ピーチガイ「おい!ジジイ!ババア!じゃあな!」 G.G「黙れ 若造!」 (9)

ロングロングアゴー、ある所に、G.G(グレート・グランパ)とS.G(セクシー・グランマ)が住んでいました。

グランパは山へ芝刈り機を持って芝刈りに、グランマは川にドラム式洗濯機を持って洗濯に行きました。

グランマが川で洗濯をしていると、DOMBRAKO! DOMBRAKO!と、巨きな桃が流れてきました。

グランマ「なんてセクシーな桃なの?」

グランマは見た感じ300kgはありそうな巨きな桃を軽々と拾い上げて、家に持ち帰りました。

そして、グランパとグランマが桃を食べようと桃を斬ってみると、

グランパ「憤怒っ!」ザクッ

なんと中からガッチリ筋肉質な体型の男の赤ちゃんが飛び出してきました。

ピーチガイ「おい ジジイ… アブねぇだろ…」ギロッ

グランパ「何だ… 若造が…」ギロッ

バチッ バチバチッ

グランマ「…」ブンッ

ゴツンッ

グランパ「痛ったァ!!!」

まぁまぁ 子供のいなかったグランパとグランマは大喜びです。



桃から産まれたマッチョガイを、グランパとグランマはピーチガイと名付けました。

ピーチガイは幾多の修行に耐え、やがて強い戦士になりました。

そして、ある日ピーチガイが言いました。

ピーチガイ「…っ」パクッ

カチッ ボッ ジリッ

ピーチガイ「…ジジイ」スパーッ

グランパ「…何だ 若造」

ピーチガイ「…俺ァ ONIGA-SHIMAへ行く」

グランパ「何じゃと…? それァ聞き捨てならんな…」ギロッ

ピーチガイ「ONIGA-SHIMAにいるクソ共を狩りに行くのさ…」

グランパ「儂が黙って頷くとでも思ったか…?」

ピーチガイ「いや… だからよォ これで決着つけようぜ…」チャキッ

グランパ「血は繋がっていないが 剣の心は繋がっているという事か…」

グランマ「…」

グランパ「… 良いだろう 掛かっ… カッ!!」ゴツンッ



はぁ… グランマ特製のきび団子を持ち、ピーチガイはONIGA-SHIMAへ向かいました。

ONIGA-SHIMAへの道中、◯せい剤でラリったイヌに出会いました。

マッドドッグ「えー 君 君 君ぃ!」

ピーチガイ「何だ…」

マッドドッグ「何ぃ?」

ピーチガイ「だから何だ…」

マッドドッグ「翼の生えた猫…」ブツブツ

ピーチガイ「じゃあな…」スタッ

マッドドッグ「待て!」

ピーチガイ「はぁ… 何だ」

マッドドッグ「お呼びじゃねぇぞ!あ あっち行け!」

ピーチガイ「…ふぅ」チャキッ

スッ

マッドドッグ「わ 分かったって… 殺さないでくれよぉ!」シクシク


ピーチガイ「付いて来るか…?」

マッドドッグ「尻尾の生えたエイリアン…」ブツブツ

ピーチガイ「…」ゴソゴソ

ギュムッ

マッドドッグ「んー! やへろー!」

ピーチガイは◯せい剤でラリったイヌの口に無理やりきび団子を放り込み、強制的にお供にしました。

そして、今度は酒に溺れたサルに出会いました。

L・モンキー「うぃーっ そこの兄ちゃん!どこ行くの」

ピーチガイ「ONIGA-SHIMAへ行く…」

マッドドッグ「そう 鬼とヤりまく…」グッ

ピーチガイ「お供になるか…?」ググッ

L・モンキー「んー 俺はいいかなァ~ ひっく」

ピーチガイ「あ そう言えば…」

L・モンキー「へ?」

ピーチガイ「ONIGA-SHIMAにはボス鬼だけが呑む事を許される極上の酒があるらしい…」グググッ

L・モンキー「行きまっすぅ!」ピシッ

マッドドッグ「…」ブクブクッ




こうして酒に溺れたサルを酒で釣ってお供にしたピーチガイ 今度はサイコパスなキジに出会いました。

ジリ ジリッ

ピーチガイ「…っ」スパーッ

ガサッ

ピーチガイ「…」チャキッ

雉之助「きぇえぇぇぃ!!!」ブワッ

ガキンッ

ピーチガイ「何だ てめェ…!」ギロッ

雉之助「僕のこの刀が血を欲しがってる… くくく」

雉之助「大人しく血を寄越せェェ!!」

ピーチガイ「てめェの血を使えやァァァ!!!」

ザシュッ

雉之助「ぐっ… くくく 血だッ!血だァ!!」バタッ

ピーチガイ「…死んだか」

L・モンキー「あれ… これチョット… マズイんじゃないかい? ひっく」

L・モンキー「色んな意味で…(小声)」

ピーチガイ「…はぁ」スパーッ

ピーチガイ「……」フゥーッ

ピーチガイ「…行くか」スタッ

L・モンキー「オイィ!」

マッドドッグ「…ん」スピー

こ こうして、イヌ、サル… まぁキジは置いといてぇ… 二匹の仲間を手に入れたピーチガイは、遂にONIGA-SHIMAへやってきました。

ONIGA-SHIMAでは盗んだ金品や脱法ドラッグを並べて、パーティーの真っ最中です。

ピーチガイ「よし 今なら…」

ピーチガイ「オイ 準備は出来たか…?」

L・モンキー「酒のために!」

マッドドッグ「女鬼とヤ…」ギュムッ

ピーチガイ「よし イクぞ…!」ググッ

ピーチガイ「ウラーッ!」ダッ




イヌは鬼(女)のお尻にしゃぶり付き、サルはいつ何処で覚えたのか、ジャッキーチェンばりの酔拳で鬼を倒していきました。

キジ?え?そんなの居たっけ?

そして桃太郎もグランパから受け継いだ剣技で鬼をバッサバッサ薙ぎ倒して行きました。

とうとう鬼の親分のD.O(デンジャラス・オーガ)が、

D.O「もう降参だメーン!助けてくれって感じ!」

と、手をついて謝りました。

ピーチガイとイヌとサルと… イヌとサルは!

鬼から取り上げた金品をランボルギーニに積んで、元気良く家に帰りました。

グランパとグランマはピーチガイの元気ビンビンな姿を見て大喜びです。

そして、三人と二匹は金品全部質に入れ、その金で1050坪の大豪邸を建ていつまでも幸せに暮らしましたとさ。

おしまい



え? 鬼から取り上げた脱法ドラッグ? あー あれね ふぅーっ

あれ… 翼の生えた猫が…

KEEP OUT

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