上条「ドキュメンタル?」後編(289)

・上条「ドキュメンタル?」前編
上条「ドキュメンタル?」前編 - SSまとめ速報
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の続編です!


・禁書3期公開記念&レールガン3期、一方通行公開決定記念です!


・前にも増してヒッドイ戦いです


・それでもよければどうぞ!



~これまでポイント、カード~


上条:1P

一方通行:2P.イエロー

土御門:イエロー

垣根:2P.イエロー

浜面:2P.イエロー

青ピ:1P.イエロー

海原:1P:イエロー

ーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー


垣根「さあさあ、また始まったぞ」


海原「……あの、土御門。そろそろ」


土御門「ん? ああ、あれか。よし、そろそろやるかにゃー」


上条「何の話してんだお前ら?」


土御門「皆んな、そろそろ一体誰が優勝するのか、気になってきただろ?」


一方通行「アァ? いきなりどうした?」



土御門「そこでだな、知り合いの未来予知の能力者に来てもらったんだにゃー。みんな、出迎えてくれ」


青ピ「未来予知?」


土御門「じゃあ、呼ぶぞー」


壁の扉が回転し、向こう側の人影が姿を現わす。


美山「どうも、こんにちは」ペコッ


一方通行「何だこのガキ?」


上条「土御門、この子がこの企画と一体どう関係してんだよ?」



土御門「まあ説明しないとな。この子の名前は美山写影。能力は予知能力と念写能力の複合のようなもので、近い未来に起こるものを写真に移すことができるんだにゃー」


垣根「ほー。中々使えそうな能力じゃねぇか」


美山「以前はランダムな場所の、不幸な瞬間しか念写できなかったんだけどね。最近は精度も上がって、場所の特定くらいはできるようになったんだ。で、もう始めてもいいの?」


土御門「OK。さっそく予知をお願いするにゃー」


美山「分かった」


美山、インスタントカメラを頭に近づけ、深呼吸をする。額の汗とともに、カメラから写真が現れる。



土御門「おっ。出てきた出てきた」


垣根「オイ。何も写ってねぇぞ?」


出てきた写真。印刷されているのは水玉模様のみ。


土御門「そう。で、これを専用の機械で読み取れば、内容を解読できるんだにゃー」


土御門、機械に写真を通す。


土御門「……よし。皆んな見てくれ」



上条「どれどれ」


一同、機械の前に立つ。


一方通行「何が写って……」


※解析された写真。結標にズボンを剥ぎ取られている美山。


一方通行「ンッ」


垣根「ヒンッ」


一方通行、垣根、すぐさま写真から離れる。



垣根「フゥー! フンッ! あーあー」


一方通行「ちょ、一旦整理させろ。何でここでコイツが出てくるんだ?」


土御門「……………………」


美山「こ、これは一体……」


上条「え? マジでどういうこと?」



~モニター室~


アレイスター「あーそういうことか。アイツら裏で繋がってたのかー」



~ドキュメンタルルーム~


海原「えーそれではですね、今度は自分の方から紹介したい人がいます」


上条「え?」


浜面「え、まさか」


海原「それでは早速登場してもらいましょう」


浜面「オイオイこれって……」


壁の扉が回転し、向こう側の人影が姿を現わす。


結標「どうも。皆んなこんにちは」


一方通行「やっぱりかよ! そういうことかよクソッタレ!」



上条「え、てことはこれから……」


結標「そんなに焦らないの。さて海原、お目当ての子はどこ?」


海原「こちらに」スッ


美山「……あっ、お姉さんこの前の」


結標「ウフフ。また会ったわね僕。ありがとう海原、土御門。私の人探しに付き合ってくれて」ニタリ


土御門「お、おう」


海原「自分たち、仲間ですから」キリッ



一方通行「ふざけンなコラ! お前ら裏で繋がってこんな闇取引やってたのか!」


結標「あら一方通行。仲間外れにされて悔しいのかしら?」


一方通行「冗談じゃねェよ! こんな犯罪の片棒担がされてたまるか!」


垣根「元暗部が何言ってんだ」


結標「さあ、おまたせ。私あの日からずっとあなたの面影を探してたのよ。今日はじっくり楽しませてもらうわ」ジリジリ


美山「や、止めろ! こっち来るな! 乱暴する気なんだろ! あの写真のように」



結標「あらぁ? 冷や汗で体がベトベトよ? 仕方ないから、お姉さんと一緒にあっちでシャワー浴びようか」ニタニタ


垣根「……………………」プルプル


上条「コイツ……ッ……………」


美山「ちょ、 誰か助け」


ヒュンッ、と美山の姿が消滅する。


浜面「うおっ!」


一方通行「何だお前。どこ飛ばしやがった」



結標「無論、シャワー室よ。さあさあさあさあさあ! その青い肉体美を私に見せなさあああああああああああああああああああいッ!!!ズダダダッ


青ピ「羨ましいなあ。あの子」ハァ


一方通行「何がだよ。あンなもンただの妖怪だぞ」


垣根「いや、でも気持ちはちょっと分かるぜ」


一方通行「分かってたまるかよクソが」


>ウワアアアアアアアアアアアアアッ?!


一方通行「ッ?」ビクッ


青ピ「この声、あの子の……」



>や、やめろ! だ、誰か! あ、ウワアアアアアアアアアッ!


ジャアアアアアアアアアア……


上条「ん、ンンッ………」プルプル


垣根「シャワーの音が聞こえてくんのがヤベェな。この生々しさが……」


浜面「オイやめろ。意識しちゃうから」プルプル


青ピ「ええなあ…………」



>ちょ、待ってくれ! そんなところ触るな! おい! アッ、ちょ。お、オシッコが……ちょ、あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ…………


ジャアアアアアアアアアア……


垣根「………フゥー」プルプル


海原「一体何されてるんですかね」


青ピ「何って、そりゃナニちゃうん?」


土御門「自分で仕込んでおいてなんだけど……流石にヤバいな」


上条「俺ちょっと止めてくるわ」ガタッ


青ピ「ええー。もうちょい聞いとこうでカミやん」


上条「いやこれ以上ほっといたらあの子が……」



突如、シャワーの音が止む。


海原「ん?」


垣根「静かになったな」


一方通行「もう終わったのか?」


上条「…………………………」


バタンッ!


上条「ッ?!」ビクッ


小窓が開く。美山の上半身の裸体だけ見える状態。



美山「アァッ! そんなに激しく、アッ、アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」シコシコシコシシコシコシコシコ


青ピ「ブッフフフwwwwwwwwwww」


ブッー!ブッー!ブッー!


美山「アアアアアアアアアアアッ! アッ! アアアアアアアアアアアアッ!!!」シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ


上条「おいいつまでやってんだよ! もう青髪笑ったぞ! 終わらせてやれよ!」


垣根「wwwwwwwwwwwwwww」


浜面「ひ、ヒドイwwwwwwwwwwww」


土御門「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


一方通行「いい加減にしろよコラァッ! さっきから下ネタばっかりじゃねェかァッ!」



ガチャ


アレイスター「いやーヒド……てまだやってんのかwwwwwwwwwwwwwwww」


美山「た、助け、あ、アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」シコシコシコシコシコシコシコシコ


一方通行「さっさと出てこい腐れ外道ォッ!」


一方通行、更衣室の方へ向かう。少し経って、結標の襟首をつかんで引きずりながら帰ってくる。


結標「ちょっと! 何すんのよ! まだまだいっぱい楽しみたいのに!」


一方通行「息の根止めるぞ下衆が! 手コキカラオケがやりてェんなら他所でやれ! 頼むからこれ以上場を汚すンじゃねェ!」


上条「何か、どんどん狂気染みた戦いになってきてんな……」



アレイスター「さて、青髪。判定なわけだが……レッドカード! よって退場!」


青ピ「うわあああああああああああああああああああ!!! 僕の夢がああああああああああああああああッ!!!!」


一方通行「そういえばコイツの願い事って何だったンだ?」


上条「学園都市中の可愛い女の子とセッ○ス」


一方通行「コイツも殺しとくか? 結標とセットで」


アレイスター「これで海原と土御門に1Pずつだな。まさかこんな合わせ技を……ウン?」


上条「どうしたアレイス」


美山「だ、誰か……助け…………」ヨロヨロ


更衣室の奥から頬のこけた美山がブリーフ一丁で出てくる。



アレイスター「wwwwwwwwwwwwwwwww」


垣根「wwwwwwwwwwwwwww」


土御門「wwwwwwwwwwwwww」


上条「いや笑い事じゃねぇよ! オイ! 大丈夫か?」


結標「僕? 今日はとっても楽しかったわあ。また一緒に遊びましょ?」ニタァ


美山「ひっ! や、止めろ! 僕の側に近寄るなああああああああああああああああああああああッ!!!」ガタガタブルブル


上条「お、落ち着けって! もう大丈夫だから!」


垣根「マジで殺した方がいい気がしてきたな。コイツ」



一方通行「こンな化け物と仲間だったことを今すぐ記憶から抹消してェよ」


アレイスター「そ、それじゃあもう行くから。ほら、落ち着けって。な?」


美山「ハァ………ハァ……」ガタガタブルブル


結標「それじゃ、私はもう行くわ。一方通行、土御門、海原。またよろしくね」


一方通行「よろしくされてたまるか。消えろ。二度と視界に現れるな」


土御門「はっきり言ってドン引きだからな?」


海原「呼んだことを少し後悔しました」


結標「はいはい。それじゃあね~」


青ピ「ハァ……せっかくこんなモンまで付けたのに……」


バタンッ



~interview~


青ピ「全力を出す前に終わってしもうたな~」


青ピ「ただな、自分が攻撃に移ってる時は、そんだけ隙も生まれるんよ。浜面のケツからねんどろいども、僕相当ヤバかったもん」


青ピ「やから皆んなの出方を伺いながらって感じの戦い方やったやけど……やっぱり攻撃せん限りには勝てんよな~」ハァ


青ピ「ただ、もう一個やりたいことが残ってるからな。それはゾンビでのお楽しみやで」ニヤリ



~モニター室~


アレイスター「そろそろメンバーも半分くらいか。さあ、楽しませてくれよ



ーRe STARTー


[2:53:38]


上条、更衣室へ向かう。


一方通行「さァて。後6人か」


垣根(あのネタしかけるか? いや、もう少し様子を見るか)


浜面「てことは、お前ら最初から参加することを分かってたってことか」


土御門「たまたま一緒に居た時に招待状が来たんだにゃー」


海原「それで相談して、彼女を使うことにしたんですけど……何か、すみませんでした」


浜面「うん、まあ……凄かったな」



土御門「想像を遥かに超えて最低だったにゃー。あのショタコン」


一方通行「あの業の深さは一種の病気なンじゃねェのか?」


垣根「そう言ったら新しい血族みたいだな」


上条、右手に猿の人形を抱えて更衣室の奥から姿を現わす。


浜面「あ、帰ってきた」


一方通行「どォしたその人形?」


上条「まあ見ててくれ」


上条、人形を机の上に置く。



上条「その幻想をぶち殺す!」


猿『その幻想をぶち殺す!』


浜面「おお」


上条「こっから先は一方通行だ!」


猿『こっから先は一方通行だ!』


海原「中々すごいですね。この猿」


上条「ェッーイ☆」


猿『ェッーイ☆』


一方通行「………………………」


土御門「んんっ」



上条「ずっと待ち焦がれてたんだろ、こんな展開を!
英雄がやってくるまでの場つなぎじゃねえ!主人公が登場するまでの時間稼ぎじゃねえ!
他の何者でもなく!他の何物でもなく!
テメエのその手で、たった一人の女の子を助けてみせるって誓ったんじゃねえのかよ!
ずっとずっと主人公になりたかったんだろ! 絵本みてえに映画みてえに、
命を賭けてたった一人の女の子を守る、魔術師になりたかったんだろ!
だったらそれは全然終わってねえ!! 始まってすらいねえ!!
ちっとぐらい長いプロローグで絶望してんじゃねえよ!!
――手を伸ばせば届くんだ。いい加減に始めようぜ、魔術師!」


猿『ずっと待ち焦がれてたんだろ、こんな展開を!
英雄がやってくるまでの場つなぎじゃねえ!主人公が登場するまでの時間稼ぎじゃねえ!
他の何者でもなく!他の何物でもなく! テメエのその手で、たった一人の女の子を助けてみせるって誓ったんじゃねえのかよ!
ずっとずっと主人公になりたかったんだろ! 絵本みてえに映画みてえに、
命を賭けてたった一人の女の子を守る、魔術師になりたかったんだろ!
だったらそれは全然終わってねえ!! 始まってすらいねえ!!
ちっとぐらい長いプロローグで絶望してんじゃねえよ!!
――手を伸ばせば届くんだ。いい加減に始めようぜ、魔術師!』


垣根「…………ッ……ンッ」プルプル


海原「あー、ゲホッ」



上条「俺だって悔しいよ。悔しいに決まってる。そんなの悔しいに決まってるだろ!……俺が何をしたっていうんだ。別に目が眩むような大金が欲しいとか、馬鹿みたいな権力を牛耳って王国を作りたいなんて望んでいるわけじゃない。ただいつもと同じように学生寮で目を覚まして、インデックスのご飯を作って、学校に行って、放課後に友達と遊んで……そんな当たり前のものを取り戻したかっただけなんだ。なのに、どうしてそれだけで絶対悪なんて呼ばれなくちゃいけないんだ! 大勢の人の命を天秤に」


浜面「も、もういいから」


猿『俺だって悔しいよ。悔しいに決まってる。そんなの悔しいに決まってるだろ!……俺が何をしたっていうんだ。別に目が眩むような大金が欲しいとか、馬鹿みたいな権力を牛耳って王国を作りたいなんて望んでいるわけじゃない。ただいつもと同じように学生寮で目を覚まして、インデックスのご飯を作って、学校に行って放課後に友達と遊んで……そんな当たり前のものを取り戻したかっただけなんだ。なのに、どうしてそれだけで絶対悪なんて呼ばれなくちゃいけないんだ! 大勢の人の命を天秤にも、もういいから』


上条「………………ッ」プルプル


浜面「ハァ………」


一方通行「ンッ、あーンンッ!」



~モニター室~


アレイスター「おー! 上条面白いな! これは予想以上だぞ!」



~ドキュメンタルルーム~


土御門「……………………」スッ


上条「ん?」


土御門、上条の手前に美琴のねんどろいどを置く。


上条「…………………………」


上条、ねんどろいどを右手で触る。


パキュィイーン!


猿『パキュィイーン!』


海原「おほっ」


ブッー!ブッー!ブッー!



上条「wwwwwwwwwwwwッ! スゲェなオイ!wwwwwwwwwwww」


垣根「完コピじゃねぇかwwwwwwwwwwwwwwwwww」


浜面「wwwwwwwwwwwwwwwww」


一方通行「ッ……あの音再現したの何気に初めて聞いたぞ」


バタンッ


アレイスター「上条! 凄いな。正直見直したぞ。まさかこんな面白いアイテムを持ってるとは」


上条「いやあ、一応上条さんのリーサルウェポンだったわけで」



アレイスター「さて、海原。判定は……」


海原「違います! あれは笑ったんじゃない! びっくりしたんです!」


一方通行「いや、完全に笑ってただろ」


アレイスター「んー、オレンジだな!」


海原「あぁ良かった……ありがとうございます」


アレイスター「もっとはっきり笑ってたらイエローだったんだけどな。それでは。引き続き宜しく」


バタンッ


一方通行「これで三下もトップに並んだか」


浜面「ヤベェな。いよいよ誰が優勝するのか読めなくなってきたぞ」


上条「フッ。生活がかかった勝負だからな。飢えた狼の怖さを思い知らせてやりますよ」



~モニター室~


アレイスター「いい感じに皆んなギラつきだしたな。それでは、スタート!」



ーRe STARTー


[2:41:45]


上条「喉乾いたなー」


浜面「冷蔵庫の中に色々あったぜ」


上条「何か飲むか」


上条、冷蔵庫へ向かい、扉を開ける。




上条「ンンッ」



ーRe STARTー


[2:41:45]


上条「喉乾いたなー」


浜面「冷蔵庫の中に色々あったぜ」


上条「何か飲むか」


上条、冷蔵庫へ向かい、扉を開ける。


上条「ンンッ」バタンッ


一方通行「アァ? どォした?」



上条「フゥ……オイ。あれ置いたの誰?」


一方通行「アン?」


一方通行、冷蔵庫へ向かいドアを開ける。タッパの上に頭が巨大化した小萌の写真。


一方通行「……ッ」


土御門「あ、そんなとこにあったのかー。どこ行ったと思って探してたぜい」


土御門、写真を回収。


土御門「悪かったな。カミやん。ほれどうぞ」


上条「………………………」


上条、無言で土御門を睨み冷蔵庫の中から牛乳を取る。



~モニター室~



アレイスター「さて、そろそろゾンビタイム、行きますか!」



~ドキュメンタルルーム~


『ゾンビタ~イム!!!』


デェェェェェェェェェンッ!!!


浜面「うおっ?!」


上条「何だ!? 照明変わったぞ!?」


垣根「オイオイ。これ言ってた奴じゃねぇのか?」



一方通行「遂に来やがったか……」



ガチャ



海原「?」


青ピ「やあやあ。皆んなお疲れ」


青ピ、脱落前と同じ、全裸と貞操帯姿で現れる。


上条「お前まだ着替えてねぇのかよ」


一方通行「気持ち悪ィからさっさと着替えろカス」


青ピ「それがなあ、鍵持ってたはずなんやけど、失くしてもうたんや。やけん、今からスペアを持ってきてもらうわ」


一方通行「アァン? 持ってきてもらうって誰に」


壁の扉が回転し、向こう側の人影が姿を現わす。



フェブリ「……おにーちゃん。鍵ってこれ?」


青ピ「そうそう。いやー助かった。ほんならそれで外してくれるか?」


青ピ、奥のソファーの手前の机の上で、仰向けで寝転ぶ。フェブリそれを追いかける。


浜面「……え?」


上条「青髪? 青髪ピアス?」


フェブリ「これではずしたらいいの?」


青ピ「そうそう。ここに鍵穴があるやろ? そこに差し込むんや」


垣根「ちょ、待てオイお前……」



フェブリ「おにーちゃんこれなんなの?」


青ピ「これはな、『貞操帯』って言うんやで」


フェブリ「てーそうたい?」


青ピ「そう。もう一回言ってごらん? 貞操帯」


フェブリ「てーそうたい」


海原「……………………」プルプル


垣根「ッ…………コレ…………」


浜面「…………………………」



フェブリ「どうしてこんなのつけてるの?」


青ピ「それはな、射精管理のためなんよ」


フェブリ「しゃせーかんり?」


青ピ「そう。もう一回言ってごらん。射精管理」


フェブリ「しゃせ」


海原「ンフフッ」


ブッー! ブッー!ブッー!


海原「ちょっと本当いい加減にしてくださいよさっきからあああああああああああああああああッ!!!」


垣根「オイ第1位。殺そう。コイツ殺そう」


一方通行「初めて気が合ったな。こんなクズを野放しにしてガキに近づかれでもしたらたまったもンじゃねェ」ガタッ



青ピ「ちょちょちょちょっと待って! 冗談やん冗談! 笑わせるための演出やんかぁ。本気にせんといてよ」


上条「……俺、何でコイツと友達やってんだろう」


ガチャ


アレイスター「…………………」


海原「ちょっと! あなたからも言ってくださいよ! 笑い通り越して最早犯罪ですよ!」


浜面「純粋に引いたわ。笑えねぇよアレは」


上条「そりゃ何でもありかもしれないけど……これは酷すぎるだろ」


アレイスター「皆んなの言い分は分かるんだが……私にはコイツの笑いを断罪する資格がないんだ」



フェブリ「おにーちゃん、はずすよ?」


青ピ「おう。いつでもどうぞ」


土御門「まだやってんのか! 止めろ! これ以上修羅道を歩ませるな!」


アレイスター「えー、心苦しくはあるが、海原レッドカード! 退場!」


海原「いや、だってこんなの……ああもう!」


垣根「これで残すは半分か。てかゾンビタイムヤバいな」


一方通行「こンな奴がこれからバンバンくるとか考えたくもねェよ」


アレイスター「流石にここまで下衆な笑いはないと思うが……とりあえず海原、荷物まとめようか。残るメンバーもあと半分! 頑張ってくれ!」


海原「クソッ……こんな最低の笑いで……」


バタンッ

~interview~



海原「ホント、ショチトルに申し訳ないですよ。あんなゴミ以下の汚れ芸で……」


海原「一応、変装を使ったネタを用意してたんですけど、披露できずに終わってしまいましたね」


海原「でも、これからゾンビとして活躍できるのは救いでもありますね」


海原「願い事が叶わないのであれば、いっそのこと全力でやり切ってやりますよ」



~モニター室~


アレイスター「再開!」



ーRe STARTー


[2:35:48]


上条「もう半分かー。このメンツって何か新鮮だな」


垣根「確かに。そもそも俺、第1位と浜面以外面識ないしな」


一方通行「それよりメルヘン野郎」


垣根「アァ?」


一方通行「お前、今原作で何段階まで変身したンだ?」


垣根「…………何だよ急に」


上条「何? 変身ってどういうこと?」



浜面「コイツ、一方通行との戦いに負けた後色々変身してんだよ」


上条「だから変身って何だよ」


一方通行「最初が冷蔵庫だったっけ?」


垣根「……………………」


上条「冷蔵庫?」


浜面「一方通行にぐちゃぐちゃに殺された後、脳みそ三分割にされて、内臓の横に冷蔵庫みたいな機械付けて生命維持されてたんだって」


上条「……あっ。フィアンマの時に言って奴? そういうことだったんだ」



一方通行「そっから今どうなったンだ?」


垣根「……冷蔵庫の後に、未元物質使った兵器生み出して、工場長扱いされただろ?」


土御門「……………………」


垣根「その後自分の内臓を未元物質で構築して、全身を白い繭で包まれて……」


上条「ほうほう」


垣根「そんで、未元物質で自分を作れるくらいの創造性に目覚めて、大量の分身作り出したら、その中の1匹だったカブトムシが俺の能力ぶんどって、綺麗なジャイアンみたいな奴が誕生して」


浜面「……………………」



垣根「残った内臓を、グレムリンとかいう組織にぶん取られて、何とか内臓から本体再生させて逆襲しようとしたんだけど、ボスのオティヌスって奴にボコボコにされて、全身をバレーボールくらいの塊に変えられて……」


上条「……オティヌスそんなことしてたんだ」


垣根「で、1番最近。パラレルワールドでアイドル活動始めた」


一方通行「…………………………」


垣根「大筋をまとめると、冷蔵庫→工場長→繭→カブトムシ→バレーボール→アイドルだな。他にも派生は色々……」


上条、口元を結わえる。浜面、ペットボトルの水を一気に飲み出す。


垣根「え? 何が面白いの?」



浜面「いや、その……」


垣根「人の不幸がそんなに面白いのか?」


上条「面白いというか……規格外というか」


一方通行「どこに向かおうとしてンだお前は」


垣根「知らねぇよ。俺も鎌池が俺をどうしたいのか分からねぇから、もう成り行きに任せてんだよ」


土御門「出る度に何かしら仕掛けが飛び出すビックリ箱みたいになってるな」


上条「ある意味、読者を飽きさせねぇ美味しいキャラじゃん」


垣根「こんな名誉望んでねぇよ! てかそもそもお前のせいだからな? クソ1位」


一方通行「勝手に戦い挑んで勝手に負けたかませが何言ってンだ。自業自得だろ」



~モニター室~


アレイスター「それじゃあ、またゾンビ向かわせるか」



~ドキュメンタルルーム~


『ゾンビタ~イム!!!』


デェェェェェェェェェンッ!!!


垣根「え? 早っ!」


浜面「マジかよクソッ!」


一方通行「またアイツじゃねェだろうな?」


上条「流石に2連続は……」


バタンッ!



海原「どーも皆さん! こんにちは!」


海原、黒いハット帽に海パン一丁の出立ちで現れる。


浜面「な、何だその服?」


海原「どうも。自分、アステカザコシショウと申します」


垣根「アステカザコシショウ?」


一方通行「芸名ってことか?」


海原「御察しの通り! 今から『誇張しすぎたモノマネ』をやろうと思います!」


浜面「声デケェな」



上条「誰のモノマネ?」


海原「えーそれでは! 『誇張しすぎた上里翔流』いきます!」


上条「え?」


海原、更衣室の奥へ向かう。


一方通行「……上里翔流?」


浜面「大将、知ってんのか?」


上条「俺の知り合いだけど……上里のモノマネって」


上里(海原)「イエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイィッ!!! アリーナアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァッ!!! 新たな天地を望むかああああああああああああああああああああああああああああいッ?!!!」


上条「ンゴッ」



海原、上里の変装で登場。


上里(海原)「アリーナアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァッ!!! 新たな天地を望むかあああああああああああああああああああああああああああああああああああいッ?!!!」


上条「………ッ……ンッ………ツッ…………」プルプル


一方通行「……何だコレ」


上里(海原)「新たな天地を望むかい? さあアリーナ!!! 新たな天地を…………望むかああああああああああああああああああああああああああああああああいッ?!!!」


浜面「声出てんなー」



土御門「……フゥー」


上里(海原)「アリーナ!!! 声を聞かせてくれ!!! 新たな天地を?…………………イエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイィッ!!! アリーナアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァッ!!!」


上条、近くの水をがぶ飲みする。


上里(海原)「ヘイ! そこのハーレム肯定野郎。新たな天地を望むかい?」


上条「……………………………」


上里(海原)「新たな天地を望むかい?! 新たな天地を………………望むかああああああああああああああああああああああああああああああああああああアリーナァッ!!!」


上条「ンフッ」


ブッー! ブッー! ブッー!



上条「wwwwwwwwwwwwwッ! クソッwwwwwwwwwwッ!」


垣根「知らないから良かったー」ホッ


上里(海原)「ちょ、すみません水って冷蔵庫でしたっけ? 喉が……」


海原、冷蔵庫へ向かう。


ガチャ


アレイスター「海原! お前凄いな! まさかこんな力技で責めてくるとは」パチパチ


上里(海原)「ングッ……ングッ……ぷはッ。あー喉使いますねこのネタ」


海原、ペットボトルの水を飲み干し、変装を解く。



アレイスター「さて上条。お前にはイエローカードだな」


浜面「あれ? 大将何気に初カードなんだ」


上条「これは……ッwwwwだってアイツがあんなの言うわけないもん! 大体何だよアリーナって!」


一方通行「顔が本人っていうのがヤベェな」


アレイスター「あ、因みにまだゾンビタイム終わってないぞ」


浜面「ハァッ?!」


上条「コイツまだいるのか?!」



アレイスター「本人がやり切って帰るまでがゾンビタイムだ。さっきのは強制終了させたが、どうやらもう一つネタがあるらしいからな」


海原「はい。もう一個、モノマネをやろうかと」


垣根「いやもういいよ! 帰れって!」


アレイスター「それじゃあ海原。引き続きどうぞ」




バタンッ



一方通行「何やるってンだ。もういいから帰れクソが」


海原「いや、もう一個、今度は女性をやろうかと」


土御門「女性ってお前、変装できるの顔だけなんだろ?」


上条「ちょ、マジでいいから! 帰れって早く!」



~モニター室~


アレイスター「誇張しすぎたモノマネシリーズ、個人的にもっと見たいな」


スタッフA「誰のが見たいですか?」


アレイスター「誇張しすぎた木原数多とか」


スタッフA「wwwwwwwwwww」


アレイスター「まあ、再開するか」



ーRe STARTー


[2:27:51]


海原「えーそれでは! 今度は『誇張しすぎた黒夜海鳥』をやろうと思います!」


一方通行「アイツかよ」


浜面「おい待て! 思いっきり知ってるし! 頼むから帰れって!」


上条「元ネタ知ってれば知ってるほどヤバいぞこれは」


海原「それでは! 少々お待ちください!」


海原、更衣室の奥へ向かう。



土御門「乗り越えよう。ここが山場だにゃー」


浜面「あー! よっしゃ! フンッ!」


上条「フゥー……さあ来い!」


一方通行「……………………」


垣根「あ、来たぞ」


黒夜(海原)「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!! 止めてくれよ番外個体ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォボバヒャァァアアアアアアアアアアア!!びぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」ポロポロ



浜面「ガッ」


上条「ホンッ」


一方通行「……ッ」


黒夜(海原)「なぁぁぁんでこんな目に会わなきゃいけないんだよおおおおおおおおおおおおおおおォォォォバビバビボブビャアアアアアアアアアアアアアアア!!! ウワアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!」ポロポロ


黒夜(海原)、腰をくねらしながら号泣する。


浜面「わ、分かった。もういいから。もう充分だから。もう帰れって」


上条「あー! ンンッ! エホンッ!」



黒夜(海原)「番外個体ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!! 何でこんなことおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!! ピギャアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」


一方通行「ウルセェなもう……」


土御門「……ンッ」


黒夜(海原)「ピギャアッ! アアッ! フンッ! ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!」クネクネ


黒夜(海原)、腰のキレを更に早める。


浜面「ッ……フンッ!ちょ、いいからマジで!帰ろ? な?」


一方通行「何かイギーポップみたいになってきたな」


上条「……ッ」プルプル



浜面「ちょ、そういうのいいから! いちいちツッコミ入れるの止めろって! 気になるだろ!」


黒夜(海原)「浜面ァァァ………」


浜面「……何?」


黒夜(海原)「なぁぁぁぁぁぁんでこんな目に合わなきゃいけないんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおボボビャァァァァァァァァァァァァァァァァァァバビブビャァァァァァァァァァァァァァッ!!!」クネクネクネクネクネクネ


浜面「フフッ。無理だろ」


ブッー! ブッー!ブッー!



浜面「フハハハッ。無理無理こんなの」


黒夜(海原)「喉痛っ……えー以上です。ありがとうございます!」


黒夜(海原)、深々とお辞儀をした後変装を解く。


垣根「いや、でもこれは敵ながら天晴れだよ」パチパチ


土御門「いやあ。圧巻だったぜい」パチパチ


海原「そう言われると体張った甲斐がありますね……」


ガチャ


アレイスター「1つだけいいか?」


海原「?」



アレイスター「浜面、お前……無理だろって」


上条「あ、言ってたなwwwwwwwwwwwwwww」


浜面「いや、そりゃ無理だろこんなもん。だって見ろよ。顔だけ黒夜で、体は細身の海パン一丁の奴が号泣? 笑うだろそりゃ」


アレイスター「いや、気持ちは分かるけどwwwwwwwwwせめて頑張ろうって気概をだな!」


浜面「無理だって。イギーポップみたいとか言われて、本当にイギーポップに見えてきたし」


垣根「wwwwwwwwwwwwwww」


上条「動きのキレがなwwwwwwwwwwwwww」


アレイスター「んー、まあちょっと悩んだが、これはオレンジにしておこう。海原、よく頑張ったな」



海原「ありがとうございます。では、自分はこれにて」


アレイスター「どキツイ下ネタも悪くはないが、こういうストレートに馬鹿なのも最高だなー」


バタンッ


上条「でも良かったな浜面。ギリギリセーフで」


浜面「完全にレッドカード貰う覚悟はできてたけどな。あんなもん笑うわい」


垣根「ゴッドファーザー3のアル・パチーノ並に泣いてたもんな」


浜面「wwwwwwwwwwwwwwwww」



~モニター室~


アレイスター「ゾンビタイム、我ながらいい案だったな。場に締まりが生まれているよ」


スタッフA「本命のプランもこれくらい上手くいったらよかったですね」



アレイスター「やかましいわ! そこには触れるな! もう、再開するぞ」



ーRe STARTー


[2:21:39]


上条「なあなあ。浜面って親いるの?」


浜面「ん? どうした急に」


上条「そこそこの付き合いだけど、お前の家族のこととか全然知らないって思って」


一方通行「言われてみればそうだな。親との付き合いはあンのか?」


浜面「そりゃあ……多少は」



土御門「親父さんの名前はなんて言うんだ?」


浜面「……神威(かむい)」


一方通行「神威?」


垣根「めちゃくちゃカッコいい名前じゃねぇか」


上条「浜面神威?」


浜面「そう。浜面神威」


垣根「……名字が残念だな」


上条「お父さん仕事何してんの?」


浜面「あんまり、人に言えない系の。ちょっと裏的な……」


垣根「あ、そうだったんだ」



上条「何か、ゴメンな」


浜面「いやいいって。何か最強になりたいとか言って勝手に家飛び出したし」


一方通行「神威は何歳なンだ?」


浜面「17くらいじゃねぇかな?」


垣根「お前と変わらねぇじゃん」


上条「……ッ」


土御門、下顎を撫でて目をそらす。



一方通行「物理的に不可能だろ。ソイツが親って」


浜面「いや、俺がお袋の方の連れ子で、親父が再婚相手なんだよ」


上条「ああそういうことか」


一方通行「母親の名前は?」


浜面「阿伏兎(あぶと)」


垣根「………………ンンッ」


上条「ハァー……」


土御門「ごっつい名前だな」



一方通行「阿伏兎も裏の人間なのか?」


浜面「いや、派遣で事務員やってる」


一方通行「……………ッ」


浜面「よく頑張ってるよ。片腕なのに」


垣根「え? 片腕?」


上条「何があったんだよ阿伏兎さんに」


浜面「あのー……親父に?がれたんだよ」



土御門「え?」


垣根「大丈夫かそれ? 普通に刑事事件だぞ」


浜面「何か親父の喧嘩の邪魔したから……『殺しちゃうぞ☆』って言いながら腕?がれたんだって」


上条「親父さんめちゃめちゃ危険人物じゃねぇか」


土御門「え、何で家飛び出したんだっけ?」


浜面「最強になるため」


上条「…………ッ」プルプル


垣根「ハァー……ンンッ」プルプル



~モニター室~


アレイスター「嘘をつけよアイツwwwwwwwwwwwwwwww」



~ドキュメンタルルーム~


上条「想像以上に壮絶な家庭だったな」


浜面「まあ気にすんな。俺もそろそろ、自分が家庭のことを考えなくちゃいけねえ年だからな。いつまでも過去引きずるわけにもいかねぇよ」


上条「あー滝壺さんのこと? プロポーズとか考えてんの?」


浜面「それもそうだし、絹旗や麦野の為にも、とりあえず今は金貯めねぇと」


垣根「第4位か。お前みたいな奴に飼われるなんざ、随分丸くなったらしいな。あのシン・ゴジラ」


浜面「おい。そんなこと言うなって」



垣根「シン・ゴジラのことを?」


浜面「やめろよ。シン・ゴジラのこと麦野って言うの」


一方通行「乗っかっちゃってるじゃねェか」


垣根「あ、巨神兵だったっけ?」


浜面「違うって。監督繋がりでイジるのやめろ」



垣根「いやナウシカの方の」




浜面「そっちかよ!」



上条「………………ッ」プルプル


一方通行「……いや、でもネメシスは」


浜面「T-ウイルス打ち込まれてねぇよ!」


一方通行「………………………」


土御門「あの、クリーチャーってさ」


浜面「クリーチャー?!」


土御門「………ッ」


浜面「固有名詞ですらなくなっちゃったよ!」


垣根「ん、ンンッ」


土御門、口を固く結わえる。



上条「まあでも、使徒は」


浜面「また監督繋がりに戻ってんじゃねぇよ!」


上条「………………………」


土御門「フゥ……」プルプル


浜面「……てかいつまで続くのコレ? もういいだろ」


一方通行「……悪ィな」


垣根「お前のツッコミが面白かったからさ」


垣根、言い終わると立ち上がって更衣室の方へ向かう。



一方通行「つーか、お前グッズ展開って言ってたけど、具体的にはどんなグッズ出そうとしてんだ?」


浜面「そうだな……はまづライダーの商品化とか」


上条「毛ほども売れる気がしねぇ」


浜面「そんなことないだろ! カッコいいじゃん! アニメ効果もあるし、絶対売れ」


一方通行「それ、お前である必要あるのか? だって顔隠れてンだろ?」


浜面「……………………………」



上条「でも、アニメ顔のお前なら可能性もなくはないよな」


一方通行「まあ、整形でもしたのかってくらい美形になったからな」


土御門「ん?」


垣根、アコースティックギターを下げて現れる。


浜面「どした? 何か歌うのか?」


垣根「……………………」スッ


一方通行「アァ?」


垣根、一方通行の手前にカスタネットを置く。



一方通行「………………………」


垣根、席に座り、ジャランとギターを鳴らして咳払いする。


垣根「……悩んでる体が熱くて~♪」


上条「?」


浜面「グッ」


土御門「…………ッ」


垣根「指先は凍えるほど冷たい~♪」


垣根「『どうした 早く言ってしまえ』そう言われても私は弱い~♪」



一方通行「……あなたが死ンでしまって~♪」


上条「え?」


土御門「ングッ」


一方通行「私もどンどン年老いて~♪」


一方通行「想像つかないくらいよ~そう今が何より大切で~♪」


垣根「スピード落としたメリーゴーランド 白馬の鬣が揺れる~♪」


ジャカジャカジャ~ン~



垣根&一方通行「「少し背の高い~あなたの耳に寄せたおでこ~♪♪」」


垣根「甘い匂いに~誘われたあたしはカブトムシ~♪」


土御門「………ッ………グッ……」


一方通行「流れ星流れる苦しうれし胸の痛み~♪」


垣根&一方通行「「生涯忘れる~ことはないでしょう~♪♪」」


垣根「生涯忘れる~………………」



タタンッ!


土御門「ブッ」


ブッー! ブッー! ブッー!


垣根&一方通行「「ことはないでしょう~♪♪」」


ジャカジャン!


垣根「どうもありがとう!」


浜面「おーwwwwwwww上手ぇwwwwwww」パチパチ


上条「普通に聞き惚れてたわ。ありがとう」パチパチ



ガチャ


アレイスター「……趣旨変わってないか?」


垣根「wwwwwwwwwwwwwww」


土御門「というか! 何だよお前ら! 打ち合わせでもしたのか! ハモるポイントも、カスタネット鳴らすタイミングも完璧だったぞ!」


垣根「いや、全然。即興で。コイツならハモれるかなって思って」


一方通行「不本意だが、誰か1人アウトにできるンならやるべきだろ?」



上条「いやいや。息ピッタリだったぞ。案外相性いいんじゃないかお前ら?」


アレイスター「デュエット曲でも出したらどうだ? 売れると思うぞ」


垣根&一方通行「「誰がこん(ン)な奴と!!!」」


アレイスター「えー土御門。オレンジカード!」


土御門「クソッ……完ッ全に不意を突かれたぜい」


アレイスター「というか、かなり序盤でイエロー取った垣根がここまで来てるって、何気に凄いな」


垣根「フッ。俺は転んでもタダじゃ起き上がらないんだよ」


一方通行「説得力が半端ねェな」


アレイスター「これは合わせ技だから、垣根と一方通行の両方に1Pずつだ。さあ、残り時間ももう2時間近いぞ。あと少し、頑張ってくれ」


バタンッ



垣根「チッ。俺がポイント稼ぐのは当然として、何でコイツまで」


一方通行「ウッセェよ。テメェ1人歌ったところでスベり倒すのが関の山だろ。むしろ感謝しろ」


浜面「ていうか、垣根ギター弾けたんだ。他にもレパートリーあるの?」


垣根「これに合わせて用意したのはもう一曲あったな。直前までどっちを歌おうか考えたんだけど」


上条「もう一個、何歌う気だったんだ?」


垣根「『翼の折れたエンジェル』」


浜面「wwwwwwwwwwwwwwww」


土御門「wwwwwwwwww面白いなクソッwwwwwwwwww」


一方通行「翼どころか全身バッキバキに折られてるけどな」


垣根「誰のせいだと思ってんだ!」



~モニター室~


アレイスター「さてさて。ここからどうなるやら」



ーRe STARTー


[2:09:15]


浜面、更衣室の奥へ向かう。


上条「上条さんもギターとか始めたらモテるのかな~」


土御門「なあカミやん。前から思ってたんだけど、お前自分がモテてないって本気で思ってんのか?」


上条「え? 一体何言ってるんでせう?」


一方通行「その気になれば光より早い速度で女作れるだろ」


上条「ひょっとして俺の周りのアマゾネスたちのことを言ってるの? 悪いけど、危険なジャングルを探検するほどの冒険心は持ってないんだよ。草原の上をゴロゴロ転がりながら、一緒にチーズを食べるような? ハイジ的恋愛を望んでるんですよ」


一方通行「その内アルプスの谷底に突き落とされるぞ。お前」


土御門(多分、今ゾンビルームで御坂ブチ切れてるんだろうなー)



~ゾンビルーム~


御坂「誰がアマゾネスだあああああああああああああああッ!!! あの野郎一体私がどんな気持ちでえええええええええええええええええッ!!!」バチバチッ


海原「お、落ち着いてください御坂さん! 危ないですって!」


軍覇「おー相変わらずすげぇ電撃だな。根性感じるぜ」


フィアンマ「……アイツも大変だな」



~ドキュメンタルルーム~


垣根「ていうか、浜面アイツまた着替えてんのか?」


上条「そういえば結構荷物持ってきてたもんな」


一方通行「ここまで来て、今更変装ごときで笑うやついると思ってンのか」


土御門「噂をすれば、だにゃー」


浜面、ワックスで髪を上に登らせた状態で固めて、腰にタオル一枚で現れる。


上条「……それは何?」


一方通行「風呂上がりのスーパーサイヤ人か?」



浜面「……ジャジャ~ン! 俺☆ベクター」


垣根「ベクター?」


土御門「遊戯王のか?」


浜面「な~んちゃって☆」


土御門「……質問に答えろよ」


浜面「助けに来てくれてありがとう! 当麻巡査!」ビシッ


上条「……いや、何が?」


垣根「…………ッ」プルプル



浜面「面白い奴だなお前。本当に俺のこと……」


上条「どうしたのこの子?」


一方通行「見守ってやろうぜ」


浜面「なら見せてやろうかァッ?! もっと面白いものをよォッ!」ダンッ


浜面、上条の手前にカードの束を置く。


上条「これは…………」


浜面「これな、頂上決戦のカードなんだけど、読み仮名打ってきたんだよ」


土御門「あ、戻った」



浜面「これ使ってよ、『言いそうにないカルタ』やろうぜ」


垣根「言いそうにないカルタ?」


浜面「今から俺が、この山札をシャッフルして、1番上のカードをドローする。その読み仮名で、『書かれているキャラが言いそうにない』ことを読むんだ」


上条「?……ちょっとまだ分からねぇな」


浜面「まあ、言うよりやってみようぜ」


垣根「そういうのなら……」


一方通行「仕方ねェな」


一同、山札の周りに集まる。



浜面「よし。ドロー」スッ


※アニェーゼのカード。読み仮名は『く』


上条「コイツか……」


土御門「で、コイツが言いそうにないことを、この読み仮名で言うんだな?」


浜面「そうそう。そゆこと」


垣根「…………………」ダンッ


浜面「お、垣根」



垣根「『クリムゾンに興味があるのかぁ?(裏声)』」


上条「…………ンンッ」


一方通行「そンなもン、1人除いで全員言わねェよ」


土御門「なるほどな……」ダンッ


浜面「はいどうぞ」


土御門「『くぎゅううううううううううううううううッ!!!』」


上条「それ言われる方だろ」


垣根「…………………ッ」



ダンッ


一方通行「『クビよ! クビクビ! 絶~対にクビィッ!』」


上条「………ッ……ンンッ」


垣根「オンッ、ンンッ」


浜面「お前の声でそれ止めてくんない?」プルプル


土御門「でもなるほど。大体のルールは把握したにゃー」


浜面「よし。じゃあ次のカード行くか」スッ


※オルソラの水着のカード。読み仮名は『て』


垣根「うわエッロ」



浜面「このオッパイは……芸術だな」


上条「滝壺さんにどつかれるぞ。いいから早く言えって」


ダンッ


土御門「『テキーラショットで』」


上条「……まあないな」


垣根「この見た目で酒豪っていうのも、結構そそるけどな」


一方通行「童貞がはしゃいでンじゃねェよみっともねェ」


垣根「ああゴメン。お前胸のデカイ女ダメだったな。お前の性癖忘れてたわ」


一方通行「よっぽど冷蔵庫時代が恋しいようだなクソッタレ」



ダンッ


浜面「『テクマクマヤコン テクマクマヤコン 魔法少女にな~れ!』」


上条「……既に近しい存在だし」


土御門「ふむふむ」


ダンッ


一方通行「『学習装置(テスタメント)ってはスゲーよなぁ! 頭にウイルスぶち込まれたガキがビクビク震えてやがるぜ!』」


垣根「ッ…………………」プルプル


上条「極悪人じゃねぇか」


土御門「次のカード行くか」


浜面「ほい」スッ



※木原くんのカード。読み仮名は『す』


一方通行「ウワッ。言ってたら来やがった」


ダンッ


浜面「『スイカ買ってきたんだけど、皆んなで食べる?』」


土御門「…………………ンッ」


上条「優しいじゃん」


一方通行「……ありえねェよクソが」



ダンッ


垣根「『スマイルください』」


一方通行「ンァッ……ゴッ………」


上条「ハァ……………」


浜面「それはないな。うん、ない」プルプル


ダンッ


土御門「『スッゲェワクワクすんぞ!』」


一方通行「ッァッ………オイ、もう、次に行け」プルプル


垣根「これダメだな。何言っても面白ぇよコイツ」


浜面「よし、じゃあ」スッ



※絹旗のカード。読み仮名は『と』


浜面「あ、出た」


垣根「コイツ……確かお前んとこのちんちくりんか」


ダンッ


土御門「『飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで~♪』」


垣根「………………………」


一方通行「回らねェのか?」


浜面「ンンッ……」



ダンッ


上条「『トナカイっているんだー!』」


一方通行「トナカイはいるだろ」


土御門「ッ………」プルプル


浜面「次行くか」スッ


※学ラン姿の一方通行。読み仮名は『こ』


垣根「ヒンッ」


上条「ンガッ」


土御門「ッ」


垣根、上条、机から背を向けて歩き出す。



垣根「ヘイッ! ヘイッ! あーハァッ!」


一方通行「いやウルセェよ。何だよ急に」


垣根「待て待て待て。これ、カルタ以前の問題だろ。だってこれ……ッ」


垣根、唇を思いっきり歪める。


上条「おまっ……全ッ然学ラン似合ってねぇな」


浜面「頂上決戦のカード、たまにこういうハズレあるからな」


一方通行「オイコラ誰がハズレだ」



ダンッ


土御門「『甲子園優勝に向けてーッ! フレーッ! フレーッ!』」


垣根「んんんンンッ」


垣根、腹を摘み、腰をくねらせる。


ダンッ


上条「『恋が走りだしたら~君は止まらない~♪(福山声マネ)』」


浜面「アァッ…………ンンッ」


浜面、宙を見上げる。


一方通行「何ちょっと寄せてンだお前」



垣根「おい。もう次に行け」プルプル


土御門「えー。もっと遊ぼうぜい。まだまだ色んなこと言えるぞ」


上条「でもコレ、下手したら自分も巻き込みかねないからな……」


一方通行「テメェら俺を何だと思ってンだ!」


浜面「分かった分かった。もう次のカード行くぞ」スッ



※壁にもたれかかり、虚ろな目で股を開いた一方通行。読み仮名は『や』


垣根「ンガッ」


土御門「ゴッ」


上条「んンンッ」


浜面「ハンッ」


一方通行「………………ッ」


一同、写真から背を向ける。


浜面「あー! あいあいあいあい!」パンッ パンッ


土御門「ンンッ! ゲッホ! ゲッホ!」



~モニター室~


アレイスター「wwwwwwwwwwwwwwwwッ!」


スタッフA「また出たwwwwwwwwwwwwwww」



~ドキュメンタルルーム~


土御門「フゥー……何なんだお前。何でこんなんばっかなんだよ」プルプル


一方通行「たまたま変なのを持ってきただけだろうが!」


ダンッ


上条「『ヤバイと思ったが性欲を抑えられなかった』」


垣根「んんんんんんッ」


垣根、宙を仰ぎ、部屋の隅に逃げる。



垣根、宙を仰ぎ、部屋の隅に逃げる。


上条「垣根ちゃんと見ろよ? 逃げるのはナシだぞ。性欲を抑えられなかったんだから」


垣根「ちょ、マジやめろ。お願いだから言うな」


浜面「ほれ。ちゃんと見ろって」スッ


垣根「…………アアッ!」


垣根、一瞬写真に目を通すが、すぐにまた目をそらす。



上条「………………」チラッ


上条、山札からカードを1枚めくる。


上条「ンンッ」


上条、めくったカードをすぐに裏返し、机に伏せる。


一方通行「アン? どうした」


上条「………………………」スッ


※ステイルの股間に近い位置に、小萌の頭がうずくまっているイラスト


一方通行「………………ッ」


一方通行、目を伏せる。



※今回使ってた頂上決戦のカードはこんな感じです。


学ラン一方通行↓
http://blog-imgs-42.fc2.com/k/o/d/kodoku21/5a0bb453.jpg


ヤバイと思ったが性欲を抑えられなかった一方通行↓
http://blog-imgs-50.fc2.com/k/o/d/kodoku21/88jV7Np.jpg


ステイルの股間に小萌↓
http://blog-imgs-50.fc2.com/k/o/d/kodoku21/n2iiUAw.jpg



~モニター室~


アレイスター「よし。そろそろゾンビ行くか」



~ドキュメンタルルーム~


『ゾンビタ~イム!!!』


デェェェェェェェェェンッ!!!


浜面「げっ」


上条「はい来た来た」


一方通行「あーメンドくせェなもう!」


一同着席する。


ガチャ


美琴「ちょっといい?」



上条「お前かよ……」


美琴「何よ。何か文句ある? それでさ、実はアンタらに会いたいって人がいるのよ」


土御門「俺たちに?」


美琴「うん。準備できたみたいだから、今から来てもらうわね」


壁の扉が回転し、向こう側の人影が姿を現わす。


旅掛「……………………………」


一方通行「アン? 誰だこのオッさん」



旅掛「美琴。この中にお前を泣かせた奴がいるのか」


美琴「うん。パパ」


一方通行「え?」


上条「えっ、この人、御坂の…………」


旅掛「どうも。御坂美琴の父。御坂旅掛だ。どうやらこの中に、俺の大切な娘を泣かせたクソ野郎がいるらしいな」


土御門「……………………」ジー


一方通行「何こっち見てンだ。止めろ」



旅掛「今から1人ずつお前らを尋問していく。聞かれるまで何も喋るんじゃねぇぞ」ザッザッ


上条「え? な、何でこっち」


旅掛、上条の顔面ギリギリの所まで顔を近づける。


上条「ッ、ちょ、近っ」


旅掛「……上条当麻君だね?」


上条「あ、は、はい」


旅掛「美鈴から聞いてるよ。いつも娘が世話になっているようだね」


上条「はい。あの、ちょ、近くないですか?」プルプル



旅掛「これからも娘をよろしく頼むよ」


旅掛、上条から離れる。


上条「……なんか、普通でよかった」ホッ


旅掛「さて、と」


旅掛、土御門の顔面ギリギリまで顔を近づける。


土御門「グッ……その、距離が」


旅掛「土御門君、だったかな?」


土御門「そ、そうです」


旅掛「上条君の友達らしいじゃないか。お前が、娘を泣かせたのか?」



土御門「いや違います。僕は、義妹一筋なんで」


旅掛「……フッ。とんだ変態野郎だな」


土御門「…………ッ」プルプル


旅掛、土御門から離れ、浜面の元に向かい、同じように顔を近づける。

浜面「ンッ、近っ……」




旅掛「浜面君、だったかな?」


浜面「はい、そ、そうです」



旅掛「元スキルアウトらしいじゃないか」


浜面「はい。そうですね……」


旅掛「ちょっと前に、俺の嫁がスキルアウトに襲われる事件があったんだけど、アレ、何か詳しく知らないか?」


浜面「いや分かんないっすね。全然身に覚えがありません」←主犯


上条「………………嘘つけよお前」ボソッ


旅掛「フム、まあいい」


旅掛、浜面から離れて垣根の方に向かい、同じように顔を近づける。



旅掛「………………お前は誰だ?」


上条「ングッ」


浜面「ハンッ」


土御門「ヅッ」


一方通行「ッ………ガ……」プルプル


垣根「……えっと、その……」


旅掛「お前は全然分からないな。見たことも聞いたこともない。誰なんだお前は?」


垣根「あ、あの、始めまして。垣根帝督っていいます。超能力者の第2位です」


旅掛「なるほど……違うな。お前じゃない」


旅掛、垣根から離れる。



旅掛「さて、残る1人は……」


一方通行「………………………」


一方通行、旅掛から目を逸らす。


旅掛「オイ。何目ぇ逸らしてんだテメェ」


旅掛、一方通行に思いっきり接近する。


一方通行「ングッ……は、鼻息当たってンぞオイ………」


旅掛「……お前、名前は何ていう?」


一方通行「ア、一方通行だ」


旅掛「一方通行か。よろしくゥ」


一方通行「お、おう。よろしくゥ」



垣根「……………ッ」


旅掛「お前が娘を泣かせたのか?」


一方通行「いや俺は」


土御門「コイツです」


一方通行「ッ?!」


土御門「コイツが娘さん泣かせてたの見ました。なあ垣根」


垣根「とっても可愛そうでした」


一方通行「オマエ、らッ………」ワナワナ



旅掛「お前だったのか……」


一方通行「ちょ、ちょっと待て。俺は」


旅掛「何て言ったんだ?」


一方通行「え?」


旅掛「何て言って娘を泣かせたんだ? 言ってみろ?」


一方通行「えっと、その……は、排卵のベクトルを、操作させろって……」


上条「んンンッ」


垣根「あーあーあー」


浜面「ブシュゥー……」



旅掛「……お前そんなこと娘に言ったのか」


一方通行「いや、ほンの冗談」


旅掛「こっち見ろ」


一方通行「ハイ」


美琴「ンフッ、グッ……」プルプル


旅掛「…………………………」ジーッ


一方通行「…………………………」


旅掛、一方通行の唇に思いっきりキス


一方通行「ッ?! んンンッ!!! ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンッ!!!」ブチュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ


浜面「ブッハハハハハwwwwwwwwwwwwwww!!!」



ブッー!ブッー!ブッー!


一方通行「ンンンンンンンンンンンンッ!!! ンーッ! ンーッー!!」ブチュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ


垣根「wwwwwwwwwwww!!! wwwwwwwwwwwッ!!! wwwwwwwwwww!!!」ダンッダンッ


土御門「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!! これはwwwwwwwwwwwwww」


上条「ヤバイヤバイヤバイ!!!wwwwwwwwwwww」


美琴「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


旅掛、一方通行から唇を離し、半笑いで唇を拭く。


旅掛「よし。これでお前の仇は打ったぞ美琴」


美琴「うんwwwwwwwwwwwwwありがとwwwwwwwwww」



ガチャ


アレイスター「一方通行wwwwwwwwwwwwお前wwwwwwwwwwwwwwwwwww」


一方通行「オェェェェェェェェッ!!! ヴエェェェェェェェッ!!! アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」ゴシゴシゴシゴシ


一方通行、一目散にキッチンに向かい、唇を念入りに洗う。


垣根「wwwwwwwwwwwッー!!! wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwッィー!!! ザマァwwwwwwwwwwwwwwww!!!」


アレイスター「垣根が今までで1番生き生きしてるな」


一方通行「何も悪い事なンかしてねェのに、何でこンなに苦しめられなくちゃならねェンだよオォォおおおおおッッ!!!」ゴシゴシゴシゴシ


土御門「仕方ねぇよ一方通行。それがお前の背負った業だ」



一方通行「だからってコレはいくらなンでもあんまりだろォォォォォおおおッ!!! 今のファーストキスだぞクソッタレ!!!」


垣根「wwwwwwwwwwwwッ!!! wwwwwwwwwwwwィッー!!! やめてwwwwwwww死ぬwwwwwwww腹筋死ぬwwwwwwwwwwww」ダンッダンッ


一方通行「テメェはいつまで笑ってんだコラァッ!!! 上等だ今度こそ2度と帰れねェメルヘンランドにぶち込んでやるよォッ!!!」


アレイスター「それはさて置いて、えー浜面、残念ながら退場だ」


浜面「ハァ……いや、でもこれはもう無理だわ。耐えれた奴1人もいないだろ」


アレイスター「そりゃ全員爆笑してたよ。ただ、それを言い出したらキリがないから、1番最初に笑ったお前がアウトだ」


浜面「仕方ねえ。名残惜しいが去るとするか。あ、一方通行お疲れ」


一方通行「ウッセェよボケ!!! いいからさっさと失せやがれ!!!」



上条「うわー荒んでんな」


美琴「別にいいじゃない。アンタこれまで全く汚れてなかったんだし。これでおあいこでしょ」


一方通行「汚れ過ぎだろうが!!! 洗っても洗ってもあの感触が消えねェんだよォッ!!!」


旅掛「そういえば、お前美鈴に弁当作ってもらったんだって?」


一方通行「イィッ?!」


旅掛「しかもその後ほっぺにチューまでさせたそうじゃないか……」ゴゴゴゴゴゴゴ……

一方通行「ヒッ、すンませン! マジでもう勘弁してください!」ダラダラ


垣根「痛い痛いwwwwwwwwwwwwもうwwwwwwwwwwwwやめろよお前wwwwwwww」


上条「キャラがwwwwwwwwwww」


一方通行「ウルセェェェェェェェェェェェェェェッ!!! キャラもクソもあるかァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」


美琴「さ、流石にこれ以上はキモいからもう帰るわ。行こパパ」


旅掛「お前がそういうのなら……仕方ないな」フゥ



アレイスター「よし、じゃあ我々は退散するよ。残り4人。戦いも佳境だな。では」


バタンッ


垣根「フゥー。爽やかな気分だぜ。この大会に参加して良かったー」スッキリ


一方通行「全部終わったらお前だけは殺す。マジ殺す。絶対殺す」ビキビキ



~interview~


浜面「ケツからねんどろいどの下りで、一瞬優勝が見えたんだけどな~」


浜面「この大会、ホント何が起こるか分からねぇな。だって俺、優勝削板だって予想してたし」


浜面「残った4人もこれ……相当濃いメンツだけど、マジで何するかもう分かんねぇな。ネタが切れてきた頃の狂気の匂いはしてたけど……」


浜面「って言っても、俺もまだやり残したことがあるしな。ゾンビとして、最後までやりきってみせるよ」



~モニター室~


アレイスター「超能力者のトップ2と無能力者のトップ2が残ったか……」


スタッフA「魅力的なカードですけど、ここから一体どうなるんですかね?」


アレイスター「さあな。ただ、予測を越えれば越えるほど面白いというだけだ。よし。再開だ!」



ーRe STARTー


[1:37:49]


上条「……よし。みんな。ちょっといいか?」


土御門「ん?」


一方通行「何だよクソが。今苛ついてンだよ下らねェことほざくンじゃねェ」ダンダンダンダン


上条「荒れ過ぎだろお前。貧乏ゆすりやめろって」


垣根「仕方ねぇよ上条。大切なファーストキスだったんだから」


一方通行「……………………」カチッ



上条「待て待て! 話し聞けって!あのさ、俺の知り合いの一発芸見てほしいんだよ」


土御門「一発芸?」


上条「とにかく、呼ぶぞー」


壁の扉が回転し、向こう側の人影が姿を現わす。


神裂「えっと……ここは……」


土御門「何だねーちんか」


神裂「ええ?! 土御門あなたまでいたんですか?」


垣根「何だよこの色んな意味で爆裂ねーちゃん」


土御門「ねーちゃんじゃなくて、ねーちんだにゃー」



上条「とりあえず、神裂あれやってくれよ。『堕天使』」


神裂「え、ええ……こんな大勢の前でですか?」


上条「いーじゃんいーじゃん。ね? お願い」


神裂「全く……しょうがありませんね」


神裂、更衣室へ向かう。



一方通行「堕天使? どォいう一発ネタなン」


神裂(堕天使エロメイド)「みんな~! 堕天使エロメイドのかおりちゃんなのですよ~☆ 君の心に七天七刀!♡」シュタッ


一方通行「ンフッ」


ブッー! ブッー! ブッー!


垣根「ええええええええええ!? 早っ!? 着替えるの早すぎだろ!」


土御門「更衣室行って5秒も経ってなかったにゃー」


上条「流石の聖人速度だな。あ、もう帰っていいぞ」


神裂(堕天使エロメイド)「え!? 本当にたったこれだけの為に呼んだんですか!?」



ガチャ


アレイスター「一方通行? 大丈夫か? 一気にピンチだぞお前」


一方通行「アアアアアアアアアアアアアアアアッ!!! クソッタレェェェェェェェェェェェェェェェッ!!!」ダンッダンッ


アレイスター「地団駄踏むなって。よっぽどアレが応えたようだな」


土御門「しかしあれだな。やはり俺の目は狂ってなかった。ねーちん。見事な完成度だにゃー」グッ


神裂(堕天使エロメイド)「は、はあ……喜んでいいんですかそれ」


垣根「いや、全然アリだと思うぜ。年増が無理してる感じが逆にサイコーじゃねぇか」



神裂、垣根の首元に強烈な回し蹴り。


垣根「ビブルチッ!!!」


垣根、キッチンまでド派手にぶっ飛ぶ。


神裂(堕天使エロメイド)「誰が年増だこのど素人が! 私はまだ18歳だ!」


一方通行「アァン? しょうもねェ嘘ついてンじゃねェぞババア」


上条「いやホントなんだって。多分」


神裂(堕天使エロメイド)「多分じゃありませんよ! 正真正銘混じり気なしの18歳です!」


一方通行「ェー……マジで言ってンかよオイ」



アレイスター「まあ年齢なんて靴紐みたいなものだ。大した意味などないよ。一方通行。オレンジで」


垣根「ケケケ。いい気味じゃねぇか一方通行。このまま追い討ちかけてズタボロにしてやるから覚悟しとけ」ボロッ


土御門「あ、復活した」


神裂(堕天使エロメイド)「まあまあ本気で蹴ったんですけど……頑丈ですねあの人」


一方通行「アアアアアアアアアアアアッ!!! ふざけやがってどいつもこいつも!」


アレイスター「まだ1時間近くある。どうなるか分からんさ。では失礼するよ」


神裂(堕天使エロメイド)「私も失礼します……本当に何だったんだろ」


バタンッ



一方通行「上等だクソ供が! こうなった以上もう何がきても絶対に笑わねェぞォッ! 何でも来やがれ! 次はパンツの脱ぎ合いか? 手コキカラオケかァ? それとも尿道からねんどろいどかァッ?!」


上条「落ち着けって!尿道からは流石に無理だろ!」


土御門(コイツってこんなにメンタル弱かったっけ?)


垣根(ここだ。今この状況であのネタを披露すれば、1位の野郎を脱落させられる! 覚悟しろよ、今度こそテメェを捻り潰してやる!)



~モニター室~


アレイスター「いやあ大波乱だねぇ。それじゃあ、再開するか」



ーRe STARTー


[1:32:58]


上条「えーっと……で、どうする?」


一方通行「アァン? 言われたってなンもねェぞ」


土御門「遂にネタが尽きたようだな……」


垣根(フッ。そのまま呆然としてるがいい。忘れたか? 全てのネタを出し尽くしたお前らと違い、こっちにはまだ助っ人が残ってるんだよ!)



~モニター室~


アレイスター「場が膠着してるな……ゾンビ呼ぶか」



~ドキュメンタルルーム~


垣根「あのさ、ちょっと」


『ゾンビタ~イム!!!』


デェェェェェェェェェンッ!!!


垣根「え!? ちょ、ちょっと待てよ!」


上条「垣根。ゾンビだぞ。早く座れって」


一方通行「何か企んでいたようだが無駄だったな」


垣根「グッ……」


垣根(チッ……いいさ。これを乗り切りさえすれば、勝機はこっちに)



ガチャ


軍覇「何だ? 向こうの机の上に寝ればいいのか?」


青ピ「そうなんだよ~早くするんだよ~


軍覇、腰にタオル一丁。青ピ、インデックスの修道服に身を包み現れる。


垣根「」


上条「ググッ」


一方通行「うっわ」


土御門「最悪の2人が来やがった……」



ピンデックス「お客様~今日は何分コースなんだよ~」


軍覇「えーっと、50分コースで頼む」


ピンデックス「分かったんだよ~」


軍覇、机の上に寝転ぶ。


垣根(ちょ、ええ! 何でここでコイツらなんだよ! ヤベェよオイ。よりによって1番苦手な7位がいるし!)


ピンデックス「それじゃあ、リラックスして~ゆっくり過ごすんだよ~」ヌチャヌチャ


ピンデックス、両手をローションで濡らし、軍覇の身体の上を滑らす。



軍覇「おお! なんかくすぐったいな! ウハハッ!」


ピンデックス「そーれそれ。もっと気持ちよくなるんだよー」


ピンデックス、軍覇の乳首を責める。


軍覇「おん! そ、そこはやべぇな! おっほほほ!」


ピンデックス「それそれそれ~」


上条「…………………………」


垣根「フグゥゥゥゥ……ンンッ……」


土御門「…………もう………ッ」



ピンデックス「さて、これで終わりなんだよ~」


軍覇「え? 50分じゃねぇのか?」


ピンデックス、軍覇の耳元に顔を近づける。


ピンデックス「……続きがしたいなら追加料金なんだよ」ボソッ


軍覇「そ、そうなのか? じゃあ……延長で」


ピンデックス「延長なんだよ~!」


ピンデックス、手を口に当てて声を出す。


垣根「ンンッ、ンーンッ!」プルプル


垣根、唇を固く結わえて宙を仰ぐ。



ピンデックス「よーし、それじゃあ続きするんだよ~」ヌチャヌチャ


ピンデックス、もう一度手でローションをこね、軍覇の身体を撫で回す。


軍覇「んふっ、あ、な、何か変な声でるなこれ」


ピンデックス「ほ~ら、もうこっちも準備万端なんだよ~」


ピンデックス、腰のタオルをめくり、股に手を伸ばす。


軍覇「あっ! やめろバカ! どこ触ってんだ!
うひひっ」


ピンデックス「そーれ。もっと気持ちよくなるんだよ~」


ピンデックス、タオルの中で手の動きを早める。



軍覇「んあっ! おお! ちょ、ヤベェよオイ! 何か変だ!」ヌチャヌチャシコシコ


ピンデックス「~~~♪ ~~~♪ ~~~~♪」※黒翼発生時の歌。


土御門「ンンンンッ。グッ、フゥー」


一方通行「ハァ……ッ………ヅッ………」プルプル


上条「…………………………」


垣根「ヒギッ、グッ、ピュゥゥ……」


垣根、両方の頬をつねる。



ピンデックス「~~~♪ ~~~♪ ~~~~♪」ヌチャヌチャシコシコ


青ピ、手の動きを更に早める。


軍覇「おおっ、ん、アンッ! あ、や、ヤベッ。ちょ、ちょっと待って」


ピンデックス「?」


軍覇「何か、出そうなんだけど……」


垣根「…………ンブフッwwwwwwwwwwwwww」


ブッー! ブッー! ブッー!



垣根「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwッ!!!」


垣根、椅子から転がり落ち、床を這い回りながら笑う。


上条「…………………」ベシッ


ピンデックス「痛っ、ちょ、何なんよカミやん」


上条「お前……ッ、ぶっ殺すぞ?」


土御門「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


ピンデックス「イヤイヤ! やから演出やん! 本気にせんといてや!」




上条「ウルセェ! どこで手に入れたその修道服! 何つーゲスなネタにアイツ巻き込んでんだ! 殺すぞ!!!」


土御門「おい本気の殺すぞ出たぞ」


一方通行「だろうなァ。俺もガキでアレやられてたら殺すわ」


ガチャ


アレイスター「え? 垣根何かやろうとしてたのか?」


垣根「タイミング悪すぎだろうが! せっかく助っ人呼ぼうって思ってたのに!」


アレイスター「そ、そうか。それは……何かゴメンな」



軍覇「何だ笑っちまったのか第2位。根性ねぇな」


垣根「お前いい加減にしろよコラァッ! 頭おかしいのか?! 何であそこまでやられて為すがままなんだよ!」


軍覇「そりゃあ、根性見せねぇと男じゃねぇだろ」


垣根「公衆の面前でヘルスやる奴なんて男でも何でもねぇよ! ただの変態だろうが!」


アレイスター「垣根。その意見はごもっともだが、レッドカード。退場だ」


垣根「ガアアアアアアッ!!! ふざけんなよここまできてえええええええええええええええッ!!!」ダンッダンッ


土御門「いやよく頑張ったよ。お疲れさん」


上条「凄かったよお前の芸人根性。また歌聴かせてくれ」



アレイスター「よし。垣根、荷物まとめてこい」


垣根「クソッ……オイ第1位! お前だけは絶対ゾンビで笑わしてやるからな! 道連れにしてやるからな!」


一方通行「地獄なら1人で行けカス」


アレイスター「じゃあ私たちは去るよ。残り3人。ネタも尽きたこの状態でどうするのか、楽しみだな~」


上条「人ごとだと思って気楽なこと言ってんじゃねぇ! 分かってんのか? 今の状況めっちゃキッツイんだよ!」


一方通行「お前マジで覚えてろよコラァッ! 泣いたり笑ったりできなくしてやるからなァッ!」


土御門「おい青ピ、その修道服の入手経路後で教えてくれ。舞夏も似合うかもしれない」ボソッ


ピンデックス「おうよ。カミやんには内緒な」ボソッ


上条「そこはそこで何裏取引してんだ! 気色悪ぃんだよ! さっさとそれ脱げ!」



軍覇「お前ら頑張れよ! 根性なしの第2位に代わって!」


垣根「なあお前ホント殺していい? 一回だけでいいからホント殺してもいい?」


軍覇「何言ってんだ。一回殺したらそれっきりだろ。馬鹿じゃねぇのお前」


垣根「おおおおおォォイアレイスター!死体処理班呼んでこい! これから血まみれのオブジェが一体増えるからよォッ!」


アレイスター「グレるんじゃないよ。では私たちはこれで」


バタンッ


上条「なあ一方通行。お前さっき地獄って言ってたけど……残った俺たちの方が圧倒的に地獄だよな」


一方通行「止めろ。言うンじゃねェ」


土御門(よーしここまで来た。後は一気に畳み掛けさえすれば……)



~interview~


垣根「7位の野郎だよ! 俺アイツダメだわ」


垣根「勝利の算段は整ってたんだよ。ネタが尽きたとしても、持ち前のパッションで何とかするつもりだったしよ」


垣根「ただ、アイツだけは本当に予測できなかったわ。てゆーか、はっきり言ってツボなんだよな。アイツの存在」


垣根「チッ。まあ助っ人はゾンビとして呼んでやるよ。あのクソ1位だけは優勝させてたまるか」




~ここまでのポイント、カード~



・上条:3P.イエロー



・一方通行:3P.オレンジ



・土御門:1P.オレンジ



~モニター室~


アレイスター「さあ! そろそろ終わりが見えてきたぞ」


スタッフA「理事長は誰が優勝すると思います?」


アレイスター「ポイントだけ見れば一方通行と上条が互角だが、一方通行はメンタルがそれほど強くないしな。一度綻んでしまった今、やはり上条の有利のように感じる」


スタッフA「あまり動きを見せていない土御門も、少しきな臭いですよね」


アレイスター「ふむふむ……とりあえず再開するか」



ーRe STARTー


[1:26:56]


上条「あー。終わりまで後1時間チョイだ」


一方通行「休憩しようぜ。いつまでもこンなのやってらンねェよ」


上条「だな」


土御門、奥の更衣室に向かう。


上条「…………もういいよ」


一方通行「絶対笑わねェよ。もう絶対笑わねェ」



~モニター室~


アレイスター「あ、アイツらサボりやがって。ゾンビ入れるか」


スタッフA「ちょっと待ってください。土御門が何かしてますよ」


アレイスター「……ふむ。少し様子を見てみるか」



~ドキュメンタルルーム~


上条「…………………………」


一方通行「………………………」


上条(……やっぱり待ってるだけじゃダメだ。今ここで1P稼ぐか、他の全員をレッドカードにするしかねぇ。だが、手持ちのカードはもう何も残ってない。クソッ! 考えろ上条当麻! どうすれば、どうすれば笑わせられる! ていうか笑いって何だ!)


一方通行「……………………」パラパラ


上条「?」


上条、一方通行が棚から漫画を取り出して読んでいることに気づく。



上条「何読んでんの?」


一方通行「……ヒロアカ」


上条「……お前ヒロアカとか読むの?」


一方通行「ガキが最近ハマってンだよ」パラパラ


上条「へー。お前誰が好きなんだ?」


一方通行「…………爆轟だな」


上条「へー……なあ」


一方通行「アァン?」



上条「かっちゃんのモノマネしてよ」


一方通行「……何でそンなことしなきゃならねェんだよ」


上条「いーじゃんいーじゃん。好きなキャラなんだろ? お願いあっちゃん」


一方通行「誰があっちゃンだ。ッたく……」


上条「…………………………」


一方通行「その面止めろやクソナード!」


上条「………………………」


一方通行「これでいいのか?」



上条「……モノマネっていうか、ただのお前だったな」


一方通行「ハァ? イヤイヤ。俺こンなンじゃねェだろ」


上条「ちょっと前のお前って、そんな感じだったぞ」


一方通行「……ナメてンじゃねェぞクソナードがァッ!」


上条「そう。そんな感じ」


一方通行「………………………」


上条「……………………ッ」プルプル


上条、俯いて下を噛む。



上条「ん?」


一方通行「アァン? どうし」


土御門、ぐるぐるメガネと付け前歯を装着した状態で姿を現わす。


上条「……………………………」


一方通行「…………………………」


土御門「何でヤンスか?」


一方通行「オイ」


土御門「何でヤンス?」


一方通行「ここに来てそのクオリティって、どンなメンタルしてるンだお前」


上条「………………ッ」



土御門「……………………」


土御門、机を降りてキッチンへ向かい、プラスチック製のバケツを手にして氷と水を入れる。


上条「……………………………」


土御門、タプタプのバケツを手に2人の前に行く。


土御門「どっせーい!」ザバァァアアアアアアアアアンッ!!!


上条「うおっ?! 冷たっ?!」


一方通行「ッ! オイ! ちょっとこっちに飛沫来たぞコラァッ!」


土御門「アイスバケツチャレンジでヤ……あれ? 前歯どっか行った」



一方通行「ハァ? マジで失くしたのかお前」


土御門「ちょ、カミやん探し」


上条、土御門の付けていた前歯を自分の口に装着する。


土御門「…………………………」


上条「何でヤンスか?」
土御門、上条の口元に手を伸ばし、前歯を外して再び自分の口に装着する。




土御門「…………………………」



土御門、上条の口元に手を伸ばし、前歯を外して再び自分の口に装着する。


土御門「…………………………」


上条、再び前歯を取り返し口元につける。


上条「…………………………」


土御門、再び(略)


土御門「カミやん。いい加減にするでヤンス」


上条、再び(略)


上条「え? 何のことでヤンスか?」



一方通行「…………………」スッ


一方通行、上条の口の中の前歯を取る。


上条「え?」


一方通行「…………クッサ!」


一方通行、前歯を放り投げる。


一方通行「……………………」スンスン


一方通行、前歯を触っていた自分の指を再び匂う。


一方通行「………なンだこりゃあァッ?!」


上条「ッ」


土御門「ンンッ、ン!」



~モニター室~


アレイスター「うわー泥仕合だな」


スタッフA「ゾンビ行かせます?」


アレイスター「いや、もう少し待ってみよう」



~ドキュメンタルルーム~


土御門「あー。せっかくだから顔でも洗うか」


土御門、懐からイソジンを取り出し左手にまぶす。


上条「ちょ、何してんのお前」


土御門「何って、洗顔だよ洗顔」


土御門、イソジン塗れの手で顔を洗う。


土御門「プハーッ。やっぱ洗顔はイソジンに限るぜい」ビチャビチャ


一方通行「…………………………」



土御門「さて、さっぱりしたことだしこの辺でこっち向いてホイでもやるか」




一方通行(コイツ……人数がここまで減ったのを見越して一気に片付けるつもりか)



土御門「さて、さっぱりしたことだしこの辺でこっち向いてホイでもやるか」


一方通行(コイツ……人数がここまで減ったのを見越して一気に片付けるつもりか)


土御門(ここまで来たんだ。最後の最後に一押しすれば、優勝は目前だにゃー)


上条「こっち? あっち向いてホイじゃなくて?」


土御門「あっち向いてホイと違って、こっち向いてホイは指差した方向を向かなきゃダメなんだぜい。カミやん。最初はお前と勝負だにゃー」


上条「まあいいけど……」


土御門「行くぞージャンケンほい」

>>178
見ての通りミスです。



上条:グー
土御門:パー


土御門「こっち向いてホイ」


土御門、自分の顔面に指差し、グラサンを外して白目を剥く。まぶたがピクピク震えている。



土御門「……………………」プルプル


上条「……ンンッ」


土御門「…………よし。ジャンケンほい」


上条:チョキ
土御門:グー


土御門「こっち向いてホイ」


土御門、しゃくれる。



土御門「ほれ。こっち見ろこのヤロー」※猪木声マネ


上条「…………………ッ」


上条、土御門から背を向ける。


土御門「あ、カミやん。お前の負けな」


一方通行「……………………」


一方通行、2人の隙をついて机の上の『ある物』を手に取り、ハサミで切り抜く。



~ゾンビルーム~


垣根「エグいなアイツ。ここまで来て一気に攻めてやがる。策士だな」


青ピ「ツッチーはこういうとこ抜け目ないからなぁ」


フィアンマ「ちょっと待て。浜面。お前の助っ人ってまさか……」


青ピ「ん? どしたんフィアンマ」


浜面「やっぱりアイツってお前の……オイオイ。これかなりの大技決めれるんじゃねぇのか?」


フィアンマ「だが、既にゲームが始まっているこの状況で、急遽新しい仕掛けを用意することはできるのか?」


浜面「……ちょっと行ってくる」



浜面、立ち上がる。


軍覇「どこ行くんだ?」


浜面「アレイスターの所だよ。交渉しに行ってくる」


バタンッ


海原「フィアンマさん。一体どうしたんですか?」


フィアンマ「いや、凄い偶然とだけ言っておこう」



~ドキュメンタルルーム~


土御門「じゃあ、次は一方通行。お前だぜい」


一方通行「分かったよクソッタレ……」


上条(あれ? やけに素直だな。何か企んでるのか?)


土御門「行くぞージャンケンほい」


土御門:グー
一方通行:パー


一方通行「こっち向いてホイ」


一方通行、口を開く。舌の上、顔だけ切り取った小萌の写真。



土御門「ヅッ」


土御門、しゃくれる。


一方通行「………………………」


土御門「………………………」


両者膠着。


上条「…………………………」


上条、近くに置いてあったセロハンテープを取り、2つちぎり、まぶたの上に貼る。


上条「……………………………」←お目目パッチリ


一方通行「…………………………」←舌の上に小萌


土御門「…………………………」←しゃくれ



~モニター室~


アレイスター「おい! こっち向いてホイどこ行ったんだよ!」


スタッフA「人間って追い込まれるとこんなことになるんですねー」

ガチャ


浜面「ちょっといいか?」


アレイスター「浜面? どうしたんだ」


浜面「実はよ、俺とフィアンマで1つ大きなことを考えてるんだが……」ゴニョゴニョ


アレイスター「ふむふむ……え、マジか? 本気なのか?」



浜面「ああ。だが急な話だからよ、準備も何もないわけなんだわ。今からでも外部から小道具の取り寄せってできるかな?」


アレイスター「…………………………」


浜面「………………………………」


アレイスター「かまわーん! 私が許
ーす!」グッ


浜面「話が分かって良かったぜ。ほんじゃ、後はよろしく」グッ


バタンッ


スタッフA「え? 何? どうしたんですか?」


アレイスター「ふふふ。見ていろ。凄いことが起こるぞ」



~ドキュメンタルルーム~


上条「………………………」


上条、まぶたのセロハンテープを外す。


上条「ハイッ。もうやめやめ。お前らも早くそれ止めろって」


土御門「…………………………」


一方通行「…………………………」


土御門、冷蔵庫に向かい、中のペットボトルを取り出し水を飲む。


一方通行「なァ」



上条「ん?」


一方通行「お前、今までのネタで何が1番ヤバかった?」


上条「そうだな……やっぱり、ケツからねんどろいどはエグかったな」


土御門「あー…………」


上条「人の肛門って、あんな可能性も孕んでたんだなって」


一方通行「人類に不可能はねェな」


上条「本当にな。土御門は?」


土御門「うーん。びっくりしたという意味ではお前と第2位の即興弾き語りかな?」


一方通行「あれかよ……」



上条「なあ。本当にデュオやらないの?」


一方通行「やるわけねェだろうが。あんなカスと仲良く歌えるか」


土御門「お前はどうなんだよ。何が1番印象的だったんだ?」


一方通行「何だろうな……色ンな感情が過ったハズなンだけど、超電磁砲の親父のアレで全部吹っ飛ンだな」


上条「うん。だと思った」


一方通行「何かよォ……」



上条「?」


土御門「…………………」


一方通行「ちょっと泣きそうなンだよ」


土御門「…………ッ」プルプル


上条「ん、ンンッ。そういえば、土御門お前どんな願い事叶えてもらうつもりなの?」


土御門「へ? いやあアレだよ………」


上条「?」


土御門「死んだ舞夏を、生き帰らせて欲しくてさ…………」



上条「……ん? え?」


一方通行「何言ってンだよ」


土御門「へ?」


一方通行「舞夏なら、そこにいるじゃねェか」

一方通行、ビッグサイズの熊のぬいぐるみを指差す。


土御門「舞、夏ッ…………」


土御門、震えながらぬいぐるみに近づく。


土御門「舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」


土御門、人形に抱きつく。



土御門「舞夏ッ! 舞夏? 舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」


一方通行「………………………」


土御門「舞夏ッ! 舞夏ッ! 舞夏ッ! 舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」


土御門、人形を抱きしめながら床に押し倒し、そのままセッ○ス。


土御門「舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」ギシギシギシギシ


上条「………ッ…………ハァ」


一方通行「…………………………」



~モニター室~


アレイスター「よーし。ゾンビ室も準備万端だし、助っ人の方も……よし! それじゃあ行くか!」



~ドキュメンタルルーム~


『ゾンビタ~イム!!!』


デェェェェェェェェェンッ!!!


上条「ハァ……来たよ」


一方通行「オラ。もう止めろそれ」


土御門「…………………………」


土御門、人形を元の場所に戻す。一同着席する。


ガチャ


浜面「どうもー皆さんこんにちわ!」


浜面、テッラの衣装に身を包み、赤い口紅で唇を彩り、ラジオを担いで現れる



上条「………………何なのそれ?」


浜面「いや~何やかんやあって復活しましたよー。左方のハマヅッラです! お久しぶりですーうふふー」


ハマヅッラ、ラジオを机の上に置く。


土御門「……………………………」


ハマヅッラ「何か私の葬式開いてたそうじゃないですかー。ほら! こんな所に遺影が!」


ハマヅッラ、棚の上に置かれた遺影を手に取り、匂う。


ハマヅッラ「んー? 何かよだれ臭いですねー。誰かこれ舐めました?」


一方通行「…………………………」ジー


上条「…………………………」



ハマヅッラ「まあいいや。えーっとですねー。今から私の復活を祝って、とある方々が祝福してくれるようなので、よかったら見てやってください。それでは、ミュージックスタート」


ハマヅッラ、ラジオのスイッチを押す。


デレデレデッデッデデッデッデデッデッレ~♪


一方通行「これ……」


上条「ヒゲダンス?」


ガチャ


土御門「?」



フィアンマ、黒の燕尾服とつけ髭を装着し、ヒゲダンスを踊りながら入室。


フィアンマ「~~~♪~~~~♪」


上条「………………………」


土御門「…………ハァ」


一方通行「…………………ッ」


フィアンマ「~~~♪~~~~♪」


フィアンマ、懐から剣を取り出す。


ハマヅッラ「~~~♪~~~~♪」


ハマヅッラ、ヒゲダンスを踊りながらフィアンマと距離を取り、懐からオレンジを1つ取り出してフィアンマに投げる。



フィアンマ「ホッ」サクッ


フィアンマ、オレンジを剣でキャッチする。


土御門「おー」パチパチ


上条「……………………」


ハマヅッラ「~~~♪~~~~♪」


ハマヅッラ、今度はオレンジを3個取り出し、フィアンマに投げる。


フィアンマ「ほっ、ほっ、ほっ」サクッ、サクッ、サクッ


フィアンマ、3つとも剣でキャッチする。



ハマヅッラ&フィアンマ「「~~~♪♪~~~~♪♪」」


両者、並んでヒゲダンスを踊る。


上条「…………………」パチパチ


一方通行「これ何してンの?」


両者が踊っている最中、壁の扉が回転し、向こう側の人影が姿を現わす。


上条「え? ここで助」


ヴェント「~~~♪~~~~♪」


上条「ンゴッ」


土御門「ファッ?!」



ヴェント、黒の燕尾服と付け髭を装着して、ヒゲダンスを踊りながら入場。


フィアンマ「~~~♪~~~~♪」


フィアンマ、踊りながら移動し、自分が入ってきた扉の向こうに置いてあった風船付きの板を1枚持ってきて、ハマヅッラに渡す。


ハマヅッラ「よいしょっと」グイッ


ハマヅッラ、板を頭上に上げる。ヴェント、懐から吹き矢を取り出し、口に構える。


ヴェント「フッ!」ピュッ、パァンッ!


風船、見事に割れる。



フィアンマ「~~~♪ ~~~~♪」


フィアンマ、もう一度扉の方に向かい、今度は風船が3つ付いた板を持ってきて、ハマヅッラに渡す。


ハマヅッラ「さあ来い!」グイッ


ヴェント「フッ!」ピュッ、パパァンッ!


風船、3つとも割れる。


一同「「「~~~♪ ~~~~♪」」」


一同、並んでヒゲダンスを踊る。


上条「ッ、ぶ、ふぐっ…………」プルプル


土御門「ッ…………」


一方通行「…………………」パチパチ



一同が踊っている最中、またしても壁の扉が回転し、向こう側の人影が姿を現わす。


アックア「~~~♪ ~~~~♪」


上条「」


アックア、黒の燕尾服と付け髭を装着して、ヒゲダンスを踊りながら入場。


フィアンマ「~~~♪ ~~~~♪」


フィアンマ、再び扉の方に向かい、水の入った小さなバケツとロープを持ってきて、バケツをアックアに渡す。


アックア「フンッ」グルングルングルン!


アックア、バケツを右手で持ち、大きく腕を振って回転させる。バケツの水は溢れない。



フィアンマ「~~~♪ ~~~~♪」


フィアンマ、今度はバケツの持ち手にロープをくくりつけ、ロープの端をアックアに渡す。


土御門「え?」


一方通行「オイ、それ大丈夫か?」


上条「……ッ、ザケんなよ…………」プルプル


一同、アックアから距離を取る。


アックア「フンッ!」グルングルングルグルグルグルビュルゥゥゥゥゥゥゥゥッ!


アックア、ロープを握り締め、振り回しててバケツを高速回転させる。線を引くほどの勢いでバケツは回り、水は全く溢れない。


アックア「ふぅ」スッ


アックア、バケツを床に置く。



一同「「「「~~~♪~~~~♪~~~~♪」」」」


神の右席、4人横一列に並んでヒゲダンス。


上条「……ッ、フグッ………ヅッ…………ガッ…………」


上条、机に顔を伏せて腕で囲う。背中がビクビク震えている。


ブッー! ブッー! ブッー!


上条「ヅッ、ンンンッ、ブッ、ププッ…………」プルプル


土御門「いやカミやん。もう鳴ったって。それはアウトやって」


上条「…………ンブフフフッwwwwwwwwwwwwwwww」



ハマヅッラ「イェーイ! 悪かったな。久しぶりに会ったのにこんな茶番に付き合わせて」


アックア「いや、それはいいのであるが、それより……」


ヴェント「アンタ何してんの? こんな所で」


フィアンマ「………………………」


ガチャ


アレイスター「うわー凄い! これは凄い! 凄い映像が撮れたよ!」


土御門「これは反則技だろ……むしろカミやんよく耐えれてたよ」


上条「ふざけんなお前ら! 目を疑ったわ! 何してんの?! いや、ていうか何してんの?!」


一方通行「二回言ったぞお前」



ヴェント「何もクソも、コイツに呼び出されたと思ったらこんな仮装させられて、踊ってくれって言われたから踊っただけよ。それより、これ何の茶番なの?」


アレイスター「ドキュメンタルだよ。誰が1番面白いかを決める笑いのドキュメンタリーさ」


ヴェント「……よく分かんないけど、で、そんな低俗な企画に何でアンタはホイホイ出てるわけ?」


フィアンマ「いや、この腕を直して欲しかったし、何より丁度いい小ネタが出来たばっかりだったから勢いで」


アックア「おい」


フィアンマ「?」


アックア「貴様そんなにアホであったか?」


フィアンマ「……………………」



アレイスター「えーフィアンマのアホが露見したところで、上条。オレンジカードで」


上条「お前もアホだよ! こんな企画作りやがって! フィアンマもアホだし、そんなアホに連れられて踊るお前らもアホだよ! もうみんなアホだよクソッタレ!!!」


土御門「カミやん荒れるなって。落ち着け落ち着け」


アレイスター「笑いを堪えすぎて心身ともに限界がきてるな」


土御門「え? てかたまたまフィアンマと浜面の助っ人がこの2人だったの?」


フィアンマ「ああ。不思議な話もあるものだ」


ハマヅッラ「急遽衣装とラジオ用意してもらってよ。即興で打ち合わせて挑んだんだ。いやー本当助かったよ。お疲れ!」


アックア「うむ。まあ経緯はアレだが久々に会えて嬉しかったのである」



一方通行「即興でこのネタ作ったってことは、最初は別のネタ考えてたのか?」



ハマヅッラ「ああ。あのバニーのコスプレ着て、コイツにレ○プされようかなって」


上条「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwッ!!!」


土御門「笑うわそんなもんwwwwwwwwww」


フィアンマ「俺様は、至近距離で顔芸をさせまくった後に、化粧落として素顔になって貰おうかと思ってた」


アレイスター「それもそれで見たいなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


フィアンマ「本当に素顔は可愛いかな。コイツは」


ヴェント「アンタに言われても嬉しかねぇよ。それで? まだこれやるつもりなの?」


フィアンマ「ああ。ゾンビとして待機しなければならないからな」



ヴェント「……勝手にやってろ。今の毒気抜けたアンタに突っかかっる気もないわ」


アレイスター「それじゃあ退散するか。これで全員オレンジ。もう誰が脱落するか分からないぞー」


一方通行(出来ることなら早くこの地獄から解放されてェ。だが、ここまで来た意地がそれを拒みやがる……それに、願い事を叶えなきゃならねェ。何としても)


上条「もう何か疲れた」


アレイスター「残り後1時間を切った。さあ、誰が優勝するか見ものだなー」


バタンッ


土御門「おお。ホントだ。気づけばあともうちょいだぜい」


上条「今ポイントって、一方通行と俺が互角だっけ? ヤベェな」


一方通行(ここまで来たンだ。絶対勝利を掴ンでやる!)



~モニター室~


アレイスター「さあ! この戦いももうラストスパートだ! 頑張ってくれ!」



ーRe STARTー


[0:52:09]


上条「え? 舞夏って死んだの?」


一方通行「…………………………」


土御門「え? あ、ま、まあ……つい最近に……」


上条「何があったんだよ」


土御門「その、ッ、掃除ロボが、爆発して……ッ」


土御門、グラサンを外し、袖で目を抜く。


上条「泣くなって。辛かったな」ポンポン


土御門「ゥ……舞夏ァ……」



一方通行「……黙祷するか」


上条「……だな」


一同、目を瞑る。


上条「……………………」


一方通行「…………………」


土御門「…………………」


上条、一方通行、目を開く。


上条「ん? 土御門?」



土御門「………………………」


一方通行「いつまで目を瞑ってンだお前」


土御門、白目を剥く。


上条「おい! もういいよ! 舞夏にお前の思いは届いたよ!」


土御門「……………………」プルプル


上条「もういい! もういいんだ! 土御門ォッ!」


土御門「舞夏ァアアアアアアアッ! 舞夏ァアアアアアアアアアアッ!!!」←白目


一方通行「………………………」



一方通行、垣根が置き忘れたカスタネットを手に取る。


土御門「……一方通行?」


一方通行「………私の~お墓の前で~泣かないでください~♪」タンッタンッ


上条「ンッ」


土御門「………………ッ」


一方通行「そこに~私は~いませんン~眠ってなンか~いませン~♪」タンッタンッ



土御門「……千の風に~千の風になって~♪」


上条「……あの~大きな~空を~吹き渡って~います~♪」


一方通行「あの~大きな~空を…………」


タタンッ


一同「「「吹き渡って~います~♪♪♪」」」


一方通行、カスタネットを置く。


上条「……きっと、舞夏も喜んでるな」


一方通行「……………………」



~モニター室~


アレイスター「狂ってるなーコイツらwwwwwwwwww」


スタッフ一同「wwwwwwwwwwwwwwwww」


アレイスター「さあて、ゾンビの出番です」



~ドキュメンタルルーム~


『ゾンビタ~イム!!!』


デェェェェェェェェェンッ!!!


上条「……ハァ」


土御門「…………クソッ」


一方通行「もー何でもいいからさっさとしてくれ」


一同着席する。


ガチャ


垣根「よぉ。何だお前ら随分疲労困憊だな」


一方通行「帰れクソが。お前の面見たら余計に疲れる」



垣根「そう言うなよ。つか人のカスタネット勝手に使ってんじゃねぇ」


一方通行「…………………………」


垣根「あのよ、実は今度漫才の大会に出ようかって思ってるんだよ。今ネタ合わせ中でさ。よかったら見てくんねぇか?」


土御門「イヤだよ」


上条「笑ったらダメなのに漫才の審査なんかできるかよ」


垣根「じゃあ呼ぶぜー」


上条「ねぇ聞いてる? ちょっと」


壁の扉が回転し、向こう側の人影が姿を現わす。

白垣根「帝督? ここでネタ合わせするつもりなんですか?」


上条「あれ?」


一方通行「………………………」


垣根「おう。とりあえずさっさとやるぞ」


上条「ねえ。何やってんの? あの時の人だよね?」


白垣根「えーでは、私たちの漫才。よろしければ是非見てください」


上条「おい! どっちもお構いなしか!」


垣根&白垣根「「はいどーもー! 『カブトムシ05』でーす!」」


土御門「始まったよ」


一方通行「チッ、とりあえずさっさと終わらせろ」

白垣根「帝督? ここでネタ合わせするつもりなんですか?」


上条「あれ?」


一方通行「………………………」


垣根「おう。とりあえずさっさとやるぞ」


上条「ねえ。何やってんの? あの時の人だよね?」


白垣根「えーでは、私たちの漫才。よろしければ是非見てください」


上条「おい! どっちもお構いなしか!」


垣根&白垣根「「はいどーもー! 『カブトムシ05』でーす!」」


土御門「始まったよ」


一方通行「チッ、とりあえずさっさと終わらせろ」



垣根「えー、俺がボケの垣根帝督でーす」


白垣根「私がツッコミの垣根帝督でーす」


垣根「どっちも同じじゃねぇか!」ベシッ


垣根&白垣根「「はい!」」


垣根「えーそんなわけで……」


上条「………ハァ」


一方通行「………………チッ」


垣根「俺たちって凄く良く似てるからよ、こんなことも出来るわけなんだよ」


垣根、地べたに仰向けに寝転がり、その上に白垣根が同じように重なる。



垣根「せーの」


垣根&白垣根「「幽体離脱~」」


白垣根、起き上がり3人を見る。


上条「……………………」


一方通行「……………………」


土御門「…………………」


垣根「……おい何だよ! 全然ウケてねぇじゃねぇか!」


垣根、立ち上がる。



白垣根「いや、私に当たらないでくださいよ」


垣根「何だよお前」ゲシッ


白垣根「ちょ、何なんですか」ゲシッ


垣根「何だよ!」ゲシッ


白垣根「何ですか!」ゲシッ


両者、そのまま取っ組み合いグルグル回る。


上条「お、おいお前ら! ケンカは」


垣根&白垣根「「はい! どっちが本物の帝督だ?!」」


両者、肩を組んで3人を見つめる。



上条「………ッ」


一方通行「フゥー………」


土御門「ンンッ」


一同、目をそらす。


垣根「おいお前ら。ちゃんと見ろって。どっちが本物の帝督だ?」


一方通行「……………………」


一同、再び前を向く。


垣根「よーし。それじゃあ、ちゃんと見てろよ。せーの!」


ズルッ!



※白垣根のズボンが脱がされる。股間にチ○コが存在せずツルッツルの状態。


土御門「ブハハッ!!!wwwwwwwwwwwwwww」


ブッー!ブッー! ブッー!


垣根「あーお前かよ! 違うんだよ! お前じゃねぇんだよ!」


上条「お前wwwwwwwwwwwwふざけんなよwwwwwwwwwwww」


一方通行「…………………………」


白垣根「ハァ……」


白垣根、ズボンを上げる。



ガチャ


アレイスター「えーよく頑張りましたが、土御門! 退場!」


土御門「いやムリだろ! あんなもん見せられたらそりゃ笑うだろ! ほぼマネキンだろうが! 気ッ色悪い!」


垣根「どうよ。これが俺たちの漫才の実力さ」


土御門「チ○コ見せようとした時点で漫才でも何でもないだろ!いやチ○コではないけど!」


アレイスター「いや、てゆうかよくやったなお前」


白垣根「もう……こういうのは貴方の役目でしょ?」



垣根「ウッセェ。垣根帝督の名を冠するってことは、ここまで汚れる覚悟が必要なんだよ」


白垣根「絶対に言わないでくださいよ? フレメアには絶対に言わないでくださいよ?」


アレイスター「いやーこれをゾンビ前にやってたら戦況は変わってただろうなー」


垣根「ホントだよ! 1位の野郎を蹴落とすチャンスだったのに!」


アレイスター「一方通行。感想は?」


一方通行「…………お前は本当に」


垣根「?」



一方通行「どこまで行ってもヨゴレだな」ハァ


垣根「何憐れみの目で見つめてんだコラ! ああそうさ! お前を超える為ならどんなに泥にまみれてもいいさ!」


上条「超えられるかよ。こんな事してる間は」


アレイスター「さあ土御門。荷物をまとめて。いよいよ決勝だ。ゾンビ室で観戦してこい」


土御門「クソッ……まあこの2人の泥仕合が観れるなら悪くはないかにゃー」



上条「なあ。これやっぱり勝ち上がれば勝ち上がるほどシンドいよね? 明らかに勝者に優しくないよね?」


アレイスター「強者は常に哀しみを背負っているものさ」


一方通行「どンな世紀末だ!!」


アレイスター「それでは! フィナーレを飾ってくれ!」


バタンッ


上条「…………………………」


一方通行「…………………………」


~interview~


土御門「いや笑うだろ。だってツルッツルだぜ?」


土御門「まあ、残った2人よりポイントは稼げてなかったけど、最後まで粘りに粘って勝つつもりだったんだにゃー」


土御門「技もそうだけど、ドキュメンタルというだけあってメンタルの重要さが思い知らされたぜい」


ー因みに願い事って何だったんですか?ー


土御門「へ? いや舞夏と一か月くらい学園都市を離れて旅行しようかと」


ー舞夏さん生きてるんですか?ー


土御門「生きてるわ! ネタに決まってるだろネタに!」



~モニター室~


アレイスター「…………遂に、この時が来たな」


スタッフA「結局、生き残るのはこの2人なんですね」


アレイスター「最強と最弱。4度目の激闘の行方、見せてくれ!」



ーRe STARTー


[0:43:05]


上条「…………………………」


一方通行「………………………」


一方通行「……どうするよ」


上条「………………………」


上条、冷蔵庫に行き水の入ったペットボトルを手に取る。


上条「おい」


一方通行「アァ?」


上条「ぶっかけ合おうぜ」



一方通行「…………ハァ?」


上条「だってもうやることねぇだろ! このままだと同点同士でこの戦いはお流れだぞ?! ここまで頑張って来たってのに、そんなのいいのかよ!」


一方通行「…………………………」


上条「さあ来いよ最強! 決着つけようぜ! このイカれたパーティに終止符を打とうじゃねぇか!」


一方通行「……上等だこの野郎! やってやろうじゃねぇか! ここまで来てオメオメと引き下がれるか!」


一方通行、冷蔵庫に行きペットボトルを取る。


上条「いいねいいねェッ! 最ッ高だねェッ! よっしゃ行くぞオラアアアアアアアアアアアアアッ!!!」ブッー!


上条、ペットボトルの水を口に含み、毒霧にして一方通行に吹きかける



一方通行「ンブッ、このっ、響かねェぞコラァッ!」ブッー!


一方通行、同じように上条に毒霧を吹きかける。


上条「ブハッ、そんなもんかよ最強。もっと本気だせよコラァッ!」ブッー!


上条、机の上のイソジンを口に含んで毒霧にする。


一方通行「グッ、テメェ! これイソジンじゃねェか!」ボタボタ


上条「何か文句あるのかよ! サッパリしただろうが!」


一方通行「ふざけやがって! オイ見ろォッ!」



一方通行、懐から生卵を取り出し、頭にぶつけて割る。垂れ落ちる黄身と白身を手で撫で回しながら舐める。


一方通行「ウメェなァッ! あーウメェッ!」ベチャベチャ


上条「ングッ、ふ、ふざけやがって! 食べ物を粗末にするんじゃねぇ!」


上条、冷蔵庫に向かい生卵を手にして、頭で割る。


上条「卵が可愛そうだろうがあああああああああああああああああああッ!!!」ボタボタ


一方通行「汚ェなァオイ!」ブッー!


一方通行、水を口に含み毒霧を吐く。


上条「ブッハ! そうだその調子だ。もっと来い! 早くしろ!」



一方通行「ふざけンじゃねェぞコラアアアアアアアアアッ!」ブッー!


一方通行、ズボンを引っ張り、自分の股間に直に毒霧を吐く。


上条「……………………………」


一方通行「………………………」ビチャビチャ


上条「……お漏らししたみたいになってんじゃねぇかこの野郎!」


一方通行「ウルセェンだよォッ! どうすンだ後30分もあるぞクソッタレ!」



上条「チクショオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!! 何でこんなことになったんだよ! クソッ! 舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」


上条、クマの人形に向かい叫ぶ。


上条「舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!! 目を開けろ! 開けるんだ舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」


上条、人形を床に倒し、口に向かい人工呼吸を始める。


上条「舞夏ッ! 舞夏? 舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」


一方通行「どけコラァッ! そンなンで舞夏が目を覚ますかよ!」



一方通行、上条を押しのけ人形の口に手を突っ込む。


一方通行「舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」ボンッ!


人形、破裂する。あたりを羽毛が旋回する。


上条「ま、舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」


上条、床に散らばった羽毛をかき集める。


上条「オイ! お前も早く舞夏を」


一方通行、カスタネットを拾い歌い出す。


一方通行「私の~お墓の~前で~♪」タンッタンッ


上条「何やってんだコラァッ! オイテメェ! こっち見ろォッ!」



上条、冷蔵庫に向かい、魚肉ソーセージを二本取り出して口に加える。


上条「アフラック」


一方通行「…………………………」


上条「……………………………」


一方通行「……全然面白くねェじゃねェか!」


上条「ウルセェッ! カスタネットなんてチャラチャラしてんじゃねぇクソがアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」ブンッ


上条、一方通行からカスタネットを取り上げて、床にぶん投げる。



~ゾンビルーム~


垣根「オイ! 人のカスタネットに何してんだあの野郎!」


土御門「痛い痛いッwwwwwwwwwwwwしんどいッwwwwwwwww」


青ピ「地獄やなコレwwwwwwwwwwwwwwww」


軍覇「第1位の野郎覚醒したな。とんでもねえ根性だぜ……」


美琴「うわー……何かゾンビでよかったわ」



~ドキュメンタルルーム~


上条「後何分だコラァッ!」


一方通行「27分54秒だ!」


上条「冗談じゃねぇぞ! どうしたんだよ来いよゾンビ!頼むよ! 頼むから来てくれよォッ! オイアレイスター! 見てるんだろ? 早く呼べよこの性転換ジジイが!」


一方通行「どれもこれも全部テメェのせいだババアッ!」ブッー!


一方通行、切り抜かれた小萌の顔に毒霧をぶっかける。


一方通行「テメェなんかな、こうしてこうして、こうだァッ!」


一方通行、小萌の写真をビリビリに破き、口に詰め込んでペットボトルの水を流す。



一方通行「…………ブ、ブハッ! オエッ!ゲホッゲホッ! オェッホオェッホッ!」


一方通行、口の中のものを全部吐き出す。


上条「大丈夫かオイ? 人工呼吸するか? やんのかオイ?!」


一方通行「いらねェよそンなモン! アアアアアアアアアア〆○☆€$¥%○*+〆ァッ!!!」


上条「アァッ?! 何だ? 何言ってんだオイ!? どうしたんだ! 一体何がどうなってんだよ!」


上条、魚肉ソーセージを二本、鼻の穴にブッ刺す。


上条「一体どうしちまったんだよオイ!?」←鼻から魚肉ソーセージ


一方通行「だから面白くねェンだよクソがァッ!」ブーッ!


一方通行、何かを口に入れて上条に吐き出す。





上条「痛っ。オイ。何だよコレ!」



※床の上、よだれまみれのインデックスのねんどろいどプチフィギュア。

>>245
ミスです!



上条「痛っ。オイ。何だよコレ!」


※床の上、よだれまみれのインデックスのねんどろいどプチフィギュア。


上条「………………………」


一方通行「ハァ……ハァ……」


上条「………………………」スッ


上条、 鼻の魚肉ソーセージを抜き、ねんどろいどを左手で拾い、口の中に放り込む。


上条「レロレロ」


一方通行「………………………」


上条「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!」



一方通行「何なンだよお前は……何がお前をそこまでさせるンだ! 何なンだよ一体何が目的なンだ!」


上条、ねんどろいどを一旦左手に戻す。


上条「ギャーギャーウルセェな! 言っただろうが家の冷蔵庫がブッ壊れたんだよ! 中の食料ごと買い換えなきゃいけねぇんだよッ!」


一方通行「……ハァッ?! テメェそンなしょうもない理由でここまで来たのかよボケ! ふざけンじゃねェぞゾンビルームの奴らに謝れ!」


上条「何で謝まらなきゃいけねねぇんだよ! 貧乏人ナメてんじゃねぇぞ! 生活かかってんだよ! 御託を言われる筋合いはレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!」


上条、ねんどろいどを再び口の中に放り込み、舐め回す。


一方通行「クソッタレ! 勝たせねェ。テメェには絶対に勝たせねェぞォッ!」ブッー!



一方通行、机の上の黒子のねんどろいどを口に入れ、再び上条に向け吐き出す。


上条「アァンッ?! それがどうしたんだよクソが! おい見ろォッ!」


上条、口の中のねんどろいどを机の上に置き、しゃがんで一方通行を凝視しながら舌を伸ばして舐める。


上条「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!」


一方通行「何だコラァッ! どうってことねェンだよそンなもン!」


一方通行、打ち止めのねんどろいどを口の中に放り込む。


一方通行「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!」


上条「おまっ……クソッ! ふざけやがってロリコン野郎!」


上条、近くの棚の上に置かれていた猿の人形を手に取り、ねんどろいどを再び口に中に放り込む。



上条「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!」


猿『レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!』


一方通行「グッ、このっ、だから何だァッ! レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!」


上条「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!」


一方通行「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!」


猿『レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!』



上条&一方通行「「プッ!!!」」


両者、同じタイミングでねんどろいどを床に吐き出す。


上条「ハァ…………ハァ…………」


一方通行「クソッ……チクショウが………」


猿『プッ!!!』


上条「…………………ッ」


一方通行「……………………」


上条、猿の電源を切る。



~モニター室~


アレイスター「wwwwwwwwwwwwwwwwwwッ!!!気持ち悪いwwwwwwwwwww気持ち悪いwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwッ!!!」


スタッフ一同「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


アレイスター「ふぅ。しかし、一方通行の奴があそこまでやるなんてな。一体アイツ何が目的なんだ?」



~ドキュメンタルルーム~


上条「……てか、そもそもお前の願い事って何?」


一方通行「アン?」


上条「お前がそこまでする理由ってのが、よく分からないんだけど」


一方通行「決まってンだろ……」


上条「何だよ」


一方通行「……殺した妹達、全員に謝りたいンだよ」


上条「え?」



一方通行「生き返らせるなンて虫のいいことは言わねェ。許されるワケがねェのは分かってる。それでも、やっぱり俺は謝りたいンだよ! アイツらに!自分のしたことを!」


上条「……………………………」


一方通行「笑いたきゃ笑えよ。だが、殺した妹達に俺にできるのはそれくらいしかねェだろうが! 地面に頭に擦り付けて、すまなかったって、悪かったって! それくらいも出来ないようじゃ、俺はここから一歩も先に進む資格はねェンだよ!」


上条「…………………………」



~ゾンビルーム~


美琴「………………………」


土御門「アイツ……」


海原「どうやら彼なりに真剣に考えてたようですね」


美琴「……癪だけど、ほんのちょっとだけ嬉しいかも」ボソッ



~ドキュメンタルルーム~


一方通行「だから、お願いだヒーロー。ここは俺に譲ってくれ! お前にも事情があるのは分かる。だが俺も譲れねェ。このチャンスを譲りたくねェんだよ!頼む!」


上条「……………………………」


上条、無言で机の上に立ち、しゃがむ。


一方通行「……何してンだお前」


上条「決まってんだろ」


一方通行「アァ?」


上条「ウ○コ漏らすんだよ!!!」


一方通行「何でだアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!? 何で今の流れでそうなる!? ふざけンなクソッタレ!!!」



~ゾンビルーム~


垣根「wwwwwwwwwwwwwッ!!! wwwwwwwwwwwwwwwwwwwッ!!!」


土御門「wwwwwwwwwwwwwコイツバカだwwwwwwwwwwwwwwww」


美琴「wwwwwwwwwwwwwッ、ちょっと! 返しなさいよあの空気wwwwwwwwwwwww」


浜面「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


フィアンマ「完全にぶっ壊れてやがるwwwwwwwwwwww」



~ドキュメンタルルーム~


一方通行「マジか!? マジなのかお前!? ふざけるのも大概にしろよオイ!?」


上条「うるせえええええええええええええええええッ!!! ふざけんなはこっちの台詞だよ! 何だその真面目すぎる理由! まるで俺がバカみたいじゃねぇか! お前がそこまでの覚悟でこの大会に出てたなんて知らなかった。だから俺も覚悟を決めて、ウ○コ漏らすんだよ!!!」


一方通行「笑わねェぞ?! 例え漏らしたとて絶対に笑わねェからな?!」


上条「いーや笑うね。お前の真面目すぎる願い事でできたシリアスな空気。それをぶち殺すウ○コ。笑わないわけがない! 完璧だよ。勝利の方程式は全て揃っている!」


一方通行「お前は俺を笑わす為にどこまで失う気なンだ! もういいだろ! 冷蔵庫と飯くらい俺が買ってやるから! 頼むから勝ち譲れや!」



上条「それでいいのか?」


一方通行「ハァッ?!」


上条「覚悟を決めた今の俺を止める方法は1つしかねぇだろ? いいのか? このまま俺に好き勝手やらせてよ」


一方通行「……漏らせってのか、この俺に! 正気かテメェ、いくらギャグ時空とはいえ過去に前例がないほどの悪行だぞ……ッ!」


上条「考えてもみろ。ウ○コ漏らすだけであの子達に会えるんだぞ? お前が会いたくて、謝りたくて仕方なかった妹達にウ○コ漏らしただけで会えるんだぞ?!」


一方通行「グッ……」


上条「それとも何か?! ウ○コ漏らす覚悟もなくあの子達に会おうとしてたのか? 甘ったれたこと考えてんじゃねぇぞ! ここまで来たら道は2つだ。俺が漏らすかお前が漏らすか! さあ! 選べよ最強!」



一方通行「………………………」


上条「ハァ……ハァ……」


一方通行「……ふざけやがってエエエエエエエエエエッ!!! そこまで言われて引き下がれる訳ねェだろうがアアアアアアアアアアアッ!!! 上等だ俺もやってやるよォッ!!!」


一方通行、机の上に登り、上条と背中合わせになるようにしゃがむ。


上条「お前ならそう来ると思ってたぜ! あ、能力使うのはナシな」



一方通行「当たり前だろうが! 今更お前相手にそンな小細工するかよ!」


上条「最後の相手がお前でよかったよ。それじゃあ、いくぞ一方通行アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」


一方通行「来やがれヒーローオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」


両者、力み出す。


上条「フンッ! グッ、ヅッ、おおおおおおおおおおッ!」


一方通行「ジッ、ンッ、ハァ……ハァ……やるぞ、やるぞォッ!」


上条「来いよォッ! アァィッ! うううううッ……………」



~モニター室~


アレイスター「wwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwッ!!! オイッ!絵面が変わらないぞ! 何やってんだアイツら!」


スタッフA「ちょっとwwwwwwwwwwwwwwいいんですかコレwwwwwwwwwww」


アレイスター「いい訳ないだろ! ウ○コ漏らしたら流石に退場だよ!」


スタッフ一同「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


アレイスター「オイ! ゾンビルーム準備はまだか! あのアホどもを止めろ!」



~ゾンビルーム~


美琴「絶ッ対イヤ! 何考えてんの?! こんなもん着けれるわけないでしょ!」


垣根「今更何言ってんだ。カマトトぶってんじゃねぇよ」


青ピ「これは凄いなあ。確かにラストには相応しいわ」


海原「御坂さん無理しないでください。別に、御坂さんだけここに残ってても構わないんですから」


美琴「ええ……それはそれで、何かハブられた感が嫌だし……」


フィアンマ「どうするんだ。結局着けるのか、着けないのか?」


美琴「…………あーもう! 分かったわよ! やればいいんでしょやれば!」


浜面「よっしゃ! 最後の仕上げと行きますか!」



~モニター室~


アレイスター「何だ? 準備できたのか? よし! じゃあ宜しく頼む!」



~ドキュメンタルルーム~


『ゾンビタ~イム!!!』


デェェェェェェェェェンッ!!!


上条「ッ! た、助かった」


一方通行「よし! さっさと座るぞ!」


両者、急いで着席する。


ガチャ



浜面「………………………」フゥーフゥー


土御門「……………………」フゥーフゥー


青ピ「………………………」フゥーフゥー


上条「ンンッ」


一方通行「……ウソだろ」


美琴「………………………」フゥーフゥー


海原「………………………」フゥーフゥー


一同、頭にTE○GAを被って現れる。



上条「…………………ッ」


上条(何これ!? コイツら正気じゃねぇよ! いや人のこと言えねぇけどコイツらも相当だぞ!)


一方通行(最後の最後にとンでもねェ大技決めて来やがった……ッ! クソッ! 三下! 頼むからもう笑ってくれ! 俺をお前と2人きりにしないでくれ! 頭がどうにかなりそうなンだよ!)


海原「……………………」フゥーフゥー


海原、服を脱ぎ出し、海パン一丁になる。


上条「え、ちょ」


海原「フゥ! フゥ! フゥ!フゥ!」プクゥ、プクゥ、プクゥ、プクゥゥ


海原、TE○GAを膨張させながら腰を振る。



上条「……ッ、おほんッ!」


土御門「フゥー! フゥー!」グイッ


土御門、すかさず上条の顔面ギリギリまで近づき、TE○GAを膨張させる。


土御門「……フウウウウウウウッ!」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ


上条「ッ……グッ……」プルプル


青ピ、浜面、上条の周囲を囲むように立ち塞がる。


青ピ「フウウウウウウウウウウウウ! フウウウウウウウウウウ!」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ


浜面「フー……フー……フー……」プクゥ、プクゥ、プクゥ


上条「ッ、ハンッ!」



ガチャ


垣根「フー……フー……」プクゥ、プクゥ


垣根、ギターを背負いながら入場。TE○GAを収縮させながらコード弾きを始める。


垣根「~~~♪~~~♪」プクゥ、プクゥ、ジャカジャカジャーン!


一方通行「……………ハァ………」


浜面「……プハッ!」


浜面、TE○GAを外し、懐からタバコを取り出して火をつける。


浜面「……スゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」


浜面、勢いよくタバコの煙を吸い、再びTE○GAを装着する。


浜面「フウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ



※TE○GAの内部、タバコの煙で真っ白。


上条「ッ…………」プルプル


浜面「……ブハッ! ゲホッ! オエッ! ゲホッゲホッエッホッ!」


浜面、TE○GAを外してむせる。


一方通行「………………………」


ガチャ


上条「?」


フィアンマ「~~~♪~~~~♪」プクゥ、プクゥ、プクゥ、プクゥ


フィアンマ、TE○GAを被った状態でヒゲダンスをしながら入場。


上条「ングッ」



上条、すかさず顔をそらす。


フィアンマ「~~~♪~~~~♪」プクゥ、プクゥ、プクゥ、プクゥ


フィアンマ、上条の周りをグルグル回りながらヒゲダンスを踊る。


上条「ッ……アァッ! ヅッ!」


一方通行「………………………」


土御門「一方通行」


一方通行「アン?」


土御門、グルグルメガネと付け前歯を装着。


土御門「スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」



土御門、その状態でTE○GAを被り、一気に膨らます。


土御門「フウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ


※TE○GAの内部、グルグルメガネが少しずれている。


一方通行「………………ッ」


ガチャ


軍覇「ブフウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥパアァッンッ!


一方通行「ヅッ、アアァッ!」



軍覇、TE○GAを破裂させながら入場。破れたTE○GAを床に捨て、懐から新しいTE○GAを取り出し、大きく息を吸い込んでから装着する。


軍覇「ブフウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥパアァッンッ!


上条「ウゥッ、フゥー……」


軍覇、またも新しいTE○GAを取り出す。


軍覇「ブフウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥパアァッンッ!


土御門「ふふっ」


垣根「何回やるんだよ。お前それタダじゃねぇからな?」


軍覇「………………………」



垣根、再びTE○GAを装着する。


垣根「………フウウウウウウウ」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥパァアアアアア


垣根、TE○GAを膨らますと同時に、背中に6枚の翼を生やす。


青ピ「フハハッwwwwwww」


海原「ンフッ」


一方通行「……フゥー、ハァ……」


垣根「フー……フー……フー……」バッサバッサバッサバッサ


垣根、翼をはためかせ浮遊。TE○GAは一定のリズムで収縮を繰り返す。



上条「グググッ、ギッ、アァッ!」プルプル


浜面(大将もう限界だな)


土御門(勝負あった、かにゃー)


上条(グッ、ち、チクショウ……笑いを堪えすぎてもう何がなんだか分からねぇ……もう、ダメだッ! フッ、無限地獄を巡ったはずの俺が、こんな所で折れちまうなんてな。見事だよ一方通行。お前の勝ちだ。さあ、願い事を叶えて、あの子達に……)


上条(………………ん?)


部屋の奥のソファー。美琴が1人でTE○GAを脱ぎ、顔を赤らめて着席している。


美琴(ふざけんじゃないわよ! 何でコイツらノリノリでこんなモン被ってんのよ! だってこれってアレでしょ? その、男の人の……ムリムリ! やっぱムリ!)カアァッ


上条(御、坂………?)



ーーーその時、上条の脳内に眩い閃光が走った。


幾百の笑いを乗り越え、狂気に飲まれ、遂には絶望すらよぎったその脳内に垂らされた、希望の糸。


彼はそれを手繰るように、一歩、また一歩と足を進める。


そして、彼の元に舞い降りた『最後の希望』を、彼はその手に奪いとった。


「……え? 何? どうしたの?」


彼の耳に、最早彼女の声は届いていない。その感覚は冴え渡り、眼光はただ一つの獲物を捕らえ、そこへ向かう。


「……何だよ」


「オイ、一方通行……」


「アン?」


彼は、口を開く。






「ーーー熱膨張って知ってるか?」





上条、息を吸い、美琴から奪いとったTE○GAを頭に装着する。


上条「ブフウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ


一方通行「ブフッ」


ブッー! ブッー! ブッー!



浜面「おおおおおおおおおおッ!」パチパチ


土御門「スゲェwwwwww最後の最後にwwwwwwww」パチパチ


垣根「これは鮮やかだな。いやーお見事!」パチパチ


軍覇「流石上条だな。根性あるぜ」パチパチ


一方通行「オマッ……クソッ! この…………」ワナワナ


上条「ハァ、ハァ……」


ガチャ



アレイスター「……凄かった! いやーお疲れ様! まずは讃えよう。最後の最後に、もの凄い戦いを見せてくれた上条、そして一方通行。素晴らしかったよ!」パチパチ


一方通行「……………………」


上条「ああ……ありがとう」


アレイスター「そして上条! 見事優勝だ! みんな、盛大な拍手で迎えてくれ!」パチパチ


一同、拍手。


土御門「ちょっと待て」


アレイスター「?」



土御門「青髪。お前さっきカミやんが決める直前、ズボン下ろそうとしてなかったか?」


上条「え? そうなの?」


青ピ「いや、本来の用途として使おうとしてたんやけど……」


垣根「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


フィアンマ「何なんだコイツは本当にwwwwwwwwwwww」


土御門「お前な、この状況で勃つの?」


青ピ「僕の妄想力を持ってすれば、不可能はないで」ニヤリ


海原「ちょっと。この人本当にどうにかしてください」



アレイスター「あー……ちょっと、ノータッチでいかせてもらう。それと一方通行。惜しかったな」


一方通行「…………クソッ。あとちょっとだったのに……何なンだよあそこで熱膨張ってよ」


アレイスター「いや、十分頑張ったよ。どっちが優勝でも本当におかしくなかった。だが、あそこで熱膨張が出てきたのは凄かったな」


上条「いやあ本当にもう、天啓としか言いようが……アレ? 御坂?」


美琴「あ、アンタ……ッ、それ…………」プルプル


上条「どした? 顔赤くして。あ、このTE○GA? ありがとな。そういやこれ、さっきお前が被ってたからよだれの匂いが」



美琴「フンッ!」ブンッ


上条「オゴアァッ?!」


美琴、強烈な爪先蹴りを上条の股間に浴びせる。


上条「ンアアアアアアアッ! ガ、オオッ……か、上条さんの上条さんが……」ピクッピクッ


上条、床に倒れてのたうち回る。


美琴「死ねッ! バカッ! 最ッ底! 一回死んでデリカシーってのを身につけてからもっかい生まれてこい!」カアァッ


上条「おおおおおッ……ね、ねえ? 俺優勝したんだよね? これ、優勝者の絵面じゃないよね?」ピクッピクッ



アレイスター「ああそうさ。お前はまぎれもない優勝者だよ。冷蔵庫と食料、たっぷり家に送っとくからな」


上条「あ、あの、願い事もう一つ追加してもらっていい? 上条さんのドラゴンがストライクしちゃったからさ」プルプル


上条、震えながら起き上がる。


アレイスター「考えとくよ。そして優勝はできなかったけど、ここにいる10人、皆んながそれぞれの戦い方を見せてくれた。本当によく頑張ったよ。改めて、お疲れ様でした!」パチパチ


土御門「因みに、アレイスターは何が1番面白かった?」


アレイスター「ん? そうだな……『アフラック』かな?」


上条「止めて! 掘り返さないで! 優勝したんだからもういいじゃん!」



垣根「チッ、まあ願い事は叶なかったが、コイツの無様な姿が何度も見れたからよしとするか」


一方通行「心配すンな。すぐにそれ以上に無様な絵面が見れるからよォ」カチッ


土御門「オイ。喧嘩なら他所でやれよ? まあ、何やかんやで楽しかったぜい」


浜面「何か、いいなこのやりきった感」


海原「ですね。ある種の清々しさも感じます」


軍覇「いい修行になったぜ! ありがとうよアレイスター!」


青ピ「いやー皆んなお疲れさん! 初めて会った人とも、またどっかで会いたいなあ」


フィアンマ「そうだな。世界とは、本当に広くて可能性があるんだと分かったよ」



美琴「あんまり活躍できなかったけど、まあ楽しかったわ。それに、誰かさんの願い事も悪い気はしなかったし」チラッ


一方通行「…………チッ」


上条「よかったなアレイスター。何やかんやで皆んな楽しそうだぞ」


アレイスター「そうだな……もしよかったらシーズン2も考えてるんだが皆んな」


一同「「「絶対出るかァッ!!!」」


アレイスター「…………えぇー」





ーーーThe End.

以上です! こんな下劣なSSに付き合って下さった皆さん、ありがとうございました! 誤字やミスも多くなってしまいましたが、3期の放送に合わせて、特に暗部編が始まるまでに終わらせられてよかったです。


最初は笑ってはいけないをやろうかと思ってたのですが、手垢が付きまくったネタなので悩んでいました。そこで、同じ笑ってはいけないルールのドキュメンタルを採用することにしました。自分のギャグセンスの有無は置いといて、とりあえず思いっきりフザケた事をやろうと思って書いた自由作、実験作みたいなものです。最後まで読んで頂いた方には、感謝の気持ちでいっぱいです!


アニメはいよいよ暗部編! 動いて喋る垣根! 上半身だけのフレンダ! 麦のん大暴れ! 全てが楽しみです!


それでは、ここで筆を置かせてもらいます。ありがとうございました!

おっつ
めっちゃ笑ったわ

終盤の限界来てる感じがそれっぽかった

たくさん笑わせてもらったw
ありがとう

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