かなえ「いやー！9月だね!」

ユリ「さっきやったやり取りですけど！？」

まりも「大事なことは繰り替えもんやで？」

ユリ「ぜったい尺稼ぎでしょこれ！」

なすの「二分枠でカツカツなのに尺稼ぐ必要なんかありませんわよ？」

ユリ「で、9月だとなんかあるんですか？」

かなえ「なんと9月には1日がある!」

ユリ「んなのみんな一緒ですよ！」

かなえ「9月は防災の日的なのがあるよ！」

ユリ「あぁ、まぁそうですけど」

かなえ「というわけで避難訓練だー！！」

ユリ「今更！？ってか確かそれこそ1日ですよね！？ってか導入長すぎ！！」

かなえ「はい問題！避難訓練で大事なことは！」

ユリ「おはしですよね？押さない走らない喋らないって」

かなえ「うーん、三点w」

ユリ「バカにしてるんですか」

まりも「全く誰も喋らない避難訓練とかそれもう避難訓練ちゃうで？」

なすの「何もなく集まって何もなく解散とかデートでも最悪のパターンですわね」

ユリ「避難訓練はデートじゃないですから！」

かなえ「ということで正解は可能な限り本番に近い状態で訓練するでした」

ユリ「まぁ、一理あるかな……」

かなえ「ということで今日はつなぎ姿でテニスコートにやぐらを建ててラップ対決してたときに近くにミサイルが落ちてきたときのシチュエーションを練習するからね！」

ユリ「んなシチュエーションがきてたまるか！」

かなえ「はい、よーいアクション！」ｶﾁﾝ

ユリ「（なんで映画監督みたいなんだ……）へ、Heyメーン///」

かなえ「はいカットカットカット！！何その演技！！訓練だからって手ぇ抜いちゃ駄目でしょうが！」

ユリ「これ避難訓練じゃないですよね」

かなえ「あ、バレた？」

ユリ「騙してるつもりだったんですか！？」

まりも「そのわりには割りとノリノリやったやん」

ユリ「ち、ちがいますから！」

かなえ「じゃあ教室で授業中に二階の書道教室から火が上がったときのシチュエーションにしよっか」

ユリ「さっきよりはまだマシですけど書道教室から発火ってなにしてたんですか」

かなえ「じゃ、ちゃんと頑張ってねー」

ユリ「え？行っちゃうんですか？」

かなえ「学年違うじゃん」

ユリ「えぇ……」

なすの「私達だってクラスは違いますもの、我慢なさい？」

まりも「の割には一緒に体育受けてるけどな」

ユリ「変な目で見られるじゃないですか……」

かなえ「放課後だからセーフ！」

ユリ（私はなぜ放課後の教室で一人たたずんでいるのか……）

火事です。火事です。

ユリ「サイレンまで鳴らすとか本格的だなぁ……ってか微妙になまってるぞこのサイレン」

火事です。火事です。速やかに避難してください。

ユリ「確か出口は職員室横だったっけ」

ユリ「なんで一年生は最上階なんだ……」

かなえ「ちゃんと脱出できたようだね！」

ユリ「脱出って……避難でいいですよここは」

なすの「そういえばまりもがまだ来てないわね」

ユリ「え、サボってんですか？」

かなえ「あれみてあれ！」

ユリ「あれは！なんか高いところから降りれるようになってるタイプのアレ！」

まりも「行くでー！」

ユリ「いやそれ下で抑える人いないと使えないですけど！」ｺﾞｼｬｯ

まりも「」ﾁｰﾝ

ユリ「あぁやっぱり……」

かなえ「実際あれ使うくらいなら階段のほうが早いよね」

ユリ「階段が使えない状況なんですよきっと」

ユリ「ってかまだサイレンなってますけど、なすのさんがかけたんですか？」

なすの「わたくしじゃないわよ？」

かなえ「ふっふっふ……」

ユリ「あぁもう嫌な予感しかしない」

かなえ「避難訓練で一番大切なのは実際のシチュエーションに近づけることさ！」

ユリ「ほんとに火がついてる！！」

まりも「燃えるなぁ……焼き芋でもするか？」

なすの「わたくしは焼き鳥がいいですわ」

ユリ「いやなんとかしないと！！かなえ先輩も何考えてるんですか！！」

かなえ「これがほんとの非難訓練さ！」

ユリ「ハァ！？」

結局チリ一つ残らなかった亀井戸高校は、翌週には高宮家の財力で元通りになりましたとさ
終わり

押元ユリです！
てーきゅう9期のブルーレイは11月24日発売です！
テレビ未公開の映像特典も封入！
ちょ、わたしのパンツは特典に入りませんからまりも先輩！

スマイラルアニメーション！

本日22:40からてーきゅう9期の最終回、植物園回です
また10期が来た頃にお会いしましょう
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