赤城「加賀さんが銀髪オカッパの乗ってるヘアカタログを食い入るように見てる……」 (22)

台詞形式です。

艦これとアズールレーンのクロスSSです。

言うほどクロスしてない。

短いです。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1507151896

【某鎮守府】




赤城「はぁ……、提督が大陸に出張に行かれてからもう半月……、戻って来ないどころか便りすらない……」

赤城「何でも向うでも別の艦隊を指揮しているらしいけど……」

赤城「遠征も滞ってるし、資材だって溢れるばかりなのに……」

赤城「もう戻って来ないのかな……、提督……」


赤城「…………………………」ジワァ


赤城「ううん!ダメよねっ!!秘書艦の私がこんな調子じゃ、ますます鎮守府の雰囲気が暗くなっちゃう!!」

赤城「せめて私だけでも元気出さないと!」

赤城「うん、加賀さんでも誘って間宮で甘いもの食べて元気だそっと!」


赤城「さて…、それなら早速、善は急げ、ね」



【一航戦ルーム】



赤城「加賀さーん、居る~?? 暇だったら間宮でも行かな………」


加賀(赤城に声に掛けられた事にも気づかずに、畳に正座して床に置いた本を睨みつけている)


赤城「なんだろ……随分真剣な顔して……どれどれ」(肩越しに本を覗き込む)


(シャレオツなデルモがバリキメのファッション雑誌のヘアカタログ特集)


赤城「ヘアカタログ……、加賀さん、髪型でも変えるんですか??」

加賀(ガタッ!!)「あっ!赤城さんっ!!何時からそこにッ!!!!!?」

赤城「ついさっきからですけど……、へー、普段は髪型なんて気にしませんけど、今は色々あるんですねぇ」(ヒョイ)

加賀「あっ………」

赤城「それにしてもこのページ……、何だかオカッパのモデルさんが目立つような……それに銀髪も………」


加賀(汗ダラダラ)


赤城(ハッ!!)「まさか加賀さんっ!! 貴女、銀髪オカッパにして、大陸の提督の所に紛れ込もうとしてるんじゃ!!」

加賀「うう…………」

赤城「ダメですよ……、加賀さん…。提督も遊びに行ってる訳じゃないんですから……。
ちゃんとみんなで鎮守府の留守を護らないと……」

加賀「でも……、でも……、提督が苦しんでるらしいんです……。様子を見に行かせた忍びの報告によると、
3-4で300周位してるのに、一回も赤城加賀が落ちないらしくて……」

赤城「向うの私達はそうみたいですねぇ………」

加賀「提督は寝言で私達の名前を呼ぶくらい苦しんでいるらしくて……、
せめて私が駆け付けてその悩みを晴らしてあげたいと……」

赤城「加賀さん……」

加賀「あと、夜戦がしたい……とも魘されているようです」

赤城「それは……、嘘だと思います…」


赤城「まぁ……とにかく、事情は分かりました……」

加賀「…それでですね……、出来れば赤城さんも一緒に来てくれないかと……」モジモジ


赤城「嫌です」


加賀「えっ!即答!?」

加賀「な、何でですか、赤城さん!?提督が苦しんでるんですよ??一緒に助けに行きましょうよ!!」

加賀「私と違って髪型ほとんど変わらないから耳付けるだけじゃないですかっ!!
私なんて脱色までしなきゃいけないんですよ!!髪の毛痛んじゃう!!」

赤城「いや……だって向うの私って超ヤンデレじゃないですか……。
そんなのどうやって演じれば良いか分からないですよ……、無理無理」

加賀「瞳のハイライト消して、常に「私だけを見て」って言って、
隙あらばリストカットでもしてればいいんじゃないですかね??」(拙い知識による偏見)

赤城「嫌でしょう、そんな正規空母……」

赤城「それに、「指揮官様がしたいなら、姉妹たちを呼んでみんなの目の前でしてもいいですよ~」とか言ってるみたいじゃないですか…。
痴女ですよ、痴女。大和撫子としてそんな人の真似、出来ませんよ」

加賀「薄い本では散々やらされてる事なんですから、今更気にしなくても……、ウブなネンネじゃ有るまいし……」

赤城「薄い本言うなや…。それにウブなネンネて表現古ッ!!」


赤城「……兎に角行きませんよ、加賀さんも行かせませんし。私達は提督を信じて待つんです。
どうせ新しい娘達に飽きたら帰って来ますよ……きっと。………多分。」

加賀「えー…………」

赤城「さっ、この話はお終いです! そんな本片づけて、間宮にでも……」

加賀「向うの鎮守府は食料も豊富なのになぁ……」


赤城 ピクッ


加賀「酸素コーラ……秘伝冷却水……お茶菓子……、魚雷てんぷらなんてのも有るんですね……」

赤城(魚雷!!??揚げるのっ!!!???)

加賀「フルコースだって有りますし……。わぁ…、王家グルメなんてのもどんな素敵な食べ物何でしょうか……」

赤城(王家……グルメ……)ジュルリ

加賀(見た目が珍妙なのは言わぬが花ですね……)

加賀「残念だなぁ……食べてみたかったなぁ………」チラッチラッ


赤城「………………加賀さん………」


加賀「は、はい………(ダメか………??)」

赤城「何をしてるんですか??狐耳を貸してください、提督をお救いしに行きますよ??」

加賀(フィーッシュ!!)

赤城「遥か異国の地で戦力の不足に苦しんでいる提督を助けに行ってこそ、艦娘です。
出渋ってる同位体に代わって我等が一航戦の武威を他国にも知らしめましょう!!」

加賀(本当にチョロいなぁ)

赤城「さあ、加賀さん!!まずはブリーチからですよ!ギンギンに脱色しますから覚悟してくださいね!!」ムフー!

加賀「はーい」

期待の新人

神威狙いで大型建造したら瑞穂出ました

明日の朝五時に遠征回します

成績表リセットアイテム&選べる艦娘各最低でも7個欲しいです無料配布で

スレタイフイタわ

艦これもあんな感じのゲーム性にして欲しい


【アズールレーン 3-4海域】




AR加賀「『霊』航空隊発進ッ!!  クッ………、何だと言うのだッ!!」

AR加賀「いきなり襲撃して来たあの覆面の二人組……、艦船少女の様だが、練度が並では無い!!」

AR加賀「この加賀が此処まで追い込まれるとは………」


(その瞬間、加賀の頭上に光が走り、ハッと振り返る)


AR加賀「敵機直上ッッ!!?? うわぁあああああああああああああああッ!!!」ズゴーン!!



???「やりました」

???「うわぁ……、モロに直撃した……。少しやり過ぎでは……」



AR加賀「い、一体お前らは何者だ………ッ」フラフラ


???「何者かと問われれば、答えましょう」


銀蠅仮面一号「『軍人は要領を本分とすべし』その言葉を胸に、愛と正義の徴発を行う……。その名も銀蠅仮面一号ッ!!」ビシッ

銀蠅仮面二号「お、おなじく二号……」プルプル


AR加賀「・・・・・・・・・・・・」ポカーン


AR加賀「…ぎ、銀蠅仮面だと……?? な、何だその名前は!巫山戯ているのかっ!!」

銀蠅仮面一号「…別にふざけてなんかいないわ……、私達には大事な使命が有り、その為に背負った名前なのだから…」

銀蠅仮面一号「問答は無用よ…。さあ、大人しくその服を渡しなさい……」

AR加賀「断るッ!!この装備は艦船少女にとって命より大事な存在だ!たとえ命が奪われようともお前らの様な
道化者に引き渡せるものかっ!!」キッ

銀蠅仮面一号「……装備なんて要らないわよ。自前の物があるし…」

AR加賀「………?? …では何を渡せと………」

銀蠅仮面一号「貴女の服よ。脱がないと言うなら手荒になるけど」


AR加賀「               」


AR加賀「な、何を言っている…??服などを奪って貴様たちに何の得が有ると言うのだ!!」

AR加賀「そ、それに服を取られたら……、は、裸になってしまうではないかッ!!/////」

銀蠅仮面一号「そんな事は私のしったこっちゃないわ」

銀蠅仮面一号「貴女の服が私達には必要で、奪う必要があるの」

銀蠅仮面一号「どうしても恥ずかしいなら、簀巻きにして転がす為に筵を持って来てるから、ソレを巻いて帰ったら??」

AR加賀「な、な、な…………」

銀蠅仮面一号「………脱ぐ気は無いようね……、なら実力行使に移させて貰うわ……」ワキワキ

AR加賀「や、止めろッ!!何をする!!よせっ!!!!」

AR加賀「やめろぉおおおおおッ!!!!…やめてぇ…ッ!!」


銀蠅仮面一号「流石に気分が高揚します」

銀蠅仮面二号(うわぁ……)



加賀「さて、無事に私の分の衣装は確保できた訳ですが」

赤城(覆面脱ぎながら)「うう……こんな追い剥ぎみたいな真似をする羽目になるなんて……。
一航戦の誇りが………」

加賀「真似じゃなくて追い剥ぎそのものですけどね」

赤城「むこうの加賀さん、筵被って泣いて逃げて行ったじゃないですか……。可哀想に……」

加賀「世の中は弱肉強食、弱いものは強いものに喰われるサダメなのです。悲しいけどこれ戦争なのよね」



加賀「ところでどうですか??この衣装似合います??」フリフリ

赤城「……いいんじゃないでしょうか?? ちょっとツリ目なのを除けば、さっきまでいた人とあまり区別がつきませんよ」

加賀「そうですか。上々ね。…となると、後は赤城さんの分の衣装ですね…」

赤城「…本当に私もやるんですかぁ…??その衣装、ヤバいくらいにおっぱい放り出してるんですけど……。
私も着るんですか……??本当に……??」

加賀「まぁ、資料によると色違いなだけでデザインはあまり変わらないみたいですが」

赤城「完璧に痴女じゃないですか……、そんなので戦闘してポロリしたりしないんですかね………??不安すぎる……」

加賀「今更ですよ。ウチの鎮守府にも半裸みたいな恰好で戦闘に出る娘、結構居るじゃないですか」

赤城「それはそうですけど……」

加賀「どうやら、こっちの艦はこう言う衣装が多いみたいですね…。
鳳翔さんも誘おうかと思ったんですが思いとどまって良かったです…。どう考えてもおっぱい足りないし」

赤城「色んな意味で、やめてさしあげろ」

加賀「まあ、それはそれとして……。 偵察に出してた彩雲妖精さんから、提督が赤城加賀堀りにこの海域に向かった、
との情報が入りました。 時間が有りません。さっさとこっちの赤城さんを探すとしましょう」

赤城「気が乗らないなぁ………」


【3-4ボスマス島付近】




AR赤城「ふふふ…感じるわ……。愛しの指揮官様が私を求めてやって来るのが……」

AR赤城「相当焦らしてあげたし…、どれくらい情熱的に私を求めてくれるのかしら……、考えただけで……嗚呼……」ブルッ

AR赤城「…どうやら周りに目障りなものが結構多いみたいだけど……、
そうね…まず「ソウジ」してから、ゆっくりと親睦を深めましょう……」


AR赤城「うふふふ…………」


加賀 スイ―


AR赤城「あら??加賀??どうしたの?今回は私が出るって決めたでしょう??」

AR赤城「何か用事でも… 加賀「ファイアーバードチョップッ!!!」(AR赤城の首筋に強烈な手刀を叩き込む)


AR赤城「マンシンッ!!」(変な奇声を挙げて、白目を剥いて倒れ込む)


加賀「……やりました」ビシッ


加賀「鎧袖一触とはこの事ね……。赤城さーん、済みましたよー?」

赤城(呼ばれてヒョコッと島影から顔を出し)「うわぁ……、同じ名前の艦が白目剥いて倒れている所なんて見たくなかったなぁ……」

加賀「そんな事より早く着替えて着替えて」

赤城「えっ、ちょっと待って。輪をかけて露出度高いんですけど……。胸なんて半分出てる……」

加賀「妖精さんの話によると、提督がもうそこまで来ているみたいですよ?? 急いで」

赤城「えっ、ちょ、ちょっと待って…!髪を結んで…と。加賀さん、メイクおかしくないっ??」

加賀「あー、目元の赤がアクセントになって素敵ですよ、赤城さん。普段の芋っぽさが消えてるかもです」

赤城「おい、お前もしばふ艦って事忘れんなよ??」

加賀「それで……この痴女(AR赤城)は如何しましょう…。筵で縛って転がしときますか……。
出てこられたら厄介な匂いがするから厳重に縛って……」

赤城「…あっ!!加賀さん!!こっちの飛龍がやられましたよ!!そろそろ出番です!!」

加賀「はーい……!!(ギュッギュッ)コレで……良し、と…」

加賀「今、行きますー」


ヤンデレヤンデレっていうけどあの二人に会うために一心不乱に回し続ける提督の方が病んでるよね


指揮官「こ、コレで497回目の3-4クリアだ……。それにしてもハードのヒリュウはどうしてあんなに堅いのだ……。
低燃費クリアが困難すぎる………」

エンプラ「指揮官………」

指揮官「おう、エンタープライズ。今回のドロップはどうだった?赤城か加賀は出たか…?
まさかまたビーグルだったりブルドックだったりしてないよな……??」

エンプラ「それが…………」汗


赤城「一航戦、赤城です」
加賀「同じく加賀です」


指揮官「二人いっぺんに出た―ッ!!??」ガビーン!!


加賀「(ほら……赤城さん……、さっき打ち合わせた通りに……)」ヒソヒソ

赤城「あっ……、えっと…、え、栄光なる一航戦、無敵艨艟と讃えられる艦隊の赤城と申します。
自慢の艦載機、そして指揮官様と一緒ならどんな戦局でも乗り越えてみせますわ」(棒読み)

指揮官「そうか!よろしく頼むッ!!いやー、堀りがいっぺんに終わるなんて、俺、ツイてるなぁww」

エンプラ「いやいや、どう考えてもおかしいだろ。何か台詞も棒読みだし……」

指揮官「いや、きっとお百度参りどころではない500回の3-4巡りに神様がご褒美を与えてくれたんだよ、
そうに違いない。いやー、普段の日頃の行いだなぁw」

エンプラ「そんなんでご褒美くれる神様なら、誰も困ってないのと思うのだが……」

エンプラ「まぁ、指揮官が良いなら構わないが…。二人とも、秘書艦を務めさせてもらっているエンタープライズだ。
これから一緒に戦って行く事になるが、よろしく頼む」(握手をする為に手を差し出す)


加賀「・・・・・・・・・・・・」(ペシッと払い落とす)

エンプラ「なっ、何をするっ!!」

赤城「かっ、加賀さんっ!!すいません!!この娘、ちょっと心が病んでましてっ!!」



赤城「加賀さん!何してるのよっ!!モメたらバレやすくなるでしょっ!?」ヒソヒソ

加賀「えー……、だってアイオワさんやサラトガさんでもキツかったのに……、エンタープライズは無理ですよ……。
ほぼ、私達の沈んだ原因じゃないですか……トラウマの塊ですよ……」ヒソヒソ

赤城「そんな事言ったら始まらないでしょうに……」ヒソヒソ

赤城「取り合えず私が取り繕っておきますから、加賀さんは慣れるまであの人に近づかない事、イイネ?」ヒソヒソ

加賀「はーい………」ヒソヒソ




赤城「いやー、すいません。あの娘には私の方からよく言っておきますので…、どうぞこれからよろしく頼みます」礼

エンプラ「そ、そうか……。貴女も大変だな……」

エンプラ(コホンと咳払いして気を取り直し)「では改めて……。エンタープライズだ。これからよろしく頼む」(手を再度赤城に差し出す)


赤城「・・・・・・・・・・・・」(ペシッと無言で払い落とす)


エンプラ(怒りの余り顔を真っ赤にしてプルプル震える)


赤城「はッ…頭の中で勝手に……何かが………ッ」

加賀「やっぱりトラウマっていうのはそう簡単に克服できないモノなんですねぇ……」ウンウン



赤城「ふぅ…、すっかりエンタープライズさんを怒らせてしまいました……」

加賀「まぁ仕方ないですよ、切り替えていきましょう、切り替えて」

赤城「そうは言いましても……」


指揮官「いやいや、エンタープライズには俺の方から言っとくから。あまり気にしないでくれ」


赤城「ていと……指揮官……」

加賀「着任早々申し訳ありません」

指揮官「いやー、報告にはヤンデレの気味が有るとは聞いてたから、大丈夫さ」

指揮官「それよりこれからはコンビでどんどん活躍してもらう予定だから、よろしく頼む」

赤城「はい……、ようやくまた逢えたのですから……、今度は離れない様に……ずっと……」ハイライトオフ

指揮官「はっはっは、こりゃ聞いてた通りだなw 期待を裏切らない様に気を付けないとな」

赤城「うふふふ……」


加賀(打ち合わせもしてないのに……。赤城さん、案外ヤンデレの素質有ったんですね………)




その後、無事にアズールレーンの世界に潜入できた二人だったが、夕飯にボーキサイトを食べたがり、
無事に正体が即バレしてめでたく元の鎮守府に強制送還されましたとさ、めでたしめでたし。


終わりです。

他にも綾波のコスプレした島風とか、ほとんど返送しないでロンドンになりすました鳥海とか、
眼鏡が無いから砲撃外しまくる火力の高いテネシーとか書こうと思ったのですが、纏まらなくて断念しました。

アズールレーン面白いからみんなもやろうぜ!!

艦これより面白い

どっちもあるからいいんだよ
その証拠に影の薄い娘何人か入れ替わっても気づかないでしょ

待てよ……うちのアークロイヤル。やけに筋肉質で自信満々なんだが……まさかな

潜入した後をkwsk

もしくは交流とか


赤城はRの方行けば絶対ばれないぞ

Rは似てるのパッと見だけで実は全然違う格好してるぞ

このスレで赤城が痴女なヤンデレと聞いてアズレン始めました、ガチで

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