モバP「そろそろ近未来編突入かな?」千川ちひろ「?」 (14)

25世紀


モバP「最近仮想化? 電子化ってすごいですね」

千川ちひろ「どうしたんですか? いきなり」

P「いえね、この前CM見たんですが家の鍵も電子化されたりとか世の中の物がどんどん電子化されてるな~って」

ちひろ「そうですね。電子化できる物はどんどんしていくと世の資源も無駄遣いせずに済みますし」

P「あ、昔のアニメで電子戦用のP3ってのカッコイイですよね。レドームがグルグル回る奴」

ちひろ「……」

P「…それはそうと、このまま行くとどうなるんでしょうね」

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ちひろ「さぁ…考えてもみませんでしたし…」

P「電子通貨はなってますし…手紙もそうですね、メールですし」

P「流石に食事が電子化ってのは無さそうですね」

ちひろ「……」

P「思考の電子化ってのはSF小説とかだとありそうですね」

ちひろ「……」

P「どうしたんですか?」

ちひろ「いえ…思考の電子化ってのはできると思います」

P「へぇ~どうな感じになるんです?」

ちひろ「う~ん、幽霊みたいな感じでしょうか…」

P「ちょっと興味ありますね」

ちひろ「やってみますか? あんまりおすすめしませんけど…」

P「やってみたいです! あ、でも副作用とかありますか?」

ちひろ「結構きついのありますよ」

P「げ、じゃあやめとこうかな…一応どんなんです?」

ちひろ「食事・睡眠の必要がなくなります。移動に制限がかかります」

P「制限?」

ちひろ「まぁ電波の届く範疇のみ移動可能で電波のない所には行けません」

P「他には?」

ちひろ「? 以上ですが…」

P「まぁそれくらいだったらやってみようかな?」

ちひろ「えっと…本当にするんですか?」

P「興味あるので…あ、大切なこと忘れてた。元に戻れますよね?」

ちひろ「条件さえクリアすれば大丈夫ですよ」

P「じゃあお願いします!」

ちひろ「わかりました。では電子実験室へ行きましょう」

■電子実験室

ちひろ「始めますよ?」

P「OK」


バリバリバリ


ちひろ「終わりました」

P「あれ? もう終わりですか?」

ちひろ「はい。気分どうですか?」

P「普通です」

ちひろ「今のプロデューサーさんは普通の人には見えていません。それと思った所へ瞬時に移動できます」

P「へ~じゃ、ちょっと試してみます」シュン

■女子寮

シュン
P「おお! すげぇ…本当にワープした!」


……


P「さて、堪能したし戻るか」シュン

■電子実験室

P「ちひろさん、これ凄いですね!」

ちひろ「気に入りましたか?」

P「ええ!」

ちひろ「元の身体に戻りたいですか?」

P「うーん、今は良いです」

ちひろ「でしたら元に戻るまでの間プロデューサーさんの身体は私が管理しておきますね」

P「はーい」

1週間後

P「なんか飽きてきた。だってちひろさん以外俺に気づかないもん」

ちひろ「元に戻りたいですか?」

P「ええ。そろそろ戻りたいです。今からいいですか?」

ちひろ「条件さえクリアしていただければ」

P「そういやありましたね。何です?」

ちひろ「5000万マニーです」

P「え?」

ちひろ「5000万マニーです」

P「そんな金ないですよ!」

ちひろ「稼いでいただきます」

P「身体がないのに?」

ちひろ「このカードに5000万チャージしてきてください」

P「どうやって?」

ちひろ「お向かいに銀行があります」

ちひろ「今のプロデューサーさんなら普通にチャージするだけでOKですよ」

P「そうなんですか…ところで銀行の周りにレーザーみたいなの張ってあるんですが、あれは?」

ちひろ「ファイアーウォールですね」

P「触れると?」

ちひろ「消滅します」

P「……」

ちひろ「触らなかったらいいだけですよ」

P「あの他に戻る方法は?」

ちひろ「ないです」

2年後

P「何とかチャージしてきました」

ちひろ「ありがとうございます。意外と時間かかりましたね」

P「ええ、だって命掛かってますから」

ちひろ「じゃあ元に戻しますか。そこに座って待っててください」

P「ええ」

ちひろ「ちょっと凛ちゃんの家に行ってきます。プロデューサーさんの身体預けてましたので」

P「わかりました」

15分後

ちひろ「連れてきました」

P「こんなに痩せてましたっけ俺」

ちひろ「さて元に戻しますよ」


バリバリバリ


ちひろ「終わりました。気分はどうですか?」

P「……あんまり良くないですね。脱力感が半端ないというか…」

ちひろ「大丈夫そうですね」

P「まぁ」

P「そういや5000万なんて大金何に使うんですか?」

ちひろ「……」

ちひろ「病気の妹の手術代が5000万しますので…」

P「あ、そういう事だったんですね。俺姉妹愛とかそういうのに弱いんですよ。涙出そう…」

ちひろ「じゃあ私はこれで」スタコラサッサ

ガチャ

渋谷凛「プロデューサーおかえり」

P「おう! り…それどうした!?」

凛「プロデューサーとの子供だよ」サスサス

P「え?」

その後、プロデューサーと凛は無事結婚できましたとさ。
ちひろさんの妹も手術に成功して皆円満になりました。

短いけどおしまい。

あと10年くらいしたら補助脳とか出そう

脳みその増設メモリはほしい

Pの義体いっぱい作ろう

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