耕平「連射型フライングナイフを使えるようになった」ハス太「へぇ」(20)

ニャル子SSにもかかわらず当たり前のように「トリコ」の技と生物名が湧き出る今シリーズ一覧のようなもの

真尋「レッグフォークを使えるようになった」ハス太「へぇ」
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某所で描いた漫画

ハス太「いつごろから?」

耕平「一週間ほど前から」

ハス太「いくらなんでも成長が早くない? 成長期で何とかなる話じゃないよ」

ハス太「たかはらくんはぼく達にかかわるようになったのはつい最近でしょ」

ハス太「それにまひろくんはぼく達と出会ってからフライングフォークを習得まで一ヶ月超過かかってたよ」

耕平「先輩面してウザい某女顔は、邪神という危険な環境にいながら」

耕平「実際は惑星保護機構に守られている立場に甘えて暮らしてきた」

耕平「結果、危険な状況でありながら多少連れまわされて疲れたとしてもその疲労だけであれば人間としての潜在的想定の範囲内」

耕平「しかも恩人を邪神と知る前からフォークで刺す恩知らず」

耕平「その無神経さから俺の目の前で技を見せた事で」

耕平「邪神ハンターとしての遺伝子が過剰反応を齎した」

耕平「それにこの女顔は惑星保護機構によって常に生命の保証を得られている状況」

耕平「身の危険が起きても保護者対象という立場を驕り邪神に泣きついておけば事が済んだ」

耕平「そのぬるま湯に浸かった怠慢により」

耕平「邪神ハンターの遺伝子は投擲術というデフォルト特性の発芽程度で長期間済んでいたのだろう」

ハス太「なるほどぉ」

耕平「俺の場合幼馴染2人まで巻き込んでる」

耕平「俺の未熟さも原因ではあるが堅気が知らなくて、否、知ってはならない世界の存在を勘付いてる」

耕平「本来なら隠し通すべき事実であったが錯乱していた俺はあの二人の目の前でフライングナイフを見せてしまったんだ」

耕平「それが単なるメス顔陰キャ野郎に対する怒りで」

耕平「幼稚な自身の癇癪で2人を……」

真尋「酷いな、そのメス顔陰キャ野郎」

耕平「てめぇの事だよ!」

真尋「ハス太、もしかしてお前か?」

ハス太「玉もぎとってモノホンのメスにしたろか?(サイクロンエフェクト声)」

真尋「ごめんなさい」

耕平「せめて自分の力を制御しようと思って」

ハス太「それでぼくを呼んだんだ」

耕平「メス顔陰キャ糞野郎は呼んだ覚えないんだが」

真尋「僕の扱い酷くない?」

ハス太「当然の結果だよっ」

耕平「まず、あの木に向かって、フライングナイフ!」ズバンッ

木「いてっ」

ハス太「普通のフォークで切り込み入れた程度の傷がついたね」

真尋「こんなもんか」

耕平「これが普通だろ、否、ナイフ状のエネルギー出せる時点でもうおかしいから普通も糞もないだろうが」

耕平「次は連射型フライングナイフ!」ズバババッ

木「痛っ」

ハス太「さっきより小さい切り込みが無数に出来たね」

真尋「2割ぐらいしか命中してないな、残りの8割は――あっ」

田中の弟「俺のクラスの肉欲系男子がアヘ顔ダブルピースしててさ――」

TNK-9999「マジで――」

田中の妹「兄貴! 横からナイフが無数に!」

田中「ぎゃああああ!」ザクザクザクッ

田中の妹「兄貴ィィ!!」

TNK-9999「その肉欲系男子の人、セイケンザーに陥落しないかなぁ」

田中の弟「その肉欲系男子をモデルにして総受けする薄い本、確か級友が出てたような――」

TNK-9999「本当?」

田中の妹「その事詳しく――じゃなくてせめて救急車呼ぼうよ!」


耕平「今悲鳴がしたような……」

真尋「大丈夫、初心者なら誰もが通る道だから」

ハス太「田中くんは屍にして越えるものじゃないよ」

耕平「命中率が悪いな」

真尋「ちゃんと練習してるのか?」

真尋「僕に攻撃した時から何も上達してないじゃないか」

耕平「練習する場所ないだろ」

耕平「家じゃ狭いし、一般人に見つかればすぐに都市伝説だぞ」

ハス太「邪神ハンターだけどかかわりのある邪神がぼく達くらいだし練習場所確保させるのはさすがに酷だよ」

ハス太「まひろくんだって練習する時結界で他の人に見えないようにするためにぼく達の誰か傍に置いてるでしょ」

真尋「そんな後付設定があったのか」

ハス太「せめて話合わせて」

真尋「体力の消耗が激しいだろうし実践でフライングナイフを使うにしても最終手段」

真尋「まずは実弾練習をしてみたらどうだ?」

耕平「……実弾?」

真尋「お前の場合はテーブルナイフ、僕の場合はフォークの事」

ハス太「急にヤクザ用語使い出すイキった中学生みたいな事言うね」

真尋「ナイフフォーク武器にしているのって一般人に聞かれたらおかしい人だと思われるだろ」

ハス太「実弾も物騒だからね」

耕平「あいにくナイフは持ってないんだ」

真尋「そう思って予め用意したテーブルナイフがこちらに」つテーブルナイフ

耕平「何で持ってるんだ」

ハス太「先輩面したくて三日前から常に持ち歩いてたんだよ」

ハス太「悪いけど付き合ってあげて」

真尋「何でひとりぼっちの子を無理やり友達グループに入れる先生みたいな事言われてんの、僕」

耕平「じゃあ試しに投げてみるか」ナイフシュッ

木「うわばら」ザクッ

耕平「」

ハス太「縦に半分の高さまで切り裂いたね」

真尋「大丈夫か?」

耕平「何これ怖い」

真尋「大丈夫、まだこの程度だろうけど慣れれば――」フォークシュッ

岩「ひびゃ!!」ボッ

真尋「岩が砂になるほど木っ端微塵に」

耕平「」

ハス太「それ逆効果」

真尋「先輩の威厳を理解させるには視覚情報がわかりやすいだろ」

ハス太「カスみたいな理由だね」

耕平「はは……わけわからねぇよ……」

耕平「ただのナイフで、しかもテーブルナイフで……」

真尋「磨けばさらに上を目指せるよ」

ハス太「違う、そうじゃない」

耕平「……日本に住んでれば猟師や警察でもない限り一般人なら拳銃を持つ事すら臆する」

耕平「正当防衛であろうと人を殺す恐怖は持ち合わせている」

耕平「そしてもっとも恐れるのは誤射だ」

耕平「一撃で容易く人の命を奪う道具を持つ事に俺は順応なんかしちゃいない」

耕平「そして俺はただの生活用具で容易く命を奪える道具にしてしまうんだ」

耕平「幼馴染と外食に出かける事も多いし、他者の前でテーブルナイフを使う機会もある」

耕平「もちろんメス顔紐陰キャ糞野郎のように人に向かって投げるような事はしない」

耕平「それでも誤射を恐れる」

耕平「自分の努力に不相応な力を手に入れた」

耕平「力を制御する前に……理解する前に……」

耕平「いずれフライングナイフで命を切り裂けるほどの力を手にする」

耕平「ナイフから距離を取るという手段すらなくなる」

耕平「常に拳銃を持ち歩く事になるんだ」

耕平「軍人だって家に帰れば普通の人間だ」

耕平「よほどの銃マニアじゃなければ持ち歩かないし銃所持しても誤射対策はいくらでもある」

耕平「だが俺はそれすら出来なくなる」

耕平「安全ピンすらない体術と化した拳銃を常に所持している」

耕平「武術家のように相応の努力も覚悟もない」

耕平「護身ですらない」

耕平「過剰防衛を! 状況だけで! 捨てる事すら許されない!」

耕平「邪神ハンターの血という膨大すぎる力によって!」

耕平「先輩であるあんたならそれもわかると侮っていた」

耕平「希少で希有な道を辿ったあんたなら」

耕平「同じ険しさで歩み続けたと思ったが」

耕平「畏怖と混沌で忘却していた」

耕平「お前はぬるま湯に浸かってた事」

耕平「お前は歩道、俺は獣道」

耕平「その違いだけでまさかこれほどのウスノロとは……ッ」

真尋「僕だって誤射は怖いさ」

ハス太「以前はニャル子ちゃんにフォーク刺しまくってた人の口が言っても重みなんてないよ」

ハス太「無重力だよ」

ぬーこ「耕平君はもう少し力抜いたほうがいいわ」

耕平「母さん……」

ぬーこ「よっ、トレーニングご苦労さん、よりより先輩の息子くん」

真尋「どうも」

ぬーこ「そしておまけの琥太郎君2Pカラーくん」

ハス太「今回はぼくがたかはらくんに頼まれて頼んでもいないのに図々しく先輩づらしてついてきたのはまひろくんの方だよっ」

真尋「だんだん僕の扱い酷くなってない?」

ハス太「相応の扱いだよ」

ぬーこ「やっぱり力に臆してたわね」

ぬーこ「にしても心配性にもほどがあるでしょ」

耕平「対策しようがないんだ、心配性にでもならないと大事起こしそうで」

耕平「単発の破壊力だけなら母さんと同程度だし、フライングナイフは母さんも出来ないだろう」

耕平「母さんが長年をかけて手にした力を……こんな短期間に……」

ぬーこ「自分の力が怖い?」

耕平「当たり前だ」

ぬーこ「ふふ、じゃあ合格ね」

耕平「え?」

ぬーこ「『自分の握る剣に怯えぬ者に、剣を握る刺客はない』」

耕平「……」

ぬーこ「大山倍達(談)」

耕平「空手の偉い人はそんな事言わない」

真尋「檜佐木修兵じゃなかったっけ?」

ハス太「厳密には東仙要が檜佐木修兵に教えた言葉だよ」

ハス太「ってかブリーチだね」

ぬーこ「あんたがそれに怯えている限り誤射する可能性は少なくなるわ」

耕平「そうかもしれないが確実じゃない」

耕平「とはいえこれ以上琥太郎と理々から離れたら余計心配される」

ぬーこ「だったら練習して理解を深めればよいじゃない」

耕平「……それしかないか」

耕平「続きを始めよう、八坂先輩――否、メス顔紐陰キャボッチ糞野郎」

真尋「言い直す必要なかったよね」

耕平「悪口の単語一つずつ増やしたら言いずらくて仕方ない」

真尋「そのわずらわしさを考慮しても放たれる僕への憎悪はどこから来てるんだ」

ハス太「相応の結果でしょ」

耕平「練習に付き合ってくれ」

真尋「先輩として受けるしかないな」

ハス太「先輩扱いされてよかったね」

真尋「やめろ、恥ずかしい」

耕平「それじゃあこの的持ってください」

真尋「うん」

耕平「それ抱えながら遠くにいってください」

真尋「うん」タタタッ

耕平「それ的にしてフライングナイフするんで逃げてください」フライングナイフズバンッ

真尋「ゑ?」

真尋「びゃあああああぁぁ!! 痛い! やめろ!」ザクザクッ

真尋「フォークシールド――普通に割れた! ぎゃああああ!」シャキー-ザンッ

真尋「全力で的を無視して僕狙うのやめろ!」

真尋「せめてフォークアーマーさせる時間を!」

耕平「黙れ! 元はと言えば全部お前のせいだろ!」フライングナイフズバンズバンッ

真尋「ハス太、なんとかしてくれ!」

ハス太「おかわりもあるよっ」つテーブルナイフ

真尋「ハス太ーー!!」

耕平(琥太郎、理々、ベルテインさん、ディアナ様)

耕平(時期にこの力を理解してみせる)

耕平(いつも通りの俺になる)

耕平(それまで待ってくれ)

耕平(少しだけ時間をくれ)

耕平(すぐに戻ってこれるから――)

真尋「ケツがぁぁぁぁ!!!」ザシュッ

ぬーこ「恐れることは ただひとつ






               恐れを知らぬ戦士に為ること」

ぬーこ「大山倍達(談)」

耕平「いくら空手バカ一代っぽくしてもあふれ出すぎて介護が必要な末期の老人の排泄物並にたれ流れるオサレ度でどう考えてもブリーチだからね」

ぬーこ「えー」

>>1の下の漫画でTNK-9999のところを誤ってTNK-999に、卿が郷になってるため読む気の方は予め脳内修正しといてください
ちくしょー深山琥太郎きゅんぺろぺろしたい

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