ヨウ「チャンスはルザミーネさんが寝ている時だけ」 (43)

ヨウ「僕がアローラのチャンピオンになり、ルザミーネさんとリーリエがカントーに行ってから5年…」

ヨウ「二人が帰ってきた」

ヨウ「リーリエはルザミーネさんが元気になったことでとてもうれしそうだった」

ヨウ「あの時は僕の方が小さかったが、今では僕の方が背は高くなっていた」

ヨウ「手紙で連絡はとっていたが、そういうことは言ってなかったから少し驚いていたみたいだ」

ヨウ「もちろんリーリエも成長していた」

ヨウ「より可愛くなっていた」

ヨウ「ルザミーネさんは…」

ヨウ「美しかった…」

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ヨウ「ルザミーネさんはあの時から全く変わっていなかった」

ヨウ「初めて会ったあの時から…」

ヨウ「とてもグラジオやリーリエのような大きな子どもがいるとは思えない」

ヨウ「ルザミーネさんのことを考えるとなんて言うか…」

ヨウ「もしかしたらルザミーネさんのことが好きなのかもしれない」

ヨウ「でもこんなこと誰かに相談もできない」

ヨウ「リーリエやグラジオなんかは特にだ」

ヨウ「だからもう誰にも言わず行動してやろうと思う」

ヨウ「一度だけでいいから」

ヨウ「何もせずこのままでいるよりも、いっそのことやってしまった方が気が楽になる」

エーテルパラダイス

ヨウ「グ~ラ~ジ~オ~」

ヨウ「遊びに来たよ~」

グラジオ「ヨウか」

グラジオ「昨日も来たじゃないか」

ヨウ「だってリーリエがせっかく帰って来たんだよ」

グラジオ「……」

ヨウ「何?その顔」

グラジオ「いや、別に…」

グラジオ「リーリエなら今は家の方だ」

グラジオ「お前なら入れてくれるだろう」

ヨウ「そっか、わかった」

ヨウ「じゃあ行ってくる」

グラジオ「あ、待てヨウ」

ヨウ「?」

グラジオ「今のリーリエは本当に楽しそうに笑う」

グラジオ「全部お前のおかげだ」

グラジオ「お前さえよければこれからもリーリエと仲良くしてやってくれ」

ルザミーネ邸

ヨウ「リーリエとはもちろん仲良くしていたい」

ヨウ「リーリエだけじゃないグラジオともだ」

ヨウ「僕がやろうとしていることを知られたら二人はどんな反応をするのだろう…」

ヨウ「やっぱりやめようかな…」

リーリエ「ヨウさん?」

ヨウ「!?」ビクッ

ヨウ「なんだリーリエか」

リーリエ「遊びに来てくれたのですか?」

ヨウ「あ…ああ、リーリエの顔が見たくて」

リーリエ「わっ私のですか!?」

ヨウ「びっくりした…急に大きい声出さないでよ」

リーリエ「あ、ごめんなさい」

リーリエ「ヨウさんが来てくれるなんてうれしくてつい」

ヨウ「……」

リーリエ「あ、どうぞ中へ入ってください」

ヨウ「うん」

ヨウ「ねえリーリエ、ルザミーネさんはどう?」

リーリエ「どうって…ああ、もうほんとに元気ですよ」

リーリエ「今もエーテルパラダイス内を散歩していると思います」

ヨウ「いつ戻ってくるの?」

リーリエ「いつ…?」

リーリエ「そうですね…ほとんどお兄様に任せているとはいえ仕事中ですからね…いつになるか」

ヨウ「そうか…」

リーリエ「お母様に何か用があったのですか?」

リーリエ「あ、この用はヨウさんのことではなく…」

ヨウ「うんわかってる」

リーリエ「もしお母様に何かあるのでしたら昼の間は少し会うのは難しいかもしれませんね」

ヨウ「そっか…」

ヨウ(となると夜か…)

ヨウ(でも夜だとリーリエもグラジオもいるな、どうしよう)

ヨウ「……」

ヨウ「!」

ヨウ(寝ているときならいいんじゃないか!)

リーリエ「そうだ、ヨウさん何か迷ってることでもあるのですか?」

ヨウ「ん?何で?」

リーリエ「さっき『やっぱりやめようかな』と言っていたじゃないですか」

リーリエ「私でよければ相談に乗りますよ」

ヨウ(言えるわけねえじゃん…)

ヨウ「いや、そんなたいしたことじゃないから」

リーリエ「そうですか…?」

リーリエ「何かあればいつでもヨウさんの力になりますから、困ったことがあれば言ってくださいね」

ヨウ「うん、ありがとう」

ヨウ「リーリエはやさしいな」

ヨウ「そんなリーリエが僕は大好きだよ」

リーリエ「!?」

リーリエ「な、何を急に…」

ヨウ「そうだリーリエ、ルザミーネさんも元気になったことだし一緒に旅に出ない?」

リーリエ「旅ですか?」

ヨウ「うんそうだよ」

ヨウ「世界にはまだ僕たちの知らない土地やポケモンがいっぱいいるんだ」

ヨウ「それを一緒に見に行こう」

リーリエ「でもヨウさんはチャンピオンじゃないですか」

リーリエ「いいんですか?旅に出ても」

ヨウ「全然いいよ」

ヨウ「なんなら僕の用事が済めば明日からでも」

リーリエ「明日…それはちょっと急ですね」

ルザミーネ「いいんじゃない、行ってきなさいよ」

リーリエ「お母様!いつの間に」

ルザミーネ「何をそんな驚いてるの、ここはわたくしの家よ」

ルザミーネ「いらっしゃいヨウ君」

ヨウ「お…お邪魔してます…」

ルザミーネ「せっかくヨウ君が誘ってくれたのだからついて行けばいいじゃない」

ルザミーネ「わたくしも一緒に行こうかしら」

リーリエ「お母様は来ないでいいです!」

ルザミーネ「冗談よ」

リーリエ「知ってます」

ヨウ「冗談なんですか…」

ルザミーネ「もう戻らないと、これ取りに来ただけだから」

ヨウ「あ、あの、ルザミーネさん」

ルザミーネ「なあに?」

ヨウ「えっと、そ、その…」

ヨウ「お体は大丈夫ですか?」

ルザミーネ「ええ、リーリエのおかげでもうすっかり」

ヨウ「そうですか」

ルザミーネ「じゃあまたねヨウ君」

ヨウ「はい…」

ヨウ「……」ぼーっ

リーリエ「ヨウさん、おーいヨウさーん」ぶんぶん

ヨウ「あっ」

ヨウ「ど、どうしたの」

リーリエ「ヨウさんこそどうしたのですか?」

リーリエ「お母様に何か気になることでもありました?」

ヨウ「ううん」

リーリエ「ヨウさん、さっきのことなんですけどお母様もいいって言ってくれましたので行きましょう」

ヨウ「ほんと?やった」

ヨウ「明日迎えに来るよ」

深夜

ヨウ「さて…そろそろか…」

ヨウ「よっと」

シーン

ヨウ「……」

ヨウ「もうみんな寝てるみたいだな」

ヨウ「くっ…うーん、何時間もクローゼットの中に隠れてたから体が…」

ヨウ「ばれたらヤバイからちゃっちゃっとやらなきゃ」

ヨウ「さてルザミーネさんの部屋は…と」


ヨウ「ここかな…」

ガチャ

ヨウ「しつれいしまーす…」ぼそっ

ヨウ「……」

ヨウ「よく寝てらっしゃいますね」

ヨウ「この毛布の上からでもわかる体のライン」

ヨウ「……」ごくっ

ヨウ「ルザミーネさん、一度だけ…一度だけですから」

ヨウ「まずこの邪魔な毛布を…」ばっ

リーリエ「お母様でしたら隣の部屋ですよ」

ヨウ「リ…リ…リ…リ…リリリリリリリーリエ…!!」

ヨウ「……」

ヨウ「……」

ヨウ「……」

ヨウ「あ、そうだ」

ヨウ「昼の2時ごろでいいよね、迎えにくるの、じゃっまたね」

リーリエ「待ってください」ガシッ

ヨウ「はい」

リーリエ「どうして今、ここにいるのですか?」

ヨウ「いやーそのー…な、なんでだろうね?」

リーリエ「……」

ヨウ「な、なんでこんな時間にまだ起きてるの…?」

リーリエ「今質問をしているのは私です」

リーリエ「先に私の質問に答えてください」

ヨウ「それはちょっと…ね」

リーリエ「なるほどわかりました」

リーリエ「ではちょっと待ってくださいね」

リーリエ「……」がさごそ

リーリエ「あった」

リーリエ「ヨウさん」ガチャッ

ヨウ「えっ?手錠…?」

ヨウ「なんでリーリエがこんな物を?」

リーリエ「……」ぎゅにっ

ヨウ「いだだだ」

リーリエ「……」がばっ

ヨウ「むぐっ!?」

リーリエ「しーっ」

リーリエ「静かにしてください、お母様やお兄様が起きてしまいます」

リーリエ「それともう一度だけ言います」

リーリエ「今質問をしているのは私です、わかりましたか?」

ヨウ「んっ」こく

ヨウ「ぷう…」

ヨウ「まあなんていうかリーリエの寝顔が見たくなって」

リーリエ「……」

リーリエ「……」ぐにっ

ヨウ「ぎゃっ!」

リーリエ「こんな時に嘘をつくのですか?」

リーリエ「ヨウさんがお母様の名前を言っていたのをしっかりと聞きましたよ」

リーリエ「お母様に何をしようとしたのです」

ヨウ「えっと、えっと…」

ヨウ(何か考えないと…」

リーリエ「まさか夜這い…なんかじゃないでしょうね」

ヨウ「!」ギクッ

ヨウ「ち、ちちちがっ…そんなわけないじゃんか!」

リーリエ「うるさいです」ぐにっ

ヨウ「いだっ、ごめんなさい!」

リーリエ「違うというのでしたら何か、はっきりと言ってください」

ヨウ「……」

ヨウ「……」

リーリエ「あら、すごい汗ですね」

リーリエ「拭いて差し上げますよ」

ヨウ「……」

ヨウ「ル、ルザミーネさんの寝顔が見たくて…」

リーリエ「なるほど、お母様の…」

リーリエ「なぜですか?」

ヨウ「意味はない」

リーリエ「……」デコピン

ヨウ「ぎゃっ」

リーリエ「膝で立って手を前についてください」

ヨウ「?」

ヨウ「こう?」

リーリエ「はい」

リーリエ「……」パァンッ

ヨウ「きゃんっ」

リーリエ「……」

ヨウ「えっ?えっ?」

リーリエ「悪いことをした子にはおしりぺんぺんです」

リーリエ「嘘は悪いことです」

リーリエ「だからヨウさんにはお仕置きです」

ヨウ「いやいやいや、でも」

リーリエ「動かないで!」

ヨウ「はいっ」

ズルッ

ヨウ「リーリエ!?何すんのさ!」

リーリエ「かわいらしいパンツですね」

リーリエ「いいじゃん別に…」

リーリエ「ふふっ」

ぷりんっ

ヨウ「やーっ!!ちょっと!!リーリエ!!!」

リーリエ「しーっ!」

リーリエ「静かにって言ったでしょ」

ヨウ「こんな状況で落ち着いてられないよ!」

リーリエ「静かにしてください!」ぺしんっ

ヨウ「やんっ!」

コンコン

リーリエ「!」

グラジオ「リーリエ、起きているのか?」

リーリエ「お兄様!?」

リーリエ「す、少し待ってください!」

リーリエ「ヨウさん、早く隠れてくださいお兄様が」

ヨウ「隠れるって…とりあえずこの手錠をはずして」

ヨウ「パンツが…」

リーリエ「今は時間がありません、後ではずしますから!」

グラジオ「リーリエ開けるぞ」ガチャ

リーリエ「もうお兄様、まだいいとは言ってませんよ」

グラジオ「あ、ああ…すまん」

リーリエ「いくら妹とはいえ勝手に女の子の部屋に入ったりするようではモテませんよ」

グラジオ「……」

グラジオ「今度からは気をつける…」

グラジオ「それより何かあったのか?」

グラジオ「騒がしかったようだが」

リーリエ「いいえ何もありませんでしたよ」

リーリエ「少し独り言を言ってました」

グラジオ「それにしては…いや、そうか」

グラジオ「…寝ないのか?」

リーリエ「はい…」

リーリエ「ヨウさんとの旅が楽しみで」

リーリエ「こういうのってワクワクして眠れないって言うんですかね」

グラジオ「あまり夜更かしはするなよ」

グラジオ「寝坊してもしらんぞ」

リーリエ「もうっいつまでも子ども扱いしないでください」

グラジオ「ふっ悪いな」

グラジオ「さて、何もなかったようだし俺も寝るとするか」

グラジオ「おやすみリーリエ」

リーリエ「はい、おやすみなさいお兄様」

う~ん……微妙だな。

早く続けて

リーリエ「……」

パカッ

リーリエ「もう出てきていいですよ、ヨウさん」

リーリエ「あら?」

ヨウ「……」ずーん

リーリエ「ヨウさん…?」

リーリエ「頭かどこか打ちましたか?」

ヨウ「リーリエ…」

リーリエ「はい」

ヨウ「もう生きていけない…」

リーリエ「な、何があったのですか!?」

ヨウ「……」

ヨウ「好きな子におしりの穴見られた…」

リーリエ「!」

リーリエ「わ…私はそんなつもりじゃ…」

ヨウ「とりあえずパンツだけでもはかせて…」

リーリエ「あ、はい」スルスル

リーリエ「こ、今夜のことはもう忘れるようにします」

リーリエ「なのでそんな気を落とさないでください」

ヨウ「いいよ別に…」

ヨウ「そんな簡単に忘れられないでしょ…」

ヨウ「僕も忘れられないよ…」

リーリエ「それなら絶対に誰かに話したりしません!」

リーリエ「ヨウさんはツルツルできれいなおしりだってことを」

ヨウ「いやなんか誰かに言いそうじゃん」

リーリエ「言いません」

ヨウ「目が輝いてる…」

リーリエ「ヨウさんはどうしてほしいのですか?」

ヨウ「一番は忘れてくれることだけど…」

ヨウ「さっきも言ったけど簡単には無理だからな」

ヨウ「本当に言わないってならそれでいい…」

リーリエ「……」

リーリエ「そうだ!いい方法があります!」

ヨウ「びっくりした」

リーリエ「あ、ごめんなさい」

ヨウ「で、なに?」

リーリエ「私たち恋人同士になりましょう!」

ヨウ「……」

ヨウ「……」

ヨウ「……」

ヨウ「えっ」

リーリエ「嫌…ですか…?」

ヨウ「そんなことないそんなことない!」

ヨウ「急に言われたから…」

リーリエ「恋人同士なら別におしりを見ることは変なことではないですか」

リーリエ「だってそういう関係なら●●●や▲▲▲とか■■■■したりするじゃないですか」

ヨウ「まさかリーリエの口からそんな言葉が出るとは…」

リーリエ「何より私、ヨウさんのことが大好きですから」

ヨウ「リーリエ…」

リーリエ「たとえおしりが綺麗でも汚くても私には関係ありませんから」

ヨウ「わかったからもう尻の話はよくない?」

リーリエ「それで…あの…お返事はどうですか…?」

ヨウ「もちろんOKだよ」

ヨウ「これからもよろしくねリーリエ」

リーリエ「はい」

リーリエ「ではさっそく…」カチャン

ヨウ「…?」

ヨウ「首輪…?」

ヨウ「僕今手錠もつけられてるのに、これどういう状況なの…?」

リーリエ「昔お父様が使っていたという本棚の中でこういう本を見つけたんです」

リーリエ「男の人が首輪をつけられたり、ロープで縛られたりしてて」

リーリエ「男女の関係というのはこういうものではないのですか?」

ヨウ「それだいぶ間違えてると思う…」

リーリエ「ち…違うのですか!?」

ヨウ「そういう人たちもいるけど普通…ではないかな?」

リーリエ「そうですか…」

リーリエ「せっかくお母様の部屋からこんなコスチュームだったりムチだったり見つけたのに…」

ヨウ「……」

リーリエ「他にもけっこういっぱいあって…」

リーリエ「これなんかどう使うのでしょうか?」

ヨウ「知りたいの?」

リーリエ「ヨウさんは知っているのですか?」

ヨウ「まあ…」

リーリエ「ではやってみましょう!」

ヨウ「え、今…?」

リーリエ「もちろんです」

リーリエ「ヨウさんが知っているというなら後は実行だけですからね」

リーリエ「さあどう使うのですか?」

ヨウ「えっと…えっと…」

リーリエ「ヨウさんらしくないです、早く教えてください」

翌日

リーリエ「おはようございます、お兄様」

グラジオ「ああ」

グラジオ「なんだかうれしそうだな」

グラジオ「やっぱり楽しみか…?」

グラジオ「ヨウと旅するのは」

リーリエ「はい、とても」

グラジオ「そうか…」

グラジオ「……」

リーリエ「お兄様?」

グラジオ「こっちのことは俺に任せて、お前は楽しんでこい」



リーリエ「えっとこれと…あ、これもいる」

ヨウ「なんか荷物いっぱいだね」

リーリエ「全部ヨウさんのためですよ」

ヨウ「そっか…僕の…」

リーリエ「今から楽しみですね」

リーリエ「夜が」

ヨウ「うん…」


終わり

くっそつまらんかったわ
時間の無駄だった
気持ち悪い

しっかり終わってから感想をいう読者の加賀見

照れるぜ

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