黒子「ワケあってリヴァイ班の皆さんと入れ替わりました」 (43)

・黒バス×進撃

・文章力はクソ同然

・(´∀`*)

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エルヴィン団長とリヴァイ兵長と出会ったら声を聞いたときの反応が非常に気になる

火神「…り?ぁい班?」


黄瀬「ワケってなんすか」


黒子「とにかく、僕たちは明日、第57回壁外調査に行くそうです」


青峰「ココどこ?帰りたいんだけど」


緑間「知らん」


赤司「壁外調査って何?ていうかこの服キツい」


紫原「赤ちん似合ってるよー」


黒子「僕もよくわかりません。神様に、とりま早く寝ろと言われただけです」


黄瀬「黒子っちって神様と話せるんすか?初耳」


黒子「はい、テレパシーで、神様のお告げを貰えます」


桃井「テツくんかっこいい!」キラキラ


青峰「は?」

火神「…ん?なんか足音聞こえないか」


緑間「確かに」


青峰「ココどこ?マジで」


紫原「オレら誘拐されたの?黒ちん黒幕?」


黒子「違います」


エルヴィン「……」ガチャ


緑間「……」


赤司「……」ササッ


青峰「…あんた誰?」


エルヴィン「エルヴィン団長だ」


緑間(……!!俺と声同じなのだよ?つか地味にキャラかぶってるよ)


エルヴィン「これから神を紹介する」


火神「ちょっと待てよ状況説明しろよ」


青峰「帰りたいの俺」


桃井「展開急すぎ」


エルヴィン「まあまあ、今から説明する」

団長も大変だなぁ

リヴァイ「……」ガチャ


エルヴィン「お、来た」


青峰「あんた誰?」


リヴァイ「リヴァイ兵長だ」


赤司(…!!声が俺と同じだ…しかもキャラまでかぶってる…だと?)


エルヴィン「よく来てくれた、このリヴァイ兵長は、あらゆるアニメを管理している人だ」


黒子「…は?」


黄瀬「何いってんすか」


エルヴィン「それでリヴァイが、黒子のアニメと進撃のアニメのキャラをごっちゃにしてしまったらしいんだ」


赤司「…エ?」


緑間「…アニメ?」


青峰「待って何言ってんのかぜんっぜんわかんない。つか帰らせろ」


桃井「大ちゃん黙って」


黒子「…あなたは、僕たちがアニメだというんですか…?」


エルヴィン「そうだ。ここにいるのは、みんな、所詮アニメのキャラなんだ…」フッ


黒子「そんな…僕たちは…僕たちは、アニメなんかじゃない!!!」


黄瀬「黒子っち…」


紫原「あー暑苦しい」


緑間「ていうか、アニメの管理ってなんなのだよ」


赤司「イミフー」





火神「つーか、よくわかんねぇけどテレビ局潰れそう」


黒子「それはちょっと違くないですか?」


紫原「ってか、急に進撃のアニメとか言われてもわかんねーしー」


緑間「マジなんなのだよ」


赤司「謝れー」


青峰「土下座ー」


リヴァイ「……うるせェェ!!!」


黒火赤青緑紫桃黄「……」ビクッ

リヴァイ「今はピーピー喚いてる場合じゃねぇだろ…明日壁外調査だと何度言えばわかる」キッ


火神(だから壁外調査って何だよ)


リヴァイ「てめぇらがいた黒子の世界では俺の部下たちがちゃんとやってくれてんだ、心配しないで今は明日に向けて集中しろ」


黄瀬「え、明日までに直すことはできないんすか?」


リヴァイ「無理」


青峰(マジかよぉぉ)

《その頃、黒子界では》

ペトラ「…は??」


オルオ「…ばすけ?何それ」


エルド「ああ、聞いたことある…なんかボール床にダムダムついて、小さい穴に入れるスポーツらしい」


グンタ「何だよそれ」


ペトラ「何?シーナではみんなやってんの?」


エルド「知らん」


オルオ「…あ、ボールってこれか?」


ペトラ「わ、想像以上に重っ!」


グンタ「そうか?」


リヴァイ「…フッ」スタッ


エルド「兵長!」


ペトラ「え?!今そこから…」


リヴァイ「ああ、お前らのためにワープしてきた…」フッ


オルオ「兵長めっちゃかっこいいっす」


グンタ「尊敬します」


ペトラ「さっき、なんか入れ替わったとかいう話は聞きましたけど…明日、壁外調査ですよ?」


グンタ「誰だか知らないけど、できるんですか?」


リヴァイ「大丈夫だ…そういえば、BASUKEというのは、5人以上必要らしいな」


エルド「なぬ」


オルオ「今いるのは、兵長も含めて5人…ちょうどじゃないすか」


リヴァイ「いや…ペトラ、お前は試合に出れない」


ペトラ「えっ」


リヴァイ「男子バスケらしいからな」

エルド「いやでも、明日壁外調査だし」


グンタ「あ」


オルオ「兵長行かなきゃじゃないですか」


リヴァイ「それは大丈夫だ。安心しろ」


ペトラ「え?」


リヴァイ「まだ幼いが、リヴァイ兵長の代わりをやってくれるやつはいる」


グンタ「よかったー」


エルド「じゃあ、兵長は試合っていうのに出てくれるんですね」


リヴァイ「そうだ」


ペトラ「それでも人数足りないじゃないですか」


リヴァイ「そうだな……よし」


エルド「?」


リヴァイ「求人だ…」

オルオ「いいっすね」


ペトラ「賛成」


エルド「えっ…求人?!来るんですか?!」


リヴァイ「来るさ…大丈夫だ、安心しろ」


エルド(そんなに安心しろって言われても…)

リヴァイ「」ビビッ


エルド「…え?」


リヴァイ「…ちょっと戻ってくる」


グンタ「え?」


リヴァイ「エルヴィンから、『パニクってるからちょっと来て』とテレパシーきた」


ペトラ「テレパシーかっこいい!」キラキラ


リヴァイ「じゃ、練習しとけ」


エルド「え、求人は」


リヴァイ「そんなのいらねぇ、俺が二人分やれる」


グンタ「何言ってんすか?!」


オルオ「ていうかばすけって何ですか」


リヴァイ「そこに監督いるから聞いとけ」


ペトラ「カントク?…あの人が?」


リヴァイ「……あれ、カントク?」


エルド「今兵長が言ったじゃないですか…」


ペトラ「なんか眼鏡かけてるー」


オルオ「オーラ怖い」


グンタ「こっち見てるよ?大丈夫かこれ」


リヴァイ「じゃあ行ってくる」


ペトラ「行ってらっしゃい」

《進撃界》

黄瀬「赤司っちヤバ!!馬めっちゃ乗りこなしてるじゃないすか!」


赤司「慣れてるからね」


黒子「カッコよ」


赤司「立体機動だかなんだか知らないが、」


黒子「立体機動で合ってますよ」


赤司「あ……うん。…が、一つ気にくわないことがある」


青峰「帰れないこと?」


桃井「大ちゃん黙ってってば」


赤司「…それは」

赤司「さっきからずっと気になってる、アイツだ…」ユビサシ


リヴァイ「…フッ」スタッ


黒子(はは、神様だがなんだか知らないけどオワリですね)


赤司「お前…俺の声パクってるだろ。おまけに、地味に怖キャラかぶってる」


リヴァイ「…だからなんだ?俺とやるのか?」


赤司「ああ…ただ、俺とやり合える自信があったらな」


リヴァイ「それはこっちのセリフだクソガキが…」


火神(なんかやばくね?)


紫原(もうヤダこーゆーの)

赤司「…緑間、今日のラッキーアイテムは」


緑間「ケロ助なのだよ」


赤司「………ハサミは?」


緑間「ないのだよ」


赤司「……もらう」


緑間「は?」


赤司「そのカエルもらう」


緑間「えっ…さすがにそれは困るのだよ」

赤司「…は?」


緑間「わ、わかったのだよ」っハサミ


赤司「フハハハ…」


リヴァイ「……正気か?」シャキン


黒子(あ、あれは…)


火神(マジモンの刃…!!)


黄瀬(さすがに、あんなもの相手じゃ赤司っちでもキツいっすよ!)


赤司「フッ」


緑間(余裕?!)


赤司「僕はコイツに勝てる…理由は二つ」


紫原「ちょい待ち、なんか赤ちんキャラおかしくない?」


緑間「いつもの赤司じゃないのだよ」


桃井「まさか三つ目の人格できちゃった?」


赤司「ああ、そうかも」

青峰「ウッソまじかよ」


赤司「とにかく、僕はコイツに勝てる。まず、背の問題だ」


桃井(悪いけど背は関係ない気がする)


赤司「僕がコイツより10cm以上高いのは見て取れるように確かだ」


青峰「いや、そうだけど…」


赤司「そしてもうひとつは」

赤司「歳の問題だ」


エルヴィン(……)


黒子「歳?」


赤司「そうだ。お前、何歳?」


リヴァイ「…………」


赤司「ほらね。僕の方が圧倒的に体力があるはずだ」


火神「えーそうか?結構ありそうだけど?」


エルヴィン「ここで口出しするのも悪いが、こいつをナメてちゃいけないぞ」


赤司「…まぁとにかく勝てる」


紫原(えっ怖いんだけど。負けたらどうすんの)


青峰(つか壁外調査だとかピーピー喚いてたのにここでやる気かよ)

リヴァイ兵長は公式で30代前半なんですけど……

エルヴィン「ちょっと待て、今喧嘩でもするつもりか」


赤司「なんだ?勝てる気がしないのか」


エルヴィン「いや、そういう訳でもないが、ここでどちらかがやられると、どちらかのアニメが壊れるだけだ」


赤司「……」


黒子「え、ちょっと待ってください今気づいたんですけど」


青峰「なんだよ?」


黒子「え、バスケとかわかるんですか?」


リヴァイ「」

黄瀬「…え?知らないんすか?!」


エルヴィン「だ、大丈夫だ、彼らは賢いからな」


紫原(ホントかなぁー)


リヴァイ「…とにかく、早く訓練に戻れ。立体機動を覚えてもらわないと話にならん」


青峰「いやーでも、一日で覚えろっつーのはちょっと無理があるだろー」


桃井「覚えられなかったら?」


エルヴィン「死ぬだけだ」


緑間「エッ」


黒子(この人マジで言ってる)

原作の訓令兵でも何年も訓練受けないいけないのに一日なんて無理ゲー。
でも、奇跡の世代+火神ならコツを掴めば大丈夫そう

《黒子界》

黒子界では、早くも試合の日が来ていた。
(進撃界と時間の流れが違う。)


エルド「オルオ!パス!」


オルオ「フッ」バシッ


ペトラ(結局なんか兵長来なそうだなーと思ったらエレン来た。エレン来たけどまだ足りないから求人やったらほんとに強い人来た)


グンタ「行け!ハイザキ!!」


監督「…ハイザキ?!なんで??」


灰崎「いや、求人やってたから…」シュート


ペトラ(…勝てる気がする)

《進撃界》

※訓練開始から3時間経過


エルヴィン「どうだ?リヴァイ、彼らの調子は」


リヴァイ「なんか成長速度がパねぇ。赤司とかいう奴はもうすべてこなしてる」


エルヴィン「え?!」


リヴァイ「火神とかいう奴も結構伸びたな。他のやつらも身体能力が思った以上に高い。少し立体機動に問題がちょこちょこあるがな」


エルヴィン「ほう…それはすごいな。ある程度こなせれば、あとは巨人にできるだけ近づけなければやり過ごすことも可能かもしれん」


リヴァイ「ああ…だが、二人だけちょっと厳しいな」


エルヴィン「二人?…一人は、あの女の子か」


リヴァイ「ああ…まあ確かに、身体能力的にもキツいのはわかるが…もう一人、もしかしたらあの女よりセンスないかもしれないような奴がいる」


エルヴィン「まじか」


リヴァイ「…あいつだ。黒子テツヤとかいう奴」


エルヴィン(…どこ?)


リヴァイ「あいつは何もできない。馬にも乗れずにいるところだ」


エルヴィン「それは困ったな…いやでも、お前の班は兵長役もいれて5人いればいいだろう」


リヴァイ「ああ。まあ、少し遅いかもしれないが俺はアッチの世界に行くからな。俺役は赤司がやればいい」


エルヴィン「さすがにちょっと無理があると思うのだが」


リヴァイ「仕方ないんだ。ていうか、俺もう行かないといけない気がする」


エルヴィン「えっ」


リヴァイ「あいつらもアッチで頑張ってるんだ、俺も行かなきゃな。さっきエレン送ったけど、あれでやり過ごせなかったら俺の責任になってしまう」


エルヴィン「そうか…わかった。あとは任せておけ」


リヴァイ「ああ頼む。兵長役の赤司以外でどの4人をいれるかは任せる。他のやつは救護班にいれろ」


エルヴィン「わかった」


リヴァイ「じゃあ行ってくる」シュタッ

※そして夜になりました。

エルヴィン「今日は皆よく頑張ってくれた。想像以上の成長速度だ。明日のために、今日はもう休め」


黒子「あの…みんな行くんですか?」


エルヴィン「そうだ。リヴァイ班として行くやつと救護班として行くやつに分かれる。発表しよう」


青峰(…帰りてーな…)


エルヴィン「えーと…まず、兵長はお前だ、赤司」


赤司「はい」


エルヴィン「次にリヴァイ班の班員は…青峰、緑間、紫原、黄瀬の4人だ」


青峰(帰りたい)


紫原(帰りたい)


緑間(ケロ助…)


黄瀬「了解っす!」シャララン


エルヴィン「で、桃井と黒子の二人は…」


赤司「ちょっと待て」


エルヴィン「…ん?」


赤司「黒子は、リヴァイ班…いや、赤司班に入れるべきです」


緑間(…赤司班………?)


エルヴィン「…いや、それはさすがに無理だろう。ようやく馬に乗れて、立体機動はまだまだ未熟なんだぞ」


赤司「大丈夫、彼は立体機動なんか使わなくても死にません。もし死んだら、俺が責任を取る」


紫原(いや、死んでから責任取るとかどゆことだよ)


エルヴィン「…ほんとに大丈夫なのか?」


赤司「大丈夫です」


エルヴィン「……」



エルヴィン「…わかった、そうしよう」


紫原(ええ?!)


緑間(ええ?!)


青峰(ええ?!)


黄瀬(ええ?!俺抜かれる系じゃん!!)


黒子「ええ?!」


赤司「ありがとうございます」


エルヴィン「今の兵長は赤司だからな」


紫原(いやいやいや…死んでも知んないよ?黒ちん)


黄瀬(…俺救護班か…)


桃井(…テツくんと一緒がよかったなぁ…)


エルヴィン「…というわけで、黄瀬と桃井が救護班だ」


桃井「はい」


黄瀬「…はいっすー…」

※そして作戦をかるーーく説明

※立体機動装置のおさらい

※おやすみなさい


《黒子界》

ペトラ「やったー勝ったー」


リヴァイ「」ゼェゼェ


グンタ「兵長…大丈夫でですか?


リヴァイ「…ああ…でも俺にボール回しすぎだ…」ゼェゼェ


オルオ「すみませんっす!」


エレン「すみませんっす!!


グンタ「あのあのが言うからー…」ブー


エルド「それより…兵長、足怪我してませんでした?」


リヴァイ「…気づいてたのか」


エルド「まあ…これじゃあ、戻れたら病院にGOですね」


リヴァイ「…チッ」

《進撃界》

黒子「僕は今日…死ぬんだ…」


緑間「いくらなんでもネガティブ過ぎなのだよ」


赤司「それより、心配だな。昨日は疲れて気づかなかったが、火神が落馬して病院にGOしたとは」


青峰「気づかなかった?!冷めてんなー」


赤司「立体機動もなかなかの腕だったんだが…残念だな」フッ


桃井(完全に兵長って役に入ってる…)


青峰「おい、飯だってよ」


黄瀬「今行くっすー」


紫原「昨日食べたけどさ、あんなモン飯って言わねーじゃん」


黒子「仕方ないですよ」


※ご飯食べ終わりました
(時間の経過早いのは、書くのがめんどいとかじゃないっすよ。)


黄瀬「いよいよっすね…」


緑間「だな…」


黒子「死ぬ気しかしません」


青峰「えぇ…」


桃井「きーちゃん、救護頑張ろうね!」


黄瀬「はいっすー」


黄瀬(今考えれば、死ぬ可能性低くなるしいっかー)


赤司「みんな行こう、もう他の人たちも壁外に出る準備ができているそうだ」


黄瀬「まじすか」


黒子「さようなら…地球…」


青峰「もう黙れよテツ!!」

赤司「…よし、整列完了…」


エルヴィン「みんな大丈夫か?できるだけサポートするから、あとは落ち着いてやればいい。生きたいって気持ちがあれば、人間どうにかなるもんだ」


桃井(なんか団長軽くない?)


黒子「死ぬ気…しか…」


青峰「黙れって」


エルヴィン「じゃあ行くぞ」


赤司「はい」


開門前10ビョウ!!
ダンチョー頑張ッテクダサイ!!
死ナナイデー


エルヴィン「………進めェェェェェェ!!!!!」


パカラッ パカラッ パカラッ……

緑間「…ちょ、黒子!左にズレてくるな!!」パカラッパカラッ


黒子「すみません、死ぬ気しかしなくて…」パカラッ…パカラッ…


青峰「意味わかんねーよ」パカラッパカラッ


紫原「…アレ?巨大樹の森って」パカラッパカラッ


赤司「アレだろうな」パカラッパカラッ


黒子「あ、あそこに入るんですか?」パカラッ…パカラッ…


緑間「みんなは他の方向へ行っているのだよ」パカラッパカラッ


赤司「いや、これでいい。全てに勝つ僕は全て正しい」パカラッパカラッ


紫原「あ、そう」パカラッパカラッ


青峰「いや関係ねーよ全てに勝つ僕とか」パカラッパカラッ


赤司「…フム…」パカラッパカラッ


紫原「…赤ちん?どしたの?」パカラッパカラッ


緑間「急に胸ポケット探るとかほんとどうしたのだよ」パカラッパカラッ






(以下「パカラッパカラッ」省略)


赤司「…桃井?聞こえるか?」(←スマホ)


緑間「なん…だと」


黒子「あれは…今最新型のスマホ!!」


紫原「やっぱ金持ちは違うわぁー」


青峰「そこ?!」




桃井「…あ、赤司くん、聞こえるよー」(←スマホ)


黄瀬(桃っちもなかなかいいやつ持ってるっすねー…)


赤司「これから俺たちは森に入るが、お前たちは森に入るな。左に回れ」


桃井「え?でも団長に、赤司くんたちについていけって…」


赤司「いいから、森に入るな」


桃井「…わかった、左ね」

緑間「黄瀬たちは森に入るなと言ったのか?なぜだ」


赤司「僕にはわかる…これから、手強いヤツが来る。あいつらが後ろにいると危険だ」


紫原「ちょっと人格コロコロ変わりすぎっしょ」


赤司「そこは気にするな。あと、お前らも警戒しろ。これからヤバいことになるかもしれない」


緑間「ヤバいこと?」


黒子「僕死ぬんですか?」


青峰「テツお前、逆に死にたいの?」

そして30分ほど経過

紫原「…ねえ赤ちん、何もでねーじゃん」


赤司「……」


青峰「黙ってごまかすなよ!!」


黒子「…いや、ちょっと待ってください…何か聞こえませんか」


緑間「…え?」


紫原「そーぉ?」


黒子「ええ、これは……地響き…巨人の足音」


緑間「なぬ」


青峰「マジで…」


赤司「…大丈夫だ」

緑間「…は?」


赤司「もう既に罠は仕掛けてある。ちょっとしたものだが、そんなものこそが効果を発揮したりするものだ」


黒子「カッコよ」


青峰「さすがだな」


黒子「…あ、巨人見えましたよ!!」


緑間「………え?!アレ?!」


紫原「でっか!オレよりデカいし!!」


青峰「いや、それは予想してただろ…っていうかあの巨人………」…アハ


黒子「鼻血出さないでください」


緑間「それより赤司、罠というのは何なのだよ」


赤司「………えーーっ……と……」


紫原「…まさか、通用しなかったとかないよね?」


赤司「」


青峰「……図星かよォォォ!!」


赤司「いや、画鋲を落としていたのだが…」


黒子「そんなのものともせず走ってますね」


緑間「つーか速すぎなのだよ。追いつかれるぞ」


赤司「いや、まだだ」ゴソゴソ


青峰「お前の胸ポケットは無限大かよ」


赤司「…これだ」フッ


黒子「…それは…」


青峰「…洛山のジャージ?!」


紫原「何それ意味あんのー?」


緑間「どうやってそのポケットにいれてたのだよ?」


赤司「よく考えろ、ジャージの生地は滑るだろう。これをそこら辺に落っことせば、間違いなくアイツは落ちる」


黒子「その言い方、あの巨人が赤司くんに落ちるみたいな感じですね」


赤司「やめろ」


青峰「つかマジで効果あんのかよ」


緑間「やってみなければ、わからない…!!」


紫原「ここでカッコつけんのやめてくんない?」


赤司「とにかくやろう」ヒョイッ


青峰「うわマジかー」


黒子「ていうかそれ、なくしていいんですか」

紫原「…あれ、普通に走ってんじゃん」


緑間「無残に踏みつけられてるのだよ」


赤司「……」


青峰「オイ赤司泣いてるぞ」


黒子「あ、ヤバいマジで追いつかれます!!」ギャァァ


紫原「ヤダー死にたくないー」ウワァァァァ


緑間「ちょ赤司、マジで助けろなのだよ!!」


赤司「……」


緑間「ここで無視はガチめにシャレになんないのだよ!!」


青峰「…もう諦めるか……」


紫原「えーっちょっマジでー?」


黒子「…さようなら…地球…」


緑間「できれば生きるの諦めて欲しくないが、さようならするなら地球の前に何かあるだろ」


青峰「ツッコミとかいらないからマジ助けて」


赤司「…おい大輝、僕より前を走るな。頭が高いぞ」


青峰「ここでズカタカくるかよ」


紫原「あーあ…最後にまいう棒一本でも食べたかったなー…」


黒子「バニラシェイク…ホントは今日、半額なのに…」


緑間「…ケロ助…」


青峰「みんなバカなの?!」


紫原「ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい」


緑間「くるくるくるくるくるくるくるくるくる」


赤司「……いいや、まだだ!!!」


黒子「!!」

赤司「僕にはわかる…ずっとそうだ…自分の力を信じても…信頼のたる仲間の選択を信じても…結果は決まっていた…」


紫原「何語りだしてんの」


黒子「ガチで死にますよ?!」


赤司「僕は…負けたことなどない!!」


青峰「だからそういうの今関係ないって!!」


緑間「今日なんか赤司うるさいのだよ!」


赤司「バカ言え、僕は元々、結構喋る」


青峰「もういい加減やめろや」


紫原「死にたくない死にたくない死にたくない」


黒子「………あれ?」

黒子「…なんかあの巨人、ペース遅くなりました?」


緑間「知らんのだよ!」


赤司「よし、今がチャンスだ。少しペースが落ちた今、何か手を打てば追いつかれずに済むかもしれない」


青峰「でもどうやるんだよ?立体機動使うのか?」


赤司「いや、それはあくまで最終手段だ」


紫原「ちょ、早くしないとヤバくない?」


赤司「大丈夫、今あの巨人はまたペースを上げてくることはない。なぜって、アイツは、ある人物を追っているからだ」


緑間「は?」


赤司「団長に聞いたんだ」


青峰「早く言ってくんない?」

赤司「で、知っていると思うが、その人物は黒子界にいる。ペースが落ちたのは、この中にそいつがいないという想定外のことに戸惑っているのだろう」


黒子「いや、でも…さっきあの巨人が後ろの班の人を踏み潰すところを見ました…」


青峰「ギャァァグロいのやめて」


緑間「ついさっき目の前であったことなのだよ」


黒子「…ということは、追っているその人物以外はみんな普通に殺せるということ…その人物を殺すのが目的かもしれませんが、もしその人物以外を殺すというのなら、ここにそいつがいないことがバレたら僕たちはオワリです」


赤司「そういうことだな」


緑間「ヤバいのだよそれ」

紫原「え?もうバレてんじゃないの?」


黒子「そうかもしれません…なら、今はまだ完全にはバレていないことに賭けて逃げるしかないですよ」


緑間「ずっと逃げ続けるのか?!」


赤司「どちらにしろ、いつかピンチはくる…早くどうにかしないと…」


青峰「どうする?」

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