愛海「身体が入れ替わる……ほぅ」 (26)





・劇場の1082話を読んだ時にティン!と来たので。




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《事務所》



愛海「南条氏はこうおっしゃった…“晶葉やユッコなら入れ替わりワンチャンいけるんじゃね?”と」

愛海「クラリス氏もおっしゃられた…“この事務所は可能性で満ち溢れている”と」


愛海「…まあ、そういうわけなのですよプロデューサー」クルッ

モバP(以下P)「無敵~♪フォルゴレ~♪」カタカタカタカタ

愛海「こらそこ、鼻唄しながら仕事するのを止めてこちらの話を聞きなさい」

P「仕事以上の価値を出してから口を開きなさい」カタカタカタカタ



愛海「…いいでしょう、ではまず参考文献に入れ替わりの代表作であるこの名作を御覧いただこう」ピッ!

P「入れ替わりの名作……アレか。もう見たから別にいいんだが」

愛海「いいからいいから。君の名はと訪ねるより海外組のアイドル達の本名の方が私は気になるのです」スイッチオン

P「そこには触れないで」










『チェーーーーーーンジ!!!』ピカーーッ!!




P「ドラゴン●ールじゃねーか」

愛海「名作でしょ?」

P「名作だけれども主役はそこじゃねーだろ」

愛海「あ、ほら見て!カエルと入れ替わっちゃった!」

P「敵側視点で見ると絶望感が半端無いよな」

愛海「じゃあ次はNARUT●を」シンテンシンノジュツ

P「そんな技あっt…アレは入れ替わりか?」





愛海「──つまり、入れ替われば揉み放題なんだよ?」

P「お前モラルって言葉知ってるか?」

愛海「日本人だから英語なんて知らないし興味ない」

P「倫理って知ってるか?」

愛海「JCだから難しい漢字は分かりません」

P「この漢字はなんて読む?」【乳腺線維腺種】

愛海「にゅうせんせんいせんしゅ」

P「この英語を日本語に訳しなさい」【I will massage your chest.】

愛海「私は貴方の胸を揉みます」

P「英語も漢字も完璧じゃねえか」



P「まあ、お前の話を聞いたとしよう」

愛海「よし来たありがとうプロデューサー、やはり頼るべきは相棒だと私は思っていたよ」

P「…お前、誰と入れ替わるんだ?」

愛海「そりゃ勿論エベレストや富士山を所有したアイドルと…」




P「自分で自分の山を嗜む、それを本当に登山と言えるのだろうか」

愛海「!!?」


P「険しい道だろうと蔑視された目で見られようと自らの手で掴んでこそ登山は達成される…俺はお前からそう学んだ」

愛海「…………」


P「入れ替われば確かにたわわを揉めるだろう…だが、そこにエベレストの価値は存在するのか?富士山の頂に到達したと言えるだろうか?」

愛海「…………」



P「思い出せ愛海、お前をスカウトした時に自分で言った言葉を…」

愛海「…!」







『アイドルとイチャイチャモミモミできるの!?やるやるー!!』






愛海「…そうか、思い出したよ……プロデューサー」

P「(ろくなこと言ってねえな)」





愛海「私…間違ってた!入れ替わって揉むなんて砂場で作ったお山を登るようなもの……私の夢から程遠い児戯にも等しい行為だって」

P「愛海……」

愛海「私、アイドルと入れ替わって山を駆け巡るのは止めるよ」

P「ああ、それでいい」




愛海「だからプロデューサーと入れ替わってから揉むことにするね」チャキッ

P「はい?」


バシュンッ!




P(in愛海)「私達…入れ替わってるー!」

愛海(inP)「おいバカ何やってんだおい」


P「ふっふっふー…全アイドル好感度MAXになっているにも関わらずセクハラしない漢の中の漢……」

P「そのプロデューサーがええ感じの雰囲気出しながら山をタッチしたならばアイドルも満面の笑みを浮かべるはず…」プルプル

愛海「おいバカやめろバカ」

P「気分はさながら緑のマスクを被った男の様に…プロデューサー、いっきまーす!!」バビュン!

愛海「おい返せバカ愛海ー!!」

愛海「くそっ、俺の足速ぇ…まさか茜との毎朝ランニングが仇になるとは!」タタタッ!




─────────

──────

───





P「(こちら愛海、目の前にNGの三人組を発見)」


凛「────────」

卯月「───────!」

未央「───────♪」


P「(フフフ…設立当初から担当しているあの三人、もはやプロデューサーとのやり取りは熟年夫婦と言っても過言ではないのは周知の常識)」

P「(ならばそんな一時にちょっとした刺激を与える事により熟年夫婦はさらに燃え上がる炎となるであろう)」ザザッ!



凛「──!あれ、プロデューサー…」

卯月「プロデューサーおはようございます!」

未央「おっはよー!」

P「おうおはよう、今日もいい天気だな」フフッ


P「(…さて、どういう流れで両手を大胸筋に持っていくか……一発触らせてって言えば即OKしそうな感じはするのだが……それでは風情がない)」


凛「…?どうしたの、プロデューサー」

P「……いやなに、三人とも色々成長したなとつくづく思ってな…」

卯月「えへへ…プロデューサーさんのおかげです!」

未央「お?お?この未央ちゃんのナイスバディに惹かれちゃう?」

凛「はいはい、未央もそこまで」

P「ハハッ!確かに…そういった方向でも三人は魅力的になったよ」キラキラキラ

三人『!…///』キュン!


凛「(え、なになに…今日のプロデューサー凄い積極的……///)」

卯月「(こ、これはもしかして御誘いをすればイチャイチャできるのでは…///)」

未央「(ちょ、ちょ…心の準備が…///)」


P「凛、卯月、未央…凄く綺麗になった……ずっと触れていたい程に…」スゥゥ…

三人『(ぷ、プロデューサー……///)』





愛海「待てーーー!!!」ダダダダッ!!!

P「チッ!ガチ登山で培った体力が仇となったか…!!」

凛「え、あ、愛海!?」

卯月「なんか凄い勢いで走ってきてる…!!」

未央「でもあの走り方に見覚えが……」

P「バトルチップ『エスケープ』、スロットイン!!」ガシャァァァン!!

愛海「俺の身体で窓を突き破るなぁぁぁぁ!!!」




愛海「クソッ…この身体だと視界が低い……」

凛「ちょっと愛海、一体どうしたの?いつもなら“ブルーマウンテンおかわりー!”って言いながら飛び込んでくるのに」

卯月「“ピンクチェック?確認します!確認します!”って走ってきた時とは雰囲気が違いますね」

未央「“3つ星の2つの白星はここにあるんでしょ!?”って手をワキワキさせてた時と何か違う感じだね」

愛海「アイツそんなヤバいやつだったの?」



《愛海inP、チェンジ中を説明》



凛「…またとんでもない物を発明したね」

愛海「まったくだ」

卯月「それでプロデューサーさんは愛海ちゃんを追ってるんですね」

愛海「アイツが入れ替わりをしてすぐに逃げたからな…おかげで入れ替わり装置はこの手にある」チャキッ

未央「それ壊されたら詰んでたね」

凛「動けなくしてから入れ替わっとけば追いかけられずに済んだのに」

愛海「そういうフラグはやめて」





愛海「──まあ、そういうわけだから愛海を追いかけるの手伝ってもらっていいか?」

未央「もっちろん!」

凛「…………!」ティン!

卯月「…凛ちゃん?」


凛「……本当にプロデューサーなんだよね?」

愛海「…ん?」

凛「もしかして二人で共謀して…油断させてから私達を襲うとか……」

未央「ちょ、ちょっとしぶりん!?」

凛「本人かどうか確かめない限り私は信用できないよ」

卯月「そ、そんな…」


愛海「…確かに、凛の言うことも最もだ」

卯月「プロデューサーさん…」

愛海「ただ、俺がプロデューサーって事を証明する手立てが…」

凛「?簡単な方法があるじゃん」スタスタ

愛海「?」


ガシッ!ムニュッ



愛海「…へぇぁ!?///」

凛「私の胸を揉んでみればいいんだよ///」ムニュッ

卯月・未央『!!?』



愛海「ちょ、ちょぁっ!?なにやって…凛!ちょ///」カァァッ!

凛「その表情…飛び掛からない行動…なるほど、本当にプロデューサーかも///」モニュニュ

P「む、胸!手が胸にぃ…!!///」

凛「当ててんのよ…んっ///」モミッ



未央「うわぁ…しぶりん積極的ぃ…」

卯月「なるほど…これならプロデューサーさんに揉まれてもセクハラで辞職にはならないと」

未央「あの一瞬でこうも考え付くとは…シンデレラガール、恐るべき存在よ」

卯月「その隣にもう一人いますよ?」


愛海「り、凛!もう俺だって分かっただろ!!そろそろ手を…///」

凛「…プロデューサー、柔らかいのは何も胸だけじゃないんだよ…?///」ハァハァハァ

愛海「ちょ、ま…ぁぁ卯月ぃ!!未央ぉ!!凛の暴走を止めてくれぇぇ!!///」



未央「……私も混ぜてー!!」ピョーン!

卯月「卯月、頑張ります!!」ピョーン!

愛海「ちょ…ぬわぁー!!」





P「(…気になって引き返したらなんたる……なんたる桃源郷…!!)」ギリィッ

P「(私が求めていた物…その全てが、あの一瞬で顕在されるなど……)」ミシミシミシ

P「(私を…私を裏切るのか…親友……!!)」ケツルイダバダバ



未央「…窓の外でPinアツミンが立ってるけどどうする?」モニュニュン

卯月「プロデューサーさん…私のお尻、どうですか……んっ///」カァァッ

愛海「…やわらけぇ…」モニュニュン

未央「あ、もう思考放棄してるなコレ」タプン

凛「JKリフレだから問題ないよ」モニュニュ

未央「問題しかないよ」タユンタユン

愛海「……やわらけぇ…」モニュニュニュニュ







愛海「─────か、解放された……」ゲッソリ

凛「うん、しっかり堪能したし…まあまあってとこかな///」ツヤツヤ

卯月「プロデューサーさん……えへへ///」ツヤツヤ

未央「ん~っ!リフレッシュ!!」ツヤツヤ


愛海「とりあえず俺は愛海を追うから、被害が拡大しないようみんなに連絡を頼む」タッタッタッ

凛「……はーい」




─────────

──────

───





愛海「愛海はどこに…」タタッ!

愛海「…ん!あれは……」






P「…つまり、揉ませてくれる代償としてこの婚姻届を全て書け……と?」

留美「ええ」

美優「日本の法律でジュウコン(仮ではない)が可決したおかげで争うことなく…」

礼子「平和が一番…そうでしょ?」


P「………ハハッ」ダラダラダラ



愛海「(アイツすげえ所に突撃かましたな…)」

愛海「て言うか貞操どころか戸籍が危ねえじゃねぇかコラァァァ!!」ダダダダダッ!!!

P「うぁっとプロデューサー!?助かったようなそうでないような…戦略的撤退!!」ヒュバッ!!

留美「あ、ちょっと!」

美優「?愛海ちゃんが走って来てる…」

礼子「…………」ジーッ



愛海「逃がしたか…愛海の察知力が上がってる気がする。マジもんの狼もそう遠くはないな」

留美「ちょっと愛海ちゃん、そんなに走っていったいどうしたの?」

美優「いつもなら“和服に未亡人を醸し出しながら誘ってるんでしょ奥さん!”って言いながら反復横跳びしてくるのに」

礼子「…“私はあの時抱かれた赤ちゃんトラの化身なのです!抱いて抱いてフォーリンブラ!!”と言いながら垂直に跳んできた時は驚いたわね」

留美「“ねえるーみん♪こっち向いt…ヒャッハー!その油断が2つの登山を許すのさぁー!!”と小走りで向かって来た時とは雰囲気が違うわね」

愛海「歩く犯罪者かアイツは……すいません後で説明しますので!」ダッ!


ガシッ!


愛海「のわっ!?///」

礼子「お姉さんは詳しく話を聞きたいわ…今すぐに」ギューッ

愛海「れ、礼子さん!?///む、胸に溺れ…///」ムニュニュ

礼子「胸に飲まれよ…なんてね、ふふっ」ギューッ

美優「ちょ、ちょっと礼子さん…?」ピピピッ

美優「?グループライン…」

礼子「えーっと……」ギューッ

愛海「フゴ!フゴフゴ!!///」ジタバタ



留美「…晶葉ちゃんも凄い物を作るわね」

美優「では、今穏やかに埋もれてる愛海ちゃんが…」

礼子「やっぱり」

愛海「すいません、幸せで死にそうなので解放してもらえませんか?///」

礼子「あら、ここからサービスタイムよ?」ムニュッ

愛海「ちょ、礼子さん!///」


留美「…さらに詳しく話を聞きたいわね」

美優「事務所の個室サウナの予約を取りました」ピッ

礼子「いいわね、話はそこでしましょうか」

愛海「ちょ、ちょーーい!!///」ジタバタ






─────────

──────

───





愛海「危ねえ…寸前でエスケープをスロットインできた……」スタスタ

愛海「だが愛海を見失った…こりゃ先に晶葉から入れ替わり装置について詳しく聞くべきか。確か研究室にいたな」スタタッ

コンコン


愛海「晶葉ー、この装置についてなんだが…」ガチャッ





晶葉「ふむ、で…入れ替わった感想は?」

P「周りに全く警戒されないから最高だね、この後じっくり揉みに行く予定だよ」

志希「ありゃ?まだわしわしマックスしてないの?」

P「NGとクールな大人勢と接触しましたがもう一人の私がキャッキャウフフで超嫉妬なのです」

晶葉「なんと!異性関係は鉄のPと言われた助手が…」

志希「私は悲しい…硬派なのか軟派なのかよく分からないけど人を惹き付けるカリスマックスなプロデューサーがアイドルを毒牙に…」オヨヨ…

愛海「囀ずるなよ元凶ども」

晶葉「愛海、本体が来たぞ」

P「あれスペアボディだから」

志希「残機いくつあるん?」

愛海「トゲに刺されて残機減らしてやろうか?」




愛海「…さて、この状況を見る限り愛海が晶葉から勝手に機械を掻っ払ったという線は消えたわけだが」

晶葉「あー…………あ!愛海お前私の道具を勝手に持ち出したなー?」

P「その演技力でよくアイドル目指そうと思ったね」

志希「SRがなかなか来ない理由が分かった気がする…」グスン

晶葉「はっ倒すぞ」

愛海「息が合ってんのか噛み合ってねえのか判断しにくいな…」


愛海「まあ、そんなわけで身体を返してほしいのだが」

P「三十六計逃げるでしかし!!」ダッ!

愛海「あっ!くそあの瞬発力意味がわからん!!」

晶葉「是非も無しだな」モグモグ

志希「そだねー」モグモグ

愛海「お菓子を食べてくつろぐんじゃない」



愛海「…今気付いたんだが、この装置は志希も協力していたのか?」

志希「いんや?私は清良さんから注文入ったから届けに来ただけー」

晶葉「グループラインで助手と愛海の全容をみんな知ってるからな…その関係だろ」

愛海「イチジク浣腸以外にも手を出すのか…」

志希「“おーっと!我、上方置換法を用いて秘密のトワレを探りたいと思いまーす!上方だけだから!上方だけだから!”って踊りながら近付くくらいの猛者だしねー」

晶葉「“きらりんロボにもお山があるんだから池袋から目覚めた晶葉山脈も立派であるに違いない!愛海、検証しまーす!”と言いながら空から飛んできた時はさすがに焦ったな」

愛海「愛海がアイドルの善意で生かされてるのはよく分かった」


ピリリッ!


晶葉「…む?助手、朗報だ」

愛海「え?ロックマンDASH3が出るの!?」

晶葉「え、あ、その……早苗さんが愛海を事務室まで追い詰めて現在立て籠り中…」

愛海「あ、うん、はい…行ってくる」スタスタ

志希「出るといいねー」

晶葉「どっちが?」

志希「さぁ?」




─────────

──────

───





愛海「早苗さーん!」タッタッタッ!

早苗「…………」ジーッ

愛海「…早苗さん?」


早苗「…うん、P君だね。愛海ちゃんだったら“人は己が趣向に対して挑み続ける事ができる唯一の生き物である…だから私は行くのだァーッ!!”って言いながらマグナムトルネードしてくるもん」

愛海「そのポテンシャルをアイドル活動に使ってくれねえかなぁ…」



早苗「さて…」スチャッ

愛海「お、メガホン」

早苗「『P君の身体を乗っ取っている事は知っている!大人しくお縄に付きなさーい!!』」

『へっへーん!まだまだ捕まってたまるかーい!!』


早苗「ふむ、籠城されるのは困るわね」

愛海「まあ飽きたら出てくるから気長に待ちましょう」

早苗「気長に待たれるのは困るのよ…この後みんなで飲み会があるし」

愛海「そりゃ困ったな」

早苗「しかも身体がP君だから下手に傷付けて一緒に行けなくなるのは困るし」

愛海「あの、私も参加する等と言う話は聞いていないのですが?」

早苗「こりゃ交渉カードを切るしかないわね」

愛海「早苗さーん?もしもし早苗さーん?」



早苗「『愛海ー!今から10分以内に出頭しなかった場合はこちらも手段を選ばないわよー!!』」

『ほーう、何をするってー?』

愛海「(まあ、飲み会に行くと後が面倒だからこのまま立て籠っててもらう方がマシか……)」





早苗「『P君の自宅にあるHDDの中身を全てコピーして近所の方々にバラ撒くわ』」

愛海「愛海ぃぃぃぃ!テメェ出てこいやコラァァァ!!!!」ガンガンガンガン!!!

『早苗さーん!バーサーカーが扉の前にいませんかー!?』

早苗「『令呪を一画使ったせいかしらねー』」

愛海「やれ、亜季」

亜季「Fire」ボヒュン!

早苗「え?」



ドカーーーーン!!!





P「…マジか、扉一枚にロケランってマジか……」ピクピク…

愛海「御苦労、これは私から心ばかりの礼だ」チャリン

亜季「Sir!」ビシッ!

早苗「Sireの間違いでは?」

愛海「まだアイドルに手を出してねーよ」

早苗「……まだ?」

愛海「あ…いや違う、確かに魅力的な女性しかいないから手を出したくなる気持ちが出てしまうのは認めるが…」

亜季「…衛生兵として力添えしましょうか?」ヌギヌギ

早苗「…元に戻ったらベットで取り調べをするわ」ムネチラッ

愛海「え、あ、ちょ…」



P「ヒャッフゥゥゥ!!山岳地帯が目の前に4つも現れちゃー登らないのは失礼ってやつよ!何故登るかって!?言わせんなよ恥ずかしい!!」バビュン!



カチャッ


早苗「はい確保」チャキッ

P「へっ?」ジャラッ

亜季「連行します」スッ

P「は、謀ったな…謀ったなシャァァァァ!!!」ズルズル

早苗「君の行動がいけないのだよ」

愛海「ごもっとも」


早苗「じゃ、とりあえず愛海ちゃんは連行しておくからP君は喫茶店でくつろいでて」スタスタ

愛海「りょーかーい」フリフリ





プロデューサー!!


愛海「お!凛卯月未央!」

凛「愛海は…愛海は捕まった?」ハァ…ハァ…

愛海「捕まった捕まった」

卯月「はぁ…良かった」ホッ

愛海「ついさっき早苗さんと亜季が連行してったよ」

未央「じゃあこれで一件落着だね」

愛海「心配かけたな…今から喫茶店行くけど一緒に来るか?おごるぞ」

卯月「あ、はい!卯月行きまーす!」

未央「私も私もー…って、プロデューサーお金あるの?」

愛海「顔パスでツケが利く所があるんだよ」

未央「今の顔はアツミンだから利かないじゃん!」

愛海「しまったそうだった」


ハッハッハッハッ!



凛「…………」

卯月「…?凛ちゃんどうしました?」

凛「ねえプロデューサー…なんで喫茶店に行こうとしたの?」

愛海「え?ああ、早苗さんの事情聴取が終わるまで待機しないといかんからな…いつものように喫茶店で時間潰しよ」

愛海「今回も清良さんが待機してる辺り、尻に注射はまぬがれまいて」

未央「え?アツミンのお仕置きタイム中はいつもそうなの?」

愛海「いつもそうなのよ。中学生とはいえさすがに男の前でお尻にファイナルベントを見せるのはなぁ……」

卯月「へぇー…」

凛「…………」

未央「…しぶりん?」


凛「…それって、つまり愛海に反省してもらうためにあんなことやこんなことをするんだよね?」

愛海「言い方がアレだがまぁそうだな」





凛「……今はプロデューサーの身体だよね?」

三人『…!!?』




─────────

──────

───





早苗「よーし、ベットに縛り付け完了」

P「ククク…計画通り」

亜季「それでは失礼するであります」ヌガセヌガセ

P「あーらよパンツ一丁!」スッポンポン!

早苗「…愛海ちゃん元気ねえ」

P「そりゃもう!既に裏取引は成約済…後は事を運ぶだけ」ククク…

清良「フフフ…まさかこうも上手くいくとは」

P「あ、でもしっぽりする時は身体を元に戻すんでしょ?プロデューサー来るの?」

早苗「時間も稼いだしそろそろ……」


タタタッ!バンッ!!



愛海「うわぁぁ!俺が縛られてるー!!」

早苗「ナイスタイミング♪」


卯月「え、あ…プロデューサーがパンツ一枚…///」カァァッ

未央「おぉぅ…大きさがしっかり見えるね///」マジマジ

愛海「早苗さんに亜季…清良さんまで…何故こんな事に!!」

早苗「愛されるよりも愛したい…分かる?」

清良「傷付いて立ち止まってそんな私だけど…でしたよね?」

亜季「泣き顔の天使があの空の下で」

愛海「歌詞に沿って話をしない」



早苗「…ま、チャンスを逃しはしないってね♪」スッ…

愛海「…?手を上げて何を……」



ガシッ!!

愛海「うおっ!」

卯月「プロデューサーさん…!?」

未央「え、ちょ…なんで……」




凛「…捕獲完了♪」ニヤッ

卯月「凛ちゃん!?」

未央「しぶりん!?」

愛海「(両手を取られて捕らわれた猿みたい…)」プラーン



早苗「ふっふっふっ…これで形勢逆転ね」

愛海「まだ来たばかりで優勢になった覚えがないのだが」

凛「あ、プロデューサーちょっと失礼」ギュッ

愛海「んあ?」

凛「プロデューサーの手に入れ換え装置を添えてPの身体にスイッチオン」ポチッ


バシュンッ!


P「うおっ!元に戻った…めちゃ縛られてるけど」

愛海「おいたわしや…」グスン

P「愛海ー?顔がにやけてるぞー?」


卯月「えっと…これって……」

未央「つまり……えっと…」

P「愛海…いつからこれを企ててた?」

愛海「“南条氏はこうおっしゃった”辺りから」

P「冒頭じゃねえか」



早苗「さ、誰が先に堪能するかジャンケンするよー!」

亜季「負けるつもりはありません!」

清良「優しく…時には激しくしますので」フフッ

愛海「こっからが本番!」

凛「私も…負けるつもりはないから」

留美「あら、そういう余裕は勝ってから言うべきよ」

美優「や、優しくお願いします…///」

礼子「次は逃がさないわよ…ふふっ」

晶葉「助手の生体検査は私も興味あるのでな」

志希「人体実験は興奮するね~♪」

卯月・未央『増えてるー!!』


P「クッ…卯月!未央!木場さんか東郷さんを頼む!!あの二人ならこの状況を…!!」



卯月・未央『…………』


P「……卯月?…未央?」




卯月「…12人でジャンケンは時間がかかりますから半分に別れませんか?」

未央「プロデューサーの体力持つの?」

清良「なんの用意もしてないと思いますか?」

志希「さっき投薬したからもうすぐ効くはずー」

未央「だよね」

P「寝返るの早くなーい!?」



イッツ、ショーターイム!!

ノワァァァァ!!





─────────

──────

───





《数日後・ライブ会場客席》



P「……やっちまった…」ズーン

愛海「なーに、役得ってやつじゃん?愛があれば問題ないって」ケラケラ

P「お前なぁ…」

愛海「それとも、私達のプロデュースに愛は無かったの?」

P「……無ければ、ここまでみんなをプロデュースしてねえよ」

愛海「それでこそ私のプロデューサー兼盟友兼愛人」

P「愛人言うな」

愛海「それにほら、報酬で貰ったペアチケットで朋友であるプロデューサーを連れて来たんだから」ペラッ

P「…まあ、このコンサートライブは個人的にも興味はあった」

愛海「お?なら私がトップアイドルになった暁には共演する仕事持ってきてよ」




ビーーッ!!マモナク、カイエンシマス


キャーキャー!!キャーーーー!!!




P「だったらお前も目に焼き付けとけよ」

P「あれがトップアイドルってやつなんだから」


愛海「……うん!!」




ババンッ!!







フォルゴレ『ラガッツァァ&バービィィィナァァ!!』


P・愛海『フォルゴレ様ぁぁぁぁぁぁ!!!』









終わり







このSSの棟方愛海は音速丸と肩を組んで散歩してるイメージで出来ております。

ゲームに出てくる棟方愛海と若干性格の違いを感じられた方もいらっしゃると思いますが、アイドル紹介で2017年2018年共に女性の大胸筋山の話しかしてない彼女ですので然して違いは無いと思われます。



お付き合い、ありがとうございました!



とりあえず二人はビックボインのでも揉んどけ

じゃあしのぶちゃんも出そうぜ

おつ、フォルゴレ好き

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