佐天「”佐天さんの日”?」 (66)


・3/10佐天さんの日記念スレ。

・なんでも許せる人向け。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520693546





佐天「はぁー」トコトコ




佐天(初春はジャッジメントだし、白井さんもジャッジメントですの!だし、御坂さんは…まぁ別に)

佐天(暇だなー…)トコトコ

佐天(あっ、そういえば今日は奨学金が入金されるんだっけ?)

佐天(やった!下ろしてきて久しぶりにクレープでも食べよーっと!)ルンルン


~コンビニATM~


佐天(さてさてっと)

佐天(暗証番号3103、サテンさん、っと!)ピポパ

佐天(今月は…確か13万入るはず)

佐天(貯金残高が8万だったから…21万か)

佐天(あーあ。レベル0だから仕方ないけど…すんごい少ないよね…)トホホ

佐天「はー…誰かあたしの口座に2000万くらい入れておいてくれないかなぁ」ハハ




ピロッ。





貯金残高:20080000


佐天「」






佐天「(°д°)」

佐天「(つд⊂)」ゴシゴシ



貯金残高:20080000


佐天「」





佐天(いや確かに2000万くらい欲しいなーって言ったけども!!!)

佐天(いやいやいやいやいやいや…いやいやいや…待って待って待って?!)

佐天(どういう事!?ハイ!?Why!?何故?!)

佐天(いや知らない知らない!身に覚えも心当たりもないですけど!?)


佐天(入金は!?誰!?誰から!?)

佐天(通帳で…いや無いって。普段持ち歩かないって!)ブンブン

佐天(アプリ!アプリで確認!)

佐天(…)



振込 ガ)サテンサンノヒ
          20000000円



佐天(…”佐天さんの日”?なんじゃこりゃ)






佐天(え?何?あたしのお祝い?あたしの日?)

佐天(いやいやいや…別に誕生日とかでもないし)

佐天(…御坂さんあたりのお金持ちの悪ふざけ…ナイナイ。そんな事する人じゃないし)

佐天(でも…)チラッ



貯金残高:20080000

佐天(いやコレ絶対手をつけたらヤバイお金でしょ…)

佐天(コレ絶対手をつけたらまた何か事件に巻き込まれる系のやつだよ…)

佐天「…」チラッ



貯金残高:20080000



佐天「…」ゴクリ



佐天(理由とか、誰から、とか…何で、とかは知らないけど)


佐天(私の口座に入ってるって事は…)



佐天(ちょっとくらい私が使っちゃってもおかしくない…よね?)イヒッ





佐天(よっしゃぁあああああ!!!使うぞーッ!!)


佐天(私!今日から大金持ちだーっ!!)ヒャッホウ!




佐天(よし!まずはクレープ!夢の『クレープにトッピング全部のせ』だー!!)ダダダダダダ!





~クレープ屋~


佐天「こんにちわーっ!おじさんクレープくださいなーっ」

おじさん「あいよ」

佐天「あっ、トッピングは全部!全部乗せください!」

おじさん「あいよ」

佐天(ふふふ♪えーと、値段は…チーズケーキとバニラアイス、チョコチップとポッキー、ホイップマシマシで…1800円くらいかな?)

佐天(ヒョーオ!普段のあたしじゃ絶対食べられないお値段!ひゃーお!)

佐天「ふんふんふん~♪」





おじさん「出来やしたよ」

佐天「あ、はーい!♪」

佐天「おいくらですかー?」バリバリ



おじさん「え?無料ですが」

佐天「へ?」




佐天「いやいや~さすがに無料って事はないでしょー」

おじさん「はぁ?」

佐天「…えっ…?ホントに…タダ?」

おじさん「へぇ」

佐天「ええ…?なんでですか?」



おじさん「今日は”佐天さんの日”でしょ?だからタダです」

佐天「何そのミラクルデイ」



おじさん「佐天さんからお金をとったら罰が当たりますや」

佐天「ちょっ、あの!何ですか!?何なんですか”佐天さんの日”って!?」

おじさん「”佐天さんの日”は”佐天さんの日”であってそれ以上でも以下でもない!」

佐天「意味が…!あ、あの!今日知らない所から大金が振り込まれてて!その振り込」

おじさん「”佐天さんの日”は”佐天さんの日”であってそれ以上でも以下でもない!」

佐天「…っ、あたしもそこそこ学園都市で生きてますけど!そんなスペシャルは初めてなんですけど!」

おじさん「よかったな」

佐天「よかっ……そりゃよかったけど!腑に落ちないですよ!」

おじさん「そんな事より」ガシ

佐天「ひゃう!?」

おじさん「こんな所で時間を無駄にしたら勿体無い」

佐天「え?」

おじさん「もっと高い、普段は入れなかったり食べれない物を食べに行った方がいい」

佐天「え…?」

おじさん「今日は”佐天さんの日”なんだから」

佐天「いやだからその内容をですね、」






      グ ッ ド サ テ ン
おじさん「”良き佐天さんの日を!”」b

佐天「何その挨拶!?」





おじさん「はい、ではお次でお待ちのお客様ー?」

佐天「ちょっ!何はぐらかしてるんですか!?アンタさっきそんな接客じゃなかったじゃないですか!?」

おじさん「はい!イチゴおでんトッピングのヤシの実サイダーかけトロロクリームですね!」

佐天「ちょっと…って何その地雷臭半端ないの」

おじさん「890円です!」

佐天「しかも高ッ!?」





・・・・・・。






佐天「はー…」トボトボ

佐天(結局聞き出せなかった…)

佐天(え?何?全国の”佐天”って苗字の人だけ特別割引デーってこと?)

佐天(ンなワケないって。聞いたことないし…)

佐天(…クレープおいし)モッモッモッ

佐天「ん?」


佐天「あっ、アレかわいい!」タタタ…




ショーウィンドウにあるクソ高い服<よぉ

佐天「いいなー…」ベッタリ




佐天「うーわ…ジャケットだけで8万とか」

佐天(毎度思うけどさー服の価格って高すぎない?)

佐天(そりゃーブランドとかー、センスとかー季節感とか制作の手間や開発費とか色々あるとは思うけどさ)

佐天(はーあ。貧乏学生には手が届かな…)

佐天「…」


佐天「…」チラッ


財布<ミッチリ


佐天「…」ゴクリ





佐天(いや、いやいやいや!)ブンブン

佐天(よくよく考えてみればそんな誰とも知れない人から振り込まれた大金なんて怖いよ!!)ブンブン

佐天(使っちゃダメだ!絶対!)ブンブン

佐天(…でもちょっとだけ、)

佐天(いやいやいやバカバカバカ!あたしのバカ!)ポカポカ

佐天(絶対ダメだって!120%怪しいもの!)

佐天(こーいうのはすぐに固法先輩とか白井さんとかに相談して、)




佐天(…でも、もし『本当に何のデメリットもなく自由に使っていいお金』だとしたら?)






佐天(お金持ちな御坂さんや白井さんはともかく、初春や固法先輩、他の警備員や風紀委員に知られたら──?)


『ちょっとお金貸してよ~』

『これは僕が預かっておきます!…また来てもしらばっくれますけどね』

『新しいパソコン!クレープ食べ放題!やりましたね佐天さん!』

『新しいバイク…ごほん!これは私が預かっておくわね!』

『さ、酒飲み放題…いや、何でもないじゃん!これは私が預かっておくじゃん!』



佐天(だ、ダメだ!絶対パクられる!!『お年玉はお母さんが貯金しとくわね』と同じくらいの確率でパクられる!!)



佐天(そりゃそうだよ!だって棚から牡丹餅どころか棚から金塊だもの!)

佐天(あたしだって同じ立場なら横領しちゃうかもしんないし!)

佐天(うあー!でも怖いよ!)

佐天「…」チラッ



高くてかわいい服<で、どうすンの?借りンの?


佐天「…」



『今日は”佐天さんの日”でしょ?だからタダです』



佐天(いや…もしかして…お金使わなくても買えちゃうんじゃ?)



──────

──────────
─────────────



~服屋~

店員「わーっ!めっちゃ。可愛いですねー!」

佐天「そ、そーですかぁー?//」

店員「えっと…試着された服全部、買われるとの事ですけど…ホントに大丈夫です?」

佐天「あっ、ハイ!全部!全部下さい!」

店員「お買い上げありがとうございまーす!」


佐天(さて…どうだ?)

佐天(大丈夫。もしお金かかっても私にはヤバイお金がある!)



店員「ではお会計、32点で」

佐天「…」ドキドキ

店員「38万4800円です」

佐天(おっふ…無料じゃない…)ズーン

佐天「わかりました…」ゴソゴソ

佐天(うあー…あたしこんな大金払った事ないよ)

店員「が」

佐天「え?」

店員「本日”佐天さんの日”ですので90%offで結構です」ニッコリ

佐天「」


佐天(でもタダじゃないんだ…ちょっとガッカリ)




・・・。





カランコローン。



    グ ッ ド サ テ ン
店員「”良き佐天さんの日を!”」b

佐天(うわ!また出た!)




・・・・・。


佐天(…どーなってんの)トコトコ

佐天(いやいやいや…こんな高い服あんだけ買って90%offはありえないでしょ!)

佐天(何!?何なの!?”佐天さんの日”って何なんですか!?)

佐天「…他の人はフツーにお金払ってたしなー」

佐天「カバー仕切れない額がある…けど、超えなければお金は減らない…」



佐天(…こうなったらもう開き直って満喫してみよっかな?)


佐天(そしたらちょっとは謎が解けるかもしれないし!)




佐天(ほら、クレープ屋のおじさんも『もっと高いとこ行った方がいい』とか言ってたし!)

佐天(そう、きっとこれは普段あんまりいい思いしてないあたしに神様が御褒美くれたんだよ!)

佐天(学園都市に来る前に母さんに持たされたあのお守りのご利益かな!)

佐天(うっし!そうと決まれば…!)




・・・・。






~文房具屋~


佐天(やった!可愛いペンとかタッチペンいっぱい買えた)♪

佐天(もうボロいのしかなかったもんなぁ~…)ホロリ





~キッチン用品店~


佐天(やった!調理器具も全部一新!いぃいっやっほー!)

佐天(コレでまた御坂さんとお菓子作りたいな~)~♪

佐天(たこ焼きプレートもついでに買っちゃったし…友達呼んでたこ焼きパーティーしたいなー)



~携帯屋~


佐天(うっしゃ!最新機種ゲット!)

佐天(やっぱり性能イイヤツがイイよね~キャンペーン中で機械のお金も全部ゼロだったし!ラッキー!)



~家電屋~


佐天(おおおお!ウチにあった炊飯器とか冷蔵庫とか洗濯機、全部引き取ってもらって最新式のやつに変えちゃったよぉお!怖ー!!)

佐天(しかも電子辞書も5万のイイヤツに…//)

佐天(もうボロボロだったもんなぁ…あたしの電子辞書)ホロリ

佐天(オマケにiPadも新古品で買っちまったぜ!)フフフ…


~アクセ屋~


佐天「すみませーん!そこらへんのオサレなアクセ全部下さーい」

佐天「ハイ、そのけん玉みたいな…バッボ?それもください」





~また別の服屋~


佐天「そっからそこまでください」

佐天「ハイ!あたしスタイルいいんで!丈とか直さなくてオッケーでーす!」

佐天「そのジーンズも!ハイ!ジャケットも!ボレロとかあーあとそのチノパンも!」

佐天「あー!かーわいー!それも!そのクリーム色のやつ!ください!」





~化粧品屋~


佐天「店にあるやつ全部下さい」






~また服屋~


佐天「そっからそこまでください」






~パスタ屋~



佐天「パスタ美味ぇ!パスタ美味ぇ!」ズルズルズル





~タクシー~

佐天「歩き疲れたしタクシー使お。ヘイ!タクスィー!!」ビシッ


キッ。




運転手「どちらまでェ?」

佐天「日本の…夜明けまで…!」キリッ

運転手「お客様ァ?恐れ入りますが学園都市内の具体的な場所限定でお願いしまァす」





同乗者「プフー!真面目かよ第一位様は!」

運転手「仕事なンだから当たり前だろォが」

同乗者「ミサカならもっといいツッコミしたね!」ギャハ☆

運転手「別に漫才やってるわけじゃねェンだよ」

佐天(この人達仲いいなぁ)





~スポーツ用品店~



佐天「カチコミしても折れない金属バットください」

店員「お嬢ちゃんどこの組のモンだぃ?」





~スパ~


佐天(E:水着)「あははははは!!あははははは!!」ザバザバザバザバザバザバザバザバザバ


佐天「貸切プールすごぉぉ!!すごい気持ちィイイーッ!」ザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバ


佐天「気持ちィイイ!!超気持ちィイイ!!」ザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバザバ




~カラオケ~




佐天「お前らァァァァ!!!」



佐天「今日はあたしのぉーッッ!!」


佐天「奢りだァァァァッッ!!!」




マコちんむーちゃんアケミ初春佐天「「「「「イェェエエェエエエーッッ!!!」」」」」











佐天「頼め頼め!パフェでもカレーでもピザでもパーティープレートでも!」

佐天「好きなだけ頼めェエエエーッッッッ!!!」

むーちゃん「ヒャッハァアア!!!」ガツガツガツ

アケミ「ちょっあんた女の子でしょ![ピザ]るよ?もうちょいさぁ」

マコちん「甘いのウマー♪」モッモッモッ

初春「…」




訂正。



佐天「頼め頼め!パフェでもカレーでもピザでもパーティープレートでも!」

佐天「好きなだけ頼めェエエエーッッッッ!!!」

むーちゃん「ヒャッハァアア!!!」ガツガツガツ

アケミ「ちょっあんた女の子でしょ!デブるよ?もうちょいさぁ」

マコちん「甘いのウマー♪」モッモッモッ

初春「…」







佐天「うーいーはーるー♪どーしたの?頼まないの?」

初春「…急にどうしたんですか佐天さん」

佐天「えー?」

初春「ほら、昨日まで『やっべー…このままだと化粧水すら買えない…』とかボヤいてたのに」

佐天「ほほほ…いやまぁ今日のあたしは無敵だからさ?」

初春「はぁ」

佐天「さーて歌お歌お♪初春何歌うー?」

初春「宝くじでも当てたんですか?」

佐天「んー?んふふふふーナイショー」ニヘラ

初春「もう!いいじゃないですか教えてくれたって!」

佐天「あはははは!別に何でもいいじゃん!ほら!初春も好きなの頼んでいーよ♪」

初春「う…うーん。まぁそれじゃあ…」



・・・・・。






佐天「はーっ!楽しかったー!」

佐天「…」

佐天(でも…ホントに何だったんだろ)

佐天(2000万もそうだし、完全に0円にならない時もある謎の”佐天さんの日”割引)

佐天「…」

佐天(2000万もだいぶ減っちゃったなー…)

佐天「…」トコトコ

佐天(まいっか。スーパーカップ買って帰ろ)















『…』



~窓のないビル~




ミナ「…」カツカツ、カツカツ…

ミナ「アレイスター?」

アレイスター「何かね」

ミナ「気になった事が」

アレイスター「…」

ミナ「何故彼女にあの大金を渡したのです?」

アレイスター「…彼女が受け取るべき金額があの額だっただけさ」

ミナ「と言いますと?」





アレイスター「『学園都市在住』『彼女のことを知らない人間』全員に聞いた。」


アレイスター「『あなたがこの少女に援助するとしたらいくら出しますか?』」


アレイスター「但し何か患っているだとか貧困に喘いでいるだとか、『何故援助が必要か』の判断材料となりそうな前提条件は一切伝えないとする」

ミナ「はぁ」

アレイスター「なお、言った金額を本当に出す事になるとする」

ミナ「それは…寄付される額は少なそうだとは思いますが」

アレイスター「何故かね?」

ミナ「理由がないでしょう。そんな聞き方では彼女に出資しうる理由なんて彼女の見た目ぐらいしかないのですから」

アレイスター「かもしれない」




アレイスター「が。面白いことに実際にやった結果が彼女に振り込んだ2000万円という額だ」

ミナ「…」

アレイスター「『人はどこまで見た目、可愛さのみの判断基準で身を削れるか』」

アレイスター「また、『どこまで憶測してしまうのか』」

ミナ「…」

アレイスター「その実験も兼ねていた」

アレイスター「彼女の写真を見て、見た目にそのまま金を出してしまう者も居れば、損得勘定だけで早計に決めてしまう人間もいた。」

アレイスター「が、思慮深い人間ならば考えるはずだ」

アレイスター「『意図は不明だが、この年端もいかない少女は不特定多数からの援助が必要なほどに何らかの重大な理由を抱えているのでは?』」

アレイスター「『もし仮にそうだとするならば、それを助けなかった自分は非難されるのでは?』」

アレイスター「とかな」

アレイスター「『人はどこまでなら偽善を貫けるのか?』という簡単な心理実験でもあった」

ミナ「…相変わらず悪趣味ですね」






ミナ「ところで」

アレイスター「む?」

ミナ「…その実験”も”兼ねていた、とは?」

アレイスター「…」フッ



















アレイスター「実は彼女がアイドル、私プロデューサー!な事をしようと思っていてね」


ミナ「」





アレイスター「しかし正直彼女がどこまで通用するのかわからなかった」

アレイスター「無論、あの手この手を使って偶像として祭り上げる事は容易いとも。だがそれではつまらない」

アレイスター「しかしだ。フツーに頑張って彼女を心底『カワイイ!チヤホヤしたい!』とか思っちゃうのが万一数百人程度で終わったら私も彼女も辛いだろう?」

ミナ(その前に彼女の意思の尊重はどこいったんですかね)

ミナ「…彼女にはその旨は伝わっていなかったようですけど?」

アレイスター「必要ない」

ミナ「はぁ」

アレイスター「何、『その2000万はアイドルになる契約手付金です。え?聞いてない?その旨のメール、ちゃんとしたじゃないですか~『使ったら許諾していただいたとみなします』とも…え?もう使った?じゃあ…』」

アレイスター「とでも言って偽造と捏造、金で彼女を縛る」




アレイスター「まぁ他にもいくらでも手はある」

ミナ「外道…クソ野郎、小悪党…いえ、ただの詐欺師ですね」






アレイスター「なんとでも言いたまえ。私は目的の為なら手段は選ばない」

アレイスター「アレPはこれから忙しくなるな…さて、」

ミナ(誰がアレPだ)

アレイスター「彼女への謝礼の意も込めたサービス、街中の人間にかけた『買えるもの全てが激安or無料になる”佐天さんの日”催眠』をそろそろ解除し──────」













アレイスター「」


上条「…」

御坂「…」



アレイスター「…」

アレイスター「何時から…っていうか君たちどうやってここn」

上条「いいぜ、お前があの子の人生を勝手にめちゃくちゃにしようとするなら…!」

御坂「”超電磁砲”って知ってる?」バチバチバチバチバチバチ

アレイスター「待─────────」









~佐天宅、ベランダ~


佐天「~♪」



キラッ☆



佐天「あ、流れ星。」


佐天「…明日もいい日でありますように!」


佐天「というか請求が来ませんように!」パンパン




佐天(アレ?流れ星って下から上へ登ってくんだっけ…?)







佐天「まいっか!」ニパッ

佐天(…そういえば…)

佐天(余ったお金、どうしよっかな)


佐天「…」

佐天(使っちゃおっかな…)

佐天(でもそこそこ大金なんだよね…全部使うのもなー…)




佐天「…」ンー


テレビ『”置き去り”問題が深刻する中───』


佐天「…」


佐天「…」




佐天「…」ピッピッピッ

とぅるるる。とぅるるる。


初春『ふぁい?』

佐天「ごめん寝てた?」

初春『いえ。大丈夫ですよ。どうしたんですか?』

佐天「…ねぇ初春」

初春『はい』

佐天「もしさ、1000万くらいお金があるとしたらさ」

初春『はい』

佐天「世の中の問題、1個くらいは解決すると思わない?」

初春『えー?問題の規模にもよるでしょうけど、1000万くらいじゃ足りないんじゃ?』

佐天「…」





佐天「…いくらぐらいあったら解決するかな」

初春『さぁ…規模にもよるでしょうけど7億円ぐらいとかじゃないですか?』ファァ…

佐天「そっかー…」









~10年後、3/10、とある高校~



カッ、カッカッカッ、カッ!


上条「えーというわけで、佐天涙子さんはその後その元手を使って活動を開始」

上条「アイドル活動する代わりに当時の統括理事長に法制度整備させたり募金活動や講演、地道な活動を続けた結果!」

上条「”置き去り”を引き取り、自立までを手助けし、決して実験動物にはならないようにする制度を作ったわけだな」


生徒「へー先生詳しいね」


上条「そりゃな。──そして、学園都市では彼女の功績を讃え」



上条「彼女の運命が動き出した3月10日を─」









────────
──────────




佐天「”佐天さんの日”?」ウゲェ

初春「そう呼ぶようになったそうですよ?」クス







おしまい。書き始めた日付が3/10ならギリセーフ!滑り込みセーフ!!

よくわかんなかった?安心しろ書いてたオイラもさ!



?”グ ッ ド サ テ ン ?”
”良き佐天さんの日を!”



依頼噴射してきます。



あ、一方さんとワーストのタクシーのとこは昔あったとあるSSのパロです。なんかふと思い出したんで。

よかったら探してみてくださいな。では

乙 久しぶりに佐天さん見れて良かった

そういう能力かと思ったw


サテンさんはアイドルとしても通用するわね
初春と一緒に売り出したい

なんか懐かしい
だいぶ昔だな一方通行が運転手やってたss
総合だっけ

やはり佐天さんは天使

サテンサンカワイイ

良い話だった

久々のとあるssかつ良い話乙
三期を期にまた増えればいいな

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom