最原「嫌われライト?」 (143)
最原(とうとう明日で10日目……突然こんな場所に閉じ込められて、最初はどうなるかと思った…)
最原(それから色々あったけど、みんなと仲良くなれて良かったな。そういう意味では、モノクマにも感謝していいのかもしれないな)
最原(この学園を出たところでみんなとの絆が無くなる訳じゃないけど…何だか寂しくなってしまう自分もいる)
最原「明日で最後か…」
モノクマ「それは違うぞ!」
最原「うわっビックリした!急に出てくるなよ!」
モノクマ「それは違うぞ!」
最原「それはもう聞いたよ!て言うか何が違うんだよ!」
モノクマ「実は急に出てきたのではなくずっと部屋でスタンバってたのです」
最原「プライバシーも何もあったものじゃないな…」
モノクマ「うぷぷぷぷ。今頃気づいちゃったかな?」
最原「むっ……でも明日でお前達ともお別れなんだ。今更何を言われた所で…」
モノクマ「それは違うぞ!」
最原「またかよ!人のセリフを取るな!」
モノクマ「実は明日で最後じゃないんだなぁ、これが」
最原「……は?」
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※何番煎じか分かんないだろうからネタ被り等は勘弁な
モノクマ「お、いいねぇ~その顔。絶望だねぇ~青春だねぇ~」
最原「ど、どういうことだよ!?説明しろモノクマ!」
モノクマ「まぁ、ぶっちゃけちゃうと路線変更だね。思いの外人気が出たから、テコ入れってことで延長してみました」
最原「ふざけるな…!約束したはずだろ!?」
モノクマ「はー?何のことですかなー?何月何日何時何分何秒?地球が何回回った日?」
最原「子供か!」
モノクマ「とんでもねえあたしゃ5児のパパだよ」
最原「まともに話を……いや、今延長って言ったよね?」
モノクマ「うん」
最原「ということは、当然期限もあるんだろうな?」
モノクマ「当たり前田のクラッカーだよ、そこまでご長寿番組にするつもりはないし」
最原(それなら、今まで通りみんなと過ごせばいいだけだし……そこまで悲観することも無いのかも…)
モノクマ「うぷぷぷぷ……今、『どうせこれまで通り仲良く過ごせばいいだけだから』とか思わなかった?」
最原「えっ…」
モノクマ「言ったでしょ、テコ入れだって。これからは紅鮭団シーズン2ということで、絶望篇だよ!」
最原「ぜ、絶望篇…?」
モノクマ「絶望の無いダンガンロンパなんてワサビの無いカレー、スパイスの無い寿司だよ!」
最原「意味は分からないけど、逆じゃないかな?」
モノクマ「じゃあ分かりやすく言えば……最原くんのいない才囚学園、なんてどうかな?うぷぷ」
最原「まさか…お前、最初にモノクマーズが言ってたコロシアイを…!」
モノクマ「ブー。不正解の最原くんにはモノクマ人形」
最原「いらないよ!」
モノクマ「言ったでしょ、コロシアイは中止。今日日普通にダンロンやっても流行んないよ…悲しいことにね…」
最原(いよいよもって訳が分からない…モノクマは僕たちに何をさせるつもりなんだ…?)
モノクマ「なので明日からはらーぶらーぶな紅鮭団からギースギースな紅鮭団に変更となります!レイジングストーム!」
最原「ギスギス…?」
モノクマ「具体的には、一番好感度の高い人のことを他の皆で嫌ってもらうのさ。そりゃもう、殺したいほど」
最原「一番好感度の高い人…?僕達の中で一番好かれている人ってことか?」
モノクマ「そうそう。ま、ぶっちゃけて言うとキミだね」
最原「そうなの!?」
最原(な…なんだろう…嬉しいけど少し複雑だぞ…)
モノクマ「そんなキミが皆から一転してゲロ以下の臭いがぷんぷんする嫌われ者に!こりゃほんま勃起もんやで!」
最原「……自惚れている訳じゃないけど、そんなに簡単に僕のことをみんなにそこまで嫌わせられるのか?」
モノクマ「うぷぷぷぷ。できるんだな、それが……テッテレッテテッテッテ~!嫌われライト~!」
最原「えらくゴテゴテした懐中電灯がどこからともなく!」
モノクマ「説明しよう!嫌われライトとは!光を見た人が最原くんの事を嫌いになるのだ!」
最原「そのまんま過ぎる…って僕だけ!?
モノクマ「そりゃー全員が全員いがみ合ってたら収集つかないし。差別層を作ることは人類の歴史だよね」
最原「…ちなみに、今僕がそのライトを奪い取っても…」
モノクマ「もう全員に照射済みだから無意味だね」
最原「だと思ったよ…」
モノクマ「まぁ安心してよ。5日経ったらしっかり元に戻して外に出してあげるからさ」
最原「あ、そうなんだ。よかった」
モノクマ「うぷぷぷぷ……」
最原(何を企んでるか知らないけれど……こんな悪趣味な行為はさっさと終わらせてやる!)
モノクマ「じゃあ最原くんにはサービスとして、今どれだけ皆に好かれてるか教えちゃおうかな」
最原「え?」
モノクマ「いわゆる好感度表ってやつだよ。厳正なる審査の結果数値化してみました」
最原(そんなの無理だと思いたいけど…何だかこいつらならやってしまえそうだと思ってしまうな…)
モノクマ「ジャジャーン!」
トモダチ シンユウ シンアイ
男 : 40 >>> 70 >>> 100
トモダチ アコガレ アイ
女 : 40 >>> 70 >>> 90
王馬小吉 71
天海蘭太郎 63
キーボ 65
獄原ゴン太 69
真宮寺是清 63
星竜馬 68
百田解斗 75
赤松楓 98
入間美兎 93
茶柱転子 74
白銀つむぎ 71
東条斬美 70
春川魔姫 75
夢野秘密子 73
夜長アンジー 95
モノクマ「………」
最原「………」
モノクマ「じゃあ、まぁ、はい。また1週間後に」
最原「せめて何とか言えよ!」
モノクマ「マジぱねーっすよ最原サン。ジゴロうつるんで勘弁してください」
最原「違うって!僕は別に女子から先にカケラ集めてるとかそんなこと…」
モノクマ「あ、ちなみにライト当てた今の好感度は全員-500だから」
最原「だからパンツも僕が強要してる訳じゃなくて……って、は?え?500?」
モノクマ「急に出てきたゴキブリに対する好感度が精々-50くらいかな」
最原「」
モノクマ「じゃあそういうことなんで、明日から頑張ってね!」
最原「」
ミス
一週間→5日
―――‐‐‐‐‐…1日目
最原(なんだか大変なことになっちゃったな……5日間、どうやって過ごそうか…)
最原(それにしても、ショックだったな……-500か、尋常じゃなく低いのは分かるけど、どれだけ嫌われているんだろう)
最原(いくらゴキブリ以下だとしても、みんなのことだからそんなに酷いことにはならないと思うけど……)
最原(……………)
最原(ならない…よな?)
最原(いっそのこと、この個室にずっといてもいいんだろうけど…) グゥゥ~…
最原(やっぱりお腹は空くよなぁ…誰とも会わないように気を付けながら食堂に行こう)
~~~~~~食堂
最原(朝早かったからかな、誰とも会わずに済んだぞ)
最原「このまま冷蔵庫から食糧を確保してさっさと部屋に……ぐっ!」バシッ!
東条「そこで何をしているのかしら?」
最原(こんな時間からいるなんて、流石東条さんだな……ってそうじゃなくて)
最原「ほ、箒でぶつのは酷いんじゃないかな……目の前がチカチカしたよ…」
東条「………」
ガンッ!!
最原「ぅがっ!」
東条「私は何をしているのかを聞いたはずなのだけれど……やっぱり、話しかけたのが間違いだったのかしら」
東条「それとも、箒でゴミを排除することの正当性を教えてほしいのかしら?」
最原「うぁっ…!な、何もしてないよ!食べ物を探してたんだ…!本当に、それだけだから…!」
東条「…はぁ……それならゴミ捨て場にでも行けばどう?ここにあなたの口に合うものは無いと思うけれど」
最原「…そ、そうみたいだね……ごめん、それじゃ…」
東条「分かったなら、もう二度と私とこの場所に近づかないで頂戴。皆に出す料理の味が落ちても困るから」
最原(参ったな……これ程だとは思わなかったぞ)
~~~~~~寄宿舎
最原(生ゴミ漁りなんか生まれて初めてだから普通はどうなのか分からないけど…辛うじて食べられなくはなかったな)
最原(こういう所も超高校級のメイドたる所以なんだろうか…)
天海「……うわっ」
最原「あ、天海…くん…」
最原(いきなり殴りかかってくる感じではなさそうだけど、露骨に気持ち悪がられるのは精神的に辛いな…)
天海「はぁ…寝起きで見る顔じゃないっすね……何で一緒の寄宿舎なんすかね、ホント」ボソッ
最原「あ、あはは…ごめん」
天海「何も面白くないっすけど、何笑ってんすか?」
最原「………」
天海「…あーぁ、見てるだけで腹立つ顔してるっすね」バシッ
最原「うっ…」ドシャッ
天海「そんな強く押してないでしょ?大げさなんすよ」
最原「ご…ごめん。今ちょっと眩暈がしてて……」
天海「聞いてないんすけど。邪魔なんでどいてくださいよもう……」ドカッ
最原「ぐっ!」
最原(だ…大丈夫だ……天海くんはモノクマのせいでおかしくなっているだけ…)
最原(それだけ…なんだから……)
~~~~~~最原の個室
最原「うっ…いてて……」
最原(ひどい目に遭ったな……これが5日も続くのか…)
最原(あの礼儀正しい東条さんや穏やかで優しい天海くんまであんなことになってしまうなんて……)
最原(それなら……他の人は……)
最原「………」
最原(……しばらくは個室で大人しくしてよう)
「「「「「「おはっくまー!」」」」」
最原「うわっ!」
モノタロウ「ウワ―!最原くんがケガをしてる!」
モノキッド「ヘルイェー!生きてるんだ、そりゃケガもするさ……」
モノファニー「ど、どうしましょう!モノキッドがいつになく叙情的だわ!」
最原(一番会いたくない奴らが一番会いたくないときにやって来た……」
モノスケ「出とる、声に出とるで」
最原「……何の用だよ」
モノダム「オラ達ハ最原クンノさぽーとデ来タン…ダヨ」
最原「サポートだって?」
モノファニー「そうよ!アタイ達はこの企画が完遂できるように可能な限りのサポートをするわ!」
モノスケ「ギスギスしてこそのダンガンロンパやけど…途中で死なれたらかなわんからな」
モノファニー「し、死ぬ!?うっ……デロデロデロデロ…」
モノタロウ「モノファニーがどどめ色のゲロを!これは喪中の知らせ……」
最原「人の部屋でゲロを吐かないでよ!サポートはどうしたんだ!」
モノキッド「それなら心配すんな!なんせお前はこの部屋を今後使うことはできないんだからよ!」
最原「なっ!?ど、どういう意味だ!?」
モノスケ「そらお前、ずっと部屋に籠られてもおもんないやろ?今日から寝る場所は自分で探しや!」
モノキッド「っつー訳で、この部屋は現時点をもって施錠!廃棄だ!」
最原(そ…そんな……)
モノタロウ「大丈夫だよ!この才囚学園は雨も降らない風も吹かない…風邪ひいたりはしないからさ!」
モノダム「ソレニ、呼ンデクレタラけがノ治療モアル程度マデナラスルヨ、ガンバッテネ」
モノファニー「デロデロデロデロ…」
モノキッド「いつまで吐いてんだテメーは!」
モノタロウ「そういうことだから……悪いけど、ここから出てってよ!」
「「「「「ばーいくまー!」」」」」
最原(ど…どうしよう……)
~~~~~~裏庭
最原(こんな時間にここをうろつく人はいなさそうだし……しばらくはここで時間を潰そうかな)
茶柱「程よく薄暗く涼しい…この場所ならお昼寝にぴったりなのでは?さぁ夢野さん!転子の膝に!さぁ!」
夢野「んあー……お主のせいで静けさが足りんわい。それに…」
茶柱「え?……チッ、よりによってアレがいるとは…この転子、一生の不覚です」
最原(そ…そんな馬鹿な……何だか不自然に色んな人に出くわすぞ…)
夢野「まさしくじゃな。もはや昼寝という気分ですら無くなってきたわ…」
茶柱「申し訳ありません夢野さん!代わりに転子の膝ならいくらでも使って良いですから!」
夢野「何も変わっておらんではないか!」
最原(東条さんや天海くんの時は話そうとしても逆効果だったし……今のうちに黙って立ち去るのが一番いいのかな)
茶柱「待ちなさい。まさか転子はおろか夢野さんの気分を害してこのまま黙ってどこかに行けるとでも?」
最原「…え?」
最原(め…目が据わってる。今までに見たことが無い顔だ……)
茶柱「夢野さん…お詫びにと言っては何ですが、今からこの男死を可能な限り痛めつけるので、どうぞお楽しみください!」
最原「はっ!?」
夢野「面白そうじゃが……確かお主のネオ合気道は『人を傷つけない』が信条ではなかったかの?」
茶柱「心配はご無用です。これは人でなく獣かそれ以下ですし」
夢野「それもそうじゃな、では行けい転子よ!」
最原「ちょ、ちょっと待ってよ…!」
茶柱「安心してください。殺しはしませんよ、残念けど」
茶柱「ですがネオ合気道は活殺自在。その直前までは行ってもらいますよ」
最原「待っ……!」
メキメキメキメキッ!!
最原「がぁぁぁぁぁぁっ!!」
―――
――
―
―――‐‐‐‐‐…2日目
最原「……はっ」
最原(あのまま……ずっと気絶してたのか…)
最原「…ぐっ!あがっ……」
最原(体中が痛い……動こうとしただけで凄まじい痛みが…)
最原「………」
茶柱『ネオ合気道は傷つける武道ではありません!何かあったら転子が皆さんをお守りしますよ!』
夢野『ワシの魔法は皆を笑顔にするんじゃ。師匠にそうしてもらったようにな』
最原「…夢野さん……茶柱さん……」グスッ
最原「…だめだ、泣いてちゃモノクマ達の思うつぼなんだ……!」
最原「あと4日…耐えて終わらせないと…!」
モノクマ「やあ最原くん!今日もいい朝だね!」
最原「………」
モノクマ「あれ?無反応ということは…死んでるのか低血圧なのか…」
モノクマ「あるいは低血圧で死んでいるかだね!」
最原「…何の用だ」
モノクマ「そんな顔しないでよ。モノクマーズに手当させたからケガも良くなってるはずだよ?」
モノクマ「まったく茶柱さんたらサイテーだよね。ネオ合気道は人を傷つけるものじゃないとか何とか言っといてさあ」
モノクマ「夢野さんもそれをけしかけたりしちゃって……まさに外道だよ!闇の魔術師だよ!」
最原「それ以上言うな……!全部お前のせいじゃないか…!」
モノクマ「そんな…しどい!ボクは最原くんを慰めているだけなのに……!」
最原「…少しでも僕を哀れだと思うなら」
モノクマ「あ、企画を終わらせろってのは無しね。じゃああと4日頑張ってねー」
最原「………」
最原(……早くここを離れないと…夢野さん達が話さなくてもモノクマ達がみんなに言いふらす可能性だってある…)
~~~~~~渡り廊下
最原(くそっ…歩くのもままならないな……)
最原(でも……歩いてどこに行くんだ?誰とも会わないで済む場所なんて……)
最原(校舎内はダメだよな……みんなの研究教室がある以上、絶対に誰かいるし……)
最原「……ん?」
最原「……そうだ!僕の研究教室なら誰も近づかない筈…!」
星「だろうな。アンタの部屋なんぞ誰も近づこうとは思わねーよ」
最原「うっ……星くん…」
星「人の顔を見てよくもそんな酷い反応をしやがるもんだな。傷つくぜ」
最原「ご、ごめん…」
星「フン、まあいいさ…」
星「そういや……アンタ、俺のテニスを見たがってたっけな…」
星「どうだ?これから少し…付き合えよ」
最原(星くん……君にこんな形で…そう言ってほしくなかったよ……)
~~~~~~中庭
バシッ!
ガスッ!
ガゴッ!!
最原「う…ぐ、げェッ……」ドサッ
星「…正直なところ、アンタと俺だけなら無視するだけでいいんだがな…」ブンッ
ドスッ!
最原「ぶぐっ…!」
星「他の連中がアンタと関わらないようにするために…俺にできることと言えばこのくらいだからな」バシッ
ガンッ!
最原「がっ…!は…」
星「これで分かったろ、もう二度と校舎に近寄るんじゃねーぞ」
星「……ある意味では、お前のためでもあるんだしな…」
最原「………?」
~~~~~~裁きの祠
最原(モノクマは『全員の好感度が-500になっている』と言っていた……)
最原(『元々の好感度から-500』でもなく『0に戻る』でもない……)
最原(それに僕やみんなとの…今までの10日間を完全に忘れている訳じゃない)
最原(星くんが特別なだけなのかな……いや、でも……)
最原(あの、言葉は……)
最原「………」
最原「…そう、思いたいだけなのかもな…」
アンジー「およよ~?何だか見慣れない場所に見たくない人がいるねー」
最原「……ごめん、すぐに出て行くから…」
アンジー「そだねー、気持ち悪いし。神様もそう言って…」
アンジー「……いや、そっか…。それなら…」
最原「……?」
アンジー「良かったねー、終一!今の終一は大分神ってるってナウなゴッドにバカウケらしいよ!」
最原「え?」
アンジー「でも神様的にはー、今一つ足りないって。アンジーもそうだと思うな」
最原「た…足りないって……何が?」
アンジー「主は言いました……『てめえらの血は何色だ』…と」
アンジー「…もっとボロボロになって神っちゃおうよ、終一。アンジーが手伝ってあげるから、さ」
最原(『神ってる』…そうキミに言われた時、意味は分からなかったけれど、悪い気はしなかった……)
最原(だから……今は分かる。『神ってる』って、こういう事では絶対にないはず、なのに……)
アンジー「今はノミとハンマーしかないけど、終一なら良い題材になってくれるよね?」
―――
――
―
最原「ぅ…あぐっ…」
アンジー「はぁっ…はぁっ……」
アンジー「…ダメだねー、なんだか気分が乗んないや。終一は題材としてもダメダメなんだねー」
アンジー「神様も飽きちゃったのか黙っちゃったし……終一のせいだから、ねっ!」ゴヅッ!
最原「うぎっ!」
アンジー「はぁ……アンジー、何か疲れちゃったなー。ばいばい」
最原「………」
最原(…やっと、終わった……)
最原(腕……折れてるな、これは…)
―――
――
―
モノタロウ「はい、手当完了!腕はあんまり動かさないようにね!」
モノスケ「いやいや、無理やろ。こいつが動かさんでも誰か動かすわ」
最原「………」
モノキッド「おい、コイツ死んでないよな?死んでたらお父ちゃんに怒られちゃうぜ!」
モノファニー「し、死んでる!?デロデロデロデロ…」
モノタロウ「ダイジョウブダヨ。息ハシテルカラ」
モノファニー「あ、そうなの。それはそうとしてデロデロデロデロ…」
モノスケ「それはそうとして吐くなや!」
モノタロウ「じゃあ、あとあと3日頑張ってね!」
「「「「「ばーいくま!」」」」」
最原(……何だかおかしい。みんなからの暴力がどう考えても過度だ…)
最原(ただ嫌っているだけなら、こうもわざわざ暴力を振るうなんてこと…)
最原(…いや、僕が経験したことの無い憎悪の感情なんだ。そうなってもおかしくはないのかも…)
最原「ははは…まだ死んでないのが運がいいのか悪いのか……」
最原(……どこか別の場所に行かないと…)
~~~~~~中庭
バタン!
最原「うっ……」ドサッ
最原(くそっ……外に出るのすら精一杯だ…)
最原(…そろそろ日が落ちるな。誰の目にも留まらないよう気を付けないと……)
真宮寺「…おや、最原クン」
最原「うっ…真宮寺くん」
最原(彼は前から不思議な人だったけれど…ライトを浴びた今、どんなことになるか…)
真宮寺「『うっ…』はこちらのセリフなんだけどナ。正直一日の終わりに見るものじゃないからネ、キミ」
真宮寺「でも…こんなにも皆に嫌われているのに、それでも図々しくうろつき続けるキミには…正直興味が湧くネ」
真宮寺「とても…興味がある」
最原(い、嫌な予感しかしない…)
真宮寺「キミが知っているか分からないけれど、古来より山の神は女神として伝えられてきた」
真宮寺「その中でもある地域では醜女として扱っていてネ、その神は他の女はおろか、美しい物が山に入ることを嫌うんだ」
真宮寺「だからその山には猪や蛇蝎なんかの蟲しか居付かず、住民は嫉妬を買わないよう顔の醜い魚を捧げたりしていた…」
真宮寺「士農工商の下に穢多非人が置かれたように、神も下を見ることで精神の安寧を得ようとするなんて…面白いよネ?」
真宮寺「そういう点では…キミはこの閉鎖された蠱毒にはピッタリの供物という見方もあるかもネ」
最原(…供物か……確かに、そうかもしれないな…)
最原(みんなを助けるために、モノクマに捧げられる、生贄……)
真宮寺「…ハァ…せっかく話してあげてるというのに、無反応は傷つくネ…」
最原「あっ……ご、ごめん!」
真宮寺「じゃあ、話題を変えようか。今度は中国におけるシャーマニズムの話なんだけど」
真宮寺「タンキーと呼ばれる彼らは、自らの身体を傷つけることでトランス状態に入り、神をその身に降ろすんだ」
真宮寺「…夜長さんじゃないけど、キミにも神様は降りてくれるのかナ……興味は無いかい?」
最原(……結局、こうなるのか…)
グリッ!
最原「―――ッ!」
―――
――
―
最原「…ぐ、うぅ…」ビクッ ビクッ
最原(モノクマーズに手当された傷が全部開いちゃったな…)
最原(身動ぎひとつ、ひと呼吸の度に全身に痛みが走る…)
最原「ぅ、げぇ……っ」ビチャビチャ
最原(痛みと吐き気で気絶もできない…)
最原「…それでも…僕にしか、僕にしかできないんだ……」
最原「みんなでここから出るんだ…!」
―――
――
―
―――‐‐‐‐‐…3日目
バチッ!
最原「ぅあ゛っ!」
最原(な…何だ!?)
入間「俺様の研究教室の前でお寝んねたぁ良い度胸だなキモイ原…」
最原(い、入間さん…!)
最原(昨日は暗かったから気付かなかったけど…ここは彼女の研究教室の前だったのか…)
入間「ま、ある意味都合が良かったかもな。俺様の発明品を試すには絶好の機会だし」
最原「発明品…?」
入間「他の野蛮人は無意味に殴ったりぶっ刺したりへし折ったりと芸が無かったがよ」
入間「俺様は大天才らしく、テメーみたいなゲロ吐き泣き虫にも使い道を発見した!」
入間「…俺様の発明の実験台だ。光栄だよなぁ」
ガシャガシャガシャッ!
最原「うわっ!」
最原(何だ…?妙な機械に頭が覆われて、視界が…)
入間「いくらゴミクソカス虫のテメーでもVRくらいは知ってんだろ?仮想現実だ」
入間「とはいえ、俺様の『ビデオドローム』をプレステみたいなポンコツと一緒にすんなよ!」
入間「視覚・聴覚だけでなく触覚嗅覚味覚に至るまでしっかりぽっきり再現することができるんだよ」
入間「もはやバーチャルではなくアナザーだな!ひゃっひゃっひゃ!」
入間「つーわけでよ、感想聞かせてくれや」
―――
――
―
最原(次の瞬間、僕の視界は急に晴れた)
最原(いや、晴れてはいない。相変わらず真っ暗だ)
最原(だが新たに何かの感触がする。肌を這い回り、ひっかくような感触を覚える)
最原(見てみると、それは虫だった)
最原(1匹じゃない。全身を埋め尽くすような色んな虫。大量の虫)
最原(ゴン太くんなら大喜びなんだろうな、とどこか他人事のように思えた)
最原(瞬間、虫が蠢き出す)
最原(手から肩に、腿から脚に、腹から胸に)
最原(首に頭に耳に鼻に口に)
最原(虫虫ムシむし蟲虫虫蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲――)
最原(……吐いたはずの吐瀉物の感触も、喉奥へ滑り落ちる虫の感触で塗りつぶされた)
―――
――
―
最原「……あ゛あ゛あ゛ッ!」
最原(む、虫っ…は、いない?そ…そうか、あれは現実じゃないんだもんな…)
最原(…でも、あれ程リアルな感覚……)
最原「うっ…」
最原(思い出すだけでも吐きそうだ……)
最原(入間さん…キミはとても困った人だけど、自分の才能をこんなことに使う人ではなかったよね…)
最原(…!ヤバい!誰か近付いて来る……!)
獄原「…最原くん、そんなところにずっといると…皆の邪魔になっちゃうよ…どこかに行ってよ…」
最原「…ゴン太くん…」
獄原「キミのことは嫌いだけど、ゴン太は紳士だから……歩けないなら、ゴン太が運ぶからさ…」
最原(キミは嫌いな相手も…そうやって気遣ってあげるんだね……)
獄原「ゴン太の教室になら、ケガに効く薬も作れるし…」
最原(ああ…ゴン太くんの教室、に、は……)
獄原「今の最原くんを助けてくれる虫さんもいっぱい……」
最原「――――ッ!」ビクッ!
獄原「…何でそんなに驚くの?そんなに嫌?」
最原「あ、ち、違……」
ガシッ!
最原「がぁああっ!」ミシミシ…
最原(掴まれてるだけだけど、ゴン太くんの力が強いせいで、傷が……!)
獄原「ゴン太はキミのことが嫌いだけど!それでも!それでもって思ったのに!」グググ…
最原(ごめん…ごめんよ……ゴン太くん…)ミシッ
獄原「キミは最低だよ…!」
最原(キミにこんな真似……させてしまって…)ピシッ ペキッ
ポイッ ドサッ
獄原「…もう、キミには関わらないであげるよ……その代わり、ゴン太も皆を止めないから」
最原(……ごめん…)
―――
――
―
最原くんの指折りたそうな名前だな
最原(…やっぱり…みんなと偶然会うことが多すぎる…)
最原(前の10日間はみんな同じような場所に居て…僕から探しに行くほどだったのに…)
最原(もしこれもモノクマの計画通りなんだとしたら…もう僕ができることなんて…)
最原「………」
キーボ「…生きてますか?」
最原「…キーボくん、か。邪魔で目障りだと、思うけど…今ちょっと自分で動けそうにないんだ……」
キーボ「勝手にこちらの思考回路を想像しないでください。あなたのお陰で嫌悪感を学べたことには感謝していますが」
キーボ「…そう、ボクは彼のことが大嫌いなはず。なのに…」
最原「……?」
キーボ「…ボクの内なる声はあなたを傷つけることを望んでいないようです」
最原「え…?わっ!」グイッ
キーボ「なのでせめて2度と目に触れずに済むように、研究教室まで運んであげますよ」
最原(嬉しい……けど、キーボくんってこんなに力が強かったっけ…?)
キーボ「まったく…せっかく入間さんに強化してもらった力をこんなことに使わなければならないなんて……」
最原(…結局のところ、僕を痛めつけるためか…)
最原(何なんだろうな、本当に…)
~~~~~~校舎内
キーボ「………」
最原(あれからキーボくんはずっと黙ったままだ……)
最原(キミには、もっと人間の…尊い感情を学んでほしかったけれど…)
最原(…もう、叶わないのかもな…)
白銀「あれ?キーボくん、そんなゴミ抱えてどうしたの?」
キーボ「…こんにちは、白銀さん。実は最近分別を学習しまして」
白銀「あはは。地味に律儀だね……でも、大きなゴミは細かく砕いて捨てた方がいいと思うよ」
キーボ「………」
白銀「それとも……それ、庇うつもりじゃないよね?」
最原(…そうか…そうだよね…今の僕と関わって良いことなんて…)
最原(……それなら…)
最原「…ねえ。運ぶなら早くしてくれないかな?」
キーボ「は?」
最原「僕がキミに頼んだんでしょ?憶えてないの?それとも、ハードディスクが故障したのかな」
キーボ「………」ブンッ
最原「ぐっ……」ドサッ
ガスッ!
最原「げぅっ!」
キーボ「そのゴミ処理ですが、代わりにお願いしてもいいですか?…ボクは今学んだ不快感をどうにかしたいので」
白銀「うんうん、任せてよ。こう見えても私、力仕事も地味に得意だからさ」
最原(…行ったか。キーボくん…たとえキミが望んでなくても、肩を貸してくれて嬉しかった…)
最原(さて…あとはどうにでもなれだ)
最原「………」
白銀「キミって地味に……いや、本当にムカつく奴だよね」ゲシッ
最原「っ」
白銀「私だって最初はさあ…適当に地味キャラ決め込もうと思ってたのにさ…!」ゴッ
最原「ぁぐっ!」
白銀「キミが馴れ馴れしくするから!うっとおしくするから!」バキッ
白銀「こんな要らない企画がさ!できちゃったんだよ!?」ガコッ!
白銀「キミのせいで皆が、私がっ!こんな……」ドスッ!ガッ!
最原「………ぅ」
白銀「…はあっ……はあっ…」
最原「……ご…め……ん…」
白銀「…ぁぁああああああもう!!」
―――
――
―
最原(…気が付くと、白銀さんはいなかった)
最原(いよいよ指一本動かすこともできない…モノクマ達も、もう姿すら見えない…)
最原(モノクマによるこの最低な計画が始まった時、最初はモノクマを恨んだ)
最原(いや、今も恨んでる……でも、今は…自己嫌悪を感じてる…)
最原(白銀さんの言う通り…全部、僕のせいなんだから……)
最原(僕がいなければ、みんなこんな思いをせずに……みんなこんなことをせずに済んだんだ…)
最原(……だからこそ、僕が終わらせないと…)
最原(みんなにもうこんな思いはさせない…!)
「―――…」
「――…」
「――…―…」
最原(っ……また、誰かが…)
百田「まぁ今日は特別ってことでよ!早めにトレーニングを開始しようじゃねえか!」
春川「よく言うよ。どうせアンタは早々に休憩する癖に」
赤松「あ、あはは…。でも、私もなんだか最近イライラしてたし、丁度いいよ」
最原「―――――ッ!」ビクッ
最原(か…隠れないと…どこかに……!)
最原(隠…れ…)
最原(…どうやって?)
百田「…ん?」
春川「…チッ」
赤松「うわっ……」
最原「…あ」
最原「ああ…あ……」
最原「うあああああああ……っ!」ボロボロ
百田「げっ!きったねえ…」
春川「何こいつ?急に泣き出すとか気持ち悪いんだけど」
赤松「…私、気分悪くなってきちゃった…」
最原(…会いたくなかった……君達だけには……会いたくなかったよ…)
最原「…こっちに、来ないでくれ……みんな…」
百田「あぁ!?テメー…何様のつもりだ!」
春川「それ、命令のつもり?……殺されたいの?」
最原「違う…!違うんだよ、百田くん…!」
百田「気安く呼ぶんじゃねえ!」ドゴッ
最原「げほっ!」
春川「私に任せてやめときなよ、百田。勢い余って殺したら面倒だし…」
春川「私なら、どの程度までなら大丈夫なのかは分かるから…さ!」ゴキッ!
最原「あがぁッ!」
百田「わりーなハルマキ…でもよ、こいつに呼ばれると…どうしようもなくイライラすんだよ!」ガコッ!
最原(ごめん…みんな……ごめん…)
最原「…ごめん…百田、くん……」
百田「ッ…!やめろっつってんだろ!!」バキャッ!
―――
――
―
最原「………」
赤松「…あのさ、まだ生きてると思うから言うけど…」
赤松「正直、最原…さんがいるだけで皆迷惑なんだよね……」
赤松「でも皆優しいから…キミは死んだりしてないけど……」
赤松「だからさ……少しでも私達のことを考えてくれるならさ…」
赤松「…自分で死んでくれない、かな……」
最原「………」
―――
――
―
最原「………」
王馬「あ~あ。こっ酷くやられちゃってるねぇ最原ちゃん」
王馬「最原ちゃんをこんなにするなんて……皆酷いよぉぉぉぉ!」ビェェェン!
最原「………」
王馬「なんちゃって!俺も最原ちゃんのことはぶっ殺したいほど嫌いだから寧ろ嬉しいくらいなんだけどね!」
王馬「うーん、反応が無いとやっぱつまんないな。元々つまんない最原ちゃんの退屈さが100倍増しだよ!」
王馬「……聞いてんのか?」バシッ
最原「………」ビクッ
王馬「お!良かった良かった!もし死んでたら俺が殺人犯になるとこだったよ…危ない危ない」
最原「……は?」
王馬「…ようやく反応したね、最原ちゃん」
最原「そ…それって、どういう……」
最原「い、いや…まさか……キミが…」
王馬「あ、言っとくけど嫌われライト自体は俺の発案じゃないからね。これはホント」
最原「…え」
王馬「酷いよ最原ちゃん!俺が黒幕だと思ってたの!?お前は血も涙もない奴だな!」ガンッ
最原「ぐっ…」
王馬「まったく最原ちゃんにはガッカリだよ。脳みそツルツルポンコツ探偵だね。頭カチ割って中身見てみたいよ」
王馬「まぁネタばらしすると……最原ちゃんがみんなにボコボコにされたのって俺のせいなんだよね!」
最原「…!?」
王馬「俺は心配だったんだよ。皆が最原ちゃんのことをただ嫌いになったところで、中学校のいじめみたいに集団無視で終わるんじゃないかって」
王馬「だからモノクマに頼んで、最原ちゃんに対する皆の対応を変えるライトを作ってもらったんだ!」
王馬「関わらないようにするのではなく、見かけたら積極的に排除しようとするライトをね……!」
王馬「モノクマのを『嫌われライト』とするなら、俺のは『憎まれライト』ってとこかな?」
王馬「自分の手を汚さず、邪魔者を排除する。どう?これって悪の総統っぽくない?」
最原「………」
王馬「あ、またスリープモードになっちゃった」
王馬「まぁ安心してよ。残りの2日間、俺はもう最原ちゃんの目の前に現れないから」
王馬「最原ちゃんだってさ…俺なんかより他の子に……赤松ちゃんとかに、もっと会いたいもんね?」
最原「………」
―――
――
―
最原(…残りの2日間、僕は同じような仕打ちを受けた)
最原(王馬くんの言う通り、その間彼の姿を見ることは無かった)
最原(それでも日に日に酷くなっていく暴力に、僕は彼の陰を感じ取らざるを得なかった)
最原(気絶し、痛みで飛び起き、嘔吐し疲れてまた気絶する)
最原(地獄のような時間を繰り返す間、僕の頭にあった考えは1つだけだった)
―――
――
―
モノクマ「やぁ最原くん…酷い顔色だね」
最原「………」
モノクマ「ボクもここ数日度重なる問題への対応に追われっぱなしでね…見てごらん、こんなに白髪が」
最原「………」
モノクマ「突っ込んでくれないと悲しいなぁ。1レス目のツッコミはどこに行ったのさ!」
最原「……くたばれ、ゲス野郎…」
モノクマ「そうそう、その意気だよ!いよいよ明日、開放されるんだしね!」
モノクマ「それでさ……ちょっと言い忘れてたことがあるんだけど」
最原「…?」
モノクマ「ボクが使ったあのライト…あれって、元々あった最原くんへの嫌悪感を増幅させるものでさ」
モノクマ「ボクとしても予想外だったよ……皆あれだけのことをするなんてさ」
モノクマ「つまり日頃から大なり小なり、最原くんにああいう嫌悪感を抱いていたってことでしょ?酷くない?」
最原「………」
モノクマ「…彼らを元通りにしたとして…そんな人達と、最原くんは今まで通り付き合えるの?」
最原「………」
モノクマ「いいや、今まで通りなんかじゃない!むしろ最原くんは仕返しして然るべきだよ!」
モノクマ「皆が元に戻った時が狙い目じゃないかな?混乱と罪悪感に打ちひしがれてる時なら、さしたる抵抗もないはずだよ」
モノクマ「何なら殺しちゃってもいいんじゃないかな?クマ権限で許しちゃう!勝手に自[ピーーー]るかもしれないけどね」
最原「……どうやって、みんなを元に戻すんだ?」
モノクマ「ん?それはホラ、ここに取り出しましたる思い出しライトを使って…」
最原「…寄越せよ」
モノクマ「あらら、案外乗り気?OKOK、やっちゃいなよ。You殺っちゃいなよ!ホラ」
最原「…………」
ガシャン!!
モノクマ「……は?」
最原「は、はははは。はははははは!」
最原「やってやった…やってやったぞ!ざまーみろ!」
最原「これでみんなは元に戻らない。みんながこれ以上苦しい思いをすることも無い!」
最原「はじめから僕がいなけりゃ良かったんだ……僕さえいなけりゃ、みんなは…!」
最原「うっ……ふぐっ…」ポロポロ
モノクマ「………」
モノクマ「……うーん、最原くん。キミしばらく見ない間に脳萎縮した?」
最原「………え?」
モノクマ「このライト作ったのボクだよ?フツー作り直せるでしょ。ほいスペア」ゴソゴソ
最原「…あ、え?な、なんで、ライト……」
モノクマ「ライトがオンリーワンだったとしてもさ、そんなことしたらボク何するか分かんないでしょ?」
モノクマ「ブチ切れて皆を一生ここから出さないかもしれないよ?それでもいいの?」
最原「は…あ、え、う……」
モノクマ「はぁー……キミって1人だとどっか抜けてるよね。こんな状態だと冷静な思考が出来ないのもしょうがないけどさ…」
最原「た、頼むよ!そのライトを使わないでくれ!使わないで…!お願い、します……!」
モノクマ「その点に関しては心配ご無用!」
モノクマ「だってもう使ったから」
最原「……え」
モノクマ「まぁ展開的にキミがライトを使いたがらないことも想定できたからさ。まさか壊すとは思わなかったけど…」
モノクマ「キミがライトを壊した瞬間、モノクマーズに命令を出したから。今頃皆には既にライトを照射してると思うよ」
モノクマ「これで全部元通り!よかったね最原くん!アーッハッハ!」
最原「あ、あ……あ」
最原「ああああああ……」
最原(これで全部終わりか……この5日間も、僕の覚悟も…全部モノクマの計画通りなんて)
最原(計画通り……)
最原(…本当に?)
最原(……待てよ…今までの出来事から考えると、何かがおかしい)
最原(もし僕の推理が正しければ……モノクマも今焦っているはずだ!)
モノクマ「最原くんの絶望顔も撮れたし、そろそろグランドフィナーレといこうか。明日の朝どうなってるか楽しみ…」
最原「…いや、まだ終わってない……」
最原「終わらせるのは、お前じゃない……!」ヨロヨロ
最原(そのためには、まずみんなに話を聞かないと……!)
モノクマ「…あらら。いまさら何をするつもりなのやら…」
モノクマ「まあいいや。ボク達は企画が絶望で盛り上がればそれで…」
鬱 自傷 切腹
絶望値( 40 >>> 70 >>> 100 )
王馬小吉 89
天海蘭太郎 75
キーボ 67
獄原ゴン太 87
真宮寺是清 50
星竜馬 83
百田解斗 95
赤松楓 298
入間美兎 101
茶柱転子 85
白銀つむぎ 72
東条斬美 80
春川魔姫 88
夢野秘密子 81
夜長アンジー 152
最初に会ったのは?
>>39
天海
~~~~~~寄宿舎
ピカッ!
モノタロウ「ふー、これで全員ライト照射終わりかな?オイラ達はまだまだやることがあるから何もできないけど、何とか頑張ってね!」
モノタロウ「じゃあ、ばーいくまっ!」
天海「……は?」
天海「お、俺は……一体何を……」
天海(最原くんとの思い出と、自分がしでかした最原くんへの仕打ちがごちゃ混ぜになってフラッシュバックする)
天海(妹を探す旅に協力してくれると言った最原くん、腹を蹴飛ばされて呻く最原くん)
天海(心の整理が出来ない。混乱以上にやってしまった事への罪悪感で息すらできない)
天海「……は、はは、は」
天海(自分がこんなに腐りきったゲス野郎だなんて、考えもしなかった…)
最原「うっ……あ、天海くん…?」
天海「……!」
天海(喉が干上がるのを感じる。幻覚かどうかは分からないが、ボロボロの最原くんが目の前にいた)
天海(あの傷は自分が付けた傷なのか?それともあの傷が……)
天海(…救い様が無いことに、俺の身体は謝るより先に……逃げるために後ずさりを始めていた)
最原「天海くん…!丁度良かった……!」
天海「うあ、あ……」
最原「…?天海くん?」
天海「す…すみません、すみませんすみませんすみませんごめんなさいごめんなさいごめんごめん……!」
最原「ちょっ…!お、落ち着いてよ天海くん!」
天海「許してください許してください許してください許してください……!」
最原「…天海くん…キミは何にそんなに謝っているの?」
天海「な、何って……俺は最原くんに暴力を振るって…俺がク、クズだから…!」
最原(あの天海くんがここまで取り乱すなんて……キミの誠実さが、今はキミを責めているんだね…)
最原「…天海くん。キミはクズなんかじゃないよ」
天海「や、やめてください…!俺は兄としても、人としても失格で…」
最原「…キミは本当にそう思ってるの?それともそうやって、僕に詰ってほしいの?」
天海「うっ……」
最原「楽な方に逃げるなよ!僕はそんな言葉が聞きたいんじゃない!そんなキミが見たいんじゃない…!」
最原「もし君が本当に兄として失格だとしても、まさかそのままで終わるつもりじゃないだろ!?」
天海「…お……俺はそれでも…自分が許せないんすよ…」
天海「まさか『俺が元々こんな衝動を最原くんに抱いていたなんて』……」
最原「それは違うぞ!」break!
天海「…え?でも、モノクマがそう言って…」
最原「僕は最初、モノクマからライトの説明を受けた時、『全員の好感度が-500になっている』と聞かされた…」
最原「もし元々あった嫌悪感を増幅させているなら…全員が一律の数値になるなんておかしくはないかな?」
天海「………」
最原「モノクマの発言には微妙に不可解な点がある……キミが自分を責めるのは、それを明らかにした後でも遅くはないはずだ!」
天海「…でも、それは…あくまで可能性の話っすよね……」
最原「……そうだね」
最原「それでも、僕は天海くんを…友達を信じたい。いや、信じる」
最原「一緒にこの悪趣味なゲームを終わらせるんだ!天海くん!」
天海「……キミは優しいんすね。最原くん」
天海「でも俺がキミに汚い言葉を浴びせかけ、ぼ、暴力を振るった事実は変わらない…」
最原「………」
天海「…だから、もう一度ちゃんと謝らせてください。…本当に、すみませんでした……!」
最原「許す…許すよ、天海くん。だって、全部モノクマのせいなんだから」
天海(…だからと言って、自分が許せるわけじゃないっすけどね…)
天海「それで、俺に手伝えることはあるっすか?」
最原「そうだね……ま、まずはこの怪我の応急処置をしてほしいかな…」
天海「そ、そうっすね…俺にどこまでできるか分かりませんけど、サバイバルで培った技術で何とかしてみるっす」
最原「あはは……今度はあまり痛くしないでね、なんて…」
天海「うっ……す、すみません…」
最原「じょ、冗談!冗談だからね!」
鬱 自傷 切腹
絶望値( 40 >>> 70 >>> 100 )
王馬小吉 89
天海蘭太郎 10 済
キーボ 67
獄原ゴン太 87
真宮寺是清 50
星竜馬 83
百田解斗 95
赤松楓 298
入間美兎 101
茶柱転子 85
白銀つむぎ 72
東条斬美 80
春川魔姫 88
夢野秘密子 81
夜長アンジー 152
次に会ったのは?
>>44
入間
中座☆
期待。嫌われスイッチの人も戻って来てくれないかな・・・
推理要素含ませているところを見ると最後まで構想が固まってるのかな
いずれにせよ無事完結してほしい 期待してる
最原(天海くんは『心を整理する時間が欲しい』ってことで別れちゃったけど…早く他の皆を見つけないと…)
最原(もしモノクマの言う通り、早まったことをしてたら取り返しがつかない…!)
最原「ん?」
最原「あれは……」
入間「………」
最原(入間さん!彼女なら思い出しライトの破片から何か分かるかもしれない…!)
最原「入間さん!丁度いい所に…」
入間「!」ビクッ
ガシャガシャガシャッ!
最原「うわっ…!入間さん、何を…!」
入間「や、やめろ!俺様に近寄るんじゃねえ!どうせ俺様に仕返ししに来たんだろ…!」
入間「俺様はあんなことやってない…終一にあんなこと、あんな事するわけ…私じゃない!私じゃない!」
入間「そりゃあんなことされれば仕返ししに来ても当然だとは思うけどぉ…え?いや…あれ?」
入間「仕返ししに来たなら私がやって…あ?え、いや、私はあんなひどいことやってない…から」
最原(ダメだ、錯乱してる…。無理矢理操られてあんなことになってたんだ、仕方ないんだけど……)
最原(自分に嘘を吐かせ続けるわけにはいかない…真実を明かし、彼女からも本当のことを聞くんだ!)
最原「……目を背けちゃダメだ、入間さん。無かったことにはできないって、キミが一番知ってるはずだ」
入間「い、や……やだやだやだやだ…聞きたくない…聞きたくない…!」
最原「キミは天才発明家なんだろ…!こんなことで絶望してちゃ、人類全体の損失なんじゃないのか!?」
入間「…違うんだ…発明なんかどうでもいい……私はただ…『終一が私のことを嫌いになったから』…!」
最原「それは違うぞ!」break!
最原「僕はキミのことを嫌ってなんかいない。キミは時々すごく困ったことをする人だけど」
最原「本当のキミは面倒見が良くて…とても繊細な女の子だってこと、知っているから…」
最原「人を傷つけたことをこんなに後悔している…今のキミを見て嫌うことなんて、できないよ」
入間「あ、う……ごめん…ごめんなさい…終一…」
入間「ひどいことしてごめんなさい…ひどいこといってごめんなさい…!」
最原「大丈夫だよ…怒ってない、怒ってないからね…」
―――
――
―
最原「…落ち着いた?」
入間「う、うん……じゃなくて、み、見苦しいとこ見せちまったな…」
最原「あはは、それはお互い様ってことで」
入間「あ…う…」
最原「あ…ごめん。そういう意味で言ったんじゃ…」
入間「いや…いいんだ。元々俺様のせいだしな…」
最原(うう…こういう所でデリカシーが足りないな、僕…)
入間「それより、最初に『丁度いい所に』っつったのはどういう意味だ?」
最原「ああ、その事なんだけど…キミ達に使われたモノクマ製のライトを分析してほしかったんだ」
入間「ライト?ああ…あれか」
最原「一応思い出しライトの方は…壊れてるけど、僕が持ってるから。そこから何か分からないかと思って…」
入間「壊れてんのかよ!ったくテメーは使えねえな!」
入間「…って普段なら言う所だが、今回は俺様も腹に据えかねる部分があるからな。大船に乗った気分で任しとけ!」
最原「う…うん。ありがとう」
最原(元気になってくれたのはいいけれど、何だか急に切り替わったから不安だな……無理してないといいけど…)
入間「それより、他の連中はどうした?…もしかして、私が最初に…」
最原「いや。天海くんとはもう仲直りしたよ」
入間「はうぅ……否定が早いよぉ…」
入間(でもまぁ……女では私が最初…なんだ)
入間(けど…どうせ、他の奴等の所にも行くんだろうな…)
入間「………」
最原「…?」
入間「…何突っ立ってやがんだ?俺様は解析でこれから忙しいんだよ!ボサッとしてねーでとっとと他の連中のところにでも行きやがれ!」
入間「で、でも……なるべく早く帰って来てね…?」
鬱 自傷 切腹
絶望値( 40 >>> 70 >>> 100 )
王馬小吉 89
天海蘭太郎 10 済
キーボ 67
獄原ゴン太 87
真宮寺是清 50
星竜馬 83
百田解斗 95
赤松楓 298
入間美兎 5 済
茶柱転子 85
白銀つむぎ 72
東条斬美 80
春川魔姫 88
夢野秘密子 81
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>>51
王馬
100:切腹
298:???
>>52
約3回切腹するんじゃない?
最原(この騒動の真相を紐解くには一番重要なピースがある…)
最原(全ての発端とも言えるけれど、ある意味一番の犠牲者である彼から話を聞かないと、恐らく真実にはたどり着けない)
最原(だから…)
最原「…話をしに来たよ、王馬くん」
王馬「………」
王馬「よく俺がここにいるって分かったね…最原ちゃん」
最原「キミならきっと相手がよく知っている…先入観のある場所に隠れるはずだと思ったんだ」
最原「そう……ここ、僕の研究教室とかね」
王馬「にしし、隠れるなんて心外だな!俺はただ借り物しに来ただけなのに…ね」
最原「借りるって、ここにはファイルと薬しか無い……まさか」
王馬「はっずれー!」
最原「まだ何も言ってないよ!?」
王馬「ただ自殺なんかするわけないじゃん。そんなのつまらないでしょ?俺も…最原ちゃんもさ」
最原「…王馬くん。僕はキミにそんなことを望んじゃ…」
王馬「あはは…!そうだよね、キミはそう言う奴だった…」
王馬「…結局…これも俺の自己満足か。こんなザマじゃ悪の総統失格だな…」
最原「王馬くん…!悪いのはモノクマなんだ!こんなのキミらしくない…」
王馬「………」
王馬「俺らしい…か…」
最原「え?」
王馬「俺らしいってさ、嘘吐きってことでしょ?俺が今話してることが本当って保証がどこにあるわけ?」
王馬「みんなをけしかけて最原ちゃんをボコボコにするような極悪人だよ?もしかしたらこの気持ちも自分で植え付けたものかもしれない」
王馬「最原ちゃんは優しいから…申し訳なさそうにしてれば許してくれるかも…ってさ」
最原「………」
王馬「…それでも…」
王馬「それでも…この罪悪感だけは本当なんだ…本当のはずなんだよ、最原ちゃん……!」
王馬「……俺はもう、『自分が信じられない』…」
最原「それは違うぞ!」break!
最原「王馬くん…キミはつまらない男になっちゃったね…」
王馬「…え?」
最原「少し考えれば分かるはずだよ。自己保身に走るような人が、罪悪感から自殺なんて考えるようにするかな?」
最原「ましてや王馬くんともあろうものが、万が一にもそんな芽を摘まないとは…思えないよね」
王馬「…それも…俺の計画のうちかもしれないよ…」
最原「だったら、僕が信じるよ」
王馬「っ……」
最原「他の誰もが、キミ自身が信じなくっても。僕だけはその気持ちが本当だって信じる!」
最原「…だからキミも、僕の友達を信じてあげてよ。お願いだからさ」
王馬「…最原ちゃんは、本当に騙し甲斐があるよね…」
最原「え…」
王馬「人を疑うのが探偵の仕事なのにさ…そんなんじゃ探偵失格だよ…」
最原「じゃあ、探偵失格と総統失格でお互い様ってことで」
王馬「…にしし、そうだね。なら総統失格らしく、正直に話そうかな…」
王馬「最原ちゃん、本当にごめん。それと…ありがとう」
王馬「さーて、じゃあみんなにも謝りに行こうかな…」
最原「いや、今はみんな混乱してるし…いずれ僕がみんなを集めるから、その時にした方がいいよ」
王馬「そうか…確かにね。なら俺は俺でモノクマ達の動向を探ってみるよ、気休めにもならないかもしれないけど」
最原「そういえば、王馬くんはここに来たとき…本当に死ぬつもりだったの?」
王馬「半分正解、かな。ぶっちゃけると、黒幕を殺害してから終わらせるつもりだったんだ」
最原「えっ!?黒幕を知ってるの!?」
王馬「物的証拠は無いけど、大体目星は最初から付けてたよ。だから自白剤とか無いか探してたんだけど」
王馬「今までの俺的には、最原ちゃんが黒幕って線もあったんだけどね!」
最原「…それは嘘だよね…?」
王馬「………」
最原「な、何とか言ってよ!」
王馬「まぁそれは置いといてさ、最原ちゃんには予想とか無いの?」
最原(置いとかれた…)
最原「…黒幕の正体に関することじゃないんだけど、僕はこの一連の騒動でまだ片付いてないことがあると思うんだ」
王馬「それはみんなと仲直り…とかそういうことじゃなくて?」
最原「うん。そこで質問なんだけど……王馬くんがモノクマに頼んだのって、『皆の僕に対する反応を変えるライト』なんだよね?」
王馬「…そうだよ。もっと詳しく言えば、『嫌いな人を見かけた時にどうするか』って認識を変えるライトだね」
最原「それを使ったことで、無視とか避けるとかの一般的な対応から…暴力的な反応をみんなが示すようになったんだね」
王馬「わざわざ近づいたりとかね。それ以外は何もしてない……と、思う」
最原「分かったよ。ありがとう、王馬くん」
最原(もしかすると、これはライトの矛盾を突く重要な情報なのかもしれないな…)
鬱 自傷 切腹
絶望値( 40 >>> 70 >>> 100 )
王馬小吉 8 済
天海蘭太郎 10 済
キーボ 67
獄原ゴン太 87
真宮寺是清 50
星竜馬 83
百田解斗 95
赤松楓 298
入間美兎 5 済
茶柱転子 85
白銀つむぎ 72
東条斬美 80
春川魔姫 88
夢野秘密子 81
夜長アンジー 152
次に会ったのは?
>>57
夢野
中座☆
真宮寺低いな。
>>59
姉清「是清、あなたが気に病む必要はないのです....」
もしかして苗ノ島のパクりss?
ネタが被ってることは書いてる側も読んでる側も分かってるのに
なんでわざわざパクりだとか言う必要があるんすかね
てか本人なんじゃないの?
面白いから違かろうがなんでもいいけど
最原(思った通りモノクマには会わないな…僕の予想通りなのか…まだ暗躍しているのかは分からないけど)
最原(もし後者なら、早く他のみんなと合流しないと…!)
「――…―!」
「―…―――!」
最原(…?何だ…?誰かが言い争う声が…)
茶柱「だからっ!それは転子が全部やったことなんですよ!夢野さんが傷つく必要なんてどこにも…」
夢野「じゃが、それもウチが命令しなければ…ウチがいなければ、転子があんなことをすることも無かったはずなんじゃ…!」
最原(そうか…この騒動の中でもあの2人は一緒にいることが多かったもんな…)
最原(責任を感じて言い争うなんて彼女達らしいな…)
夢野「じゃから、ウチが[ピーーー]ば…!」
茶柱「それなら、まず転子を殺してから…!」
最原(…なんて考えてる場合じゃない!早く止めないと!)
最原「2人とも、やめ……っと!」ズルッ
ドサッ
茶柱「!」
夢野「!?」
最原(いてて…急いだせいで体勢を崩しちゃった…)
夢野「さ…最原…?」
茶柱「え、あ……だ、大丈夫ですか最原さん!?」バッ
最原「え…うわっ!」バシッ
最原「……あ」
最原(し、しまった……いつも触れただけで投げ飛ばされちゃうから、反射的に払っちゃった…)
最原「ご、ごめん茶柱さん。今のは……」
茶柱「あっ…あ、あ」
茶柱「あは、あはは……」
最原「茶、茶柱さん…?」
茶柱「あはっ…夢野さん、これではっきりしましたよ…?」
茶柱「最原さんが嫌ってるのは……て、転子の方…で」ポロポロ
夢野「ち、違う!最原!悪いのはウチなんじゃ…!」
夢野「自分では何もできないくせに…人を傷つけることだけ得意で……」
夢野「さ…最原はウチと師匠の話を聞いてくれたのに……ウチはまた…また…!」グスッ
茶柱「違います…!夢野さんは…!」
夢野「だから…!」
夢野「『悪いのはウチなんじゃ』!」
茶柱「『悪いのは転子なんです』!」
最原「それは違うぞ!」break!
ダンガンロンパ厨定期的に新スレ建てるな引退したら
最原「…いや、少なくとも今のことに関しては僕が悪かったよね?」
茶柱「…え?」
最原「心配してくれたのに……ごめんね、茶柱さん」
茶柱「そ、そんな…謝らないでください。そんな価値、転子に無いです…」
最原「大体あれはモノクマのせいな訳だし……どう考えても、2人がそんなに思いつめる必要は無いんだよ」
夢野「じゃ、じゃが…ウチは事実最原を傷つけて…」
最原「夢野さん、キミから受けた傷なんて僕には無いよ」
夢野「え、い、いや…ウチは他のみんなをけしかけて…」
最原「キミはそれが原因で責任を感じてたけど…僕はこうも思うんだ」
最原「ライトの力があるのに手を出さなかったキミは、人一倍優しい人なんだな…って」
茶柱「そ、そうです……そうですよ、きっと!」
最原「あ、だからと言って別に茶柱さんが悪いとか言いたいわけじゃないからね。勘違いしないように」
茶柱「う…」
夢野「………」
最原「まぁ、それでも2人が責任を感じてるって言うなら…まずは僕に言うことがあるんじゃないかな?」
茶柱「……ご」
夢野「ごめんなさい…最原、ごめんなさい…!」
茶柱「暴力を振るってごめんなさい…最原さん……許してくださいぃ…」
最原「もちろんだよ…!こんなに友達想いの人を、誰が怒るもんか…」
―――
――
―
最原「……ということなんだ」
茶柱「なるほど…最原さんはこの一件がまだ終わっていないと思っているんですね」
夢野「んあー…ウチもこのままモノクマ大勝利では終わらせたくないわい」
茶柱「それは転子も同意見です!何としてでも、あの顔を一度白黒させてみせますよ!」
最原「白黒させるなら目だし、顔は元々白黒してるんじゃないかな…?」
夢野「それで、ウチらに何かできることは無いのか?」
最原「…そうだな…結局夢野さん達って、ライトを2回浴びせられたんだよね?」
夢野「そうじゃな。最初のライトを浴びせられた次の日の朝にもう一度ライトを…」
最原「え…?ちょっと待って。最初に会った時にはライトを1度しか浴びてなかったってこと?」
茶柱「そうなりますね。確か最初のライトが最原さんを嫌いになるライトで…」
夢野「2回目のライトが嫌いなものを暴力で排除しようとするようになるライトじゃったな…」
最原(そう言えば初日はそれ以降に比べてそんなにケガは負わなかった…気がする)
最原(事実気絶もできなかったそれ以降に比べて外傷は少なかったし、酷かったって言うのもモノクマだけだ)
最原(王馬くんのライトを使ったのが2日目の朝なら、モノクマが顔を見せなくなった時期と一致する)
最原(…これって、何か関係があるのかな?)
茶柱「…冷静に考えると、転子は特に細工されてないのにあれだけの暴力を最原さんに振るったんですね…」
最原「もういいんだよその事は……僕は気にしてないから」
茶柱「……最原さんは、もっと転子に怒っていいと思います…」ボソッ
最原「え?」
夢野「じゃあウチは何か気になることが無いか探してみようかの。何だかじっとしていられんのじゃ」
最原「あ、ああ、そうだね。それじゃ2人も気を付けて」
鬱 自傷 切腹
絶望値( 40 >>> 70 >>> 100 )
王馬小吉 89
天海蘭太郎 10 済
キーボ 67
獄原ゴン太 87
真宮寺是清 50
星竜馬 83
百田解斗 95
赤松楓 298
入間美兎 5 済
茶柱転子 12 済
白銀つむぎ 72
東条斬美 80
春川魔姫 88
夢野秘密子 2
夜長アンジー 152
次に会ったのは?
>>68
東条
転子に何か心境の変化があるか?
夢野は済じゃないのか?
描写的には夢野が済で転子が未済っぽいけどな
ただ書き忘れただけじゃねえの
赤松は最後にとっとこうね。
そして白銀は追い打ちしないのか
そろそろ自傷する奴が出てくるかな?
それとも絶望してるポーズだけで、自傷も自殺もしないのかな?
~~~~~~食堂
東条(最初は最原くんの部屋を訪ねて謝罪しようとした…けど何て謝罪したらいいのかさっぱり分からなかった)
東条(メイドとしてこれまで培ってきた経験が、今や何の役にも立たないということを実感しただけ…)
カチャッ…
東条(この包丁でも使って[ピーーー]ば、最原くんは満足してくれるだろうか)
東条(でも、もし許してくれなかったら?死んでも最原くんに嫌われたままなの?)
東条(どうすればお詫びになるの…?分からない、分からない、分からない…)
東条(…そこまで考えて……私が空っぽの人間だということに気付いた)
東条(命令されなければ、自分のしたことの責任1つ取れないなんて……)
東条「…何が…滅私奉公よ……!」ヒュッ
ブシュッ!
最原「いっ!てて…」
東条「…え?最、原…くん…?」
最原「流石に刃の方を掴むとこうなるよな…いたた…」
東条(何で彼がここに?何で私を止め……いや、そんなことよりも)
東条「わ、私……また…」
最原「…また?東条さん、キミは以前にもこんな危ないことをしてたの!?」
東条「…そうじゃないわ。私は…また貴方を傷つけてしまったと……」
最原(…うーん……何だかさっきから僕、タイミングが良いのか悪いのか…)
最原「傷つくというか…ビックリしたよね。まさかキミが自殺を図ろうとするなんて…」
東条「………」
最原「…どうしてこんなことしたの、なんて聞く意味も無いか……」
東条「…私は…どうしたら貴方にした仕打ちが許されるかってことだけを考えて……」
最原「キミが死んで僕が喜ぶとでも思ったの?」
東条「そうね……ふふ、そうよね。結局これも自己満足、自分本位の無意味な行為…」
東条「だって私……さっきからずっと『許される』ことだけを考えてる…!そんなの関係無く、償うべきなのに……!」
東条「手首を切ろうとしたのもそう…!痛みを感じれば許された気になれるから…!」
最原「東条さん…」
東条「最原くん……お願い…私に…私に命令して頂戴……」
東条「私…私ね、『もうどうしたらいいか何もわからない』……」
最原「それは違うぞ!」break!
最原「どうしたらいいか、って……そんなこと決まり切ってるじゃないか」
東条「………」
最原「まずこの手の手当てをしてよ!すごく痛いんだけど!」
東条「…は?」
最原「…え?いや、ほら、血が出てるよ僕。ホラ」
東条「あ…そ、そうね。すぐに手当てするわ!」
―――
――
―
最原「…うん、流石東条さん。バッチリだ」
東条「……ありがとう、最原くん」
最原「え?」
東条「私を落ち着かせるために……あんなこと…」
最原(…どうしよう……普通に手当てをしてほしかっただけとは言い辛いな…)
東条「…でも、私はもうダメなの……何をすれば贖罪になるか…何をしたところで貴方に嫌われるんじゃないかって思うと…」
最原「…うーん……それって、東条さんは『償いたい』って思ってるってことでしょ?」
東条「え?ええ、思ってはいるけど…情けないことに、どうしたらいいか…」
最原「だったら、僕はそれでいいんだけどな」
東条「…で、でも…」
最原「それでもって言うなら、そうだな……東条さん、キミに一つ命令しようかな」
東条「………!ええ…何でも言って頂戴!」
最原「自分のことを許してあげて。悪いのは全部、モノクマなんだからさ」
東条「………」
東条「…それは……難しい依頼ね」
最原「超高校級のメイドにもできない依頼かな?」
東条「ふふ……分かったわ。全身全霊で臨ませて頂くわね」
―――
――
―
東条「…確かに、それは不可解かもしれないわね…」
最原「うん。2回目のライトの照射とモノクマによる干渉の減少……」
最原「それにモノクマは最後に『度重なる問題への対応』とも言っていた。何かあったのはほぼ間違いないと思うよ」
東条「問題なのはその『何か』がモノクマ達を打倒し得る要素なのかどうかね…」
最原「そうなんだよね……でもまずはみんなを冷静な状態に戻して、情報を整理しないといけない」
最原「それでさ…東条さん。この5日間で何か気付いたことは無い?普段と違った事とか、何でもいいんだけど」
東条「そうね……強いて言うなら、白銀さんは雰囲気が違ったわね」
最原「白銀さんが…?」
東条「ええ。何だか暗いというか、いつもよりイライラしていたというか……勿論、気のせいかもしれないけれど」
最原「ふむ…」
最原(それもライトの効果なのかな?それとも……何か関係があるのかな?)
東条「それで、最原くん。次の御命令は?」
最原「え?あ、そうだな…もう会った人達には個別で情報収集してもらってるからさ。みんなを手伝ってあげてよ」
東条「承ったわ」
最原(命令なんて大げさだな…東条さん。まぁ今はまだ混乱してるだろうし、しょうがないな)
鬱 自傷 切腹
絶望値( 40 >>> 70 >>> 100 )
王馬小吉 89
天海蘭太郎 10 済
キーボ 67
獄原ゴン太 87
真宮寺是清 50
星竜馬 83
百田解斗 95
赤松楓 298
入間美兎 5 済
茶柱転子 12 済
白銀つむぎ 72
東条斬美 10 済
春川魔姫 88
夢野秘密子 2 済
夜長アンジー 152
次に会ったのは?
>>79
星
ここで一旦乙か?
あと王馬は8済だよ
最原(夢野さんや茶柱さんもそうだったけど…みんな段々と自傷行為に走るようになってきているみたいだ)
最原(早くなんとかしないと、取り返しのつかないことになるかもしれない…!)
最原(…そして、人一倍自己評価が低い彼なら尚更……)
最原「…見つけたよ、星く…うっ!」
星「……最原か」ポタッ…ポタッ…
最原(み…右手がめちゃくちゃだ…!一体何をどうしたらあそこまで…)
最原「ほ、星くん…その手…」
星「あぁ…悪いな。片手は残しとかねーと扉も窓も開けられねーからな……勘弁してくれや」
最原「星くん、キミが何をしようとしてるかは知らない……けど、もうそんなことをする必要は無いんだよ!」
星「………」
星「…そうか……アイツはそういう奴だったよな」
最原「…アイツ?」
星「ま、安心しな……元々楽に死ぬつもりはねーからよ」
最原「……は?」
星「…全く、俺もどこまで腐っちまったんだか……最後に見る最原の姿だけ、やけにリアルに見えやがる…」
最原「いや、ちょっ……」
星「……いや、最初から俺は腐ってたのかもしれねーな。でなきゃここまで甘えた幻覚見る訳…」
最原「…幻覚?」
星「耳をふさいでも……ダメだ…最原……俺、アンタに何をした…?」
星「クソッ…クソッ!聞こえるんだよ!俺がラケットを振るう音…ボールが当たる音……!呻き声や叫び声が!」
最原「ほ、星くん…!落ち着いて!僕は幻覚なんかじゃない…」
星「…いや、本物ならこんなクズ許す訳が無い……許してほしくねーよ、こんなゴミ野郎…」
最原(星くん…キミは過去の経験から……責任感から、自分を許したくはないんだね…)
最原(でも、その高潔さ…こんなところで失わせはしない!)
星「……悪いな、最原…チャラにできるとは思ってねーが……死なせてくれ」
星「いよいよもって、『俺にはもう生きる意味が無くなった』んでな……」
最原「それは違うぞ!」break!
最原「生きる意味ならまだある……いや、キミにはその義務があるんだぞ、星くん!」
星「…何?」
最原「死んでチャラにできる訳無いって分かってるなら、その責任から……僕から逃げるなよ、星竜馬」
星「…フン……ならどんな罰ならアイツは満足する?左手か、脚か……いっそ本人になぶって貰えばいいか」
最原「そんなことは望まないよ。だけどキミにはまだ重要な役目が……みんなと一緒にこの学園を出るって役目がある」
星「やめろ…!やめてくれ!俺にそんな資格はもう無い……!」
最原「それを決めるのはキミじゃない!勝手に楽になろうとするなら、僕がどんな手を使ってでも止めてやる…!」
星「くっ……」
最原「僕を見てよ……星くん、僕がキミの作り出した幻覚だって言うの?」
星「…俺は……ダメだ。よりにも最原を…アンタを……テニスで痛めつけたなんて……」
最原「…星くん。キミはモノクマにライトを使われても僕を殺さなかった…」
最原「恐らくキミが関わったマフィアなんかよりずっと憎かったはずなのに……それでもキミは僕を痛めつけるに留めた」
最原「キミにとっては同じことかもしれないけれど……僕はそれだけでキミとの絆を忘れずに済んだよ」
星「………」
星「……俺にはまだ、自分を許せそうにない。以前のように…いや、それ以上に」
最原「………」
星「だからせめて……アンタの言うように、償いたいと思う。誇張や比喩じゃなく、一生をかけて」
最原「…うん。今度は長い懲役になるね、なんて」
星「やれやれ、かなわねえな……」
―――
――
―
星「俺には何が何だか分からねーが……あのクマに一泡吹かせられるってんなら出来ることは何でもするぜ」
最原「ありがとう。心強いよ」
星「もっとも利き手がこのザマじゃ役に立つか分からねーがな…」
最原「あ、あはは……すぐに東条さんに看てもらってね」
星「そうするが……俺からも少し気になることがあってな。大したことじゃねーかもしれねーが…」
最原「いや、今はどんな情報でも欲しい時だからね。聞かせてよ」
星「……分かった。俺がアンタに渡り廊下で会った時だが…実はあれより前、俺はモノクマに会ってるんだ」
最原「え…?」
星「一言だけ…アンタが渡り廊下にいることを俺に告げて慌ただしそうにどこかへ行ったがな」
最原「つまり…モノクマがみんなに僕の居場所を教えてたってことだね?」
星「そうなるな。役に立ったか?」
最原「もちろんだよ。ありがとう星くん」
最原(そうなると……モノクマはこの企画を過激なものにしようとしていたってことかな?)
最原(当然と言えば当然だけど……そうする意味って何なんだろう…)
鬱 自傷 切腹
絶望値( 40 >>> 70 >>> 100 )
王馬小吉 8 済
天海蘭太郎 10 済
キーボ 67
獄原ゴン太 87
真宮寺是清 50
星竜馬 5 済
百田解斗 95
赤松楓 298
入間美兎 5 済
茶柱転子 12 済
白銀つむぎ 72
東条斬美 10 済
春川魔姫 88
夢野秘密子 2 済
夜長アンジー 152
次に会ったのは?
>>84
春川
春川(私はずっと自分がこの世で最もいらない人間だと思い続けてきた)
春川(それでもあいつと…あいつらといると、自分が多少マシな人間になれたと思えていた……)
春川(…それが勘違いだということを、思い知らされたけど)
春川(……だったら、私ができることは…)
―――
――
―
最原「はぁっ……はぁっ…」
ヒュッ ヒュッ
ドカカッ!
最原「うっ!」
春川「…うまく避けるね。ここまで生き残ったのもその悪運からって訳?」
最原「春川さん……!なんでこんなことを…」
春川「なんで?……それ、本気で言ってんの?」
最原「…どういうこと?」
春川「仕返しでもしに来たんでしょ?これでも本職だからね。……殺気で分かる」
最原「なっ……ぼ、僕はそんなこと…!」
春川「私が半ベソかいて殺されてあげるとでも思った?生憎、私はこういう事に慣れてるんだよ」
春川「私は元々こうだったんだ……他の連中みたいに反省もしなければ、あんたに詫びもしない…!」
最原(…違う。春川さんはそんな人じゃない……)
春川「やられる前に……殺ってやる!」ブンッ
最原「う、うわっ!」バシッ
春川「っ!」ドサッ
カラカラ…
春川「ぁ…ナ、ナイフが……」
最原(やっぱり…違う)
最原「………」
春川「…くそっ……!」バッ
ドサッ!
最原「うぐっ!」
春川「ほら、これで死んだ……投げて当たらなくても、直接刺せば関係ないから…」
最原「……春川さん…首にナイフを突きつけただけじゃ、死んだとは言わないよ」
春川「…この状況で減らず口?」
最原「……それに、まだ僕の手が自由になってるよ」
春川「う……っ…そ、それが何!?」
最原「キミが本気なら…僕の自由な手元にナイフは転がしておかない……何よりキミがナイフを外す訳無い」
春川「う、うるさい……うるさいうるさい!」
最原「キミに僕を[ピーーー]気なんて無い」
春川「違う!私は最低の人間で……!『アンタを[ピーーー]ためにここに来たんだ』!」
最原「それは違うぞ!」break!
最原「春川さん…キミがここに来た本当の理由は分かってる」
春川「違う……違うんだって…!」
最原「僕を[ピーーー]ためじゃなく、僕に殺されるため……そうだね?」
春川「………!」
最原「キミに僕を[ピーーー]気は無く……もちろん僕もキミを[ピーーー]気なんて無い」
最原「春川さん…何でこんなことをしたのか、話してくれるよね?」
春川「…アンタがそんな奴だからだよ」
最原「え…?」
春川「アンタは…たとえあんなことをされたって、私に仕返しなんてできる奴じゃない」
春川「だから私は…クソヤローで良かったんだ。アンタが罪悪感を感じず殺れるクソヤローで、私は…」
最原「…それが分かってるキミなら、こんなことをしても僕が喜ばないことだって分かってるだろ…!?」
春川「そうだね……でも、もう無理……」
春川「あんなことをして……!よりにもよってアンタにこの才能を使って!」
最原「………」
春川「初めは許してもらおうと思った……仲直りしたいって思った…」
春川「でも私じゃ、そんなやり方なんて分からない…分からないんだよ、最原…!」
春川「だから、私を罵ってよ…殴ってよ……!殺してよ!じゃないと、じゃないと私……!」
最原「…そんなこと、できるもんか…そんな自己満足には付き合えないよ」
春川「……っ」
最原「だから…生きて、自分で許してもらう方法を探すんだ。僕にじゃなく、キミ自身に許してもらう方法を」
最原「僕も一緒に探すから、さ。それじゃダメかな?春川さん」
春川「……ダメだよ…最原、アンタ優しすぎるよ…」
最原「そうかな?[ピーーー]より酷いことをしてると思うんだけど」
春川「…ふ…ふふっ…」
春川「…ふぐっ…ひっく……ごめんね、最原…!」
―――
――
―
最原「…って事なんだけど、何か思い当たることは無いかな?」
春川「そうだね……白銀が妙だっていうのは私も同感かな」
最原(ここでも白銀さんなのか……)
春川「特にここ数日は急に中座することも無くなったし…」
最原「ああ…そう言えば、何か白銀さんってよくトイレに行ってた気がするよ」
春川「…殺されたいの?」
最原「なんで!?」
春川「はぁ……まぁ、そうだね。この騒動が始まってからはそういうことがまず無くなったよ」
最原(うーん…この辺は、結局本人に聞くしかないのかな)
春川「あとは……モノクマからは、結構逐一アンタの場所を教えられてたかな。悪趣味な奴らだよ、本当…」
最原「そうか……なら、モノクマはみんなを僕の所へ誘導したがっていたのは間違いなさそうだね。ありがとう春川さん」
春川「私はモノクマにこれ以上好き勝手させないように見張ってるよ。最悪刺し違えてでも止めるから」
最原「刺し違えたらダメだよ…!」
春川「…ふふっ、そうか……そうだよね。ここから一緒に出るんだもんね」
最原「もちろんだよ。だから、くれぐれも気を付けてね」
春川「………」
鬱 自傷 切腹
絶望値( 40 >>> 70 >>> 100 )
王馬小吉 8 済
天海蘭太郎 10 済
キーボ 67
獄原ゴン太 87
真宮寺是清 50
星竜馬 5 済
百田解斗 95
赤松楓 298
入間美兎 5 済
茶柱転子 12 済
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>>89
塩
これはアンジーと赤松さんはもう間に合いませんね、間違いない
というか赤松さんの絶望度ヤバイな
これ終わったら最原くんがみんなに復讐するルートも見てみたい。
真宮寺「…ああ、最原クン。探したよ」ガチャガチャ
最原「あ、真宮寺くん!……何だか大荷物みたいだけど」
真宮寺「僕のやったことは簡単に許されることじゃないからネ…この中に最原クンの気に入るものがあるといいけど…」
最原「蝋燭、縄、槌、鎌……プレゼントにしてはちょっと変じゃないかな?」
真宮寺「いや、これで僕を痛めつけてもらおうかと思ってサ」
最原「しないよ!他のみんなもそうだけど、少しは僕のニーズを理解してよ!」
真宮寺「そうかな……古来より報復は正当な刑罰として認められていたんだヨ?」
最原「ああ…ハムラビ法典とか、そういう」
真宮寺「そうだネ。日本で言うと、最も身近なのは童話じゃないかナ?」
最原「童話?」
真宮寺「かちかち山なんてその最たる例だネ」
最原「あ、成程」
真宮寺「特にかちかち山は子供向けの寓話に変わる前までは、改定される度に報復が残酷になっていてだネ…」
最原「…ふふっ」
真宮寺「?」
最原「なんて言うか、真宮寺くんはいつも通りで安心したよ」
真宮寺「…いつも通りなんかじゃ、ないヨ」
最原「え?」
真宮寺「何の意味も無く、興味も無く、ただ痛めつけるために痛めつけるなんて…人間のすることじゃない」
真宮寺「僕はずっと姉さんのためを思って生きてきた…それなのに、初めて自分のためにやったことがこれだなんて…」
最原「真宮寺くん。キミは信じないかもしれないけど、僕は気にしてないんだよ」
真宮寺「キミは底抜けに優しいネ…だからこそ、そんな友達を傷つけた自分が許せない…」
真宮寺「……もう、『姉さんにも嫌われたかもしれない』……」
最原「それは違うぞ!」break!
最原「キミのお姉さんはキミの話を聞く限りでは、何があってもキミを嫌ったりしない筈だよね?」
真宮寺「………」
最原「だったらお姉さんは、僕に仕返しさせるより…僕達がちゃんと仲直りしてほしいんじゃないかな」
真宮寺「……そうかも、しれない…」
真宮寺「…他の人に、姉さんのことを語ってほしくない……だけど、キミには怒る気になれないネ…」
真宮寺「本当にごめんヨ、最原クン……許してくれ…」
最原「もちろんだよ、真宮寺くん。…僕の方こそ、勝手にお姉さんを語ってごめんね」
真宮寺「……ハァ。何で最原クンは男性なんだろうネ……キミが女性なら、間違いなく姉さんの親友になれたと思うのに…」
最原「あ、あはは…喜んでいいのかな…?」
―――
――
―
真宮寺「成程、僕個人としても思う所はあるからネ…協力させてもらうヨ」
最原「ありがとう、真宮寺君」
真宮寺「とは言っても……僕はキミがみんなから知らされたこと以上のことは知らないんだよネ」
最原「あ、そうなんだ……」
真宮寺「…だから、これは予想なんだけど……以前僕はキミを供物に例えたことを憶えてるかな?」
最原「え?うん」
真宮寺「この騒動が蠱毒で、キミが供物なら…誰か捧げられる側の存在がいるとも考えられる」
最原「それは……モノクマではなくて?」
真宮寺「もちろん、そうなのかもしれない。けれど、僕はこの騒動…学園生活全てが、どうも誰かに見せるためのものに感じるんだヨ…」
最原(…根拠は無いけど、全く違うとも言い切れないな)
真宮寺「民俗学者としての勘…みたいなものだけどネ。的外れな意見かもしれないし、聞き流してくれても構わないヨ」
最原「いや、ありがとう。考えてもみなかったよ…気に留めておく」
最原(モノクマがこの騒動を見たかったんじゃなくて、見せたかったんだとしたら……僕らが立ち向かうべき相手は他にいるのか?)
鬱 自傷 切腹
絶望値( 40 >>> 70 >>> 100 )
王馬小吉 8 済
天海蘭太郎 10 済
キーボ 67
獄原ゴン太 87
真宮寺是清 2 済
星竜馬 5 済
百田解斗 95
赤松楓 298
入間美兎 5 済
茶柱転子 12 済
白銀つむぎ 72
東条斬美 10 済
春川魔姫 7 済
夢野秘密子 2 済
夜長アンジー 152
次に会ったのは?
>>96
ゴン太
続き待ってるよ
乙
メール欄にsagaいれれば[ピーーー]とか普通に書けるぞい
知っててあえてやってたらゴメン
待ってるよー
優等生―
「~♪あれっ?何か落ちてる。」
朝日奈は、手のひらサイズのカードが廊下に
落ちているのを見つけ、拾い上げた。
「『優等生』?…何かの暗号とかかな~……
よく分かんな、うひゃっ!?」
カードに書かれている文字について考えていた
朝日奈だったが、カードから謎の閃光が突然
放たれ、光の中に包まれてしまった。
「……………。」
朝日奈の周囲を包んでいた光が霧散すると、
そこには、口の端からヨダレを垂らし、
気の抜けた表情を浮かべる朝日奈が佇んでいた。
さらに、何故か朝日奈の服装も変わっており、
・度の入っていないメガネ
・乳首が丸見えになる様に穴の開けられた
セーラー服
・下着を隠す気が皆無の、親指程の長さまでしかないスカート
という、ド変態なセーラー服へと服装が
変化している。
「………私、朝日奈葵は!?他の女生徒の模範となる、立派な『オナラ委員長』になることを、
誓いマンコォッ!!??」
ボペッ?ブビビビビビッ?バプゥッ?
朝日奈は真面目な表情をしながら、正気とは
思えないようなトチ狂った宣言を叫び、
同時に、凄まじい勢いで屁をぶちまけた。
「まずは、正しい身だしなみから?
女子は全員、勃起乳首を露出させて?
パンツも丸見えにしたドスケベ制服の着用を
徹底させます!?」
「そして、いつでも放屁出来る様に?
食事は豚みたいにがっついて食べるよう?
模範生として、しっかり指導します!?」
「あっ?クッサいオナラをぶっこかせて
頂きますっ!?…フンッ!!??」
ボピィッ?ブベベベベッ?ププゥ~…?
「オナラをする時は、しっかり屁こき宣言を
してからっ?それが最低限のマナーです?」
「そして、オナラの臭いを記録します?
…スゥ~?………私のオナラは?強い腐卵臭が
します…?食べ物が私の身体の中で腐敗して……
ウンチみたいな臭いです?」
朝日奈は自分の屁の臭いを、メモ翌用紙に記録
しながら恍惚とした表情を浮かべる。
「………私、朝日奈葵は!??他の女生徒の模範となる、立派な『オナラ委員長』になることを、
誓いマンコォッ!!????」
ボペッ??ブビビビビビッ??バプゥッ??
朝日奈は真面目な表情をしながら、正気とは
思えないようなトチ狂った宣言を叫び、
同時に、凄まじい勢いで屁をぶちまけた。
「まずは、正しい身だしなみから??
女子は全員、勃起乳首を露出させて??
パンツも丸見えにしたドスケベ制服の着用を
徹底させます!??」
「そして、いつでも放屁出来る様に??
食事は豚みたいにがっついて食べるよう??
模範生として、しっかり指導します!??」
「あっ??クッサいオナラをぶっこかせて
頂きますっ!??…フンッ!!????」
ボピィッ??ブベベベベッ??ププゥ~…??
「オナラをする時は、しっかり屁こき宣言を
してからっ??それが最低限のマナーです??」
「そして、オナラの臭いを記録します??
…スゥ~??………私のオナラは??強い腐卵臭が
します…??食べ物が私の身体の中で腐敗して……
ウンチみたいな臭いです??」
朝日奈は自分の屁の臭いを、メモ翌用紙に記録
しながら恍惚とした表情を浮かべる。
1998年10月4日の昼、浜本卓朗はテレビをつけた。
丁度ニュース番組をやっていた。
母親もテレビを見にリビングへ来た。
父親は日曜出勤で仕事に出ていた。
兄は……修学旅行に行った…はずだった。
しかし、兄が出て行った1日の夜、黒いセダンに乗った男たちが家に訪ねてきた。
書類を見せ、こう言っていた。
「お宅の浜本謙太君は、今年度の戦闘実験第六十八番プログラム対象クラスに選ばれた」
卓朗は何を言っているのかわからなかった。
母親は硬直していた。
しかし、黙って頷いた。泣きながら。
「あ、今ニュースが入りました」
卓朗は息を呑んだ。
母親も身を乗り出してテレビを見つめた。
「5年ぶりに千葉県で行われていたプログラムが今日の午前6時25分に終了しました。 政府及び専守防衛軍の発表によりますと、対象となっていたクラスは船海市立船海第二中学校3年5組です。 発表されていなかった実施会場は千葉県沖の古鳥島でした。 優勝者決定までの所要時間は2日と5時間41分でした。 なお、先程遺体回収と検死が行われ、死亡した39人の生徒の推定死亡原因は、銃弾による死亡31人、刃物による死亡4人、その他4人との事です。 この結果についてプログラム担
加害者
人数
被害者
1位 滝川渉(M8) 16人 津和野早苗(F9)
野島三奈子(F15)
白鳥里子(F7)
沼井千尋(F14)
三名川万世(F19)
山峡和哉(M19)
森嵩(M18)
深森なぎさ(F20)
安藤悌吾(M1)
大塚豊(M3)
久保田篤史(M5)
因幡彰人(M2)
浜本謙太(M14)
幸田真菜(F5)
相模晶(F6)
手塚直樹(M10)
2位 上総真央(F4) 5人 松田由梨(F18)
松浦亮介(M16)
東ちとせ(F1)
谷口まどか(F8)
近原公孝(M9)
3位 夏生初音(F13) 3人 村尾信友(M17)
戸田彩香(F11)
西岡隼人(M13)
4位 上田昌美(F2) 2人 中田智江子(F12)
天道千夏(F10)
近原公孝(M9) 2人 園田茂樹(M7)
上田昌美(F2)
5位 因幡彰人(M2) 1人 戸坂竜一(M11)
園田茂樹(M7) 1人 加堂啓(M4)
加賀光留(F3) 1人 滝川渉(M8)
相模晶(F6) 1人 上総真央(F4)
長谷川由子(F16) 1人 服部和子(F17)
服部和子(F17) 1人 長谷川由子(F16)
時間
被害者
加害者
凶器
死亡場所
死亡話数
第1回放送
5/27
PM0:00
AM6:26 瀬戸口北斗(M6) 坂ノ下愛鈴(教官) 拳銃(名称不明) E=05 第3話
AM6:55 津和野早苗(F9) 滝川渉(M8) ミニウージー E=05 第5話
AM9:41 松田由梨(F18) 上総真央(F4) S&W M36 D=05 第11話
AM10:43 中田智江子(F12) 上田昌美(F2) 小刀 G=04 第12話
第2回放送
5/27
PM6:00
PM1:00 二松千彰(M15) なし 首輪 E=02 第14話
PM1:00 淀野亜美加(F21) なし 首輪 E=02 第14話
PM2:56 加堂啓(M4) 園田茂樹(M7) 刀 G=05 第17話
PM3:52 野島三奈子(F15) 滝川渉(M8) ミニウージー F=03 第19話
PM3:54 白鳥里子(F7) 滝川渉(M8) ミニウージー F=03 第19話
加賀光留(千葉県船原市立船海第二中学校3年5組女子3番)はトイレを済ませ、外の空気を満喫していた。
バスの中の臭いはあまり好きではない。
肩に届かない短い髪が、風に靡いていた。
「光留、お待たせ!」
「ねえねえ、ジュース買わない?」
トイレから出てきたのは、幼馴染の幸田真菜(女子5番)と中学生になってから出会った松田由梨(女子18番)だ。
3人はいつも一緒にいる仲良し3人組だ。
らしい因幡彰人(男子2番)だ。
光留は彰人のような派手な男子は好きではないので、会話を交わしたことはない。
「ほらほら、由梨、因幡くんだよっ」
真菜が由梨の耳元で囁き、肘で小突いていた。
由梨は顔を真っ赤にしている。
由梨の想い人だそうだ。
にあるベンチの前にいた久保田篤史(男子5番)が溜息混じりにタラタラと歩いてきた。
「これくらい1人
篤史は同じサッカー部仲間であり幼馴染でもある安藤悌吾(男子1番)にジュースを渡していた。
彰人が心配そうにジュースを渡したのは、まだ幼さを残している大塚豊(男子3番)と、その横に座っていた瀬戸口北斗(男子6番)。
豊はその可愛らしい顔を青ざめさせていたが、北斗は酔ってはいないらしい。
ちなみに光留は北斗もあまり好きではない。
肩まで伸びた茶髪に3つのピアス、トレードマークらしいバンダナを巻いている容姿は、やはり派手だ。
北斗は彰人から受け取ったジュースの缶を開け、横でしんどそうに座っていた相模晶(女子6番)にそれを渡した。
茶髪の長い髪を2つに束ねて耳には青いピアス、晶は学年1と謳われるほどの美少女だ。
しかし、ほとんど表情を変えない無口な晶には、光留を含めてクラスメイトたちはあまり近づかない。
近づくのは晶も入る幼馴染グループの北斗・悌吾・彰人・豊・篤史、そして晶の所属するバスケットボール部のメンバーくらいだ。
晶がやや青ざめた顔を上げた。
遠くから走ってきたのは、女子バスケットボール部のキャプテンである谷口まどか(女子8番)だ。
恐らく晶が心を許している唯一の女子だろう。
後ろには同じくバスケットボール部でややぽっちゃりした体型の白鳥里子(女子7番)と、ボーイッシュな野島美奈子(女子15番)を引き連れていたが、この2人はそこまで晶とは親しくないらしい。
まどかが叫んだ先には、クラスの副委員長である深森なぎさ(女子20番)と、なぎさの親友である津和野早苗(女子9番)がいた。
クラスの女子主流派グループのリーダー格の5人だ。
ちなみに光留たちも主流派グループに属している。
来たらしい森嵩(男子18番)が光留を睨み下ろしていた。
慌ててその場を退く。
「嵩、あまり脅すな」
嵩を諭していたのは滝川渉(男子8番)。
2人は5組が誇る(いや、誇ってない)不良男児2人組だ。
特に渉は近隣の中学校にまで恐れられている、学校1の問題児だ。
関わりさえ持たなければ害はないのが救いだが。
「深森、向こうで大雪
5組には女子にも問題児がいる。
今はバスの中にいるであろう東ちとせ(女子1番)と上総真央(女子4番)だ。
ちとせは渉と同じく関わらなければ無害だが、真央は機嫌が悪いと周りに当たってくるので恐ろしい。
前に目を向けると、クラス1大柄な加堂啓(男子4番)と、千夏と同じく裕福な家で育った園田茂樹(男子7番)が何かを話しているようだった。
いつも一緒にいる2人だが、あまり仲良しに見えないのはどうしてだろう?
クラスメイト全員をグループ分けするのなら、智江子と啓が同じゲーム部の部員なので、4人は一緒にいる事が多いので1つのグループと言えるだろう。
死ねダンロンスレ荒らし
エタったな
真由香
成子
もちろん、そんな人ばかりではない。
今回の事でショックを受けている人も少なくない。
塚元小雪(同校3年1組)もその1人である。
小柄な体に肩までのストレートヘア、人形のような容姿をしている少女は、考え事をする度に涙を流しながら、思いを馳せる。
愛しい人に。
人殺しになんてなってほしくない。
だけど、生きて帰ってほしい。
お願い…どうか無
男子4番・稲田藤馬(いなだ・とうま)
軽音楽部。クラスのバンドコンビの片割れ。ギター担当。
斎藤穂高(男子8番)らと一緒にバンドを組んでいる。
他のクラスに彼女がいる。
能力値
知力:
体力:
精神力:
敏捷性:
攻撃性:
決断力:
★★★☆☆
★★★★☆
★★★☆☆
★★★☆☆
★★☆☆☆
★★★☆☆
以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。
支給武器:
ウージー9ミリサブマシンガン
kill:
なし
killed:
結城緋鶴(女子19番)
死亡話数:
76話
凶器:
ファイブセブン
穂高と共に不破千尋(男子17番)に誘われ手伝いをする。
C=07エリアで濱中薫(女子14番)・姫川奈都希(女子15番)に会う。千尋の誘いに乗り、プログラム破壊作戦を手伝う事を決める。想い人を探す為に出て行く奈都希を見送った。
放送で奈都希の死を知り探しに行った薫の死にショックを受ける。B=08エリアに移動し、作戦準備再開。
放送で矢田美晴(女子18番)の危機を知り、作戦決行へ。「自分のやりたい事をやれ」と千尋に言われ、別れる。
E=07エリアで吉原遼(女子20番)に襲われる遠江敬子(女子12番)を救い、遼を追い払った。
G=06エリアで放心状態の千尋と再会、励ます。緋鶴に襲われ、穂高を殺される。怒りで緋鶴を倒そうとするが、隙を突かれ左胸部に被弾し死亡。
役割としては千尋のサポートでした。少しあっさりとしてしまったかな、と思います。
元は出番がほぼなかったのに、いつのまにかサブメインに昇進。
穂高に比べて突進キャラというか・・・そんな感じで書きました。
神奈川県大野山地区地図
~禁止エリア~
6/11
AM5:45~ D=04
AM7:00~ C=04
AM9:00~ H=10
AM11:00~ B=07
PM1:00~ D=02
PM3:00~ E=09
PM5:00~ I=05
PM7:00~ I=09
PM9:00~ H=01
PM11:00~ B=06
6/12
AM1:00~ E=10
AM3:00~ F=02
AM5:00~ I=06
AM7:00~ G=07
AM9:00~ E=06
AM11:00~ J=01
PM1:00~ B=02
PM3:00~ I=08
PM5:00~ B=08
PM7:00~ F=07
PM9:00~ F=03
PM11:00~ C=07
過去最大に適当かもしれない・・・(汗)
あげ
あげ
超豪華声優陣フルボイス恋愛乙女ゲーム登場ハート達(複数ハート)
★*゚*☆*゚**゚*☆*゚*★*゚*☆*゚* Story *゚*☆*゚*★*゚*☆*゚**゚*☆*゚*★
ある果実をきっかけにセレブが通う黎冥学園へ入学することなってしまったあなたexclamation & question
しかし黎冥学園は、天使と悪魔の末裔が通う特別な学園で、学園で起こることに驚きのオンパレードexclamation ×2
そして『プロム』という生徒会主催のダンスパーティが行われるということで、唯一人間で学園の常識が分からないあなたを護る為、あなたが選んだ生徒会メンバーの一人が護衛及びお目付け役として『プロムのパートナー』となるのだった……
★*゚*☆*゚**゚*☆*゚*★*゚*☆*゚* Character Voice *゚*☆*゚*★*゚*☆*゚**゚*☆*゚*★
天使の末裔< 生天目ケイ(CV:西山宏太朗) 月成ルイ(CV: 市来光弘) 剣持マサキ(CV: 子安武人)>
悪魔の末裔< 西御門キョウ(CV:岡本信彦) 鎖是アキラ(CV: 羽多野 渉) 雨宮シュウイチ(CV:阿座上洋平)>
D'ont enter, if you can't understand Japanese.
以下のことを守ってください。
★荒らし禁止
当然のことです。人としてどうかと思います。
★誹謗中傷禁止
生徒に対する好き嫌いはあると思いますし、多少書かれるのは良いですが。
度を過ぎれば私も人間ですので、嫌なものは嫌です。
また、他の方が不快になる書き込みはご遠慮願います。
画面の向こうにも感情を持った人間がいることをお忘れなく。
★宣伝のみ・日記のみ・意味不明書き込み禁止
それだけの書き込みはご遠慮願います。
反応に困ります。
意味不明なのは一番困ります。
★タメ口遠慮
はじめまして、でいきなりタメ口はマナー違反です。
日常生活においてやりますか?やらないでしょう、クラスメイトならともかく。
付き合いで互いの距離が縮まり、初めてタメ口になるのです。
ネット上は書き文字の世界、リアル生活よりも気を配るべきだと思います。
★はじめまして大歓迎
管理人、とっても喜びますので遠慮なくお気軽にどうぞ!
かたいように見える注意書きかもしれませんが、どれも当たり前のこと。
つらつら書いてますが、管理人基本ちゃらんぽらんなので緊張はいりません(笑)
以上のことを守っていないと判断した場合は、勝手ながら書き込みを削除させていただく場合がありますが、あしからず。
女子十一番/総合二十三番 時岡千波(ときおか・ちなみ)
身長 152cm
体重 42kg
誕生日 11月13日
血液型 A
部活動 吹奏楽部
友人 久瀬ゆかり・宗和歩
辻莉津子・寺内紅緒
藤原奈央・堀内尚子
前川染香・水無瀬繭子
山崎雛子
(女子主流派グループ)
愛称 千波・千波ちゃん
能力値
知力:
体力:
精神力:
敏捷性:
攻撃性:
決断力:
★★★★☆
★★★★☆
★★★☆☆
★★★★☆
★☆☆☆☆
★★★☆☆
無邪気で天然の幼い子。周りから可愛がられる妹的存在。
口が達者で、はっきりした物言いで相手を傷つけることもあるが、本人に自覚は全くない。頭はいいが、何事も直感なので深くは考えない。
以下ネタバレです。白黒反転すると読めます。
支給武器:
NO DATA
kill:
なし
killed:
酒井真澄(男子六番)
死亡話数:
第90話
凶器:
コルト・ガバメント
教室内で、プログラムに対して東海林至(男子十番)が反論。芝崎務(担任)が銃を取り出し危険に晒されるが、城龍慶(男子九番)に守られ事なきを得た。<11話>
↓
D=02エリアの倉庫に、寺内紅緒(女子十番)・藤原奈央(女子十四番)・水無瀬繭子(女子十七番)と共に篭城。<55話>
↓
繭子と奈央が気絶した相模夕姫(女子七番)を連れてくる。目覚めた夕姫の話で辻莉津子(女子九番)の最期の状況を知る。倉庫に木下亘(男子特別参加者)が来る。亘とただならぬ関係の夕姫に説得され、亘を信用する。突如酒井真澄(男子六番)の襲撃を受け、頭部に被弾し死亡。<88~90話>
個人的にはデザインした時から好きな子だったんですが、あっけない最期になってしまいました。計 画 通 り …ではないという。ごめんよぅ。
せめてこの子には真澄の前髪をパッツンにしてほしかったww
Selfishly -エリカの礎-『解答』
本堂 空太は『村人』でした。
間宮 果帆は『村人』でした。
白百合 美海は『人狼』でした。
道明寺 晶は『占い師』でした。
乃木坂 朔也は『共有者』でした。
有栖川 直斗は『霊媒師』でした。
和歌野 岬は『裏切り者』でした。
小日向 花菜は『村人』でした。
八木沼 由絵は『村人』でした。
千景 勝平は『人狼』でした。
小田切 冬司は『人狼』でした。
目黒 結翔は『村人』でした。
竜崎 圭吾は『村人』でした。
筒井 惣子郎は『村人』でした。
七瀬 和華は『用心棒』でした。
佐倉 小桃は『共有者』でした。
【勝者:村人(本堂 空太・間宮 果帆)】
あげ
ぼそぼそと低く小さな声で池ノ坊奨(男子四番)が気遣わし気に聞いてきたので、上野原咲良(女子二番)は顔を上げ、できるだけいつもと変わ
荒らしとか消えろよ
幽々子
?ゆきんこ?
@1125yryr
アニメ、漫画、ボカロ、歌い手さん、声優さんをこよなく愛するヲタク。腐も百合もCPも夢もなんでもいける雑食性。ハイキュー、ヒロアカ、文スト、刀剣乱舞、などなどが最近のお気に入り。あんスタが気になってます。占ツクで物書きやってます。やろうと思えばコントラバスとかユーフォとか演奏します、楽器があれば。
画面の向こう側
あげ
どーでもいい
あげ
あげ
age
あげ
荒らしやめてください。
更新待ってます!!
これ面白かったのに良い所でエタってるんだよな…
失踪したか…
このSSまとめへのコメント
oi
荒らしふざけんな
あらしかえれそしてはやくみたい
荒らしくんさぁ
荒らしさぁ…やめてくんねぇかな、おもんねぇし