梨沙「ロリコンに決まってるでしょ」
心「いーや、お姉さん好きに決まってるでしょ☆」
梨沙「ロリコンよ! だってアタシに露出多い服着せてニヤニヤしてるし」
心「お姉さんだって☆ この前はぁとがビキニ姿で誘惑したらデレデレだったもん♪」
梨沙「ロリコン!」
心「おねーさん!」
晴「なんだアレ」
飛鳥「Pが子供好きか大人好きかの論争」
ありす「その議題にしてはいささか議論の内容が過激な気がしますけど……」
晴「どんどんPのメイヨってヤツが傷つけられてるな」
飛鳥「最近すっかり暖かくなってきたし、あの二人も元気が有り余っているんだろう」
晴「あー、なるほど。確かにこの前まで、寒い日でも肩出した服着てガタガタ震えてたもんな」
ありす「オシャレは我慢と言い合いながら、ふたりでストーブの前を占拠していましたね。まるで姉妹のようでした」
飛鳥「ボクらはストーブの熱を遮られていい迷惑だったけどね」
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晴「オレは、寒い日は身体動かしてあったかくしてたから平気だったぜ」
ありす「まあ、晴さんはそうですよね」
飛鳥「子供は風の子、を体現しているね」
晴「お前らも同じ子どもだろ。たまには一緒にサッカーやろうぜ。どうだ、これから」
飛鳥「サッカーか……」
晴「飛鳥はリフティングだけうまかったよな! 筋あるし、練習すればドリブルもシュートもうまくできるようになるぜ」
ありす「私は……上手にできるところ、ないです」
晴「この前、思い切りヘディングを頭のてっぺんでやって痛がってたもんな……でも大丈夫だって。オレが教えてやるから」
ありす「晴さん……そうですね。それなら、やってみましょうか」
晴「そうそう、サッカーやろうぜ!」
飛鳥「あぁ、やろうか」
晴「うんうん!」
ありす「では飛鳥さん、Wiiを準備しましょう」
飛鳥「こういう場では大画面でストライカーズをやるのが一番だ」
晴「イナズマイレブンじゃなくて実際のサッカーをやるんだよ! 今そういう流れだっただろ!」
ありす「皇帝ペンギンいちごでゴールを奪ってみせます」
晴「一号だよ! 確かにイチゴみたいな色してるペンギンだけど!」
飛鳥「禁断の技……だからこそ人はそれに惹かれてしまう。罪なものだ」
ありす「それで、晴さんはやらないんですか?」
晴「えっ……うーん」
晴「やる」
飛鳥「早いね、切り替え」
晴「オレも好きだしな、イナイレ。今度新作出るらしいし、楽しみだ」
ありす「私も一応全作プレイ済みですし、今回も買うつもりです」
飛鳥「………」
晴「ん、どうした飛鳥。急に固まって」
飛鳥「いや……自然な流れでゲームをやることになったけど、ボクらはもともと他の話題で会話をしていたような気がしてね」
ありす「そういえば……なんの話をしていたんでしたっけ……」
梨沙「アタシはプロデューサーのロリコンなところを100個は言えるわ」
心「ならはぁとはプロデューサーのお姉さん好きなところを101個言えるぞ☆」
梨沙「ならアタシ102個!」
心「はい残念☆ はぁとは103個言えますー♪」
晴「あ、アレだ」
飛鳥「アレだね」
ありす「アレですね」
晴「というかまだやってたのかよ」
ありす「梨沙さんはともかく、心さん、小学生みたいなこと言ってます……一応大人なのに」
飛鳥「いくつになっても子供の心を失っていないのは、あの人の魅力のひとつなんだろうけどね」
晴「結局、まとめるとあの二人が仲良しってことでいいんだよな?」
飛鳥「あぁ」
ありす「はい」
梨沙「って、なんでそうなるのよ!」
心「なに言ってんの♪ はぁとたち、マブダチだろ☆」
梨沙「うわ、いきなりほっぺすりすりしてこないでよ!」
心「かわいいやつだなぁ、このこの☆」
梨沙「助けて、食べられる~~!」
心「このこの~……」
心「いやぁ、ほんとにその若さを食べられたらなぁ」ボソッ
梨沙「目が死んでる!?」
晴「やっぱり仲良しで合ってるよな」
飛鳥「あぁ」
ありす「はい」
梨沙「気を取り直して、プロデューサーがロリコンかどうかって話に戻るけど」
心「オトナのおねいさん好きにきまってるゾ☆」
梨沙「おねいさんってね……なにその発音」
心「しんちゃんだけに☆」
梨沙「ねえありす、アンタも思うでしょ? Pはロリコンだって」
ありす「え、私ですか。えっと……ロリコンかどうかはわかりませんが、年下の子ども好きであってくれればうれしいというかなんというか……ハッ!? なんでもありません」
心「どっかのマユゲツンデレみたいな言い回しだな♪」
梨沙「とりあえずありすはアタシの味方、と」
心「おっと、そうはいかないぞ☆ ありすちゃん、将来大人っぽさ全開の美女になるんでしょ? その時になって、プロデューサーがロリコンだと困るんじゃない?」
ありす「あ」
心「いつか遠くない未来、キミが理想の自分を手にした時。キミは、隣を歩く彼にどんな姿でいてほしい? ありす」
飛鳥「それはボクの真似かい」
心「気のせいだぞ☆」テヘペロ
ありす「すみません梨沙さん。私、あちらにいきます」
梨沙「あーっ! とられた! ももぺあべりーとかリトルマーチングバンドガールズの絆はどこ行ったのよ!」
ありす「それとこれとは別です」
梨沙「ぐぬぬ……晴! アンタはアタシの味方よねっ」
晴「え? オレ?」
梨沙「アンタもよく言ってるじゃない。変な服ばっかり着せられるって」
晴「ああ、まあ……時々、Pは子供好きのヘンタイなんじゃないかと思う時はあるな。バニーガールとかさせてくるし」
梨沙「でしょ? なら、ね?」
晴「……しょうがないな。オレはこっちについてやるよ」
梨沙「さっすが♪ 信じてたわ!」
心「むう。これで2体2、イーブンかぁ」
ありす「あとひとり、どちらかにつけば多数派が決まりますね」
梨沙「あとひとり……」チラ
心「あとひとり……」チラ
飛鳥「………」
飛鳥「コーヒーを買ってくるけど、何か欲しい飲み物あるかな」スクッ
心「目そむけんな☆」
梨沙「今は飲み物よりも飛鳥の一票が欲しいのよ」
晴「選挙みたいなこと言いだしたぞ」
ありす「『Pさんがロリコンかお姉さん好きか総選挙』ですか」
晴「Pにとっては迷惑しかないな、それ……」
梨沙「さあ飛鳥!」
心「どっち選ぶ?」
飛鳥「ボクは………」
飛鳥「………そうだな。強いて言うとするなら――」
ガチャリ
P「ただいまー。梨沙、頼まれてた駅前の店のケーキ、買ってきたぞ」
梨沙「ほんと!? ありがとう、あとおかえり!」
P「みんなのぶんもあるぞー」
晴「サンキュ。オレ、チョコケーキがいい!」
ありす「いちごのショートケーキ、ありますか」
梨沙「アタシモンブラン!」
P「ちゃんと全部買ってきてあるから、安心してくれ」
心「プロデューサーってば太っ腹ー♪」
P「ああ、そうだ。心さん、今度ふたりで飲もうってお話、来週あたりならいけそうですよ」
心「やったぜ♪ プロデューサー、ふたりきりだからって襲い掛かっちゃダメだぞ☆」
P「し、しませんよ。そんなこと」
心「ほんとに~~?」
P「しません」
心「ちょっとくらい迷えよ☆」
P「めんどくさい人ですね、もう……」
心「女っていうのはみんなめんどくさいもんだよ♪ とにかく、楽しみにしてるから☆」
P「……はい。俺も楽しみにしておきます」
飛鳥「………」
飛鳥「強いて言うなら、彼は不器用な博愛主義者かな……けれど、誠実だ」
飛鳥「だからこそ、ボクも皆も、キミを選んだんだ」
P「そうだ。飛鳥、ほら」
飛鳥「ボクにも何かあるのかい」
P「マックスコーヒー」
飛鳥「………」
飛鳥「フッ」(無言のサムズアップ)
翌日
梨沙「だから、プロデューサーはヒンニューのほうが好きなんだってば!」
心「いいや、巨乳が好きに決まってるぞ☆」
ありす「普段の様子からすると、おそらく大きいのも小さいのも好きに見えますけど……」
心「なるほど、つまりただのおっぱい大好きだと」
梨沙「ただのヘンタイってことね」
ありす「まってちがう」
P「……なんだ、あの口論」
晴「昨日の今日でまたかよ」
飛鳥「毎日ああも議論で盛り上がれるんだ。それだけ皆、キミのことが好きだということさ」
P「そう、なのか?」
飛鳥「そうさ」
晴「まあ、それは合ってるんじゃねーの」
P「そうか……なら、いいことなのかなあ」
飛鳥「あぁ、それと」
飛鳥「別に議論に混ざっていないからといって、好きでないこととイコールではないからね」
P「え?」
飛鳥「そうだろう、晴」
晴「なんでオレに振るんだよっ。それをいったら飛鳥も同じだろ」
飛鳥「さぁ、どうしてだろうね」フッ
おしまい
おわりです。お付き合いいただきありがとうございます
このヴァリアスハートシリーズも70本目となりました。他のSSを含めると225本目なので、4分の1以上はこのシリーズを書いているようです。
総選挙期間中なので、ぜひ飛鳥とか梨沙とかはぁとさん、もちろん晴やありすにも一票入れてもらえると大変うれしいです。
シリーズ前作:的場梨沙「私のプロデューサーは、ロリコンです」
的場梨沙「セーラー服を着てみたいのよ」 二宮飛鳥「へえ」
その他過去作
渋谷凛「お内裏様と」 佐城雪美「お雛様……」
モバP「なっちゃんと年末年始」
小松伊吹「カラミ奏」
などもよろしくお願いします
おつおつ
僕はロリコンだけどしゅがはすきよ
いつも乙
ヴァリサや晴よりは心さんは好きだよ
私はロリコンではないが桃華に甘えたい
全然関係ないとこで(明言はしてなかったけど)この3人のスクショ撮ってる人見たから非公式ユニットだと随一の人気かもねえ
継続は力なり、70作はすごい
おつおつ
早苗さんやしゅがはのせいでロリコンになったところあるからはぁとさんはらいしゅき
乙
痛いな
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