ガヴリール「抽選で食べ放題を当ててしまった…」 (13)

ヴィーネ「えぇっ、それ本当っ!?」

ガヴリール「嘘はつかない! ほらっ」

ヴィーネ「あっ、本当ね!? でも、ガヴ…いつの間にそんなものに応募したの?」

ガヴリール「あれだ!! 前にヴィーネとファミレスに行った時、見つけたあるプレゼントご応募を見て何となく応募した、やつだ」

ヴィーネ「そういえば、ガヴ何か記入してたわね…あの時」

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ガヴリール「それよりどうするんだ、これ?」

ヴィーネ「どうするって行くしかないじゃないのっ!?」

ガヴリール「そうだな…。それにこれ、期限が今日までなんだよねー」

ヴィーネ「なっ、それだったらすぐに行かないと!? せっかく当たったのにもったいないじゃないの!」

ラフィエル「話、聞かせてもらいましたよ♩」

ヴィーネ「わぁ、ラフィ…いつの間にっ!?」

サターニャ「わーはっはっは。この大悪魔mガヴリール「うぜぇ。さっさと省略!」

サターニャ「ちょっとーーっ!!??」

ヴィーネ「良かったらラフィたちも行く?」

ガヴリール「そういやあ、ちょうど4名様までOKって書かれてるしな」

ラフィエル「えぇ、ぜひ…ふふっ♩(また面白い事が起きるかな~)」

サターニャ「しょうがないわね、この大悪魔もアンタらに同行しようじゃないか♩♩」

ガヴリール「んじゃあ、行くかー」

ガヴリールヴィーネラフィエル犬「「「「…………」」」」スタスタスタスタ

サターニャ「………って」

サターニャ「いきなり、ふざけるんじゃないわよーーーーーーーーーーっ!!!!!?????」ドカーン

ガヴリール「おわぁっ!?」

ヴィーネ「っ!?」

ラフィエル「あらぁ~」

犬「?」

サターニャ「どうして私が置いてきぼりなのよっ!? そもそもどうしていつもの犬が同行する事になってるのっ!!」

犬「…」

ガヴリール「あっ、お前が行くのか…」

サターニャ「なんで私はそんな扱いなのよっ!!??」

ラフィエル(そんな扱いのサターニャさん、可愛い~♡)

ヴィーネ「まぁまぁ、ガヴ。そんな意地悪しないでサターニャを連れていきましょうよ、ね?」

ガヴリール「……分かったよ」

ラフィエル「あっ、そういえば、今考えた事ですが、食べ放題と言っても果たして充分食べれるのでしょうか?」

ヴィーネ「あっ、そういえばそうね」

ガヴリール「確かに食べ放題だから、食べ物は無限に出て来るからなぁ…。充分満たされないのももったいないよなぁ……」

サターニャ「食べ放題ってやつは何だか厄介ね…」

ラフィエル「あっ、でしたら、こうしましょう!」

ヴィーネ「何か良い策でもあるの?」

ラフィエル「まずはある程度の料理を盛ってからテーブルに行きます。それからおまるを用意し、あらかじめ下を脱いでスタンバイ…後は料理を頂きながら合間に下剤を飲んで……」

ガヴリールヴィーネサターニャ「「「却下ーーー!!」」」

ラフィエル「えっ?」

ガヴリール「お前バカかっ!? そんなこと出来るわけねぇだろ!」

ヴィーネ「そもそも下品極まりないものよ……」

サターニャ「それにアンタ天使だったら…天使としてのイメージも大切にしなさいよっ!?」

ラフィエル「えぇ~、だめですか~?」

ガヴリール「ダメどころか、追い出されるぞ…100%」

サターニャ「うぅ、食べる前から何だか吐き気がしてきた…」

ラフィエル「ですが、今の方法でしたら…すぐに出せて効率的に食が進む、と思いますが?」

ヴィーネ「ラフィ、私ら女子のイメージを壊さないで」

続きはよ

サターニャ「だったら昼行くなら朝食を、夜行くなら朝食や昼食を抜く…みたいな事ってどうよ?」

ラフィエル「つまりは本来食べる分を抜きにして食べ放題に挑むって事ね♩」

ヴィーネ「ダメよ…そんな方法、体に悪い! いい? 朝昼晩は三食、しっかりと摂取する事が大事よ!!」

ガヴリール「はいはい…ヴィーネの真面目な話はおいといてさ……」

ヴィーネ「ちょっと、ガヴーっ!?」

ガヴリール「充分食べれるで思い出せたんだけどさ、前に痩せた奴がたくさん食べるのを見たことがあって…あれ良く食えんなぁって思ったんだよなー?」

ラフィエル「あら、それは私も見たことがありますよ?」

サターニャ「ふふふっ、お前ら天使は揃いも揃って無知だな? 聞かせてやろう……あれは痩せの大食いってやつだ!!」

ガヴリール「バーカ、それぐらい分かるよ! 私が言ってるのは、あれだけ痩せた奴の小さそうな腹に、どうしてあんな結構な量の食べ物が入るんだって事だよ? つまりは疑問だよ、疑問?」

サターニャ「なっ!? バカって何よ、バカって!?///」

ラフィエル「うふふふっ♩(また怒ったサターニャさんが見れて至福…ガヴちゃんナイスです♩)」

ヴィーネ「説だと、胃が異常に大きかったり、伸縮した胃で食べ物が入れば入る程広がっていくから幾らでも入るとか…それが多いらしいよ」

ガヴリール「んじゃあ、私らも大食いの奴みたいに幾らでも食いモンが入る腹に出来ねぇかな?」

サターニャ「そうだ。そんな事が出来たら色々と便利だな」

ヴィーネ「いや、無理でしょっ!? そういうのが生まれつきとか、体質の問題であって急に言って何とかなるmラフィエル「ありますよ?」

ヴィーネ「はぁっ!?」

ラフィエル「私、そういう能力使えます♩」

ガヴリール「おぉっ、さすがはラフィエルだ!」

サターニャ「ふん。やるじゃない…」

ヴィーネ「えっ…なんだか都合良すぎない!?」

~食べ放題のお店~


店員たち「………」ポカーン

客たち「………」ポカーン

ガヴリール「うんうん、ウマいウマい…」ガツガツガツガツ

サターニャ「ふん。人間の癖に良い(料理の)腕してるじゃないの…」パクパクパクパク

ラフィエル「~♩」モグモグ

ヴィーネ「うぅっ…///(ガヴとサターニャ…あんなにがっついて恥ずかしい/// それにラフィはゆっくり食べてるようだけど、食べる量があの二人変わらない…/// それ以前に人の目がっ/////)」モグモグ

客A「おい、見ろよ、あの女の子たち?」

客B「たくさん食べてるなぁ……。それも皿が何枚あるか分からないくらい!?」

~店を出た後~

ガヴリール「はぁー、美味しかったー!!」

サターニャ「満足、満足~!」

ラフィエル「これだけ食べたのは初めてですね~♩」

ヴィーネ「うぅ…私はなんだか恥ずかしくてあまり喉を通らなかったわよ///」

ガヴリール「さぁて、帰ってさっそくネトゲだーー!!」

サターニャ「んじゃあね…」

ラフィエル「待ってくださーい、サターニャさーん!」

サターニャ「って、ついてくんなっ!?」

ヴィーネ「ははっ、まっ…たくさん食べたし、ひとまず良しとしますか…」

ところが翌日

~ガヴリールの家~

ガヴリール([ピザ]状態)「な、なんじゃこりゃあっ!!?? 太ってるーっ!!」デブーン

~ヴィーネの家~

ヴィーネ([ピザ]状態)「な、何よこれっーーーーーーー!!??」デブーン

~サターニャの家~

サターニャ([ピザ]状態)「ど、どうしてよっーー!!??」デブーン

※ここからは皆、太っている為、ちょい改名。

~ラフィエルの家~

デブリール「おい、ラフィエル!」

デブーネ「ちょっと、ラフィっ!」

デブーニャ「ラフィエル、いるんでしょ!」

?「はいは~い」

3人「「「!?」」」

デブエル「あらっ、皆さんも肥えたようですねぇ」

デブーネ「ラフィ、アンタもっ!?」

デブリール「なんだよ…。ラフィエルの仕業じゃないのかっ!!」

デブーニャ「えっ、じゃあ、どうして私達皆、こんなにっ?!」

デブエル「あ~、それは私がうっかり忘れていた事ですが、私が昨日、自分含めて掛けた能力はその日物がたくさん食べれる代わりに、翌日に副作用で一気に肥えるそうなんですよ♩」

3人「「「えっ!?」」」

デブーニャ「じゃあ、アンタのイタズラじゃなくて…」

デブエル「はい♩ 昨日の食べ放題の前に掛けた能力の副作用です♡」ニコッ

デブリール「ってか、自分が有する能力の癖に、普通忘れるかっ!?」

デブエル「つい、うっかりー…テヘッ♡」

デブーネ「テヘッじゃないわよっ!? とにかく元に戻してよっ!!」

デブエル「無理です♩」ニコッ

3人「「「なにぃっ!?」」」

デブエル「この能力は一度掛けたら元には戻せないので、痩せるには自力で痩せるしかないんです!」

3人「「「………えっ!?」」」

3人「「「えええぇぇぇっっっーーー!!!???」」」

デブリール「マジかよっ!? 自力で痩せろ、なんてこれじゃあめちゃめちゃ掛かるぜっ!?」

デブーネ「明日は学校なのに、すぐには痩せられないわよっ! どうするのよっ!?」

デブエル「うふふっ♩」

デブーニャ「うふふ、じゃないわよ…ラフィエルっ!? アンタだって太ってるのよ…微笑んでいるんじゃないわよっ!?」

デブエル「大丈夫♩ 一日で痩せられる良い提案がありますので~♩♩」ニコニコッ

3人「「「えっ!?」」」

その後、ラフィエルの能力で時間の流れをせき止め、たった一日だけなのにせき止めた時間の中で三か月分頑張って運動してその日のうちに痩せることができ、四人とも元通り痩せたまま翌日には何とか登校することが出来た、とさ…。


おしまい

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