紗枝めし!【小早川紗枝とオムライス編】 (49)
モバマスSSです
紗枝はんとモバPが飯食うだけです
何!?ミスタードーナツはあってもミスドーナツは無いのか!?
言葉遣い間違ってても堪忍してや
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1529750602
<サツエイオツカレサマデシター
珠美「お疲れさまでした紗枝殿!」
紗枝「おつかれさんどす。えらい生き生きしてはりましたなぁ」
珠美「当然です!時代劇の主役とあればこの珠美、いつも以上に気合が入ります!」
珠美「紗枝殿のくノ一姿も素敵でしたよ。着物姿からの忍び衣装!セクシーで格好良かったです!」
紗枝「おおきに。珠美はんのあくしょんしーんもほんに格好良う見せてもらいましたえ」
珠美「えへへ。こう刀を構えて……はぁっ!!やぁ!!」
紗枝「あんまし振り回したら危ないさかい程々に……」
珠美「成敗ッ!!」
ガチッ
モバP「おー、おつか」(ドスッ)
珠美 紗枝「「あっ……」」
モバP「ははは、珠美よ。元気なのは構わんがこれが俺以外だったらどうなってたか……」
珠美「も、申し訳ございません!!」
やってしもうたなぁ珠美はん
止めへんかったうちも悪いんやけどなぁ
モバP「はしゃぐ気持ちもわかるが周りはよく見ような」
珠美「本当に申し訳ありません!!」
紗枝「うちも止めへんかったさかい堪忍しておくれやす」
モバP「大丈夫大丈夫、模造刀だし当たったのは脳天だったし目とかその辺じゃなくて良かったよ。ハハハ……」
珠美「も、申し訳……」
笑顔がごっつぅ怖い……
プロデューサーはん怒らはる時もにっこりしてはるさかい余計なんやろなぁ
珠美「うっ……ぐっ……だま゙み゙は……剣士失格で……」
モバP「あっ、ごめんって!泣かすつもりは無かったんだって!次から!次から気を付けてくれればいいんだって!」
紗枝「はい、てぃっしゅ。顔拭いておくれやす」
珠美「ぐすっ……かたじけない……」
紗枝「プロデューサーはんも言い過ぎどす」
モバP「すまん、だが何かあってからじゃ遅いから」
珠美「い、いえ!浮かれてしまった珠美の責任です」
モバP「いや、俺もちょっと言い過ぎた……」
紗枝「そないな言い合いしとらんとそろそろ次行かなあきまへんのとちゃいます?」
モバP「おっと、やばいな。これ以上のんびりしてたら次入って来る人に迷惑になる」
珠美「急ぎましょう!」
~車内~
モバP「慌ただしくてすまんな」
珠美「いえ、珠美の至らないせいです」
紗枝「はいはい、またお話るーぷしてはるさかいもうお終いどす」
珠美「そうですね。そういえば今日はプロデューサー殿も見てらしたのですよね?」
モバP「あぁ見てたぞ」
珠美「(ジー)」
モバP「?」
紗枝「(ほら、プロデューサーはん何か言うて)」
モバP「あぁ……。うん、可愛かったぞ」(ナデナデ)
珠美「かわっ……!?可愛い……ですか……」
モバP「(あれ?残念そう)」
きっと格好ええって言われたかったんどすなぁ
紗枝「せや、うちはどないでした?」
モバP「(ここは間違えられん!この場合は……)」
セクシーだったぞ 32.4%
可愛かったぞ 41.1% 着物が着崩れてたぞ 26.5%
モバP「胸元とかセクシーだったしああいう路線も……」
紗枝「そないなとこ見はってやらしいなぁプロデューサーはんは」
珠美「タマミダッテモットオオキケレバオオキケレバ……」
モバP「すまん、流石に失言だった」
紗枝「うちは構いまへんえ?そないな風に見られるんもあいどるの役目やさかいなぁ」
紗枝「ふふっ、せやけどプロデューサーはんがそないな風にうちのこと見てはるのは知らへんかったさかいなぁ」
うちも……そないな風に……
紗枝「ふふっ」
モバP「(良く分からんがパーフェクトコミュニケーション?)」
モバP「さて、そろそろ昼時だが」
珠美「そういえばお腹が空きました」
紗枝「うちもえらい動いたさかいなぁ」
モバP「先に飯にするか。リクエストがあるなら受け付けよう」
珠美「大人の女性が食べるようなものがいいです!」
モバP「曖昧過ぎるのでお子様ランチな」
珠美「完全に大人の食べ物ではないじゃないですか!」
モバP「甘いぞ珠美。世の中には大人も食べれるお子様ランチというものが存在する」
大人やのにお子様ランチ?
……大人様ランチ?
珠美「それを食べるのは大人……なのですよね?」
モバP「大人だな。大人用って付いてるから」
珠美「ですがお子様ランチなのですよね?」
モバP「大人用のお子様ランチって名前だからお子様ランチだな」
珠美「???」
うちもよー分からへんようなって来たわぁ
モバP「はっはっは、からかってるうちに着いたぞー」
珠美「なっ!?また珠美をからかいましたね!」
モバP「珠美は面白いからな」(ナデナデ)
珠美「いつも珠美を子供扱いして!珠美はもう高校生ですよ!!」
紗枝「プロデューサーはん、珠美はんにいけずするんも程々にしとかなあきまへんえ」
モバP「まぁ実際本当に大人用のお子様ランチは存在するけどな」
珠美「これが矛盾と言うものですか」
紗枝「ところでここなんのお店?」
モバP「オムライス専門店だな」
珠美「オムライス?」
モバP「考えてみろ。もしランチタイムに優雅に楓さんがオムライス食べてたら」
楓『(シャラーン)』
珠美「……!大人の雰囲気凄いです!!」
モバP「でもってそこで一言」
楓『ここで一言コメ(米)ント、このオムライス、お米がとっても良い(飯)っす……ふふっ』
紗枝「あぁ……楓はんなら言いそうやなぁ」
珠美「優雅な雰囲気台無しです!」
モバP「さて、どれにしようか」
普通のけちゃっぷにでみぐらす?はやしそーすやらくりーむそーす……は前にプロデューサーはんと頂いたしなぁ
和風の餡かけもええけど……明太子とまよねーずなんてのあるん?
珠美「ここまで種類が多いとは……」
紗枝「せやねぇ。一口におむらいす言うてもこない種類あったら迷うてしまいますわぁ」
紗枝「……とまとそーすとけちゃっぷって何が違うんやろ?」
モバP「ケチャップは普通にケチャップでトマトソースはトマトを潰してそこから作ったソースってことじゃないか?」
紗枝「……難儀やなぁ」
しーふーどそーすにどりあなんてのもあるし……
……らんちせっと?仰山あって決めるんも一苦労どす
モバP「お、これオムライスの形も選べるみたいだぞ」
紗枝「形?」
モバP「薄焼き卵を乗せるタイプ、オムレツの中に包むタイプ、オムレツを乗せて割るタイプ」
モバP「流石にライスも全部混ぜてオムレツにするタイプは無かったか」
珠美「あ、あの割ってトロっとするタイプのやってみたいです!」
紗枝「うちも!」
あれいっぺんやってみたかったねんなぁ
響子はんも流石に難しい言うてはったし
紗枝「うん、うちはこのでみぐらすそーすのおむらいすで」
珠美「珠美はこのカレーのオムライスに……エビフライも付けていいですか?」
モバP「いいぞ。むしろどんどん付けろ付けろ。お前らは前も言った通り痩せすぎだ。もうちょっと食って成長しろ」
珠美「分かりました!では大盛りでお願いします」
成長……
紗枝「……」
いやいや、うちはちょっとふっくらしてしもたし……
紗枝「うちはこのでみぐらすそーすのおむらいすにします」
モバP「OK。注文しておこう」
珠美「ところでプロデューサー殿」
モバP「ん?」
珠美「また背が大きくなってませんか?」
モバP「いや、測ってないから知らんが」
紗枝「せやけどまだまだ成長期や言うてはったしなぁ」
心なしか見上げる角度も……
モバP「いや、言ったけどこんなおっさんが本当に成長するわけねぇじゃん」
珠美「では!そこまで大きくなった秘訣を!!」
モバP「今まで何度それ聞いたよ」
珠美「だって珠美は大きくセクシーに……」
モバP「珠美はまだまだ成長期だ。これからデカくなる可能性だってあるんだ。逆に考えるんだ、今のうちに小さく愛らしい姿を楽しんでおこうってな」
紗枝「そうどすなぁ。今日の撮影かて体格差あって迫力あるしーんが撮れましたさかいそない気にせんでも」
珠美「むぅ……納得出来ません」
モバP「納得せんでもいい。大人しく好き嫌いせずに沢山食べた上で背の悩みを捨てるこった」
モバP「成長を一番阻害するのはストレス、つまり成長したいけど出来ないって悩みなんだからな」
うちもそうなんやろかなぁ?
……うちは気にしてへんよ?
モバP「ほーれ、来たぞ。悩みなんざ飯食ってれば忘れる……まぁ俺の場合だがね」
モバP「美味しい物の前では美味しい物に集中しよう」
珠美「……そうですね。いつまでも悩んでいてはいけないです!」
紗枝「それにこれほんに綺麗やわぁ」
形良う整えられたちきんらいすの上に乗ったおむれつ
これをすぷーんで割って……
珠美「うわぁ……」
紗枝「美味しそうやわぁ」
中はとろ~りとして半熟ふんわりとした卵がちきんらいすに覆いかぶさって……
お料理を目で楽しむんも大事やなぁ
懐石料理や和食の風流な感じとは別の食欲を直接そそるような演出
紗枝「プロデューサーはんは何頼まはったん?」
モバP「シンプルに包むタイプのオムライスにケチャップだな」
紗枝「えらいしんぷるどすなぁ」
大盛りやさかい仰山量あらはるけど
モバP「こういうのがたまに食いたくなるんだよ。昔ながらの味ってのが」
紗枝「なんや特別な思い出でもあらはるん?」
モバP「ない!でもオムライスって男の子の味だから」
おそーすの味の時同じこと言うてはらへんかった?
珠美「(やはりあれくらい食べなくてはいけないのでしょうか?)」
モバP「ん?どうした?」
珠美「い、いえ!いただきましょう!」
紗枝「ほな」
3人「「「いただきます」」」
とろとろ卵とちきんらいすを一緒に……はむっ
玉ねぎと……ちょっと大きめの角切りべーこんの歯ごたえがしっかりしたちきんらいすにふんわりした部分と半熟とろとろの卵
そのまま口に入れるとちょっと酸味が強いけど卵が柔らこう抑えてくれててこってりしたでみぐらすそーすの濃厚な味がええどすなぁ
しんぷるな作りでも口に入れる量によってほんのり違う顔を覗かせる
卵が多かったら優しいお味
ちきんらいすやとすこーし尖った酸味とべーこんの塩気と玉ねぎの甘みとこく
おそーすが多いといろーんな具が煮込まれた深みある濃い目の味付け
ばらんす良う口に運べたら三位一体っちゅうんやろか?
それぞれが引き立て合うええお味どすなぁ
モバP「この懐かしいような味わいいいな」
紗枝「そないなこと言うてますと響子はんに嫉妬されてまいますえ」
モバP「内緒な」
紗枝「さてどないまひょか♪」
モバP「ははっ、勘弁してくれ」
珠美「(エビフライが思ったよりも大きい……)」
珠美「(調子に乗って大盛りにしましたけどカレーですしいけると思ったのですが)」
珠美「(い、意外とお腹に……)」
紗枝「あ……」
卵ちょびっと足らへん……
モバP「ん?どした?」
紗枝「卵の方だけ先に無くなってしもてなぁ」
モバP「あぁ、俺もよくやっちまうんだよなぁ」
こないな時はおそーすとちきんらいすで……はむっ
ん……ちょっと酸っぱいけど美味しい♪
卵があらへん分よりこってりしたお味になったわぁ
珠美「(食べた分だけ身長が伸びる……食べた分だけ身長が伸びる……食べた分だけ身長が伸びる……タベタブンダケシンチョウガノビル……)」
モバP「大丈夫か珠美?」
珠美「けふっ……」
紗枝「珠美はん大丈夫どすか?」
珠美「な、なんとか……」
モバP「食い過ぎだ」
珠美「ぷ、プロデューサー殿はそれだけ食べてよく平然と……」
モバP「寧ろ足りんくらいだわ。この後も仕事あるから動きやすいように抑えたからな。俺を満足させたければアレの3倍は持って来い」
紗枝「流石にそれは食べ過ぎやあらしまへん?」
モバP「それはどうかな?」
プロデューサーはんやったらぺろっと食べてしまいそうな気ぃもするさかいなぁ……
ほんまかどうかうちには判断つきまへん
モバP「で?動ける?横になるか?」
珠美「では少しだけ横に」
モバP「紗枝は助手席に頼むわ」
紗枝「はいな」
紗枝「……」
モバP「……」
紗枝「そういえばプロデューサーはん」
モバP「ん?」
紗枝「珠美はんは撫でてはったのにうちのことは撫でてくれはらへんの?」
モバP「え?撫でて欲しかったの?」
紗枝「そういうわけとちゃいますけど……うちにはなーんもあらへんのやなぁって」
モバP「……」
モバP「可愛かったぞ」(ナデナデ)
紗枝「~♪」
午後のお仕事も頑張って出来そうやわぁ
モバP「……」(ナデナデ)
紗枝「……」
モバP「……」(ナデナデナデナデナデナデ)
紗枝「ぷ、プロデューサーはん?(///)」
モバP「……いい」(ナデナデナデナデナデナデナデナデナデカナデナデナデ)
紗枝「はい?」
モバP「この手触り癖になるな」
紗枝「……もう、そないなこと言うとらんと。事故起こしはってからやと遅いんどすえ」
モバP「おっとスマン」
紗枝「……また機会あって……キチンと言うてくれはったら……触ってええんやし(///)」
モバP「……じゃあまた今度頼む」
紗枝「ふふっ、ええよ♪」
モバP「(いやいや冷静に考えて俺何やってんだよ……!ダメだろ!!あ、でもすっごいサラサラで手触りが……)」
珠美「(……珠美は空気の読める女ですのでもう少し横になっていましょうか)」
おわり?
毎回オムライス食べる時卵の部分が先になくなる現象に名前を付けたい
というわけでおまけはまた後日
2つくらい予定してるけどどれにしようかな~(ストックはある)
乙
一つや二つにこだわらなくてもいいのよ?
乙でした
よしのんもだけど、和風チームやはり好きだわ
乙
珠美「(このエビフライ)おっきくて珠美の(口の)中に入り切りません……あ、(口の)中が熱い」
がないのは減点ですよ
で、割と普通のチキンライスでありゃま……と
このPだから、中が銀シャリでオムライスのオムがいわゆる具入りのジャーマンオムレツみたいなのとか、中身がドライカレーとかエビピラフとかリゾット風とかジャンバラヤスタイルなのも見たかったな
おつおつ
ニコ動でここのシリーズの動画がいつの間にか作られてたんだけど・・・
一応主コメに許可とってあるって書いてあるから大丈夫なんだろうけど、過去に別ジャンルで
しかも料理系の作品を無許可でMMD動画にしてあまりの出来に大顰蹙→削除って軽い騒動があって
それが影響したのかそのSSの作者もエタったことがあって。
シリーズ通してみてるファンなのですが、なんというか少し心配に・・・
おまけ1 紗枝めし!箸休め【並木芽衣子とおきつねバーガー】
周子「はーい、周子だよー」
紗枝「小早川紗枝どすー。今日は稲荷神社におりますー」
周子「うちらにとっては稲荷神社って言うと伏見稲荷だけどね」
紗枝「せやなぁ、うちはそこしか知らへんかったさかい調べたらぎょーさんあってびっくりしてしもたわぁ」
周子「何か稲荷神社って海外にもあるらしいよ。ハワイだって」
紗枝「お稲荷さん英語喋れるんやろかなぁ?うち心配やわぁ」
周子「そもそも狐だから喋れるかも怪しいけどねー。おっと、それじゃあそろそろ始めよっか」
紗枝「はいなー」
紗枝 周子「「羽衣小町のふわっと遠出の旅~♪」」
周子「とりあえずあっちいい匂いするから行ってみよっかー」
紗枝「ふふっ、ほな行きまひょか」
周子「おっ、第一通行人発見!早速インタビュー開始だね」
紗枝「あっ、周子はん!」
タッタッタッタ……
周子「こんにちわ~。今日は参拝ですか?」
芽衣子「はい、こんにちわ~。今日は参拝というより旅が趣味なのとお仕事で来てますね♪」
周子「へぇー、そうなんや」
芽衣子「いいよね~。知らない土地って。何だかワクワクするよねっ!」
周子「せやねぇ。知らん土地をぶ~らぶらするってのも良いかもね~」
紗枝「なぁなぁ周子はん」
周子「ん?何?」
紗枝「そろそろつっこんでええ?」
周子「どうぞ~♪」
紗枝「芽衣子はんやん」
芽衣子「えへへ♪」
周子「というわけで今日のゲストは並木芽衣子ちゃーん♪」
紗枝「なぁなぁなんで毎回うちだけゲストはん誰が来るか知らへんの?なぁ周子はんなんでなん?こっち見てや」
芽衣子「ということでよろしくねっ」
周子「よろしく~」
紗枝「周子はんとすたっふはんには後でお話あるさかいな♪」
周子「お~怖い怖い。それじゃ紗枝はんの怒りが収まるように楽しい旅にしよっか」
芽衣子「えーっとちょっと待ってね」
紗枝「?」
芽衣子「じゃーん♪ガイドブック~♪」
紗枝「あら、頼もしいどすなぁ」
芽衣子「えっと……あっち行ってみよっかっ!」
周子「しゅーこちゃんレーダーもあっちって言ってるしそうしよっかー♪」
紗枝「しゅーこはんれーだー役立ったことあったやろか?」
周子「あるよー。お腹空いた時の的中率は50%だよ」
芽衣子「あははっ、頼もしいね。じゃ行こっか♪」
芽衣子「ん~♪この少し古めの街並みいいよね~。歴史を感じるというか。何だろう……まぁ良いよね!」
周子「良いよねしか言うてへんやんか~い」
紗枝「まぁせやけどなんとなく分かる気ぃもしますえ。京都も同じように歴史を感じる街並みやさかいねぇ」
芽衣子「和歌山も良い所だよ!熊野古道とか!」
周子「2人共~、故郷を誇るのはええけど今おるとこちゃうからね~」
紗枝「あら、せやったなぁ」
芽衣子「ここの稲荷神社って日本三大稲荷っていうのの一ヶ所らしいよ」
紗枝「ほぇ~、そらご利益ありそうやなぁ」
周子「通りで通り道にいなり寿司の屋台が多いわけだね~」
紗枝「周子はんもうお腹空いたん?」
周子「まぁね~、しゅーこちゃん燃費悪いしね~」
芽衣子「じゃあ食べてみ……え?ジャンケンで買った一人だけが食べられる?」
紗枝「そない殺生なこと言わんと皆で食べたらええやん……」
周子「勝負の世界は非情だよ~。はい、じゃーんけーん……」
ポンッ!!
芽衣子「ごめんね2人共~」
周子「ちぇー」
紗枝「仕方あらへんなぁ」
芽衣子「それじゃあいただきまーす。あ、美味しい!甘めのふっくらした油揚げと素朴な酢飯が絶妙だねっ!」
周子「はいはい、2かいせーん!次はこっちのご当地B級グルメを賭けて勝負だー!」
紗枝「それは?」
周子「油揚げで具を挟んでハンバーガー風にした「おきつねバーガー」だよ~♪さぁ勝負だ!」
芽衣子「よーし、次も勝つよー!」
紗枝「いやいや、皆で味わったらええと思うんやけどなぁ」
じゃーんけーん、ポン!!
紗枝「すんまへんなぁ」
周子「……」
芽衣子「そっちのも美味しそうだよね~、いいなぁ」
紗枝「ほな、頂きます♪」
あ~んっ……サクッ……!
紗枝「あら、軽い」
分厚めの油揚げやさかいじゅーしーと思ったけど焼いてあるんやろか?さくさくした食感
仄かに香るお醤油出汁の風味に具はやらかいとんかつとれたすに玉ねぎとけちゃっぷ
しゃきしゃきっとしたれたすと玉ねぎ
けちゃっぷもやらかいお肉とさくさくしたお揚げにお野菜とよー合っとるなぁ
ぼりゅーみーやと思とったけど普通にぱんで挟むよりもえらい軽いさかい何個でもいけそうやわぁ
周子「(後で自腹で買おっと)」
紗枝「すんまへんなぁ」
周子「……」
芽衣子「そっちのも美味しそうだよね~、いいなぁ」
紗枝「ほな、頂きます♪」
あ~んっ……サクッ……!
紗枝「あら、軽い」
分厚めの油揚げやさかいじゅーしーと思ったけど焼いてあるんやろか?さくさくした食感
仄かに香るお醤油出汁の風味に具はやらかいとんかつとれたすに玉ねぎとけちゃっぷ
しゃきしゃきっとしたれたすと玉ねぎ
けちゃっぷもやらかいお肉とさくさくしたお揚げにお野菜とよー合っとるなぁ
ぼりゅーみーやと思とったけど普通にぱんで挟むよりもえらい軽いさかい何個でもいけそうやわぁ
周子「(後で自腹で買おっと)」
周子「はーい、終わり終わり撤収お疲れさまでしたー」
紗枝「いやいや、まだどっこも行ってへんやないの。そないへそ曲げへんと。はい、一口どうどす?」
周子「お、いいの?いやぁ持つべきものは紗枝はんだねぇ。じゃあ遠慮なくあむっ……うまっ!」
芽衣子「あははっ、旅の醍醐味だよね。ご当地グルメって。私も毎回色んなとこ行くけど何食べるかも楽しみの一つだからね」
周子「じゃあ次はあっちの方からいい感じがするってしゅーこちゃんレーダーが言ってるよ」
紗枝「ふふっ、ほな行ってみまひょか」
芽衣子「あ、このカフェ良い感じ!」
周子「すみませーん、サンドイッチ3人前ー」
紗枝「周子はん!食べ歩きちゃいますえ!周子はん!!」
おまけ1おわり
書いてる途中でボンタンアメをもぐもぐしてた
案外美味しいなコレボンタンボンタンボンタンボンタンボンタン……
おまけの2については既に書く物は決まってるので後は時間と体力だけ
それではまた後日
乙でした~
どこかと思ってググったら豊川稲荷か
油揚げも肉厚で美味そう
>>21
許可取ってるんなら大丈夫でしょ
見た感じ凄く丁寧に作られてたし、料理描写も良かった
しかしエターナルカナデンとかにゃんにゃん時子とか、実際に絵になると笑えるw
周子の背中にほたるちゃんでも乗っているのかな
豊川稲荷は神社ではなくて寺だったりする。
おまけ2 紗枝めし!箸休め【脇山珠美とメンチカツ】
紗枝「~♪」
お仕事終わったしお買い物お買い物
今日は後は~お肉やな
お肉は帰り道で商店街寄ったらええし忘れへんようせんとなぁ
珠美「おや?紗枝殿?」
紗枝「あら珠美はん。お疲れさんどす」
珠美「はいっ!お疲れ様です!買い物ですか?」
紗枝「せやねぇ。あとお肉屋さん行ったら終わるさかい……珠美はんは部活帰りどすか?」
珠美「はい!この時期は湿気で中々にきつくて……」
剣道はしんどいやろなぁ
お面付けて重たい胴付けて……空気も籠るやろしなぁ
珠美「あ、お肉屋さんってこの先の商店街のですか?」
紗枝「あら知ってはった?」
珠美「よく部活帰りに寄っててですね……あそこの惣菜が美味しくて……つい」
紗枝「ふふっ、程々にしとかなとれーなーはんから怒られますえ」
珠美「キヲツケマス」
珠美「行き先が同じならば一緒に行きましょう。自転車の荷台に荷物をどうぞ」
紗枝「ええのん?」
珠美「これくらいは大丈夫です!ささ、どうぞ」
紗枝「頼もしいなぁ……ほな」
トサッ
ふぅ……助かったわぁ
うちも自転車買った方がええやろか?
せやけど商店街の人混みやと乗られへんしそう遠くでもあらへんしなぁ
身体鍛える意味でも歩いた方がええやろ
珠美「では急いで参りましょうか」
紗枝「そない急がんでも逃げへんて」
珠美「それがこの時間帯意外と売り切れてしまうので……」
紗枝「なるほどなぁ。せやったら少し早めに行きまひょか」
珠美「はいっ!」
珠美「ふむ……」
紗枝「どないしはったん?そない棒見つめて」
珠美「竹男の調子が良く無いのです」
紗枝「竹男?」
男の人やろか?
珠美「最近曲がってささくれてしまっていまして……」
思春期やさかいなぁ
色々あるんやろなぁ
珠美「大事に扱ってはいるのですが……」
後輩の子やろかなぁ?
珠美「そろそろ寿命ですかね……」
紗枝「!?」
じゅ……寿命!?
紗枝「そないに具合悪いん?」
珠美「はい、長年連れ添って来たので思い出が沢山あるのですが……珠美にはどうすることも出来ません」
紗枝「……珠美はん」
辛いやろなぁ
思い出沢山作った後輩の男の子がもうじき病気で亡くならはるやなんて……
紗枝「最期まで諦めたらあきまへんえ、珠美はん」
珠美「勿論最後まで戦うつもりです。しかしいざという時には……」
珠美「覚悟も必要でしょう」
紗枝「せやなぁ、うちにはまだそないな体験あらへんさかい……せやけど気ぃ落としたらあきまへんどす」
紗枝「その男の子も珠美はんとの思い出を大事にしてはってると思いますさかい」
珠美「男の子???」
紗枝「?」
珠美「あっ、申し訳ありません。竹男というのはこの竹刀のことです。長年使って最近ささくれや曲がりが酷くなってきたのでして……」
ささくれ……曲がり……連れ添って……寿命……
紗枝「!(///)」
嫌やわぁ
恥ずかしいどす……
珠美「お、まだ残ってるようですぞ紗枝殿」
紗枝「せ、せやなぁ」
店員「いらっしゃいませですわ!」
珠美「メンチカツを一つ!」
店員「はい、今なら揚げたて大サービスでお得ですわ!」
あぁ……油のええ香り
前にこのお店のころっけも美味しかったさかいなぁ……
紗枝「ほなうちもめんちかつをお一つ」
店員「はい、少々お待ちくださいませ」
<オカアサーン、メンチカツフタツー!
珠美「綺麗な店員さんですね」
紗枝「せやなぁ、プロデューサーはんやったらすかうとしはるんやないやろか?」
珠美「確かにあり得ますね」
店員「お待たせしましたわ。メンチカツお二つと特製ソースですわ」
紗枝「おおきに」
珠美「ありがとうございます」
店員「今後ともご贔屓によろしくお願いしますわ!おーっほっほっほ……ゲホッゲホッ」
ふわぁっと揚げ物のええ香りやなぁ……
まずはそのまま一口……さくっ……
紗枝「ん……」
チュル……お肉のお汁がえらいことに……
美味しい……
さくさくの衣の中にたっぷり挽き肉と細かく刻んだ具材が入っとって
たっぷりのお肉の甘みと塩胡椒も強めでええどすなぁ
紗枝「んんっ……」
お汁多くてすこーし食べにくいのは愛嬌どすなぁ
珠美「(珠美はこうやってソースをかけて暫く置いておいたのがいいですね……)」
おそーすはうすたーそーすやろか?
ちょんとかけて……はむっ……はほっほふふ……
ん!おそーすの甘みと酸味がお肉とよー合っとって美味しい
とんかつそーすよりも酸味が強めのうすたーそーすが染み込んだ熱々揚げたてのめんちかつ
さっくりした食感はそのままでおそーすの味わいとお肉のじゅーしーさが……あ、無くなってしもた
紗枝「ふぅ……こないに食べてしもて晩御飯少し減らさなあきまへんなぁ」
珠美「そうですね。(モグモグ)ついつい美味しいのでたまに2つ食べてしまうことがあるのですが夕飯が入らなくなるのが欠点ですね」
紗枝「ふふっ……あっ……」
珠美「どうしました?紗枝殿?」
紗枝「めんちかつ買ってしもたせいで本来の買い物するの忘れてしもたどす」
珠美「あ!今から引き返しますか?」
紗枝「ふふっ、そない急ぐもんやあらへんしまた今度の機会にしますさかい」
……今度は忘れんようにせんとなぁ(フラグ)
~一方その頃~
司会者「さぁ向井拓海ちゃん!ここで汚名返上となるか!」
拓海「どんな難題でも来やがれ!!」
里奈「お?散々即落ちしてるたくみんがそんなこと言ってもマジフラグにしか聞こえないんだけど」
拓海「うっせぇ!さぁ次は何だ!」
司会者「拓海ちゃん気合十分!次の勝負も愛らしい動物と心を通わせて遊んで貰います」
拓海「おっしゃあ!今度こそ負けねぇぞ!!どんな動物でも来やがれ!!」
里奈「(ダメっぽいぽよ)」
司会者「ではどうぞ~!」
乃々(リス)「……」
拓海「」
乃々(リス)「り、リス久保ですk……ひっ!」
拓海「(モフモフモフモフモフモフモフモフモフ)」
乃々(リス)「アアアアアアアアアアアアアアア!!!」
●向井拓海 ━ 森久保乃々〇 決まり手 小動物
おわり
二階堂精肉店か?
有志の方によって動画化したらしいっすよ
作品をこういった形にしてくれるのとても嬉しいのでありがとうございますとこの場でお礼を申し上げます
そして毎回見てくださってる方々や楽しみにしてくださってる方々も本当にありがとうございます
というわけで今回はここまで
次回は……つ天⊂
乙
>つ天⊂
天のゼオライマーか雨宮天か?(まってちがう)
肉屋の看板娘からセレブの香りがする
肉屋さんの元ネタが分からなくてバラなお尻さんに見えた乙
セレブな肉屋草
ニセレブの香りじゃないのか
セレブを庶民と一緒にするなよ
(タイムセールを常に把握して安値で)高級な食材を口にする
(蒲焼のたれを最大限活用して白ご飯を美味しくする)舌の肥えた特級のアイドル様だぞ
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