幼馴染み「さーて今年はどんな嘘をつこうかなぁ~!」
男「嘘ってそんなうきうきとつくもんだっけ?」
幼馴染み「ええー、せっかく嘘つけるんだからつこうよー」
男「よし、ならやってみ」
幼馴染み「え?えっとね、私は実は身長が180センチあります!」
男「嘘つけ」
幼馴染み「なんで分かった!?」
男「目の前にいるんだから見れば分かるだろ!」
幼馴染み「なら今度の嘘はどうだ!私はこう見えて宇宙人です!」
男「嘘つけ」
幼馴染み「なんでバレる!?」
男「最初に嘘って言ってるじゃんか」
幼馴染み「なんてこった」
男「もーちょい頭つかえ」
幼馴染み「ば、ばかじゃないもん!テストもちょー点数いいもん!」
男「ほれ」赤点のテスト
幼馴染み「ちょっとずつ点数あがってるの!嘘じゃないよ!」
男「確かに100点のテストで3点だったときよりは上がってるね」
幼馴染み「ほら!嘘じゃないもん~」むふー
男「どや顔できるほどの点数ではないぞ」
幼馴染み「そゆこと言わない」
幼馴染み「よし、なら嘘かホントか当ててみてね」
男「よしこい」
幼馴染み「私は数学が苦手です!」
男「赤点だしそれはホントだな」
幼馴染み「一言余計だけど正解だこんにゃろー!」
幼馴染み「じゃあ次、私はクワガタが苦手です!」
男「んー、たぶんホントかな?前に指挟まれて泣いてたし」
幼馴染み「何年前じゃ!というか恥ずかしいから忘れといてよ」
男「思い出大事」
幼馴染み「恥ずかしい思い出はいらないよ!」
幼馴染み「じゃあ次、私はサラダにはドレッシング派です!」
男「お前マヨネーズ派だからそれは嘘」
幼馴染み「ね、一回くらい騙されてくれてもいいじゃん?ね、ね?」
男「俺に頼んでどうする」
幼馴染み「そもそもなんで嘘ついていい日なの?」
男「嘘をつかないと宇宙人が攻めてくるんだ」
幼馴染み「え、ほんとに!?」
男「嘘です」
幼馴染み「こんにゃろー!」
幼馴染み「なんか見た目では分からない嘘ならいいのかな?」
男「その方がいいと思う」
幼馴染み「んー、あ!私はかつらなのです、とかどうかな?」
男「おりゃ」わしゃわしゃ
幼馴染み「ひゃあ!な、何するのバカ!」///
男「かつらじゃない確認かな?」
幼馴染み「ふーん。も、もしかしたらすっごいくっついてるのかもよ?」
男「へ?」
幼馴染み「だからね、もっと確認したほうがいいと思うの!」
男「なでて欲しいなら素直に言えよ」なでなで
幼馴染み「ひゃあ~♪」
幼馴染み「なかなか手強いなお主」
男「ふふふ」
幼馴染み「しかし私は諦めん、諦めんぞ!」
男「よしこい」
幼馴染み「あ、あんなところにUFO!」
男「それは嘘」
幼馴染み「あ、あんなところにウルトラマン!」
男「いないぞ」
幼馴染み「今から呼ぶから待って下さい」
男「あ、幼馴染み。うしろに黒いGが」
幼馴染み「嘘つけい!そんなのいないよーだ!」くるっ
ゴキ「やあ」
幼馴染み「ひゃああああっ!?こーいうのは嘘でいいから~!!」
幼馴染み「ひどい目にあった」
男「お疲れ様」
幼馴染み「あれからいろいろやっても全部バレるとは」
男「昔の思い出からお前の好きなものまで、途中から幼馴染みクイズみたいになってたな」
幼馴染み「自分のことが一番嘘つきやすいかなって」
幼馴染み「あー、嘘考えるのも疲れちゃったなあ。男ぜんぜんだまされてくれないし」
男「お前の嘘が分かりやすいんだよ」
幼馴染み「嘘つくの向いてない?」
男「向いてないねえ」
幼馴染み「というか男がすごすぎるだけのような気がするよ!よくいろいろ覚えてるね?」
男「何年間お前の幼馴染みやってると思ってんだよ。幼馴染みとの事はだいたい覚えてるよ」
幼馴染み「・・・・そっか」
幼馴染み「あ、あそこにホッキョクグマがいる!」
男「それは無理があると思う」
幼馴染み「不意打ちでもダメ!?もー、男なんて嫌いだよ!ふーんだ!」
男「ちょ、ごめんごめん」
幼馴染み「ふーいっ」
男「拗ねるなって」
幼馴染み「ふーい」
男(こいつはどこまで子供っぽいんだ・・・!?)
男「おーい、機嫌直せって」
幼馴染み「え、拗ねてないよ?」けろっ
男「え?・・・・あ!」
幼馴染み「いぇーい、嘘でしたー!」ピース
男「やったなこんにゃろ」でこぴん
幼馴染み「いたい!?なにすんじゃこんにゃろー!こんにゃろ真似するなこんにゃろー!」
幼馴染み「ふう、最後に男をだませて満足だよ」
男「最後のはズルいと思うんだけども」
幼馴染み「ん?もしかして嫌われちゃったか心配になったかな?」にやにや
男「違うから。そんなことはないから」
幼馴染み「嘘つけい!私でも分かるくらい慌ててたもん」
男「・・・・くそう。なんでバレた」
幼馴染み「何年間キミの幼馴染みやってると思ってる?私だって男の事だいたい分かるもん」むふー
男「真似するなこんにゃろ」
幼馴染み「ところで男知ってる?エイプリルフールについた嘘はね、1年間現実にならないんだって」
男「そうなのか?それは初めて聞いたけど」
幼馴染み「つまり1年間私は男を嫌いにならないって事だね。安心していいよ?」
男「・・・・別に、そんなの気にしてないし」
幼馴染み「嘘つけい!まあ、私は男を嫌いになんてならないし、ずっと一緒にいるからね♪」
男「・・・・・俺も一緒にいるつもりだし。今年もよろしく」
幼馴染み「ふふ、それはホントにしてよね?」
短いですが思い付いたので書きました
これで終わりです
見てくれた方ありがとうございましたm(__)m
うん、つづけろとはいわないがたのしいSSだったよ乙。
すっきりして読みやすい
おつ
とても可愛らしい良い作品だと思いました
乙
いいね乙
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