リヴァイ「俺はまだお前を守れないんだ...」 (4)

3期放送開始おめでとうございます

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ペトラ「.....」


ペトラ「わかってますよ」


リヴァイ「...そうか」


ペトラ「...別に、守ってもらわなくたって」


リヴァイ「それじゃ格好がつかないだろう」


ペトラ「格好つけなくてももうついてますよ」


リヴァイ「...俺が嫌なんだ」


ペトラ「...じゃあ、いつになったら」


リヴァイ「俺が人類最強を引退するときくらいだな」


ペトラ「それは何年先なんですか」


リヴァイ「...それはあのでっかい野郎共の生命力によるかもな」


ペトラ「...永遠に来ないかもしれませんね」


リヴァイ「心配するな、俺が無理矢理そうする」


ペトラ「...でっかい野郎共は簡単に絶滅しませんよ」


リヴァイ「わかってる」

ペトラ「そんなこと言って、死んだりしませんか」


リヴァイ「冗談じゃない、俺があんなクソ野郎共に負けるか」


ペトラ「...意外と命ってそんな劇的に落とすようなものじゃないですよ」


リヴァイ「...わかってる」


ペトラ「私の友達なんか、まだ遺体も見つかってなくて」


リヴァイ「...もうやめないか」


ペトラ「...そうですね」


リヴァイ「...お前こそ死んだりしないだろうな」


ペトラ「当たり前です、女だからってなめてもらっちゃ困ります」


リヴァイ「なめてねぇからお前はここにいるんだろう」


ペトラ「...それは光栄です」


リヴァイ「でも、人間っていうのは誰でも死ぬもんだからな」


リヴァイ「その時期が少し早く来るか遅く来るかの問題だ。それは誰にもわかんねぇ」


ペトラ「...少し早くその時期が来ちゃったら、その人は悪くないのに、変えられない運命のせいで心残りができちゃうんですよ」


リヴァイ「.....」


ペトラ「...残酷な世界ですね」


リヴァイ「...それは今の時代関わらずだ」


ペトラ「人間ってそういう弱い生き物なんでしょうね」


リヴァイ「早死したことを恨むなら人間に生まれたことを悔やむしかねぇな」

ペトラ「人間は皆平等って言いますけど、そんなのおかしいですよ」


リヴァイ「その言葉についてはいろんな受け止め方があると思うが...簡単に平等とは言いきれないだろうな」


ペトラ「特に今の貧乏な時代は、貴族に生まれた人間と平凡な家庭に生まれた人間との生活の差は見てられないほどですよね」


リヴァイ「あるところにはあるんだ。人間は醜いもんだからな、仕方ねぇだろ」


ペトラ「...私たち兵士は、いつ死んでもいいって覚悟で生きてるんですよね」


リヴァイ「...そうだな」


ペトラ「...でもそれは、自分で決めた道なんですよね」


リヴァイ「...そうだな」

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