「やめないってわかってて聞いてるよねそれ」
くすくすと笑う川崎に憮然とする海老名さん。
が、すぐに表情を変えて俺の方を向く。
「飽きられないように努力するからこれからもよろしくね」
「努力って、何だよ?」
「んー、スタイル維持とか、好みのプレイとか」
「好みとか言っても俺は別に特殊な性癖してないぞ」
「え、でもコスプレエッチとかハメ撮りとか好きでしょ?」
「誰がいつそんなこと言った?」
「じゃ、想像してみてよ」
「想像って…………」
「看護士さんの格好をしたサキサキに『おチンポ腫れてますね。今治療しますので』って言われたり」
「っ……!」
「ビデオカメラ持ってるサキサキにおチンポ踏まれて『何こんなに大きくしてんの? あんたの恥ずかしいとこ、全部撮ってるよ』って言われたり」
「…………!」
「どうかな……って」
「ちょっと八幡、なんでチンポ大きくさせてんのさ…………」
いや、海老名さんに言われたことを想像したら下半身が勝手に。
というか相手が川崎だからなのであって、そういうプレイ自体を積極的にしたいわけじゃない。
「そういえばあたしのエロ画像見ながらオナったこともあったもんね。新しいオカズ提供のために今度やってみる?」
「初めてヤった時は色々私を撮ってくれたでしょ。スマホでもいいから撮りながらしてよ」
それは今までもやったことはあったと思ったが、大半は事後だったかな。
というか海老名さんを攻めている時ってだいたい俺も川崎に攻められてたりするし、あまり余裕もないのだが。
しかし二人は結構乗り気なようで、もう次回の計画を立てたりしている。
こうなるともう俺に反論の余地はなく、されるがままに流されるのみだ。
そしてやはり体力を消耗していたのか、二人の会話をBGMにいつの間にか俺は寝入ってしまっていた。
目を覚ますと二人も寝息を立てていた。
ていうか腕を組んできている川崎はともかく、海老名さんはなんで俺の足にしがみついているんだ…………?
そして気怠い下半身と体力で察する。これ、寝ている間に二、三発くらい搾り取られたな。
川崎専用の精液製造器としては別に不満はないが。
「……っと、そろそろ起こさないとヤバいか」
時計を見ると、後始末のことを考えたらそんなに余裕があるわけでもない時間だ。
俺は二人を揺すって起こす。
順番にシャワーを浴び、身嗜みを整えてホテルを出た。
「はぁー、充実した一日だった」
海老名さんが満足そうに呟く。
川崎も似たような表情で御機嫌のようだ。
一方俺は精力回復まで使われていたようで体力が回復しきれておらず、少し足元がふらつく。辛いと言うほどでもないので誤魔化す必要はないが。
ちなみに寝ている間に何をされたかは聞いていない。あの場でまたエロい事を言われたらさらに延長戦しかねなかったからな。
「じゃ、今日はありがとうね」
「ん、また学校で」
海老名さんが手を上げ、川崎がそれに返事をする。
…………って。
「おい、葉山や三浦たちはいいのか?」
「「あっ」」
二人して忘れていたらしい。マジか。
余計なことを言わなければ面倒を回避できたのか。しまった。
慌ててスマホを取り出した海老名さんはなにやら連絡をしていた。
しばらくして俺らに振り向き、確認してくる。
「夕ごはん一緒に食べようって言ってるけど、サイゼでいい?」
「サイゼなら構わないぜ」
「あたしも大丈夫。今日は遅くなるって言ってあるし」
返事を聞いた海老名さんは再びスマホで連絡をし、俺達は揃って指定のファミレスへと歩き出した。
乙です
おつ
なにげに会話劇も楽しみにしてる
おつおつ
ちなみに過去のスレ分ってまとめてどっか投稿されてたりする?
まとめサイトってことか?
完結してないから無いんじゃない?
そろそろ目的地が見えてくるか、というところで海老名さんがスマホを取り出す。
たぶん三浦あたりから連絡が来たのだろう。
「優美子たち今お店に入ったとこだって。席取ってあるみたいだよ」
「そうか」
「あ、それでね、男女別でお話したいらしいから私とサキサキと優美子ってのと、八幡くんと隼人くんのグループね」
「……………………」
俺と川崎が同じタイミングで回れ右をするが、すかさず海老名さんは俺達の腕を掴んで逃がさないようにする。
いやいや、葉山と二人でってどんな罰ゲームだよ。え、むしろ俺を相手にする方が罰ゲームだって?
そんな過去の黒歴史は忘れた。
「はいはい、さっさと行くよー」
一応約束した以上無理に抵抗するのもあれだし、おとなしく海老名さんに引きずられる。
川崎も似たようなもので、いまいち気が乗らないようだ。なんだかんだこいつも人見知りだしな。サキュバスになってもそれは変わらない。
…………俺がいるかいないかでこうも変わるのは何となく嬉しい気がするが。
「やあ」
「…………おう」
俺が近付くと爽やかなイケメンが笑顔で手を上げる。
言うまでもなく葉山だ。
「まだ何も注文してないけど俺はもう決めてある。ほら、メニュー」
「いや、大丈夫だ。店員呼ぶぞ」
そう言って俺は呼び出しベルを押す。
葉山は怪訝な顔をしているが、やってきた店員に淀み無く注文する俺に少し驚いたようだ。
俺くらいのサイゼリストになればメニューを暗記していることなんて当然なんだがな。
ドリンクバーで飲み物を用意し、二人とも腰を落ち着けたところで早速葉山が切り出してくる。
「ちょっと聞きにくいことを聞くかもしれないが…………」
「気を使うほどの仲でもないだろ俺らは」
「そうか、気の置けない親友だと思ってくれているのか」
「おい待てふざけんな」
葉山の薄ら笑いに俺は突っ込みを入れる。
何で俺みたいなのがお前のような陽キャと親友にならねばならんのだ。
「俺はそれなりに比企谷を気に入ってるんだけどな…………まあそれはともかく」
葉山はぎゅっと真面目な表情になる。
俺も茶化す雰囲気を潜め、居住まいを正した。
「大事なことから聞いておく。姫菜を泣かせたりはしてないか? ああ、もちろん下ネタ的な意味じゃないぞ」
後半でいきなり雰囲気ぶち壊してんじゃねえよ。
お前そんなキャラだっけ?
「姫菜は性格や趣味嗜好があれなところもあるが、大事な仲間だしな。不幸な目にあっているならどうにかしたいと思っている」
そんで突然真面目に戻るな。
突っ込んでいいかわかんねえよ。
「あー…………とりあえず今の状況は海老名さんが自分で望んでる通りなはずだ。本人にも確認してもらっていいが」
「そうか…………で、だ」
ずいっと葉山はこちらに身体を乗り出してくる。
テーブルを挟んで対面に座っているからそれほど近くなったわけではないが、少し声を潜めながら聞いてきた。
「どっちが本命なんだ? 両方か? それとも身体だけの関係だったりするのかい?」
「おい、さっきからキャラがブレてねえか? そんな興味津々な表情してんなよ」
「らしくないのは認めるが…………わかるだろ? こんな会話できる相手なんていないし、少しテンションが高くなっているんだ」
確かにわからないでもない。葉山の周囲、というかうちの学校は男女とも外見レベルが全体的に高めな割に恋人持ちが多くない。
こそこそ男同士で集まってエロ話をすることはあっても実体験の話などなかなかする機会はないだろう。
いつもクールぶっている葉山も健全な男子高校生だったというわけだ。
「まあ意外と言えばお前が三浦とそういう関係だってのも意外だな。そんな素振りは見えなかったと思うが」
「あー……いや、元々そんなつもりはなかったんだ……………………だけどな」
「別に言いたくなければ言わなくていいぞ。聞きたいとも思わんし」
「ある日カラオケに行こうって集まりがあったんだが」
「言いたいのかよ」
「ちょっとみんな都合が悪かったり用事があって途中で抜けたりしてさ」
「腹減った。ミラノ風ドリアまだかな」
「その日の優美子はいつもより少し大人っぽくて」
「ガムシロたっぷりのコーヒーうめぇ」
「おい聞いてくれ比企谷」
「おかわりどうすっかな。たまにはコーヒー以外でも…………」
「部長会議の時に活動記録としてスマホで撮った写真に戸塚が写っているんだが」
「話を聞こうじゃないか。相談事とかもあれば遠慮するな。一応これでも奉仕部在籍だからな」
「君のその変わり身の早さには感心するよ」
そこまで話したところで注文したものが届いたので、一旦話を打ち切った。店員に聞かれるのは気まずい。
ドリアはまだ熱いのでハンバーグを切り分けつつ、店員が近くにいないのを確認してから話を再開する。
「で、何だっけ? いつもと違う三浦の色っぽさにムラムラして誘われるままホテルにしけこんで肉欲に負けてヤってしまってそのままずるずると今の関係になってるって話だったか?」
「言い方! しかもまだそこまで話してない」
「違うところあったら訂正してくれ」
「合ってるけどさぁ…………」
葉山は拗ねたように延々とフォークでくるくるパスタを巻いている。
なんだろう。こいつこんなに気安く話せるやつだったか? たぶんある種の仲間意識が働いているのだろうけど。
「ちゃんと正式に付き合ってんのか?」
「ん、ああ。ちょっと順序が逆だけど、ホテルでコトが終わったあとにね」
その辺は俺も似たようなものかもしれない。
むしろ俺の方が特殊な事例だろう。当たり前だが。
「本当は高校時代には彼女なんて作らないつもりだったんだけどな」
作れない、ではなく、作らないというあたりモテ男の余裕を感じる。
昔の俺なら脳内でぶん殴ろうとしてカウンターくらってボロボロにされるところだ。あれ、想像でも引き立て役?
「でも、一応秘密にしておいてくれよ。まだ誰にも言ってないんだ」
「ああ。別に言いふらすような相手もいないしな」
「そうでもないだろ。しかもわりと俺達の人間関係って被ってないか?」
「それもそう…………いや違う。お前の繋がりが広すぎてその中に俺の知り合いが含まれてるだけだ」
奉仕部だってクラスメートだって生徒会だってそうだ。
広義の意味では被っているんだろうけど、全体量では俺と葉山じゃ比べるまでもないし。
だからって言いふらすことはないのには変わらないが。
「それに多くの女子が騒いだら煩わしいしな。休み時間の寝たふりがつらい」
「寝るんじゃなくて寝たふりなのか…………」
最近は減ってきてるけどな。
川崎とか戸塚とか戸塚とか戸塚とか戸塚が話し掛けてくれたりするし。
「でもま、三浦とくっつくってのもそこまで意外じゃない。どっちかと言えば一番可能性高かっただろ」
「ん、まあな。なんだかんだ優美子が一番近くにいる女子だしね。むしろ君の方が意外だよ。改めて聞くけど本命はどっちだ?」
「あー、川崎だよ。俺は川崎とくっついてる」
「まあそうだろうな。聞いておいてなんだけど姫菜ではないと思っていた。姫菜が君に熱い視線を送っていたことなんかないからね」
「それじゃ川崎が俺に熱い視線を送っていたように聞こえるんだが」
「そうじゃないか」
「え?」
「俺もちょっとだけ駆り出された川崎さんに対する奉仕部の活動あっただろう? あの後辺りから少しずつ視線が向き始めていたじゃないか。文化祭以降くらいからは特に顕著に」
え、マジで?
しかも他人にバレるくらい?
「あとこの前あった教室で川崎さんが告白された時の出来事、大半は冗談だと思っていたようだけど、俺には本気に見えたし」
…………あれか。
今思い出しても少し恥ずかしくなるセリフを川崎は言っていたな。
「だからそれはいいんだ。気になるのはなんでそこに姫菜が絡んでいるんだろうってところだ」
「あー、単刀直入に言うとだな、俺と川崎が校舎の人が来ない場所でイチャついてるのを見られてバラされたくなかったら自分も混ぜろって脅してきたんだ」
「え」
「まあ信じられないだろうけど」
「…………いや、ありそうなことかもしれない。というか姫菜なら何でもありな気がする」
マジかよ。
嘘ではないが、そんなあっさり信じられるとは予想外だ。
「それより脅されるようなイチャつきって、まさか学校で…………」
「……………………」
俺が顔を逸らすと葉山は信じられないというような表情になる。
いやまあ俺も油断していた。まさかあの場所が見つかるなんて思ってなかった。
「もっと周りに気をつけろよ。それとその場所を教えてくれ」
「いやいやお前利用する気満々じゃねえか。目立つやつはリスク高いからやめとけっつうの」
「ちっ」
「舌打ちすんな」
「しかし姫菜がねえ…………迷惑だったら一言言っとこうか? 優美子から」
「自分じゃなくて三浦かよ。まあ大丈夫だ、なんだかんだ楽しんでるからな」
「しかし川崎さんがいい気しないだろう?」
「ん?」
「え?」
「ああ、それなら尚更平気だ。楽しんでるのは俺じゃなく川崎の方だから」
「…………マジか」
「俺は川崎だけで構わないっていうか手一杯っていうか…………でも川崎も楽しそうだし俺も嫌ってわけじゃないからな」
「俺の中の川崎さんのイメージがだいぶ変わったな…………」
「まああれだ、俺と川崎の関係は別に隠しているわけじゃないが、わざわざ言いふらすものでもない。ただ海老名さんとかの方は黙ってた方がいいだろ」
「そうだな。ちなみに君と川崎さんの関係を知っている人は他にいるのか?」
「海老名さんを除けば、互いの家族と平塚先生と戸塚くらいかな」
家族と言っても大志辺りはまだ知らないかも知れないが。
俺んちはもう両親まで知ってるどころか紹介までしちゃってるし。
「戸塚はともかく平塚先生が意外だな。何か言われてないか?」
「快く祝福してくれているよ」
嘘ではない。
それ以上の関係があるだけだ。
「結衣や雪ノ下さんも知らないのか?」
「たぶんな。知ってても聞かれたことはないのでわからんが」
「しかし、そうか…………」
「何だ?」
「いや、何でもない」
そんな話をしつつ注文したものを食べ終えるが、女子たちの方は一向に話し終わる様子がない。
声こそ潜めているものの盛り上がっているようだ。
「俺の恥ずかしい話とか暴露されてねえだろうな…………」
「やめろ比企谷、俺まで不安になってきたじゃないか」
「なんだ、恥ずかしい話あるのか?」
「ノーコメントで」
「ほぼ答えじゃねえか」
そこからもだいぶだらだらと話し、業を煮やした葉山が女子たちの席に行くと、時間を指摘されて皆慌てて帰る準備をし始める。
どうやら本人達が思っている以上に時間が経過していたようだ。
レジで会計を済ませ、店前で解散する。
「ヒキオとは話せなかったし、今度あーしともお喋りしよ。それと、二人のことよろしく」
「あ、ああ」
別れ際に三浦がそんなことを言ってきて俺は短く返答する。
川崎とはそんなに相性よくなかった気がするが、随分柔らかくなったな。
葉山は三浦を送っていき、海老名さんとは駅前のバス停で別れた。俺は川崎を送っていく途中で確認する。
「どんなこと話してたんだ?」
「そっちと大差ないと思うよ。関係とかきっかけとか。秘密を共有してる仲ってことで険悪になったりはしなかったし」
「それなら何よりだ」
「ところで、明日の祝日は暇?」
「俺に川崎以外の用事があると思うなよ。あったらとっくに話してる」
「自慢気に言うことじゃないでしょ…………なら、コブ付きデートしない?」
「コブ付き? …………ああ、京華か」
「うん。明日は京華とあたしだけ予定がなくてね。よかったら一緒に動物園でも行かない?」
「ああ。是非」
確か県内の学生以下なら無料で入れる動物園だ。俺も小さい頃小町と行ったことがある。
そこそこ施設も充実していたし、今の俺でも充分楽しめるだろう。
「よかった。じゃ、あとで時間と待ち合わせ時間、連絡するね」
「おう、頼む」
やがて川崎家に到着し、軽く唇を合わせてから川崎が家に入るのを見届けて俺も帰路に着く。
そういえば俺たちって普通のデートとかあんましてねえな…………。
あ、葉山から戸塚の写真もらうの忘れた。
乙です
エロ以外な会話珍しい
乙
果たして普通のデートが普通のまま終わるのか
おつおつ
これ、三浦さんもサキュバスの可能性が微レ存
川崎と二人だけなら自転車でもよかったかも知れないが、京華がいるならバスで移動しようということになった。
昼食は作ってきてくれるとのことなので、朝飯を食ってしばらくしてから出掛ける準備を始める。と言っても荷物なんて財布とスマホくらいのものだが。
そろそろ家を出るかという時間になった頃、惰眠を貪っていた両親が起きてきて姿を現した。
川崎と動物園に行ってくる話をすると、明らかに多すぎる小遣いを渡される。
いや、それはありがたいんだけど、『一生分の運を使って射止めた女性なんだからどんな手段を使ってでも手放すな』とはどういうことだ。金の力を使えってか?
まあ何でもいい。まだ俺たちは学生の身。もらえるものはもらっておこう。
ちなみに補足しておくと、一生分の運を使ったというのはまるっと同意する。
待ち合わせ場所に着くと、ちょうど向こうもやってきたところだった。
「よう、おはよう」
「ん、おはよ」
「はーちゃんおはよー」
もう早くもない時間だが、とりあえず定型文の挨拶をする。
川崎の荷物を持ってやり、動物園に向かうバスの列に並んで乗り込む。
そこそこ混んでいて座ることは出来なかったが、ある程度の常識がインストールされている京華ははしゃいだり騒いだりすることもなくおとなしくしていた。
手間のかかった小さい頃の小町を思い返してみると実に楽だ。お礼というか御褒美に今日はうんと楽しませてやろう。
しかし大人しかったのもバスから降りて動物園の入口受付を通るまでで、柵の中で歩いている鹿を見つけた京華はぐいぐいと繋いでいる俺たちの手を引っ張る。
「さーちゃん、はーちゃん、鹿さん! 鹿さん!」
「はいはい、慌てなくても鹿さんは逃げないよ。もう少し近くで見てみようね」
「うん!」
近くまで寄ってみるとなかなか立派な角を持つ個体もいた。
その角で客に怪我をさせたりしないためだろう、柵は二重になっていて触れ合う距離までは近付けない。
それでも京華は目をきらきらさせながら鹿が闊歩する様子を見ている。
「けーちゃん、鹿さんを背景に写真撮ろっか。比企谷、京華を抱き上げてやって」
「お、おう」
そう言って川崎はデジカメを取り出したが、俺じゃ誘拐犯の写真に見えたりしないだろうか?
そんな心配をしつつ京華を抱えると、タイミングよく鹿がこちらを向いたので良い写真が撮れたようだ。
確認するとちょうど京華の腕で俺の顔の大半が隠されており、腐った目もそこまで気にならなかった。一安心。
まだ入口付近なので入場口がよく見えるが、どんどん新しい客が増えてきている。家族連れだったりカップルだったり。
「京華、よかったら肩車するか?」
「いーの? するする!」
はぐれにくいようにそう提案すると、京華は喜んで返事をした。
ひょいと抱え上げて肩車の体勢になると、頭上ではしゃぐ声がする。
「はーちゃんあっち! お猿さんがいっぱいいる!」
「ああ。じゃ、鹿さんにバイバイして行ってみようか」
「うん!」
京華が鹿に手を振ったのを確認して俺は猿山に向かって歩き出し、川崎は微笑ましいものを見るような表情をしながら俺たちの後を着いてくる。
うん。たまにはこういうのも悪くない、な。
猿から始まり、キリン、象、ライオンなどのメジャーな哺乳類を見ていき、中央の広場に着いた頃にはそろそろ昼食かという時間になっていた。
「お昼作ってきてるから、あの空いてるベンチで食べよ」
「ん、そうすっか」
京華を頭上から下ろし、備え付けの水道で手を洗ってから皆でベンチに座る。
川崎が用意したのはおにぎりとおかずの詰め合わせだ。
京華用に少し小さめのおにぎりもあるのもすごいし、ピクニックみたいにウインナーがタコさんになっていたり卵焼きもわざわざ甘いのと甘くないのと両方あったりする。マジですごくね?
「じゃ、いただきます」
「いただきまーす」
「ん、召し上がれ」
俺はおにぎりを一つ手に取り、ぱくりとかぶり付く。
うん、旨い…………いや、ほんとに旨い。早く次のを食べたいのとじっくり味わいたいのの二つの気持ちがせめぎ合う。
ぎりぎりで後者が勝ち、ゆっくりと咀嚼する。
言葉にせずともその様子で悟ったか、川崎は少し照れ臭そうに笑った。
「さーちゃんのごはん、今日は特においしー!」
「ふふ、ありがとけーちゃん。よく噛んで食べるんだよ」
「うん!」
京華もそう感じてるってことは雰囲気や気のせいではないってことか。特別な日だから栄養とか度外視して旨さだけを求めた結果とかだろうか?
俺はそれらをじっくり味わいながら腹を満たしていった。
昼食を終えて後片付けをした俺たちは、今度は小動物触れ合い広場に向かう。
恐る恐る差し出したニンジンスティックを勢いよく食べていく兎を見て京華は歓声を上げる。
ペンギンコーナーでは予想外の羽毛の手触りに俺も川崎も驚きの声を出してしまう。
最後に爬虫類区画を少し怖いので遠目に眺めて動物園を出た。
「京華、楽しかったか?」
「うん! 象さんが大きくてね、兎さんが可愛くてね」
一緒にいたからわかっているのにそれを懸命に伝えようとしてくるところはやはり子供なんだなと感じる。
もちろんそれが可愛いし微笑ましいんだが。
「そういやこの後ってどっか行くのか?」
夕飯までには帰るという予定だったが、それにはまだ早い。
いや、別にもう解散でも構わないんだが。
「んー、そうだね…………けーちゃん」
「なにー?」
「いつもの温泉、今から行っちゃう?」
「行くー!」
いつもの温泉、ということは。
今日は搾精はなしだと思っていたので、俺はごくりと唾を飲み込む。
「あんたもいいよね?」
「ああ、大丈夫だ」
なんとか平静を装い、バス停でバスに乗り込む。
まあ確かにいつもなら明日する予定だったし、今日会っているなら今日になるくらい予想できたことだったな。
祝日なので、周囲に知り合いがいないかどうかいつもより念入りに確認しながら温泉施設に入る。
手続きをして脱衣所に入った頃にはもう俺の肉棒は期待で大きくなっており、二人に隠し通せるものでもないので開き直ってさっさと全裸になった。
「はーちゃん、早く早く」
「あ、こら、お行儀悪いよ…………もう」
同じく手早く服を脱ぎ散らかした京華が俺の手を引っ張り、川崎が苦笑しながらそれをまとめる。
いつもならちゃんと叱るのだろうけど、今日は仕方ないといった感じだ。
かけ湯をしたあと京華は俺の肉棒に手を伸ばし、固さを確かめるようにそっと撫で回す。
「んうっ…………」
「はーちゃんのおちんちん、熱くて固い……」
「ふふ、いっぱい飲ませてもらいなよ」
やってきた川崎も俺の肉棒に触れ、びくっと俺の身体が仰け反った。
その反応を楽しむかのようにサキュバス姉妹は笑いながら俺の肉棒とその周辺を撫でる。
「さ、けーちゃん、いつもみたいに綺麗にしてあげなよ。また石鹸でぬるぬるのお手々でごしごししてあげちゃう?」
「ううん、今日はねー、京華のベロでぺろぺろして綺麗にするのー」
そう言って京華は小さな口から小さな舌を出す。
俺が何かを言い返す前に川崎が俺をひと睨みしてそれを封じた。
いや、あの、今日は歩き回って汗かいたし、それを舐めさせるのはどうかと。
「ほら八幡、京華が綺麗にしてくれるってさ。嬉しいでしょ?」
…………御主人様にそこまで言われたらもはや断ることも出来ない。
俺は京華に向き直る。
「京華、その小さくて可愛い舌で舐めてくれるか?」
「うん! おちんちん綺麗にして、いっぱい気持ちよくしてあげるー」
京華は仁王立ちする俺の前に来て肉棒に顔を寄せ、舌を這わせ始める。
「う、あ、あ」
「こら、けーちゃん、サキュバスの能力ばかりに頼ってちゃダメ。最初くらいは手とベロだけで気持ちよくしてあげなさい」
「ん、はぁーい」
いきなり能力を使われまくって精力増強されたり感度上昇されたりで俺は思わず呻いたが、すぐに川崎が止めてくれた。
京華はちょっとだけ拗ねた返事をしたあと、能力を解除して再び肉棒に舌を這わせていく。
すぐに達することはなくなったが、一度精力増強されて作られた精液は消えるわけもなく、早く外に出たいと精巣内で暴れまわる。
それを知ってか知らずか京華は根元から陰嚢の方へと舌を移動させていく。
玉を頬張られて吸われる快感は何度されても慣れることはなく、足をがくがくさせながら俺は身体を仰け反らせた。
「はーちゃん、京華の玉舐め、気持ちいーい?」
「ああ……すっげ…………気持ちいいぜ」
「じゃあ、頑張ったごほうびに、はーちゃんの精液飲ませてくれる?」
「お、おう。えっと、直接飲むか?」
「うん! あー…………」
元気よく返事をし、京華は大きく口を開けて肉棒の先端を含む。
大きく、といっても元が小さいので咥え込んだりは出来ないのだが。
ぺろぺろと亀頭に舌が這わされるが、まだすぐに射精するほどでもなく、ただ快感を甘受する。
なのに京華は口を離して突然とんでもないことを聞いてきた。
「はーちゃん。はーちゃんは京華がおちんちん舐めてるとき、さーちゃんに何をされたら嬉しい?」
「……!?」
「ベロ絡ませながらのちゅー? お顔をおっぱいでぱふぱふ?」
「そ、そのっ…………」
「けーちゃん、そんなの決まってるでしょ。当然八幡の大好きなアレさ」
俺が戸惑って言葉が出る前に川崎が代わりに答える。
アレって何だ、と思う間もなく川崎は俺の後ろに回り込んでしゃがみ、躊躇なく俺の尻に顔を寄せて穴に舌を這わせた。
「あうっ!」
身体と同時に肉棒も反応し、京華の頬をぺちんと叩く。
川崎は容赦なくぐいぐいと舌を中まで押し込む。
「あは、はーちゃんの顔、気持ちよさそう。京華も頑張るから、精液いっぱい出してー」
そう言って京華は再び亀頭を咥えて舌を這わせ始め、尿道口を的確に刺激しながら肉棒を両手でしごき、射精に導こうとする。
川崎は穴の中を舌でかき回し、陰嚢を激しく揉みしだく。
サキュバス姉妹に前後の穴を舌でほじくられ、肉棒をしごかれながら陰嚢を揉まれる。こんな刺激に耐えられるわけがない。
俺は一瞬で射精まで持っていかれ、声が出ない程の快感に打ち震えながら京華の口内に精液を吐き出した。
昨日あんなに出しまくったのに、何日溜めたんだと思われるほどの量が出て、京華はそれを飲み干していく。
「んっ…………んっ…………」
懸命に手を動かしながら喉を鳴らし、射精が終わったあとも尿道内のを吸出してお掃除を終えるまで口を亀頭に付けっぱなしだった。
ようやくそれが離れたと同時に川崎も後ろの穴から舌を抜き、俺はその場にへたりこんでしまう。
「はあっ…………はあっ…………すげ……気持ち良かった…………」
「はーちゃんの、おいしかったー」
「よかったねけーちゃん。どうする、おかわりする?」
「いいの? するー」
「え? ちょ、ちょっと待っ…………んぐっ……」
反論する前に川崎が俺の頭を抱き抱え、豊満な胸で口を塞がれてしまう。
達した直後で力が入らない状態でははね除けることもできず、抵抗する気力も奪われる。
京華が再び亀頭を咥えた瞬間、川崎の尻尾が肉棒に絡み付き、しごきながら強制射精の能力が使われた。
さっきので溜まったものは全部出したと思ったのにまたもや大量の精液が放たれて京華の口内に飛び散っていく。
やべ…………あたま、イっちまいそう…………。
「ふう…………」
あー……お湯が気持ちいい。
さっき京華に二発分、そのあと川崎に一発搾り取られて疲れた身体に染み渡る。
京華はお湯をぱちゃぱちゃと跳ねさせて遊んでいて、川崎はそれの相手をしていた。
元気だなと思ったが、よく考えたらエネルギーを摂取したばかりなので当然と言えば当然か。
充分暖まってから湯船を出て、能力で水分を弾いて服を着る。
コーヒー牛乳をみんなで飲んでから温泉施設を出ると、そろそろ帰宅時間になる頃だった。
「じゃ、送っていくぜ」
「大丈夫? 疲れてない?」
「まあ平気だ」
少しだけ足がふらついていたが、そこまで気にするほどのものでもない。京華を真ん中にして三人で手を繋ぎ、川崎家に向かって歩き出す。
他愛もない話をいくつかしているとやがて川崎家が見えてきた。京華を家に入れたあともう一度川崎が出てくる。
「今日は、ううん、いつもかな。ありがとうね」
「こっちこそ、な。畏まって言われるほどでもないぜ」
「ふふ、そうだね。でもちょっと搾り取り過ぎちゃったかな? 今週は週末までナシで」
「ええー…………」
「その代わり、今度の土日は泊まり掛けでいっぱいしよ? あたしも予定空けとくから、ね?」
くすりと笑う川崎に俺は馬鹿みたいにこくこくと頷く。
二人きりとは言ってないが、それでも楽しみである。まだ連休も明けてないのに、俺はもう週末が待ち遠しくてたまらなかった。
ふぅ
乙です
乙
ほんと八幡絶倫やな
翌日。俺はいつものように屋上で川崎と昼食を取っていた。
昨日のに比べて野菜多めだったが、そこまで気にはならない。味もしっかりしてるしな。
腹が満たされ、空の弁当箱を回収した川崎は俺に向けて両腕を広げる。
「ほら、昨日のお礼。京華を甘やかしてくれた分、今度はあたしがあんたを甘やかしてあげるよ」
園児と一緒にしないでほしい。
なぜなら俺は子供ではあり得ないヨコシマな気持ちを持っているからな!
胸に顔を埋めるようにもたれ掛かると、川崎は頭を抱き締めて撫でてくれる。
あー……めっちゃ癒される…………。
胸の柔らかさに対しての邪念も霧散して心地好さだけが残り、俺も川崎の腰に腕を回す。
このまま眠れたら幸せだろうなと思ったが、授業をサボるわけにもいかない。
平塚先生の授業なので二人揃ってサボっていたらバレバレでお小言が飛んでくることだろう。
「そういえば平塚先生から打診があったよ、どうする?」
「どうするって、俺が判断することじゃない。俺は御主人様に従うだけだぞ?」
「たまには自分の意見も言ってみなよ」
「つってもな…………ちなみに平塚先生はどこまでご所望なんだ?」
三日に一回くらいのペースでやってくる小町みたいに自慰の手伝いで指を貸す程度ならいつでもいいのだが。
しかし残念ながらそうではないようだ。どうやらがっつりを希望らしい。
「そろそろあたしより大きいおっぱいが恋しいんじゃない?」
「いや、御主人様ので間に合ってるし」
「そう? そういえば最近また少し大きくなったけどわかる?」
「もしかしたら、と思ってたけどやっぱりそうなのか」
「たぶんもう由比ヶ浜より大きいと思うよ、どう?」
「あいつの正確な大きさを知っているかのような前提で話すな」
とりあえず平塚先生に関してはもう一度川崎が話をするということになった。
放課後。いつもなら野暮用で奉仕部を休むのだが、その野暮用は昨日のうちに済ませてあるので、今日は素直に部室に向かう。
その旨は由比ヶ浜経由で雪ノ下まで伝えてあるので、顔を見せても特に疑問には思われなかった。
しかし滅多に訪問者などいないのだから理由なんかなくても少しくらいサボらせてくれてもいいんじゃねえかなあ?
などと考えつつラノベの新刊を読んでいると、部室のドアがノックされる。あれ、俺フラグ建てちゃいました?
由比ヶ浜が軽く返事をしながらトテトテとドアに駆け寄って開けると、悩みなんぞなさそうなイケメンが姿を現す。
なら陰キャぼっちの俺にはかかわり合いのないことだな。
「あれ、隼人くんどうしたの?」
「ちょっと比企谷に男同士の相談があってね。彼を借りても構わないか?」
「へえ、珍しいね。ゆきのん、大丈夫?」
「ええ、構わないわ」
「というわけだ比企谷。少し付き合ってもらえるか?」
「……………………」
「おーい、比企谷」
「……………………」
「…………そういえば戸塚の写真渡してなかったな」
「よし、自販機のとこでも行くか? あそこなら今なら人もそんなにいないだろ」
「ヒッキー…………」
「比企谷くん…………」
本を閉じて立ち上がった俺に何やらゴミを見るような視線を向ける雪ノ下と由比ヶ浜。
奉仕部として労働しようという俺に対して向けていい目じゃないぞそれは。
「ほら」
「サンキュ」
俺は葉山が差し出したマッ缶を受け取る。
いけすかない奴からの施しとはいえマッ缶に罪はないのでありがたく戴いておく。
「相談事のお礼と言ったじゃないか。何だよ施しって」
「高身長イケメン文武両道陽キャが陰キャぼっちに奢るんだ。施し以外の何物でもない」
「卑屈になりすぎだろ…………言っとくけど美少女クラスメート二人と肉体関係持ってる時点で比企谷は相当恵まれてる方だからな」
葉山は呆れたように言う。
実際はもうちょっと関係を持ってる相手はいるのだが、わざわざここで言う意味もない。
マッ缶の蓋を開けながら俺は話を切り出す。
「で、相談って何だよ? 三浦か?」
「よくわかったな」
「むしろ他にないだろ…………倦怠期で別れたかざまあ」
「そんなわけない…………と言いたいが、少しは当たっているかもしれない」
「何?」
倦怠期と言うには早すぎるだろうから別れるの方か? しかし端から見て問題があるとも思えないのだが。
雪ノ下にやり込められたイメージが強いが、三浦だって結構な優良物件である。
外見は言わずもがな、成績だって悪いわけではないし、我が強いが一度懐に入れた相手には面倒見がいいし。少なくともそこら辺の有象無象の女子よりは葉山の隣にいるのに相応しいだろう。
「正直に言うと俺は優美子が好きだしちゃんと大事にしてやりたいと思ってる。ただ、優美子は少し嫉妬深いみたいでね…………」
「ははあ…………束縛してくるのか、不安そうにしてるのか、どっちだ?」
「後者だ、ていうか今のでわかったのか?」
わからいでか。俺や川崎にはほぼ無用な心配だが、葉山は違う。
葉山の周りには人が多く集まり、葉山はそれを邪険にすることはない。例えそれが葉山目的で近付く女子相手でもだ。やんわりと窘めたりそれとなく回避することはあっても。
ひょっとしたらそんな女子たちに奪われてしまうのでは、という不安は三浦がどんなに自信家であっても拭いきれないに違いない。
そして葉山はそれがわかっていてもなお、自分の葉山隼人というキャラクターを崩すことはない。崩すことはできない。
それは葉山の美点であり、欠点でもあるのだろう。
「同じような立場だったら、比企谷はどうする?」
「まず同じような立場にはならない。俺には群がる人がいないからな」
同じような立場というならむしろ三浦の気持ちの方がまだわかる。
相手が優れた異性だという点においては。
「じゃあ例えばだ、例え話として聞いてくれ。仮にだな」
やたら仮定を強調してくる。
いいから早く言え。
「雪ノ下さんや結衣が比企谷のことを好きだったとして、川崎さんがそれを不安がっていたら、どうする?」
「……………………」
まずその仮定があり得ないのだが、もしそんなことになっても今の川崎なら『愛人くらいの立場にならしてあげてもいいんじゃない? もちろんあんたが向こうに本気になったら死ぬ寸前まで搾り取ったあと一生た勃たないようにしてあげるよ』くらいは言いそうだ。
もっともそんなことを葉山に馬鹿正直に言うわけないが。
「切り捨てるよ。今の俺にとって奉仕部は大切な居場所の一つだけど、川崎がいい思いをしないのなら、俺はそれを躊躇わない」
「…………強いな、比企谷は」
「そんなことねえよ。ただの人間性の違いだ。俺と川崎はそうなっても構わないと思ってるが、お前が同じような行動をしたら三浦は逆に悲しむだろ。そういうのができないのが葉山であって、三浦はそういう葉山が好きになったんじゃねえのか?」
俺がそこまで話したところで沈黙が下り、葉山は自分の持つコーラを口に含む。
俺も珍しく饒舌になってしまい、喉を潤すためにマッ缶をあおる。
改めて考えるとすげえ恥ずかしい会話してんな俺。しかもあの葉山と。
「俺は、どうするべきだと思う?」
「知るかそんなもん。ただ、そうだな…………二人きりの時はたまにはキャラを変えてたらどうだ?」
「どういうことだ?」
「例えば、めちゃくちゃに甘えてみるとか。ギャップ萌えとか意識して」
「…………ふむ」
マジかこいつ。
適当に言っただけなのに真剣に考え始めやがった。
話すだけでも楽になる、という効果があったのかは知らないが、葉山は俺に礼を言って去っていった。
マッ缶を飲み干して部室に戻ると雪ノ下と由比ヶ浜に少し質問されたが、一応守秘義務ということで黙っておく。葉山と三浦がくっついたこと自体話せないしな。
しかしすでに事情を知っている川崎は例外だろう。翌日の昼休みの昼食時に川崎にかいつまんで話す。もしかしたらアドバイスがあるかもしれないし。
「まあ余計なことしなくていいんじゃない? そうそう離れることはないと思うよあの二人なら」
「俺もそこまで心配してねえけどな。でも本人達からしてみりゃ深刻な問題なんだろ」
「でもギャップ萌えは面白いかもね。あたしもあんたの可愛いとことか甘えるとこ見てドキッてするし」
「…………キモいだけじゃねえか?」
「そんなことないって。でも、そうだね。今日はあたしが甘やかしてもらおうかな」
昼食を食べ終えた後、川崎は俺にもたれ掛かってぎゅうっと抱き付いてきて、俺は柔らかさと匂いにどぎまぎしながらも川崎の頭を撫でてやった。
嬉しそうに微笑みながら俺の胸に顔を埋めているのを見て思い当たる。
そういえば俺も川崎の笑顔を見た時ドキッとしたな。知り合った頃は仏頂面だったり気だるそうだったりの表情が多かったから。
なるほど。俺はともかく美男美女のギャップというのは適当に言った割に悪くないのかもしれない。
「ところで今週末の件だけど、お泊まりは平気?」
「ああ、大丈夫だ。時間も資金もな」
「資金はスポンサーいるから心配しなくていいよ」
「スポンサーて、平塚先生か?」
「そ。ついでに海老名もいるから」
「俺は構わないけど、海老名さんまでいて先生はいいのか?」
「むしろ先生から言い出したんだよ。一晩中だったらあんたの情欲を受け止めきれないかもしれないから応援を呼ぶぞって」
「え?」
「ふふ、遠慮しないであたし達三人に思う存分滾ったものをぶちまけなよ」
川崎はくすくすと笑いながら顔を上げ、俺の頬にキスをする。
それが離れると同時に昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。
おっつおっつ
乙です
さあ、エロヒロイン三人の出番だ!
なんだかんだ上手くいったのだろう。あれから葉山が相談に来ることはなかった。
が、ちょくちょくどうでもいいことで声を掛けてくることが多くなり、安寧の時間を崩されている。
戸塚とのお喋りの最中に交じってくるなんて万死に値するぞこの野郎。戸塚も楽しそうにしているから何も言わないけど。
ちなみに三浦にも挨拶くらいされるようになったので、まさかこの前のアドバイスが原因ではと疑っている。
「あたしも三浦に少し話し掛けられてるね」
「そうなのか。以前は水が合わなかったみたいだけど」
「あー、一応原因みたいなのはあってさ。ほら、あたしが夜のバイトしてた頃」
「あれか」
「あんた達が差し向けた葉山のあれ、三浦が見てたみたいでさ」
「え」
「それで葉山があたしに気があるんじゃないかと疑って、あたしに当たりが強かったんだって。事情話したら謝られたよ」
「そんなことがあったのか。悪いな、俺らの行動で迷惑かけて」
「別に平気だけどね…………あ、来たよ」
俺と川崎の前に平塚先生の車が止まる。
助手席にはすでに海老名さんが乗っていた。
「待たせたな、乗りたまえ」
「はい、お邪魔します」
俺と川崎は後部座席に乗り込んだ。
そう、現在は土曜の昼下がり。俺達はお泊まり会の待ち合わせをしていたのである。
「コンビニかスーパーかに寄っていくかね? 一応あそこはルームサービスで食事も出来るが」
「飲み物くらいは買っていこうかと。コンビニ寄ってもらっていいすか?」
「わかった」
途中でコンビニに寄り、いくつか買い物をする。
そして車に戻るときに気付いたので平塚先生に確認してみた。
「窓にスモークかけたんすね」
「ああ、内部が日焼けしそうだから前々から考えていたんだ。この前時間あったからようやくだな」
「これなら今からここであたしと八幡がサカっても外からは見えないね」
「おいやめろずるいぞ。ホテルに着いてからにしたまえ」
「そうだよ。私だって早くしたいのに」
「はいはい」
そんな会話をしつつ車は山の方へと入っていく。
しばらくして見えてきたのは以前にも使った車訪問専用のラブホテルだった。
門をくぐり、車を止めてシャッターを下ろし、四人で部屋内に入る。
「さて、急く気持ちもあるがとりあえずシャワーだな。どうする?」
平塚先生が荷物を置くなり聞いてきた。
そのどうするには湯を溜めて浸かるのかとか一人ずつなのかとか色んな意味があるのだろう。
そういえばこの前この四人で来た時は俺が一人でシャワー浴びてる間に三人がベッドでおっ始めてたな。
「そうだね…………八幡のチンポももうギンギンだけど、焦らす意味も込めてみんなでお風呂入ろっか。もちろん身体洗うだけでヤらないよ」
「オッケー。じゃ、準備しちゃうね」
川崎の言葉に海老名さんがそそくさと動いてお風呂のタイマーをセットする。
え、あれ、俺の意見は?
はい、ありませんね。
「しかし比企谷も好き者だな。こんなものを用意させるとか」
「え、何の話ですか?」
「ハメ撮りするからそれぞれデジカメを持ってこいなんて言うとはな。撮るのは構わないがやはり少し恥ずかしいぞ」
「言ってません!」
言ったのは主に海老名さんだ!
川崎が積極的賛成で俺が消極的賛成、どう考えても海老名さんが首謀者である。
しかし、三人とも俺の前にデジカメを置いて並べられて、俺は何も言えなくなった。
「ふふ、あたしのやらしいとこ、たくさん撮ってよ」
「許可なんかいらないからね、好きなだけ撮って」
「動画も撮れるやつだ。写真も動画もいっぱい撮るがいい」
三人に言われて俺はごくりと唾を飲み込む。
ていうかいつも暴走しがちな俺にカメラを構える余裕はあるのだろうか。
そんなことを考えているうちにお湯が溜まったようで、タイマーが鳴った。
とりあえず風呂に入ってから考えよう。
なんて思っていたが、そんなことを考える余裕などなかった。
結局みんなで入ることになったので三人の裸体が俺の眼前にあるわけで、情欲を抑えるのにいっぱいいっぱいなのである。
順番にシャワーを浴びつつも俺の股間をちらちらと窺う女性陣だが、俺だってみんなの身体から目が離せない。
浴槽に浸かって身体が湯に隠れたときはついほっとしてしまった。
「んー、残念。デジカメが防水だったらこのお風呂シーンも撮られていたのになあ」
「どうせ湯気で曇って見えづらいと思うがな」
「八幡。風呂から上がったらそのギンギンのチンポ、誰のどこで抜きながら撮るか考えとくんだよ」
「……………………」
駄目だ、全然気が休まらねえ。
心臓がばくばくしてるのは風呂で身体が温まったからだけじゃない。期待と興奮が限界突破しそうだ。
風呂から出て身体を拭き、俺はとりあえず裸のままソファーに座る。
バスローブはさすがに四人分は用意されていなかったしな。
「そういえば八幡、デジカメの使い方わかる?」
「ん、ああ、たぶん大丈夫だろ」
「ならそれぞれ一回試してみようか」
川崎が自分の持ってきたデジカメを俺に渡して簡単に説明する。
そのあと俺の前に座り込み、顔を肉棒に寄せてきた。
「お、おい」
「テストテスト。ほら、撮って」
そのまま川崎は大きく口を開けて肉棒を咥え込み、目線をこちらに向ける。
俺は言い様のない興奮は覚えながらカメラを構え、シャッターを切った。
カシャリとシャッター音が鳴り、川崎は身を震わせながら口を離し、恍惚とした表情で画面を覗き込む。
「ん、撮れてる撮れてる。エロいね…………」
「じゃ、次は私のやつの番だね」
海老名さんがデジカメを俺に渡したあと、同じように俺の股間に顔を寄せた。
眼鏡を外してそそりたつ肉棒に頬擦りし、カメラを向けると微笑みながらピースまでしてくる。
その撮影が終わると今度は平塚先生の番だ。
平塚先生はその豊満な胸で肉棒を挟み込む。
「ほら、比企谷はこれが好きだろう? ぺニスが私の胸で包まれているところ、撮るといい」
俺は平塚先生から受け取ったカメラを構え、こちらに顔を向かせながらシャッターを切る。
三人のフェラ、顔ズリ、パイズリの撮影を終えた俺は、昂った情欲に息を荒くする。
肉棒がびくんびくんと脈打ち、それを見た三人が俺をベッドに誘う。
「八幡、こっち来なよ。時間はたっぷりあるしたくさん気持ちよくなろ?」
「八幡くん、いっぱい犯して、いっぱい撮って」
「ほら比企谷、私達がそのぺニス鎮めてやるから、来い」
花の蜜に誘われる虫のように、俺はふらふらとベッドに向かって歩き出す。
むしろ駆け寄って飛び掛かって襲わなかっただけ褒めてもらいたい。理性をフル稼働させてサイドテーブルにデジカメ類を置き、ゆっくりとベッドに上がった。
川崎が俺の隣に座り、耳許で囁く。
「遠慮しないでね。何でもしていいし何でもしてあげるから、あんたの好きにしちゃって」
残念ながら俺の理性はその言葉で吹き飛んでしまった。
川崎を押し倒し、ベッドに組み伏せる。
「ん、どこがいい? おまんこもお口も、あんたのチンポ気持ちよくさせる準備ができてるよ」
が、俺はその言葉に首を振る。
訝し気な表情の川崎の耳許に口を寄せて小声で聞く。
「沙希の、顔を、汚したい…………いいか…………?」
一瞬ののち、すぐに理解したようで川崎は頷いた。
本当にあれだけで解ったのかと疑ったが、自分の胸を横から支える姿勢を取ってくる。
俺がわかりやすいだけなのか……?
ともあれ希望は叶えてくれるらしい。俺は川崎の身体を跨ぎ、肉棒を胸の間に挟ませた。
ぎゅっと左右から押さえてくれて、柔らかいものに包まれて思わず呻く。
「んぅ……気持ちいい…………」
「ふふ。ほら、撮らなくていいの?」
「あ、ああ」
俺は傍らに置いた川崎のデジカメを撮って構える。
画面越しに見るその光景はいつもとまた違って見え、より強い興奮を覚えた俺は夢中でシャッターを切った。
「むう。胸ならむしろ私の方だろうに」
「まあまあ平塚先生、たぶん八幡くんはサキサキの顔が精液で汚されるのを見たいんですよ」
横でそんな会話が聞こえるが、気にする余裕はない。
無意識に快感を求めて腰が前後に動いてしまう。
「いいよ、八幡。顔で受け止めてあげるから、思いっきり射精しちゃいなよ」
「う、あ、あ……出る…………一週間溜めた精液っ…………沙希の、胸でしごいて……沙希の、顔に、かけるっ……!」
「ほら、イっちゃいなよ。腰振って気持ちよくなって、びゅーって出して」
「あ、あ…………あうっ! うっ! ううっ!」
胸に挟まれた肉棒が震え、我先にと飛び出た精液が川崎の顔に降り注がれる。
顔を上げて口を開けながら川崎はそれを受け止め、俺は快感に身を委ねながら射精を繰り返した。
「はあっ…………はあっ…………」
全て出し切り、ようやく落ち着いてきた俺は大きく肩で息をする。
のろのろと腕を上げてカメラを構えると、川崎はにこりと精液まみれの笑顔をこちらに向けた。
何枚か撮ったあとに口を開いてお掃除させろと要求してきたので、俺はその口内に胸から離した肉棒を差し込む。
散々に舌が這い、そのシーンも撮っておけばよかったと思い当たったのは中のものまで吸い出された後だった。
「ん、こく…………八幡の美味し…………」
「沙希……すげえ気持ち良かった…………」
「ふふ…………海老名、あたしの顔を掃除して。先生は八幡の相手してやって」
川崎は脇の二人に声をかける。
海老名さんは川崎に寄って顔に舌を這わせて精液を舐め取り始めた。
それを見つつ俺は川崎のデジカメを置いて平塚先生を抱き寄せる。
「先生、俺まだ全然出し足りないんで、先生のまんこ使わせてもらっていいですか?」
俺の言葉に平塚先生は少し恥ずかしそうにしながら小さく頷き、ベッドに横になる。
乙です
おつ
指で秘口に触れるとすでにそこは愛液が溢れてとろとろになっていた。
余程期待して興奮したか自分で慰めていたのかはわからないが、これなら前戯も必要ないだろう。俺は平塚先生の足を開かせて身体を割って入らせ、肉棒を押し当てる。
「んんっ!」
半分ほど挿入したところで平塚先生はびくんと身体を震わせ、甘い吐息を漏らす。特に敏感な箇所が擦られたようだ。
俺はそこで一旦動きを止めて平塚先生のデジカメを手にし、結合部や平塚先生の身体を撮る。
「はあっ…………んんっ…………」
平塚先生はシャッター音が鳴るたびに興奮で身を捩らせ、艶やかな声をあげた。
ぐっと腰を進めて肉棒を最奥部まで埋めると、その豊満な胸を揺らしながら全身を震わせる。
先ほど川崎にお掃除された際に肉棒にたっぷりとサキュバス特製唾液がまぶされたが、それが平塚先生の膣内にも塗り込まれていく。
付与された感度上昇やその他諸々の能力のせいで全身に広がる快感がとんでもないものになり、俺は止まれずに肉棒を出し入れし始めた。
奥を突くたびに川崎よりも大きなその胸が淫靡に揺れ、それを見つつ俺はデジカメを操作する。
「平塚先生、今度は動画です。教え子チンポで感じてるとこ、撮ってあげますからね」
「はうっ……ああっ…………!」
「ほら、気持ちいいって言ってくださいよ。撮られながらハメられてる感想、カメラに向かって言ってください」
「い、いいっ! 私の感じるところ、
教え子ぺニスに突かれて擦られて、気持ちいいっ!」
「俺もすげえ気持ちよくって腰が止まらないです。だからこのまま中に出してもいいですよね? ありがとうございます」
返事を聞く前に有無を言わさせずお礼を言い、俺は動きを早めた。
サキュバスの唾液は飲むよりも性器に塗り込まれる方が効果が高いようで、俺も平塚先生も快感に翻弄される。
「あっ! あっ! ああっ!」
「ああ……先生のまんこ、気持ちいいです…………そろそろ中出ししますよ。もちろん責任なんか取りませんけど」
より一層動きを激しくすると、平塚先生は身体をくねらせながら声をあげる。
柔らかな肉襞の締め付けがさらにきつくなり、射精を促すように快感を与えてきた。
感じている平塚先生の顔や出し入れしている結合部などを撮っていたが、そろそろ余裕がなくなっている。
もちろん俺は遠慮することなどなく、亀頭を最奥部に押し付けながら精液を吐き出した。
「…………っ! …………っ!」
平塚先生も達したようで、口を大きく開けながらもかすれた声しか出ないままに身体を仰け反らす。
俺は射精の快感に包まれながらも、悶える平塚先生をしっかりと動画に収めた。
「ふぅ…………あー……気持ち良かったですよ、先生」
腰を揺すって最後の一滴まで奥に注ぎ込んだあと平塚先生に礼を言うが、虚ろな目をしたまま返事がない。気を失っているわけではなさそうだが、意識半ばといった感じだ。
とりあえず肉棒を引き抜いて身体を痙攣させるのと、だらしなく手足を投げ出して秘口をひくつかせているのを撮っておく。
ついでに動画だけでなく写真も。
「ふふ、なんだかんだノリノリじゃないのさ」
川崎が寄ってきて笑ったあと、肉棒をくわえてお掃除をしてくれる。
海老名さんはというと、いつの間にかぐったりと横になっていた。
たぶん興奮して自分で慰めたか川崎にちょっかい出して反撃されたかして
達してしまったのだろう。
となると再び昂った肉棒は川崎が相手をしてくれるのだろうか…………って、川崎の動きがお掃除の域を超えている。
もう中のも全部吸い出されているのに唇でしごいてくるし、まぶされる唾液にはまた能力が付与されていた。
このままだと遠からず達してしまうかもしれないと思ったところで川崎は顔を上げ、海老名さんのデジカメを俺に手渡しながら持ち主を指差す。
「さ、今度は海老名をいじめてやってよ。軽くしかイってないからもっと激しく、ね」
「…………おう」
本当にいいのかと思ったが、御主人様には逆らうまい。
俺はデジカメを動画撮影モードにして構えながら海老名さんの足の間に身体を割って入れる。
「え、あ…………」
「姫菜、自分で広げた足を抱えて、入れてくださいって言うんだ」
こちらに気が付いた海老名さんはすぐに俺の言うことに従い、膝裏に手を通してデジカメに視線を向けた。
達した直後なうえに更なる興奮のせいで息が荒かったが、どうにか言葉を紡ぐ。
「お、おチンポ…………入れてください…………イったばっかりの敏感おまんこごしごし擦って……壊れるとこ、撮ってくださいっ…………あっ、ああっ!」
俺は望み通りに肉棒を秘口に突っ込み、最初から容赦なく出し入れし始める。
海老名さんは襲い来る快感に悲鳴を上げ、顔をぶんぶんと振った。
やはり塗り込まれた川崎の唾液のせいで感度が増幅しており、早くも絶頂に達してしまったようだ。俺は一旦動きを緩め、身体を震わす海老名さんを撮る。
「ご、ごめんなさいっ…………ご主人様のおチンポを気持ちよくさせるためだけのおまんこオナホなのに、また先にイってしまいましたぁっ…………」
「気にするな。それより顔、こっち向けろ」
海老名さんは俺が構えたデジカメに向かってピースサインをしながら笑顔になろうとするが、乳首を指で軽くつねってやるとその表情が快楽に歪む。
俺は静止画撮影モードに切り替えて幾度となくシャッターを切ってやる。
今は眼鏡を外しているが、その分首に着けているチョーカーが目立つ。まさに首輪のようだ。
「はあっ…………はあっ…………」
撮られるたびに達する勢いで海老名さんは身震いし、俺がデジカメを下ろすときにはもう肩で大きく息をしていた。
川崎も俺の背中側から抱き付きながらその様子を興味津々で見ている。
「海老名、どう? たっぷり撮られて満足した?」
「い、いえ……オナホのお務めが、まだ終わってませんから…………」
「ふふ、だって、八幡。海老名の中に出すまで頑張りなよ」
頑張る、というほどのものでもない。
このシチュエーションなうえに回復させられた精力や上げられた感度のせいでさっきから我慢を繰り返しているのだ。
「安心しろ姫菜、ちゃんと生で中出しするとこまで撮ってやるよ。嬉しいだろ?」
「は、はいっ! お願いしますっ…………あっ、ああっ!」
俺が腰の動きを再開すると海老名さんは大きく仰け反る。
再び動画撮影モードに切り替えて撮り始めるとこちらに顔を向けようとするが、肉棒で膣内を抉られるととてもそんな余裕はなく、ただ声をあげ続けるだけだった。
幾度も出し入れし続けてそろそろ限界が近くなった俺はデジカメを自分の下腹部に向ける。
亀頭を一番奥に押し付けながら射精し、結合部ぎりぎりまでレンズを寄せてその様子を動画に収めた。
画面越しに見るその光景にまた興奮を覚え、腰を揺すって最後の一滴までしっかり注ぎ込む。
もちろん肉棒を抜いた後の秘口や海老名さんの蕩けた表情を撮るのも忘れない。
「あんたほんと凄いね。海老名までそんな状態にしちゃって」
確かに海老名さんも平塚先生と同じように意識は失っていないものの、その痴態を隠すことなく四肢を投げ出していた。
が、俺が思うに原因は肉棒に塗り込まれた川崎の唾液のせいなのだが。
慣れてない二人はサキュバスの能力によって引き出された性的欲求に体力が追い付いておらず、こんな状態になってしまったのだろう。
精液を中に出されるまで満足しきれずに達し続けるとかある意味地獄ではある。
…………おっと、川崎が海老名さんの秘口に口を付けて精液をすすり始めた。これもちゃんと撮っておかないと。
「さて、あたしの番…………って言いたいとこだけど」
ちら、と川崎はベッドの上を見る。
二人が手足を伸ばして寝転がっているので少々手狭だ。
が、いち早く復活した平塚先生が俺達の視線に気付き、海老名さんを引っ張って二人でベッドの端に寄る。
海老名さんは半分無意識のまま平塚先生に抱き付いていた。ちょっと眼福。
「あたしがしてあげるから、あんたは好きなように撮ってなよ」
そう言って川崎は自分のデジカメを渡しながら俺を押し倒し、まだそそりたつ肉棒に顔を寄せる。
お掃除しつつじっくり快感を与えてくる舌の動きを俺はしっかりと動画に収めておく。
「ん……れろ…………今から玉の方もしてあげるから、ちゃんと撮ってね」
「ああ、撮るから頼む」
レンズを更に近付け、川崎が俺の陰嚢を頬張るさまを撮る。
時々静止画モードにしてシャッターを切るのも忘れない。
そうしてじっくりたっぷり弄くられて、肉棒は早くもっと気持ち良くなりたいと主張するようにびくんびくんと脈打っていた。
「ふふ、すっごい美味しそう…………どうする? 精液あたしの口の中に出して飲むとこ撮る? それともおまんこでしごかれる方がいい?」
「…………さ、沙希のまんこで、しごかれたい、です」
「いいよ。あんた専用のおまんこでチンポしごいてあげる。入れるとこからちゃんと撮っときなよ」
川崎は身体を起こして俺の下半身を跨ぎ、肉棒の先端を秘口に押し当てる。
カメラ写りを気にしながらゆっくりと腰を下ろしていき、肉棒を飲み込んでいく。
「んんっ…………久々のチンポ、奥まで来たぁっ…………」
それまで余裕そうだった川崎が、肉棒が奥に届いた瞬間から雌の表情になる。
もちろんその様子も撮ったし、小刻みに腰を振るのに合わせて胸が揺れるのも逃さない。
そんなふうにデジカメを構えている俺に川崎は結合部を見せ付けるような体勢になった。
「チンポで擦られて、すっごい気持ちいい…………今、クリ弄られたら、すぐにイっちゃいそう…………」
俺に向けて挑発するように言う。
一度静止画モードにして繋がっているところをアップで撮ったあと、再び動画撮影モードにしながら片手を結合部に伸ばす。
親指の腹で陰核を撫でるように擦ってやると、川崎は一瞬で達してしまった。
俺は蠕動しながら肉棒を締め付ける膣内にイかされそうになるのを必死で堪える。
矯声を上げながら全身を痙攣させる川崎をしっかりと動画に撮った。
「はあ…………八幡……あんたもイきそうなんでしょ? いいよ、このまま出しちゃって」
確かにもう限界寸前ではある。しかしこのまま出したくはない。
俺はデジカメの撮影モードを終えて傍らに置き、川崎の身体を引っ張って抱き寄せた。
そのまま肌を密着させながら唇を合わせて舌を絡め、ぐりぐりと腰を揺すって亀頭を子宮口に擦らせる。
吸い付いてくるその感触に俺は我慢が効かなくなり、思いっきり川崎の中に射精した。
「んっ…………んっ…………」
ぐちゅぐちゅと絡ませた舌の間から呻き声が漏れる。
すっげ、いっぱい出る…………気持ちいい…………。
快感で頭が真っ白になりながらも舌と腰を動かし続け、川崎に精液を注いでいく。
長い射精が終わって唇が離れると、俺は脱力して荒い息を吐いた。
「はあっ…………はあっ…………」
「ふふ、すごく気持ちよかったし美味しかったよ。お疲れさま」
「ああ……俺も…………」
「無理しないでいいよ、だいぶ体力を精力に変換しちゃったからね。ゆっくり休んでなよ」
川崎はそう言って俺に唾液を飲ませてくる。
導眠効果があるのか、すぐに目蓋が重くなってきた。
「少し……寝る…………」
「いいよ、お休み」
ちゅ、と頬に唇が当てられる。
その感触を最後に俺は深い眠りへと落ちたのだった。
ちょっと前に八幡×静を投下しました
良ければ読んでやって下さい
来てた
乙
意識が戻ってきて俺は状況を思い出す。
目が覚めてからもしばらく半分寝たような状態でいたのだが、ソファーに座っているであろう女性陣の会話が聞こえてきたのでつい耳を澄ませてしまう。
「そうだな。私は騎乗位が一番好きだな。好き勝手に動いて気持ちよくなるのもいいが、比企谷が気持ちよさそうな顔をして私の中で果てた時にはたまらない充足感が全身に走るよ」
「「わかる」」
何の話をしとんねん!
…………思わず脳内で怪しい関西弁で突っ込んでしまった。
おかげでばっちり意識が覚醒したが、今起きるのも気まずいので眠った振りをしておく。
「目が腐ってるくせに快感を我慢してる時の表情がやけに可愛く感じるのは私だけか?」
「あ、わかります。八幡くんて責められてるときすごくそそられる顔してますよね」
「八幡はあたしにいじめられるの大好きだからね、あの顔されるとますますいじめたくなっちゃう」
なんだろう、すごく居たたまれない気分になる。
が、動けないので聞き流すしかない。
「私はね、正常位で覆い被さられるのが好き。組み伏せられながら激しくおチンポ出し入れされると『あ、ろくに抵抗もできないこの体勢で中出しされちゃうんだ』って思うと頭がぼうっとして身体が熱くなっちゃうの」
「「わかる」」
今度は海老名さんの意見に川崎と平塚先生がハモりながら返事をする。
何なのこの人たち。
「キスしながらもいいけど、耳元で『中に出すぞ』って言われるのも、すごくぞくぞくしちゃう」
「そうだな、比企谷は結構いい声しているからな。なかなかくるものがある」
「あたしもあの声で囁かれると『もうどうにでもして!』なんて思っちゃうね」
…………俺の声ってそんなに特殊か?
いや、たぶんその時の気分の問題だろう。
「あたしは対面座位が一番好きかな。身体を密着させて強く抱き付き合いながら子宮口をチンポでぐりぐりされると、一瞬でイっちゃう。そんでそれがまた最高」
「「わかる」」
はいまたハモりましたー。
…………しかしそうなのか。川崎にとってサキュバスの弱点なのだから、苦手意識もあって一番ではないと思っていたが。
「あたしの場合頭真っ白になって色んなこと口走っちゃうからキスしながらがいいんだけどね」
「奥を突かれてイくことなんて都市伝説クラスだと思っていたんだがな」
「イってるのにそのまま中に出されると気持ちよすぎて失神しそうでちょっと怖いくらい」
川崎はともかく他二人がそんなふうになったのは間違いなく川崎のせいです。
俺が開発したとか勘違いしないでほしいんだが。
「ま、結論を言っちゃえばあたしはどんな体位でも好きなんだけどね。八幡相手なら」
「むう、惚気おって…………川崎」
「あげないよ。八幡はあたしのもの」
「無理ですよ先生。たぶんサキサキに何かあったら八幡くんも後を追っちゃうくらいですよ」
「だろうな」
「そんなことはないけどね」
え。
俺はそんなつもりなんだけど。
川崎に否定されるのは地味にショックだ。
「あたしに何かあったら八幡にはあたしの妹をよろしくって言ってあるから」
「え、妹って、あの…………」
「そ。京華はめちゃくちゃ八幡に懐いてるからね。もっとも、八幡を残してあたしに何かあるわけもないけど」
「わからんぞ。嫉妬に狂った女教師がある日突然…………」
「先生、自白してますよそれ」
「ま、そんなことよりこんな話をしてたらちょっと、ね」
「あ、うん」
「そう、だな」
三人の空気ががらっと変わる。
そのまま立ち上がって俺の方に向かってくる気配がした。
今目覚めたふりをしようか、と考えている間に川崎が素早く寄ってきて俺と唇を合わせ、舌を絡めながら唾液を流し込んできて俺はそれを飲み込む。
精力増強や感度上昇の呪いを受けて身体を起こすと、海老名さんと平塚先生もベッドの上に乗ってきた。
「八幡、まだまだ大丈夫だよね?」
舌出して、という指示に従うと、三人が顔を寄せて舌先でそれを舐めてきた。
あ、すげえ、気持ちいい…………。
快感の電流が舌から脳を経由して下半身に走り、肉棒がびくんびくんと震える。
「今度は二人ずつね。撮るのはこっちでやるから」
川崎はそう言ってシーツを剥ぎ取り、俺を再び横にさせる。
平塚先生はガチガチに固くなった肉棒を掴み、俺の下半身を跨いですでに濡れている自分の秘口に押し当てた。
あ、もしかしてさっき言ってた好きな体位をそれぞれやって、他一人がサポートしつつ残り一人が撮るってことなのか?
予想は当たっていたようで、川崎は俺の顔を隠さないように耳や首筋などを舌で責め、平塚先生はゆっくりと腰を下ろして肉棒を飲み込んでいき、海老名さんはその様子を撮っている。
「んうっ…………」
情けない顔を撮られるのに抵抗があったが、その思考は与えられる快感によって脳から追い出された。
くちゅくちゅと耳に突っ込まれている川崎の舌の音が頭の中に響き、平塚先生の肉襞でしごかれ、俺は仰け反りながら声を漏らす。
空いた手を下半身に伸ばして親指で平塚先生の陰核を弄ると、一際大きく身体を痙攣させて平塚先生は達した。
「あっ! ああっ!」
イきながら小刻みに腰を振って自分の感じるところに肉棒を擦らせる動きに、俺は必死に射精したい衝動を堪える。
が、その最後の抵抗も川崎によってこじ開けられてしまった。耳を強めに噛まれながら射精を促されたのだ。
「あうっ! うっ! ううっ……!」
精液が放たれ、平塚先生の中に注がれていく。
腰を震わせながら喘ぐ俺の様子を平塚先生は淫靡な表情で見つめていた。
しばらく俺は快感の余韻に浸っていたが、平塚先生が小さく声を出して眉をひそめる。
挿入されっぱなしの肉棒がすぐにまた全快状態になり、中を抉ったからだ。
「んっ…………なんて凶悪なペニスなんだ、私一人では手に追えんな……抜くぞ」
宣言と同時にすかさず海老名さんが結合部にデジカメを寄せる。
中から抜かれて大きく反り返る肉棒をすかさず川崎が口を開けてくわえ込む。
温かい口内で舌が這う感触に俺は呻き、その様子や平塚先生の局部を海老名さんは興奮しながら撮影していた。
「ふふ、どうする海老名? 順番譲ろうか?」
「え? でもサキサキの番…………」
「そんなに下半身もじもじさせながらメスの顔されちゃったらね。それにあたしの後だと八幡の精液、空っぽになっちゃってるかもよ」
川崎の言葉にごくりと唾を飲む海老名さん。
ていうか順番なんていつどうやって決めたんだ?
「ほら、こんなに大きくて美味しそうなチンポ、早く犯されたいでしょ?」
「……っ!」
もう我慢できないというように海老名さんはこくこくと頷く。
俺の方も川崎の舌と唾液によってすっかり回復させられているので準備は万端である。
「ふむ、なら今度は私が撮影してやろう」
平塚先生が別のデジカメ、たぶん海老名さんのを用意し、海老名さんは自分が持っていたのを傍らに置く。どうやらされる対象のデジカメで撮っているようだ。
そのまま横になって足を開き、俺を誘う。
「八幡くん……私のおまんこ、犯してください」
「ああ。姫菜のまんこ、使ってやるから感謝しろ」
俺は起き上がって足の間に身体を入れる。
平塚先生といい海老名さんといい、さっき三人で話し合っていた体位を御所望のようだ。
肉棒を秘口やその周囲に擦り付けながら海老名さんに覆い被さり、組み伏せる体勢を取った。
「あ……んっ…………」
何かを問われる前に俺は唇で海老名さんの口を塞ぎ、舌を差し込む。
「んっ…………んうっ…………」
海老名さんは俺の舌に吸い付きながら腰を揺らして肉棒を受け入れようとする。
が、俺が意識して穴に入るのを避けているので、肉棒は只表面を撫でるだけだった。
平塚先生は下半身がわに回り、その様子を撮っているようだ。
「んっ……はあっ…………お、お願いします…………私の、おチンポしごき穴、使ってくださいっ…………」
「責任取る気もないのに中に出すぞ、いいのか?」
「は、はいっ……穴の奥は精液捨て場になってますから、好きなだけ出してくださいっ…………!」
離した唇から懇願の言葉が溢れてくる。俺は望み通り肉棒を秘口に押し当て、そのまま一気に奥まで突っ込んでやった。
もちろん少し体重をかけて僅かな抵抗すらできないように、だ。
果たして海老名さんは甲高い声を上げながら両手両足を使って俺にしがみつき、全身を痙攣させながら達してしまったようである。
まだ入れただけなのに。俺と平塚先生との絡みを見ていてよほど興奮が高まっていたか?
いや、回復させられた俺も油断するとすぐにイってしまいそうではあるのだが。
「あっ…………あっ…………」
海老名さんはびくっびくっと身体を震わし、連動するように蜜壺が俺の肉棒を締め付ける。
その快感をじっくり味わうために動きを止めていたが、唐突に予期せぬ別の快感が俺を襲った。
声が出るのはかろうじて抑えたが、この先我慢できる気がしない。
案の定俺の尻の穴に這った川崎の舌は、今度は穴の中に入ってこようとしてくる。
待って。待ってくれ。
こんな状態でもし穴の中を舌で掻き回されたら、一瞬で。
「…………っ! うあっ……!」
舌が、入ってきた。
ぬるぬるが、中で、暴れて。
もう、じっとしていられない。
俺は川崎の動きを阻害しないよう腰を小刻みに揺すり、亀頭を海老名さんの子宮口に押し付けて快感を貪る。
「姫菜っ…………出るぞ……受け止めろっ…………!」
穴に塗り込まれる川崎の唾液によって感度が増幅され、マッサージされるように陰嚢が激しく揉まれる。
俺は海老名さんの耳元で限界を伝え、そのまま大量の精液を鈴口から吐き出した。
乙です
エロい
撮ってる映像はいくらで買えますか?
どぷっどぷっと海老名さんの子宮に注ぎ込むたびに俺は呻き、海老名さんはびくんびくんと全身を震わせて俺の身体にしがみついてくる。
上がる声は掠れ気味で、凄まじい快感に恐怖すら覚えているようだった。
「あっ…………あっ…………腰、ない…………溶けちゃってる…………身体……壊れちゃったぁ…………」
もはや反応も虚ろで、出し切って俺が身体を起こしても反応が鈍い。
川崎もそれを覗き込んで、少しやり過ぎたかという表情をした。
「すごいな…………私もこんなふうにされた時はこんな顔だったのか?」
腰を引いて肉棒を抜き、それらやひくついた秘口を撮影し終えた平塚先生がぽつりと呟く。
海老名さんはあまり人様に見せられないようなだらしない表情だったが、確かに平塚先生も似たようなのをしたことはある。自分じゃわからないだろうけど。
さて、その海老名さんは未だに四肢を投げ出して身体を痙攣させているので、ベッドが少々手狭だ。
そんなことを考えていたらベッドから下りた川崎に手を引かれ、ソファーに連れていかれて座らされた。
その俺の前に跪いて川崎は股間に顔を寄せ、二人分の体液にまみれた肉棒に舌を這わせる。
「ん、うっ…………」
舌によるお掃除が始められ、俺は思わず呻く。
その様子を見て平塚先生は川崎のデジカメを持ち出して撮影し始めた。
「本当は海老名が撮る番なのだがな。あの状態だから私が代わりに撮ってやろう」
じっくりと舌や唇が這ってお掃除されるさまを撮られ、俺の肉棒は射精する前と遜色ない固さと大きさを取り戻す。
サキュバスの能力による回復無しで、だ。
全て舐め取ったあとそれを見てうっとりとした表情をした川崎は、立ち上がって俺の足を跨いでくる。
「八幡……好き…………」
たった一言で俺の脳や心を揺さぶる言葉を吐き、そのまま唇を合わせながらゆっくりと腰を下ろしていく。
肉棒が川崎の中に呑み込まれていき、その熱くて柔らかい感触に一気に理性を持っていかれる。
ああ、気持ちいい…………。
俺たちは互いの背中に腕を回し、強く抱き締め合う。
慣れた体位ではあるのだが、学校の屋上の時とは違って二人の身体の間に余計なものはなく、体温が直に感じられた。
それがまた情欲を誘い、激しく舌を絡め合いながら腰を揺する。
「んっ……ふっ…………んうっ…………!」
俺は腰の位置を調整して遠慮することなく川崎の奥を突くが、川崎はそれを受け入れつつさらに強く抱き付いてきた。
ぎゅうぎゅうと肉棒を締め付ける蜜壺は早く精液を寄越せと主張しているかのようだ。
そこから与えられる快感に身を委ねつつ幾度も奥を突き、出し入れを繰り返す。
「はあっ、さ、沙希っ…………」
何とか堪えていたがさすがに限界が近く、俺は唇を離す。
その際に引かれた唾液の糸が妖しく煌めき、それがさらに興奮を高まらせていく。
「も、もう、出る…………このまま出すぞっ…………!」
「ん……イって…………あたしも、もうイきそう…………八幡の精液、中出しされながらイきたいっ…………!」
「ああ。平塚先生に撮ってもらってるから、一緒にイこうぜ…………!」
「んっ……!」
川崎は何かを言いかけて慌てて俺と再び唇を重ねてくる。まるで何か余計な事を言いそうになってそれを防ぐかのようにだ。
もっとも、俺だって理性無くしたら何を口走るかわかったもんじゃないけどな。
俺たちは上下で繋がり、強く抱き合いながら激しく身体を揺する。
あ……出る…………出る…………!
びくんっと俺の身体が大きく震え、川崎の中に精液を吐き出した。
「んっ……! んっ……!」
嘘だろ。平塚先生や海老名さんと続けて出してるのに、まだこんなに出る。
気持ちいい…………気持ちいい…………!
精液が飛び出るたびに脳を焼くような快感が襲ってくる。
俺は腰を揺すり、長い時間をかけてたっぷりと川崎の中に精液を注ぎ込んだ。
達し終わって唇が離れたあとも俺たちは余韻に浸り、川崎はくったりと脱力して俺に体重を預けてくる。
それを抱き止めて背中を撫でてやりながら俺は平塚先生に声をかけた。
「平塚先生、俺らの、撮ってくれましたか?」
「ああ、すごいのが撮れたぞ。エロく見せようとするAVなんかよりずっとエロいのがな」
「それはあとで見返すのが楽しみで…………んっ」
会話の途中で川崎にキスされて中断される。
表情を窺うと目がとろんとしていて少し虚ろだ。
あ、激しく達したせいで意識が怪しいやつだこれ。まあサキュバスの弱点である子宮口をこれでもかというくらい突きまくったからな。
背中だけでなく抱き締めて頭も一緒に撫でてやると、満足そうにしながら俺にもたれ掛かってくる。
平塚先生も察したようで、そっとデジカメでの撮影を終わらせてその場から離れた。
しばらく頬を擦り付けたり軽くキスをしてきたりしたあと、ようやく正気を取り戻したようで俺と顔を見合わせる。
何かを言いかけて口をつぐみ、ちらっと平塚先生の方を窺う。
ああ、そうか。
「大丈夫だ、ずっとキスしてたし何も変なことは言ってねえよ」
「あ、うん」
少しほっとした様子で改めて俺に抱き付いてくる。
どうやら本当に意識が虚ろだったようだ。
「でもほんと凄いね、まだあたしの中で大きいまんま。もしかしてまだ満足してないの?」
「いや、満足はしてる。でも川崎と裸で抱き合ってたらそりゃ…………」
色々押し付けられてるしな。おっぱいとかおっぱいとかおっぱいとか。
こんなに柔らかくて大きいものがむにゅむにゅと押し潰される感触に反応しないわけがない。
その柔らかさの中にしっかりとした芯があるのは空手で鍛えた筋肉だろうか? それで支えているので形も立派なものになっているのかもしれない。
そう思うとますます川崎の胸の価値が上がったように感じてしまう。せっかくだからまた後で顔を埋めさせてもらおう。
「ふふ。じゃ、抜くよ。お掃除してあげる。欲情しないでね」
「…………善処する」
しないわけないが、我慢できないほどではないだろう。
本気を出されなければ、だが。
川崎は腰を上げて肉棒を抜き、再び俺の前に跪く。
デジカメは平塚先生に持っていかれたが、幸い俺のスマホが傍のテーブルに置いてあったのでそれを取り、カメラアプリを起動する。
撮ろうとしているのが動画でなく写真なことに気付いたか、川崎は所々で動きを止めて目線を向けてきた。
もちろん遠慮なくシャッターを切りまくり、結局それに興奮して限界まで肉棒を大きくしてしまったのだが。
「ん、もう……こんなに固くして…………」
「わ、悪い」
川崎が感心と呆れを混ぜたような表情をする。でもつい謝ってしまったけど半分くらい川崎の責任じゃね?
いつもよりじっくりたっぷり丁寧にお掃除されたら誰だってこうなるだろ?
「こんなの見せられたら、あたしの方が我慢できなくなっちゃうじゃないのさ」
そう言って川崎は大きく口を開き、肉棒を一気に喉奥まで咥えこんだ。
唇の輪が肉棒を締め付けながら上下し、舌が様々な形で這わせられる。
動きがゆっくりしたものから段々速くなっていき、それはさっさと精液を口の中にぶちまけて飲ませろという行動だ。
そして、出さないのなら強制的に射精させるぞと言わんばかりにこちらに視線を向けてきた。
しかし強制射精の能力を使われるまでもなく俺はあっという間に限界近くまで追いやられ、慌ててスマホのカメラアプリを動画撮影モードに切り替える。
撮影を開始すると同時に川崎はさらに動きを激しくして容赦なく責め立ててき、一気に絶頂まで持っていかれてしまう。
「うっ! ううっ! ううっ!」
肉棒が激しく震え、川崎の口内に白濁液をぶちまけた。
おもいっきり身体を反らしながら声をあげたい欲求を堪え、その様子をスマホに録画しつつ小刻みに腰を振って精液を放つ。
さすがにさっきまでの射精よりかは少なかったが、それでもそれなりの量が川崎の口内に溜められていく。
俺が出し終えると川崎は一旦肉棒から離れてスマホに向けて大きく口を開ける。
溜められた精液を見せ付けたあと口を閉じて喉を鳴らし、再び口を開けて飲み込んだことをアピールした。
その悪戯っぽい表情に堪らなくなり、俺はスマホを傍らに置いて川崎の身体を引き寄せて抱き締める。
「んっ……ふふ、どうしたのさ急に」
「なんか、嬉しくて……こうしたくなっちまった」
このままベッドで抱き合ったまま一眠りといきたいところだが、残念ながらベッドは今空いていない。というか別に眠くもないしな。
ちなみにベッドの方を見ると、海老名さんが平塚先生に抱き付きながら胸に顔を埋めていた。あれはあれで羨ましい。
近付くこちらに気付いた二人は身体を起こす。
「ごめんねサキサキ。順番譲ってもらった上に撮影係もサボっちゃって」
「いいよ別に。八幡のチンポそんなに気持ちよかった?」
「うん、最高だったぁ。先生、ちゃんと撮ってくれましたか?」
「ああ。なんなら今から鑑賞会といくか?」
いや待ってくれ。それは色々とまずい。
それに時計を見るともういい時間だ。
「あの、それよりそろそろ夕飯にしませんか?」
「む、そうだな。体力使ったし腹も減っただろう。ルームサービスで好きなのを選ぶといい」
とりあえず危機は去ったようで、俺たちはメニューを見ながら注文したいものを選び始めた。
ふぅ......
乙です
絶倫が過ぎる
タッチパネルのルームサービスを注文したあと順番にシャワーを浴びて汗を流し、俺はとりあえずトランクスとシャツを着る。メシ時に裸ってのもどうかと思うしな。
用意されていたバスローブは三着分だったのでそれは女性陣に譲ったのだ。
「じゃ、届く時間まであと十五分くらいかな? それまでお喋りでもして待ってようか。八幡は膝枕とおっぱい顔埋めどっちがいい?」
「どうせお喋りには参加しないだろうという意見には賛成だが、選択肢はその二択しかないのか?」
「別のがいい?」
「…………膝枕で」
「はいはい、おいで」
川崎がソファーに座って太ももをポンポンと叩く。
俺は横になってそこに頭を乗せた。
「はぁー、また見せ付けてくれちゃって」
「くっ、川崎は嫁に来ないし比企谷は婿に来ないし。どうすれば二人に亀裂を入れられるんだ」
平塚先生、物騒なことを言うのは止めてください。
しかも本人を目の前にして。
「馬鹿なこと言ってないで。それぞれ自分に合うパートナーでも探しなよ」
「とは言ってもなあ」
「この関係が楽でいいし、八幡くんだけじゃなくてサキサキも一緒にいるってのが大きいから」
「あたし?」
「そうそう。エッチしてる時に積極的に手伝ってくれたりとか」
「あと耳掃除とか髪の世話とかも心地いいものだしな。むしろ比企谷がいない時でも甘やかしてほしいくらいだ」
うん、やっぱこれ俺じゃなくて川崎ハーレムだわ。
まあサキュバスとしては異性同性関係なく性的に惹き付けられるのはわかるが、世話焼きとかの点は間違いなく川崎本人の資質だろう。
基本的に超優良物件だし。
「それで思い出したけど今日はまだしてなかったね。八幡、耳掃除する?」
「いや、昨日昼休みにしてもらったから大丈夫だ」
「なに? 神聖な学舎でけしからんな。罰としてそこを代われ」
普段からもっといかがわしいことを色々しているのに今更である。
というかこのポジションを譲る気はない。注文が届くまでのわずかな至福の時間なのに。
抵抗の意を示すために俺は顔を川崎の腹の方に向け、腰に腕を巻いてしがみつく。
平塚先生の舌打ちが聞こえた気がしたが、すぐに川崎に頭を撫でられ始めて気にならなくなる。眠くはならないがぼーっとしてくるなこれ。
しかし幸せな時間というのはあっという間に過ぎていくもので、注文したものがすぐに届いた。
俺は身体を起こし、みんなで食卓を囲む。
「川崎は少食だな。それで足りるのか?」
「サキサキってもっと食べるイメージだけど、もしかしてダイエット中とか?」
確かに他と比べて川崎の分は量が少ない。
が、それは少食というわけではなく別口でエネルギーを補給しているからだ。
もちろん主に捕食されているのは俺であるが。
「あたしはいつもこんなもんだよ。コスパいい身体なんだろうね。ダイエットなんかしたことないし」
「はい今の発言全世界の女子を敵に回したー!」
「私もスタイル悪くない方だと思うが、どれだけ維持に努力していると思ってるんだ!」
いやあの、平塚先生はもう少しラーメンと酒を控えるところからじゃないですかね?
そんな心のツッコミを読まれたか、平塚先生はぎろりと俺を睨む。何も言ってないのに。
「煙草をやめたら食欲が増えてしまってな、ジムに行く回数も増えた。しかし煙草と酒とラーメンのどれかをやめるなら健康的に考えて煙草からだろう。世間も喫煙者に厳しくなっている風潮があるしな」
「ぶっちゃけキスするときとかに煙草の臭いがするのもどうかと思いますし。気にしない人は気にしないんでしょうが、まだ学生の身である俺としてはちょっと」
「私は平塚先生が吸ってる姿とかは似合ってるし格好いいとは思うんですけどね」
それはわかる。妙に様になっているのだ。
一枚絵として美しいというか。
「まあ最近は吸わなくなったことによるストレスも感じなくなった、というかこういう関係になってからいい感じに色々ストレス解消できているからな」
「ホルモンとか関係してるんですかね? 艶が出てるとか色気増えたとか話題になってますし」
そういやそんな話題出てたな。
たぶんそれにはサキュバスによる手解きも一役買っていることだろう。
そんな雑談をしつつ俺たちは食事を終えた。
歯を磨いたりテレビを見たりと各々がのんびりと適当に過ごす。
が、ドラマを見終えた海老名さんが番組表をチェックしてとんでもないことを言い出した。
「そういえばこれ、AVも見れるんだよね。みんなで見る?」
「海老名、それ年齢制限あるやつじゃない?」
いや、ラブホ使ってる時点でそれはどうかと。
だいたいこのご時世そんな法律をきっちり守ってるやつなんて極稀だろうに。
「んー……あ、じゃあさっき撮ったやつ、あれ見よ」
「そうだな。私も見てみたいぞ」
確かに自分たちで撮ったやつなら年齢制限は関係ないだろうが……みんなで見るのか?
海老名さんは機械関係に多少詳しいらしく、手早くテレビとデジカメを接続して色々設定し始める。
やがて準備ができたらしく、ソファーをどかしてテレビに向かって半車座になってカーペットの上に座った。
「では、これから公開ショーを始めます。ぱちぱちー」
え、拍手する流れ?
平塚先生はノリノリで、川崎は苦笑しながら、俺は流されるままに拍手する。
「まず、今日撮った写真がスライドショーで流れていき、そのあと動画が自動で順番に映る設定になってます。最初は平塚先生のから」
「私からか」
海老名さんがスタートさせると、平塚先生のあられもない写真が次々と映し出されていく。
肉棒を胸に挟んでいるところから始まり、様々な痴態を経て最後に騎乗位で達するところまで。
女性陣は賑やかに声をあげたり平塚先生を揶揄ったりしていたが、動画に切り替わったあたりで雰囲気が変わる。
特に平塚先生は太ももをもぞもぞさせながら画面を食い入るように見ており、それを確認した海老名さんが何やら川崎に耳打ちした。
「先生、下半身が切ないんでしょ? あたしたちが手伝ってあげるから自分で慰めなよ」
「え?」
川崎がそう言って平塚先生の隣につき、海老名さんが反対側に陣取る。
それぞれ左右の手を取って自ら慰めさせるように下半身に持っていかせ、さらに俺にも指示を出してきた。
「ほら八幡、後ろから手を回しておっぱい揉んであげなよ」
「あ、ああ」
俺はそれに従うべく平塚先生の後ろに回り、その豊満な胸を揉みしだく。
平塚先生はびくんと身体を震わせ、川崎と海老名さんに太ももやら腹やらを撫で回されてついに自分で下半身を慰め始める。
「ふ……んっ…………んんっ…………」
「ほら先生、画面見なよ。先生のおまんこに八幡のチンポが出し入れされてるよ」
「う、ああっ…………!」
平塚先生の下腹部からくちゅくちゅと水音が響く。
映像を見てからさらに指の動きが激しくなり、声が大きくなる。
俺は少し強めに乳首をつねってやり、快感を与えてやった。
画面の中の俺がびくんと腰を震わせて射精すると同時に、画面の中と外の平塚先生二人が同時に絶頂を迎えた。
「はっ…………はっ…………」
荒い息を吐きながら小さく身体を痙攣させて俺にもたれ掛かってくる。
それを見届けた海老名さんはデジカメの再生を止めた。
川崎は性的エネルギーを得ているのか、平塚先生の下腹を撫で回す。
「はあ…………少し恥ずかしかったが、気持ちいいものだったな」
「じゃ、次は私の番で」
今度は海老名さんのデジカメが接続され、同様に画像や動画が流れ始める。
さっきと同じようなポジションになり、俺は海老名さんの胸を揉む。
「んっ……ああっ…………!」
羞恥や躊躇なく海老名さんは自慰行為を始め、艶やかな声を漏らし出す。
その行動に遠慮は見られず、映像が途切れるまでの間に軽めのを入れれば三回くらい達したようだった。
そして川崎の番が回ってくる。
少し呆れや照れが混ざっている表情だったが、やめることはせずに流れる画像を見て昂ってきているようだ。
動画になった頃に自分の股間に手が伸びていき、それに合わせて俺は背後から腕を回して川崎の胸を揉み始める。
しかしこの状況は天国のようで地獄だった。
美女美少女の胸を代わる代わる揉めるのは嬉しいが、それに加えて女性の自慰行為と先ほどまでの性行為の記録を見せられているのだ。
なのに俺はそそりたった肉棒に触れることも許されない。いや、このまま川崎の背中に擦り付けて精を放ったって怒られはしないと思うけども。
ただなんとなく性奴隷のプライドとして射精への欲求を堪えているだけだ。
そうこうしているうちに川崎が絶頂に達し、デジカメの再生が終わる。
「ん…………こういうのも悪くない、ね」
「一人でするよりずっと気持ちいいよねー」
「虚無感がなく、むしろ充足感があるな」
みんなそれぞれの感想を口にする。
が、川崎はすぐに俺の様子に気付いたようだ。
正確には俺の肉棒の状態に、だが。
「ああ、八幡のチンポすごいことになってるね。早く出させてあげないと可哀想かな?」
「ほらほら、おチンポ入れる穴いっぱいあるよー。好きなの使って」
「なんなら挟むところもあるぞ。遠慮するな」
みんな思い思いのポーズで俺を誘う。
が、俺は名残惜しくも首を振ってそれを断った。
海老名さんと平塚先生は訝しんだが、川崎はすぐに察したようで悪戯っぽい表情になる。
ていうか川崎って俺に関して察し良すぎじゃね? 性奴隷契約したから心の中まで読めるようになったとかないよね?
そんな思いをよそに川崎は立ち上がって俺の手を取り、ソファーに座らせる。
「海老名、先生。八幡はあたしたちのが羨ましくて自分もオナニーでイきたいんだってさ。手伝ってあげよ」
「あ、そういうことか」
「セックスとオナニーは別物だしな。わかるぞ」
二人とも納得した顔でこちらにやってくる。
正直あまり直接的に言われるのは恥ずかしいのだが。
俺の隣に座った川崎がそっと肉棒を握り、耳元で囁く。
「あたしの手、使っていいよ。これでチンポいっぱいしごいて」
俺の足の間に跪いた海老名さんが顔を寄せてくる。
「玉をしゃぶってあげるから、うんと気持ちよくなってね」
俺の後ろ、ソファ越しに平塚先生が俺の顔を掴んで仰向けにさせ、柔らかな胸を押し付ける。
「ほら、これが好きだろう?」
もう、我慢などできるはずがない。
俺は川崎の手の上から自分の肉棒を握り、上下に動かし始めた。
ぬるんと海老名さんの舌が陰嚢に這い、声を抑えるために平塚先生の乳首に吸い付く。
「ふふ、あたしの口で受け止めてあげるから、いっぱい出しなよ」
俺だって思春期の男子であり、自室で自家発電に励んだ回数など数えきれないくらいある。
しかし今は状況が雲泥の差だ。
美人教師の巨乳に吸い付きながら美少女クラスメートに陰嚢を舐められ、更に別の美少女の手を使っての自慰。その上、精液を出す先はティッシュなどではなく、口の中で受け止めるべく亀頭に唇を付けてくれる。
そんなシチュエーションに耐えられるはずもなく、早くも射精感が近付いてきた。
俺の手の動きが速くなったのを確認して海老名さんは陰嚢を頬張って激しく啜り、平塚先生は俺の上半身を撫で回す。
川崎は空いた手同士を俺と繋ぎ、射精を応援するかのように指を絡めて握ってくる。
あ。
あ。
もう。
限界……。
「んんっ!」
俺は全身を震わせて絶頂に達し、肉棒から精液を放って川崎の口内に注ぎ込む。
気持ち良い。
気持ち良い。
川崎とするようになってからも何度か自分ですることはあったが、そのどれよりも気持ち良い。
快感に身を焼かれながら思う存分に俺は肉棒をしごき、射精し続けた。
「はあ……はあ……」
平塚先生の胸が顔から、海老名さんの口が陰嚢から、川崎の手と唇が肉棒から離れ、解放された俺は四肢を投げ出してぐったりとソファーにもたれ掛かる。
三人に対してお礼か何か言うべきなのだろうが、息が上がってなかなかうまく喋れそうにない。
そうこうしているうちに海老名さんは俺の隣に座り、精液を全部飲み干した川崎と一緒に俺の頭を撫でてくる。それに続くように後ろの平塚先生も。
「八幡の精液美味しかったよ、ありがとう」
「気持ちよかった? お疲れさま」
「射精頑張ったな、えらいぞ」
いや、止めてくれ。
そんなふうに甘やかせたら駄目人間への堕落が加速してしまうぞ。
しかも俺自身はそれに抵抗できないし。
「さて、キリのいい時間だしそろそろ寝る準備するか?」
「そうだね、いつの間にかこんな時間」
「さすがに疲れたね。あ、でももう一回お風呂入りたいかな。汗かいちゃったし」
なんだかんだでもうすぐ日付が変わる時間になっていた。
言われた途端、身体の疲れを自覚する。確かにお湯に浸かりたい気分だ。
「じゃ、またみんなで入ろうか。何かするかはその時の気分次第でってことで」
川崎の言葉にみんな頷く。
これ、結局更に疲れるやつじゃねえかなあ?
もちろん大歓迎ではあるんだが。そういうふうに思える自分の精力に改めて感心しつつ、俺たちは浴室へと向かった。
乙です
八幡の酷使しすぎてもげないか心配になるなw
更新おつです!平塚先生がかわよい
そして海老名さんはエロい
シャワーを順番に浴びて汗を流し、浴槽に浸かる。
もちろん俺が最後なのだが、入った瞬間に平塚先生に腕を引っ張られて後ろから抱き付かれる体勢になった。
「ちょ、何するんですか先生。あと胸が背中に当たってます」
「嫌いじゃないだろう? どうしてもというなら無理やり振りほどくんだな」
平塚先生がにやにやしながら言う。
というかこんな時って男女の位置逆じゃねえかなあ?
とりあえず平塚先生の腕をどかして立ち上がろうとする。
「いやおいちょっと待て。こういう時は『まあ嫌じゃないですけど…………』とか言いながら身を任せるもんだろう?」
「俺と平塚先生だけならそうしますけど今は川崎がいますんで…………」
俺がそう言った途端川崎と海老名さんが吹き出す。
とりあえず御主人様の機嫌を損ねていることはないようでひと安心だ。
いや、そこまで心が狭くないのはわかってるけどね。むしろおおらか過ぎるくらいだが、念のため。
「くくっ…………八幡、いいよそのままで。元々今日は平塚先生のための日だし、スポンサー様のご機嫌も取っときなよ」
まあそういうことなら。
俺は抵抗を止めて平塚先生の腕の中で大人しくする。
「なあ川崎。比企谷の君に対する愛情、少し重すぎやしないかね?」
「ん、あたしの方からのも重いからバランス取れてるよ」
「ホントか? 心だけでなく身体も大変だろうに。三人がかりで相手してこれだぞ」
言うなり平塚先生は俺の股間に手を伸ばして肉棒を掴んだ。
まあ立ってるのバレてるよな。
でもこれはわざとじゃないし、さすがに精力もそこまで残っていない。
通常なら巨乳美人教師に裸で抱き付かれて背中に胸を押し付けられながら肉棒を握られるなんて、あっという間に興奮状態全開になるんだろうけど。
「今日のはまた違うでしょ。三人だからこそ燃えたってのもあるだろうし、ハメ撮りなんてプレイをしたらね」
「そだねー。私もすごい興奮しちゃったし」
「海老名は何でも興奮するじゃないのさ…………」
「でもちょっと心残りあるなあ。エッチな漫画みたいにもっと卑猥なセリフ言って盛り上がるつもりだったのに、全然そんな余裕なかったし」
「私は自分のペースで動いてたから多少の余裕はあったが、本気の比企谷の動きは理性吹っ飛ぶからな。仕方ない」
いや、あの、その原因の大半は俺でなく川崎なんですが。
まあ言うわけにはいかないけども。
「まあむしろそれで生々しさ出てただろう、あの映像には。編集して売ったら一財産になるぞ」
「止めましょうよそんな心臓に悪いこと言うのは。別に金に困ってるわけでもないっすよね?」
「冗談だ冗談。でも比企谷も市販のAVなんかより興奮しただろう?」
「市販のAVなんか知らないですけど…………まあ悪くなかったです」
「こんだけおっ立たせておいて反応悪いな」
平塚先生が俺の肉棒を軽くしごく。
おい、まさかここでおっ始めちゃう算段ですか?
しかしすぐに手を離し、再び俺の胴に腕を回してくる。
「はあ…………どこかに比企谷のコピーが落ちてないかな…………」
「いきなりなに突拍子もないこと呟いてんですか……俺みたいな男なんていくらでもいますって」
「「「それはない」」」
三人の声がハモる。え、なに、満場一致?
みんな一瞬顔を見合わせ、ふふっと笑い出した。こんな時俺はどういう顔をすればいいのかわからないの…………。
そんな綾波思考を遮るように川崎が立ち上がる。
「そろそろ出よっか。よかったらまた二人には耳掃除してあげるよ」
海老名さんと平塚先生は喜びの表情になるが、沼にはまっていることに気付いていない。
一見川崎が奉仕しているように見えるが、実はされている方がそれに依存しかけているのだ。
もう二人は御主人様から与えられる気持ち良さに抗えないぜ、くくく。
俺? もちろん俺は身も心も堕ちてどっぷり取り込まれているぞ。
そんなわけで湯上がりの美女の屍が二つ、ベッドの上に転がっていた。
犯人は川崎沙希。死因は溢れ出る幸福感。凶器は耳掻き棒。
「ふにゃ……幸せ…………」
「汚いかもしれんが、今度から自分でやらずに溜めてから川崎にお願いするか…………」
「いや、タダでやったりはしないからね」
え、マジ?
俺も何か対価を用意すべきだろうか?
「んー、お金?」
「いらないよ。八幡を身体で満足させてあげるのが条件かな」
「そんなのでいいなら今後も頑張る」
いや、普通に考えてそっちの方が価値あるし、むしろこっちが金を払うレベルなのだが。
まあ川崎は耳掻きする時にも感度を上げて気持ちよくさせているようだし、サキュバスだけのオリジナルテクニックだと言えばそうなのだろうけども。
「で、八幡。あんたはどうする?」
「ああ、さっきも言ったけど俺はこの前してもらったばっかりだから」
「そう? じゃ、そろそろ歯を磨いて寝よっか」
交代で洗面所で歯を磨き、改めてベッドに集まる。
どういうポジショニングにするのかと思っていると、平塚先生が俺に手招きしてきた。
「比企谷、こっちに来い。今日は私と一緒に寝てもらうぞ」
「ん、行っといで」
川崎の許可も下りたので俺は平塚先生の方ににじり寄る。
横になった平塚先生は自分の胸辺りに枕を置き、そこに俺の頭を乗せるように指示してきたので素直に応じておく。
「ふふ、これはいい抱き枕だ。私はこのまま寝るから比企谷は私の胸を堪能しておくがいい」
平塚先生は俺の頭を抱き抱えるようにし、俺の顔は柔らかな胸に埋まる。
堪能はするけど寝れるかなこれ…………。
さすがにあれだけ出したからそこまで発情はしないけれども。
しかし予想に反し、俺はめちゃくちゃぐっすり眠れてしまった。むしろ少し寝過ぎで身体がだるいまである。
まあ健全な男子にとって最高級品レベルの寝具を使っているのだから当然と言えば当然か。
時計を確認すると、早朝というわけでもないが遅いとも言えない時間だった。
「ん…………」
俺を拘束していた平塚先生の腕の力が緩む。
その瞬間を狙い、俺は腕から抜け出して起き上がる。
隣では川崎と海老名さんが抱き合って寝ていた。実に百合百合しい。
というかもはや芸術並みに美しい絵面だ。せっかくなので一枚撮っとこう。
スマホでそれを撮影して満足した俺は、とりあえずシャワーを浴びることにした。寝汗はかいてないが、もう少し頭をすっきりさせたいしな。
浴室に入ってぬるめのシャワーを浴びていると、入口の方から人の気配がした。なんとなくだが川崎のような気がする。
「や、おはよ」
「おう、おはよう」
全裸のままの川崎が朝の挨拶をしながら入ってくる。
軽く返してしまったが、せっかくなのできちんと挨拶しておこう。
俺は川崎の足元にひざまづき、足の甲に唇を付ける。
「御主人様、おはようございます」
それを見て川崎は呆れともとれる苦笑の笑顔になった。
が、不満があるわけではないらしく、そのまま俺と同じようにシャワーを浴び始める。
「二人はまだ寝てるのか?」
「うん。でもまあそろそろ起きるんじゃない? だからその前に、ほら」
シャワーを止めて俺に向けて両腕を広げてくる。
それに包まれるように俺は川崎と抱き合い、唇を重ねた。
しばらく触れ合うだけだったが、少し激しくしようかと思ったところでまたもや浴室の入口が開く。
「朝っぱらからお盛んなことだな」
「おはよー二人とも」
平塚先生と海老名さんが入ってきたのだ。
ちなみに俺は今の川崎とのキスですでに下半身が臨戦態勢になってしまっている。
それに気付いた三人はにぃっと悪巧みしそうな笑顔を浮かべた。
更新やったぜ。
「さて、とりあえず身体洗おっかな」
あの、海老名さん。普通そのセリフのあとはシャワー浴びるとかじゃないですかね?
なんで奥にあったマットをいそいそと準備しだすんですか?
「ほう、ローションみたいな石鹸もあるのか」
「いっぱい常備されてるってことはたっぷり使うことを想定してるよね」
平塚先生と川崎も乗り気のようだ。
俺はこのあと繰り広げられる光景の予想図にますます股間をいきり立たせてしまう。
「ほら、八幡。おいで」
敷かれたマットに座った川崎が俺を誘う。
近付くとそのまま仰向けにさせられ、たっぷりとローションを身体に塗りたくられた。
三人は自分の身体にもローションをかけ、俺の上にのし掛かってくる。
「う、ああっ…………」
柔らかいものが押し付けられ、俺は思わず声を出す。
腕にも。足にも。腹にも。胸にも。
柔らかでぬるぬるが這い回り、それに肉棒が反応して更に固さを増していく。
手のひらに触れたものは誰のどこかもわからないままに揉みしだき、俺の方からも擦り付けるように身体を揺する。
三人は場所を入れ換えて代わる代わる色んなところを刺激してくるが、特に川崎は尻尾で肉棒で悪戯してきた。
感度を上げさせながらも射精禁止の呪いをかけ、俺に地獄のような天国を味わわせてくる。
一旦うつ伏せにされて背面ももみくちゃにされ、陰嚢までぬるぬるの手で揉まれて勃起が痛いくらいだ。
「はあっ…………はあっ…………」
「ふふ、じゃあ洗い流すよ」
俺が息を荒くしていると川崎がシャワーを準備し、身体の上から皆がどく。
仰向けになったところで肉棒を撫でられながらお湯をかけられ、俺の脳に更なる快感の電流が叩き付けられる。
もう。
限界だ。
「あっ……」
「どうした?」
しまった、みたいな声を出す川崎に平塚先生が訝しむ。
それに構わず俺はゆっくりと身体を起こす。
「あー、ごめん。八幡、ぷっつんしたかも」
「ぷっつんって…………はっ!?」
「あっ」
思い当たることがあるのか、海老名さんと平塚先生が顔を見合わせる。
気にせず俺は川崎の腕を掴み、マットの上に押し倒す。
そのまま足の間に身体を入れ、逃げられないようにのし掛かった。
「は、八幡、ちょっと落ち着いて。あんたの好きなおっぱいでチンポ挟んであげるから一旦離れ…………んむっ」
川崎の唇を自分ので塞ぎ、腰の位置を調整して肉棒の先端を秘口に押し当てる。
先程の身体の擦り付け合いで興奮したのか、川崎のそこもすでに愛液で溢れかえっていた。
遠慮なく腰を進めて肉棒を差し込むと、あっさりと奥まで受け入れてくれる。
が、最奥部に亀頭が押し付けられた瞬間、凄まじいキツさで肉棒が締め付けられ、子宮口が吸い付く。
そして弱点を突かれた川崎は全身を震わせ、くぐもった悲鳴を漏らしながら絶頂に達した。
「……!!?」
それは如何なる偶然か。
あるいは悪魔の悪戯か。
川崎も想定していなかったであろう出来事が起こった。
サキュバスの能力による射精禁止の呪いが解けたと同時に、一部の能力がごく一時的に俺に移されたのだ。
あとから考えてみれば、これは最高の相性を持つ二人がきちんと主従契約を結んでおり、その上で様々な要因が重なったからこそ出来たことなのだろう。たぶん再現しろと言われても無理だ。
だけどこの時の俺は何の疑問も持たず、与えられた能力をフル活用した。
なぜか能力の使い方はわかる。肉棒で蜜壺を擦りながら川崎の感度を上げていく。
「っ! っ!」
びくんびくんと俺の身体の下で川崎が幾度も痙攣し、子宮口を突かれるたびに絶頂を繰り返す。
元は自分の能力とはいえ俺という媒介を経ているためか無効化などはできないようで、ただただ俺に翻弄されている。
口内に差し込んだ舌に無我夢中でむしゃぶりついてくるのを楽しんでいたが、俺の方にも限界が来た。
「ん……うっ……!!」
俺は宣言なく川崎の子宮口にぐりぐりと亀頭を押し付けながら精液を放つ。
はあ……すげ、気持ちいい…………。
川崎は大きく腰を跳ねさせながらそれを受け止め、どこかに飛ばされないようにするが如く俺の首に腕を回して必死にしがみつく。
快感を堪えながら長い射精を繰り返し、終わったあとも萎えない肉棒でじっくりと達した蜜壺の感触を味わった。
ようやく余韻が覚めて身体を起こすと、回されていた腕がずるりと落ちて川崎は四肢を投げ出すようにぐったりとする。だらしなく舌まで出して、失神に近い状態のようだ。
正直俺の肉棒と劣情は全然治まっていないのだが、大丈夫。まだここにはあと二人いる。
「ひっ…………!」
川崎から肉棒を抜いて振り向くと、平塚先生が奇妙な悲鳴を上げる。望むものをこれから与えようというのに何を怯えているのだろうか?
俺は平塚先生の足を掴んで引き寄せて正常位に持ち込み、抵抗されないよう脱力の能力を使いながら肉棒を突っ込む。
「はうっ! あああっ!」
同じように感度を上げさせつつ肉棒を出し入れし、膣内をたっぷりと蹂躙する。
川崎の時と違って唇を塞いだり覆い被さったりしないのは、快感に喘ぐ声と突くたびに揺れる胸を楽しむためだ。
時々その胸の間に顔を押し付けて柔らかさを感じつつ、平塚先生の中を突きまくる。
が、いつの間にか平塚先生は達しすぎて声もかすれてしまい、やはり失神直前のような状態になってしまっていた。
俺もそろそろ限界が近かったので、揺れる胸を揉みしだきながら遠慮なく中に射精する。
あー……中出し、気持ちいい…………。
今回分を全て出し切り、俺は大きく息を吐いた。
そして平塚先生の中から肉棒を抜き、残った一人の方に向かう。
「あ、あの、八幡くん。ほら、おチンポ汚れてるから、私のお口でお掃除します。だから」
海老名さんが何か言っているが俺はそれに反応しない。
咄嗟に逃げようとしたのか俺に背中を向けたが、構わずそこを捕まえて引き寄せ、後背位で肉棒を突っ込んだ。
なんだ、こんなにぐしょぐしょに濡らして期待してたなら逃げることもなかろうに。それともこの体位を望んでいたのか? ならお望み通りこの体勢で思う存分犯してやるよ。
やはり同じように海老名さんの感度を上げていきながら肉棒を激しく出し入れし、尻に腰をぶつける音を響かせる。
あっさりと絶頂に達した海老名さんは矯声を上げながら背中越しに許しを請うが、今の俺にそれが響くことはなく、ただただ腰を振って犯し続けるのみだ。
その声も段々か細くなってきた頃、俺は陰嚢に残っていた精液を全部出し切る勢いで射精した。
出てる出てる…………最高っ…………!
が、結局それでも満足しきれなかった俺はそれからもう一周し、三人を順番に徹底的に犯す。
そして我に返った時、今度は美女の屍が三つ、マットの上に転がっていた。
犯人は比企谷八幡。死因は気が狂うほどの快感。凶器はサキュバスの能力を使う肉棒。
いや、この場合俺は疑似インキュバスになったとでも表現した方がいいのか? よく知らないけどサキュバスの男版がインキュバスでいいんだよな。
あれ、でもこの種族に男はいないって以前聞いたような…………。
まあ今はそんなことどうでもいい。とりあえず完全に気を失っているこの三人をどうしようか。
一番耐性のある川崎ですらこの有り様だ。
「…………一人ずつ身体拭いてベッドに連れていくしかないか」
こんな時に身体を綺麗にしたり余計なものを弾いたりする能力が使えれば便利なのだが、もう時間切れのようでどの能力も使えなかった。
だが。
もし、あれが偶然なのではなく。
川崎と肌を重ねることによって俺も人間離れしていくのだとしたら。
「……………………」
俺はぶるっと身体を震わす。
そうなったら。
より川崎に近付けて。
川崎と共依存みたいな関係になったり。
「……………………」
いやいや、こんなの妄想だ妄想。あり得ない未来や願望を想像してにやにやするんじゃない。
鏡見ろ、今すごい気持ち悪い表情してるからな、俺。
幸い三人が目覚めることはなく、顔を見られずにすんだ。どうにかベッドに全員寝かすことができ、俺は一息つく。
というか疲れたな。寝るつもりはなかったが、俺ももう一眠りしてしまおうか。
「……………………」
どこで寝ようかとベッドに目をやると、そこそこ狭くて誰かと誰かの間に挟まる形になる。そう、いずれも全裸の美女の間に、だ。
むくむくと欲望と肉棒が起き上がる。が、さすがにこの状態で犯すのは気が引けてしまう。
「…………今日は平塚先生の日らしいですし、先生の手を借りますね」
俺は平塚先生の横で膝立ちになり、手を取って俺の肉棒を握らせた。
そのまま上下にしごかせながら胸を揉む。
「あー、気持ちいいですよ平塚先生。寝てるとこすいませんけど、おっぱいにぶっかけちゃっていいですよね? ありがとうございます」
様々な形でしごかせ、もう片方の手も取って陰嚢を揉ませる。
別に起きても構わない行動であったが結局目を覚ますことはなく、やがて俺に射精感が訪れてきた。
宣言通りこのまま亀頭を胸に押し当てて射精しようと思ったが、やはりその大きな胸に抗えるものではない。
予定を変更して俺は平塚先生の身体を跨ぎ、胸に肉棒を挟ませる。
射精したとき髪や顔に精液が飛び散らないように胸の上辺りに平塚先生の両手を持ってきて重ねさせ、壁代わりにさせた。
準備を万端に終えた俺は改めて肉棒を平塚先生の胸の間でしごき、もみくちゃにする。
以前に川崎と海老名さんの手を借りた時にも思ったが、寝ている相手の身体を使って気持ちよくなるのは背徳感がすごい。
さらに興奮が高まった俺はあっさりと平塚先生の胸と手に精液を吐き出した。
「あっ……あー…………いい…………」
さすがにこれまでと比べると少ないが、それでも充分多いと言っていいような射精量だ。
平塚先生の手と胸の間が精液まみれになる。
男子生徒の間では人気の平塚先生の身体でこんなことをしているとバレたら嫉妬の炎で焼かれてしまいそうだな。
そんな益体もないことを考えつつ備え付けのウェットティッシュで俺の体液を拭き取っていく。
「平塚先生、すごく気持ち良かったです。ありがとうございました」
感謝の気持ちを込めて眠ったままの平塚先生の頭を撫でると、少しくすぐったそうに、それでいて嬉しそうに僅かに微笑んだ。
俺はそのまま横になり、昨晩と同じように平塚先生に腕枕をしてもらう体勢で俺も眠りについた。
ふぅ
乙です
オツカレー(_´Д`)ノ~~
とはいってもうとうとするくらいの浅い眠りだったので、周りが起きる気配を感じて俺も目を覚ました。
平塚先生の腕から頭を上げ、軽く挨拶をする。
「どうも。改めておはようございます」
「おい、比企谷。今は意識はっきりしてるか? 暴走してないだろうな」
「何すか暴走って。初号機じゃあるまいし」
突っ込みを入れつつ俺は身体を起こす。
が、平塚先生は横になったまま下から俺を睨むだけだ。いったい何だ?
脇の様子を窺うと、海老名さんもぐったりしたまま視線を俺に向けている。
「八幡くんのおチンポのせいで下半身動かないよー…………」
「腰が抜けて身体起こすのすら億劫なんだぞまったく…………」
ああ、そういうことか。
でも俺がああなったのはそもそも女性三人が必要以上に俺を興奮させたからじゃないですかね?
つまり俺は悪くない。うん。
「というわけでお説教するから。八幡、こっちにおいで」
ソファーの方に座っていた川崎が俺を手招きする。
御主人様に言われたら仕方ない。俺が悪いと認めて甘んじて叱られよう。
「……………………なんで嬉しそうなのさ」
いそいそと川崎の前で正座をする俺に川崎は呆れたような声を出す。
まあそりゃ御主人様にお仕置きされるわけだし。
長期間のぼっちをこじらせた俺は、中身の正負に関係なく言葉をかけてもらえるだけでも嬉しいという厄介な性質を持っているのだ。
思えば出会った頃の雪ノ下のいる奉仕部にいまだ在籍できているのはこれが原因の一つかもしれない。今はだいぶ丸くなっているが。
「踏まないからね」
とりあえず踏んでもらおうと頭を下げたが、即座に川崎に否定される。残念。
ならば足を舐めようかと思ったが、引っ込められてそれも叶わない。
じゃあ俺はどうやって御主人様の奴隷であることを表明すればいいんだ!?
「何もしなくていいから…………それよりさ、あれ、何だったの?」
あれ、とはさっきの俺の使った能力についてだろう。
海老名さんや平塚先生に聞こえないよう声を潜めながら自分の見解を述べる。
「ふうん…………じゃ、もうあんなことはできないんだ」
「んっ…………ああ、たぶんな」
川崎が足を伸ばして俺の肉棒をつま先でつつき、思わず反応してしまう。
御主人様の裸体を前にしてそんなことされたら勃起してしまうのも致し方ない。
しかしそれを意に介さず川崎は備え付けのタブレットを取り、操作し始める。
「とりあえず朝ごはん頼もっか」
みんなの意見を聞いていくつかのセットを注文する。どうやら三十分くらいで届くようだ。
川崎はタブレットを戻してソファーから立ち上がり、俺の腕を取ってベッドの方へと向かう。
そのまま放り投げられるようにされ、俺はベッドに横たわった。
「八幡のチンポ大きくなったけど、先生、使う?」
「いやいやいやいや、無茶言うな。もうすでに足腰立たないのにこれ以上されたら帰りの運転もできなくなるぞ」
「私も無理だからね! ていうか昨日どころかさっきも散々やったのに、八幡くんのおチンポ何なの…………?」
何なのと言われても返しに困るが、淫魔の道具だったらこれくらいは必須だろう。
その淫魔は俺の身体に覆い被さってくる。
「残念。おまんこは今あたしのしか空いてないってさ」
「むしろ他に必要ねえよ」
耳元で囁き合い、そのまま唇を重ねて舌を絡める。
背中に腕を回して抱き締め、体温と柔らかさを感じながら力を込めた。
俺の肉棒はさらに固さを増したが川崎の方も準備ができているらしく、もそもそと腰を動かして位置を調整してくる。
亀頭が濡れた割れ目に触れ、熱さを伝えながら飲み込まれていく。
川崎は一旦身体を起こし、腰を上下させて肉棒を体内に出し入れさせ、敏感な箇所を擦らせながら快感を甘受した。
「この体力と性欲はすごいな。これが若さか」
「いや先生、この二人が特別なだけですよ。私もエロい方だと自覚してますけどついていけないですし」
平塚先生と海老名さんが傍らで呆れたように会話している。でも二人とも川崎や俺に負けないくらい性欲強い気がするんだが。
いや、川崎の場合性欲と食欲を混同している部分もあるから一概には言えないけど。
その川崎は周囲に構わず腰を振り、俺の肉棒を味わうのに夢中になっている。
さっき海老名さんが言ったように朝っぱらから結構な回数をしたのでまだ俺に余裕はあったが、川崎の尻尾が陰嚢に絡み付いてきた。
あ、これはあれだ。自分の一番気持ちいいタイミングで射精させるための段取り。俺のことを男どころか人間としてすら認識せず、ただ自らの快楽を得るための手段。
その道具扱いに俺は歓喜で打ち震え、無抵抗でされるがままになる。
そして訪れた絶頂の時に、俺は情けない声を上げながら御主人様の中で果てた。
満足そうな表情で俺に体重を預けてくる川崎を抱き締めながら余韻に浸っていると、ようやく回復したらしい平塚先生に呼び掛けられる。
「いつまでくっついてるつもりだ二人とも。朝食来てるぞ」
まだこのままでもいい、と思いつつもさすがに体力がヤバい。朝食の匂いを嗅いだ途端に空腹感を覚える。
川崎は腰を上げて肉棒を自分の中から抜き、口と舌で体液を舐め取り始めた。
じっくりお掃除されて綺麗になったあと俺も起き上がり、川崎と共にベッドを降りてソファーに向かう。
みんなで手を合わせて挨拶し、各々注文した物を食べ始める。
「あ、先に言っておくが私はもう今日は充分だからな」
「私も」
「ん、いいの? せっかく先生のための日なんだから遠慮しないでいいのに」
「無茶言うな。しかしあれだな、学校であまり比企谷が最後までしたがらない理由がわかった。暴走したら取り返しのつかないことになる」
「ですねー。失神したり声抑えられなくなったりしたら大変ですもん」
いや、暴走するのはするだけの原因があるからなのだが。そう思うのなら多感な男子高校生を昂らせ過ぎないでいただきたい。理由も見当外れだし。
でもせっかくなので提案しておこう。
「なら仕方ないですね。何か起こる前に俺たちの関係は今日までということで」
「「それはない」」
平塚先生と海老名さんの声が綺麗にハモる。残念ながらこの関係はまだ続くようだ。
しばらく雑談しつつの朝食を終え、食器を片付ける。
とはいっても返却用の小窓の棚に持っていくだけだが。
「さて、昼過ぎ頃にここを出ることにしようか。どこかで昼食を取ってから解散しよう。もちろん私持ちでな」
「え、いいんですか?」
「なに、ファミレスくらいなら大した金額でもあるまい」
「なら遠慮せずご馳走になります。お礼に今から八幡のチンポを…………」
「今日はもう勘弁だと言ったじゃないか!」
川崎が言い終わる前に平塚先生が突っ込みを入れる。
しかしそれだとあと二時間くらいか。
「じゃ、最後にもう一回順番にお風呂入っとこうか。海老名、じゃんけんしよ」
「え、何で?」
「負けた方が八幡と一緒に入るのさ。平塚先生は運転あるからね」
海老名さんは緊張した面持ちになる。あの、俺一人で入る選択肢はないんですかね?
果たして、じゃんけんで負けたのは海老名さんだった。
絶対川崎は面白がってやってるだろこれ。
「あ、あの…………」
平塚先生、川崎と順番にシャワーを浴び、俺と海老名さんが浴室に入った途端、海老名さんは少し怯えた声を出す。
別に襲ったりするつもりはないんだが。
「お、お口でご奉仕させていただきますから…………おまんこはもう許していただけないでしょうか……?」
少し本気のトーンで懇願してくる。え、マジで俺がまだ満足してないとか思われてんの?
確かにまた股間を大きくさせてるけど、女子と二人で風呂場にいる時点でそうなるのも仕方ないだろう。
しかしあっちからしてくれると言うのを断る理由はない。
「いいのか? 姫菜はこれを突っ込まれるの好きだろ?」
「あっ…………す、好きですけど、家に歩いて、帰れなくなっちゃいます…………」
海老名さんの手を取って肉棒に触れさせると、一瞬躊躇ってから断ってくる。
いつもの誘い受け演技でなく本心のようだ。
「わかった。なら口開けてくわえてくれ」
「はい…………」
海老名さんは俺の前にひざまづき、そびえ立つ肉棒を口に含む。
そこから何かする前に俺は海老名さんの頭を掴み、腰を前後させて口内に出し入れし始める。
「んんっ…………」
諦念でされるがままになっている、ということはまったくなく、海老名さんは積極的に肉棒に舌を這わせたり唇に力を込めて締め付けたりした。
そうさせながら幾度も唇の輪でしごいていると、やがて射精感が訪れてくる。
俺は一旦腰を引き、口内から肉棒を抜く。
「姫菜、まんこは勘弁してやるから選べ。どこに出してほしい?」
「あ、あの」
「顔にかけられたいか? 口の中に出してほしいか? 胸にかけてやろうか? 今ならおねだりすればまんこの中に注いでやってもいいぞ」
「っ…………! く、口に……私の、お口まんこに出して、飲ませてくださいっ…………!」
少しの間逡巡し、海老名さんは口内射精を懇願する。
望み通りに再び肉棒を口の中に突っ込み、唇で激しくしごかせた。
角度や速度を変えて徹底的に頬の内側や上顎も犯し、海老名さんの頭を玩具のように扱いながら快感を高めていく。
そして宣言もなしに俺は射精し、海老名さんの喉奥に精液を放つ。
「うっ……うっ…………出てる……全部、飲めっ…………」
噎せたりもせずそれらを受け止め、海老名さんは喉を鳴らして精液を飲み込んでいった。
全部出し終えたあとはそのまま尿道に残ったものまで吸い出され、しっかりとお掃除される。
「んっ……はあ…………お口犯されて、イっちゃったぁ…………」
肉棒から離れた海老名さんが恍惚の表情で呟く。
どうやらまたしばらく立てなくなったようなので、俺が代わりにシャワーを浴びさせてやり、汗を流す。
身体を拭いてやって抱き上げながら浴室を出ると、川崎と平塚先生が呆れと驚愕の入り交じった表情でこちらを見た。
「まさか、本当にヤったのか?」
「あ、いえ、口でだけです。ただ、それだけでも私イっちゃいまして……」
「海老名は口の中にも性感帯あるしね。でも正直八幡の精力には驚くけども」
いやまあそれに関しては自分でもそう思う。
どうなってんだろうな俺の身体って。
「じゃあもう少し休んだら出るか」
「はい」
そんなふうにして今回のお泊まり会は終わりを告げた。
この一晩で俺は何発出したのか数えるのも怖い。だけど満足そうにしている女性陣の顔を見る限り、俺は少し自信を持ち、自分を褒め称えていいような気分になったのだった。
腎虚になりそう(素朴な感想)
八幡枯れてしわしわになってそう
乙です
そんな爛れた連休も終わり、平日が始まる。
さすがに頑張りすぎたのか、火曜日夕方に京華に飲ませて以降はしばらく休息期間にすると言われた。俺自身は問題ないと思っているのだが。
まあ御主人様命令に逆らうものでもない。いつ搾精されてもいいように心構えだけはしておこう。
「でももし我慢できなさそうだったらすぐに言いなよ? 夢精なんかして無駄にされたら勿体ないし」
「ああ」
とは言っても基本的に命令された以上我慢はするものなのだが。
溜めれば溜めるほどサキュバスにとって美味しくなるわけだしな。
「この前海老名や先生に出したやつも美味しかったし、エネルギーとしての質も最高だし。サキュバスの能力をフルパワーで使い続けても十日くらい保ちそう」
「そういえば性的エネルギーってよくサキュバスの能力に使ってるけど、体力にも変換できるんだよな? 要は普通の食事と一緒で」
「うん。さすがにそれはサキュバスとしての資質だから、自分自身限定で他人には使えないけどね」
「じゃあエネルギーが枯れたら何か不都合あるのか?」
「肉体的にはそんなに不都合はないけど、やっぱり満たされない感じがあったよ。だから八幡からもらえるようになって本当によかった」
そう言って川崎は俺の頭を撫でた。
なんだか気恥ずかしくて川崎の表情が見れず、俺は質問を止めて膝枕されている状態から川崎の腹に顔を埋める。
特に抵抗などはされずそのまま頭を撫で続けてきたので、昼休みいっぱいまで太ももを堪能した。
そして次の日。
昼休みに昼食を終えたあと、俺は川崎に向かって土下座していた。
「そんな頭下げなくたっていいってば…………昨日あたしああ言ったんだし」
川崎は戸惑いと呆れが入り交じった声を出す。
そうは言っても内心で『御主人様の御命令とあらばいくらでも我慢できる』とか思っていながらこのざまなのだ。
情けないというか申し訳ないというか。
「いや、搾り取ってほしいってのはいいんだけど、今回随分期間短くない? あたしは構わないし責めるつもりもないけどさ」
「その、昨晩、ですね、御主人様のことをずっと考えてまして」
「っ…………」
「今日も、朝からずっと頭から離れなくて、過去の経験とか思い出したりしてたら、はい」
下半身に血流が集まりすぎて授業も疎かにしてしまったのだ。
性欲による思考と肉体の悪循環でまた近いうちに夢精してしまうかもしれない。
そうなる前に恥を忍んで御主人様にお願いしているわけなのだが。
「あの、情けない性奴隷ですいません…………どうか、どうか捨てないで下さい」
「だから捨てないってば…………むしろ性奴隷としてなら優秀じゃないのさ」
そう言って川崎は片足の靴を脱ぎ、器用につま先を俺の顎に添えて顔を上げさせる。
その表情を見る限り、本当に怒ったりはしていないようだ。良かった良かった。
とりあえずその足の指を舐めるべく靴下に手を掛けるが、ひょいとかわされてしまう。
「あっ」
「余計なことしなくていいってば。ほら、こっち座ってチンポ出しなよ」
川崎は靴を履き直して自分の隣を指差す。
言われた通りにしようとするが、座った途端川崎の方から俺の股間に手が伸びてきた。
俺がもたもたしていたせいだろうか、申し訳ない。
「今日はおまんこじゃなくていい?」
「は、はい。大丈夫です」
こちらから懇願している立場なので異論はない。
搾精してもらえるだけでも万々歳である。
「ん…………」
川崎は俺の下半身に顔を寄せ、すぐに肉棒が生暖かい感触に包まれる。
唇の輪が上下し、どんどん俺を昂らせていく。
が、中途半端なところで川崎は口を離して顔を上げた。
「準備はこんなもんかな。せっかくだからレベルアップしたあたしの能力、味わってよ」
そう言って川崎は尻尾を俺の目の前に持ってくる。
何を、と思う間もなくそれは変形を始めた。
どんどん棒状に膨らんでいき、片手の指ではとても一回りできないような太さになる。
最後に先端の真ん中に穴が空き、粘膜のようなものが蠢いているのを見せ付けられた。
「こ、これ…………」
「ふふ、そう。尻尾で作ったおまんこだよ」
言うなり川崎はその尻尾の穴で肉棒を一気に飲み込む。
いきなり与えられた快感に声が出そうになり、俺は慌てて手で口を塞ぐ。
「この尻尾おまんこのいいところはね、普通におまんこに中出しされるのと同じくらいの効率でエネルギーが吸収できること。それと相手には快感を与えてもこっちに性的快感はないこと。だから」
川崎は言葉を切って俺の頭を掴み、自分に振り向かせた。
手を下ろさせられて俺の情けない表情が晒される。
「あんたの気持ち良さそうな顔が、じっくり眺められるよ」
尻尾が激しく上下に動いて肉棒がしごかれ、脳を焼く快感に俺は歯を食い縛る。
ぐっちゅぐっちゅと淫靡な音が響き、射精を促すように締め付けが強くなっていく。
本当に川崎の膣内と遜色ない気持ち良さと動きだ。
「ほら、我慢しないで出していいよ。あたしの尻尾おまんこに中出ししちゃお」
それでもしばらく堪えていたが、もう限界が近い。
俺は許可をもらうべく口を開く。
「も、もう……出ますっ…………尻尾、まんこで……飲んで下さいっ…………!」
「いいよ、出しちゃいな。ぜぇんぶ飲んであげる」
さらに尻尾の動きが激しくなり、とうとう俺は射精してしまう。
悦楽に歪んだ表情をじっくりと川崎に見られながら、俺は幾度も尻尾の中に精液を放った。
「あっ……あっ……ああ…………っ」
「んっ……ふふ、美味し…………ほら、腰揺すって、全部出して」
「う、ああ…………気持ち、良い…………」
やがて全て出しきり、俺は大きく息を吐く。
が、その尻尾は口のようにも動かせるらしく、尿道内のものまで吸い出してくる。
予期しなかった快感に俺は身体を痙攣させながら声を漏らしてしまう。
「あ……あ…………御主人様…………ごめん、なさい……」
「何を謝ってんの?」
「俺なんかを、こんなに、気持ち良くしてもらってるのに…………俺からは、何も…………」
「こら、いつも言ってるでしょ。あんたからは色んなものをいっぱい貰ってるって。いい加減その自己評価の低さを見直しな」
最近は自分でもそこそこ自画自賛していいくらいには成長していると思う。
が、時折過去の駄目人間さが思い出されてついつい卑屈になることがあるのだ。俺からすればギブアンドテイクが明らかに釣り合ってないし。
まあ性奴隷なんてそれくらいでいいだろうと最近は開き直り気味だが。
そんなこんなで予鈴が鳴るまで、俺たちは余韻に浸ったまま身体をくっ付けていたのだった。
乙です
ついにタイトル通り尻尾でしっぽり・・・
奉仕部部室でだらだらと過ごしていたが、やはり昼休みのことをついつい思い出してしまう。
尻尾で搾り取られるの、気持ち良かったなあ…………。
「ヒッキー、ニヤニヤしてるのキモいんだけど」
「気持ち悪い顔に拍車がかかっているわよ。いったい何を考えているのかしら?」
「えっ、あ、いや、と、戸塚は関係ないぞ!?」
あ、やべ。
ホームルーム直前に戸塚に似たようなことを言われたのを思い出して名前出してしまった。
戸塚はもうちょっとオブラートに包んでてくれたけどな。
「なーんだ、彩ちゃんのことか」
「いえ、納得しては駄目よ由比ヶ浜さん。戸塚くんなら構わないわけではないでしょう?」
なにやら勝手に解決したようだ。
え、何? 俺戸塚のことを考えてる時こんな感じになってんの?
もう少し気を付けないとな……。
「あー、ちょっと飲み物買ってくるわ」
今のままだと何をやっても集中力が疎かになりそうだ。
俺は小銭入れを取って立ち上がる。
「私は野菜ジュースでいいわ」
「あ、えと、あたしはレモンティーで」
なぜかナチュラルにパシらされることになった。
ついでだし、飲み物代を先に渡してきたので別に構わないんだけども。
自販機で三人分の飲み物を購入し、部室に戻る途中で三浦と海老名さんに出くわした。
とはいえ学校では親しくする仲でもない。俺はスルーを決め込む。
が、向こうはそう思わなかったようで、三浦が俺を引き留める。
「こらヒキオ。完全無視とかマジありえないし」
「いや、別に話すこともないだろ。陰キャぼっちに何を求めてんだよ」
「今のヒキオがぼっちとかないない」
「だよねー。この前もファミレスで濃厚なはやはちを繰り広げてたし」
「飯食ってただけだろうが」
「てゆーか隼人はあーしのだから。ヒキオになんか渡さないよ」
「いらねえよ…………俺には川崎だけでいい」
「ほら、やっぱぼっちじゃないじゃん」
「う…………」
むう、三浦に上手いこと論破された。
ていうか普通に会話してしまってるな。
「でもなんかさ、詳しいことは聞いてないけど隼人の相談に乗ってくれたらしいじゃん?」
「えっ、そんな美味しいシチュエーションが!? どうしてその場に呼んでくれないの!?」
「海老名落ち着けし。まあ、あーしからもお礼言っとく。隼人結構ヒキオのこと気に入ってるっぽいしこれからもよろしくってことで」
「あまりよろしくされる事態になってほしくはないんだが…………」
「気にしない気にしない。じゃ、また」
「ばいばいヒキタニくん。また」
そう言って二人は手を振って行ってしまった。
しかしあの二人とこうやって話すようになるとは少し前までなら信じられないな。
川崎とのアレから俺を取り巻く環境ががらりと変わったように感じる。女を抱くと男は変わるとよく言われるが、これもその一環だろうか?
抱くと言うより抱かれたってのが正しいだろうけども。
そもそも俺自身がそんなに変わったつもりはないので、むしろ川崎周辺が変わって俺がそれに巻き込まれているといった方が近いかもしれない。
俺の変化したところといえば、戸塚&小町至上主義から川崎最優先になったことくらいだし。
そしてそろそろまた情事を思い出して表情がヤバくなりそうなので思考を止め、部室に戻って二人に飲み物を渡す。
「ありがとヒッキー」
「ありがとう」
二人とも素直に礼を言ってくる。
出会ったばかりの頃の雪ノ下は一言どころか余計な文が大量に付属していたことを考えると、これも変化になるのだろうか?
ちょっと物足りないとか考えてしまうあたりやはり俺はドMなのかもしれない。
今度また御主人様にいじめてもらおう。
そんなわけで翌日の昼休み、俺は再び川崎に土下座していた。
といっても今回は謝罪ではなく頼み事のためだが。
しかし川崎から返ってきたのは呆れたような声だった。
「いじめて下さいって……あんたバカじゃない?」
「いや、勘違いしてもらっては困る。性的な意味の方でだから」
「わかってるよそんなの。そうじゃなかったら本当にバカじゃないのさ」
「なら頼む。できれば男としての尊厳が徹底的に破壊されるくらいのを」
「そこまで言われるとサキュバスのあたしでも引いちゃうんだけど…………まあいじめること自体は吝かでないしいいけどさ」
「もちろんただとは言わない、何でもするぞ。足も舐めるし椅子にもなる」
「あんたがやりたいだけでしょそれ…………ま、だったら週末までにしっかり溜めときな」
言うなり川崎は尻尾を伸ばして俺の肉棒に射精禁止の呪いをかける。
ありがたい。これなら以前あったような予期せぬ夢精とか不測の事態が避けられるからな。
安心して昼飯を再開できるというものだ。
「いや、昼ごはんの最中にいきなり土下座するようなあんたの思考は安心できないんだけど」
「すまん、つい勢い余って」
「まあいいけどね。ところで最近小町はどう? あたしもしばらく相手してないけど」
「二日に一回くらいのペースで夜に俺の部屋に来て自慰して満足してるよ。今のところ俺が指で手伝ってるくらいだ」
「でもそのうちまた物足りなくなってくるだろうから、どこかで相手してあげないとね。いっそホテル連れ込んじゃう?」
「それだったらいつものとこじゃなくてもっと人目つかないところにしないとな」
実の妹を犯す相談というとんでもないことをしながらその日の昼休みを俺たちは過ごしたのだった。
「というわけで小町、今度の日曜空いてるか?」
「どういうわけかはわからないけど一応空いてるよ。何かあるの?」
「俺と川崎がデートするんだけど、お邪魔虫になるつもりはあるか?」
「いやいや…………って、え、それってまさか」
意図を察したのだろう、小町の箸の動きが止まる。
というか夕食時に話す内容ではなかったかな?
「えっと、沙希さんがうちに来るのかな?」
「いや、出掛ける。一緒に行くか?」
俺の質問に小町は二つ返事で答える。まあ断るとは思っていなかったけども。
その日を楽しみにしてか、日曜まで小町が俺の部屋に来ることはなかった。
乙です
さて、待ちに待った週末がやってきたわけだが。
俺ときたら早速やらかしてしまった。
「これは……いくらなんでも…………」
待ち合わせ場所に着いた俺はそう呟く。
辺りは薄暗く、人通りも殆どない。
当たり前といえば当たり前だ。まだ電車の始発も出ているかどうか怪しい時間なのだから。
「まるで小学生だな…………」
俺は自嘲気味に笑う。
まあいい。待つのは別に苦手ではない。
手近にあったベンチに腰掛け、スマホを取り出す。
せっかくだから最近滞っていたソシャゲでも進めておくか。
が、驚くことにそこから三十分もしないうちに川崎がやってきた。
「いや、早すぎるだろ」
「あんたが言えることじゃないでしょ」
川崎が呆れながら俺の隣に座る。
ただそれだけなのに俺の心臓がどくんと跳ねた。
どんなに肌を重ねてもこの距離に慣れない。
こんな川崎みたいな美少女が俺とただならぬ仲だなんて未だに夢じゃないかと思うこともあるし。
どうか夢なら覚めないで欲しい、なんて陳腐な言葉が脳に浮かぶ。
「で、何でこんなに早く来たんだ?」
「昨晩小町から連絡あったからね。挙動不審なほどそわそわしててたぶんめちゃくちゃ早く家を出ると思いますって」
おのれ小町。俺の御主人様をこんな早い時間にご足労掛けさせる真似しやがって。
いや、原因は俺なんだけど。来てくれたのは正直嬉しかったし。
「でもこの時間だとまだちょっと早いね。少しここで潰してから行こっか」
確かにラブホの料金が安くなる時間にまでもう少しある。
川崎は俺に身体を寄せ、頭を肩に乗せてきた。いや、だからこれだけで緊張のあまり固まるんじゃないってば、俺。
とりあえず動揺していない見栄を張り、川崎の腰に手を回す。
「そういえば八幡、あんた後悔とかしてない?」
川崎の唐突な質問に俺は首をかしげる。人生において後悔は多々あるが、川崎に関しては特に思い当たらないぞ。
反省することならあるけど。
「ちょっと言葉が足りなかったね。あたしたちさ、身体の関係から始まったようなものじゃない?」
「まあ、そうだな」
「一気に深い仲になっちゃったわけだけど、ラブコメみたいな経験もしてみたかったとかさ」
「ラブコメみたいなって……」
「ちょっとお互いいい感じになったけどなかなか勇気が出なくて踏み込めない、みたいな甘酸っぱい青春をさ」
「あー、少なくとも俺はそういうのいらないな」
「そう?」
「なんつーか、痛い目を見たことがあるから、むしろ川崎みたいに一気に迫ってくれないと怖くて逃げちまうと思う」
「ふうん」
「だから、その、ありがとうな。こう言うのも変だけど、俺を選んでくれて、俺に迫ってくれて」
「あたしのやりたいようにしただけだからお礼なんていらないよ。あたしもサキュバスとしては余計な過程よりもさっさとこういう関係になりたかったからね」
そう言うと川崎は俺の身体に腕を回してぎゅうっと抱き付いてくる。
普通ならそれは男性側の意見なのだろうが、つくづく川崎がサキュバスで良かった。
柔らかさと匂いで俺の下半身が反応しているのに気付いても嬉しそうにしてくれるし。
「時間もちょうどいいしそろそろ行こっか。たっぷり搾り取ってあげるよ」
いつものホテルに到着し、部屋に入るなり俺は川崎に抱き付く。
「その、さっき言ってなかったことだけどな」
「なに、どうしたのさ?」
「確かに身体から始まったような関係だけど、それまでは恋愛対象としてはあまり意識してなかったけど、今は御主人様が……沙希が一番だから」
「んっ……! い、いきなりそんな恥ずかしいこと……ああ、もう!」
川崎は顔を真っ赤にしつつ目を背ける。
いつもこれ以上に恥ずかしい言葉や行為をしているはずなのだが。
「やっぱいじめるのはナシ。あたしのしたいようにするから」
「ん……」
川崎が俺と唇を合わせてくる。
が、すぐに離れ、ベッドに連れていかれて寝かせられた。
まだ服も脱いでいないのに、すぐにまたキスをされる。今度は舌を絡める激しいやつだ。
「んっ……んっ……」
唾液を送り込んできたので俺はそれを嚥下する。
かっ、と身体が熱くなり、一気に快感が増す。どうやらいろんな能力を使われたようだ。
感度向上に精力増強、さらに射精禁止に脱力と、サキュバスの呪いのオンパレードである。
「好きにさせてもらうからね。覚悟しなよ」
川崎は一旦ベッドから下りて服を脱ぎながらそう言う。
許可なんていらない。俺は御主人様の所有物なんだから好き勝手に扱って欲しい。
そう伝えようとしてもほとんど声さえ出せないのがもどかしい。
「ふふ……八幡、好き…………」
一糸纏わぬ姿になった川崎は上下反対に俺の顔を覗き込んできた。
そのまま唇を重ね、舌を差し入れてくる。
「んっ…………」
どうにか舌を伸ばすくらいの力は残っており、川崎のと激しく擦り合わせる。
が、この体勢でのそれは。
「ん……はぁ…………ふふ、これだと舌の上同士の一番感じるとこ、いっぱい擦り合っちゃうね。もっと、しよ」
いつもとはまた違う激しいディープキスに俺は凄まじい興奮に襲われる。
口内をめちゃくちゃに犯され、下半身の肉棒がびくびくとズボンの中で痙攣した。射精禁止の呪いがなければすでに達していたかもしれない。
「チンポ、キツそうだね。脱がしてあげる」
まるで子供にするみたいに、横にきた川崎に俺は服を脱がされていく。
恥ずかしいが身体に力が入らないので仕方ない。
そうこうしているうちに俺も全裸にされてしまった。
「ん、素敵……ちゃんと美味しそうなチンポに仕上げてきてくれてありがと」
そそりたった肉棒を見てうっとりした川崎は俺の頬にキスをする。
すぐに肉棒に触れてくれるのかと思いきや、そのまま俺の顔にキスの雨を降らせ、舌を這わす。
耳たぶや耳の穴からこめかみ、まぶた、額、頬、顎と、余すことなく顔中をその舌が這い回る。
そこからさらに首筋や鎖骨を経て、じっくりたっぷり全身を川崎の舌と唇で愛撫された。
ただし、肉棒以外。
「はあっ……はあっ……!」
全身から快感を与えられ続け、俺の息が荒くなっていた。
つらい。射精したい。
痛みを感じるほど勃起している肉棒をしごいて精液を出したい。
腕がまともに動かせない上にそもそも射精自体ができないのでしごいても無駄なのだが。
「八幡も限界みたいだけど、あたしもすごいことになってるよ。ほら」
川崎が俺の手を取って自分の股間に導かせる。
指が触れたそこは凄まじい熱を持っていて、ぐっしょりと濡れていた。
「このままあんたの指でいじるのも魅力的だけど……やっぱりもう精液欲しくてたまらないってあたしのおまんこが言ってるから、入れちゃうね」
そう言って川崎は俺の身体を跨ぐ。
肉棒を秘口に押し当て、焦点を合わせた。
早く。
早く早く。
乙です
お、来てた乙乙
ふーん、えっちじゃん。
しかし川崎は秘部を亀頭に擦り付けるだけで、なかなか腰を下ろさない。
力が入らないのはわかっているのに俺はどうにか腰を突き上げて挿入したがってしまう。
わずかに身動ぎしたのを川崎が察する。
「ん……早く入れたい?」
聞かれたって返事も頷くこともできない。ガチの脱力状態だ。
が、代わりに反り返った肉棒が有り余るほどに主張している。
「ふふ、チンポびくびくしてる……」
川崎は嬉しそうに笑うと、そのまま俺に覆い被さってきた。
抱き付いてきたまま俺の耳元に口を寄せて囁く。
「射精はもうちょっと我慢してて」
腰を沈めて肉棒をようやく膣内に受け入れてくれたが、奥まで入れずに出し入れして浅いところで擦らせる。
快感だけがどんどん高まっていくが、まだ射精禁止の呪いが解けていないので当然達することができない。
力が入らない状態で組伏せられて犯されるのはまるで捕食されているみたいで、それはそれで嬉しいのだが。
「んっ……最高のご馳走になりそ…………奥まで入れるよ」
川崎は身体を起こし、さらに深く腰を落とす。
ずんっ、と肉棒が最奥部まで挿入され、亀頭が子宮口を突く。
本来サキュバスにとって弱点であるそこを突かれると射精禁止の呪いが自動的に解けるのは、一番深いところで精液を受け止めるためだろう。
解けた呪いは射精禁止だけなので、堪える力の出ない俺はあっさりと絶頂に達してしまった。
実験で電気を流された蛙みたいに手足がびくんびくんと痙攣し、精液を川崎の中に注ぎ込む。
川崎は両手を自分の頬に当て、感極まった表情でそれを受け止める。
「あっ……! あっ……! 出されてる……美味しっ…………気持ちいっ……!」
いつも教室で澄まし顔をしている川崎からは想像できないような淫らな表情になり、それがまた欲情をそそる。
小刻みに腰を揺すられ、最後の一滴まで搾り取られていく。
川崎も達したようで、俺の長い射精が終わると同時に反らし気味だった身体ががくんと前のめりになる。
そのまま再び俺の身体に覆い被さり、満足そうな顔で大きく息を吐いていた。
背中に腕を回して抱き締めたり頭を撫でたりできないのがもどかしい。早いとここの脱力の呪いも解いてくれないだろうか。
しかし川崎は少し身体を起こし、俺の顔を覗き込んでくる。
「ふふ、まだチンポおっきいまんま……おかわりもらうね」
そう言うなりまた腰を上下に動かし、肉棒をしごきだす。
達した直後で敏感になっていて凄まじい快感が襲ってくるが、抵抗する力も言葉も出ない。
意識が飛びそうなほどの悦楽の波に溺れながら俺は再び射精する。
これ、もういじめてもらってるようなもんじゃね?
「ん……すっごい…………間髪入れずの二発目なのに、量も味もこんなに……」
川崎はうっとりとした表情をしながら子宮で俺の精液を受け止めた。
全部出せと言わんばかりに腰を揺すり、肉棒に刺激を与える。
「八幡……好き、好きぃ…………絶対、絶対あんたのこと手放さないからね」
ちゅ、ちゅと連続で俺の顔にキスの雨を降らせてくる。
ずるい。俺からだって言いたいことはたくさんあるのに。
俺が返事すらできないままに、川崎はさらに腰を動かし始め、肉棒を膣内に出し入れしていく。
「ぁ…………」
溢れ出る愛液から肉棒に対して更なる感度向上の呪いがかけられ、俺の口から呻き声が漏れ出た。
快感の電流に脳が焼ききれそうで目がちかちかする。
程なくして三度目の射精をしたと同時に俺の意識はブラックアウトした。
そして俺が目覚めて真っ先にすることは、川崎の存在と時間の確認である。
時間はまだ昼にすらなっていない。まあおっ始めたのが早朝なのでそんなもんだろう。
川崎は横で俺の腕を枕にしながら寝息を立てている。ちゃんとそこにいることに安心し、ふうっと息を吐いた。
いい加減川崎との情事の後に、これは夢じゃないかと疑うのはやめたい。が、幸福が過ぎるとそれはそれで不安になってしまうわけで。
こんな俺に、と思うのは自己評価が低すぎるだろうか?
「ん……」
「あ、悪い。起こしたか?」
もぞもぞしたかと思うと川崎が目を開ける。まだ少し眠そうだ。
そういやさすがに呪い関連は解けてるな。
「ううん、大丈夫。それより少し無茶させちゃったけど平気?」
「ああ、すげぇ気持ち良かったし平気だ」
「うん……ね、もう少し寝ててもいい?」
「ああ。今日は早かったしな」
「うん、起きてご飯食べたらまたいっぱいしようね」
俺の目が覚めるようなことを言いながら、川崎は俺にくっついて再び眠りに入る。
あんだけ搾り取られたのに今の言葉と身体の柔らかさで下半身が反応してしまった……。
いや、とりあえず俺も寝よう。少しでも体力を回復させておかないと御主人様を満足させきれないかもしれないからな。
なんだかとても幸せな夢を見ていた気がする。意識がはっきりしてくると、それは現実とリンクしていたせいかと察した。
俺に被せられているシーツが膨らみを持っており、肉棒に生暖かい感触が走っている。
そっと捲るとやはり川崎が俺の肉棒に舌を這わせていた。
「ん、ちゅ……おはよ……れろ……」
俺と目が合っても動きを止めず、むしろより激しくしてくる。
もしかしてさっき言ってたご飯ってこっちのことだったのだろうか。確かにサキュバスにとってはご飯だろうけど。
「う、あ…………」
どれだけの間責められていたのだろうか?
射精までそう遠くないのを感じ、俺は呻く。
「ん……出して……美味しいの、飲ませてよ……」
川崎はそう言って口を開け、肉棒をくわえ込む。
唇の輪が上下してしごかれ、舌が亀頭を這い、陰嚢も揉まれて一気に昂る。
「あ……あ……ああっ! あっ……! あっ……!」
びゅくびゅくと川崎の口内に精液を放ち、その快感に声が漏れ出る。
全部出し尽くすまで川崎の動きは止まらず、射精が終わってもに尿道に残ったものを吸い出されるまで離れることはなかった。
「ん…………ふふ、ほんとは口の中に溜めてじっくり味わおうと思ったけど、あんまり美味しいからもう全部飲んじゃったよ」
そう言って川崎は口を開けて中を見せ付けてくる。
なんだか嬉しくて愛おしくてたまらなくなり、俺は川崎を抱き寄せた。
「あん……ね、頭撫でて……」
すりすりと俺の胸に頬擦りをしながらねだってきた。
もちろん断る理由などなく、請われるままに頭を撫でてやる。
しばらくして満足したか、川崎は顔を上げて俺に尋ねる。
「起き抜けでいきなり汗かいちゃったね。お風呂入る?」
「そうだな」
サキュバスの能力を使えばこの汗だくの不快感もすぐになくなるだろうが、それでは情緒がない。
メシ前に心の洗濯といこう。
乙です
おつです
[たぬき]
川崎がベッドから下りて立ち上がり、俺はそれに続く。
が、川崎の身体が目に入った途端、俺の動きが止まった。
「ん、どうかしたの?」
「あ、いや…………」
俺は慌てて目を逸らす。
しかし川崎は俺の顎に指を添えて自分の方に向かせ、目を合わさせる。
ときめいてしまったが、この顎クイって男が女にやるのが普通じゃねえかなあ?
「あたしの裸に興奮した?」
「興奮っていうか……見惚れた」
「っ…………またあんたはそういうことを不意打ちで…………ってかもう見慣れたでしょ」
「そんなわけないだろ」
裸体を見慣れるどころか、ただそばにいるだけでまだドキドキするし、なんなら学校で視界に入るだけで挙動不審気味になったりもする。
昔の俺はよくもまあ教室で平然と過ごせていたもんだ。意識していなかっただけかもしれないが。
そんなことを言うと川崎は俺の首に腕を回して軽く頬擦りしてきた。
「あたしだってやばいよ。あんたが日に日にどんどん格好よく見えてくる。こんなに素敵だったっけってよく思ってるよ」
「……さすがにそれは気のせいじゃねえかな」
「恋は盲目、なんて言うしね。でも大丈夫、ちゃんと冷静になって考えても八幡のこと好きだから」
「お、おう……その、俺も、だ」
「ん、ありがと」
ちゅ、と俺の頬に口付けをした川崎は、改めて俺の手を取って風呂場へと向かう。
ざあっとシャワーで汗を流し、二人で浴槽に浸かる。
川崎はいつも通り俺の足の間に座り、背中を俺に預けてもたれ掛かった。
「ふう、幸せ……ほら、腕回してよ」
「あ、ああ」
いつも通りどぎまぎしながら川崎の腹に腕を回して抱き締める。
腕や胸から伝わる体温に興奮し、下半身が反応してしまう。
「ん…………ふふ、大きくなったの、当たってる」
「そりゃ、まあ……」
「じゃあお風呂から出たら、ご飯の前にあたしの上で好きなだけ腰振っていいよ。咥えさせて唇でしごくのも、挟んでおっぱいでしごくのも、締め付けるおまんこでしごくのも、どれでも」
「っ…………!」
「もちろん好きなとこに射精していいからね。喉の奥に出して直接飲ませてもいいし、顔にかけちゃってもいいし、おまんこの奥をぐりぐりしながら中に出してもいいし」
川崎が淫靡な表情を見せながら挑発するように言う。
その言葉の一つ一つが脳に染み込んでいき、俺を昂らせる。
「さ、沙希っ…………!」
「ん、我慢できなくなった? いいよ、ベッド戻ろ」
俺にあてられたか川崎も欲情したようで、頬を上気させながら立ち上がる。
もはやタオルで拭く時間も惜しく、サキュバスの能力で余計な水分を弾き、浴室を出て早足でベッドに向かう。
改めて確認するまでもなく、川崎の秘所からは大量の蜜が溢れ出ていて太ももまで濡れていた。
もう前戯の必要もなく俺は川崎をベッドに押し倒し、足の間に身体を入れて肉棒をその穴に押し当てる。
「沙希っ……沙希のまんこ、犯すっ…………チンポしごいて、中で出すからっ…………!」
「いいよ、来て……チンポちょうだい…………たくさん犯して、美味しい精液飲ませてぇ…………!」
「沙希っ……!」
俺は川崎に覆い被さり、腰を沈めて肉棒を挿入した。
一気に奥まで突っ込むが、歯を食い縛って一瞬で達することだけはどうにか堪える。
襲い来る快感に理性をふきとばされないように必死だ。
しかしそんな努力も川崎の囁きによって無駄になる。
「八幡っ……早く、精液出してぇ…………中出しされながら、イきたいっ…………!」
サキュバスの弱点である奥を突かれた川崎が懇願してきた。
もちろんそれに逆らえる俺ではなく、請われるまま射精に向けて腰を振り始める。
舌を絡めながら幾度も肉棒を出し入れし、ギリギリまで我慢してから一気に解放して精液を川崎の中に放つ。
あっ……あっ……気持ち、いい…………。
精液が尿道を通り抜けるたびに腰が震えてしまう。
それを受け止める川崎も、俺にしがみつきながら全身を痙攣させた。
たっぷりと余韻に浸ってから唇に離して身体を起こすと、だらしなく手足を投げ出した川崎が満足そうな表情になる。
「あは……美味し…………腰、抜けちゃいそう……」
恐ろしいことに、その言葉と表情に俺はまたもや欲情してしまう。つくづく自分の精力が怖い。
川崎もそれに気付いたようで、大きく口を開けながら指し示す。
固いままの肉棒を引き抜き、俺は川崎の顔をまたいで四つん這いになり、その口にそれを差し込んだ。
「んっ…………」
「あ、うっ……ああっ…………」
舌が亀頭や肉茎を這い回り、唇の輪が上下し、尿道に残ったものを吸い出される。
俺が動かなくとも川崎の口は的確に快感を与えてき、その気持ち良さに声が漏れ出てしまう。
まだ出したくない。もうしばらく川崎の口内での気持ち良さを味わっていたい。
そんなふうに思っても無駄なようで、川崎の唾液に仕込まれたサキュバスの能力で感度や精力が底上げされて射精寸前まで押し上げられる。
「あ、あ……出る、出る…………」
「ん、いいよ。あたしの名前呼びながら出して」
一瞬だけ口を離して川崎はそう俺に要求する。
すぐに咥えなおされて動きがより一層激しくなり、一気に限界が近付いてきた。
「あっ、あっ、沙希っ、沙希ぃっ! 出るっ、沙希の口の中に出るっ! 出すから、飲んでくれっ!」
俺自身も腰を揺するように振り、快感を求める。
川崎の動きとの相乗効果で訪れた悦楽の波は凄まじく、すでに今まであれだけ射精したとは思えないほどの量の精液が放たれた。
「あっ……! あっ……! 出てるっ……沙希の口に……俺の精液……出してるっ……!」
最後の一滴まで。全部、飲ませたいっ……!
俺は腰を振るのを止めず、快感の波が収まるまで川崎の唇で肉棒をしごき続けた。
「はあ…………はあ…………」
いつの間にかお掃除まですべて終わらされており、ようやく理性が戻ったところで俺は川崎の口内から肉棒を引き抜いた。
川崎は身体を起こして、俺に口内を見せ付ける。
「ふふ、全部飲んだよ。美味しかったし、喉に貼り付くくらい濃かった」
サキュバスとしてはエネルギーにするのだから当然のことなのだが、俺はそれが妙に嬉しくなって川崎を抱き締めた。
川崎も特に抵抗せずベッドに押し倒され、俺を抱き返してくる。
「ここからもう一回戦行ってもいいけど、さすがに何か食べないと身体持たないよ。まだ今日は長いんだから」
「ああ。でも、もう少しだけこのままでいいか?」
「ん、うん……」
ぎゅ、とお互いの腕の力を少しだけ強める。
ムードをぶち壊すような俺の腹の音が鳴るまで、ずっとそうやって俺たちはくっついていた。
乙です
全裸で食事、というのはなんとも間抜けな姿なので、とりあえず二人ともガウンを羽織る。
とは言っても川崎は俺からエネルギーを充分に搾り取ったので軽くつまむ程度だったが。
逆に俺は体力を消耗しているのでしっかり食べなければならないが、ソファーに座るそんな俺の太ももに川崎は頭を乗せて横になっていた。
いわゆる膝枕だが、時折すりすりと頬を擦り付けてくるので少し落ち着かない。
「ん…………」
頭を撫でてやると心地良さそうに微笑む。
うん、なんというか。
かつてはわずかに触れることさえ女子に忌避されていたことを考えるとすごいことだよなこれ。もっとすごいこともしているので今更だが。
胸がきゅっと締め付けられるような感覚があり、川崎を愛おしく感じる。
手早く食事を終えた俺は頭を撫でつつ、もう片手で川崎の手を握った。
「ふふ」
指を絡めて繋いだその手を見ながら川崎はより嬉しそうに笑う。
絶対。
絶対川崎から離れないし川崎を離さない。
改めてそんな決心をしたところで、川崎は身体を起こす。
俺のすぐ隣に座り直してもたれ掛かってきたので、俺は川崎の腰に手を回してやった。
そんなふうにしばらくくっついていたが、問題が沸き上がってくる。
当然と言えば当然なのだが、俺がまた欲情してきたのだ。
いや、だって、ガウンしか着てない柔らかい身体が密着しているし、胸の谷間が丸見えだし。
そんな俺の視線と下半身の反応に気付いたか、川崎がくすりと笑い、俺の手を取る。
何を、と聞く間もなくその手を自分のガウンの合わせ目から入れさせ、柔らかな胸に触れさせた。
「あ……」
「ふふ、いいよ。あんた専用のおっぱい、好きなだけ触って」
「あ、ああ」
俺はその張りのある胸を撫で、指を沈めるように揉みし抱く。
固くなった先っぽも軽く指で弾いてやると、川崎の身体がぴくんと跳ねた。
「ん……もっとぉ…………」
じれったくなったか川崎はガウンを脱ぎ捨てて身体の位置を変える。
俺の足の間に座るようにし、脇から腕を通させて後ろから両方の胸を揉ませる体勢だ。
「八幡におっぱいいじられるの、好き…………ね、うなじ吸いながらして…………」
「ああ。御主人様の首に痕が付くくらい吸ってやるよ」
俺は川崎のうなじに唇を付け、強く吸いながら胸を揉む。
手に収まりきらないほどの大きさのそれは指をしっかりと押し返す弾力を持ち、俺を夢中にさせる。
もう隠すつもりもない大きくなった肉棒を川崎の腰に押し当てながら乳首を弄ると、艶かしい声が川崎の口から漏れ出た。
その声が脳に叩き付けられ、我慢できなくなった俺は唇を離して川崎に懇願する。
「ご、御主人様っ……ここに、挟ませてくださいっ……」
「ふふ、ベッド行こ…………チンポ挟みながらおっぱいいじって……ああ、そのまま腰振ってチンポしごいて、精液顔にかけてくれると嬉しいよ」
もう、駄目だ。
挑発するようなその言葉に俺の呼吸が荒くなる。
「もちろん出す時はあたしの名前呼びながら、ね」
そう言ってベッドに横たわる川崎に、俺は襲いかかるようにその身体を跨ぐ。
「すご……ちゃんと挟まないと、すぐ逃げちゃいそう…………」
ギンギンに固くなって反り返る肉棒に川崎はうっとりとした目を向ける。
俺は少し前傾姿勢になり、川崎の胸の間に肉棒を差し込んで左右からぎゅっと押さえ付けた。
「ああ……すべすべで柔らかい御主人様の胸、気持ちいい…………」
「ちょっとくらい乱暴にしてもいいからね。いっぱい気持ちよくなりなよ」
胸を左右から押さえる俺の手に川崎は自分の手を添え、ぐいぐいと揺すったり力を込めたりする。
肉棒がもみくちゃにされ、思わず声が出てしまう。
そんな俺をからかうように川崎は肉棒の先端に向けてふっと息を吹き掛け、俺は思わず身体を仰け反らせた。
それだけに飽きたらず頭を起こし、反動で突き出された亀頭に舌を這わす。
「あっ、あっ、それっ、だめっ!」
自分から逃げることは出来ず情けない声で懇願するが、川崎の舌先は動きを止めずに尿道口まで責めてくる。
少し腰を引けばいいだけなのに、それが叶わない。
柔らかな胸と生暖かい舌に翻弄され、射精寸前まで追い込まれてしまう。
「さっ、沙希ぃっ……もう、出そうっ…………精液、沙希の顔にかけたいっ……!」
「いいよ。今回は口を閉じて、全部あたしの顔で受け止めてあげる。腰振っておっぱいでしごいて射精してよ」
そう言って川崎は舌を離して口と目を閉じ、俺を待ち構える。
我慢など出来るはずもなく、俺は腰を振り始めて川崎の胸で肉棒をしごく。
「沙希っ……出る、出るっ…………沙希の綺麗な顔っ、俺の精液で汚すっ…………あっ! ああっ!」
びゅくびゅくと肉棒の先端から精液が放たれていき、川崎の顔に飛び散る。
その光景に興奮し、俺は幾度も射精を繰り返す。
「あっ……あっ……沙希の顔に、精液かけてる…………胸でしごいて……こんなに、汚しちまってるっ…………」
やがて段々と勢いがなくなり、全て出し切ったところで俺は大きく息を吐いた。
肉棒に押し付けていた双丘から手を離すと、すぐにまた川崎が口を開ける。
俺はそこに肉棒を差し込み、じっくりと川崎の口と舌によるお掃除を堪能した。
綺麗になった肉棒を引き抜くと、今度は川崎は顔中に飛び散った精液を指で掬い取り、次々と口に含んで飲み込んでいく。
目を閉じたままうっとりとした表情で喉を鳴らすその様は実に淫靡だ。
それに見惚れていると、川崎からおねだりが飛んでくる。
「ね、八幡……おまんこ、いじって…………あんたの精液飲んでるだけでイっちゃいそうだけど、中途半端にイきたくないから……」
「あ、ああ。足、開いてくれよ」
「ん…………」
川崎は両膝を立てて足を開く。
秘口からはすでに大量の蜜が溢れており、俺はごくりと生唾を飲み込む。
そこに口を付けて思いきり啜って舐め回したい欲求に駆られたが、御主人様はこっちの方がいいだろう。
俺は足の間に身体を入れ、先程のお掃除で再び固くなった肉棒を膣内に突っ込んだ。
「んっ!? んんんんっ!」
肉棒は達したばかりで敏感になっており、与えられる快感に少しばかり恐怖を覚える。
が、不意打ちで奥を突かれた川崎はそれ以上の快感に打ち据えられたようで、口内の精液を飲み込みながら大きく身体を仰け反らせて絶頂に達した。
「あっ……あっ……嘘、でしょ……まだこんな固くて大きいチンポ…………気持ちい…………精液飲みながら……突かれて、イっちゃった…………」
びくっびくっと全身を痙攣させながら感極まったように呟く。
ひとしきり余韻に浸ったあと、再び顔の精液を指で掬って口に含む。
そしてそれを飲み込むたびに悦楽に身体を震わせた。
「ああっ……美味し…………おまんこの奥にチンポ押し付けられながら飲む精液、最高っ…………」
「…………」
さっきからヤバい。
川崎のセリフが頭にじんじん響く。
もう何度も大量に出しているのに、また射精させろと肉棒が疼いている。
が、今の俺は御主人様が精液を美味しく飲むための道具に過ぎないので、なんとか理性が飛ぶのを堪えた。
子宮口が亀頭に吸い付いてくる快感にも歯を食い縛る。
「はあぁ…………八幡、ごちそうさま……」
川崎は目を開け、満足した声で俺に礼を言う。
両手を広げて俺を誘ってきたので、俺はそのまま川崎に覆い被さる。
「ん……ね、あんたまた出したいんでしょ? いいよ」
「……いいのか?」
「うん。でもその代わりにさ」
川崎は俺の耳元で要求を囁く。
その内容だけで射精しそうになるのをなんとか我慢し、確認するように川崎の顔を見る。
「ね、さっきみたいなことを言いながら、中に出してよ…………」
御主人様にそう言われたら逆らうことはできない。
いや、最初からそんなつもりは微塵もないが。
俺はゆっくりと腰を動かして肉棒を出し入れし始める。
「沙希っ……沙希っ……俺専用の沙希のまんこ……チンポいっぱいしごいて、中に出すからなっ……」
「うんっ……うんっ……もっと、もっと言ってぇ…………あたしがあんたのモノだって言ってぇっ…………」
「沙希っ……全部、俺のもんだ……この唇も、胸も、まんこも……全部、全部、一生俺のもんだっ…………俺の精液、中に出して刻み付けてやるっ…………!」
「うんっ……! でももうとっくに全身で八幡のチンポと精液覚えちゃってるよっ……! 大きさも、形も、味も、熱さも、全部、全部っ……!」
「ああ……俺の、俺のためだけの沙希のまんこ……すげえ気持ち良くしてきて、もう我慢できないっ…………」
「出して、出してぇ…………八幡の精液、中に出されながらイきたいっ!」
「沙希っ! 出すぞ! 俺専用のまんこにっ、中出しするっ!」
俺は限界を迎え、川崎の子宮口に亀頭を押し付けながら射精した。
サキュバスの能力で回復してもらったわけでもないのに今までと遜色ないくらい、いや、下手をすればそれ以上の量の精液が吐き出される。
あっ……あっ……所有権を主張しながら、川崎の中に出すの、気持ち、いい…………。
俺は何度も名前を呼びながら白濁液を放つ。
全て出し終わったあとも、俺は余韻に浸るように川崎の名前を呟き続けた。
お、更新乙
肉棒を引き抜き、大きく息を吐きながら川崎の隣に横たわると、今度は川崎が身体を起こす。
顔を俺の下半身に寄せてお掃除をしてもらい、思わず呻き声が出てしまった。
「ん……美味しかったよ」
「気持ち、良かった。ありがとうな」
川崎は俺の肩辺りに頭を乗せて身体をくっ付けてくる。
柔らかさと温かさが心地いい。
「なんかあたしのお願いばっかり聞いてもらっちゃってるね。ちゃんとあとでいっぱいいじめてあげるから期待してなよ」
「ああ。その時には今度は俺が御主人様のモノだって言いながらしてほしいぜ」
「ん、もちろん」
わかってるよと言うように川崎は俺の頬に口付けをしてきた。
それが嬉しくて、俺は体勢を変えて川崎を抱き締める。
川崎も抵抗せず、俺の胸に頬を擦り付けてくるので、少し力を強めた。
ああ。
川崎が愛しい。
絶対離さないからな。
ふぅ
乙です
久しぶりに見に来たらめちゃくちゃ投稿されてた
このssしゅきぃ🥰
別に眠かったわけではない。
が、柔らかな川崎の身体を抱き締めるのが心地よく、いつの間にかうとうとしてしまったようだ。
俺の腕の中で川崎も寝息を立てている。
喉が渇いたのでそっと川崎から離れてベッドを下り、買ってきていたペットボトルのお茶を飲む。
すぐにベッドに戻ろうとしたが、タイミング良く目を覚ましたのか川崎がこちらを睨むように見ていた。
少し寝ぼけ眼のようだが。
「……なんで、目が覚めた時に隣にいないの?」
さすがにちょっと理不尽ではないだろうか? いや、俺が動いたせいで起こしてしまったのならそうでもないか。
とりあえずベッドに潜り込んでそっと川崎を抱き寄せる。
さて、少々判断が難しい。どんなモードで謝るべきだろう?
謝罪一択なのはこの際気にしない。
「沙希、悪かったな」
まずは普通に謝ってみた。失敗だったら土下座なりなんなりしてみよう。
川崎は俺の身体に腕を回し、顔を胸に擦り付けてくる。
「ん……もっと、ぎゅってして」
「ああ」
俺は腕に力を込める。
それに反応して川崎がほうと溜め息を吐いた。
「八幡といれるのが幸せ過ぎて、目が覚めるたびに夢じゃないよねって確認しちゃう…………怖がらせないでよ……」
「沙希……」
胸がいっぱいになる。俺と同じようなことを考えてくれていたなんて。
手を川崎の頭に添えて撫でる。
しばらくそのままされるままになっていたが、今度は胸が熱くなってきた。比喩的な意味でなく、物理的にだ。
川崎の耳が真っ赤になっているのが確認できた。これはあれだ。
意識が覚醒しきってなくてついぽろっと出た言葉が恥ずかしくなってるやつ。俺も経験あるからな。
俺の胸に伏せていて見えないが、川崎の顔もリンゴみたいに赤くなっていることだろう。
「八幡……」
「おう、なんだ?」
「こっち向かずにベッドにうつ伏せになって」
いやちょっと待て。羞恥心からの八つ当たりを俺にしようとしてないか?
とは言うものの御主人様の命令だし八つ当たり相手を他の誰にも譲る気はないので、俺は素直に従う。
「膝立ててお尻こっちに突き出して……そうそう、いい子だね」
「んうっ……!」
尻の穴に川崎の舌が這い、俺は声を漏らす。
それに気を良くしたか川崎はどんどん舌の動きを激しく大胆にしていき、快感を与えてくる。
生暖かい感触が穴の中に入ってきた時は身体が震え、肉棒がびくびくと痙攣してしまう。感度を上げられた穴の中を散々っぱらに掻き回され、頭がおかしくなりそうだった。
「ん……ほら、今度は仰向けになって足を開きなよ」
舌を引き抜いた川崎は俺の尻をぺちぺちと叩き、俺は言われたままに動く。
だらしなく弛んでいる表情が恥ずかしくて顔を手で隠していたが、川崎は容赦なくその手を払い除けて覗き込んできた。
「ふふ、かわいい…………その顔、もっともっと蕩けさせてあげる」
川崎は開いた俺の足の間に割って入り、尻尾の先端を肉棒のような形に変化させる。
それを自分の下腹部から生えているかのように腰に添え、俺の膝裏に腕を通した。
男女逆だがほとんど正常位の体勢になり、尻尾が俺の穴に突き立てられる。
「あっ! ああっ!」
「どうしたの、八幡のお尻犯してあげてるのに、お礼の言葉がないよ。あたしの性奴隷だったら、こんな時は何て言うの?」
「あっ! あっ! ありがとうっ、ございますっ! 御主人様にっ、お尻、犯していただいて、嬉しいですっ!」
飛ぶ。飛ぶ。理性が飛んでしまう。
川崎の尻尾で腹の内側が抉られ、前立腺が刺激され、肉棒がびくんびくんと痙攣している。
女の子みたいな声をあげて俺は全身をくねらせた。
「ふふ、ほら」
川崎が一旦動きを止め、俺の腕を掴んで反り返った肉棒を握らせる。
それだけで射精しそうになるのを何とか堪えるが、離すのは許してくれそうにない。
「だ、だめ……出る…………」
「いいよ出して」
川崎は俺の尿道口の前に手のひらを構える。
それで精液を受け止めてくれるようだ。
「八幡が自分でチンポしごいて射精するところ、見ててあげるからね。もちろん手で受け止めた精液も全部啜って飲んであげる」
「はっ、はいっ……射精、しますっ……! 御主人様にお尻犯されながら、チンポしごきますっ……!」
俺は肉棒を握る手を上下に動かし、激しくしごく。
川崎と目が合うと羞恥心と快感が混ざり合い、射精感がこみ上げてくる。
「あっ……あっ……出る……出る……!」
「いいよ、この中の精液、全部びゅーって出しちゃいなよ」
空いた手で陰嚢を揉まれ、俺は限界を迎える。
それと同時に突っ込まれている尻尾の暴れ方が一際大きくなり、もうまともな声が出ない。
両足を川崎の腰に巻き付けてしがみつくようにし、背中を仰け反らせながら俺は射精した。
あっ…………。
あっ…………。
気持ち、良い…………。
もう。
何も考えられない…………。
気を失っていたのは数分らしい。
意識を取り戻すと、精液にまみれた俺の肉棒と腹の上を川崎が口と舌でお掃除してくれていた。
頭を撫でてやると川崎がこちらを向く。
「ん、起きた? ちょっと感度上げすぎたかな?」
「いや、大丈夫だ。すっげぇ気持ち良かった」
「ならよかった。でも気持ちよかったのはわかるよ。こんなに美味しいし」
「うああっ……!」
いきなり先っぽに口を付けて精液を吸い出され、油断していた俺は身体を跳ねさせる。
再び意識が持っていかれそうになるのを耐え、お掃除が終わった川崎を抱き寄せた。
「御主人様……今度は…………」
「うん……今度はあたしの穴に八幡のをもらうね………」
いまだに固くそそりたつ肉棒に川崎はうっとりとした目を向け、身体を起こす。
先ほどと同じで俺が下で川崎が上だが、入れる方と入れられる方が逆だ。
川崎は俺の身体を跨いで肉棒を自分の秘口に押し当て、ゆっくりと腰を下ろしていく。
「あっ……あっ……チンポ、入ってくるぅ…………」
肉棒が温かくて柔らかいものに埋まっていく。
やがて根元まで包まれると、今度はもう離さないと言うようにぎゅううっと締め付けてきた。
「あんっ……奥まで、きたぁっ……好き、好きぃ…………八幡のチンポ、大好きぃ…………」
「御主人様。俺のチンポ、気持ち良いですか?」
「うんっ……気持ちいいっ…………何回出しても、固くて大きいまんまで何度もあたしを気持ちよくしてくれるチンポ…………もう、これ無しじゃあたし生きていけないよぉ…………」
そう言いながら川崎は腰を上下させてずぷずぷと肉棒を出し入れさせる。
俺のこの精力だとむしろ俺が川崎無しじゃ生きていけないレベルだと思うのだが。
「奥っ……奥まで入れるよっ……あたしの弱いとこ、八幡のチンポでぐりぐりさせて、イくからっ…………」
「イってください御主人様。俺が見ててあげますから」
「うんっ……見ててっ……!」
川崎は深く腰を沈め、子宮口を亀頭に押し当ててそのまま腰を揺すり、大きく身体を仰け反らせながら達した。
ふるふると揺れる胸を下から支えるように揉みしだきながら俺はその光景を眺めている。
さっき出したばかりでなかったら堪えきれず俺も一緒に腰を振って射精したくなるような、そんな淫靡な景色だ。
もちろん実際にそうしても川崎は怒らないだろうけど。
「はっ……はっ……イったぁ…………八幡……見てて、くれた……?」
「ああ。すっげぇエロくて、綺麗だった。こんな御主人様を持てて、俺は嬉しい」
「ふふっ、それを言うならあたしの方こそだけどね」
胸に添えたままの俺の手に自分のを重ねて微笑む川崎に、俺の心臓が高鳴る。
愛しさと情欲が同時に訪れ、それに肉棒が反応した。
「んっ……チンポ、射精したいって暴れてる…………いいよ……このままおまんこでしごいてあげるから、中でいっぱい出して…………」
川崎は再び腰を動かし始める。
きゅうきゅうと締め付けてくる膣でしごかれ、襲い来る快感に声が漏れそうになったがかろうじて堪えた。
しかし川崎は容赦なく責めてきて、我慢しても無駄だと言うように射精を促してくる。
俺は川崎の背中に手を回して抱き寄せ、唇を重ねながら下から腰を突き上げた。
「んっ! んんっ!」
重なった唇から互いの声が漏れ出る。
二人の動きが一致して快感が何倍にもなっていく。
ついに俺は限界を迎え、川崎の一番奥に精液を吐き出した。
今日はそれが最後の交わりとなり、時間までは微睡んだり無言で抱き合ったりしながら過ごす。
夕方前にホテルを出たあとは川崎の買い物を手伝い、家まで送り届ける。
「ん、ここでいいよ。今日はありがと。また明日ね」
「ああ、また明日。小町も一緒にな」
「ん」
そう。明日は小町も交ざるのである。
なので一応少し時間は遅めなのだ。
俺一人ならまだしも、兄妹揃って早朝から出掛けるのは親に怪しまれるからな。
荷物を川崎に渡し、軽くキスをしてから俺は帰路に着いた。
乙です
おー久々更新。乙乙
「行ってきまーす」
「ます」
朝食を終えた小町と俺は、ようやく起きてきた親に声をかけて家を出る。
小町は鼻唄を鳴らしながら歩いていて、実に上機嫌のようだ。
待ち合わせ場所が見えてきた頃、ちょうど反対側から川崎が歩いてきていた。
「あ、沙希さんだ。おはよーございます!」
「ん、おはよ」
小町が駆け寄って抱き付き、川崎はそれを受け止めながら挨拶をする。
う、羨ましいなんて思ってないんだからねっ!
「八幡もおはよ」
「おう、昨日ぶり」
というわけで普通に挨拶する。
いつもみたいに早朝ではないので人目あるしな。
「じゃ、行こっか。小町は挙動不審にならないようにね」
「はいっ」
ホテルに入るときに変な動きをすると怪しまれるかもしれない。そんなわけで前もって言い含めておいたのだ。
特に問題なく受付を済ませ、部屋に入ると小町はきょろきょろと見回り始めた。
そんな様子に苦笑しながら川崎はソファーに荷物を置き、早速風呂の準備を開始する。
「一応準備だけしとくけど、シャワーとかしてきた?」
「ん、軽くな。ガチで入ると親に怪しまれるし」
「どうする? 入ってくる?」
「小町次第で」
「了解」
川崎はベッドの上ではしゃいでいる小町に声をかける。
「小町、どうする? シャワー浴びる?」
「あ、はい。やっぱちょっと緊張して汗かいちゃったので」
「わかった。一人でいい? それともあたしと一緒に入る?」
「え、えっと、一人で大丈夫です」
そう言って小町はそそくさとバスルームに向かう。以前川崎に返り討ちにされた記憶があるしな。
川崎は苦笑しながら着いていって設備の説明だけしてきた。そういうのに詳しくなるほど川崎とここに通ってんだなぁ…………。
戻ってきた川崎が俺の横に座り、身体を寄せてくる。
「今日は小町のための日だからあんまりいじめてあげられないけど、我慢できる?」
「いや、昨日あれだけいじめてもらったし…………」
「そう? 隙あらばしてほしいってここは言ってるみたいだけど」
川崎が俺の股間を撫でる。
すでにズボンの中で大きく固くなっており、肉棒は存在感を主張していた。
「そんなこと、されると……我慢、できなくなるだろ……」
そうは言ってもやめさせられないあたり俺の意志は弱い。
どころか、つい川崎の手に押し付けるように腰を浮かせてしまう。
「ふふ、八幡かわいい…………でも今日は小町を添えての精液を味わうって決めてるからね」
そんなまるで料理みたいに。
いや、サキュバスにとっての食事だからそんな的外れでもないのか。
「小町の中にいっぱい出しなよ。そんで美味しいのをあたしに頂戴」
耳元で囁かれて、それだけで達しそうになる。
川崎の尻尾で肉棒を撫でられて射精禁止の呪いをかけられなかったら、情けなくズボンの中で暴発していたかもしれない。
その頃になって小町がバスルームから出てきたので、川崎は俺から身体を離す。
色々と危なかった……。
小町をベッドに座らせて自分もその横に付き、川崎は何やら囁いている。
耳をすませて聞いてみると、どうやら『今日は小町のための日だから遠慮しないでいい』みたいなことを言っているようだ。
とりあえず俺も小町の隣に座る。
「あたしと八幡の方がきっともっとすごいことたくさんしてるから、どんなやらしい事要求したって平気だよ」
いや、それは胸を張って言うことじゃない。でもまあ小町に遠慮させないために必要なことではあるが。
要求具合で言うなら海老名さんとかの方が圧倒的に上だろうし。
「じゃ、じゃあ、二人で小町をいっぱい気持ちよくしてください」
「ふふ、いいよ。まずはキスからね」
「んっ…………」
川崎が小町と唇を重ねる。
最初は啄むようなキスから始まり、だんだん舌を絡めるような激しいものに変わっていく。
御主人様と実の妹が織り成すその淫靡な光景に俺はごくりと唾を飲み込んだ。
「ん、はぁ…………」
「ほら、今度は八幡がキスしてやって。激しいやつね」
「あ、ああ」
川崎と離れた唇は今度は俺のと重なる。
そうやって舌を擦り合わせている間に川崎は小町の耳やうなじに舌を這わせ、じっくりと愛撫していく。
力が抜けたか、小町はベッドに倒れ込んで荒い息をしていた。
「はっ……はっ……お兄ちゃんのキス……いつもよりすごい…………」
いや、それはたぶん勘違いだ。
川崎のサキュバスの能力で感度を上げられているからなのだが、説明するわけにもいかない。
「ふふ、もっともっと可愛がってあげるよ。八幡もおいで」
全裸になった俺達はベッドの中央に移り、小町の両側に陣取る。
顔を寄せて三人で舌を突き出して擦り付け合い、俺と川崎は小町の小振りな胸を片方ずつ揉みしだく。
ぴんぴんに尖った乳首が感じるようで、触れられるたびに小町は喘ぎ声を漏らした。
「八幡、今度は小町のおっぱいを気持ちよくしてあげよ」
「おう」
俺と川崎は顔を小町の胸に持っていく。
口を開いて乳首を咥え込もうとしている光景に小町が焦った声をあげた。
「ちょ、ダメっ……! 今っ、そんなことされたら……!? あっ! あああっ!」
二人で左右同時に吸ってやると、小町はびくんっと身体を仰け反らす。
さらに下腹部に手を伸ばし、俺は濡れそぼった膣内に指を入れてかき回し、川崎は陰核を弄くる。
上げられた感度のこともあって小町が耐えられるはずもなく、あっさりと絶頂に達してしまう。
俺達は小町がイき終わるまで優しく舌と指を動かし続けてやった。
「はあっ……はあっ……」
手足を投げ出してしばらく身体を痙攣させていた小町だが、ようやく落ち着いてきたようだ。
呼吸が安定してきて横にいる俺達の手を握ってくる。
「ふふ、どう? 気持ちよかった?」
「は、はい……いつもお兄ちゃんにしてもらう時よりも、ずっと…………」
「二人でだし声も遠慮なく出せるしね。でも今日はこれで終わりじゃないよ」
そう言って川崎は小町の手を俺の肉棒に触れさせる。
小町はその熱さと固さに、俺は小町の手の柔らかさに思わず声を出した。
「今日は小町のおまんこに、八幡のチンポ入れてもらっていいんだよ。さ、おねだりして」
「お、お兄ちゃん…………小町に、これ、入れて……」
「そんなんじゃわかんないよ。ちゃんと言いな」
「う…………お、お兄ちゃんのチンポ……小町のおまんこに入れてください…………」
潤んだ目で恥ずかしそうに懇願してくる。
小町の手に撫でられた肉棒がさらに一回り大きくなった気がした。
川崎が頷いて許可を出したのを確認し、俺は小町の足の間に割って入る。
まだ射精禁止の呪いは解けていないので、入れた瞬間暴発することはないはずだ。肉棒を軽く愛液にまぶして濡らしたあと、先端を秘口に押し当ててゆっくりと腰を進めていく。
「あっ……あっ……お兄ちゃんの、入ってくるぅ…………」
「入れるだけじゃないでしょ。そこからどうしてほしいのか言わないと」
「わっ、わかりませんっ……ちょっと擦れるだけで、もうっ……!」
「そう? じゃ、身体の方に聞かないとね」
俺は川崎に合図され、小町を抱き起こしたあと俺が後ろに倒れ込む。
いわゆる騎乗位の体勢だ。
「あっ、あっ、ああっ…………」
「ほら、好きなように動いていいんだよ。気持ちよくなろ?」
「あ、やぁっ……腰、止まらないですっ……!」
小町は小刻みに腰を揺すり、肉棒を擦らせる。
無意識に快感を求めているようで、身体が勝手に動くらしい。
「それでいいんだよ。気持ちよくなるの、あたしも手伝ってあげる」
川崎は小町を後ろから抱き締め、片手を結合部に持っていって陰核を弄る。
声をあげながら身体を反らして揺れた胸を俺は下から支えるように揉みしだく。
「ほら、イきそうならイっていいよ。声を出してイっちゃいなよ」
「あっ! あっ! あああっ!」
川崎が声を掛けて指の動きを少し激しくしたとたん、小町はあっさりと絶頂に達してしまう。
びくんびくんと全身を痙攣させ、襞が肉棒を締め付けながら何度も身体を震わす。
俺はその熱さと柔らかさに耐えながら小町の達する様を眺めていた。
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乙です
「はっ……はっ……」
小町は川崎にもたれ掛かりながら大きく肩で息をする。
川崎はその小町の頭と下腹部を優しく撫でていた。
「ふふ、ちゃんと自分で動いてイけたね。えらいえらい」
出た。サキュバスの、というか川崎の必殺技の甘い誉め言葉。
あれを耳元で囁かれるとマジで心が堕ちるんだよなあ。
案の定小町もうっとりとした表情で川崎を見上げている。
「沙希さん……」
「さ、チンポ使わせてくれた八幡にお礼言おっか」
「はい……お兄ちゃん、チンポありがとう。すごく気持ちよかった…………」
これ、流されてるけど、あとで恥ずかしくなるやつじゃないか?
俺も似たようなことあったし。
「で、どうする? まだ八幡の方は満足してないけど」
「ちょ、ちょっと替わってもらっていいですか? 敏感になってて下半身に力が入らなくて…………」
「ん、よいしょ」
「あんっ……!」
川崎が小町の身体を持ち上げ、肉棒を引き抜く。
刺激を与えられつつもまだ達してない肉棒がびんと反り返って震えた。
「あは、美味しそ」
「うっ……!」
川崎が肉棒を咥え、俺は呻き声を上げる。
このまま口の中に出させてくれるのかと思ったが、射精禁止の呪いを解かれる様子はない。
なのに唇と舌の動きは激しくなり、どんどん昂りだけが大きくなっていく。
「ん…………ふふ、精液出したい?」
口を離した川崎が、肉棒をしごきながら耳元で囁いてくる。
俺がこくこくと頷くと、頬にキスをしたあと小町に向き直った。
「小町。八幡が小町のおまんこに精液出したいってさ」
「……!」
「小町はどう? チンポ突っ込んでもらって、精液中出しして欲しい?」
小町は返事に躊躇するが、川崎が小町ににじり寄って唇を重ねながら身体をまさぐる。
そして何事かを囁いたあと、小町を俺の方へと向き合わせた。
「ほら、恥ずかしがらずに言ってみなよ」
「お、お兄ちゃん…………」
小町がもじもじしながら俺に声を掛ける。
恥ずかしいのか目を合わさないままゆっくりと足を開いていく。
「あ、兄のチンポを欲しがるようなはしたない妹おまんこでごめんなさい……チンポでイかされながら、中出しされたいです……」
そこまで言って小町は真っ赤な顔を手で隠してしまう。
普段から結構恥ずかしいこと言ったりしてるはずなんだが、ホテルのベッドという状況がそういう気分にさせているのだろう。
俺は小町を押し倒し、足の間に身体を入れる。
肉棒を突き立てると、狭くてきついはずの穴はあっさりとそれを受け入れるが、その途端ぎゅううっと締め付けが増した。
「あっ、あうっ!」
「ぐ、うう……」
小町の身体が跳ね、俺は快感に呻く。
川崎が後ろから抱き付いてき、口を耳元に寄せて囁いてくる。
「ほら、頑張って。小町をイかせたら射精させてあげる」
そう言われて俺は懸命に小町の弱いところを探り当て、肉棒で刺激を与えていく。
幾度も中を擦り上げられ、やがて小町は全身を震わせて絶頂に達した。
後ろから抱き付いてきている川崎が俺の耳たぶを噛み、尻尾を陰嚢に巻き付けてくる。
先ほどの宣言通り射精させてくれるらしい。
小町の一番奥を突いた瞬間に射精禁止が解除され、俺は呻きながら精液を小町の中に放つ。
「はあっ……はあっ……」
焦らされた分、量も快感の度合いも凄く、射精が終わったあとも俺は呼吸が荒いままで余韻に浸る。
小町も手足を投げ出しながら虚ろな目をしていたが、どこか満足げだった。
「ふふ。小町、気持ちよかった?」
「は、はい……下半身が、まだふわふわしてます……」
川崎が小町の下腹を撫でる。
エネルギーを吸収しているのだろう、それが美味しいのかうっとりとしていた。
「さ、沙希……抜くから、その……」
「ん、いいよ」
川崎は髪をかきあげて俺と小町の結合部に顔を寄せる。
小町の中から肉棒を引き抜くと、すぐさまそれをくわえてきた。
「う、ああ…………」
その丹念なお掃除に思わず声が出る。
川崎は俺のを一滴残らず吸い尽くしたあと、今度は小町の秘所に口を寄せていく。
溢れ出た精液と愛液を啜られて小町が身を捩る。
お掃除が終わる頃にはもうぐったりとしている状態だった。
「ふふ、汗だくになっちゃったね。少し休んだら今度はみんなでお風呂入ろっか」
川崎が俺たちの頭を撫でながらそう提案してきた。
なんだろう。していたのは俺と小町のはずなのに、結局川崎に翻弄された気がする。
いや、別にいいんだけど。
「はふぅ、極楽ですなぁ」
シャワーで汗を流して浴槽に浸かると、小町が大きく息を吐きながらそう呟いた。
ちょっと年寄りくさいが、まったくの同意なのでつっこまないでおく。
「温まったらあとで二人とも頭洗ってあげるからね」
「あ、いや、俺は」
「いいんですか!? ぜひお願いしますっ!」
御主人様の手を煩わすわけには、と断ろうとしたが、小町が食い気味に了承する。
その上川崎に抱き付き、苦笑されながらも頭まで撫でてもらっていた。
くそっ、これだから甘え上手の妹は!
結局髪を乾かすところまでやってもらい、小町は実にご満悦な表情でソファーに座った。
ちなみに俺もしてもらっている。
「んー、沙希さんすごいです。こんなサラサラな髪なんて久しぶりかも。どんな技術なんですか?」
サキュバスの特殊能力です、とは言えまい。
川崎も誤魔化すように愛想笑いしながらベッドに腰掛けた。
「さてね。それより小町、まだ甘やかしタイムは終わってないよ」
「え」
「耳掃除してあげるからこっち来な」
そう言ってぽんぽんと自分の太ももを叩く川崎。
傍らには耳掻き棒と綿棒が用意されており、小町は素早い動きでベッドに横たわり、川崎の足に自分の頭を乗せた。
ふふふ、残念だったな小町。
わくわくしているところ悪いが、天国に見せかけた地獄の始まりだぜ。
乙です
「ふにゃ…………」
川崎に耳掻きをされた小町はすっかり骨抜きにされ、両耳が終わる頃にはほとんど眠っているような状態だった。
足の代わりに枕を頭に添えてやり、川崎は立ち上がる。
「小町寝ちゃったね。それじゃ八幡、イチャイチャしよ」
「お、おう」
突然言われて俺はどもってしまう。
それを意に介さず、川崎はソファーにいる俺の隣に座り、俺に抱き付いてきた。
腰辺りに柔らかいものが押し付けられ、胸に頬擦りされて一気に俺の心拍数が上がる。
「んー……ふふ」
速くなってる心音を聞いて川崎は悪戯っぽく微笑み、抱き付く腕に力を込めてきた。
俺は川崎の腰に手を回し、空いているもう片手で頭を撫でる。
「ん……それ好き……」
御主人様の要望に応え、俺は頭を撫で続けた。
時々手櫛のように髪に指を絡めるが、全く引っ掛からない。これもサキュバスの恩恵だろうか?
「…………」
しばらくそうしていたが、ふと視線を感じて目をやると、小町がこちらを見ていた。いつの間にか意識を取り戻していたらしい。
それに気付いた川崎は身体を起こして俺から離れる。
ちょっと残念。
「ふふ、あたしの耳掻き、そんなによかった?」
「は、はい。あの、でも、小町の事は気にせず兄と続きをどうぞ」
「別にいいのさ。八幡とはいつでもいちゃつけるしね」
そう言って川崎は小町の隣に座り、自分の胸に顔を埋めさせるように抱き締める。
めっちゃ羨ましい。
「いつでもって、もしかして学校でもエッチなことしてるんですか?」
「さあね」
いやいや川崎。その返答はほぼイエスと同意義語だぞ。
心の中で突っ込むが、川崎は気にせず小町の身体をまさぐり始めた。
尻や太ももを撫で、頬や首筋にキスをする。
「んっ……そ、そんなことじゃごまかされませんよ…………んうっ……」
おもいっきり誤魔化されそうである。
川崎の手や舌の動きが大胆になっていき、小町も逃げる素振りを見せない。
突如目の前で繰り広げられる御主人様と妹の絡みに、俺の肉棒はガチガチに固く反り返ってしまった。
正直それをオカズに自分でしごきたいと思ったが、そこは性奴隷の意地を見せてなんとか我慢する。
「ほら、小町の感じてるとこ見て八幡のチンポがあんなになってるよ」
「あっ……や、やぁっ…………」
小町が恥ずかしそうに視線を逸らす。
結構今さらな気もするが。
「八幡のチンポ、ここに入りたいってさ。小町はどう?」
そう言って川崎は小町の秘口に指を入れて軽くかき回す。
小町は川崎にしがみつきながら腰をびくびくさせた。
「…………しぃ、です」
「ん? 聞こえないよ」
「ほ、欲しいですっ…………お兄ちゃんのチンポ、おまんこに入れて欲しいですっ!」
「ん、よく言えました」
ちゅ、と小町の頬にキスをしたあと、川崎は小町を寝かせて足を開かせた。
無言で促され、俺はベッドに上って小町の足の間に身体を入れる。
川崎に肉棒を掴まれ、導かれるままに俺はそのまま小町の中に突っ込んだ。
「んん、ああっ……!」
ぐうっと小町の背が反り返る。
かくいう俺も、肉棒を締め付ける柔らかさに声が出そうになってしまう。
なんとか堪えながら腰を前後に動かし始めるが、いつの間にかサキュバスの感度向上の呪いを受けており、その動きが止まらなくなってしまった。
「小町っ……小町っ……!」
「お兄ちゃんっ……! お兄ちゃんのチンポ……気持ちいいっ……!」
「俺もっ……小町のまんこ、すげぇ気持ちいいぞっ……!」
「あ、あ……小町、もうイっちゃいそう……早くて、感じすぎちゃってごめんなさいっ……!」
「いいぞ、イけっ。イったら、俺もイくからっ……!」
「うんっ……うんっ……!」
俺が腰の動きを速めるのと同時に川崎が小町に覆い被さり、唇を重ねて舌を絡める。
少し嫉妬したが、今日は小町のための日なので我慢だ。
代わりに川崎の尻に手を伸ばして揉みしだく。無許可だがこれくらいは許してくれるだろう。
しばらくして小町が身体を痙攣させながら達し、肉棒に与えられる妹からの締め付けに耐えられなかった俺はそのまま精液を小町の中に放つ。
射精が終わったあと、川崎が期待に満ちた目でこちらを見てくる。
望み通り肉棒を小町の中から引き抜いて川崎の前に晒すと、嬉しそうにそれをくわえ込む。
お掃除、なんていうのは生ぬるいくらいに舌と唇を使って体液を啜ってきた。
尿道内のを吸い出された時には情けない声を出しながら腰が震えてしまう。
「ん……美味し…………」
やがて肉棒をすっかり綺麗にし終えたあとは、今度は小町の秘口に唇を付ける。
収まりきらずに溢れ出る精液がなくなるまで舌が這わされ続け、その間ずっと小町は喘ぎ声を出し続けていた。
「あうう……き、気持ちよかったけど、腰が…………」
そんなふうに呻く小町に川崎は苦笑しながら腕枕をし、頭を撫でている。
ていうか、あの、そういうのは普通男の役目じゃないですかね?
いや、我が御主人様は俺なんかよりずっと男らしい一面もあるけど。
「このくらいでへばってどうするのさ。本当に八幡の女になりたかったらもっと激しく犯されても受け止められるようにならないと」
「え…………」
小町が驚愕の視線をこちらに向ける。
あの、川崎さん。誤解されるようなこと言うのやめてもらえませんか。
俺の絶倫は御主人様限定なんで。
「さ、沙希さんは平気なんですか?」
「ん、あたしは体力ある方だし、八幡とのエッチも大好きだからね。八幡がプッツンしない限り大丈夫さ」
「プッツンって……何ですか?」
「それはね」
「ストップストップ」
何かとんでもないことを言い出しかねないので俺は慌てて待ったをかけようとするが、川崎は小町に回していた腕を解き、抑えようとした俺の手を逆に掴んで引き寄せてきた。
「わ、ぷ…………」
仰向けになった川崎の上に倒れ込み、顔が胸に埋まるように抱き締められる。
恐ろしいことにここから脱出できない。
「ま、並大抵じゃ八幡の女は務まらないね。あたしがこのポジションに付けたのはほんとにラッキーさ」
「ほえー……お兄ちゃん、絶対沙希さんのこと手放しちゃダメだよ。こんな人、絶対今後現れないからね」
返事をしようにもできない。
顔全体で感じる柔らかさが動くのを拒否してしまう。
「あたしの方が手放さないよ。きっかけも普通じゃなかったけど、誰にも譲らない」
「お二人の付き合うきっかけってどんなんでしたっけ?」
「あたしが身体で誘惑してなし崩し的に。あとはそこから本気にさせた」
「えっ?」
「八幡は別にあたしに恋愛感情あまり持ってなかったしね。ちょっと退っ引きならない事情があって形振り構わず迫ったのさ。今ではこうしてあたしを愛してくれてるけど」
「…………なんか気になること色々ありますけど、とりあえず一つ聞きます」
「いいよ、何?」
「言ってて恥ずかしくないですか?」
「恥ずかしいに決まってるじゃない」
「恥ずかしいんですか」
恥ずかしいのかよ。
いや、聞いてる俺も恥ずかしいけど。
もしかしてこの体勢って、俺に顔を見られたくないとかそういう意味でもあるんだろうか?
「まあでも受け身でいたらいつまでも進展なんかしないしね。ライバルも多いし」
「ヘタレなお兄ちゃんは自分から行くことなんてないですからねー」
おいおい。一応昔は告白経験それなりにあるんだぞ。成功したことは一度もないけど。
しかしライバルて誰だ? 戸塚と戸塚と戸塚以外に思い浮かばないが。
「ちなみにこいつシスコンだから小町もあたしにとってライバルだよ」
「兄妹だから……ってのは身体重ねてる時点で言い訳になりませんね」
「あたし独占欲強いから、八幡を貸すのはともかくあげることなんかできないからね」
「いや、独占欲強いなら普通は貸すこともしませんてば……」
「そこはまあ事情あってね」
「どんな事情があれば恋人を貸せるんですか……」
正体がサキュバスで精力をより美味しくいただくためです、なんて説明できるわけもない。
小町が呆れた声を出すが、川崎はそれには答えない。
ていうか、あの。
何度も顔にむにゅむにゅがむにゅむにゅされてむにゅむにゅって、俺の下半身がそろそろヤバイんですが。
我ながら驚く回復力である。
乙です
「んー……小町」
「はい、何でしょう?」
「八幡のチンポ、まだ大きくて固いまんまで、満足しきってないみたいだけどどうする?」
「えっ…………」
声とともに後ずさる気配がする。
というかこの展開、既視感があるぞ。
「小町が望むなら……」
「いやいや無理です! 小町、壊れちゃいます」
「だってさ八幡。残念だけどそのチンポ気持ちよくさせるとこ、あたしのおまんこしか空いてないよ」
いや、充分っていうか最高クラスのとこなんですがそれは。
まあ川崎の身体だったらどこだって最高なんだけども。
「もう準備できてるから、好きな時に好きなだけ突っ込んでいいよ。あ、もちろん出す時は一番奥でね」
「さ、沙希っ!」
そんなふうに誘惑されて我慢できるわけがない。
俺は川崎の胸から顔を上げ、身体を動かして肉棒を秘口に押し当てる。
そのまま腰を進めて一気に奥まで突き立てると、襞がきゅうきゅうと締め付けて快感を与えてきた。
「あんっ……チンポ、来たぁっ…………」
川崎が気持ちよさそうな声を上げてよがる。
もちろん俺も声が出そうになったが、それは何とか堪えた。危うく『御主人様』って呼ぶところだったぜ。
「ふふ、小町。あたしがいてよかったね。もしあたし抜きで八幡とこういう仲になってたら、毎日こんな感じで抱かれるとこだったよ」
「お兄ちゃん、絶倫すぎでしょ……」
異議あり!
俺がこうなったのは十割川崎のせいだ!
「でも今回も満足させてあげられなかったら、また小町にこの性欲が向かっちゃうかも。ちゃんと気持ちよくさせないと。例えば小町が一緒に手伝ってくれたりとか」
「え、ど、どうすれば」
「それは自分で考えなよ。凶悪チンポでおまんこ壊されたくなかったらね」
「う……え、えいっ」
小町は膝立ちになって俺の頭に腕を回し、その小振りな胸に埋めさせるようにする。
これはあれか。さっきの川崎の真似なのだろう。大きさとか柔らかさは段違いだけど。
ちょうど口元に来たピンク色の乳首に俺は遠慮なく吸い付く。
「んんっ……」
「あは、妹のおっぱい吸いながらあたしの中に出したいんだね。腰がすっごい激しくなってる」
川崎を気持ちよくさせようとか、もっとじっくり川崎の中を味わいたいとか、そういう考えは一切合切吹っ飛んでいた。
ただ射精したい、川崎の中で果てたい、それだけを思って俺は腰を振る。
「ほら八幡、あたしのおっぱいが空いてるよ。これ揉みながら出すのも好きでしょ」
川崎に導かれるまま俺は両手を伸ばし、その柔らかな二つの胸を少し乱暴気味に揉む。
そうしているとやがて射精感が訪れてくる。
あ、あ、出る、出る…………。
川崎の胸を揉みながら。
小町の乳首吸いながら。
射精する……中出しする……。
沙希の、中に、精液、出すっ……!
「んんっ!」
俺は呻き声を上げながら射精した。もちろん御主人様の望み通り子宮口に亀頭を押し付けながらだ。
乳首に少し歯を立ててしまって小町が身体を震わす。
精液を体内で受け止めた川崎が仰け反る。
その二人に構わず、俺は心ゆくまで白濁液を川崎の中に注ぎ込んだ。
「ふ、う…………」
長い射精が終わり、俺は小町の乳首から口を離して大きく息を吐く。
小町の腕も同時に俺の頭から解かれる。
「はあ……お兄ちゃん、こっち吸うの激しすぎ……」
「ん、ああ、悪い」
俺は小町の背中に腕を回して引き寄せ、さっきとは反対の乳首をくわえた。
そのまま吸うと小町の身体がびくんと震える。
「な、なんで」
「片方だけじゃ嫌なんだろ? こっちもちゃんと吸ってやるから」
「ち、違っ……ああっ!」
弱々しい抵抗を無視し、俺は小町の乳首をたっぷりといじめる。
舌を這わせ、吸い、甘噛みし、それらを繰り返す。
唇を離した頃にはくったりとして、そのままとさりとベッドに倒れ込んでしまった。
「乳首だけでイかせるなんて、実の妹に対して鬼畜じゃないのさ」
下から川崎が揶揄してくるが、尻尾が小町の下半身をまさぐってたのを俺は見逃してない。
たぶん感度上昇も使ってるだろそれ。
「小町のおっぱい吸ってたらまだチンポ大きいまんまだね。このままもう一回おまんこで気持ちよくなる? それとも一旦お掃除する?」
川崎は口を大きく開けて中を見せびらかす。
ぬらぬらと動く舌に欲情を抑えきれず、川崎に覆い被さってその口内に舌を突っ込んで川崎のと絡める。
「んっ……」
それを受け入れた川崎は背中に腕を回しながら俺の唾液を啜った。
腰を揺すり、亀頭をぐりぐりと最奥部に擦らせる。
子宮口が吸い付き、襞が絡み付く。
気持ちいい。気持ちいい。
俺は長い時間をかけて思う存分じっくりと川崎の中を味わい、たっぷりと精液を吐き出した。
しばらく意識が飛びかけていた川崎だったがやがて正気に戻り、その口で肉棒をお掃除してもらう。
それが終わる頃に小町も起きてくう。
が、やはり疲労感はあったので小町を真ん中にして川の字で一眠りすることにした。
結構疲れていたのか三人ともあっという間に夢の世界に旅立ち、目が覚めた頃にはもうそこそこいい時間になってしまっている。
「そろそろ引き上げよっか。小町、満足できた?」
「そりゃもう。しすぎなくらいで」
最後に一人ずつもう一度シャワーを浴び、ホテルを出る。
まだ少し足腰にきているのか、小町が俺の腕にしがみついてきた。
それに遠慮してか川崎がいつものように腕を組んでくることはなかったが、今日は仕方ないか。
川崎を送り届けてから俺と小町は帰路に着く。
明日は性奴隷としての仕事はお休みだと言われたので、余計なことをしてのチャージとかがないように今夜は早めに寝るとしよう。
乙です
ほ
「んー……」
翌日。
昼休みに川崎の作ってきてくれた弁当に思わず感嘆の声が出る。
相変わらず美味い。
「ふふ」
それがわかったのか川崎も嬉しそうに微笑む。
うっ、かわいい。めちゃくちゃ抱き締めたい。そんな感情が溢れ出すとともに、ぎゅうっと胸が締め付けられる。
この涌いた感情を吐き出さないと泣いてしまいそうで、俺は弁当を食べ終わると川崎の前に立つ。
「?」
訝し気な表情をする川崎の右手を取り、俺はひざまずく。
奴隷たるもの御主人様より高い目線で話すわけにはいかないからな。
「川崎、ありがとう」
握った川崎の手の甲に額を付け、俺はそう口にする。
本当はもっと色々伝えたいのだが、するりと出た言葉はそれだけだった。
しかしそれだけで伝わったのか、川崎は空いた方の手で俺の頭を撫でてくる。
「礼を言うのはあたしの方こそだよ。ありがとう、八幡」
うん。伝わってくる。
その感謝が何に対してのものなのか。
俺の気持ちもこれくらい伝わってくれているといいのだが。
「沙希、抱き締めていいか?」
「キスもしてくれるならいいよ」
川崎は立ち上がって俺を迎えるように両腕を広げる。
首に手を回し、唇を重ねた。
激しくしたり舌を絡めたりはせず、ただ触れ合うだけのキス。
俺の背中に回された川崎の腕の力が少しだけ強まる。
予鈴が鳴るまで俺たちはずっとそのままでいた。
恋愛ものの最終回みたいなことをした翌日の放課後。
俺は待ち合わせ場所に向かい、二人と合流する。
「はーちゃーん」
「よう京華、元気だったか?」
「うんっ!」
駆け寄ってくる京華を受け止め、挨拶を交わした。
京華を中心に三人で手を繋ぎ、いつもの温泉施設に向かって歩き出す。
最近あった楽しいことを夢中になって話してくる京華の様子に実にほのぼのとしてしまう。
が、受付で手続きを終えて脱衣所に入ると空気ががらりと変わる。いや、主に川崎のせいというかその脱衣の妖艶さのせいというか。
本人はただ脱いでいるだけなのだろうが、つい目が釘付けになってしまっていた。
「ふふ」
「おっきくなってるー」
二人が俺の下半身の状態に気付く。
「先に中で待ってるよ」
「はーちゃん、はやく来てね」
一糸纏わぬ姿になった二人は浴室へと向かう。
俺も気を取り直して服を脱ぎ、タオルを腰に巻いて後を追った。
いやまあすぐに取られるんですけどね。
「えいっ」
「おっ、と」
案の定かけ湯を済ませた京華に剥ぎ取られる。
タオルの上からでも隠しきれないくらいに大きくなっていた肉棒がさらけ出され、それを見た京華がはしゃぐ。
「はーちゃんの、おっきいー。けーか頑張るね」
そう言って俺の手を引き、椅子に座らせられる。
何をするのかと聞く間もなく、京華は俺に唇を重ねてきた。
「ん……ちゅ……れろ…………」
口内に差し込まれた小さな舌が暴れまわり、蹂躙される。
歯茎や頬の内側、俺の舌に這い回り、頭がじんじんと痺れていく。
「んっ…………はーちゃん、けーかのキス、どうかな?」
「ああ、すっげ……気持ちいいぞ。京華はキスも上手だな」
「えへへー。はーちゃんのおちんちんにも洗ったあといっぱいキスしてあげるね」
感度向上付きの唾液を飲まされてさらに固くなった肉棒を一撫でした京華は、ボディソープを手で泡立てながら俺の前に座り込む。
川崎は後ろから抱き付き、その豊満な胸を俺の背中に押し付けてくる。
「あうっ…………」
背中の川崎の胸の柔らかさと肉棒を擦る京華の手のぬるぬるさに思わず声が出た。
それを堪えようとする前に川崎が体勢を変えて俺の唇を塞いでくる。
流し込まれる唾液を嚥下しながら川崎と舌を絡め合い、肉棒の先端から根元まで撫で回す京華の手によって与えられる快感を甘受していく。
やがて陰嚢の方まで洗い終えた京華はお湯で泡を流し、にっこりと微笑む。
「おちんちんさん、きれいになったー」
「ああ、ありがとうな京華」
「えへへ」
頭を撫でてやると京華は嬉しそうにはにかむ。
そんな表情をしながらも肉棒に触れ続けているのはサキュバスとしての本能だろうか?
「さ、けーちゃん、お勉強の時間だよ。はーちゃんに射精禁止の呪いを軽くかけたから、それを解除して射精させてごらん」
「うん、けーか頑張るー」
京華はそう言うなり頭を屈めて肉棒に舌を這わせ始めた。
あとで聞いた話だが、別のサキュバスがかけた呪いは自分の呪いを解くより若干難しいらしい。
それ自体が将来必要になるかわからないが、俺という練習台があるのでせっかくだからというわけだ。
ってか解けてもらわないと困る。感度向上までされていてそのサキュバスの舌遣いを受けているのに射精できないのは非常につらい。
陰嚢までじっくりしゃぶられ、竿も余すところなく散々舐め尽くされ、肉棒は早く射精したいと主張するようにびくびくと震えている。
出したい。発射待ちをしている精液をぶちまけたい。
早く。早く。
「けーちゃん、まだ? はーちゃんがツラそうだよ」
「うん、もう少しー」
そう言って京華が肉棒の先端に唇を付ける。
尿道口をほじられるように舌先を這わされて、俺は思わず隣にいた川崎の身体にしがみつくように腕を回した。
そのまま胸に顔を埋めようとしたが、顎を持ち上げられて川崎と目線を合わせることになってしまう。
あ、見られてる。射精したくても出来ず、快感に翻弄されている情けない表情を見られてるっ……!
「あっ……あっ……ああっ!」
その時は突然来た。
射精禁止の呪いが解除され、我先にと精液が飛び出る。
当然それは京華の口内に放たれ、次から次へと注がれていく。
「あっ…………あっ…………」
気持ちいいっ……!
御主人様にしがみついて情けない顔を見られながら、御主人様の小さい妹の口内に射精するの、最高に気持ちいい…………。
「んっ……こく……んー…………」
京華はその小さな両手で肉棒をしごき、喉を鳴らして精液を飲み込んでいく。
射精が終わって一息ついたところで尿道内に残ったものをちゅううっと吸い出され、俺はまたもや情けない声をあげてしまう。
「けーちゃん、どう? はーちゃんの美味しかった?」
「うんっ、さーちゃんに我慢させられてたからそのぶんさらにおいしかったー」
「そう、良かったね。それじゃ、はーちゃんは気持ち良すぎてぐったりしてるけど、ちゃんとお礼を言おうね」
「はーい。はーちゃん、はーちゃんのせーえきすごくおいしかったです。ごちそうさまでした!」
「…………おう、こちらこそ、飲んでくれて、気持ち良くしてくれて、ありがとうな」
どうにか言葉を返し、手を伸ばして京華の頭を撫でてやる。
京華はそれに満足したようで、鼻歌を鳴らしながら湯船に浸かった。
それを確認した川崎はそっと俺の頬に唇を付ける。
「八幡、お疲れさま」
今日は一度しか出していないのに思った以上に疲れている。
サキュバスの呪い云々が関係しているのか、一回で大量に搾り取られたからなのかはわからないが。
それでも御主人様とその妹の手前、気張るわけだけども。
「じゃ、帰ろっか」
「おう」
温泉施設を出て、京華を真ん中にして三人で手を繋いで歩く。
二人を家まで送り届け、手を振って別れた。
あ、そういえば川崎にはほとんど何もしてもらってない。
よし、明日は川崎に搾り取ってもらおう。
うお更新
乙です
翌日。
色々邪念を抱えつつ午前の授業を受けていたが、休み時間に由比ヶ浜と三浦が心配そうな表情で海老名さんに話しかけていた。
どうも体調がよろしくないらしく、あとで保健室に行ってみるようだ。大丈夫だろうか?
「その心配した時間を返せ」
「えー、何突然?」
昼休み。
屋上に行くとぴんぴんとした海老名さんが川崎と一緒に待ち構えていた。
どう見ても元気そうで体調が悪いようには思えない。
「いや、さっき具合悪そうにしてただろ。体調でも崩してるのかと」
「あ、うん。体調は良好だよ。でも」
海老名さんはそこで言葉を切って俺に抱き付いてくる。
何なんですか一体!?
「若い肉体と性欲を持て余しているので、放置してた八幡くんはその責任を取るべきだと思います」
「何でだよ。時々相手してるだろ」
「足りない足りない全然足りない!」
そう叫びながら俺の身体を揺さぶる海老名さん。
あの、ここ一応立入禁止の屋上なんで、もう少し静かにしてもらえますかね。
「放置プレイも悪くないけどマンネリ化はよくないと、この性奴隷は愚考いたしました」
そう言って俺から離れて座り、弁当を広げ始める海老名さん。苦笑している川崎から弁当を受け取り、俺も昼食にする。
何だろうこの流れ。海老名さんの相手を放課後にでもするということだろうか?
「というわけでごはん食べ終わったらヤってね」
「んぐっ……」
口に入れたものを喉につまらせかけ、慌ててお茶で流し込む。
今これからかよ!?
いやまあ、俺だって思春期真っ盛りの男子高校生。異性と身体を合わせることに一切文句はない。
むしろ俺なんかがこんなに良い目に合っていいのだろうかという気持ちはいまだに持ち合わせている。
改めて御主人様である川崎に感謝。
「そもそもの話ね、おかしいでしょ」
「あ、何がだ?」
「男子高校生なんて頭の中は80%がセックスのことじゃない」
「いや、95%だ」
「じゃあなおさらっ! 身体を好きにできる性奴隷女子を手に入れたら毎日あんなことやこんなことするでしょ普通」
「まあ普通は…………」
「昼休みに自分はごはん食べながらおチンポしゃぶらせて『お前の昼飯は新鮮な精液だ。こぼさず全部飲め』って命令してお口の中に射精するでしょ普通」
「それは普通じゃない」
ていうか川崎がちょっと冷や汗をかいてるぞ。思いっきりサキュバスである川崎と俺の関係じゃないかそれ。
つまり普通じゃない。
「下着をはかせずに登校させて『写真撮ってやるからスカートたくしあげろ』って命令したり」
いや、そのスカートの短さでそんなことを強要するほど俺は鬼畜ではない。いくらなんでもリスキーすぎるだろ。
でも思えばそんなスカートの短さのおかげで川崎の尻尾を見つけられたんだよなあ…………。
「放課後に私が友達と遊びに行こうとする前にメールで呼び出して『オナホとしての務めを果たしてから行け』って命令して、生でおチンポをおまんこでしごかせて中に出させたり」
弁当を食べ終わっても海老名さんの口上は止まらず、加速する。
ていうかその語る内容だけで俺の肉棒が反応してしまっているんですが。
「『今まで撮った写真や映像をばらまかれたくなかったらこれからも俺に逆らわずに肉便器でいろ』って言いながらおチンポを舌でお掃除させるの……」
海老名さんはうっとりとした表情で妄想にふける。
が、急に不満げになってこちらに顔を向けた。
「そんな事が起こらず、私は悶々としているわけです。アンダースタン?」
最後は棒読みの英語で絞める。
ていうかそんな状況女子にとって屈辱ものだろうに。
「八幡くんだってサキサキにそんなこと言われたら喜ぶでしょ?」
「それは男女の差だと思うが」
喜ぶのは否定しない。
むしろこちらから懇願するまである。
「でも実際そんなことになったら大変なのは海老名の方だよ」
「え」
「八幡の精力知ってるでしょ。あたしは体力ある方だし八幡が好きだから大丈夫だけど、海老名に耐えれる?」
好きって言った!
川崎が俺を好きって言ってくれた!
なんていまだにそんな言葉で一喜一憂してしまう俺である。いや、今はそれどころじゃない。
俺の精力は御主人様によってもたらされていることをいい加減理解してほしいものだ。
ここでは言わないけど。
「なんだかんだ言ってもちょっと物足りないくらいがちょうどいいのさ」
「ん、あん…………」
川崎が海老名さんのスカートの中に手を突っ込み、もぞもぞと動かす。
海老名さんはそれを避けることなく切なげに声を漏らした。
「でもここの物足りなさは解消してあげないとね。もうしっかり準備できちゃってるし、下着脱いでそこの壁に手を付きな」
濡れた指先をぺろりと舐めながら川崎が壁を指差す。
海老名さんはのろのろと立ち上がり、スカートを捲って下着を下ろし始めた。
「お、お願いします…………私のおまんこ、御主人様のおチンポで犯してください…………」
俺にそう懇願したあと、丸めた下着を自分の口に突っ込み、胸元のリボンをほどいて自分の両手首を縛る。
いや、何でだよ!?
「ほへ? へんひゅうひはほ」
練習した、じゃないんだよ。そもそも自分の両手首を自分で縛るってできるもんなのか?
川崎も呆れた目で見ているが、それを意に介することもなく海老名さんは縛られた手を壁に付いて尻をこちらに向ける。
一瞬変な空気になったが、上気したその表情に俺はごくりと唾を飲んだ。
「ん。八幡、犯してあげなよ」
「あ、ああ」
俺はファスナーを下ろしていきり立った肉棒を取り出し、スカートを捲ってさらけ出された性器に先端を押し当てる。
合図も許可も遠慮もなく、腰を進めて一気に奥まで肉棒を突き立てた。
「んんっ!」
びくんと海老名さんの身体が仰け反り、声が漏れ出る。
詰め込まれた下着によって大きな声は出ないようだ。もしやこれが狙いだったのか?
きゅうきゅうと肉棒に絡み付く襞が気持ちいい。
俺は海老名さんの腰を掴み、好き放題に身体を動かす。
「海老名。学校の屋上で強引に犯されるなんて素敵な思い出、ちゃんと撮っといてあげる」
そう言ってスマホのカメラで写真を撮る川崎。あの、だからそれ俺のスマホなんですが。
しかし、確かに端から見ると無理やりしてるみたいだな。口を塞いで手を縛って後ろから、なんて。
むしろ俺は懇願されてる方なのに。
「ふふ、いいのが撮れたよ。あとは足の間にカメラ差し込んで、おまんこオナホに精液出すとこアップで動画撮るからね」
川崎は俺と海老名さんが繋がっているところのすぐ真下にスマホを構える。
もうそれを確認するだけで海老名さんはびくんびくんと身体を震わせて達していた。
もちろんそれで止めたり気を遣ったりする俺ではなく、腰を振って激しく肉棒を出し入れさせる。
あー気持ちいい……あ、出そう…………出る……出る……。
「う、あ……あっ!」
俺の身体が震え、肉棒の先端から精液が飛び出る。
もちろん海老名さんの一番奥に押し付けながらだ。
最後の一滴が出るまで俺は腰を動かし、快感を堪能する。
「あ……ああー……気持ちいい…………姫菜、お前のまんこで気持ちよくなってやってるぞ。お前も腰振って応えろ」
俺の言葉に海老名さんがすぐに腰を揺すり始め、肉棒に快感を与えようとしてくる。
達した直後の肉棒にその刺激は効果覿面で、残ってた精液が搾り取られるように海老名さんの中で飛び散った。
じっくり余韻に浸ったあと、俺はカメラ映りを気にしながらゆっくり腰を引いていく。
肉棒が抜かれて支えを失った海老名さんの身体がずるずると崩れ落ちるが、川崎の構えたスマホのレンズは海老名さんの局部を捉え続けていた。
ひくひくしていた膣口から収まりきらなかった精液がこぽっと溢れてきたところまで撮り続け、そこでようやくカメラをしまう。
「ふふ、あたしのおまんこだったら溢れさせずに全部飲んじゃうからねこれ」
そういえばそうか。
サキュバスは栄養源であるこれをこぼしたりはしないんだな。
「じゃ、あんたのチンポお掃除してあげる。はい」
川崎が俺の前にしゃがんで口を開く。
俺は遠慮なくそこに肉棒を差し込み、這い回る舌の感触を楽しんだ。
「はあ……すっごい良かったぁ」
後始末をすべて終えたあと、海老名さんがため息と共に呟く。
満足そうではあるが、足元が少し覚束ないようだ。
「あんた大丈夫なの? ふらついてるけど」
「うん、平気平気。午後は保健室で休んでるから」
もしかして午前中のあれってそのための布石の演技だったのか?
確かに今はパッと見は具合悪そうに見えるが。
「はあ、しょうがないね。ついでだしあたしが送ってってあげるよ。八幡は先に戻ってて」
「あ、ああ」
「いつもお世話になります神様仏様サキサキ様」
俺達は屋上から校舎に戻る。
海老名さんは川崎に身体を支えられながら保健室へと向かった。
久しぶりで乙です
めっちゃ更新されてる
書き方上手いよなあ
もういっそゲーガイルでエンディングがあるキャラ全員ハーレムにして欲しい。
このSSまとめへのコメント
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