勇者「いつだ!?相手は!?俺のロマンスは!?」
魔法使い「とにかく落ち着け…」
勇者「いいやっ!落ち着けないね…!勇者になればモテると思い14年…!」
魔法使い「ああ…お前の気持ちは痛いほどよくわかる」
男戦士(18)(そんなに昔から冒険してたんだ…)
女僧侶(17)(というかそんな不埒な目的で勇者してたんすか…)
勇者「長く、苦しい旅が続いた…」
戦士「勇者さん…」
勇者「…昔いた戦士と僧侶はデキ婚でいなくなったり、部屋割りが男2人だったり、隣の部屋から…」
戦士「そういう苦しさですか!?」
僧侶「だから私たちを新しく加入させたんすね…」
魔法使い「…とにかく、ここからは大人の世界だぜベイベー」
戦士「ベイベーじゃないですよ。というかパーティの予算勝手に使い込まないでください」
勇者「大丈夫だ。少しずつためたへそくり×2がある!買い物のおつりとかのな!」
僧侶「子どもっすか!?というか道理で買い出しによく言ってくれると思ったら…!」
勇者「ふっ…1皮むけた男になって帰ってくるぜ…!」
魔法使い「君たちも焦らないように…くくっ」
僧侶「それセクハラっすよ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492850882
戦士「…一応聞きますけど、どこでやるんです」
魔法使い「オイオイ男の嫉妬は見苦しいぜベイベー」
戦士「ベイベーじゃないです。もし何かあったら呼びに行きますから」
僧侶「不本意っすけど」
魔法使い「隣町の酒場で、決戦を行う。…時間としては、あと2時間くらいだな」
勇者「おしゃれ、していくか」
魔法使い「ああ」
戦士「…うまくいくのかな」
僧侶「ムリっすね…。というか仮にも勇者とその1番の相棒の魔法使いっすよ?それが今まで女の影ゼロだったのに、1回の合コンで全部うまくいこうだなんて虫が良すぎる話っす」
魔法使い「それでは留守番を頼んだぜベイベー」
戦士「うるせえ…というかもう行って来ればいいですよ?」
僧侶「がんばってくださいねー」(棒)
男戦士(●21)「」
【隣町の酒場】
勇者「ついたぁ」
魔法使い「ああ。きっと空の上であいつらも見守ってくれているはずだぜ…」
チャラ男「あ、あんたら勇者と魔法使いっすか?」
勇者「ああ」
魔法使い「君は?」
チャラ男「俺っちは、今回の合コンの主催者なんすよ!これで男は全員すね」
勇者「遅くてすまないな」
チャラ男「いっすよ!まだ女の子とたち来てねーんで!」
大地の四天王「チャラ男さん、こっちです!」
風の四天王「…」
チャラ男「すまねっす!いま2人ご入店!」
チャラ男・大地の四天王「「ウェーーーイ!!」」
風の四天王「…!」
勇者「うわ…」
魔法使い「私の席はここですかね?」
大地の四天王「いいっすよー!」
チャラ男「からのー?」
勇者「…まさか、こんなところで会うなんてな」
風の四天王「…ああ。だが、今は争うときではない」
勇者「お前…!あれだけのことをしておいて…!」
風の四天王「…それは、こちらのセリフだ…!」
魔法使い「それで今回の子マジかわ?」
大地の四天王「まじカワっすよ?」
チャラ男「盛り上がっていきましょー?」
魔法使い・大地の四天王・チャラ男「ウェーイ!!」
勇者・風の四天王((うるせぇ…))
(カランカラン)
チャラ男「お?来ちゃいましたか女の子たち?」
大地の四天王「来ちゃいましたねー?」
魔法使い「マジうれしー!」
水の四天王「あ、こんばんわー」
火の四天王「今日はよろしく頼む」
魔王「…」
ギャル「こんちわーっす!ガンガン飲むんでお願いしまーす!」
清楚系「本日はよろしくお願いしますね」
勇者(清楚系かわいい)
風の四天王「ふっ…やはり、貴様を私は戦う運命にあるようだな…」
勇者「なん…だと…!?」
風の四天王「私の狙いも…清楚系ちゃんなのだよ」
勇者「貴様…!」
風の勇者「だが…これは合コンだ。…まさに魔物が支配する弱肉強食の世界」
勇者「…かもしれないな。だとしたら、俺は…それを超える!」
魔法使い「始めるぞ、そっちの2人」
チャラ男「話し込むんなら女の子にしましょーよ!くぁいい子5人勢ぞろいっすよ!」
大地の四天王「ウェーイ!」
チャラ男「えー、主催者のチャラ男です。今日は来ていただきマジありがとうございまーす!」
大地の四天王・魔法使い「「ウェーイ!」」
チャラ男「それじゃまず自己紹介からしちゃいましょーか?」
魔法使い「魔法使いです。一応勇者のパーティやってます」
大地の四天王「大地の四天王です。魔王軍直属の四天王です」
勇者「…勇者です。魔法使いのパーティのリーダーです」
風の四天王「風の四天王だ。大地の四天王と同じ職場で働いている」
チャラ男「そんじゃ、女の子たちのパティーン?」
大地の四天王・魔法使い「「ウェーイ!」」
勇者(うるせえよ(31)ぁ!)
水の四天王「水の四天王です。そのお二人と同じ職場で仕事をさせてもらってます」
火の四天王「火の四天王だ。…3人と同じ、という事以外は特に語ることはないな…すまない」
ギャル「えーと、この酒場の娘のギャルでーす!オナシャス!」
清楚系「えっと…ギャルちゃんの友達の清楚系です。今日はよろしくおねがいします」
魔王「女魔王だ。…恥ずかしながら、魔王軍の長をさせてもらっている」
チャラ男「今日は飲みホなんで楽しんじゃましょー!」
勇者・風の四天王以外「うえーぃ!!」
勇者(あれ、四天王って宿敵じゃないのかな…)
風の四天王(ふん…そんな下らぬことに気を取られていては…死ぬぞ)
勇者(死ぬ!?)
チャラ男「いやー、清楚系ちゃんマジかわっすわー!」
大地の四天王「ほんとほんと!」
清楚系「そ、そうですか…?ありがとうございます」
ギャル「えー?あたしはー?」
大地の四天王「いやいや!まじカワっすよ!」
魔法使い「へぇー、魔法体系に関して研究なさってるんですねー」
水の四天王「そうなのー。なかなか結果が出なくて大変でねー?」
火の四天王「…」
女魔王「…」
風の四天王「…」
勇者「…」(気まずい…)
火の四天王「…サラダを取り分けようか?皿を貸してくれ」
勇者「あ、ああ」
風の四天王(!こいつ…取り分け方がうまい!まるで女子力の塊だ…!)
勇者(サラダはあんまり食べる気にならないが、3日何も食べていなかったかのように感じる!?)
風の四天王・勇者((こやつ…できる!))
火の四天王「魔王様も、どうぞ」
女魔王「いや、私は野菜苦手だから…」
勇者(子供か!?)
かわいい
酉間違えてたー…かな?
火の四天王「勇者とは、あの勇者か?」
勇者「あ、はい」
火の四天王「そうなのか…ここで宿敵と会いまみえるとは…」
風の四天王「ああ。これも運命だな」
火の四天王「いや、お前には聞いていない」
風の四天王「」
勇者「…まあ、魔王軍もかわいい子ばっかですし、いいんですけど」
女魔王「私は!?」
勇者「あー、かわいいです、はい」
勇者「でも、仮にも因縁ある相手との合コンてのは…」
火の四天王「…かもしれないな」
水の四天王「うふふ~酔っぱらっちゃったー…」
魔法使い「げへへ、それじゃあ私が介抱しますよー?」
勇者「…」
火の四天王「…」
勇者「…ああやって、分かり合える世界のほうが、いいのかもしれないな」
火の四天王「…だが、もう後戻りはできないだろう?お前も、私も」
勇者「…」
女魔王「肉系料理マダー?」
風の四天王「今注文します!」
ちょいと席を外すので、また夜中にお願いしますね
基本スぺ
勇者 29歳 顔そこそこ 実力 かなり強い
魔法使い 31歳 顔そこそそ 実力 結構強い
チャラ男 19歳
大地の四天王 人間換算で19歳
風の四天王 人間換算で29歳 女性と付き合ったことない
火の四天王 人間換算28歳
水の四天王 人間換算29歳
女魔王 人間換算26歳 親から魔王軍引き継いだ感じ
ギャル 人間換算19歳
清楚系 26歳
ギャル 人間換算19歳…?
つまりギャルは人間じゃなかった…?
きっと羽が生えてて男に淫夢を見せるような奴なんだよ
魔法使い(31歳)ってもしかして…
>>12
そりゃあ魔法使いだものね...?
ほぼほぼ身内じゃねーか
ここまでくると逆に清楚系が一番怖い
清楚系「あ、お酒つぎますね」
大地の四天王「ありがとうございます!」(うおおお!?なにか柔らかいものが腕にあたってる!?)
勇者(あいつハニートラップよけれなさそうだな…)
火の四天王「戦闘能力だけなら私たちに匹敵するんだがな…」
女魔王「来た!から揚げ!」
風の四天王「レモンかけますね」
風の支店以外「「「は?」」」
火の四天王「何を…やっている…?」
チャラ男「さすがにそれはないっしょーっ!?」
大地の四天王「見損なったぞ!」
女魔王「もうよい、貴様を風の四天王から更迭する」
ギャル「ないわー」
勇者「やはり、お前とは決着をつけるべきなようだな…」
風の四天王「」
水の四天王「それでね、うちのお母さんがいつになったら旦那を連れてくるの、って…」
魔法使い「そうなんですか…」
水の魔法使い「しかも部下のセイレーンにも陰口叩かれるし…」
魔法使い「大変ですね…勇者の一味に加入すればそんなことはなくなりますよ…」
●←風の四天王だったもの
女魔王「しかし、ごうこんというのも勉強になるな…」
火の四天王「そうですね。部下にあのようなものがいることがわかる踏み絵になるとは…侮れません」
勇者「今回ばかりは同情するぜ…」
ギャル「さて、そろそろ盛り上がってきてるみたいだし?」
チャラ男「やっちゃいますかぁ?」
大地の四天王「王様ゲーーーム!」
火の四天王(あいつノリノリだな…)
ギャル「割りばしに番号を書いて…ホイ!」
チャラ男「王様だーれだ?」
風の四天王「私だ」
女魔王「チッ…まだ生きていたのか」
風の四天王「ひどすぎません!?」
風の四天王「えーと、それじゃあ4番が1番に、秘密を暴露!」
ギャル「あ、あたし1番だ」
大地の四天王「あ、俺4番…」
勇者(これは…どうなる!?)
大地の四天王「えーっと…」
大地の四天王(実は俺、人間国から送られたスパイなんだ…)
ギャル「え」
大地の四天王(前任者がいなくなったのを好機に、って送られたんだ)
ギャル「…あの、そういうの、よくないとおもいます」
勇者「ギャル子ちゃんが…うろたえている!?」
火の四天王「どうやら…トンデモない秘密を暴露したようだな…」
チャラ男「そんじゃ、次行っちゃいましょー?王様だーれだ!?」
魔法使い「あ、私ですね…」
魔法使い(…女の子はみんなかわいいですね…ならば…!)
魔法使い「3番と2番は王様に5分膝枕!」
風の四天王「3番」
勇者「2番」
魔法使い「」
水の魔法使い「…でもね、こういうの経験だと思うの」
清楚系「確かにそうですね…ぜひ!はよ!はよ!」(勇者×魔法使い(゚∀゚)キタコレ!!)
女魔王「邪な気を感じる…」
チャラ男「結局無しっすか。まあ男同士の膝枕とかもはやグロ画像ですけどね」
清楚系「そうですかねぇ…」
火の四天王「そ、それでは次に行こう!王様だーれだ!?」
女魔王「…私だ」
勇者「来たか…!」
風の四天王「ば、番号は…!?」
女魔王「…8番と、1番が、王様のサラダ食べてくれ」
火の四天王「好き嫌いとかよくないです」
チャラ男「うおおおおお!きれい系お姉さんの食べ残しのサラダぁ!あ、俺1番っす!」
風の四天王「うおおお!人間ごときには負けん!8番だっ!」
女魔王(まあ、手は付けてないんだけど、楽しそうならいっか)
水の四天王「うぇぇ…魔法使いさんやさしいですね…」
魔法使い「そ、そうですかね…!?」(これは…立った!フラグが立った!)
勇者「それじゃ、次の行くか」
大地の四天王「イェーイ!王様だーれだ!?」
勇者「あ、俺だ」
風の四天王(来たか…わが弟弟子よ…!きっと君の願いはこの美女メンバーを狙っているのだろう…?)
風の四天王(だが…その確率は4/9…実質水の四天王が酔いつぶれている中、確率はさらに下がる…)
風の四天王(だが、きっとお前ならそれを乗り越えていくことができる…!さあ、見せてみろ!お前の可能性(エロス)を!」
勇者「うるせえよ!後半から声に出てるんだよ!可能性(エロス)ってなんだよ!から揚げにレモンかけるな!…はぁはぁ、突っ込みつかれたわ!」
風の四天王「」
勇者「あーそれじゃあ」
風の四天王「どうせ『ほっぺにチュー』とかだろう!いやらしい奴め!だが、私はそんな奴は嫌いじゃないぞ!さ(バシッ)
女魔王「うるさい」
勇者「え、えーと…じゃあ4番と6番、俺の事をどう思ってるか正直に頼む!」
風の四天王(う、うまい…!これなら(バシッ)
女魔王「うるさい」
風の四天王「まだしゃべってもないのに!?」
大地の四天王「あーっ…俺は違うな」
勇者「正直大地の四天王に当たったらどうしようかと思ったぜ…」
女魔王「…私が、4番だ」
火の四天王「6番だな」
風の(バシッ)
大地の四天王「うるせぇ」
風の四天王「まだ出てもいないのに!?」
勇者(うーん、この2人か…何言われても重そうだな…)
女魔王「…面白い奴だな。面識は今までなかったが…今日であって、わかった。独特の雰囲気を持っている。正直風の四天王と交換したい」
大地の四天王(なん…だと…!?)
火の四天王「私は、以前面識があったのだが…魔王様と似たような感じだな。また、こういう機会がほしいものだ」
魔法使い「み、水の四天王さん…!?」
水の四天王「えへへ~魔法使いさん~おんぶ~」
大地の四天王(うわキツ…)
水の四天王(ア?)
大地の四天王(すいませんでしたっ!)
チャラ男「おっとぉ?もう時間みたいっすね?」
ギャル「あ、本当だ…」
チャラ男「そんじゃ、飲みなおしたい人集まって、次の店にいきましょうか?」
魔法使い「あ、私は水の四天王さんを送ってきますね…」
水の四天王「zzz」
ギャル「チャラ男…あとで一緒にのもーよ?ね」
チャラ男「ん…いいけど、なんかあったパティーン?」
大地の四天王(やべぇ…あの暴露は失敗だったか!?)
清楚系「あの、少し飲み足りないので…」
大地の四天王「あ、はい!」(うおおおおお!!神は俺を見捨てなかった!?)
風の四天王「」
火の四天王「さて、我々はどうする?」
勇者「…なんというか、あれだ。出来上がってる組み合わせばっかだしな。もう帰ろうかと思ってる」
女魔王「…なあ、勇者よ」
勇者「…たぶん、その質問の答えは決まってるさ」
勇者「…俺は、お前の下にはつけないよ」
女魔王「…そうか。戦士(21)のことか」
勇者「…」
勇者「…しかし、なんで合コンでお前たちが来たんだ…?」
火の四天王「大地の四天王が誘ってきたんだ。魔王様が行きたいとおっしゃってな」
勇者「…しかし、成果はゼロか…」
女魔王「我々は、いつなら分かり合えたんだろうな」
勇者「…戦士(21)が死ぬ前、さ」
帰り道…
勇者「あれは…まさか…?」
戦士(21)の幽霊「よう、勇者…」
勇者「戦士(21…)!?」
故戦士(21)「もう、いいんだ。俺に構う事はない。魔王たちと和解すればいい」
勇者「…だが」
故戦士(21)「いいんだ。俺を殺した土の四天王は…お前たちが仇を取ってくれたじゃないか」
勇者「…」
勇者「俺は、お前を親友だとずっと思っていた。魔族も、宿敵だと。でも…」
故戦士(21)「…大丈夫だ。もう、思いつめる必要はない…」
勇者「…わかった。これから急いで和解に進めるようにするよ」
故戦士(21)「そうか…ありがとう」
勇者「…お前は昔からやさしい奴だったからな。死ぬ前も…魔族と分かり合いたいって…」
故戦士(21)「…」
故戦士(21)「あ、そうだ」
勇者「?」
故戦士(21)「お前の新しい仲間の戦士と僧侶、付き合ってるぞ」
勇者「う…うそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!????????」
清楚系は実は超腹黒、みたいな感じだと予想してたんだが腐女子だったかー
男っぽい感じなのに実は女子力の塊な火の四天王好き
この後、勇者は魔族との和解交渉を進め、後世に名を残した。
彼と戦士(18)、僧侶(17)のパーティは永くにわたる平和を築いたのだ
大地の四天王はスパイがばれずに、魔王軍の一員として暮らした なんか横に清楚系ちゃんもいたけど気にしないでおこう
水の四天王は魔法使いと駆け落ち 正直ふざけんなと思う
女魔王は俺と交流を深めていった 故戦士(21)の理想をかなえるために…
火の四天王も俺に協力してくれた 時々俺を見つめる視線を感じるけど…なにかしてしまったかな…
風の四天王はから揚げにレモンをかけ続けている
ギャルとチャラ男は結婚したらしい 俺も結婚式に招待された
勇者「…フラグが立ったと思ったのに!?」
女魔「女魔王→勇者→故戦士(21)だろう?清楚系が言っていた」
勇者「ちょっ…!?」
火の四天王「過去の思い人のために操をたてるという事か…くっ!」
勇者「そんな関係じゃねーよ!?」
残念ながら、合コンはうまくいかなかった というか周りばっかりうまくいきやがって!?
今日の教訓「合コンは周りばっかりうまくいくと、つらさが増す」
終わり
そんな感じで終わりです
依頼出してきますね
乙
乙
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません