【モバマス】志希「催眠術~」ありす「絶対に屈しません!」 (16)


※キャラ崩壊注意

志希「あーりすちゃん♪」

ありす「橘です。なんですか志希さん」

志希「ありすちゃんに催眠術をかけちゃおっかなーって」チャリン

ありす「五円玉と糸……はぁ。馬鹿馬鹿しいですね。そんな子供騙しですらないものに、かかるわけないじゃないですか」

志希「ほうほう……このギフテッド志希ちゃんが術者だというのに強気だねぇ。それじゃあ──」スッ

びくっ
ありす「な、なんですか! 薬は卑怯ですよ!」

志希「にゃははは。薬じゃないよー」

ありす「? 白い封筒……?」

志希「もしありすちゃんが催眠にかかったらこの封筒の中に書いてあることを実行してもらうからね~」ニヤニヤ

ありす「そ、そんな脅しは通用しません! じゃあ、私が催眠にかからなかったら志希さんがその中身を実行してくださいね!」

志希「いいよ。どうせかかるし」

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ありす(絶対負けるわけにはいきません! どうせあの封筒の中もろくなこと書いてないんですから!)

志希(にゃは。言質を取ったり~)ニヤリ

志希「じゃあいっくよー」

ありす「絶対かかりませんから!」

志希「ありすちゃんは志希ちゃんにキスしなくなーる」

ありす「な、何ですかそれ! ひ、卑怯ではっ!?」

志希「にゃははは。ありすちゃん、キスしないってことは催眠に──」

ありす(まずいです! こうなったら……!」

ちゅっ

ありす「ん────」

志希「…………へ?」キョトン

ありす「ど、どうですか。催眠なんかかかっていませんよ」どやっ

志希「ぐ、ぐぬぬ……だったら次は」

志希「ありすちゃんはアタシの妹じゃなくなーる」

ありす「もともと違うんですが……」

ありす「…………し、志希おねぇちゃん」///

志希「はぐうううぅ!」ズキューン

志希「はぁ……はぁ……やるね。ありすちゃん」

ありす「い、いい加減諦めたらどうですか。おねぇちゃん」

志希「うぐぅ……まだまだ!」

志希「ありすちゃんはネコちゃんじゃなくなーる!」ポイッ

ありす「ネコ耳っ!?」

志希「さあ、諦めて催眠にかかりたまえ~♪そして封筒の中の指令を実行するのだぁ♪」

ありす「くっ! それは絶対しませんから!」

ありす(もう恥を捨てるしか……!)

すちゃっ
ありす「そ、そんな催眠には屈しないにゃん!」//////

志希「うっぎゃああああぁ!!」ズッギュ───ン!

ありす「も、もうわかったかにゃ? 私にはおねぇちゃんの催眠術なんて効かないにゃん!」///

志希「ああああああああぁ! ダブルコンボおおぉ!」

志希「はぁ……はぁ……絶対に催眠をかけてみせる!」

ありす「負けないにゃん!」

志希「うぐぅ……! この手は使いたくなかったけど……ありすちゃんは、この服を着なくなーる!」ポイッ

ありす「!? な、何ですか──にゃん! この服は!?」ワナワナ

ありす(スクール水着にフリルエプロン、白のニーソックスに長手袋……!? 変態じゃないですか!)

志希「さあ、ありすちゃん……年貢の納め時だよ~♪」

ありす「う、うぅう……」

志希「それじゃあ約束通り──」

ありす「!」

シュルリ──

志希「なッ!?」

ありす「志希……お姉ちゃんは……後ろを向いていてください……にゃん」

志希「お、おっけー……」

志希(わかった……志希ちゃんdreaming nowなんだ。なーんだ♪)ギュッ

志希「痛い……」

志希(うん。まあ知ってたけどね)

ありす「き、着替えましたにゃん……」///

志希(そこにいたのは、お年頃のツンとしたクールアイドルのありすちゃん、その筈なんだけど……)

志希(ネコ耳にスク水エプロン、局所的に露出したふとももと肩の肌色。顔は恥ずかしさで真っ赤に染まり、よく見ると体は小刻みに震えている)

ありす「こ、これで分かりましたよね!? おねぇちゃんが何をしようとも私は絶対に催眠にはかからにゃいってことを!」

プチッ

志希(アタシの中で何かが切れた)

志希「ありすちゃんはメイドさんじゃなくなーる」

ありす「──ッ! ご主人様、何かご用ですかにゃ?」

志希「ありすちゃんはアタシにべったり抱きつかなくなーる」

ありす「これで満足ですかにゃ?」ぎゅー

志希「ありすちゃんはアタシの────」


───────────────────

文香「あ……ありすちゃん、どうしてしまったんですか……! まさか志希さんが言っていた例の催眠術──」

ありす「クスクス……おかしな文香さん。私はご主人様の催眠術なんかに負けてないにゃん♪」

文香(どこからどう見てもかかっているように見えますが……!)

文香「あの……志希さん……ありすちゃんの催眠術を早く……」

志希「ありすちゃんは催眠術にはかかってないワン」

文香「あ、あの何をして……」

志希「ありすちゃんを催眠にかけられなかったから、アタシが封筒の内容を実行するハメになったんだワン(死んだ目)」

文香「な、何がなんだか……!」

この後、文香が催眠術で『ありすちゃんは催眠術にかからなくなる』って暗示をかけたら元に戻りました。

お終いです。
以下関係無いおまけssです。



P「FXで大儲けしよう」ありす「は?」

ありす「はぁ……まったくプロデューサーさんは。ラクして稼ごうなんて甘い考えは通用しませんよ」

P「でも、ほらネットでもFXで儲かるって」

ありす「随分怪しげなブログじゃないですか。こんなのに騙されるのはプロデューサーさんぐらいですよ。お金が欲しかったら真面目にコツコツ働いて稼いでください」

P「そうは言っても、もう買っちゃったんだけど」

ありす「…………は?」

P「ほら」

ありす「な、何を買ったんですか!?」わなわな

P「とりあえずレバレッジ25倍でアメリカドルとなんかよくわからんオプションを買った」

ありす「なんかよくわからん!?」

P「なんかアメリカンタイプとヨーロピアンタイプってのがあったから、ドル買ったからバランス的にヨーロピアンタイプってのを買ってみた」

ありす「なんのバランスなんですか!」

P「オプション、昨日取引したら利益が出たらしいんだけどなんかできなかったんだよね。バグかな?」

ヨーロピアンタイプ:期間の最終日のみ取引できる

ありす「さ、最低限のことは勉強したんですよね?」

P「ぜんぜんわからない。俺は雰囲気でFXをやっている」

ありす「馬鹿ですよね!?」

P「なんか証拠金維持率が100%を切ったから入金が必要とか言われたんだけど」

ありす「さ、早速損してる……!」

P「ロスカットって何? マスカットの仲間?」

ありす「よ、よくもまぁ、プロデューサーさんみたいな人が手を出せましたね……」

P「なんだこれ? ポジション? 俺はやっぱりセンターフォワードかな」

ありす「もうやめて……やめてください……!」うるうる

P「あ」

ありす「!? どうしたんですか!?」

P「消滅した……」

ありす「なぁ!?」がくっ

ありす「プロデューサーさんが……ホームレスに……!」

P「ふっふっふ……騙されたな。ありす」

ありす「? どういう意味ですか? あと橘です」

P「全額消滅したといっても四万円しか突っ込んでいなかったのだよ」

ありす「つ、つまりは……」

P「給料日までお金を貸してください」ドゲザ

ありす「全然大丈夫じゃないですか!!!」

P「借りた金はFXで百倍にして返すから……!」

ありす「クズですね!?」

3ヶ月後

P(FXで反省した俺は1からFXを勉強し直した。そして今ではそれなりに利益を生み出せるようになった)

P「よし、一気に売りで勝負をかけるぞ!」カタカタ

ありす「プロデューサーさん今度──」

P「すまん、ありす! 今手が離せないんだ!」カタカタ

ありす「…………」

P「ふぅ……今回もかなりの利益を生み出せたぜ。で、なんのようだったんだ? ありす」

ありす「全然……わかっていません」

P「え?」

ありす「プロデューサーさんは……プロデューサーさんは私のプロデューサーなんですよ!」

P「う…………」

ありす「パソコンばっかり見て私をなおざりにして……いくらドルやユーロが上がっても、橘ありすの親愛度は下がる一方なんですよ……!」

P「すまん! 俺が間違っていた!」ガバッ

P「今後はFXをやめるよ。俺が見なくちゃいけないのはパソコンの画面じゃなくて、ありすなんだからな」

ありす「ぷ、プロデューサーさん……」

P「ところでさっきの橘ありすの親愛度はって──」

ありす「わーわー!! そ、そんなことはどうでもいいんです! 早く仕事してください、プロデューサーさん!」

この後、買ったまま売らずに忘れていたドルは全部マイナスになりました。

終わりです。

乙ー

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