・ダンガンロンパV3SS
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王馬「けほっ。喉もガラガラだし、最悪の気分だなぁ」
王馬「東条ちゃんにでもお薬貰いにいこ」
王馬「……いや待てよ。あの人そんなに万能なのか? 流石にメイドとはいえお薬常備してるとは限らないよね」
王馬「んんっ。ごほっげほっ!」
王馬「あ~~。つーかオレが風邪ひいてるってことは、周りも同じく病気になってんじゃないの?」
王馬「……うう、寒気がする。喉が痛いよぉ」
王馬「とにかくダメ元で東条ちゃんとこに……」
食堂
東条「どうしたの王馬君。おやつなら冷蔵庫にあるわよ」
王馬「んん~、おやつじゃなくてね。オレ朝から喉が痛くてさぁ」
東条「ん…少し失礼するわね」
王馬 (オレの神聖な可愛いおでこに触れた東条ちゃんの手は冷たかった)
東条「あら。熱があるじゃない」
王馬「そうなの。熱っぽくてね、東条ちゃんだったらお薬持ってるかなって思ったから来てみたんだ」
東条「そうね。持っていたらすぐにでも渡したんだけど…」
王馬「え~。じゃあ持ってないの~?」
東条「ええ。ごめんなさい。でもたとえ持っていたとしても、それが正しい薬とは限らないじゃない?」
王馬「ごほっ。まぁね、確かに薬飲んだ後オレに何かあったら色々大変だ。お互い」
東条「そうね。だからあなたが完治するまで私なりにお世話をするから、安心していて」
王馬「んん。そうしてもらえると助かるよ。おじやとかあったかいものを作ってね」
東条「了解したわ」
王馬「んーと…あと、風邪ひくと寂しくなるからぬいぐるみと一緒に子守唄を歌って眠らせてよね」
東条「そうね。病気のときに心細くなるのは…よくあると思うわ」
王馬「でしょ~? オレ寂しいの嫌いなの」
東条「ふぅん」
王馬「…………ママ」
東条「は?」
王馬「何でもないよ~」
東条 (めちゃくちゃなガキね)
東条「では、風邪対策として王馬君はコレを付けているといいわ」
王馬「うっ!? こ、コレは」
東条「ネギよ。コレを首に巻いておくわね」
王馬「く、臭いよぉ…」
東条「病は気からというしね。これで効果があることを祈りましょう」
王馬「効果はありそうにないけどね」
東条「それじゃ、私はお粥を作るわね。そしてあなたは安静にしておくことが大事よ」
王馬「……オレが嘘ついてるかもしれないのに、東条ちゃんはよく素直に応じるよね」
東条「私は皆が快適に生活を送れることを一番に願っているの。あなたも奉仕の対象の一人なんだから、少しでも体調が悪いならお世話をするのは当然のことよ」
王馬「にししっ。それならオレは存分に楽をさせてもらうよ」
王馬 (東条ちゃんも、本当に世話焼きで変わってるよね…)
期待
パンツの人か!
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