【安価】兄妹ステルスミッション (66)
~妹の部屋~
兄「さて、忍び込んでやったが」
兄は部屋を物色しようとしている
だが間が悪かったようだ
扉の外から複数の足音が聞こえてくる
兄「!?」
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兄「まずい。大いにまずい」
兄は隠れ場所を探すため部屋を見渡す
どうやら、部屋の大きさはごく普通なサイズのようだ
だが押し入れがある事を考えるとそこそこ大きいのかもしれない
...ん?押し入れだと?
兄「くそっ、入るしか...」
兄は押し入れに入り、息を殺す
間もなく扉の開く音が聞こえる
と、同時に複数の女の子の声も聞こえる
勿論妹の声もその中の一つとしてある
しかし、押し入れの中に居るためいくらかくぐもって良く聞き取れない
兄(聞き耳を立ててみるか...)
下2>>会話の内容
最近ブラがきつくなってきた
胸大きくなってる・・・
だんだんと会話の内容が聞こえてきた
声は...四人位のものだろうか
女1「妹ちゃんさぁ」
妹「何?」
女1「最近胸大きくなったよね」
妹「いやぁ、そんな事ないない!女2ちゃんの方が大きいよー」
女2「いやこれは...」
女3「話逸らさなーい。よく自分の見てみてよ」
妹「胸大きくなってる...」
女1「でしょー?」
[笑い声。誰の物かは不明]
女3「私にも分けなさいよー!」
女1「そうそう。なんグラムかは欲しいね」
女2「わっ...私もー」
妹「あんたは足りてるでしょーがっ!」
兄「ほほう」
これからは、下着のサイズの推移でも調べてやろうか
いや、そんな事より女2...
あの静かそうにしてる女の子の姿を見てみたい気もする
だが社会的な死という恐怖が付きまとう以上下手に行動を起こせない
ここで兄はあることを思い出す
兄(そういやここは押し入れの中なんだよな)
兄(目につく範囲で何か入ってないか探してみよう)
兄は目が暗闇に慣れている事に今更気付く
下2>>押し入れの中にあった物
コスブレ衣装
塾の先生(イケメン)とのツーショット写真
兄「...」
兄(なっ、なんだこの写真は...ッ)
そこには、イケメンの男性と妹のツーショット写真が
兄は冷静に思考を始める
兄(まず彼氏ではないだろう)
兄(端末のメール履歴を盗み見した時もそれらしい会話は無かった)
兄(SNS・SMSアカウント情報も引きずりだして見る専だが会話も確認できている)
兄(つまり関わりの低い人間であると分かる)
兄(勿論親戚ではない)
兄(では学校の先生か?)
兄(いや、貰ってきた書類もきっちり見た)
兄(先生達は顔写真付きで載っていたが、この顔の先生はいなかった)
兄(...しかし、それ以外に他人との交流なんて...)
兄(まさか!塾か!)
兄(成る程...今度情報を集めよう)
兄(また聞き耳でも立ててみるかな)
兄(まだ知らないあんなことやそんなことを話してくれるやも知れぬ)
兄(let's聞き耳!)
下2>>会話の内容
塾のイケメン先生について+恋バナ
下着の見せ合いっこ
女1「...女2ちゃーん?」
女2「ひゃ、ひゃい!?」
女1「そんな固まってどうしたの?」
女2「いえ...その...」
妹「隠しだては」
女3「許さんぞ」
女1「さぁ言いなさい」
女2「分かったよ、だからほっぺたつねんないでぇ」
女2「女3ちゃんの下着見てましたー、すみません」
妹「ほほーう、そんな子だったのかね、チミィ?」
女1「不公平だねー」
女3「そうよそうよ、私は見られ損よ」
女3「だから全員いまここで脱ぎなさい!!」
妹「え”え"っ」
女1「隙有り!」ズルッ
音がこっちまで聞こえてくる
妹「ひえっ」
女1「あっはっは」
妹「なんちゃって」ズルッ
女1「あぁーっ!!」
女3「諸悪の根源、討ち取ったりぃ!」ズルッ
女2「ひゃわっ」
妹「お前もじゃーっ!!」ズルッ
女3「あーれーっ」
どうやら全員下着姿になったようだ
女2「妹ちゃん、結構アレな下着だね」
妹「...う、うるさい」
女3「普通だね」
女1「そういう貴女も」
厳かな雰囲気が伝わる
兄(すごい見たい!!!)ジタバタ
兄は興奮を抑えきれずじたばたし始めた
だが、これがまずかった
押し入れに無理矢理入った状態だという事をすっかり失念していたのだ
押し入れの戸はズレ、倒れてしまった
誰にも当たる事は無かったが、妹達は衝撃的な物を目にする事になる
兄(死んだわ、オレ)
下2>>妹達の反応
仕方がないな~となぜか好意的
友人たちがあててんのよを仕掛けてくる
全員無視
連取りじゃね?
今回はとっとと終わらせる予定なので連取りはずらします
だが、誰も反応せず先程の会話を続けている
寧ろ下着姿の女の子を見た衝撃を兄が受ける事となる
女の子達の姿は喋り方から想像したものとほぼ同一だった
兄(...ガン無視かよ)
普通ならここで反応が無い事に安堵したり
異様な雰囲気に興奮したりする筈だ
だが、彼は違った
兄(無視を決め込むつもりだな?)
兄(いいだろう。絶対リアクションを取らせてやるっ!!)
兄(しかしどうすれば反応して貰える?)
下1>>兄のとった行動
下2>>その反応
(反応安価に行動安価が重なった場合、一つ下にずらす)
この写真の男は誰だと妹に詰め寄る
色仕掛けでごまかされた
一瞬、「ヤバい」という顔をするがすぐに「塾の先生だよ」と平然を装って答える
女1(え、誰コイツ)
女2(怖いです...)
女3(どーせ身内でしょ)
妹(兄ちゃんか。まぁ寝てただけだよね)
兄(折角だしあの写真を利用するか)
兄は押し入れから飛び出す
兄「この写真の男は誰だぁぁ!!」
妹「!?」
兄(青ざめたな)
妹「兄ぃ...」
妹はしょうがないので認識する事にした
兄(おっ?おっ?)
妹「その写真を返しなさい!」ズカズカ
妹は上目遣いで睨みながら一歩、また一歩と近付いてくる
兄「返すわけあるかよ」ヒョイヒョイ
妹「くそっ、この...」
正しくは、身長が低いので見上げているのだが
しかし、部屋の中でやりあっていればいずれ壁に追い込まれるだろう
今回も例によってその結末を迎える
兄「うおっと」ドゴ
妹「そいっ」
兄「やらせん」クイ
兄は腕を高々と挙げる
妹は身長が届かない
すると妹は距離を近付けるため兄に密着する
兄「おっ、おい待て」
妹「黙れ黙れっ!」スカッスカッ
兄「俺の体にくっついて全身擦り付けやがって...」
兄「俺的には満点だが、お前女として大丈夫か」
妹「勝機ッッ!!」パシ
妹は隙を逃さずジャンプして写真を奪い返した
兄「お、おのれ...」
妹「この変態が!!」
女1「楽しそうだねぇ」
女2「あの人が妹さんのお兄さんですね」
女3「私もああいうお兄さん欲しいなぁ」
妹「はぁ!?こいつは止めた方がいいよ!」
兄(くそぅ...次はどうしようか)
下2>>兄の次の行動
逃げられない様に抱き締める
妹の友人たちに特技のコサックダンスを披露する
全員の下着の品評
料理を振舞う
兄「...」
兄「...」
女1「あちゃー、お兄さん黙っちゃったよ」
女3「傷つけちゃったねぇ」
妹「えっ!?私が悪いの!?」
女2「素直に...謝ろう」
妹「しょ、しょうがないなぁ」
妹は兄の前に立つ
妹「そ、その...兄ぃ?」
その時
兄「コサックダンスしまぁぁーす!!」
その他「!?」
兄「えっほ、えっほ」ドッ、タッドッ、タッ
妹「...」
女1「わぁ、すごーい」
女2「えぇぇぇ...」
女3「意外と伸縮性の高いズボンを履いているんだな」
兄(我ながら完璧な動きだ!!)
妹「しばくぞコラーッ!!」キーック
兄「ギャース!」ドテン
妹「この!この!」ゲシゲシ
兄「ごふぃっ」
女1「今のはお兄さんが悪いねー」
女2「なんだか可哀想です」
女3「そうだね。大人しく押し入れに隠れていれば良かったのにね」
妹「...?」ゲシゲシ
妹は違和感に気付く
何だか人を蹴っている感触ではないのだ
妹「何か隠し持ってる?」
兄「い、いや、何も」
妹「えい」ペローン
妹はさっきまで蹴っていた脇腹の服をめくる
下2>>兄が隠し持っていたもの
妹の写真
妹の3サイズ書かれた紙
妹は紙を取り上げ、読む
妹「...おい」
兄「な、なんでしょう」
妹「この『数字』について、如何にして調べた?」
兄「調べてなどいない。データに基づいた計算だ」
妹「余計嫌だわ!!」ガスッ
兄「あべし!」
兄(これはやばい)
兄(俺の耐久がやばい)
兄(俺の理性がやばい)
兄(俺のイメージがやばい)
兄(俺のプライバシーすらもやばい)
兄は逃げる事にした
兄「よっこいしょ」
兄は早くはないが物凄く知覚しづらい動きで立ち上がる
妹「え」
兄「逃げさせていただこう!」スタタタ
妹「くそっ、追い付けない!女’s!」
女1「えっ私達?」
兄「何をするつもりだ!?」
下2>>女一同の行動(逃がしても良い)
捕まえて素っ裸にする
兄に関節技をかける
女1「てりゃ」ガシッ
兄「!?...だが!」スルッ
兄は女1から逃れる
女3「どっちも甘いねぇ」ギュイ
兄「え?」
女3「妙な体技が使える様だが、関節を封じてしまえば動けないでしょ?」ギリギリ
兄「う、ぐっ。うおおおおっ!!」ズドドドド
女3「!?」グイイッ
兄「」
兄は気絶した
女3(何か凄く嫌な予感がした...シメきれなかったら死んでたんしゃないかってぐらい)
女2「ああっ、気絶しちゃいましたよ!」
女1「やるねぇ、ところでお兄さんどうする?」
女3「じゃあ、捕獲を命令した妹ちゃんに一任しちゃう」
妹「私?」
女3「したいようにしなさい」
下2>>妹の行動(多分ラスト安価)
許す
ほっぺちゅー
妹「そ、それじゃあ...」
チュッ
妹「/////」
女1「ふーん」
女2「素敵な妹さんを持ちましたね」
女3「へ」ポカーン
~夕方~
妹の友達はもう帰ってしまった
兄「...く」
妹「起きたの?じゃあ部屋に帰って」
兄「おいおい、酷いなぁ。部屋に運んでおいてくれたっていいのに」
妹「...私にそんな力は無い」
妹(寝顔見てただけだったんだけどね)
兄「全く、幸せな厄日だった」
END
それでは、安価に付き合って戴きありがとうございました
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