まる子、デスゲームをするの巻 (128)
まる子「日曜日おじいちゃんと映画に見に行くんだけどたまちゃんも行かない?」
たまえ「え!?行っていいの?行く行く!」
『これまで築いてきた』
永沢「おはよう藤木くん。今日も相変わらず暗い顔だね」
藤木「そんなっ、ひどいなぁ...」
『平和な日常は』
笹山「あっ、城ヶ崎さんいい匂い」
城ヶ崎「分かる?シャンプー変えたの!」
『一瞬にして』
ガラララッ
先生「はい皆さん、席についてくださーい」
『崩れさる』
先生「皆さん、おはよう゛ございッッ」
グシャッ
先生が教室に入るなり生徒名簿を教卓に置いた途端先生の上半身が吹き飛ぶ
一瞬にして教室は真っ赤に染まり、前の席の生徒は大量の血しぶきがかかる
まる子「...え?」
丸尾「ひゃあああああっっ!?」ガタガタガタガタ
はまじ「...先生の...あ...」
「「キャアアアアアアアア!!!!」」
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「「誰か!先生呼んで来い!」」
「「ドアがッ!ドアがあかねぇッ!」」
悲鳴が響き渡るなか、教室のスピーカーから明るい音楽が聞こえてくる。その音楽とともに先生の死骸から這い出てきたのは
「コジコジだよ。」
大野「ぬいぐるみ...?」
コジコジと名乗る謎の生命体は教卓の上にのり
コジコジ「みんなー、突然だけど今から殺し合いをしてもらうよ。」
関口「殺し合い...!?」
山田「あはははは、殺しあいだってー」
ブー太郎「何なんだよあいつはブー」
コジコジ「ルールは簡単、今から飛ばす場所で殺しあって4日間生き残るだけー。でも生き残れるのは1人。4日間以内に決着がつかなかったら全員この先生みたいになるよ」
コジコジ「さて、ルール説明も終わり。早速君達を別々の場所に飛ばしまーす。殺し合うために武器もプレゼントするよー」
関口「おい待てよ!こんなん納得いかねえって!」
とし子「殺し合いなんて...嫌ぁ...っ」
コジコジ「行ってらっしゃーい」
謎の生命体は一方的に話を進めると全員白い光に包まれる
まる子「あれ...どこだいここは...やっぱり夢...?」
まる子が飛ばされた場所は一面木しかない森。いつの間にか腕にはモニター付きの腕時計がついている。まる子の足元には小さめの箱があり
まる子「なんだろこれ..」パカッ
箱を開けるとそこには白いチョーク、赤いチョーク、そして紙が入っており
まる子「紙...?なんか書いてあるね...」
『つかいかた。白いチョークで描いた丸の中に入れば攻撃を防げるよ。赤いチョークは描いたものが本物になるよ。レア度 星2』
まる子「攻撃?本物?ほんとかな...」
まる子は赤いチョークで試しにケーキを書いてみるとそこから絵が浮かび上がりフワフワのケーキになる
まる子「わぁ...ほんとにケーキになった...でもさっきの先生を見たあとじゃ...食欲がわかないね...」
......
藤木「どこだ...?ここは...」
永沢「藤木くん!」
藤木「永沢くんじゃないか!」
藤木と永沢は奇跡的に近い場所にいて、まる子のように足元には箱がおいてある
藤木「なんだろうこの紙...」
藤木「...剣?」
永沢「僕はマッチ...」
永沢「紙には...つかいかた。マッチでついた火を自在に操れるよ。大きさ熱さは自由自在。レア度星2...だって。君のは?」
藤木「!......僕のは...」
藤木「...つかいかた。これを突き刺すと突き刺された相手は回復する....じ.....自分には使えないよ。レア度星3だってさ」
永沢「卑怯な君とは正反対な武器だね。僕が怪我した時に回復させることが出来るじゃないか」
山田「あはははは、変なところに飛ばされたじょー」
小長谷「あ、山田」
野村「よかった!他に人がいて...」
山田「お前らも変な箱貰ったのかい?」
小長谷「うん、私のはチューインガム。風船を膨らましてそれが大きければ大きいほど大きい爆発を起こせるらしいけど...」
山田「わーい、ガムだじょー」クチャクチャ
小長谷「ちょっ...山田!」
山田「こんな大きな風船ができたじょー!」パンッ
山田「あらー、割れちゃったじょ...」
ドォォォォォォン!!!!
山田「あれれ?周りの木が吹き飛んじゃった」
山田「もしかして爆発するってホントだったのかい?あははは、2人とも黒焦げだじょーおもしろいじょー!」
......
山根「なんだろ今の音...うう...胃腸が...」
『ピーヒャラピーヒャラ』
突然腕時計のアラームが鳴り出し、モニターにあのコジコジが映る
『小長谷、野村、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
山根「え...二人が死んだ...?もしかして今の爆発...うわああああっ」
......
『つかいかた。5種類の毒だよ。赤色が致死性の猛毒ガス。緑色は毒がかかった部位がドロドロに溶ける塩酸。青色が精神を不安定にさせる毒。黄色が鼻が曲がるほどの激臭を放つガス。白色は体内に入ると穴という穴から血が出て1時間以内に死に至る毒。ガスマスク付属。レア度星4』
城ヶ崎「何なのよこれ...ッ...」
城ヶ崎「小長谷さん達はほんとに死んだの...?」
冬田「城ヶ崎さーん!」
城ヶ崎「冬田さん!会えてよかった...」
冬田「私も...ねぇ、小長谷さん達が死んだっていうのほんとかしら...」
城ヶ崎「こんな状況だし...信じるしかないけど...信じたくない...」
冬田「一緒に生き残りましょうね、城ヶ崎さん!」
城ヶ崎「うん...」
花輪「ベイビー...勘弁してくれよ...僕にはこんな物騒な武器は似合わないよ...」
花輪が手にした武器は拳銃で、説明には
『つかいかた。引き金を引く。弾は無限だからリロード必要無し レア度星1』
......
たまえ「ここはどこなの...?まるちゃん...助けて...」
『つかいかた。カメラのフラッシュを見たものは石化する。解くにはもう一度石化した者にフラッシュを浴びせる』
たまえ「試しに木を撮ってみたらほんとにカチカチの石になっちゃったし...もうわけがわからないよ...」
......
丸尾「ズバリ...ここはどこでしょう...?」
丸尾「さっきあんなにかかった先生の血は綺麗に消えています...これは夢なのでしょうか...」
『つかいかた。このメガネをかけると半径300m以内に誰が何を思っているか分かる。レア度星2』
丸尾「かけても全く起きませんね...」
キートン「機械音痴である」
......
『ピーヒャラピーヒャラ』
まる子「うぇっ!?また!!?もう勘弁しておくれよ...」
『長田死亡!死亡!お疲れ様でした。』
まる子「嘘でしょ長田まで...あのクラスの中の誰かが...いずれは私も...あああああああ!!」
長山「へぇ、ほんとに操れるんだ。興味深いね、この人形。」
『つかいかた。操りたい者に人形を向けて頭部のボタンを押すと2時間操れるよ。人形を握って念じたことは何でもやってくれるよ。同じ相手に何回でも使えるけど1分間のタイムロスが必要。レア度星4』
とし子「.....」
長山「たしか4日間以内に1人だよね。コイツには悪いけど4日間僕の奴隷になってもらうよ。1分間のタイムロスも洗脳してる間にこいつの足を潰しちゃえば逃げれないしね」
......
笹山「...誰もいないの...?怖いよ...ぅ...変な箱に入ってた武器は怖くて捨てちゃったし...」シクシク
笹山「先生...私も...あんな風に...オエエッ!」
笹山「し...死にたくない...」
......
小杉「うめええええっ!プリンはやっぱり最高だぜ!」
キートン「食欲がないまる子とは大違いである」
『つかいかた。食べたいものを念じれば食べ物ならなんでも出てくる。でもそれを食べるとパワーが上がるがスピードが遅くなる。レア度星2』
小杉「にしてもほんとにパワー...?力が上がるんだな。少し触っただけででっかい木が倒れちまった」
......
前田「ったく...なんなのよこの状況は...!」
前田「それにしてもいい武器を手に入れたね。レア度星5だって」
『つかいかた。箒で触れた者がチリになる。自分には影響はない。レア度星5』
前田「小長谷達が死んだってことは誰かが殺し合いをもうやってるってことでしょ?私だってやってやるわよ」
長山「ここは高い位置だから誰がどこにいるかとか見えると思ったけど...大したことないな」
長山「ここに来て1時間はたったかな...?」
長山「まぁ、いいや。まだまだ気長に待とう」
......
杉山「ちっ...進んでも進んでも草ばっかだな...」
『つかいかた。このバッチをつけた者の所まで飛ぶことが出来る。このバッチはリモコンで操作することも出来るので遠い位置にいる相手の所でも飛ぶことが出来る。レア度星3』
杉山「もう3人も死んでる...ふざけんな...殺し合いなんてしたくねぇんだよ俺は...」
......
大野「進んでも進んでも木ばっかだな...」
『つかいかた。スコープ付きサッカーボール。スコープは半径1kmまで見渡すことが出来る。狙った位置に必ず当たるけど殺傷能力はあまり高くないよ。レア度星3』
大野「そうだ...スコープで覗けば誰か見つかるんじゃねぇか...?」
冬田「こっちに進んでみましょう」
城ヶ崎「ええ」
冬田「こんなに歩いてるのに全く誰とも会わないわ...どれだけ広いのかしら...」
城ヶ崎「っ!!??...冬田さん!うし...」
城ヶ崎が言い終わる前に冬田がその場から消滅する
前田「はい、動かないでねー。動いたらこいつみたいにするわよ。ってもういないか。ガハハハ」
城ヶ崎「...うぅ...っ...」
前田「騒ぐと消す。分かったら大人しく私についてきな。」
前田(良い奴を見つけたね..捨て駒に使える...)
城ヶ崎(冬田さん...せっかく会えたのに...)グスッ
前田「泣いてないでさっさとついて来なさいって!」
城ヶ崎(私のポケットにあの毒が...ガスマスクつける間に殺されそうだし...隙を見て塩酸で...)
『ピーヒャラピーヒャラ~』
軽快な音楽とともに冬田の死亡が伝えられる
山根「死にたくない...胃腸が...」
まる子「あああああああ!!」
まる子「あああっ!?山根...!」
山根「ヒッ...なんださくらじゃないか...」
まる子「あんたもあたしを殺す気かい!?」
山根「そ...それはこっちのセリフだよ。僕は誰も殺す気はないよ」
まる子「あたしにもないよ...とりあえず誰かに会えて良かった...」
山根「他のみんなとも合流しなきゃ...」
まる子「でもあの中には冬田さん達を殺したやつもいるから...ところで山根もなんかのアイテムをもらったの?」
山根「なんか...薬...1粒しかないけど胃腸に効くかと思って飲んでみたけど逆効果だったよ...」
まる子「飲んでみたって...あの箱の中に説明書みたいなの入ってなかったの?」
山根「それが...風でどこかに飛んじゃって...」
まる子「そっか...」
丸尾「ズバリ!そこにいるのは浜崎くんでしょう!」
はまじ「...!?丸尾!」
はまじ「頼む!命だけは!...殺さないでくれ!」
丸尾「この丸尾末広、一生他人に怪我を追わせないと母様と約束しました!」
丸尾「ズバリ!安心して欲しいでしょう!」
はまじ「そ...そうか...良かった...。もしかして箱の中にあった奴で俺の位置がわかったのか?」
丸尾「ええ、つい数分前ようやく使い方がわかり浜崎くんを見つけました!」
はまじ「俺の箱の中にあったのはこの銃だ。どうやら他の奴のアイテムに銃を向けて引き金を引くと...」
はまじが引き金を引くと銃は丸尾がかけているメガネと同じ形になる
はまじ「よし、これで手分けして他のやつを探すぞ!」
丸尾「ズバリ名案でしょう!」
面白い。支援
期待
......
長山「もう2時間もたっているというのに誰にも出会わない...気長に待つとは言ったけどやっぱり暇だ」
とし子「......」
長山「早くこいつを試してみたいぞ...僕が直接手を汚すことなく生き残れる...あぁ...楽しみだよ」
ガサッ
長山「?!」
.........
みぎわ「...ほなみさん...?」
たまえ「きゃあああっ!な...なんだみぎわさんか...」
みぎわ「そんなに驚かなくても...大丈夫よ。私は貴方を殺る気はないわ」
たまえ「良かった...私も...」
みぎわ「一応聞いておくわ...貴方の武器は?」
たまえ「武器...?もしかしてこのカメラのこと?」
みぎわ「カメラ...なるほどね...私はこの扇子」
『つかいかた。この扇子で振るとすごい風を起こせるよ。うまく使えば空も飛べるし強力なカマイタチも起こせるんだよ。レア度星4』
たまえ「そうなんだ...他のみんなも探さないとね...」
みぎわ「そうね、冬田さんも死んじゃったし...私達もいつ死ぬか...早く花輪くんの元に行かないと...」
藤木「ま...待ってくれよぉ!」
永沢「ふん、遅いんだよ君は。呑気に川の水なんて飲んでる場合じゃないだろ」
藤木「ごめん...にしてもほんとに誰もいないね」
永沢「誰も君に近寄りたくないんじゃないのかい」
藤木「...」
永沢「冗談だよ。ガチで傷つかないでくれよ」
......
小杉「うおおお...食いすぎたら1歩進むのに1分もかかっちまった...スピードが遅くなるってこういうことだったんだな」
小杉「このままじゃ誰かに見つかって殺されちまうぜ」
小杉「そういやさっきよりいっぱい食ったからパワーが強くなってるんじゃねぇか?」
そう言うと小杉は1分かけてようやく拳が地面にに届きその瞬間半径30mに大きなクレーターが出来上がる
小杉「おおおっ!すげぇ穴が空いちまった!これは生き残れるんじゃねぇか?」
【そしてそのまま昼過ぎになり】
まる子「もう誰にも合わないね」
山根「そうだね...みんなどうしてるのかな」
まる子「こうやって休憩してる間にも誰かが誰かに殺されそうになってるのかな...」
山根「助けに行けたらいいのにね...」
まる子「あー、お腹空いたー...殺されるより前に餓死で死んじゃうかも...今日の給食はプリンだったのにな...」
まる子「そうだ...他のクラスは...お姉ちゃんはどうなってるんだろ...」
山根「どうなんだろうね...」
まる子「お姉ちゃん......」
【さくら家】
友蔵「おかえりお姉ちゃん」
さきこ「ただいま...ニュース...どうなってる?」
すみれ「あ!」
アナウンサー「ここで速報です。今朝起きた清水市の小学校で起きた、教師の不審死とクラスメイト全員が行方不明になった事件の犯人だと言う者が現れました」
アナウンサー「犯人はぬいぐるみのような形をしており、とても人間のようだとは思えません」
アナウンサー「中継が繋がっています。現場の〇〇さん」
ジジ......ジジジ
突然ノイズが入り、画面に映ったのは血まみれになって横たわっているアナウンサーだと思われる女性の姿が
コジコジ「コジコジだよ。いかにも今日入江小学校の3年...4組かな?そこを襲撃したのはコジコジだよ~」
コジコジ「信じてもらえないかと思ってこのアナウンサーさんを犠牲にしたんだけどみんな信じてもらえたかな。まぁ、そんな事より今からテレビの前の皆さんには今、『殺し合い』をしている皆の様子を見せてあげるよ。」
すると画面が切り替わり、まる子と山根の姿が
友蔵「まる子おおおお!!」
コジコジ「はい、こちらは現在僕が作った世界で殺し合いをしている小学生の子だよ。この子達にはそれぞれ特徴を持った武器を使って戦って貰ってるんだよ。期限は4日間。4日目の朝8時までに1人になった子が生き残れるんだよ。もし2人以上生き残った場合はみーんな死ぬんだよ」
コジコジ「今の死亡者は小長谷まさえちゃん。野村......」
死んだ4人の名前がコジコジの口から無慈悲に告げられる
コジコジ「遺族の方はドンマイちゃんです。チャンネルを変えたらほかの子の様子も見れるから、それじゃあね。あっ、警察さんたちは探しても無駄だからね。ここは僕が作った世界。この世にはないよ。」
ひろし「まる子...どうしてこんなことに...」
さきこ「なんでまる子のクラスだけ...っ...」
友蔵「ああああああまる子おおおおおお!死なないでおくれええええ!」
......
はまじ「2人がかりでも収穫なし...か」
丸尾「ズバリ、しばらく休憩した方がいいでしょう」
はまじ「そうだな、近くに誰かが来たら分かるし...しばらく休憩にすっか」
......
野口「......」
『つかいかた。ボタンを押すと現実世界に戻ることが出来るよ。2時間だけだよ。それを過ぎだら体が爆発するよ。帰る時は裏のボタン、現実世界の物を持ち運ぶことが出来るよ(生物以外)。他言禁止だけど現実世界のテレビでほかのプレイヤーがどこで何をしているか見ることは許可するよ。使えるのは1日に2回だけだよ。レア度星5』
野口「現実世界のテレビ...恐らくこの様子がテレビで放送されてるんだね...クックック」
野口「試しに一回戻ってみようかな」ポチッ
undefined
文字制限だったのでもう一度
【そして時間が経つ】
花輪「オーマイガー...もう日が暮れる...お腹がすいた...」
『リーンリンランラーンソーセージ』
突然腕時計が鳴り出し、腕時計のモニターにはコジコジが映る
花輪「...またアラームかい?」
コジコジ「ご飯の時間だよ。君達の足元に2食分の食料と水と包帯が入った箱をワープさせといたよ。毎日18時に送られる僕からのプレゼント。これからも頑張ってね」
花輪「食料...?これはありがたい...」
箱の中には黒い球が2つ、水、包帯が入っていた。その黒い玉には『食べたい料理を言え』と書いた紙が貼ってあり
花輪「今僕の心を癒してくれるご飯は...」
花輪「僕のメイド達の作ったクリームシチューだね」
そう言うと黒い球は温かいシチューに変わる
花輪「デリシャス...これはまさしく僕の家のシチュー...!」
......
長山「痛ってぇ...全く治らねぇ...ふざけんなッ...あの糞野郎...」
とし子「あれ...っ」
長山「また洗脳が解けやがった...」
とし子「うぅ...痛い...っ...足が...」
長山「ハハッ、洗脳しているうちに君の足を潰しておいたからね...洗脳しているうちはどれだけ怪我していてもピンピン動いてくれてるんだ...って話している間に10秒たった。じゃあね」カチッ
とし子「......」シュン
長山「フゥ...ぐっ...くっそ痛えええっ...」
【9時間前】
ガサッ
長山「?!」
大野「やっぱり長山か。会えて良かった」
長山「殺せ」
とし子「......」ビュン
大野「あっぶねっ!!何すんだ土橋!」
長山「もう彼女は君の知ってる土橋じゃない。こいつを使って君を殺す」
とし子は大野を目掛けて近くにあった大きな岩を振り回す
大野「ちっ...説得の余地もねぇのかよ...」
大野「ちょっと手荒くするぜっ!」
大野はサッカーボールでとし子の持っている岩を壊し
大野「殺傷能力が低いんなら...好都合だ...喰らえ...!」
そのまま長山の顔面にサッカーボールを飛ばす
長山「っぐぁ...!あっ...落ちるっ!!土橋!助けろおおお!」
とし子「...」タッタッタ
大野「やべぇっ!やりすぎた!」
サッカーボールの衝撃は思ったよりも強く長山は高い岩山から落ちる。
しかし地面にぶつかる寸前にとし子が長山をキャッチし、間一髪助かってしまう。
大野「ギリギリ大丈夫だったか...俺だけじゃアイツは説得できねぇな...他のやつを探さねぇと...」
長山「助かった...クソ痛いけど...あああ...っ...どうやらこの人形で操ったやつの身体能力は100%に引き出されるらしい...よーし...」
長山「あっ!...アイツもう岩山を降りてやがる...ふざけんじゃねぇ...」
......
長山「さて...土橋の食料も頂いて...休憩にするか...」
長山「おお...これはいい...包帯を巻いた部分の痛みがどんどん和らいでいく...どうやら回復能力が高くなるんだな...」
......
前田「これだけじゃ足りないわ、あんたの食料もよこしなさいよ」
城ヶ崎「嫌よ...これは私のよ!」
前田「へー、口答えするんだ...じゃあ...」
城ヶ崎「あっ...ま...待って...ごめん...っ...あげるから...」
前田「フン、最初っからそうしなさいよね」
城ヶ崎(武器も取られたし...もうどうすることも出来ない...誰か...)
???「...オラァッ!!」ドンッ
前田「危な...誰よ!」
???「外したかっ!」
前田「あんたは...三沢と若林...ッ!」
若林「バレちまったか...」
三沢「あっちも2人だぜ...どうする?」
若林「前田を先に殺しちまえっ!」
三沢「了解!」バチバチバチ
『つかいかた。このステッキから雷を出すことが出来るよ。電力は調整できるよ。一瞬で相手を焼死させることも出来るよ。レア度星4』
若林「ウオオオッ!!」カチッ
『つかいかた。水を操ることが出来るよ。形を変えたり少量の水でも大量の水にすることも出来るよ。水の中に誰かを閉じ込めて窒息死させるのもアリだね。レア度星3』
若林は水を前田にかけ、それを確認した三沢は電気を放つ
前田(感電させる気か...そうは行かないよ!)
前田は箒で雷に触れ雷を消す
三沢「な...ッ」
前田「今度はこっちの番だよ!くらいな!」
前田は三沢の攻撃を全て消し前に進んでくる
三沢「あいつ箒で俺の雷を防いでるってことは箒だってダメージを受けてるはずなのに...」
若林「うあああああっ!こっちくんじゃねぇぇぇえっ!助けてくれええっ!」
箒が若林の体に触れると
若林「あ...」
三沢「若林ーーーー!!!」
若林は一瞬にしてその場から消えてなくなってしまう
前田「残念だったね。アンタの負けだよ」
三沢「くっそっ...」
三沢は自分が不利だと感じ、背を向けて逃げる
前田「あっ...!クソ...逃げやがった...」
前田「どうして追わないのよ!」
城ヶ崎「ご...ごめん...」
前田「ごめんなさいでしょうが!いい?私には敬語で話しなさい!そして私がピンチになったらあんたが身代わりになりなさい!分かったわね!」
城ヶ崎「......」
前田「返事は!?」
城ヶ崎「...はい」
城ヶ崎(何よ...絶対殺してやるんだから...)
......
『ピーヒャラピーヒャラ』
『若林、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
山田「あははは、また誰か死んじゃったじょー」
山田「そー言えば僕の持ってる指輪はなんの効果を持っていたんだっけ?ポケットの中に確か紙が...」
『つ...た。こ.........輪......ると......っと......に......る......指......壊.........。......6』
山田「あれれ、爆発で紙が焦げちゃってうまく読めないじょー」
首謀者コジコジの姿とても鮮明に想像出来て笑う
草
たまえ「見て!みぎわさん、この足跡...」
みぎわ「この足の大きさだと花輪くんではないわね...」
たまえ「血の跡が所々についてるね...もう乾いてるから結構前に通ったあとなのかな...」
みぎわ「きっと誰かと戦って逃げてきたのね...」
たまえ「どうするみぎわさん...足跡辿ってみる?」
みぎわ「...いいえ、やめておきましょう。私たちを殺そうとしている敵の罠かもしれない...」
たまえ「...分かった...」
みぎわ「もう時間も夜9時を回ってるわ...」
たまえ「ここら辺で今日は休憩にしない?暗いうちは危ないしさ...」
みぎわ「そうした方がいいわね...」
.........
野口「クックック...家に帰ったら案の定私たちはテレビに映ってたね...」
野口「そして定期的にテレビで流れるあのぬいぐるみのルール説明...」
野口「制限時間が4日目の朝8時までってことは4日目は午前0時から朝8時までの8時間しか残されてないってことになる...」
野口「早く行動しないと生き残れないね...」
まる子「あー...疲れた...今日はここで寝よう」
山根「でも...寝てる間に敵が...」
まる子「大丈夫、私の武器を使えば...」
まる子は白いチョークを取り出すと二人分は寝れるスペースを作りそこに丸を書く。
その部分は白い光で包まれて
まる子「この白い丸の中にいればどんな攻撃も効かないんだ」
山根「凄いじゃないか...!」
まる子「そしてこっちの赤いチョークが...」
今度は赤いチョークを取り出し猫を描いてみるが、さっきのケーキのように絵が浮かんでこない
まる子「あれー?生き物はダメなのかな...じゃあ布団を...」
山根「...布団も浮き上がってこないね...」
まる子「なんでだろう...なにか条件があるのかな」
山根「考えても仕方ないよ、今日はここで休もう」
.........
まる子「Zzz......」
『ピーヒャラピーヒャラ』
まる子「...!」
山根「このアラーム...誰かが寝ている間に襲われたんだ...」
コジコジ『上田、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
山根「上田くんが...」
まる子「ほんとに大丈夫なんだろうねこのチョーク...心配で寝れないよ...」
まる子「Zzz...」
『朝もはよから父さんがー牛乳屋さんに声かけて~、元気に挨拶したけれど』
前田「なんだこの音...腕時計から?もう朝か...」
城ヶ崎(ずっと見張りさせられて...寝れなかったな...)
コジコジ『朝だよ、朝だよ2日目も楽しく頑張りましょう。』
前田「さて...お腹すいたね、箱の中に2食分の黒い球が入ってるってのが憎いところだね」
前田「城ヶ崎のも貰っといて...よし、昼の分もあるね」
城ヶ崎「......」
......
コジコジ「朝だよ、朝だよ2日目も楽しく頑張りましょう。」
長山「あああああっ!!土橋のやつ...どっか逃げやがったああああっ!!」
長山「うっかり寝てる間に洗脳が解けて逃げやがったな...」
長山「包帯もなくなってる...クソクソクソクソ...潰した足に巻いて回復したあとか...」
長山「他の奴隷を探さないと...」
長山「......!」
長山の視線の先には
藤木「うっかり寝ちゃってたよ」
永沢「よくこんな状況で眠れるね、僕は一睡もできなかったよ」
長山(どうする...?アイツらは2人か......そうだ...土橋のアイテムは...)
長山(あった...!土橋のやつ...逃げるのに必死で忘れやがった...!丁寧に紙まで...)
『つかいかた。埋めたいとこに触れると自動で埋まってくれるよ。半径5m以内にいる人物をぶっ飛ばしてくれるよ。何度使っても元通りになるから永遠に使えるよ。自分には効かないから安心してね。レア度星2』
長山(...なるほど...地雷...玉ねぎたちがこっちを見ていない隙に...ここら辺に3つ埋めて...)
長山「...そこにいるのは...藤木達じゃないか!イテテ...ッ...」
藤木「長山くんじゃないか...!」
永沢「足を抑えてる...怪我してるんだ...」
長山「包帯はもう使っちゃって...動けないんだ...」
永沢「よし...僕の包帯を貸してあげるよ...」
ドンッ!
永沢の両足が地雷により消し飛ぶ
永沢「わ...わああああっ!痛...痛いいい!!」
長山「面白いくらい簡単に引っかかってくれるね...」
永沢「助けて...!助けて藤木くん!!」
藤木「え......ええ」
長山「地雷はもう元通りになってる...これが3つあるってお得だね。次はこれを君の頭部に埋めるね。ちょっとでも動くと爆発するよー。」
永沢「うああああっ!」
長山「どうしたの藤木、助けに来ないの?」
長山(油断してる...今なら洗脳できるな)
藤木「死にたくない...死にたくない...そうだ...!」
藤木は腕時計をいじると体が透明になっていき姿を消してしまう
......
『つかいかた。装着されてる腕時計にこのライトを照らすと特別なアプリが起動し、そこに書いてある課題をクリアすると君にいろいろな能力が宿るんだ。レア度星5』
藤木(ほんとかな...色々な能力...)
藤木は剣の先を腕時計に近づけると画面が変わり、明るいファンファーレがなる
『ファイナルコジコジーへようこそ!早速だけど、この課題にチャレンジ!最初のお題は、近くにいる友達を騙そう!』
藤木「友達...?」
『友達を見つけ、会話を交わすとミッション開始!君の足元に箱が届くよ。後は君の努力次第だよ。成功したら箱の中のアイテムをプレゼントするよ。あと、右下のメニューからサウンドをoffにもできるよ。』
藤木「サウンドをoff...?アイテムって......あっ!」
藤木「あれは...永沢君...」
藤木「よし......どこだ...?ここは...」
永沢「藤木くん!」
藤木「永沢くんじゃないか!」
藤木(ほんとに箱が現れた...中には...)
『つかいかた。発泡スチロールでできた剣だよ。』
藤木(...発泡スチロール?え...どうしよ...友達を騙す...)
永沢「僕のはマッチだ。君のは?」
藤木「!...僕のは...」
藤木「...つかいかた。これを突き刺すと突き刺された相手は回復する....じ.....自分には使えないよ。レア度星3だってさ」 ??永沢「卑怯な君とは正反対な武器だね。僕が怪我した時に回復させることが出来るじゃないか」
藤木「はは...そうだね。」
藤木(信じた...!でも報酬はこの剣...まぁ最初だから...)
『おめでとう!アイテムをゲット!それじゃあ次は...友達の足を引っ張る、だよ。頑張ってね。報酬はパワーが少し上がるよ』
藤木「よし...」
......
永沢「僕を騙したのか...あ...ああ」
永沢「藤木ーーーーッ!!!許せねーーーーーッ!!クソ野郎ーー!!」
藤木(じゃあね永沢くん。『友達を裏切る』クリア!次の僕のお題は...)
『どうにかして友達を殺そう。報酬は30秒間だけ敵の位置がわかるようになるよ。』
藤木(殺す...か...まぁ僕が助かるならいいや。)
藤木(1度のみ攻撃無効化発動...!これで地雷の巻き添えを食らうことは無い...!バイバイ永沢くん!)
藤木は永沢を踏みつけ、地雷に衝撃を与えると
永沢「え.....」
永沢は木っ端微塵となった
長山「永沢が死んだ...?どうなってる...」
藤木「HAHAHAHAHAHA!!!今の僕は最強だ!」
藤木「長山くんを殺すことも出来るが今は僕の生存が優先!!」
『次のお題は振り出しに戻って友達を見つけ友達を騙そう!報酬はパワーがとても上がるよ』
藤木「いいじゃないか...索敵能力を使えば一瞬さ...!」
......
『永沢、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
まる子「永沢まで...」
山根「藤木くんも悲しんでるだろうね...」
まる子「あいつら仲良かったもんね...」
まる子「あっ!あれ見て!」
ブー太郎「あああっ!さくらああああ!!」
まる子「ブー太郎!会えてよかった!」
ブー太郎「俺もだブー...!...ハッ、もしかしてオイラを殺す気かブー?」
まる子「そんなことしないよ」
ブー太郎「良かったブー...ずっと1人で心細かったんだブー」
『つかいかた。この薬を髪にかけ、髪をちぎり息を吹きかけると吹きかけた者と同じ姿になる。一人一人操ることができるよ。レア度星4』
まる子「へー...髪の毛が...孫悟空みたいだね。どっちかというと猪八戒なのに」
ブー太郎「失礼だぞブー。」
まる子「まぁまぁ、仲間が増えて安心したよ」
前田「タラタラ歩いてるんじゃないよ!」
城ヶ崎「は...はい。ごめんなさい」
前田「...あっ」
前田「...」
山田「アハハハハハハハハハハハハハ、前田と城ヶ崎だじょーーー!」
その頃前田たちの前には真っ赤に染まった山田が立っていて
山田「アハハハ、上田クンが持ってたこのマシンガン楽しいじょー!」
前田(上田...確か死んだはず...つまりこいつがやったってことかい?)
山田「一瞬で全身に穴が空いて綺麗な赤になるんだじょー」
城ヶ崎「ひっ...」
前田「しょうがないね...オラッ!」
前田が躊躇なく箒で山田を殴り山田の上半身が吹き飛ぶ
前田「ふぅ...」
山田「ひどいじょー、ひどいじょー」
前田「!!??」
山田「オイラ、なんかマシンガンで撃たれても死ななかったんだじょー」
前田(...もしやこいつ...不死身のアイテムを!!)
山田「アハハハハハ、オイラに血の薔薇を見せておくれよー!」ダダダダダダダダ
前田「はやっ...」
前田は箒でなんとか応戦する
城ヶ崎「キャアアッ!」
前田「そ...そうだ城ヶ崎、アンタ身代わりになりなさいよ!」
今日はここまでです
丸尾の本名が誤字で末広になってましたね。
実際は末男です。
乙です
山田が無敵の人に…
乙
野口さんは敵対するのか…
乙です
山田
野口
藤木の各エリアボス感
たまちゃんの能力使ってたまちゃんだけ生き残ってクリアになってから石化とけば大丈夫じゃね?
クリア後にそのカメラが使えるならね
城ヶ崎「いや...死にたくない...」
前田「早く来なさいって!」
山田「アハハハハハ、しぶといじょー!」ダダダダ
前田「ああっっっ!!」
前田はとうとうマシンガンの衝撃で箒をどこかに飛ばしてしまう
山田「あれ、弾切れだじょー。リロードに10秒くらいかかるからめんどくさいんだじょー」
『つかいかた。1分間続けて撃てることが出来るよ。1秒間に100発撃てるよ。リロードに10秒かかるよ。スキが多いから連射はあんまりおすすめしないよ。レア度星3』
城ヶ崎(とりあえず今のうちに逃げないと...あれ...?今なら箒ないし前田さんを...)
前田「私は箒を探してくるよ!アンタのアイテムは仕方ないから返してあげる、あとは任せた!」
前田はそう言うと城ヶ崎から奪ったアイテムを渡すとどこかに消えていく
城ヶ崎「アイツ...ッッ!!」
城ヶ崎(どうしよ...もう少しでリロードが終わっちゃう...死ぬ...)
城ヶ崎(えっと...赤色と青と黄色が毒ガスで白と緑が液体...範囲攻撃の毒ガスの方がいいかな...だから..)
城ヶ崎は急いで赤と黄色を思い切り山田に投げつけると毒ガスが入っている瓶は割れ、赤と黄色の毒ガスが充満する
城ヶ崎(適当に投げたけど...赤色は致死性の毒ガスで...黄色ってたしか...)
山田「ん?なんだじょー」
パリンッ
プウウウウウン...
山田「アハハハハハ!鼻がとれるじょー!おかしくなりそうだじょー!」
山田「ゲホッゲホッ、あれれ、口から血が出てきたじょー。なんか眠くなってき...」バタンッ
城ヶ崎「死んだ...ゲホッ...臭...」
城ヶ崎は毒ガスを吸い込まないように右手で口と鼻を抑えその場から離れる
しかし
山田「アハハハハハ」
城ヶ崎「やっぱり生き返った.....でもしばらくは毒ガスが充満してるから生き返ってもすぐに死ぬはずだし...すぐには動けないはず...いまのうちに早く逃げないと...」
前田「箒...私の箒はどこよ...」
城ヶ崎(いた...まだ箒を持っていないってことは...)
城ヶ崎「動かないで」
前田「...!?城ヶ崎...アンタ...生きてたの...っ」
城ヶ崎「ええ、箒は見つかったの?」
前田(コイツ...わざとらしく...)
城ヶ崎「今貴方の方が不利よね?冬田さんの仇を今取ってもいいんだけど...」
前田「クソっ...クソ!!!今に見てなさいよ...」
城ヶ崎「動いたらこの液体顔にかけるわよ。かかった部分がドロドロに溶けるんですって」
前田「ドロドロに...??」
前田(確かに箒がないと私はただの人間...この液がかかったら...死ぬ...死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!!嫌だあぁぁぁぁ)
前田「ご゛べ゛ん゛な゛さ゛い゛い゛い゛い゛ぃ゛い゛!!許してええええ」
前田は死の恐怖に怯え顔を真っ赤にして泣き出す
城ヶ崎「え...えっと...」
前田「生き残るために必死だったんだもぉぉぉぉんあぁああああ」
城ヶ崎(そんな大声で泣いたら誰かが...)ダッ
前田「ああああああああ!おいていがないでええええええ」
山田「アハハハハハ、またまたみつけたじょー」
城ヶ崎「ひっっ!!山田......」
山田の右手には前田の箒が握られている
城ヶ崎(前田さんの箒...拾ったのね...)
山田「もうさっきのガスは効かないじょー。もう慣れちゃったんだじょー」
前田「あああああああああぁぁぁ!!!助けてええええええ」
山田「うるさいじょー」
山田は箒で前田を叩き前田はあっという間に粉々になる
山田「これでしずかになったじょー。アハハハ、城ヶ崎は粉々になるか蜂の巣になるかどっちがいいんだい?」
城ヶ崎「いや...死にたくない...あ...ぁ...」
山田「遅いじょー!お前は蜂の巣にしてやるじょー!」
山田が左手に持っていたマシンガンを城ヶ崎に向けた瞬間
みぎわ「いけ!ほなみさん!」
たまえ「うん!!」カシャッ
たまえがカメラで山田を撮影するとフラッシュが発生し山田は固まり動かなくなる
城ヶ崎「ほなみさん、みぎわさん!!」
ほなみ「前田さんの声が聞こえたから...」
みぎわ「山田はこのままにしておきましょう。こいつは危ないわ」
城ヶ崎「あ...ありが...と......」グスッ
みぎわ「怖かったわね...よしよし」
ほなみ「これからは3人で力を合わせようよ」
城ヶ崎「うん......」
......
野口「ここまでは想定内だね...クックック」
野口は城ヶ崎達がいなくなるのを確認するとハンマーで石化した山田を壊し始める
野口「アンタのアイテムは無敵になれる指輪...コイツを上手く使えば...クックック」
......
藤木「笹山さん...こんな所に隠れてどうしたんだい」
笹山「藤木くん......会えて...良かった」
藤木(笹山さん...こんなに怯えて...可愛いな...)
藤木「立って...一緒に行こう」
笹山「...うん」
今日は少ないですがここまでです。
城ヶ崎と山田と長山はお気に入りキャラなのでひいきするかも...
乙面白い
乙
え、山田まさかまだ生きてる?
乙です
【昼】
はまじ「うおおおおっっ!逃げろって丸尾!!あいつヤベエヤベエヤベエ!!」
丸尾「この丸尾末男ズバリ頭を殴られてフラフラして歩けないでしょう...」
はまじ「くッそ...!しょうがねぇ俺がおぶってやる!逃げるぞ!」
丸尾「ありがとうございます浜崎くん」
はまじ「なんなんだよあの狐...あっ!きやがったあああっ!」
狐「爆ぜろ」
はまじ「うおおああっ!あっぶね!」
ケン太「悪いなはまじ。丸尾。お前達はここで退場だ。」
【話は初日まで戻る】
『つかいかた。このお札をなにかに貼ると君を守ってくれる守護神が出現して君の代わりに戦ってくれるよ。レア度星4』
ケン太「なんだよこれ...」
ケン太「守護神...?試しにどっかに貼ってみるか...」
ケン太は恐る恐る近くの木にお札を貼ってみるとそこから白い光を放ち九つの尾を持った狐が現れる。しかし、顔はあのコジコジと名乗る生命体と同じ顔で
狐「君かい。私を召喚したのは...」
ケン太「お...あ...おう...。」
狐「そんな畏まらなくてもいいよ。私は君を守る守護神のようなものだ。協力し合おうじゃないか」
ケン太「とりあえず先に進もうぜ。誰か探そう」
狐「了解した。」
『ピーヒャラピーヒャラ』 ?
ケン太「!!?」??『小長谷、野村、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
ケン太「2人が...死んだ?ホントにこれは...殺し合い...」
長田「......長谷川...?」
ケン太「長田...!」
長田「なんだよその狐...??」
ケン太「...」
長田「今腕時計が鳴って2人が死んだって言ってたよな...ああああ...みんな殺し合いをしてるんだ...お前も俺を殺すつもりだろ...うあああっ!」
長田は左手に持っていたナイフを持ち、ケン太に突撃する
『つかいかた。ナイフを振ると小さな衝撃波が起こせるよ。切れ味は一振で大木を切れる程度。レア度星1』
狐「邪魔だな」
狐は9つの尻尾で長田を串刺しにする
ケン太「なっ...!」
狐「君に向かってくるものは全員私が排除する。」
『長田、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
ケン太(俺が...長田を殺した...クソ...クソ...)
ケン太(でもあいつも俺を殺そうとした...仕方ない...これは......)
ケン太(殺し合いだ)
.........
上田「おいっ、待ってくれ!俺たちクラスメイトじゃないか!こんな殺し合い意味がな...」
狐「終わりだ。」ブンッ
上田「うあああああああああっっっ!」
『上田、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
ケン太「フフフフ...いいね...勝てる...生き残れるぞ......」
.........
丸尾「浜崎くん...君のアイテムでコピーできないのですか?」
はまじ「そんなスキねぇっての!避けるので精一杯だ!」
ケン太「そろそろこのヌルい鬼ごっこも終わりにしよう。殺れ」
狐「了解」
杉山「うおおおおおお!!」
突然ケン太の背後から杉山が現れ狐を蹴り飛ばす
狐「チッ...人間風情が...!」
杉山「こっちだ!俺の手を握れ!」
言われた通りはまじは杉山の手を握るとその場から消え、どこかの洞窟の中にワープする
はまじ「ここは...っ...逃げ切ったのか...?」
杉山「あぁ...俺のこのアイテムの力だ」
杉山「この缶バッジを付けたやつの所にワープすることが出来るんだ。」
杉山 「バッジはラジコンみたくリモコンで操作することも出来てさ、たまたまお前らを見つけてケン太の奴に追われてたから」
はまじ「ケン太にこっそり缶バッジを付けて、助けに来たってわけだな。ありがとよ...助かったぜ」
丸尾「...ですが、なぜこの洞窟にワープすることが出来たのですか?」
杉山「あぁ、それはこのリモコンのボタンにある拠点登録ってボタンを押すと押した位置が拠点になって」
杉山「どこにいてもこの拠点にワープってボタンを押せばどこからでもここに返ってくることが出来るんだ。手を握った奴も一緒にワープできるかは賭けだったけどな。ハハハハ」
キートン「全く笑えない」
杉山「とりあえず誰かに会えてよかったぜ。」
はまじ「俺もだ。殺し合いなんてクソ喰らえだぜ」
杉山「同意見だ」
......
山田「アハハハハ、起こしてくれてありがとだじょー!」
野口「クックック、その代わりアンタの指輪頂戴」
山田「んー...野口は助けてくれた恩人だから...この箒ならあげるじょー」
野口(チッ、さすがに簡単に渡すほどのアホじゃないね)
野口(今はとりあえず箒で我慢しておくかね)
野口「ありがたく貰っておくよ。それより山田。私と組まないかい」
山田「組む?なんかよくわかんないけどいいじょー」
野口「...クックック」
長山「...やっと奴隷を手に入れることが出来た...」
長山「なかなか強かったな...」
小杉「......」
長山「2時間しか操れないってのがデメリットだ...とはいっても寝ないのはキツいし...」
長山「そうだ...腕時計に何か機能が...」
長山が腕時計を適当にいじっていると
長山「アラーム...これだ...2時間に一回アラームがなるように設定して...と」
長山「小杉の能力は食べれば食べるほどパワーが増える...だったな。遅いスピードは操ることで身体能力が100%に引き出されるから補える...こいつはいい奴隷を見つけた...」
渡辺「...ひっ...!な...長山?小杉...?」
たかし「わ...わぁぁっ!!」
長山「...いいタイミングだね。」
......
『ピーヒャラピーヒャラ』
ブー太郎「こ...今度は誰が死んだんだブー」
『渡辺、西村死亡!死亡!お疲れ様でした』
山根「渡辺くんが...」
まる子「たかし君...嘘でしょ...誰が...」
『パンパラパーン!』
まる子「こ...こんどはなんだい!?」
『コジコジだよ。みんな楽しんでるかな。とりあえず今までの死亡者を振り返るよ』
『現在の死亡者は、小長谷、野村、長田、冬田、若林、前田、永沢、上田、渡辺、西村の11人!まだまだ生存者はいるよ。このペースを続けてたら全滅しちゃうよ。ダラダラしないで早く殺しあおう。』
『今手を組んでる人がチラホラいるけどいずれ殺しあわなきゃならないんだから今のうちに殺しておいた方がいいんじゃないのかな。じゃあ、そういう事で』
まる子「だめだよ...殺し合いなんか...できないよ...」
ブー太郎「そうだブー...こいつ...舐めてやがるブー」
関口「おうおう、声がすると思ったらさくら達じゃねぇか」
山根「関口くん!」
関口「へへっ、今の腕時計の奴を聞いてたら気が変わったぜ。手を組もうとか思ってたけど辞めだ。俺はてめぇらを殺すぜっ!」
『つかいかた。この薬を飲むと体の柔らかさを変えれるよ。腕を硬化させたり体を軟体化させて敵の攻撃を避けたりできるよ。レア度星2』
ブー太郎「クソっ!行けっ!オイラの分身た...」
ブー太郎「ぎゃあああ!」
ブー太郎が髪の毛をちぎろうとした瞬間、硬化させた関口の蹴りをくらってしまいその場に崩れ落ちる。
関口「オラァっ...!」グシャッ
関口はトドメと言わんばかりに硬化させた足でブー太郎の頭を何度も何度も踏み潰しついにブー太郎の頭は粉々になってしまう
『富田、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
関口「次はどっちだ?」
山根「...僕が食い止める!さくらはそのうちに逃げるんだ!」
まる子「そ...そんなの!できないよ!私だって戦う...!」
まる子は赤いチョークで剣を描き、剣を出現させる
山根「大丈夫。今の僕の胃腸は絶好調...いや、絶好腸だからね。誰でも倒せそうな気がするんだ。」
山根「僕は人を殺すようなやつに生き残って欲しくないんだ!君みたいな人殺しなんてできないような優しい人が生き残るべきなんだ!」
山根「さぁ、早く!」
まる子「うぅ...山根...ありがとう...!じゃあこの剣だけでも持ってておくれ...」
山根「ありがとう、後で必ずいくよ。」
まる子(必ず来ておくれよ...山根!)ダッ
関口「...ふっ、かっこいいなぁ山根。」
山根(初日に飲んだ僕のアイテム...薬よ...働いてくれ...なんの効果は知らないけど...)
......
藤木「エヘへ...これで結構強くなった筈だ...生き残れるぞ...」
笹山「...藤木くん?」
藤木「あぁ、何でもないよ。笹山さんのアイテムを探すんだったね。どこら辺か分からない?」
笹山「それが...気が動転しちゃって何も覚えてなくて...」
藤木(そんな目で見つめるなよ...ああああ...可愛いよぉ笹山さん...あああ笹山さん...今すぐ君を壊したい...もっと泣かせたい...僕の新しく貰った能力、敵を拘束する能力で...)
藤木(アイテムを見つけたあと...それを奪って...笹山さんを...脅して...)
......
青木「うわああああああっっっ!!来ないでくれえぇぇ!!死にたくねぇぇっ!」
山田か「うるさくしないでよ青木くん。私は杉山くん以外の男には興味ないの」グチャッ
青木「ぎゃあああああああ痛てええええっっ!許してくれぇぇぇぇ!」
山田か「こんな所からも血出るんだ...楽しい...もっともっともっともっともっと...」バンッ
『つかいかた。引き金を引くとレーザーが出るよ。当てた所はすぐに焼けるから簡単に人を焼き切ることが出来るんだ。弾丸としてレーザーを飛ばすことも出来る。殺傷能力はとても高いね。レア度星3』
『青木、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
山田か「もう壊れちゃった...せっかく見つけた獲物だったのに...生き残るのは私と杉山だけでいいの...そして最期に私が杉山くんの頭を焼き切って...ハァ...ハァ...ヤバ...楽しい...」
.........
花輪「今の時間は...もう15時か...誰にも会わないのは悲しいね...僕の予想が正しければゲームが終わるのは4日目の朝8時まで......なら残されている時間は40時間以上...」
花輪「...ってオーマイガーッ!これはさっき死んだ渡辺くん達の死体...」
花輪「かなりのパワーの持ち主だね...所々に凄いクレーターが出来上がってるよ...まだ近くに犯人は居るのかな...僕のこの銃じゃ歯が立ちそうにないね。ここは早く逃げた方が良さそうだ...」
......
山田「お、もう行くのかい?」
野口「うん。2時間後に帰ってくるよ。」
野口「なんか欲しいものある?」
山田「オイラ、コーラが飲みたいじょー」
野口「分かった...」シュン
山田「あー、行っちゃったじょー」
野口「ただいま」
野口祖父「おうおう笑子、帰ったか」
野口「おじいちゃん、大統領から連絡届いた?」
野口祖父「ワシが頼んだらすぐに来たぞ!この戦車用バズーカと、最新型の大砲じゃ!」
野口「ありがとう。これが欲しかったんだよ」
野口祖父「他に欲しいものはあるかい?」
野口「そうだ、今一緒に組んでる奴がコーラ欲しいってさ」
野口祖父「あぁ、山田くんだな?分かった。持ってくるから待ってておくれ」
......
たまえ「うぅ...まるちゃん...元気かな」
みぎわ「花輪くん...」
城ヶ崎「でも...もう誰も信用出来ない...」
たまえ「まるちゃんはそんな事する人じゃないから大丈夫だよ。」
城ヶ崎「でも4日以内には殺しあわなきゃならないのよ...」
たまえ「......」
みぎわ「なにか方法があるわよ...私は信じてるわ」
花輪「もしかしてそこに誰かいるのかい?」
みぎわ「その声...花輪くん!?」
花輪「君達...!」
花輪「ヘイユー、やっと...誰かに会えたよ...」
城ヶ崎「......」
花輪「そんな警戒しないでおくれよセニョリータ...僕は何もしない...」
みぎわ「そういえば花輪くん、貴方のアイテムは?」
花輪...「アイテム...?あぁ...実はどこかに落としてしまってね...」
みぎわ「......そう。」
たまえ(あれ...みぎわさん、あんまり嬉しそうじゃないね...なんでだろ...)
【そしてそのまま誰も他の人に会うことなく4時間が経過する】
まる子「あれ...もう7時...か。ご飯はいつの間にか食べてる...何を食べたんだっけ...」
まる子「山根...どうなったんだろう...死んだ時のアラームはなってないからまだどこかで生きてるのかな...」
まる子「関口のやつ...ブー太郎を...許せないね...」
まる子「明日でもう3日目...これから私はどうなるのかな...」
......
山田「アハハハハ、すごいじょー!このバズーカ、一回撃っただけで1面焼け野原だじょー!」
野口「馬鹿だねあんた...こんな轟音だしたらバレちゃうじゃないか」
野口「攻撃系のアイテムじゃない奴には効果抜群だろうと思ってさ.....クックック」
......
笹山「あった!あったよ藤木くん!」
笹山は落ちていた箱を拾い藤木の元に駆け寄る
藤木「......そう」ニヤリ
藤木(拘束効果...発動!!!)
......
杉山「今日はとりあえずもうこの洞窟で2時間交代で寝よう。明日は3日目、時間が無いから明るいうちにパパっと動いて皆を説得しよう。」
はまじ「寝るって言っても...まだ8時だぜ?」
杉山「よく寝ておいた方がいい。いつ敵が来るかわかんねぇんだ。」
丸尾「ズバリ、私もその方がいいでしょう!」
はまじ「それより問題はケン太だ...アイツは早めに止めておくべきだな」
杉山「あぁ、さっきは不意をつけたがもう一度やれっていわれると無理ゲーだぜ。」
杉山「アイツとはまた学校に戻ったら大野と一緒にサッカーするんだ...絶対何とかしてやる...」
はまじ「そういえば大野...どうしてるんだろうな」
......
大野「杉山...アイツ元気かな...」
大野「長山に会って以来誰とも会えてねぇ...寝るのも怖えくらいだ。」
大野「あの大人しい長山があんなことになってんだ...他のやつもどうなってるかわかんねぇ...」
......
花輪「とうとう今日も誰とも会うことなく終わったねベイベー...ひでじい...心配してるだろうな...」
花輪「射撃の練習をしたいけど銃声を聞きつけて誰か殺しにくるかも知れない...よし...この茂みに隠れて休憩しようかな...」
......
『ピーヒャラピーヒャラ』
『関口、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
今日はここまでです。
制限時間4日目の朝8時までとか微妙な時間にしなきゃ良かったと後悔してます。
乙です
野口祖父何者だよwww
花輪はニセモノでみぎわさんは見抜いたのか
流石愛の力だ…
コジコジは気まぐれ屋だから気分が変わったから時間伸ばすよーってなっても違和感ないから大丈夫
笹山「え...あ...藤...木くん...?」
藤木「君のアイテム、使い方は?」
『つかいかた。この軍手をはめて人体に2秒以上触れると血液が沸騰して人体が破裂するよ。レア度星5』
藤木「レア度星5...いいじゃないか...これは僕が貰っておくよ」
笹山「ああっ...藤木くん...やめて...っ...殺さないで...」
藤木「殺しはしないよぉ...でもでも今から君をいっぱい泣かせるために痛めつけるよ」
藤木「まずは爪を剥ぎ取るね。暴れるとさらに痛くなるから動かないでね」
笹山「ああああっ...!やめてっっっ!お願い...!! 」
.........
花輪?「みぎわくん達、今日はここら辺で休んだ方がいいんじゃないのかい??」
みぎわ「え...えぇ、そうね」
みぎわ(あやしい...いつもの花輪くんじゃないような...匂い、発音の仕方、呼吸、足音が花輪くんじゃない...)
花輪?(みぎわの反応が悪いな...バレているのか?いや...結構上出来だと思うんだけどな...)
たまえ「じゃあこっちに4.5人は寝れるスペースがあったからそこで休もうよ」
花輪?「そうだネほなみ君、それじゃあ行こうじゃないか」
花輪?(まだだ...コイツらが完全に俺を信じきった瞬間に俺は...フッフッ...)
城ヶ崎「...?」
まる子「...関口が死んだ...」
まる子「山根がやったのかな...あの山根が...」
まる子「あぁ...1人は怖いよぅ...」
まる子は白いチョークで円を描き、恐怖心に包まれながら横になる
まる子「明日こそは...たまちゃんに会えるといいな...」
......
『朝もはよから父さんがー牛乳屋さんに声かけて~、元気に挨拶したけれど』 ?
花輪?「グッモーニングキミたち!調子はどうだい?」
たまえ「もう朝か...あと一日...」
花輪?「そうだネ...はやく他のプリンセスに会いに行かないとネッ」
みぎわ「あれ...?私の扇子がないわ」
城ヶ崎「私のアイテムも...」
たまえ「あっ!私のもっ」
ガサガサ
花輪?「!!!!」
花輪「あれ...君たち...それに...僕?」
みぎわ「花輪くん!!!!!!」
花輪?「チッ...お前ら動くな!!動いたらこっちの花輪を殺す!!」
花輪「ワオッ!!やめてくれたまえ僕!!」
花輪?「ふ...お前らのアイテムは俺が持ってるんだ...何も出来ないなぁ」
みぎわ「貴方!一体誰なの!?」
花輪?「まぁバレたならしょうがないな...俺は平岡秀章、ひらばって奴だ。」
花輪「平岡くん?なぜこんなことを...」
ひらば「フフ...こんな変装しか出来ないアイテムで生き残ることは不可能かと思ってたけど...みぎわ達のアイテムを手に入れることが出来てよかったぜ...」
花輪「しょうがないね...正当防衛だ、悪く思わないでくれよ!」バンッ
花輪は拳銃をひらばの右足に放ち体制が崩れたスキに抜け出す
ひらば「やりやがったな...クソっ!」
ひらばはみぎわから奪ったアイテムの扇子を振りカマイタチを発生させると、カマイタチは花輪の横腹を切り裂く
花輪「うあああああああああっっっ!」
みぎわ「花輪くん!!!クッ...」
花輪「みぎわくん...君は逃げるんだ...」
みぎわ「いいえ...私はいつでも貴方と一緒よ...」
みぎわ「ほなみさん!城ヶ崎さん!アンタ達は先に行きなさい!私と花輪くんでコイツを倒してアイテムを返しに行くわ!」
ひらば「ハッ...拳銃しかないお前らじゃ勝てねぇよ...っ」
たまえ「置いてなんて行けないよ!」
みぎわ「大丈夫よほなみさん...恋する乙女は...大好きな相手と一緒にいると強くなれるのよ...!」
みぎわ「はあああああっ!!」
みぎわはアイテムも持たずにひらばに向かっていく。ひらばはカマイタチを発生させるがみぎわはそれを全て避け、ひらばの顔面に拳を叩き込む
ひらば「ああああっっ!いって...!!」
殴られた衝撃で座り込み、扇子も落としてしまう
ひらば「クソッ...次はコイツだ!!」
ひらばは緑色の瓶をみぎわに投げつける
城ヶ崎「緑...かかったらその部分が溶ける塩酸よ!!気をつけて...!」
みぎわ「こんな弱い投げ方じゃ乙女のハートは撃ち抜けないわ!」
みぎわは緑色の瓶をキャッチしそのまま城ヶ崎に渡す
ひらば「なんだよこいつ...なんなんだよ!」
ひらばが次の瓶を投げようとポケットに手を突っ込んだ瞬間、両肩に弾丸が撃ち込まれる
みぎわ「花輪くん!!」
花輪「か弱い女の子にこんなバイオレンスな事は似合わないからね...」
ひらば「ああああっっ!!ちくしょ...」
花輪「よし...足も撃って行動出来ないようにさせよ...」
ひらばは両肩の痛みに耐え、落ちた扇子を拾い風を起こし花輪の体を切り刻んでしまう
花輪「グッ...アアアッッ!!」
みぎわ「花輪く...」
たまえ「みぎわさん!!!後ろ!」
みぎわが花輪に気を取られたスキに、白色の瓶がみぎわの後頭部に直撃し液体が全身にかかる
みぎわ「アアアアアッッッ...!」
城ヶ崎「白色...全身から...血が...!」
ひらば「ハァ...ハァ...形勢逆転だなぁ...花輪ァ...」
花輪「両肩を撃ったのに...体力がえげつないね...」
みぎわ「...花輪くん...貴方だけでも...生きて...」
花輪「ダメだ...もう僕も動けないよ.........右腕以外はね...っ!」バンッ
花輪が最後の力を振り絞りひらばの胸に弾丸を放つ
ひらば「ぎゃああああああああ!!!死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬうあああああああああっっっ!」
花輪「これで...僕はどこも動かなくなってしまったよ...」
みぎわ「うふふ...最後に...貴方と入れて嬉しいわ...」
みぎわ「城ヶ崎さん、ほなみさん、平岡くんももう瀕死よ...あとは...まか...せたわ...」
たまえ「うぅ...花輪くん...みぎわさん...」グスッ
花輪「みぎわくん...天国で小鳥のさえずりを聞きながらティータイムでも...しようか」
みぎわ「そう...ね...」
『みぎわ、花輪、平岡、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
.........
杉山「...止まれ。」
はまじ「お?...どうした?」
山田か「あぁぁぁ...来たぁ♪私の...杉山...くん...♪」
はまじ「山田のやつ...血塗れにじゃねぇか!!」
山田か「あぁ...コレ?青木くんの血...可愛い色してたから...」
山田か「青木くんのアイテム...この注射器に入ってるウイルスを打ち込むと内臓とか心臓が口から出てくるんだぁ...杉山君...心臓見せて...♪」
......
とし子「あっ!!大野くん!!」
大野「おおっ、土橋かっ。長山はどうした?」
とし子「長山くんから逃げてきたの...長山くんはどうやら人を操るらしくて...」
大野「アイツが前にいた高い岩山に登れば誰がどこにいるか分かるかもしれない。もう一度向かってみよう」
とし子「そうだね...でもアイテムを落としちゃったし...」
大野「まぁ、それはしょうがねぇよ。俺が守ってやる。安心しろ」
とし子「うん...ありがとう」
.........
えびす「...ギブギブ。争う気はねぇっての」
山田「さっさと殺すじょー」
野口「さて、このバズーカは人に向けて撃つとどうなるんだろうね。山田、一応離れてな」
えびす「おいおいおいおい...そんなもん人に向けて撃ったら...」
ドンッ
えびす「...危ねぇだろ」
えびすはバズーカの弾を一刀両断し、真っ二つになったバズーカの弾は軌道を変え、えびすを避けて爆発する
えびす「俺のアイテムは、この刀。ドラえもんのひみつ道具と一緒だ。センサーで敵の攻撃を感知して自動で戦ってくれる俺の相棒だぜ」
山田「ならこの攻撃もよけれるかい?」
山田はマシンガンを放つとえびすは刀で弾丸をすべて捌く
山田「おーっ、かっこいいじょー!」
野口「クックック、やるね。」
野口「もう1発撃つよ...山田のマシンガンを避けながらこれを受けきれるか...」
野口が喋り終わる前に野口の右腕ごとバズーカが切り落とされる
えびす「遅いぜ」
怯んでいるうちに野口の首元目掛けて刀を振り落とすが野口は奇跡的に回避する
野口「ちっ...なかなかの強さだね。アニメでは出番ないのに...」
えびす「まだまだ行くぜ...オラッ!!」
追いうちをかけようと刀を振るがその瞬間野口が腰に掛けていた箒によって刀が消滅する
えびす「なっ...!」
野口「油断したね...山田」
山田「あーあ、あの刀欲しかったのに」
山田がそう呟きながらマシンガンでえびすを撃ち抜く
えびす「クッ...ソ...」
『えびす、死亡!死亡!お疲れ様でした』
野口「結構手強かったね」
山田「その箒がつよいんだじょー!チートだじょー!」
野口「それより...右腕の出血がやばいね。1度現実に戻ってくるよ」
山田「了解だじょー。コーラよろしくだじょー」
野口「ただいま...クッ」
野口祖父「笑子!!大丈夫か!早くこっちに!」
野口祖父「こんなこともあろうかと、ロシアのとある科学組織に注文しておいた武器が仕込んである義手を用意してある。早く家に!」
野口祖父「バズーカも壊されてるな...大丈夫だ。今度は核爆弾ももろともしない戦車を用意してある。砲撃の威力はイマイチだがまともに食らえば普通の人間なら簡単に死に至る」
野口「いいねそれ.....クックック...」
.......
石原「ハァ...ハァ...ここまで来れば...」
ズシン...ズシン...
石原「ひっ...!!」
山根「みつ...ケタ...」
石原「きゃああああっっ!!」
以前の山根の面影も無い化け物は、石原を見つけると簡単に頭を握りつぶし、ニュルリと山根の指の間から出てきた脳を嬉しそうに食べる
『石原、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
......
長山「...ん?なんだこの紙...誰かのアイテムの説明書か?」
『つかいかた。この薬を飲むと命の危険が起きた時、自分の理性と引き換えに怪物に変身できるよ。怪物になった時は回復力と攻撃力がえげつなくなるよ。1度変身すると、奇跡的に理性を取り戻さない限り戻らないよ。レア度星5』
長山「!!...怪物...誰のアイテムだ...?チッ...レア度星5...中々一筋縄では行かない相手だね」
今日はここまでです。
花輪くんカッコ良すぎだろ…
みぎわさんもすげえ。惜しい人達を亡くした
乙。山根が…
山田と山田かの区別が付きにくいので山田かは以後かよ子と表示します
杉山「避けろっっっ!!」
かよ子「あっ...血...♪」
はまじ「痛って...!!」
かよ子「なんだ...浜崎くんの血か...」
かよ子「まだ杉山くんの血見てないよ...ねぇ、見せてよ...」
杉山「俺の血を見れば満足するのか...?このふたりは見逃してくれるのか...?」
かよ子「いやー...そういうの萎えちゃうから...私は必死に生きようと頑張る杉山くんを無残に殺したいんだから...」
はまじ「く...狂ってやがる...」
丸尾「ズバリ...道を踏み間違えたでしょう」
杉山「っぶね...」
かよ子「あぁぁ...かすった...このレーザーポンコツかな...」
と言っている間に杉山はかよ子の腕を掴み、両腕を後ろに回させ取り押さえる
杉山「...うし...っ...動くんじゃねぇぞ」
はまじ「よし...山田のレーザー銃をコピーした...下手な動きをしたら撃つぜ」
かよ子「あー...あああー...動けないなぁ...♪殺したいなぁ...」
杉山「丸尾、洞窟ん中にあった縄持ってきてるか?」
丸尾「ズバリ!洞窟の中にあったものは全部持ってきたでしょう!」
そう言うとかよ子の腕を縛ろうとした瞬間、縛る際に両腕が一瞬自由になったかよ子は丸尾のの肩に注射を打つ
丸尾「うわあああああっっ!」
『つかいかた。人に注射器を刺し、ウイルスを打ち込むと臓器や骨が口や耳から出てきちゃう病気にすることができるよ。刺す場所はどこでもいいよ。レア度星5』
丸尾の体の形が一瞬歪むと口から大量の血と共に臓器を吐き出してしまう
丸尾「か......あ...さま...」バタッ
『丸尾、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
はまじ「くっそぉぉっ!」
やけくそになって撃ったはまじのレーザービームは見事かよ子の注射器ごと右手を貫き注射器を壊すことに成功する。
かよ子「痛ったぁ...っ...♪血...血...あは...っ...」
かよ子(どうしよ...浜崎くん邪魔だなぁ...)
かよ子「えいっ」
はまじ「あっ...!?」
かよ子ははまじにレーザーを放つが、はまじもそれに対抗しレーザーを放ち相殺する
はまじ「あっぶねぇ...油断も隙もねぇよ...」
.........
笹山「待っ...ああああっっ!!」
藤木「あれ、人差し指ちょっと捻っただけでちぎれちゃった...爪を剥ぐって難しいね」
藤木「うるさいな、他の誰かに気づかれたらどうするのさ」バキッ
藤木「あ...中指は上手く剥げた...」
......
山田「......あーっ!もっと殺りたいじょー!」
山田「野口が戻ってきたら殺しちゃおっかなー...」
山田「もうそろそろ行ってから2時間経つじょー。ここに来た瞬間オイラのマシンガンでグッチャグチャにしてやるじょー!決まったじょー!」
......
野口「クックック...あんたの行動は全部分かるんだよ...。山田がその気ならとうとう私も動く時が来たね...」
野口祖父「山田くんはあなどれんぞい。気をつけてな」
野口「えびすの刀...消すんじゃなかったね」
野口祖父「まぁこの戦車とお前の箒があれば壊されることはない。」
野口「クックック...右手の人差し指に付けてる指輪さえ奪えば私の勝ちだよ...」
野口「さて、もう2時間経つ。行ってくるよ」
野口祖父「おう、テレビで見てるぞ」
......
大野「オラアアアッ!!」
大野がボールを蹴り、その先には
かよ子「わっ...!!大野くん...」
ボールはターゲットに命中し、かよ子は木に叩きつけられる
杉山「来てくれると信じてたぜ...大野」
大野「遅れて悪ぃな...」
大野はふと視線を下にすると
大野「......っ!丸尾......」
とし子「キャッ...丸尾くん...」
杉山「はまじ...銃、貸してくれねぇか。あと少し下がっててくれ...」
はまじ「お...おう。俺よりお前が持ってる方がいいな...」
杉山「危なくなったらこのリモコンであの洞窟に移動してくれ。」
大野「うし...説得するつもりだったが山田はやばそうだな...止めるぞ、杉山」
かよ子「クラスのイケメン2人に囲まれるなんて私人気者かも...♪」
だが、決着は意外と早くついてしまう...
かよ子は大野に向けてビームを撃ち、杉山はそれを銃で応戦する
大野「オラアアアッッッ!」
その隙に大野の蹴ったボールがかよ子の足に命中する
かよ子「わっ...」
かよ子がバランスを崩し、倒れそうになった瞬間 杉山はその隙を待ってたかのようにレーザーを放出させる
放たれたレーザーはかよ子の足を見事撃ち抜き、転倒させることに成功した
しかし...
大野「......なっ......ゴフッ...」
杉山「大野おおおおっ!!」
かよ子はどさくさに紛れ大野の胸を撃ち抜いた。
大野「ちっ......糞...これは...助から...ねぇな...」
杉山「大野...ふざけんじゃねぇ...死ぬな!!」
大野「油断したぜ......まさか...来た瞬間やられちまうとはな...情ねぇぜ」
杉山「クソ...クソ...はまじ...包帯だっ!」
大野「無駄だ...多分...心臓を撃ち抜かれた...もうあと30秒も生きれねぇよ...」
杉山「諦めんなよ...っ...!」
大野「あー...もっと...サッカーしたかったぜ......杉...山...俺の武器......サッカーボール...使ってくれ...サッカー選手になる夢......叶えてくれよな」
『大野、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
杉山「.........あぁ。任せろ...」
杉山「はまじ...大野と丸尾を埋めてやろう...あと...この銃返すぜ、ありがとよ」
はまじ「おう.....山田はどうすんだ?」
......
『大野、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
長山「は?...何死んでんだよあいつ...。僕が殺すって決めてたのに...」
長山「ふざけんな...チッ...」
長山「...早いな...気づけばもう昼前か...」
......
山田「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、楽しいじょー!もっと闘いたいじょ!」
野口「全く...核爆弾ももろともしない戦車なんて当てにならないね...箒を奪われちゃあ意味無いじゃないか...」
野口(戦い始めて1時間弱...全くこいつの体力は落ちてないね)
野口は義手に付属されていたボウガンで先に猛毒が塗られている矢を放ち、山田の胸に命中する
野口「死んでる間に指輪を取れればいいんだけど...」
野口は山田に触れようとした瞬間、奪われた箒を振り回す
山田「あははは、この指輪が欲しいのかい?あーげなーいじょー!」
野口「こいつ...生き返る速度が半端じゃない...そして...生き返れば生き返るほど動きが速く...強くなってる気がするね...」
山田「マシンガンでズタズタにするじょー!」
野口「来た...マシンガンにはマシンガンだね」
野口は義手のボタンを押すと形が山田の持っているマシンガンと似たような形になり、そこから弾丸の雨を降らせる
山田「その手かっこいいじょー!ほしいじょー」
野口(アホみたいに近づいてきたね...手榴弾で...)
山田の口に手榴弾を放り込み、野口の目の前で爆発する
野口「肩に2発食らった...クックックッ...」
山田「指輪あげないじょーーー!」
野口(殺せるのは殺せるけど...箒...厄介だね)
山田「あはははははは!」
野口「クックック...」
山田「楽しいじょー!戦いはこうじゃないとダメだじょー!」
野口「そうだね...山田...こんな楽しいのは初めてだよ...クックック...」
野口は義手の形状を変化させ、大きな刀に変わるとそれを振りかざそうとした瞬間
山田「腕もらいっ!」
箒により野口の義手は消滅してしまう
野口「なっ...まさか...こんなに速いとはね...」
野口(もう隠し武器がない...箒を奪われることがまず私の誤算...こいつの強さを侮ったことが敗因だね...)
野口(思えばほなみさんのカメラで石化した山田を壊して生き返らせた私の甘さがこの状況を起こした...自分で導いた運命だ...私は運命に従うよ。)
野口はマシンガンによって全身に穴が空いてしまう。
野口(まぁ...最後に抵抗するけどね)
『野口、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
野口の死亡が伝えられた瞬間、野口の死体が光だし、大きな爆発を起こす
それは、以前のバズーカを軽く超える威力だった。
山田「あははははははははっ!あはははははははははは???あはははははははははは、あは♪」
山田はあの爆発からも生き返るが、箒やマシンガンは失ってしまう。そして
『つ...た。こ.........輪......ると......っと......に......る......指......壊.........。......6』
『つかいかた。この指輪をつけると、ずっと不死身になることが出来るよ。指輪は壊れないし、回数制限とかもないけど、死ぬ度に知能、記憶力が低くなって最終的には精神的に死ぬことになるよ。レア度星6』
.....
『ピンポンパンポーン。コジコジが、午後12時をお知らせするよ。』
『言ってなかったけど、制限時間はもう24時間もないよ。』
『あと、20時間後、つまりゲーム開始から丁度4日経った朝8時にゲームは終了するよ。』
『現在の生存者ー。さくら、笹山、長谷川、藤木、三沢、小倉、沢井、坂口、内田、土橋、杉山、長山、小杉、ほなみ、内藤、城ヶ崎、杉浦、山田、山田、山根、浜崎の21人。結構多いよね。クラスに何人いるんだよってなるね。こうなると1時間に1人死ぬペースが好ましいよ。』
『ずっと隠れてる君も、積極的にみんなを止めようと頑張ってる君も、暴走している君も、20時間以内には決着がつく。さぁ、ゲームも終盤。楽しもうね』
......
山根「ヒャヒャヒャヒャヒャ...」
内藤「...アイツ...山根か?」
杉浦「多分...よし...」
内藤「俺は左から行く...お前は右からな...」
内藤「.........よし...今だっ!」
山根「???...ジャマダナ」
内藤「まっ...」グチャッ
杉浦「内藤く...あぐっっ!」ビチャッ
内藤はアイテムのサーベルを山根に突き刺すが、皮膚が固くてサーベルの刃は簡単に折れてしまいそのまま反撃を喰らい2人とも死んでしまう
『内藤、杉浦、死亡!死亡!残り19人。』
......
まる子「腕時計の放送が終わった途端2人も......駄目だ...生き残れる気がしないよ...」
まる子「死んだ時に残り19人ってカウント制になったのもプレイヤーを不安にさせるための手口っぽいね...」
城ヶ崎「こっちに行ってみましょう、あっ!」
まる子「...あっ...」
たまえ「まる...ちゃん...」
まる子「たまちゃーーーん!!」
たまえ「まるちゃああん!!」
まる子「やっと...やっと会えたよぉ...っ!」
たまえ「うれしいっ...!うれしいよぉ...」
長山「あー...折角1人のさくらを殺そうとしたのに...3人になっちゃった...なぁ、小杉」
小杉「......」
まる子「長山くん...小杉も...」
長山「まぁ、今の僕達に勝てるやつはいないよ...行け」
......
はまじ「いいのか杉山...山田を逃がして...」
杉山「ああ...俺の目的は殺すことじゃねぇ...この戦いを止める事だからな。」
とし子「でももう...何をしても無駄なんじゃ...」
杉山「いや...俺は諦めない、きっと大野も同じこと言うと思うぜ」
.........
かよ子「杉山くん...見逃してくれた...私の事好きなのかな...♪」
かよ子「おっ...」
藤木「...山田」
笹山「...かよ子ちゃん...っ...たす......けて...」
かよ子「笹山さん血まみれ...羨ましい...私も杉山くんにこんな事やりたい...」
藤木(まずい...山田...血まみれだ...戦ってきたのか...?これは笹山さんを盾にして逃げよう)
今日はここまでですー
物語もとうとう終盤に入ってきました。
誰が生き残るのか全く見当がつかないですね~
乙です
野口さんがあっさり過ぎる悲しい
乙
共闘とか考えず山田が完全復活する前に指輪奪えば良かったな
スレタイだけの出落ちかと思ったら完成度高い
待ってる
長山「...GO」
長山の合図で小杉が猛スピードでまる子達に殴りかかると、奇跡的にまる子達は回避し地面に大きな穴が出来上がる
まる子「あ...危なかった...」
たまえ「小杉...長山くんも...様子がおかしいよ...」
長山「おっしいな...」
城ヶ崎「うぅ....逃げなきゃ...」
小杉「グルルルル......」
小杉が今度は外すまいと、まる子に目標を定め殴りかかる
城ヶ崎「さくらさんっ!危ない...!!」
城ヶ崎が緑のビンを投げ、小杉の右腕を溶かす
小杉「☆☆☆☆☆☆☆☆☆!!??」
長山「へぇ」
まる子「あぶなかった...ありがとう城ヶ崎さん...」
小杉「ウアエオエウオオエエア!?アアウウエイイイ」
小杉は右腕を失ったことに対し怒りを感じたのか、奇声を発しながら飛びかかる
城ヶ崎「速...間に合わ...」
小杉の左拳が城ヶ崎に直撃するその瞬間
山根「グルオアアアアアア!!」
まる子達の背後から、普段の山根の面影もない化物が現れる
まる子「あれ...何...?」
山根から発されるえげつない殺気に、危機感を覚えたのか小杉は目標を変え山根に飛びかかる
山根「...ギャハハハハハ!!!」グチュ
山根は躊躇なく飛びかかってきた小杉の顔面を殴り、小杉の頭部は消え去り脳や目玉が周りに飛び散る
城ヶ崎「きゃああっ!!」
山根「ヒャヒャヒャヒャヒャ...ギャハハハハハHAHAHA!!!」
『小杉、死亡!死亡!残り18人。』
長山「は...嘘だろ嘘だろ嘘だろ...誰だよあいつ...なんなんだあいつ...」
山根は小杉の脳を食べながら、まる子達を何故か通り過ぎ長山に向かって歩みを進める
長山「あ...うあああっ...死ぬ...来るんじゃ...」
長山の目の前で足を止めると、ビンタをするかのように長山の体を叩き、長山の体は簡単に森の奥に吹き飛ばされる
長山「...うおああああああああああっっ!!????右手があああ...っ!右足があああっ!」
長山は一命を取り留めていたが、山根に吹き飛ばされた部分は消え去り大量の血を吹き出している
長山「...逃げ...無理...アイテムも落とした...あぁああ」
まる子「あの怪物、長山が飛んでった方に向かっていったよ!今のうちに逃げよう!」
城ヶ崎「そ...そうね。」
山根「ケケケケ...」
長山「来た...うあああっ、待っ...助けてくれええっ!ね?話し合おうっ!」
長山「君もクラスの誰かだろ?ホラホラ、これまで一緒に仲良くやってきたじゃないか。そ...そうだ、共に生き残ろうじゃないか。君の力の僕の頭脳があればあのコジコジとかいう変なやつも倒せるだろうし」
長山「右手と右足は無くなったけどもちろん許すさ!でも包帯が必要だね。さっきの君の攻撃で落としちゃったみたいだ。一緒に探してみな......」
長山の必死の命乞いも意味がなく長山の体は今度こそバラバラになった
『長山、死亡!死亡!残り17人』
......
かよ子「あは...っ、今は藤木くんで我慢しよっと...♪」ビュンッ
藤木「うわっ...!!危なかった...なんだあの銃」
かよ子「......」
藤木「...死にたくないぞ...っっ、笹山さん、囮になってくれっ!」
藤木は笹山を盾にして逃亡する
笹山「えっ...!?藤木く...」
かよ子「あー...女の子を盾にして逃げるなんて中々のクズだね...」
笹山「痛い...よぅ...」
かよ子「笹山さん...血まみれ...可哀想だね...楽にしてあげよっか...」
笹山「......」コクリ
かよ子「女の子だもんね、痛くしないであげるよー♪」
......
『笹山、死亡!死亡!残り16人。』
城ヶ崎「嘘...笹山さん...」
まる子「うぅ...あんなにいい子がなんで...」
......
藤木「あはーっ!笹山さん死んじゃった...ちょっと悲しいなぁ」
藤木「でもでも1人しか生き残れないし...僕の命優先だねー。」
山田「アハハハハハハだじょだじょだじょー!アハハハハ!」
内田「山田...!??ヒッ...来ないで...!いやああああっっ!!」
山田「アハハハハハハっ!アハハ、あはははだじょー!!」
山田の右腕は内田にアイテムであろう傘を使わせる暇も与えず簡単に心臓を貫き
山田「アハッ」
山田はまだ辛うじて息があるのかビクビクと痙攣する内田のポケットを探ると説明書が出てくる
『つかいかた。傘の持ち手にあるボタンを押すと、傘の先が開いて銃になるよ。傘を開けば、布の部分でどんな攻撃も防げるよ。でも防御には限界があるよ。布の色が赤に変わったら防御の限界だから4時間ほど休ませてあげようね。ちなみに閉じている状態だと剣並の殺傷能力のある武器になるよ。レア度星3』
山田「アハハハ、アハハハハハハ!!」
生きているか死んでいるか分からない内田に傘を向け、持ち手のボタンを押し銃を乱射する
『内田、死亡!死亡!残り15人』
.........
はまじ「また会えたな...ケン太」
ケン太「おうおう...あれぇ?丸尾はどうしたんだっけ...」
とし子「長谷川くん...分かってるのに...酷い」
ケン太「あぁっ!そっかあぁ死んだんだったなぁ?かわいそー」
杉山「コイツ...」
狐「ふむ、雑談はそこら辺にしてリベンジマッチと行こうかぁ?」
はまじ「うるあああああっっ!!」
はまじは引き金を引くと銃は姿を変えお札に変化する
はまじ「出て来やがれっ!」
するとお札から、似たような形の狐が出現する
狐2「君かなぁぁ??僕を召喚したのはぁぁ」
はまじ「そうだっ!あっちにいるお前に似てるやつを倒してくれ!」
狐「ほぅ、確かに似てるが...品性が無いね」
狐2「なぁぁんか良くわかんないけど殺せばいいんだよねぇぇ」
杉山「よし...狐には狐...ケン太...話し合おう」
ケン太「はっはー、話し合うって何を話すっていうんだ?話し合って仲間作ったところでどうする?明日までに1人にならなきゃ全滅だ。」
ケン太「それともお前はこのままみんなで仲良くして最後にみんなで手を繋いで死亡ENDでもするつもりか?無理だね」
杉山「俺は誰も殺しなくないんだよ...」
ケン太「偽善者が...なら俺が殺してやるっての」
杉山「死にたくもねぇよ...どうすりゃいいんだ...」
ケン太「ここでお前ら3人が死んでくれれば他の奴が生き残る可能性が上がるんだぜ?」
狐「やはり私の方が1枚上手だったな」バンッ
狐2「ぎゃああぁぁああ」グシャッ
はまじ「俺の狐が...負けた...こんなの勝てるわけねぇよ...」
ケン太「当たり前だ。たった3匹のアリが恐竜に勝てると思ったのか?」
ケン太「さぁ、好きに暴れろ狐」
狐「了解」
とし子「消えた...??きゃああっっ」
狐は一瞬ではまじたちの背後に移動し、とし子の体を手刀で切り裂く
杉山「土橋いいいいっっ!クッソ...話し合う気はねぇんだな...しょうがねぇ...」
杉山は大野のサッカーボールを蹴り狐の顔面に命中させる
狐「ほぉ...いい攻撃だ」
はまじ「......!これって...もしかすると」
はまじは何かを思いつくと自分のアイテムを弄り始め、するとはまじのアイテムは瞬く間にかよ子の持っていたレーザー銃に変化する
はまじ「やっぱり...オラァッ!」
はまじ(これは...過去にコピーしたアイテムを何度でも使えるようになるんだ...)
はまじはレーザービームを放ち狐の右目に命中させる
狐「うおおおっっ!!人間風情があぁぁ」
杉山「コイツ...攻撃とスピードは半端ねぇけど...防御はそこそこだぜ...!」
今度はレーザー銃からケン太のお札に変え、狐をもう一度出現させる
はまじ「ひるんでる今の隙だっ!やっちまえ!」
狐2「あいよー」
はまじの出現させた狐は自分の尾で、ケン太の狐の体を切り裂く
狐「この私が...負けるかあああっ!」
狐は杉山を狙うが、杉山はそれをサッカーで鍛えた反射神経ですべて避け
杉山「今だ!」
杉山の合図で、はまじの狐は見事もう一匹の狐の頭を潰し動かなくさせることに成功した
ケン太「何...!!こんなあっさり...」
杉山「後はお前だ...悪いが土橋の敵だ」
はまじ「...杉山..お前が手を汚すこたぁねぇよ...」
はまじ「狐、ケン太をなるべく苦しまずに一瞬で殺してやってくれ」
狐2「はぁぁい」
ケン太「な...そんな...馬鹿な...ここまで生き残ったのに...」
はまじ「あの世で大野とサッカーでもしとけ...」
はまじの狐がケン太の胸を貫いたその瞬間、ケン太の狐がまだ消滅しておらず、はまじの頭を吹き飛ばしてしまう
はまじ「......あ」
ケン太「は...っは...ざま...み...ろ...」
杉山「はまじいいいいいい!!!」
『土橋、浜崎、長谷川、死亡!死亡!残り12人』
ケン太達の死亡が伝えられた瞬間、両方の狐も消滅する
杉山「そんな...クソ...はまじ...」
......
たまえ「とし子ちゃん...」
まる子「はまじ...うぅ...」
城ヶ崎「どう...する...?」
まる子「もうこんなのどうしようもないよ...」
まる子「私達も別れた方がいいんじゃないの...かな」
たまえ「...!そんな事言わないでよ...」
城ヶ崎「...でもこのまま私たち3人だけが生き残ったらどうするの...?」
たまえ「それは......嫌だよ...殺し合いなんて...」
......
藤木「よーし、ここの隙間にいればしばらくは逃げれるぞ...これで『隠れ家を探そう』はクリアだ...さて...次のお題は...」
『残り5人まで生き残ろう!報酬は???』
藤木「残り5人...大丈夫かなぁ...」
......
小島「...行くよ!とりゃあっ!」
小島が戦っている相手は...
山根「ルェアアアアアア!!!」ブンッ
小島「よし...避けれる...えいっ!」
小島が投げたのは5つのクナイだ。
『つかいかた。このクナイは物体を刺すと自動的に超大爆発するよ。何度でもクナイは再生するから投げたい放題だよ。自分には爆発の衝撃は喰らわないよ。10本付属 レア度星4』
クナイが山根の右腕に刺さると、爆発が起きとてつもない衝撃に周りの大木は消し飛ぶ
山根「.........」
山根は右半身が木っ端微塵になるが、痛がる様子は見せず
山根「クハハハハハ、キャッキャッ」
自分の失った右半身を見てなぜか大笑いし、その後何事も無かったかのように再生してしまう
小島「うっそ...強...」
小島はもう一度5本のクナイを山根の頭めがけて投げるが今度は避けられてしまい、山根の背後で爆発が起こる
沢井「小島さん!!大丈夫!?!」
小島の背後から沢井が助けに現れ
小島「良かった...やっと誰かに会えた...」
沢井「私も......ところでこいつ...誰なの...?」
小島「分かんない...クラスの誰かだとは思うんだけど...」
沢井「私たちを狙ってくるなら...仕方ないよね...」
小島「沢井さんの武器は?」
『自分に敵意を見せる相手が2m以内にいた時、近づいた瞬間磁石のsとsを引っつけた時のように相手が吹き飛ぶよ。ちなみにこれは箱を開けた瞬間からずっと発動しているよ レア度星4』
小島「敵意を見せる相手を寄せ付けない...か、いいな」
山根「グアアアアアア!!!」
山根が沢井に近づくと能力が発動し、山根は吹き飛ばされ後ろの木に激突する
山根「グルルルルル...」
山根が立ち上がろうとした瞬間3本のクナイが胸を突き刺す
沢井「案外大したことないかも...」
山根「ンガルアアアアアオオアアアアアアアアアアアアアオアアアアアア!!!!!!!!!!」
山根は何度もダメージを喰らい、腹を立てたのか左腕を鎖、右腕を鎌に似た刃物に変化させる。
小島「え...キャアッ!」
鎖を伸ばすと小島は捕まってしまい、何度も振り回され地面に激突を繰り返す
小島「いだ...い...ぃ」
小島が痛みに悶えていると右腕の刃物で首を掻き切る
沢井「うそ...小島さん......こんなの...無理...」
山根は目標を変え、沢井に襲いかかり、敵を寄せ付けない能力も無理矢理ぶち破り沢井の心臓を貫いてしまう
沢井「いや......だ...」
『ピーヒャラピーヒャラ』
『沢井、小島、死亡!死亡!残り10人!』
......
三沢「あと...十人!?うそ...だろ...」
三沢「ここまで来たら意地でも生き残ってやる...」
......
坂口「よし...あと10人...いける...帰れる...このまま...」
......
かよ子「あー...杉山くんまだ生きてくれてる...嬉しい...血...早くみたい...」
【そしてそのまま死者が出ず時刻は午後18時】
『リーンリンランランソーセージ』
『最後のご飯です。味わって食べようね...二度と食べれないかもしれないから。』
城ヶ崎「嫌な事言うわね...」
まる子「最後...か...嫌だな...」
......
『アララカタブラツルリンコー!』
『コジコジだよ。あと制限時間は14時間。結構死んだね。今の生存者は、さくら、ほなみ、城ヶ崎、坂口、山田、山田、山根、三沢、藤木、杉山の10人。まだ1人も殺していないチキンもいれば殺しまくってる人もいるよ。チキン達はどうやって生きようとしてるんだろうね。』
『14時間後には、生き残った1人と仲良くお話したいな。何十人もの屍を超えて生き残った感想とかね。』
『残り半日を切ろうとしている今でも仲間だとか言って一緒に行動している人はどうなんだろうね。最後には裏切って殺すつもりなのかな?』
『じゃあ、午前0時になったらまた生存者報告しに来るよ。それまでに決着つけてもいいよ。じゃあね』
今日はここまでです。忙しくてちょっと休んでました~。
まだ誰生き残らせるかあんまり決めてない...
おつ更新うれしい
まだですか?
とうとうまる子が死んでしまった…
ご冥福をお祈りします
更新が止まったのってまさか………
お久しぶりです。色々ありましたが近々更新します
待ってた。もう少しだから完結頑張って
【午後20時 ゲーム終了まで残り12時間】
山根「ガァァッ!」ブンッ
まる子「たまちゃん!!」
たまえ「キャア…ッ!!」ドタッ
山根「グルルル…」
城ヶ崎「二人とも…!大丈夫!?」
まる子「何とか…」
突然3人の元に姿を現した山根は、まる子や城ヶ崎の身長の3倍ほどある大きな右腕を振り下ろし襲いかかってきたのであった
城ヶ崎「コイツ…前に長山くんと戦った時にいた化物…」
たまえ「私たちと会った時より大きくなってるような…」
まる子「ここに居るってことはクラスの誰かなんだよね…私たちのこと分からないのかな…」
山根「グオオオオオ!!!」
城ヶ崎「緑色の瓶…でっ!」
山根がもう一度相手を仕留めようと左腕を振りかぶると、城ヶ崎が投げた緑色の瓶『かかった部位がドロドロに溶ける毒』が山根の左腕に命中し
山根「グオォッ…!?ガゥルルル…!」
みるみる山根の左腕は原型を保つことが出来ずドロドロに溶けていき
城ヶ崎「よし…効いたわ…!今のうちに逃げましょ…!」
たまえ「うん!行こうまるちゃん!」
山根「ガアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
山根は雄叫びを上げると左肩が光り、溶けて無くなった左腕を再生させる
まる子「元に戻った!?どうすんのさあんなの…!」
たまえ「また私たちを狙ってきたら、今度は私のカメラであのモンスターの動きを止めるから…!」
山根「…グルルルルルルル」
まる子「あれ?…追ってこないね」
城ヶ崎「他の誰かを見つけたのかしら…」
山根は大きな口を開いて逃げる3人の姿をじっと見ているだけで
たまえ「…?」
たまえ(もしかして…)
たまえは昔見た怪獣映画を思い出す。
主役の怪獣が口から吐き出した破壊光線により街が木っ端微塵になるあの場面を…
山根「……」ギュウウウウウン
山根の口の周りにエネルギーが集まり、球のようなものを作り出し、どんどんその球は大きくなっていき
たまえ(2人は逃げるのに必死で気づいてない…あれを食らったら皆死んじゃう…あれを止めれるのは私だけ…)
たまえ「ふー…」
まる子「たまちゃん?」
たまえ「……まるちゃん…白い方のチョーク貸して…?」
まる子「え?…あ…うん…いいよ、何に使うの…?」
たまえはまる子からチョークを受け取ると、少し穴の空いている地面に円を描きまる子と城ヶ崎を円の中に入れる
たまえ「はいっ、チョークありがと、まるちゃん。」
まる子「う…うん…。ねぇ…たまちゃん…?何するつもりなの…??」
たまえ「ここなら少し衝撃が防げるよね…。あの威力をこんな小さな円で耐えられるのか少し心配だけど…大丈夫。まるちゃんは私が守るから…!」
まる子「た…たまちゃん!?どういう事!?説明してよ!!」
たまえ「説明してる暇はないの!お願いだから…何があってもここから動かないでね…?」
まる子「も…もしかしてあの怪物の所に…?や…やめなよ!たまちゃんも一緒に円に入ろうよ! 」
たまえ「このままじゃ、あの怪物は私たち3人の所に光線を…ビームを撃っちゃうんだよ…あんなのまともに受けたらいくら攻撃を防ぐ円だって言っても信用できないから…私がなるべく円に被害が来ないように囮になる……あ、私のカメラも渡しておくね…」
まる子「やだよ…死なないでよたまちゃん…」
たまえ「大丈夫…まるちゃんなら生き残れるよ…。だって…まるちゃんだもん…」
まる子「たまちゃんも一緒じゃないと生き残っても意味ないよ!」
たまえ「これからもまるちゃんにはいっぱい楽しいことを作って、幸せになって欲しいから…」
たまえ「…またね、まるちゃん。」ダッ
まる子「あああっ!!そんな…待ってよたまちゃん……行かないで…」ガクッ
たまえ(うぅ…こんな私と仲良くしてくれてありがとう…どうか神様…まるちゃん…城ヶ崎さんも…生き残れますように…)
たまえはそんなことを思いながら山根の前に立ち
たまえ「や…やい化物!こっちだよ~!!」
山根「ウウウガァァッ!」
たまえ(よしっ!こっちを向いてくれた…円とは反対方向だから…大丈夫…大丈夫…)
たまえ(お父さん…お母さん…まるちゃん…今までホントにありがとう……またいつか…会いたいな…)
そして、無慈悲にも山根から禍々しい色をした光線が放たれる。すると大きな音とともに光が弾け、大きな爆発が起こる
まる子「そ…んな…た…たまちゃあああああん!!!」
たまえの策略通り円の中のまる子たちは爆風により吹き飛ばされてしまうが、円の外に出ることはなく無傷で助かることが出来た。
『ほなみ、死亡!死亡!お疲れ様でした。残り……9人』
城ヶ崎「ほなみさん…」
まる子「ああああ…たま…ちゃん…」
周りを焼け野原にした山根は満足そうに笑うとどこかに行ってしまい
まる子「たまちゃんがいなくちゃ…もう…生きてる意味なんてないよ…」グスッ
城ヶ崎「だ…ダメよ!なんの為にほなみさんが囮になったか分かってるの!?さくらさんに…生きて欲しかったからでしょ!!」
まる子「ひぐっ……そう…だよね」
城ヶ崎「ここにずっといると他の誰かがくるかもしれないから…とりあえず離れましょ…?立てる…?」
まる子「うん…私は…たまちゃんの分まで生き残るよ…」
城ヶ崎「残り9人…その中にあの化物を止められる人がいるのかしら…」
まる子「私がアイツを倒すよ…」
城ヶ崎「え…ええ!?このチョークで何ができるっていうの…?」
まる子「大丈夫…私ならできる…」
【午後23時 ゲーム終了まで残り9時間】
………
かよ子「あの爆発…何だったんだろうな~…あんなのに巻き込まれたら確実に死にそうだから近づかないようにしよっと…」
かよ子「いつになったら会えるんだろうなぁ…♪杉山くん……あれ?誰かいる…だぁれ?」
坂口「…山田…??」
かよ子「あ~…えっと…坂口くん…だっけ?」
かよ子「私のこのレーザー銃だけじゃ心細かったから丁度良かったよ~♪」
…………
藤木「残り5人までに生き残る…だろ…?行ける行ける…」ザッ
藤木「……嘘だろ…?」
山根「…グルフフフフフ」
藤木「な…なんだよこの化け物…一体誰なんだよ…!敵の能力を探れる能力…確かあったよな…?発動!!」
藤木は腕時計をいじり、これまで色々な条件を満たし手に入れた能力の1つを発動させる
藤木「や…山根…!!??こ…これが!!??」
山根「ゴォォォォォ!!!!!!」
藤木「うわああああああああああ!!!!」
山根は右腕から大きな鎌を具現化させそれを振り下ろす
藤木「…『攻撃全反射』発動!!」
藤木の体に鎌が直撃すると鎌は何故か破壊され粉々になる
藤木「はっ!!」
笹山のアイテムであった手袋をつけ山根の右足に触れると足は爆散し、初めて山根は地に倒れる。
藤木(い…意外と行ける…!ちまちまミッションをやってて良かった~…まだまだ使える能力があるし…勝てるぞ…!!)
藤木(いざとなったらあの手もあるし…生き残れる…!!)
…………
城ヶ崎「ホントにこの作戦で行くの…?」
まる子「うん…実験は成功したしね…何とかなるよ」
城ヶ崎「じゃあ時間もないし…早くあの化け物を探さないと…」
まる子「そうだね…休んでる暇なんかないよ…」
藤木「うわあああああっっ!」
山根「グオアアアアアアアッッッ!!!!!!!」ブンッ
藤木「ぎゃあああっっ!!」
藤木「な…なんだよ!僕の能力全く役に立たないじゃないか!! 」
最初の方は藤木が山根相手に善戦していたが、どんどん山根は攻撃に対応し始め 今まさに藤木に反撃している所であった
藤木「これじゃあ殺され……」
藤木は言葉を言い終える前に山根に殴りつけられ宙に舞う、さらにその後バレーでスパイクを打つかのように藤木の体を叩き一瞬で森の奥まで吹き飛ばす。
藤木「いてて…うわぁぁぁっ!???お腹に穴があああっ!!」
藤木「このままじゃ死んじゃう…こうなったらあの手を使うしかないな…」
山根「ゲヘヘヘヘヘヘヘ…」ズン…ズン…
藤木「も…もうここまで来たの!?わあああっっ!!」
………
『藤木、死亡!死亡!お疲れ様でした。残り8人!!』
かよ子「あっ、藤木くん死んじゃったんだ…まぁいいや…それより~…」
坂口「腕が…ァ…腕がねぇよぉぉっ!!」
かよ子「いやぁ、坂口くんのアイテム強いね…♪♪もうちょっとで殺される所だったよ…」
『つかいかた。リモコンを向けた物の動きを15秒間操作することができるよ。レア度星5』
かよ子「使い方次第では誰でも殺すことが出来るもんね…♪♪」
かよ子「多分初めて使うから操作の仕方分からなかったんだろうなぁ…全然使いこなせてなかったもん…」
坂口「や…やめろ…リモコン返せ…!!来るな…来るなぁぁっ!!」
かよ子「このリモコンを向けて…?えいっ」
『GAME START!!!』
かよ子が坂口から奪ったリモコンのSTARTボタンを押すとスタートの合図と愉快なbgmが流れ出す
坂口「か…体が…動かねぇぇ!!」
かよ子「え~っと…操作難しいなぁ…」
坂口「首が勝手に回る…!!やめろ…やめろぉぉ!!」
かよ子「凄い!面白いくらい首が変な方向に向いてる~♪」
坂口「お願いだぁあああっ…頼む…助け…」
ゴキンッ
何かが折れるような大きなと共に坂口は倒れる
『GAME CLEAR!』
かよ子「やった…!楽しい!これで色々杉山くんと遊べるなぁ…♪」
undefined
【午前0時 ゲーム終了まで残り8時間】
コジコジ『やっほ~、久しぶりのコジコジだよ。とうとう最終日だね。残りの8時間どう有意義に過ごすかは君たち次第だよ。今の生存者は、さくら、城ヶ崎、山田、山田、山根、三沢…杉山の7人だよ。誰が生き残っても面白い結末になりそうだね…僕はずっとずっと君たちの戦いを見ているから…最後まで頑張ってね。』
………
【さくら家】
友蔵「あと7人…たまちゃんもとうとう死んでしまった…どうかまる子は生き残ってくれい…」
ひろし「あの山根ってやつは許せねぇな…あんなに人をぶち殺しやがって…」
こたけ「でも山根くんは1度まる子を守ってくれたんだよ…今はただまる子が生き残ってくれることを祈るしかないねぇ…」
…………
【今から2日ほど前】
その場には関口とまる子、山根の3人が対峙していた。
山根「さぁ、早く逃げて!」
??まる子「うぅ...山根...ありがとう...!じゃあこの剣だけでも持ってておくれ...」 ??
山根「ありがとう、後で必ずいくよ。」 ??
まる子(必ず来ておくれよ...山根!)ダッ ??
関口「...ふっ、かっこいいなぁ山根。」 ??
山根(初日に飲んだ僕のアイテム...薬よ...働いてくれ...なんの効果は知らないけど...)
山根「うおおおお!!」ブンッ
関口「おっと、こいつでもくらえっ!」
まる子から貰った剣で立ち向かうが関口に簡単に避けられてしまい、関口の蹴りを喰らう
関口「カッコつけた割には弱いなぁ、山根?まださくらも遠い所に行ってないだろうし…すぐに二人とも殺してやる!!」
山根「…」ドクン…ッ!!! ドクン…
関口(!!??何だこの殺気…山根から…!?)
山根「グチャグチャニ……コロシテヤル……」
関口「なんかやべぇっ!早めに殺しておかないと!」
山根「グオオオオオオオオオオ!!!!」
山根はどんどん形状を変化させ、あの恐ろしい怪物の姿になると関口を跡形もなく潰してしまう。
…………
まる子「山根…まだ生きてるんだね…」
城ヶ崎「確か関口に襲われちゃってはぐれちゃったんだっけ…」
まる子「その関口は死んじゃってるし…もしかしてあの怪物…山根ってことはないよね…?」
城ヶ崎「あの化け物…が?」
今日はここまでです。久しぶりに書いたのでグダグダですがお許しください
まる子「山根のやつ、アイテムは謎の薬って言ってたけど…説明書を読まずに飲んじゃったからどんな能力か分からないらしいし…可能性はあるよ…」
城ヶ崎「あの山根が…」
まる子「山根には悪いけどあたしゃ山根を殺すよ…!たまちゃんの仇だからね…!!」
城ヶ崎「あの作戦で上手くいくといいけど…」
山根「…グオオオオオオオオオオ!!!!」
森の奥から憎き怪物の雄叫びが聞こえ
まる子「!!…いいタイミングで来たね…」
城ヶ崎「じゃ…じゃあ作戦通りに行きましょう…!」
城ヶ崎「私がさくらさんの所にあの怪物を連れてくるから…あとはうまく成功するかどうかね…」
まる子「うん…死なないでおくれよ…」
城ヶ崎(あの怪物さえ仕留めれば…)
城ヶ崎「……!!!??」
城ヶ崎が山根のすぐ傍に近づいた瞬間、山根の体が宙を舞い
城ヶ崎「な…何が起きたの…!?」
山田「あははははははははは!!」
城ヶ崎「や…山田…!」
山田「あははは…あはははは!」
山田は城ヶ崎と目が合うと、片手で大木を引きちぎりそれを城ヶ崎に投げつける
城ヶ崎「きゃあっっ!!!」
城ヶ崎は咄嗟にしゃがみこみ奇跡的に回避する
城ヶ崎「や…山田まであんな超パワーだなんて…」
山根「ウゴアアアアアア!!!!!!」
するとダメージを受けたことに苛立ちを覚えた山根が山田の顔面をいとも簡単に潰すと、満足そうにニヤニヤと笑い
山田「あはははは…あはっ効かないじょぉぉ!」
山根「…!!ウガゴォォォォ!!!」
城ヶ崎「い…1回作戦を立て直さなきゃ…」
………
まる子「山田があの怪物と互角に戦ってるなんて…こりゃ両方が力尽きて倒れるのを待つしかないね」
城ヶ崎「でも…山田はさっき死んだのに…生き返ったのよ…不死身…なのかしら」
まる子「でも…これはさっきの怪物を倒す作戦で二人とも一気に倒すチャンスかも知れないね…」
まる子『作戦はこう、私の白いチョークで円を書けばその円の中では攻撃もアイテムも使えなくなる。だから山田達が戦っている間にアイツらの周りに円を書いて円の中に閉じ込めることが出来れば山田は不死身じゃなくなるし、あの怪物の正体もわかるってわけ。』
まる子は2人が戦っている近くにいき、その2人を取り囲めるような大きな円を書きはじめる
まる子(あいつらが戦いに夢中になっていれば私たちには気づかないはずだから…どうにかなるね…!)
山田「あはははは!!」グシャッ
山根「ンガアアアアア…!!!!!!!」
城ヶ崎(あの怪物が押されている…山田があんなに強いなんて…)
???「おい」
城ヶ崎「…!!??」ビクッ
三沢「俺だ、三沢だ。」
城ヶ崎「待っ…お願いだから今は殺さないで…」
三沢「別に殺すつもりはねぇよ…今はな」
三沢「ずっとあの岩山からお前達を見ていたが…さくらのやつ、何をするつもりだ?」
城ヶ崎「いま、あの化け物と山田が戦っている間にさくらさんのアイテムの能力でアイツらを無効化させるのよ」
三沢「??…どういう事だ?」
城ヶ崎「だから… 」
……
三沢「なるほどな…円の中に閉じこめる…か。」
三沢「でも円に閉じこめてもその後どうやって2人を殺すんだ?円の中じゃ攻撃ができないんだろ…?」
城ヶ崎「…!そうね…!肝心なことを忘れてたわ…」
山田「あはははは!」
山田が怪物の腹に大きな穴を開ける
山根「ガアアアアッッッ!!」
山田「あはーはは…」
山根「……ッッゴアアアアアアアア!!!!!」
山根が大きな雄叫びをあげると体がどんどん赤く染まり、そしてオーラが山根の右手に集まり
その拳を山田に叩き込む
すると大きな衝撃がその場にいた全員を襲い、城ヶ崎と三沢は後ろの木に叩きつけられる
城ヶ崎「痛…」
三沢「痛ってぇぇ…なんだよ…クソが…」
先程山田が立っていた場所には底が見えない大きな穴が空いており
山根「ハァ……ハァ……」
山根「!!?」
山田「あ………はは」
山根の懇親の一撃は、これまで何度も生き返り精神を狂わせた山田を何も動くことが出来ない廃人状態にさせる
城ヶ崎「山田もあの怪物も体力の限界なのね…」
三沢「山田は不死身のはずだが…あいつも死にかけてるように見えるな… 今なら俺らでも殺れんじゃねぇか…?」
山根がもう動くことも出来ない山田をまた殺そうと腕を振り上げたその瞬間、2人を取り囲む円が現れる
山根「…!!!???」
山田「…」
円に取り囲まれた山根の体はどんどん小さくなり、4日前までの山根の姿に戻る
まる子「…山根……」
山根「さ……くら……?僕は……何を……関口くんは…?」
まる子「アンタ…やっぱり何も覚えてないんだね…」
………
山根「僕は…そんな事を……嘘だろ…」
城ヶ崎「…山田はもうピクリとも動いていないわ…死亡報告が無いのならまだ生きてはいるのね…」
山根「さくら……僕を早く殺してくれ…さくらからほなみを奪ってしまって…もう1秒でも早く…」
三沢「ほなみのカメラで石に出来るんだろ…?石にしたあと壊せば痛みなく殺せるんじゃねぇのか…」
【午前2時 ゲーム終了まで残り6時間】
まる子「とりあえず円の外に出よう…まだ生きてるかよ子ちゃんと杉山くんにも会いたいし…誰が生き残るか相談しよ…?」
城ヶ崎「そうね…山田はどうする…?」
まる子「山田ももう楽にさせてあげようよ…」
三沢「指輪を外さなきゃまた生きかえっちまうしな…指輪は捨てて…俺が円の外まで連れてくぜ」
山根「……うぅ…」
まる子たちが円の外に出た瞬間
パァン!!!
という銃声とともに山田の頭が弾け飛ぶ
『山田、死亡!死亡!残り6人!!』
三沢「な…山田…!!?」
城ヶ崎「キャァッッ!」
城ヶ崎の足が撃ち抜かれその場にくずれおちる
まる子「だ…誰…!!?」
藤木「うまく狙えたぞ…あと4人だ…」
三沢「藤木!!?てめぇ死んだはずじゃ…」
藤木「いやぁ…役に立つね…『死んだという誤報を流すことが出来る能力』これで自由に動くことが出来るからね…」
山根「僕が藤木を止めるよ…!せめてもの罪滅ぼしだ…その間に逃げてくれ…」
そう言うと山根はまた怪物の姿に変わり
まる子(うぅ…止めたいけど…何か複雑な気持ちだよ…)
山根「理性があるうちに……早く…」
まる子「……!!」
三沢「そんな弱々しい体じゃ安心出来ねぇな…俺も手伝うぜ」
山根「三沢くん……」
藤木「今の僕は完璧で最強さ…誰にもかないやしないよ…」
まる子「城ヶ崎さん…歩ける?…行こう…」
三沢「行くぜ山根…」
山根「……うん…」
………
かよ子「やぁっと…見つけた~♪♪」
杉山「山田……」
かよ子「待った甲斐があったよ…♪」
杉山「お前だけは止めなきゃ行けねぇみたいだな…」
かよ子「いっぱい遊んであげるからね…!」
………
三沢「うおおおっ!!」
三沢の持っているステッキから雷が放たれる
すると藤木はそれをいとも容易く躱してしまう
藤木「えいっ」パンッ!!
三沢「…ぐぁあああっ!!腕が…!」
藤木「あはは…」
山根「おおおおおおお!」
藤木「前にあった時より全然弱いね…『攻撃全反射』発動!」
三沢がもう一度放った雷は藤木の能力により反射され山根を貫く
山根「っ!!」
藤木「はははは!もう1ダメージも僕に与えることは出来ないのさ…」
藤木「……!?」
山根「グオアアアアアアアッッッ!!!!!!!」
山根は藤木を強く握ると、山田を仕留めた時のように体が赤くなる
山根「君もろとも自爆してやる…君を殺せばもう敵意を持つやつはいないはずだ…」
藤木(うわああああ…!防御魔法、反射魔法はもう使い切っちゃったあああ!)
藤木「ま…まってくれ!!話し合おうよ…!ねぇねぇねぇぇ!!」
山根「君はつくづく卑怯な奴だな…そんなこと通じるわけないだろ…」
藤木「うわぁああああっ死にたくない!やだああああ!!」
キュイイイイイイイイン
山根「三沢くん…君も巻き添えになるかもしれないから…できるだけ離れてくれ…!」
山根「あと3秒だ…3…2…」
藤木「あああああああ!」
山根「1……」
山根のカウントダウンが終わると赤い体が光だし、大きな爆発を起こす
三沢「うあああっっ!!」
………
『山根、死亡!死亡!藤木くんが生きていたのでよって残り6人』
かよ子「えへへ…あぁぁ…杉山くんの血…美味しい……」
杉山のアイテムは全て破壊され、横腹を撃ち抜かれており
かよ子「いつ死んでくれるかワクワクするね…♪」ベキッ
杉山「ぐわあああああ!」
………
三沢「山根の死亡報告だけってことは…あいつは…」
三沢がそう呟いた途端、胸が貫かれる
藤木「ワープ能力がまだあったのを思い出したよ…発動できてよかった…」
三沢「く…っそ……ああああああ!!」
三沢が最後に抗おうとステッキから電気を流し藤木に浴びせる
藤木「ああああああ!???!」
藤木「ハァ…ハァ…やばい…危なかった…もう少し浴びてたら死ぬ所だった…」
三沢「へ…へへ…」
藤木「何を笑って…ああああ!!僕の腕時計が壊れてる!!?」
三沢「ざま…みろ…」バタッ
『三沢、死亡!死亡!残り5人』
今日はここまでです
明日おそらく完結します
面白い
続きまだ?
藤木「糞…どうしよう…腕時計が無ければなんにも出来ないじゃないかぁ!!」
藤木がそう言いながら何かないかとポケットを探ると…
藤木「…ククク…僕は天才だ…笹山さんのアイテムだった手袋があるじゃないか…」
藤木「残りの生存者で危険なのはもういない!!僕の勝ちだっ!」
藤木(おっと…あれは…?)
………
杉山(俺は…こんな所で死んじまうのか…?)
杉山(大野との約束はどうなるってんだ…あと生存者は5人…山田さえ止めればどうにかなるんじゃねぇのか…!?)
かよ子「えへへ…まだ死なないでね杉山くん…♪」
かよ子が杉山の傷口をまじまじと見つめて
杉山(俺は…生きる…!生きてサッカー選手になってやるんだ…!!けど…どうすれば…)
杉山(…!!)
杉山はかよ子の右足に怪我をしているのを見つける
杉山(あれって…大野が死んだ時に俺が銃で撃ち抜いた場所じゃ…多分…俺を探すのに夢中で包帯も巻いてねぇんだな…)
かよ子「そろそろ思い切って脳みそを撃っちゃおっかなぁ…」
杉山(!!やべぇ…迷ってる暇はねぇ!)
杉山は横たわりながらかよ子の右足を蹴り飛ばす
かよ子「…痛っっ!!」
蹴りは見事命中してかよ子はレーザー銃を手から離してしまい、杉山はその隙を見逃さず痛みに耐えながらも銃をキャッチする
かよ子「うーわ…終わった…最悪…」
杉山「ハァ…ハァ…これで終わりにしようぜ…山田…」
かよ子「あーあ…まぁ…杉山くんになら…いっか…」
杉山「あの世でお前が殺したやつに…しっかり謝ってこいよ…」
杉山は銃の引き金を引き、かよ子の心臓を貫いて
かよ子(私…まだ意思あるんだ…杉山くん…どこ行くんだろ……あっ…杉山くん…後ろ…)
杉山「終わった…よし…まだ立てる…早く生きてる奴らに会いにいかねぇと…」
杉山が立ち上がった瞬間背後から誰かに肩を叩かれると
杉山「おお、藤木…」
パァンッ!!!
手袋の効果により、杉山の肩が破裂してしまう
藤木「よし…これで山田も杉山も死んだ…あとはさくらと城ヶ崎だけだ…」
杉山(ヘマした…クソ…マジ……か……)
『山田、杉山、死亡!死亡!残り3人!!』
………
【午前4時半 ゲーム終了まで残り3時間半】
まる子「あと3人ってことは…もう藤木しかいない…よね」
城ヶ崎「ええ…どうするのさくらさん…」
まる子「あたしの白いチョークはさっきの山根と山田を止めた時に使い切っちゃったんだよ…」
城ヶ崎「…!藤木がどういうアイテムを使ってくるのかよく分からないから気をつけないと…」
ガサッ
まる子「!!!!」
藤木「…やぁ」
藤木「さて、もう朝日が昇る…そろそろこの戦いも終わらせようよ」
まる子「…そうだね…あんただけはどうにかしないとね…」
まる子は赤チョークで地面に剣を描いて出現させる
藤木「…?剣を出した所で君ごときが僕を斬れるのかい?」
城ヶ崎「はぁっ!!」
城ヶ崎が緑色の瓶を投げつけるが、藤木は簡単に避けてしまう
藤木「地面がドロドロに…危ないな…」
まる子「わああああっ!」
藤木「今の僕は最強だ…!」
まる子が剣を振り下ろすがそれを藤木は片手で受け止め、手袋により剣を破裂させる
まる子「うわぁ…」
藤木「喰らえ…!!」
藤木はレーザー銃でまる子の腹を撃つ
まる子「痛い…血が…出てるよ…」
城ヶ崎「さくらさん…!!?ど…どうすれば…」
城ヶ崎がまる子に気を取られている隙に、藤木は城ヶ崎の赤い瓶を奪い取って二人目掛けて投げつけて
城ヶ崎(赤い瓶…猛毒ガス…!!)
城ヶ崎「ゲホッ…ゴホッ…ぅあ…」
まる子「…っ!!!?ゴホッ…」
藤木「ははははは!!僕の!!勝ちだ!!!」
城ヶ崎(瓶に付いてたこのガスマスクで………さくらさんに……)
城ヶ崎は力を振り絞り、瓶に付属していたガスマスクをまる子に被せて
まる子「城ヶ崎さん…!!あんた自分に使わなきゃ…!!」
城ヶ崎「さくらさん…は…ゲホッ…ほなみさんの為にも生き……なきゃ…」
城ヶ崎はそう言うと事切れてしまったのか動かなくなり
藤木「さぁ!コジコジとか言うやつ出てこい!!」
藤木は既に2人はもう死んだと思って背を向けており…
まる子(ガスが晴れた…城ヶ崎さん…せっかくここまで一緒に生き残れたのに…)
まる子(城ヶ崎さんには悪いけど…あたしゃもうフラフラで動けないよ…)
まる子(でも…藤木だけは殺さなきゃ…)
まる子の足元には、藤木に破裂させられて先が折れてしまった剣がありそれを手に持って
まる子(藤木…あんただけは生きてちゃ行けないよ…)
ザクッ
藤木「…え?…さ…くら??」ゴフッ
藤木の胸にはしっかりと剣が突き刺さって
藤木「そ…んな…僕が…あああ…」
まる子(たまちゃん…山根…城ヶ崎さん…お母さん…おじいちゃん…皆…ごめん…)
まる子(私もここまで…だよ…)バタンッ
藤木「く…そ…こんなあっさりと…僕が…」
……
『藤木、さくら、死亡!死亡!残り…0人だね。結局生存者0かぁ…面白くないね』
『でも…このクラスのメンバーは面白かったね、時を戻して…もう1回やってみる価値もあるね…』
『そうと決まれば…もう一度だね。』
後半へ続く……
一応これで完結です。
最後は駆け足で行ってしまいグダグダですみません。
ここまで読んでくれた方ありがとうございました。
完走乙!
最後駆け足でちょっと残念だったけど面白かったよ!
乙。面白かったわ
駆け足だとは思わなかったけど、打ち切りっぽいかな
結局コジコジはなんでこんなこと始めたのかとか、二回戦はどうなったのかとか色々気になる
このSSまとめへのコメント
続きがはやくみたい。
城ヶ崎さんが生き残ってくれればいいけど。
更新待ってる
まだ更新しないのか