エリウッド「リンディスが3人!!?」 (19)

リン「私はリン……ってええっ!? どうして私が二人もいるの!?」

総選挙リン「わ、私が聞きたいわよそんな事!!」

花嫁リン「私……結婚式の途中で呼ばれたんだけど……どうすればいいのかしら」

エリウッド「……」

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ヘクトル「おいおいエリウッド、どうなってんだよこりゃあ」

エリウッド「……僕が聞きたいぐらいだ」

アルフォンス「流石軍師だな……三人も同時に召喚できるなんて」

エリウッド「! アルフォンス王子……」

アルフォンス「花嫁と総選挙の期間が違うのに同時に出るのはおかしいというツッコミはなしで」

エリウッド・ヘクトル「??」

アルフォンス「なんでもない、こっちの話しだよ」

リン「ね、ねぇ。 あなたは本当に私なの?」

総選挙リン「ええ……私は正真正銘、サカ族のリンよ」

リン「キラアンの公女?」

総選挙リン「ええ」

花嫁リン「どうして同じ私がいるのか……それは私達を召喚した軍師本人に聞いてみるといいわね」

リン「ええ、そうね」

アルフォンス「いや、それが軍師本人にも分からないそうだ。 現在原因を調べてるところらしい」

花嫁リン「そんな……」

エリウッド「でも、まさかこうしてリンディスと再会できるとは思わなかったよ」

エリウッド「リンディス、この世界でもよろしく頼むよ」

リン「!!! え、ええ……///」

ヘクトル「ん? 顔赤いぞ。 大丈夫か?」

リン「だ、大丈夫よ! 気にしないで!!///」

リン「……」

リン「……ねぇエリウッド」

エリウッド「なんだい?」

リン「この世界でも……その……」

リン「……一緒に寝てくれる?///」

エリウッド「えっ?」

ヘクトル「おい、何急に言いだすんだ」

総選挙リン「そうよ何言ってるのよ!! 私にはヘクトルが……」

ヘクトル「俺がなんだよ?」

総選挙リン「!! わ、分かるでしょ!?///」

アルフォンス「……」

アルフォンス(もしや……)

アルフォンス「リン王女三人に聞きたい事がある」

花嫁リン「聞きたい事……?」

アルフォンス「あなた達三人は……結婚しているかい?」

リン「え、ええ」

総選挙リン「私も……」

花嫁リン「この格好……見れば分かるでしょ?」

エリウッド「アルフォンス王子、どうしてそんな事を……?」

アルフォンス「それじゃあ……あなた達の夫は?」

リン「エ、エリウッドよ……」

エリウッド「えっ!!?」

リン「ちょ、ちょっと!! どうして驚いてるのよ!!」

総選挙リン「私だって驚くわよ!! だって私はヘクトルと結婚して……」

ヘクトル「は、はぁ!? 俺と結婚!? 何言ってんだ!!」

総選挙リン「あなたが何言ってるのよ!!」

アルフォンス「……思った通りだ」

エリウッド「……アルフォンス王子、どういうことだ?」

アルフォンス「剣を持っているリン王女はエリウッド王子が旦那さんだと言っていて……」

アルフォンス「弓を持っているリン王女はヘクトル王子が旦那さんだと言っている……」

アルフォンス「……そしてウェディングドレス姿のリン王女、あなたの夫は?」

花嫁リン「わ、私は……ラスよ」

ヘクトル「い、一体何がどうなってるんだ?」

アルフォンス「これが示す意味、それは……」

アルフォンス「リン王女三人は……それぞれ違う世界線から召喚されたんだ」

ヘクトル「違う世界線……?」

エリウッド「つ、つまり目の前にいるのは……」

エリウッド「僕と結婚した世界線のリンディス、ヘクトルと結婚した世界線のリンディス、ラスと結婚した世界線のリンディス……ということかい?」

アルフォンス「ああ、恐らくね」

花嫁リン「こ、こんな事って……あり得るの?」

リン「それにしても……あなたのそれ、凄く綺麗なドレスね」

総選挙リン「はぁ……私も結婚式挙げたいわ」チラッ

ヘクトル「なんで俺を見てんだよ」

エリウッド「すまないリンディス……僕は君の知ってる僕ではないんだ」

リン「……謝らなくていいのよ、気にしないで」

総選挙リン「……」

ヘクトル「あー……そのー……俺は旦那じゃねぇ!!」

総選挙リン「はいはい分かった分かった」

花嫁リン「ね、ねぇ!! ラスは!? ラスはどこ!?」

アルフォンス「ラスは……恐らく軍師はまだ召喚していないだろう」

エリウッド「それにしても驚いたよ、僕とリンディスが結婚するなんて」

リン「私だって驚いたわ。 だって別の私がヘクトルと結婚してるんだもの」

リン「あなたはヘクトルのどこに惚れたの?」

総選挙リン「べ、別になんだっていいじゃない!!///」

花嫁リン「よくないわよ、私の事情は気になるわ」

総選挙リン「そ、そういうあなたはどうしてラスと!!?///」

リン「ラスはしっかりしてるもの。 惚れても無理はないと思うわ」

花嫁リン「それに比べてヘクトルはいい事がないもの」

ヘクトル「はぁ!!? ないこたぁねえだろ!!」

総選挙リン「そうよ!!! 戦ってるヘクトルの姿、すっごくかっこいいんだから!!」

総選挙リン「斧を振ってる時とか、馬に乗ってる時とか……」

ヘクトル「……初めてリンが褒めてくれたぜ」

花嫁リン「……どこの世界線の私もヘクトルには辛辣なのね、私もだけど」

リン「そういえば……エリウッドの世界線では私はどうなってるの?」

エリウッド「……それが……」

リン「!!! もしかして……亡くなってるの?」

エリウッド「僕の周りで唯一独身なんだ」

リン「」

ヘクトル「はぁ? 違えだろ」

総選挙リン「違う……?」

ヘクトル「確かリンは……ケントと二人で暮らしてるんじゃなかったか?」

エリウッド「えっ!!?」

エリウッド「待ってくれヘクトル、初めて聞いたぞ」

花嫁リン「ちょっと、どうしてそこで誤解が生まれてるの?」

アルフォンス「もしかしたらエリウッド王子、ヘクトル王子……あなた達二人もそれぞれ違う世界線から召喚されたのかもしれない」

ヘクトル「何ぃ!?」

エリウッド「そうか……僕とヘクトルは同時に召喚されたから……それで同じ世界線だと勘違いしてただけかもしれない」

ヘクトル「じゃ、じゃあよ。 確認してみようぜ。 最後にネルガルにトドメをさしたのは俺だよな?」

エリウッド「僕だろ?」

ヘクトル「おい……マジかよ」

アルフォンス「どうやらここにいる5人……それぞれ違う世界線からやってきたみたいだな」

アルフォンス「あの軍師……凄い力だ」

エリウッド「ああ、だけど世界線が違うだけで……君達がリンディス、ヘクトルなのには変わりはない」

総選挙リン「ええ、折角召喚されたんだもの。 ここでも変わらず頑張りましょう!!」

ヘクトル「おう!! やってやろうぜ!!」

エリウッド「そうだ、気になる事があった」

花嫁リン「何?」

エリウッド「三人の世界では僕とヘクトルはどうなってるんだい?」

エリウッド「……そうだ。 ヘクトル、君の世界での僕も」

エリウッド「因みに僕の世界の君はフロリーナと結婚してる。 僕はニニアン」

ヘクトル「俺んとこでは俺もお前も独身だ」

エリウッド「独身か……そして……」

リン「私の所ではエリウッドは私と、ヘクトルは独身よ」

総選挙リン「私の方は逆ね。 ヘクトルは私と結婚しててエリウッドは独身よ」

花嫁リン「私の所は……」

エリウッド「君の所は……?」















花嫁リン「エリウッドはヘクトルと付き合ってるわ」

一同「!!!!?」

終わり

たまげたなぁ

FEは公式で同性婚できるもんな……

恐ろしや…

アッー!

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