バレンタイン前日

風「もうすぐバレンタインねー」

樹「だねえ」

園子「わっしーはもちろんゆーゆにチョコあげるんだよね～？」

友奈「それが実は東郷さんからはチョコもらったことないんだ」

東郷「私、洋風のものには弱くて……」

友奈「その代わりぼた餅は毎年もらってるよ！」

東郷「今年は腕によりをかけて最高のぼた餅をあげるわね」

友奈「東郷さんのぼた餅はいつでも最高だよ！」

東郷「友奈ちゃんったら」

風「んで、夏凜はどうすんの？」

夏凜「は！？　私！？」

ゆうにぼか？期待する

園子「それは私も聞きたいな～」

友奈「夏凜ちゃん好きな人いるのっ？」

夏凜「あ、あぅ……」

夏凜「なんにもないわよー！！」ﾀﾞｯｼｭ

友奈「あっ、夏凜ちゃーん！」

東郷「行っちゃいましたね」

風「デリケートなお年頃かね」

樹「お姉ちゃんおばあさんみたい……」

園子「にぼっしーは可愛いなぁ～」

友奈「夏凜ちゃん大丈夫かな……」

◆

夏凜「思わず飛び出してしまった……」ﾊｧﾊｧ

夏凜「……バレンタインか」

夏凜「そういうの私のガラじゃないし」

夏凜「友奈は皆からもらうだろうし」

夏凜「私なんてあげる必要……」

夏凜「いや！　友奈にあげるとはまだ一言も！」

銀「えーっと……大丈夫？」

夏凜「うひゃあ聞かれてた！？」

夏凜「って銀じゃない」

銀は生きてる世界線です


銀「なんか悩み事？」

夏凜「別に悩み事なんて……」

銀「もうすぐバレンタインだもんね」

銀「夏凜は乙女だなぁ」

夏凜「ばっばばバレンタインなんて興味ないわよ！」

銀「そうなの？」

夏凜「それに、いっぱいもらうだろうから私があげたら迷惑だし……」

銀「それは違うと思うよ」

銀「やっぱりどんなにいっぱいチョコを貰う人でも一つ一つ大切だろうし」

銀「そこに大事な想いが込められてたらなおさらね」

夏凜「そういうもんかねぇ……」

夏凜「でも、参考になったわ。ありがとう」

銀「どういたしまして」

銀「渡せるといいね！」

夏凜「べ、別に渡すとは……」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ