やる夫が正史を書くようです39 (1000)
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【過去ログ一覧】
27 やる夫が正史を書くようです27 - SSまとめ速報
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やる夫wiki .http://ja.yaruo.wikia.com
【主要参考資料】
●正史三国志1~8 ちくま学芸文庫
●中国の歴史03 ファーストエンペラーの遺産 講談社
●中国の歴史04 三国志の世界 講談社
●中国の歴史05 中華の崩壊と拡大 講談社
●図説中国文明史5 魏晋南北朝 創元社
●三国志 正史と小説の狭間 白帝社
●西晋の武帝 司馬炎 白帝社
●世説新語 上・中・下 明治書院
【お約束】
※やる夫(陳寿)が『三国志』を書くのを生暖かく見守るスレです。
※基本、正史三国志準拠のフィクション・やる夫スレです。
※このスレでこそ天下統一!
※長文・ネタバレに関しては気になさる方もいらっしゃるので、ご配慮いただけるとありがたいです。
すれたて乙
もう8年かー思えば遠くへきたもんだ
>※このスレでこそ天下統一!
ホントにねwwww
>>1乙ー
>前スレ
八王集結キター!!
>>1乙です~
うん、前スレ、なんか涙出てきた……感無量と言うか
立乙
なんかもうね
乙ー
あれ、前スレの最後で天下分裂してたから隋までやってくれるってことですか?
ところでちょっと疑問が
現代中国が「黄巾の乱」とかをマルクス主義から
被支配階級が支配階級に対しての抵抗とみなして「黄巾起義」
と呼ぶのは分かるんですが
支配階級同士の争いである「八王の乱」を「八王起義」と呼ぶのでしょうか
三王起義は見かけますね
君側の奸を除く!みたいな
__ /'..,'..| |..i..', ____
\ ̄: : : : : ̄/....,'..〈__ .ノ...}...',/: : : : : : : :/
ヽ: : : : : : 彡゙`!.....\〉‐‐〈/.....,'´ニ=、: : : : : : :/
〉: : : : :∠ィゞ´ ̄ ̄`´ ̄`゙゙くヾマ`: : : : /、
ノ{: : : : : :/ \ミ.: : : :/: : : \
/: : ヽ : : :/ , ヽ. ヽ: : /: : : : : : .丶
. /. : : : :\/ / i .i i 、 i Y: : : : \: : : :ヽ あくまで埋めがてらに作っただけですよ。
/: : : : : : /{ 〈 -‐┼+、 ,ィ=|‐-、 | .!: : : : : : :\: : :.>
!: : : : : :./: } ゚。 _厶ミ、 i i ハ. ハ/! ! ,'、 : : : : : /〉/ >>9
: : : : : :/: :.| , ,イ らj:} \ !'ィ、レ' '_ハ 、 !: :\: :/\´ 現代中国ではそういう使い方みたいですね。
\: : :/、: :.| ノ!.人弋ノ ヽ `""´ ,゙、ヾ、: : : ヽ> .丶.
/ \レ'>j./ノノ ヘ ′ / ト、\: :/ 、 \ .ですが過去には、体制を覆したり、
. / / , `ヽ':´/| iゝ . ,--―、 ノj |\`/ヽ ヽ. 、 ニ=‐' 新たな王朝を建国するような武装蜂起を
/イ / /∨ j , ! /.:.:.:.:.:.:.:.ヾミ、ノ i 、ヽ ^ ‘,i ゚。\', ノ! 「起義」と呼ぶ例がありましてね。
. { イ i { .ノイ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:ミ、! }`ヾ. } |、 ', ソ/....;
!/j ∧ .| ´ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヾ、 ;ノ ヽ }/........ノ .新権力の確立に成功した反乱は、
リ { / ヽ! __./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|li|__ ノ' ,} ノ...........,’ 反乱とは呼ばれないという理屈です。
j !.,' __,'__/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|liL__Y_´ /..!./.........../
ソ _|三/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:jlij三三|._/.......レ.........../ 八王の面々が互いに
_|_/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.jlil|.‐―┴┐...................,″ 体制を覆して覆されたのは事実ですしね
| /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.入:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./,',ヘ:.:.:.:.:.:.:ノ.................../
_____
/:::::::::::::::::::::::::::.\
|.::/⌒Y⌒ヽ:::::::::::.|
| ⌒ ⌒ i:::::::|
|(●) (● ) 〈::::::|
.(⌒(__人__)⌒:::: @)
それに、「八王起義」と書いた方が字面がカッコいいでしょう? \ `ー'´ /
,-- ゝーー ___/ /ゝ--、
.イ / |.!、 _____ / ノ |
| i |,/(__)ヽ/ |
| | | ハ / <
なるほどです
体制側のニャル子が勝ってたら別なわけですね
(なんとなく起義だとニャル子がまるで混沌の源にされてる気が)
新スレ乙です
>>11
この二人もそろそろ本編登場が迫っているのだろうか?
楽しみ
乙
八王が出てきたんでおさらいで陳舜臣氏の十八史略を読みなおしたが……マジでグッダグダだぜ!
ていうか司馬衷さん、あんたの親類がやる気満々なのにあんたは食欲しかないんですかい
陳舜臣「八王(九人)」
期待しています。
ちくま学芸文庫『三国志』で、読んでいて涙がこぼれたのは習鑿歯『襄陽記』の引く張悌の最期の下りだけでした。
今は別の意味で泣きたいですが、歴史書にはよくあることですね。
もっとも、孫晧に忠実なために、傍目には腰巾着としてみられていたと考えるなら、
『呉録』とは矛盾しません。
後漢末に公孫瓚配下で小物として描かれている関靖が、主君に殉じて戦死したのと似たものを感じました。
同じ皇帝の腰巾着扱いだった蜀漢の黄皓なんて、
本当は死んでないのに演義じゃ処刑された事になってるからな。
宦官と丞相じゃ扱いに差があっても不思議じゃないけど
国と主君に殉じるように戦死したのには変わりないわけだしなあ>張悌
その主君の孫皓も、このスレをみると単純な無能や暴君ともいえないわけだし
ついに終わりの始まりか・・・期待してます
何植はティエリアか
グラハム周処といい、ガトー張悌といい
孫皓側近はAAのキャラが濃すぎてすごい
そのうちイオクもこのスレに登場したりするのだろうか
【おまけ】
ー=ニ二_/ / : : : : : : : : : : : :\:\__
/ /: : : : : : :|: : : ::: : : U : : : :ヽー'"
./ ::/ ::|_,. (_ ∧::::/::: : : :',:: : : : : ヽ
_,./ :::|::イ"|: : : ::::/`ー/:|:::: : : : :|::: :: !::: |',
./ / : ::|/ ;ヘV: :::::/=≠=、:::::: : : :|::: :: |::: |: ', 何?
/ ,' : : :: :/f::| V:::/f::::ヽ ヽ::::: : :/::: :: |::: |:: |
〈 =-/ : ::: :;弋ソ V |f:::c:! ∧::: :/ー、::: |::: |:: | 登場人物の短評をしろだって?
.', /,.イ:::::ハ 丶 弋ソ / }:::/´ |::: |:::/ヽ!
.', '"ヽ-ゝ、 __ |::/ー'":: へ{ んな事言っても、俺は呉の連中しか知らないぞ?
.ヽ 〈T>`==` イT,.|/ ̄ ̄ヾ
\ | | | r、|r" 〉`ー-、
,. -― - .,
, ィ ´ ` 、
/ \
j i / { ヽ
ノ !、,く ,ィニニ二`_ ノ _ハ
ヽ`≧。}-}くヽー゚―ィ´_ ´r、ヽ
}、ライ/::::} `ー-‐ " くニ、} i
聞いた話では、今回は呉の登場人物を振り返るとか。 { i f::::::ヘ、 ノ {r‐ ノ
ヽ ハr==ー`ヽ r' ,_/!
それならば、 ハ´:i:i:i:i:i:i:i:iハ:i:iハ ! i i
その務めをこなせるのは我々しかおりますまい。 イ:f 二二 ヽ:i:i\ j |
i:i ヽ 〉:i:i:i:ヽ/ i
他にこなせそうな者は、もうこの世にはおりませぬ故 .j:i、_/\_/:i:i:i:i/ !
/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/´ ムェィ==、f-、
`ー-ュ-----≧rィf"´///////! {/:.\
f≦、rイ7/> ´ j/////、_ノ/:.:.:.:.:.:\
,イ∨|| |// 二ニj/////>:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\_
/ / :| /::: |:::: \ `ヽ、
/イ / ::| :::::/ V:: ト、::: ヽ::::::.. \
/-イ :::;' ::::| ::/、_ V:: |_,-:::: ::: ';_::::::::ヽ そういう事なら仕方ないな。
/ ::::| ::::/|/≠ミ`'V:: ,',.≦-::: :::: ',  ̄`ヽ!
| :::::| ::::/ / :r;: |` V: /イ:r;:';ヽ::::::: '; .じゃあ、本編に出てきた
| :::::::| ::::/ |: i::j :| V | ij: | ヽ:::::: | 印象に残っている登場人物を紹介していこう。
| ::::::{ | :::/ 弋::ソ , 弋ソ |ヽ::::: |
| :::::::::`|::/_、 ,-、_,、 ノノ|ヽ: | ただし、幕間で取り扱った陸抗殿と張悌はこの限りじゃない。
|::::,.イ;,ィ!:::::::> 、 ー─' ,.イ:;へ:| ';'
|/ |/ ┬=≧=-r=┬ .司会進行は孟嘗君の子孫こと俺薛瑩と……
ト、 | |! / |
/ ヽ
,′ ハ
| / { !
! ヽ / _ }_」、
f、‐ニ‐ェ-= } '-‐≦ェr-`ニ ´/ハi
i }_´―"ソ〉T 、ヽ`ー' ,ミ i f-, i
孟嘗君の子孫は途絶えたと『史記』にありますが? !j `ー´ { || }_`ー ´ | {r' ノ
`! _イ || _人_-、 ノ イ
呉の中書令の胡沖でお送りします。 ヽ fr `ー'´ `ヽ! / !´ |
', !! r===‐`ー, ', i ,i !
では、最初は…… Ⅵ j ――' ! , ! ,j |
!i { ,、 j ∨ / |
ト, ヽ/ \/ 'y/ |、
,イヽ // /ィ }
イ、ハ____ _/_,ィィ7//j i\
●孫休(そんきゅう) 小森霧(さよなら絶望先生)
「i「l! ̄ ̄|! ,.ィチ三三ミぇ、 _..-、
| l l! | /二三三圭圭圭ぇィ'"リ.ヽ.
| l l! | /ニ二三三三圭圭圭圭/ .ノヽ
| l l! | ./ニ三ミl`ヾ,ミ三圭ミ、ヽチ'゙ ./. ヽ、 「呂蒙子明」なんて名付け親のセンスを疑うわ。
| l l! | .,'ミ/三ミト ヘゞ:;ミ圭ミ,' .,.' ヽ、
| l l! | lミ;' l三ミlヌj `"' マ;' ,.'. ヽ、「楊国忠」「朱全忠」も大概よね
| l l! | ヾ マ三ム、 ,.ィ'") ,.'、' .,.'. ヽ、
| l l! | ヽ. マ三.V三ニ=チミ! ,.' ,.' >..._ ,,. '゙ ',ノ゙l!
| l l! | ./ハ.三ハニ三三!,' .,..:'" .>...__,,.. '" ,. '" l l!
tr-ーァ‐ '゙ ,.'-'"ヾミ.ニ',三三il,' ,. '゙ ,,.. ''"´ ,,.. ''" l! .l!
ニヌ"゙ /l./,.'゙ヽ、 .i  ̄ ̄ l' ,,. '゙ ,,.. '" ,,.. ''" l! .|
三三三三=--..._r―-.、r{.ノィ¬'"{ ,'三三ミl,.:'---...._ _,,.. '゙ ,,.. '" l .|
―――――――゙'―‐'‐゙ーi、 V:゙'ヘニ三/,..---,.._`ヽ_,,..-‐''" _,,.. '" l .l
――――――‐-r‐‐r‐-.r'゙ム ヽ:::::Vム:{.f' .,'.:.:.:./`,.ーニ=-‐''" l l
――――――f::::| .|! l ム,. 'ヽ::.lミ!ヾ .,.'.:.;. '゙,.:'/三=ツt..._ l l
|:::::l .|! | ,,.. '".ヽィ'゙.:::lミ!,' ,'.X´,.ィ::/ニア´=///_>,,,,__ .l l
|:::::l .|! .l'゙ ,..ィ'" .:.:.::ヾ' .,:ヽ.イ:::::/,. -――-、// ヘ// `''ー,-...__ / /
|:::::l .|! .、f" `''ー-..._,' ,' ヾl ,.''" l/ヘ//ヘ//,.'::::::: _ ./ /
|:::::l .|! `>‐-...__,.' ,'`'ー/ __,..-‐-<!//ヘ//,.'::: ,.' `ヽ-‐‐-、 " /
二ニ=--.i .|:::::l .|! ,.',.'"ニ .,'‐--{ `¨''ー'―‐ ''" .ニ)-r'゙
.==== .! |:::::l .|!. ゙''ー-ニ二=..__,.' ゝ....______,,....... ---―‐-------‐-ニツ
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 「学者皇帝」孫休。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫権の六男に当たり、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 腹心の張布や勇将丁奉と結託して孫綝を粛清、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 廃帝孫亮を「消した」事により、二宮の変以来の混乱を決着させた
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
二二二 /l二二二二二二二二 二二二 二二二二二二―
二ニ{゙'ニl 、二二二二二二 二二二 二二二二二―
二二ヘ ゙、l V二二二二 二二二 二二二二二― |\ /\ / | // /
二〈ヽ、>. l i二二二 二二二 二二二二― _| \/\/ \/\/ |∧/ ///
二,.-(`ヽ'゙ l二二 二二二 二二二― \ /
二`¨゙l`ヽ l二 ∠ 雉を発見致しましたッ!! >
二二 ヽ、ヽ l`¨ーニニニニ==ー--...... ________ /_ _ \
二二二 ヘ ヽ `¨ー==ニ二三三三三三三三三三三三ミt、  ̄ / /∨| /W\ /\|\ .|  ̄
二二二 ヘ. ヽ __,,...-―''三三三三三アニlミil三三ミミヽ、 // .|/ \/ \|
二二 ヘ. ヽ ,,....-‐ニ二三三三三三三ミ,ィ´ ´l:::lリ!三三三三ヘ
二 ヘ ヾ三三三三三三三三三三ス' ゞ'./三三三三ミハ
,,..-ョ三モ,、 ヾ三三三三三三三三ミリ ,.-‐-、 /三三三三三ミl}
_,,.z=ニ三三三三' へ lヾ三三三三三三三ミ、ヾy⌒l/三三三ア、゙Y三ミ!
三=''"´  ̄ ,.;' .へ ./ .l ヾミ三三三三三三ミt、 ./三三ミアー',.イ:三リ シフトを敷きなさい!!
'´ ,イミ、 ./ ./ `ヾ`ーニ三三三三三゙y三三ミア゙/¨´,三/
/三三≧二 '゙ ヽ、 `゙''=三三三/二三ッ' ./三ミ/
/三二‐''" >、 ヽ、 `¨¬゙三ミ/: .゙、゙'三/
/三=''゙´ /三三ュ、 ヽ._ ,イ三ミ/:、 ./ミー、゙Y--.、
/チ'"´ /.三三三三>-..、 /三/ ヽ__;!ミニニ、ー、 ヽ、
// ./.三三三ア´ィチ三三=-、 ./三/ ー-、ヾ'゙ .i. ヽ ゙;
/ /三三キァ'゙ ,.イ三三三三ミ/ニ,.<、 ,'三ヽ.__ヽ、._ヘ ',
/三ニア゙ ,.イ三三三三//チ'゙リ ,'三゙, ,三ミ/_l ',:io「i:',. ヘ ',
./三/ ,.ィチ三三三ミ/ /´:ミ/ ;三ミ', l三/ `゙'l. l'" ; ヘ ',
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 政務に励んで遺漏が無く、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .雉狩りだけが非難される点だったと『世説新語』注『条列呉事』にある。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 孫権の息子たちの中で、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .君主としての資質を最も受け継いでいたのではないだろうか?
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ なお、陸抗を荊州に駐屯させたのはこの人である
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
\: : ,'/: :``ヽ、
>'" : : : : : : `ー┐
,.-'"{ {: : : : : : : : : : :└‐、
,.-'": : : :{ {: : : : : : : : : : : : : : \
,.-'" .... / / : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、 .ひきこもり大勝利を地でいった景帝。
,.-'" : : ::::/: :/ : : : ::/:::イ:: :::: : :|:: : : : : : ヽ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄`7 :::/ : : ::::イ:::/ |:: ::∧:: ト、::し' |:: : \ よもや三十歳で亡くなられるとは思わなかった。
/ ::::,' : :::/ゝ≧、|: : /ー'|:,'ヽ::::: : :|:::::: : :ヽ
./ :::_,' :fX 〈 f : : } |: / T示リ',ヽ::::: : |:::: : : : : そもそもこの方が早死にしなければ、
/'"´ /イ=ニ!|弋_C' |/ { ::::: } |',::: : ト,: r、| ̄ .皇帝孫皓の治世はなかったんだろうな。
|fニミr、j `ー゚_/|',: :|ノ: |
,イ `--{ ヽ、 ,-、 /´ ノ、|!  ̄ .たられば、だけど
/| \ )、=、>-<| /Y\ヽ
/: \ ヽ/}: :\!/:: :::/ヽ/ /: : : \',
_、-''"´ ̄ ̄¨''ー、
、-'" `ヽ.
/ ゙ヽ
/ ゙i
| |
/ , |
!、 i , i __ ,!
〉、∠ __ }! ,ィ二, レ′
二宮の変の後、 〈`_ヲ ≡≦≡=- '" メ-ュ リ
大帝が景帝にそのまま後を継がせていればと思わされますな。 ∨/ ` 二゙- "" ,>ノ イ
l!'_,,≧: ,、-'' ィ゙_,、イ「゙i
結果を知っているから言える話ですが 「「ミ`ニーミ、 | 「 /l! ゙i
| !``ー ヽヾ ノ ノ ,/ィリ |
j ヒヘ、_,..} ゙Y _、-" 、イ f./ ト、
!タ_,N"lii;, _ノ-''"_、-''" ノ/ |. \
/ |.ト-三ニ=_,ニ" :='/ .| ヽ、
/ ,'|.| 「 ナ'ニニィ゙ ,/ | `
ー=ニ二_/ / : : : : : : : : : : : :\:\__
/ /: : : : : : :|: : : ::: : : U : : : :ヽー'"
./ ::/ ::|_,. (_ ∧::::/::: : : :',:: : : : : ヽ
_,./ :::|::イ"|: : : ::::/`ー/:|:::: : : : :|::: :: !::: |',
/ / : ::|/ ;ヘV: :::::/=≠=、:::::: : : :|::: :: |::: |: ', ちなみに妻の朱皇后は、
/ ,' : : :: :/f::| V:::/f::::ヽ ヽ::::: : :/::: :: |::: |:: | 姉の朱公主の娘、つまり姪に当たる。
〈 =-/ : ::: :;弋ソ V |f:::c:! ∧::: :/ー、::: |::: |:: |
', /,.イ:::::ハ 丶 弋ソ / }:::/´ |::: |:::/ヽ! .孫家の結婚観はどうなってんだ?
.', '"ヽ-ゝ、 __ |::/ー'":: へ{
.ヽ 〈T>`==` イT,.|/ ̄ ̄ヾ
\ | | | r、|r" 〉`ー-、
,. -― - .,
, ィ ´ ` 、
/ \
j i / { ヽ
ノ !、,く ,ィニニ二`_ ノ _ハ
ヽ`≧。}-}くヽー゚―ィ´_ ´r、ヽ
}、ライ/::::} `ー-‐ " くニ、} i
{ i f::::::ヘ、 ノ {r‐ ノ
陛下の御生母の何太后にも、 ヽ ハr==ー`ヽ r' ,_/!
元々大帝の後宮に入ったにも関わらず、 ハ´:i:i:i:i:i:i:i:iハ:i:iハ ! i i
大帝の思し召しで孫和様の側室になったという話もあります。 .イ:f 二二 ヽ:i:i\ j |
.i:i ヽ 〉:i:i:i:ヽ/ i
何かもやもやしますな j:i、_/\_/:i:i:i:i/ !
/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/´ ムェィ==、f-、
`ー-ュ-----≧rィf"´///////! {/:.\
f≦、rイ7/> ´ j/////、_ノ/:.:.:.:.:.:\
,イ∨|| |// 二ニj/////>:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\_
●陸凱(りくがい) 黒(Darker Than Black)
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
.:'::::::::::::::::/::::::::/、:::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::/!|':::::::/ ヽ:::::::::::::ヽ
/::::::::::::/:/ニ」:::::/ ヽ:::::::::::∧
/::::::::::::/'/ー ,|:::/ <二ス::::::::::::∧
/:イ::::::::/ソト‐" | ′ }:::i:::::ヽ::ヘ
/ ´|:::::::::!. |l ′ レ介::∧ `\
|::::ハ∧ _ __ ノソ:::::∧ 二相・五侯・将軍十余人
|:/}ゞ-ヘ -‐ '"´ ̄ ̄ ̄ ,-<N\ヘ
l:レ==ハ 、 .:|:::::::::::::>:`.、
/::::::::::∧ }_>..、 /|:::::::::::::::::::::::冫
∨:::::ヘ::::∧l:::::::::::`:::::´::/ :l::::::::::::::::::::::::/
. ∨ヘソ::::∧::::::::::::::::::::/::::」::::::::::::::::::::::ノ_
ヽ、:::::::::::::\::::::::::::/:/:::::::::::::::::::/::::::ヽ.
「:`\::::::::::::::\::_/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.`、 /: : / l: : : : : : : : : : : :>- 、._:ヽ: : : : : : : :
/::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、 {: : :{ !: : : : : : : : : /: : : : : : :`' ゝ: : : : : :
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、 l: : :l L_: : : : : : : :.l / / ひ`ァ: : : :ヽ: : : : :
!: ::ヽ `ヽ: : : : : :( /: : : : : : :i: : : :
l: : : :',< び `ヽ : : : :`ー‐ 彳: : : : : : : l: : :
. !: : : ::', ! ヽ;;: : .ヽ ノ : : : : : : : :.}: : :
!: : : : :', `''' ノ ヽ;;: : : : : : : : : : : : :/: l: :
!: : : : : : '., ゝノ ⌒>: : : : : :/: : : :.l :
l: : : : : : : ` 、 └ 、ノ : : : : ::く: : : : :.|:
!: : : : : : : : : : : : : : . . . )___/ : :} |:
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 陸凱
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 陸氏一門の一人で陸遜の子の世代に当たり、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 後、左丞相に昇進し、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 孫皓に武昌遷都の再考を求めるなど、主君の行動を掣肘し続けた
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,.ィ''" ̄::.:: ̄`ヽ、
./:.::.:,=、::.::.::.::.::.::.::.:`、
/::,.イニ´.l::.::.::.::.::.::.::.::.:.i
.」ィ_ノ//ヽヾ;::.::.::.::.::.::.::.::.l
ヽ ` 〉ィ:‐、::.::.::.::.::.::l
._.. ゝ 、_",ノ::.::.::.::.::.::.i
.い ヽ._,,.. /::.::.::.::.::.::.::.::.i
.\;`.、_ ,、--―‐'リ〃―'"7::.::.::.::.:i 陸凱の容態がおもわしくないそうだ。
.rテニ、;;;i. / ヘ ,イ _|´ /::.::.::.::.::.:l
.⊂ヾ=ツ;;;;;} ー‐'ヘ. ,.イ" ̄ __」::.::.::.::.::.::.::i 今のうちに何か言い残す事はあるか聞いてこい
`、;;;;;;;;;;;;;ト,、 / レ'".l:〇:|、::.::.::.::.::.::.:i
.≧≡〆.ハ / | | |.ヽ::.::.::.::.::.::|
r';;zア{"ヽ.,入 `ゝ、 :| _⊥,,.┴-}::.::|ヾ::.::.
テ=" >‐゛ l: \ ,.イ! \:Y" .|::.::| ヾ::.
.(_>-‐< ハ. \//j f~j ヽ、 i |:::::.i ヾ
\ ` シ' ゝl ヽ l .ト、:::| `
\- / / ソ |:ヾ|
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 孫皓にすれば煙たい存在だったと想像される。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } しかし、陸凱の死の間際に
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ また、呉の群臣からも
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 孫皓を糺せるのは陸凱しかいないと思われていた節が多々見られる
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
巛彡ミミミ彡彡
巛巛巛巛巛彡彡
|::::::::::::::: |
|:::::::::::::::___、 ,_,l
|::::::::::::: =・ニ , 〔・={
|(6::::::::` _ 」 }
|::::::::: ┃' ー-=-'┃ フフフ
|:::::::、:: ┃ ⌒┃!
,ノ`ヽ、 ヽ、. ━━/
.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.|
. , -‐'| |
.... / :::::::| | .....:::::::==‐
. / ::::::::::| 『三国志』『潘濬陸凱伝』 .|__ _ /::::::::::::::::::≧ー:::::::、
/ :::::::::::::| rニ-─`、 ,・':::'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>ー=≠一
. / : :::::::::::::| `┬─‐ .j /:::::i::::::i:::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : ヽ、
〈:::::::::,-─┴-、 |二ニ イ ./:::::::i::::::i::::i:::, ::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : ::::\
. | ::/ .-─┬⊃ |`iー"| /',:::::::i:::::::!::::!: :: ::::::::, :::::,;::::,:::::::::i::::: :::::vrヽ、
.レ ヘ. .ニニ|_____________.|rー''"| /::::Y l::::::i:::::i::::,':::√/:::ハ::::l:::::::::::!::::::::::::∧
〈 :::::\_ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::::: /::::::::::::| </::::::{ }:::l::z:::::く¨, '::从ーl::,'l:::::::::i:::::i::::::::::l
l: :\l::::ヽ、Vv!::::::l !Tヶ .l:lYl::::::/l::::!:::::::::::ヽ
l: : : : :ヽ、ー'l .V  ̄ ノ l::zYl:::/:へ::::::::::ハ
l : : : : : : .ー―‐ 、 / i/ l:ハ::::l ー=≠一
,::::'¨: : : : : / / :: . i! l::/
¨: : : : : : : : / _ _ / ―== ./ヽ /
、 : : : : : : / /::::ノ /ヘ ー./ : : : :\、
: 、: : : : .r、 ,ニ¨ ./ ー: : ー ' : : : : : : : : :>
. : :、 : :/ V ノ _ ./ : : :./: : : : : : /-‐―'
: : : .i /〈 〈 l-‐' /l: : : :/ : : : : :く¨ : : :ヽ、
: : : : l l li .l ./ i : : ./ : :ー―': : : : : : : ヽ
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 陸遜・諸葛恪が去った後の呉を代表する名士と言えるだろう。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 『三国志』においては、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 陳寿曰く、「共に節操を貫き通し、大丈夫として最高の仕事を成し遂げた」
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/ / :| /::: |:::: \ `ヽ、
/イ / ::| :::::/ V:: ト、::: ヽ::::::.. \
/-イ :::;' ::::| ::/、_ V:: |_,-:::: ::: ';_::::::::ヽ
/ ::::| ::::/|/≠ミ`'V:: ,',.≦-::: :::: ',  ̄`ヽ!
| :::::| ::::/ / :r;: |` V: /イ:r;:';ヽ::::::: '; うんうん。
| :::::::| ::::/ |: i::j :| V | ij: | ヽ:::::: |
| ::::::{ | :::/ 弋::ソ , 弋ソ |ヽ::::: | 呉の末期の名臣として必ず名前が出る陸凱殿。
| :::::::::`|::/_、 ,-、_,、 ノノ|ヽ: |
|::::,.イ;,ィ!:::::::> 、 ー─' ,.イ:;へ:| ';' 俺も陸凱殿に「国家の良き補佐」と評価された一人だ
|/ |/ ┬=≧=-r=┬
ト、 | |! / |
_、-''"´ ̄ ̄¨''ー、
、-'" `ヽ.
/ ゙ヽ
/ ゙i
| |
/ , |
!、 i , i __ ,!
〉、∠ __ }! ,ィ二, レ′
〈`_ヲ ≡≦≡=- '" メ-ュ リ
一時期、陛下の廃立を企てていたという噂が流れましたな。 ∨/ ` 二゙- "" ,>ノ イ
l!'_,,≧: ,、-'' ィ゙_,、イ「゙i
真偽はさておき、 「「ミ`ニーミ、 | 「 /l! ゙i
それを可能にするだけの力と声望が陸凱殿にはありました | !``ー ヽヾ ノ ノ ,/ィリ |
j ヒヘ、_,..} ゙Y _、-" 、イ f./ ト、
!タ_,N"lii;, _ノ-''"_、-''" ノ/ |. \
/ |.ト-三ニ=_,ニ" :='/ .| ヽ、
/ ,'|.| 「 ナ'ニニィ゙ ,/ | `
' |.| レ'__二フ′ ィ' |
ー=ニ二_/ / : : : : : : : : : : : :\:\__
/ /: : : : : : :|: : : ::: : : U : : : :ヽー'"
./ ::/ ::|_,. (_ ∧::::/::: : : :',:: : : : : ヽ . 陸凱殿を憚ってた陛下が、
_,./ :::|::イ"|: : : ::::/`ー/:|:::: : : : :|::: :: !::: |', 陸凱殿と陸抗殿の死後に陸凱殿の息子を流罪にしてんだよな。
/ / : ::|/ ;ヘV: :::::/=≠=、:::::: : : :|::: :: |::: |: ',
/ ,' : : :: :/f::| V:::/f::::ヽ ヽ::::: : :/::: :: |::: |:: | .結局しばらくして復帰させたけど、何か思う所はあったんだろう。
〈 =-/ : ::: :;弋ソ V |f:::c:! ∧::: :/ー、::: |::: |:: |
', /,.イ:::::ハ 丶 弋ソ / }:::/´ |::: |:::/ヽ! . 丁奉将軍の時もそうだったが、
.', '"ヽ-ゝ、 __ |::/ー'":: へ{ 遺族を流罪にするとか、やる事が姑息というか何というか
.ヽ 〈T>`==` イT,.|/ ̄ ̄ヾ .
\ | | | r、|r" 〉`ー-、
,. -‐ ´  ̄ ` ‐- .,
/ ヽ
/ ハ
,' :::ハ
リ :. ::::::',
{ '' 、 ,, ,, {::::::i
rリ__ ヾ /〃 ___}::::'ヘ
陛下をもってしても、 }rヽ _ニ≧、 ヽ / ,. ィ ≦.,_ 'v' !}
陸氏一門の処遇は難しかったのでしょうな。 ヽv ヽミー゚>>ヘk<ー゚=,.-゙ i }ノ/
レ `´ { ! .! 〉 `ー } /
妹君を陸景殿に嫁がせたのにも、それが表れています `ヽ /{、i .! _ゝ、 /j`i
∧ i i-―`ー´―-ニ} イ ,' ,ヘ
/.:.i| ! イ r====, ハ .i i リハ
/.:.:.ハ 'v' i' -―- i ∨/ レ.:.:\
,.イ.:.:.:.:.:.:.:ト< \ / > /イ|.:.:.:..:\
┬―「 ̄ /.:.:.:.:.:.:.∧ ヽ `^ ´ //クヘ:}.:.:.:.:.:.:.ハー┬―
┴―' ̄ ./.:.:.:.:.:.:.:.:|::::\ヽ___//::::::::::リ.:.:.:.:.:.:.:..ヘ_|__
/ \
/ ヽ
,′ ハ
| / { !
! ヽ / _ }_」、
f、‐ニ‐ェ-= } '-‐≦ェr-`ニ ´/ハi
i }_´―"ソ〉T 、ヽ`ー' ,ミ i f-, i
!j `ー´ { || }_`ー ´ | {r' ノ
`! _イ || _人_-、 ノ イ ところで陸凱殿と言えば、
ヽ fr `ー'´ `ヽ! / !´ | .例のアレについては触れないのですかな?
', !! r===‐`ー, ', i ,i !
Ⅵ j ――' ! , ! ,j |
!i { ,、 j ∨ / |
ト, ヽ/ \/ 'y/ |、
,イヽ // /ィ }
イ、ハ____ _/_,ィィ7//j i\
/:.:.:.:.:j/ヽ`i/} | f//ィ ´ =イ///`ー}:.:.:.:.:.:.\_
\: : ,'/: :``ヽ、
>'" : : : : : : `ー┐
,.-'"{ {: : : : : : : : : : :└‐、
,.-'": : : :{ {: : : : : : : : : : : : : : \
,.-'" .... / / : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
,.-'" : : ::::/: :/ : : : ::/:::イ:: :::: : :|:: : : : : : ヽ ̄ ̄
あー、あの怪文書か。 . ̄ ̄ ̄`7 :::/ : : ::::イ:::/ |:: ::∧:: ト、::し' |:: : \
/ ::::,' : :::/ゝ≧、|: : /ー'|:,'ヽ::::: : :|:::::: : :ヽ
あれは『三国志』の成立を語る上で ./ :::_,' :fX 〈 f : : } |: / T示リ',ヽ::::: : |:::: : : : :
興味深い題材だから、紹介するのは天下統一後だろうな。 . /'"´ /イ=ニ!|弋_C' |/ { ::::: } |',::: : ト,: r、| ̄
|fニミr、j `ー゚_/|',: :|ノ: |
ネタバレは勘弁な ,イ `--{ ヽ、 ,-、 /´ ノ、|!  ̄
/| \ )、=、>-<| /Y\ヽ
/: \ ヽ/}: :\!/:: :::/ヽ/ /: : : \',
【>>34修正】
/ \
/ ヽ
,′ ハ
| / { !
! ヽ / _ }_」、
f、‐ニ‐ェ-= } '-‐≦ェr-`ニ ´/ハi
i }_´―"ソ〉T 、ヽ`ー' ,ミ i f-, i
!j `ー´ { || }_`ー ´ | {r' ノ
`! _イ || _人_-、 ノ イ ところで陸凱殿と言えば、
ヽ fr `ー'´ `ヽ! / !´ | 例のアレについては触れないのですかな?
', !! r===‐`ー, ', i ,i !
Ⅵ j ――' ! , ! ,j |
!i { ,、 j ∨ / |
ト, ヽ/ \/ 'y/ |、
,イヽ // /ィ }
イ、ハ____ _/_,ィィ7//j i\
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,.-'" .... / / : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
,.-'" : : ::::/: :/ : : : ::/:::イ:: :::: : :|:: : : : : : ヽ ̄ ̄
あー、あの怪文書か。 . ̄ ̄ ̄`7 :::/ : : ::::イ:::/ |:: ::∧:: ト、::し' |:: : \
/ ::::,' : :::/ゝ≧、|: : /ー'|:,'ヽ::::: : :|:::::: : :ヽ
あれは『三国志』の成立を語る上で ./ :::_,' :fX 〈 f : : } |: / T示リ',ヽ::::: : |:::: : : : :
興味深い題材だから、紹介するのは天下統一後だろうな。 . /'"´ /イ=ニ!|弋_C' |/ { ::::: } |',::: : ト,: r、| ̄
|fニミr、j `ー゚_/|',: :|ノ: |
ネタバレは勘弁な ,イ `--{ ヽ、 ,-、 /´ ノ、|!  ̄
/| \ )、=、>-<| /Y\ヽ
/: \ ヽ/}: :\!/:: :::/ヽ/ /: : : \',
●賀邵(がしょう) ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ(ストライクウィッチーズ)
. . . . . . . . . . . . 人'ヽヘ
. . . ._,. ェ ― --ァAヘ,ム-‐-. .,
> ´/: : : : : :./"ヘ:ト,:≧,ヽ: : : ヽ
: : :/: : : : : : / |:| ハトヽ: : : トハ,
: :/: : : : : ,イ/ |:| ',ト:ハ: ヽ: :、ヘ
:/: : : ::フ7イ―‐-- |:| _i|ム: ∨,: : ',ト',
': : : :/' ' _, i;' / ̄ト,: :ト: :ハリ
: : :≦ィ元ハ气` ' =_ ∨i: :∧:',
∧、弋::::::ハ ` 仍カヽ ト|: 'i ,:}
イ `ー' 壮リ リ,'从:| リ
`,´ i ハリ '
' ! 会稽の鶏は、啼けば人を[ピーーー]のよ
,
、 ` ´ /
: :i 、 /
ヘ:| ヽ /
: ヽ ` 、 /
: : : \≦ ≧. ―,'
. . . . . . `ヽ: ≦三三ニハヘヽ
. . . . . . . . . .ヽ:、<三三,.ヽ>、
. . . . . . . . . . .ハ: ヽ. .>ュ」>ー '> 、
. . . . . . . . . . ..ハ: ヘ. . . . .`. .ー. 、. . .>ー、
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 「会稽鶏」賀邵。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫権時代の勇将賀斉の孫に当たり、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 後年、中書令に昇進したが、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 正しい道を曲げない態度を貫いたため、孫皓とその側近に敬遠された
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【>>36修正】
●賀邵(がしょう) ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ(ストライクウィッチーズ)
. . . . . . . . . . . . 人'ヽヘ
. . . ._,. ェ ― --ァAヘ,ム-‐-. .,
> ´/: : : : : :./"ヘ:ト,:≧,ヽ: : : ヽ
: : :/: : : : : : / |:| ハトヽ: : : トハ,
: :/: : : : : ,イ/ |:| ',ト:ハ: ヽ: :、ヘ
:/: : : ::フ7イ―‐-- |:| _i|ム: ∨,: : ',ト',
': : : :/' ' _, i;' / ̄ト,: :ト: :ハリ
: : :≦ィ元ハ气` ' =_ ∨i: :∧:',
∧、弋::::::ハ ` 仍カヽ ト|: 'i ,:}
イ `ー' 壮リ リ,'从:| リ
`,´ i ハリ '
' ! 会稽の鶏は、啼けば人を殺すのよ
,
、 ` ´ /
: :i 、 /
ヘ:| ヽ /
: ヽ ` 、 /
: : : \≦ ≧. ―,'
. . . . . . `ヽ: ≦三三ニハヘヽ
. . . . . . . . . .ヽ:、<三三,.ヽ>、
. . . . . . . . . . .ハ: ヽ. .>ュ」>ー '> 、
. . . . . . . . . . ..ハ: ヘ. . . . .`. .ー. 、. . .>ー、
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 「会稽鶏」賀邵。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫権時代の勇将賀斉の孫に当たり、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 後年、中書令に昇進したが、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 正しい道を曲げない態度を貫いたため、孫皓とその側近に敬遠された
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
// .:l :| : : : : : : : .ミ / / i|
/{{:.. ⌒. : : : : : : : : : : : : .ヽ. :l|
. :}/. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .\:八
/ . : : : : : .:/. : : : : : : : : .:>}.:|: : : : : : . ヽ
′/ : : : /. :/ : /. .:// /:小. : : : : :∧ ',
:/. : :/. :/. : : /:// / l| | ∨: : : : :∧. ,
i : : : 〃:/. : : : :/// ,′j| l V : : : : ∧ .
| : : //:/ : : :/:/'′ / ; 八 ∨ |: : : |: :i
| : /. :// :≧<./ // V|: : : |: :|
| Y゙ //.:/ 灯芳カミヽ、 // _廴: : :|: :|
l :l /イ / 爪rイリ ,/ア芳ミ≪ l:|:| : |: :|
八}^ j/{ `" {rイリ ノ' 从|: .; :| 古典にこのような言葉があります。
/ .:込.″ "´ ィリハ/ j八
/ ;| : :/介ー:. ' /人 } 国家が興起する時、
/ /:| ://.}Y´|ゝ -- 〃´:| 主君は民を赤子であるかのように見る。 .
/ / .:|// / | |∧ヽ、 {:. ノ 人|.: :|
/ /_Y⌒廴| |: ∧ \ . < }l :|.: :| 国家が滅亡する時、
γ´ __ | |,ノ |: : ∧. ーァ≦ 八:ゝ! .主君は民を雑草であるかのように見ると
. /,ノ .:γ'´ゞ-′ {: :/ /\、 {==ミ. \:乂
. 〃:/ .. ://{ | '"´ 乂;厶 --ミt入`r ≠ミ、 ヽ : : . ー. . 一. .
//.:} .. :/〈. }.丿 .. ¨´ ,. r‐’ゝ \\ ∧ ー≠≦⌒. : .
. ///{ .: 《::∧ {__ ,xr≦:.. \: : \ Y|\} `ヽ\
///..:入..:.㌧∧ノ:::::::::::ミチV ` ー\: : \}ト ..`≫ \
// | : .:.:.>ミ ー―‐一″/.:. ー-v―{\: : \ `ヽ、 丶\
. ′ }| | .:.:.:.:.|八不 ̄ ̄ ̄ノ.:..:.  ̄廴{¨¨<\: : ヽ≦匕 \
i| l| | .:.:.| :|.:.:.∨.:..`¨:/.:..:.. .:..:.. ..r<> '´ ̄丶: .', \
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 陸凱の死後、歯止めが無くなった孫皓を賀邵は真正面から諌めている。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } この時の上奏文は『三国志』『賀邵伝』に載っており、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 後世脚色されがちな孫皓の振舞いであるが、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ これは現役の呉の中書令によって書かれた物だからだ
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、
,イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ.:.:.:`ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.):.:.:.:.:.l
. / ゙i /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:_/ |:.:.:.:.:.}
{ i /:.:.:.:.:.:.:.Y二∨,. ア-<~゙tッ _,,.|:.:.:.:.:l
∧ ∨ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ !、{'" ち;;リ ヽ =''"./:.:.:.:/ .おい、そこのお前!
∧ ∨ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ーハ `" /チ`/i:.:.:/
.,,, -ヘ ∨ /:.r:、_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ヘ. r-..._, " /.// 賀劭は中風で口が聞けないそうだが、
_..,, -ァ‐'' ̄ヘ ∨/:.:.:.|;;;r--二>‐‐-'、 ゝ、 ゙ ヾ'',...イ " .どうも怪しいから拷問にかけてしまえ。
f" r''"y-―''"ヽ、_ `ヾ=,-'ー''" ̄ `ヽ ./:.:`"´:.:.:.:..l
. l .l | __{ ./ トミt、`ヽ.、 ト'、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l 少し痛い目に遭えば、
ヘ. ヘ :l `:;;;;;;':,/ トミミミム ` ‐ _ :|;;ヽ:.:.:.:.:.:.:.:l .すぐに悲鳴のひとつでもあげるに違いない
. ヘ_.〉 l >―''- .. ゙i三} }};;〉 `ヽ :ト、;}:.:.:.:.:.:.:.l
ト、ー:ア jミ//// :i/:.:.:.:.:.:.:.:|
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, u::|
. | u `-=ニ=- ' .::::::|
い、いや、ですが、私は酒蔵の役人なのですが…… \ `ニニ´ .u ::/
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ーーノ゙ -、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .紆余曲折の後、中風を患い中書令を辞任するも、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } これに孫皓が疑念を抱き、捕らえられて拷問の末に殺害された。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .『三国志』で、彼ほどひどい殺され方をした人物を私は知らない
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
\: : ,'/: :``ヽ、
>'" : : : : : : `ー┐
,.-'"{ {: : : : : : : : : : :└‐、
,.-'": : : :{ {: : : : : : : : : : : : : : \
,.-'" .... / / : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
,.-'" : : ::::/: :/ : : : ::/:::イ:: :::: : :|:: : : : : : ヽ ̄ ̄
.. ̄ ̄ ̄`7 :::/ : : ::::イ:::/ |:: ::∧:: ト、::し' |:: : \
/ ::::,' : :::/ゝ≧、|: : /ー'|:,'ヽ::::: : :|:::::: : :ヽ
./ :::_,' :fX 〈 f : : } |: / T示リ',ヽ::::: : |:::: : : : : 嫌な事件だったな
/'"´ /イ=ニ!|弋_C' |/ { ::::: } |',::: : ト,: r、| ̄
|fニミr、j `ー゚_/|',: :|ノ: |
,イ `--{ ヽ、 ,-、 /´ ノ、|!  ̄
/| \ )、=、>-<| /Y\ヽ
/: \ ヽ/}: :\!/:: :::/ヽ/ /: : : \', ,. -‐  ̄` ‐- .,
,. ´ ヽ
,イ ' ,
i | i ', , ハ
,-}' __ ヽ} r' { |
|ヘ|=__ ミ=ェヲー'ニ'ー=tr=ニ イ、
!' { `ー ' 〉{ }ミ`三二'ヽ/ }
嫌な事件でしたな。 .ヽハ ,.- r、 | .|ム、 レ/
正史スレでは登場人物に | / / ニニニ`i 'v‐' 、 \\
さまざまな角度からスポットを当てますが、 |X ヽ ,ィ、 〉r' ` 、 \
この陛下の行動はどう見ても弁護不能でしょう r{| ヽ `ー' ヽ-' { L|」 \ _
/}≧、 ム ゝ-―ヘ \三三=二ユ
>‐v―v―‐r<//{ ミヽiii |┌v==―≦/////∧_ ∨「 「 i iiヘ
====//////Lミー=|| ト' 三iii>/////////∧ ̄ヽ ∨ヘ ! i| ハヘ
.. . . . . . .////////|>=_,」|L≧==/////////// ∧. . ハ ∨|ハ || | ム
.. .. .. . .///////≧ハ {{ { //////////////∧. . > ゝr≦ー'
/´.: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ、
/:.: : : : : : :.:./´: : : : : : ,.=、_r、: : ヘ
. /: : : :.:/: : .:/: : : : :.:// リ ! : : :',
,': : :.: :/: ://: : :.:// l! !: : : :',
l: : : :.:/ :/ :/ : : :// 〃 l: : : : ',
l: :!: : l :/ :/: :;/7ー/―-、 / !: : .:i l
l: :! : :l/ :/ : ://∠_ ノ -ート!: :.l :!
. ', ! :/j 7: : / l!T ハ l`` r≠-ト!: :ハ!l
l l ( (l :/ 弋_ソ lじソ /l :/ l
l ',: :ヽj/> ゞ' /j/ 伍君神みたいに化けて出るかもね。
. l: :V: : `ー、 , /
!: : V: : : :.:ト、r-、 、_ / 賀劭ではなくて賀邵だから、よろしくお願いね?
!: : :.V: : : :L_.ヘ ヽ イ
l: : : :i;: : : :.V` ヘ V _ イ: :.! 後、薛瑩、あなたはまだこっちに来てはダメよ
|: : :.! 》、: : ', /ハ ∀.γ7: :L_
|: ;/.O >、 Vァ'ヽ、 V /: :├―'^ヽ
x≦´ / ヽr' -、 l. {ヽ: :.! i ! l
r'`=- < / -、 ! l ト、ヽl V .!
l `ヽ l r、 ! L_|. V ヽ i:: l
l i ヘ `ー' / ヽ、!
ー=ニ二_/ / : : : : : : : : : : : :\:\__
/ /: : : : : : :|: : : ::: : : U : : : :ヽー'"
./ ::/ ::|_,. (_ ∧::::/::: : : :',:: : : : : ヽ
へいへい。 _,./ :::|::イ"|: : : ::::/`ー/:|:::: : : : :|::: :: !::: |',
しかし、こういうスレやってると、 / ,' : : :: :/f::| V:::/f::::ヽ ヽ::::: : :/::: :: |::: |:: |
どうしても泥をかぶるハメになる奴が出てくるよな。 〈 =-/ : ::: :;弋ソ V |f:::c:! ∧::: :/ー、::: |::: |:: |
', /,.イ:::::ハ 丶 弋ソ / }:::/´ |::: |:::/ヽ!
ビリビリの楊儀・さやかの高貴郷公とかさ ', '"ヽ-ゝ、 __ |::/ー'":: へ{
.ヽ 〈T>`==` イT,.|/ ̄ ̄ヾ
\ | | | r、|r" 〉`ー-、
●韋昭(いしょう) 大道雅(GA 芸術科アートデザインクラス)
/ .. :::, .:::::.. ヽ
, ' ...: .:::::、:. ::::i. ::::::::.. ::.. `、
,.' . ..; .:::/;:;:;:`、:::::! ::::::!:::. :. ::.. 、
.' .:: .;..::::/ \;:;::::`、:l ::::::l、:::. :. ::.`、::.. 丶
,' .::i. .;'::::/ ヾ;/>l ::i:::|;:':;::..:::..:::::.`、::. `.
, .::;l:.:;':::/ ,.、-‐''"゙'く:::.! .::l::;:!;:;:;':;..::::';:::::::.`、:. :.
; ::li::.;':/ ´ ,.ィ,__」、| .::j::;:!;:r-、:;..::::':;:::::::..゙、:.:.
i .::ィ'⌒ ,;彳´ ゙̄!.リ| ::l:::{ ,r 、ヾ;..:::::':;::::::::`、:.
゙、::::V,ィミ、 " ゙、 ∠,, j ::l:::::K、ノ ,!;:';.:.::::::':;::::::::.`:.
`、::::':;λj} -゙ー'" l ::l::::.レ'-' ∧;:;:', .::::. :':,::::::::`:、
丶.:::i} / .i ..::l:::.:.:ト-;:ヘ;:::':';:;';..:::::.:.:.':::;:: :.:.` 、
`、:!、゙' ,' .::;':;:::::l;l';:;:;:;:':;::::':';:';.:.::::::.:. : ' .,:.: : 丶、
i .:::丶、 ゙` /.:::;:::;':::::lヘ;';';:;:;:;':;::::::':;':;.:.:.:.:::.:.:. :`: 、:.:.. 丶
l ::::;:l:i:;`;:;‐-;:;:ク.:::;'::;'::::::j !';';:;';:;:;:';:;:::::':;':. .:.:.:.:.:.:. : . ` :、:. ` 、
| ::::;:|:l:'{:l;|:!|:i/.:::;'::;'::;:::::l∠L[_;:;:;:';:;:;:;':;::::':';,:.:.::::::.:.:. : : : . ` 、
l :::::i::!:;::!_>'/..:::;':;;'':;;'::::;! ``ァ;:;:`;:;゙::;::::'::;:::.:.:.:.:.:. : : : : . `
l :::;:j::!::::!/.:::;:':;:'':;:''::::/ /、;゙::::;:;:;:;`゙:::;:::'::;.:.:.:.:.:. : : : : : .
,'.:::;:j;.-、'".:::::;:';:''::;;'':::::/ {ト、丶;:;:゙:::;::;:;:;:゙:::;:::'::;.:.:.:.::. : : : : :
┌―'‐ァ" /.::::::;:'://'´ ̄'´ ̄_二_ト、!ヾミ、丶:;:;:゙:::;::;:;:;゙:::;:::'::;:.:.:. : : : :
| / / .::::::;:';/'" _,. -'" :. Y リ:,!::i.::`ヾ;::::;:ヾ;:::;:;:゙:::;::'::;.:.:. : :
,. '_レ'^/..:::::::;::'/. ,. '´...: '´ `:.. V,/;'::::!::;:;:;::';;.:.:.:::',;.:. :;:ヽ::':;.:.:. :
, , ',/ ,. .'.:::::::::::;:'/ :. '´ ..:'´ . . : : . : :. Y'::::,':::;:;:;:;:':;';. .:.::';';.:.. ::':,:.:.:.:..
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 「呉の大儒」韋昭。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫権時代の後期に孫和の側近となり、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 孫休時代に博士祭酒に任命されて大学の責任者を兼ね、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 前漢の劉向と同様に多くの書物の校定を担当、学問面で呉に貢献した
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| 父上の本紀はどこにある? |
ヽ______________乂
/::::::::::::::::::::::::::::::::`:..、
/:::::::::::::/:::/:::::::::::::::::::\
/:/:::... /.../ヽ::::::::、::::::..........ヽ
|::|::::::/:::/ ―\:::::::::::::::::::::::::',
|::|:::/:::/ \{=::::::::::::::|
文皇帝の事績は『南陽王伝』にまとめています。 |::|イ/ T:テハ |::::::::::l:::::::::|
|::}i'Tテ1 乂zリ |::::::::::ト :::::|
文皇帝は陛下の御尊父に当たりますが、 |:::ヘ乂:リ |::::::::::|、l::::|
生前に帝位に就いたわけではありません。 . |:::::{ l::::::::/ j::::′
|::::::ヽ - /:::::::/ー..':::::|
よって、文皇帝の事績は本紀ではなく、伝と称するべきでしょう |:::::::|::>――r --.イ:::::::/::::::::::::::|
|:::::::lイ::::::ヽ::::r‐「¨7::::::∧::::::::::::::|
|:::::::|::::::::::::У ∧/::::::/ /^\:::::::|
|:::::::|::::::::::/ /ハi'::::::/ / ヘ:::::|
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 彼の著作は『呉書』の他にも多数あり、『国語注』は現代にも伝わる。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫皓の治世に入ると、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ しかし、『呉書』における
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 孫和の扱いを巡って孫皓の不興を買い、投獄された後に誅殺された
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
、-'" `ヽ.
/ ゙ヽ
/ ゙i
| |
/ , |
!、 i , i __ ,! 呉の誇る碩学。
〉、∠ __ }! ,ィ二, レ
〈`_ヲ ≡≦≡=- '" メ-ュ リ 『三国志』では、韋曜と表記されております。
∨/ ` 二゙- "" ,>ノ イ
l!'_,,≧: ,、-'' ィ゙_,、イ「゙i 韋昭殿の伝を書き記したのは、
「「ミ`ニーミ、 | 「 /l! ゙i .恐らく呉の者ではなかったのでしょう。
| !``ー ヽヾ ノ ノ ,/ィリ |
j ヒヘ、_,..} ゙Y _、-" 、イ f./ ト、 いずれ会ってみたいものですな
!タ_,N"lii;, _ノ-''"_、-''" ノ/ |. \
/ |.ト-三ニ=_,ニ" :='/ .| ヽ、
/ ,'|.| 「 ナ'ニニィ゙ ,/ | `
>'" : : : : : : `ー┐
,.-'"{ {: : : : : : : : : : :└‐、
,.-'": : : :{ {: : : : : : : : : : : : : : \
,.-'" .... / / : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
蜀で例えれば、譙周みたいな立ち位置なんだろうが…… . ,.-'" : : ::::/: :/ : : : ::/:::イ:: :::: : :|:: : : : : : ヽ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄`7 :::/ : : ::::イ:::/ |:: ::∧:: ト、::し' |:: : \
経緯はどうあれ、 / ::::,' : :::/ゝ≧、|: : /ー'|:,'ヽ::::: : :|:::::: : :ヽ
罪人の伝なんて『呉書』には書けないしな。 / :::_,' :fX 〈 f : : } |: / T示リ',ヽ::::: : |:::: : : : :
./'"´ /イ=ニ!|弋_C' |/ { ::::: } |',::: : ト,: r、| ̄
呉に関心を持ってくれる晋人がいるのは嬉しい事だよ |fニミr、j `ー゚_/|',: :|ノ: |
,イ `--{ ヽ、 ,-、 /´ ノ、|!  ̄
/| \ )、=、>-<| /Y\ヽ
/: \ ヽ/}: :\!/:: :::/ヽ/ /: : : \',
,. -‐  ̄` ‐- .,
,. ´ ヽ
,イ ' ,
i | i ', , ハ
,-}' __ ヽ} r' { |
|ヘ|=__ ミ=ェヲー'ニ'ー=tr=ニ イ、
!' { `ー ' 〉{ }ミ`三二'ヽ/ }
ヽハ ,.- r、 | .|ム、 レ/
|ヽ i/ 二>=≦= Y r‐'‐ヘ
|X ヽ ,ィ、 〉r' ` 、 \
r{| ヽ `ー' ヽ-' { L|」 \ 果たして韋昭殿の目には、
/}≧、 ム ゝ-―ヘ \三 .陛下の変化がどのように映ったのでしょうか?
>‐v―v―‐r<//{ ミヽiii |┌v==―≦/////∧_ ∨「
.. . . . . . .////////|>=_,」|L≧==/////////// ∧. . ハ ∨|ハ
.. .. .. . .///////≧ハ {{ { //////////////∧. . > ゝr
. . . .///>才///∧ r/r' ////>=======ハ/ ハ,. < へヘ
. . 'ー=" //////∧ || j////////\. .. ._,.、_,、rv,_f="´ ≧へー‐X
●華覈(かかく) 野崎奈三子(GA 芸術科アートデザインクラス)
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ.
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ::::::::__:::::ヘ.
,'::::::::::::i::::|ヾーヲァーz__ヽ::i´r、ヽ::::ヘ.
{::::::::::::|_';::i ゞ、ィ',r‐t-  ̄ヽ! ゙‐ノ:::::::::ヘ、 聞く所によれば、お前は古典に精通し、
. l、:::::::::ト~_!i `ヽゝツ .ハ‐'::::::::::::::::ヘ、 .博覧強記で礼楽を楽しみ、詩書に深く心を寄せるそうだな。
l:ヽ::::::|r、fヘヽ / ∨:::::::::::::::::::ヘ.
! ヽ:::|ヘ 、ー' __,..ャ ./ ∨:::::::::::::::::::へ .そうした人物であれば、
` ヾ! |:、ゝ=---.`ニ'_,.へ、 ヽヾヘ、:::::::::::::ヘ、 .当然、筆を走らせ文采を発揮し、現代の素晴らしさを褒め称え、
. |ぇ、_./"三三ミレ'´::fヽ 〉、ヽニZt、::::::::: .揚雄・班固・張衡・蔡邕といった者たちの上を行くべきだろう。
. |:::::::\ア" ヘニ-:l_/,.ク、:ヾ<´ `ー-:
l:::::::::::::ノ`ー-、/`=ニ∨二,,.ィ'´\:::\ .謙遜して、みずからを取るに足らぬ者と言うのは解せぬ事だ
l::::l ゙̄‐ニ:::::::::/、 >、_`ヽ、
. l:::::|  ̄´ l  ̄ ー--
|::/i l
/ ! :l / ^ー=- . . .: : : :::::: ::::::::::::::::::::::::::::
/: : : : : : : : : `i . :. :. .:: : :: :: :::::::: : :::::::
/: : : : : : : : : : : : :| . .:::: :.: ::: . ::::::::::::::::::::
|、: :j: : jl/wi: : :ム !7__ . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::
いi´i / ' _ lイ :|ノ: : / . . : : : :: : : :: : ::: ::
< / ̄´三'~'-l// `ー、> . .... ..: : :: :::::::::::: :
/^.:l^ナ´7ーヲ/ -y' . ..: : : ::: : :: ::::::::: :::
| 'ヽ!´!ミ/ 、/l/7、 ::| . . .: : : :::::: ::::::::::::::::::
'i`ヽソ;;j,`|yェ>i ̄ ::| ::| . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::
! .::7ノヽfェ゙l | .::! .:> . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::
 ̄ `ー-' ̄ ̄ ̄ `ー´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 華覈。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 韋昭『呉書』の編纂に携わった一人である一方、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ そのようにして書いた上奏文は百通以上に達したが、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 何故か孫皓は華覈に目をかけ、東観令任命時には就任を勧めている
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,...:' ::::::::::::::::::::::::ヽ _ ,.. .-‐-.. .、
,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\. , ..':.: :.: :.: :.: :.: :.:ヽ-
. /:::::::::/::::; 、::::::::::::::::::::::::::::',.../:.: :.: :.: :.: :.::.: :.: :.: :.: :.:ヽ
,':::::::::/::/ ヽ:::::::::::::::::: . /:.: :.: :.: ,:.: :.: :.: :.:/Yヽ.:.: :.: :.:ヽ
i:::::::Y'´ ,.-―ヽ:::::::::::::〃i:.: :.:.: /: :./ .: .:| .イ‐-、i:.: :.: :.: : ヽ
. !::::::i`ヽ ´ 彳 ::::: / l:.: :.: /l斗‐. :.: |i:.:l‐- l:.: :.:.::
l:::::トt-、 _,. ―tl:::::::::::_:::l:.: :.:/. |:/',:.: :.: |.!:.!=、 l:.: :.: :.: ::.: i
. l:::::|.|:::} ´{:::::::::||::::::Y l:l:.:l:.:l , ,=、', :.: ハ/:.: :.:} l:.: :.: :.: ::
. l:::::! ゝ' 辷_ノ.l:::::/_/: l:l :.|.| {:.: :.:} '., .| 辷ソ l:.: :.: :
',:::::、 ' /:::/:::::::::::| l |.ヽ辷ソ ヽ! !:.: :.:
',:::::::ヽ、ー ,.イ:::ハ:::::::::: /',:.:ヽ / :.: :.
. ',::::::::::::ノ二//ニ|::::::;'  ̄/'.,:.:> 、 ー' _,.<:.,' .: :
l::::l>‐// |:「l:i  ̄‐- 、, -ト ̄,-‐ノノL_
. |/ //, -‐-、 l:| l:l.../. _,.-,,,.、_/ /^| / , ‐.
ゝ-,':::,'/ {l l/ / / / / ヽ! .| / /
. / l:/ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'''' ~ ̄` ^ ̄ ̄|/ i .
{ / ...| .|ゝ .l
ヽ/ | | ,'
 ̄゛゙゛゙ | 『呉書』編纂委員会 |\/ /
| |
. / | 韋昭・周昭 .|
. / | 薛瑩・梁広・華覈 |
. \_/ | |
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 文才か? 人徳か?
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫皓が華覈を重んじた理由ははっきりしないが、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 最終的には些細な過失で免職されたが、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ それでも天寿を全うした彼の人生は、孫皓の治世において稀有な例だろう
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
\: : ,'/: :``ヽ、
>'" : : : : : : `ー┐
,.-'"{ {: : : : : : : : : : :└‐、
,.-'": : : :{ {: : : : : : : : : : : : : : \
,.-'" .... / / : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
,.-'" : : ::::/: :/ : : : ::/:::イ:: :::: : :|:: : : : : : ヽ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄`7 :::/ : : ::::イ:::/ |:: ::∧:: ト、::し' |:: : \ 変人。
/ ::::,' : :::/ゝ≧、|: : /ー'|:,'ヽ::::: : :|:::::: : :ヽ
./ :::_,' :fX 〈 f : : } |: / T示リ',ヽ::::: : |:::: : : : : .人が良いというか何というか。
/'"´ /イ=ニ!|弋_C' |/ { ::::: } |',::: : ト,: r、| ̄
|fニミr、j `ー゚_/|',: :|ノ: | ま、華覈のおかげで俺も命拾いしたんだけどな
,イ `--{ ヽ、 ,-、 /´ ノ、|!  ̄
/| \ )、=、>-<| /Y\ヽ
/: \ ヽ/}: :\!/:: :::/ヽ/ /: : : \',
_、-''"´ ̄ ̄¨''ー、
、-'" `ヽ.
/ ゙ヽ
/ ゙i
| |
/ , |
!、 i , i __ ,!
〉、∠ __ }! ,ィ二, レ′
私の見立てでは、呉随一の文人と思われます。 〈`_ヲ ≡≦≡=- '" メ-ュ リ
∨/ ` 二゙- "" ,>ノ イ
華覈殿の上奏で無茶な行幸が中止になったり、 l!'_,,≧: ,、-'' ィ゙_,、イ「゙i
流罪確定の薛瑩殿が呼び戻されて左国史になったりと…… 「「ミ`ニーミ、 | 「 /l! ゙i
| !``ー ヽヾ ノ ノ ,/ィリ |
己が出来る事を精一杯やろうとした人物という印象を受けます j ヒヘ、_,..} ゙Y _、-" 、イ f./ ト、
!タ_,N"lii;, _ノ-''"_、-''" ノ/ |. \
/ |.ト-三ニ=_,ニ" :='/ .| ヽ、
/ ,'|.| 「 ナ'ニニィ゙ ,/ | `
' |.| レ'__二フ′ ィ' |
ー=ニ二_/ / : : : : : : : : : : : :\:\__
/ /: : : : : : :|: : : ::: : : U : : : :ヽー'"
./ ::/ ::|_,. (_ ∧::::/::: : : :',:: : : : : ヽ
_,./ :::|::イ"|: : : ::::/`ー/:|:::: : : : :|::: :: !::: |', 歴史物っていうと、
./ / : ::|/ ;ヘV: :::::/=≠=、:::::: : : :|::: :: |::: |: ', 「英雄豪傑そして美姫」なんてフレーズをよく聞くが、
/ ,' : : :: :/f::| V:::/f::::ヽ ヽ::::: : :/::: :: |::: |:: | .そういう観点に立てば韋昭殿や華覈の話は凄く地味だ。
', /,.イ:::::ハ 丶 弋ソ / }:::/´ |::: |:::/ヽ! けど、色々調べた>>1曰く、
.', '"ヽ-ゝ、 __ |::/ー'":: へ{ 「この人いなかったら『三国志』できてなくね?」だそうだ
.ヽ 〈T>`==` イT,.|/ ̄ ̄ヾ
\ | | | r、|r" 〉`ー-、
、-'" `ヽ.
/ ゙ヽ
/ ゙i
| |
/ , |
!、 i , i __ ,!
〉、∠ __ }! ,ィ二, レ
「だからこのスレで紹介してみた」という事でしたな。 〈`_ヲ ≡≦≡=- '" メ-ュ リ
∨/ ` 二゙- "" ,>ノ イ
華覈殿がいなければ『呉書』は完成せず、 l!'_,,≧: ,、-'' ィ゙_,、イ「゙i
『呉書』が完成しなければ『三国志』も随分と違う形になったかと。 「「ミ`ニーミ、 | 「 /l! ゙i
| !``ー ヽヾ ノ ノ ,/ィリ |
!タ_,N"lii;, _ノ-''"_、-''" ノ/ |. \
/ |.ト-三ニ=_,ニ" :='/ .| ヽ、
/ ,'|.| 「 ナ'ニニィ゙ ,/ | `
\: : ,'/: :``ヽ、
>'" : : : : : : `ー┐
,.-'"{ {: : : : : : : : : : :└‐、
,.-'": : : :{ {: : : : : : : : : : : : : : \
,.-'" .... / / : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
,.-'" : : ::::/: :/ : : : ::/:::イ:: :::: : :|:: : : : : : ヽ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄`7 :::/ : : ::::イ:::/ |:: ::∧:: ト、::し' |:: : \
/ ::::,' : :::/ゝ≧、|: : /ー'|:,'ヽ::::: : :|:::::: : :ヽ 後、話とは関係ないけど、このAAの使い勝手が良過ぎた。
/'"´ /イ=ニ!|弋_C' |/ { ::::: } |',::: : ト,: r、| ̄ AAの元ネタのナミコさんは、
|fニミr、j `ー゚_/|',: :|ノ: | このスレの華覈さんほどネガなキャラじゃないと断わっとく
,イ `--{ ヽ、 ,-、 /´ ノ、|!  ̄
/| \ )、=、>-<| /Y\ヽ
/: \ ヽ/}: :\!/:: :::/ヽ/ /: : : \',
/ ^ー=- . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
/: : : : : : : : : `i . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::
/: : : : : : : : : : : : :| . .:::: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::
|、: :j: : jl/wi: : :ム !7__ . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::
いi´i / ' _ lイ :|ノ: : / . . : : : :: : : :: : ::: :: : ::
何か色々とすいませんでした < / ̄´三'~'-l// `ー、> . .... ..: : :: :::::::::::: : ::::
/^.:l^ナ´7ーヲ/ -y' . ..: : : ::: : :: ::::::::: ::::::::
| 'ヽ!´!ミ/ 、/l/7、 ::| . . .: : : :::::: ::::::::::::::::::::::::
'i`ヽソ;;j,`|yェ>i ̄ ::| ::| . .:: :.: ::: . ::::::::::::::::::::::::::
! .::7ノヽfェ゙l | .::! .:> . :. :. .:: : :: :: :::::::: : :::::::::
 ̄ `ー-' ̄ ̄ ̄ `ー´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ / :| /::: |:::: \ `ヽ、
/イ / ::| :::::/ V:: ト、::: ヽ::::::.. \
/-イ :::;' ::::| ::/、_ V:: |_,-:::: ::: ';_::::::::ヽ
/ ::::| ::::/|/≠ミ`'V:: ,',.≦-::: :::: ',  ̄`ヽ .こんな所かな?
| :::::| ::::/ / :r;: |` V: /イ:r;:';ヽ::::::: ';
| :::::::| ::::/ |: i::j :| V | ij: | ヽ:::::: | 次回は第六十三回天下統一其の捌。
| ::::::{ | :::/ 弋::ソ , 弋ソ |ヽ::::: |
| :::::::::`|::/_、 ,-、_,、 ノノ|ヽ: | .呉討伐終盤から晋軍の建業入城までを描く予定だ
|::::,.イ;,ィ!:::::::> 、 ー─' ,.イ:;へ:| ';'
|/ |/ ┬=≧=-r=┬
ト、 | |! / |
,. -― - .,
, ィ ´ ` 、
/ \
j i / { ヽ
ノ !、,く ,ィニニ二`_ ノ _ハ
ヽ`≧。}-}くヽー゚―ィ´_ ´r、ヽ
}、ライ/::::} `ー-‐ " くニ、} i
その次の天下統一其の玖で、 { i f::::::ヘ、 ノ {r‐ ノ
戦後の話に触れて呉討伐の話は終わります。 ヽ ハr==ー`ヽ r' ,_/!
ハ´:i:i:i:i:i:i:i:iハ:i:iハ ! i i
そこまでやって、 イ:f 二二 ヽ:i:i\ j |
ようやく『三国志』編纂に話が及ぶでしょう。 i:i ヽ 〉:i:i:i:ヽ/ i
j:i、_/\_/:i:i:i:i/ !
期待せずにお待ち下さい /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/´ ムェィ==、f-、
f≦、rイ7/> ´ j/////、_ノ/:.:.:.:.:.:\
,イ∨|| |// 二ニj/////>:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\_
/:.:.:ト ヽ|| |/ _二ラ////:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i |フ7ー
_,. ィ  ̄7/:.:.:.:.: 人ヽ|| |////≧ ´/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j F |_
おお来てた。>>1乙ー
>>44
>韋昭殿の伝を書き記したのは、恐らく呉の者ではなかったのでしょう。
>いずれ会ってみたいものですな
>罪人の伝なんて『呉書』には書けないしな
>呉に関心を持ってくれる晋人がいるのは嬉しい事だよ
ここ泣けるな…
史家たちの遺志が連なって史書が形作られてゆくこの感じ
乙でした。
苛政は虎よりも猛しですな。
乙ー
カナのせいで避諱して「韋曜」にしてたら
知名度のある張昭と違って元の名前がわからなくなった、てことかな
乙でした
デラーズAAと本人の事跡の落差につい笑いがww
しかし八王の乱はやらないんですか?
いや、マイフェイバリットの周訪さんが来るかと思ってwwktkしたもので
周訪って旧呉出身者なのに、人生最後の十数年間が濃すぎてもう…ww
その十数年で「中興名将」と呼ばれるまでになったんだよなあ…
>>54
呉でも周昭のように「昭」の諱が伏せられていない記載例があるので、
韋昭はもともと韋曜の名乗りもしていたのではないか、という説もあります。
韋昭の最期も悲しかったな
韋昭といえば「孫和派だったため、政敵の孫邵を立伝しなかった」といわれることが多いけど
孫皓の曲筆の脅しにも屈せず殺されたぐらいの韋昭がそんな私情を挟んだりするかな?と思う
陸凱と孫皓って43歳年が離れてるんだな
張昭と孫権が26歳違いだから、陸凱と孫皓はもう孫とおじいちゃんぐらいの年の差だ
>>55
しかし似たような名前が多いな
周訪
周魴:髪切った人、三悪倒した人の父
周防:劉備の夫人の兄、弟は裏切り者
周倉「架空武将は辛いぜ…。」
>>61
関羽と魯粛の交渉で、「土地はただ徳のある所なるのみ」と文句をいった関羽配下の者が原型。
第十二回で魯粛にどやされたクマーがそれです。
姓名不詳ですが、民間伝承でキャラが作られたのでしょう。
しかしこの回は連投荒らしが…
スレを確認するだけで不愉快でした。
いましたねそんな輩…
>>1さんの鋼のメンタルに感服したものです
>>62
原型があったのですね。
>「土地はただ徳のある所なるのみ」
これ、結構好きなんですよ。
周倉になったとは、民間伝承恐るべし。
>>21
キャラが濃いといえば、コーラサワーはこのスレで出てたっけ?
>>66
蒋子文
死後化けて出て神として祀られたという楽しい話が紹介されています
>>67
おおありがとう!
蒋子文ってよく知らないんでググって見たら、
なんか良い神なんだか祟り神だかよくわからない
結構迷惑な逸話ばっかりでてくるんだなw
|!-‐== 、-‐: :  ̄ ¨__- 、 _____
! /: : : : : : : : : : : :.ヾく二 -‐‐ ¨フ
∨: : : ://:. ;〃: l: : : :i: : ∧ /
.〃:/: :〃:.:/ /l: :|ヽ: : l: :|: :.∨ /
//:/!: : lム⊥_{ W_ヾ:ト、l: : :.Yi .突然ですが皆さん、
. l/ |!: :.{ ∨‐ - `メ リ: i :}:リ インフルエンザにかかってはいないでしょうか?
. |! |\ir=ミ ≠=ミ ノ:.从リ
!::::::: , :::::::∠ノュ ノ. >>1の職場では、職場及び取引先で大・流・行。
ヽ ┌ ┐ ,.ィ:ァ<.
> 、_ .,.ィ ⊥ォ: : :.Y .取引先の人と話をしていたら仕事が回らないと悲鳴をあげていました。
____ ノT゙ ̄/::ヽ: : ム
〃:::/:::}从/:::::/:::::ヾ: : ゙Y 何故かピンピンしている>>1は酷使無双というありさま
〃-‐ヽノフ∠::_/¨::::;::-‐-Y: :{
,{:{::::::/ //:::::::>〃:::::::::::::}: : :)
/::{::::/ //::::/:::〃 ::::::::::::::i : : ゙ヽ,
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
まさか>>1はバ……ウッ!! .| ( ●)(●)
おっとそこまでだ。 . | ` ⌒/ \
| /( ○) (○)\
先週の木金あたりから始まって ヽ / ⌒(n_人__)⌒ \
土日挟んで病欠が増えるとかありえないだろうJK。 .ヽ |、 ( ヨ |
/ `ー─- 厂 /
言いたくないが彼らは土日何をやっていたのか? | 、 _ __,,/, \ ドス
| /  ̄ i;;三三ラ´ |
| | | ・i;j: | |
/ >/=:/‐=ニ=:/: : ∧:/|:ヽ
「 ̄: : /:./ : : : : //: :/ ⌒1:l: :.i
i: : : :l// :/:.:/‐-//、 ノ:ハ: 「:i
l: :i´,ク/:/:/f'7うハ ,〃 |:i :| :l
!: :|〈/:/ 弋ソ _, へト:|: !リ 感染症ってそういう所が難しいのよね。
ハ:.V:/┐ ィら7/i:ハ:|
: l: : :∨ ゞソ/ レ' そんなわけで、
: :!: : : i 丶 丶、 ' / .今週は仕事が忙しいので次回の投下は2/5(日)になるそうよ。
:.∧: : :ト、 \ , イ
ノ ヘ : | \/ `7|: : :{ .スレをご覧の皆さんも、
/ }|: :l/ミr‐く j l: : ト
l: :| くイ^ト ヘ: | | どうか御自愛を
l: ! 《 ヽヾヘ:l L
∨ レ_ -¬ ` ヾ、 「ニ\
了解です
生まれてこのかた予防接種をうけたこともなくインフルに罹ったこともない
あー仕事いきたくねー
>>1さん乙ー。お気をつけて
俺は先々週インフルにかかった
すぐ病院行ったんで4日ぐらいで直った。よかった
お疲れ様です。
インフルは子供の時に接種しなかったら案の定罹かりました。
といっても接種を受けても罹る時は罹るのです。
それでも予防接種は受けた方が回避率は上がるので、疫病の蔓延を防ぐには意味があります。
信じられない話をひとつ…数年前、予防接種を受けた連中(会社の命令)は全員インフルエンザに感染。
予防接種を受けなかった連中(会社命令無視)は誰もインフルエンザに感染しなかった。
医薬品の利権の闇を知ったなww
インフルのワクチンって、過去の傾向から流行りそうな種類をピックアップして
毎年行われてるので、たまに予想が大ハズレして、
ワクチンがほとんど意味無かった、という年もありますよ。
>>73の時もそういう年だった可能性もあるね
金曜に感染して日曜辺りに発症はまさによくあるぐらいの潜伏期間じゃないか
漫画とかの風邪にしても何故翌日どころか数時間後、下手したら雨に降られた直後とかに発症しているのやら
予防接種して次の日からすぐに効果が出るわけでもないのでこればかりはね
イオクがやらかした回に、ツイッターでイオクと並んでコーラサワーがトレンド入りしてて笑った
いやコーラサワーはあんなひどくないだろww
そもそも医者は予防接種なんかしとらん
てうがしようね!ってことだ
医療関係者は普通するぞ
そもそもワクチンの一番の目的は全体の罹患数を減らすこと
酷使し疲労した体…
職場で流行…
フラグ立ってるので気をつけてくださいね
>>1先生は大丈夫でしょうか?
音沙汰が無いのが心配です。
>>70-82
ありがとうございます。
職場のインフルも峠は越え、>>1の体調も良好ですが、
先日>>1の親族に不幸がありまして、週末は葬儀の手伝いなどでバタバタしていました。
※なかなかスレに時間を割けない現状ですが、どうにか時間を作って投下していければと思います。
※23:00頃から始めます。
. イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
. /: .:::: :: :::: ::::::::: :::::::::::::::::: : ::: :::::-、ヽ
. / :: . . .::: :::::::: :: :::::. ::::::: ::::: ::. :::.::ヽ.ヽ
. ハ ::: .: : :::: : : : : :::. :::. :. :: :::::::::ヽi、.
. ,': ::: :: :: :: : : : : :: : : :: ::::、ー-、.
i::: : :::: : :: :: :: : : : :: ::: : ::::: ::::::::::ヽ、
. ::: :: : :: :: ::::: :::: ::::: : :: :: :: :::::: ::::::::::::::::::::ヽ、
i!:: : : ::: : ::: :/、:::::::::::::::: :、 ::: ::::::: : :::::::::::::::、-、_ヽ
. ∨:::::::::::::/i::i ヾ:::i:::::iヾ:::iヾ、:.i、:i::::::::::::::::::::::-ヾ. ヾ 「やる夫が正史を書くようです」第六十三回。
. ';::::::::/i:i i::i`_ーヽiヽ:ヽ ヾi'ーヾiヾi i::::::r、:::i ヽ::ヽ
ハ::::::iヽi '、弋ンヾi ヾi_r 弋ソ`,ヾi'i:::/ i::::i ヾ、 .天下統一其の捌だ。
{ ヾi ヽ、二´ ノ  ̄ ヽ、_ 二ノ i:/ノ ハi`
ヽト. iム/ .このスレの>>1は投下中にレス返しをしないし、
i:'、 、 , /i::i .先の展開のネタバレ行為は禁止となっている。
i/ヽ、 , - 、 イハi
ヾi ヽ、 .`ニ´ /iイi .呉の人々の、僕たちの散り際を見届けてほしい
_i :`ヽ、 __ , イ i'、_
/::i : : : :. i::::::`ヽ、
_ノ:::::::::i `i:::::::::::ヽ
_ .イ ̄:::::::::::::::i i:::::::::::::::` : . _
_, ..-::ー '::´: ̄: :::::::::::::::::::i /::::::::::::::::::::::ハ ` :
【紀元280年2月 呉 荊州 江陵】
∫ι__________ ./丁了
ヾー─ー─ー──ー──ー──ー─ー,ィ
||; |; |i |; |; |; |i |; |; |; |i | ||
||i |; |; |; |i |; |; |; |i |; |; | ||
弋┼i‐‐l!‐i!‐‐i──i‐‐l─i‐ l‐ l‐il┼‐ フ
弋ェェt┼┬┌───────┐ ,‐i┼t'ェ,ィフ
| ̄ ̄|| | ̄ ̄|i | ̄ ̄|| | ̄ ̄|l
|| ̄ ̄| ̄ ̄l ̄ ̄| ̄ ̄! ̄ ̄| ̄ ̄| ̄||
l| ̄| ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ ̄l ̄ ̄| ̄.γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| ̄ ̄|i | ̄ ̄|l | ̄ ̄|| || ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ ̄| | さて、今後の方針ですが…… || ̄ ̄|
 ̄| ̄`~|i ̄ ̄| ̄ ̄ ̄i ̄ ̄|゙ '' ̄i ̄ || ̄! ̄ ̄/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄ヾ .ヽ_____________乂 ̄ | ̄
| ̄ ̄i ̄″| ̄ ̄|i  ̄ ̄| ̄ ̄i`~ ̄| ̄i| ̄ ̄| ̄|: : : : : : : : : : : : : : : | ̄ ̄| ̄|| ̄ ̄i ̄″| ̄ ̄|i ̄| ̄ ̄i ̄″| ̄ ̄|i ̄
| ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i ̄~ ̄| ̄;゙|i ̄ ̄l  ̄ ̄|| ̄| ̄ ̄|: : : : : : : : : : : : : : : | ̄i ̄ ̄|| ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i ̄~`| ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i ̄~`ll`l
l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″|  ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i、 ;|| ̄ ̄| ̄|: : : : : : : : : : : : : : : | ̄ ̄| ̄|l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″| ̄l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″| ̄
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/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ 先の詔勅に従って動こうかと考えています。
| }
ヽ } 王濬殿と唐彬殿には、
ヽ、.,__ __ノ このまま長江を馳せ下り建業を目指してもらいます。
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
, '〃 i | │|i l ヽ ヽヾ \ ヽ i! ヽ
晋 鎮南大将軍 杜預 . / // ∥ !| |i || ! ヾ ヽ\ 、 ヽ. i |! ! ヽ
,' / ,' i∥ .l !. !| |ト 、 ト、 ヽ丶丶 \ l !! i ヽ
,'./ l! ∥| l i l|i l 、 ヽ ヽヽ丶\> 、´ヾヽ! !ト ム ヽ
,'/ | ||トi | ! ||i. !. ヽ ヾ 、 ,ィヾ丶\丶- |i ||´=、ヽ ヽ
i′ i ||リ ! i ヾ、i ヽ ヽ メ、 ヾ , ュ=ア |に ) }
l! l !|、 |!ヾ ├ヾ-、 \ ヽ ヽ/ ィツ' }1!!. !!レ' ,ヘ
|! ヽ |i ヽ lヽヽ | L.._  ̄ '´ _ゞに/||i| ||ヒノl ! ヽ
承知した。 ヽ! トi、 ヽヾてひヾ  ̄ i| !| |! i | ト
,'1! |イ| |トヽ丶 ツ , 1! || ,、 |! ! | lヽ
夏口攻略後、 ,'〃 !1|! li ヽ 、 ,. ィ:フ ,'' !,ハ !!入 ! ヽ
胡奮殿の軍勢から七千が我が軍に加わると ,' ,',' j! | |i l! l i 丶 ー= ´ ´´ /,レ / !. |レヘ
/ 〃 ,1 |. !| i ! li| l i>-、_ ,ィ/ノイ ,' ||! 冫
, ' ,' ! 〃 .! i|!i | | !! ! l ,ヘ∥`T1' クイ' / |!|, /
/ i |/,' ! | | ! | | || ト- ヾ ヾ iイ! i' / / , -ヾ/
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ
| }
ヽ } 武昌では、王戎殿の率いる豫州の軍勢が合流するでしょう。
ヽ、.,__ __ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、 両軍で協力して武昌を攻略してもらいたい
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
l `i`ヽ、
_l_ ', ◎ >
,_= ニ、 ̄_,..-‐ ''"7'ヽ. ヽ ㍉、
く ∠ァ‐ァ ァ テ、ノ ゙、、、 〃 ',',>
ヽ_,.ィ, i i .iλ ゙̄、ヽ‐ァ.',゙、ヽ、/ /ll
,r' .i.,' i ト、i 、、サ、ヽナlゝ、!゙、ヽヽ<. ll
ヽ_ .l!ll ',,l.、、_\ァサテ!.K.__゙、 `< ll
(l.',ト `ト 以. `) ゝ‐'リ /.l ',>゙、 ll
/',i゙、.',゙、 ` _ , /ノ_,' i ト、i ', ll
武昌攻略後は、 // ,.‐`>`, 。._ ィ,'.iイ./.,'∧,' .', .ll
王戎殿の軍勢から六千が私の軍勢に補充される ,',' (i/リ,.イー<iー',リ>`_ ̄_ ,r'7 ',ll
,..‐''"//< ̄-〈 .ノ<.,_ /ヽイ .,、'j、
,..'", /.,ィ/ 〉',' '7 ト、,r'´‐' i i .〉ィ ',
/‐'ァ,. / /_/ / ,' ' .,' ト、 l i 〈 i ',
/ ,.'./ / /,.∠r' i .l` 、.、 l゙、 `' .',
/ /./ ,' .レ 〈 .,' l ヽ`ヽ.ト、 、 ',
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
_,/( `' 、 _゙T
ノ.ヽ`ヽ. ヽ`ヽム `
_.. -‐ ´ ヽ \ l;;::ヽ そして、我が荊州勢から、
/´ ヽ ハ/`ァヘヽ .一万を王濬殿に、七千を唐彬殿に付けましょう。
. : . ` ー/ ヽ|:. ヘ \、_
, : : . \ ヽ ヽ:::. ' <. ヽ 存分にお使い下さい。
l: : : : . ヽ: . ヽ ヘ:::. l ^l |
!: : ヽ: : : : ヽ ヘ:: l .! .| 私は荊州南部の諸郡に晋への帰順を呼びかけます
´: : : ': : : \ ヘ:l | |
: : /イ: . ', l| .! l
: / /: : : : : : . . ', } .! |
/ /: : : : : : : : : : : : : : : . ', l | j
∧: : : : : : : : : : : : : : : : . ', :l | l
. / ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : ハ | l: l!
、 / `ト、: : : : : : : : : : : : : : . : :l! ,' l|
: .\ 〈: :ヽ: : : : : : : : : : : : : : . :j /: l.|
ー、l 」: : : : : : : : : : : : : : : : ://: : l トヽ
`ヽ' 「_:ヽ: :丶、: : : : : : : : : : {:{!: : | |
/ ̄ ̄\
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| ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ
| } 私からの話は以上です。
ヽ }
ヽ、.,__ __ノ .何か質問なり意見なりあればどうぞ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
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, イ / ヘ ト 、
.i !ー、〉 __ j j __〉-ノ i
ヾ_,,;;》 `-"::: `-"l_.ジ
あの、よろしいでしょうか? .| ヽ ' _ ` イ
l l ´=` l
間もなく夏が近づき、気候はより温暖になるでしょう。 ノ ヽ _,、__ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
長雨が降る時期にも重なり、疫病の流行も予想されます ./;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 『晋書』『杜預伝』は、軍議の席での一幕として、こんな話を記している
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
, --──-、
, イ / ヘ ト 、
i !ー、〉 __ j j __〉-ノ i
ヾ_,,;;》 `-"::: `-"l_.ジ
| ヽ ' _ ` イ
l l ´=` l 赤壁の戦いの例もあります。
ノ ヽ _,、__ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、 ここは一度兵を留め、
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|::: / ̄ ̄ ヽ ̄二ニ=- < 〉 ヘ
/ \ _ `ー─ 、 :::::::::/_ ヘ
 ̄ ̄`ヽ、 _>、 {\\ i :::::::::{ 〈vヘ} 〉
/ Y´ \_ \ | ::::::::::〉 `Y く
∠斗‐=≦! / ヽ ト、:::::// ! ! 〉
{ -=≦´ ll { { ∨ / j Y / l l′
ヽ-/ / ィ' 斗ヘ、 ヽ ‐- 、ヽ ヽ、/ l l
あら? { { {.‐┼´ / 坊抃ア/ / ヽ´|ヽ i l
! ! テ示ヽi Vソ ′ / |. !∧.l|
赤壁の戦いは冬に起こったにも関わらず、 ._,.斗 ヽ ヽ-Vソ ヽ / / ./! |ヽi ||
疫病が大流行したと記録にはあるのだけど…… -‐ ´ ヽ ヾ、 -  ̄ ,7 / | ヽ、 | |
,. ´ |}| > イ/ / ! ソ} ||
冬まで待って良い事があるのかしら? / ´ / リ / /ヽ`´ニ / / } |ア ||
-=≦/ / / ヽ{\,人:::::厂{ ヽ、 /  ̄ ヽ} ヾ \/、
. / / / _,. 斗/ ア{ /}ア/ ヽ ┐} ヽ
/ / / // / /レ′ `´ \ /
. / 〃 / / { 、 ∨|
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } ある男が、呉討伐を一旦中断し、冬の到来を待って再開すべしと主張した
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
ヽ |::i ト、::::!::i:::、 ::::::ヽ:::\丶::\::::ヽヾ>::! !! /
食 ・ |│:',ヽ\'::l::::ヽ ::::::::::,:::丶ヽ>'二三三.|∥ /
・ |│:::'.、丶ヽヽ:::::\ヽ:;>彡チ¬ヾ ̄`フi !! ,' 満 こ. こ 黙
う ・ |│:::::、ヽ ヽ丶::__シ'´冫´ 〃r‐:; |i ,': | || ,'
・ │|:::::::::ヽヽ ム‐ '′ ゞ`三'_ル':::::| !! !. 足 の の れ
ぞ 煮 !i」二‐==- ......... ̄:::::::::::::::::::::|∥│
ムi|フテ二ト ...::::::::::::::::::::::::::. '´ ̄ :::::|∥│ で 程 下
? て ,' i トミ、ヾなリ..;::::::::::::::::::::::::. " |∥ !
,' | ! |i `:'´/ ‐-:::::::::: '´ |∥.| き 度 等
,.i l !.!i|| ` |∥:|
, '∥! || ||i、 __,. 'ニア |∥:! る で 生
───‐一' .∥i !|∥i丶、 ´ _, |∥ 、
|! | l|∥!| i` 、 /. :::|∥ ヽ か 物
∥| ||∥|i | ::::i:::ヾ: ..、 ,∠、 |∥ 丶
、.i !| |!:!| ! .:::::|:::::i::ヽ::`:::ー '":i:::::丶 |∥ \ が
/ ̄ ̄\
_,ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人___) |
'、 |
| |
| , /_.{
まあまあ、お二方。 `ァニニ<//〉、__ __
,./ /\ / : : : : : : > : :\
昔の話になりますが…… _/ /|イ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶
,´ : :/: : : :| i::::::|/ : :/: : : /: : : : : : : : :|
{ : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : : : : : : : : : ,'
/ : :,' : : : : : |::::/ : : : : : r---く´ニ\: ヽ:ノ
、'ーr,_| : : : : : :|:/ : : : : :_/二ヽ V: : : : ` :´
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .過去に北方の兵を悩ませた疫病への懸念があったのだろう。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .これに対して杜預は言う
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【楽毅はレジェンドではなく伝説】
r‐t , - 、
, '"´ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄``ゝ-、 │ |
/ _,.ィ __ ,、,、 | l | │ /⌒ヽ
./ 7/‐v'つ(_'_{⊥レ_| ト、| | / /
! rv' ハィ '´,. -‐ ''" ̄| l l | | / / ____
.{ ヽ∠_/ | l l.l l / // _,ノ
.{ _, -─‥…──--| l」l `´ /
{ _,. - '´ __,. -──‐--_,、_| {
.fヘ / `ヽ、 '´ | |
ヽヽイ ,ィT jヽ :} :イ工」ア | }\
\ l  ̄´ j 、 _ノ ∧ ヽ 対戦した相手が
`l r′_, ゝ─'´ , -─'´ } } 向こう三十年手を出せないなという勝ち方をしたい
l ,:.;Y´ _ _ノ / ヽ
ヾ;. ":-ゝ、__,._-‐''´;'人 ̄ ̄ / / / ハ
`ヾ;`:.:.` ".',;'.´.,.',.;'/ ヽー- 、__/ シ′/ ヽ
/ヾ、;:',':;',:',:;';';シ' /¨\ / / |
{ ` ̄ ̄´ / ヾー--─ ' |
ヽ / `、 ヽ |
/ハ / ヽ ∧
/, イ {,_/ / `、 / ヽ
// ! 0 _ l´ ヽ 、 / `、
// l r-┘| l \ ヽ / |
.γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| かつて、楽毅は済水の一戦で燕を斉に比肩させました |
ヽ________________________乂
【紀元280年2月 呉 荊州 江陵】
__
/ ヽ
/ \
i \
l 、__,ィ、 \
V ヘ _ノ-、 \
今、我が軍の兵威は振るっています。 `ゝ 、___ノ } >、_ __
'、丿_ ,. /} // : :/. : 二ニ{ `マ:ヽ ,.- 、
例えるならば…… `ヽ 、 /;:' ,.イ / : : :i : : : :.{¨V \:Y /
__ `-ュ<ィ</ ,ィ'"´ : : : : ∧ \ ∧ {
( `、 _/イr;;;;;/У: :`ヽ、 : : : :i { ' 、 ヽ `ト、
r-、 ヽ ∧、 { : :ノ/〉-{/ : :/ : : : : : :i :〉、 ヽ ',ハ
} r-、 〉、 ヽ `、| :i,';;;;/ : : :/ : : : : : : : ィ:( \ _ヽノ }:ハ
} } {_/ { {、 }λ:|;;;;/ : : /. : : : : : : : : : : ヘ . : : : : r)、:
} } {r-、 ,'⌒ ', /:'〈:'|;/ :./ : : : : : : : : : : :V: :.`ヽ : : : : ._// : :
ヽ}、 .i { r-、 人ュ、 /:λ',:r :./ : : : : : : : : : : : : : :'、: : : : 〉二ニ/ : : :
⌒}、└i 'ト ィ ノノ:.`ヽ、 /. :} : :i : ,' : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ : :{-´ : : : : : :
⌒--へ // : : : : \ r'´`.i : : Y : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V : V : : : : : : :
',ヽニノ : : : : : : : :ヽ人ミヾ', : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V : } : : : : : : :
__
/ ヽ
/ \
i \
l 、__,ィ、 \
V ヘ _ノ-、 \
`ゝ 、___ノ } >、_ __
破 竹 の 如 し '、丿_ ,. /} // : :/. : 二ニ{ `マ:ヽ ,.- 、
`ヽ 、 /;:' ,.イ / : : :i : : : :.{¨V \:Y /
__ `-ュ<ィ</ ,ィ'"´ : : : : ∧ \ ∧ {
( `、 _/イr;;;;;/У: :`ヽ、 : : : :i { ' 、 ヽ `ト、
r-、 ヽ ∧、 { : :ノ/〉-{/ : :/ : : : : : :i :〉、 ヽ ',ハ
} r-、 〉、 ヽ `、| :i,';;;;/ : : :/ : : : : : : : ィ:( \ _ヽノ }:ハ
} } {_/ { {、 }λ:|;;;;/ : : /. : : : : : : : : : : ヘ . : : : : r)、:
} } {r-、 ,'⌒ ', /:'〈:'|;/ :./ : : : : : : : : : : :V: :.`ヽ : : : : ._// : :
ヽ}、 .i { r-、 人ュ、 /:λ',:r :./ : : : : : : : : : : : : : :'、: : : : 〉二ニ/ : : :
⌒}、└i 'ト ィ ノノ:.`ヽ、 /. :} : :i : ,' : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ : :{-´ : : : : : :
⌒--へ // : : : : \ r'´`.i : : Y : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V : V : : : : : : :
',ヽニノ : : : : : : : :ヽ人ミヾ', : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V : } : : : : : : :
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ
| }
ヽ } 竹に数節も刀を入れれば、後は手を使うだけで事足ります
ヽ、.,__ __ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::| ,,″,′ ,7 i i ! l l i| i! ! i ヽ ヽ i 、 ∥
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|::: ,″〃 i| |! !i ! | l ! ! ト ト、 マ∥! ∥
,' ,'|! l ! ∥ ||! l l ! l ' ヽヽ ヾヽ iリ | ∥ i
,' ,'∥ ||i i|! |!i| !|i l. ヽ '、 ヾ 、 '、ヽ |!.!, |ト !
| ! ∥ i ! |∥ !|| lト ! ヽ ヽ. ム、ヽ‐-、 '!| ∥|! l
ヽi | l l | || ト|!、 llヽ i ヾ 、ヾ´ 丶\ヽ ヽ」| ∥i|! !
ヽ、! !、||!、」ャキ-ミ、 ! ヾヽ '´ ヽ> ュ─r= ッ'||! ∥||!ト,l
i`! | ヽ ∨ヾ / し′ j} / !i. ∥||!i !i
よく言った。 | ,ィ! i、ム_」 - ゝ にノ'´ ,′ .∥||!川
|レ‐ヤ |!ト / 、─────'───'─‐-
それでこそだ _, -─ 7 } ||!ヒ‐、 ` \
丶、 l ! ||! ! 丶、ヽ ¬ニヲ \
丶、,′ ,'| ||! |i ヽ ′ \
_ / .,' | ||! |L > 、_, ´ ヘ
/ `丶 / ! !!'´ ) / ∧∨ヽ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ
| } 時を置かず建業に至る。
ヽ }
ヽ、.,__ __ノ .これが陛下の望まれている所であり、
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、 .現状では最上の策と考えているが……
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、 .どうだろう?
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
, --──-、
, イ / ヘ ト 、
i !ー、〉 __ j j __〉-ノ i
ヾ_,,;;》 `-"::: `-"l_.ジ
| ヽ ' _ ` イ
l l ´=` l
愚見を申し上げただけの事。 ノ ヽ _,、__ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
御記憶に留めておいて頂ければ幸いです /;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 「破竹の勢い」の逸話である。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 討伐中断を主張したこの男は、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .後に呉討伐が成功に終わると、書面で杜預に謝罪したという
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ さて、この逸話。
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.`
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 『晋書』『賈充伝』に似たような話が載っている
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ.
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ、
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/
Ⅵヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ ここで呉討伐続行に難色を示すのは賈充である。
\ヽ、 _ , イ!::/
/ ヽ{ ト、ヽ l:′ 主張自体は『杜預伝』に登場する男とほぼ変わらない。
∧\ マ三ソ| \
./: : \\ ヾ-〃 _ !______ 違いは、下の有名な台詞ぐらいだろうか?
i: : : :::\::\i../ /
/、_:;:;:;:;:;:;:;:;:;|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
|:;:;:;:`:;――┼-----------{
/互7―- 、__|______|
{三,ゝ <三) (三> ,ノ三ヾ
r!ミ´ _,. .. 、 _ 、,..,_ `ヾ三ミ!
|{ミ' .:'イ(;;)ン'、 : ' ィ'(;;)>.:.:. }三ム
゙ト{, `三シ' .: :::.`三彡:.:.:. lシ/り
万が一の事があれば、 {j! ,r'.: :ヘ,:. fミ/、リ (ヽ、
張華を腰斬にしても天下に謝罪するには足りませんぞ!! `! / `^ー '^'ヽ liにソ ヽ´ヽ、ヽ
、 r――‐┐ ', /朴 (,ゝ、 \ ヽ l、
ヽ. レ,二二ェ! ノ イ〉ヽ、 ヽ、 ヽ、 | | ! l
,. -‐代、`ー-―-' ' / /:.:.:.:.`ト、 ヽ ヽ/ l | l
,. -‐/ /:.:.:.l ヽ丶 ___,' ィ´//:.:.:.:.:.:ノ /‐- 、、 〉 `ヽ l/
, '´ 〈{、'、:.:.:ヽ ヽ ,-、 //:.:.:.:,. '´/ `/ ,!
,. '´ `ト、`ニ==ゝ‐'―'´≦ニ=‐'´_,. '′ l /
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ.
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ、
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/ この賈充の上奏、
Ⅵヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ 杜預が反駁したり、司馬炎が認めずにいる間に呉討伐が終わってしまった。
\ヽ、 _ , イ!::/ .
/ ヽ{ ト、ヽ l:′ そう『賈充伝』は記している
∧\ マ三ソ| \
./: : \\ ヾ-〃 _ !______
i: : : :::\::\i../ /
/、_:;:;:;:;:;:;:;:;:;|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| ) |ヽ , ,
|:;:;:;:`:;――┼-----------{ ノ⌒ヽ i | ヽ)、)
/互7―- 、__|______| | |ヽ l | .,
{三,ゝ <三) 川 (三> ,ノ三ヾ \_ノ . i | | しノ、. _ノ>_
r!ミ´ _,. .. 、 _ 、,..,_ `ヾ三ミ! i. l | ., .'ー''´.> く⌒) )
|{ミ' .:'イでiン'、 : ' ィ'でi)>.:.:. }三ム .ノ l、 | しノ 、 「 >´\>´
しばし待つでおじゃ! ゙ト{, `三シ' .: :::.`三彡:.:.:. lシ/り ヽ .|ヽ,ィ.'ー''´ .|_) 、__,,.ノ '―、ヽ、、
{j! ,r'.: :ヘ,:. fミ/、リ _ノ \/、__|`> __ ヽ‐7 /´i | \>
ついノリでやってしまったが、 `! / `^ー '^'ヽ liにソ ヽ. ヽ'7l |/'⌒,ヽ/ /、ノ ノ
今の話は荒唐無稽にも程がある!! 、 ,. -ti、_ ', /朴 l ノ/l | ノ .|`、...〕.く..、
ヽ. '、モェェッソ、 ノ イ〉ヽ、 ._ノ. ヽ' .|__l .--‐'゙ .、..コ lニ
,. -‐代、 `  ̄´ , ' / /:.:.:.:.`ト、 ) ,へ ,.`コ l''''
,. -‐/ /:.:.:.l ヽ丶 ___,' ィ´//:.:.:.:.:.:ノ /‐- ⌒ヽ. // ,へ ( (フ.,.へ>
, '´ 〈{、'、:.:.:ヽ ヽ ,-、 //:.:.:.:,. '´/ `丶⌒ヽ く) .// `.ー' 、
,. '´ `ト、`ニ==ゝ‐'―'´≦ニ=‐'´_,. '′ 丶 ⌒ヽ く)
/、_:;:;:;:;:;:;:;:;:;|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
|:;:;:;:`:;――┼-----------{
/互7―- 、__|______|
{三,ゝ <三) (三> ,ノ三ヾ
r!ミ´ _,. .. 、 _ 、,..,_ `ヾ三ミ! .ここまで連戦連勝、
|{ミ' .:'イでiン'、 : ' ィ'でi)>.:.:. }三ム 版橋でも大勝した我が軍が足を止める理由などない!
゙ト{, `三シ' .: :::.`三彡:.:.:. lシ/り
{j! ,r'.: :ヘ,:. fミ/、リ それにこの期に及んで
`! / `^ー '^'ヽ liにソ 討伐に反対すれば、今度こそ麿の首が飛ぶわ!
、 ,. -ti、_ ', /朴
ヽ. '、モェェッソ、 ノ イ〉ヽ、 そもそもここで反対するなら、
,. -‐代、 `  ̄´ , ' / /:.:.:.:.`ト、 何を好き好んで大都督などになるものか!!!
,. -‐/ /:.:.:.l ヽ丶 ___,' ィ´//:.:.:.:.:.:ノ /‐- 、、
, '´ 〈{、'、:.:.:ヽ ヽ ,-、 //:.:.:.:,. '´/ `
,. '´ `ト、`ニ==ゝ‐'―'´≦ニ=‐'´_,. '′
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ.
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ、
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/
『杜預伝』『賈充伝』にある逸話の時期は、 Ⅵヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ
先に触れた二月十八日の詔勅以降なのは間違いない。 \ヽ、 _ , イ!::/
/ ヽ{ ト、ヽ l:′
ただ、『賈充伝』の内容では、賈充は詔勅が出た後に、 ∧\ マ三ソ| \
暑さによる疫病が怖いので撤退しようと具申した事になる ./: : \\ ヾ-〃 _ !______
l; : : : : \\」リ/ /
i: : : :::\::\i../ /
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ. それぐらい事前に詰めておけと言いたくなってしまう。
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ、
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/ どうもこの『賈充伝』の逸話は、
Ⅵヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ 『杜預伝』の逸話を改変して賈充を悪役にしたような印象を受ける。
\ヽ、 _ , イ!::/
/ ヽ{ ト、ヽ l:′ .実際問題、賈充とその一族を下げる話は、
./: : \\ ヾ-〃 _ !______
l; : : : : \\」リ/ /
i: : : :::\::\i../ / /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l
,!;:;:;:;:;:;:;:;:__;l__;:;:;:;:;:;:;:l
ム;:''"´ ̄__;:;|;:;_~`丶、!
,{__, ィ''"´ r‐っ  ̄ r-、丶、;:;l
,'ミミ:::::ゝ , .  ̄:. ``′,}:`i!
,'ミミ:::/ ,. -‐- 、:. , - 、ヾ:::l
lミ:::::' ,:' ,ィ戓ニ>,:' : ィ戓ゝ、゙i::l
〃ヘ:::j :. ‐ '" ,. ヽ` ニ !:l
{に}ハ::, :.:.:.:.. (r:、 ,、〉 l:ハ
ヽいjl::', :ヽ ,' ; ヽ ノlノ}
名誉毀損で訴えるでおじゃ 丶-ltツ .:.: l:.: ,r'ニ=ニ、 ゙i, i_ノ
l 、:.:.l:.: ` ''―''" 、 /
ト、、ヽ丶、:.:.. ノ:/
/:.:.:.`ヽヽ、:.:.:  ̄ ,!
___,,r―'‐-- 、、:.:\\:.:.:. l、
/"´⌒丶:::::::`ヽ、``ヽ、::::::`ミニゝ丶、 八
:::::,r―-、:ヽ::::::::::`丶、`丶、::::::::::::``7=く、L,_
_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.` 西晋史の重要人物である賈充。
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ 彼の記録が、
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ .脚色され過ぎてしまったのが残念でならない
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
【紀元280年2月 呉 荊州 江陵】
∫ι__________ ./丁了
ヾー─ー─ー──ー──ー──ー─ー,ィ
||; |; |i |; |; |; |i |; |; |; |i | ||
||i |; |; |; |i |; |; |; |i |; |; | ||
弋┼i‐‐l!‐i!‐‐i──i‐‐l─i‐ l‐ l‐il┼‐ フ
弋ェェt┼┬┌───────┐ ,‐i┼t'ェ,ィフ
| ̄ ̄|| | ̄ ̄|i | ̄ ̄|| | ̄ ̄|l
|| ̄ ̄| ̄ ̄l ̄ ̄| ̄ ̄! ̄ ̄| ̄ ̄| ̄||
l| ̄| ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ ̄l ̄ ̄| ̄.γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| ̄ ̄|i | ̄ ̄|l | ̄ ̄|| || ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ ̄| | 兵糧の積み込みが終わりました .| | ̄ ̄|
 ̄| ̄`~|i ̄ ̄| ̄ ̄ ̄i ̄ ̄|゙ '' ̄i ̄ || ̄! ̄ ̄/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄ヾ .ヽ______________乂 ̄ | ̄
| ̄ ̄i ̄″| ̄ ̄|i  ̄ ̄| ̄ ̄i`~ ̄| ̄i| ̄ ̄| ̄|: : : : : : : : : : : : : : : | ̄ ̄| ̄|| ̄ ̄i ̄″| ̄ ̄|i ̄| ̄ ̄i ̄″| ̄ ̄|i ̄
l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″|  ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i、 ;|| ̄ ̄| ̄|: : : : : : : : : : : : : : : | ̄ ̄| ̄|l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″| ̄l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″| ̄
| ̄| ̄ ̄i| ̄ ̄| ̄  ̄i ̄`~| ̄ヾl; ̄ ̄l| ̄| ̄ ̄|: : : : : : : : : : : : : : : | ̄| ̄ ̄|| ̄| ̄ ̄i| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄| ̄ ̄i| ̄ ̄| ̄ ̄
l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″|  ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i、 ;|| ̄ ̄| ̄|: : : : : : : : : : : : : : : | ̄ ̄| ̄|l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″| ̄l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″| ̄
| ̄ ̄|i | ̄ ̄|l | ̄ ̄|| | ̄ ̄|i | ̄ ̄|l | ̄ ̄|| | ̄ ̄|i | ̄ ̄|l | ̄ ̄i | ̄ ̄|l
 ̄| ̄`~|i ̄ ̄| ̄ ̄ ̄i ̄ ̄|゙ '' ̄| ̄`~|i ̄ ̄| ̄ ̄ ̄i ̄ ̄|゙ '' ̄i  ̄| ̄`~|i ̄ ̄| ̄ ̄ ̄i ̄ ̄|゙ '' |i ̄ ̄| ̄ ̄i ̄ ̄| ̄
| ̄ ̄i ̄″| ̄ ̄|i  ̄ ̄| ̄ ̄i`~ ̄| ̄ ̄i。 ノ|i  ̄ ̄| ̄ ̄i`~ ̄ ̄i| ̄ ̄|i  ̄ ̄| ̄ ̄i`″| ̄ ̄|i  ̄ ̄`| ̄ ̄|
~~~~~~~~~~~~~~ゞ゚从人。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~。ο" ′oヽ゚ o。~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~~ ~ ~ ~
~~~~~~~~~~~~~~ゞ゚从人。~~~~~~~~~~~~~~
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~。ο" ′oヽ゚ o。~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 話が逸れた。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 逸れたついでに、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .彼らはどうやって兵站を維持していたのか?
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/: : : /: : : : :\: : : : \: : : ヽ__}:\: ヽ
.: : : ::/:∧:: ::i: : : : \: : : : \: : :!:.、: : :iヽ{
/: /: :/:/ |: ::|\: : : : ヽ:: : : : :!: :|: :J : |
./: /: : ,i| ',: ヽ-\: : : | : :! : :|: /: ::|: : |
| : | : : !リ \: ', \ :!: ::|: : |/: : ::|: :/
| : |; ::| ヽ{x=z`|: : ! : :!: : : : 'V
| : |:',: :| x=zx んハ }|: ::|: : |-、: / 予定の進軍速度から見て、十数日といった所でしょうね
',: :|: ヽ! {:: ::. 乂_:ソ |: /レ' V
ヽ|\ ', 乂:ソ |/ } /
` , ' __/
_ , /|
` |/¨ヽ ./ ヘ
\ __, ´ / / ` 、 i / / 、 ハ
/{ \_/ / _\ .} i i| ハ 、 ハ !
/ / r,.レ' / / ` 、 ! i ム、 :/ イ i ヽ ヽi i
/| !ノij y'| ./ / ', i i :イレ i// ハ ト、ヽ\} !: .:::i
! iイ!rぅ心/ リ `<::| i i: ..::::::!
晋 平東参軍 何攀 .| i レ:i 弋リ ィ'ぅチ示i: ! i:::.:::::::i
!:i i:::i 弋zリノ: i i :i:::::::ハ:i
!ハ ::八 丶 i ! ! i:::::イ::リ
えらく早くなくなるもんだ。 |iハ :::个 、 、 _, i イ レイハレ'
、 リ \|リ \ _ ... <レi ::/リ レリ
江陵から合流する兵もいるから当然か。 /..:::ヾ} ィムコ::::i__.... -イ//\
ゝ-イ /:/:::://::::::{ハ: : /::::::::::::::::X
これで十万超えの大軍だもんね `h| i::i:::://::::::::|i」/::::::::::::::::/ヽ\
. ノ∥ /::::レ//:::/ハ:::::::::::::::::::/ X >、
レくr7 /::::://///:::∧:::::::::::/:::/:::::>´:::::::}
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー まず、王濬・唐彬率いる
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .益州水軍は呉都建業までの兵糧を持っていたのか?
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .これに対する答えは否である。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ さすがに江陵に到達可能な兵糧は有していただろうが、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ それ以上の兵糧を船に載せても船足が鈍る可能性が出てくる
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
.,.' \
/ / / l ヽヽ ヽ
.,'. ./ ./ f .l ', ‘, ',
i ,' .,' / ,l . 、l .i .', .i
.i l l ,' /_」」.._ト .i、 _|、i‘, .l
.i l .l7´ ._リ_、l`、',.',.´_.i リ .l ,'
.‘, |::i:::.:. ,r行〒ヽ` `、 ,なヽリ.l l
‘, |:l::::::::.:.::.`ト辷ノ .以ノ/l.l l.| 次に兵糧補給が受けられるのは?
.‘,リ::::::::::::i:::|. 、 ,'..リ.:.:.l|
',.l';::::::i::::l::l j:'i::::::::l|
.リ‘,::l::::l::l` 、 ( ̄フ イii::|:::::il|!
./.‘,:i,:::l:ll `ト _ イ .l;' l;'!:::l:l| ____ -―- 、
/::::::::`、!';:ll', ` | `.ヽ リ .リl:::,l;' ´ : : : : : : : : : `'<_ :<⌒
/:::::::::::::::::::::ト、._/ i /l.ト ,':/リ / : : : / : / : : : : : : : : \ \\
. _...- 。ヽ、::::::::::::::::j::::::::::`ヽ`、`、- .._'´ / : : : : : : : : /| : : : :ヽ:\: : : :ヽ };ハ
..,r'\_.. -''" \:::::::::::::::::::/- ‐ \`、`´ヽ : :/: : : : /: : : : | : : : : : : : i : : : : V、: |
/ :/ /: : :/⌒/:/ l :|\: : : l│ : | : ∧〉:
| : : : : :.:/:| :/l/ : |⌒ヽ : :│ : |:.:/:人:|
|/|: :|: :/ |/ \ ': :.リ: : :彡: : : :|
厶イ j{ ,z=ミ _ _ ∨ : :/: : : : :八
乂} ⌒ヾY | : /斗vl/
武昌ですね。 ' 厶イ ノ
八 、_ /
豫州から来る友軍が、 . 丶、 ィ^´
建業までの兵糧を護送してくる手筈になっています \__... ´ ∧
/∧ ´ ̄ノ:\
__.. イ::::/ ノく /:::::::::_> 、
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー また、兵糧を載せた船を後ろに残して進軍しても、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .兵糧を受け渡す手間を考えると否と見るべきだろう。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .益州水軍は全て通常の楼船と仮定しても百隻を余裕で超える大艦隊だ。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ その大艦隊に、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 後発の兵糧運搬船が兵糧を渡す光景を想像してみるとよい
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/ / / / | ,
′ / / / / l ヽ l l
l / / / / /∧ ヽ l l
l | | //// // ヽl ヽ | |
l | |7フ/ ̄// /// ̄ ̄TT' ! !
l | l r〒示ミ/ 示〒テ、l l /
V ハ ゙ 弋ソ 弋ソ "| ,′ 巴丘、夏口、武昌の順番だっけ?
l !ヽ /l l
V、 トヽ ′ u// 〃 まだまだ先は長いなぁ
ヽ| V ゝ _ イ/レ′
ヽ 二lー、 ̄ イ┐′
/:::〈`ヽ_ _ /〉::\ _ -= : : : : : : . 、r: : ´':-:- 、
/:::::::::::\/ハヽ/:::::::::::\ , : : ´: : : : : : : : : : : : : : :`ヽri: : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ : :ヾ\ : : :ヽ
/: : : : /: : : :/ /|i: : : : : ヽ : : : : : : ハ V :ハ`ヽ
/ァ: : : : /: : : /! / |{: : :!: : : : }: : : : :',:: : ', 〉: :{
. /: : : : / : : :/ !/ | ', : !, : : : |: : : : : ',: : :lΛ: :ヽ
i: : :/: :i: : :/~´| | ,: |ヘヽ: :| : : : : : }: : :!:::: : l-`ゝ
|: : l: : |: :/ ヽ! V: :!: : : : : リ: : ハ:::: /
| ,小 : {/ ,x=ミ、 ,ニ=、, :! : : l : ム: /l l´`
|' |: : ハ〃バム .ハムヽ: : /: ΛV. l/
そこは、破竹の勢いで 八: ::ハ 乂う .レzリ }} /: :/ }/
ヽ仏 , `"´ l/! / .ノ
八 ,-i'<ヘ
. ,. <>、 ` ' /::::ハ : : |:ヽ
/: : : : :/>.、 _ ≦'::::::/: : : : ! : :\
i: {: : ::/ : : :!::::{ヽ /:::::: / : : : : :!: : : : :ヽ
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー しかも、この江陵において、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 当初なかった詔勅で友軍が合流した結果、より多くの兵糧が必要となる。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j それを踏まえれば、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .自前の兵糧だけで建業までもたせるのは困難だ。
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ では、どうするのか?
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_________________ィ‐' ̄`ヽ
| |::::::::::::::::ヽ
| |::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::f \::::::::}
| 現地で友軍から補給を受ける |:::::::::::::| ゝ::::|
| |::::::::::::::ヽ ∨
| |ー:、::::::::::ヘ
| |::::::::::::::::::::::ヘ_
|_____________________ |:::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
\::::| |:::::::::ィ !{ ハ T tーr 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶、
` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----――― ' " ´
| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:<
| | |::::::::| > イ |::::::::|
| | >-、\! !/::,-<
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::!
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
, ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::|
| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
〈:| |V }>、___..>!:::j::::::::::::::::|:::::|
|:!.|:\ ノ::L.. , __.!::::!::::::::::::::::!:::::|
|:!.|::::::`ー':::/ / |::::|:::::::::::::::::!:::::!
|:|_!:::::::::::::::/ / |:::::!::::::::::::::::|::::::|
|::::::::::::::::::/ / .!:::::!::::::::::::::::|::::::l
|::::::::::::::::/ / !:::::|::::::::::::::::|:::::::!
!:::::::::::/ / |::::::|::::::::::::::::|::::::::!
_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ .後方の益州から運搬させるのではない。
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.`
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 王濬軍は呉の拠点を攻略し次第、
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ 同地で友軍から兵糧を補充していた可能性が高い
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
_________________ィ‐' ̄`ヽ
| |::::::::::::::::ヽ
| |::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::f \::::::::}
| 『晋書』『張華伝』に曰く .|:::::::::::::| ゝ::::|
| |::::::::::::::ヽ ∨
| |ー:、::::::::::ヘ
| |::::::::::::::::::::::ヘ_
|_____________________ |:::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
\::::| |:::::::::ィ !{ ハ T tーr 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶、
` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----――― ' " ´
| | ヾN ゞソ ゞソ// 王濬個人による判断ではなく、
| | >:´|、 - ,|`:< .呉討伐を進める上での決定事項だったのだろう。
| | |::::::::| > イ |::::::::|
| | >-、\! !/::,-< それをうかがわせる記述がある
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::!
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
, ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::|
| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
〈:| |V }>、___..>!:::j::::::::::::::::|:::::|
|:!.|:\ ノ::L.. , __.!::::!::::::::::::::::!:::::|
|:!.|::::::`ー':::/ / |::::|:::::::::::::::::!:::::!
|:|_!:::::::::::::::/ / |:::::!::::::::::::::::|::::::|
|::::::::::::::::::/ / .!:::::!::::::::::::::::|::::::l
|::::::::::::::::/ / !:::::|::::::::::::::::|:::::::!
!:::::::::::/ / |::::::|::::::::::::::::|::::::::!
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ.
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ、
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/
Ⅵヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ 張華は呉討伐に当たり、運漕を計算し、朝廷の作戦を決定したと
\ヽ、 _ , イ!::/
/ ヽ{ ト、ヽ l:′
∧\ マ三ソ| \
./: : \\ ヾ-〃 _ !______
i: : : :::\::\i../ /
〃 .:: ..: ! lヽ ヽ... ヽ:::.::.
.,' ..〃..:::: } .::i .:l }ハ :ヽ::::. :::::ヾ:::::ヽ
l .::://.::;:' , 〃../〃::/ i:l ',.:i',ヽ:::. :::::',:',::ヽ',
l .::///:///::://::::/ il i_Li_ヽ:::::::::l:::l::::i::!
.| ::/:::'ノノナ フサフ` / イ /」_ぃ::::::::l:::l::::| i
.|,彳/:::::ノイメi" ___ チ´::7` ! ::::::i:::l::::| i
.〃| ::l::::〃(ヤ"i:ッ===ミ i、:::ゎ l::::::::lリiヾ乂
(( | ::|::〃::::ヾ、i::i ヾ-" ,ハ::::;;;;l li 乂、
運漕という言葉は、水路で物資を運ぶ事を指すわ ` | ::レ i:::::::::::i::i .::::::::. ' :::::::::.,':::i::::',:l_X'' `ー
| :::.: i::::::::::::i::iヽ `ー' _ ,ィ:i::::i:: :::,i ヾー
| ::: i :::::__」i:::! ` , ,( ヽ l::!::::ヽ::ヾ
! :::. _ノ-'´ノl i::::!`ー、__トえ:::::::\\___::::::::心ヽ
ノマヾ、、 ヽヽ::::! 瓜 (`rー-l"rz, ヽ::::',:::::',
/ '⌒ヽ、 ヽヾ、_ノシヽ、_/乙女 `ー‐ k´/ ヽ、:',:::::',
| \\ ̄ >'´,-只-、`コ. l i | rヘ ハ:',::::::ヽ
| ,- 、 \\ ヽー'/ ハ 〈 く l !'-'`|ヾャ }っ:,:::::ヽ
_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.` ここで問題にしたいのは、
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 張華は何のために運漕を計算したのかという点。
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ 運漕を計算したからには、
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l .兵糧を送らなければならない相手が存在するからだ
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ.
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ、
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/
Ⅵヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ とはいえ、呉討伐に参加した諸軍団の中で、
\ヽ、 _ , イ!::/ 王渾率いる揚州軍団は管轄下に軍屯をいくつも保有している。
/ ヽ{ ト、ヽ l:′
∧\ マ三ソ| \ わざわざ兵糧を送る必要があったとは考え難い
./: : \\ ヾ-〃 _ !______
i: : : :::\::\i../ /
/::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
,'::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::_::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
i::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::/,._ ``'‐.、::::::::::::::::::::::::::::::/
. V::::::::::::::::::::::::i:::::::/ ii ``' ヽ、:::::::f ´`ヽ:::::::/
. \:::::::::i`' <iヽ/ ノi _, V::::i´/ i::/
` . iへ、_ /ノ-=ニタ V::::i /:/
ヽィ'´:.:.:.ヽ ´ ` ' ‐ ' ´ i::::i_/:/
魏末以来、屯田制は廃止の方向に向かっているが、 i:.:.:.:.:.:.:.:| i:::::i i
廃止されたのは民屯で、国境地帯には軍屯が残っている。 '、:.:.:.:.:.: | ,ィ===‐' i:::::i |
. ゙ヽ‐‐ 'i_ _,、 〃 ,、-‐ ,'::::::i. i
その軍屯が盛んなのが我が揚州というわけだ。 、`ヽi`ヾ' _,.-‐'´ ,'::::::,' ',
`'" \ ≠" ,'::::::,' 人.、
よその州に兵糧を融通してもらう必要などない ', ___,/::::::/ / /:::ゝ、
i:::´:::::::::::::::::::::::::/./ ./::::::::::::i:``
i::::::::::::::::::::::::::::::/´ /::::::::::::::::i:::::
, ィ:: ̄7i ̄ ̄ィ ̄ ,.':::::::::::::::::::i:::::
. ,...:<::::::::::::::/,.へ´ ,.:':::::::::::::::::::::::i::::
. ,..<:::::::::::::::::::::::::://::::::::ヘ ,.'::::::::::::::::::::::::::::i::::
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ.
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ、
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/
Ⅵヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ また、杜預率いる荊州軍団の場合も、
\ヽ、 _ , イ!::/ .『晋書』によれば、羊祜在世時から十年分の兵糧が蓄積されていた。
/ ヽ{ ト、ヽ l:′
∧\ マ三ソ| \ こちらも他の州から兵糧を融通してもらう必要があったとは思えない
./: : \\ ヾ-〃 _ !______
i: : : :::\::\i../ /
/ ̄ ̄\
_,ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人___) |
'、 |
まあ、そうなりますね。 | |
| , /_.{
しかし、晋軍の兵站事情ですか。 .`ァニニ<//〉、__ __
,./ /\ / : : : : : : > : :\
張華殿が動かしている兵糧の出所なども _/ /|イ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶
合わせて考えると面白いかもしれませんね /. : : : :| ./`Y / : : : 」: : : /: : : : : : : : }
,´ : :/: : : :| i::::::|/ : :/: : : /: : : : : : : : :|
{ : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : : : : : : : : : ,'
/ : :,' : : : : : |::::/ : : : : : r---く´ニ\: ヽ:ノ
、'ーr,_| : : : : : :|:/ : : : : :_/二ヽ V: : : : ` :´
/ :./ ̄>< :./ : : : : :/ 二 ヽ_」┘: : : ∨}
/ : : :ム / : : : : ̄ ̄ ̄ ̄~゙''-ゝ.」: : : : : ∨ :}
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ.
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ、
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/ 徐州の司馬伷と豫州の王戎の軍団も、
Ⅵヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ 兵力及び作戦行動が小規模な事から、いずれも大量の兵糧は必要なかっただろう
\ヽ、 _ , イ!::/
/ ヽ{ ト、ヽ l:′
∧\ マ三ソ| \
./: : \\ ヾ-〃 _ !______
i: : : :::\::\i../ / ∠≧=-、 -―- -=≦\
ノ//////>―――<'////\
/////> ´ _/\ `ヽ//∧
./////,!´ ィー/: /: : : :`ーヘ几∨'∧
|/////| /.:/:|: : |: :|: : : : | |: : : ゚。ぃ//ハ
|/////|: : :/: :|: ;イ: :|: : : : | |:|: |: :.|: ∨/,|
j/////|: 斗: 7又「:/i!: : :/「ルi: ト: :|:|: トv',!
豫州は農地がまともに機能すれば、 //////j: : ハ/笊ミく八: :.|,ィ芥Y|: :.|:|: |小|
天下随一の穀倉地帯と言ってもいいんだ。 />i: :T: :|: :!|仆イ::::} ヽ{fイリノj|: :.|ハ//jイ
/: /|: :ハ:.:|: :!| 乂tツ ヒン /j!: :.|: :|\'|
呉討伐が始まったって事は、 . . :_´:_;イ:∧:小 |:.从 -=イ: : ;ム: ト、: \
杜預将軍の農地再建が上手くいったって事。 .// ///从: :.\N\ト:≧=- ヤ::ア /: : r‐<\\: \
(: ( //////>―=ニミ、: :ヽ> _ r<: : :/「二 } ヽ: :.}
むしろ兵糧は余ってただろうね .` \///////// ̄ ̄ \: :)¨Y´{ {.:/ 〔_┐ { }从
//////,'/ j/!ニロニ!从 ∧ マ!
./////,< </ ト、 //介ー ' {
{///////>、 ∧V> .、 //くく0 ,.イ
_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ 以上のように消去法で考えると、
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.` .やはり、作戦上最も兵糧を必要としたのは王濬軍だ。
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ .張華が運漕の対象としたのは
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ 王濬軍と考えるのが自然だろう。
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、 次のような光景が繰り広げられていたのかもしれない
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
【紀元279年冬 晋首都 洛陽】
__
/ /|
/| | | | | (三三l/l __ __ __ __
──── " | | | | | (三三l/ // /| / / /|
. | | | | | | (三三l(三三l(三三l/ll/l(三三l(三三l/l
___. | | __ __ __ (三三l(三三l(三三l/ll/l(三三l(三三l/l
゙ /| | / /|/ /|/ /| (三三l(三三l(三三l/ll/l(三三l(三三l/l__
─‐' ゙| __三三l/l(三三l/l(三三l/l (三三l(三三l(三三l/ll/l(三三l(三三l/ /|
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| |(三三l/ // /|/l(三三l/l (三三l/l(三三l/l(三三l/(三三l(三三l/l(三三l/l
| |(三三l(三三l(三三l/ll/l(三三l/l (三三l/l(三三l/l(三三l/(三三l(三三l/l(三三l/l
| |(三三l(三三l(三三l/ll/l(三三l/l (三三l/l(三三l/l(三三l/(三三l(三三l/l(三三l/l
| |(三三l(三三l(三三l/ll/ (三三l/ (三三l/l(三三l/l(三三l/(三三l(三三l/l(三三l/l
| |(三三l(三三l(三三l/l (三三l/l(三三l/l(三三l/(三三l(三三l/l(三三l/
| |(三三l(三三l(三三l/l (三三l/l(三三l/l(三三l/(三三l(三三l/
| |(三三l(三三l(三三l/l (三三l/(三三l/ (三三l/
| |(三三l(三三l(三三l/
__
, ‐ ´ `ヽ
/..:/.:/ .;イ :. :.丶.:.: \
〃:.:./ .:./:.:/小:.: ',:.:.ヽ:.:.:. ',
l:{.:./ .:./':__j:! l ヽ_:.ヽ:.:.\:.:.!
i:}:ハ .:7ィ=ミj:ハ >=ミヽ:.:ヘヾ、
余っている豫州の兵糧を益州水軍の兵糧に当てましょう。 、_メ!.:i.:.ハ r'_;j r'_;j ∧:.:}:.fヾ
乂;イ.:.∧ /イ V:.:.| リ
これを汝南郡から新野まで陸路で運んで、 ._/ j/_:ノ:.介 .、 `´ ,.イ:.l:|:..|:.:.:.!
新野から江陵までは水路で船を使って運ぶと。 ´/:.:,':.:.:j:|:ノーf夭‐ヘ :j:|:.:l:.:.:.:!
/.:.;ィ7´l:|\/ムヘ/`l:| `ヽ.:.:i
けど、一度に /.:/i // !| に不こ) !|l /!:.:.i
建業までの兵糧を人数分輸送するのは大変だから…… /.:/| ヽl l !|/〈/ i| ヽ」 !| !./│:.:.i
./.:/: | | | !l: i|: \!l│ |:.:.: ',ヽ
/.:/.:.:;'! | レ'l:! c.i|: }l:トj /!:.:.:.. ヽ\
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´ `ヽ、
/ \ヽ\
, ' \.、ハ
. ,′ / .八!\ト、斗匕 ̄ヽ、 \\
l l | {.ト、\ \ ,ィ斗ェ=ミァ 、_ヾ: . ハ ヽ
.| ! || .ィT弋, \ ゙Vュ:::::;Y´り: ハ :.リ )
汝南郡の南の弋陽郡に残りの兵糧を集めておいて、 !.! |l i| `辷ツ !Y. ; :jノ
これを江夏郡に輸送して、後は水路で武昌まで運ぶ。 .l ハ 、 : :小 /⌒ :::: ノ:.ハ: : ; :\
. 乂 ハハ. : :l;ヘ、::: `- ' /V: :ハ : ; : : \
弋陽郡と江夏郡の間では交易が盛んと聞くし、 . ノ ノノ}: :リ : i:`::ー―、‐', ィ´⌒V:廴.; :ヾ: :\
. /イ: : : ィT!  ̄く≫|i }≪/ ll.| 〉 : : '.,
. ,!: /´ V《 l二ニ{_}ニコ ll | / }\: :ハ
,′{ \ V《 |_/ |\_| 》/ / .|: : .:, :ハ
,′:.| YV《 // | V 》/ ! !\:ハ: ハ
○宛 ○安城
【汝南郡】 ,.----'
○新息 _/
`ー――、__/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
○新野 ○弋陽
【弋陽郡】
 ̄○} i ∧∧ ∧∧∧∧∧∧
襄陽`} `ヽ ∧∧∧∧∧
} 'ー, ∧∧∧
} 南新市ヽ_,_ 【江夏郡】 ∧∧∧
|○石城 .○ ヽ○安陸 ∧∧
.|__ 石陽○ `ー-, ∧
.長坂○ | _____>-―‐、 ∧
○当陽 ヽ_ | ○| ○\_
.  ̄ ̄ヽ_ノ 夏口| 武昌 . ̄|
___/ ヽ
. ̄7 'ー-、
-― -―‐_ ○江陵 /
. ○楽郷__) _,.__ _r‐'○陸口
○'ー'´ ̄ | /
公安 `ヽ r'
>'○巴丘
.:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.、
/:.:.:.:.:.:.:.:彳:.:彡イ:.:.:.:/:.:从
/:.:.:.{:.:.:.:/:/:./ノ:.:/:ィ'刈':イ:.}ヾ
そうなると問題は、 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゝ:.:/wゞ {..:{: 八 }
現地で兵糧輸送を取り仕切る責任者の人選か。 _ /:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.{:./ _ ノ:./乂ノ
/ - ニ ― -/:./:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:从:{ゝぅ´- '
新野~江陵間の輸送は、 乂 __>:.':.:./:.:.:.:./:.:.:/:.:.:.:. { ̄7-'.....、
〃´⌒-ァ :.:.:.:.:.:.: /:.:/:.:.:/:.: /. }: :{.....,...........,ノ⌒ヽ
まさか嫌とは言わないはず…… .-=彡 _ -:.:.:.:._ =- ノ:.:.:./:.:.:/:.:.:/.....{:八./........./
(:.:r  ̄ _...-=彡:.:.:.:.:.: ノ : :/____.{:.:.:.:\..../.}
ヾ /:.r― >:.:.:.:.:.:.:.: /.../.....\:.:.:.:.\..{
___,ノ }:.:.:.:) ('  ̄ ̄ ハ.イ........./..\:.:.:.:.\
 ̄ ):从. \ ,....{.........../........ ≧=- :.)
ー=彡' ,../=-../.........../...{.....}(
○宛 ○安城
【汝南郡】 ,.----'
○新息 _/
`ー――、__/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
○新野 ○弋陽
【弋陽郡】
 ̄○} i ∧∧ ∧∧∧∧∧∧
襄陽`} `ヽ ∧∧∧∧∧
} 'ー, ∧∧∧
} 南新市ヽ_,_ 【江夏郡】 ∧∧∧
|○石城 .○ ヽ○安陸 ∧∧
.|__ 石陽○ `ー-, ∧
.長坂○ | _____>-―‐、 ∧
○当陽 ヽ_ | ○| ○\_
.  ̄ ̄ヽ_ノ 夏口| 武昌 . ̄|
___/ ヽ
. ̄7 'ー-、
-― -―‐_ ○江陵 /
. ○楽郷__) _,.__ _r‐'○陸口
○'ー'´ ̄ | /
公安 `ヽ r'
>'○巴丘
--
.:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.、
/:.:.:.:.:.:.:.:彳:.:彡イ:.:.:.:/:.:从
/:.:.:.{:.:.:.:/:/:./ノ:.:/:ィ'刈':イ:.}ヾ
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゝ:.:/wゞ {..:{: 八 }
弋陽~武昌間の兵糧輸送は…… ._ /:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.{:./ _ ノ:./乂ノ
/ - ニ ― -/:./:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:从:{ゝぅ´- '
王戎殿の所は余裕ないでしょうし、 乂 __>:.':.:./:.:.:.:./:.:.:/:.:.:.:. { ̄7-'.....、
任せられそうな相手がいないわね。 .-='<:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ :.:.:.:. /:.:.:/:.: /}: :{......{...........}___
〃´⌒-ァ :.:.:.:.:.:.: /:.:/:.:.:/:.: /. }: :{.....,...........,ノ⌒ヽ
やっぱり誰かを汝南郡の太守にして、 -=彡 _ -:.:.:.:._ =- ノ:.:.:./:.:.:/:.:.:/.....{:八./........./
兵糧輸送の監督してもらうのが一番なんだけど…… (:.:r  ̄ _...-=彡:.:.:.:.:.: ノ : :/____.{:.:.:.:\..../.}
ヾ /:.r― >:.:.:.:.:.:.:.: /.../.....\:.:.:.:.\..{
___,ノ }:.:.:.:) ('  ̄ ̄ ハ.イ........./..\:.:.:.:.\
 ̄ ):从. \ ,....{.........../........ ≧=- :.)
ー=彡' ,../=-../.........../...{.....}(
---
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
,.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
. /:.:.:.:/:.:.:.:{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:._
':.:.:.:.:{:.:.{:.:.{:.:. -----}:.:、:.\=ヽ
i:.:.:.:才笊:.Ⅳ{\:.:}:.:.}:.:.:}、_:.:.:ヽ
|:.:.:.:.:Ⅳ{__ヽヽ xぅ示7:.}:.:.:| ̄)ノ
|:.:.:.:.爪うヅ `"´ }: }:.:.:|  ̄
|ハ:.:.:圦"" ' "" .イ: }:.:.:|
{ }ヽ: 个 。. ニ イヽ: :}__ |
}: :}: :{ィf' _{ ノ }: } /..\
. i:} ''}: :{ v'/ノヽ./}: }'...../} 相応の格と実力を持った人材で、
从. }: :{ } ´rノ .}: }/......| あたしの意を受けて動いてくれる人なんていないのよね。
. /:.:ハ }: :{ _{_ 八 .}: }./...... }
. /:.:/} }乂{..} ̄ミヽ..... ヽ}ノ..........∧ .こればっかりは羊公のようにはいかないわ
. /:.:/ ,: }......./.............\.... /...........':.:.:.:、
. /:.:/ /:.:.:,.../................../.../.........../:.:.:.:.: \
/:.:/ /:.:.:.:.v................. /.ノ............/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
{:.:.{ {:.:.:.:.:.:}................/ {............../:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.ヽ:.\
):.:.}ノ:.:.:.:.: 乂........ノ.....}...........∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\\:.:、
r.:.:. ̄:.:.:人:.:.:./...... ̄.... /........../.........、:.:.:.:.:.:八:.:.:\):.)
( r-=彡へイ/:i:i:i:i≧=-ァ................./______):{ (:.:ハ:.:)
_斗r≦⌒Y:i{:i:i:i/:i:i:i:i:/- ' ̄ \../:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:{:.{:i\ r-_彡'__
ノ。r≦ニニ ゝ<:/:i:i斗ゝ_{ 、. 、 ∠):i:i:i:i:i:i-=ミ:i:i:i斗=彡'ヽ ニニ=.≧、
{ニニニニニニニYニニニニ7≦ニニ==- -=ニニニニニニ}ニニニニヽ
`¨¨´ \ニニ'ニニニ/ニニニ≦ニニニニニニニ=-… -=ニニシ
\ニニニニ{ニニニニニニニニ=- ¨
\ニニニ.{ニニニニニ=- ¨
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, ‐ ´  ̄ ̄ `ヽ、
/ 、 、 \
,.'./ .:/ ;小:.. ヽ:. :\:.:.ヽ
. //:.:.:.:/.:./:. ./ i ヾ:.:.丶:. ...ヾ:ー'、
//,':.:... :.:厶:./- ヽ 弋:.‐\:.:.:. 丶:\
! |:l:j:.:.:´/ ィ天t、 ィ天女、-、:.. ヘ、:.ヽ
! | :.!.:.:.:ハ´ち;;;j ち;;;;j !K }ヽ:.、.! ヽ!
一度、陛下に相談してみましょうか ヽヾj:.ノ小 ` ' ´ ハイ: |`リ ノ
、_ノイ:..:.:リ;:ゝ-‐っ ー- イ:.l::|:. i |
/´/:.:/ ‐<>.、 _., .イ_.l:.:l::|:. i |
/_/∠ ァ┐l !ノーソノl  ̄ ヽ、」::|:. .:i:ハ
, ./´ `∨イしリ / ハ / ヽ ̄`ヽハ
/ |====、∧/ >‐/{ヽ‐‐< l l ヽ r/7-、_
, ' / / / 7〃 {{ヾ〉\ |/ ̄ | 厂し' / /┐
. / / / / {{. \ | | ,/=(_/_/_,人
| / / イ o. {{ \| l/ 'ヾ、/
__ _
. : : ´: : : : : : : : : : : .
/: : : : : : : : : : : : : : : : :\
/: /: : : : : : : ハ: : : :丶: : : : : .,
/:/: : : : : : l: : /l{ ヽ.: :{: :.\: : : :′
/:///: :j :/l: / { \l\: :\: : :'
j:ハ: :/: :__;/斗f'′ 丶ー_、」_l_: : :'ト |
{ 厶': : : :灯f心. イ汀心 ハ: :|i :|\
_乂i:l: : : : } V)ツ V)ツ/ 八|i :| ) 陛下。
八:/: :八 .:.:.:.: ' .:.:.:.:./f'′jノ: |
_/ /: :/; :个 . 丶 ,.イ.:l: : : : : :| 実はかくかくじかじかでして……
_厶イ: : : |: :rく≧-≦゚┐! :|: : : : : :.
/: /: : :rl:|爪 f{ f{ 爪l:|、:_: : : : . 陛下のお力をお借りできないでしょうか?
. /: 厶-‐八l >'宍'<⌒^l:|\ `ヽ: :.
/: :f{ / | く/:介:\ > l:| } /}: |
/ : /| \' :| /レ lレヘ :{ ; / ;.:|
/ : //| ; :|/ l| ゚. .; f |: :.
/ : //: | i| , |. l| 丶 l l |: : \=‐- ミ
_,-、
_!´ Yー、
>-tz._ノイ斗-ミ
//, ' ゝ、{`ヽ 〉
何を水臭い事を言っているのかしら? ,イi //⌒/ // トz_ノ´
〃rソ●' / /⌒i ハ __!、
呉討伐はヒナの考えで決めた事よ ヾそ!''' __ ●'.! ! ゝ'ハ \
`人 i_.ノ ''' rソ、 彡}イj
>z- ジ_ミ≧彡'ノ'´
( <介>'´ )
rv、f」___|「,. -─`∠ヽ!-ノ-┐ /
 ̄ , イア  ̄` <こ) /
>、__∠フ / `丶、 .|
/ / / / / ヽl
| | | /l /.| / | \
.,イ |! | | | | | | / i ヽ
/ハj |, -┼ゝiト、l∧ / // ',ゝ ヒナと張華は一心同体。
V|f ゝ>.」 \」 _ ヽ / // l | |
-亠<_ / ,.ィ==ミ、 |/フフV / / /|/ .君臣合体と言っても過言ではないの。
===ミ、`ヽ、 _ 〃ハノ //ノ
\∠_≧>' _ , `ヾ∠ィZ/ヽ .とにかく連舫に乗った気分でいればいいわ
\ `ヽ! { ` ァ /-亠‐┐ \
l\ 丶__ ノ /r‐┬-ァ -‐'\
!>─ 、 _,. ∠_f二ニニ],. -‐'了ゝ
| i⌒ヽャァ=ニ─‐、 Z≦____/ /: 、 、 `ヽ
| | >LK´ ̄ `ヽ\ゝ ヽ ゝ , ': : . \ ヽ : : \
,': : : :, . . , イ: . ', ', ヽ丶ヽ: : : : :ヽ
; : : : ;': ; ; i : i l; : : :'; : '; : : : `ヽ`ー:-:、ト、__
,' ;': : /: ; i:i| : i !:lヽ: : '; : :: ;: : :、: \:ヽ`ー、`
l ; : :,': :l: i|-!‐l-',i ヽ、ヽx‐:-;--:、 :`ヽ: ヾヽ!
i i : ;i: : :イ ,r≠ミ、', r≠ミレト- 、: ハ: ハ
!ハ : !: : ハ〈Vi: ハ ` V、:::ハソ |ソ/ ヽ!:ソ
ヽ!: ヽ : ハ弋zン 弋zン j lノ: : : ハ
勿体無い御言葉です Yノヽ: Yハ´xxx ' xxxイ| |: : : : : :ハ
ノ メ Y l:!:ゝ ー ' イ: :.| | : l: : : : :ハ
´ T: : :`jノ:l|: |: : >, く´ ト,: : :! |: : i: : : : :ハ
l: i :ノ : j: :i:ィノ ̄ハ イ ̄ 〉`!:|‐,--: : : : :ハ
j: l: :i:r ノ _ ィノイ ト!jノヽ〉ミ、 l:|/ `ヽ: :',ハ
イ: j: i/ /, 7rー‐、オ,'⌒`ヽ、ヽ!| イハ : ',:ヽ
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 司馬炎は呉討伐を進めるに当たり、張華と心中する気でいたらしい。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 「此度の事は私の考えで行った事、張華は私と同じである」
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 皇帝が全くぶれなければ、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 最早何人たりとも呉討伐は止められない
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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,' .:/ .::::/ ,' :,' .::iハ . ヽ:::: :::ヽ:::::. ヘ
i .:/ ::/ / ::/!: .::,' | |∨:|ヘ:::: : :::ヘ:::::::ハ
| .:,' / .:/ ::/,' :::/ |:.! |:.:| |∨::::::::∧::::::i、
| .::i:./ .:::,イ ::_/:::/ リ !斗f‐-、::::::::::ハ::::| !
|/:|/ :/,ィ"´/:`` / |/'_」」. i:`: :::::::|::::| |
,ィ| / ::::::/i,.>''"アiヽ /´::::}`.|:::::::::::::l::::| |
さあ、これで後は細かい所を詰めるだけね。 / | ,'::::/{ rT{::::::::::r ! {:::::rリ ∥:: :::::/ト、ハ|
{ | {::/::::::ヽ|:|乂、_,ノリ ヾ之' ,'|::::::::,'. | 乂
輸送路の選定に輜重隊の確保…… .ヽ | |,' |::::|::::|`ト! ''' "´ 、 ,,,,, ハ|::::.::i ! `''ー‐
i |::::|::::l::::|ト、""゛ /:::|:::::::| ヽ
決定した計画を ハ:: l: ::|::::|::::iハ \ ` ´ .イ:|!:::ハ:::::|
新任の汝南郡太守にすぐ渡せるようにしなきゃ ∧: !::::i:,.-、「|∧ > 、 _,. <:i::|:::|:::::.ヘ:::ヘ
/::::: _厶イ ./ |:.:.|` ー-L>、:::::::|::|:::|:::::::::.`iー\
. />< \ ヘ. i:.:.i ,'!ハ| `<ュ」::|::::::::.:.∧ `ー
. ,イ-― 、` 、\ ヽ|,イ /_||__〉 ハ`ヽ :::::.:.:.∧
|┃
|┃ /ニYニヽ
|┃ ガラッ /( ゚ )( ゚ )ヽ
|┃ 三 /::::⌒`´⌒::::\
|┃ | ,-)___(-、|
|┃ . | l |-┬-| l | 御主人ッ!
|┃ \ `ー'´ /
|┃ / `ヽ. 今、朝廷から汝南郡太守に任じられたって方が来たっていう!!
|┃ 三 ./ \
,⊆ニ´⌒ ̄ ̄ " y r、 ヽ
⊂二、 ,ノ──-‐'´ | | l" |
|┠ ' | l/'⌒ヾ
|┃三 | |ヾ___ソ
, ‐ ´  ̄ ̄ `ヽ、
/ 、 、 \
,.'./ .:/ ;小:.. ヽ:. :\:.:.ヽ
. //:.:.:.:/.:./:. ./ i ヾ:.:.丶:. ...ヾ:ー'、
//,':.:... :.:厶:./- ヽ 弋:.‐\:.:.:. 丶:\
! |:l:j:.:.:´/ ィ天t、 ィ天女、-、:.. ヘ、:.ヽ
! | :.!.:.:.:ハ´ち;;;j ち;;;;j !K }ヽ:.、.! ヽ!
随分早いわね。 ヽヾj:.ノ小 `::::. ' ::::´ ハイ: |`リ ノ
、_ノイ:..:.:リ;:ゝ-‐っ ー- イ:.l::|:. i |
いったい誰が来たのかしら? /´/:.:/ ‐<>.、 _., .イ_.l:.:l::|:. i |
/_/∠ ァ┐l !ノーソノl  ̄ ヽ、」::|:. .:i:ハ
, ./´ `∨イしリ / ハ / ヽ ̄`ヽハ
/ |====、∧/ >‐/{ヽ‐‐< l l ヽ r/7-、_
, ' / / / 7〃 {{ヾ〉\ |/ ̄ | 厂し' / /┐
. / / / / {{. \ | | ,/=(_/_/_,人
| / / イ o. {{ \| l/ 'ヾ、/
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 呉討伐における張華の功績は非常に大きい。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 都において一人あくまでも討伐を主張し、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 杜預が尚書時代に残した財産を流用したとはいえ、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 一人で張良と蕭何の役割を果たしたと言って良いだろう
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| …………ッ!!? |
ヽ_____________乂
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 張華の人生と事績を振り返るに、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元280年2月 呉 荊州 江陵】
∫ι__________ ./丁了
ヾー─ー─ー──ー──ー──ー─ー,ィ
||; |; |i |; |; |; |i |; |; |; |i | ||
||i |; |; |; |i |; |; |; |i |; |; | ||
弋┼i‐‐l!‐i!‐‐i──i‐‐l─i‐ l‐ l‐il┼‐ フ
弋ェェt┼┬┌───────┐ ,‐i┼t'ェ,ィフ
| ̄ ̄|| | ̄ ̄|i | ̄ ̄|| | ̄ ̄|l
|| ̄ ̄| ̄ ̄l ̄ ̄| ̄ ̄! ̄ ̄| ̄ ̄| ̄||
l| ̄| ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ ̄l ̄ ̄|γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| ̄ ̄|i | ̄ ̄|l | ̄ ̄|| || ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ | ところで前から聞きたかったのですが…… .|
 ̄| ̄`~|i ̄ ̄| ̄ ̄ ̄i ̄ ̄|゙ '' ̄i ̄ || ̄! ̄ ̄/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄.ヽ___________________乂
| ̄ ̄i ̄″| ̄ ̄|i  ̄ ̄| ̄ ̄i`~ ̄| ̄i| ̄ ̄| ̄|: : : : : : : : : : : : : : : | ̄ ̄| ̄|| ̄ ̄i ̄″| ̄ ̄|i ̄| ̄ ̄i ̄″| ̄ ̄|i ̄
| ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i ̄~ ̄| ̄;゙|i ̄ ̄l  ̄ ̄|| ̄| ̄ ̄|: : : : : : : : : : : : : : : | ̄i ̄ ̄|| ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i ̄~`| ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i ̄~`ll`l
l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″|  ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i、 ;|| ̄ ̄| ̄|: : : : : : : : : : : : : : : | ̄ ̄| ̄|l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″| ̄l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″| ̄
| ̄| ̄ ̄i| ̄ ̄| ̄  ̄i ̄`~| ̄ヾl; ̄ ̄l| ̄| ̄ ̄|: : : : : : : : : : : : : : : | ̄| ̄ ̄|| ̄| ̄ ̄i| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄| ̄ ̄i| ̄ ̄| ̄ ̄
l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″|  ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i、 ;|| ̄ ̄| ̄|: : : : : : : : : : : : : : : | ̄ ̄| ̄|l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″| ̄l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″| ̄
| ̄ ̄|i | ̄ ̄|l | ̄ ̄|| | ̄ ̄|i | ̄ ̄|l | ̄ ̄|| | ̄ ̄|i | ̄ ̄|l | ̄ ̄i | ̄ ̄|l
 ̄| ̄`~|i ̄ ̄| ̄ ̄ ̄i ̄ ̄|゙ '' ̄| ̄`~|i ̄ ̄| ̄ ̄ ̄i ̄ ̄|゙ '' ̄i  ̄| ̄`~|i ̄ ̄| ̄ ̄ ̄i ̄ ̄|゙ '' |i ̄ ̄| ̄ ̄i ̄ ̄| ̄
| ̄ ̄i ̄″| ̄ ̄|i  ̄ ̄| ̄ ̄i`~ ̄| ̄ ̄i。 ノ|i  ̄ ̄| ̄ ̄i`~ ̄ ̄i| ̄ ̄|i  ̄ ̄| ̄ ̄i`″| ̄ ̄|i  ̄ ̄`| ̄ ̄|
~~~~~~~~~~~~~~ゞ゚从人。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~。ο" ′oヽ゚ o。~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~~ ~ ~ ~
~~~~~~~~~~~~~~ゞ゚从人。~~~~~~~~~~~~~~
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~。ο" ′oヽ゚ o。~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 話を王濬軍の動向に戻したい
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ
| }
ヽ } 王濬将軍は我が父を御存知で?
ヽ、.,__ __ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::! /ィ,ィ r , , 、 ヽ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::| /,'´/ , ' / ,/ l i 、 、 丶 i!
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|::: , ',イ / /,' / イ l | i !. `、 i! i
/.//,.ク .// ,ク / ! ! i!l | li! i! l!
!/イ/ l //./ l / l i l! l | l! |! l
! ケ/イメ、i ,' | ,i! ハi! i! l! | l!
l l ト`i.、メ l ハ l l! |l l. ,'l! i l
! l lヽ!_;〉 `` 「`卞,ト| jl j ハ ヘ l!
ああ。 | l! ! , ‐‐iテュ 、 `! ./ L.i! ヽ l!
li l! ヽ 、_ ヽニ' '´/./ ! ノト、 ヽ l!
昔、河東郡の従事をしていた頃に、 l! ll l!丶 `ー- ,..j!/ ,'´l ヽ \ l!
一年だけ郡太守として赴任してきた事がある。 ! ll l! l.丶 --┬''"´ /'´ i! l. \ 丶 ト、
l! l! ハll \ヽ〕! / ノ.l i! \ 丶、ヽ
面白い男だったぞ .! i´ !| ∥ / //,,. ‐'"´ ! ヽ 丶、 ヽ \
l r〈 i!.!」L ,イ/フ /二三 | 丶 丶 ヽ
广、 ヽ`´ ィ'///// '´r‐ ヽ l 丶 丶、
〈 丶 ヽ i /'´rヘ/ ,' // i! l ヽ `丶
/ヽ_ヽ.」'´ / i lハ. | lト l ヽ ヽ
/ ̄ ̄\
/ \ \
.(●)(● ) u. |
(__人__) u |
.(`⌒ ´ | そ、そうですか。
{ |
{ u. / 御迷惑をおかけしていなければ良いのですが……
__\ /リ 厂`'‐- .._
/ : : :介ーz<__」// |: : : : : : :ヽ
| : : : : : /: | {::::} / `7: : : : : : : :│
| : : : 〈: :│ {::::l /. :/. : : : : : : : : |
// ㌢/ /l|| |l | / / ./ / |:| | :||゙. : | ∧
升㌢Ⅳ Ⅳl||\ |l | / .′/ / ∥/ :| |:| | :|| ゙. | |l | ゙、∧
㌢ll Ⅳ Ⅳ州 |l | | | /∥ ∥ l ゙ | | :|l : | |l | ゙、 ハ
llⅣ Ⅳ 州 |l | |_.」 l_||__ || | ゙ :| |l | | |l | l| l
|| / |l | | | 「|| ̄|| ト、 | ,゙ | / | | | |l | l| |
∥ / ,.L_|l 「  ̄ ¨ __― -- |_| l|__」 '| |l |ハ | |
………… . / .// ,.‐、|l ≪《てフテ7≠ミ、 __′ L」`iト |/| l| |
/ ./ { l ん|l | 乂:::::::::ソ ァァ=kzx./≧イ |  ̄  ̄
随分と親父殿への評価が低そうだな? / .八 ヽ |l |  ̄ {:::::::ノ イ /∥|| |
/ / l\ |l |  ̄´ / . 〃 || |
まあ、あれだけ ./ / // ` |l | ヽ _彡イ / | |
揉め事を起こしたからには無理もないか / / // |l l ____ /| | | | |
./ / // |l ト ` ー‐ ´ イl | | | | |
../ / // |l | ::> , < | | | | l| |
/ // ノ |l | : : : :::::>-< | | | | | | l| |
. / // / : : |l |: : : ::::::::/ | | | | | | |
/ ̄ ̄ \ -、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、
(=)(= )/ ´/ /)
(__人_) { , ' ´,/
'、`⌒ ´ V __, <´
| 〈´/::::Λ
| ヤ::::::::::::::Λ
`ュ`ー─ー V::::::::::::::Λ お恥ずかしい限りです
/ム _ , -./V::::::::::::::Λ、
_,. -/:/:::ハ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vヘ
//./.:::/:::l y .::::::/::::i::::::::::::::::::.∨}
i :::r :〈 ::::i::::::::レ .::::::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::ノ -┼┼-
i :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ
| :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ,. -―‐ 、
´ ` ..
/ / 丶
| | l l| | \
. / | | l l| | |', ', ∨\
/ /| | l l| | | ', ', ∨ \
| |」`ト」、l」}ハ 」ヽ〉
ただな。 / l_/ | | ,:==、 八
. /Y´- `:| | " `{ ;
これだけは覚えておけ。 / 人ヽ:l | |:::::__ 〉 ;
////>‐ | l {^ ∧ :.
人を抜擢するのも才の内と言うが、 ≧s/ | | ヽ /_', :.
お前の親父殿には確かに才があった 三三≧o_| |>‐'三三: 、
三三三三三≧=-ニニ/ `、 `、
≧o。三三ニ/Ⅵイ三ニ=`、 `
三三三ニ≧∧ Ⅵ三三三:i、 `、
三三三三三∧ Ⅵ三三三ム `、
三三三三三=∧ Ⅵ三三三}\ \
/ ̄ ̄ \
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人_) |
'、`⌒ ´ U |
| |
| {
ヽr`ー- -=´ i、 ?
__,. <.ムヽ 、、____/ヽ__
_, 、<¨ : : : : :l : :.ヽ ∧::〈ヽi :、ヽ、
/ : : : : : : : : : : :|_ : :∨ |:;Λ | : :、 : >、
. i : : : : : : : :| : : : : : : \ : :.∧ |:::::| | : :ヽ : : : :,i
. i : : : : : : : :! : : : : : : : : \ : :ヽ|:::::|| : :/ : : : :i :|
/: : : : : : : : :| : : : : : : : : : : :\ : '.,:::| : /: : : : :| :i ,〃 // イ il |l l ' 、ゝ ヽヽ丶ヽ iト ! | ヽ
, ',' イ i || | l || ! | `、、ヽ ' ヽヽ _ .ムヽ }, ! i ヽ
,' i l.| { ll l ! |! l l ヾ 丶 `>ヾ 丶- 丶l !、i !
/ | ! ! l !∥ | l Lム L._ ヽ `'´, , ,-‐ュ-、.| ト,ヾ ヽ
/ │ ' l ! l L_」'´ ,. ‐ュ-ャ、 / ヒ' さリ / l. ! /l ヽ
,′ レ' | ト∥ lトャく 弋こハ} ー─'" ! |イ ! ヽ
. { | l l !iヽ ー一´ 、 ,!. | i l
司隷校尉の劉毅は知っているだろう? ! j| l | |、 ヽ _, ,イ! !. ! l
/|| ! | ∥ `i丶、 `  ̄ ,ィ !| | l !
/ ,!| .l i |l ! |i丶 ,. ' ! l| | | i
/ i ! l l || | l} !`iト . _, 彡 _, ヘ. i| l |! |
/ l.| ! | || ∥ || | ! |>不ヽ< ∨ !-─=二コ
〃 l.|i │ !i .|l ||_」」ィ ,イ ハヾ 丶 / / }
,'/ i || l | r' ¨¨ ´ i ヽ' i ! l iヽ'" ,' / ノ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、|:.:.:.:.:.:.:.ヘ:.:.:.:.:.:.:.ヽ
. /:.:.:./:/:.:.:.:.:.:.:.`丶、:\|:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:',
/:.:.:./:.:|l:.:.:.::::|:.:ト、:.:.:.:\|:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
. /:.:.:.:.l/z|l:.:.:.::::|i:.l \/|:.:.l:.:.:.:.:.:.|:.:.:i:.:.:.:.:.:.:',
' :.:.:.:.:トハl:{:.:.:::|i:.l,. -‐ \|:.:.l:.:.:.:.:.:.|:.:.:、:.:.:.:.:.:.:.', 王濬。
l:.:.:.:.:l:.|/-.从:.::/jノ!,. - |_:.l:.:.:.:.:.:.|、:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.',
l:.:.:.:.i|:.| ヽYi/ リ ,.ィテ乏|:.:i〉`:.:.:.:.|^ヽ :.:.ヽ:.:.:.:.:', 新入りじゃ
l:.:.:.:.i|:.|ヽォ〒t tzクl:.:.l:.:.:.:.:.:.:.!ンi } \:.\:.:.:',
l:.:.:.:.i|:.! ハ ヒリ ´ '''l:.:l:.:.:.:.:.:./)' ソ.:.:.:.:. ̄:.:.l:.:',
l:.:.:.:.i|:.l::::::', ''' 、 l:./:.:.:.:.:.:/- ' ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:l\! __r‐/ : : : : : : : : : : : : : : :`: : `'く⌒L
l:.:.:.:.i|:.:l::::::ヽ t.、 〃:.:.:.:.:.:/l::::::::::::ヽ:.:.:.:.:.:.:.l {:::::/、/: : /⌒ : : / : く: : : : : :\∧::::ノ
ヽ:.:.:.:ヽl::::::::::> 、 __/:.:.:.:.:.:./-|::l:|:::::::::l、:.:.:|`丶 ∧/∨: : : : : :/ミ∨:/彡ヘ : : : : : ∨Vヘ
ヽl:.:.:.:lハ::::/!::|:/三三三≧z、i:i:i:|:ハ|\:l \l |: |∨: : : : : :/⌒゙¨^¨゙´ ̄`|: : : : : : : Ⅵ: : .
jハ:.:.l V ル'/.三三三三三|≧z、ユ 、 \ |: i/.: : : :|: :/ |:/|∧: : : : |: : |
|: : : : : :│¬ト イ厂| |: : : :| :| : :|
魏 河東郡太守 杜恕 |: | : : : 八|斗=ミ ィニ=ミ |.: : : | :| : :|
|: | :| : : l〃 r'゚iハ r'゚iハ 》: : :/|/: : :|
|: :V\八ヽ弋.ソ , 弋.ソ 厶イ| : : : :│ n
|: : : :人 ゝ:::::: _ ::::::,_ノ゙| : : : :│ | | /゙}
劉毅、字を仲雄。 |: : : : : :トーヘ t _ツ .イ リ : : : :│ |│ ' /
|: : : : : :| 个: . _ _ イ! / : : :/ : | │{/,/
今は平陽在住だけど、本籍は青州の東萊郡。 ; : : : : :リ (⌒}  ̄ {⌒) / : : :/ : : レ'⌒V゙`}__
/.: : : : :/ _,.ィブ _7゙⌒7 : : :/>r7 `て_ノ ノ
漢の城陽景王劉章の末裔よ /.: : : : :厶,r<「 |{¬ '´/ / : : :/ / {{、__,、└ァ'′
|: : : : : :| | {{ マニニニ7 / : : :/ {{ 从 ア´〉
|: : : : l: | ∧ \ † /__,/|: : : :| \∧/ /
|: : : :人| | (\ニ二二∨ー一く|: : : :| _r冖ト--ヘ_/
γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| 奴を最初に抜擢したのはあいつだよ |
ヽ_________________乂
【紀元280年2月 呉 荊州 江陵】
/ ̄ ̄\
/ \ \
.(●)(● ) u. |
(__人__) u |
.(`⌒ ´ | 初耳です。
{ |
{ u. / .こう言っては何ですが近寄り難い方ですし
__\ /リ 厂`'‐- .._
/ : : :介ーz<__」// |: : : : : : :ヽ
| : : : : : /: | {::::} / `7: : : : : : : :│
. /〃 l 爪 ヽ ヾ 、 ヽ ヾ、 l i
, '〃 i | │|i l ヽ ヽヾ \ ヽ i! ヽ
. / // ∥ !| |i || ! ヾ ヽ\ 、 ヽ. i |! ! ヽ
,' / ,' i∥ .l !. !| |ト 、 ト、 ヽ丶丶 \ l !! i ヽ
,'./ l! ∥| l i l|i l 、 ヽ ヽヽ丶\> 、´ヾヽ! !ト ム ヽ
,'/ | ||トi | ! ||i. !. ヽ ヾ 、 ,ィヾ丶\丶- |i ||´=、ヽ ヽ
無理もない。 i′ i ||リ ! i ヾ、i ヽ ヽ メ、 ヾ , ュ=ア |に ) }
.l! l !|、 |!ヾ ├ヾ-、 \ ヽ ヽ/ ィツ' }1!!. !!レ' ,ヘ
杜恕も劉毅も |! ヽ |i ヽ lヽヽ | L.._  ̄ '´ _ゞに/||i| ||ヒノl ! ヽ
そういう事を吹聴する奴ではないからな。 .ヽ! トi、 ヽヾてひヾ  ̄ i| !| |! i | ト
,'1! |イ| |トヽ丶 ツ , 1! || ,、 |! ! | lヽ
だが、今の天下を動かしているのは、 ,'〃 !1|! li ヽ 、 ,. ィ:フ ,'' !,ハ !!入 ! ヽ
お前の親父殿の下で働いていた我々だ ,' ,',' j! | |i l! l i 丶 ー= ´ ´´ /,レ / !. |レヘ
/ 〃 ,1 |. !| i ! li| l i>-、_ ,ィ/ノイ ,' ||! 冫
, ' ,' ! 〃 .! i|!i | | !! ! l ,ヘ∥`T1' クイ' / |!|, /
/ i |/,' ! | | ! | | || ト- ヾ ヾ iイ! i' / / , -ヾ/
,,″,′ ,7 i i ! l l i| i! ! i ヽ ヽ i 、 ∥
,″〃 i| |! !i ! | l ! ! ト ト、 マ∥! ∥
,' ,'|! l ! ∥ ||! l l ! l ' ヽヽ ヾヽ iリ | ∥ i
,' ,'∥ ||i i|! |!i| !|i l. ヽ '、 ヾ 、 '、ヽ |!.!, |ト !
| ! ∥ i ! |∥ !|| lト ! ヽ ヽ. ム、ヽ‐-、 '!| ∥|! l
ヽi | l l | || ト|!、 llヽ i ヾ 、ヾ´ 丶\ヽ ヽ」| ∥i|! !
ヽ、! !、||!、」ャキ-ミ、 ! ヾヽ '´ ヽ> ュ─r= ッ'||! ∥||!ト,l もう少し、親父殿を誇りに思うがいい。
i`! | ヽ ∨ヾ / し′ j} / !i. ∥||!i !i
| ,ィ! i、ム_」 - ゝ にノ'´ ,′ .∥||!川 そうでなければ、あの男が浮かばれん。
|レ‐ヤ |!ト / 、─────'───'─‐-
_, -─ 7 } ||!ヒ‐、 ` \ .あんな口煩い男に
丶、 l ! ||! ! 丶、ヽ ¬ニヲ \ .化けて出られてはかなわんしな
丶、,′ ,'| ||! |i ヽ ′ \
_ / .,' | ||! |L > 、_, ´ ヘ
/ `丶 / ! !!'´ ) / ∧∨ヽ
/ ̄ ̄ \
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人_) |
'、`⌒ ´ U |
| |
| {
ヽr`ー- -=´ i、
ありがとうございます __,. <.ムヽ 、、____/ヽ__
/ : : : : : : : : : : :|_ : :∨ |:;Λ | : :、 : >、
丿 : : : : : :i: : : : : : :/ : ∧ |::Λ |\> : : : `,
. i : : : : : : : :| : : : : : : \ : :.∧ |:::::| | : :ヽ : : : :,i
. i : : : : : : : :! : : : : : : : : \ : :ヽ|:::::|| : :/ : : : :i :|
/: : : : : : : : :| : : : : : : : : : : :\ : '.,:::| : /: : : : :| :i
,' : : : : : : : : :丿 : : : : : : : : : : : : \::V :/ : : : : :l : !
__/_: : : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : :レ: : : : : : : i : |
∥/ // /,/ !i i! 'i ヾヽ
ii/ ,// ,/,/i ハ| i! i 'iヽヽ
i|i! /7ァ,、'/ / ,/.i| ii i! i ヽヽ
. i.!`___'ツ'`ト、/ i! !i i! i ヽ'.
ii| マ!冖,㍉、'、ヽ,リ ,!'i! !i !. !|
. i|'| ` !::j' ヾ' ,/l_!| ! i! ! .!. i|
|| | 、 !:j ,/ | |└┘l_,|
. || | `ー′ i′ ! ! では、な。
ii! | ヽ | |
||| | \ ! ! 救世は我々が成し遂げる。
. |l ! ! 、 / ! |
. i! | | ` ‐ ._ _,./ | | 必ずな
. ! ! ! ,/i i| |
|!、.i i /´! ll i| |
|>`| !、 / | ll i| | |/ /\ // ヾ \
|. ! !.`´ .| ll | | 〈 ̄ ̄ ̄ ̄ \ 斗― 〈 ヽ
| i ! ! ii ! | ― 、 >、 r‐― 、 \ ∧∨ /
|. i.i | ll | | 〈―――>'" ゝ ´ \ \_ ∧∨
\ >_彡 \\| \ ∧',
y / j|__|_| } \― 、 ∨/∧∨
/ / i | \从 {\ト \ ゝ  ̄ |ヽハ ',
イ ∨|〈 x≠芋\ i \ | イ | i |
|人 i 从\ i rり / V |^Y 人\| 〈_〉
' \〈 ヽ _彡 人イ 〈r―' / i
込 _ /ji i | 、 ⌒´
私の台詞を取らないでもらえませんか? 〉` ´ 从 人 | ハ \ ____
从个 _ ≦ヽ /r~|/7 〈 /
从〈~〈 / | V―― \¨´
_ ノ ̄ゝ~~ \/\ \ \
( / ノ \ /ソノ⌒Y' \
――=彡 7〈 \ (⌒´ |
/ ̄ 丶
/ ̄ ̄\\
/:::::::::: ::\\
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/ ̄ ̄ ヽ ̄二ニ=- < 〉 ヘ
/ \ _ `ー─ 、 :::::::::/_ ヘ
 ̄ ̄`ヽ、 _>、 {\\ i :::::::::{ 〈vヘ} 〉
/ Y´ \\_ \| ::::::::::〉 `Y く
∠斗‐=≦! / ヽ ト、:::::// ! ! 〉
-=≦´ ll { { ∨ / j ヽ} ヽ l l′
/ / ヒr从ヘrムV ヽ ‐- 、ヽイ ̄ 兀ア l lヽ 、
i{ / 从`/弋} | l´j| l、`フ} }∠ ∧.lヽ ヽ
乂ノ l l /lj r 丿レー_l、lハ lゝ} j l`ヽ i |、ヽ
では杜預将軍、私もこれで。 `ヽゾ从 / `ドVレV |}/ l{_ 、 | | ヽ'.,
|Yハ ト、_ /` ヽ_/ヽ/´ 八 ソ}| ', ',
くれぐれも足元に御注意下さい。 乂八 ` 彡/ {ゝ)_ハ( _{ ヾア | ヽ、 ', ',
 ̄/ └ト(, 、 >┐} ({_. .| '
せっかくここまで来たのですから _rー// / ム ヽト、/ .|::{ `トミ、 ' . '
{>`' / / /`⌒′ j!:l| `', ..',
,r≦/:/ / , / / / ハヽ、 ――-.} ',
,= /:.:/:/ 〃 / / | .ヾト:、 .', }
_ /≠/:/ / / / , j トーrr==ァ__.}‐ '´
/ '´イ:.':./ / / / , l z≠::人ーz‐'´
r',/´:.{:/ / , , / / | '´く:::j`′丶ー- _ \、
,//:.{:/ / \` \ ` ーミーZニ
/八/ / / / //! ト、 丶 .丶` 、\ \ヽ
/> 、/' / ./ 〃 /;' / , /川 、ヽ 丶 \ \ `'
./ / // .! / // // ./ , /:.:.从 、 `ー \ ` ー 、 \ | |
/ ̄ ̄ \ -、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、
(=)(= )/ ´/ /)
(__人_) { , ' ´,/
'、`⌒ ´ V __, <´
| 〈´/::::Λ 言いたい放題ですね。
| ヤ::::::::::::::Λ
`ュ`ー─ー V::::::::::::::Λ .いや、まあ、言わんとしている事は分かりますよ。
/ム _ , -./V::::::::::::::Λ、
_,. -/:/:::ハ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vヘ 常識的に考えて
//./.:::/:::l y .::::::/::::i::::::::::::::::::.∨}
j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::i::::::::::::::::::::レ;
i :::r :〈 ::::i::::::::レ .::::::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::ノ ΝИ:.:.:. ___ .:.:.:ΝИ
i :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ l, -‐=‐-、´__ __`<|.:ハi i i l
| :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /|从 i i斗ァ77 }_} { {////77i i 从|
´ ヽi_ | |///// i三三i //////| | _i/
ヽ.i__ ̄ __}_} {_{__  ̄ __i イ
/ / / / / ∨ヽ
/ ,イ´. / / . / // / / `
/ / //`゙'</ / .//,.斗孑代_ ハ リ
ムイ .ィ .マ丁≧x| // ,x≦丁ア ノ ノ丿
!i/ハ{ 弋り^i/ 弋り }ハi.!
∧{ .圦 ''' , ''' ∧ }∧
ぶっw .i lイ. > 、__, ヘ}| i| i
l ! i i | .i . イ ! | i|ヾl
.l |i i |_i:::::::/ ≧=≦ヽ:::.! .i 从 i l
ハ i .} i i::::::〈 /}ハ{\ .〉:} リ i 八
/::::::::::i川:::::::::ヽ .}__{ /::::::::::i /∨:::.ヽ
イ彡--ハ:::! !:::::::::::::ヽ/:::::::::::::::/ / :ト--ミヽ
{:::::::::::〈::::::l |:::::::::/::::::::::::;;;;;;;;/ /;;;;;〉:::::::::/}
斗''⌒`У j : : ヽ \: : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.: . .:.:.|
「| | : : : ヽニ\ : : :: : : : : : .:.:.:.:.::: : .:::|
| ! _|: : : : :ヽニ.\: : \__人_人从_人_人从/
j |! jL,,、-‐='"ニテ!:.:. : : : ヽニニ.\: : : : _) (__
_,,、小ァデ")[...ノ `¨:;、イ/.:ハ:.:.:. : : : ヽニニ\.: : : : : : : : : : ) 出航ッ!! (
__,,、-==テ弋二ア"`:  ̄: : : : __": ://.;ハ:.:.:.:.:. : : :ヽニニニ\.: : : : : :  ̄ ̄) ( ̄ ̄
,,.. ⌒};三二;;;:.:.:...:. : : : : : : : : : : : ̄ヾッヘ:;'=i:;::::::.:.:.:.:.:.:.ヽニニニ\: : : /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
ッ=ィ j:;;;. :. : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.: : .: .:|彡ハ:;;;;:;:;:::::::.:.:.:.ヽニニニ\ : : : : : .:.:.:::::::::::;:;:;:;: ;:;::.:.::;;ム:
}:.;: ;. :. : : : : : : : : : : : : : : : : : .: .:;,:.:|:.:.:/;.:V;;;:;:;:;:;:;:;:::::.ヽニニニニ}ハ三三二ニ=-、、:; ;;:;:;:;;;;≧
|: :. :.:. _,,_: : : : : : : : : : : '゙`"`: :.: .;:.:.::|:./,;::;' |ト:;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;〉ニニニリ∥ニニニニニニニニミマ三二ニ=…・・''''弌
j!|:.:."`ヾ : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.: :;:.:.:;|:'.;:.::i 从、>ー=アニマニニニノ´//////7777'''==ミニニミs、:;:;:;:::;;;;;;;;:;:;;;;;;;;ム
'':yヘ ji!|:.:. .:. : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.:::.:;:;:.:;;!.;;:.::|フ"ー≦:.:.:/ニニム≧≦|∠∠∠∠/////////77ュミニヽ=-‐ニイ/
爪|:.:.:. : : : : : : : : : ;:.:;;!::::;:;|:.:.:. : : : : {ニニ㌣/ハニニ|、、、、、....,,,,,,,_  ̄`` ー=//「!丶ミニヽ、「「l))ニj
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j:;:. :. : : : :\ニニ≧s、;:;::::::::.:. : : .:.:::;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;三ニ==ム: : : : : .:.:.:У/ ,、ハニニ∟、、、、、...,,,,_ ̄"''アV从彡,、.,,_`\\\\\
|::;;:. : : : : : : \ニニ)}}三三三ニ=‐-マ''"´.:;:;:;;;;;;;;;;;三弍ヮ.:.:.:::;イ,:У ,:´ ,∧ニニ∟、、、..刈k_ ̄ⅵ ..:..:,;.;. (_,、ィ,イ(、\\\
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:ヽ‐-V;;:;:;::::::::;:;:;;;;;;;;;:マ',ニ|==‐-、、..,,,`"''=-\\\-、彡L,イ:,イ, ' (` ;;;,:.:..... ;;::.:...._ヾ _,,,.... ̄`"'''‐-==::;;;;:.:. ,; ::;;;=ー_,,,,..彡
マム===‐-二弍',ニ|ハィ;, ,;;;:;:;ノ,ィ;;,,:.:..'゙´ィ\\>イ,:,イ-ー=ニ"_,,,.,.,,,.,.,.
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≧ 次の目標は巴丘だ!!! ニ=-
≧ ≦
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斗''⌒`У j : : ヽ \: : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.: . .:.:.|
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| ! _|: : : : :ヽニ.\: : γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
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_,,、小ァデ")[...ノ `¨:;、イ/.:ハ:.:.:. : : : ヽニニ\.: : : : : : : : : : ヽ_________乂
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:ヽ‐-V;;:;:;::::::::;:;:;;;;;;;;;:マ',ニ|==‐-、、..,,,`"''=-\\\-、彡L,イ:,イ, ' (` ;;;,:.:..... ;;::.:...._ヾ _,,,.... ̄`"'''‐-==::;;;;:.:. ,; ::;;;=ー_,,,,..彡
マム===‐-二弍',ニ|ハィ;, ,;;;:;:;ノ,ィ;;,,:.:..'゙´ィ\\>イ,:,イ-ー=ニ"_,,,.,.,,,.,.,.
マム===‐-:x彡```゛゛''''==‐-ー=テテ""´´ ̄イ.:,;,;,;.:.:.
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/ ̄ ̄ \
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人_) |
'、`⌒ ´ U |
| |
| { 天下は広いな。
ヽr`ー- -=´ i、
__,. <.ムヽ 、、____/ヽ__ まさかあんな人材がまだ隠れていたとは……
_, 、<¨ : : : : :l : :.ヽ ∧::〈ヽi :、ヽ、
/ : : : : : : : : : : :|_ : :∨ |:;Λ | : :、 : >、 羊祜殿の慧眼には恐れ入る
. i : : : : : : : :| : : : : : : \ : :.∧ |:::::| | : :ヽ : : : :,i
. i : : : : : : : :! : : : : : : : : \ : :ヽ|:::::|| : :/ : : : :i :|
/: : : : : : : : :| : : : : : : : : : : :\ : '.,:::| : /: : : : :| :i
,' : : : : : : : : :丿 : : : : : : : : : : : : \::V :/ : : : : :l : ! |i.:.:.:.:. :.:.:.:.| i .ムf'
__/_: : : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : :レ: : : : : : : i : | ΝИ:.:.:. __ .:.:ΝИ .ムf'
l, -‐=‐-、 ´ <|.:ハi i i l.ムf'
/|从 .i 斗i ァ ヽ ヽ 斗/77i i .从ムf'
. ´ ヽi_ ||//// i彡i /////| |_iムf'
ヽ.ヽ 丿 ヽ __ ノ.i i .ムf'
/ / V' /==| \- ∨.ムf'
, 丶 イ-‐∨V.=|ィテチ .l.ムf'
{ 、 ムマ示ミ ∨V弋ツl /ムf'
|∧ヽムゞ‐'′ 、 ノv」ムf'ヽ
羊公と殿様じゃ、人としての格が違うからな V ゝ 、 _ _/lムf' \
/丶 ヽ>、 _´ _ .ィムf'ムf'、 .\
,イ:.|∧ ヽ//// _∨./ムf'ムf'ム:::::::、 ヽ \
/ |\//ヽ .i__/////ム/.〉fイノ///. 丶
/ _{`´./У/ /、 ムマ ´ム/三ミヾ =ニ¨i / .i
/.. _ - ´,イ///ヽフ| |三ムマ _ム{三三三 =ニ¨:∧. .ヽ
/ ̄ ̄ \
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人_) |
'、`⌒ ´ |
| | .しかも、それが親父の知り合いときた。
| {
ヽr`ー- -=´ i、 人の縁というものは分からんものだ。
__,. <.ムヽ 、、____/ヽ__
_, 、<¨ : : : : :l : :.ヽ ∧::〈ヽi :、ヽ、 常識的に考えて
/ : : : : : : : : : : :|_ : :∨ |:;Λ | : :、 : >、
丿 : : : : : :i: : : : : : :/ : ∧ |::Λ |\> : : : `,
. i : : : : : : : :! : : : : : : : : \ : :ヽ|:::::|| : :/ : : : :i :|
/: : : : : : : : :| : : : : : : : : : : :\ : '.,:::| : /: : : : :| :i
,' : : : : : : : : :丿 : : : : : : : : : : : : \::V :/ : : : : :l : ! |i.:.:.:.:. :.:.:.:.| i .ムf'
__/_: : : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : :レ: : : : : : : i : | ΝИ:.:.:. __ .:.:ΝИ .ムf'
l, -‐=‐-、 ´ <|.:ハi i i l.ムf'
/|从 .i 斗i ァ ヽ ヽ 斗/77i i .从ムf'
. ´ ヽi_ ||//// i彡i /////| |_iムf'
ヽ.ヽ 丿 ヽ __ ノ.i i .ムf'
/ / V' /==| \- ∨.ムf'
, 丶 イ-‐∨V.=|ィテチ .l.ムf'
{ 、 ムマ示ミ ∨V弋ツl /ムf'
|∧ヽムゞ‐'′ 、 ノv」ムf'ヽ
殿様も司馬家との縁がなきゃ、この場にいなかっただろうしな V ゝ 、 _ _/lムf' \
/丶 ヽ>、 _´ _ .ィムf'ムf'、 .\
,イ:.|∧ ヽ//// _∨./ムf'ムf'ム:::::::、 ヽ \
/ |\//ヽ .i__/////ム/.〉fイノ///. 丶
/ _{`´./У/ /、 ムマ ´ム/三ミヾ =ニ¨i / .i
/.. _ - ´,イ///ヽフ| |三ムマ _ム{三三三 =ニ¨:∧. .ヽ
/  ̄  ̄\
, ' \
| |
| . |
| |
| ,
親父は後生を抜擢したが、 ', ,.
果たして俺は後の世のためになる人材を残せたのか? ヽ_,'________r
/:::::::::::::::::::ト,
/  ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ;,、_
__,,./"" :::::::::::::: ' ,:::::::::::::ヽ,、
/ ..::\ ..:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::: !:::ヽ
l ;ノ:::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::: !::::::::::i
く :::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::: イ::::::: {
l ::::::::::::::::ヽ;;|:::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::: |:::::::::
l ::::::::::::::::::: 〉::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::: |:::::::: i
l| ::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::: |::::::::: |
l ::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::i.:::::::::::: |:::::::::: i
_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ 二月下旬。
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.`
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 版橋の戦いが行われたのと前後して、
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ .王濬・唐彬・胡奮が率いる十万余の水軍が東進を再開
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
○宛 ○安城
,.----'
○新息 _/
`ー――、__/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
○新野 ○弋陽
ヽ ○樊城 ∧ ∧∧∧∧
 ̄○} i ∧∧ ∧∧∧∧∧∧
襄陽`} `ヽ ∧∧∧∧∧
} 'ー, ∧∧∧
} 南新市ヽ_,_ ∧∧∧
|○石城 .○ ヽ○安陸 ∧∧
.|__ 石陽○ `ー-, ∧
.長坂○ | _____>-―‐、 ∧
○当陽 ヽ_ | ○| ○\_
.  ̄ ̄ヽ_ノ 夏口| 武昌 . ̄|
___/ ヽ
. ̄7 'ー-、 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
-― -―‐_ ○江陵 / /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
. ○楽郷__) _,.__ _r‐'○陸口 r…―- ..,,_/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: イ
○'ー'´ ̄ | / \ :::::::::::''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
公安 `ヽ r' _>、_::::::ヽ、 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
>'○巴丘  ̄i `丶、:::`丶、_: :::::::::::::::::::::::: ト、
| ! iハト、 i、丶、___` ー--::::::::::::::::\
lハノ!イ仄ゝヽ ナアi`ー-=....,,,____,,.ゝ
|'、`┘ '^i下心!ハj ,ハ!
|/\ 、 ゞ-イ //
二月下旬から三月初旬にかけて、 . ☆ ' r‐i> ‐rァ='7.イ´
荊州における呉に残された長江沿いの拠点、 \ ⌒ヽ、,.ヘ.::´:::ハ
巴丘・夏口・武昌の攻略に着手したと思われる \rイ ,.ィヘ.:::::ハー- 、
.└攵アト=ヘ、::::ヽ ::::::\
/ 〈::::::::::::\:::::::::::::::::l
〉―ァi'´ \ :::::::: |
. /_ア^'┘ `ヽ、::j
└ ′ `
【紀元280年2月 呉 荊州 巴丘】
|:|:|l|:|:||:|:|l|::|___
|:|:|l|:|:||:|:|l|::|ニニニ>ミ。
|:|:|l|:|:l|:|:|l|::|i:i:i:i:i:i:i:| '⌒㍉。_____
ニl|l|s。|:|:|l|::|i:i:i:i:i:i:i:|___i:|zュ三三><ミs。
:i:i|l|三≧l|::|zzzzュi:| ..| |i|㌻㍉ ̄|i:i:i:i:i:i:゙'㍉。____ィzzzzzzzュ。 ,ィfミx ,.ィ㌻㍉
s。|l|ZZZZ|::|彡'´マム_|_|i|i:i:i:i:i:㍉|lTTTTTTTzzzzzzz癶三三彡'´__㍉ィ㌻i:i:i:゙゚㍉,.ィf㌻__゙'ミs。
三≧s。 ̄|丁i:i:i:i:i:マムi:i:i:i:|_|__|_l|i:i:|_|_|_|_|_|_|_|三三ィ´_㍉i:i:i|[]i:││|i:|i:| ̄|~:|i:|i:i:i||~.|二|二| |i:|¨
⌒≧=-。s彡弌二ニミs。i:i:|i:i:i:i:i:|i:i:トzzzzzzr‐'゙㍉i:i:||__|__||i:i:i:i:|i:i:i└┘|i:|i:|_|__|i:|i:i:i||__|二|二|_|i:|
l|γ,イ:|i:i|:|i:i:i:i:><ニ≧s。zzzトミ:|////||zzzzト、i:トミ三≧ュi|i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:zzzzzzzト、i:|三三三三三7
__l|l| | | |i:i|:|i:i:i:i:i:i:i:i||i:i:i:i:i:|777|ニ| |////||777||¨i:i| |77||i:i:i:i:|弋ZZZZメ||///く ̄ ̄\;;;;;;;;;; rttttュ___
:|l| |_| |i:i|:|i:i:i:i:i:i:i:i||i:i:i:i:i:|///,'|ニ|_|////||///||i:i:i:|_|//||i:i:i:i:|..┬rzzzr‐‐‐‐v' ̄ ̄ ̄>‐‐┘'´ ̄/
__,|l|_|]⌒Y|:|:i:i:i:i:i:i:i:||i:i:i:i:i:|‐‐‐┴┬=ニ二二二二ニニニニニ=-┴┴===`Y二二二二二二二二二ア
 ̄ | | |ニニニニ|]ニニ|─‐…ァ'´ ̄ ̄ ̄ : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
__|_|--┴=ニニニニ⌒ ̄ ̄: :/: : : : : : : : : : : : : : : : : ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
二二ノ'´´γ´γ´: : : / /: : : : : : : : : : : ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
: ノノ: :ノ: :ノ: : : : /: : /: : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
//:/: /: : : : :/: : j: : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
\__人_人从_人_人从/
_) (__
) 王濬が来たァッ!! (
 ̄ ̄) ( ̄ ̄
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 思われると言ったのは、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 江陵から建業までの詳細な進軍記録が史書に残っていないためだ。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 晋軍は記録を残すまでもない程余勢を駆る状態で、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .一方の呉軍は恐慌状態に陥り、かつ潰乱しつつあった。
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 破竹の如しとはよく言ったものである
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
|:|:|l|:|:||:|:|l|::|___ ≧ <
|:|:|l|:|:||:|:|l|::|ニニニ>ミ。 -=ニ 手向かいすれば皆殺しにされるぞ!! ≦
ニl|l|s。|:|:|l|::|i:i:i:i:i:i:i:|___i:|zュ三三><ミs。 /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
:i:i|l|三≧l|::|zzzzュi:| ..| |i|㌻㍉ ̄|i:i:i:i:i:i:゙'㍉。____ィzzzzzzzュ。 ,ィfミx ,.ィ㌻㍉
s。|l|ZZZZ|::|彡'´マム_|_|i|i:i:i:i:i:㍉|lTTTTTTTzzzzzzz癶三三彡'´__㍉ィ㌻i:i:i:゙゚㍉,.ィf㌻__゙'ミs。
三≧s。 ̄|丁i:i:i:i:i:マムi:i:i:i:|_|__|_l|i:i:|_|_|_|_|_|_|_|三三ィ´_㍉i:i:i|[]i:││|i:|i:| ̄|~:|i:|i:i:i||~.|二|二| |i:|¨
⌒≧=-。s彡弌二ニミs。i:i:|i:i:i:i:i:|i:i:トzzzzzzr‐'゙㍉i:i:||__|__||i:i:i:i:|i:i:i└┘|i:|i:|_|__|i:|i:i:i||__|二|二|_|i:|
l|γ,イ:|i:i|:|i:i:i:i:><ニ≧s。zzzトミ:|////||zzzzト、i:トミ三≧ュi|i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:zzzzzzzト、i:|三三三三三7
__l|l| | | |i:i|:|i:i:i:i:i:i:i:i||i:i:i:i:i:|777|ニ| |////||777||¨i:i| |77||i:i:i:i:|弋ZZZZメ||///く ̄ ̄\;;;;;;;;;; rttttュ___
:|l| |_| |i:i|:|i:i:i:i:i:i:i:i||i:i:i:i:i:|///,'|ニ|_|////||///||i:i:i:|_|//||i:i:i:i:|..┬rzzzr‐‐‐‐v' ̄ ̄ ̄>‐‐┘'´ ̄/
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 ̄ | | |ニニニニ|]ニニ|─‐…ァ'´ ̄ ̄ ̄ : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
__|_|--┴=ニニニニ⌒ ̄ ̄: :/: : : : : : : : : : : : : : : : : ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
二二ノ'´´γ´γ´: : : / /: : : : : : : : : : : ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
: ノノ: :ノ: :ノ: : : : /: : /: : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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. / ̄ ̄ ̄ /_/_/ \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
/ ./二/ / / ̄ ̄ ̄ /_/_/ ) >
./__,--, ./ / ./二/ / / ̄ ̄ ̄ /_/_/ < 今のうちに逃げろ!! >
./___ノ. /__,--, ./ / ./二/ / / ̄ ̄ ̄ /_/_/ < (
/___ノ /__,--, ./ / ./二/ / /^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
/___ノ. /__,--, /
/___ノ
/\___/ヽ
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. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, u::|
. | u `-=ニ=- ' .::::::| ここより上流は晋軍の手に落ち、
\ `ニニ´ .u ::/ 我が軍の兵士は逃亡が相次ぎ、数が揃いません。
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ーーノ゙ -、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i もはやこれまで、かもしれませんな
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
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アィ⌒ィ从_,ノⅥ^苡;||||| 「
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_,/ アィ >≦ニ.∧_∠.、
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………… __,/ ′ ィfニニニ}ニニ∧_ 斗k⌒ヽ
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ー===== ⌒寸ニ ィf´ }! ∧ ヽ:.:.:\
/ニニニニニ> ´ 八 ,/ ^丶 }:.:.:.:.:丶、
__, ィf{/´:.:.斗 ´ __/ /}ト、\ー 彡 /:.:.:.:.:.\___}:.:.:.:.:.:.:./
ア:.:′:.:./ ___ 〕iトく/∧ ⌒ヽ __ ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
_,/:.:.:.:.:.:.:.:丶 「 〉 /:.:.:.:.:.}r――‐ ⌒ア__ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
__ ィif:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `| 「´:.:.:.:.:.:.:} {__:.:( ̄ ̄ア ´
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/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } それを象徴する出来事があった
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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_________________ィ‐' ̄`ヽ
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| 続く |:::::::::::::| ゝ::::|
| |::::::::::::::ヽ ∨
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| | |::::::::| > イ |::::::::|
| | >-、\! !/::,-< .続きは日を改めて。
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::! お疲れ様
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
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| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
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|:!.|:\ ノ::L.. , __.!::::!::::::::::::::::!:::::|
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乙でした。
親族の方に御不幸がありましたが、>>1先生が全快して良かったです。
>江陵から建業までの詳細な進軍記録が史書に残っていないためだ。
記録が追いつかないくらいの進軍速度…もう、呉領は無人の野の如くだったのでしょうな。
乙
呉にとっては絶望感しかない
それはそうと長門さん、スピンオフで公孫サンの子供ができたとかいうネタが
http://i.imgur.com/ZxW3kSM.jpg
>>1乙ー
ご不幸大変でしたね。無理しないでくださいね
張華が辣腕というのはよく聞くけど、実際に具体的な考察を見るとそのすごさがより実感できるな
乙でした
乙
>>147
>>それを象徴する出来事があった
ああ、いよいよアレが来るんですな。誰とは言わないが三國志の顔芸全一さんが
最近始めてガンダムOO見たんだけど、その上でこのスレ見返すと新たな発見があって面白いな
孫覇がネーナ・トリニティって怖すぎるw
http://www.gamecity.ne.jp/sangokushi13/wpk/characters.html
『三國志13 with パワーアップキット』、シリーズで阮籍に嵆康が初登場。
三国末期の武将の復活・追加がかなりあるので楽しみです。
朱績も追加されるのか
呉も結構増えてるな
/ / { ヽ ヽヽ
,' / /{ ', ',}
{/ / / .| {、 ',
|l 'l /⌒`寸 ', \'⌒``} } >>155
{l l /ィ芹斥 {\{ィ芹圷、Y l }./ わ、私はいないのかしら?
l从 l{ヾ ヒzリ ` ヒzリ ノノレi/
人 ,小 u ' '7 / ) .まさか、唐彬殿がいて、張悌を破った私がいないなんて事はないわよね?
乂 辷、 - - /イ_ ィ_
ハ )-、Y7´‐ニヲ イ _ノ⌒ .それにしても、いかにも文帝と結託してそうな阮籍ね
`Y __ノノ/_‐っ|ヽ__ノ
 ̄_ィ {/ / V〕}h、
,ィ/////} | / V///〕iト
_,,..-─ 、r‐、 _
/ : : : /ハ:Y^ヾ: : :\.、
, ':/: : :/´|l  ̄ ̄ l从 : : ヽ\
>>1は、もう阮籍を素直な目では見れないそうです。 ./:/: : ∨ __ ハ: : : : :}: .
l/: { : {/⌒ ⌒丶l}: /: :/: :}
「竹林の七賢」自体、東晋期の後付なので仕方ありませんが…… ∨:{\〉,ィ圷 T心、イ//: : :'
ゞ从∨ヒソ ヒり `/: : : : /、
続きの投下は、明日の23:00頃からになります (ヽ ` イ/T乂: )
〔¨ 、 。 r‐‐彳、: :)
弋ソ> _ イ ̄l: :ゝイ
>>157
周浚は復活ならず…。
この表を見ますと、やはり三国末期~西晋初期の人物が充実していたのは三國志9でした(何人かさらに過去作登場を見落としてますけど)。
たとえば周浚、夏侯咸、脩則、脩允、孫述、孫ワン、張喬、鄭沖、毛炅、馬隆は9が唯一の登場。
張象は4と9、荀愷、陸景は8PUKと9のみ。
ともあれ、投下期待しています。
※23:20から始めます
【>>147の続き】
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| こう申し上げては何ですが、
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, u::| あの晋軍の強さは尋常ではありません。
. | u `-=ニ=- ' .::::::|
\ `ニニ´ .u ::/ 要害の西陵が一日で陥落し、
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ーーノ゙ -、 .陸家の軍も一戦で壊滅してしまいました。
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i | .現状の我々が迎え撃てる相手ではありません
> ヽ. ハ | ||
__
´  ̄ \ /
/ ___ ィ(
( .ィif ̄ ∧: : :}i≧=-
>=彡. イ |: / : !: :人:}
ー=≦__. ィ㍉{: |/\:「:||「'L_
アィ⌒ィ从_,ノⅥ^苡;||||| 「
j/∧}li:. ' _ /.| /
_,/ アィ >≦ニ.∧_∠.、
/´/⌒ .ィ⌒ヽニニ〈. . . . . . | \
………… __,/ ′ ィfニニニ}ニニ∧_ 斗k⌒ヽ
/ ー=≦ニi{ニニ /ニ=- ⌒〈 \rfフ、
ー===== ⌒寸ニ ィf´ }! ∧ ヽ:.:.:\
/ニニニニニ> ´ 八 ,/ ^丶 }:.:.:.:.:丶、
__, ィf{/´:.:.斗 ´ __/ /}ト、\ー 彡 /:.:.:.:.:.\___}:.:.:.:.:.:.:./
ア:.:′:.:./ ___ 〕iトく/∧ ⌒ヽ __ ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
_,/:.:.:.:.:.:.:.:丶 「 〉 /:.:.:.:.:.}r――‐ ⌒ア__ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 『三国志』注『会稽典録』によれば、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 虞昺は武昌より上流の諸軍団の総指揮を執るために派遣された。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .本来であれば、彼が王濬率いる晋軍と戦うはずだったのだろう
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/\___/ヽ
/ ,,,,,,,ノiヽ,,,,,,:::i|li:\
|(●), 、(●)、 :|
| ⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒ u.::|
|u {,`ト===イ ,} ::::::| 虞昺様!
\ ヾニノ .::::/"''=-
/::ノ"''フ:ノ|゙ x ''|ヽ!:::_,,,L,,ノ,,ノ_ノ゙>i、 晋の水軍が目視で確認できました!!
. i/ヘ" ムノ:::::| i::::! |-''"::::/ ゙ヾノヽ
/(:::::::゙ソ"_;;;;;;ノ: :V: :ヽ ''"ヽi、 をノ .例の化物船はまだ見えませんが、
(::::ヽ,ノ"!,,_::;/: :i: :i: : :ヽ_;;:::::"ヽi、 長江を埋め尽くすような大艦隊です!!
^゙''" /::::;シ: : : : i , -ii !、\::;;ノ::::)
(::::ヽへ、: : : i i/ ゙''ヽ,/
´  ̄ \ /
/ ___ ィ(
( .ィif ̄ ∧: : :}i≧=-
>=彡. イ |: / : !: :人:}
ー=≦__. ィ㍉{: |/\:「:||「'L_
アィ⌒ィ从_,ノⅥ^苡;||||| 「
j/∧}li:. ' _ /.| /
_,/ アィ >≦ニ.∧_∠.、
/´/⌒ .ィ⌒ヽニニ〈. . . . . . | \
そうか __,/ ′ ィfニニニ}ニニ∧_ 斗k⌒ヽ
/ ー=≦ニi{ニニ /ニ=- ⌒〈 \rfフ、
ー===== ⌒寸ニ ィf´ }! ∧ ヽ:.:.:\
/ニニニニニ> ´ 八 ,/ ^丶 }:.:.:.:.:丶、
__, ィf{/´:.:.斗 ´ __/ /}ト、\ー 彡 /:.:.:.:.:.\___}:.:.:.:.:.:.:./
ア:.:′:.:./ ___ 〕iトく/∧ ⌒ヽ __ ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
_,/:.:.:.:.:.:.:.:丶 「 〉 /:.:.:.:.:.}r――‐ ⌒ア__ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } しかし、彼が武昌以西に至った時には、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/ /: : : : : :\
/ / : : : ヽ : : : : ヽ
′ ィ : : : : : : : : ', : : : : : .
i __,,.. ィ:〔 : : : : : : i: : : : : :', : : : : : :
{ __ -= ニニ./!: : : : : : : : :.:|: : : : : : !: : : : : :
ゝ--=≦ニニニニニ/: : | : : : : : : : : :.| : : : : : | : : : : : :
_ ノヽ ./ニニニニニニニ/: : : : ト. : : : : : : : :.:| : : : : : | : : : : : :
{/ハ j//} /ニニニ ==---.ィ: : : : : :.:.| ヘ : : : : : : : | : : : : : | : : : : : :
.∨/∨//jン:`7: /: : : : : :/ ',: : :i : : : |彡ヘ: : : : : : :! : : : : :.| : : : : : :
∨/V/ハ: :,,ィ=ミx: :/: : /`ヽ. ',: : ', : : :!'´ ̄ヽト.: : : ; : : : : : :! : : : : : :
∨/V/}//-ヘ//V|: :/≧x彡ヘ: : ',: : : . , -- \/ : : : : : ; : : : : : : :
∨ハ/|///{ .ゞ.くj:/ニニニ}} .ヘ: :',: : :',,ィff示笏≧: : : : :/ : : : : : : :
,. :マ.Ⅵ///∨//ミx ニニ.リ ヘ{\: :', 匁zツj/ : : : /: :i : : : : : :
/: : ::ヾ: {//,イ/,久-≦ニ彡 j ヾ! /: :/!: : :/: : :| : : : : : :
__ -=彡: :/: : :\/{/////乂__ ノ /:/ ; : / |: : :{ : : : : : : 誰か
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 ̄ ̄ /: : :/ : : : : : : :\///////////\ w ) ___./:イニハ: ',: :{: : : : : :
./: : :/: : : : : : :___ : : :〉ニ=== --- 彡y'z´≦ニニ /イニニニハ: !_ノ乂_
/: : :/: : : : : -=fニ!ミx}三ニニ= -彡イ { {ニニニニニニニニ 」八{≦ニニ
,: : : : :,.. ≦ニニ|ニ|ニムニ=> ´ /ニ! | |ニニニニニニニ /ニニニニニ
|,.. ≦ニニニニニ|ニ|:::/'"´ /ニ.|||ニニニニ-=≦/ニニニ/ ヽニ
,..ィ f| |ニニ(O)ニニ!ニ/ /ニニ|||-=≦ニニニ/ニニニニ,イ: : /∧ニ
/ニニ| |ニニ 中ニニ.|ニ.: /ニニ彡ニニニニニ/ニニニニ/: : :.//: :.Ⅵ
/ニニニ| |ニニ }{ ニニ/ /ニニニニニニニ/ニニニニニ/: : :.//: : :∧
ニニニニ| |ニニ乂从乂.イ ./-= ≦ニニニニ/ニニニニニ/: : /イ: /∨
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 抗戦か? 降伏か?
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 虞昺は決断を迫られた
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/\___/ヽ
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. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::| どうされました?
\ `ニニ´ .:::::/
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | || ´ ̄ ̄ ー 、
> ´ ,. - : : : : =-- __
/ ..イ: : : : : : : : : : : : : : : : :>= 一
./ /: :.\ : : : : : : : : : : : : : : <\
/ /: : : : : : \ : : : : :\: : : : : : : : `:.<
′ /: : ',: : : : : ', \: : ノ: :\: : : : : : : : : : ー――ァ
i 〃: i: : \: : : : ',孑.z≧=: : :\: : : : : : : : : : :<´
{. _ ノ/: : :|乂: : \: : :ィ´ マ炒'´∨: : : : : : : :` ̄ ̄: : . _
お前たちの言う通り、 j////: : : : |f//\: : : : : \¨´ ∨:{Y⌒i : : : : : : : : :< ̄
これ以上の戦闘は不可能だろう。 ///}: {: : : :|{///ツj` ̄ ー ` V!Kノ/ : : : : : : : : : : :\
////ハ:ヽN: :∨彡 ` 八.ィ : : : : : : : : : : _:_ : :\
情けない話ではあるが、 {{/////ヘ: : : : : :乂___ __ / : : : : : : : : : : : : : : : :\ ̄`
降伏する以外に道はない。 `''ー ⌒\: :` ⌒ヾ (_ .ィ´ イ { : : : : : : : : : : : : : : : :_: :\
\: : : : :\ / V: : : : : : : : --ァ=≦ ..__
だが、最低限の筋は通しておきたい \ト: : : \ー ≦.====ミ=≦彡ニニニニニニ>、
`>≦マハニニニ> ´ニニニニニニ> ´f \
〈ニニニ}.}.}ニ> ´ニニニニニニ> 7/ / 、
_ }ニニニ|.|/r-<ニニニニ> ´ // / ′ \
/ 〉
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/ /: : : :ヽ
. } //∨l: : |:/
|ハ、___. -=≦/≧-|: :.イ
/ |: :\ニニニニ=イ////}}乂:∧:、
./: : |: : : :≧=≦´: : | |.≧=-リ::Ⅵ 乂_
/ イ: :|: :/ : :|: :|: : : : :Ⅳ /
/: : :j/: : /: |:/ニ|: \:|_/:≧=イ|.リ
/: : /: : : /: : /ニ从\ゝニ:イ リ お前には、それを持って建業に走ってもらいたい。
_彡/:/: :/ /: : /ニニニニ∨ニム
/ : /: :// /: /ニニニニニム\ニム .難儀な役目を押し付けるが……
/: :/:///:/ニニニニニニニムニ\=〉
从//: : : : : /|ニ/ ___ Vムニニハ
レ |/|: : /V=|〃ニニニニニニニム_/ ',
/\___/ヽ
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. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
お任せ下さい。 | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
虞昺様には日頃から良くしてもらっていますので ,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
i i i i
}晋( }晋( ~~ }晋( }晋(
_ }二二(}二二( rー―ァ _ }二二(}二二( rー―ァ
匸弍弍弍弍弍弍・・・/ 匸弍弍弍弍弍i ・・・ i/
i i~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~ ~}晋( }晋( ~~~
}晋( }晋( _ }二二(}二二( rー―ァ
_ }二二(}二二( rー―ァ 匸弍弍弍弍弍弍・・・/
匸弍弍弍弍弍弍・・・/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~
~~~ γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| ……頼んだぞ . |
~~~~
i i i i
}晋( }晋( ~~ }晋( }晋(
_ }二二(}二二( rー―ァ _ }二二(}二二( rー―ァ
匸弍弍弍弍弍弍・・・/ 匸弍弍弍弍弍i ・・・ i/
i i~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~ ~}晋( }晋(
}晋( }晋( _ }二二(}二二( rー―ァ
_ }二二(}二二( rー―ァ 匸弍弍弍弍弍弍・・・/
匸弍弍弍弍弍弍・・・/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~
/ /: : \: : : \ : \
/ // : ',: l: : ヽ : : ∧: : l
. / /ニ/ : : : ',:ト、 ∧l:_: ∧: :ト、
/ /ニニ∧: : : : :',V ィ'爪 : : ∧ V ≧=-
. / /ニニ/Vヽ\: : : 彡z=テァ : : :|: :ヽ
/ /ニニニ/|/||/|ト: \: :イVソノ|: : : |:\: :\ 呉の尚書虞昺、
{__/ニニ/| 〔/||/||/ンヽ\l ||: : l|: :∧ ≧=- 指揮下の軍勢と共に晋軍に降伏したい。
/ニ/:|: :|: :/7 ̄´ 丶 ∥: /l: :| ∧
. / // : |: :ト:ヽ乂 r― , ∥:/: |: :|ヽ∧ .どうか呉の民には寛大な措置を
. /: / |: :|: \\..、 ` ´ / |/|: /: ∧ \、
// 从ハ: 乂\:} >‐' |Tl/:V:_:⊥--、
人 |ヽ/://\ イ / ̄ /⌒\
〈O)////// > ニ||\ 、__
__ノ/////// へ///||  ̄ ̄\ 、
―=彡∨V/∠// ∠Ⅵ! i |
/ / 〉-( /⌒Y `、⌒)、 | |
' / 人__/ / j| ヽ ∨ ノ\ ノ「
| i 〈__彡' i_从イィ芯} i_\ \ (ノ
虞翻殿の御子息でしたね。 人 、 /人 《莎ヽ `〈 /{〈\  ̄、_\
H ' ノ / 込 - ' 人(ヾ ' ゝ'/: \_\__
歓迎致しますよ 人〉 / 乂___ ノ―< ≧爪/ 〉\ 人ヘ: : : : : : : : : \
/ / ̄ )/ >-〇< (: : 〈 \-‐…・・・…):)
ノ ' (> \ / ノ{彡<: : : : 〉-=彡V/////// \
/ ノ/: : : :/: 7 | ヽイハ }///(´
, ⌒/: : : : : :{: : / 人 ___/_ノ///>-'/ } \
/ __ ∠__\__彡〈 i_彡へ) i ////>' 人 \
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 虞昺は自身の指揮権を示す
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 節・蓋・印綬を呉の朝廷に奉還した後に晋軍に降伏した。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .抗戦を断念せざるを得ないほど、呉軍の崩壊は進んでいた
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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【紀元280年2月 呉 荊州 赤壁】
_∠^へ、 ,.ィ''"~.'ー.-.、
_,、__ _,/..:..:..:..:..:..:ヽ-.'´..:..:..:..:..:..:..::..ヽ、_
_,-<.::.::.::.::.\._ ,-、.,ィ"..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:ヽ、
,..--'"..:..:..:..:..:..:..:..:..:..::.ヽ-、へ/..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.:.ヽ、_ ,.ィ''"~゙'''ー- 、_ ,.ィ:
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-── ∠ _: : ̄ヽ
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/: /: :/:/ |: ::|\: : : : ヽ:: : : : :!: :|: :J : |
./: /: : ,i| ',: ヽ-\: : : | : :! : :|: /: ::|: : |
| : | : : !リ \: ', \ :!: ::|: : |/: : ::|: :/
| : |; ::| ヽ{x=z`|: : ! : :!: : : : 'V
| : |:',: :| x=zx んハ }|: ::|: : |-、: / 王濬将軍。
',: :|: ヽ! {:: ::. 乂_:ソ |: /レ' V
ヽ|\ ', 乂:ソ |/ } / .このあたりが赤壁だそうです
` , ' __/
_ , /|
` |/¨ヽ
\ __, ´ / / ` 、
/{ \_/ / _\
/ / r,.レ' / / ,〃 // イ il |l l ' 、ゝ ヽヽ丶ヽ iト ! | ヽ
/| !ノij y'| ./ / , ',' イ i || | l || ! | `、、ヽ ' ヽヽ _ .ムヽ }, ! i
,' i l.| { ll l ! |! l l ヾ 丶 `>ヾ 丶- 丶l !、i !
/ | ! ! l !∥ | l Lム L._ ヽ `'´, , ,-‐ュ-、.| ト,ヾ ヽ
/ │ ' l ! l L_」'´ ,. ‐ュ-ャ、 / ヒ' さリ / l. ! /l ヽ
,′ レ' | ト∥ lトャく 弋こハ} ー─'" ! |イ ! ヽ
. { | l l !iヽ ー一´ 、 ,!. | i l
! j| l | |、 ヽ _, ,イ! !. ! l
そうか /|| ! | ∥ `i丶、 `  ̄ ,ィ !| | l !
/ ,!| .l i |l ! |i丶 ,. ' ! l| | | i
/ i ! l l || | l} !`iト . _, 彡 _, ヘ. i| l |! |
/ l.| ! | || ∥ || | ! |>不ヽ< ∨ !-─=二コ
〃 l.|i │ !i .|l ||_」」ィ ,イ ハヾ 丶 / / }
,'/ i || l | r' ¨¨ ´ i ヽ' i ! l iヽ'" ,' / ノ
__
.: ´ ` 、
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./ / ///| |zz≠テミぅxヽ \/ }_|--| | ', '
.../⌒ヽ| | {:.:.:.:し..} ヾ、 ,. }_| l ト. }
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ノ//三三ニニ=| |  ̄ ¨ ‐- / |
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三三三三三ニ| |> イ三三ニニ∧ :、
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\__人_人从_人_人从/
_) (__
: . ) 曹公よ!! (: . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . :
 ̄ ̄) ( ̄ ̄
/⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
: . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . ≧ < : .
≧ 時代を変える男がここにいるぞ!!! ニ=-
≧ ≦
. /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
. /ー-=ニ/ :〃 / / / ハ ヽ\
.. / \ー:' i' / , '/j ,| l :i :.
. __| i|/x< / //'| | i| il
/,rl i仡芯くヽ /〃 } } i| i|
. 人 ゙| i|ゞ-' ,ニ7/ :ハ :i|
. 〃 /`| i| ヒツ,イiT| j_}ハj
.. / /t | i| t‐- 、 ' ,仆 il|´ .胡奮殿。
/ー辷| i|、 ` "イ ili| |
. /{::{:/ ̄ `ヽ`::< /| li| | 曹公の軍勢と我らの軍勢、どちらが強いと思われる?
{::/ V''^´ | li| |
. {::{ '. | li| |
八 '. '. Vili| |
:{::{\_'. '. V{ { r―、_ノ⌒ヽ、_r‐-、
.. ::{::{::{::{:{:. ヽ `ー‐` r‐-'´\_厶ヾ、-┴‐-‐弋
/ `> ´: : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、
」ヾ./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ、
(´ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
,)=!: : ト、 ヽヽ: ; : ヽ、:\ヾ、ト、ヽ|: : : : : }
( {: : :ヽ、ヾ、` }⌒'{ ` 'レ: :、、レ′
i:> ヽト、} ヽ、__ノ , 〉、___ノ√
∨トヽii ! )
論じるまでもないでしょう !':いソ -== /'′
', `ー冖、ヘ ,イr‐、ィヽ_ノヽノヽ_ノ`ヽノ
ノ⌒ヽ: : ::_`¬、 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._ :.:.:.:.r
,. -‐´ _ `'´ \:.:.:` ‐- ‐介、_ノヽ_,ノヽ/`ヽ/´  ̄´
ノ ,ィ´: : :`¬- 、__.  ̄ヽ_:.:.ヾ、_
r‐'´ / : : : : : : : : : : : : `ヽ、 ヽ:.:.:.:.¬、_
,) /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :\.  ̄ヽ:.:.:.:.:.:. ̄ヽ_
__
.: ´ ` 、
,. ´ ` 、
/ / \
/ 〃 〃| / | ゙、 ヽ \
. / ∥ ∥ : .' | ゙: ∨ 、
/| || | | | | i ∨ :、
/| || | | | | | | V ', :、
. / ,| || | | | | | | ', ', 、
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. / / /| || |‐- | | , ∥V l | | ‘,
/ / //| ||__| |_|` ', ./ V l | | ', ', ‘,
./ / ///| |zz≠テミぅxヽ \/ }_|--| | ', '
.../⌒ヽ| | {:.:.:.:し..} ヾ、 ,. }_| l ト. }
/ /⌒>x| | `ー―'′ ,ィ示テx/ | |_|∨
{ ( と| |...:::::::::::: {;;ノ」:/ :|
.\ ヽ | 。o≦| | , `" .l |
ノ>/三ニニ| | 、 ′ /l | うむ
ノ//三三ニニ=| |  ̄ ¨ ‐- / |
/三三三三ニ| | /___゙、 :、
三三三三三ニ| |> イ三三ニニ∧ :、
三三三三三ニ| | ≧=- <三三三三三∧ :、
二二-=≦三三≧===≦三三三三三三三ニ=/:、 :、
三三三三三三三三三三三三≧o。三_/ :、 :、
,,″,′ ,7 i i ! l l i| i! ! i ヽ ヽ i 、 ∥
,″〃 i| |! !i ! | l ! ! ト ト、 マ∥! ∥
,' ,'|! l ! ∥ ||! l l ! l ' ヽヽ ヾヽ iリ | ∥ i
,' ,'∥ ||i i|! |!i| !|i l. ヽ '、 ヾ 、 '、ヽ |!.!, |ト !
| ! ∥ i ! |∥ !|| lト ! ヽ ヽ. ム、ヽ‐-、 '!| ∥|! l
ヽi | l l | || ト|!、 llヽ i ヾ 、ヾ´ 丶\ヽ ヽ」| ∥i|! !
ヽ、! !、||!、」ャキ-ミ、 ! ヾヽ '´ ヽ> ュ─r= ッ'||! ∥||!ト,l おい。
i`! | ヽ ∨ヾ / し′ j} / !i. ∥||!i !i
| ,ィ! i、ム_」 - ゝ にノ'´ ,′ .∥||!川 .鼓吹に時の河を演奏させろ。
|レ‐ヤ |!ト / 、─────'───'─‐-
_, -─ 7 } ||!ヒ‐、 ` \ ここで全軍で歌うのが粋というものだ
丶、 l ! ||! ! 丶、ヽ ¬ニヲ \
丶、,′ ,'| ||! |i ヽ ′ \
_ / .,' | ||! |L > 、_, ´ ヘ
/ `丶 / ! !!'´ ) / ∧∨ヽ
, --──-、
, イ / ヘ ト 、
i !ー、〉 __ j j __〉-ノ i
ヾ_,,;;》 `-"::: `-"l_.ジ
| ヽ ' _ ` イ
l l ´=` l
すぐに。 ノ ヽ _,、__ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
ですが、若い連中に分かりますかね /;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
>時の河
おニャン子か(おっさん)
【このスレでは著作権で保護された音声トラックが使用されていました】
_∠^へ、 ,.ィ''"~.'ー.-.、
_,、__ _,/..:..:..:..:..:..:ヽ-.'´..:..:..:..:..:..:..::..ヽ、_
_,-<.::.::.::.::.\._ ,-、.,ィ"..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:ヽ、
,..--'"..:..:..:..:..:..:..:..:..:..::.ヽ-、へ/..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.:.ヽ、_ ,.ィ''"~゙'''ー- 、_ ,.ィ:
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l ヾニア fニアl
i 〈 i
| トェェェェイ /
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| ヽ ー '_ r=========r‐、`、
,-ー、 ヽ;;;;;;;;;;;`ー-、 L三三三三」ニ|‐{!| ,ヘ ))
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;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ '、 '.、. |l:/i ○ ○ ト::/ /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丶_ ヽ ヽ.|/;;!""r-‐¬""ノ/ /
ヾ.. |ゝヽ、__,ノノ,、__/_
.ゝ´ //ヽ人// /
.弋__ {.{;;;;;V/;;;》,__,ノ
ヘ:::::::::::::::::!
从;;;;;;;;;;;;;;;λ
./ ,`― ‐´ヽ
./ / i i i `、ヽ,
.<ァ、_/ ! | l 、:`:、
時のはわわ~
{ {. /==z 、
\ |l|w/L ,rVk、 \ |l|w/L ,r_/.. /-=ニ≦/Vk、
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// }´ / ノ 《 .ノ 《 .ノ // }´. / ノ
/ ゝ- ´  ̄  ̄ / ゝ- ´
∩___∩ /)
| ノ ヽ ( i )))
/ > ● | / /
彡、 |∪| ,/
/__ ヽノ /´
(___) /
ヽ /
/ /\ \
/ / ) )
/ / ( \
(_/ \_)
/ニY二ヽ /ニY二ヽ
/( ゚ )( ゚ )ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ
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| (-、 | | (-、 |
,-ゝ、 ヽ___ノ | ト- :、 ,-ゝ、 ヽ___ノ | ト- :、
/'´ミ)ゝ^) | |r┬ー| l ,/;;;;;;;;;;;;`゙ /'´ミ)ゝ^) | |r┬ー| l ,/;;;;;;;;;;;;`゙
ト、つノ,ノ ∧ l | / //;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ト、つノ,ノ ∧ l | / //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
i _,,.:イ レ''";;;;;ヾ二,-;;´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; i _,,.:イ レ''";;;;;ヾ二,-;;´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ヽ ゙v'′ ,:;;;;r-'"´`i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ヽ ゙v'′ ,:;;;;r-'"´`i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ヽ ゙':く´ ;f´' ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ヽ ゙':く´ ;f´' ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ヽ ヾハ. l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ヽ ヾハ. l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
t `^t;\ ,,.ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; t `^t;\ ,,.ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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\ |l|w/L ,rVk、
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/ / /krゥッミ、 / /// `ト、∧ } !
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// / ハ` 弋:::.ッ / '゙ ん::心V/, ,′ '^〉
'// / ハ `¨ {:(:::.: jハ〉 } / / /
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_.、│,,,;;<⌒ヽ\ ヽ._ ノ / / / / /
_,. -v'⌒ 'vヘ;;;;;;;;;;;;} };;;;;;;}::....  ̄ _.. イ /_/__ / /
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___ ニニ´ : : : : : : : `へ、
ヽ : : /: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
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∠:// i : : : : : : : /: : : ∧: :i: : : : : : ヽi ̄ \ |l|w/L ,rVk、
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i : Li: : i.: :/.: : /i: :/i:/ | Vレヽ: : :i : : | \´ Vk `ー、 i
|: : i: | :ヽ/: : : :/i:/ |/ i V__V : | : : i ≡ = - > ; ’ ∠ Vk l/ .≡ = -
v/i : i : i : : :iイニハ んハ: i : :レ / }| Vk
\ r-レ: : |.弋ソ 弋ソ i: :ト:i /´ヾ, r、r‐|^` 〆 .〉
ト、 V: i レ/ // }´ / ノ
ヘ ヽi ´´ ` ``/ / ゝ- ´
` ヽ、 ヽ ' <
> - イ
/ ̄ iニi三i── 、
__-─´ \\- 、 //|三| ヽ、
/ 、 \\ // i三i / i
{ i ヽヽ _ // |三| レ ヽ
〉 ヽ \\// i三i ヽ .|
{ / \i/ |三| ハ i
/ / i三i i |
/ /ニ} ┐ ,── 、 |三| | |
_-< ̄ ̄ ̄ } / ヽ _/ \ .i三i /-- L __≪三
/  ̄{ノ  ̄ ̄ ヽ|三|./ へ/ ヽ┐≪三三三三三三
/ ヽニ/ニニニ三三三三三三三三≫三三
./ __ __ニニ三三三三三三三三三三≫ニ ̄ ̄
r┐ ___/三三三ヽi圭三三三三三三三三三≫ ̄ ̄
ラララ ラーラーラーラー ララ、ラー
ララララ ララララー
{ {. /==z 、
\ |l|w/L ,rVk、 \ |l|w/L ,r_/.. /-=ニ≦/Vk、
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\´ Vk `ー、 i //___.//.....\´. 〃 ヽ' .〃 ヽ' Vk `ー、 i
≡ = - > ; ’ ∠ Vk l/ .≡ = - 三 ≡ = - 三 / ―――‐ /= - > ; ’ ゝ _ノ ゝ. _ノ.....= -.Vk l/.- 三 ≡
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}晋( }晋( ~~ }晋( }晋(
_ }二二(}二二( rー―ァ _ }二二(}二二( rー―ァ
匸弍弍弍弍弍弍・・・/ 匸弍弍弍弍弍i ・・・ i/
i i~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~ ~}晋( }晋( ~~~
}晋( }晋( _ }二二(}二二( rー―ァ
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匸弍弍弍弍弍弍・・・/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~
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}晋( }晋( ~~ }晋( }晋(
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}晋( }晋( _ }二二(}二二( rー―ァ
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L二二二二二」.ニ|‐{ミi : : | \\{w└ ¨ ´ Vト、` ー 、
{/ /ゝ、ノイ ノl/ ― トl!: : :| \´ Vk `ー、 i
|l:/|/● ● ト、: :| ≡ = - > ; ’ ∠ Vk l/
|/!:ll⊃ 、_,、_, ⊂⊃ノ: : | / }| Vk
/⌒ヽ__|ヘ 丶_ノ ..イ:i : :/⌒i /´ヾ, r、r‐|^` 〆 .〉
. \ /:ノ从ヽ,、 __, イト:}ノ/ / // }´ / ノ
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ヽ、.{ {:.:.:.|.|oi//:.:.:.:.{.{ ;_、_ ,'
/ / /|/‐=========
/ / ‐=======
、 -/ \ / ‐=====
\/ ̄ ̄ / ∨ ‐====
/ jI斗-──< ∨ ‐===
/ / / / ∨ ‐= /
/ / \ |∨. i=/
-= / |i }|. ∨ ¦ |/
-===|/│ / |lハ }|─|| |-| │
-=====\ | / //∧| | | / 八-jI斗 | │
-=========> //イ リ | l , // 才⌒7 !
____jI斗匕 / -- | /// fr仞/ /
 ̄ / / イ jI斗r扞ミ |//イ 匕シ 人〈
これは胡奮将軍。 .斗--/ イ / | 爪_)r廴Л j,:′ { 厶イ 个=--
‐‐‐‐| /‐| / 抓 ∨::z>'’ / ', │ l.|‐‐‐
我が陣に何か御用でも? ‐‐‐‐|[‐‐| / / l │ \  ̄ / 从 从‐‐‐
‐‐‐‐|[‐‐| 乂__、 _、 |[/‐‐‐‐‐
‐‐‐‐| ‐乂_ `ヽ ___ ノ ‐‐ヽ|‐‐‐‐‐‐‐‐
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐==`ヽ |\ ‐=\‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐===== |__、≧ .,_ .イ=====〉‐‐‐‐‐‐‐‐‐
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐====| / /==\ 三三千‐==== /‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐===| /===/===========/=/‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ノ\ヽ∨>:.┴:.:ー、|._,,i_////人
(ゝ、_/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.:.:.、ノ_/ゝ
くヽ ./::::::: :::::::::: :::::::::::::::: :::: :::::: ::: :ヽ//(
く>/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨(
≧i::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::iヘ
/!::i::!∧::::|::::!i::::::!:::::::::i::::;::::;:::i:::::::::::::::!/
{{k∨∧,,!レ,,、ヘ!i l | i !::/:/::/::/:::/::::::/
∨'il{ `弋モラゝ`)!∧/i/!ノノノノリ/:/ 次の夏口は我々が落としましょう。
〉jl'ヽ , '⌒'! 弋シゞソノノノ
〈:::::, ` ´ i ヽ ,/;ノ 一度、先鋒を譲って頂きたく
/::::∧ 、 ' ` ´/:::∟、
〈::::::::::::i.、 ` - イ::::::::::::∟_
ノ:::::::/,,| .、 / ヽ;;;;_/ヽ;;;ソ⌒\
/⌒ヽー- 、 (::::::::::i.|i´`ー-、,,_-_,,<,,;ゞi / / ヘ
ノ人 i \ ノ::::::::/ノ::::::::::::::::::(.)::::::::::::::|、_/ / _ __/ ̄
l `i`ヽ、
_l_ ', ◎ >
,_= ニ、 ̄_,..-‐ ''"7'ヽ. ヽ ㍉、
く ∠ァ‐ァ ァ テ、ノ ゙、、、 〃 ',',>
ヽ_,.ィ, i i .iλ ゙̄、ヽ‐ァ.',゙、ヽ、/ /ll
,r' .i.,' i ト、i 、、サ、ヽナlゝ、!゙、ヽヽ<. ll
ヽ_ .l!ll ',,l.、、_\ァサテ!.K.__゙、 `< ll
(l.',ト `ト 以. `) ゝ‐'リ /.l ',>゙、 ll
遼東の公孫淵、楽嘉の文鴦、 . /',i゙、.',゙、 ` _ , /ノ_,' i ト、i ', ll
段谷の姜維、寿春の諸葛誕、并州の劉猛。 .// ,.‐`>`, 。._ ィ,'.iイ./.,'∧,' .', .ll
,',' (i/リ,.イー<iー',リ>`_ ̄_ ,r'7 ',ll
そして今、この荊州 ,..‐''"//< ̄-〈 .ノ<.,_ /ヽイ .,、'j、
,..'", /.,ィ/ 〉',' '7 ト、,r'´‐' i i .〉ィ ',
/‐'ァ,. / /_/ / ,' ' .,' ト、 l i 〈 i ',
/ ,.'./ / /,.∠r' i .l` 、.、 l゙、 `' .',
/ /./ ,' .レ 〈 .,' l ヽ`ヽ.ト、 、 ',
/ / ゙、,.‐ ''ヽ' , l゙、 `ー L、 、ー- ..,,_',_,.
\\/ / { |  ̄¨ ‐- ..,_ :, ヽ \
ム{ / , j \ , 、 ヽ
/ ァ/<____> /___ \ '., \_ 、
.// i __/ / ヽ  ̄\ ゚. ' , ヽ ` } 、 \
__,.. イ/ / } l ’. ゚. .∧ .ヽ/ ヽ \
. ゚. ヽ ,. ´ ヽ ゚. '.-、 '., .' , '., ヽ 、 /
\ `ー―一 / __ ’. i. YヽY ∧.∧ ∧ ̄T ̄ ̄/ , イ
`¨  ̄ ̄ / ,z示沁 ヘ }ヒj i、,.∧.∧ ∧ |_/
. ! 、 \` i. /仡//爿 i. /∨j , '´, . '., / lヘ!
. i. ヽ ,. \ 匁z歹 j / ゚. Y ゚. ヾヽ}´{ `ヽ
゚. / ー- _ > /´ }. i !. ‐, '- '´. ト,、 \ ̄ \
゚. / X⌒__ }.│ './ ! \ Y
’. ィf匁心 ,. i ! |\ ’.
\ ヽ.,_` `"′ 、 / / j } 、 ! \ その不断の戦歴に敬意を評して
`ヽ \ ヽ _二ニ=一 __ / /,. ≦ , ’. l \
_/ ヽ.,_> ..,_ \ \ イ/// ハ__,. '/ \
/`ヽ iー >―--―‐≪ /// ,. ≪ i /、 \
___ / ゚j. j! / ///, / /{ / \ ヽ
}. ハ > ´ / /≪ i ’.
. __ 人_ _,.. ´ /i/ ∧ ゚.
r―≦=Yニコrf´ ニ=-――‐ァ―‐ T/ ∧ }
/ ,.≪Yf⌒≧xく. }/ ,.イ/ ヽ }
. {. /ノ {/i Y f′ _,.ィ />-=ニニニヾ//ヽ , ,.z
ヽ {. ∧l _,. <. ,. ≦ / ヾ//ヽ /{_ {
ーァ===‐≦、 / > ヾ//} Y \ |l|w/L ,rVk、
.ノ -― Y j. ,.イ , ≪ <}//{ if \\{w└ ¨ ´ Vト、` ー 、
. j/ /j' >≦ Y/,} ゚. \´ Vk `ー、 i
_,. ´ / ハ / ]/}二7ー ≡ = - > ; ’ ∠ Vk l/
/ }| Vk
/´ヾ, r、r‐|^` 〆 .〉
// }´ / ノ
/ ゝ- ´
ノ⌒''´ `Y^ヽ__
/ ̄ヾ l|l j| // ヽ__
r‐' ヽ, ィ冖¨ ̄`冖-、 i
丿ヽ./ : : : : : : : : : : : : \ ヽ / ̄ ̄ ̄\
‐、 /: : : : : : : : : : : : : : : : : ヾ ( | | |
, ‐!: :i: : : ト、 : : : : : : : : : : : : :Y゜ | | |
_____ { i.: :ト、 i |、ヽト、: : : : : : : : : :i | | |
/ \ ヽ.| {イYイ ト } j ヽ|! /: / : : : ノ | で |
|. く ご | ,. -‐ '"  ̄ ヽ、i.ヽ、_ノ⌒{ レ′i/ノ人.ヽ | は. |
| だ 堪 | ./ ヽ、 〉ヽ_ ,ノノ: : : :L_ | ` |
| さ. 能 | ,.. ' -─ 冖¨ 7 __ }ヘ ‐=- / : : : : : __: :ヽ_,、 <_____/
| い |/ / ̄ \ |:::ヽ、_ . ィ´¨冖ー-、  ̄: :-: : :ヽ_
| ま | / / トi_::::L_。弋〃` ̄¨ー-、  ̄`ー‐、: : : ヽ_
| し .| / \ ! `i::::l° \ \〃  ̄ヽ、: : :ヽ_
| ° | , / 、 ノ ヽ::`l__ 、_二 ニ=-=7/====  ̄L: : :ヽ_
\______> / / ヽ `l::::::ヽ、 .// ヽ、 `L: イヽ、
, ' , ' `、  ̄ヽ::L_ i }:.:.:.:.ヾ
/ i ./ / / / oヽ::::L | |:.:.:.:.、l|
/ | / , / _ '7´ {:::::i、 ト、 l:.:.:.:.:.ソ
{ | / / ,. -‐' / o ヽ;::::) l レ、:.:/
} ! / / / _, - '" _/ __ ___ (::イ、 \
/ | /_ // _,, - ''´ |>'´¨ ̄` ´ ̄ 二 >:::}} \
. i ノニヾヽ,. -‐ ' 」/,. -=冖'´  ̄¨ _」::::ノ ―、__ `' ‐、_
. ト、 / `} } _,,.. -―,才´/ _,,,ィ::::「 \ \ _, -'
}/_ / ‐冖¨ ̄ / ∨ / ,. '´:.:.:.:.:.:.:.:く 二ニ=、_ i`ヽ、 >'′
/  ̄ヾ、 / ‐- _ / / .〉 / __ /:.:./":.:.:.:.:.:.ノノ`\ `‐〈 \ _, - '´
!、 }}  ̄¨冖r -' / / //_ ヾ、:.:.:.:.:.:.:.:./  ̄ヽ\ ノ¨''┐ _>'′, '
` =イ ヘ /、 / / / .ム/ ¨¬' ̄ ハ \`ー-、_, ‐'"_, '"
. レ ヽ / \ /`' - 、/ / ! /ト、ヽ `‐-、 }! \ -―‐ ―= -
` ′ i / /:::| \ ‐-、` ‐- 、__,,, ` 、 ¨冖ー 、
ヽ./ /::::::| >、 `'‐- 、_ `ヽ 、
/ /:::::::::|  ̄¨¨ ¬ ‐=ニ二 ー―――― ―- 、 `ヽ
【紀元280年2月 呉 荊州 夏口】
┌┐
┌┐ ~~~ ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i
7''~゙i| ;;7'~゙i ) .| ̄)晋) ~~~~
) | ̄)晋) ~~ .┌┐ i-ゝトー'-t´___、
i-ゝトー'-t´___、 7''~゙i| ;;7'~゙i 7二二二 ̄[,r'
7二二二 ̄[,r' ) | ̄)晋) ~~~~~ ~~~~゛゛ ~~ ~~~~
~~~~~ ~~~~゛゛ i-ゝトー'-t´___、 ┌┐
┌┐ 7二二二 ̄[,r' ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i
7''~゙i| ;;7'~゙i ~~~~ ~~~~゛゛ .) | ̄)晋)
) .| ̄)晋) ┌┐ ~~ i-ゝトー'-t´___
~~ i-ゝトー'-t´___ ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i 7二二二 ̄[,r'
7二二二 ̄[,r' ) | ̄)晋) ~ ~~~~~ ~~~~゛゛
~~~ ~ ~~~~~ ~ ~~ .i-ゝトー'-t´___、 ~
7二二二 ̄[,r' \__人_人从_人_人从/
_) (__
) 晋軍だァッ!! (
 ̄ ̄) ( ̄ ̄
/⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
┌┐
┌┐ ~~~ ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i
7''~゙i| ;;7'~゙i ) .| ̄)晋) ~~~~
) | ̄)晋) ~~ .┌┐ i-ゝトー'-t´___、
i-ゝトー'-t´___、 7''~゙i| ;;7'~゙i 7二二二 ̄[,r'
7二二二 ̄[,r' ) | ̄)晋) ~~~~~ ~~~~゛゛ ~~
~~~~~ ~~~~゛゛ i-ゝトー'-t´___、
7二二二 ̄[,r' ~~~
~~~~ ~~~~゛゛
l : ! \
,-‐、_ ,' .l ヽ
ィ/` /:.:.:.ヽ / / \. ',
__/:.:!У-‐,-、ノ / / ヽ', `
/ィ-‐ヽl/'  ̄`.'ゝ,、 〈: :ヽ ', \ ,,_人、ノヽ
ミニイ-ィ「⌒ヽ__ゞ>-、<':::::::ヽ _ __ _.ヽ_ヽ. ', )ヽ (
/::7´ У::::::::::::r' l::::l:::::::::7::‐-- __r‐-<、::::::ー一:::ヽ:::::::::::l― - lニ=< >
l::::::::[ /::::::::::::::::::l l//イ::::::::::::::::l. ,--(二ヽ〉ヽ::>.' ´ ̄了'´', ,' ) て
ヽ``、::\リ::::::::::::::::::::ヽ!/'´ ̄  ̄´ ゝゝ-,Y.Yヽノ´ ,': : : :', .// /^⌒`Y´^\
', \/´\:::::::::::::::;イ  ̄´ `´.¨ / : : : : ) /./┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
/ ヽ'У二 ̄  ̄! ヽ: : : /. , ' /
, '´  ̄ ̄У ヽ-―ニ二ヽ ヽ: :l /
/ _ -‐―---- 、 ヽ ̄ 彡、 /: : ',. , '
´ ̄ l:::`丶、 _ -‐::'´:::::::', ', : : l /
l::::/>::`.¨イ:::::::::::::::::::::', ',: ,' /
,...::::'´::::::::-‐:::'´::::::::::::::::::::::::::::::l ∨イ
./、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ´
./ ',:::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::l
_ -‐' ´ `‐-:::、:::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::! \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
< ヽ::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', ≧ <
ヽ_ `丶、\ /::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::':, ≧ ぎゃぁぁぁぁぁぁァァッ!!! ニ=-
ヽ`丶、ヽ \ l::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ≧ ≦
弋_> 、 `丶 \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
\  ̄丶\ `‐-::::_::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 夏口の戦いも残された記録はほとんどない。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 事前の詔勅から考えれば、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .夏口での戦闘に従事したのは征南将軍胡奮の軍勢だったと思われる
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_r=升ヘ、
〈:::::::::::::::::〉
L○::○リ
__ソヘ:::::::::ム、__
/:::::Y:::::::::::::::Y::∧
〈::::::::i!::::::::::::::::j}:::::::〉
_<マⅩ::j!:::::::::::::::ム:::::/
_<マ j::::::/_〉::::::::::::〈_ゝ::ヘ それで話とは?
<マ ,::::::/:::7:::::::::::::::jヽj::::::',
爪 ,::::::ム/:::::::::::::::::∨ハ:::::::,
;:::::/ ,:::::::::::::::::::::/∧ ヘ::::;
j:::::j /::::::::::::::::::::::/::∧ j::::i_
L:::::j::::::::::::::::::::::::::::/::∧::::::」
い/:::::::::::::::::::::::::::::::::::∧か
//:::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
.:/\___/ヽ: . .:/\___/ヽ: .
:/ \: :/ \:
.: |:::. | : .: |:::. | :
. : |::::::. | : . : |::::::. | :
. : |:::::::. | : . : |:::::::. | :
:\:,..-''ニニニニニニニ.V : :\:,..-''ニニニニニニニ.V :
……降伏します ,,....--'''':::.. .. ゙-、. : ,,....--'''':::.. .. ゙-、. :
::::: ::. i ヽ i : ::::: ::. i ヽ i :
::::: |:::: |:::. i | : ::::: |:::: |:::. i | :
::::: |:::::. .(::::: :||: ::::: |:::::. .(::::: :||:
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー ただ、『晋書』『武帝紀』には、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 胡奮が公安を落とした記述はあるが、夏口を落としたという記述はない。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 同じく『晋書』『胡奮伝』にも夏口の戦いへの言及はなかったりする。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .特筆するような戦いではなかったのだろう
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
| У /_.... -:.:.┴―┴:.:.- ...._/ 厶、、
_jヽ,x厶<: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.::<⌒ゝ
人 乂::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ::::ヾ`ヽ
ハ /:::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::ヽ. 乂、__
γ /::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. i:::::::::::::i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::ヘ. }:厂 ̄
て ,' ::::::::::::::::i::::::::: i::::::::i|:::::::::::::!:::::!:i:|:::::i |::::::::::::::::::::::::∨/!
ノ__l:::::::::::::::::::|ヘ:::::::|∨::iⅣ::::: /:: /::i !:::::!:::i:::i::::::::::::::::::::::l//
(__l::::::::::::::::::i|ー升弋∨:ヘ\/ ::/:::::|:|:::/::/::::!::::::::::::::::::: j`ヽ
从ヘ :::::::::iトイ笊丐癶乂 i://:!:::/笊仍/У:::::::::: : /::/
{ Ⅵ::\:::::i|ハ 込乂 \\//从//込必y'// :::::://!:/
乂从\\!ヽ..__ソ i: /へ、__ ノイ:::::::// :/ .天下の統一。
{丈\\\ |:: //イ:/ハ イ
ヽr、、ヘ \ 、, ∠イ/し У 最早見果てぬ夢ではない
__ Ⅵ::`ヘ ___ /:::イト、
/ ∧ jヽ::::ハ ´ ー― ` 厶:::::::::ハ、
/ / , ノ⌒ヽ {:::ヾ:::::::}\ ,. ′`ミ:::::::::::ト、 / ヽ.
/ / √ ヽ. \ Ⅵヾ:::〈、_| ヽ /;| ヾ:::::::::::》、、/ ヘ
. / / ', \ ∧ Ⅵ:::::小《, >、、 __...イ ;;;;;;|ヽ、 {:::::::::::::::::》、、 _i_
_>ー/ \ ∧.、 ∧ {::::ヽ:::::く  ̄ ̄ `ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ヘ、/ノ`ヾ::::::::::::::::`ヽ<_ `ヽ
. / / _____ \ ∧\..∧、_ゝ:::::::::::::≧、、 / `ヾ/ ∠く、、___ゝ`ヾミ::::::::ヾヽ:::::`ヽノ
/ // `)`ヽ. ー\\ ̄`'く/::::::::ノ///>,/ ∠ //j \ `ヾ;:::ーく::::::::::::`ヽ、__,へ、
. / /´ / ∧ ヽ. \ \:::::::::ヽ/// /////////j \ / `ヾ::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 時の勢いとは恐ろしい
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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___
,、,,__,,.//'⌒´ !: :ヽ\: :. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ':.:. .::.:.|!
斗''⌒`У j : : ヽ \: : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.: . .:.:.|
「| | : : : ヽニ\ : : :: : : : : : .:.:.:.:.::: : .:::|
| ! _|: : : : :ヽニ.\: : : .:.:.:.:.:.:.::: : .:::|:
j |! jL,,、-‐='"ニテ!:.:. : : : ヽニニ.\: : : : .:.:.::.:::::::::;::;;:;:; ::;:;;|:
_,,、小ァデ")[...ノ `¨:;、イ/.:ハ:.:.:. : : : ヽニニ\.: : : : : : : : : : ::.:.:.:.:.:.:.:::::::;:;:.:.::;::;;;;;:.::;;;|:
,,.. ⌒};三二;;;:.:.:...:. : : : : : : : : : : : ̄ヾッヘ:;'=i:;::::::.:.:.:.:.:.:.ヽニニニ\: : : :::;;;;;;;:ム
ッ=ィ j:;;;. :. : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.: : .: .:|彡ハ:;;;;:;:;:::::::.:.:.:.ヽニニニ\ : : : : : .:.:.:::::::::::;:;:;:;: ;:;::.:.::;;ム:
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j!|:.:."`ヾ : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.: :;:.:.:;|:'.;:.::i 从、>ー=アニマニニニノ´//////7777'''==ミニニミs、:;:;:;:::;;;;;;;;:;:;;;;;;;;ム
'':yヘ ji!|:.:. .:. : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.:::.:;:;:.:;;!.;;:.::|フ"ー≦:.:.:/ニニム≧≦|∠∠∠∠/////////77ュミニヽ=-‐ニイ/
爪|:.:.:. : : : : : : : : : ;:.:;;!::::;:;|:.:.:. : : : : {ニニ㌣/ハニニ|、、、、、....,,,,,,,_  ̄`` ー=//「!丶ミニヽ、「「l))ニj
゙Т;;:;:;:.:.\ミs。_:.:.::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::: :;::;;;;ム::;:;;|:γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ:
j:;:. :. : : : :\ニニ≧s、;:;::::::::.:. : : .:.:::;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;三ニ==ム:| 我が一門が血を流してきたのは無駄ではなかった |.
|::;;:. : : : : : : \ニニ)}}三三三ニ=‐-マ''"´.:;:;:;;;;;;;;;;;三 ヽ_______________________乂
|;::.:. : : : : : : : :マミニイ∠∠7777''==ミ≧弌"´.:.::xヘ:::::;:;:;:;;;イ,:,イ,:'У, ' .∧ニニ∟、/ .;;:;, ´′.:;;;:;;:;::::;: イ;.ィ.::;...::;, ゝ、\
|;::::.:.:.:.:.:. : : :.:.::Ⅵ'ニ|---、、、....,,_''‐-=ミ<<ミ㍉州)))トl|ニニ,イ,:,イ, 'ァーx、、,)``\ミ、ハノ _,,:;;;: .:;;;:;;;:::;;::::: .:.::::;;;:.:;;;:. .:,;;;. (\У,;
:ヽ‐-V;;:;:;::::::::;:;:;;;;;;;;;:マ',ニ|==‐-、、..,,,`"''=-\\\-、彡L,イ:,イ, ' (` ;;;,:.:..... ;;::.:...._ヾ _,,,.... ̄`"'''‐-==::;;;;:.:. ,; ::;;;=ー_,,,,..彡
マム===‐-二弍',ニ|ハィ;, ,;;;:;:;ノ,ィ;;,,:.:..'゙´ィ\\>イ,:,イ-ー=ニ"_,,,.,.,,,.,.,.
マム===‐-:x彡```゛゛''''==‐-ー=テテ""´´ ̄イ.:,;,;,;.:.:.
ヾ彡"´.:.:;:;:;:;:;;;;;;:;: ;;, .:,:.:.:,:,;,:;::.:
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_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.`
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 戦いの舞台は武昌に移った
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
【紀元280年2月 呉 荊州 武昌】
┏─────────────────────────┓
} 南新市ヽ_,_ ∧∧∧
|○石城 .○ ヽ○安陸 ∧∧
.|__ 石陽○ `ー-, ∧
.長坂○ | _____>-―‐、 ∧
○当陽 ヽ_ | ○| ●\_
.  ̄ ̄ヽ_ノ 夏口| 武昌 . ̄|
___/ ヽ
. ̄7 'ー-、
-― -―‐_ ○江陵 /
. ○楽郷__) _,.__ _r‐'○陸口
○'ー'´ ̄ | /
公安 `ヽ r'
>'○巴丘
┗─────────────────────────┛
┌┐
┌┐ ~~~ ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i
7''~゙i| ;;7'~゙i ) .| ̄)晋) ~~~~
) | ̄)晋) ~~ .┌┐ i-ゝトー'-t´___、
i-ゝトー'-t´___、 7''~゙i| ;;7'~゙i 7二二二 ̄[,r'
7二二二 ̄[,r' ) | ̄)晋) ~~~~~ ~~~~゛゛ ~~ ~~~~
~~~~~ ~~~~゛゛ i-ゝトー'-t´___、 ┌┐
┌┐ 7二二二 ̄[,r' ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i
7''~゙i| ;;7'~゙i ~~~~ ~~~~゛゛ .) | ̄)劉)
) .| ̄)晋) ┌┐ ~~ i-ゝトー'-t´___
~~ i-ゝトー'-t´___ ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i 7二二二 ̄[,r'
7二二二 ̄[,r' ) | ̄)晋) ~ ~~~~~ ~~~~゛゛
~~~ ~ ~~~~~ ~ ~~ .i-ゝトー'-t´___、 ~
7二二二 ̄[,r' \__人_人从_人_人从/
_) (__
) 北岸より!!! (
 ̄ ̄) ( ̄ ̄
/⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
/\___/ヽ
/ ,,,,,,,ノiヽ,,,,,,:::i|li:\
|(●), 、(●)、 :|
| ⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒ u.::|
|u {,`ト===イ ,} ::::::|
\ ヾニノ .::::/"''=- 豫州の王戎の軍勢です!
/::ノ"''フ:ノ|゙ x ''|ヽ!:::_,,,L,,ノ,,ノ_ノ゙>i、
. i/ヘ" ムノ:::::| i::::! |-''"::::/ ゙ヾノヽ 三万程と見受けられます!!
/(:::::::゙ソ"_;;;;;;ノ: :V: :ヽ ''"ヽi、 をノ
(::::ヽ,ノ"!,,_::;/: :i: :i: : :ヽ_;;:::::"ヽi、
^゙''" /::::;シ: : : : i , -ii !、\::;;ノ::::)
(::::ヽへ、: : : i i/ ゙''ヽ,/ L」 .! i! ト- }.ハ
{ .!r―ト、上 }
_ ,.zチ二 }ー'‐'{-<ニ`ヾ、、
/´`ヽー/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、 > ‐ 、、_
i ;;:} .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{ ;;:} ヽ
ー= /.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:、:.:.ハ:.:.:.人 __ ノ,..ノ
/.:.:.:.:.:.:.:.:_:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.!:.:.:.:.:i:.:.:.:.:`¨´
-‐- 、- ..,_,r―ァ -‐- 、-= ∧:.:.:.ノ.:.:.:.:.:.:.:.:i
/ /´ `ヽヽ`ヽ ー/ /´ `ヽヽヾヽヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:!
まだ益州の軍勢は到着していないみたいですね。 { :{ }: } i } .{ :{ }: } ( )}_!_}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
人 、_,.ノ ノ_ ノ,.人 、_,ノ ノ ノ!′ヽ_:.:.:. /.:.:∧
まずは、何としても王戎の軍勢を撃退しましょう ー‐,、^f、¨、´ ̄ ー‐ ^‐'"! |ー '" }:.:/.:.:.i:.!\_,
/イ、_ ||r 、. {  ̄ ̄ } .! lー‐ " i;':.:.:/!ノ
| !!ゝィ,=- ゝ __ ノ- | |} {!_ノ
∧ 、 /∧、_ヽ/__| |ハ. {!
ーヾ='.' 〉´ }-{ ̄<ヾ_人 }
/ ムノ、\\_} {:.ハ`¨´i
/ i\\ ヽ_}、ヽ.!
/ !o .\\_,..ャ= ¨¨ヽ
\ ``ヽ、
_ ヽミ=x〉
|>x 、 {:.:.:.:>Ⅵ/_ ヾ:.、
└┴‐ ァxム≠ミ:、:.:.ヽー ̄¬‐- ____ 乂:.ノ
/:./:llハヽ:.:.\丶:.\:.:.:.:ヽ ̄冖¬―- <´
x-テ三y':.:.:./ミll:.:}:.:',:.:.:.:.\ハ:.:.\:.:.:.:.\ `` ゝ
\_ム /...../... /:.:.:.:./7TT l:.l V:.:.:.:.:l\、:.:.ヽ:.:.:.:.:.\ ヾ 、
く.....V......../....イ:.:.:.:.:/_|_|__」:.l__V:.:.: |:.:.:.トヽ:.:.ヽ:.:.:.:.:.:\ リ
/ヽ...ヽ入ヘ ..|:.:.:.:./__ .|斗 "V:.:.l:.:.: | Ⅵ:.:.:`、:.:.:.:.:.:.\ ノ
〈Y Yハヽ..Vイ{...|:.:.:./| _ 、 l:.:},xz=rミ|:.l:. | lハ:.:.:.:`、:.:.:.:.:.:.:.:\
/ し{ノ ヘⅥ〔\|:.:.:|i:《て抃. /;.ノ 乂リ :|:.|):.| ∥ヽ:.:ト:.\\:.:.:.:.:.:.ヽ
/ ̄ ̄ミX>く\/>|:.:.:|iト ゙ゞ-' 、 "´./:.:|:.:.|∥ ⌒ \ヽ \ ̄` ゝ
/ )k::}>xXl三|:.:.:|i:.:ヽ、 _ _ .イ:.:.ハ:.:|
/ 〈/ _ (_〉\イi:i:|:.:.:|i:.:.:Ⅵiks。 ,. イ-/:/:.:.:.:| 陶濬ちゃんにだけいい格好はさせないよ。
/ / / / ̄\ ̄\ ̄|:.:/ ト:.:V/ト //.|:.:|>x:.ノ
| |/ ヽ |:.:l |i:ト:.Ⅵ // |:.:| \ .呉がダメになるかならないかだもん。
./| ハ_ '|:.:l Ⅵハ:i} // イ:.j ,.ィi
/ .| / \ ̄>x\ |//r≠ミi }}// / Ⅵl //> .やってみる価値はあるわよね
Vハ / ̄ ̄/ ̄ヽ |///lく/l}l/ / Ⅵ/// |
Ⅵ / / \__//| |ハ///>x ヽレ′ ト
Y / ハ ///L「////////>x リ / / `、
}、/ ./ }ト l/////////////////≧ / i
ヾハ / .}}h. |//////////////////〔/ |
ヽ /レィ〉 <|//////////////////ハ |
//Tヽ イイ ̄/L__ 〕///////////////////| .| _____
|777777777卞777〕 ////////////////// /| ∧//____}}_}}_}}_
|//////////刄ヘ/|/ ̄ ̄/ ̄/ ̄ ̄ ̄ `<//イ | ∨///////////|
\__人_人从_人_人从/
_) (__
) 申し上げますッ!! (
kij  ̄ ̄) ( ̄ ̄
i;::;;:;:;l!
,/:;:;:;:;:;:;l!
,/;:;:;:;:;:;:;:"|!//オオォォォッ!!
,/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ / ! ,
_,,.-一'''";:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`ー、_// ,'
ヽ ヽ_,,..\-─i!i─ ─i|-i-─-!|i、,,,/..,,.//;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`:、//. |i!,|i!_
ヽ.,,,、'.‐''"´ γ⌒ヽ γ ⌒ヽ ``‐/、;:,'/;:;:/;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;;``''=ー─、..,,_
.,,,、'' γ⌒ヽ .i i i i, γ⌒ヽ. ゙゙'''''-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:`ー-、_
”\.,,,,,, ゝ __ノ ヽ ___,ノ ヽ ___,ノ ゝ __ノ ,,,_ 、-''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
/ i /.゙゙'/''-/--‐-i-l !─ --─--l─-i-‐-''i"ーl';:;:ヽ;:ヽ;:;:\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:--''"´
| i| |! i |;:;:;:;:;:i!i;:;:;:;:;:|i! i;:;:i|i|;:;:i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;_,,..-一='''"~´
~``''=lー-、_i|!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,:':、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i!
i|;;;;;;;i|!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/,,;;;;;;;;i|;:;:;:;:;:;:;:;:;:,:'
i|;;;;;;;i!;:;:;:;:;:;:;:;:,:'l i|;;;;;;;;ii!;:;:;:;:;:;:,:'li ワアアァァァッ!!!
':;;;;;;i|;:;:;:;:;:;: i|! `:、;;;;;i|;:;:;:;:l!
ヽ;;!;:;:;:;:;l" ゙l;;;;:∥l !
jlk'" klTi
l∥"
___
/ / ))))
/ /_ ⊂ノ
/ /|\_/ ̄ ̄\_/|
/ / \\_| ▼ ▼ |_/ 王濬将軍の軍勢が夏口に到着しました!
../ / \ \ 皿/
ヽ ⌒\ 一両日中に、この武昌に姿を現すとの事!!
ノ /> >
/ / 6三ノ
┣¨┣¨┣¨┣¨
/ / | | | | | | | | ト、 ト. | ! i! ハ .! ! ト. |
| |ハ .! ! ! ! ! ! ト. .ハ.! ',.!ハ |,|斗 | | | | | !
| .| | | | | | | | | | | | | || !|.イ 从 i! | | i! .! ! !
| .| | | | | | | | | i!i! ! | i!/リ |/ }|| ! | !| | | /
.! _|_|_|_|__」__!_!__|__/ |,リ | /イ! ,}zチ芋ミxリ| ,| 从! リ }'
我が軍は一瀉千里、 | | i!.八 { .N .|/`77 i! / rイ::::::::ハ }} |/ | //' |イ
対する呉軍は気息奄々ときている。 .∧ i! i! ,_z≠乞卞ミx' / / .う::::::oリ ,リイ } / !
/ .∧ Ⅳ〃 ん:::::::::ハ / / 乂辷ン ! /イ 八
長江が塞がると共に、 ./ / \. ヘ 《. う:::::::o:リ '´ ー ' | ! ̄`ヽ.∧
呉の命脈も尽き果てるのだ / / |\ヘ.ヾ 乂辷ン 、 ハ | ヽ∧
./ / ! `\ `"´ / .! ! V∧
/ / 厂¨\ _, / | | ∨∧
./ / / \.` ー ´ . イ .| | ∨∧
./ / \::::`::....._ / ,| | | ∨∧
../ ./ \:::::::::::::`¨::::ー┬‐< /:| | | }/ ∧
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 武昌の戦いの主役は、建威将軍・豫州刺史の王戎の軍勢である
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
{ {. /==z 、
\ |l|w/L ,rVk、 \ |l|w/L ,r_/.. /-=ニ≦/Vk、
\\{w└ ¨ ´ Vト、` ー 、 /二二二二7 .\{w└ ¨ ´ / __ / __ /....Vト、` ー 、
\´ Vk `ー、 i //___.//.....\´. 〃 ヽ' .〃 ヽ' Vk `ー、 i
≡ = - > ; ’ ∠ Vk l/ .≡ = - 三 ≡ = - 三 / ―――‐ /= - > ; ’ ゝ _ノ ゝ. _ノ.....= -.Vk l/.- 三 ≡
/ }| Vk // // ../ }| Vk
/´ヾ, r、r‐|^` 〆 .〉 , -‐-v./ , -‐-v./ . /´ヾ, r、r‐|^`. 〆 .〉
// }´ / ノ 《 .ノ 《 .ノ // }´. / ノ
/ ゝ- ´  ̄  ̄ / ゝ- ´
;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;;'';';';;'';;';'';';
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几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几 几
|\_/ ̄ ̄\_/||\_/ ̄ ̄\_/|.|\_/ ̄ ̄\_/||\_/ ̄ ̄\_/||\_/ ̄ ̄\_/||\_/ ̄
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\_| ▼ ▼ |_/\_| ▼ ▼ |_/\_| ▼ ▼ |_/\_| ▼ ▼ |_/\_| ▼ ▼ |_/\_| ▼
\ 皿 / .\ 皿 / \ 皿 / \ 皿 / \ .皿 / \
/ .\ / .\ / .\ / .\ / .\ /
) >
< さあ祝おう!! > \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
< ( ) >
/^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^ < 日輪が出ずる時を!! >
< (
/^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
._.. ー'¬ー-.. ―-、;:;:;:;:;:: --'''''''''''''゙冖 :::::::::: .ー''''''''''''''''' : :;:;:;:;:;:: ´゛ `''''―--. ..
=xii_,_ i.ー冖'ー..,,,,, `'ー、、 ゙'-、 .\ !.|: / / / .〃 ,r゙/
`゙"'`-=t;;ii ..,,_. `-.>゙,゙''/ ,,_゙'''ー. ." `'-、 ヽ. .!./ .;"/./ . / / ." . /
_、 `゙''''´゙''ii,,;;`゙,,,.゙゙''ー二ー ..,,.丶 `'=i、 \ !./ . "., ./ :' ,/゛
`゙''“'┴- ..,,,,,_ `''ー二ー..,,, `ゝ ゙'. - : .゛ '" ._...
.''''''―-- ......,,,,_i〃."ー.‐‐ .y. ....,,,,_ `''''ニニッr_へ .,,, .丶 ._..-'"゛
`^''''''¬―-- ..i、 ̄二'ニニl゙ ., , 、 . ̄"'''―- ..,,,,_ .゙'ゞ';;フt./ : _,, -‐
"ヽ‐-.-v゙l-' `゙゙"''―-.ミ',.., _.. -''゙゙_,,,..
´ ゛
_,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, _
--ー‐ー‐ ―‐¬'' ''''''' '''" ` jl-
__,,.... .;;;;,,ッ-一゛'' ll
. _,,,,.. -;;ニニ`-ー'''"゙´ ,,,r'"| iリ
二`-‐'''"゙´ _..- .l゙.,..-',゙メ..,,,、 ″ 、 .゙.'._ /し'/
. _.....‐ _..-'"゛ .,..-'゙y‐゙_,.. -'" ミ(.l. l ,r'⌒''"´ j / /
_._..ぃー''"´ ,.. ‐'″ .,..-'゙. / .`'./ , ゙!.l,゙tヽ / ,く( {
゙~ _..-'"゛ ._ / .,/゛ ./ | . / ,, ,イ l| /
_,, ‐'" , / ,..‐" ./ .' | .l,../ // / l l| _」
,..-'"゛ ._ / . _/゛ / ,丶 , / | . / / / / l lレ′
._..-'"゙,/] , / .,/゛ ./ ./ ././ .l "′/ ヽ レ、ゝィ.__.. -‐z
._..-'"゛ . / .,! _ir'" ,/゛ ./ / / " : .| .'、 ゙/ ハ ヽ、 / _ /
-'"゛ ./ .'″ ゙l. / . / / ,i'゙ ,! .l ./ / ヽ { l ,r''7゙// ,'
./ .,- , / / / ./ ! .! l / ヽ-' {/ / ∠ノ
./ く . .ヽ. ./ / : '゙ | .! レ′ / /,r‐r 、
,,,l゙ _..-'" ./ / : ! | .ヽ l / l / ノ
-'" .ゝ .......... ー''"゛ / / : ! : : | ゙‐ レ | ル/´}
" / /
/ /
i /
レ′
\ 丶 丶 \ \丶 \ 丶 \ ヽ \ \. 丶 ザァァァアアアア
丶 \ \ヽ 、 \ \ \ \ 丶 \
ヽ 、 丶\ヽ ヽ \ \ 丶 \ 丶 丶\ \
\ 丶 丶 \ ヽ \ \ 丶 丶 \丶 ヽ \丶
\ 、\ 、\ \ 丶 丶 ヽ \ \ ヽ\ \丶
ヽ 、 丶\ 丶ヽ ヽ 、 ヽ\ 丶 丶
ヽ \ 丶\丶 ヽ \ ヽ ヽ 丶 \ \ \ ヾ
\ 丶 \ 丶丶 ヽ \ \ 丶 \ 丶 丶\ 、 ヽ \ \.
丶\ 丶 ヽ 丶 丶 \ \ \ 丶 ヽ丶 ヽ \
/フY ヽ
/(>)(◎) ヽ ;
/⌒`´⌒:#;; \
| -)___(-、 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
|#; |!!il|i|!li| l | ヽ
\ ・`⌒´ / / :##;; ヽ
/` .`ijー─‐'"/ / ̄ ̄フ\ ノ
/ / ;/ / / / /
/ / ・. / / /;; / ∠_,-
⊂二⊂ノ / /;; (__/ ∠__,- 丶
⊂二_ノ (________ヽ
/ニY二ヽ /⌒ '"⌒ ヽ、
/uー ー;##ヽノ ー \
/ (_)(_) .u\ ,; \ ,rー、
|-);;#⌒`´⌒:::: (-, ⌒ ̄ ̄` ̄ ̄ ̄ヾ`ヽ ヽ
| 〈 ,____ 、 〉 i,ノ、____"___,、___ソノ__ノ
 ̄ ̄ ̄゜`⌒´  ̄ ̄` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\ 丶 丶 \ \丶 \ 丶 \ ヽ \ \. 丶 ザァァァアアアア
丶 \ \ヽ 、 \ \ \ \ 丶 \
ヽ 、 丶\ヽ ヽ \ \ 丶 \ 丶 丶\ \
\ 丶 \ 丶 ヽ 丶 ヽ \ \ 丶 \
\ 丶 丶 \ ヽ \ \ 丶 丶 \丶 ヽ
\ 、\ 、\ \ 丶 丶 ヽ \
ヽ 、 丶\ 丶ヽ ヽ 、
ヽ \ 丶\丶 ヽ \ ヽ ヽ 丶 \
\ 丶 \ 丶丶 ヽ \ \ 丶 \ 丶
_,、=:ニ;‐、、--――‐y、,_
/´ ヽ,ヽ,.゙'l,.゙Y;--',r'゙'ヾ;'V.j
./_ .,,_j ゙l l,. Y/゙'ヾ、;、ノ,r;'|
j.ヾ! ト‐! | .| .|,_ ./,.〈. 〉|
.|il, __ j .j゙ .l ト,゙',/ j.゙ r;|
.|.l,゙l, ゙ー゙.ノノ / / ゙l ゙l,ヽr',r'l ゙;|
| l,.゙ヽ--'゙ ,ノ / l, ゙'゙,,.l, ,j ゙|
l,. ゙'i, / ,rシ-、,ィ) l,゙i,V/゙j゙
゙l゙i,・ヾi, ,/ィl、・_ノ ,;:: ゙シ'i.l,ノ .
| `ラ´゙'''´ ''"'´ .| |:.r'`V'''
怯むな!! ゙'i, .j |./ ∧、,
゙i,. r、,,,.、,_ / ノメ、 .j |ヾヽ,゙
.゙i,ヾ'-'ニワ. / ./ノ .V j゙ |'i,. ヽ;-‐-、,_
/:::l,〈` //‐'´ ./.ヽ/ .j.ノ .:ヾ、;:) ゙'i
/::::::::|ヾ‐;<;/__,、r'´ ./ .)='゙ ..:: ,ソ .(
/ l;::::::::::Y゙人゙l;:. .,/,r'ニ゙ _,、r''´ ..:: ゙ヾ、
l /,r:| j‐゙''l; ゙ニー‐'゙ (`l.(_,r‐'''゙´__,, ....::::: .`ヽ、,
晋 建威参軍 羅尚
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 王戎は参軍の劉喬と羅尚を先鋒にして武昌に攻め寄せた
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/ __=ニ二二 )ー'_ノ≠ニ.\/ ::::::::::::::..\二二ニニ─ ̄
,f彡三=テ ̄ .:〉ー'彡ニニニ\ ::::::::::::::..\
〈// |::..........:/`ヽー- 、彡ニ三\ ::::::::::::::...\
_/::.... ヽl::::::::::/i、ミ`ヾ\`ミヽ`ヽ=三\ ::::::::; <\ よし!
,< ̄ ソ ::\r'´二二二二ニニニ==--- 、 , <//////\ __
,<::::::ヽ _/ .......:::r'三ニニニニニヾ\\ミニ= -、"_彡 \ ////////:.:::::::/  ̄ ̄ヽ .敵将に命中ッ!!
/ ヽ:::/ |:::::::::::_,:≦ニ三三二二ニミ \``\ミヽ\`\ \////// :/ /_
ヾ / ー‐=f<へ 三三二二ミ、`ヾ\、丶`r⌒ヽ`、\ \ー ´ / / \
i! / |l i! ミ`ヾ、\==ミ、`ヽミヾ 丶、\iヽ.!ヾ 、ヽ \ i / Y  ̄`ヽ
ir' |il |三ミヾ、\`丶 :.\`ヽ、ヘヾ、 ゙ 、マjl:.、i r リ ,-‐、\ :l l .: i
| | lii| ミヾ / \゙、\::/ ,尓夾ヽ 、ヾマ:ヽ/ー.:テ' /7´ \ l l |
| il丶/.:::.、 \ 、\イ ら辷∧ヾ 、 ヾ∨: :/ /:/ /ヾ,l`:| i ー==、
|! li!、\\:.\ /_ 、ヾヽ ' ト i ト、∨ /X/ /="゙| | | / i!
| |liト、ヽ.\ -ィ尓心 i! il|i リi i! li リ /: :/ i><<'| | | .: / |!
| il|ヘ`丶 、゙癶っ゚ソ l i! l} 'i l i!l| i\イ l\/,| | | .: i!
__l i li! i∨゙、\`ミー_ |イ |i -‐ / l i li|| l´: :l l,,/ヾi j / / /
/,-‐、‐、、!!_ li∨\゙丶`ー ̄il l!__ イ//l l! l|i∨ !><:! lヽ//! |! / / //\
/ /{_,、 \ヾ:ヾヽ\\゙、〈ヾ、゙li'/\`ヾ// :l |l iト、∨ l: : :l |、/ l | / / ////
/ / i! ヽ l i:::::i:::|\\`゙、 /' ゙、ヽ // l: | il liヾi. l゙/i |へ /ヽ_/\_ / /'/:::::::
/ /Xi!\_!、 i l:::::l:::ト !l\\〈 \゙、,// iイ / i! |' マヽ| | / i! ー、 /" :::
/ /\i!: : : :ーヘ.l::::j:/ ヽ !l\\ /ニ゚_) /: j イ il|! マ:| |/ l \ /
l イーi!-!: :/i : : ー'"、\゙ 丶 `\、_ニ〈 /: :/il l il| マ, イ ノ\ ヾー==' \
l/=|!==i!:/ マ: :ム ヽ、゙ヽ !、 /ニニ∧:/ |i | ヾ、 マ, i _彡'∨//\ / \
/_//__.j!' マ: :ム 丶 i!ド、 /ニニニニ丶 | l|===ヽ=== 、 ヽ`ー='´ |l ∨/// ー─==彡//////\<
__/ ̄// ̄テ´ マ: :ム i li| ヾ、ニニニニニ.l i|ニニニニニニ\ \==||==∨///////////////////\
_,、=:ニ;‐、、--――‐y、,_
/´ ヽ,ヽ,.゙'l,.゙Y;--',r'゙'ヾ;'V.j
./_ .,,_j ゙l l,. Y/゙'ヾ、;、ノ,r;'|
j.ヾ! ト‐! | .| .|,_ ./,.〈. 〉|
.|il, __ j .j゙ .l ト,゙',/ j.゙ r;|
.|.l,゙l, ゙ー゙.ノノ / / ゙l ゙l,ヽr',r'l ゙;|
| l,.゙ヽ--'゙ ,ノ / l, ゙'゙,,.l, ,j ゙|
l,. ゙'i, / ,rシ-、,ィ) l,゙i,V/゙j゙
゙l゙i,・ヾi, ,/ィl、・_ノ ,;:: ゙シ'i.l,ノ .
| `ラ´゙'''´ ''"'´ .| |:.r'`V'''
進めッ!!! ゙'i, .j |./ ∧、,
゙i,. r、,,,.、,_ / ノメ、 .j |ヾヽ,゙
.゙i,ヾ'-'ニワ. / ./ノ .V j゙ |'i,. ヽ;-‐-、,_
/:::l,〈` //‐'´ ./.ヽ/ .j.ノ .:ヾ、;:) ゙'i
/::::::::|ヾ‐;<;/__,、r'´ ./ .)='゙ ..:: ,ソ .(
/ l;::::::::::Y゙人゙l;:. .,/,r'ニ゙ _,、r''´ ..:: ゙ヾ、
l /,r:| j‐゙''l; ゙ニー‐'゙ (`l.(_,r‐'''゙´__,, ....::::: .`ヽ、,
/ : : : : : : /: : : : : :./:、:\: : /: : \
: : : /: :/: : : : : : : /\:ヽ: V: :,.ィiヘ、: :\
/ : : /: : : : : : : : /  ̄/:::/ ̄/:::/\ヽ: : \ j\/|_
: : : : :/ : : : : : : : :/__\/_/:::/ /:ハ: : : :ヽ /
: : : :,j| : : : |: : / ̄=‐-_\_/  ̄\:/ |: : : : i て
: : :/j:│ : : : |: /_ 三三jl_,. -‐ |: : : : | く
: :// /l: : : : :|/  ̄=‐-_ 三三三 ̄=‐-_|: : : : | < って、どうして無傷で動いてるの!?
://: :|| : : : | 三三三 ,: : : : :| \{⌒
. / : ∧l : : i: :| /`ーヘ__,ィ  ̄=‐-_/: : : : / 今、確かに当たったよね?
: : : : : l : : l: :| / ⌒ヽ、 / /: : : : /
:/l : : l : : l: :|\ l/ '、 : : /
, -‐―l: : ,' : |'"||≧z。.,_/___,,.ノ: :/
`7, l: /: : :| || //\: / /: : : :/}/
/__i .j/: : : :| || .// |\/: : : : _,、=:ニ;‐、、--――‐y、,_
/_| / : : : :| ||// / \: / /´ ヽ,ヽ,.゙'l,.゙Y;--',r'゙'ヾ;'V.j
./_ .,,_j ゙l l,. Y/゙'ヾ、;、ノ,r;'|
j.ヾ! ト‐! | .| .|,_ ./,.〈. 〉|
.|il, __ j .j゙ .l ト,゙',/ j.゙ r;|
.|.l,゙l, ゙ー゙.ノノ / / ゙l ゙l,ヽr',r'l ゙;|
| l,.゙ヽ--'゙ ,ノ / l, ゙'゙,,.l, ,j ゙|
l,. ゙'i, / ,rシ-、,ィ) l,゙i,V/゙j゙
゙l゙i,・ヾi, ,/ィl、・_ノ ,;:: ゙シ'i.l,ノ .
| `ラ´゙'''´ ''"'´ .| |:.r'`V'''
゙'i, .j |./ ∧、,
゙i,. r、,,,.、,_ / ノメ、 .j |ヾヽ,゙
.゙i,ヾ'-'ニワ. / ./ノ .V j゙ |'i,. ヽ;-‐-、,_
/:::l,〈` //‐'´ ./.ヽ/ .j.ノ .:ヾ、;:) ゙'i
/::::::::|ヾ‐;<;/__,、r'´ ./ .)='゙ ..:: ,ソ .(
/ l;::::::::::Y゙人゙l;:. .,/,r'ニ゙ _,、r''´ ..:: ゙ヾ、
l /,r:| j‐゙''l; ゙ニー‐'゙ (`l.(_,r‐'''゙´__,, ....::::: .`ヽ、,
.!. .l゙l゙レ'>‐゙ | ト;゙i,l、ノ,r;;'ニ゙/´゙Y .,r'゙ ̄ .....::::::::::::::::::::::::.゙ヽ
./:/:///: /:,イ.: : :/.: : : :/: : : : :.|† 〉///ハ
/イ: ;.イ: //: /}'X: : イ: /: : /: : :/: : :|:.ヽ//////i
//{/:/:/イ.:/i芹㍉ヽj:/: : :/}: : :ハ.: :/: :.///////}
_.ノ/,/: :.{: : :|イ .|んイハ} |ハ: ://‐<_j / /:/'/////// ねぇねぇ、どんな気持ち?
|////:/.: :/|: : :,リ 之ン ∨才テぅv/ メ:/'///////
|>': /{:|: :/: |: : :i{ `" んイ::::ハ}イ: |{'/////// 命中したと思った攻撃が
.<:>会从N{: 八: :八 , 之ンイ./.:八////// 全然効いていなかったってのは?
x≦>/////////∧: :ハ: : }\ ト .._ `"_/.: :/\///!
r,≦ア: ://////>―<//ハ{:.}: :/rく\__¨´__.> :´: :/.: : :/:Y'/,|
|///: ://////,/ `¨フイ { i癶._ハ/: : : . イ: : //: :.|//| ,x─‐==、--,-,─‐,-、
|//|: ////// ..:/ / \ _//: :∠=≦二:_:/,{: : V/{ / `ヽ ∨/\/\i
|//|///// .:: _>―ロ――ァ .i从く'////////∧: :∨,\ {o o │|│\/\/|
|//////>.、 く/ イ.ハ iト/ \///////∧: :∨/ l ___ ノ i ト、/\/ヽ!
|/////////\ /////| Vゝ Y'//////∧: :∨ ∧ ー' / / / ∨/\/|
. {\ー' / /__ j∨/\j
Yoヽ/ /fo ソ V〈_,ノ
. i  ̄  ̄ ´ ̄ | |/}
', ノ l ハ--、
∧ }王lヨ / / ∧ ‘,__
. ∧ / / / ∧ i\ }\
. / iー一<___/ / / / 人
/ ∨O \_____// ̄ _/ / \
,' /`し'⌒ヽO__OV´ ̄ __
. i ∨ |/^\/ 乂{ ̄ , '"´
j__/| ∧ / \ / .) '"_
/「\ハ / \/ \/ i ,〃⌒ヽ.
/ : : : : : : /: : : : : :./:、:\: : /: : \
: : : /: :/: : : : : : : /\:ヽ: V: :,.ィiヘ、: :\
/ : : /: : : : : : : : /  ̄/:::/ ̄/:::/\ヽ: : \
: : : : :/ : : : : : : : :/__\/_/:::/ /:ハ: : : :ヽ
: : : :,j| : : : |: : / ̄=‐-_\_/  ̄\:/ |: : : : i
: : :/j:│ : : : |: /_ 三三jl_,. -‐ |: : : : | ちょっと待って!
: :// /l: : : : :|/  ̄=‐-_ 三三三 ̄=‐-_|: : : : |
. / : ∧l : : i: :| /`ーヘ__,ィ  ̄=‐-_/: : : : / 当たったはずの矢が全部すり抜けてるのよ!!
: : : : : l : : l: :| / ⌒ヽ、 / /: : : : /
:/l : : l : : l: :|\ l/ '、 : : / 封神演義みたいな真似はやめて頂戴!!!
, -‐―l: : ,' : |'"||≧z。.,_/___,,.ノ: :/
`7, l: /: : :| || //\: / /: : : :/}/
/__i .j/: : : :| || .// |\/: : : :/ //\\//ヽヽ
/_| / : : : :| ||// / \: / / 、ヽ//\\/∧
///\\//\ヽ} >―‐-
i{\\//\\//ハミメ二.´ \
|ハノ/\\//ヽ:し':|:::::ヽ\\ :.
__|ミ`¨//⌒丶ヽ¨::イト、/八:::::} }ヽ 、 |
//:::八:} {.:/⌒ヽ|.:} }:レ':/ハ::::/ :/ . \........:__人
当たったはず? | {::::{..i :{ 八o o}j:ノ //V 乂: / \_彡'⌒> \
l \_j : ミ(OX__ノx(Oフ{:Ⅵ :|:./ _ : : ::/― ' ∠:>ヘ
外れているではないか。 乂 \\∧ミ`゙ ´ ̄ }〈/: 乂彡く厶ミ. : .:| ̄//⌒>:/\
. ⌒\ヽ. \\:.. 、__,.、 /.: :...xく/┘| __丿 :{: : {{_/: :{'⌒
もっとよく狙ってみるがいい / '⌒ミ::ヽ} :} }:::\:ニ´ イ: :/: /:/:厂ヽ〈____|//⌒Y } : :
′ } ∨彡'_丿:::::::`爪ミメ/rく:xく/ / } } \//ミ\{ .ノ \
{ / /´ 乂二二エエ彡/:/ \ \_.厶イ彡' .::::\く/⌒>
八 : : : . ..彡: ./ />‐へ__.丿ノ\/ \_/彡ニ==ァ=ニ}≧z::彡:'⌒¨¨¨´
\: : _/ {:..{ \ く__//\/⌒>\/ /:/=x:ー<⌒Y´ . :
/ / _ ..乂乂ノ´} ノ\. く=彡く_//\/ / `⌒)ノ . : :
/´ ヽ,ヽ,.゙'l,.゙Y;--',r'゙'ヾ;'V.j
./_ .,,_j ゙l l,. Y/゙'ヾ、;、ノ,r;'|
j.ヾ! ト‐! | .| .|,_ ./,.〈. 〉|
.|il, __ j .j゙ .l ト,゙',/ j.゙ r;|
.|.l,゙l, ゙ー゙.ノノ / / ゙l ゙l,ヽr',r'l ゙;|
| l,.゙ヽ--'゙ ,ノ / l, ゙'゙,,.l, ,j ゙|
l,. ゙'i, / ,rシ-、,ィ) l,゙i,V/゙j゙ 「結果」だけだ!
゙l゙i,・ヾi, ,/ィl、・_ノ ,;:: ゙シ'i.l,ノ .
| `ラ´゙'''´ ''"'´ .| |:.r'`V''' この世には「結果」だけ残る!!
゙'i, .j |./ ∧、,
゙i,. r、,,,.、,_ / ノメ、 .j |ヾヽ .お前が降参して呉が滅びるという「結果」がな!!!
.゙i,ヾ'-'ニワ. / ./ノ .V j゙ |'i,. ヽ;-‐-、,_::::
/:::l,〈` //‐'´ ./.ヽ/ .j.ノ .:ヾ、;:) ゙'i
/::::::::|ヾ‐;<;/__,、r'´ ./ .)='゙ ..:: ,ソ .(
/ l;::::::::::Y゙人゙l;:. .,/,r'ニ゙ _,、r''´ ..:: ゙ヾ、
l /,r:| j‐゙''l; ゙ニー‐'゙ (`l.(_,r‐'''゙´__,, _ ヽミ=x〉
|>x 、 {:.:.:.:>Ⅵ/_
└┴‐ ァxム≠ミ:、:.:.ヽー ̄¬‐- _
/:./:llハヽ:.:.\丶:.\:.:.:.:ヽ ̄冖¬
x-テ三y':.:.:./ミll:.:}:.:',:.:.:.:.\ハ:.:.\:.:.:.:.\
\_ム /...../... /:.:.:.:./7TT l:.l V:.:.:.:.:l\、:.:.ヽ:.:.:.:.:.\
く.....V......../....イ:.:.:.:.:/_|_|__」:.l__V:.:.: |:.:.:.トヽ:.:.ヽ:.:.:.:.:.:\
/ヽ...ヽ入ヘ ..|:.:.:.:./__::::::::|斗 "V:.:.l:.:.: | Ⅵ:.:.:`、:.:.:.:.:.
〈Y Yハヽ..Vイ{...|:.:.:./|::_::、:::l:.:},xz=rミ|:.l:. | lハ:.:.:.:`、:.:.:.:
馬鹿にしてッ!! ./ し{ノ ヘⅥ〔\|:.:.:|i:《 ( Y:::/;.ノ::( _リ: |:.|):.| ∥ヽ:.:ト:.\
/ ̄ ̄ミX>く\/>|:.:.:|iト::゙ゞ-':::::、:::::::"´:/:.:|:.:.|∥ ⌒ \ヽ
/ )k::}>xXl三|:.:.:|i:.:ヽ、 _ _ .イ:.:.ハ:.:|
/ 〈/ _ (_〉\イi:i:|:.:.:|i:.:.:Ⅵiks。 ,. イ-/:/:.:.:.:|
/ / / / ̄\ ̄\ ̄|:.:/ ト:.:V/ト //.|:.:|>x:.ノ
| |/ ヽ |:.:l |i:ト:.Ⅵ // |:.:| \
./| ハ_ '|:.:l Ⅵハ:i} // イ:.j ,.ィi
/ __=ニ二二 )ー'_ノ≠ニ.\/ ::::::::::::::..\二二ニニ─ ̄
,f彡三=テ ̄ .:〉ー'彡ニニニ\ ::::::::::::::..\ }ニニニ==--
〈// |::..........:/`ヽー- 、彡ニ三\ ::::::::::::::...\ ./ -‐ ¨ ̄Λ
_/::.... ヽl::::::::::/i、ミ`ヾ\`ミヽ`ヽ=三\ ::::::::; <\ ._/゛ / /
,< ̄ ソ ::\r'´二二二二ニニニ==--- 、 , </////..< / /
,<::::::ヽ _/ .......:::r'三ニニニニニヾ\\ミニ= -、"_彡 \ ////////:..∧ / / 今度こそ!!
/ ヽ:::/ |:::::::::::_,:≦ニ三三二二ニミ \``\ミヽ\`\ \////// ,/゛心 ゛ /
ヾ / ー‐=f<へ 三三二二ミ、`ヾ\、丶`r⌒ヽ`、\ \ー .,/゛ .,..-'´! ./ .\
i! / |l i! ミ`ヾ、\==ミ、`ヽミヾ 丶、\iヽ.!ヾ 、ヽ . _/゛ _ / | / / Y  ̄`ヽ
ir' |il |三ミヾ、\`丶 :.\`ヽ、ヘヾ、 ゙ 、マjl:.、i ,..‐" _..-'´ .}/ l .: i
| | lii| ミヾ / \゙、\::/ ,尓夾ヽ 、ヾマ:./ , / /7´ \ l l |
| il丶/.:::.、 \ 、\イ ら辷∧ヾ .,..‐" .,..-'´ /:/ /ヾ,l`.| i ー==、
|! li!、\\:.\ /_ 、ヾヽ ' . / ,..‐'゛ /X/ /="゙| | | / i!
| |liト、ヽ.\ -ィ尓心 i! il|i . ,/゛_/´.i! li| リ /: :/ i><<'| | | .: / |!
| il|ヘ`丶 、゙癶っ゚ソ l i.,/゙_..‐'゛ .'i l i!l| i\イ l\/,| | | .: i!
__l i li! i∨゙、\`ミー ,/゙,..-'´ -‐ / .l i li|| l´: :l l,,/ヾi j / / /
/,-‐、‐、、!!_ li∨...___/ / .il l!__ イ//l l! l|i∨ !><:! lヽ//! |! / / //
/ /{_,、 \ヾ:ヾ.../イ├¨.ヾ、゙li'/\`ヾ// :l |l iト、∨ l: : :l |、/ l | / / ///
/ / i! ヽ l i:::::i::.㍉/ `゙、 /' ゙、ヽ // l: | il liヾi. l゙/i |へ /ヽ_/\_ / /'/::
/ /Xi!\_!、 i l:::::l:::ト !l\\〈 \゙、,// iイ / i! |' マヽ| | / i! ー、 /"
/ /\i!: : : :ーヘ.l::::j:/ ヽ !l\\ /ニ゚_) /: j イ il|! マ:| |/ l \ /
l イーi!-!: :/i : : ー'"、\゙ 丶 `\、_ニ〈 /: :/il l il| マ, イ ノ\ ヾー==' \
l/=|!==i!:/ マ: :ム ヽ、゙ヽ !、 /ニニ∧:/ |i | ヾ、 マ, i _彡'∨//\ / \
/_//__.j!' マ: :ム 丶 i!ド、 /ニニニニ丶 | l|===ヽ=== 、 ヽ`ー='´ |l ∨/// ー─==彡//////\
__/ ̄// ̄テ´ マ: :ム i li| ヾ、ニニニニニ.l i|ニニニニニニ\ \==||==∨///////////////////
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i;::;;:;:;l!
,/:;:;:;:;:;:;l! ワアアァァァッ!!!
,/;:;:;:;:;:;:;:"|!//
,/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ / ! ,
_,,.-一'''";:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`ー、_// ,'
ヽ ヽ_,,..\-─i!i─ ─i|-i-─-!|i、,,,/..,,.//;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`:、//. |i!,|i!_
ヽ.,,,、'.‐''"´ γ⌒ヽ γ ⌒ヽ ``‐/、;:,'/;:;:/;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;;``''=ー─、..,,_
.,,,、'' γ⌒ヽ .i i i i, γ⌒ヽ. ゙゙'''''-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:`ー-、_
”\.,,,,,, ゝ __ノ ヽ ___,ノ ヽ ___,ノ ゝ __ノ ,,,_ 、-''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
/ i /.゙゙'/''-/--‐-i-l !─ --─--l─-i-‐-''i"ーl';:;:ヽ;:ヽ;:;:\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:--''"´
| i| |! i |;:;:;:;:;:i!i;:;:;:;:;:|i! i;:;:i|i|;:;:i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;_,,..-一='''"~´
~``''=lー-、_i|!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,:':、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i!
i|;;;;;;;i|!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/,,;;;;;;;;i|;:;:;:;:;:;:;:;:;:,:'
i|;;;;;;;i!;:;:;:;:;:;:;:;:,:'l i|;;;;;;;;ii!;:;:;:;:;:;:,:'li オオォォォッ!!
':;;;;;;i|;:;:;:;:;:;: i|! `:、;;;;;i|;:;:;:;:l!
ヽ;;!;:;:;:;:;l" ゙l;;;;:∥l !
jlk'" klTi
l∥"
./:/:///: /:,イ.: : :/.: : : :/: : : : :.|† 〉///ハ
/イ: ;.イ: //: /}'X: : イ: /: : /: : :/: : :|:.ヽ//////i
//{/:/:/イ.:/i芹㍉ヽj:/: : :/}: : :ハ.: :/: :.///////}
_.ノ/,/: :.{: : :|イ .|んイハ} |ハ: ://‐<_j / /:/'///////
|////:/.: :/|: : :,リ 之ン ∨才テぅv/ メ:/'/////// ねぇねぇ、どんな気持ち?
|>': /{:|: :/: |: : :i{ `" んイ::::ハ}イ: |{'///////
.<:>会从N{: 八: :八 , 之ンイ./.:八////// 捕虜にされた感想を聞きたいなぁ
x≦>/////////∧: :ハ: : }\ ト .._ `"_/.: :/\///!
r,≦ア: ://////>―<//ハ{:.}: :/rく\__"´__.> :´: :/.: : :/:Y'/,|
|///: ://////,/ `¨フイ { i癶._ハ/: : : . イ: : //: :.|//| ,x─‐==、--,-,─‐,-、
|//|: ////// ..:/ / \ _//: :∠=≦二:_:/,{: : V/{ / `ヽ ∨/\/\i
|//|///// .:: _>―ロ――ァ .i从く'////////∧: :∨,\ {o o │|│\/\/|
|//////>.、 く/ イ.ハ iト/ \///////∧: :∨/ l ___ ノ i ト、/\/ヽ!
|/////////\ /////| Vゝ Y'//////∧: :∨ ∧ ー' / / / ∨/\/|
. {\ー' / /__ j∨/\j
Yoヽ/ /fo ソ V〈_,ノ
. i  ̄  ̄ ´ ̄ | |/}
', ノ l ハ--、
∧ }王lヨ / / ∧ ‘,__
. ∧ / / / ∧ i\ }\
. / iー一<___/ / / / 人
/ ∨O \_____// ̄ _/ / \
,' /`し'⌒ヽO__OV´ ̄ __
. i ∨ |/^\/ 乂{ ̄ , '"´
j__/| ∧ / \ / .) '"_
/「\ハ / \/ \/ i ,〃⌒ヽ.
/ : : : : : : /: : : : : :./:、:\: : /: : \
: : : /: :/: : : : : : : /\:ヽ: V: :,.ィiヘ、: :\
/ : : /: : : : : : : : /  ̄/:::/ ̄/:::/\ヽ: : \
: : : : :/ : : : : : : : :/__\/_/:::/ /:ハ: : : :ヽ
: : : :,j| : : : |: : / ̄=‐-_\_/  ̄\:/ |: : : : i
: : :/j:│ : : : |: /_ 三三jl_,. -‐ |: : : : | ちょっと待って!
: :// /l: : : : :|/  ̄=‐-_ 三三三 ̄=‐-_|: : : : |
. / : ∧l : : i: :| /`ーヘ__,ィ  ̄=‐-_/: : : : / 私が捕らえられているのよ!!
: : : : : l : : l: :| / ⌒ヽ、 / /: : : : /
:/l : : l : : l: :|\ l/ '、 : : / .私の活躍が飛ばされている気がするんですけど!!?
, -‐―l: : ,' : |'"||≧z。.,_/___,,.ノ: :/
`7, l: /: : :| || //\: / /: : : :/}/
/__i .j/: : : :| || .// |\/: : : :/ //\\//ヽヽ
/_| / : : : :| ||// / \: / / 、ヽ//\\/∧
///\\//\ヽ} >―‐-
i{\\//\\//ハミメ二.´ \
|ハノ/\\//ヽ:し':|:::::ヽ\\ :.
__|ミ`¨//⌒丶ヽ¨::イト、/八:::::} }ヽ 、 |
気のせいだ。 //:::八:} {.:/⌒ヽ|.:} }:レ':/ハ::::/ :/ . \........:__人
| {::::{..i :{ 八o o}j:ノ //V 乂: / \_彡'⌒> \
というか、お前の活躍など最初からない。 l \_j : ミ(OX__ノx(Oフ{:Ⅵ :|:./ _ : : ::/― ' ∠:>ヘ
乂 \\∧ミ`゙ ´ ̄ }〈/: 乂彡く厶ミ. : .:| ̄//⌒>:/\
孫氏一門の人間のようだし、 ⌒\ヽ. \\:.. 、__,.、 /.: :...xく/┘| __丿 :{: : {{_/: :{'⌒
悪いようにはしないから降伏しろ / '⌒ミ::ヽ} :} }:::\:ニ´ イ: :/: /:/:厂ヽ〈____|//⌒Y } : :
} ∨彡'_丿:::::::`爪ミメ/rく:xく/ / } } \//ミ\{ .ノ \
{ / /´ 乂二二エエ彡/:/ \ \_.厶イ彡' .::::\く/⌒>
八 : : : . ..彡: ./ />‐へ__.丿ノ\/ \_/彡ニ==ァ=ニ}≧z::彡:'⌒¨¨¨´
\: : _/ {:..{ \ く__//\/⌒>\/ /:/=x:ー<⌒Y´ . :
.(⌒( ヽ lT TT T/:.:/イ:.:}:.:}ニ/ヽ
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/:.ハ从. ' ::::\.... |:.|:.:|ノ:.:.:.:.:Y\リ ヽ
l:.:.:.:ヽ;\(`ー- 、 |:.|:.:|:.:.:.:.:.:.リ /\__〉
|:.:.:.:/ | |゚丶 __ノ_/:/:./:.:.:.:.:.:.:.|
l:.|Y\_〉ノ(⌒ヾr―/// / ̄V:. |
. l〈 \ノ (__ヽ |\/ / V: |
〈_ヽノ/(__ |//>_〈 〉:.lハ
{{//|/ (__ l//ハ ヽ /:./〈∧
}}//////ハ //// l l:./ 〈∧
《//////ト,///// /`、 〈∧
〉三/ V/// / `、 }Ⅵ
_/',',',','<>-\´ /,ハ. `、∧l
/,',',',',',',/ /,'\\〉 /,',',',',ハ. `{Ⅵ
〈,',',',',',/ /,',',',',',','l-,\//,',',',',',','∧ Y〈
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 呉の武昌督の孫述と楊雍、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/////> ´ _/\ `ヽ//∧
./////,!´ ィー/: /: : : :`ーヘ几∨'∧
|/////| /.:/:|: : |: :|: : : : | |: : : ゚。ぃ//ハ
j/////|: 斗: 7又「:/i!: : :/「ルi: ト: :|:|: トv',!
//////j: : ハ/笊ミく八: :.|,ィ芥Y|: :.|:|: |小|
./>i: :T: :|: :!|仆イ::::} ヽ{fイリノj|: :.|ハ//jイ さっすが!
/: /|: :ハ:.:|: :!| 乂tツ ヒン /j!: :.|: :|\'|
// ///从: :.\N\ト:≧=- ヤ::ア /: : r‐<\\: \
(: ( //////>―=ニミ、: :ヽ> _ r<: : :/「二 } ヽ: :.}
` \///////// ̄ ̄ \: :)¨Y´{ {.:/ 〔_┐ { }从 ,x─‐==、--,-,─‐,-、
//////,'/ j/!ニロニ!从 ∧ マ! / `ヽ ∨/\/\i
./////,< </ ト、 //介ー ' { {o o │|│\/\/|
{///////>、 ∧V> .、 //くく0 ,.イ l ___ ノ i ト、/\/ヽ!
. ∧ ー' / / / ∨/\/|
. {\ー' / /__ j∨/\j
Yoヽ/ /fo ソ V〈_,ノ
. i  ̄  ̄ ´ ̄ | |/}
企業秘密だ。 .', ノ l ハ--、
∧ }王lヨ / / ∧ ‘,__
っと、どうやらお客様が到着したようだな ∧ / / / ∧ i\ }\
. / iー一<___/ / / / 人
/ ∨O \_____// ̄ _/ / \
,' /`し'⌒ヽO__OV´ ̄ __ 丶、
. i ∨ |/^\/ 乂{ ̄ , '"´ `゙ヽ \
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } この武昌の戦いでも、王濬・唐彬の軍勢の表立った活躍は見られない
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
kij
∥iik
i;::;;:;:;l!
,/:;:;:;:;:;:;l! ワアアァァァッ!!!
,/;:;:;:;:;:;:;:"|!// \__人_人从_人_人从/
,/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ / ! , _) (__
_,,.-一'''";:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`ー、_// ,' ) 陶濬将軍ッ!! (
ヽ ヽ_,,..\-─i!i─ ─i|-i-─-!|i、,,,/..,,.//;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`:、//. |i!,|i!_ /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
ヽ.,,,、'.‐''"´ γ⌒ヽ γ ⌒ヽ ``‐/、;:,'/;:;:/;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;;``''=ー─、..,,_
.,,,、'' γ⌒ヽ .i i i i, γ⌒ヽ. ゙゙'''''-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:`ー-、_
”\.,,,,,, ゝ __ノ ヽ ___,ノ ヽ ___,ノ ゝ __ノ ,,,_ 、-''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
/ i /.゙゙'/''-/--‐-i-l !─ --─--l─-i-‐-''i"ーl';:;:ヽ;:ヽ;:;:\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:--''"´
| i| |! i |;:;:;:;:;:i!i;:;:;:;:;:|i! i;:;:i|i|;:;:i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;_,,..-一='''"~´
~``''=lー-、_i|!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,:':、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i!
i|;;;;;;;i|!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/,,;;;;;;;;i|;:;:;:;:;:;:;:;:;:,:'
i|;;;;;;;i!;:;:;:;:;:;:;:;:,:'l i|;;;;;;;;ii!;:;:;:;:;:;:,:'li
':;;;;;;i|;:;:;:;:;:;: i|! `:、;;;;;i|;:;:;:;:l!
ヽ;;!;:;:;:;:;l" ゙l;;;;:∥l !
jlk'" klTi
l∥"
≧ <
≧ 西より晋の水軍が攻め寄せて来ます!! ニ=-
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, u::|
. | u `-=ニ=- ' .::::::| 如何致しましょう?
\ `ニニ´ .u ::/
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ーーノ゙ -、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i | __/`ヽ,
> ヽ. ハ | || 」 :i `ヾ、
>― ┴―- __ }
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.r 、、_:.:.:.:ヽ、
/.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.! i} ):.:.:.:.:.:.:.
i:. /.:ムノハ:.:.:.:.:.:Y-‐ ´:.:.:.:.:.:.:∧
{/'〒ミ、 .!:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. !:.:.:.:.:..!ハ
ノ tj } .!:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ.:.:.:.:.:.|.:.:.:
もうこれ以上は支え切れません。 ! j:.:/.:.:.:.:.:.:!:.:.イノヘ!:.;.:.:.:.|
、 /イ:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:!/ノヽ!
武昌を放棄して、揚州へ退いてもう一戦しましょう。 人 j!:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:,ィ-‐^'
i:`T:.:.ァ.:/.: /.:/レヘノ
都の中軍と揚州の軍勢を糾合すれば、まだまだ戦えます .|イノ/イ_/イ∨イ
r/_,.ィ´ ̄ ヽ
/ヾ' : : : : : : : ∧
/イ/,´ ̄ ‐-.}
/~´__ j i/´ i
/ Y | |
/ / :! !
/\___/ヽ
/ ,,,,,,,ノiヽ,,,,,,:::i|li:\
|(●), 、(●)、 :|
| ⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒ u.::|
|u {,`ト===イ ,} ::::::|
\ ヾニノ .::::/"''=- では、残存部隊に連絡してきます!
/::ノ"''フ:ノ|゙ x ''|ヽ!:::_,,,L,,ノ,,ノ_ノ゙>i、
. i/ヘ" ムノ:::::| i::::! |-''"::::/ ゙ヾノヽ
/(:::::::゙ソ"_;;;;;;ノ: :V: :ヽ ''"ヽi、 をノ
(::::ヽ,ノ"!,,_::;/: :i: :i: : :ヽ_;;:::::"ヽi、 , -―=― 、
^゙''" /::::;シ: : : : i , -ii !、\::;;ノ::::) _r{ >‐ _ fハ`ー- 、
(::::ヽへ、: : : i i/ ゙''ヽ,/ {>.:.´.:.人リ_,.x-ァノ`ヽ、
/.:.: ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゝ __):.:.:.\
/.:.:.:,ィ/_,.∨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.:.:ハ
i:i:.:./ イ刈 !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
从:.l _ ゝ' |:.:.:.:.:.:.:.i:.i:.:.:.:.:!:.:.:.:.:∧
|/.:ヘ) !:.:.:.:.:.:.//.:.:.i:.:|:.:.:.:.:.:.:.\
おや? _ ,ヘノ: 〈 |:.:.:.:.:.//.:!:./!∧:.:.:.:/` ー
_/_、´ >从 っ ノイ.:. //.:.:レ.:.:.:.:.:/レ
あれが噂に聞く晋の大水軍ですね。 r{`i、 fi. \,イ \ 、 /__//_.:ィヘ _/_
fノ. ∨|lγァ'\,イ´.ァ-‐=  ̄`ヽ: : : : ̄: : : :ヽ
どれどれ…… ,.〈 ' ヽ!_/、 /レ/ : : : : : : : : : i
/ ヽ _ {! / _ノ ハ: : : : : : : : :
/ 〉´__ ヾ r ´-‐ ´ }: : : : : : : : : : :
/ f/´ ヽ >' /: : : : : : : : : : : : \
八 /ノ f ´ / /: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
ゝ _ ィ、_ { j! / :{: : : : :_ ィ´ 丁ハ ̄ }
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } なお、『三国志』『孫皓伝』の後々の記述を見るに、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
i i i i
}晋( }晋( ~~ }晋( }晋(
_ }二二(}二二( rー―ァ _ }二二(}二二( rー―ァ
匸弍弍弍弍弍弍・・・/ 匸弍弍弍弍弍i ・・・ i/
i i~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~ ~}晋( }晋( ~~~
}晋( }晋( _ }二二(}二二( rー―ァ
_ }二二(}二二( rー―ァ 匸弍弍弍弍弍弍・・・/
匸弍弍弍弍弍弍・・・/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~
~~~ γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| ………… |
~~~~
i i i i
}晋( }晋( ~~ }晋( }晋(
_ }二二(}二二( rー―ァ _ }二二(}二二( rー―ァ
匸弍弍弍弍弍弍・・・/ 匸弍弍弍弍弍i ・・・ i/
i i~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~ ~}晋( }晋(
}晋( }晋( _ }二二(}二二( rー―ァ
_ }二二(}二二( rー―ァ 匸弍弍弍弍弍弍・・・/
匸弍弍弍弍弍弍・・・/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~
┌┐
┌┐ ~~~ ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i
7''~゙i| ;;7'~゙i ) .| ̄)晋) ~~~~
) | ̄)晋) ~~ .┌┐ i-ゝトー'-t´___、
i-ゝトー'-t´___、 7''~゙i| ;;7'~゙i 7二二二 ̄[,r'
7二二二 ̄[,r' ) | ̄)晋) ~~~~~ ~~~~゛゛ ~~ ~~~~
~~~~~ ~~~~゛゛ i-ゝトー'-t´___、 ┌┐
┌┐ 7二二二 ̄[,r' ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i
7''~゙i| ;;7'~゙i ~~~~ ~~~~゛゛ .) | ̄)晋)
) .| ̄)晋) ┌┐ ~~ i-ゝトー'-t´___
~~ i-ゝトー'-t´___ ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i 7二二二 ̄[,r'
7二二二 ̄[,r' ) | ̄)晋) ~ ~~~~~ ~~~~゛゛
~~~ ~ ~~~~~ ~ ~~ .i-ゝトー'-t´___、 ~
7二二二 ̄[,r'
.γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| ………… |
┌┐
┌┐ ~~~ ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i
7''~゙i| ;;7'~゙i ) .| ̄)晋) ~~~~
) | ̄)晋) ~~ .┌┐ i-ゝトー'-t´___、
i-ゝトー'-t´___、 7''~゙i| ;;7'~゙i 7二二二 ̄[,r'
7二二二 ̄[,r' ) | ̄)晋) ~~~~~ ~~~~゛゛ ~~
~~~~~ ~~~~゛゛ i-ゝトー'-t´___、
7二二二 ̄[,r' ~~~
~~~~ ~~~~゛゛
ノイ:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.N 丶V ノ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.∧、
V|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! |:.:.:.:.:.:.:∧!V
|:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.lゝ., -― - /:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:i!
∨.:ト:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.:≫ イ:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ
∨!:.:、:.:.:.:.:.:!ヽ⌒ー、 .> ― < |`\:.l:./.:.:.i/イi
\ト :.:.:.:.|:.人 .{!ノ |、 /イ.:.:./!/
V、:.!:.:.:.f 、( ̄ヽ l }ヽ ,|:.:/
ハ:!. ´ !ハ  ̄ j!: ハ :!/丶、 確かに軍船の数は多いです。
_,. ´: :i!: .i l: : :. ー 一.j!: : i }: : : : : 丶、
へ、: : : : : :! ! : ∧ j!: : : ! !: : : : :/ `ヽ、 けれど、今見えるのは小船ばかり。
_/ > :,: :i l: : : ∧ ./: : : : :! !;. ィ´ ハ
7 \ l l : : : :∧ /: : : :,. ィ } / i 噂の連舫を一目でも見たかったですね
l l > :, :ヽ. /: :, ィ i } l
i l l\ >ヽ // /i, } !
| i l l ゝ _ y __ .ィ ! } i 〉
| | :! ! {´ ̄`} i } ! {
| | l .l ヽー〈 i } | !
〈 :| i ! ノ ∨ ! } :! i
| | | ! i ! i :} ! l
| | | ! r ‐ 、〈 ! - 、 i :!i l
| 八 | l i ⌒: i !__i_ ! ⌒ i ! } l
; }-‐ - 、 ̄_____ ,. -‐ 、 ̄i !
. / _ i_r ´ ^ 、}ヽ____イ , ⌒丶ヽ! ∧
{ ´ { ´ ⌒ ヽ) | | 7_/⌒ヽ }!}_イ`ヽ ∧
\_人_人∧从_人_∧_人_从_//
~~~ ~ ) >
< 皆さんッ!! >
< (
~~~~~ /^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
┌┐ ~~~ -=ニ 本土決戦に備えて建業に撤退しましょう!! ≦
7''~゙i| ;;7'~゙i ≧ ≦
) | ̄)呉 ) ~~ .┌┐ /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
i-ゝトー'-t´___、 7''~゙i| ;;7'~゙i
7二二二 ̄[,r' ) | ̄)陶)
~~~~~ ~~~~゛゛ i-ゝトー'-t´___、 ┌┐
┌┐ 7二二二 ̄[,r' ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i
7''~゙i| ;;7'~゙i ~~~~ ~~~~゛゛ ) | ̄)呉)
) .| ̄)呉 ) ┌┐ ~~ .i-ゝトー'-t´___、
~~ i-ゝトー'-t´___ ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i 7二二二 ̄[,r'
7二二二 ̄[,r' ) | ̄)呉) ~ ~~~~~ ~~~~゛゛
~~~ ~ ~~~~~ ~~ ~~ i-ゝトー'-t´___、 ~
7二二二 ̄[,r' ~~ ~~
~~ ~ ~~~~
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 呉討伐の間、陶濬は内外の状況に振り回され続ける
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
___
/ / ))))
/ /_ ⊂ノ
/ /|\_/ ̄ ̄\_/|
/ / \\_| ▼ ▼ |_/ 報告です!
../ / \ \ 皿/
ヽ ⌒\ 呉の敗残兵が長江を下っていきます!!
ノ /> >
/ / 6三ノ
┣¨┣¨┣¨┣¨
_,、=:ニ;‐、、--――‐y、,_
/´ ヽ,ヽ,.゙'l,.゙Y;--',r'゙'ヾ;'V.j
./_ .,,_j ゙l l,. Y/゙'ヾ、;、ノ,r;'|
j.ヾ! ト‐! | .| .|,_ ./,.〈. 〉|
.|il, __ j .j゙ .l ト,゙',/ j.゙ r;|
.|.l,゙l, ゙ー゙.ノノ / / ゙l ゙l,ヽr',r'l ゙;|
| l,.゙ヽ--'゙ ,ノ / l, ゙'゙,,.l, ,j ゙|
l,. ゙'i, / ,rシ-、,ィ) l,゙i,V/゙j゙
゙l゙i,・ヾi, ,/ィl、・_ノ ,;:: ゙シ'i.l,ノ .
| `ラ´゙'''´ ''"'´ .| |:.r'`V'''
゙'i, .j |./ ∧、,
追うぞ ゙i,. r、,,,.、,_ / ノメ、 .j |ヾヽ,゙
.゙i,ヾ'-'ニワ. / ./ノ .V j゙ |'i,. ヽ;-‐-、,_
/:::l,〈` //‐'´ ./.ヽ/ .j.ノ .:ヾ、;:) ゙'i
/::::::::|ヾ‐;<;/__,、r'´ ./ .)='゙ ..:: ,ソ .(
/ l;::::::::::Y゙人゙l;:. .,/,r'ニ゙ _,、r''´ ..:: ゙ヾ、
l /,r:| j‐゙''l; ゙ニー‐'゙ (`l.(_,r‐'''゙´__,, ....::::: .`ヽ、,
┏─────────────────────────┓
} 南新市ヽ_,_ ∧∧∧
|○石城 .○ ヽ○安陸 ∧∧
.|__ 石陽○ `ー-, ∧
.長坂○ | _____>-―‐、 ∧
○当陽 ヽ_ | ○| ○\●邾
.  ̄ ̄ヽ_ノ 夏口| 武昌 . ̄|
___/ ヽ●蘄春
. ̄7 'ー-、
-― -―‐_ ○江陵 /
. ○楽郷__) _,.__ _r‐'○陸口
○'ー'´ ̄ | /
公安 `ヽ r'
>'○巴丘
┗─────────────────────────┛
,r‐´.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:lヾ、
/イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:l
l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:f゙i:.:|リ!
l∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,人l:.l ノ
王戎の軍勢は、武昌攻略後に東方の邾と蘄春を攻撃。 ヽト::;i、:/ ,ゝ!' __
r:r'''゙ ゙'゙'''ー-<ニ,y''゙゙゙ ̄l.||
呉の牙門将孟泰を降伏させている .l i //:.`ヽ l||
| l i l: : : : :l r-'`、
.| l l l : : : : :l 〉 }
l. ゙ー‐-- .__,,j .|: : : : :.ヾ⌒〈
【紀元280年2月 呉 荊州 武昌】
kij
∥iik
i;::;;:;:;l! \__人_人从_人_人从/
,/:;:;:;:;:;:;l! _) (__
,/;:;:;:;:;:;:;:"|!// ) 連舫だ!! (
,/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ / ! ,  ̄ ̄) ( ̄ ̄
_,,.-一'''";:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`ー、_// ,' /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
ヽ丶\;:ヽ;:;:;:,'/;:;:/;:;:;',/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`ー-、// // ,'
ヽ ヽ_,,..\-─i!i─ ─i|-i-─-!|i、,,,/..,,.//;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`:、//. |i!,|i!_
ヽ.,,,、'.‐''"´ γ⌒ヽ γ ⌒ヽ ``‐/、;:,'/;:;:/;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;;``''=ー─、..,,_ワアアアァァッ!!
.,,,、'' γ⌒ヽ .i i i i, γ⌒ヽ. ゙゙'''''-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:`ー-、_
”\.,,,,,, ゝ __ノ ヽ ___,ノ ヽ ___,ノ ゝ __ノ ,,,_ 、-''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
/ i /.゙゙'/''-/--‐-i-l !─ --─--l─-i-‐-''i"ーl';:;:ヽ;:ヽ;:;:\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:--''"´
| i| |! i |;:;:;:;:;:i!i;:;:;:;:;:|i! i;:;:i|i|;:;:i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;_,,..-一='''"~´
~``''=lー-、_i|!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,:':、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i!
i|;;;;;;;i|!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/,,;;;;;;;;i|;:;:;:;:;:;:;:;:;:,:'
i|;;;;;;;i!;:;:;:;:;:;:;:;:,:'l i|;;;;;;;;ii!;:;:;:;:;:;:,:'li
':;;;;;;i|;:;:;:;:;:;: i|! `:、;;;;;i|;:;:;:;:l!
ヽ;;!;:;:;:;:;l" ゙l;;;;:∥l !
jlk'" klTi
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 後に王濬が書いた上奏文によれば、武昌は二月中に陥落している
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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,、,,__,,.//'⌒´ !: :ヽ\: :. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ':.:. .::.:.|!
斗''⌒`У j : : ヽ \: : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.: . .:.:.|
「| | : : : ヽニ\ : : :: : : : : : .:.:.:.:.::: : .:::|
| ! _|: : : : :ヽニ.\: : \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
j |! jL,,、-‐='"ニテ!:.:. : : : ヽニニ.\: : : : ) >
_,,、小ァデ")[...ノ `¨:;、イ/.:ハ:.:.:. : : : ヽニニ\.: : : : : : : : : : < 王濬将軍御到着! >
,,.. ⌒};三二;;;:.:.:...:. : : : : : : : : : : : ̄ヾッヘ:;'=i:;::::::.:.:.:.:.:.:.ヽニニニ\: : : /^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
ッ=ィ j:;;;. :. : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.: : .: .:|彡ハ:;;;;:;:;:::::::.:.:.:.ヽニニニ\ : : : : : .:.:.:::::::::::;:;:;:;: ;:;::.:.::;;ム:
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j!|:.:."`ヾ : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.: :;:.:.:;|:'.;:.::i 从、>ー=アニマニニニノ´//////7777'''==ミニニミs、:;:;:;:::;;;;;;;;:;:;;;;;;;;ム
'':yヘ ji!|:.:. .:. : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.:::.:;:;:.:;;!.;;:.::|フ"ー≦:.:.:/ニニム≧≦|∠∠∠∠/////////77ュミニヽ=-‐ニイ/
爪|:.:.:. : : : : : : : : : ;:.:;;!::::;:;|:.:.:. : : : : {ニニ㌣/ハニニ|、、、、、....,,,,,,,_  ̄`` ー=//「!丶ミニヽ、「「l))ニj
゙Т;;:;:;:.:.\ミs。_:.:.::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::: :;::;;;;ム::;:;;|: : : : : : : :マ/,:' /,ニニL、、、、、、、...,,,_ ̄"''=-、,,_`丶、\\\\\≧
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|::;;:. : : : : : : \ニニ)}}三三三ニ=‐-マ''"´.:;:;:;;;;;;;;;;;三弍ヮ.:.:.:::;イ,:У ,:´ ,∧ニニ∟、、、..刈k_ ̄ⅵ ..:..:,;.;. (_,、ィ,イ(、\\\
|;::.:. : : : : : : : :マミニイ∠∠7777''==ミ≧弌"´.:.::xヘ:::::;:;:;:;;;イ,:,イ,:'У, ' .∧ニニ∟、/ .;;:;, ´′.:;;;:;;:;::::;: イ;.ィ.::;...::;, ゝ、\)
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:ヽ‐-V;;:;:;::::::::;:;:;;;;;;;;;:マ',ニ|==‐-、、..,,,`"''=-\\\-、彡L,イ:,イ, ' (` ;;;,:.:..... ;;::.:...._ヾ _,,,.... ̄`"'''‐-==::;;;;:.:. ,; ::;;;=ー_,,,,..彡
マム===‐-二弍',ニ|ハィ;, ,;;;:;:;ノ,ィ;;,,:.:..'゙´ィ\\>イ,:,イ-ー=ニ"_,,,.,.,,,.,.,.
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ヾ彡"´.:.:;:;:;:;:;;;;;;:;: ;;, .:,:.:.:,:,;,:;::.:
/::::// > ´ ̄ ̄`丶、 \ \:::::ヽ、
:// / ∧ ヽ ヽ \:::::\
/ / ハ ィハ l !-} }ト、 ハ ハ \:::::l
| / /从-|´l ト| ナメl ハ l| l \|
l /イ/ハx≦ミ\{ ィ芥ミx}/| |
ヾ、ト/ {{ fJ:ィ} ` fJィ刈 }}; |
l | l:! 弋ツ , 弋:少 / | .待ちかねたぞ。
| 八""" rァ─‐┐ ""/ 从
ノ / >.、ヽ _ ノ _..イィ / ハ 将軍が乗る連舫がなかなか来なかったからな
. / イ {{ 」l}>ァ 人 // / / ∧
/イ〃ハ>ァ7{ 」/ /,イ イトく ハ
| l|/ / / >'" / l |{ | \/ ヽ
|/| / / / / | |ヽノ 、 ヽ、 l
,〃 // イ il |l l ' 、ゝ ヽヽ丶ヽ iト ! | ヽ
, ',' イ i || | l || ! | `、、ヽ ' ヽヽ _ .ムヽ }, ! i ヽ
,' i l.| { ll l ! |! l l ヾ 丶 `>ヾ 丶- 丶l !、i ! ヽ
/ | ! ! l !∥ | l Lム L._ ヽ `'´, , ,-‐ュ-、.| ト,ヾ ヽ
/ │ ' l ! l L_」'´ ,. ‐ュ-ャ、 / ヒ' さリ / l. ! /l ヽ
,′ レ' | ト∥ lトャく 弋こハ} ー─'" ! |イ ! ヽ
. { | l l !iヽ ー一´ 、 ,!. | i l \
主役は遅れて来るものだ ! j| l | |、 ヽ _, ,イ! !. ! l
/|| ! | ∥ `i丶、 `  ̄ ,ィ !| | l !
/ ,!| .l i |l ! |i丶 ,. ' ! l| | | i
/ i ! l l || | l} !`iト . _, 彡 _, ヘ. i| l |! |
/ l.| ! | || ∥ || | ! |>不ヽ< ∨ !-─=二コ
〃 l.|i │ !i .|l ||_」」ィ ,イ ハヾ 丶 / / } 丶
,'/ i || l | r' ¨¨ ´ i ヽ' i ! l iヽ'" ,' / ノ
. /:::::::::::::::/ / / ̄_Y_ ̄_ ̄\ ∨:::::::::::::::ハ
.:::::::::::::::::/ ' /´ `\ ∨::::::::::::::::i!
|::::::::::::::/ / / ∨::::::::::::::|
|:::::::::::/ / ! ! ,{ i i ∨::::::::::::|
|::::::::/ i! | .| | |__|__ハ | |.斗-ト、 | |r、.∨::::::::::! おっと、そうだ。
|::::::/ | i! | | | !|| .!`| | ト、 Ⅵ i! | ,ハ ∨::::::!|
|:::::i Ⅵ Ⅵ |从N ,从 N Ⅵ.ヽリ! ! ,リ ∨::::リ 将軍の戦勝祝いに、
∨:| {∧ Ⅶ从=ミx \! z≠=‐| |,イ .!:::/ .豫州の上物の酒を用意してある。
Ⅵ \乂」 , ! ! | }∧
ヾ | 人 、 _, ,.| | i! / ∧ そちらの諸将を招いて慰労の宴を開こう
| / ,> ._ ...:::´::! ! | / ∧
| ! / `¨i´ | |⊥._ / / ∧
| ! r―rア'´ ̄ ̄! ! |  ̄`ヽ /"/ , , , 、 \
| ! | .|| `ー.、 r―| | | /' / / // , ヽ ヽ ヽ
/ ' ,/ /〃 /イ .i| i ! |i i i
/ ,イ 〃 //,' '"| || | ∥ i. || | i |
〃7 /' //..L ! ! !| ! |.! | || | | |
/ L./ !.._/ |! | `ト. !. |ヽ」」ム__」 || | | !
`' 爪 ト¬=ミ、 `ヾ ,.三 └.ル.」| | | |
二 i | ! |! ゝ_ソ ¬ ;¬ァ、|i ∥ | |
それはありがたい ィ i | ! || ' ゞ'ノ ' !! !) ! !
r:、 i│! fヽ. 、____ ,. || |! | |
', '、 | | | | ! |丶 ` ' ´ ,.ィi├|| |! | i !
,ム `n /.│l | ! ! i 〉:ー‐ '"i|│|│|| ||i ! !. l
/ ヽ、ヽ!. |! ! | !.| | | リ l|∥|│|| ||| | | |
(⌒ヽ / ノ .|∥ ! ! ィ'´ 丶 |│|| ||| | | |
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } さて、武昌に至った王濬軍の前に意外な人物が登場する
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
, --──-、
, イ / ヘ ト 、
i !ー、〉 __ j j __〉-ノ i
ヾ_,,;;》 `-"::: `-"l_.ジ
| ヽ ' _ ` イ 申し上げます。
l l ´=` l
ノ ヽ _,、__ノ 只今、左衛将軍の馮紞様が
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、 .軍勢と輜重を率いて来られ、王濬将軍にお会いしたいと
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|::: // ㌢/ /l|| |l | / / ./ / |:| | :||゙. : | ∧
升㌢Ⅳ Ⅳl||\ |l | / .′/ / ∥/ :| |:| | :|| ゙. | |l | ゙、∧
㌢ll Ⅳ Ⅳ州 |l | | | /∥ ∥ l ゙ | | :|l : | |l | ゙、 ハ
llⅣ Ⅳ 州 |l | |_.」 l_||__ || | ゙ :| |l | | |l | l| l
|| / |l | | | 「|| ̄|| ト、 | ,゙ | / | | | |l | l| |
∥ / ,.L_|l 「  ̄ ¨ __― -- |_| l|__」 '| |l |ハ | |
. / .// ,.‐、|l ≪《てフテ7≠ミ、 __′ L」`iト |/| l| |
/ ./ { l ん|l | 乂:::::::::ソ ァァ=kzx./≧イ |  ̄  ̄
何? . / .八 ヽ |l |  ̄ {:::::::ノ イ /∥|| |
/ / l\ |l |  ̄´ / . 〃 || |
. / / // ` |l | ヽ _彡イ / | |
/ / // |l l ____ /| | | | |
./ / // |l ト ` ー‐ ´ イl | | | | |
../ / // |l | ::> , < | | | | l| |
/ // ノ |l | : : : :::::>-< | | | | | | l| |
. / // / : : |l |: : : ::::::::/ | | | | | | |
___
,、,,__,,.//'⌒´ !: :ヽ\: :. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ':.:. .::.:.|!
斗''⌒`У j : : ヽ \: : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.: . .:.:.|
「| | : : : ヽニ\ : : :: : : : : : .:.:.:.:.::: : .:::|
| ! _|: : : : :ヽニ.\: : : : : .:.:.:.:.:.:.::: : .:::|:
j |! jL,,、-‐='"ニテ!:.:. : : : ヽニニ.\: : : : .:.:.::.:::::::::;::;;:;:; ::;:;;|:
_,,、小ァデ")[...ノ `¨:;、イ/.:ハ:.:.:. : : : ヽニニ\.: : : : : : : : : : ::.:.:.:.:.:.:.:::::::;:;:.:.::;::;;;;;:.::;;;|:
,,.. ⌒};三二;;;:.:.:...:. : : : : : : : : : : : ̄ヾッヘ:;'=i:;::::::.:.:.:.:.:.:.ヽニニニ\: : : :::;;;;;;;:ム
ッ=ィ j:;;;. :. : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.: : .: .:|彡ハ:;;;;:;:;:::::::.:.:.:.ヽニニニ\ : : : : : .:.:.:::::::::::;:;:;:;: ;:;::.:.::;;ム:
}:.;: ;. :. : : : : : : : : : : : : : : : : : .: .:;,:.:|:.:.:/;.:V;;;:;:;:;:;:;:;:::::.ヽニニニニ}ハ三三二ニ=-、、:; ;;:;:;:;;;;≧
|: :. :.:. _,,_: : : : : : : : : : : '゙`"`: :.: .;:.:.::|:./,;::;' |ト:;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;〉ニニニリ∥ニニニニニニニニミマ三二ニ=…・・''''弌
j!|:.:."`ヾ : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.: :;:.:.:;|:'.;:.::i 从、>ー=アニマニニニノ´//////7777'''==ミニニミs、:;:;:;:::;;;;;;;;:;:;;;;;;;;ム
'':yヘ ji!|:.:. .:. : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.:::.:;:;:.:;;!.;;:.::|フ"ー≦:.:.:/ニニム≧≦|∠∠∠∠/////////77ュミニヽ=-‐ニイ/
爪|:.:.:. : : : : : : : : : ;:.:;;!::::;:;|:.:.:. : : : : {ニニ㌣/ハニニ|、、、、、....,,,,,,,_  ̄`` ー=//「!丶ミニヽ、「「l))ニj
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r<二〕iト、
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}ixix/.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.i:.:.:.:.}!:.ヽ:.:.:.:.:_.:.:.:.:.:.∨:.:.:.:.:.:′
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\.:.:.:.\ _/.:.:./:.:.:}!.:./.:.:.:./j!.:/:/´〃 Yrんj/.:/ j!:.:.:.:.:.ハ .:\.:.:.:.:.: ′ あれが連舫。
.:.:.:ヽ:.:.:.:.\ ⌒}.:./:.:.:/:∨.:.:.:イ }/´ j{ 戈_ツ.:/・/.:.:.:/ ノ :.:.:.:\.:.:.:.:.′、
-=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ イ7.:.:.:/|:.:.}!.:jI斗=ミ ー { /´ ̄ イ.:.:.` 、:.:.:.:\.:.:.∨\ 龍の檻が解かれたようね
─‐ -=≠ニニ二  ̄>‐r'⌒Y⌒ヽ}/〃´)心 _,, -─── 、{.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:\ハ:.:.:.:\
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Y / . ′ )\\ ゞツ_,,,*'"⌒ __, 气.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:|i.:.:.\
.:.:. ̄:.`` 、:.:.:.:. イ}/ ; ′< ̄`ヽ ̄ ̄ ̄ _____).:.\:.:.:.:.:.:\.:.:j.:.:.|i:.、:.:.:.:\
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\/-_-\____\/⌒) __ ________ つ,_.:.:. \:.:.:.:.:.:∨:.: |i:.:.\.:.:.:.:\
.:.jI斗──∨-_-_-_-_-_-_-_-_-_-`ヽ__/,.斗*─< ̄_-_-_-_-_-_-_-_ \\.:.:.:.:、:.:.:.:.:.:.:.八.:.:.:.:\.:.:.:.:\
/:.:.:./.:/-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-〉_ _ノ-{ ̄`〉_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_Y (.:.:/.:.:.:∧:.:.{.:.:.:.:.、.:.:.:.:iト、:.:.:.´ _
V:.:.:./.:.:人-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_- 〕 「--リ⌒i_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_}ノ.:./:.:.:./.:.:i.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|l ヽ.:.:.:´_
.:.:.:./:.:..{ \-_-_-_-_-_-_-_-_-_ 乂_乂-〈 〉 -_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_ }./.:.:.イ:.i:.:|.:.:i:.:.:.:i.::.:.:.:.:|l ´,:.:.:´,
.:. ∧.:.:.:\ >=‐--=ニ二ニ=-‐'"_-く`ー'⌒フ_\ _-_-_-_-_-_-_-_-_-_-/ .:.:< .:.:.:|:.:|.:.:i:.:.:.:|.:.:.:.:.:.|l .:.:.:.:'
.:.:.| \.:.:.:.\/.:.:.:.:./:.:.:.:./.:.:.:( ̄〕⌒ (`Y⌒)-_ \_-_-_-_-_-_-_- ィi〔⌒.:.:.:.:/:.:.:.:.|:.:|.:.:i:.:.:.:|.:.:.:.:.:.|l ノ.:.:/
\! >.:.:.:  ̄二ニニ≠=-ィ个'") ィ )⌒\)-_-_-`>=‐=ニ二ニ=イ.:.:.:./:.:./:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:ハ.:.:.|.:.:.:.:.:.|l イ:./
晋 左衛将軍 馮紞
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 馮紞、字を少冑。冀州安平郡の人。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 祖父の馮浮は魏代に司隷校尉になり、父の馮員は汲郡太守を務めた。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .若くして史書と経書に広く通じ、
`ヘ:ゝ .' 小/ .人々を納得させる弁論に長けていた
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元270年頃 晋首都 洛陽】
(込)<::::>:.、
/孑:::i::::i::ヽ::、::::ゝ.、
/:::::::{:::{::L:\―‐、_:_:ヾヽ、
/::::::;、{::::i!:衍xヽ __,}::::ト::〉 /.) >'´)
/::::::::{__¨⌒´ .乏'::::〈^ / / ./ /
,.:.::::::::/三/ヽ,、 _,、 'ノ_;ゞイ / /,. / 我が名は馮紞!
/:::::::::/三{=≠彡<イ==ニニニ=-x、 /´Y.// ,イ
,x:::::::::::::::::∧ニ{二/三三三>'´__. /¨>'" _./´.:.:.:.:.:.:.. 九州が一つ、冀州に生を受けし者!!
‐--==≦´イ::;:::::::::::;:::{ニ\{三三三三/ヽ /∨<´ / ..:.: :.:.
r::≦´:::;::イ:::::::/::::{ニ三i|三三ニイレ、.// >'´} .: .:.:.:.:.. .:.:.:- 、 聖上の僕として天下を睥睨せん!!!
ヽ、x≦:::::::::/::::::::::!三彡!三ニィj ゝ{ / >、_ノ ..: .:.:. .:.:.:.:.:.:.:..__)
\:::>'/:::::::://|/〉、j三/| { ,、__jヽ.__ ム斗-‐'´.:.:.
´ く:::::::::/.イ::};ヘノ .〉/=| jノ ', 、 ̄≧‐'´_ノ _ _
ゝ'´く::::::::jハ ,イ弐ニ{_ゝ{ ヽ. \/¨ヽ/ /^>┴r<〕-┐
`弋/ト}/_}ニ/;>ミ、_ ヽ }≧、___ r'Χ」 ∨ ∨', ` く
`弋{_レ'ト'ーヘ.`> ,x<}z≦_ノ⌒}≦マ} ∠V ○ ○ Vヘ._\
く\ l 〃┌┐〃 _j>く
くミ==イア '._ノ r==彳
辷>r=ミn==ミ _>- '´
く 辷z大z少 `ヽ
r /⌒Y〈l|l〉 /⌒リ
な、何かカッコいいわ……! .Lゝァ=' ,'| , ゝ= '
/ ,' l| ', ヽ
r'´ ,' 八 ', \
rくヘ、 ,' / ヽ', /^,ハ
廴___\___/ ヽ./ ト、n」
乂_彡'^ゞ==彡'
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 官途に就くと魏郡太守に始まり、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 歩兵校尉に転任、後に越騎校尉、左衛将軍と中央の武官職を長く務める。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j この時期に司馬炎に気に入られ、寵愛は日に日に盛んになった。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .皇帝側近の一人であり、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 『晋書』では賈充・荀勗と共に悪の枢軸的な扱いを受けている
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ.
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ、 本来であれば、皇帝親征でもしない限り前線に出てくる人物ではない。
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/
Ⅵヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ ところが呉討伐に際して
\ヽ、 _ , イ!::/ 汝南郡太守を兼務し、同地の兵を率いて王濬軍に合流している
/ ヽ{ ト、ヽ l:′
∧\ マ三ソ| \ この事は『晋書』『馮紞伝』に記されている
./: : \\ ヾ-〃 _ !______
l; : : : : \\」リ/ /
,ィァ'7-ー‐--..、__/`ソr_ッ、ヽ::iト.
({/::::::::::::::::::::::::::`ih,_ー'ィ{:::::::::ih、
,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ'¨Y:::::::::::::::ハ
/::,::::::::i::::::::::::i::::::ハ:::::::::::::’,_i:::::::::::::::::‘,
.'::::i:::::::::l:i::::::::::l!::::::::i::::::::::::::バ::::::::::::::::::::i
i:l:::l:::::::i从_,、_八__l!::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::!
当時の汝南郡は、 .从_トt'ス '´ゞ衍i¨7 }!::::i:::::i:::::ト,::::::::::::::::::i
汝南王殿下の封地だから、正式には汝南国相なのよね。 }:::ソ ゞ'゚ . リ::::!::iノ:::リ ル::::::::::::::::!
i∧ .:.:. ル‐-' ,^~イ::::::::::::::::::::i
『晋書』『王濬伝』にある l{_ハ、 __ /゚{::::l:::::::::::::::::::::!
王濬殿の上奏文では汝南相馮紞となっているわ。 ih、 ィ |_,:::!:::::::::::::::::::i
个o。.。s≦ , -、,ソ:::i:::::::::::::::::リ
同じ『晋書』内でも記述が統一されていない始末 _{::i_f{_/ー'¨ _,ノ∨:::::::::::::::ハ
,ィソ,ュ_{/_.。s≦¨_, / 〕iト.:::::::::::,
/.:{ _{YN}Y ト,-‐ ´ __ノ¨´ヽ:::::::::‘,
,:'.::/ ヽ_{薔}r'¨ ノ¨/.::.::.::.::.i::::::::::::::,
,.:'..:i>'´/ `゚i¨! ,r-.:'.:r':.::.::.::.::.::ハ::::::::::::‘,
【紀元280年2月 呉 荊州 武昌】
/ / ,/ i! } ヽ ヽ.
./ // // ,! ハ ハ ', i! | l
i i i |廾‐‐/x'|! ! /_.斗―ハ | i!|
| | ||! | ! ./' |`| /´ | / ,リ | /リ
| |. Ⅶ |x衍示ヾ !/ "才示ミx / / .//' 随分と変わった奴が来たな。
| | Y《 う::::::r} う::::::r} 》 ,イ ,イ
| | !从乂zソ , 乂zゾ/イ )!' i! 呉討伐のために
| | ト. /イ | 汝南国の相を臨時で任命するとは聞いていたが
| | |人 r‐ュ イ i! !
! | | >i、 . イ | i! !
./ ! ! ./ r'| ` ー 1、 ! i! i! !
/./| .L!ノ `ー、 /^\i!/⌒ヽ. !
. // ! ├―――くf≦v―‐''<_ \ヘ . / // ∥ !| |i || ! ヾ ヽ\ 、 ヽ. i |! ! ヽ
,' / ,' i∥ .l !. !| |ト 、 ト、 ヽ丶丶 \ l !! i ヽ
,'./ l! ∥| l i l|i l 、 ヽ ヽヽ丶\> 、´ヾヽ! !ト ム ヽ
,'/ | ||トi | ! ||i. !. ヽ ヾ 、 ,ィヾ丶\丶- |i ||´=、ヽ ヽ
i′ i ||リ ! i ヾ、i ヽ ヽ メ、 ヾ , ュ=ア |に ) }
l! l !|、 |!ヾ ├ヾ-、 \ ヽ ヽ/ ィツ' }1!!. !!レ' ,ヘ
|! ヽ |i ヽ lヽヽ | L.._  ̄ '´ _ゞに/||i| ||ヒノl ! ヽ
陛下の寵臣が ヽ! トi、 ヽヾてひヾ  ̄ i| !| |! i | ト
兵糧を運んでくれるとは恐れ多い事だ。 ,'1! |イ| |トヽ丶 ツ , 1! || ,、 |! ! | lヽ
,'〃 !1|! li ヽ 、 ,. ィ:フ ,'' !,ハ !!入 ! ヽ
ここに通してくれ ,' ,',' j! | |i l! l i 丶 ー= ´ ´´ /,レ / !. |レヘ
/ 〃 ,1 |. !| i ! li| l i>-、_ ,ィ/ノイ ,' ||! 冫
, ' ,' ! 〃 .! i|!i | | !! ! l ,ヘ∥`T1' クイ' / |!|, /
/ i |/,' ! | | ! | | || ト- ヾ ヾ iイ! i' / / , -ヾ/
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 何故馮紞が最前線に出向く事になったのか?
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 『晋書』はその理由を記していないが、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .馮紞の立ち位置を考えれば、何か特別な役目を負っていた可能性がある
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元279年冬 晋首都 洛陽】
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.| ' / .'.::... / !: / |:::! !::::ハ ::::::|:::::\::::
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i⌒v::::|! ::|::::::ィ:´::| |: | |:::| ゝv ゝ:::::ヾ::::::ヽ
| v ::| i: l ::∧:::::| V -- ゝ \ __ \::::\
| |:::|:: !:::l:::| ヽ_:l _ __ __`_ー .まさか、あなたが来るとは思わなかったわ。
| | ::ハ::ij:::ハ::!イ`弋ゝ-'フ`` ´ !ノ__フハ
| | :::|:V:::::::ヽヽ  ̄ ` ´ .もう少しで
, -v ,イ V::| ::::::ハ::\ ::::::::::: ,. :::::::::::::: 兵糧輸送の計画ができるから待ってて頂戴
, -<. `| ` ヽ| :::/ゝ∧`´ <:i
, '⌒ヽ ヽ ヽ ヽ/ヘ/::l!
! | | -.ハ V|!:::∧
l ー| | r トi_ノ ゝ |:|:::|:::,.\ ´ ` . イ
| 人 i´ト l_ノl ノ/:::j:/::|::::ゝ.、 イ:::: |::::: /:::::::::::::`寸ヽ::::.
/::::::/:::::::::/::::l寸ハ:::
冫、//::::::/:::::::|::i廻i::|
|:l:|沁ー┴―リ::lУ::リ
レi , ´沁/:: l':::::/
,\、 _厶イ::::/
別にあなたのために来たわけじゃないわ。 /.:/__7爪∝∨::/{
. _/.:./廻}-‐ ∨:::|
勘違いしないで頂戴。 /∧ ̄}川ーへ…⌒i::|
. ∨_/.:.Υ/ニニア‐:.:./::|
あくまで聖上のためにここに来た 八{.:.:.:.://.:.:.:∝彡イ:::l|
\.:.:..:.:_:;/.:.:.:人lリ
/.: ̄\.:.:.:.:\.:.:{
/.:{{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\〉
/.:.:.{{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 張華が用意した兵糧を輸送してきたのか、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ あるいは司馬炎から何か命令を受けていたのか?
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 残念ながら、決め手になる記述はない。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .ただ、この後の馮紞の行動は汝南郡の太守の枠を超えていた
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元280年2月 呉 荊州 武昌】
く{/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄〈{ハこフハ
/〈::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ト<ノ::::::
′ 7ー― ---l| -------- ――|l―┘〈::::〉:::::: l
l|::::::|― ┼―‐l |―--------―‐|l――〈::::〉::::::::|
|l::::::|:::::::::|::::::::::| |:::::::::::::|:::::::::::::::|::::|l:::::::::::::|ノ:::::::::::|
└┬L _ 丁_l_| |:::::::.ー|- ..._::::|::::||:::::::::::::|:::::::::::: | .王濬将軍。
|::::::::|r≧ミ  ̄ ̄ 三二二  ̄|l:::::::::::::|:::::::::::: |
| :::::::|l トrヘ 〝了¨¨丁刈 リ:::::::::::::ト、:::::|::::| 聖上の御命令により、
| ::::::::l ヽ=' ヒンノ ./:::::/:::::∧|:::::|:: | 軍勢に供する兵糧を汝南の地より持参しました。
| :::::l::|"'' .:.:.:. /:::::/::: /´ ノ:::::|:::|
| :::::|人 ` 厶イ 二 イ:::|::::|::| .どうぞお役立て下さい
 ̄ |\ 、 _, /|::|::::::|:::::l::::|:|
|::|:::丶 _ /⌒7::::|::::::|:::l|
┌‐-⊥ _> 、 -≦ /⌒´゚ _厶 ⊥:::_|:::|
/丁::} / |゚ | /⌒´゚ _/ _ ノ ̄::::::`ヽ . /ー-=ニ/ :〃 / / / ハ ヽ\
l::::|:::〈 |У゚ _/ _ ノ::::::::::::::::::::::: | .. / \ー:' i' / , '/j ,| l :i :.
. __| i|/x< / //'| | i| il
/,rl i仡芯くヽ /〃 } } i| i|
. 人 ゙| i|ゞ-' ,ニ7/ :ハ :i|
. 〃 /`| i| ヒツ,イiT| j_}ハj
.. / /t | i| t‐- 、 ' ,仆 il|´
/ー辷| i|、 ` "イ ili| |
すまんな /{::{:/ ̄ `ヽ`::< /| li| |
{::/ V''^´ | li| |
. {::{ '. | li| |
八 '. '. Vili| |
:{::{\_'. '. V{ {
.. ::{::{::{::{:{:. ヽ `ー‐`
,'::::::::,':::::::::::::::,'|::::::::|::::::::::::::|:::::::::',::::::|
i:::::::::i_il:::::i:::::,' l:::::::::!::::l:::::::::!::::::::::|:::::i
|!:::::::|. トミト、::! |::::::/:::/_:::_/!:::::::::::!:::,'
ヽ:::::l', `弋ソ`  ̄ ´弋_ソj'::::::!::/!::
/\Y '''''' ,,,,,,,,/:::彡'/::i
/イ´ ヽ ` _ ム' r':´:::::|
,、 , ´ >、 マ:::::::丿 イ:::::!::i:::::::|
/ ∨ ヽ斤>- イ彡∧::::l:::!::::: !
∧/ / ∧ _ ィ | /:イ>へ<´/:::::\:::!::::::| お気になさらず。
. __//V ト ∧:::::l::::::人Y{ミ斥クイ}::'´:::::::::::::::>へ
. /::// イ∨- ヘ -レ< \, ' / ´ il ∨ Y::::::::::::---へ .持参した兵糧は挨拶代わりとお考え下さい
. /:/ ィ:∧´ |´─‐{ =!.人< ト-个ー_∨ !::::/::::/:::::::レi
/::::::´::::::::::∧._トヘ >ヘ|:::::::`X _ _ii、_l ∧/:::::::⌒ヽ\i. |
. /::::::::::::::::::::::::∧ ̄\卞┘::::::::::> V´7´ .! ,'⌒ヽ彡:::::ミ:∨j`
. i::::::::::::::::::::::::::::::::∨ T´::::::::::::/ rヘ ∨ _ イ`、  ̄ Y´|::::::::ヽ\
i:::::::::::::::::/ ̄ ̄ /::::::::::イ=´--< イ´ 、 / ト、il⌒ヽ:::∨
 ̄ ̄ ̄ /、彡--人 ` / / i|ト、ニ{::::::!
「{>、 < i! oー─‐'⌒\/ / , ヽ.\´レ
_Y::/::::>-、_ | // /`ヽ ´ / ノ >ヘ
_/::::\::::::::::::::::::::>!/´ /' / \_ ´ /|`<ヽ >
/:::::i::::::\::::r‐‐ト<:::::::::::::ク ∨ / i `ト>-' i∧ ヽ/
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 彼は建業まで王濬と行動を共にしているのだ
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,.ァ'::彡―チ¨¨¨ミ...、
r‐_チ//:. ,. .:::::::::\
くィく./ .:::::::/:::::./:. :.ヽ
/.7 .:::::::/::::::/::::/:::::... } ∧
/ィ.::/:::... フ二_ミく:..、 .:/}: / :i:.... :.
/..〈::/:::::イ/ 了と:iミyヽ//イ..:::}:::::::. {
, ' .::::::入V ,' 乂.:ツ y示㍉廴:}::トト
/ .:::::::/:::..从 、 ヒ:リ/::\厂 .それと、土産話をひとつ。
./ .:::::::/::.. /う=ミ、 、 _, ・/:::::「
/::::::::::,ィ'::;rヘ::::ヾi_ \.  ̄ イ  ̄ つい先日、
:::::;;;zr:く⌒<)___! :::::::\ >ー 升:::ト、 .我が軍が揚州の版橋で呉の中軍三万を打ち破りました
´__):::::::::Y´l::\〉:::://::::゙、_/',r=!ヽ_ノ::::\
V::::::::::::::::::::::::__::ノ:::::::::::::ーへ,、!__/:::::::::::マ:l
::=‐ :::::::::::/{ミ‐-::'::::::::::...... ...:_::_::.... ....::::}:l
\::::::::/`ヾ:l::::`:::::::::::::::::::::/八\::::::::::从 ,,″,′ ,7 i i ! l l i| i! ! i ヽ ヽ i 、 ∥
,″〃 i| |! !i ! | l ! ! ト ト、 マ∥! ∥
,' ,'|! l ! ∥ ||! l l ! l ' ヽヽ ヾヽ iリ | ∥ i
,' ,'∥ ||i i|! |!i| !|i l. ヽ '、 ヾ 、 '、ヽ |!.!, |ト !
| ! ∥ i ! |∥ !|| lト ! ヽ ヽ. ム、ヽ‐-、 '!| ∥|! l
ヽi | l l | || ト|!、 llヽ i ヾ 、ヾ´ 丶\ヽ ヽ」| ∥i|! !
ヽ、! !、||!、」ャキ-ミ、 ! ヾヽ '´ ヽ> ュ─r= ッ'||! ∥||!ト,l
ほう。 i`! | ヽ ∨ヾ / し′ j} / !i. ∥||!i !i
| ,ィ! i、ム_」 - ゝ にノ'´ ,′ .∥||!川
衝撃の王渾か? |レ‐ヤ |!ト / 、─────'───'─‐-
_, -─ 7 } ||!ヒ‐、 ` \
丶、 l ! ||! ! 丶、ヽ ¬ニヲ \
丶、,′ ,'| ||! |i ヽ ′ \
_ / .,' | ||! |L > 、_, ´ ヘ
/ `丶 / ! !!'´ ) / ∧∨ヽ
,.ァ'::彡―チ¨¨¨ミ...、
r‐_チ//:. ,. .:::::::::\
くィく./ .:::::::/:::::./:. :.ヽ
/.7 .:::::::/::::::/::::/:::::... } ∧
/ィ.::/:::... フ二_ミく:..、 .:/}: / :i:.... :.
/..〈::/:::::イ/ 了と:iミyヽ//イ..:::}:::::::. {
, ' .::::::入V ,' 乂.:ツ y示㍉廴:}::トト
/ .:::::::/:::..从 、 ヒ:リ/::\厂 いえ、揚州刺史の周浚殿と聞いています。
./ .:::::::/::.. /う=ミ、 、 _, ・/:::::「
/::::::::::,ィ'::;rヘ::::ヾi_ \.  ̄ イ  ̄ 呉の丞相張悌を斬り、首級は都に送ったそうです。
:::::;;;zr:く⌒<)___! :::::::\ >ー 升:::ト、
´__):::::::::Y´l::\〉:::://::::゙、_/',r=!ヽ_ノ::::\ .大敗した呉軍は長江の南に逃げ去ったとも
ノ::::::::::::ヽ'::::::::::::}/:::::::::::/ ノ i ヽ,〉:::ヽ:::::i
::=‐ :::::::::::/{ミ‐-::'::::::::::...... ...:_::_::.... ....::::}:l
\::::::::/`ヾ:l::::`:::::::::::::::::::::/八\::::::::::从 ,,.-‐'''"´ ´ `、丶、
,-'´, ィ ,i i .i ヽ ヾ、丶、ヽ、
./ / ,イ i! ||i ll ヽ ヽ丶.ヽ 丶
/ ノ ,/ /! ∥ |.l lヽ li. li ,i. l
/ ,イ! l l .l ,ハ. lヽヽヽ li li l i l
| .l .i ll i. l l_ l、 l ゝヾヽ」‐、l! ! .! li
‐' l .l! l'´!_' ´` `ェ_ l l! l. l.l
ふむ。 l .K´,-ァテナ '"ヤ'ニソヽl .l l ヽ .i l.l
l l、!` `'''´ l lノ.i l l.l l
ならば、急がねばならん。 l l.lヾ、 _ 丿 ハ l. l .l.l.ト
l l l l丶、 !、`丶 , イ!/ /l l. l l l.l.l
先を越されるのは面白くない il! .l l l l ll丶--´ '´ .」フ' /l.l .l. 丶 l l.l.l 、
i|.l! l. l l,l ll ,iゝ、,-''"´ ./ / l.l .l 丶 l. l.l.l
,i.l.l! l l .l! .l lノ!,r'´\ ./ / \、. ヽ、 丶l. l.l.l
i.l l! l l .l /ィ´//l、ヽ〉ソ / / ヽ、丶 ヽ、.l.l
,、__
>.K´rッル}二≧s。._
/:::::::::ス_y'´人//////ih、
,.:'::::::::://,ィ'`s。_.。s‐'ih、/ 沁, __
/::::::::::/¨¨´::::::/::::::/::::i::::::: ̄ヽ_r件ハ
/::::::::::/::::::::::::::::′:/:::::::}:!::::::::::::::::ヽ ゚v′
.′::::::/::::::::::::::::i::::::′:::::从:::::::::}!::::i:ハ¨`
.′:::::/'Y::::;::::::i:::ト。::::::::/:::::::::::::/:!::::!::::i
i::::::::::{ !::::i:::::::l:芹≧sヽ,_<::_/从:/:::リ
l::::::::∧ ih、::::::::乂少 ヾ _ー‐ヽ':::/!
j::::::::i:::::Y、 ih、リ :.:.. 夂リフ/lr'、:i
j:::::::::!:::::| ih、 ' .:.:・'ヽj リ!、 .王渾殿は詔勅通りに
j:::::::::i::rー.、_ 丶 _ /ヽ/ ヽ 軍を江西に留めたままだそうです。
i::::::::::l_l__ `ー.、iト. ´_ 。o个ー ‐ 、 }
j!:::::::::{, 〕iト. ゚ヽ! 乂{ヾ iト._ , ' {、 新たな詔勅が出ない限り、
.′_/イ¨¨¨ヽ 〕iト.{'´人}} fヘ ∨y .長江を渡河するような真似はしないでしょう。
;:::/.:ノ.::.::.::.::.::.::.:ヽ 、 i'ヽー=ィ─ 、 人_ヘ f∨
ノ/.::.::__.::.::.::.::.::.ih、j! ‘, _`ih,.マ i.(∧ {∧ あれで慎重な方ですし
r'゚ソイ.::.::.::.::.::.::.::,::.-.::.::.::沁,_ /ヽィ>.::ー、}.::ヽ\}i/:i
r‐'トイ:、¨¨.::.::.:/.::.::.::.::.::.::.::.} `'Yh、 ヾト、.::.lハ.::.}_ ){.::!
/iイ.::.:¨´:.::.::.::.::.:/ ̄ ̄`.::.::.::.::.ム r' ヽ ム∨l.::l.::.::.{ _〉‘,
rレi_ソ、.::.::.::.::.::.__ノ.∧.::.::.::.::.::.::.::.::.::ゝ。.。+・シイン.ハ.::.::.::i/.::.::.}
/.::_∧V.:_ノ¨::::::i.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::> ´_/¨} i!0爿ih、.::.::.::.::.::.リ′
i.::.::.::.:、.::ヽiイ:::i:::::::::j.::.::.::.::.::.::.:> ´_/¨¨ } l! i}.::! 〕iト..::.:./
l.::.::.::.::.::`.::∨:l!:::::::i.::.::_,> ''´_/ l! } l! l∨! `¨′
/! | |/ / / / /| | |i'i i!. i ゙、
/.| !.| /'ァ′,/,/ ,' リ.! !i i! i ゙、
/ ,| | |__/ /_//ヽ、 /|| !| i'i i ゙、
. /_/| | | ___ /_ /、i ! | ! !. i、゙!
/´,.-| | ヾl《''7'´ ̄㍉ミ、'、/、リ ! l 'i i'゙、!
. / ,〃',| | l ` i ○ ,i マヽ / !_ | | ! !l 何攀。
. ! ',i( | | | ` 、,ノ /l `i、|_ ! !|
/ヽ、``! | | ` i'l.l i | ` i| 艦隊への兵糧搬入を急がせろ。
./ / /\|! | | '.l l i |
' / //′|| | | \ i | 搬入が終わり次第、建業に進軍する
/ /,/ || | | / i i |
,/,/ || | | i\ , 'l l i i |
,/ || | | ` > / .l l. i i |
' !| | | / l l i i i ノ/ /: : : : : : : : : :/ : : : : : : ,、: : : : :`: 、
|.| ! | > 、 / l l i i i /: :/ : : : : : / : : : /: : : : : :/ : / ヽ: : : : : :\
``ヽ、 | | | |/ //`'´ l l i i i /: :/ : : : : : :′: : :/: : -‐/': :/ ':_: : : : : : ヽ
. ヽ、| | | | // l l. i i i ノ/{: :/ : : : | : : : / /: / /:/ i: ` : : : : : : ::.
V /: : : |i : : :|ノ/ '´ |: ハ: : : : : : : :i
{//: : : |l : : :| ,x≠ミ、 jノ |: / : : : ハ{
V :/⌒|l : : 〃し':::} ≠ミ j/ : : : /
`{ (, 八: : | ∨:ツ ん'::} } / : /: /
\ ヘ} ヽ:j V:シ 厶イ/
`ー、 ′ /
分かりました iヽ ` ‐ ' /
| \ ´
/  ̄`ヽ__ ` . __ . ´
_ / ̄`ヽ::::::::\ `\/`ヽ_
/'´⌒`ヽ:::::::::\:::::::\ `∧}::::ヽ‐- 、
/ \::::::::\:::::::\ /O゚,::::::\ ヽ
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 後の経過からの推測になるが、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【>>241修正】
/! | |/ / / / /| | |i'i i!. i ゙、
/.| !.| /'ァ′,/,/ ,' リ.! !i i! i ゙、
/ ,| | |__/ /_//ヽ、 /|| !| i'i i ゙、
. /_/| | | ___ /_ /、i ! | ! !. i、゙!
/´,.-| | ヾl《''7'´ ̄㍉ミ、'、/、リ ! l 'i i'゙、!
. / ,〃',| | l ` i ○ ,i マヽ / !_ | | ! !l 何攀。
. ! ',i( | | | ` 、,ノ /l `i、|_ ! !|
/ヽ、``! | | ` i'l.l i | ` i| 艦隊への兵糧搬入を急がせろ。
./ / /\|! | | '.l l i |
' / //′|| | | \ i | 搬入が終わり次第、建業に進軍する
/ /,/ || | | / i i |
,/,/ || | | i\ , 'l l i i |
,/ || | | ` > / .l l. i i |
' !| | | / l l i i i ノ/ /: : : : : : : : : :/ : : : : : : ,、: : : : :`: 、
|.| ! | > 、 / l l i i i /: :/ : : : : : / : : : /: : : : : :/ : / ヽ: : : : : :\
``ヽ、 | | | |/ //`'´ l l i i i /: :/ : : : : : :′: : :/: : -‐/': :/ ':_: : : : : : ヽ
. ヽ、| | | | // l l. i i i ノ/{: :/ : : : | : : : / /: / /:/ i: ` : : : : : : ::.
V /: : : |i : : :|ノ/ '´ |: ハ: : : : : : : :i
{//: : : |l : : :| ,x≠ミ、 jノ |: / : : : ハ{
V :/⌒|l : : 〃し':::} ≠ミ j/ : : : /
`{ (, 八: : | ∨:ツ ん'::} } / : /: /
\ ヘ} ヽ:j V:シ 厶イ/
`ー、 ′ /
分かりました iヽ ` ‐ ' /
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_ / ̄`ヽ::::::::\ `\/`ヽ_
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/:,:.:.: / ヽ \
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./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 後の経過からの推測になるが、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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【>>242修正】
/! | |/ / / / /| | |i'i i!. i ゙、
/.| !.| /'ァ′,/,/ ,' リ.! !i i! i ゙、
/ ,| | |__/ /_//ヽ、 /|| !| i'i i ゙、
. /_/| | | ___ /_ /、i ! | ! !. i、゙!
/´,.-| | ヾl《''7'´ ̄㍉ミ、'、/、リ ! l 'i i'゙、!
. / ,〃',| | l ` i ○ ,i マヽ / !_ | | ! !l 何攀。
. ! ',i( | | | ` 、,ノ /l `i、|_ ! !|
/ヽ、``! | | ` i'l.l i | ` i| 艦隊への兵糧搬入を急がせろ。
./ / /\|! | | '.l l i |
. / //′|| | | \ i | 搬入が終わり次第、建業に進軍する
/ /,/ || | | / i i |
,/,/ || | | i\ , 'l l i i |
,/ || | | ` > / .l l. i i |
' !| | | / l l i i i ノ/ /: : : : : : : : : :/ : : : : : : ,、: : : : :`: 、
|.| ! | > 、 / l l i i i /: :/ : : : : : / : : : /: : : : : :/ : / ヽ: : : : : :\
``ヽ、 | | | |/ //`'´ l l i i i /: :/ : : : : : :′: : :/: : -‐/': :/ ':_: : : : : : ヽ
. ヽ、| | | | // l l. i i i ノ/{: :/ : : : | : : : / /: / /:/ i: ` : : : : : : ::.
V /: : : |i : : :|ノ/ '´ |: ハ: : : : : : : :i
{//: : : |l : : :| ,x≠ミ、 jノ |: / : : : ハ{
V :/⌒|l : : 〃し':::} ≠ミ j/ : : : /
`{ (, 八: : | ∨:ツ ん'::} } / : /: /
\ ヘ} ヽ:j V:シ 厶イ/
`ー、 ′ /
分かりました iヽ ` ‐ ' /
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_ / ̄`ヽ::::::::\ `\/`ヽ_
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./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 後の経過からの推測になるが、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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 ̄ ̄ ̄`ー、 { _,.-‐'´
`}_ } __/
`ー-{ ノ
`ーr‐' ̄ ,.---------
r―'´○寿春 ,「◎建業 ○京城
,.----'´ ̄ ./
○新息 _/ . /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ○合肥 __{
○弋陽 |
○六安 横江●|○牛渚
} ̄ー' ̄} |
.∧∧∧∧ `ーv'○東興 ./
∧ ∧∧∧∧∧∧ `ーr―' ̄
∧∧∧∧∧∧ 濡須口○}
∧∧∧∧ r'
∧∧∧∧∧∧ _ノ
∧∧∧∧ r―'
∧∧∧ 皖○ _,.-‐'
>-―‐、 ∧∧∧∧ | /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
| ○\_ | /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
| 武昌 . ̄| ○尋陽 _r‐'´ r…―- ..,,_/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: イ
ヽ _/ \ :::::::::::''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
'ー-、___イ _>、_::::::ヽ、 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
○  ̄i `丶、:::`丶、_: :::::::::::::::::::::::: ト、
柴桑 | ! iハト、 i、丶、___` ー--::::::::::::::::\
lハノ!イ仄ゝヽ ナアi`ー-=....,,,____,,.ゝ
|'、`┘ '^i下心!ハj ,ハ!
|/\ 、 ゞ-イ //
所変わって揚州の王渾軍 .\ ⌒ヽ、,.ヘ.::´:::ハ
\rイ ,.ィヘ.:::::ハー- 、
└攵アト=ヘ、::::ヽ ::::::\
/ 〈::::::::::::\:::::::::::::::::l
〉―ァi'´ \ :::::::: |
. /_ア^'┘ `ヽ、::j
└ ′ `
【紀元280年3月 呉 揚州 横江】
. . ヾv;:;:;:;:火:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:rノ;:> >ー―‐‐1 |、 _ _ |! |! /. : . ;:.: '
. . . .\ヾ;:;:;:;:;:;:;:.v;:;:;:;:;:;:;j!/ |:_ |ー―――∧‐j!__ ..ィ´ . : .: '' "
. . . . v v、;:;:;:;:j!:;:;:;:;:;;;;;|| ,...,.:jー≧======≦ミ、¨ ̄ "' .. ''
. . . . .ヽ `"´..` ''."´.:|| > ''’ ̄ ,.,. V v . '"´
. . . . . . . ー - 、:'., '.;:.ゞ- '’ ,. '" v V .. .: ' .. .,
. . . . . . . . . . \ .,. '" V ヽ;:. '" \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
. . . . . . . . . . . . 〈' ,,.. ''" ,,. " V V .. ) >.
. . . . . . . . . . . . l:, , ,.、 〉 V ´< 荊州より急報ッ! >
. . . . . . . !:. ,..,. ''" ヾ、 '; < (
. . . . . . . {:. ,,.. '"´ _ ., ,、,.r=====x、 !:. } ' /^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
. . . . . r'. , ,. ノ.;:;:|///////l:v | ,, .
. . . . . . |;: .., ., ..,,:;:. ' ノ.;:;:;:;:|///////|;:}; j! ,,. .:., .;:. '. "´
. . . . ,:イ.:' ..; . ''" __;火;:;:;:;:;ト―― Y71' ,! . '' ,: '
. . . ノ 、ー≦三三三!三≧i| [] ,.ィ | l | ∧
__ . : j: `ー― ---- ― ''´;レ< !ノ !ノ.;:.vヘ .. ,. "
/  ̄ ̄ ̄ ̄ ! '' " // ,r‐fニ′ /.;:;:;:;:;:;:;.', \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
Yー―――― ‐_--ノ ,. ..;:!-r‐fニ!. j. | {:;:;:;:;::;:;:;:;:i! ) >.
└―wWrv ''""´ ̄ '' "" "´ .., . ノ ノ ! j!__!,ノ /!:;:;:;:;:;:r.;:;. < 武昌を攻略したとの事!! >
: . : . : 〉'' "´ ____ ;r~ミ;. ゞー ''"´ / V.〈:;:;:rノ.;:;:;:;:;:/.< (
. . ;.ィ、ー≦三三三!三≧/.;:;:;:;:;.', __ ,:′ ;イ r.':;:;:'.:;:、:;:;:.:j!/^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
. . ≦N!、`ー― ---- ― ''ソ.;:;:;:;::;;;;:i! V/lレ' / ;イ.;:;:;:;:;:;:.r====x;:;:;:;:;.
. . . . y′ r=========x、ノ.;:;:;:;://V/, / ノ ;イ.;:;:;:;:;:;:;:;:;:|/////l!;:;:;:;:;.
. . . . ,、 { ////////////V≦/,:′ !|レ′ / .;zZZZZZZZZ|ー―‐1;:;:;:;:;:.
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ これから紹介するのは、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 『晋書』『周浚伝』に記された話だ。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .もうこの頃には三月に入っていたかもしれない
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
{ ヽ ',
' / / | ヽ ',
l / |l | {l }
| l | / |l | l| {l }
| l lレ---ミ丶|、 l|\ ---ミ } } '
l、 | -、 ヽ寸, -\lヽ } / /
'、l从l { _ _ Y ノ, '
{\l\ムー== ー== 彳ィ/) 凄まじい勢いね
\{l丶-ハ ' /ノ )
ゝマ _ゝ _,,..rzzッ..,,_ イ Tく
ノ --ミ⌒l::※::・▽::}こノ⌒
l ⌒ヽ=ゝ'´ ̄`У} -<  ̄ ニ=-
ノ ⌒J\`==='ニ=}〕iト / ヽ 二ニ<
.γ ' }∧ニニ>‐<=%リ〕iトニ〕iト、 / / ,イハヽ`ヽ ヽ\
/-/ ノ/∧//||o\///////}/ハ ' / / { j \ ∧
{ l{ /{==ー -=ミ) .}ハ
晋 揚州刺史 周浚 X 八. | =ミ 辷 イハ从.j
(i :::/ハ}イ::し' い卞小}
(爻>- "´ , `"/ ) /
.><彡\ 、 _ /乂
周浚様。 人≧=- イ
. __-=<ニニニニ≧|ZV__
私たちが殲滅したために呉の人士は恐怖に震えています。 .|: : : : : : : :V/: : :ヽ: : : : :...
.|: : : : : : : : : : : : : :ハo: : : :}
今、武昌に至った龍驤将軍の軍の勢いは盛んで、 ム: : : : :/: : : : : : : : : :}: : : : }.
長江の流れに従って下るので向かう所は全て勝つでしょう ム: : : : /: : : : : : : : : : :|o: : :小
ム: : : :./ : : : : : : : : : : :.|: : : : {:ム
ム: : : :.ハ: : : : : : : : : : : |o: : : l: :ム
ム: : : :人 V: : : : : : : : : :.) : : : |rー=-t
寸: : : : : :><_:_:_: : : : :八: :77 |7
>< : : : : /ニニニ7´ ̄ ニ77 |、
-<  ̄ ニ=-
/ ヽ 二ニ<
/ / ,イハヽ`ヽ ヽ\
' / / { j \ ∧
{ l{ /{==ー -=ミ) .}ハ
X 八. | =ミ 辷 イハ从.j
(i :::/ハ}イ::し' い卞小}
(爻>- "´ , `"/ ) /
.><彡\ 、 _ /乂
人≧=- イ 私の考えを述べさせてもらうなら、
__ -=<ニニニニ≧|ZV__ 一刻も早く長江を渡り、一路建業に向かうのが上策です。
Y: : : : : : 寸ニニハ:o 寸¨寸
.|: : : : : : : :V/: : :ヽ: : : : :... 間もなく大軍が到来しますから、
.|: : : : : : : : : : : : : :ハo: : : :} .呉の人士の心を折って、戦わずに孫皓を虜にできるでしょう
ム: : : : :/: : : : : : : : : :}: : : : }.
ム: : : : /: : : : : : : : : : :|o: : :小
ム: : : :.ハ: : : : : : : : : : : |o: : : l: :ム
ム: : : :人 V: : : : : : : : : :.) : : : |rー=-t
寸: : : : : :><_:_:_: : : : :八: :77 |7
>< : : : : /ニニニ7´ ̄ ニ77 |、
.><{ニニニ7_ ニ7 |ノ
ム: :卞,。。/: :.` ー匕' |ノ
/ニ><: : : : : : : : ム |
/ニニニニ二><:_/〈 j
/ニニニニニニニニニニニニニ=ー-=ニ
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 揚州別駕の何惲は、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
'
/ / / / ', 丶
' / / /
' ー- _ / } } |
l { / /, -'"`丶 } } |
l l / /、,ィ犹ミヽ ,' |
\r‐-ミ__ノVl / レ' ` |Jf / / / .'
\ { }l 乂 ハ ヒソ // // }/ 理に適っているわ。
γ\〉 八 \Y 丶´
弋⌒ ヽ \ / 王渾将軍に進言してみてはどうかしら?
{ ハ } \/⌒ ャ ァ '
乂 乂_ノ/し∨ _ /
 ̄ ̄ /≧=- _ l> __/
/ニニニニニ>、 /. : :/. : :/. : /. : / /-―‐ //| ヘ : :\
./ニニニニとつニ/:.}L |: : /. : : : :/ . : : : / //⌒^ヽ|: :|: : ヽ
//ニニニ\ニニ/: : }L‐- _ |: / . : :│: | : : : |/ -―…=| 〈 |: :|: : : : .
./ニっニニ/ : \ニ{: : : :oL:  ̄ヽ.、 / ̄|∧ : : :│: |│:.∧斗- ミ. \ 丿イ: : : : :|
〃ニニニ/: : : : : : : : : : : :}L: : : ',:丶 │:〈/ . : :i : : :│: |∧/,.:{_ ` ⌒ヽ| : : : : |
∧ : : イ:.:|i | : :| : : :〈 .′.::::7 ,ニ、 丿: :/. :,'
〈: :/: : :八八|\乂∧i 弋ニV /.::∧∨/l/. :/
. |\ :イ: ̄∨\ V/ ノイ: : ∧/
\| : ∨: / ̄| :>ヘ ′ //|:/
私は王渾将軍という方を今ひとつ信じられません `Tニ く: :/\ : /\ ∧|
 ̄ ̄ ノV 丶. ^ イ 丿
/| >-‐ ´
/ \ ∧\
/| \ | |
/ ∧ 丶 | |\
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 揚州刺史周浚は
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 何惲の考えに賛成し、彼にに王渾への進言を勧めている。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .だが、何惲は王渾の器量を買っていなかったのか、こんな発言をしている
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/. : :/. : :/. : /. : / /-―‐ //| ヘ : :\
|: : /. : : : :/ . : : : / //⌒^ヽ|: :|: : ヽ
|: / . : :│: | : : : |/ -―…=| 〈 |: :|: : : : .
/ ̄|∧ : : :│: |│:.∧斗- ミ. \ 丿イ: : : : :|
│:〈/ . : :i : : :│: |∧/,.:{_ ` ⌒ヽ| : : : : |
∧ : : イ:.:|i | : :| : : :〈 .′.::::7 ,ニ、 丿: :/. :,'
〈: :/: : :八八|\乂∧i 弋ニV /.::∧∨/l/. :/ .王渾将軍は職務の機要に暗く、
. |\ :イ: ̄∨\ V/ ノイ: : ∧/ 己を慎む事で咎めを受けないようにしている御方。
\| : ∨: / ̄| :>ヘ ′ //|:/
`Tニ く: :/\ : /\ ∧| .きっと、私の意見には従わないでしょう
 ̄ ̄ ノV 丶. ^ イ 丿
/| >-‐ ´
/ \ ∧\ -───-
/| \ | | _/ \
/ ∧ 丶 | |\ / 、 \
\ ',
{ l 、ー==, ', }
丶 \尤孔 l、 } /
乂lミー ヒ八| ノリ ) // ノ_
r' .:.:. |/ r ' ⌒-く }
まあ、そう言わずに…… 、 _ _ 小 ゝ‐)-ノノ
r丶__ ィ ィi〔ヘ⌒´
晋軍に有利な献策を退ける事はないでしょう r^Y ヽ/ ,-<///ハ
ト、Y //////ヽ /∧
ゝ‐ /{'//////}///ハ
У/ }'//////}////}
f'////}'//////}'///リ
{////ノ///ヽ// '///
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 何惲は王渾という人物をよく見ていた。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j それでも周浚は王渾への進言を強く勧めた
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
-‐ ‐- 、
/ ⌒
\ ヽ
/ ヽ ヾ、
| ヽ ', l}, -、 l }
l l | } l .,l リ,氏ァ 从
{ { ', _,,..-‐l / l /弋リ l/
乂,ィ芹汽 l' ゙゙ l 以上が何惲の立てた策です
丶 人 ー乂ソ ` ′
\ {\寸ニ>゙゙ ー´/
`ー乂人/ト、  ̄ ̄ \ /::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
,'::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::_::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
i::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::/,._ ``'‐.、::::::::::::::::::::::::::::::/
. V::::::::::::::::::::::::i:::::::/ ii ``' ヽ、:::::::f ´`ヽ:::::::/
. \:::::::::i`' <iヽ/ ノi _, V::::i´/ i::/
` . iへ、_ /ノ-=ニタ V::::i /:/
ヽィ'´:.:.:.ヽ ´ ` ' ‐ ' ´ i::::i_/:/
先に下された詔勅の内容は二つ。 i:.:.:.:.:.:.:.:| i:::::i i
'、:.:.:.:.:.: | ,ィ===‐' i:::::i |
江西で呉軍と対峙する事と王濬が我が指揮下に入る事。 ゙ヽ‐‐ 'i_ _,、 〃 ,、-‐ ,'::::::i. i
、`ヽi`ヾ' _,.-‐'´ ,'::::::,' ',
揚州の兵は精鋭ではあるが、 `'" \ ≠" ,'::::::,' 人.、
一州のみで呉を平定できるとは思えん ', ___,/::::::/ / /:::ゝ、
i:::´:::::::::::::::::::::::::/./ ./::::::::::::i:``
i::::::::::::::::::::::::::::::/´ /::::::::::::::::i:::::
, ィ:: ̄7i ̄ ̄ィ ̄ ,.':::::::::::::::::::i:::::
. ,...:<::::::::::::::/,.へ´ ,.:':::::::::::::::::::::::i::::
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 王渾は周浚と何惲に自身の考えを述べた
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
. ,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
. i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::リ
. V::::::::::::::__::__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
Y¨ヽ:::〉 _,,、`<::::::::ハ:::::,. ,、i::/
f } }}ゝ/-'´,--ゝ、_``' ゙_,ィ/ ゙i/
ゝ‐ァ‐h. Y:.:.:.:.:.:.:.:.}" /≦゚-'.i 今、詔勅に違えば、
{.} i__i,人:.:.:.:.:.:ノ | ./ .勝利しても称賛されず、負ければ重い罪を背負うだろう。
._.,.、.-≦/:ハ iN.、 `¨.._,,,_ 、_ | __ ,.'≧::....、_
‐::':::´:::::::::::::::::,.:'::::::| ','、:'、`゙'"、__,゙." /`'´:::::::::::::::: 王濬の軍が到着次第、都へ伺いを立てればいい。
:::::::::::::::::::::::::/::::::::::| ヽ',::ヽ `ニニ ii:::::::':、:::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::/::::::::::::|i ヽ:::ヽ,..-::‐::-:..i:i::::::::::::'、::::::::::: 建業進軍の詔勅が出次第、諸軍で長江を渡れば十分だ
:::::::::::::::::::::/::::::::::::::i '、 ヽ::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::::',::::::::::
:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::i ヽ /',--‐‐‐--.' i::::::::::::::::',:::::::
_,,..-─ 、r‐、 _
/ : : : /ハ:Y^ヾ: : :\.、
, ':/: : :/´|l  ̄ ̄ l从 : : ヽ\
./:/: : ∨ __ ハ: : : : :}: .
恐れながら。 l/: { : {/⌒ ⌒丶l}: /: :/: :}
∨:{\〉,ィ圷 T心、イ//: : :'
龍驤将軍が万里の敵に打ち勝ち、 ゞ从∨ヒソ ヒり `/: : : : /、
すでに長江を渡った功績を得た上で王渾将軍の指示に従うでしょうか? (ヽ ` イ/T乂: )
〔¨ 、 。 r‐‐彳、: :)
弋ソ> _ イ ̄l: :ゝイ
__
_,,..-‐'' ̄ ̄: : : :'´:,- : :`: : .、
/-'": : : : : : :/:,-、:V:,、: :、: : : : 丶
,.': : : : : : : : : :_/:/─ヾ/-ヽ:.ヽ: : : : : :.
./: : : / : : : : /´{: l V: ',.: : :l: : :.
∥: : /: : : l: :,' {: | l从}i: : | : : l
∥: : :': : |: :{i:.{ ^リ__ マ.、__ } l: | : : |
l{: : : :{: : |: :{i:.{ _,ィ彡'  ̄⌒|/:/: :/:l
l{: : : :|: : |: : ',ゞ ̄ __ ^ィ示ミ レ : /l/
V: : :l:ハ从 : ', ,ィ芹ミ 符ハ リ///
∨ {、: :\:.ゝィ忙nハ ヒzソ }:ィ´ そんな話は聞いた事がありません。
ハ:.{:.):、: :.ヽ ヾ乂zソ 、 ムハ
ゝ: : : {``'心 /_ノ 軍を握る場合に大切なのは、可能であれば奪う事です。
(: : : ゝ---ゝ_ -‐ ィ- '
 ̄ゝ-'⌒⌒´7ァ- --イi、 今、我が軍が長江を渡れば、
_,,..厶\___/_/}〉- 、..,,,_ 必ず大勝を収められるに違いありません
, { l/ ll } } .いったい何の心配があるのでしょうか?
,' V ll V l
,'{ l } ll 。 l
} V ll } リ l
j { ll }/
, { ll ノ l
., ', ll l
′ ', ll l{ {
_,,..-‐ ‐- _
, -'": , -'" ̄ ̄: : : : -ミ: .、
': : : : :/: : : : : __,,..-‐:ヽ:}≧\
/: :/: : /: : /: :/⌒ ̄/:ァヘレ: :}\,
{: /: : /: : /: / l/ ゙l:.} : : ,
r、l/ : : l: : :ハ:/ __ l 八: : l: ,
,ィしイ:l:八: : lY ̄ ̄ ̄r` /' } : l: :} 迷って渡河しないのなら智とは言えませんし、
'7マ‐く: l、ゝ\ヾ、Vzア^` ,斧zァイ: : /: /
ゝ乂r‐〈\__ l} ゙゙゙゙゙゙ , vアノノ//l:/ .我が揚州の人士はそれを残念に思うでしょう
`ー辷__从}メ ' ゙゙゙/:f'"ー' ノ'
ゝ 乂 丶 ^ __ ィrィ〉
/::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
,'::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::_::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
i::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::/,._ ``'‐.、::::::::::::::::::::::::::::::/
. V::::::::::::::::::::::::i:::::::/ ii ``' ヽ、:::::::f ´`ヽ:::::::/
. \:::::::::i`' <iヽ/ ノi _, V::::i´/ i::/
` . iへ、_ /ノ-=ニタ V::::i /:/
ヽィ'´:.:.:.ヽ ´ ` ' ‐ ' ´ i::::i_/:/
i:.:.:.:.:.:.:.:| i:::::i i
'、:.:.:.:.:.: | ,ィ===‐' i:::::i |
. ゙ヽ‐‐ 'i_ _,、 〃 ,、-‐ ,'::::::i. i
聞くだけ聞いておこう 、`ヽi`ヾ' _,.-‐'´ ,'::::::,' ',
`'" \ ≠" ,'::::::,' 人.、
', ___,/::::::/ / /:::ゝ、
i:::´:::::::::::::::::::::::::/./ ./::::::::::::i:``
i::::::::::::::::::::::::::::::/´ /::::::::::::::::i:::::
, ィ:: ̄7i ̄ ̄ィ ̄ ,.':::::::::::::::::::i:::::
. ,...:<::::::::::::::/,.へ´ ,.:':::::::::::::::::::::::i::::
. ,..<:::::::::::::::::::::::::://::::::::ヘ ,.'::::::::::::::::::::::::::::i::::
___
_ , ´ `
/ \ \ 、
/ \ \ 丶
/ l! ヽ ヽ
, |丶 ', ',
| \ __ ', l: ', ',
′ | | '´ ̄``丶、._}i l | '/
| |', || ,ィア示豺 ヽ l .l∨ }ニ=-、
|^从 | ′f (_リ′ }l /l '⌒ヽ γ´ ヽ
| / ハ rミヾ ゝ' "" ーイ /l / l/ } V }
{l { | Y リ ノ′ / ノ / γヽ 丿
V ∨', l| r′ ι / イ ,イ (
',:| l /ヽ ̄ ノ ノ
'从|ヽ ′ ∨ / フ
_,,..-───‐- ..,_ヽマヽ ∨ / ノ ァ‐'
〈 Λ Λ ∧ 〉 、 ィ : ∨-ゝ-'
_ r‐Y〈 〉 〈 〉 〈 〉 { 丶- ⌒ヽ ィi〔/ハ__
` 、 ヽ_r⌒ V∨_∨_∨ ノ } ィi〔////>''辷ァ、
ヽ }\ `<r===r>´ _ ィi〔///////: : : : : :ヽ: ヽ
', `ー辷二二二ニ= _,,..-マ/,とつ/// : : : / : : : : : : :.
、 ノ / }///ハ'///// : : : : : : : : : : : : : : : :.
ノl l//)> ノ/,/: V//: : :/: : : : : : : : : : : : : : : l
∠_|___ノィi〔/} /l/: : : : ∨: : : //: : : : : : : : : : : : : : |
V///////////,| /0: : : : : : : : : : : : :|l/: : : : : : : : : : : : : : : :}
V////////// | /: : : : : : : : : : : : : : : :|l/: : : : : : : : : : : : / : /
マ////////// | ,ィio : : : : : : : : : : : : : : : /:.|/: : : : : : : : : : : : : :/
マ////////>/: : : : : : : : : : : : : : : : : :/ : |: : : : : : : : : : : : : : l
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 王渾は意地を張って、何惲の進言を退けた
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ 王渾は保身に汲々とする人物。
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.`
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 .このやりとりを見てそう思う読者諸兄もいるだろう。
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ .とはいえ、彼は名門太原王氏の当主であり、
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l どう間違っても家を傾けるわけにはいかなかった
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
/..:::::::::: ..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. . ::::::::::::::::: .::. :: ヽ
;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_::::::::::::::::.::.::::::::::::::...:::::::::. : l
l::::::::::::::::::::::::::::ニ=‐''"´ _ \:::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::..:::...!
V:::::::::::::::::::::::::::ア ´ ゙、 `''<::/|::::ニ={:::::::::::::::::丿
\ ヾ::>⌒ヾニ=‐く r====ミ、_ ` ¨´ !::::::::::::/
二ニ=-__ _〉_ュ/_ V/>く/////ム=ー r=≠ヘl:::::::/
二二二二>{) }_人ー、ヽ {´////>////7 〈`゚ヽ、 |/
二>≦二二ヘ ̄( )=}ノ ,八'//////ツ′ l` ー |
´三三三l三l三>、  ̄{|_ ̄|| _>ー―‐'´ ! l
>三三三三>' l`tア 丿 ||' 、_,..===、_ ー__ノ ′
三三三三>' | ゙Y:::::. || _.. -- .._ ==、/_ ふん
三三三>' l V::::.|| ´ ̄ ̄`''ー-゙( ̄( ̄/ ̄ 7=- _
三三イ 、 ∨:||:.、 ー‐- `7ー'-=ニ(_ f rう
三>' | 、 `||::::::.、 l  ̄ ̄
>' | 、 :|l゙、:::::::..._...................._.:|ニ、
| \.|l \::::::::::::::::::::::::::::::::::::マ二二ニ=-_
| _,z==イー‐ヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::マ二二二二二二ニ=-、
l _ -‐7///////! ア}三三三三マ三三三三二二二二二ニ、
´ |///////,| / 二三三三三マ三三三三三三三三二ニ、
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー しかも、彼は魏晋禅譲の過程で、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ さまざまな人々の失脚を見てきている。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 自ずと慎重な姿勢になるのも仕方ないのかもしれない。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .勇将・名将と呼べる人物ではあるが、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .命令を遵守し、決して冒険と思われる行動は起こさない
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
___
. >''^´ `´ `''<
ァ' ヽ
. / ∨
. l l / ,, - 、 }
. | | | { / } ヽ从
从_ゝ / / ソ-、
. ∨ :: ) ̄ ̄,, ≠ミ ―アヽノノ
ゝ Y )‐v‐く 八 Y⌒ 人
( ゝァ (__ノ彡::イ::__::彡ノノ
'^⌒`,|>ゞ-、
/ ―――’、
,ィ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ
. /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ハ 認識を改める必要があるわね
. ,ハ:i:i:i:V:i:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i:i:/i:i:|_
. /:|:i:i:i:i:i:|:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i':i:i:i:i:i7
八:|:i:i:i:i:i:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/、:i:i:i:i:i:i∨ /
,':i:i:i:i:i:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:マ 寸:i:i:i:i:i∨ /
,':i:i:i:i:i:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:マ 寸:i:i:i:i:∨
. |:i:i:i:i:i:|:\i:i:i:i:i:i:i:i:i:| ,イ:i:i:i:i:i:i:/
. ,':i:i:i:i:i:|:i:i:i:i: ̄:i:i:i:_〉 /:i:i:i:i:i:i:/
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/:i:i:i:i:i:i:i:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヘミア´
/:i:i:i:i:i:i:i:i:|ニニニニニニニニニニニヘ Y
}:i:i:i:i:i:i:i:i:i| / | ヽ ヽjヘ
. マ:i:i:i:i:i:i:i/ / | ヘ_〉
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ そういう人物だからこそ、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .戦後に何かと型破りな王濬への怒りを爆発させたのだろう。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .経緯が経緯だけに配下の諸将からは呆れられていたようだが……
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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_________________ィ‐' ̄`ヽ
| |::::::::::::::::ヽ
| |::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::f \::::::::}
| ひどい舐めプを見た |:::::::::::::| ゝ::::|
| |::::::::::::::ヽ ∨
| |ー:、::::::::::ヘ
| |::::::::::::::::::::::ヘ_
|_____________________ |:::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
\::::| |:::::::::ィ !{ ハ T tーr 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶、
` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----――― ' " ´
| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:< とはいえ、王渾が動かなかったおかげで、
| | |::::::::| > イ |::::::::| .孫皓に身の振り方を考える時間が与えられる結果となった。
| | >-、\! !/::,-<
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、 .ここからは、呉の最期の日々を見ていきたい
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::!
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
, ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::|
| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
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|:!.|:\ ノ::L.. , __.!::::!::::::::::::::::!:::::|
|:!.|::::::`ー':::/ / |::::|:::::::::::::::::!:::::!
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_________________ィ‐' ̄`ヽ
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| 続く |:::::::::::::| ゝ::::|
| |::::::::::::::ヽ ∨
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` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----――― ' " ´
| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:<
| | |::::::::| > イ |::::::::|
| | >-、\! !/::,-< .続きは日を改めて。
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::! お疲れ様
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
, ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::|
| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
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|:!.|:\ ノ::L.. , __.!::::!::::::::::::::::!:::::|
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|::::::::::::::::::/ / .!:::::!::::::::::::::::|::::::l
|::::::::::::::::/ / !:::::|::::::::::::::::|:::::::!
!:::::::::::/ / |::::::|::::::::::::::::|::::::::!
乙
キンクリww
乙です。
まさに、破竹の勢いで迫る晋ですな。
王渾の印象ですが、無難に生きる人ですね。
乱世ではそれも難しいですが。
乙ー
乙です
国も時代背景が違うから現代人の感覚とは違うのだろうけど、
王渾の判断はそれほどおかしいと思わないな。
今から美味しいとこだけ奪っても、ここまで攻めてきた他の諸将から
手柄を奪われたと恨まれかねないし、更なる栄達を望む性格でも無ければ、
一応は大国全て平定して戦国時代の終わりが見えてる中で、
望外の出世が幸福をもたらすとは思えないよな
>>1乙ー
羅憲はムスカで羅尚がキンクリって
この蜀の遺臣の伯父甥はそろってバケモノかよw
乙でした。
お疲れ様でした。
王渾は戦後騒がなければそれで済んだのに…。
【>>248修正】
'
/ / / / ', 丶
' / / /
' ー- _ / } } |
l { / /, -'"`丶 } } |
l l / /、,ィ犹ミヽ ,' |
\r‐-ミ__ノVl / レ' ` |Jf / / / .'
\ { }l 乂 ハ ヒソ // // }/ 理に適っているわ。
γ\〉 八 \Y 丶´
弋⌒ ヽ \ / 王渾将軍に進言してみてはどうかしら?
{ ハ } \/⌒ ャ ァ '
乂 乂_ノ/し∨ _ /
 ̄ ̄ /≧=- _ l> __/
/ニニニニニ>、 /. : :/. : :/. : /. : / /-―‐ //| ヘ : :\
./ニニニニとつニ/:.}L |: : /. : : : :/ . : : : / //⌒^ヽ|: :|: : ヽ
//ニニニ\ニニ/: : }L‐- _ |: / . : :│: | : : : |/ -―…=| 〈 |: :|: : : : .
./ニっニニ/ : \ニ{: : : :oL:  ̄ヽ.、 / ̄|∧ : : :│: |│:.∧斗- ミ. \ 丿イ: : : : :|
〃ニニニ/: : : : : : : : : : : :}L: : : ',:丶 │:〈/ . : :i : : :│: |∧/,.:{_ ` ⌒ヽ| : : : : |
∧ : : イ:.:|i | : :| : : :〈 .′.::::7 ,ニ、 丿: :/. :,'
〈: :/: : :八八|\乂∧i 弋ニV /.::∧∨/l/. :/
. |\ :イ: ̄∨\ V/ ノイ: : ∧/
\| : ∨: / ̄| :>ヘ ′ //|:/
私は王渾将軍という方を今ひとつ信じられません `Tニ く: :/\ : /\ ∧|
 ̄ ̄ ノV 丶. ^ イ 丿
/| >-‐ ´
/ \ ∧\
/| \ | |
/ ∧ 丶 | |\
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 揚州刺史周浚は
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 何惲の考えに賛成し、彼に王渾への進言を勧めている。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .だが、何惲は王渾の器量を買っていなかったのか、こんな発言をしている
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
>>1乙乙
へー王渾って「戦後にもめて、干宝からも批判されてる」ってイメージだったけど、むしろ抑制してた側だったのか
なんか王渾の印象変わった。いい方向に
乙ーん
王渾が特にひどいとは思わなかったなぁ
しかし周浚、あんたは息子が不憫すぎてもう…
まあ出世望む部下から見れば、慎重な行動の上司って
守りに入ってる、自分らの手柄の機会奪わないで、と
苦々しく思っても仕方ないかもね
王渾はこんなに慎重自重の性格なのに
なんで息子はランス王済になってしまったんだ…
乙
この段階だともう戦後の身の振り方考えなきゃいけないからな。迂闊な台頭は死を招く
けどそれだと鈍重になっちゃうから怖いもの知らずな王濬は能力以上に呉討伐のキーマンだったんだろう
>>1乙です
時の河も懐かしいけど、けいおん!勢の演奏シーンもなんか懐かしくてしみじみw
>>272
鄧艾みたいに始末されたくはないですからね。
勝ちすぎずに程々の戦果で帰ろうという論者がいてもおかしくないし、
そういう意味では『晉書』に書かれたほどでなくても、
賈充が消極論を唱え続けたのもありえる話です。
皇帝である司馬炎が呉討伐って言ってるのに下が勝ちすぎず程々の戦果とか考えてたらそちらこそ粛清対象では
場合によっては内通と見られてもしょうがないことになる
王渾も当初の計画に従うため進軍ストップしただけだし
攻めなきゃ戦況覆される恐れがあるような事態ならともかく、
揚州勢が参加しなくても討伐完了は時間の問題、って状況なら
戦後の算段やっても不思議じゃないでしょ
ついでに言えば、王渾も言ってるように
皇帝から勅で単独で建業攻めろ、って言われてる訳じゃないしね。
王濬を指揮下に入れるって命を受けていると言う事は、
動くのは合流してから、という皇帝の意向だと考えると
勅を無視した行動は怒りを買う可能性もあっただろう。
こればっかりは皇帝の考え次第の部分もあるけど
>>275
あくまで勅に反した行動をしてまで功を求めるのが危険という話で
呉を攻めないとか手抜きをするとかじゃないし
王渾もそうだけど、このスレの解釈見て、結構印象変わった人物が多いな
荀勗もそうだし、司馬炎や孫皓も、いままでそんなに興味持ってなかったのに
このスレで興味持った
センゴク最新刊で
四国攻めの時に黒田官兵衛と蜂須賀小六が
「自軍だけで長宗我部軍と戦うと下手したら負けるかもしれないし、
勝ったとして、これ以上手柄立てて出世すると逆に危険だから
豊臣軍本隊と合流してから本格的に攻めよう」
と以心伝心してたのを思い出した
そんなに用心したのに、黒田さんは…目頭が熱いです><
信長と秀吉でもそんな話があったよ。
秀吉が相手ぎりぎりまで追い詰めて、信長に援軍求めて、信長が参陣したら「上様が来たから勝てました」
みたいな話
勝ち確で既に張悌以下を討ち取っていると言う実績も作ってるし
そこから更に+αの実績作りが必要でも無かったと言うのと
一方面軍の自分が賈充や張華の許可取らずに、多方面軍差し置いて勝手に建業落としていいのかと言うのと
ここで功績を立て過ぎる事による後難を考えてしまったとか重なっていそう
後継者候補だったのに外の文化圏に馴染みすぎてしまって身内から警戒されて、後継ぎ争いに負けて、あげくに悲惨な最期になるって
最近の事件だけど、いつかこのスレでも見たような…
・人妻を略奪して産ませた子供なので、父親は五年程ごく一部の近臣以外にその存在を隠していた
・祖父は激怒したが、やっぱり孫は可愛いのか寵愛したらしい
・しかし父親は軍や臣民に対し極力その存在を隠そうしていた
・後継者争いは次男と見られるも、派閥争いをしていた叔父に(長子なので)推されるも、後を継いだのは三男
・その叔父は三男が継承した後に族滅
・亡命者の政権(信憑性も可能性も薄いが)に担ぎ上げられる言う風聞が流れた暫く後に処理される
まるで某家と某家の話をブレンドしたみたいな事件だなあ・・・
>>157
阮籍の清談や奇行は、皇帝廃立さえ行う最高権力者司馬氏に従わねばならない偽善の世に対する批判・抵抗の姿勢だったからまだわかるんだけど
西晋期の貴族たちの清談や奇行は、皇帝でさえ手出しできない大貴族という権力者たちの単なる奇行になってしまってるところがだめだと思う
「反権力の姿勢」を権力者が振るうほどたちの悪いものはない
>>286
阮籍は、最後に晋王(晋公の説もあり)即位の勧進文を作った話を知って印象が変わりました。
積極的にしろ、消極的にしろ、大事なところで表だった司馬昭のために仕事したわけですから。
>>284
外の文化圏に馴染みすぎてしまって身内から警戒されても、後継ぎ争いに勝てばフビライだ。
勝てば官軍だね。
>>286
・司馬昭時代:司馬昭の帝位簒奪に反対したくとも手が出せない。粛清を恐れて沈黙を守る臣下たち。
・司馬炎時代:巨大な力を持つ大豪族・臣下たちを掣肘できない、権力の弱い皇帝
ってイメージがあるけど、なんで司馬昭時代と司馬炎時代でいきなり立場が真逆になっちゃったんだろうね?
阮籍さんは正直、竹林の七賢で美化されてる(?)けど割と「イメージです」の気がするんだよね
王粲伝に「何曾に徹底的に睨まれ続けたが、常に司馬昭が庇ったため寿命を全うする事が出来た」と書かれていたり
「阮氏の家の者は皆儒学を修めていた」と、阮籍的に気に入らないガチ礼法重視の家だったり
割とよくある名家の異端児と言うか、羨ましい程に自由奔放に生き切った×男坊みたいな
司馬三代の下で割と優良ポスト点々としつつサボタージュ出来てしかも上が庇ってくれるとか、この時代の幸福な人ランク上位になりそう
(まあ司馬氏から見て、阮氏が権力を脅かすような力は持ってないけど、蔑ろに出来ない名声を持ってる家だったと言う事だろうけど)
>>284
禿髪部の沙漠汗がまさにそれだね
>>289
司馬昭と比べるんじゃなく曹丕と比べると分かる
曹丕は親父のブッチギリな功績背負えたし、準備万端でキッチリ禅譲して権威を確立できた
司馬三傑は三人合わせても曹操に功績で及ばないし、周りと比較しても飛び抜けていない
司馬昭主導で統一してその実績バックに即位してれば司馬家の権威もかなり高くなったんだろうけど
結構その場凌ぎな感じで禅譲して豪族連合な感じで統一する羽目になっちゃったのが痛い
>>289
司馬昭に積極的に与していた臣下にとっては、俺達が推戴したという気持ちもあるから、
息子に対しては強気にもなります。
そして司馬炎の場合、臣下に対して金氏朝鮮のように粛清に走ることは避けていた。
意図して融和路線取ってますね、少なくともこの時期までの司馬炎は。
司馬昭の代で禅譲か統一していればもう少し長く持つ王朝になっていた気はする
或いは呉討伐すら後にずれていれば司馬炎も良君で次代に繋げたかも知れないしなお恵帝
うーん、となると
「司馬氏の権勢を恐れて沈黙を守る」
「礼経を掲げながらも簒奪を狙う司馬氏の偽善性に疑問」
「司馬氏の帝位簒奪に助力する後ろめたさ」
なんて人はあまりいなくて、当時の人たちは結構本心から司馬氏の帝位簒奪に賛同してたのかな?
「阮籍の奇行は、危険な時代状況のなか身を守るため。司馬氏の偽善性への隠れた批判」という解釈が出てきたのは東晋時代という研究もあるみたいで、それまでは単なる奇行とだけ思われていたのか?
(阮籍の残した文章を読むと、当時の時代の風潮を批判的に見ていたのは確かなんだろうけど)
「でも曹氏も劉氏から帝位簒奪したから因果と思えば残当だよなー」
「五十年で二度も簒奪か、嫌な世の中だわ」
案外こんな感じに、司馬氏に賛同と言うか、奪われた側への同情があんまりなかった可能性
私的にはあんまり阮籍達を褒める気がしないと言うか
この時代の名士とか有識者って、特権階級で要は政治家に等しい存在であって
結局そう言う層が清談とか老荘思想に浸かって(政権内にありつつ)世俗離れしてたのも、この時代以後乱れた原因の一つの気がする
なんというか、二度に渡る禅譲で、皇帝という位が軽くなったというか権威yや威信が低下したんじゃないかなあと
歴代の権臣たちは皇帝の力を削ぎまくってきたのだし
西晋か東晋か定かじゃないけど
司馬氏の誰かが先祖の曹氏へやった所業を嘆いて
こんなことしてりゃ滅んで?衰退して?当たり前だって述懐した話ありましたっけ?
>>298
王導「お前の先祖(司馬昭)はこんな酷い簒奪したんやで」
司馬紹「うわぁ・・・この王朝長持ちする訳ないじゃん(絶望」
このエピに関しては司馬紹がもう少し長命ならワンチャンあったんじゃないのってのと
王導さんが従兄がやらかした事の弁明とか正当化入ってませんかねツッコミがちょっと
あと明帝が絶望してからも
東晋はなんだかんだいって百年続いたのがなんか面白い
|!-‐== 、-‐: :  ̄ ¨__- 、 _____
! /: : : : : : : : : : : :.ヾく二 -‐‐ ¨フ
∨: : : ://:. ;〃: l: : : :i: : ∧ /
.〃:/: :〃:.:/ /l: :|ヽ: : l: :|: :.∨ /
//:/!: : lム⊥_{ W_ヾ:ト、l: : :.Yi >>279
. l/ |!: :.{ ∨‐ - `メ リ: i :}:リ そう言って頂けると、作者冥利に尽きるというもの、励みになります。
. |! |\ir=ミ ≠=ミ ノ:.从リ
!::::::: , :::::::∠ノュ ノ. .>>298-300
ヽ ┌ ┐ ,.ィ:ァ<. 『世説新語』『尤悔篇』に初めて出てくる逸話なのですが、
> 、_ .,.ィ ⊥ォ: : :.Y 『世説新語』は誰が作ったのかを考えると、うん、まあね、となるかも……
____ ノT゙ ̄/::ヽ: : ム
〃:::/:::}从/:::::/:::::ヾ: : ゙Y じゃあなんで王導さんは司馬家の宗族擁立したの? ともなりますし……
〃-‐ヽノフ∠::_/¨::::;::-‐-Y: :{
,{:{::::::/ //:::::::>〃:::::::::::::}: : :)
.ノ 、 、
そういや前スレの埋め予告、 ● ●) l - -、
馬と天下を共にした連中がいなかったお (人__) |. ● ●) ヽ
ヽ ノ (人__) ノ
前スレの>>1000見りゃ、分かる人は分かるでしょうJK /-、r―'〉 (ξ)_ノ|
/ >/=:/‐=ニ=:/: : ∧:/|:ヽ
「 ̄: : /:./ : : : : //: :/ ⌒1:l: :.i
: : : :://: .:/: : / ./: / |:l<ト
i: : : :l// :/:.:/‐-//、 ノ:ハ: 「:i
l: :i´,ク/:/:/f'7うハ ,〃 |:i :| :l
!: :|〈/:/ 弋ソ _, へト:|: !リ
ハ:.V:/┐ ィら7/i:ハ:|
: l: : :∨ ゞソ/ レ'
: :!: : : i 丶 丶、 ' / 続きの投下は、3/3(金)の23:00頃からを予定しているわ
:.∧: : :ト、 \ , イ
ノ ヘ : | \/ `7|: : :{
ミヽ l: :|7/⌒イミ !: : |
/ }|: :l/ミr‐く j l: : ト
l: :| くイ^ト ヘ: | |
l: ! 《 ヽヾヘ:l L
∨ レ_ -¬ ` ヾ、 「ニ\
>>1乙ー。投下楽しみに待ってます
>『世説新語』『尤悔篇』に初めて出てくる逸話なのですが、
>『世説新語』は誰が作ったのかを考えると、うん、まあね、となるかも……
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
明帝の逸話まで…。
ムキムキの伍子胥が平王の死体に鞭打つ ← 司馬遷に騙される。
智将なのに暴力系の杜預さん江陵住民皆殺し ← 晋書に騙される。
司馬紹「うわぁ・・・この王朝長持ちする訳ないじゃん(絶望」 ← また騙された俺の方が絶望だわorz
そういう逸話は作られたものだとして、
事実でなくても、当時の人たちはそう思った・考えていたという真実の反映だと思っておけばいい
まだあったわ…。
武力99の張飛が夏侯覇の10代前半の従妹を捕まえて妻にした。 ← 魏略のロリコン説に騙されたワケだがorz
>>304
なるほど…世相の反映と。
このスレの解釈で一番驚いたひとつは「陳泰は、高貴郷公の変のとき、本当に司馬昭を批判したのか?」だったな
批判していなかったのでは?となると、今まで持っていた陳泰へのイメージがガラッと変わる
しかし配役は地獄少女
4期おめ
三国の統一後に興味持って
最初の頃は「主君殺しするから」「八王の乱とか起こして勿体ない馬鹿だなあ」とか思っていたんだけど
その後の劉聡と石勒・石虎サイドがハイスコア叩き出してるのを見た後には
「先帝処理の仕方下手だなあ」とか「司馬氏は100年持ったからマシなんだな」「血が足りない」とか発想が壊れた怖い4世紀の華北
その点南朝は平和だな
「今度の皇帝陛下はなんとお慈悲深い方だろう、前王朝の皇族を5人しか処刑なさらなかったそうだ」
あれに比べると漢魏革命や魏晋革命は平和だった
その反面、たとえば曹髦を返り討ちにしたことを理論武装した結果、
結局後世まで呪いが掛かったことを考えると、
百年後にはどうなるかは、所詮人にはわからないということかも知れない
>>309
ただ前王朝の皇族が五人しか生き残ってなかっただけな気がするのは気のせいですかねえ?ww
泣きながら従兄の系譜ジェノサイドする人とか殺戮王のお陰で、結果菩薩のような慈悲で済んだのでセーフ
そのお陰で長く在位出来たしやっぱり神仏の加護 なお最期
>>305
『世説新語』は劉峻、字は孝標が注で、元ネタとおぼしき話を収集してくれています。
注と比較すると、改変の意図が何となく見えます。
基本、シンプルに面白くなる方向です。
俺がこのスレの解釈で印象に残ってるのは、二宮の変のときに孫覇派の呂岱が、普通に仲良く陸遜と愚痴りあってたシーンだな
正史を読み返してみたら、注では「呂岱は孫覇派」と書かれているが、具体的に呂岱が孫覇派として動いてた記述はまったくなかったんで
へーこれを踏まえた描写だったのかと思った
>>313
なるほど…いろいろな方向から読まないと、真意が掴めませんな。
今まで書物を鵜呑みにしてたので、ある意味読んでなかったと思います。
散らばる逸話は面白いですが、実話を知りたいです。
>>308-312
異民族の降将ですら無条件で受け入れて民族平等国家を目指した苻堅マジぐう聖 なお厚遇した朱序は
もっとケジメつけとけよと言うべきなんだろうけどあの寛大政策無しであそこまで行けたか?と考えると難しい所
取り敢えず宰相(王猛)の遺言はちゃんと吟味しましょう
『「なんで光武帝は再興出来たんだ?』
「王莽が劉氏皆殺しにしないのが悪いんでしょう」
『なるほどなー、やっぱ須らく切るのがいいよな』
「」
人材コレクターは中国における名君の素養なのかもね
※23:30から始めます。
全裸待機
【>>258の続き】
【紀元280年3月 呉 揚州 牛渚】
 ̄ ̄ ̄`ー、 { _,.-‐'´
`}_ } __/
`ー-{ ノ 涂中
`ーr‐' ̄ ○ ,.---------
r―'´○寿春 ,「◎建業 ○京城
,.----'´ ̄ ./
○新息 _/ . /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ○合肥 __{
○弋陽 |
○六安 横江○|●牛渚
} ̄ー' ̄} |
.∧∧∧∧ `ーv'○東興 ./
∧ ∧∧∧∧∧∧ `ーr―' ̄
∧∧∧∧∧∧ 濡須口○}
∧∧∧∧ r'
∧∧∧∧∧∧ _ノ
∧∧∧∧ r―'
∧∧∧ 皖○ _,.-‐'
>-―‐、 ∧∧∧∧ |
| ○\_ |
| 武昌 . ̄| ○尋陽 _r‐'´
ヽ _/
'ー-、___イ
○
柴桑
~~~ ~
~~~ ~
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\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
-=ニ 我らは鎮南大将軍陶濬様の軍勢ッ!! ≦
┌┐ ~~~ ≧ ≦
7''~゙i| ;;7'~゙i /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
) | ̄)呉 ) ~~ .┌┐
i-ゝトー'-t´___、 7''~゙i| ;;7'~゙i
7二二二 ̄[,r' ) | ̄)陶)
~~~~~ ~~~~゛゛ i-ゝトー'-t´___、 ┌┐
┌┐ 7二二二 ̄[,r' ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i
7''~゙i| ;;7'~゙i ~~~~ ~~~~゛゛ ) | ̄)呉)
) .| ̄)呉 ) ┌┐ ~~ .i-ゝトー'-t´___、
~~ i-ゝトー'-t´___ ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i 7二二二 ̄[,r'
7二二二 ̄[,r' ) | ̄)呉) ~ ~~~~~ ~~~~゛゛
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7二二二 ̄[,r' ~~ ~~
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/ヽ、 、__,ノ ::\
| (○), 、(○) ノL |
| ,,ノ(、_, )ヽ、, ⌒ :|
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| l| |,r- r-| |l :::| _r┘ `ヽ、 我が将軍は火急の用につき、
\. ヽ`ニニ´ノノ.::::/.ー-r'‐、'ヽ `、{ 急ぎ何司徒に面会したいと仰っている!!
`ー‐--‐‐┬''´.: : : : { 、 ` |
_/ /\ / : : : : : : : :ヽ,」 |、
/:/|イ:::::/∨ : : l : : : : : : :/ :| |、{
r''/ : :| ./`Y / : : : 」 : : : : :: | /ゝ_,./ ノ:Y \__人_人从_人_人从/
ノ/ : : :| i::::::|/ : :/ : : : : : : : 、 : :.〈── ´: : | _) (__
) し、しばし待たれよ! (
 ̄ ̄) ( ̄ ̄
./ // >- ´-!=/二二二>、/ニヽ
{ヽ_/: : : : : : : : :`.-{二ニ/ニ/ニ>/ヽ
/: : : :./: : :./: ./: : : ` ̄ヽ /ニニニニ >
/: : : : : /: : : /: /: : : ::/ ム、: : .<ニ>
{/: : : :./.: : :/ ./{: : : :}{ } \ュ: : :∨
.}: :/: :/: : : / :/-!: : : :}:ヽ/___>!:∨
/: :!: : r: :// ∨: :,': :/: : :/: : :}: : :}: :∨
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………… }:./: :、´ 圦 タ}: /: : ::/: : ./: : :/: : :{`ー-
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}:/!:/!.::丶 ./: : : //:/: /: : }: }: :!
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二 /:. イ ∨/∧
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ヽ/'''''' '''''':::::\ノ
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| )、_, )ヽ、,,.::::|
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/ ||\_ `--'|||_:/ って話だから、誰か司徒に知らせてきてくれ
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ヽ、//////)/ | |
/  ̄ ̄ / | |
.____,/ )--- ヽ ヽ つ
⊂---― 'ー----'
/\___/ヽ l
/::::::: \ /\___/ヽ
. |:::. '''''' '''''' | / :::::::\
. |::::.,(一), 、(一)| | '''''' '''''' .:::|
. |:::::: ノ ,,ノ(、_, )ヽ、,, | |(●), 、(●)、.:::|
陶濬将軍が牛渚に来たって事は…… .\:::::.ヽ`-=ニ=- ' / | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .:::::|
/ `一`ニニ´-,ー´ \ `-=ニ=- ' .:::::/
/ | | / | `ー`ニニ´-一´ヽ、
とうとう武昌も落ちたのか / | | / | | / _ l
/ l | / | | /  ̄`Y´ ヾ;/ |
/ | ⊥_ーー | ⊥ | | |´ ハ
| `ーヽl_l_l.} ヽl_l_l.} | | |-‐'i′l
(、`ーー、ィ } ̄` ノ |__ | _| 7'′
`ー、、___/`"''-‐" .( (  ̄ノ `ー-'
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::| どうも兵たちに元気がありませんな。
\ `ニニ´ .:::::/
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙- この士気の低さはどうでしょう
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
_/ゝ⊥| i: T ,/.:.:.:.:.:.:.:.\
r‐ュ、ア.:.:.:.:.:.:.:.:`ゝ __|_L,イ.:.:.\:.:.:.:.:.: ヽ
>:´.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_____:.:.:.:∧
ー 7.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;イ.:.:.:.:.:.f⌒} ,..}_):.:.: ∧
/.:.:.:.:.:.:!:/!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ .!:.:.:.:.:.:.ゝ 'イ.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.ゝ
|:/.:.:.:.;イTヽ:.:.:.:.:.:.:.:7 +:.:-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:i
|:!:.:.:.:.l V Vi:.:.:.:.:.:.j V!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:|
丹陽郡と言えば青巾兵ですが、 ∧:.:.:.i,zテハ、ト、:.:.:.:.:!,z==ミx、i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:|
往きに見かけたあの人たちの姿が全然見えませんね。 j:、八 弋リ ヽ _{ トrイ:ヾ!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;イヘ!
|:.:.ヾ ,. ゝ- '/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
これは何かあったんじゃ…… /.:.:.从 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;ヘi
i:.:.:.:.:.:.:.. /.:.:.:.:.:.:.:.:.://
|;ィ:./レ:.个 ヽ /.:.:.:.:.:.:.:.:.;イ/\
´ / !: : : : : :丁 !イ.:.:./ィ/ノ: : : : :\
{ | : : : : : :j !/ ./: : : : : : : : `ヽ
{ : : : : : /` __,.ィ ´: : : : : : : : :__:ハ
/: : : : :/: : : : : ://: : : : : : : : : : : : :\
,' : : | : ': : : :///: : : _: : -―: : : : ヽ: ヽ\
': : : :|: :|: : : l´/: : : /: : : : : : :/ : : }: : :\
/ :l : : l: :l: : : l´ニニニ: :-: : : : :/: : :/ / : l: :
/: :l: : : :ヽl: : : |二_:―――: : ´: : /: /: : :|: :
/:/: l: : : : : ゝ: :l:|ヤッ≧==、―‐ァ:/: :イ : : /: : 陶濬か。
. / / /: l : : : : : : ヽトト弐 jトヽ=彡'_ ,r≦メ: : / l: :
/:イ / : |: : :l: : : : : : :ゝ- -=テ¬元ソ/: ∨:/l / お前がここに来たという事は、
. |:l l: |:l: :|:l: : |: : : : : : : :\---‐ ⌒i{ 彡 : : /l/// .武昌までも晋軍の手に落ちたんだな。
. l|l l: |:l: :| l: : | : : : : : : : ヽ ヽ、 、 冫メ --彳´/´
. 'リ l: |:l: :| l: : ヽ: : :ヽ: : : : :vl-`、、´/: : : : :l| 大まかな状況は、
_∧l」 -ゝ……―- 、: :i: :lリ` ィヽ : : : : : l l'\ 荊州から逃げて来た者たちに聞いているが……
/. ´ ______`" ‐<lム: l : : : : l|:|
. /l/ / ` 、 \>: : :/: :l.l:|
. / / / \ \/l //ノ' 」 :i `ヾ、
>― ┴―- __ }
呉 司徒 何植 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.r 、、_:.:.:.:ヽ、
/.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.! i} ):.:.:.:.:.:.:.
i:. /.:ムノハ:.:.:.:.:.:Y-‐ ´:.:.:.:.:.:.:∧
{/'〒ミ、 .!:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. !:.:.:.:.:..!ハ
司徒。 ノ tj } .!:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ.:.:.:.:.:.|.:.:.:
! j:.:/.:.:.:.:.:.:!:.:.イノヘ!:.;.:.:.:.|
確かに荊州は総崩れになっていて戦になりません。 、 /イ:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:!/ノヽ!
人 j!:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:,ィ-‐^'
ですけど陛下に、 .i:`T:.:.ァ.:/.: /.:/レヘノ
都の中軍と揚州の軍勢を集めて戦うべきと上奏するつもりです |イノ/イ_/イ∨イ
r/_,.ィ´ ̄ ヽ
/ヾ' : : : : : : : ∧
/イ/,´ ̄ ‐-.}
/~´__ j i/´ i
/: : : : :/: : : : : ://: : : : : : : : : : : : :\
,' : : | : ': : : :///: : : _: : -―: : : : ヽ: ヽ\
': : : :|: :|: : : l´/: : : /: : : : : : :/ : : }: : :\
/ :l : : l: :l: : : l´ニニニ: :-: : : : :/: : :/ / : l: :
/: :l: : : :ヽl: : : |二_:―――: : ´: : /: /: : :|: :
/:/: l: : : : : ゝ: :l:|ヤッ≧==、―‐ァ:/: :イ : : /: : そうか。
. / / /: l : : : : : : ヽトト弐 jトヽ=彡'_ ,r≦メ: : / l: :
/:イ / : |: : :l: : : : : : :ゝ- -=テ¬元ソ/: ∨:/l / お前はまだ知らなかったのか。
. |:l l: |:l: :|:l: : |: : : : : : : :\---‐ ⌒i{ 彡 : : /l///
. l|l l: |:l: :| l: : | : : : : : : : ヽ ヽ、 、 冫メ --彳´/´ . お前が期待している都の中軍は……
. 'リ l: |:l: :| l: : ヽ: : :ヽ: : : : :vl-`、、´/: : : : :l|
_∧l」 -ゝ……―- 、: :i: :lリ` ィヽ : : : : : l l'\
/. ´ ______`" ‐<lム: l : : : : l|:|
. /l/ / ` 、 \>: : :/: :l.l:| 」 :i `ヾ、
. / / / \ \/l //ノ' >― ┴―- __ }
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.r 、、_:.:.:.:ヽ、
./.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.! i} ):.:.:.:.:.:.:.
∨:/_ /イ i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:∧
{/'〒ミ、 .!:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. !:.:.:.:.:..!ハ
ノ tj } .!:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ.:.:.:.:.:.|.:.:.:
! j:.:/.:.:.:.:.:.:!:.:.イノヘ!:.;.:.:.:.|
? . 、 /イ:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:!/ノヽ!
人 j!:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:,ィ-‐^'
i:`T:.:.ァ.:/.: /.:/レヘノ
r/_,.ィ´ ̄ ヽ
/ヾ' : : : : : : : ∧
/イ/,´ ̄ ‐-.}
/~´__ j i/´ i
/ /'´/ / / . | ∨ ∧
. ′ . // / / | | | ',
| / / l' / // . // . /| ||
| ' ' | | |// // / ィ /| /┤ ||
|// | | |/ /∠、 彡 ´///∠イ l, V つい先日壊滅した!
l// / | | |/代汀ヘ≧='彡ィfjアノ/ .イv |
| l / | ト l|`{  ̄ ´}__,_{ ̄イイ l| ,l | ここから長江を渡った版橋で!!
| | ′| ∨ゝゝ rソ⌒V` / イ|l|/ (ヽ、
l || | ヘヘ\  ̄ - / イ /l/l/ノ ヽ´ヽ、ヽ .一緒に従軍させた青巾兵も帰って来ない!!!
`l|| { ヘヽ ,. __¬/| | |/ ノ (,ゝ、 \ ヽ l、
| | | ヘ ||ヽl> . / |!|| ヽ、 ヽ、 | | ! l
| | | ∧∧ヘ \/  ̄l | lヽ| ヽ ヽ/ l | l
ゝv∨ ∧ ヘヘ ∧ | | | ト 〉 `ヽ l/
Vv V ∧ トヽ{ | | | / / ,!
-‐ァ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_:.:.:_,r‐ .、:ヽ
Y´ .ア.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/´ - ミx、`ヽハ 、
|l ,/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. !:.:.:.:.:.:.:{ i l i} ノノイ1
人_7.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./!:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧:.:ヾ:.八 、 ノ j!ィ T:.:.:!
7.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: !:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i !:.!:.!ヽ:.:.ゝ 二 .ィ.:.:.ゝ '.:.:∧
/イ.:∧:.:.:.:.:.:.:.:./!|、|∧:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:/ |∧|_,.∨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
´ !:.:! _:.:.:.:.:.:.i:.:! ,z=ェ、ヽ :.:.:.:.∧:.∧!x≦z、、!:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト 一
∨ 〉、从ハ ∧ んhヾ、:.:.:.{ ノイィ" んィhハヾ/!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
そんな!? /.:.:.:.:.:.:.:. 弋トrイj ヽ!\ 弋トrイリ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
/ィ.:.:.:.:.::.:.:从 ー ー /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧!
/.:.:.:.:.:.,ィ.:.:.:.:. u ′ /イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./\
/.:.:.:.://.:.:.:.:.:.>、 _ - 、 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.イヘ!: : : > .,
i:.:.;ィ/ミx:.:/i:/‐ 、> ., E 三 ‐ _ノj!:.:.:.:.:.:.:.:.:./: : : : : : : : : : : : :> .,_
∨ {:/! ! / }: : : : : :≧ __ <!:.:/!:.:/: : : : : : : : : : : : : : : : ,. =‐ 、
! `ヽム_{.ノ: : : : : : : : : ハ !/ /イ/: : : : : : : : : : : : : : : /
【状況説明中】
/ /'´/ / / . | ∨ ∧
. ′ . // / / | | | ',
| / / l' / // . // . /| ||
| ' ' | | |// // / ィ /| /┤ ||
|// | | |/ /∠、 彡 ´///∠イ l, V
l// / | | |/代汀ヘ≧='彡ィfjアノ/ .イv |
| l / | ト l|`{  ̄ ´}__,_{ ̄イイ l| ,l |
| | ′| ∨ゝゝ rソ⌒V` / イ|l|/ (ヽ、
l || | ヘヘ\  ̄ - / イ /l/l/ノ ヽ´ヽ、ヽ
`l|| { ヘヽ ,. __¬/| | |/ ノ (,ゝ、 \ ヽ l、
| | | ヘ ||ヽl> . / |!|| ヽ、 ヽ、 | | ! l
| | | ∧∧ヘ \/  ̄l | lヽ| ヽ ヽ/ l | l
ゝv∨ ∧ ヘヘ ∧ | | | ト 〉 `ヽ l/
Vv V ∧ トヽ{ | | | / / ,! r――‐ 、
,.x' ´  ̄ `ヽv‐ 、
(__ ):.:.:.∧:.:.:.:.:.:.:_:ゝ .'、
i:.:.:.:i:.:i ∨ノ.::ノ ∨.:.:. \
. /.:.i:.:.!: ! 〇 Y 〇 !:.:.ハ`ヽ
. /_,.ィ |:.:! レ、:.:.i
´ i:.:.:.:.i ノu , -‐‐ 、 ノi:/
イヘノ∧> 二 ̄二 <ハ/
ゝ' >'、 〉ア、
/ー┬一'ノ .ヽ
, ヾ `T i. i ヽ
,′ i ! l ! ヽ
i | ! l ! \
//: : .:.:.:.:./:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.l:.|:.:、:.:.ヽ: : ヽ
' ': :. .:.:.:.:/:/:.:.:.:.:.:./:.:, ィ:.:.:l|:.|:.:.ヽ:.:.l.: : : !
. |:.l: :.:.:.:.:.:l:/:.:.:.:.:.:./:.:/, ':.:.; ' !:.l:.:.:.l:.:.:|:.: : :|
. |:.l: :.:.:.:.:.:|'.:.:.:.:./:_//:./ ヽlヽ:.l:.:.:|:.:. : |
. |:.|l.:.:.:.:.:.:|-=≦三`ンr<`テ三弐=N:.l/.:. : :|
ヽ!、:、:.:.l:.l 弋戉不ミヽ) 〃7広示テl:/:.:.:.: :{
{ ハ:ヽヽヽ  ̄ ̄ ,r}==、{、  ̄ ̄ リ.:.:.:.: :| ……という次第でな
l: :ゝ:.\:.:ミ、__/ノi \__ ィ:.:.:.:.:. :|
|: :.:.:.:.`i:ド=- ヽl ' /l:.:.:.:.:. : :l
|: : :.:.:.:.l:|:.:\ ‐=- イ:.l:.:.:.:.:.: : :!
|: :.:.:.:.:!l:>l 丶、  ̄ . ´{<_l:.:.:.l:.:.:|: |
l l: :.:.:.:.( l ` - ´ ! ,l:.:.:.l:.:.j|: !
l l: :.:.:.:.|\_l / l/,|:.:.:.l:./:|/
い: :.:.:.| ヽ / l:.:.:.:l/:./ r――‐ 、
,.x' ´  ̄ `ヽv‐ 、
(__ ):.:.:.∧:.:.:.:.:.:.:_:ゝ .'、
/.:.:.:.:._ ィ:.:.:i:ヽi_ヽ:.:.:.\
i:.:.:.:i:.:i ∨ノ.::ノ ∨.:.:. \
丞相…… /.:.i:.:.!: ! 〇 Y 〇 !:.:.ハ`ヽ
. /_,.ィ |:.:! レ、:.:.i
戦の経験が皆無なのに . ´ i:.:.:.:.i ノu , -‐‐ 、 ノi:/
衝撃の王渾に真正面から挑むなんて…… . イヘノ∧> 二 ̄二 <ハ/
ゝ' >'、 〉ア、
……死にたがりとしか思えませんよ /ー┬一'ノ .ヽ
, ヾ `T i. i ヽ
,′ i ! l ! ヽ
i | ! l ! \
【紀元280年2月 呉 揚州 牛渚】
;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
;:::::::::::|::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
|:|::::/::ト、::|:::|:l:::::l::::::|:::ト:::::::::::::::::::::l
|:|:::什|≧ト、|从:戈戎刈:|::::::::::l::::::|
|ハ::{i' 込刈 ̄ハ弋㌃ノ.八:::::::/ハ:/ 僕は建業に戻ります!
И| ー '/ ` ー‐ ´ И/ リ
| `. ' ι ,'. イ 戦の結果はどうあれ、
、 { ̄ "ヽ /|::/ まずは陛下に復命しなければ!!
\ ー― ' / И_ __
\ ̄ . '´ レ'´ \
. ' ¨¨ハ ̄ /.::.::.::.::.:/ ̄ ¨¨ 、
/ /::.:ハ /.::.::.::.::.:;. ′ ヽ { _),........ , _
, ' /.::.::И .:′.::.::.::.::; ′ 人 ,x≦:):'::::::__:::::≧x、
/ ,′::.::.:ハ , ′.::.::.::.::.:/ ,.ィ'::::::/::::{::::::丶:`:::.、::`:.、
/ ′::.::.::| /:.::.::.::.::, へ. ,′ ,.ィア::::::::/::::::::::'::::::::::::V::::::ヽ::::ム
-=ニア/::::://:::::::::::j:::v::::::::::V::::::::ヽ:::ハ
呉 大司馬 諸葛靚(字:仲思) //:::::://:/::::::::/!::::V::::::_:iヽ::::::::::ヽ:!
/ '::::::/十{::::::::/_|:::::::Vr r':::::`::<:::::\
! |j:::|,zミ';:::::/ `ヽ::::|'f'!::}::::::::/:::T  ̄
人/:::::,゙'ぅリヽ:{ 芹ミ,Y!j!jァミ:::::/::::::!
/.!:::::} ` うタj::::/ )!:/:::::::八
丞相の遺言で大司馬の護衛を頼まれたんだ。 ./ |::八 ' " /|:::{_/::::::::::/
( |::::/:\ ` ' ノ::/:/:::::::r '
都までお供するよ |::/ !{__,:ヽ _。s≦/イ::':::::::::ノ
|/ィア/` } r'::::|:::r‐≦
|ア〃 /ノ ,!/´::::j'<_
/〃 'ニニx '"(ノ::::}´ 〃ィ≧x,
,ィL__ミx, ,ニ/ ,.ィ)::r ' 〃/ニニニハ
γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
ヽ_________________________乂
【紀元280年3月 呉 揚州 牛渚】
r――‐ 、
,.x' ´  ̄ `ヽv‐ 、
(__ ):.:.:.∧:.:.:.:.:.:.:_:ゝ .'、
i:.:.:.:i:.:i ∨ノ.::ノ ∨.:.:. \
. /.:.i:.:.!: ! 〇 Y 〇 !:.:.ハ`ヽ
. /_,.ィ |:.:! レ、:.:.i ……中軍と青巾兵の三万がパアですか
´ i:.:.:.:.i ノu , -‐‐ 、 ノi:/
イヘノ∧> 二 ̄二 <ハ/
ゝ' >'、 〉ア、
/ー┬一'ノ .ヽ
, ヾ `T i. i ヽ
,′ i ! l ! ヽ
i | ! l ! \ //: : .:.:.:.:./:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.l:.|:.:、:.:.ヽ: : ヽ
' ': :. .:.:.:.:/:/:.:.:.:.:.:./:.:, ィ:.:.:l|:.|:.:.ヽ:.:.l.: : : !
. |:.l: :.:.:.:.:.:l:/:.:.:.:.:.:./:.:/, ':.:.; ' !:.l:.:.:.l:.:.:|:.: : :|
. |:.l: :.:.:.:.:.:|'.:.:.:.:./:_//:./ ヽlヽ:.l:.:.:|:.:. : |
. |:.|l.:.:.:.:.:.:|-=≦三`ンr<`テ三弐=N:.l/.:. : :|
ヽ!、:、:.:.l:.l 弋戉不ミヽ) 〃7広示テl:/:.:.:.: :{
{ ハ:ヽヽヽ  ̄ ̄ ,r}==、{、  ̄ ̄ リ.:.:.:.: :|
版橋の敗戦は、陛下もかなり堪えておられるようでな。 .l: :ゝ:.\:.:ミ、__/ノi \__ ィ:.:.:.:.:. :|
|: :.:.:.:.`i:ド=- ヽl ' /l:.:.:.:.:. : :l
先日頂いた手紙にもそれが見て取れる |: : :.:.:.:.l:|:.:\ ‐=- イ:.l:.:.:.:.:.: : :!
|: :.:.:.:.:!l:>l 丶、  ̄ . ´{<_l:.:.:.l:.:.:|: |
l l: :.:.:.:.( l ` - ´ ! ,l:.:.:.l:.:.j|: !
l l: :.:.:.:.|\_l / l/,|:.:.:.l:./:|/
い: :.:.:.| ヽ / l:.:.:.:l/:./
____
〃´ . 7ヽ,
/ / .}
/ / . /
/ / . /
/ ,rィ天ヽ ./
/ .〈7<ラ<) . /
/ ''‐r '' /
/ / . /
/ / . /
./ / . /
/ ._ .__/ . /
〃ィ7三ミヾ ./
{l「({{句j刈}}./
ヾ=一"'
γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| 読んでみるといい |
ヽ__________乂
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .『三国志』注『江表伝』に、
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 孫皓が母方の叔父の何植に送ったとされる手紙が載っている
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【孫皓さんのお手紙@『江表伝』】
┏──────────────────────────────────────┓
昔、大皇帝は神の如き武略を巡らせ、三千の兵卒を奮い立たせて江南に割拠し、
交州・広州をも席巻して大いなる国家の基を築かれ、万世に国祚を伝えようと計られました。
┗──────────────────────────────────────┛
/: : : . . : : .. __``丶、
./: : : : : : . . : : . : : \`` ─``=-
/: : : : : : :.: : : : :. : : : .. ヽ
./: : : : : : : : : : : : : : : : . :: \
,/: : : : : : : : : : : : : : : : :..:...::: : ヽ
-==ニ,.ィ: : : : : ; : : : : : : : : : : : : : : i: : ..:::. .i .l ./ .. iヽ 丶
丶 、.._ ./: : : : :,/: : : : ,: :i: : : : : : イ: /|:: , i:: !l .イ ./ : : .i \'、
\:  ̄ ̄: : : : : : /,. -‐ '/ ,イ: : : : : /.|/ .|:: /| ハ:. .ハ/ | /:: .:. ',:. l 丶
`丶、: : : : : : :': : : : /': : :|: : : ∠__' |:: / i/ i: /z=テ| /:: ト l\ .|
_,. --──`: : : : : : ,. - ':_: : : : :|: : /ミ==≧j <‐- ' l イト._ノ ' ∨:: .|ヽ| 丶|
` 丶 、: : : : : : :── '/: : : : l: ,イ 丶!ト-','ノ ` ∨ゝ-┴/ |丶 ヾ
`>: : : : : : :./: : : : :/': l `ゝ-'‐' ∠.ィ::: .| 丶
/: : : : : : :./: : : : :ィ: ,イ 丶 ./:: : ∧ ト、`,
./: : : : : : : /: : : :,.-'::::l:./::ト、 .〉 ./:: .,イ:.l: :.リ \.'、
∠ ─ '  ̄∠,. -イ ´::::::::/':::::::| \ __ ./:::::;.ィ': ト|/: : : | ヾ、
‐ニ二 -‐ イ/:::::::::::::::::::::/ 丶、 - /::::::::::::::::::}::i ヽ: : |
,.イ:{::::::::::::::::::::::{ ` ‐ ∧::::::::::::::::::::::!::} ヾ.|
,. -' .i::i::::::::::::::::::::::i ./ i:::::::::::::::::::// }
_,. - ' !::!::::::::::∧::::::l .! ,.イ::::::::∧;// |,
_,. -' ',::',:::::!l 〉::::::', -..,,__ ' ,/ }::::::〈 ∨ /}
┏────────────────────────────────────────────┓
しかし、不徳なる私が帝位を継ぐ事になり、
民心を懐け寄らせられず、多くの咎を重ねて天意にも背きました。
私の暗愚故に表れた異変を逆に吉祥と考え、遂には南蛮の反乱を招き、征討は未だ終わっておりません。
┗────────────────────────────────────────────┛
/\___/ヽ
/ ,,,,,,,ノiヽ,,,,,,:::i|li:\
|(●), 、(●)、 :|
| ⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒ u.::|
|u {,`ト===イ ,} ::::::|
\ ヾニノ .::::/"''=-
/::ノ"''フ:ノ|゙ x ''|ヽ!:::_,,,L,,ノ,,ノ_ノ゙>i、
. i/ヘ" ムノ:::::| i::::! |-''"::::/ ゙ヾノヽ
/(:::::::゙ソ"_;;;;;;ノ: :V: :ヽ ''"ヽi、 をノ
(::::ヽ,ノ"!,,_::;/: :i: :i: : :ヽ_;;:::::"ヽi、
^゙''" /::::;シ: : : : i , -ii !、\::;;ノ::::)
(::::ヽへ、: : : i i/ ゙''ヽ,/ ___
,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ.
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l
ム .l三三ミiム"./´;l三三ミ|/
.ミ |三三ミlエ=-=-l三三ミミi
ミi |三リ三ミl .〉〈 ,'三三三li
.|ミ/ ヾミミl;XX;ミア´\三|
.l/ ';゙ヾXXレ;' ,ヘミl
┏────────────────────────────────────┓
聞けば、晋の大軍が遠くより来たりて長江に臨み、
疲憊した軍勢は打ち砕かれて敗退し、張悌は帰らず軍の過半が喪われたとの事です。
私はひどく恥じ入り、心楽しむ時とてありません。
┗────────────────────────────────────┛
. . ... .::::.. . . .:: : :.. . ... ::: :::.. ... .. .. . ... ... ..::. .. . .. . .. .::::: :: :. ... .::::: :... . .:::
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,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_
イ三二二ニニニゞ ( j〉 」´ ̄ ̄``ー-、ヽ .,.:,..:.. .,.:,..:..
... ,... ``ー─'"´  ̄ ̄ ̄ ̄
,ィゞ .,.:,..:.. .,.:,..:.. ... ,...
ー====- ー====-
... ,... .,.:,..:.. ... ,... .,.:,..:..
_, -─‐- 、ー‐-、ー-、 ;: ;:;: :;:;: ; ; ,ィゞ
,イ、,r'⌒ヾ ヽ ヾ ``''ー- -、-‐''"´ヽ;;: :;:; ;:; :;:; ;: . .,.:,..:..
,r/ (::;;:;:;;/ー-、 j `, _ /ィ´ ;:; :; ;:; : ;: ,ィゞ
ヽ 「i''ー'"´ ,r-‐'ー''''"´ ̄
┏───────────────────────────────────────────┓
陶濬からの上表がありました。
それによれば、武昌よりに西では既に守りに当たろうとする者はいないそうです。
守りに当たらないのは、
軍糧が足りないからでも城が堅固でないからでもなく、将兵が戦を放棄してしまったからだとありました。
兵たちが戦を放棄したからといって、どうして彼らを怨めましょう。
これは私に罪があるのです。
┗───────────────────────────────────────────┛
____
/ ヽ,
______________________/ }
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/ /,イ ̄ミ、 /
/ |l「 ,ィ=ヽ|/
/ 弋ゝ__ノリ
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } この手紙によれば、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
┏────────────────────────────────────┓
上は天文が異変を示し、下は士民が憤り歎いています。
こうした事態を見てみるに、
その危うさは累卵の如し、呉の国祚は絶えんとしております。
これは、天が呉を滅ぼそうとしているのではなく、私自身が招いた事なのです。
死して土中に葬られた後、
何の面目があって四帝の顔を見られるでしょうか。
どうか公におかれては、勉めて奇計を巡らされ、筆を飛ばしてお聞かせ下さいますよう。
┗────────────────────────────────────┛
ノイ:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.N 丶V ノ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.∧、
V|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! |:.:.:.:.:.:.:∧!V
|:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.lゝ., -― - /:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:i!
∨.:ト:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.:≫ イ:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ
∨!:.:、:.:.:.:.:.:!ヽ⌒ー、 .> ― < |`\:.l:./.:.:.i/イi
\ト :.:.:.:.|:.人 .{!ノ |、 /イ.:.:./!/
V、:.!:.:.:.f 、( ̄ヽ l }ヽ ,|:.:/ ……司徒
ハ:!. ´ !ハ  ̄ j!: ハ :!/丶、
_,. ´: :i!: .i l: : :. ー 一.j!: : i }: : : : : 丶、
へ、: : : : : :! ! : ∧ j!: : : ! !: : : : :/ `ヽ、
_/ > :,: :i l: : : ∧ ./: : : : :! !;. ィ´ ハ
7 \ l l : : : :∧ /: : : :,. ィ } / i
l l > :, :ヽ. /: :, ィ i } l
i l l\ >ヽ // /i, } !
| i l l ゝ _ y __ .ィ ! } i 〉
| | :! ! {´ ̄`} i } ! {
_,∧ ヘ ∨_,. -―- ム
〈 ヽ.∨>.:.:.:γ ヽ ‐- .,_:.:.:.:`ヽ、
ヽァ'".:.:.:.:.:.:.:.{ i )〕ヽ:.:.:.: \
ア.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゝ _ノ -‐ ´( イ ):.:.:.:.:.∧
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:_ト_ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∧
/⌒ソ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ、:.:| ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
ゝ j!:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:∧l,イ んハ i:.:.:.:.:.:.:.j:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:トー 陶濬は建業に向かいます。
、_.ノ.:.:.:.∨.:ト、\/ 込,リ |:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:i:.:.,イ:ト }
ー 1:.:.:.:ト∧ { tト、 !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /.:/ j/ 色々なお話、ありがとうございました
∨、:∨.:ヽ ゞ ,: /イ.:.:.:. /.:,イノレ
!:.:.ヾ:.:.i:∧ /.:.:.:./.:/ニミx、
l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.> ` :!:.:/ノイ ヽヽ
|:.:.:.:.:.λ/ Y ヽ>ー<レ : / vヘ、 / l | ヽ
Vい/ ゝイ、 /: // ∨ \ / , l || ∧
{_}/_,.ィ i ∨: : \ . / / / // / / ,|| l ム
_,r ァ"イ | ∨ヽ: : ` ーァ / / / // , ' , ハV V |
. ' ' /, ' /// Ⅵ、Ⅵ |
. l /| ′ レ/ /‐ ンナ=≦ニⅥヽヽ |
. l | | l l |三三≧/´ /ィひ丁ア}ト\ |
. l | | Ⅵ lr弋ひテヽヽ_{、 ┴‐┴' 〃 |
ヘ| ∨Ⅵ | ゝ`¨´ ̄rj´「 ̄\__ ィ / |
ああ。 \\゙トヽ≧z=ァ´ l // l ∧
. >一 ∧ ヽ ゙ //l | ∧
陛下の力になってやってくれ .// / ゝ. にニ‐ //イ / | |ム
〃 ,′ || >.、  ̄ // // | |Ⅳl
/イ | | || | \_ イ/ /イ , | l||
|| l | | || | 〃〃 | / l |州
|| l | l | } |l {{ | / | //リ
\_人_人∧从_人_∧_人_从_//
~~~ ~ ) >
< 出航ッ!! >
< (
┌┐ ~~~
7''~゙i| ;;7'~゙i
) | ̄)呉 ) ~~ .┌┐
i-ゝトー'-t´___、 7''~゙i| ;;7'~゙i
7二二二 ̄[,r' ) | ̄)陶)
~~~~~ ~~~~゛゛ i-ゝトー'-t´___、 ┌┐
┌┐ 7二二二 ̄[,r' ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i
7''~゙i| ;;7'~゙i ~~~~ ~~~~゛゛ ) | ̄)呉)
) .| ̄)呉 ) ┌┐ ~~ .i-ゝトー'-t´___、
~~ i-ゝトー'-t´___ ~~~ 7''~゙i| ;;7'~゙i 7二二二 ̄[,r'
7二二二 ̄[,r' ) | ̄)呉) ~ ~~~~~ ~~~~゛゛
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~~ ~ ~~~~
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::| 我らはどう致しましょう?
\ `ニニ´ .:::::/
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | || /: : : : : : : : : :,: : : : : : : : : : :\
/: :/: : : : : /: : |: l: : l : : : : : : : : ヽ
,.' : : /: : :/ : /: : /|: V: :ゝ: : ヽ: : : : :∧
/ : : /: :/: : :イ: / _>、ト、: :ヽ\ l : : : : ∧
. / / : |/ : /, ', '.ィ≦zャ¬ヘヽ:\\: : : : : ',
|: |: : :|: :r≦彡'´{ケィヤ乏ノ }|: :` ‐\ ニ=‐: |
|: |:ゝ ゝ二.ノ | l: : : : : : : : : : |
晋軍が来るまで牛渚を守るさ。 ヽ|\\三ゝ 、 | |: : : |: : : : : |: |
ト ム `,........._ | |: : :|: : : : :|: |
まだ敵の姿も見えないのに守備を放棄してどうする。 , ‐''´\ ‐ | l: : : :|: : : : : :|: |
/ , \ ヽ /| |: : : l|: : : : |: l: :|
外戚にも外戚の意地がある / _、ヽ ) }ゝ_ . ´ / |: : : ||: : : : |: |: :|
/ lノ / /イiノ∠┤ //||: : : ||: : : : |: |: :|
, ' ノ'‐f´ァ'´l_/ | // ||: :|||: |: : :|: j∠
r< `T7 _ イ / ,| l/l : | : :| :|| l|_ 斗 彡¬__
/ \_'_/_」/ 」 〃"´j |レ|: :|: : l_」l斗z彡' / /`ー、
/ // / < / ┌一|' |:/L:ィ / -‐/
, // ∠ イム {`ヽ | l′ l/ / / /
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, u::|
. | u `-=ニ=- ' .::::::|
\ `ニニ´ .u ::/ しかし、陛下はどうするおつもりなのですか?
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ーーノ゙ -
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | || /: : : : : : : : : :,: : : : : : : : : : :\
/: :/: : : : : /: : |: l: : l : : : : : : : : ヽ
,.' : : /: : :/ : /: : /|: V: :ゝ: : ヽ: : : : :∧
/ : : /: :/: : :イ: / _>、ト、: :ヽ\ l : : : : ∧
. / / : |/ : /, ', '.ィ≦zャ¬ヘヽ:\\: : : : : ',
|: |: : :|: :r≦彡'´{ケィヤ乏ノ }|: :` ‐\ ニ=‐: |
|: |:l : レ沁厂i}==ゝュ__/ | | : : : : : : : : :|
|: |:ゝ ゝ二.ノ | l: : : : : : : : : : |
分からん。 ヽ|\\三ゝ 、 | |: : : |: : : : : |: |
ト ム `,........._ | |: : :|: : : : :|: |
選択肢はいくつかあるが、 , ‐''´\ ‐ | l: : : :|: : : : : :|: |
お決めになられるのは陛下だ / , \ ヽ /| |: : : l|: : : : |: l: :|
/ _、ヽ ) }ゝ_ . ´ / |: : : ||: : : : |: |: :|
/ lノ / /イiノ∠┤ //||: : : ||: : : : |: |: :|
, ' ノ'‐f´ァ'´l_/ | // ||: :|||: |: : :|: j∠
r< `T7 _ イ / ,| l/l : | : :| :|| l|_ 斗 彡¬__
/ \_'_/_」/ 」 〃"´j |レ|: :|: : l_」l斗z彡' / /`ー、
/ // / < / ┌一|' |:/L:ィ / -‐/
, // ∠ イム {`ヽ | l′ l/ / / /
. _...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.` また脇道に逸れてしまうが、
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 『江表伝』という書物について触れておきたい
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
γ二ヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;ヽ.__
(;;,);;)ll .l;;;;;;[>-∩_]仆;;;;;;;;;;;l l))
ゞ二ソノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ;;;;;;;;;;;ノノ
γ二ヽヽγ二ヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;ヽ.__
(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .l;;;;;;[>-∩_]仆;;;;;;;;;;;l l))
ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ;;;;;;;;;;;ノノ
γ二ヽヽγ二ヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;ヽ.__
(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .l;;;;;;[>-∩_]仆;;;;;;;;;;;l l))
ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ;;;;;;;;;;;ノノ
,. :-:.' ー ' ¨ :.ゝ.、
,.:´: : : : : : : : : : : : : ヽ.
,.': : : : : : : : : : : ',: : : : : : ヽ、
,':.:;':.:.:;'.:.:.;'.:./.:;'.:.:|i:';:.:.:.:.:.:.::`、`ゝ
,':.:.i:.:.:.i:.:/i:.:/i:.:ハ:.:l:i:.:.i:.:i:.:.:.';.:.:',
/イハ:!:.:.:l:/ i/ ノノ ノリリハリ:!:i:.:.!:.l
『江表伝』は、『旧唐書』『経籍志』によれば全五巻からなる。 i/!:.:!:.:.;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;l:.!:ハ!
∨|:.:.! ノ/i/ノ
江表とは、中原から見て長江の外を指す言葉。 ヘ!:| ノ!/′
ヾ!>ー- -- <イリ
内容は江南の士大夫の伝記と言われており、 (;;;;;ソ⌒) ̄`´ ̄(⌒ヽ
裴松之によって『三国志』の注釈に用いられた ヽ;;=;;/__,,、_/;;`ソ
〉;;;;;;;;ソ:/A.i:l;;;;;;!′
ノ`;;;;;;;;;;i;!___i;!;;;;;ゝ、
(_;;;;;;;;;;;7;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;)
` ̄ ̄ ̄´` ̄ ̄ ̄´
,. :-:.' ー ' ¨ :.ゝ.、
,.:´: : : : : : : : : : : : : ヽ.
,.': : : : : : : : : : : ',: : : : : : ヽ、
,':.:;':.:.:;'.:.:.;'.:./.:;'.:.:|i:';:.:.:.:.:.:.::`、`ゝ
,':.:.i:.:.:.i:.:/i:.:/i:.:ハ:.:l:i:.:.i:.:i:.:.:.';.:.:',
/イハ:!:.:.:l:/ i/ ノノ ノリリハリ:!:i:.:.!:.l
i/!:.:!:.:.;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;l:.!:ハ!
∨|:.:.! ノ/i/ノ 呉の人士に関する詳細な描写が為され、
ヘ!:| ノ!/ .『三国志』が採用しなかった上奏文や文書が載っているのが特徴だ。
ヾ!>ー- -- <イリ
(;;;;;ソ⌒) ̄`´ ̄(⌒ヽ 一見、呉の人が執筆したように思えるが、著者は呉人ではない
ヽ;;=;;/__,,、_/;;`ソ
〉;;;;;;;;ソ:/A.i:l;;;;;;!′
ノ`;;;;;;;;;;i;!___i;!;;;;;ゝ、
(_;;;;;;;;;;;7;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;) ,イ ∨
` ̄ ̄ ̄´` ̄ ̄ ̄´ .,イ.,ィ .∨
/// ii i i .i
i.i | | i .ii .ii i i |
i.i | | i .ii .ii i i |
i.i | .', i i .i /iノ.i.i.i i i |
i.i | i', i、 ', i, />i{弐マi i i.i
i.i | ',ヽイ、 iヽi\/、__ゞ'i / i i.i|
ヽヾi ∨i,==ゝ .i´  ̄ ̄i/ i .i/ノ
i} .∨ii::::::,ィs。 , .イ::::i丿iノ
ヾ__ >ノゝv=-‐''":.:.:∨。,,,,,,、
>´/ ./ /==i:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:フ \
,{ | ∧ /:.:.:.:.:}i / ./ ><
,' i | ムニノ'''ヽイニiイ/ / >'´:.:.:.:.:.:.∨
,':.:.:∨ |ムニ./:.:.:.iニニニ./イ >´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
,. :-:.' ー ' ¨ :.ゝ.、
,.:´: : : : : : : : : : : : : ヽ.
,.': : : : : : : : : : : ',: : : : : : ヽ、
,':.:;':.:.:;'.:.:.;'.:./.:;'.:.:|i:';:.:.:.:.:.:.::`、`ゝ
,':.:.i:.:.:.i:.:/i:.:/i:.:ハ:.:l:i:.:.i:.:i:.:.:.';.:.:',
/イハ:!:.:.:l:/ i/ ノノ ノリリハリ:!:i:.:.!:.l
i/!:.:!:.:.;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;l:.!:ハ!
∨|:.:.! ノ/i/ノ
ヘ!:| ノ!/′
ヾ!>ー- -- <イリ
(ヘ:::::\i=//:::::/)
{;;\::::::!n/:::::/;/
ト、;;\;;ii;;/;;;;イ
/;;;;ゝ;;;;∨;;;;;;ノ;ゝ、 -‐…‐-
(;;;;;(⌒)∨/(⌒);;;;) / / \ \
`´ ̄` ̄ ̄´ ̄´ , : : : { |∨ | \ 丶
/. :| | |⌒八. :.
. : . | | | x芹㍉:: |:.. :.
i|. :| | ∨| r ヒツ|:: |: : . :.
||: . ||___}}⌒""""ト|イ: : :.小j
失礼しました。 八 : : . |人 ̄ ` |:| !::| |
\{\:|:. ' ’ 人!| |从|
私、晋朝で尚書都令史を務める 八 |:.:.:iト... /∨八|
兗州高平郡昌邑の虞溥といいます。 )从.:.:{:八_|_ / 〉、__ _xへ
\{ / /_\/ニニ| / \
後年、『江表伝』を編纂した者です -=ニ\Λ::::::|ニニニ/ _}
/ |ニニニニ「:::|ニニ//斗-‐⌒ヽ
l. |ニニニニ|:::::|ニニ{_/ \ }.
l Vニニニ|::::::|ニニ|
_| /ニニニ|:::::::|ニニ八 } |
【紀元263年頃 魏 雍州 隴西郡】
|\_/ ̄ ̄\_/| .若!
\_| ▼ ▼ |_/
\ 皿 / .蜀討伐に行く軍勢の閲兵があるそうです。
( )
| | |. 見に行きません?
(__)_)
/ / `、 ',
/ ト 、
| 、 .:|
| | N.─-.ヽ .:| |
| | ..|‐rfzzz } .|
| | .|\ | V.ソイ| ! |
|∧ |`、| \{ー '''´ .|/} !
| | |、\| / / /
| | |込 ─ .イ/ /| ∧
興味がありません 八 |:::::≧s。. / /イ .∨
\|:::::::从ヽ __ ̄_,, -‐¨八─ .,,_
>- / ~ ̄/ | / `ヽ
イ ./ イ ∧ ./ >''~: :
/ .| /=}.___,' ニゝ'´ >''~.:.: : : : :.}
/: : | /ニ/ ⌒/ニニ/ >''~ ./ : : : : :.:|
__ /: : : |/ニ./ /ニニ//‐- 、、', //: : : : :
∧\`ヽ _,,.. -‐ '' "´ ̄ 〉、ニニ./ ..:ニニ〃 ∨: : : : : : : .|
..∧ \}_,.。 *''"_,,.. -‐ '' "´  ̄ ̄ ',ニ/ /ニニ/ ',: : : : : : : :.|
∧ ', ', ∨ /..ニニ.| : : : : : : : : |
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 虞溥、字を允源。兗州高平郡昌邑の人。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 偏将軍を務めていた父親の虞秘が
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .国境地帯で閲兵があった際、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .人々は争って見物に行ったが、虞溥は全く興味を示さなかったという
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元279年頃 晋首都 洛陽】
.∨
| | |
| |
. ! | .| /
. !. .| { / | /
∨| .| ', / /| /
ヽ|\ト、∧_/从_/ .レ
_/~`y+・'‘´ ̄ ̄\
/⌒ ̄ _,.。 *''" ∨
. /`: :ー一'''´: : : : :.:./∨ ト、 .}V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: : : :|: : : : : : : .:.:|:./: :\.∨ }::::\ 〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| ̄..|.. ̄ ̄  ̄ !/: : : : :\ \:::::`\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| | ',: : : : : : ∨ ヽ::::::::::::::::::::::::::::r ニ ヽ::::: ::::::>ー- 、::::::
{ | ',: : : : : : ∨`ー──‐──‐ァ \”::::::::::::::::::::::::::{ ゞ' .ノノ / ヽ::
. ハ:::::::i:::::::::::...... ',: : : : : : ∨ 傅嘏×鍾会/ ム:::r- 、::::::::::::::`¨¨´ .ィ ./:::
. ',:::::|:::::::::::::::::::.... ',: : : : : .: ', / -=ニ:::::い .} x ≠x ミ=x }:{ _. イ::::::
-=ミ、__フ´ {{ ____フ'( .{ 父:::::
≠ム / _. -‐ 二二__::::::::} 、. 〈 〈X〉
/爪イ _ イ i>'´::::::/ .i :i r~
、 .L_V>''` ̄::::::>'´ i ノ ヽ/
>=ム:::::::>''二 ̄__ _/. / .|
、__.. ≠=-:::::::::} ̄ / / .j
ウホッ ミ、:::::::::::::::-====ミく / 〈
_二ニ=-::::::::::-=ミハ ./ }
. -=二:::-===二二:::ム _. イ /
-=::::::::::::::::::::::-==二二==丁 \ ハ
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 本籍の高平郡より孝廉に推挙され、郎中、尚書都令史を歴任。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 尚書令の衛瓘らは
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .呉討伐当時は衛瓘の下で働いていたのだろう
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元290年頃 晋首都 洛陽】
_(_ ヽ
イ ヽ
/ { ∨
} 人 } 、 ト、
j从{ 从 }!ノ
ァ'¨`< ̄)‐、
i \ `"/ }!
/} i´ 〕iト-' j |
.′ ! : / ! 鄱陽国の内史ですか。
∧ ノ ¨;ヽ .i
`i" :, \ .中原と江表では風土が違いますし、
}! .>┬ヽ 現地の人々に受け入れられると良いのですが……
j:! >''´ヽ!__{
}:レ'´ニニニ.∧_} そういえば彼の地では、
jニ}ニニニニニニニ〉 .ガンダムと艦これが盛んと聞きました
¨¨ヽ三_.。s≦¨
∧::::::::}::::′
}::::::v′
{:::::::∨
从::::::::::,
∧:::::::i
_{ヘ::::::!
}ニjト-'、
{¨゚:}ニニ{
{_.ノ三¨!
ゝ-、三j
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 天下統一後、鄱陽国の内史として江南の地に赴く。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } この内史とは、元々は国相と呼ばれていた官職だ。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .『晋書』『武帝紀』によれば、
`ヘ:ゝ .' 小/ .司馬炎の治世末期の太康十年(二八九年)に内史と改称されている
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元290年頃 晋 揚州 鄱陽国】
. ´ ` 、
// 、 __、 ヽ
/ / |`《_.ハ ヽ ∧
/ / { { /}´ ヽ.} ' !、
.′/ |- | リィf笊ア .! | }}
.′l{ { .! ト. / しソハ | リ
{ 八{ .{、 |リV :::::::/ .} } .八 初めまして。
| ヽハ{ ′ ./ | 八/ノ_
| { 个。 ` / イ ! .ィア´/ `ヽ 新任の鄱陽国内史の虞溥と言います。
| | { { .≧fハ }/:/ { ∧、
.八 .! .八{ヽ/: :./>/: / 八 { /___}_ヽ_ .趣味は経書の研究、特技はヒートロッドです
ヽ 八 / ./{: : { : //} \ヽ ./: : : : : :∧
∨/´ 」斗: :.|〃/ `V: : : : -―、-:》
./ {∨/´ ヽ: / .∨
/ Уl{ ヽ '.
.′ . -く_八 \ 、 ∧ ヽ
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ __ _____ ______
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
虞溥だけにってかw _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、
_..,,-":::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i
"-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
内史様、掴みはOKですよw `!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |
鄱陽国でゆっくりしていってね!! . ,' ノ !'" ,___, "' i .レ' .L.',. ヽ _ン L」 ノ| .|
ノノ ( ,ハ. ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /
( ,.ヘ ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ それを踏まえれば、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 虞溥が鄱陽国に赴任した時期は八王の乱が始まっていた可能性が高い。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .厳密に言えば、小康状態だった元康年間だったと思われる
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/ `ヽ
./ ./ .ト ∧ ∧
/ ./ / .} 《 ハ. '.
.// / / リ ∨ } .! さて。挨拶はこれぐらいにして、
//{ { { -‐./{、 }/ ̄`}ヽ| .} | 虞溥は儒学によって鄱陽国の人々を教化したいと考えています。
}/ .| | | { l|ミ! / ィ灯ミ、八 | |
{ |从.八{ l{iハ/ Vrリ〃 | | 後漢の滅亡後、天下は乱れましたが、晋によって統一されました。
| {ヾ{ハヽ.{::::: , ::::::/ 八 八|
| | {込、 、 , .イ / .リ この機会に鄱陽国にある経書を収集し、
| | | { > _ <} .} / / 学問を志す者を集めるよう、郡内の諸県に通達してください
.八.{∨{ /__./} {>/ } ./
ヽ.V: :{/l{: {ヽ /}:./ : }/:ヽ、
/ ∨: : :Vハ:.{>--<|: : : : : :/ Y _,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_
.′ ヽ: : :Vハ{: : : : : :八: : :// } -''":::::::::::::`''> ゆっくり学問するよ!! <
{ ヽ} \:.Vハ: : : : /: : / .《 .ハ ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ __ _____ ______
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i
r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |
,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .|
( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 鄱陽国内史になった虞溥は、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .文書の編纂事業を始める一方で、広く学問を志す者を郡内から集めた。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .儒学が人々を律するのに有益であると確信する人物だったのだろう。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 彼の呼びかけに七百余人が集まったという
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
ヽ::::::::::::::::::::::::::::ヽ
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7
_..,,-":::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 .内史様ー!
"-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ
`!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ .経書の類じゃありませんが、面白い文書見つけましたぜ!!
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ
,' ノ !'" ,___, "' i .レ' あの暴君孫皓の手紙をいくつか!!
ノノ ( ,ハ. ヽ _ン 人!
( ,.ヘ ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ
/ ヽ
./ \ ヽ ∧
/ ./ ′ .}、 /ヽ ∨ / ∧
./ ′ { | 《 》. ∨ / ∧
′ { .| .斗―\_ハ .} ./ ∧
| i { } .! .xzzx、 .! / ∧
{ 从 V八 .! | ィf灯しV》 | }/ .}
| l{.∧ {V∧ .ハ{ ∨ソ | | | |
ほう、これは…… 八 V∧{ ヽ{\./〉 l| | |、 .从
ヽ{ { \ ´ ′ 从 | ハ/}
孫皓は達筆だったようですね。 .ハ .| 込、 ゝ` ./} 八 / ./
l{ | .从 { ≧=- < 人/<
今後は上奏文や手紙も集めましょう l| ト、{、{\.八ヾ{ : /-ノ /イУ: : ≧=―--‐=ァ―. 、
.乂 .У ヾ{: : : /、 ./: : : : : : : : : :/-―  ̄
l{ /{ : : :/-. 、 -/: : : : : : : : : :/´
}ノ {: : /: : : : /: : : : : : : : : :<ヽ
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ この時収集した文書の中に
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 呉に関する史料があったのかもしれない。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } あるいは、鄱陽国の人々と交わる事で、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ いずれにせよ、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .鄱陽国への赴任が『江表伝』編纂のきっかけだったのだろう
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,. :-:.' ー ' ¨ :.ゝ.、
,.:´: : : : : : : : : : : : : ヽ.
,.': : : : : : : : : : : ',: : : : : : ヽ、
,':.:;':.:.:;'.:.:.;'.:./.:;'.:.:|i:';:.:.:.:.:.:.::`、`ゝ
,':.:.i:.:.:.i:.:/i:.:/i:.:ハ:.:l:i:.:.i:.:i:.:.:.';.:.:',
/イハ:!:.:.:l:/ i/ ノノ ノリリハリ:!:i:.:.!:.l 陳寿と同時代の人物が
i/!:.:!:.:.;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;l:.!:ハ! 『三国志』とは別角度から書いた呉の史書である。
∨|:.:.! ノ/i/ノ
ヘ!:| ノ!/ 呉の人々の発言や文書をそのまま記述したのか、
ヾ!>ー- -- <イリ 晋の人が書いたにしては呉を持ち上げる描写が目立つ。
(;;;;;ソ⌒) ̄`´ ̄(⌒ヽ
ヽ;;=;;/__,,、_/;;`ソ .孫皓の悪事に関する記述も、
〉;;;;;;;;ソ:/A.i:l;;;;;;!′ .『三国志』に比べて誇張気味に描かれている印象を受ける
ノ`;;;;;;;;;;i;!___i;!;;;;;ゝ、
(_;;;;;;;;;;;7;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;)
` ̄ ̄ ̄´` ̄ ̄ ̄´ / \
./ \ ∨
/イ l
| i| | | |i |i
. { | i| / | | |i |i
. { |八 [ i| /j抖‐‐ミ, |i |i
情報源が違いますからね。 { | \[ i| .ィr Vソ }l |i |i
乂j/\「(\八)^^ゝ ‐‐彳 .|i |i
ちなみに、三国志物の作品でよく登場する | 圦"´ | 从 从
「水軍八十万」「関羽は左伝を暗記していた」は、 .j/\{/〔个 ‐‐ イ/}八イ
陳寿殿の『三国志』には無く、私の『江表伝』に出てきます ___≧≦ 从_ __
,丶⌒>/ /Yヽ 〉⌒〉>\
l「 {. ∧/⌒^〉 / / ∨
. ハ { /i:i/:::::/i‘,/ ,丶' ゙ ∨
| 〉 {,/i:i/:::::/i:i:i:i:i:/ /〉
| ./ {i:i:/:::::/i:i:i:i:i:/ / 〈 ∨
`ヽ
// / \
, ' / / ∨ ' ,
/ / ∨ ',
∨ ト
,' | .|、 |
. | .| N \. .:| |
. |/| ', | xf筏㍉ | | おっと、本編の進行を妨げてはいけませんね。
| ', 从从\|r 弋夕 } } } |
| ヽ_ノ ̄`ー一'''´/ /| |. ∧| .私はここでお暇しましょう。
i |、 ヽ , / / :|八/\
', | \从> ` ∠イノ: : y 〉 .また、本編か幕間でお会いできる日を楽しみにしています
ヽ| /_./ ¨} 。+・'‘ /, ''"¨"ヽ
イ ∨. {/==∨ ./ /: : : : .:.:.}
| ∨ /::〉‐/ ∨/ ,': : : :}: : : |
. ノ }ソ::/=/:::::::/ /!: : : :/: : : | ,. :-:.' ー ' ¨ :.ゝ.、
,.:´: : : : : : : : : : : : : ヽ.
,.': : : : : : : : : : : ',: : : : : : ヽ、
,':.:;':.:.:;'.:.:.;'.:./.:;'.:.:|i:';:.:.:.:.:.:.::`、`ゝ
,':.:.i:.:.:.i:.:/i:.:/i:.:ハ:.:l:i:.:.i:.:i:.:.:.';.:.:',
/イハ:!:.:.:l:/ i/ ノノ ノリリハリ:!:i:.:.!:.l
i/!:.:!:.:.;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;l:.!:ハ!
∨|:.:.! ノ/i/ノ
とはいえ、彼の『江表伝』がなければ、 ヘ!:| ノ!/
迫り来る晋軍に苦慮する孫皓の心情は理解できなかっただろう ヾ!>ー- -- <イリ
(;;;;;ソ⌒) ̄`´ ̄(⌒ヽ
ヽ;;=;;/__,,、_/;;`ソ
〉;;;;;;;;ソ:/A.i:l;;;;;;!′
ノ`;;;;;;;;;;i;!___i;!;;;;;ゝ、
(_;;;;;;;;;;;7;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;)
. _...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.`
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 そして、舞台はようやく建業に移る
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
【紀元280年3月 呉首都 建業】
ヾ叉7
_ⅲL_,, ,. _
,,、、-‐'''""´: .: .: .:::::::::.:.:.:. : :``ヾ、、、
,,. '"´. .:.: .:.: : .:r==.: :. :.: .:. :. :. :..: .: :. .::. :.`ゞー-、、
,r'"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;;;;;:;:;:;:.;:.:.:.:;;;;;;;;;;;;;;:.:.:.:.:.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;:;:;:;:;;;;;;;;;;:;:;:;:;;:>
``ヾ、;:;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;:;r==;:;:;r==、;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;:;r==;:;:;:;:;:;:;;\_人_人∧从_人_∧_人_从_//
``ヾ;:;:;;:;:::::;;;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;===;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ) >
 ̄`¨`ヾr==.: .: .: .: .:. :. :. ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :r=< 我が軍は版橋にて大敗! >
`¨`ヾ.:.: .: .:.:::::::::;:;:;:;:::::::::;:;:.:.:.:.:、、 < (
`>;:;:,';: .,':;:;:; :;:; :<´ /^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
,、r''"´. :.: .:. :. . :. :. :. :.: .: .:`ヽ、
,、r'"´.:.::;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:.:.:.: .:. . .:.::::::`'ヽ、
``ヾr==;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;::.:.:. :.: .: . :.: .: . ::.:,r'´
`ヾ::.:.:;;;;;;;;;;:.:.:.:.:.:. :. :.: ; :; :.: .:.:.::r'
゙、:;:;;;;;;;;:;:.:.:::==.:.::::::.:.:.:.:/
`ヾ.:;;;;;;;==.::.::.:.:..:.::r'´ \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
_,」;;:;:;:;;;:;::.:.:. :. :.:. j ≧ <
``ヾ;:;:; :;::;;: ;r==.:.j -=ニ 丞相並びに護軍将軍は戦死ッ!! ≦
゙i:;:;:.:. :.: .:. :.:.:.:,! ≧ ≦
l;:;: .:.: .: ..:;;;:;;;! /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
'i;;;;;:.:.:.:.:;;;;;;;;;!
ゞ;;;;;;:.:,r'´.:.:``;:ー-..、,,_
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 少々時を遡る
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/\___/ヽ
/ ,,,,,,,ノiヽ,,,,,,:::i|li:\
|(●), 、(●)、 :|
| ⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒ u.::|
|u {,`ト===イ ,} ::::::| \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
\ ヾニノ .::::/"''=- ≧ <
/::ノ"''フ:ノ|゙ x ''|ヽ!:::_,,,L,,ノ,,ノ_ノ゙>i、 -=ニ 将兵は壊乱致しました!!! ≦
. i/ヘ" ムノ:::::| i::::! |-''"::::/ ゙ヾノヽ ≧ ≦
/(:::::::゙ソ"_;;;;;;ノ: :V: :ヽ ''"ヽi、 をノ /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
(::::ヽ,ノ"!,,_::;/: :i: :i: : :ヽ_;;:::::"ヽi、
^゙''" /::::;シ: : : : i , -ii !、\::;;ノ::::)
(::::ヽへ、: : : i i/ ゙''ヽ,/ : : : :: :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : ::/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : :! : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : :: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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: : : :: : : : : : : : : : : : : : : : i \: : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l / `ヽ、: : : : : : : : : :
: : : :: : 、_:_:_: : : : : : : : : : !/:( ) : : : : : : : : : :
: : : :: : : ヽ ヽ: : : : : : : : : >-'--, !: : : : : : : : : : :
: : : :: : : ::ノ― ヽ: : : : : : :/ ● / !:/⌒i: : : : : : :
: : : :: : :./ ● /: : : : : : : 'ヽー-< !' l: : : : : :
: : : :| : :`ー-´: : : : l`ヽ: : : : : : :l ノ: : : : : :
: : : ::| : : : : : : : : : : l !: : : : : : :l ハ/: : : : : : : :
: : : ::.l : : : : : : : : : : i/: : : : : : : l / : : : : : : : : : :
: : : :: l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l / : : : : : : : : : : :
: : : :: :l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ノ/ : : : : : : : : : : : :
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: : : :: :| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
_ ___
__)L_ _j/ ̄ ̄\
/ アア´ ̄ ー<
/ ./ _}/ ,、 ∨ ` 、
. / 7 .i /∧. ト、 、∨
| i{ .イ i|/ ̄ | 厂V Vハ
|∧ i{| | == レ ==| ト.j |
l/∧ ∧‘, 、 .从厂
/∧}i \〉 ノ く_フ イi/ \(^o^)/
.ノ __,厂} 、 /∨
/ ⌒>‐┤ `[_≧s。._
r< \x===i|  ̄}
/ \ ‘, | .∧
. } \ > .,__∨_j_/〉ハ
. / 厂\_入__厂 ̄ }ハ
j___{ i| 〈 厂 〉
ー=ニ二_/ / : : : : : : : : : : : :\:\__,
呉 黄門侍郎 孫丞 / /: : : : : : :|: : : ::: : : U : : : :ヽー'"
./ ::/ ::|_,. (_ ∧::::/::: : : :',:: : : : : ヽ
_,./ :::|::イ"|: : : ::::/`ー/:|:::: : : : :|::: :: !::: |',
/ / : ::|/ ;ヘV: :::::/=≠=、:::::: : : :|::: :: |::: |: ',
./ ,' : : :: :/f::| V:::/f::::ヽ ヽ::::: : :/::: :: |::: |:: |
〈 =-/ : ::: :;弋ソ V |f:::c:! ∧::: :/ー、::: |::: |:: |
おいおい ', /,.イ:::::ハ 丶 弋ソ / }:::/´ |::: |:::/ヽ!
.', '"ヽ-ゝ、 __ |::/ー'":: へ{
.ヽ 〈T>`==` イT,.|/ ̄ ̄ヾ
\ | | | r、|r" 〉`ー-、
, ‐''" ̄¨ ̄ ` ‐-、
'.:.:.:,.'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、.:.:.:.:.丶
,.':.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:..ヽ
.i.,.:.:/:.:.:.:.:.:.:.i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!.、.:.:.:.;.;}
l.!.:.,.:.:.!.:,;.;.;λ;.:.:、:.:.:.:.ヾ、.i.;.;.;.;.;.t
!i:/.:.:.;{.;l.ノノ丶.;.:.}.:.:.:.;!、.;.i`.、;.;、;゙ゝ
,ノノ;{.;.;.;i∠ゝ..,__`、.;'.:.;.ノ _!;ム;.i;ゝ;;}゛
ノル、t.;{ 'T;ッァ、`ノ.ノ イテァ.ナノ;ノ'’
ヾ` トゝ`" '´ i `" 'j/
`, ! ! / …………
ル| 、 ' ′
| ::\. -― . ′
./! \:::丶 _, '.i!
,/;;;;;;;l. 丶、 ,/ l\
__,..-‐'";;|;;;;;;;;;;;;{ /'ヽ、 !;;;;;;;` ‐- 、..,_ 、-'" `ヽ.
/ ゙ヽ
呉 無難督 周処 / ゙i
| |
/ , |
!、 i , i __ ,!
〉、∠ __ }! ,ィ二, レ′
〈`_ヲ ≡≦≡=- '" メ-ュ リ
∨/ ` 二゙- "" ,>ノ イ
l!'_,,≧: ,、-'' ィ゙_,、イ「゙i
……二の矢は放てんのだ .「「ミ`ニーミ、 | 「 /l! ゙i
| !``ー ヽヾ ノ ノ ,/ィリ |
!タ_,N"lii;, _ノ-''"_、-''" ノ/ |. \
/ |.ト-三ニ=_,ニ" :='/ .| ヽ、
/ ,'|.| 「 ナ'ニニィ゙ ,/ | `
' |.| レ'__二フ′ ィ' |
: : : :: :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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: : : :: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l / `ヽ、: : : : : : : : : : : : : : :
: : : :: : 、_:_:_: : : : : : : : : : !/:( ) : : : : : : : : : : : : : : :
: : : :: : : ヽ ヽ: : : : : : : : : >-'--, !: : : : : : : : : : : : : : : 諸葛靚はどうした?
: : : :: : : ::ノ― ヽ: : : : : : :/ ● / !:/⌒i: : : : : : : : : : :
: : : :: : :./ ● /: : : : : : : 'ヽー-< !' l: : : : : : : : : : :
: : : :| : :`ー-´: : : : l`ヽ: : : : : : :l ノ: : : : : : : : : : :
: : : ::| : : : : : : : : : : l !: : : : : : :l ハ/: : : : : : : : : : : :
: : : ::.l : : : : : : : : : : i/: : : : : : : l / : : : : : : : : : : : : : : :
: : : :: l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l / : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : :: :l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ノ/ : : : : : : : : : : : : : : : : :
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, u::|
| u `-=ニ=- ' .::::::|
消息不明です。 .\ `ニニ´ .u ::/
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ーーノ゙ -
何分、晋軍の追撃が激しく…… : | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
-=ニ 大司馬が御帰還ッ!!! ≦
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
(ヽ、00 ∩
⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- \ | |/⌒ヽ
( ⊂ニニ / /⌒) ) (ヽ、00 ∩
`ー――'′ し∪ (ノ ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇
( ⊂ニニ / /⌒) ) . _,. .,_
`ー――'′ し∪ (ノ γ⌒>//////ヽ
し //A//////l
从ノtァ刈'///l
/ 〈 〉`(ソ、
. {/ゝ、∀ ,(ソ/}
. {/{三爪∞}/}
lニlニ〈八〉ニ仁l
| i三三三i |
| |三三三| |
/:`二三二´':、
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.. >、//////////イ
. ∧.  ̄i i ̄ /
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. ,瓜八瓜、
. ムン’ ‘くム
. `¨´ `¨´
(ヽ、00 ∩
⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- \ | |/⌒ヽ
( ⊂ニニ / /⌒) ) (ヽ、00 ∩
`ー――'′ し∪ (ノ ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇
( ⊂ニニ / /⌒) )
`ー――'′ し∪ (ノ
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,
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V::::...::::.. ..::{^ヽ::::ハ:.:八:::::..::::.:::::|
/`V:::i^ヽ从 V 从二V::|::|::/^i
{ Vム :, ‘, マ( )=彡 ノ
報告は以上です ゝ __ ;{i \ \:, \¨¨´ γ⌒i、
__ -‐=ニ 「 | \ \ `ー \_,/ / |ニ=ー- _
 ̄ | ゝ、 :. 、 :.\ / |  ̄ ヽ
| |\ :.\ ./ :| ,
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: : : :: : : ヽ ヽ: : : : : : : : : >-'--, !: : : : : : : : : : : : : : : 張悌と孫震はどうだった?
: : : :: : : ::ノ― ヽ: : : : : : :/ ● / !:/⌒i: : : : : : : : : : :
: : : :: : :./ ● /: : : : : : : 'ヽー-< !' l: : : : : : : : : : :
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ヽハ!|::|ィテく! `ト !::::ソ` - __l:..:/ヽ::::..: .: .!
下 !弋丿ト- l `ニ‐' / l:::.|´! |::::.. ./
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! 〈 、 r/:::: ./
お二方とも、御立派な最期でした ヽ / l::ハ::|
\ ̄ / ゞ , -、
\ , -'" / \
ヽイ / 7‐、
/ヽ / / `ヽ
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_/ ! ! / / \
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: : : :: : : ヽ ヽ: : : : : : : : : >-'--, !: : : : : : : : : : : : : : : 晋軍にはどう対するべきか?
: : : :: : : ::ノ― ヽ: : : : : : :/ ● / !:/⌒i: : : : : : : : : : :
: : : :: : :./ ● /: : : : : : : 'ヽー-< !' l: : : : : : : : : : :
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!i|::::::::i::l-ゝ::!| ヽ:::i-|ニニヽ:| ヽl、::::::::::::::..:.. . .: .|
ヽハ!|::|ィテく! `ト !::::ソ` - __l:..:/ヽ::::..: .: .!
下 !弋丿ト- l `ニ‐' / l:::.|´! |::::.. ./
\!_, -イ ` ー‐''゛ !/ ソ/::: .:/
僕は大呉と陛下に御恩を受けました。 ! 〈 、 r/:::: ./
ヽ / l::ハ::|
如何なる御命令にも従いましょう \ ̄ / ゞ , -、
\ , -'" / \
ヽイ / 7‐、
/ヽ / / `ヽ
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_/ ! ! / / \
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: : : :: : 、_:_:_: : : : : : : : : : !/:( ) : : : : : : : : : : : : : : :
: : : :: : : ヽ ヽ: : : : : : : : : >-'--, !: : : : : : : : : : : : : : : 諸葛靚
: : : :: : : ::ノ― ヽ: : : : : : :/ ● / !:/⌒i: : : : : : : : : : :
: : : :: : :./ ● /: : : : : : : 'ヽー-< !' l: : : : : : : : : : :
: : : :| : :`ー-´: : : : l`ヽ: : : : : : :l ノ: : : : : : : : : : :
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ヽハ!|::|ィテく! `ト !::::ソ` - __l:..:/ヽ::::..: .: .!
下 !弋丿ト- l `ニ‐' / l:::.|´! |::::.. ./
\!_, -イ ` ー‐''゛ !/ ソ/::: .:/
! 〈 、 r/:::: ./
はッ ヽ / l::ハ::|
\ ̄ / ゞ , -、
\ , -'" / \
ヽイ / 7‐、
/ヽ / / `ヽ
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: : : :: : 、_:_:_: : : : : : : : : : !/:( ) : : : : : : : : : : : : : : : お前の字は仲思というが、何を思っているのだ?
: : : :: : : ヽ ヽ: : : : : : : : : >-'--, !: : : : : : : : : : : : : : :
: : : :: : : ::ノ― ヽ: : : : : : :/ ● / !:/⌒i: : : : : : : : : : :
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: : : :| : :`ー-´: : : : l`ヽ: : : : : : :l ノ: : : : : : : : : : :
: : : ::| : : : : : : : : : : l !: : : : : : :l ハ/: : : : : : : : : : : :
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i!:: : : ::: : ::: :/、:::::::::::::::: :、 ::: ::::::: : :::::::::::::::、-、_ヽ
. ∨:::::::::::::/i::i ヾ:::i:::::iヾ:::iヾ、:.i、:i::::::::::::::::::::::-ヾ. ヾ
. ';::::::::/i:i i::i`_ーヽiヽ:ヽ ヾi'ーヾiヾi i::::::r、:::i ヽ::ヽ
ハ::::::iヽi '、弋ンヾi ヾi_r 弋ソ`,ヾi'i:::/ i::::i ヾ、
{ ヾi ヽ、二´ ノ  ̄ ヽ、_ 二ノ i:/ノ ハi`
家にあっては孝行を思い、 ヽト. iム/
君に仕えては忠を思い、朋友と交わっては信を思う。 i:'、 、 , /i::i
i/ヽ、 , - 、 イハi
それだけです . ヾi ヽ、 .`ニ´ /iイi
_i :`ヽ、 __ , イ i'、_
/::i : : : :. i::::::`ヽ、
_ノ:::::::::i `i:::::::::::ヽ
_ .イ ̄:::::::::::::::i i:::::::::::::::` : . _
_, ..-::ー '::´: ̄: :::::::::::::::::::i /::::::::::::::::::::::ハ `
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 『世説新語』『言語篇』にある
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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;;;;;;;;;;;;.::''" ,;;;'
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;;;;;;;;;;;;;;;;." ,.,.,;;;;;;;:
;;;;;;;;;;;;;;;;'' ,.,.,;;;;;'";;;;;
::;;;;;;;;;;;;;;;" , ,,:,:;;;;;::'" ;;;;;;,.
:::;;;;;;;;;;;:' .,.,;;;' .,:,:;;;;;;::'" |;;;;;;, .
::;;;;;;;;;;' .,:;;;;;;' .,.,:;;;;;;:::'" |:;;;;;;;,.
::;;;;;;;;; .,:;;;;;;;;' ,.,.,;;;;;:::'" |,;;;;;;;;;,
:;;;;;;;;; .,:;;;;;;;;;;;' ,.,.,:;;;;;:メt、 .|.';;;;;;;;;,.
;;;;;;;;; _,,,:;;;;;;;;;;;;;;,:,;;::''"_ `i;a、 .|.';;;;;;;;;;;,
;;;;;;;.イ"__ `、r''",.イ"_. `ヽ.ヤ| .| ';;;;;;;;;;;'.,;;;,,,
;;;;;' ,:';;,. リ " ,イ";;;;::`ti `i '! _|,.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:,,, ;;;;;;;;;;;
;;;;: :;;;;;;;;,.|! l;;':::;;;;;;;;リ:;}! ! ,,ォl;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;; 御苦労だった。
;;;;;;;`、 `{ `~~" ',.ィzzza、`ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ゆっくりとはいかないが少し休め。
;;;;;;; ;;:,__,,l , f;':,:;;;;;;;;:'i|! l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;; ;;;;;;;;;:,. /;, {;、';;;;;;リ:;jl! .,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; .お前には
;;;;;; ;;;;;;;;;;;;, /;;;;;リ `ヽ`≡≡",,:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; また働いてもらわなければ
;;;;; .;;;;;;;;;;;;;;:, モzy' `t==='";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;; ::::;;;;;;;;;;;;;;;;;,、 ` 、_..,,> ,:,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;' .;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`、 ..,,,:,:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;' ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; `、,,,,,,,,:,:,:,:,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; \__人_人从_人_人从/
' .;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; `''''''';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; _) (__
) 御意ッ!! (
 ̄ ̄) ( ̄ ̄
/\___/ヽ
/ ,,,,,,,ノiヽ,,,,,,:::i|li:\
|(●), 、(●)、 :|
| ⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒ u.::|
|u {,`ト===イ ,} ::::::|
\ ヾニノ .::::/"''=-
/::ノ"''フ:ノ|゙ x ''|ヽ!:::_,,,L,,ノ,,ノ_ノ゙>i、 申し上げます!
. i/ヘ" ムノ:::::| i::::! |-''"::::/ ゙ヾノヽ
/(:::::::゙ソ"_;;;;;;ノ: :V: :ヽ ''"ヽi、 をノ
(::::ヽ,ノ"!,,_::;/: :i: :i: : :ヽ_;;:::::"ヽi、
^゙''" /::::;シ: : : : i , -ii !、\::;;ノ::::)
(::::ヽへ、: : : i i/ ゙''ヽ,/ / ヽ
/ ',
l l
| l| l |
| l| ヾヽヽ l|〃, |
,⊥、 くL_ , -─‐- 、 ヽ l| l l/〃,__--、 l、
| lハ ∠  ̄.\ ハV/ _ノ .ヽ、`/ i
| ,ニ、i ,ニ `ニニ彡 >iヽ^ヽ`ニ´-、 lノ|
, -、/l{ 〈_く ^ ヽ-- ' r' | l| `ー '^ レ' |
今度は何だ!? . /// \ヽ_ノ \ / ヾ | | 〉リ
_, -‐ '/// ハ i | / └- 、l /_\ /l∧_
 ̄ / | | l∧_ノl | / / ̄_, ̄_,ニ、_,、_`V | l ゙、_ ̄`ー─- .__
-┬…' " ̄| | | ハ | | l/ /{´+ ̄+ ̄+ ) l | l| ヽ  ̄|「¨ ' ー- 、
l| // |ハ | \/ / ` ̄ ̄ ̄ ´ |l / | `、 |l
l| // || ヽ\ / l ´ ̄ ̄` 〉 | l ヽ.ニ!l-‐- ._
l| = =// l ヽ ヽ \ \ /ヘ、_/ l l/| `、 ̄¨ ' ー-
¨  ̄ ̄// ∧ \ \ `  ̄l l| V l| ヽ
// _l l、 \ ヽ_」l_L⊥⊥」/ /| ヽ
 ̄ ̄ ̄`ー、 { _,.-‐'´
`}_ } __/
`ー-{ ノ 涂中
`ーr‐' ̄ ● ,.---------
r―'´○寿春 ,「◎建業 ○京城
,.----'´ ̄ ./
○新息 _/ . /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ○合肥 __{
○弋陽 |
○六安 横江○|○牛渚
} ̄ー' ̄} |
.∧∧∧∧ `ーv'○東興 ./
∧ ∧∧∧∧∧∧ `ーr―' ̄
∧∧∧∧∧∧ 濡須口○}
∧∧∧∧ r'
∧∧∧∧∧∧ _ノ
∧∧∧∧ r―'
∧∧∧ 皖○ _,.-‐'
>-―‐、 ∧∧∧∧ | \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
| ○\_ | ≧ <
| 武昌 . ̄| ○尋陽 _r‐'´ -=ニ 晋の琅邪王司馬伷の軍勢が涂中を占拠! ≦
ヽ _/ ≧ ≦
'ー-、___イ /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
○
柴桑
\_人_人∧从_人_∧_人_从_//
) >
< 数万規模の兵力の模様! >
< (
/ :. ィ.;:.:.:.:.:.:.:ヽ
イ:.:.:.:/-|/|∧:;、:.:.〈
リ:.:./ ● く!:,:.:..、
l:.:.l ●/:./ ̄
vヘ - ノ:./ とは言うものの、
_,-+ 匸ヘ/V .司馬伷の軍勢がいつ涂中に現れたのかはよく分からない。
l::\ l /∥::l .似たような役割を果たした王戎軍の動きを参考にすれば、
|:::::::ト,Vイ:::::| .版橋での晋軍勝利の後、建業攻撃が視野に入った段階で前線に現れたのだろう
|:::::::l介l:::::::|
l::::::|人|:::::::l
-‐‐―
´ : : : : : : : : : ∧::\
/: : : : : : : : : : : : :(__)_ノ\
/: : : : : : : : : : : :}:i: : :ー-- 丶
/: : : : : /i: : : : : /i: |: : : : : : : :⌒}
; : : : : : ァ┼: : : :ァ┼}-∧: / : : ;: ::i
記録の少なさ…… i : : : |:/{ |:i : : / }/ У: : :/:: ::|
|:i: :i斗抃 N : :/斗テ万ア: : : :/: : : |
私も琅邪王家も地味だからしょうがないよね。 .N: :|八以 j::/ ヒり/: : : :/⌒: : |
{ |/|: : { / /::/::/__ノ: }::|
これでも鎮東大将軍を兼任しているから、 . / :|: : ト _ ィ: : /: :/: :∧{
杜預殿とは同格で、王渾殿よりは格上なのだけど…… |: ∧: :/>ーrr  ̄{: /Vムイ
j/ Vム::イ(____}/ 〕
/ニニ∧ }ニニ\
く\ニニニ∧ }ニニ/ >
/ \\ニニ∧ jニニ/ / }
【紀元280年3月 呉 揚州 涂中】
| | | //⌒
|V∧V| __ --ミ〈 {
|i:i:i:i:i:i:|⌒ア...⌒>\ -‐ ¨  ̄ ̄ ¨ ‐-
|i:i:i:i:i:i:| '........... ,..... : 丶 /
|i:i:i:i:i:i:|/........ ' /... , i.. 、丶 .... ヽ.. \..... >、 /\
|i:i:i:i:i:i:|......... /../... /ハ,{.... \...\.丶 .... V.. 丶..、 \ / 丶
|i:i:i:i:i:i:|..... ィ..... '...../''゙゙゙{.... i丶....\ >-V.. \>、.\ / \
|i:i:i:i:i:i:| / '.... /..`メ、 {.... ト、...\....ヽ/ V....V.. \ ⌒ヽ ' ___ 丶
|i:i:i:i:i:i:| /..... ′/.....\八..... { \斗<´≧=}.i.....V>、..丶 / イ‐┐ >
|i:i:i:i:i:i:| '..... /.. /. ィ芹笊㍉ 丶 ィチ笊芋ミ ィ }.... } } \.', / l二l /
|i:i:i:i:i:i:| i..... iハ { Ⅳ込ツ \{ 込rツ_メ...{. }......... )' < __i_、 <
|i:i:i:i:i:i:ト从.....|八{ヽ ト、 \ ⌒7人}......イ≧=- \ ┬ { \__
|i:i:i:i:i:i:| ,r丶{= { >、{⌒ __'__ ' / /∠斗- - ==-- >  ̄ ゝ /
|i:i:i:i:i:i:| 斗--=ミ、 込、 V::::::ヽ イ }i(/..}} ´............( 丶 / /〉 <
|i:i:i:i:i:i:|___ノ............>、{i:i个o。 ー ' イ /}/.../..............\) ', / 〈/ >
|i:i:i:i:i:i:|........... -=ミ...\i:iノ__>-< __/ /... /,:::i................丶 } < ロ /
|i:i:i:i:i:i:|.........//ア{^ ></\ ̄{ }} ,. <ァ/L::::|..................... V \ /
|i:i:i:i:i:i:|斗-^/..... ′ \/\v __/ ´/// 〈ハl.....................ィ \/
|i:i:i:i:i:i:|〉匕´........丶{ >//〈 〉/> ´/...}└‐ 、....// /- /
|i:i:i:i:i:i:|∨.......... >、 _斗/////V//∧.... -〈................¨/ア /--
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 『晋書』琅邪王伷伝』によれば、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 司馬伷軍は涂中を占拠、一部の軍勢は長江を渡河、敵将を捕虜にした。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .その軍中には、琅邪国相劉弘の姿もあった
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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.: .\\. :. |i i i|.:. , / .: ../< . .  ̄ 〉. :.
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.: .:i| i|| i| || i |.. : .:. //. :. . .:.:\ \ __/.: .
.: .、丶\i i| | .: . .: . . //. :.. .: .\ /. :..
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.: ..\\:|i | . :..i|/ . .: .: 丶 \\ .: . <: . . /
.: ./, .. i| i||| i .: ../ .: .. . :..\丶 .: .: \: .、 <
.://.: . || i |i . :.. <: : . .. .: .\ .. \__人_人从_人_人从/
i〈 {:. ... |i | i| i .. :.丶 \.:. .. . i:| .: i .: .. _) (__
| 〉\: . . . | l| | .: \ \丶. :. . | | i:i|i i| ) 神雷ッ!!! .(
| \ \丶:: .:.i| l| | i .: .丶 \\. : | | |i:|| : |  ̄ ̄) ( ̄ ̄
| i: \ > \ i :| | | i | i|i |i: :\: .\ i| i |i:|i i | i | /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
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: i i:i:. . \\ . :.\ i\ | i|i:i: :|i:i:i|i: | i:| i : | |i i| | | i| // / //.
: :\ \\\ .: \ \ i| i|i: :i:i: |i:| | | || |// / /(/
: :\:\ \丶 .:.\丶.: . | . : |i :i | //(/ / '’.
.: .. :、\ 丶 . :.. \ . :.|: i| . :.. . : .:.. . | //(/
─ ─ ── \ . :. || . : . : . .. . :. . ─ ── ──
─ ───==ニ二二丶 . : . ...:| .: .. .:` .: .. .: . . :  ̄  ̄二二二ニ==─ ──
──==ニ二二 ─ ─ ─── .: . .. , : ; .: . '' ── ── ── ─ 二二 二二二==─ ──
_ _ __── . :. :. .. :.:. :.. ── ──  ̄ ̄ ̄  ̄
─ ─==ニ二三三//三三 ′三ニ=---- --- i - ---- ---===ニ丶 ニニ==------ 丶 -----==ニニ三
---==ニ三三三三/)//三//三三/ /三三三三三三:i|三|| |三三三三三三三\\三三\三三三\(\三三三三三
// / /// | /_,.'二二 \
__ト、ト、 ト、 〃// / / // / // ̄_>ヽ
_>―ミ、\\ヾヽV乂ノ / レ' ./// //_二彡ハ
Z ̄ ̄`ヾ \ \\< トV // イ// //,.イ
三二 ヾト、\∧{/,イ ! .乂,ィ千イ / |
∠二 _三二≧ミ、 V〃// ∧/ {r⊥//∧!
≧彳「\_,.. ――/三ミ、 彡' / // _ r'イ おーおー。
彡' ̄\\ //l 「 { ミ/イ / {┴ 'T′i!
\ / / | | 〃从 `ミ >‐'´ / / | /|| .軍営ひとつ消し飛ンだぞ。
V 〃 /// / 仆7´7 /!ハ{ ノ/ ヽ
/ || / ̄_/i! 从ミ、/ {{ 〃 もう、あいつ一人でいいンじゃねェか?
/ | }} / ̄ 》 /∧ミ
|〃イV/ // /{{り
ヽ__〉 /∧ // /
、 ヽ // ヽ 《 / /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
ハ V V /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
! ヽ \ ! . /ー─== ‐:.:.:.:.':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.
厶斗:.:|:.:.:.:.:.:.i::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
晋 城陽郡太守 石崇 .':.:.:|:.|:.:.|:.:.:.:.:.:.l:':::.:.:.:.:.:.:.:.:::::::i:/::::.|
i:.:.∧ト:.:l:.:.:.:.:.厶:::.:.:.:.:..::::::::::::!:::::::.l
|:/ Ⅳ:.!/:.:.:.:' ノ:::.:.:.:.:.::::::::::: |::i::::′
|′ .|:::::lリ |:.:爪:::::.:.:.:.:.::::::::i:::|::l:::{
lハl八.l:.' |:::∧:::::;:::: ハ∧ト::!
凄いね。 . l/ |/丁|/:´゙:、∧:::' l |
| /ミx l! V\
さすがは劉靖様のお子だけある /⌒い! ハ
_r=ソ |lli lli}
{ / ー |ll! lll|
. ノ .′ |lliー====イオ
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ そして、もう一人。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j あの石崇も司馬伷の軍勢にいたようである
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
.: .: __>\ . :. ./ ̄\.:/\ .: . .___
/ .: .:./ /\\.: . //\ 〈 __\\ ─ ─
/> | // .: : //.:--=ニ> }/ニ  ̄ 丶\.: . 〉 >
___ // i |i//__ --/-=ニニ.: / / . . .___ --=\/ <ニニ二二
_ /.:/w: :<^// |i i|.:|i / .: . :. . . . . . .:'' ─ ───===ニ二二 . :. .
. : ニ=--. ._〈i:i{.:.乂 Ⅵ:}/ |l.:. -|| _ _── ─── . .. .: .: .: . .  ̄  ̄ ̄ ̄ ─ ──
\___/:/⌒ ー=r‐「ニトィj/-- 、 __rヘ_ノ)ァ|l  ̄|| ̄ ---==ニ/‐─.:/ /\ ̄  ̄ ___ ‐─ ─=ニ
⌒´ //7<i:i>ニ「ニニ{ ____}//}ニ〉 |i i|.:|i \ .. : ./< .: /</\ \─ ──=ニ二 . :. .---
〈//人ノ、ノ/  ̄ i ̄`┘/i |i\\//< \\‐/ <  ̄ 丶 . . .: .: . . .. .
/V/「i:{ニ{ i |i// ─ ─==ニニ/.: . \ \〈 \: . '' ___
r< /人_}i:{_人 |i i|.:|i ──=ニニ  ̄.: .:/ . . . :. :. . \. . `  ̄  ̄ ̄
rく//}//¨ハ¨V∧ |l.: -|| .: . . ___ ─ ──==ニ二二二 ─ ── .: .: .. ゙゙ . .
/ア^/ニ〈/∠ニニ∨ニ',|l: ̄|| ̄  ̄ ̄── ─==ニ二二二 .: . : : . . '’ . . . : : : ─ ─── : : : . .
///ニ=-^「i:i:i:「i:i:i:i:iVニ>,|i i|:|i . . ̄  ̄ ̄ ── . :.: . . . .─ ─── ─ ___ . . .
///.: .: .: .: : i:i:i:i:|∧i:i:i:iV/ i |i ─=ニニ '’ ,ヘ: / \.: . . :/ .:,,. :. . ` . . . .
////: .: .: .: .: .:.|i:i:i:iハ/ハi:i:i:iV |\\  ̄  ̄ ̄:\ __ //V/\\.://.: . . 丶, , .: .: . . . . :.
///ニ/.: .: .: .: .: .:.「ニニV.:/∧i:iハ \ i |i/ \\//. . . \<.: .‐ ─=ニ\\ __.:/\
//ニニ〈/  ̄ \ .: L/^V.: :/ 〈ニニ〉 |i i| |i  ̄ \/.: .: .:` . . . __ \\__/ ,へ\─=ニニ
\ニニ〉 /.: . :.V/ }.:/ V/∧ |l: :--|| ──=ニ二二二 .: . . , _ \__/ .: .丶.: . .
\__{ <.: .: /.: .: }/ V {//∧ |l  ̄ || ̄  ̄ ─ ──── ── /.:.〉丶 <} __ . . .
\/.: .: 〈/ } \_∧ |i i| |i ─ ─==ニ二二\ .: .\丶└ ' \ 「.:.:.\ \ 丶
⌒¨¨V/」 _ ---=ニV∧三ニ=-- i |i ‐─=ニ__ \ \.: \.: . \)\ \\)\└─ ┘__)\_)\
____ ---=ニ二「ニニrv〉三.γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
---=ニニ二三三三三≧≦ 三 | 一流の士大夫たる者、戦も政もこなすもンだって親父が言ってたな |
ヽ______________________________乂
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 石崇が郡太守を務めていた城陽郡は
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .青州に属するが徐州・琅邪国に境を接している。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j また、彼は呉討伐で功績を立てたと『晋書』『石苞伝』にあり、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .それらから、近隣にいた司馬伷の軍勢に参加したと見るべきだろう。
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .後年、贅沢競争で悪名を轟かす人物にも、こういう時代があったのだ
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/: : : : : : : : : : :i: : : : : : :\
. /: : : : : : : : :{/: :/l!: : : : : : : : :ヽ
i: : : : i: : : : :.l:-/-+-} : : !: :i: : : : .
|: : : : | : : : : |:/ Ⅵ : / :│ : : i: :.、
|: : : : | : : : : |rォ≧ュ У: :/!ヽ.: :l\l 石苞殿か。
l: :.i⌒l : : : : l. 込ソ /}: 厶|: /: :| ノ
}: :乂_|: : : |: | 〈/ヒソjイ: : :| 貧しい身分から立身した裏表のない立派な方だったね。
И: : :.|: : : |: | _ ′{: :∧: ノ
!: : ∧: : :ト、》、___ イ: / }′ よく兄上たちを助けてくれた
|/ /\: !≧=く }: :/!:.′
/ ̄ ヾ `ヽ《:イ j′
./ , \
ミ、 \、\\ヽ }' //'" '"´/ / /'´ /.//, 斗ヾ,、
{ 、ヾ、 ヽ、//'" /'//// ィ' // /、/!
.{、l ! ! / / / .// //! / // / }/ }、
ヾ } {/ / _.// /./ .// / //| // /.// ! }
ヽゞ}{ /::|/ } / / ,イi / // .! / //! /! |
ヽ {:::::/{ / ! { {. ||./ /´ ,| / // ///! }
ヾ {:::::::/|.//| ! ∨ / l/ ///_|.|/'" /' ///! !'|
親父の若い頃はよく知らないンですがねェ。 \ヽ:::::::/|//'i ! | ヽ | ./ { /'/./~>x、,イ'/ ! .///! i i
物心ついた頃には、 \:|''"|'::::| //! l | |/ .{ |'  ̄ /゙r::'"/|/// i!
もう青州の都督様だったもンで ヾ}、::::/// !! i i ! / {:!'//'!// i'
>- \、 ヽ::/'"|ヽ| i ,| | 、_,, ゝ.!.! |/
.- ,z__ _ヽ メ:::/'::::∨ l | ~''三'"/,ィ/.{ |'
'" ''" /-/ ,ィ‐ ミ、:::::: ヽl |`゙'' --'´//'| |
、x‐== /´//彡//!ヽ:::::::/| .i::::::::::l -‐/ |.i
.}} |:: {´〈 /|// ∨:/:::|/:::::/ ==-. レ
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 石崇、字を季倫。石苞の末子。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 本籍は冀州渤海郡南皮だが、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 幼い頃から賢く、勇敢で自らの意見を持っており、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .二十歳過ぎに修武県令となり、続いて散騎侍郎、城陽郡太守を歴任した
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
__ -----=ニニ __
「ニニ=- __ ⌒ ー: : : : . . .___ __
 ̄-=ニニ=- __ ⌒ニ=- _: : . . . __ rヘァ. :¨¨ <^\
\: :\__ ̄ -=ニニ=- __ ⌒ニ=- _: : .</V/: :/w: :.ヽ
¨¨ ⌒  ̄ -=ニニ=- __ r‐‐=ミ<⌒ー八:/{:/''゙}:,.:}
 ̄ -=乂__}///>ヘ//八乂_/}/
__/⌒¨¨二ニ=--- ____ ___ノニ「⌒ヘtァ〉=-_ニ/ニ=-- __ ∧
/⌒ニ=--- /-=ニ/ ⌒ ¨¨^\\乂人:¨: ̄-=ニニ=-  ̄ ニ=-へ //∧
' / /-=ニニ{ }ニiト二_¨¨´  ̄ -=ニニ=--<///〉__ /// ∧
/ 〈二ニニ=-- __{__-=ニ≧=--⌒L_/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ  ̄└‐<ニニ=- ___ 人////〉
└⌒L.: .: .: .: .: .: .: .: .: アi:i:i:i:i:i:i:i:i:<ニニ∠ニ=---- -:i:i:i} __  ̄ -=ニニニ/⌒V___V へ
 ̄  ̄ ̄ ¨¨/:i:i:i:i:i:i:i:i:/「 ̄ ¨¨///〉--=ニ二´ \ニ=- __ ⌒{///〈///〉ニ=
__ -=ニ:i:i:i:i:i:i:iニ=- //// ⌒ ┘ \ニニ=-\__/ニニ{、-=
//〉:i:i:i:i:iニ=-  ̄ L/ \-=ニニニニニ=- _
'////{ ¨¨´ \-=ニニニニニ
_///__}⌒ --=ニニニニ
r‐‐く//__/  ̄ ̄ \-=
\ 丶 ' 〉///  ̄
: : \__)\:\ {// {
三三三三三三≧≦三三三三三三二二二ニニニニニニニニニニ====.γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
 ̄ ̄ ̄------======ニニニニニ三三三三三三三  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ | ………… .|
ヽ__________乂
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 呉討伐当時、三十二歳。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } この時期の仕事ぶりは有能と評判が立つ程であり、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ また、山濤が人材を抜擢する際の上奏文を集めた『山公啓事』では、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 石崇を「忠義に厚く正直であり、文武に優れた人物」と評していたりする
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
.イ: : : : : : : :i: : : : :l: : : : ::. : :_:_:_:_:ハ
. / l: : : : l: : : :l: : : : :l: : :l: : l: : : : .、i .
/  ̄/: l、: : |: : : : ハ: :.|、: l: : : : : :.|: : i
. / ./i: :{ 、:.! : : : ナナ:T\: : : : : :.|: : |
' : :´i : :十:ト Ⅵ:ハ: :/ V x==ァ: : : : j: :│
i: : ::八: : |ヾ. V: :l/ ィ斥i::::l1: : : : ∧: :l 乱世と呼ばれた時代はもう終わる。
l: :/i: : :.: :| マT::ミヘ:/ 込tン l: : : :./ ノl:.′
l:/ ll: : : :少、 込ン ′ l: : :./: : Ⅳ 君や劉弘の才能は、
l′ :.. : : : : :ヽ. ' _ |ィ:./:/l: / 来たる大同の世のために使われるべきだよ
. ∨: :i\: :> .__ ィ彡:/:/ il/
. ヽ: | ヽ: : :i ヾ:.ィレ':.':.j/Y
` \:! //:.:.:.:.:.:/:.:.:\ ____ _,./
У`7:.:.:.:.:.xfニニミヘ /_二二二>'´∠___
/ /:.:.:./y':.:/⌒ヾi 〃// ̄ ̄ ̄ニミ<二二´_ ,
V,.イ/ ̄ ̄ ̄ ̄\ \<二二メ、
/ ハヽ\ ̄\ ヽ `ー――三ミ、
{ { ト 、 \ \ \ \二ニ=‐ 三ミ、
/ヽ\\\ \ !「 ̄V }八`ヽ -ニ三ミ、
| |ヽ \\\∧ リ`ヽ ハ个X\ /三ミ、
ヽ | ト,、ヽ トv示ミ、 ト、 | ト、ゝ 三ミ、
殿下は、人をやる気にさせるのが上手いな。 ヽN弋^ヽハ!=彳ト、ト、\乂>'´ 三≦
. `ミヽ 、_ リ八ヽ二リ`ー__ミ、`
渡河の準備を整えるとしますかね j乂ハご`イ、/j介x \_ 三≪`
`ヽ ⅵjjjハ『个ヽXア{{ }ト、
Ⅵ ヽ「|| | V/ i! || \
\ヽ. ヾ≪ ゝ、 リ |i \
`ヽ\ ヽヽ // `ヽ ヽ
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ これらを見れば、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 父の石苞が期待を寄せたのも分かる期待の若手だ。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .……ここまでは
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,,
__ __,-,,,―,,''´ ̄,、 ̄''ー,,―-`ー-,,,_,,_,,-‐''`ー'^'-,,_,,,,―,,''´ ̄,、 ̄''ー,, __'^'-,,_,,,,―,,''´-,,,_,,_,,-‐''`
... .. .::: :..:.:.::.:: :: ...:..:::::.. . .:: .::: . ....:: ::...:::.. ..::: ::::...: :. .:::.. . .. .:.:: :... ..::.:::. ::::. : .:::. .::::::. .:::..: :. .. . .::: :: : .....:::. . .
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. .. .. . .. .. . .. .. .: .... ... :. .: .
... .. .. . .:.:.:. . .:. :: .: ... ... .. . .。. . .
゚ 。
1! | i
i|l__il___i! | i | | l|
l| ___ l|i |!__il_l!_|i l|__i!_l|i l! ! |
|l i|l ̄ ̄l|! i|! l|____ i|l li___ li! i|l__il_l!
i|_l|! i|l |l  ̄ ̄ ̄ ̄l| l|  ̄ ̄ ̄`i|_li ー====, /
/' /' /'^7' l|__i! il^i! i^l! </
/ / / /  ̄ /' / /_/
 ̄  ̄  ̄
, ' ̄ ̄ ̄ ゙̄ヽ
,イ / ヽ ト、
i ヽ─、 |ー' i
ヾ_,,;;;》 〉 ヾj j/ 〈;;_ノ
l ヾニア fニアl
i 〈 i 劉弘様!
| トェェェェイ /
.| \ `ニニ´/ .周囲の呉兵を一掃しました!!
,-ー、 ヽ;;;;;;;;;;;`ー-、 これで涂中は我らのものです!!!
;;;;;;;;;;\ー、 ,-i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ..
;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丶_
∨∧ _____
∨∧ ´ ` <^\
. ∨∧ / ',\
∨∧ ' }^⌒
. ∨∧ { } '
. ∨∧ . : . /} ' /
∨∧ ',. : :i :/ . __. . /イ /}/
. ∨∧ r 〕iト_j//i:i:i}'' ノィ '
∨∧}i:i:i:i:[ニ]i:i:i:i:i:i}-イ}.|
そう。 ∨∧i:i:i/.. .Vト _/^⌒ \
∧/∧/. . . }i∧ ',
油断せずに参りましょう .{ ∨∧. . . .}i:i:i}..... }
V ..∨∧. . ∧/......... ィ
} }∨// ',.........../...}.、
L_/. .乂__ ...{、___ハ... イ\\
j/. . . ハ⌒\_L ___j^ 八_ ハ. . 、
'. . . ./_∧ __ 〕iトァ __ 「 / }. . }
/. . .r<^¨「_}⌒ ー 〈¨  ̄「__ /. . ,
/. . . /} 「^_圦 v- ┴'^ 7⌒)/
. , . . . / }_ノ7ニニ', V^ト └ 、 /
,,
__ __,-,,,―,,''´ ̄,、 ̄''ー,,―-`ー-,,,_,,_,,-‐''`ー'^'-,,_,,,,―,,''´ ̄,、 ̄''ー,, __'^'-,,_,,,,―,,''´-,,,_,,_,,-‐''`
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. ∨∧ / ',\
∨∧ ' }^⌒
. ∨∧ { } '
. ∨∧ . : . /} ' /
∨∧ ',. : :i :/ . __. . /イ /}/
. ∨∧ r 〕iト_j//i:i:i}'' ノィ ' 襄陽にいた頃は、
∨∧}i:i:i:i:[ニ]i:i:i:i:i:i}-イ}.| 途方も無く遠く感じた呉の都。
∨∧i:i:i/.. .Vト _/^⌒ \
∧/∧/. . . }i∧ ', それが、今は江ひとつ隔てた先にある
{ ∨∧. . . .}i:i:i}..... }
V ..∨∧. . ∧/......... ィ
} }∨// ',.........../...}.、
L_/. .乂__ ...{、___ハ... イ\\
j/. . . ハ⌒\_L ___j^ 八_ ハ. . 、
___
/⌒^\ ----
¨¨`´ ` .
/
' ィ / ,:i:iア \ ',
/// ' /wi} ',
/ / / / { 、 i
' ' i {、 { \ \ } }
{ i -ォ┼‐‐八 、 \ ─\┼- i
| l { : {笊示ミ、\{\ィチ芹笊} ,
И { i Ⅳ Vツ ヽ Vツ / ' /
}八 { 乂__ i ノィ /┐
)八 i从⌒ / ィi:i:i:{_ 羊公。
\{ 込、 ` ´ イ /i:i:/^|
「 }.} ̄〕iト _ ィi〔/^「 ̄ | .もう少しですわ
|,./.:.:.:.:.:「 } __ / | |... __j___
,. -//i:.:.:.:.:._|^{ _/ __/| |......./ \
/ //| |.:/´ ∧/__//...| |_/ 丶
' //:::}><i:i:i:i/Vハ '. ./ / __ ',
{ /^yィi〔/i:i:i:i/i:i:i:i∧-=ァ. {__〕iトr ⌒}\ .. ........}
i.......{/ 〈i:i:i:i:/i:i:i:i/:i:i〉 '. .' {、 / } ...............|
}..... ′ ⌒/^ア⌒ー┘ {. .{ V〈 〈 ......|、
/.../{ . . . . :.{ |. .|. . . . . .}ヽⅥ∧ ....|. \
〈_./.八 : : : : : . . :八. : : : : : |. .|: : : : : '..../ Ⅵ∧ ......|. . . \
}../-=>、 : : : : : : : : 、: : : : :|. .|: : : :イ....〈 __ Ⅵ∧ _ --r┘、. 丶.\
〈/__ ィi〔7>-_. :⌒: : ≧=-|. .{ < }\^Ⅵ __」、 V/. }. . ',
「⌒ / /「\__/「\八∧_ ,. -=/ ∧ ⌒ ̄ __ 〉 }. . ' . . }
\ ^7¨.......〉 }i:i:i:i:{ 〉...\ヽ ∧ / / , . ./. . ./
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 建業近郊での戦闘は、呉の人々を動揺させた事だろう
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元280年3月 呉首都 建業】
ヾ叉7
_ⅲL_,, ,. _
,,、、-‐'''""´: .: .: .:::::::::.:.:.:. : :``ヾ、、、
,,. '"´. .:.: .:.: : .:r==.: :. :.: .:. :. :. :..: .: :. .::. :.`ゞー-、、
,r'"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;;;;;:;:;:;:.;:.:.:.:;;;;;;;;;;;;;;:.:.:.:.:.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;:;:;:;:;;;;;;;;;;:;:;:;:;;:>
``ヾ、;:;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;:;r==;:;:;r==、;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;:;r==;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:r''"´ .
``ヾ;:;:;;:;:::::;;;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;===;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.:.:.:.:.:.:.:.:,r'゙
 ̄`¨`ヾr==.: .: .: .: .:. :. :. ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :r=z,;,;,;::/
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`>;:;:,';: .,':;:;:; :;:; :<´
,、r''"´. :.: .:. :. . :. :. :. :.: .: .:`ヽ、
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``ヾr==;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;::.:.:. :.: .: . :.: .: . ::.:,r'´ _) (__
`ヾ::.:.:;;;;;;;;;;:.:.:.:.:.:. :. :.: ; :; :.: .:.:.::r' ) 大変だァ!! (
゙、:;:;;;;;;;;:;:.:.:::==.:.::::::.:.:.:.:/  ̄ ̄) ( ̄ ̄
`ヾ.:;;;;;;;==.::.::.:.:..:.::r'´ /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
_,」;;:;:;:;;;:;::.:.:. :. :.:. j
゙i:;:;:.:. :.: .:. :.:.:.:,! _) (__
l;:;: .:.: .: ..:;;;:;;;! ) 涂中が落ちたぞ!! (
'i;;;;;:.:.:.:.:;;;;;;;;;!  ̄ ̄) ( ̄ ̄
1;:;:;:;:r=:.::{ /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
ゞ;;;;;;:.:,r'´.:.:``;:ー-..、,,_
`i;;:;:;;:;;:;;;;;;;;;:;:;:;,,、-‐''"´
〉;:;:;:/´ ̄
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
(⌒ヽ、 ≧ 長江の対岸には数万の晋軍がいるらしい! ニ=-
( ⌒ ≦__ ____ ≧ ≦
 ̄ ̄ ̄ ̄ _≧ ⌒) ) /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
 ̄ ̄ ̄ ―
__ _
_ ―= ) )
( (⌒ =―  ̄  ̄
 ̄ ̄
==lュ、 rl========lュ、
rl=========ュ ヽrl==========lュ 、___ノl_
/ ∧ / ヽ rl========lュ rl=======lュ rl=========lュ、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;rl==
. / / ',rl===============lュ / ヽ/ ヽ / ヽ rl=========lュ、/
/_____/__/ ∧__rl====================lュ rl========================lュ_
三三 三三三|三/ / ', 三/ ∧ / ',=
三三 三三三|::/__________/__, / / ', /_____________ ',
三三 三三三|'|三三三三三三三三三|::::::::::::/___________/__,|三三三三三三三三三三三三三三|
≧ <
-=ニ 奴らは明日にも都に攻めて来るぞ!! ≦
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
_,,....,,_
-''":::::::::::::`''\ :
ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::\ :
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ : __ _____ ______
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ : : ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、:
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 : . : 'r ´ ..::::::::::::::.、ン、:
::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 : : ,'==─- -─==', i :
r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ : :i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | : ゆっくりできなくなった結果がこれだよ!
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ : : レリイi (◯), 、(◯)::::| .|、i .|| :
`! !/レi' (◯), 、(◯) レ'i ノ : : !Y!"" ,rェェェ、 ".::::「 !ノ i | :
,' ノ !'" ,rェェェ、 "' i .レ' : . : L.',. |,r-r-| .::::L」 ノ| | : ゆっくりするにはどうすりゃいいんだ!?
( ,ハ |,r-r-| 人! : . : | ||ヽ、 `ニニ´ .:::::,イ| ||イ| / :
,.ヘ,)、 )>,、_`ニニ´_,.イ ハ : : レ ル` ー--─ ´ルレ レ´:
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, u::|
お前ら、そればっかだな。 | u `-=ニ=- ' .::::::|
\ `ニニ´ .u ::/
だが、真面目な話、都から逃げた方がいいかもな ,,.....イ.ヽヽ、ニ__ーーノ゙ -、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
´ ─=\/⌒\
. / ⌒\ ヽ⌒ヽ∧}
/ \ / 、ノ' .ノ
. / ‐=ミ \/ ∧ヽヽ
. / \ \ .//∧
/ 、 Ⅹー<⌒ \ ヽハ /∧
. ' ト、_\`ー───抖ミX込_ヽ} /∧
. //| l{/\込 〃_ノjハハ ├ 、 / , 皆さん、お困りデスネ。
| 八 乂‐ノ ', ! 丿 ,
レヘ 込 x= 、 "" } .|´ 丶 \ .ゆっくりするには仏門に入るのが一番デース。
\ハ ヽ⌒` ' -、 ,.イ ! \ 丶 \
`} 人" 〈 ノ /| |├‐ァ 、 丶 \ 今ならナムアミダブツと唱えるだけで、
| | > _ _,.斗.! l/ 'ー 、、 \ .死後の世界でもゆっくりできる特典付きマース
| ∧ /{ ∧ xー=| l ,. -ミ} \ 丶
l ./ .l 」、 >、 {/ ,.l lイ / ‘, 丶
. j/ |/r→{__/ ⌒} ̄ リ / ‘, \
. / /l !={ ノ=/ 〃 ' ‘, .、\
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
おお、建初寺の和尚じゃないか。 .| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
相変わらず胡散臭い勧誘してからに…… \ `ニニ´ .:::::/
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
イツノジダイノオシエダ > ヽ. ハ | ||
__/ヽ_∠L_
/::::::: ''''\
. |::::::::: (●), |
|:::::::: ,,イ_,`)
. |::::::::: ノ.-=ラ っと、和尚も逃げた方がいいぞ。
\::::::: `フ
,,.....イ.ヽヽ:: 、 -─'--、 .晋軍が攻めて来たら、この都は火の海になるだろう
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
/ / \ \ _
_,,. ´ | \__――Y´ ̄`\
⌒7 : | | \ マ /∨⌒ヽ }
/ / . :∧ l\ |/\ ∨ / '!二ソ_ノ
|/| . : :/\│ く| 丶 ∨ '/ |ー<
|Ν イr、、人 \―-∧ :|│ / /| ))
レハj |r'仆 _二ニ=ー :|人/|│
アリガトウゴジャイマス! | Ν V゚ソ ^ア六力∧ : |イ| |│
;゙ lハ ''' , V'゚ソ / ∨|/) |│
でも、私は賑やかな建業の都が大好きデス。 .,: |八 、_ ''' ,: 厶イ》 ̄ ヽ|
,: /|/丶、V_ノ , /::::::〃 八
離れるつもりはありマセーン /: /〈 《:::::::{>rァヤ ,: /:::/ \.:,
/: /∨〉 マ゙V\Lレ< // -く /∧.:,
/: , / ゙>、 《二lヒ{二7 / / ∨/リ :,
./: / / /__j》 》 /: [∨ ムイ/ ∨. : . :,
/: / 厶イ⌒ J〃'/ V :! /∧ { /〈 : . :,
_,,....,,_
-''":::::::::::::`''-、
ヽ::::::::::::::::::::::::::::ヽ
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ __ _____ ______
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 .ホント、少し前までは
_..,,-":::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i ゆっくりするには最高の環境だったんだよな
"-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
`!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| そういえば、
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i | 和尚は皇帝と知り合いですよね?
,' ノ !'" ,___, "' i .レ' .L.',. ヽ _ン L」 ノ| .|
ノノ ( ,ハ. ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / なんとかしてもらえません?
( ,.ヘ ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
/ / \ \ _
_,,. ´ | \__――Y´ ̄`\
⌒7 : | | \ マ /∨⌒ヽ }
/ / . :∧ l\ |/\ ∨ / '!二ソ_ノ
|/| . : :/\│ く| 丶 ∨ '/ |ー<
|Ν イr、、人 \―-∧ :|│ / /| ))
レハj |r'仆 _二ニ=ー :|人/|│
| Ν V゚ソ ^ア六力∧ : |イ| |│
皆さんの評判は悪いデスが、陛下は賢い方デース。 .;゙ lハ ''' , V'゚ソ / ∨|/) |│
.,: |八 、_ ''' ,: 厶イ》 ̄ ヽ|
きっと、最善の道を選んでくれるデショウ ,: /|/丶、V_ノ , /::::::〃 八
./: /〈 《:::::::{>rァヤ ,: /:::/ \.:,
/: /∨〉 マ゙V\Lレ< // -く /∧.:,
/: , / ゙>、 《二lヒ{二7 / / ∨/リ :,
./: / / /__j》 》 /: [∨ ムイ/ ∨. : . :,
/: / 厶イ⌒ J〃'/ V :! /∧ { /〈 : . :,
-――‐- __
´ `'く/ `ヽ
_/ | \ 〈'⌒ }}
´ /| |l/ 丶 ∧__彡
⌒7 |__八 トく|トミ ∨'/!ヽ
|│ | __\ _≧ 「|//| おっと、そうデシタ。
xヘ|∧ |N T:::T T:::T|` |/' |
r'「 / ハ \| j 、_ノ :::::::::: 、_ノl |) | あなたたちが仏の道に目覚めれば、
(人jとノ| |人 '' r┐ '' │ 八 建業の都は火の海になるのを免れるかもしれマセーン。
/ | l- リ l≧=--r‐ i〔_| / 、
./-=キ =- ∧ |/厂/ 「//`ヽ 、 ナムアミダブツナムアミダブツ
/ -=キ ヽ厶.│|. / 〔` ´ノ'/| 「「「h 、
(( ◎ -ヘ. } │|/ └o‐/| 圦 r、| l \
\__,.. イlV |//| | ∧\儿」 \ \
/ / //| o// │ } j} | \
/ / /八, // l | ,ハ〃 | l\
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
人の不安に付け込んで洗脳して信者を獲得。 .| `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
うん、これ新興宗教の手口だわ ,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
}二ニ士ニ二{]
|j|
__|j|__
r‐‐、囗凵 凵囗 r‐‐、
{{ }不ニ=ニ不{ }}
n ー-ヘ V ´ ̄` V /千'′
iTk | k七こデi | {{}} 爪
「 「¨l Å | i `く_ぅ i | }} 8 _
--_-‐─┐ | ! l / ヘ | i 廴丿 i | {{}}ヘ rュ-く > ニ 二, ̄ └──
ニ|口|ニニニl ____ ' | i / rーvi |ニニニニ才¬─‐---イ 「 ̄ ̄ | ̄ ̄
-‐¬  ̄ ̄込爻k爻|lニニニニi爻t爻┌| i { └ソi | ̄ ̄ ̄ ̄! │|ー- ⊥_
L上幺爻.!仁ニニ三込 二ニ | i rぅ丁 ri |ニ _‐- ⊥ ,___ |/ニ¬「¨ ー- ¨
_, -‐  ̄ > ' ´> ´ ̄, ニ -- ─ | i ゝィ i | ─ 、‐ 、`ヽ、‐ー┴- ⊥ニ¬|
'´ ,. '´ / // / / ̄| i / rーvi | ̄ヽ ヽ ヽ \ `ヽ ¨ ー- 、
. / / { { 〈 ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノ ノ ノ } ',
/ { ', ヽ、 \ `  ̄ ̄ ̄ ̄ ´ / / / j
.,' ヽ \ ヽ、 _` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_´, '´ / /
j \ 丶、 _ ` ̄ ̄ ̄ ̄´ _ -‐ '´ /
| \ ` ̄ ̄ ̄ ̄´ /
':.:.:.:.:.:. /:.:.:.i:.:.:.:l:.:.:ト :.:.:ト
/:.:.:.:.:.:.:/:.:/:.:|:.:.:.廾ナ!:.:リ
7:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:|r=ォⅣ} 呉の都建業は後漢末に孫権が本拠を置いて以来、
イ:.l:.:.:.:.:/::::( |:.:.:.:l tj ' .半世紀以上に渡り、江南第一の都市として繁栄を謳歌していた。
' Ⅵ:.:.:.:.:.:::::::∧:.:.:|"" 〉
jハ:::::::::::::/ ', .:| -/ . 「むしろ建業の水を飲むも武昌の魚を食わず、
V:::::/′ ',:.|--イ むしろ建業に帰りて死するも武昌に留まらず」
. 从/ lヾ:川
イ { ヽ ゙㍉℡、 そんな孫皓時代の流行り歌に建業の人々の誇りが垣間見える
/ ゝ ノ \
|
ll
!l
_ ,,..._ ト{ .,,___ 、..,__,,.
"´::ヾ::゙゙;`>''´ ̄`ゝ、__ `:;、;;`::ゞ:;゙
''´;;ヽ:::;゙=<゙二二二\_,「「゙ニニニニニニ7´::;''::゙!::、:_'^:ヾ';"::゙;;ヽ::
、ゞ;;::''゙::;;、::`゙;芥芥lア''´j | ゙:;`ヾ;;`゙:=::丶::;''::,;''゙:::;:゙
::`':;;::''´::`゙''=;,テテテニ´_______゙ゞ、::ゞ:;;_`丶::゙':;;::='::;'
_゙´::i::`;;'"::゙:_::゙;,┴┴弌竺竺竺竺竺竺竺;''::;::;;:::'':;;::ゞ:;;'゙::_::' γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
::`j':!::゙;;._::::;;::"゙ヾ‐;;.. -'┴┴┴┴┴┴┴ゞ;;::"!゙!;;::ヾ、l !'´::゙; | 和尚、お客様です |
'';;:: i⌒;;::`゙i:;ー:''´゙;;===n==n===rn===n=゙;;::ヾ!:l::`:=::'゙:i::''´;; ヽ__________乂
ゞ;l;;'゙::''゙;;..:゙i::;;.:゙::;;' i i i l丁丁! ̄丁l ̄丁「 i:´:;''゙:iヾ::ヾj;il゙;;::;'::
::';;!:..;''::ヾ;;''";;)'´「「入「j_辷j_辷ヒ|_辷ゴ_辷ゞ;;ゞ,:========、
T゙j''i"i´´ |l|´ニニl:l幵;; ̄ ̄/フ三三三「l ̄;゙j::゙}______{
厂厂厂厂厂厂厂「l/ r―――――――|jl{jー{';;|_L二」_|::
/:.:.:.:.:.:.:.:.:, :.:.:.:.:、:.:\
':.:.:.:.:.:. /:.:.:.i:.:.:.:l:.:.:ト :.:.:ト
/:.:.:.:.:.:.:/:.:/:.:|:.:.:.廾ナ!:.:リ
7:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:|r=ォⅣ}
イ:.l:.:.:.:.:/::::( |:.:.:.:l tj ' .「海の絹の道」の終着点。
' Ⅵ:.:.:.:.:.:::::::∧:.:.:|"" 〉
jハ:::::::::::::/ ', .:| -/ .大秦から海路、身毒・林邑等を経て、交趾郡に入り建業に至る。
V:::::/′ ',:.|--イ
. 从/ lヾ:川 この時代には既に「海の絹の道」による人の往来が行われていた
イ { ヽ ゙㍉℡、
/ ゝ ノ \
/ \ / 、ノ' .ノ
. / ‐=ミ \/ ∧ヽヽ
. / \ \ .//∧
/ 、 Ⅹー<⌒ \ ヽハ /∧
. ' ト、_\`ー───抖ミX込_ヽ} /∧
. //| l{/\込 〃_ノjハハ ├ 、 / , 岑昬殿!
| 八 乂‐ノ ', ! 丿 ,
レヘ 込 x= 、 "" } .|´ 丶 \
\ハ ヽ⌒` ' -、 ,.イ ! \ 丶
`} 人" 〈 ノ /| |├‐ァ 、
| | > _ _,.斗.! l/ 'ー 、、
| ∧ /{ ∧ xー=| l ,. -ミ} \ / ′ \ `、
l ./ .l 」、 >、 {/ ,.l lイ / ‘, ./ :l / | \\
. j/ |/r→{__/ ⌒} ̄ リ / ‘, / |′ :| / |\ \| \|
. / /l !={ ノ=/ 〃 ' ‘ . | / | i| | イ⌒ :|| `、
| |./ / ∧ 」L | \|| |
| |: / 7´ ∨|、 | ≫=ミ:|/ / |
| ,八( / ,二L\ / 〃 / ./ 丿
八 { \/ 〃⌒"" \{ / /
ヽ '. \ ′ |/ /
康僧会殿、久しぶりね .\ `` . __ ノ { /
\ __,,..> / ∨: .\
ニ=- \--- イ( : : : : : : : .\
___,./. : :  ̄~^⌒>ァ-く |、.: : : : -=ニ「
/. : : '⌒> 、 : ∨ / / V|-=: : : : : |
/. : : : : : \__\∨/⌒「l.ヽ|: : :\ : : |
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 仏僧、康僧会である
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
| / / ヽ<ーゝ、
l / , ,r'1 / ヽ.`ヽ }
| ./ ./ /_|,__ / 、 ヘ }V
l .' /フ'´ ̄ l`^7 i、 .l! 1 V'ノ
|j ./'´ 1 .i ゙、 _,.|-<゚´ ! 1
|l /_,。-=x、 1 ! .゙く j! ヽ 、_ i . i 1
|| jリ ,rj^jk.ヽ V ヽl. ヽ. \ | ! .! |
リV ./-i:.:jk7 ` ヽ \ ヘ ヽ l ' .il j
l V-゚^ク' .。-=-\. '、 ! ./ .' 1j'
l `"´ /゙r:i:di. ヾヽ!. i /| / リ
| ``` レi:ノiノ ノ'/^! .lク } /
| , 丶>’ ., '゙ l/7 j/ ほう、これはこれは……
ト. ,. 、 / ./
|イヘ く .ノ ```/ /
|1. \ ノr! /
lL> `7='T...'....^..´ヽ /l /
lヽ.〉 ,.ィ'´ j、...................V、! .′
| .}k/ノ j /ノ-‐::':::^´ ̄ノ| .'
|.|フ ̄^,'ーく、:::.:::.:::.:::.:::.:::.j j
| .ト、 `丶.ノ::___;:、:::.::::{ ./!
|人 \_ /'.........//:::.:::.::1 .j
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } そうして建業へやって来たのが……
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_________________ィ‐' ̄`ヽ
| |::::::::::::::::ヽ
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| |:::::::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::f \::::::::}
| 続く |:::::::::::::| ゝ::::|
| |::::::::::::::ヽ ∨
| |ー:、::::::::::ヘ
| |::::::::::::::::::::::ヘ_
|_____________________ |:::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
\::::| |:::::::::ィ !{ ハ T tーr 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶、
` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----――― ' " ´
| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:<
| | |::::::::| > イ |::::::::|
| | >-、\! !/::,-< .続きは3/5(日)22:00を予定。
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::! お疲れ様
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
, ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::|
| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
〈:| |V }>、___..>!:::j::::::::::::::::|:::::|
|:!.|:\ ノ::L.. , __.!::::!::::::::::::::::!:::::|
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!:::::::::::/ / |::::::|::::::::::::::::|::::::::!
乙
海のシルクロードいうとイスラム化する前のアラブ人かなー
こういう局面でああいう行動する人物に雪風というキャスティングは…
ただ落涙するばかり…
お疲れ様でした。
>>394
というより、大航海時代まではイスラム化した後もアラビア商人が主役でした。
NHK『海のシルクロード』シリーズは名作です。書籍版しか見てませんが。
乙でした。
晋軍の将帥が綺羅星如くいるのに、司馬炎死後の衰退ぶりが想像できませんな。
大秦は混迷の軍人皇帝の時代ですよね。
それでも貿易してたのは、商魂逞しいと思います。
決済はどの様にしてたのか、為替の概念はあったとは思いますが想像つかないですな。
>>395
「この時代イスラムはまだ…」とか言われないよう付け加えただけです(こんな形で突っ込まれるとは)
「ダウの道」はなかなか面白いです
}二ニ士ニ二{]
|j|
__|j|__
r‐‐、囗凵 凵囗 r‐‐、
{{ }不ニ=ニ不{ }}
n ー-ヘ V ´ ̄` V /千'′
iTk | k七こデi | {{}} 爪
「 「¨l Å | i `く_ぅ i | }} 8 _
--_-‐─┐ | ! l / ヘ | i 廴丿 i | {{}}ヘ rュ-く > ニ 二, ̄ └──
ニ|口|ニニニl ____ ' | i / rーvi |ニニニニ才¬─‐---イ 「 ̄ ̄ | ̄ ̄
-‐¬  ̄ ̄込爻k爻|lニニニニi爻t爻┌| i { └ソi | ̄ ̄ ̄ ̄! │|ー- ⊥_
L上幺爻.!仁ニニ三込 二ニ | i rぅ丁 ri |ニ _‐- ⊥ ,___ |/ニ¬「¨ ー- ¨
_, -‐  ̄ > ' ´> ´ ̄, ニ -- ─ | i ゝィ i | ─ 、‐ 、`ヽ、‐ー┴- ⊥ニ¬|
'´ ,. '´ / // / / ̄| i / rーvi | ̄ヽ ヽ ヽ \ `ヽ ¨ ー- 、
. / / { { 〈 ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノ ノ ノ } ',
/ { ', ヽ、 \ `  ̄ ̄ ̄ ̄ ´ / / / j
.,' ヽ \ ヽ、 _` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_´, '´ / /
j \ 丶、 _ ` ̄ ̄ ̄ ̄´ _ -‐ '´ /
| \ ` ̄ ̄ ̄ ̄´ /
':.:.:.:.:.:. /:.:.:.i:.:.:.:l:.:.:ト :.:.:ト
/:.:.:.:.:.:.:/:.:/:.:|:.:.:.廾ナ!:.:リ
7:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:|r=ォⅣ}
イ:.l:.:.:.:.:/::::( |:.:.:.:l tj '
' Ⅵ:.:.:.:.:.:::::::∧:.:.:|"" 〉
jハ:::::::::::::/ ', .:| -/ . 建業は呉の都であると同時に、もう一つの顔を併せ持つ
V:::::/′ ',:.|--イ
. 从/ lヾ:川
イ { ヽ ゙㍉℡、
/ ゝ ノ \
乙でした
乙です
>司馬伷も瑯琊王家も地味
後の時代を考えると残ってても不思議じゃないような
>>1乙です
FGO勢もこのスレに参戦か
【>>351修正】
/ `ヽ
./ ./ .ト ∧ ∧
/ ./ / .} 《 ハ. '.
.// / / リ ∨ } .! さて、挨拶はこれぐらいにして、
//{ { { -‐./{、 }/ ̄`}ヽ| .} | 虞溥は儒学によって鄱陽国の人々を教化したいと考えています。
}/ .| | | { l|ミ! / ィ灯ミ、八 | |
{ |从.八{ l{iハ/ Vrリ〃 | | 後漢の滅亡後、天下は乱れましたが、晋によって統一されました。
| {ヾ{ハヽ.{::::: , ::::::/ 八 八|
| | {込、 、 , .イ / .リ この機会に鄱陽国にある経書を収集し、
| | | { > _ <} .} / / 学問を志す者を集めるよう、郡内の諸県に通達してください
.八.{∨{ /__./} {>/ } ./
ヽ.V: :{/l{: {ヽ /}:./ : }/:ヽ、
/ ∨: : :Vハ:.{>--<|: : : : : :/ Y _,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_
.′ ヽ: : :Vハ{: : : : : :八: : :// } -''":::::::::::::`''> ゆっくり学問するよ!! <
{ ヽ} \:.Vハ: : : : /: : / .《 .ハ ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ __ _____ ______
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i
r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |
,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .|
( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 鄱陽国内史になった虞溥は、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .文書の編纂事業を始める一方で、広く学問を志す者を郡内から集めた。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .儒学が人々を律するのに有益であると確信する人物だったのだろう。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 彼の呼びかけに七百余人が集まったという
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
呉が滅んだ理由として
「大豪族との連合政権であった呉は、孫権晩年の二宮の変以来、孫家と大豪族たちの間に亀裂が入り、
さらに孫皓の暴政により、晋が攻めてきたときには大豪族たちは呉のために戦うことなく、ほとんど抵抗しなかった」
みたいにいわれることが多いんで、
呉の滅亡に関しては、たとえば木曽義昌、穴山梅雪、小山田信茂ら一門や重臣が次々に寝返って滅んだ武田勝頼みたいなのをイメージしてたんだけど
このスレの呉討伐戦を見る限り、陸氏顧氏に、虞氏周氏陶氏という大豪族たちは連携が取れなかったり降伏することはあっても
呉から寝返った豪族はいないんだな
>>315
現在進行形の事件でさえ、関係者の証言がバラバラなのは珍しくありません。
ましてこの時代ですから、利害の相違によるねじ曲げや、
伝言ゲームによる明後日の解釈は今以上にあったでしょう。
まあ『世説新語』は、当時わかりやすくウケる方向ですね。
たとえば、華歆が董卓の下から逃げた時の話を、『世説新語』では孫策から逃げた時の話に改変した。
元の話では姓名不詳のモブキャラだった話の相方を、王朗に据えるための改変でしょう。
>>351
>虞溥は儒学によって鄱陽国の人々を教化したいと考えています
これって、王粛の西晋儒教を呉の地に注入するってことなのかな?
呉の地の儒教って、孫皓が讖緯説に則って封禅を行ったように、
悪く言えば時代遅れ、よく言えば西晋の国策儒教王粛説に染まっていなかっただろうから
>>405
北の奴らに散々蛮族扱いされてきたからね。江南豪族は基本的に中原アンチよ
それに豪族は土地に着くから孫家の為の北伐は手を抜くけど基盤の防衛戦にはマジになる
【>>391の続き】
. _...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.` 康僧会は、呉の地に仏教を伝えた高僧である
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ-
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
r-‐´: : : : :r‐、:
康国 } : : : : : : : { }: :
大月氏 _r' ̄∨ヽ く: : : : : : :.丿 }: :
洛陽 `ー-'フ: : `, }: : : : : ノ ノ: : :
◎ r'´: : : : し'´ ,、ニ二_,-´: : :
\: : : : : : : },,{ ○ : : : : : :
ヽ 建業 }: : : : : : :o: : : : : : : : :
: :ソ 丿: : : : : :°: : : : : : : : :
: :`ーイ 身毒 ノ: ∩: : : : : : : : : : : : : : :
: : : : :| r‐--‐、 交趾郡 ,- - '´: : ∪: : : : : : : : : : : : : : :
: : : : :| ,r'´~ : : : : : ヽ r'´`ヽ'´~: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : :: ', r-‐'´ : : : : : : : : : : ) { : : ⊂⊃: : : : : : : :{`}: : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : | ,ノ : : : : : : : : : : : : : `‐´ヽ `ヽ. : : : : : : : : : : { .{: : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : し'´∧ : : : : : : : : : : : :o : : : : | r'´`ヽ ,ノ: : : : : : : : : : : : : :o し': : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : し': : : : : : : : : : : : : : : : : :{. {: : : : `レ'~: : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :o : : : `ヽヽ: : : : : : : : : : : : : : : : r-、:
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ミ`ヽ : \ヽ、: : : : : : : : : : :r‐´ ソ
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ ヽ: : :'., ヽ: : : : : : : :r‐´ く:
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ `ー、`ー': : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\ \: : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\ `ゝ: : :
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ.
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ、
康僧会の名は、「康国の僧の会さん」といった意味を持つ。 : ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/
Ⅵヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ
康国とは西域にある国の一つで、現在のサマルカンドの事。 \ヽ、 _ , イ!::/
/ ヽ{ ト、ヽ l:′
ただし、康国に住んでいたのは康僧会の祖先であり、 ∧\ マ三ソ| .\
子孫が身毒に移住し、商人だった父の代に交趾郡に移った経緯がある /: : \\ ヾ-〃 ..∧
l; : : : : \\.り/: : :i
i: : : :: : : : :|<V>| : : : !
【紀元247年頃 呉 交州 交趾郡】
ゝ ⌒ヽ,, __,,,....--―-..、 / / | \ ,,.(
( / ,,,,,,,,,;;》》》〉〉ゞ / / | (
_,,...-‐‐--..,,,_ / ミ'' / / /> />
>〉〉》》》》>>,, `ヽ、,r'~ ̄ ̄`ヽ、 ̄+; ̄ ̄ __ ̄ ̄ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,
,,r''~ ̄,,,,,,;;;;《《(,;;);;)彡 ヽ 彡,,ゝ / | .::::: *....::::... ........+::::::::....... ...::::::::.
《《《<"" ,r';i;i/ ..::. 彡 ) +::: | /...........::::::::..:::::.. 。...:::::::::::::..... .::::::::........
。.... ::::: ,r'ww/ :::::::::: 彡ノ::. / ̄ ̄| 。..::::...... 。...:: ......*.....::::::::..:::::..::.....:::::::::
~;,,。,r';i;i;i;i;i/ :::::::... :: / | .........:::::::::::::::::.........::...:::::::...::::::::::::::.....:::::::::::::。
/www,'.。.... 。.... . . | /。.....゚ .........。・...。.... 。 。。..::::...... 。...::::::::...
/;i;i;i;i;i;,'. ~^^゚~~~゚^ |__/~~・。,,,,:~"~~。~・" ゚''~。,,, 。....゚....... 。..
/;;;i;;i;i;i;i;i
;w;w;w;ii `Y⌒ \ _人_ー ´ ノ }
;;i;;i;i;i;i;i / :| : / :/ ヽ '⌒Yヘー‐ ´/
/ / . :/ :/\_||_ ハ │ ::ー<
, . : イ:.:/\ \|l ̄ _,,,.... } | ヽ)
|:/|: : :/ |≫=ミ `ー=ニ _ヽ j | |
| | |: :│〃_入ハ .≫‐=ミ∨! | │|
御仏の教えは素晴らしいデース! _人 八| |八弋Yソ ,_入ハ }}│ | 人l
゚Y⌒ | 小/// ' 弋Yソ ´│ |⌒Y´ ̄
この素晴らしい教えを .│ │ | r─- //// ; |
もっと多くの人に教えたいデース!! | | 人 | } ′ .: :.
_,人__ l :个:.. 、 __ノ / / :.
`Y゚ ‐v┐ _| : |{:::::>:...,,_,, -=≦/ /\ │ :.
{ -─ヘJ | /:| : |::::::::::::::ハ. / /::::::::_人 :.
. { 二.)__人_ | : |:iヽ:::::::ト _// /; ‐z_Y⌒い人
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 康僧会は交趾郡で生まれた。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 早い時期に父母と死別して出家、仏教の教えを修めたという。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .他にも儒学や天文学・讖緯学にも通じていたらしく、
`ヘ:ゝ .' 小/ 中国に仏教布教にやって来た僧の例に漏れず、多才な人だったのだろう
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
__ _____ ______
,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
'r ´ ヽ、ン、
,'==─- -─==', i それなら建業の都に行ったらどうだい?
i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| 都だから人は多いし、
!Y!"" ,___, "" 「 !ノ i | あんたと同じ浮屠の教えを説いてる奴がいると聞く。
L.',. ヽ _ン L」 ノ| .|
| ||ヽ、 ,イ| ||イ| / 交州でゆっくりするよりはいいと思うよ
レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
_,, -‐…‐- .,_ / /⌒\、
´ _\〈ニニヽ }}
/ `` 、 ∧___ノ /
/ \/ '∧-<
__,,. '′ { 〈∨〉 '⌒ \/ ∧
⌒¨ア 「^〈∧〉‐-=ニ二>、 i⌒ ∧
/ |\\ 斗-=ミ \| | '∧
/イ / 〉 \> _ノ:i:j゚} | |⌒i '∧
_|∧/ ∧ 弋^ク | |_}ン \
おお、アリガトウゴジャイマス! //⌒レ /ハ/)-=ミ //| |::{:‐-、 `
r‐Lj_/ 〈// '// ' -┐ | |/:::::::/⌒ニ=‐
希望の未来に向かってレディゴー、デース!! /フ /⌒ / | ハ ∨ 丿 ] ]:::::::::{:::::::::::::::::
∧〈 _,二つ|.∧个:..,_ / ,' ハ::::::::}:::::::::::::::::
/::∧⌒¨フ7´__,,.. ヘ∧ |: 二ニ7〔 r7 /:::::::::/::::::::::::::::::
|:::::::::\,/ノ:::::::i[ [ ::| |:::::::::::|^Z,,_j7 .:::::: /i]:::::::::::::_;;
|::::::::::::::〈:::::::::::::}} }}::| |::::::::::::\」{ | |二] {{::::::::: 〈/
∨:::::::::::::〉:::::::::〈 〈:::| :::::: ∧|ニニニ| |二] ]i:::::::::::::〉_
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 浮屠とは当時の中国における仏陀の呼び名。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 赤烏十年(二四七年)になって、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .康僧会は仏法を江東の地に広めようと、交趾郡から建業に移っている
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元247年頃 呉首都 建業】
{' / ./ .ヽ 、\ {!/ '、 .1 'ノj
ヽ!./ / \ヽx_/l! ヽ、 l-'^ .}ミ<
,rj!i l ! l ,.。-ヾx、^ヾ、‐ヘ、 1 /.lミ{ミ、
/ミイミ! l、 l |'゙ `\! l'’ /ミ1V
7イト:{ VN _,..、, 〉|、/.l王! 陛下!
FlN 1 'ハ.r== '" ̄ l゙ lノ fj|'ミl
. {ミ| ミ! ./ 入 ,,,,, ,.--、 '''''.{. '、 }シ ` これに現れましたるは、
ヾ! .ノ ,ノ 丶、_ ヽ ノ,.ィ'’>、\ .「仏舎利」と呼ばれる仏陀の骨でありマース!
l^ーi l] l] /,.__/ ̄`^k_T'' '^{fソ´ `,Tヾx、
,二、r┐ /,.イ ''ヘ ヾx、,fシ'フ :j大ヽ. ヾ、 劫火でも焼かれず、
└'^く./_l゙L, // { r'j ! 丶 .lミj / rヘ`' ノ } 1 金剛杵でも打ち砕けない尊い骨なのデース!!
└lj'^ /./ 入. } / *jシ ヽ.{ ,ノ^} / ハ
l^! { ! j \,_j_j *,.x'^゙ }'^ _,.。'゙_,ノ’
Ll ヽ,_ニヘ、 .{ _,r='゚ j!  ̄j
l二l /\ j! `'ー-ト、 ,_ ノー‐'^/
く/ i、 jr'T'  ̄ i{ j’ /レl /レl lv| Wvト、\
. /l, //イ// lヘ | ヘl ト、l Wl 丶
' lヘl lヘ! `l ヘl ヽlヘl 、ヽ
l , l、 ∧ . , l 、.l`\
lイ l |、ムヘ l / l 从A /l / l, |
本当か? .l.l , |、トl〒ィテ'l' l'彳ィテkl/l / リ
. | ヘ.ト l  ̄ ̄ ,  ̄ イ .イ
骨がそこまで硬いはずないだろう / N l、 , イN ∧
/ ィ l|∧lr\ '゙゙ニ゙゙' /// ハヘ
. /´/ ,l l ヽヽ > __ イ|´l /へトヽ
/ヽl \ |l| / l′
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 時は孫権時代の末期、魏でいう正始年間の事である
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
, "´ ` 、
. /, l、 l、 vl \ 、 lヽ\
. / Wレ/ l N ヘvl W ヽヘ\トl ヽ
/l /l/ lヘl ヘl | ヽ
| l' ヽ 、 ト、l、 . ト、l
| 从 l|、 l Alム l l |
V 、ト.l≦ヘ/`ヽl 比{^V∨ よし、試してみるか。
V 〃N 、K(rィリ_ ヽ ∨ヘ
} {{ ヘ 、 ト ̄ 小 、\ 力士を呼んで、杵で思い切り叩かせてみよう
/ , ゝ ヘ ヘl丶 __ .ィハ l、l`‐ヽ
. / / `¨ヘ | 、Wハ `"了ヽ ト \
. /ィ/レ/ 从 lヘ lニゝ ヘ __ ノ `l / ヽ ヽ―- ヽ_ノ ノト、}
´// , / `ヾl \\ V }} / \. ヽ ∧^ノ .レ゚
彡 ´ ̄ / ´ ` ニ(( \ ,r' _, r{ l 1 / ヽ '、 ノ./1z‐'’
ノ-‐'^/ / / 1 lヽ、 ,X′ ヽ Y .}^ヾ:、
j l jL、⊥,_ ! `' く, l! ,>z‐ー- 'ト. 1 ./ | l}
l { / :、1 `^'ー=、.,__ヽ、_ ト、1ヾ! / .l
{ j !j 、,__ ヽヽ _,二入 1 ヽ j!
r┐ rー、 | / ! i 1 f::`::'::r ヾ:、 =r'::::::::::1 .l \j .ハ
1 l  ̄) ) .レ 1 ト、 '! {::::::::::1 .l:::::::::::::j | l | 1
|| l´r'゚ '、l|\1 ヾ:::::;ノ ヾ::::::;ノ .! .l^! j l
L| Ll 1| ヾ、 `´ `´, , ,. ! jノ. l !
O O :.} .l ´´´ _ l .} ! l 1
jl ヽ、 i、 ノ _ノ ;I i 1 、
}1 ! i丶、_ _,.。-'^! i.} j l l l
l | l_j _,。-rt7ーr‐ '^ .{>{Xj lr=、! .{ 1
! l |三くxXx| 入 ,イ´ Vl i三ミk、 1 !
,゚ 1 l三三>Xj / 1./ ヽ_,rfミリ .l三三ニヽ .! 1
,イ ,イ
,.イ ,, レ .レ
'. : : : : : : : : : : : : . : : : . . . : 丶 | |/ .! __
.,'ィ: : : : : : : : : : : : : : : : . : : . : : :, : : . ヽ ./ ,/! | /´ > ,.イ
i! |: : : : : : : : : : : : : :.': : : : . : : :/: ィ. : : , ', レ'.| | .| | ´ ̄ ./_/
|: : : : : : : : : : : : ,..,': : : : ',: !: /}/_リ_|: . : . } l | | .|/ .//
}: : : : : : : : : : : :{ ,': : : : : .!:l' /'〃㍉!/: .,. : / / }! |/ // ,イ,イ ,イ
,': : : : : : : : : : : : Y: : : : : : ハ:l ヾト!'/: ィ: / } ハ / |/ レレ //
/: : : : : : : : : : : : :.!: イ: : : .: | ヽ ` ヘ// ' /'´ 本当に砕けないな。 /'
, ': : : : : : : : : : : : : :{ ヘ!: :',: : : | ` \
/: : : : , : : : : : : : : : :.!イ l: : ハ: :. | / 我が国にも浮屠を信じる者がいるが、
,. ': : : _,.ィ: ; : : : : : : : ; : : : :.| i: :| ',: : ト .i ` ,‐' 彼の者は本当に尊いのかもしれんな
‐─ ' ´ / イ: : : : /: : :!: : : : :ト.',:.|_ ',: .ハ .l i´
'./: : :,.<イ: :ハト、: : : !:::'.!::`ヽ,:.l ',ヽ‐- ...イ
/:,. -',.へ/,く、 .! 丶: : :!:::::::::::::く'.!. ヽ: |ヽ:| _,,. ´ | \__――Y´ ̄`\
 ̄ /: : : ヽヽ \::ト、:::{´: `-、_ヽ! ⌒7 : | | \ マ /∨⌒ヽ
./: : : : : : ヽヽ ヽ',\{ヽ: : :  ̄ヽ / / . :∧ l\ |/\ ∨ / '!二ソ_
|/| . : :/\│ く| 丶 ∨ '/ |ー<
|Ν イr、、人 \―-∧ :|│ / /| ))
レハj |r'仆 _二ニ=ー :|人/|│
| Ν V゚ソ ^ア六力∧ : |イ| |│
ホンモノデース! ;゙ lハ ''' , V'゚ソ / ∨|/) |│
,: |八 、_ ''' ,: 厶イ》 ̄ ヽ|
つきましては、 ,: /|/丶、V_ノ , /::::::〃 八
陛下のお力でこの仏舎利を納める仏塔を建ててほしいデース /: /〈 《:::::::{>rァヤ ,: /:::/ \.:,
/: /∨〉 マ゙V\Lレ< // -く /∧.:,
. /: , / ゙>、 《二lヒ{二7 / / ∨/リ :,
/: / / /__j》 》 /: [∨ ムイ/ ∨. : . :,
!l
_ ,,..._ ト{
"´::ヾ::゙゙;`>''´ ̄`ゝ、__
''´;;ヽ:::;゙=<゙二二二\_,「「゙ニニニニニニ7´::;''::゙!::、:_'^:ヾ';"::゙;;ヽ::
、ゞ;;::''゙::;;、::`゙;芥芥lア''´j | ゙:;`ヾ;;`゙:=::丶::;''::,;''゙:::;:゙
::`':;;::''´::`゙''=;,テテテニ´_______゙ゞ、::ゞ:;;_`丶::゙':;;::='::;'
_゙´::i::`;;'"::゙:_::゙;,┴┴弌竺竺竺竺竺竺竺;''::;::;;:::'':;;::ゞ:;;'゙::_::'
::`j':!::゙;;._::::;;::"゙ヾ‐;;.. -'┴┴┴┴┴┴┴ゞ;;::"!゙!;;::ヾ、l !'´::゙;
'';;:: i⌒;;::`゙i:;ー:''´゙;;===n==n===rn===n=゙;;::ヾ!:l::`:=::'゙:i::''´;;
ゞ;l;;'゙::''゙;;..:゙i::;;.:゙::;;' i i i l丁丁! ̄丁l ̄丁「 i:´:;''゙:iヾ::ヾj;il゙;;::;'::
::';;!:..;''::ヾ;;''";;)'´「「入「j_辷j_辷ヒ|_辷ゴ_辷ゞ;;ゞ,:========、
T゙j''i"i´´ |l|´ニニl:l幵;; ̄ ̄/フ三三三「l ̄;゙j::゙}______{
厂厂厂厂厂厂厂「l/ r―――――――|jl{jー{';;|_L二」_|:: / 二ニ=- _
/ ド 二ニ=‐
/ ッ /
/ 大 キ /
〈 成 リ /
/二ニ=- _ 功 /
7 || 二ニ=ァ /
/ /∧ ==||== // ^Y^二ニ=- _/
ふゥ。 |/| j/⌒\|\ // |/|_ノノ
∨|トミ _二∨∧リ/|^)
一時はどうなる事かと思いマシタが、無事に布教拠点ゲットデス。 //|'' ' ⌒7/∨{/ |
建業で最初のお寺、名付けて「建初寺」デース / /X广r|[r‐レ¬x| ∨
/ /イ \∨I/_/) ∨| ∧
/ / /|___j{_ /'⌒∨_i} | /∧
イ / i{二У {__ ∧二リ | '/∧
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 建業において、康僧会は皇帝孫権の知遇を得た。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫権は仏教と康僧会に良い感情を持ったのか、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 建初寺の名の由来には諸説あり、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 康僧会の事績を記す『高僧伝』は「呉で初めての寺院」建初寺とする
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| ここが建初寺のようだな .|
ヽ_____________乂
_
/ 二ニ=- _
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ / 二ニ=- _
| とうとう建業にも仏教の寺院ができたんだね | / ド 二ニ=‐┐
\_____________________/ / ッ /
/ 大 キ /
〈 成 リ /
/二ニ=- _ 功 /
7 || 二ニ=ァ /
/ /∧ ==||== // ^Y^二ニ=- _/
|/| j/⌒\|\ // |/|_ノノ
∨|トミ _二∨∧リ/|^)
//|'' ' ⌒7/∨{/ |
/ /\Vフ ''//イ ∨ j
おや? / /X广r|[r‐レ¬x| ∨
/ /イ \∨I/_/) ∨| ∧
/ / /|___j{_ /'⌒∨_i} | /∧
イ / i{二У {__ ∧二リ | '/∧
| {∨ ∧ //イ ヽ 〉| /∧
| / /,'∧_/{/ l |\__,,/|│ /∧
∨ //j{./ // 「\ |│ | /∧
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー だが、その説には疑問が残る。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 呉には既に仏教の寺院が存在しており、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .その代表といえる人物は、この時期の呉に仕えていたのである
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,...-―――::-...、
/::::::::::::::::::::::::::::::::`:..、
/:::::::::::::/:::/:::::::::::::::::::\
/:/:::... /.../ヽ::::::::、::::::..........ヽ
|::|::::::/:::/ ―\:::::::::::::::::::::::::',
|::|:::/:::/ \{=::::::::::::::|
|::|イ/ T:テハ |::::::::::l:::::::::|
|::}i'Tテ1 乂zリ |::::::::::ト :::::| ふむ。
|:::ヘ乂:リ |::::::::::|、l::::|
|:::::{ l::::::::/ j:::: .武昌にある昌楽寺や慧宝寺もそうだが、
|::::::ヽ - /:::::::/ー..':::::| 浮屠の寺院は独特な趣きがあるものだ
|:::::::|::>――r --.イ:::::::/::::::::::::::|
|:::::::lイ::::::ヽ::::r‐「¨7::::::∧::::::::::::::|
|:::::::|::::::::::::У ∧/::::::/ /^\:::::::|
|:::::::|::::::::::/ /ハi'::::::/ / ヘ:::::|
/ ./ \: .|||| ヽ
呉 太子中庶子 韋昭 / / | \ ヽ:. 、
.′ | | | ∨:. :. 〉
. / /| | 、__∧ | |/}!: :. ∨
人 /!: : | 斗匕/\ /∨ \|: リ:/} : : 、
でしょ? //|: :| ,x=== =====x|\ |: :/ : : \
/ |: :∧/《 んィ んィ ノ: : : : /: |))
あのケチな陛下がよく建ててくれたよ。 (( V rヽ弋り 弋り |/⌒: :. .: /
ゝ 、 八ハx:x: :x:x ノ: : : .: /
康僧会殿の熱意に打たれたんだろうねー .ノ: .: : : 人 マフ イ /ノ|: : : :人(
ー イ: : (: : : : {≧=-ァr <ヽ |: /
∨ \_{ イ∧__/ \
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 支謙、字を恭明。大月氏国の人。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 祖父と共に中国に帰化し、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 後漢の献帝の治世の末期、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 戦乱を避けて南方に移り、孫権に学識を買われたのか博士に任じられた
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_ __
⌒ヽ .. ― - .. /||○》! ヽ
. / 〉´ \/^||| \
/ / ||| )
((/ / ∧ |:::: 八 _人_
ヽ / イ /⌒ ∧ ∧⌒ |::: `V´
|/ | //⌒\| \/⌒ヽ lハ|/ / あなたが陛下に仏陀の教えを説いた康僧会殿ね。
/ V んハ んハ j} / (
/(/ ハ 弋)ソ 弋)ソ ((| ヽ .私は支謙というわ。
/八'' r‐ , '' _ノ⌒\/ ノ
)ノ (__ 个 ... r< / ( .同じ西域の人間、同じ仏教徒としてあなたを歓迎するわ
\_/ ┬く_/ ヽ-、 〈/\_\
/ /^⌒l_ ノ !
| |´| | / |
/ \ \〈
. / /| ∧} :|
/ / i 〈 | |
′ / ∧ ト、、斗< | |
i | 斗 ⌒\ \| ⌒ 、 :|
| |i |´ \〉 < \ V :|
. ∨レ、 i |γ≠ミ、 斗≠ミ、 <从 :|
おお! .i\N{i んri| んri| У| | :|
| ( 、〉 乂ツ 乂ツ | |) :|
すでに同志がいたとは思いませんデシタ。 |/ ハ "" ` "" ′∧i\ {
. / ∧人 「 ̄ i / /. . | \
ぜひ呉で仏陀の教えを広めるコツを教えてほしいデース / / .∧ > ノ </ /. . .∧ 、 .\
. / .γハ ∨′。  ̄ 。 V 厶:::Y. .∧ \ 、
/ r‐<フ::| i{ ゜。 。゚ } (rく\| . . ∧ 、 \
. / /|/ / }:| ト _゚0゚_ ィ 〈\ } . . . ∧ \ \
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ 『高僧伝』注『出三蔵記集』によれば、
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 韋昭らと共に東宮を補導したと記されている。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 韋昭が補佐した東宮は孫皓の父の孫和であり、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 出家こそしなかったが敬虔な仏教徒で、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 呉の黄武年間から建興年間の約三十年間で四十九の経典を漢訳した
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
>>330
これだけ見るとどうしようもない無能だな……
蜀の諸葛さんとこの馬鹿息子みたい
あの時の蜀と違ってどうあがいても呉はここで滅びただろうけど
γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| 道行く人に教えを説くのも悪くないけれど、まずは経典の漢訳をお勧めするよ |
ヽ___________________________________乂
ホウホウ…
γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| あそこにいるような学のある偉い人に難癖つけられた時にソースがないと対抗できないし .|
ヽ_______________________________________乂
フムフム……
γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| そもそもこっちの人たちはサンスクリット読めないしね |
ヽ_________________________乂 ,...-―――::-...、
……ナルホド!! /::::::::::::::::::::::::::::::::`:..、
/:::::::::::::/:::/:::::::::::::::::::\
/:/:::... /.../ヽ::::::::、::::::..........ヽ
γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ |::|::::::/:::/ ―\:::::::::::::::::::::::::',
| 私の作った梵唄も使ってみて | |::|:::/:::/ \{=::::::::::::::|
ヽ_______________乂 |::|イ/ T:テハ |::::::::::l:::::::::|
…アリガトウゴジャイマス!! |::}i'Tテ1 乂zリ |::::::::::ト :::::|
|:::ヘ乂:リ |::::::::::|、l::::|
|:::::{ l::::::::/ j::::
|::::::ヽ - /:::::::/ー..':::::|
|:::::::|::>――r --.イ:::::::/::::::::::::::|
|:::::::lイ::::::ヽ::::r‐「¨7::::::∧::::::::::::::|
|:::::::|::::::::::::У ∧/::::::/ /^\:::::::|
|:::::::|::::::::::/ /ハi'::::::/ / ヘ:::::|
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .呉に仏教を伝えた先駆者の一人である支謙の事績は、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 西域からの帰化人が呉に仕えていた事を示しており、非常に興味深い。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j しかし、『三国志』において、彼にまつわる記述は存在しない。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .その理由を『高僧伝』は、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .支謙が外域で生まれたためとしている
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
あ、投下の続き始まってた
支謙は江南行で孔明が偽名として使ってたな
_ 「| />
応 | ||,O> <>
援 |)⌒>-―┴<}} \ ┌┐
す |V´ \ }  ̄
る | ∨| ∧ |、 ∨\
よ | ∨|/⌒|ヘハ|^l / |) )
| ∧ V > <| く
/ ∧ 人'' (_フ ''人_ ) それと、ゴジャイマスじゃなくてゴザイマスだよ
\ /(_ ヽ、 《^V^i´ _ )/
-< )ノ ∨ {ニ「」ニ}(__)
| //|:∨ |
く ∧ノ
_/`ー<,イ、 ......................∧ | | \ 〈 -- 、ヽ
/ ̄ _/L/^∧ . Ⅴ......................∨ / / -/、 ノ j ii 丶∧⌒ヽ ヽ}
ノ /:::/ |:::.〈 人 . Ⅴ..................../ / ′ /,/\ }ヘ || ¬ } | } j !
}....................j/7 | / \| 、 ∠r≪⌒ ト、 _,ノ /
Ⅴ ................. | | / '., \ ||´ ̄ ̄ ̄ ̄ ! ! Ⅳ___ '´
Ⅴ..........>ニ{ |i ', ′ 丶 丶 \ | | |j |ヽ`
Ⅴ../</∧/ヘ ∧ L__ ゙ 丶, | } j | i }
Ⅴ/////>==ヘ | | "~⌒ ミ、 \ |∧ |Ⅴ.′ jノ
Ⅴ////.........∨ | ../../../. , === ミ、 /V j,ノ l
頑張りマース! .Ⅴ// .............|i | ___ ゙ / /´ |
Ⅴ ...................|i ∧ / ヽ /../.. / / |
Ⅴ...................| ノ` \ ノ /j .′
〉.................ノ .ハ......ヽ,_>.、 イ / / |
/ Ⅴ........./ / |.........{⌒! >---,‐=ニ " || ′ ∧ |
/ Ⅴ...../ /.i.i|.....0..| ,〉 .__ム、//>-=j .′ |
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫和が死んだ後、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元280年3月 呉首都 建業】
ll
!l
_ ,,..._ ト{ .,,___ 、..,__,,.
"´::ヾ::゙゙;`>''´ ̄`ゝ、__ `:;、;;`::ゞ:;゙
''´;;ヽ:::;゙=<゙二二二\_,「「゙ニニニニニニ7´::;''::゙!::、:_'^:ヾ';"::゙;;ヽ::
、ゞ;;::''゙::;;、::`゙;芥芥lア''´j | ゙:;`ヾ;;`゙:=::丶::;''::,;''゙:::;:゙
::`':;;::''´::`゙''=;,テテテニ´_______゙ゞ、::ゞ:;;_`丶::゙':;;::='::;' .γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
_゙´::i::`;;'"::゙:_::゙;,┴┴弌竺竺竺竺竺竺竺;''::;::;;:::'':;;::ゞ:;;'゙::_::' | あれから、陛下はお元気デスカ? |
::`j':!::゙;;._::::;;::"゙ヾ‐;;.. -'┴┴┴┴┴┴┴ゞ;;::"!゙!;;::ヾ、l !'´::゙; ヽ________________乂
'';;:: i⌒;;::`゙i:;ー:''´゙;;===n==n===rn===n=゙;;::ヾ!:l::`:=::'゙:i::''´;;
ゞ;l;;'゙::''゙;;..:゙i::;;.:゙::;;' i i i l丁丁! ̄丁l ̄丁「 i:´:;''゙:iヾ::ヾj;il゙;;::;'::
::';;!:..;''::ヾ;;''";;)'´「「入「j_辷j_辷ヒ|_辷ゴ_辷ゞ;;ゞ,:========、
T゙j''i"i´´ |l|´ニニl:l幵;; ̄ ̄/フ三三三「l ̄;゙j::゙}______{
`゙::''"":⌒゙''=::"゙゙ヾ゙''"ア7"二二二二二二l:|i{:「゙l`TTニニTT´ _. ´ ヽ \ \
厂厂厂厂厂厂厂「l/ r―――――――|jl{jー{';;|_L二」_|:: / ヘ ヽ. ヽ
// / ヘ.| ヘ ヘ
. //! / / /. ! ト、ト、. || | ヘ!
/イ/||∧ハ |ヽl __..ゝⅣ ! N
/ 〃,小┼|‐-、 ヽ! '´ __.」、 | | ||
|∧ | ヽ ,.z=ミ.、 'イ´ レ | |、 |||
その後、康僧会は建業において、 |! lハ. ∧ 廴リ 'ー 1 .//ノv' lノ
仏教の布教や経典の漢訳に精を出す日々を送る。 ルl ヘ /.//T/_
| l.\ - .イ ル'レー l、
そうした中で今度は孫皓の知遇を得る ∨レ´ _>--ヶ´ム' ` ー .._
_| r'/ ___/ `!
l´ /ー─一 ´ ̄ _ ./
/`ー'´ || / `ヽ |
〈 || / | ノ
/::::::::::/ \ \::::. j
//::::::::7 ! 、:::. .:::: ヽ ヽ::::. ヽ
j .':::::::::: : ::l::. \ , _:::::::: ヘ::::. :トヽ
!::::::::: :::.. l:::::.... ::::::l -‐\:::. :::..:l l \_
l:::: : :::::!::::::::ト :::::::::: :::'::l! -_ _ l :::::j l!
!::: ヘ::--ヽ、:::::::.::::l 斤:rハ j! i:::'∥ その節は本当にお世話になったわ。
':: ヘ::::::! 二ヽ : : j ヾ=' !. . !//‐-=x一.、
!,:. ヽイ ヾ;t:ハヾ' ノ: .,::: ./イ、_/: : : :.ハ おかげで、陛下は昼も夜も帝王でいられる
乂、::.. `_`" ` 丿./.::イ:: /: :.|:.: : , : : : : : :i
` ー-、::::..ヽ、 _` イ'j::::/: : : l: : :{: : : : : : |
l:├|:>、ヽマj  ̄-' !/:_; . -. +: : :i : : : : : l
乂:Y: : : ノ': \ |r+ f/: : : : : : : : :.l: : 、 : :.! _,,. ´ | \__――Y´ ̄`\
|: : : : ; .-‐ヽゝノ ∨: : : : : : : :.ハ: : ゝ-:、 ⌒7 : | | \ マ /∨⌒ヽ }
レ'、:l: : :f f j |l Y-、: : : : : : :ヘ: : : :./ / / . :∧ l\ |/\ ∨ / '!二ソ_ノ
|/| . : :/\│ く| 丶 ∨ '/ |ー<
|Ν イr、、人 \―-∧ :|│ / /| ))
レハj |r'仆 _二ニ=ー :|人/|│
| Ν V゚ソ ^ア六力∧ : |イ| |│
;゙ lハ ''' , V'゚ソ / ∨|/) |│
それは何よりデース。 .,: |八 、_ ''' ,: 厶イ》 ̄ ヽ|
,: /|/丶、V_ノ , /::::::〃 八
けど、この大変な時に何の用デショウカ? /: /〈 《:::::::{>rァヤ ,: /:::/ \.:,
/: /∨〉 マ゙V\Lレ< // -く /∧.:,
. /: , / ゙>、 《二lヒ{二7 / / ∨/リ :,
/: / / /__j》 》 /: [∨ ムイ/ ∨. : . :,
. /: / 厶イ⌒ J〃'/ V :! /∧ { /〈 : . :,
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫皓と康僧会の邂逅については、今回の幕間で触れる事にしたい
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
, / / :| | :i
, / /| ' ∧ i
i / / /`^'トミ ./_/___!_ | :|
| / /i*'^~ 八 ./ / | ' |
/ / .:| 芹芋芋ミ.`, ./斗芹 :| ./ 八
. i /r_rっ| V:少 `,/ ヒツ , |/ . /i/ 近くまで来たから、
.... 八 ┌〈 〈 く `"" /ムイ :| .少し話を聞いてもらいたくなって。
\ | \ / i :|
込、. ∨ r ァ イ /| 八 .前にあなたが陛下に説いた善悪の応報。
,::-::...∧. 八 ..,,_,,.. 。s≦ ムイ :|/
. /:::::::::::::∧ / |:\ /::::::::7 .あれは本当だったんだって最近思うの
. /:::::::::::::::: ∧ ::.::::::∧ ∨::::/:::::::`ヽ
.. i::::::::::::::::::::::::i ∨r‐…`,'¨∨、:::::::::::゚, ヽ/∧彡′
/ ∨/, )ノ
/ ⅱ 〈∨〉 丶:::.. ∨′
′ 从 (ト 〉〈 .. .:::/:::.... \、::|: |
: ::. l| \、 `""ア"""x≠ミ|\}Ν:.|
И: i| ー≠\ ィfう心 |..::l|:: :
|:::. 从 ィfh心 ゞ'″ |::::l|: :,
勿論デス。 ! 八 \ 乂う , |:::l|i:| ′
人{ \(⌒i::. __ 丿 〈il::l|i::| :,
御仏も孔子も仰っていマース ./.:| :|込 / l|::l|ア 、 ′
/ .::| :|:jI `"""ヽ爪 rく |::l|i:i:_i_i_} :,
/ ..:ア ア、} り /:]|l:ア⌒^゚ハ ′
. / xくト r<才⌒ヽ /^l|lア゛i:i:i:i:i:i:i:}》 ,
/ .:{i:i:i:i:i:i:i:i}:i:/-7 〔〕 l|l:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧》:. ′
. / .: :{i:i:i:i:i:i:i7i/{-廴 / |\l|l:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧ |]|:::.丶
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } その邂逅において、康僧会は善悪の応報について述べている
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
, / / :| | :i
, / /| ' ∧ i
i / / /`^'トミ ./_/___!_ | :|
| / /i*'^~ 八 ./ / | ' |
/ / .:| 芹芋芋ミ.`, ./斗芹 :| ./ 八
. i /r_rっ| V:少 `,/ ヒツ , |/ . /i/ 悪事を行えば地獄の長い苦しみがあり、
.... 八 ┌〈 〈 く `"" /ムイ :| 善事を修めれば天宮の長い楽しみがある。
\ | \ / i :|
込、. ∨ r ァ イ /| 八 だから、善を勧めて悪を制する
,::-::...∧. 八 ..,,_,,.. 。s≦ ムイ :|/
. /:::::::::::::∧ / |:\ /::::::::7
. /:::::::::::::::: ∧ ::.::::::∧ ∨::::/:::::::`ヽ
.. i::::::::::::::::::::::::i ∨r‐…`,'¨∨、:::::::::::゚, ヽ/∧彡′
/ ∨/, )ノ
/ ⅱ 〈∨〉 丶:::.. ∨′
′ 从 (ト 〉〈 .. .:::/:::.... \、::|: |
: ::. l| \、 `""ア"""x≠ミ|\}Ν:.|
И: i| ー≠\ ィfう心 |..::l|:: :
|:::. 从 ィfh心 ゞ'″ |::::l|: :,
! 八 \ 乂う , |:::l|i:| ′
人{ \(⌒i::. __ 丿 〈il::l|i::| :,
御仏の大いなる教えデース ./.:| :|込 / l|::l|ア 、 ′
/ .::| :|:jI `"""ヽ爪 rく |::l|i:i:_i_i_} :,
/ ..:ア ア、} り /:]|l:ア⌒^゚ハ ′
. / xくト r<才⌒ヽ /^l|lア゛i:i:i:i:i:i:i:}》 ,
/ .:{i:i:i:i:i:i:i:i}:i:/-7 〔〕 l|l:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧》:. ′
. / .: :{i:i:i:i:i:i:i7i/{-廴 / |\l|l:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧ |]|:::.丶
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 善悪の応報。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 良い行いをすれば良い報いがあり、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 因果応報とも呼ばれる仏教の教えのひとつである
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
, / / :| | :i
, / /| ' ∧ i
i / / /`^'トミ ./_/___!_ | :|
| / /i*'^~ 八 ./ / | ' |
/ / .:| 芹芋芋ミ.`, ./斗芹 :| ./ 八 今、この国が受けている
. i /r_rっ| V:少 `,/ ヒツ , |/ . /i/ 苦しみも悪事の報いなのかしらって。
.... 八 ┌〈 〈 く `"" /ムイ :|
\ | \ / i :| だとしたら、陛下も私も報いを受けるでしょうね。
込、. ∨ r ァ イ /| 八
,::-::...∧. 八 ..,,_,,.. 。s≦ ムイ :|/ こういうの、浮屠の教えでは何て言うの
. /:::::::::::::∧ / |:\ /::::::::7
. /:::::::::::::::: ∧ ::.::::::∧ ∨::::/:::::::`ヽ
.. i::::::::::::::::::::::::i ∨r‐…`,'¨∨、:::::::::::゚, ヽ/∧彡′
/ ∨/, )ノ
/ ⅱ 〈∨〉 丶:::.. ∨′
′ 从 (ト 〉〈 .. .:::/:::.... \、::|: |
: ::. l| \、 `""ア"""x≠ミ|\}Ν:.|
И: i| ー≠\ ィfう心 |..::l|:: :
|:::. 从 ィfh心 ゞ'″ |::::l|: :,
! 八 \ 乂う , |:::l|i:| ′
人{ \(⌒i::. __ 丿 〈il::l|i::| :,
自業自得、デース ./.:| :|込 / l|::l|ア 、 ′
/ .::| :|:jI `"""ヽ爪 rく |::l|i:i:_i_i_} :,
/ ..:ア ア、} り /:]|l:ア⌒^゚ハ ′
. / xくト r<才⌒ヽ /^l|lア゛i:i:i:i:i:i:i:}》 ,
/ .:{i:i:i:i:i:i:i:i}:i:/-7 〔〕 l|l:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧》:. ′
. / .: :{i:i:i:i:i:i:i7i/{-廴 / |\l|l:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧ |]|:::.丶
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 因果応報により、悪い結果が生じる事を自業自得という
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
, / / :| | :i
, / /| ' ∧ i
i / / /`^'トミ ./_/___!_ | :|
| / /i*'^~ 八 ./ / | ' |
/ / .:| 芹芋芋ミ.`, ./斗芹 :| ./ 八
. i /r_rっ| V:少 `,/ ヒツ , |/ . /i/
.... 八 ┌〈 〈 く `"" /ムイ :| そう
\ | \ / i :|
込、. ∨ r ァ イ /| 八
,::-::...∧. 八 ..,,_,,.. 。s≦ ムイ :|/
. /:::::::::::::∧ / |:\ /::::::::7
. /:::::::::::::::: ∧ ::.::::::∧ ∨::::/:::::::`ヽ
.. i::::::::::::::::::::::::i ∨r‐…`,'¨∨、:::::::::::゚, ヽ/∧彡′
/ ∨/, )ノ
/ ⅱ 〈∨〉 丶:::.. ∨′
′ 从 (ト 〉〈 .. .:::/:::.... \、::|: |
: ::. l| \、 `""ア"""x≠ミ|\}Ν:.|
И: i| ー≠\ ィfう心 |..::l|:: :
|:::. 从 ィfh心 ゞ'″ |::::l|: :,
! 八 \ 乂う , |:::l|i:| ′
今から良い行いをすれば、 人{ \(⌒i::. __ 丿 〈il::l|i::| :,
何か良い報いがあるかもしれマセーン /.:| :|込 / l|::l|ア 、 ′
/ .::| :|:jI `"""ヽ爪 rく |::l|i:i:_i_i_} :,
/ ..:ア ア、} り /:]|l:ア⌒^゚ハ ′
. / xくト r<才⌒ヽ /^l|lア゛i:i:i:i:i:i:i:}》 ,
/ .:{i:i:i:i:i:i:i:i}:i:/-7 〔〕 l|l:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧》:. ′
. / .: :{i:i:i:i:i:i:i7i/{-廴 / |\l|l:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧ |]|:::.丶
-'´ `
´ `
/ / \ \\
´ / 7 ,/ ヽ 、 \\
/ / j 7 ` \ \ヽ
/ 7 ! l ヽ ` \ ヽ \ヽ
/ / ly l .! ハ l \ ヽ l ヽ!
' 7 ll , l ! ,/ l !ヽ, - 、 ヽ! ! ヘ
i 7 l! // l ヘ |. lj/ ゝ、 _l l l .ハ
l l l / ' 斗一!-、 j __,, !j j '
! ! ヘ j ´./ ヽ!\ ! '´rシ ̄ヾj/ / !
' l i マ / ___‐- { ′ ,/ / ノ
ヘ .l \ノ メシ ̄ ヾ `ー / ' /
、 , ` 、 ′ { , /
、 ヽ >、 、 ノ ゝ{ イ そうなるといいわね
ヽ \ 、-ヽ /:!/: : :\
` _ _ _ ヽ- _ /: : : : : : : : :.ヽ
_ _/: : : : ヽ ` ー-==' ト、: : : : : ;_x: T`
/: : :ゝ-.、: : : ヘ / ̄ヽ| Y: :/: : : : l
/: : : : : : :ハ\: : :Y /.ヽr‐t´ヽ |:': : : l:ヽ: : |
/: : : : : : : : :.T´\: ! /:.:.:.:/!:.:.!:.:.ヘ : : : ハ: ヘ: :|
/: : : : : : : : : : l: :.l: ヽ/:.:.:.:/ i:.Tl:.|、:.:ヘヽ: :.ヘ.:: :.ト、
,: : : : : : : :/: : |:/!:r/:.:.:.:./ !:.:| !:l .マ:.:ヽ: : :.ヘ: : ノ
j: : : : : :/: : : : :j: : |ゝ:.:.:/ l:.:.| |:.:l .ヘ:.:ム : : :.∨
、: : : /: : : : : :/: : :.| ヽ/、 j:.:.j .!:.:l! `´ハ: : : :l!
/ヽ,:': : : : : : :/: : : : | | .l:.:.:| |.:.:| |: : : |
. _...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.`
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 ……数日が経過した
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
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/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
【紀元280年3月 呉首都 建業】
| ̄| П Л Л | ̄|!
li r┐ 「 ̄V^V^V ̄| 「 ̄V^V^V ̄|
―‐tr┴t-r┴lL_ L.∩∩_∩∩」 L∩∩_∩∩.」
_ _ | || | |:. .:|‐v┴v┴v┴vi|:. .:| _
| ll | || | _ | [] :| | [] :|____fl____f!_____旦_血_」|_
二.∩..二. ィうハぇ、 ┴―「l‐「L. 「 ̄ ̄ ̄ ̄|l∩∩∩∩∩fl「 ̄ ̄ ̄ ̄|二⊥二二⊥二二⊥二二二⊥二二二コ
:Ш: 〃ハソ八ツミメ ┤―‐|ー‐'平| [] [] | 「 「 「 | [] [] | | | 「l | 「l 「l | 「l |:
二.∩ ハ へソハノ二ミ、. l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―|ー―‐ー|ー―‐ー|ー――‐ー|ー――‐ー|
yシイミ火ミメ. 乂ハ三二ミメ l /ハ :| /ハ |:ハ. /ハ ハ.| /ハ | | /ハ l| /ハ l| /ハ./ハl| /ハ :|:
`亠ソイ彡Zミメ、 ツハフソト. l |土| :| |土| |:L.l l土l L.l | |土| | | |土| l| | ィッャヤ爻ミ>彡ミメ、_ィ
ツハ、 彡火ソ彡ミ 二Vソノ :土l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―| ィッメハソ爻ソ爻三ミメ ソえ
彡代爻 爻火彡 「L. ー=ミメ ィハぇェ、 [ ] | 〃⌒ヾ. :| [ ] .: ィッャ へ巡巛ケネえ┴,ィッくぇ、ッぅ
ミ彡イミメ、 彡_「| ̄!「l ̄L... 父''⌒ヾミ、ミメ. :| || || | [][] .: ミ彡ミく ,.へマ彡ケ気 彡イ三Уミメ
爻刈ミ彡爻、_」___.l:_:_:_:_] ー父ミメ、.入火..∩| ||__|| |∩ ∩ 彡イ ィ彡升三フナ二 シミ彡之えミ
林炎杉化彡父ミ |: : : |゙ ̄ ̄|爻父ミメ、ミ彡、 ̄ ̄  ̄ ̄  ̄彡⌒ヾ ̄ 彡気三二イ入シ У气三平火 ぇ
ミ 林杉ハ爻彡㍉ _|:_:_:_| ̄| ̄|ィ入 二ミ 杉 :::::: :::::::::::::ノ ぇこ >ぇ ク三こけ手彡 ソハヾ' xハ 彡シ
父メ、 杉爻モ二うハミ : : :.|―|―|杉不タZx 入巛:: .γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽこミメツ
炎彡ハ 杉才辷彡ハ<仁ミぇ | |林杉木シ㍉、 ツ:: | これを牛渚の叔父上に届けてくれ .|千
森林杉 杉火彡父杉二くミ、 | ll |森林杉木彡ハ ::: ヽ________________乂タミ に
森林杉 林杉三え杉辷彡化. | |メ、γ三ミY彡イ゙:中 中::::::::::::::::卞:::::::从く巛 うイ彡ク ソ二爻タ彡林气 炒
森林杉 林杉ハ三木杉イ゙rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrFコrrr|rrrrrrrrrrrr|rlFコ穴rrrrrrr汁火УクノУ シハミソミ巡 久彡へ
森林炎火ミメ 林杉ミ癶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... ......::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 寸辷 シヘシハソミ木 ミ二こ彡火
_ ,、 __
,-<:.:.:.: ̄`'く:.:.:ヽ
‘,//:.;.:.:.:.:.:.:`、:.:.:. ヽ:.:.:,
/' /:::ハ::::{、_:.:.:.:.:、:.: i|:.:.:.:,
/ハ'` =ミ、`≧=-:.:.:.:.l
_∧、‘圦 `._, '' ,-イ:.:.:.:.:i:.;'
〈寸:l>、'、:≧=< {_ '、:.:.:.l/ かしこまりました
`ア ィ:lア:.:/レ'//⌒L:.:.{、
ヽ /:}/:l:.:レ:.:「「 |:.:.:、
V:.:.,:.//:.l l ⌒ .|、:.:.:.:、
.{:.:.:i/:./:.:.:.:.l.l ー' |. \:.:ヽ
ノ:.:.:}_/:.:.:.: /l.l | ヽ:'.
{:.:.:.:.:辷≧入l.| _,|、 }/ : : : ::/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
アTー}:l___}7 l| | | |:.:.} / : : : :! : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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: : : :: : : : : : : : : : : : : : : : l \: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
呉 黄門侍郎 顧栄 : : : :: : : : : : : : : : : : : : : : i \: : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l / `ヽ、: : : : : : : : : : : :
: : : :: : 、_:_:_: : : : : : : : : : !/:( ) : : : : : : : : : : : :
: : : :: : : ヽ ヽ: : : : : : : : : >-'--, !: : : : : : : : : : : :
: : : :: : : ::ノ― ヽ: : : : : : :/ ● / !:/⌒i: : : : : : : : :
: : : :: : :./ ● /: : : : : : : 'ヽー-< !' l: : : : : : : :
: : : :| : :`ー-´: : : : l`ヽ: : : : : : :l ノ: : : : : : : :
………… : : : ::| : : : : : : : : : : l !: : : : : : :l ハ/: : : : : : : : :
: : : ::.l : : : : : : : : : : i/: : : : : : : l / : : : : : : : : : : : :
: : : :: l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l / : : : : : : : : : : : : :
: : : :: :l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ノ/ : : : : : : : : : : : : : :
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: : : :! : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : :: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : :: : : : : : : : : : : : : : : : l \: : : : : : : : : : : : : : : : : :
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: : : :: : : ヽ ヽ: : : : : : : : : >-'--, !: : : : : : : : : : :
: : : :: : : ::ノ― ヽ: : : : : : :/ ● / !:/⌒i: : : : : : : :
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: : : :| : :`ー-´: : : : l`ヽ: : : : : : :l ノ: : : : : : :
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!l:..:-、: .:i.::/ ハ :.ハ..::::::::l
':ヽ/l::: .:..::;::/ ヽ:. :::i : ::: i:i:::i::::!
〉ハ笊:::::// ̄ `、:::::| .: ::::::l:l/::/
/;::::!Vリ::/ ,r示气-j.:::::::::::l:l::/
r!:::j 、 Vシ /:;:::::::::/ノ'
,: レ: ヽ /.:/: :彡'
(陛下は迷っているみたいね) .i: : : i |:.ヘ ` j,イ イ从j:ヽ
|: : : |: Tヽ 一< / |: : : : ヘヽ
|: : : l: :i: :.マ /_\ l: : : ;/:.j
j: : : :!: l: : :.l'/ /-l .l j: // : ,
f: : : : V: : : / / | .|l:´:|/: : 7
j!: : : :l: l: : 〈 / j |l .| : j: : :/
l:l: : : : l/: : :f/ / .!ゞY:j: : /}
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! :::l::: .:::::l γヾ::::::::ー-:::::| ./ .::::::i:::ハ ヽ::::::l:::::::::::l::7::::::::::::::::l!:::l
! :::l::::.::::j / _x≦ミ 、::_!/ .::::::7:::::ハ- ハ::::j:::::::::::l:/:::::::::7::::::l;::l
、 ::ヘ::::::l ' イ圦 / ..::::::/::::::::::} l .j::7:::::::::::/::::::::::/:::::::ハ!
ヽ ::::ヘ::::! マ! / / ..::: /:::::::::::/ノ /::::::::::::::::::::::::::/:::::::/ ′
\::ヽj ' / ...::: /::::::::::::/_ノ:_::: --- =、/::::::/
`ノ / /:::::::::::::ノ.<: : : : : : : : : : : : >.、
ヽ / ,-‐ ..:::::::::<: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ …………
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ヽ x-:<: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _; : -‐-=:、_: :/
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γ: ̄ヽ二二ニ==: : : : : : : : : : : : : : : : |: : : : : >== 、
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 王渾ら晋軍の進軍停止は、結果的に呉の人々の心を動揺させるに至る
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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| ̄| П Л Л | ̄|!
li r┐ 「 ̄V^V^V ̄| 「 ̄V^V^V ̄|
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二.∩..二. ィうハぇ、 ┴―「l‐「L. 「 ̄ ̄ ̄ ̄|l∩∩∩∩∩fl「 ̄ ̄ ̄ ̄|二⊥二二⊥二二⊥二二二⊥二二二コ
:Ш: 〃ハソ八ツミメ ┤―‐|ー‐'平| [] [] | 「 「 「 | [] [] | | | 「l | 「l 「l | 「l |:
二.∩ ハ へソハノ二ミ、. l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―|ー―‐ー|ー―‐ー|ー――‐ー|ー――‐ー|
yシイミ火ミメ. 乂ハ三二ミメ l /ハ :| /ハ |:ハ. /ハ ハ.| /ハ | | /ハ l| /ハ l| /ハ./ハl| /ハ :|:
`亠ソイ彡Zミメ、 ツハフソト. l |土| :| |土| |:L.l l土l L.l | |土| | | |土| l| | ィッャヤ爻ミ>彡ミメ、_ィ
ツハ、 彡火ソ彡ミ 二Vソノ :土l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―| ィッメハソ爻ソ爻三ミメ ソえ
彡代爻 爻火彡 「L. ー=ミメ ィハぇェ、 [ ] | 〃⌒ヾ. :| [ ] .: ィッャ へ巡巛ケネえ┴,ィッくぇ、ッぅ
ミ彡イミメ、 彡_「| ̄!「l ̄L... 父''⌒ヾミ、ミメ. :| || || | [][] .: ミ彡ミく ,.へマ彡ケ気 彡イ三Уミメ
爻刈ミ彡爻、_」___.l:_:_:_:_] ー父ミメ、.入火..∩| ||__|| |∩ ∩ 彡イ ィ彡升三フナ二 シミ彡之えミ
林炎杉化彡父ミ |: : : |゙ ̄ ̄|爻父ミメ、ミ彡、 ̄ ̄  ̄ ̄  ̄彡⌒ヾ ̄ 彡気三二イ入シ У气三平火 ぇ
ミ 林杉ハ爻彡㍉ _|:_:_:_| ̄| ̄|ィ入 二ミ 杉 :::::: :::::::::::::ノ ぇこ >ぇ ク三こけ手彡 ソハヾ' xハ 彡シ
ミ>、 林杉仇へミふミぇ|: : : | | ll |彡シ升三ミ 炎x:: :::::::::::ハィー彡ケハ 彡イうW宀 ノシノソ ,ィーくハソ
父メ、 杉爻モ二うハミ : : :.|―|―|杉不タZx 入巛:: ::::::::::へィ彡えソ八 彡多タ シ升彡へぇ ソハこミメツ
炎彡ハ 杉才辷彡ハ<仁ミぇ | |林杉木シ㍉、 ツ:: ::::::ィ彡升彡ハミ ソ杉ソ イソ入彡 ィ<彡升ミ三千
森林杉 杉火彡父杉二くミ、 | ll |森林杉木彡ハ ::: ::::::::::勺不三爻 从X升 ケけ三 ケく彡升林杉タミ に
森林杉 林杉ハ三木杉イ゙rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrFコrrr|rrrrrrrrrrrr|rlFコ穴rrrrrrr汁火УクノУ シハミソミ巡 久彡へ
森林炎杉 杉彡林杉三 IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|出IIIIIIIIIIIヘ人 タケ ィツイハソミ木 三杉 ふく
森林炎火ミメ 林杉ミ癶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... ......::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 寸辷 シヘシハソミ木 ミ二こ彡火
.γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| そもそも、どうして我々はゆっくりできなくなったのか? |
ヽ_________________________乂
_,,....,,_
-''":::::::::::::`''-、
ヽ::::::::::::::::::::::::::::ヽ
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7
_..,,-":::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 これは全て尚書の岑昬のせいだ!
"-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ
`!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ あいつが狡賢く陛下に取り入って、
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ みんなを無駄な労役に駆り立てて疲弊させた結果、晋軍が攻めて来た。
,' ノ !'" ,___, "' i .レ'
ノノ ( ,ハ ヽ _ン 人! .現状、ゆっくりするためには晋軍と戦って勝つしかないんだが……
( ,.ヘ ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ
/\___/\
. /ヽ _,.ノ ノLヽ
| (○), 、(○) ⌒:::|
そうは言うが、仮に晋軍に勝っても岑昬を喜ばすだけだ! | ,,ノ(、_, )ヽ、, :|
| / r=‐、 ヾ ::| _/ : : :
今度の戦が終われば、 | l| |,r- r-| |l :::|..゙: : : : : : :
また俺たちに労役を課すに決まってら!! \. ヽ`ニニ´ノノ.::::/. : : : : : : : :
やってられるか!! / : : : :> ̄Λ:::::}\ }: : : : : : : :{
,.< : : : : : : : : :.\V:::::ヽ |.: : : : : : : }
./ : : ヽ : : : : : : : : :.\:::::::ヽi : : : : : : :i〉
/ / : : : : : : : : : : : : : : : .\:::::| : : : : : : :|
,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
'r ´ ヽ、ン、
,'==─- -─==', i
i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| あいつのために戦うなんて御免だよ。
!Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |
L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| ゆっくりできないし
| ||ヽ、 ,イ| ||イ| /
レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
_,,....,,_
-''":::::::::::::`''-、
ヽ::::::::::::::::::::::::::::ヽ
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7
_..,,-":::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7
"-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ .そこで賢いあたしは考えた。
`!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ みんなで強訴して、陛下に岑昬誅殺の命令を出してもらう。
,' ノ !'" ,___, "' i .レ'
ノノ ( ,ハ ヽ _ン 人! .昔、あの野郎が張尚様を助けた時に使った手さ
( ,.ヘ ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ
__ _____ ______
,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
,'==─- -─==', i
i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||
岑昬誅殺って名目なら、きっとみんな協力してくれるね !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |
L.',. ヽ _ン L」 ノ| .|
| ||ヽ、 ,イ| ||イ| /
レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
/\___/ヽ
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. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| よし。
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/ それなら協力者を集めてこよう。
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i あいつを殺せば、何の心配も無く晋軍と戦える
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
_,,....,,_
-''":::::::::::::`''-、
ヽ::::::::::::::::::::::::::::ヽ
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 孫丞殿。
_..,,-":::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7
"-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ あんたも協力してくれるよな?
`!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ 何、あんたはあたしらの考えを陛下に伝えるだけでいい
,' ノ !'" ,___, "' i .レ'
ノノ ( ,ハ ヽ _ン 人! ___
( ,.ヘ ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ _jI斗<___ユ_
{ ./ _二ニ=-`ヽ-==ミ≧s、
.} j / / ./ ∨` 、 、 \ {
{ ,ア / ’ ∨ \ ヽハ }
,∠/ | ∨ . ∨ {
′ ∧ | ト、 ∨ V }
i l _ノ ヽ、_ ∨ 〈
| | / __: : 、 ./: :__`ヽ! | }
| Y´んハ: :\(∨ んハ`Y .| {
∧ ⊂つ .vソ : :u: : : : vソ.⊂つ .∧ }
………… 、∧ , 、 | /_ノ {
∧. ′ l /
ィ「 ∧ | r―――┐ ィj .厂 〉、
./⌒! V ≧s。._  ̄ ̄ _.。イ ]/ 厂 \ .}
′ ∧ 〉j \ ̄ ̄ / ′ {
} { ∧ ∨ / / } }
{ { \. V/ / .} {
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― 咸寧六年(二八〇年)三月九日 ―
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【紀元280年3月 呉首都 建業】
| ̄| П Л Л | ̄|!
li r┐ 「 ̄V^V^V ̄| 「 ̄V^V^V ̄|
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二.∩..二. ィうハぇ、 ┴―「l‐「L. 「 ̄ ̄ ̄ ̄|l∩∩∩∩∩fl「 ̄ ̄ ̄ ̄|二⊥二二⊥二二⊥二二二⊥二二二コ
:Ш: 〃ハソ八ツミメ ┤―‐|ー‐'平| [] [] | 「 「 「 | [] [] | | | 「l | 「l 「l | 「l |:
二.∩ ハ へソハノ二ミ、. l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―|ー―‐ー|ー―‐ー|ー――‐ー|ー――‐ー|
yシイミ火ミメ. 乂ハ三二ミメ l /ハ :| /ハ |:ハ. /ハ ハ.| /ハ | | /ハ l| /ハ l| /ハ./ハl| /ハ :|:
`亠ソイ彡Zミメ、 ツハフソト. l |土| :| |土| |:L.l l土l L.l | |土| | | |土| l| | ィッャヤ爻ミ>彡ミメ、_ィ
ツハ、 彡火ソ彡ミ 二Vソノ :土l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―| ィッメハソ爻ソ爻三ミメ ソえ
彡代爻 爻火彡 「L. ー=ミメ ィハぇェ、 [ ] | 〃⌒ヾ. :| [ ] .: ィッャ へ巡巛ケネえ┴,ィッくぇ、ッぅ
ミ彡イミメ、 彡_「| ̄!「l ̄L... 父''⌒ヾミ、ミメ. :| || || | [][] .: ミ彡ミく ,.へマ彡ケ気 彡イ三Уミメ
爻刈ミ彡爻、_」___.l:_:_:_:_] ー父ミメ、.入火..∩| ||__|| |∩ ∩ 彡イ ィ彡升三フナ二 シミ彡之えミ
林炎杉化彡父ミ |: : : |゙ ̄ ̄|爻父ミメ、ミ彡、 ̄ ̄  ̄ ̄  ̄彡⌒ヾ ̄ 彡気三二イ入シ У气三平火 ぇ
ミ 林杉ハ爻彡㍉ _|:_:_:_| ̄| ̄|ィ入 二ミ 杉 :::::: :::::::::::::ノ ぇこ >ぇ ク三こけ手彡 ソハヾ' xハ 彡シ
ミ>、 林杉仇へミふミぇ|: : : | | ll |彡シ升三ミ 炎x:: :::::::::::ハィー彡ケハ 彡イうW宀 ノシノソ ,ィーくハソ
父メ、 杉爻モ二うハミ : : :.|―|―|杉不タZx 入巛:: ::::::::::へィ彡えソ八 彡多タ シ升彡へぇ ソハこミメツ
炎彡ハ 杉才辷彡ハ<仁ミぇ | |林杉木シ㍉、 ツ:: ::::::ィ彡升彡ハミ ソ杉ソ イソ入彡 ィ<彡升ミ三千
森林杉 杉火彡父杉二くミ、 | ll |森林杉木彡ハ ::: ::::::::::勺不三爻 从X升 ケけ三 ケく彡升林杉タミ に
森林杉 林杉ハ三木杉イ゙rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrFコrrr|rrrrrrrrrrrr|rlFコ穴rrrrrrr汁火УクノУ シハミソミ巡 久彡へ
森林炎杉 杉彡林杉三 IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|出IIIIIIIIIIIヘ人 タケ ィツイハソミ木 三杉 ふく
森林炎火ミメ 林杉ミ癶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... ......::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 寸辷 シヘシハソミ木 ミ二こ彡火
┌┐┌i ┌┐┌i ┌┐┌i
|└[][]L.ロロ|└[][]L.ロロ.|└[][]L.ロロ
└┘..凵 └┘..凵 └┘..凵
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ヽ 「 /_/ /_/ /_/ /_/ /_/ 「 /___ _ .
i 廴....、 _/ 、 ゛ ┐| ヽ.ィヽヽ lノ `/ 八 | i 廴....、 _/ 、 ゛ ┐|
r''リ-、 `'、 '''´ 、 ナ | .. ヘ\_| i lソ r''リ-、 `'、 '''´ 、 ナ | ..
ヽ|¦ `'ン' ,,....-=" -∥ ヘ ゝニ,'′ ヽ|¦ `'ン' ,,....-=" -∥
ヽ┘ / `''''´ヽ、 ! -,,. !i . ヘ' ! ヽ┘ / `''''´ヽ、 ! -,,. !i .
ヽ.ィヽヽ lノ `/ 八 | ヘ i ヽ.ィヽヽ lノ `/ 八 |
ヘ\_| i lソ ゝ、,, - ヘ\_| i lソ
ヘ ゝニ,'′ .... / ̄‐ -l ヘ ゝニ,'′ ....
ヘ' ! _ムユ 、 〕 ::::: ヘ' !
ヘ i ..... ..く- ∟..l/ ::;;:::: ヘ i .....
ゝ、,, - ゝ、,, -
/ ̄‐ -l / ̄‐ -l
_ムユ 、 〕 ::;.: _ムユ 、 〕 ::;.:
..く- ∟..l/ ::;;;: ..く- ∟..l/ ::;;;:
|└[][]L.ロロ|└[][]L.ロロ.|└[][]L.ロロ
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└┘..凵 └┘..凵 └┘..凵
___
,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi 何だ?
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ.
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l 騒がしいな?
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/
_ ,、 __
,-<:.:.:.: ̄`'く:.:.:ヽ
‘,//:.;.:.:.:.:.:.:`、:.:.:. ヽ:.:.:,
/' /:::ハ::::{、_:.:.:.:.:、:.: i|:.:.:.:,
彡::7^'ヽ{ ヽ`:.:.:乂_リ:.:.:.:l
/ハ'` =ミ、`≧=-:.:.:.:.l
_∧、‘圦 `._, '' ,-イ:.:.:.:.:i:.;'
〈寸:l>、'、:≧=< {_ '、:.:.:.l/
`ア ィ:lア:.:/レ'//⌒L:.:.{、
外を見て参りましょう ヽ /:}/:l:.:レ:.:「「 |:.:.:、
V:.:.,:.//:.l l ⌒ .|、:.:.:.:、
.{:.:.:i/:./:.:.:.:.l.l ー' |. \:.:ヽ
ノ:.:.:}_/:.:.:.: /l.l | ヽ:'.
{:.:.:.:.:辷≧入l.| _,|、 }/
アTー}:l___}7 l| | | |:.:.} /
,':.:.l l:l:l:l:7 ,l| |_| |:./
、:.l! .l:l:l7 ./:|| .|へ
,/ ,イ ,イ
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/ / /| レ レ
/ / l | , ―― 、_ ., イ ,イ ,イ
/ / l | '――'''''' // .//// , イ
/ / l l // レ レ //
// Y // //
/ /'" /'"
/( ― ミ \ \
( \//Λ '\
__彡へ \ ∨ / Λ ',\
> / \ ∨ /| ハ ト--彡
{ `、 ∨ | | |
. { \ / `、 } ノ | |
/ / \ \"''~/..,,,__`、 / j 八__
. / 、__ \ \ ≫=ミ、⌒ { 八 //__
//.| | | /  ̄ \ 〃 _):;;:ハ )7 ∨ / Λ 八(ニニニ-_
陛下! / | | |≫==x ``ー \∨:::ソ | \/_}/ニニニニニニ_
| 八 〃 _):;ハ '''" ノ 卜--ニ/ニニニニニニ} }
おくつろぎの所失礼します!! / \トー\ ^''┘ 、 ⌒| |--<ニニニニニニ /Λ/
} ヽ "'' - ⌒ 八 |::::::::::::`¨¨´::::::::)-__ //=Λ
わ、我ら殿中の者数百名、 ノ Λ 乂 ⌒ソ / \|}:::::::::::::::::::::::: /ニ/\ニニΛ
陛下にお願いの儀があって参りました!! / \{:::::>-..... / :::::::::::::::::::::::: /ニ/ ∨ニΛ
| ∨::::::::::::::::::'  ̄ /:::::::::::::::::::::::/ニ/ \ー--.、
|. ∨:::::::::::::::::', //:::::::::::::::::::::::/ニ/ }:::::::::}
| ∨::::::::::::::::', -―-</::::::::::::::::::::x―‐、 /::::::::/
. /「 \ ::::::::::::'"´ ̄´"/::::::::::::::::::::/ _ \ /::::::::/ 丶
___
,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi 孫丞か。
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ.
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l この騒ぎは何事だ?
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/
/./ .ィf_\ \ ` 、}iト、 } __,/
_/⌒j/ ´ `  ̄ ̄ ̄_/、
_ ≦ ⌒∨ハ . \_
 ̄7 | ∨ \} { ̄ ̄
/ / | / ∨ ≧=-
/ j| :ト、 | ∨ハ
,/| |ー― ー――| 、 ∨ 、
陛下。 | И/ ∨ | r \ _| i|\、 \_
.八 弌芋=ミト、 :N ,x芋气テ i| 、 ( ̄
今、晋軍が日々迫っているのに / イ ト、 V_ソ \| ′ V_ソ i| \厂 \、
兵士たちが武器を手にしない現状…… ./^∨ | \ , _ノ| ∧ ト 、}
/^ \|、 .イj/ \^\
いったいどうお考えでしょうか? .厂\ \ - - / 厂} /
./ {\ {> .__. < / ∨ /
/ .∧ \ ‘,___/ // ∨
{ ./ ∧ 、 ‘,___7 _,. < / ′
{ / \ ≧s。., \__/ _.。s≦ _/ }
__L≧ノ:〃::::::}}:::::::::::::::::ヽ::::ヽ
,,'"::::::::::::::::::::::: ̄:::ミx::::::::::::::::::::::::::::,
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::、:::::::::::::::: l
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::l
r-≠――<___ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::: l
{::::::::::::::::::::::::::::::-<::::::::::::::::::::::斗::::::::::::::::::::::::::::l
ノ!:::::::::::{::::::::::::::::::::::::: ̄ ̄ ̄::::-=≦:::::::l::::::::::::::: l
::::::::ヽ:::::::::\`''x.,::::::::::::、::::::::::ーz―= };:::::::::::::::::l
`ヽ::::::\:::::::::\ ≧=- \ー-、'. { ノ::::::::::::::::: l
}::::::::::'\:≧x\≧:〕 ` ` /‘,::::::::::::::::::l
ノへ::::::::'、 } ⌒{. ‘,::::::::::::::::l
. }::::ハ{`リ__ ,,' 、 .斗---、:: l
ノイ ` ., 、__ イ ,,'":.:.:.:.:.:.:/::: l
ー‐''" /} ,,'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{:::::: l
ノ:.:.:,レ'":.:.:.:.:.:-――=ミ::::::::l . ,.ィ'';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`、
_.イ:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:、::l ,イ;;;;;y、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`、
/:.:.:.:,:':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. Ⅵ /;;;;;;;/ `、;;;;;;;;;;t、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
/:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.x≦二二ニ≧、:.:.:.:.}:l . l;;;;;;;f >へ;;;;\、;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
{;;;;;;;ト=、. .r''´,ィ-≧、=ヾ;;;};;;_;;;;;;;;;;;;;;、
. ';;;;i;;'vt-、 "{::::::::}`! `tj ,-、`i;;;;;;;;゙,
ヽ;|、;} {::」 `ー' j__ノ,.';;;;;;;;;;゙、
` `.i ~´ (__.ノ;;;;;;;;;;;;;;;;、
`.、 ヽ_,,. --、 ,. ' {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
. i≧、. ',,. ' l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i
原因は何だ? l;;;;;;;;`~;;;;;;l !ェ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i
,,..-―‐-、 |;;;;;;;;;;;;;;;;リ `フ::`..、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i
<: : : : : : : : : `..、l;;;;;;;;;;;;/:| _,,y'''''" ̄‐ヾ_;;;;;;;;;;;;,i
`、 : : : : : : : : : :`..、./==ヲニ、y''''''" ̄~フ" ~>、;;;;;|i
. `ー-=: : : : : : : : :.\{__ノ`ー--‐''" / ';;;;;|i
~`ー-====-‐''",,..- / `、;;|i
\ー=≦__>―― --=ミ
/ / ̄ , 、 /
/ / ー=彡 \ ∨
,.斗/ / / / ∨ ',
/ ′./ / / i| ′ ′
/ / / 7 / ./ ∧ |! ',
( ー=彡′ i| i| イ | | }!
> ア /l| l| 、 / i| ∧ i| .∧ }!
/ _ -┘j| l| 7 ー、- -, ― 、N } /
/ ,ィf´ / ̄∧ ∨ ,r芋=ミ、 / ,ィr=芋ミ 八i′
( /∨ / ∨j{ 圦 乂;;ノ \/ 乂;;ノ 八 i| ノ
\{ {/| 〉j{ ∧|`"" j ""´| iレ
乂_ ./ ∧ i{圦 ⌒7 从 ……岑昬殿のせいです
,/ Ⅵ:i:i丶、 ― - .. ィ′/⌒ヽ
\:i:i:i:i:> _ <{ /∧{
\/ニ厂 |.ニく
__-ニニ/ 〉ニニ\_
__ -=ニニニニi{ }ニニニニ- _
_-ニニニニニニニl{ }ニニニニニニ=- __
/` -=ニニニニニニム___7ニニニニニニニ=- ´∨
.′ ` r-=ニニニム /ニニニニニニ=- ´ ′
{ | `寸ニニム /ニニニ=- ´厂 〉
八 \ `寸ニ∨ニア´ _/ /
___
,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi そうか。
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ.
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l そうだとすれば、奴を犠牲にして謝罪しなければな
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/
__ _____ ______
: ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、:
: 'r ´ ..::::::::::::::.、ン、:
: ,'==─- -─==', i :
:i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | :
: レリイi (◯), 、(◯)::::| .|、i .|`ヽ、
.: !Y!"" ,rェェェ、 ".::::「 !ノ i |::::ヽl
分かりました!! : L.',. |,r-r-| .::::L」 ノ |:::::i |
: | ||ヽ、 `ニニ´ .:::::,イ| |ヽル|:::::l |
/: レ ル` ー--─ ´ルレ`,r-|:「 ̄
/ | .| | .| ,,U(ニ 、)ヽ
/ | .| | .|人(_(ニ、ノノ
\__人_人从_人_人从/
_) (__
) 陛下のお許しが出た!(
 ̄ ̄) ( ̄ ̄
/⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
-=ニ 岑昬の野郎を引っ捕らえろ!! ≦
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
. /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::/\::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.`、
l::.::.::.::.::.::.::.::.::.::/ \::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::、
. l::.::.::.::.::.::.::.::./ \::.::.::.::.::.::.::.::.::.:.、
l::.::.::.i::.::.::./ \::.::.::.::.::.::.::.::.::、
. i::.::.::.{::.::/` -、..._ __,.ャ="\::.::.::.::.::.::.::.:.、
i::.::.::.:.l:./..._. `゙マュ ゲ'´ __\j::.::.::.::.::.::.、
. i::.:y=、t{. r'7二≧. ィ'二ヾヽ l::,=、::.::.::.::..、
i::f´ t、`i { .め リ` ' { め :リ ゙ l/.,ィ Y::.::.::.:.、
なッ!? |:ハ ヽ、_l ヾ三ツ ヾ三ツ ,レ' ノ /::.::.::.::.:.、
. |::.::ハ、_,l , /-'´/::.::.::.::.::.::.、
|::.::.::.::.::.::.:ヽ、 ゙ ./ ̄::.::.::.::.::.::.::.::.::.:、
|::.::.::.::.::.::.::.::.:_>、 、ー-、 /_,.::ァ-‐‐┐::.::.::.::.::.:、
レt-―‐''´ ̄ `ヽ、  ̄ ,. ' i,/ { :,:,:,:/::.::.::.::.::.::.::、
/ ∧ | ` ‐ '" / | .;:;:;:/::.::.::.::.::.::.::.::.、
/ ∧ :| / |:;:;:;:;|::.::.::.::.::.::.::.::.::、
/ ∧ ,;;| ./ :|;,;,;,!.::.::.::.::.::.::.::.::.::.、
┌┐┌i ┌┐┌i ┌┐┌i \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
|└[][]L.ロロ|└[][]L.ロロ.|└[][]L.ロロ ) >
|┌┤.r‐┘|┌┤.r‐┘ |┌┤.r‐┘ < 陛下の御命令だ!! >
└┘..凵 └┘..凵 └┘..凵 < (
ヽ 「 /_/ /_/ /_/ /^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^/_/
i 廴....、 _/ 、 ゛ ┐| ヽ.ィヽヽ lノ `/ 八 | i 廴....、 _/ 、 ゛ ┐|
r''リ-、 `'、 '''´ 、 ナ | .. ヘ\_| i lソ r''リ-、 `'、 '''´ 、 ナ | ..
ヽ|¦ `'ン' ,,....-=" -∥ ヘ ゝニ,'′ ヽ|¦ `'ン' ,,....-=" -∥
ヽ┘ / `''''´ヽ、 ! -,,. !i . ヘ' ! ヽ┘ / `''''´ヽ、 ! -,,. !i .
ヽ.ィヽヽ lノ `/ 八 | ヘ i ヽ.ィヽヽ lノ `/ 八 |
ヘ\_| i lソ ゝ、,, - ヘ\_| i lソ
ヘ ゝニ,'′ .... / ̄‐ -l ヘ ゝニ,'′ ....
ヘ' ! _ムユ 、 〕 ::::: ヘ' !
ヘ i ..... ..く- ∟..l/ ::;;:::: ヘ i .....
ゝ、,, - ゝ、,, -
/ ̄‐ -l / ̄‐ -l
_ムユ 、 〕 ::;.: _ムユ 、 〕 ::;.:
..く- ∟..l/ ::;;;: ..く- ∟..l/ ::;;;:
|└[][]L.ロロ|└[][]L.ロロ.|└[][]L.ロロ
|┌┤.r‐┘|┌┤.r‐┘ |┌┤.r‐┘
└┘..凵 └┘..凵 └┘..凵
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
-=ニ 岑昬を見つけ次第殺しちまえ!!! ≦
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
,. ィ ''" ̄;;;;;;;;;;;;¨`ヽ、
. ,.ィ'';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`、
,イ;;;;;y、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`、
/;;;;;;;/ `、;;;;;;;;;;t、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
. l;;;;;;;f >へ;;;;\、;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
{;;;;;;;ト=、. .r''´,ィ-≧、=ヾ;;;};;;_;;;;;;;;;;;;;;、
. ';;;;i;;'vt-、 "{::::::::}`! `tj ,-、`i;;;;;;;;゙, いったい何をやっている!
ヽ;|、;} {::」 `ー' j__ノ,.';;;;;;;;;;゙、
` `.i ~´ (__.ノ;;;;;;;;;;;;;;;;、 私はまだ命令を下していないぞ!!
`.、 ヽ_,,. --、 ,. ' {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
. i≧、. ',,. ' l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i あいつらを止めさせろ!!!
l;;;;;;;;`~;;;;;;l !ェ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i
,,..-―‐-、 |;;;;;;;;;;;;;;;;リ `フ::`..、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i
<: : : : : : : : : `..、l;;;;;;;;;;;;/:| _,,y'''''" ̄‐ヾ_;;;;;;;;;;;;,i
`、 : : : : : : : : : :`..、./==ヲニ、y''''''" ̄~フ" ~>、;;;;;|i
. `ー-=: : : : : : : : :.\{__ノ`ー--‐''" / ';;;;;|i
{:::::::::::::`<::::::::::::::::::::、::::::::::::::::::::::::::::::::\`¨¨¨¨¨¨¨⌒ヾ / }:::::::::::::ノ{
∨::::::::::::::::`'<::::::::::::丶、::::::::::::::::::::::__\ 「 /:::::;,'" ‘,
丶::::::::::::::::::Ⅴ`''<:::::::::`''< ̄ ̄ ̄` `ヾ r--イ}/}イ!_ ‘,
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ヽン ‘ ア./
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す、すぐに!! }/ ヾx、 _ / //:.:.:.:.:.
`≧=、 ャ ア ,, //:.:.:.:.:.:.:.:
廴_ _, , く //:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
‘. イ / ≧x、 //:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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,.斗/ / / / ∨ ',
/ ′./ / / i| ′ ′ \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
/ / / 7 / ./ ∧ |! ', ) >
( ー=彡′ i| i| イ | | }! < 探せッ!! >
> ア /l| l| 、 / i| ∧ i| .∧ }! < (
/ _ -┘j| l| 7 ー、- -, ― 、N } / /^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
/ ,ィf´ / ̄∧ ∨ ,r芋=ミ、 / ,ィr=芋ミ 八i′
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乂_ ./ ∧ i{圦 ⌒7 从
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八 \ `寸ニ∨ニア´ _/ /
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } この日、殿中の親近の者数百人が叩頭して、孫皓に岑昬誅殺を願った
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
\__人_人从_人_人从/
┌┐┌i ┌┐┌i ┌┐┌i _) (__
|└[][]L.ロロ|└[][]L.ロロ.|└[][]L.ロロ ) 岑昬がいたぞ! (
|┌┤.r‐┘|┌┤.r‐┘ |┌┤.r‐┘  ̄ ̄) ( ̄ ̄
└┘..凵 └┘..凵 └┘..凵 /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
ヽ 「 /_/ /_/ /_/ /_/ /_/ 「 /___ _ .
i 廴....、 _/ 、 ゛ ┐| ヽ.ィヽヽ lノ `/ 八 | i 廴....、 _/ 、 ゛ ┐|
r''リ-、 `'、 '''´ 、 ナ | .. ヘ\_| i lソ r''リ-、 `'、 '''´ 、 ナ | ..
ヽ|¦ `'ン' ,,....-=" -∥ ヘ ゝニ,'′ ヽ|¦ `'ン' ,,....-=" -∥
ヽ┘ / `''''´ヽ、 ! -,,. !i . ヘ' ! ヽ┘ / `''''´ヽ、 ! -,,. !i .
ヽ.ィヽヽ lノ `/ 八 | ヘ i ヽ.ィヽヽ lノ `/ 八 |
ヘ\_| i lソ ゝ、,, - ヘ\_| i lソ
ヘ ゝニ,'′ .... / ̄‐ -l ヘ ゝニ,'′ ....
ヘ' ! _ムユ 、 〕 ::::: ヘ' !
ヘ i ..... ..く- ∟..l/ ::;;:::: ヘ i .....
ゝ、,, - ゝ、,, -
/ ̄‐ -l / ̄‐ -l
_ムユ 、 〕 ::;.: _ムユ 、 〕 ::;.:
..く- ∟..l/ ::;;;: ..く- ∟..l/ ::;;;:
.┌┐┌i ┌┐┌i ┌┐┌i
.|└[][]L.ロロ|└[][]L.ロロ.|└[][]L.ロロ
|┌┤.r‐┘|┌┤.r‐┘ |┌┤.r‐┘
└┘..凵 └┘..凵 └┘..凵
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫皓の言葉を聞くやいなや、人々は岑昬を探しに立ち上がった
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/::::::::::::::: 、 ヽ \
/:::;::::::::::::::: ヽ \ \
´:::::/::::::::::::::::: l \ \ ヽ
'::::;::::j::::::::::::::::: i | 、 \ 丶::. ` ハ
/::::7::::l:::::::::::::::::: l | \ ヽ ヽ:::..ヘ
∥::::l::;: l:::::::::::::::::: l ト、 \:::.......::ヘ .ヘ::::ハ:. ::. l
'::::::::|7:::|::::::::::::::::: | .:7 \..._ `` :-=:! ヘ-、|::. :::. l \__人_人从_人_人从/
j:::::::::|l:::::l:::::::::::::::::: :!.:7 /ヽ、:::::,,::......::j .::! ハ ヽ::: ::: ! _) (__
l:::::::::!l::::::l::::::::::::::::: .:l.::' / _ x≦ミー,/ . .:/ ! .}:::.:::: ' ) 岑昬ッ! (
!:l:::::ハ::::::lヽ::::::::::::::::j:/ ' r 'ゝノt;;:}} / .: ..::/: .: } メ:::::::j: /  ̄ ̄) ( ̄ ̄
!:ト、:::ヘ::::!ゝ-_一、:〃 ' ヾ=シ/ ...:::../: .::::j/:::::::/l:/ /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
':.! ヘ::::ヽ!イ! マ心ヾ  ̄/ ...::::::/:::: ..::::/::i:::::/ j
ヽ \::.:ヽゝ ヾシ / ,;::::::::::::::::....:::::://:: ノ!:ノ
ヾ! ,ヘ 、 , :/!:::::::::;:::::::::_/-.-: =: :/ ッ!?
,.:::::ハ _ !' .{:::::::/x: :´,. -. .、 : : : : :./
/:;イ:::: ヽ マ ヽ x<: : /: : : : : : ヽ: : /
j:/ !::::::::::: > ` ´ /: : : : : j: : : : : : : : : : :\ \__人_人从_人_人从/
!:::::/ /: > . _\: : : : :l: : : : : : : l: : : : ヘ:ヽ _) (__
ノ/ /: : : : : : : x彡ヽ:.ノ!: : : : : : : :l: : : : :ヘ:: :.、 ) 陛下の御命令だ!! (
/_: : :_ ,.-.f:´T_:ゝ': : !: : : : : : : :.l: : : : : ヘ: :.  ̄ ̄) ( ̄ ̄
/:.:.:.|:.:.:| /: : : :ヘ : : : : : : : l: : : : : :ハ: : /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
/:.:.〃:.:丿: : : : : :ヽ: : : : : : : l: : : : : :.ハ: : : : :|
j:.://!.:.:.|、: : : : : 、: :.ヘ: : : : : : l : : : : : : ', : : : ム_
/.j/./:.j:.:. |ハ: : : : : :ゝ: : ゝ: : : : : !: : :: : : : l: : : : : :ヽ
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ハ j:.:.:.:| l: : : : : : : : : : : : : : : /: : : :ヘ : : : : l: : : : : : :j: : : : :\
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ヽ::::::::';''' ''~~ 。
τ'::/ .;:
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(::::::::::::::::::::::::::::冫 ~~~ 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ
::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ー'''' ''''''''"
\_人_人∧从_人_∧_人_从_//
) >
< 天誅ッ!!! >
< (
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 孫皓は人を遣って、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 岑昬殺害に逸る人々を止めようとした。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .しかし、時すでに遅く、岑昬は殺害されてしまったという
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
__L≧ノ:〃::::::}}:::::::::::::::::ヽ::::ヽ
,,'"::::::::::::::::::::::: ̄:::ミx::::::::::::::::::::::::::::,
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::、:::::::::::::::: l
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r-≠――<___ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::: l
{::::::::::::::::::::::::::::::-<::::::::::::::::::::::斗::::::::::::::::::::::::::::l
ノ!:::::::::::{::::::::::::::::::::::::: ̄ ̄ ̄::::-=≦:::::::l::::::::::::::: l
::::::::ヽ:::::::::\`''x.,::::::::::::、::::::::::ーz―= };:::::::::::::::::l
`ヽ::::::\:::::::::\ ≧=- \ー-、'. { ノ::::::::::::::::: l
}::::::::::'\:≧x\≧:〕 ` ` /‘,::::::::::::::::::l 申し訳ありません。
ノへ::::::::'、 } ⌒{. ‘,::::::::::::::::l
. }::::ハ{`リ__ ,,' 、 .斗---、:: l 我々が到着した時にはもう……
ノイ ` ., 、__ イ ,,'":.:.:.:.:.:.:/::: l
ー‐''" /} ,,'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{:::::: l
ノ:.:.:,レ'":.:.:.:.:.:-――=ミ::::::::l
/:.:.:.:,:':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. Ⅵ
/:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.x≦二二ニ≧、:.:.:.:.}:l
/⌒ー-、:.:.:.:._,,'" ̄ ̄ ̄ ̄`<≧x、:l
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .この話、若干の異同はあれど、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 『三国志』と『晋紀』の両方に記されている。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .まず事実と見て良いだろう
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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: : : :: :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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: : : :: : : ヽ ヽ: : : : : : : : : >-'--, !: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : :: : : ::ノ― ヽ: : : : : : :/ ● / !:/⌒i: : : : : : : : : : : : : : : : : : そうか
: : : :: : :./ ● /: : : : : : : 'ヽー-< !' l: : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : :| : :`ー-´: : : : l`ヽ: : : : : : :l ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : :
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } もはや孫皓は、朝廷の動きすら制御できなくなりつつあった
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
周囲のこともきっちりできない・・・
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
― 咸寧六年(二八〇年)三月十日 ―
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
【紀元280年3月 呉首都 建業】
,ハ :
/.:.:.:゙、 : _ _ _ _
,/.:.:.:.:.:.:ヽ : _ _ _ _ _
_/.:.:.:.:.:.:.:.:.`L,,
_ _ _ _ :_ :_ ,/.:.:.:.:==r.:.:.:.:.:.:.:.ヽ \__人_人从_人_人从/
_ _ _ _ _ _ _ :_ :_ ,/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:L_ _) (__
,,,,、、r;:;:イ ==r.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙i, ) 陶濬将軍ッ!! (
,r'゙.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``''ー、  ̄ ̄) ( ̄ ̄
,r'゙.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``ヽ、 /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
,、ィ''´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, '´::::::::;;:;:;:;:;::::;:;;:::` 、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``'''ー-、 _ _ _ _ _
,,、、ィ''´;;::;r=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;::;:;:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ
``ヾ:;:;;;;;:;:;:;:;:;;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:=r.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,r'゙
 ̄`¨`ヾ;;;;;:;:;:;:;:;:;.:.:.:.:;:;:;;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;:;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,,r''"´
ヾ.:.:.:.:::;:;:;;:;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;, '.:.:r==.:.:,r'''"´ _ _ _ _ :_ :_ _ _
i.:.:.:.:r==.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ _ _ _ _ :_ :_ _ _
‥‥‥‥ ∵ ゙ヾ、.:.:.:.:r==.:.:.:.:.:.:.:.:=.:.:.:,/ _ _ _ _ :_ :_ _ _
`ヾ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
゙j =.:.:.:.:.:.:.:,r'゙′ ∵∴ ∵∴
_ _ \.:.:.:.:.:.:,'′ : \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
_ _ ヾ:;;:/ ≧ <
V -=ニ 石頭城が見えてきました!!! ≦
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
r― 、_ r―==― ┐
/ / / / / ,//`ヽ、
/⌒ヽ > ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ト { { Y
{ /´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ , - 、
>".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ :}ヽ
/.:/.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{ ,:.ハ
、_,. ィ.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト :.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.ゝ ィ- 、 _〉
/.:/.:.:.:.:.:./レー!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ _,.ィ.∧:.:i:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/.:.:i :.:.:.:.三ニ≧x、:.:.:.:.:.:.:7´,zz≦三 |:.:.!:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.!
/.:/ヽ∧/i トrイハ ヽヘ:/ トrイハ |.:/.:.:i:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:|
ムイ.:.:.:.:.:.:.:.:.:l 込zリ 込zリ ノイノイ.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.!
|:.:.:.:.:.:.:.:.:7 `"´ , `"´ j:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:!
|:.:.:.:.:.:.:.:7 /.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
|:.:.:.:.:.:.:.:{ /´ ̄ `ヽ /イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| すぐに陛下に会いに行きましょう
/.:.:.:.:.:.:.:.:ゝ. { /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:!
|/ヘイァ.:.:/\ 、 ノ /.:/.:.:.:. /.:.:.!:.:.:.:.|
レ > イ /イヘ _/へ∧/ヽ!
_ ≧= ´ .V: : :\
/ ヽ r‐ イ: ハ /: : : : : \
/ ∨ . γト、: : : : : :i /: : : : : : : : `ヽ
. / .∨ / ! \: : : :! / : : : : : : : ィ´ ̄ヽ
/ __ ∨ i { ヽ: : | ./: : : ;.: </ .ハ
i´: : : : : : :`ヽ、 ! !人 ヽ:!/_ ,. ィ / !
|ニニニニニミx: :ハ :| /  ̄Y⌒ヽ、__ ィ l
|: : : : : : : : : :Yノ j,/ 〉-< { l
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 陶濬が建業に帰り着いたのは、岑昬誅殺の翌日の事だった
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:< .続きは日を改めて。
| | |::::::::| > イ |::::::::|
| | >-、\! !/::,-< .次の投下で終わる予定。
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::! お疲れ様
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
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ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
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乙でした。
>もはや孫皓は、朝廷の動きすら制御できなくなりつつあった
暴君とはいえ、気の毒な状態ですな。
国家崩壊か…。
>>1乙ー
うおぉ岑昬ー!!(泣)
おっつおっつ
乙ー
陸ルートの西域への道は、この時期魏蜀対立に羌族とかで機能してなかったってことか
この時期大月氏まで海ルートだったんやなぁ
>>1乙です
海のシルクロードとか西域人とか仏教とか聞くと、
西晋や孫皓時代の呉って、もう曹操劉備の時代よりも
五胡や東晋のほうに近い地続きの時代って感じがするな
六朝時代なんていうぐらいだしね
乙です
因果応報、自業自得と、日常で普通に聞く言葉も
由来やら知らずに使ってるよなあ。
日本人は無宗派なんじゃなく、生活に信仰が溶け込んでるだけ、
と言われるのもこういうとこなんだろうな
乙
いよいよ末期も末期か
乙
なんという修羅場……
最後まで周りが従った劉禅と比べると、どうしてもねぇ
お疲れ様でした。
孫晧が責任をなすり付けたという見方もできますが、どちらにしても末期です。
乙
孫皓が暴君で情緒不安定なのは確かだけど
最後に貧乏くじ引いた立場でああいう人格になる原因も描かれたからどうも憎めんなあ
乙
黄皓と孫皓と並べると皓々と輝いてそうなのに
黄皓と岑昏と並べると
国の黄昏を象徴するような
黄皓は逃亡したんですよね。
よく処刑されなかったな。
黄皓は賄賂を渡して見逃してもらった、が最後の描写ですね
蜀人の恨み骨髄なのか、演義じゃ後で処刑された事になってるがww
一方の岑昏は演義で宦官にされている
演義が書かれた頃の明も、宦官が前に出てくるような状況だったんかねえ
黄皓ってそんなに絶対権力者ってわけでもなかったからなあ
姜維が劉禅に、黄皓を処刑するよう嘆願したときは、劉禅に謝りにいかされたりしてるし
諸葛瞻と董厥が黄皓と手を組んで、姜維更迭を図ったのも「蜀政権トップの二人でさえ宦官黄皓に屈した!」というよりは
「黄皓もまたわれらと同じ蜀政権の一員」と思われていたのでは?
>>478
恐らく演義の雛形は、宦官が出てくる前に執筆(施耐庵か羅貫中が作者と仮定しての話ですが)されたと思います。
太祖 朱元璋は宦官を嫌ってましたから。
宦官の政治登用は、永楽帝からですからね。
>>480
あー、むしろ宦官嫌いの流れが反映されてるのかもなのですね
諸葛瞻も同罪でしょ、と言うのを和らげるために必要以上に黄皓dis成分入れてる気はする
董厥含めた三人は正直な所、(蜀末期の戦犯)レベルは変わらないというか誰か一人のせいではないと思う
諸葛瞻については念入りに改変していて、羅貫中を始めとした作家たちが、
いかにして孔明の息子にふさわしい最期を演出するか、構成をよく練った形跡が見えます。
姜維の北伐政策に批判が相次いでいたのは確かなんで、この一件にかんしては黄皓にも一理はあると思う
というか諸葛瞻と董厥という政権トップからも、譙周のような名士からも、そして黄皓という宦官からも反対されたということは
当時の蜀では反姜維・反北伐が主流だったのかも
そして劉禅は、黄皓をかばったのと同様に、これだけ国内で猛反発を受けていた姜維をもかばっていたわけで
「臣下たちが二派に割れても、両派ともにかばう」ていうのが劉禅の政治姿勢なのかもしれない
(そういう姿勢がいいか悪いかはおいといて)
その劉禅の姿勢に関しては、ガイエが書いてたっけ。
誰からも嫌われたくないとかなんとか。
冷徹さのカケラもないってことなら、孫皓と好対照かもw
2つの派閥を温存させてどっちにも極端に与せず統治するのは
皇帝として理にかなったもの
二つの派閥と言うか、陳祗が死んだ後に姜維に一斉に宮中ヘイトが向かった感じなのかも
姜維は殆ど北方に居て派閥とか作れてる訳ないから、(多分)協調関係にあった陳祗が居なくなった時点で孤立無援になるし
岑昏は演義だとついでに食われたんだっけ
じゃあ北伐なしでド田舎に引き篭もる政策でやっていけたのか、
という疑問もあるしなあ、蜀漢は。
特に蜀以外からやってきた外来の人たちとか、
それじゃ納得しない勢力もある程度いそうだし
そういう声上げて夷陵でやらかしてるから、それに関しては抑えられてそうな気がする
むしろ夷陵の経験が北伐反対の淵源やったかもね(あるいは反対の口実)
>>486
東晋なんて露骨にやってたしな
成都の政治家には漢中に軍事力があることへのアレルギーが存在してんだと思う
以前は張魯が居座ってたし同じ国っていう感覚もないだろうしね
でも皇帝から見れば煩い成都の連中が怖がってる存在だから残したいよねっていう
姜維は蒋エン(重用)→費イ(制限)→陳祗(重用or同調)→黄皓達(邪魔)と
蜀政権での権力者が代わる度に、分かり易く使われたり外されたりしてて
少なくとも「姜維派」と言うのは存在してなかったと思う
まあほぼ益州派閥+荊州閥の生き残りで構成されてる蜀で、涼州からの降将と言う時点でグループ形成なんて無理と言うか
逆にもし涼州閥が存在していたら、蒋エンや陳祗でもリスクを考えて姜維に大権預ける事もなかっただろうけど
政治面では姜維派なんてものは形成されてないけど
純然な軍事力として姜維が漢中に10万の兵力を持ってるのは事実なんだよ
そういえば天水で一緒に蜀に降伏した残り3人はどうしてるんだろうなぁとニワカながら思う
内二人は文官だっただけに肩身が狭そうだ蜀滅亡直前に亡くなったそうだから黄皓達に消された可能性もあったりして
政治的には劉備個人の紐付きでしかなかった魏延ですら
丞相が前線で死亡するという異常事態のドサクサでしか粛清できなかったから
成都にいる連中が姜維排除とか口にしても現実的ではないと思う
段谷の戦い~漢中の守備システムの変更による漢中の弱体化があったからこそ
弾劾に踏み切れたんだろうけど、漢中が弱体化して一番手を叩いたのは魏の司馬昭でしたという
「姜維が漢中に10万」がイメージで語り過ぎているのではと
興勢の役時点で漢中の守備兵は3万弱(姜維伝と王平伝)、滅亡時には漢・楽両城で1万程度(鍾会伝)と
蜀全体でどれだけ動員出来たかは兎も角、集中させて常駐させていた事はない筈
加えると漢中は蒋?・費?が出張って駐屯してたり、漢中都督が存在したり姜維が漢中を掌握するのは無理筋
(と言うか、割とフリーハンドだった陳祗政権時に姜維がどこで根を張っていたか結構謎)
守備システム変更時にその漢中都督を廃止して権限細分化した辺りも疑心を招いて弾劾された一因になってそう
魏延も、以前から粛清が望まれていてやっと叶った、ってわけじゃないしなあ
漢中と成都の二元体制を東晋と比較するのは結構面白いな
東晋の北府西府の二元体制は、呉で言うと皇帝孫皓と大司馬荊州牧陸抗の体制と比較できないかなと思ったけど、蜀もそういう面があるのか
劉備が益州侵略した時に漢中方面に駐屯した兵力が2~3万だから
巴の動向しだいじゃ姜維3万は充分脅威かと
だから姜維は漢中を抑えていた訳では無いと(ry
姜維が脅威ギャグはともかく、保身自体はきちんとしてたように思える
段谷敗北後に(漢中都督の)胡済を姜維が何も出来なかったのは、追い出したリ斬刑にしたりしたら
当人にその意図ゼロでも成都には一発で「姜維が胡済殺して漢中乗っ取って謀反」と取られてしまうからだろうし
その後陳祗死んでから弾劾されて沓中に籠るようになるまでの数年は成都に滞在していた(姜維伝)ので
印象ほど「姜維が大権大軍持って北方に居座っていた」と言う状況は無いと言うか、あっても陳祗健在時(段谷まで)だけでは
諸葛亮後継者二人が漢中にちょくちょく足を運ぶのを
丞相の例に倣ったのかと見るか魏延の事があったからと見るかでもまた印象違うから
「元々そんな心配するような状況じゃない」と
「そうならないように上手くやってきたから心配じゃない」だし
しかも費イが突然の暗殺死で漢中方針の引き継ぎできてないからフリーハンド時代キタコレっぽいし
なんというか印象ほど実際権力ない言っても人を[ピーーー]のは印象の方だと思うぞ。義経みたいに(例えに出すには義経はアホだが)
現場把握している首脳陣は姜維脅威ワロスであっても他の益州人はそうじゃないっしょ。戦争したがりの経験抱負な出世速度の早い降将に対する虚像は
よくもまあ100%印象だけで毎日妄想垂れ流せるものだと
>>494
梁緒は大鴻臚、尹賞は執金吾、梁虔は大長秋と実は一緒に降った三人ともかなりの高位に昇っていたり
姜維は涼州閥を作らなかったから~とか言われるけど、この三人と連携してたらかなりの影響力を成都で持てていたのでは
(連携してたら末期の孤立はなかったような、連携して涼州出身4人が高位占めていたから陳祗の時はフリーハンドだったのか)
そもそも、劉備の蜀自体が益州の地元の名士豪族層と
中原での政争・戦争に破れて亡命してきたマイノリティ層の合同でできた国家のようなもんですから
魏領からの移住者がまったくの弱派で差別されてたとか、そこまでのものではなかったんじゃないかな
>>503
魏や呉以上に降将が昇進しやすいところあったのかな
魏や呉から蜀に降伏してきた人ってほとんどいないイメージあるし
そら、一番弱い所を選ぶ人はなかなかおらんやろ。
孔明「ああ徐庶の地位がその程度とは、魏はそれほどまでに人材豊かなのですか
(蜀に来れば高い位に就けますよ、チラッ)」
現代風に言えば、田舎の企業が都会の役職者を招こうと思ったら
厚遇しなきゃ来てくれない、みたいなとこもあったかもな
孔明「徐庶・孟建・石韜は、仕官すれば刺史か郡守くらいにはなれる」
孔明「まあ私は管仲・楽毅レベルなんだけど」
意識高い系NEETだった頃の孔明さんの見立ては何気に当たっているので、友人を見る目は確かだった(かも
田舎で会長より都会でニートが最高や!
蜀も時代を経るごとに、地元の人士たちの参画が多くなるんだろうけどね
今の晋侵攻時の呉も、晋軍と交戦しているのが陸氏や虞氏、陶氏という地元豪族がメインだし
蜀滅亡があと十年くらい遅れていれば、完全に益州閥主導の国家になっていたかも
あと一世紀単位で存続すればそうなって居ただろうとは思うのだけど
蜀末期の時点でも高官が大抵荊州出身者であって、上の姜維と一緒に降った三人の件とかも相まって
蜀=益州派閥+αの政権だと思っていたのも、これまた「イメージです」だったのかと再考してしまいそう
, -'": : : : : : : : `: .
./: /: /: : : : : : : : : \
/: :, ': : :,': : : : : : }l:|: : :.|: l :.
.': :/: : : :': : : : : : :ハ:|: : l:|: l : } スター不在、ズルズル十五年、勝者なし。
|: :l: : : : l:斗ャセハ/ ト、:从ノ : }
|: :{:l: : l:.l,芹汽 ィ芹ぃ: : / 地味すぎる大乱「八王の乱」
|: 从: : :K ヒzリ ヒリ Y}: ;イ
:l: i:∨:.|ヾ゙゙゙ ' ゙゙ ハl/:/ .このキャッチフレーズで
',:i: : : :l心 ` ´, ィ: : :l:{ 今やる夫スレ化すれば大ヒット間違いありません
Vl、 : lィl >‐< |: : ハ{
___
/ \
/ ノ \ \
ねーお。 ./ (●) (●) \
| u. (__人__) | __
応仁の乱をスター不在だから地味とか言う奴は、 \ ` ⌒/ ̄ ̄⌒/⌒ /
たぶん「諸葛亮死後の三国志はつまらん」って言うと思うお (⌒ 応仁の乱 /
i\ \ ,(つ / ⊂)
| \ y(つ__./,__⊆)
| ヽ_ノ |
「 ̄: : /:./ : : : : //: :/ ⌒1:l: :.i
: : : :://: .:/: : / ./: / |:l<ト
i: : : :l// :/:.:/‐-//、 ノ:ハ: 「:i
l: :i´,ク/:/:/f'7うハ ,〃 |:i :| :l
!: :|〈/:/ 弋ソ _, へト:|: !リ .歴史を楽しむ方向性が違うのだと思うわ。
ハ:.V:/┐ ィら7/i:ハ:|
: l: : :∨ ゞソ/ レ' 時代劇的な楽しみ方をするのなら、
: :!: : : i 丶 丶、 ' / .諸葛亮死後の三国志は確かにつまらないでしょうね。
:.∧: : :ト、 \ , イ
ノ ヘ : | \/ `7|: : :{ 探究的な楽しみ方をするのなら、どの時代でも楽しめるはずよ。
/ }|: :l/ミr‐く j l: : ト .このスレをご覧の皆さんはどうかしら?
l: :| くイ^ト ヘ: | |
l: ! 《 ヽヾヘ:l L
∨ レ_ -¬ ` ヾ、 「ニ\
※続きの投下は3/15(水)23:00頃からです
>>1乙ー
投下楽しみにしてます
今評判の『応仁の乱』はたしかに面白い本だけど、この本のコンセプトは概説とかではなく
「興福寺の僧から見た応仁の乱」というものすごくニッチ的な切り口なんで
そんなニッチ的な本がなんでここまで大評判になったのか
出版社も「なぜか大ヒット」みたいな広告出してたけど、たしかによく分からない
>>1先生に期待してる者です。
諸葛亮死後の三國志をここまで面白くされたのですから楽しみです。
蜀滅亡から始まった三國志は凄く新鮮でした。
普通は黄巾の乱から始まり、演技では桃園の誓いからですからね。
ちなみに、応仁の乱をやるのですか?
鎌倉幕府滅亡、建武の新政を経て足利室町幕府誕生から足利義昭の京追放、そして将軍職を辞して小大名としての余生を終えるまで波乱万丈。
室町幕府は意外にネタの宝庫ですよね。
元朝末期の紅巾の乱から群雄割拠を経て明朝が興り、靖難の変を経て永楽帝が即位する話も楽しめるのではないでしょうか?
明朝は、演技での諸葛亮像の参考となった劉伯温や諸葛亮の再来と呼ばれた袁崇煥が出ますから。
妄想が膨らみ過ぎましたが、頑張ってください。
乙です
売上とか気にしなきゃいけない商業ベースじゃできないことだろうしなあ
>>1
了解、待ってます
演義をはじめて読んだときは、諸葛亮死後の三国志を盛り上げるために、いろいろ工夫してるなと思ったな
・諸葛亮と司馬懿のライバル関係をなぞるかのような、姜維(第三部の主役)と鄧艾のライバル関係
・暗君の劉禅に最後まで忠誠を誓う、姜維の報われなさと滅びの美
・漢王朝を迫害した曹操の専横の報いを受けるように、司馬氏の専横迫害を受ける曹氏の無常感
のように、以前のストーリーをモチーフにしつつ新たな展開を見せるのがおもしろかった
いろんな民族や文化が入り混じってくるから博物館とかだと西晋末以降って三国志とかの時代より見てて楽しいと思う
実際問題として晋王朝って歴代統一王朝で
ブービーぐらいの不人気王朝な気がするからなあ
多分トップは新でブービーの座を晋と争うのが
秦と隋と明ぐらいで
不人気どころか覚えてさえもらえない
五胡十六国の王朝の立場や如何に
魏呉蜀の知名度が異常なだけで
統一していない地方勢力が統一王朝と肩を並べられるわけがない
>>513
諸葛亮死後の三国志は、政局を楽しめるかどうかだと思っています。
宮中の暗闘、権力闘争が舞台のメインとなり、前線の戦いは後景に退く時代です。
※23:30から始めます。
【>>461の続き】
【紀元280年3月 呉首都 建業】
_ ,、 __
,-<:.:.:.: ̄`'く:.:.:ヽ
‘,//:.;.:.:.:.:.:.:`、:.:.:. ヽ:.:.:,
/' /:::ハ::::{、_:.:.:.:.:、:.: i|:.:.:.:,
/ハ'` =ミ、`≧=-:.:.:.:.l 陛下。
_∧、‘圦 `._, '' ,-イ:.:.:.:.:i:.;'
〈寸:l>、'、:≧=< {_ '、:.:.:.l/ 陶濬殿が武昌より帰還致しました。
`ア ィ:lア:.:/レ'//⌒L:.:.{、
ヽ /:}/:l:.:レ:.:「「 |:.:.:、 如何致しましょうか?
V:.:.,:.//:.l l ⌒ .|、:.:.:.:、
.{:.:.:i/:./:.:.:.:.l.l ー' |. \:.:ヽ
ノ:.:.:}_/:.:.:.: /l.l | ヽ:'.
{:.:.:.:.:辷≧入l.| _,|、 }/ : : : ::/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
アTー}:l___}7 l| | | |:.:.} / : : : :! : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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: : : :: : : ヽ ヽ: : : : : : : : : >-'--, !: : : : : : : : : : : :
: : : :: : : ::ノ― ヽ: : : : : : :/ ● / !:/⌒i: : : : : : : :
: :: : :./ ● /: : : : : : : 'ヽー-< !' l: : : : : : : :
すぐに会おう : : :| : :`ー-´: : : : l`ヽ: : : : : : :l ノ: : : : : : : :
: : : ::| : : : : : : : : : : l !: : : : : : :l ハ/: : : : : : : : :
: : : ::.l : : : : : : : : : : i/: : : : : : : l / : : : : : : : : : : : :
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| ̄| П Л Л | ̄|!
li r┐ 「 ̄V^V^V ̄| 「 ̄V^V^V ̄|
―‐tr┴t-r┴lL_ L.∩∩_∩∩」 L∩∩_∩∩.」
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| ll | || | _ | [] :| | [] :|____fl____f!_____旦_血_」|_
二.∩..二. ィうハぇ、 ┴―「l‐「L. 「 ̄ ̄ ̄ ̄|l∩∩∩∩∩fl「 ̄ ̄ ̄ ̄|二⊥二二⊥二二⊥二二二⊥二二二コ
:Ш: 〃ハソ八ツミメ ┤―‐|ー‐'平| [] [] | 「 「 「 | [] [] | | | 「l | 「l 「l | 「l |:
二.∩ ハ へソハノ二ミ、. l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―|ー―‐ー|ー―‐ー|ー――‐ー|ー――‐ー|
yシイミ火ミメ. 乂ハ三二ミメ l /ハ :| /ハ |:ハ. /ハ ハ.| /ハ | | /ハ l| /ハ l| /ハ./ハl| /ハ :|:
`亠ソイ彡Zミメ、 ツハフソト. l |土| :| |土| |:L.l l土l L.l | |土| | | |土| l| | ィッャヤ爻ミ>彡ミメ、_ィ
ツハ、 彡火ソ彡ミ 二Vソノ :土l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―| ィッメハソ爻ソ爻三ミメ ソえ
彡代爻 爻火彡 「L. ー=ミメ ィハぇェ、 [ ] | 〃⌒ヾ. :| [ ] .: ィッャ へ巡巛ケネえ┴,ィッくぇ、ッぅ
ミ彡イミメ、 彡_「| ̄!「l ̄L... 父''⌒ヾミ、ミメ. :| || || | [][] .: ミ彡ミく ,.へマ彡ケ気 彡イ三Уミメ
爻刈ミ彡爻、_」___.l:_:_:_:_] ー父ミメ、.入火..∩| ||__|| |∩ ∩ 彡イ ィ彡升三フナ二 シミ彡之えミ
林炎杉化彡父ミ |: : : |゙ ̄ ̄|爻父ミメ、ミ彡、 ̄ ̄  ̄ ̄  ̄彡⌒ヾ ̄ 彡気三二イ入シ У气三平火 ぇ
ミ 林杉ハ爻彡㍉ _|:_:_:_| ̄| ̄|ィ入 二ミ 杉 :::::: :::::::::::::ノ ぇこ >ぇ ク三こけ手彡 ソハヾ' xハ 彡シ
ミ>、 林杉仇へミふミぇ|: : : | | ll |彡シ升三ミ 炎x:: :::::::::::ハィー彡ケハ 彡イうW宀 ノシノソ ,ィーくハソ
父メ、 杉爻モ二うハミ : : :.|―|―|杉不タZx 入巛:: ::::::::::へィ彡えソ八 彡多タ シ升彡へぇ ソハこミメツ
炎彡ハ 杉才辷彡ハ<仁ミぇ | |林杉木シ㍉、 ツ:: ::::::ィ彡升彡ハミ ソ杉ソ イソ入彡 ィ<彡升ミ三千
森林杉 杉火彡父杉二くミ、 | ll |森林杉木彡ハ ::: ::::::::::勺不三爻 从X升 ケけ三 ケく彡升林杉タミ に
森林杉 林杉ハ三木杉イ゙rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrFコrrr|rrrrrrrrrrrr|rlFコ穴rrrrrrr汁火УクノУ シハミソミ巡 久彡へ
森林炎杉 杉彡林杉三 IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|出IIIIIIIIIIIヘ人 タケ ィツイハソミ木 三杉 ふく
森林炎火ミメ 林杉ミ癶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... ......::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 寸辷 シヘシハソミ木 ミ二こ彡火
.γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| まず、武昌を守りきれず御命令に背く結果となり、申し訳ありませんでした |
ヽ_________________________________乂
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: : : :: : : ::ノ― ヽ: : : : : : :/ ● / !:/⌒i: : : : : : : : : : このような状況になっては仕方あるまい
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(さすがの陛下も随分と気落ちしていますね) 人 j!:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:,ィ-‐^'
(無理もありませんけど) . |イノ/イ_/イ∨イ
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: : : :: : : ヽ ヽ: : : : : : : : : >-'--, !: : : : : : : : : : : : : 晋の水軍はどうだった?
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人 j!:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:,ィ-‐^'
(ひょっとしたら、陛下は迷っているのかも?) .i:`T:.:.ァ.:/.: /.:/レヘノ
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r/_,.ィ´ ̄ ヽ
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∨.:ト:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.:≫ イ:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ
∨!:.:、:.:.:.:.:.:!ヽ⌒ー、 .> ― < |`\:.l:./.:.:.i/イi
\ト :.:.:.:.|:.人 .{!ノ |、 /イ.:.:./!/
V、:.!:.:.:.f 、( ̄ヽ l }ヽ ,|:.:/
ハ:!. ´ !ハ  ̄ j!: ハ :!/丶、
_,. ´: :i!: .i l: : :. ー 一.j!: : i }: : : : : 丶、 (陶濬の答えによっては、この国の行く末が決まる?)
へ、: : : : : :! ! : ∧ j!: : : ! !: : : : :/ `ヽ、
_/ > :,: :i l: : : ∧ ./: : : : :! !;. ィ´ ハ
7 \ l l : : : :∧ /: : : :,. ィ } / i
l l > :, :ヽ. /: :, ィ i } l
i l l\ >ヽ // /i, } !
| i l l ゝ _ y __ .ィ ! } i 〉
| | :! ! {´ ̄`} i } ! {
| | l .l ヽー〈 i } | !
〈 :| i ! ノ ∨ ! } :! i
| | | ! i ! i :} ! l
ノイ:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.N 丶V ノ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.∧、
V|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! |:.:.:.:.:.:.:∧!V
|:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.lゝ., -― - /:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:i!
∨.:ト:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.:≫ イ:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ
∨!:.:、:.:.:.:.:.:!ヽ⌒ー、 .> ― < |`\:.l:./.:.:.i/イi
\ト :.:.:.:.|:.人 .{!ノ |、 /イ.:.:./!/
V、:.!:.:.:.f 、( ̄ヽ l }ヽ ,|:.:/
ハ:!. ´ !ハ  ̄ j!: ハ :!/丶、
_,. ´: :i!: .i l: : :. ー 一.j!: : i }: : : : : 丶、
へ、: : : : : :! ! : ∧ j!: : : ! !: : : : :/ `ヽ、
_/ > :,: :i l: : : ∧ ./: : : : :! !;. ィ´ ハ
7 \ l l : : : :∧ /: : : :,. ィ } / i
l l > :, :ヽ. /: :, ィ i } l
i l l\ >ヽ // /i, } !
| i l l ゝ _ y __ .ィ ! } i 〉
| | :! ! {´ ̄`} i } ! {
| | l .l ヽー〈 i } | !
〈 :| i ! ノ ∨ ! } :! i
| | | ! i ! i :} ! l
... ,.rl.l
ィ.' yl
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. ',/.rセ'.´ .∨ 、 ,ィェ.、ィ.:.エ.yト、
.. l ',. `ミt.ゝ..ィ'-‐:'-'.、_:}fニト
. ∧. ∨>:.:´:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.\ィ'
, ‘.:'.:.:/:.:.:__/:.:|.:.:|:.:.:.、:.:.`、
∧. ';.:./:.:'´イl.:.:.|.:.'|`ヽ、:.:.:.:∨
, /:.|:.;ィ夾|∨:./,ェ、l|:l.:.:.:.:.ト、
∧ ';.:.:.|弋ン ,V .符l 〉:.:.:.: ト,``
∧. ヘ:.|` , 、 `´イ/ :|/: ト、
. ,、 八:.ヘ、. ' ノ ´/:.:.:/|/ 蜀の船は全て小船です。
,. ∨:}`> 、.,r/:.:.:./
. ,. ト|.;.',、 /トムイ .もし、二万の兵を預けて頂き、
. , 八lヽ.゚, ,'=l.l`ニ=‐、 大船に乗って戦えば、十分に打ち破れるでしょう
. , l .ll ヽ /ニll_、ィ゙ .|∨
. ∧ / ll >z.';-‐ llィ'.. ..| ,` 、
∧/ .ll ./ー‐' ̄.|| . |/ .ヽ
/\___/ヽ /\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\ /'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| |(●), 、(●)、.:|
あれ、聞いてた話と違うな。 | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|. | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::| | `-=ニ=- ' .:::::::|
連舫とかいう巨大船がいると聞いたが…… \ `ニニ´ .:::::/, \ `ニニ´ .:::::/,
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、. ,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ i.''~: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i | | \/゙(__)\,| i |
ヒソヒソ… > ヽ. ハ | || > ヽ. ハ | ||
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } この陶濬の発言は『三国志』『孫皓伝』にある
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
__、_、__
, ´-‐- 丶 丶\_
, /´、 \ \\ ヽ v ヽ
`.ニ, | lヽ トヽ \\ ヽヽ
/ {|/ レ∠ィ V | | { ,}ヘ
, l/ノイ {./ノ付ッ 、丿 .イ ム、こソ L..ィ
`ァ.l ゝ ゝ. ´  ̄ ノ´rノ ノ l l‐ ´ 陶濬殿!
ゝlゝlツ  ̄ r< ル′
ゝ、=ァ ' || { .望む所だと言わせてもらおう!!
ヽ`ニ / jヘ }
', ´ ∠ ¬ー-、____ -――-、 .陛下のために
` ¬ / / | / ∧ 命を賭して一戦しようではないか!!!
,j_/ ' / / ∧
/ .:\ / , < l |
,/} /∨ / / / |
ノ / V , ' / /__ 〈 \ ヽ
__.-'´/ / / /-―‐┘ ヽ \ ノ
/\___/ヽ /\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\ /'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| |(●), 、(●)、.:|
.| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|. | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
ああ、まだこの人がいたな。 | `-=ニ=- ' .:::::::| | `-=ニ=- ' .:::::::|
.\ `ニニ´ .:::::/, \ `ニニ´ .:::::/,
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、. ,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.
無難の連中が出たら兵がいなくなるぞ | '; \_____ ノ.| ヽ i.''~: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i | | \/゙(__)\,| i |
ヒソヒソ… > ヽ. ハ | || > ヽ. ハ | ||
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } また、『晋書』『王濬伝』にある
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_
,..ィチ三三モt、
,ィチ三三圭圭圭ヘ.
l三,'〉、三マ圭=ミ圭圭ム
マミl゙'_r=jーミ、'/、 .l 圭圭ム
ヾlフ リ ゝ'イ.圭圭圭ム
.`.、_ _´ l圭圭圭ミム
ヽ‐ ' ,l .l圭圭圭圭ム
,'ミl .l圭l!圭圭圭ム
.,'ミツ ,.:!ミリ'" ̄ ヾ圭ム
,'イ'_,ィ'.:.:l j/; , .lミ圭ム
,イミキ;'モ':;イチ r'"ヽ .liヾ;圭ム
.,'、ミヌーty'::/ヽノ._l! .lム ヾ、ミム
、ヽ ーl::;'ヾヲ|/.,'.l! il.ミミム マミム
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } これらの記録を見るに、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ.:.:.:`ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.):.:.:.:.:.l
_ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:./`i:.:.:.:.:.l
. / ゙i /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:_/ |:.:.:.:.:.}
{ i /:.:.:.:.:.:.:.Y二∨,. ア-<~゙tッ _,,.|:.:.:.:.:l
∧ ∨ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ !、{'" ち;;リ ヽ =''"./:.:.:.:/ .陶濬!
∧ ∨ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ーハ `" /チ`/i:.:.:/
.,,, -ヘ ∨ /:.r:、_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ヘ. r-..._, " /.// 改めて節と鉞を授ける!!
_..,, -ァ‐'' ̄ヘ ∨/:.:.:.|;;;r--二>‐‐-'、 ゝ、 ゙ ヾ'',...イ "
f" r''"y-―''"ヽ、_ `ヾ=,-'ー''" ̄ `ヽ ./:.:`¨´:.:.:.:..l 都に逃れて来た諸軍を再編し、
. l .l | __{ ./ トミt、`ヽ.、 ト'、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l 直ちに晋の水軍に備えるのだ!!!
ヘ. ヘ :l `:;;;;;;':,/ トミミミム ` ‐ _ :|;;ヽ:.:.:.:.:.:.:.:l
. ヘ_.〉 l >―''- .. ゙i三} }};;〉 `ヽ :ト、;}:.:.:.:.:.:.:.l
ト、ー:ア jミ//// :i/:.:.:.:.:.:.:.:| . 「 i|「 i  ̄:!
┴――- _」_
/´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Y⌒iヽ、__
fヽ7.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.从 :j _)}〕
iア'.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:__j_:.:.ヽ:.:.:.:`´.:.:.ー'.、
_,ィ.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:´:.∧:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∧
7.:/.:.‐∧:.:.:.:.:.: /イ示ミx:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
|:.j:.:.:.:f,zx、:. /イ iトrイ}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧一
はいっ! V|;.:.:.:|{ irハ/ ゝ- '!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、
ー=彡ヽ:ハ ー ' |:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.从
頑張ります!! /:/.:.:.:.:.i ,ィ= ┐ j:.:.:.:.:.:|:.:.:.:. ,イ/
!イ.:.:.:Y. ヽ. ヽ __ノ /.:.:.:,イ/イ/
|/レゝ ' > __ ィ;!.:/ ̄:ヽ
/⌒`丶、: : : : :∧
/ \_ : : ∧
i ∨: : : :\
【修正>>533-534の間に入ります】
_
,..ィチ三三モt、
,ィチ三三圭圭圭ヘ.
l三,'〉、三マ圭=ミ圭圭ム
マミl゙'_r=jーミ、'/、 .l 圭圭ム
ヾlフ リ ゝ'イ.圭圭圭ム
.`.、_, _´ l圭圭圭ミム
ヽ‐ ' ,l .l圭圭圭圭ム
,'ミl .l圭l!圭圭圭ム
.,'ミツ ,.:!ミリ'" ̄ ヾ圭ム
,'イ'_,ィ'.:.:l j/; , .lミ圭ム
,イミキ;'モ':;イチ r'"ヽ .liヾ;圭ム
.,'、ミヌーty'::/ヽノ._l! .lム ヾ、ミム
、ヽ ーl::;'ヾヲ|/.,'.l! il.ミミム マミム
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫皓は大いに喜んだと孔攄は言う
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ.:.:.:`ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.):.:.:.:.:.l
_ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:./`i:.:.:.:.:.l
. / ゙i /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:_/ |:.:.:.:.:.
{ i /:.:.:.:.:.:.:.Y二∨,. ア-<~゙tッ _,,.|:.:.:.:.:l
∧ ∨ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ !、{'" ち;;リ ヽ =''"./:.:.:.:/ .だが、それだけではまだ足りないだろう!
∧ ∨ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ーハ `" /チ`/i:.:.:/
.,,, -ヘ ∨ /:.r:、_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ヘ. r-..._, " /.// 胡沖!
_..,, -ァ‐'' ̄ヘ ∨/:.:.:.|;;;r--二>‐‐-'、 ゝ、 ゙ ヾ'',...イ "
f" r''"y-―''"ヽ、_ `ヾ=,-'ー''" ̄ `ヽ ./:.:`¨´:.:.:.:..l 晋の水軍との戦いに参加した者に.
. l .l | __{ ./ トミt、`ヽ.、 ト'、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l 国庫から金銀財宝を与えると触れを出せ!!
ヘ. ヘ :l `:;;;;;;':,/ トミミミム ` ‐ _ :|;;ヽ:.:.:.:.:.:.:.:l
. ヘ_.〉 l >―''- .. ゙i三} }};;〉 `ヽ :ト、;}:.:.:.:.:.:.:.l
ト、ー:ア jミ//// :i/:.:.:.:.:.:.:.:| .
/ ハ
,' :::ハ
リ :. ::::::',
{ '' 、 ,, ,, {::::::i
rリ__ ヾ /〃 ___}::::'ヘ
}rヽ _ニ≧、 ヽ / ,. ィ ≦.,_ 'v' !}
現状、兵を募るにはそれしかありませんな。 ヽv ヽミー゚>>ヘk<ー゚=,.-゙ i }ノ/
レ `´ { ! .! 〉 `ー } /
直ちに `ヽ /{、i .! _ゝ、 /j`i
∧ i i-―`ー´―-ニ} イ ,' ,ヘ
/.:.i| ! イ r====, ハ .i i リハ
/.:.:.ハ 'v' i' -―- i ∨/ レ.:.:\
,.イ.:.:.:.:.:.:.:ト< \ / > /イ|.:.:.:..:\
┬―「 ̄ /.:.:.:.:.:.:.∧ ヽ `^ ´ //クヘ:}.:.:.:.:.:.:.ハー┬―
┴―' ̄ ./.:.:.:.:.:.:.:.:|::::\ヽ___//::::::::::リ.:.:.:.:.:.:.:..ヘ_|__
,イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ.:.:.:`ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.):.:.:.:.:.l
_ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:./`i:.:.:.:.:.l
. / ゙i /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:_/ |:.:.:.:.:.
{ i /:.:.:.:.:.:.:.Y二∨,. ア-<~゙tッ _,,.|:.:.:.:.:l
∧ ∨ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ !、{'" ち;;リ ヽ =''"./:.:.:.:/
∧ ∨ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ーハ `" /チ`/i:.:.:/
.,,, -ヘ ∨ /:.r:、_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ヘ. r-..._, " /.// 周処!
f" r''"y-―''"ヽ、_ `ヾ=,-'ー''" ̄ `ヽ ./:.:`¨´:.:.:.:..l
. l .l | __{ ./ トミt、`ヽ.、 ト'、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
ヘ. ヘ :l `:;;;;;;':,/ トミミミム ` ‐ _ :|;;ヽ:.:.:.:.:.:.:.:l __、_、__
. ヘ_.〉 l >―''- .. ゙i三} }};;〉 `ヽ :ト、;}:.:.:.:.:.:.:.l , ´-‐- 丶 丶\_
ト、ー:ア jミ//// :i/:.:.:.:.:.:.:.:| , /´、 \ \\ ヽ v ヽ .
`.ニ, | lヽ トヽ \\ ヽヽ
/ {|/ レ∠ィ V | | { ,}ヘ
, l/ノイ {./ノ付ッ 、丿 .イ ム、こソ L..ィ
`ァ.l ゝ ゝ. ´  ̄ ノ´rノ ノ l l‐ ´
ゝlゝlツ  ̄ r< ル′
ゝ、=ァ ' || {
これで晋軍と戦える! ヽ`ニ / jヘ }
', ´ ∠ ¬ー-、____ -―
見事な対応だ!! ` ¬ / / | /
,j_/ ' / /
陛下!!! ./ .:\ / , < l
,/} /∨ / / /
ノ / V , ' / /__ 〈
__.-'´/ / / /-―‐┘ ヽ
. /_.>/ /, / |
,.ィ'":::::::l|:::::::::::::::`ヽ、
. ,イ:::::::::::::::|l:::::::::::::::::::::::ヽ
. /::::::::::::::::::;へ:::::::::::::::::::::::∧
∧::::::::::::/ \::::::::::::::::::∧
|:::::::l:::::/ ,.≧::::::::|::::::∧
. l:;:‐、l'゙「~ヽ イ´ ::}゙ ゙/ニY:::::∧
l、 ヤi ー' ー' ,'‐' .ノ::::::::∧ お前は引き続き都を守れ。
|:`ー':、 ,.':: ̄::::::::::::::∧
|:::::::::::.ゝ.、 ヽニソ ,.ィ':::::::::::::::::::::::::::∧ .涂中の司馬伷の軍勢にも備えなければな
|::::::::::::::::::::.i ー ´.{::::::::::::::::::::::::::::::::∧
|::::::::::::::::::::::l .';:::::::::::::::::::::::::::::::::∧
|:::::::::, -‐フリ ';:::、::::::::::::::::::::::::::::∧ _ -───-、_
. |:::::;´ /´ ';::ヽ't、:::::::::::::::::::::::∧ ト、_, ´__ ヽ\
. |::::; /´ ´ ゙̄ー./`,ー==≧、::::::::::::::::∧ ゞニ / `  ̄\ :.└ 、
|/` ー- _ // Y::::::::::::、:::∧ ,. ´ // . :.:.|:.:.:. :.: ヽ ヽ
/:/ 〃 .:.:.:.:.:|:.l:.|:.:. :.:. :i :. ヽ ',
jV:ー彳.: .:.:.:./:.:ハい、:.:.:}:.:.:.:.:l:.:.:. l:.:.:l
彡':/:.:.:ハl:.!:.:.:ノiイ≦=z‐|:〃:.{:.:.:\:.:ヽ:.|
.{:.{:.:.:.{弐{:.:.{゙了代zリ 》ノ'/:.:∧l、_≧≠‐
i:.i:ぃ_似:.:l  ̄ ノ彡'( ) }:.:.:、{
` ミトン´  ̄ 〈 ノ /:.:.:.:「
l \ 、 _,.ィ´:.:.:/
'、 ,.........._ 丿, j/:.l:.|
なんと!? ヽ‘,二 ̄ //{:l:.ト!
丶 / いハ
ゝ_ ィ 「「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`丶
____} l::! |
|::l j 」:{ |
.l::| ノエ´ ̄ l::| ─┴z‐- 、
.l::l //:::ヽ {::! / /:::::::/ ̄>
__
,. ィ ''" ̄;;;;;;;;;;;;¨`ヽ、
. ,.ィ'';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`、
,イ;;;;;y、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`、
/;;;;;;;/ `、;;;;;;;;;;t、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
. l;;;;;;;f >へ;;;;\、;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
{;;;;;;;ト=、. .r''´,ィ-≧、=ヾ;;;};;;_;;;;;;;;;;;;;;、
. ';;;;i;;'vt-、 "{::::::::}`! `tj ,-、`i;;;;;;;;゙,
ヽ;|、;} {::」 `ー' j__ノ,.';;;;;;;;;;゙、
` `.i ~´ (__.ノ;;;;;;;;;;;;;;;;、
`.、 ヽ_,,. --、 ,. ' {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
. i≧、. ',,. ' l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i
l;;;;;;;;`~;;;;;;l !ェ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i
,,..-―‐-、 |;;;;;;;;;;;;;;;;リ `フ::`..、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i 準備が整い次第、すぐに出発するように
<: : : : : : : : : `..、l;;;;;;;;;;;;/:| _,,y'''''" ̄‐ヾ_;;;;;;;;;;;;,i
`、 : : : : : : : : : :`..、./==ヲニ、y''''''" ̄~フ" ~>、;;;;;|i
. `ー-=: : : : : : : : :.\{__ノ`ー--‐''" / ';;;;;|i
~`ー-====-‐''",,..- / `、;;|i
,.ィ''" ,r''"~ /. `、;|i
,イ | / `、|i
li | ヽ. `ヽ / `ti
. {:| `、 | '; `、 ` ,( :、|i
. | l `、 |: ';. `、 ,イ `:、 `|l、
| l :.、:.:.:|:.:.:.:.';:.:.:.:.:.:ヽ /:.:.:.:.:.:.:`|¨゙ヾ ‐.、 ';ヾ、
| :l:.:.:.:.:':;:.::|:.:.:.:..';.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.::| `、 ` ヽ、 :'i
. | :l:.:.:.:.:.:';::|:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.::{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| `t `、 |i
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 『三国志』『孫皓伝』によれば、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫皓は残存していた部隊を再編させ、陶濬に節と鉞を授けた
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .陶濬の進言に従い、迫り来る王濬軍を迎撃するつもりだったのだろう
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
\__人_人从_人_人从/
_) (__
) 大変だ!! (
 ̄ ̄) ( ̄ ̄
(⌒ヽ、 /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
( ⌒ ≦__ ____
 ̄ ̄ ̄ ̄ _≧ ⌒) )
 ̄ ̄ ̄ ―
__ _
_ ―= ) )
( (⌒ =―  ̄  ̄
 ̄ ̄
==lュ、 rl========lュ、
rl=========ュ ヽrl==========lュ 、___ノl_
/ ∧ / ヽ rl========lュ rl=======lュ rl=========lュ、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;rl==
. / / ',rl===============lュ / ヽ/ ヽ / ヽ rl=========lュ、/
/_____/__/ ∧__rl====================lュ rl========================lュ_
三三 三三三|三/ / ', 三/ ∧ / ',=
三三 三三三|::/__________/__, / / ', /_____________ ',
三三 三三三|'|三三三三三三三三三|::::::::::::/___________/__,|三三三三三三三三三三三三三三|
__ _____ ______
,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
'r ´ ヽ、ン、
,'==─- -─==', i
i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| 今度の戦に馳せ参じた者は金銀財宝をもらえるらしい!
!Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |
L.',. ヽ _ン L」 ノ| .|
| ||ヽ、 ,イ| ||イ| /
レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ /\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
そりゃいい事聞いた! . | ´トェェェイ` .::::::|
\ |,r-r-| .::::/
もらうもんもらってドロンしてやろうぜ!! ,,.....イ.ヽヽ、`ニニ´ーノ゙-、. /^)
: | '; \_____ ノ.| ヽ iヽ __ ‐┘(
| \/゙(__)\,| i |´⌒ )二 ト、
ヽ::::::::::::::::::::::::::::ヽ
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7
_..,,-":::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7
"-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ
`!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ いつもあたしたちから取ってる分を取り返さないとな
,' ノ !'" ,___, "' i .レ'
ノノ ( ,ハ ヽ _ン 人!
( ,.ヘ ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ
あちゃーこうなっちゃうのか
まさに末期
\__人_人从_人_人从/
_) (__
) 急げ!! (
 ̄ ̄) ( ̄ ̄
/⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
|⌒^´ ̄ ̄ / `ヽ ≧ ゆっくりしてる場合じゃねぇ!! ニ=-
| 、 \ ___ ヽ| ≧ ≦
ト \ ∨⌒ヽ∨ /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
| \ \ ゙:. /
| |l \ ∨ / |-く
| ||/ \ ∨ |ヾ)
|\/|| __/X :|/|
|  ̄ _/ \ | }
ト ィ笊气<,个Ⅳ}/ イ
| r'Jハ 》| |//|
| V(ソ ′| | 御仏への信仰に目覚めない者の何と浅ましい振舞いデショウ
| . "" / 八 |
| ,、 u ,〃 / |
| イ / ∧_ |
r-‐Jr-=≦ i{r= / /ニニi} ∧
r--=ュ`ヽr-―┐ ∧ニニ∧ ∧
ーrヘ |i:::::::/ /ニニニニ∧ |
(`ヽ ノi::: / /ニニ/ニニハ |
}二ニ士ニ二{]
|j|
__|j|__
r‐‐、囗凵 凵囗 r‐‐、
{{ }不ニ=ニ不{ }}
n ー-ヘ V ´ ̄` V /千'′
iTk | k七こデi | {{}} 爪
「 「¨l Å | i `く_ぅ i | }} 8 _
--_-‐─┐ | ! l / ヘ | i 廴丿 i | {{}}ヘ rュ-く > ニ 二, ̄ └──
ニ|口|ニニニl ____ ' | i / rーvi |ニニニニ才¬─‐---イ 「 ̄ ̄ | ̄ ̄
-‐¬  ̄ ̄込爻k爻|lニニニニi爻t爻┌| i { └ソi | ̄ ̄ ̄ ̄! │|ー- ⊥_
L上幺爻.!仁ニニ三込 二ニ | i rぅ丁 ri |ニ _‐- ⊥ ,___ |/ニ¬「¨ ー- ¨
_, -‐  ̄ > ' ´> ´ ̄, ニ -- ─ | i ゝィ i | ─ 、‐ 、`ヽ、‐ー┴- ⊥ニ¬|
'´ ,. '´ / // / / ̄| i / rーvi | ̄ヽ ヽ ヽ \ `ヽ ¨ ー- 、
. / / { { 〈 ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノ ノ ノ } ',
/ { ', ヽ、 \ `  ̄ ̄ ̄ ̄ ´ / / / j
.,' ヽ \ ヽ、 _` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_´, '´ / /
j \ 丶、 _ ` ̄ ̄ ̄ ̄´ _ -‐ '´ /
| \ ` ̄ ̄ ̄ ̄´ /
.γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| 見送りはもういいよ |
ヽ____________乂
{ _),........ , _
人 ,x≦:):'::::::__:::::≧x、
,.ィ'::::::/::::{::::::丶:`:::.、::`:.、
-=ニア/::::://:::::::::::j:::v::::::::::V::::::::ヽ:::ハ
. //:::::://:/::::::::/!::::V::::::_:iヽ::::::::::ヽ:!
/ '::::::/十{::::::::/_|:::::::Vr r':::::`::<:::::\
! |j:::|,zミ';:::::/ `ヽ::::|'f'!::}::::::::/:::T  ̄
人/:::::,゙'ぅリヽ:{ 芹ミ,Y!j!jァミ:::::/::::::!
/.!:::::} ` うタj::::/ )!:/:::::::八 さすがに大司馬にそこまでしてもらうのは悪いし。
/ |::八 ' " /|:::{_/::::::::::/
( |::::/:\ ` ' ノ::/:/:::::::r ' .ただの県丞には、ここ数日のもてなしですら十分すぎるよ
. |::/ !{__,:ヽ _。s≦/イ::':::::::::ノ
.|/ィア/` } r'::::|:::r‐≦
. |ア〃 /ノ ,!/´::::j'<_
/〃 'ニニx '"(ノ::::}´ 〃ィ≧x, ,.:'.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
,ィL__ミx, ,ニ/ ,.ィ)::r ' 〃/ニニニハ /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
;:::::::::::|::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
|:|::::/::ト、::|:::|:l:::::l::::::|:::ト:::::::::::::::::::::l
|:|:::什|≧ト、|从:戈戎刈:|::::::::::l::::::|
|ハ::{i' 込刈 ̄ハ弋㌃ノ.八:::::::/ハ:/
分かった。 И| ー '/ ` ー‐ ´ И/ リ
| `. ' ι ,'. イ
けど、君がいなかったら都に帰れなかったのは確かだ。 、 { ̄ ¨ヽ /|::/
\ ー― ' / И_ __
それだけは言わせてほしい \ ̄ . '´ レ'´ \
. ' ¨¨ハ ̄ /.::.::.::.::.:/ ̄ ¨¨ 、
/ /::.:ハ /.::.::.::.::.:;. ′ ヽ
, ' /.::.::И .:′.::.::.::.::; ′ ∧
/ ,′::.::.:ハ , ′.::.::.::.::.:/ ∧
:::::/::::::::::::/:::::/:::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::i
:::/:::::::::::/::::::/:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::i::::::::i::::::::::::i
:/:::::::::::/::::::/::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::/:::::/:::::::::::::i
::::::::::::/:::::::i::::::::::::::::i::::::::::::イ:::イ:::::/:::::/ i:::::i::::::i
::::::::::/::::::::i:::::::::/ニ`l:::::::::/'i::/i:::/::::× i::::i::::/
::::::::i::::::::::i::::::::::{ ' } i:::::::/ i/ i//-'〒,ヽi:/i::/ 干瑩殿。
:::::::i::::::::::i::::::::::入てi::::::i ' ' \レ ri/i:/
::::::i:::::::::i::::::::::::/ "' i:::::i '、' 我が主は筋を通したがる人でね。
::::i::::::::::i::::::::::/ i:::::i ,.. .)
:::i::::::::::i:::::::::/ 'i::::i i'" 悪く思わないでほしい
:::i:::::::::i::::::::/ .i::::i "j'"
:::i:::::::::i:::::::i'''‐-、 i::::i /'
:::i::::::::i:::::::i_:::::::::::::::ヽ..∧:::i'''‐--'' ,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ヾ:::::',
::::i:::::::i::::::i::::"''‐-..,,:::::::ヽ.i:::i ,':::::::::::::i:::::::::::::::::l.、::::::::::ヽ:::::::( )::V::::::::::\:',
::::::::::::i::::::i::::::::::::::::::"'''‐-ヽi::i l:::::::::::::::!:::::::::::::::::i-\::::::::::\::仆::::l、::::::::::::::ミh、
i::::::::::::i::::i:::::::::::::::::::.... "'‐:::i !:::::::::::::::!、:::::::::::::::! `"'' -{}:{}:::l:::::::::::-ー:::''"´
,':::::::::::::::::l-ヽ:::::::::::l ィfチ芸テァ}::::::::i`Y::::::::::::::i
呉 長沙郡の人 呉綱 /::::l::::::::::::::! "''<l 乂tツ !:::::::l }:::::::::::::::!
/x<',::::::::::::lィf芸テァ i::::::::!ノ:/::::::::::八
Vルハル、乂tツ 、 .ハ::::::l:::/::::::::::/
l::::::丶 __ ノ / l:::::::i/::::::::イ
大丈夫。 i:::::::::::`>x _ ./ .!:::::::!:'"´::::}ー― <
マ::::::::::::ム ー', ハ:::::::!:::::::::/ x≦ニム
大司馬が出来た人なのは分かっているから マV::::::::ム>''" / {:ヾx:!:zイ /ニニニニニム
V:::イN / /::::::::::::::ノ /ニニニニニニム
/ニV/ ./ミhxマ:::::::: / /ニニニニニニニニム
/ニニ/ ./圭/ {:::::::::::) /ニニニニニニニニニム
:::::/::::::::::::/:::::/:::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::i
:::/:::::::::::/::::::/:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::i::::::::i::::::::::::i
:/:::::::::::/::::::/::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::/:::::/:::::::::::::i
::::::::::::/:::::::i::::::::::::::::i::::::::::::イ:::イ:::::/:::::/ i:::::i::::::i
::::::::::/::::::::i:::::::::/ニ`l:::::::::/'i::/i:::/::::× i::::i::::/
::::::::i::::::::::i::::::::::{ ' } i:::::::/ i/ i//-'〒,ヽi:/i::/
:::::::i::::::::::i::::::::::入てi::::::i ' ' \レ ri/i:/
::::::i:::::::::i::::::::::::/ "' i:::::i '、' これからどうするんだい?
::::i::::::::::i::::::::::/ i:::::i ,.. .)
:::i::::::::::i:::::::::/ 'i::::i i'"
:::i:::::::::i::::::::/ .i::::i "j'"
:::i:::::::::i:::::::i'''‐-、 i::::i /'
:::i::::::::i:::::::i_:::::::::::::::ヽ..∧:::i'''‐--'' /::/::::/::':::::::::::::::::::::V::::::::::\:::::::::::::::,=ミV:::::Vi
::::i:::::::i::::::i::::"''‐-..,,:::::::ヽ.i:::i __,.ィ:::::::::'::::/::::{::::::!:::::::::::::::!::::、:::::::::\:::::::()_ク:V::::v!
::::::::::::i::::::i::::::::::::::::::"'''‐-ヽi::i  ̄ ̄. ':::;'::::八::::{:::::::::::::::{ヽ::ヽ::::::::::::`::::、::(.:Y:::V:::V
i::::::::::::i::::i:::::::::::::::::::.... "'‐:::i {:::{:::::::ハ:::':;::::::::::::{ ヽ:::ヽ_<::::::::::::}.:{}:vj{::::{
::i:::::::::::i:::i::::::::::::::::::::::::::...... ヽ '::::'::::/斗-v::、:::::::{  ̄\:.、``ヾr-:{.:.}{:.} !::!
v::V:! ,斗ミ::ヽ:::::::, ァ竓芋ミ, }:八人ノ /::|
V:八 j{'ぅrハヽ\::、 ´ うrvリ'` ,'::::}:::::j/:::::V
V:::ハヾ乂タ ` ゞ‐’ /:::/::ァ '"⌒ヾ
V::::::, } /:ノ::::/ '">-く:メ、
これでも丹陽の県丞だからね。 V:::八 ` , /イ/:/ r}'ニニニハ
V:::::::\ ー / }:ー'´:::|ニニニニニ}
仕事に戻らないと .!v::::::V:≧x.、 .イ ,:::::/ィ:::|ニニニニニ}
!ム:::ヾVr七 `T^´ ,::::/ィ'´::::!ニニニニ,}
jアハ::::',` f'´ ノ´く:/´:j斗--=ニ{_
/,'/' ヾ:.、 {ニニニア ,.:'":::::ノ,' !
,ィニア/' ` !ニニア´ (:-::ー} ! |
r" ゙n
/ ヘ
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i |
| , li/ll、 i | |ヘ 、 i、 , .|
l i , |、|'リ‐トl | .|、|'"ヘリヘ l そうか。
リヘ|, |リ,rr=、 、゙ヘ|r'"ィfユ、',|; ,, 、 .|
ヘ |,f弋_タ ノ ̄i、 弋タ"ノ'i i .; |ノ 僕は何もしてやれないけど、
リl`゙''''''" , `゙'''''''" L|゙/ 今後の君の人生に幸多からん事を願っている
'、 ` r-"l
'、 ‐ ,‐''" ,イ| リ
ヽ、 _, ‐" |ノ‐、
|`' ‐ '" // ヘ .| ./: : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : \: : : : : :.
| /: : : : :{: : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : :.}
/|:.{: : : : :ハ: : : : :.|: :|寸: : : : : O寸: :.\: :|
≦: :.:|ハ: : : ム=V: : : 八:.|≧===- {.l}ハ: >ー=
| | V: :| __乂: : : :ムl 仗寸|八:∧: : /: |
| | ム :.|《´苡寸\:人 ,イ苡Y7}: :Yヽ:/: :..|
ありがとう。 | | ム乂|', 乂八 \} 乂 ノ '从:.|ノ/: : :.八
| ./ V :∧''' /: : :.八: :/
大司馬も呉綱殿も元気でね / ー'─ .V: ハ、 /イ: /寸:ハ
| | V: ハ\ ` ´ //:./}: : {: : :}.、
| .乂V∧ ≧ ー=≦ {/:イ \:): :ノ: :\
人 >Vムイ.r} イl>< 八: :`Y: : :}v-ミy
rr≦ > `¨¨¨∠卞 ヽ\{ | /} T寸:.ノ: : 乂: :
|| l >< > イ二二ニニム 人ー- | |ム ̄V: : :`ヽ:
}二ニ士ニ二{]
|j|
__|j|__
r‐‐、囗凵 凵囗 r‐‐、
{{ }不ニ=ニ不{ }}
n ー-ヘ V ´ ̄` V /千'′
iTk | k七こデi | {{}} 爪
「 「¨l Å | i `く_ぅ i | }} 8 _
--_-‐─┐ | ! l / ヘ | i 廴丿 i | {{}}ヘ rュ-く > ニ 二, ̄ └──
ニ|口|ニニニl ____ ' | i / rーvi |ニニニニ才¬─‐---イ 「 ̄ ̄ | ̄ ̄
-‐¬  ̄ ̄込爻k爻|lニニニニi爻t爻┌| i { └ソi | ̄ ̄ ̄ ̄! │|ー- ⊥_
L上幺爻.!仁ニニ三込 二ニ | i rぅ丁 ri |ニ _‐- ⊥ ,___ |/ニ¬「¨ ー- ¨
_, -‐  ̄ > ' ´> ´ ̄, ニ -- ─ | i ゝィ i | ─ 、‐ 、`ヽ、‐ー┴- ⊥ニ¬|
'´ ,. '´ / // / / ̄| i / rーvi | ̄ヽ ヽ ヽ \ `ヽ ¨ ー- 、
. / / { { 〈 ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノ ノ ノ } ',
/ { ', ヽ、 \ `  ̄ ̄ ̄ ̄ ´ / / / j
.,' ヽ \ ヽ、 _` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_´, '´ / /
j \ 丶、 _ ` ̄ ̄ ̄ ̄´ _ -‐ '´ /
| \ ` ̄ ̄ ̄ ̄´ /
/.::::::::::::::::::;::::::::::;:::::::::::::::::: ハ:::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::.::.::.
;:::::::::::::::::::::;::::::::::;:::::::::::/.::/ :::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::l
:::::::::::::::::::::;::::::::::;::::::::::/:::/ |::ト:::::::|::::::::ト::::::::::::::::::::::::|
l::::::::::::::::::::;::::::::::;::::::::/l::/ー -if:|、:::::!::::::::! !:|:::l:::::::::::|:::l
i:::::::;::::::::::イ:::::::::;:::::::/ 弋 弋辷ト、 }::|::::::::|_l:什|:::::::::::!::j
|::::::;::::/⌒l::::::::::|::l::{ リ` ̄`!: !:!ヽ::::!戈刈::::::::::!:;′ まさか、こんな日が来るとは思わなかった。
;:::::::;::::| l r.|::::::::::!::|::! i' i' ハ::}`ー' |::::/;//
::::::::;:::::、y |::::::::::|::|ij N !:::{/ 住めば都とばかりに
l:::::::;:::::.ヽ !::::::::::|:j _ 〉 ,::::::! 現地妻と結婚して子供まで儲けたのにな。
.l:::::::;:::::::::::.`!:::::::!::! ´ /.::::;′
l:::::/:::::::::::::::|:::::::|::| -‐ ー ,. ..::::::; .遂に年貢の納め時か
;::;::::::::::::::::|:::|:::::::|::i 、  ̄ ,.:':::::::::′
;:/:::::::::::::::::!:::!:::::::!:j! 、 イ.:::::::::::′
;/:::::::::::::::::/::::|:::::::|' ! ` . __/ |::::::::::::!
..;:::::::::::::::::イ::::〈i::::::::! | / |:::::::::|:|
,ィ;;;;;;;;;;;;;;;;, 、
:;;;/イメ:;!;;ム;;;゙.
!;;レ(__)‐(__)V;;!
f゙! r=┐ 'リ)
`トu |_|u,゙
呉綱殿、魏に奥さん残してきたのに _/<|> ニ イ、
呉に来てから別の女性と結婚しましたもんね。 .,.ィ斗ヽ.:::::.\ {::.ヽ
〃 \::::::.\j|::::|`、
ちゃんと責任取って下さいよ /f \::::::::|::::| `ヽ
,'/ i \::|::::| ‘,
《′ Y `|::::| ハ
》 / |::::| ! |
〃 { |::::| ,' !
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 諸葛誕の乱の際、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .諸葛靚を連れて呉に逃れてきた呉綱は当時まだ生きていた。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 魏に妻子を残していたにも関わらず、呉で新たに妻子をもったという。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .前漢の李陵のように、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .二度と母国に帰れないという思いからだろうか?
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
\__人_人从_人_人从/
_) (__
) おい、聞いたか!! (
 ̄ ̄) ( ̄ ̄
(⌒ヽ、 /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
(⌒ヽ、
( ⌒ ≦__ ____
 ̄ ̄ ̄ ̄ _≧ ⌒) )
 ̄ ̄ ̄ ―
__ _
_ ―= ) )
( (⌒ =―  ̄  ̄
 ̄ ̄
==lュ、 rl========lュ、
rl=========ュ ヽrl==========lュ 、___ノl_
/ ∧ / ヽ rl========lュ rl=======lュ rl=========lュ、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;rl==
. / / ',rl===============lュ / ヽ/ ヽ / ヽ rl=========lュ、/
/_____/__/ ∧__rl====================lュ rl========================lュ_
三三 三三三|三/ / ', 三/ ∧ / ',=
三三 三三三|::/__________/__, / / ', /_____________ ',
三三 三三三|'|三三三三三三三三三|::::::::::::/___________/__,|三三三三三三三三三三三三三三|
もう結構な年なんじゃないか
_,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''> ゆっくりしている場合じゃない!! <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ __ _____ ______
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 晋軍との戦いに
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 参加する奴はお宝がもらえるらしい
::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i
r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | . これに乗らない手はないよねJK
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i | 参加する奴は石頭城に集まれってさ
,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .|
( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
. _,. .,_
γ⌒>//////ヽ
し //A//////l
从ノtァ刈'///l
人__ム'///
/ 〈 〉`(ソ、
. {/ゝ、∀ ,(ソ/}
. {/{三爪∞}/}
lニlニ〈八〉ニ仁l
| i三三三i |
| |三三三| |
/:`二三二´':、
. ///////////∧
.. >、//////////イ
. ∧.  ̄i i ̄ /
| |
\__人_人从_人_人从/
_) (__
) 大将は誰だ!! (
 ̄ ̄) ( ̄ ̄
. _,. .,_
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/ γ⌒>//////ヽ
≧ < .し //A//////l
-=ニ 交州牧の陶璜様の弟って聞いたぞ!!! ≦ 从ノtァ刈'///l
≧ ≦ 人__ム'///
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\ / 〈 〉`(ソ、
. {/ゝ、∀ ,(ソ/}
. {/{三爪∞}/}
lニlニ〈八〉ニ仁l
| i三三三i |
| |三三三| |
/:`二三二´':、
. ///////////∧
.. >、//////////イ
陶濬殿か ∧.  ̄i i ̄ /
| |
. 〉 | | 〈
{_| |_}
. {:::::| |:::::}
}:::::ii:::::{
. }::::||::::{
. }::::{}::::{
. ,瓜八瓜、
. ムン’ ‘くム
. `¨´ `¨´
― 石頭城 ―
,ハ :
/.:.:.:゙、 : _ _ _ _
,/.:.:.:.:.:.:ヽ : _ _ _ _ _
_/.:.:.:.:.:.:.:.:.`L,,
_ _ _ _ :_ :_ ,/.:.:.:.:==r.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
_ _ _ _ _ _ _ :_ :_ ,/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:L_ γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
,,,,、、r;:;:イ ==r.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙i, | これはこれは干瑩殿 .|
,r'゙.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``''ー、 .ヽ____________乂
,r'゙.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``ヽ、
,、ィ''´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, '´::::::::;;:;:;:;:;::::;:;;:::` 、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``'''ー-、 _ _ _ _ _
,,、、ィ''´;;::;r=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;::;:;:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ
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 ̄`¨`ヾ;;;;;:;:;:;:;:;:;.:.:.:.:;:;:;;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;:;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,,r''"´
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i.:.:.:.:r==.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ _ _ _ _ :_ :_ _ _
‥‥‥‥ ∵ ゙ヾ、.:.:.:.:r==.:.:.:.:.:.:.:.:=.:.:.:,/ _ _ _ _ :_ :_ _ _
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゙j =.:.:.:.:.:.:.:,r'゙′ ∵∴ ∵∴
_ _ \.:.:.:.:.:.:,'′ :
_ _ ヾ:;;:/
V
【修正>>555】
― 石頭城 ―
,ハ :
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,/.:.:.:.:.:.:ヽ : _ _ _ _ _
_/.:.:.:.:.:.:.:.:.`L,,
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_ _ _ _ _ _ _ :_ :_ ,/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:L_ γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
,,,,、、r;:;:イ ==r.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙i, | これはこれは干瑩殿 .|
,r'゙.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``''ー、 .ヽ____________乂
,r'゙.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``ヽ、
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゙j =.:.:.:.:.:.:.:,r'゙′ ∵∴ ∵∴
_ _ \.:.:.:.:.:.:,'′ :
_ _ ヾ:;;:/
V
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 石頭城。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫権が建安十六年(二一二年)に
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .呉の水軍の駐屯地かつ、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .長江流域最大の港であり、千艘もの船が停泊できた
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
人 ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:人 __ノ'
7.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.∨
′:.:.:.:.:.:.!:.:.:ト :.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨
/.:.:.:.:.:.:.:.:∧:.:.!_ヽ:.:.:.:.:.:.:.:,:.:__:/i:.:.i:.:.:.:.:.:.:. ∨
ム:.:.:.:.:.:.i:.:.!´ ヾ \:.:.:./ レ レ ∨:i:.:.:.:.:. ∨
/.:.:.:.:.:.:.∨ ,.z=ミ、 ヽ' ィ=ミ、Y.:.:.:.:.:.:.:.∨
/.:.:.:.:.:.:.:.:.|.〃んハ んハ ヾ.!:.:.:.:.:.:.:.:.:、> .お久しぶりです。
ノ_:!:.:.:.:.:.:.:.:| 弋zツ 弋zソ l:.:.:.:.:.:.:.:ト '
{、:.:.:.:.: ∧ , l:.:.:.:.:./ けど、どうして干瑩殿が都にいるんですか?
ヽト、:.:.:.∧ イ:.:.:.:./
∨.:.:.i 、 ー 一 |:.:.:./
∨.:.| イ //ノ
ヽ:.! |> ー < ! i/ { _),........ , _
i| , ‐| ├ 、 人 ,x≦:):'::::::__:::::≧x、
> ´: (ノ V: : ー 、 ,.ィ'::::::/::::{::::::丶:`:::.、::`:.、
/: : : : : : : ヽ / : : : : : `ヽ、 ,.ィア::::::::/::::::::::'::::::::::::V::::::ヽ::::ム
-=ニア/::::://:::::::::::j:::v::::::::::V::::::::ヽ:::ハ
. //:::::://:/::::::::/!::::V::::::_:iヽ::::::::::ヽ:!
/ '::::::/十{::::::::/_|:::::::Vr r':::::`::<:::::\
! |j:::|,zミ';:::::/ `ヽ::::|'f'!::}::::::::/:::T  ̄
人/:::::,゙'ぅリヽ:{ 芹ミ,Y!j!jァミ:::::/::::::!
沈瑩殿に従って版橋に行った後に都に来ていてね。 ./.!:::::} ` うタj::::/ )!:/:::::::八
/ |::八 ' " /|:::{_/::::::::::/
そこで陶濬殿が晋軍との戦いに臨もうとしていると聞いて。 ( |::::/:\ ` ' ノ::/:/:::::::r '
|::/ !{__,:ヽ _。s≦/イ::':::::::::ノ
大した力にはなれないだろうけれど .|/ィア/` } r'::::|:::r‐≦
|ア〃 /ノ ,!/´::::j'<_
/〃 'ニニx '"(ノ::::}´ 〃ィ≧x,
,ィL__ミx, ,ニ/ ,.ィ)::r ' 〃/ニニニハ
_jニアニv::ヽ{ィ竺竺v::ノ 〃,ニニニニ}
└i――_{L」__.L」_―__i┘
_ ...:.:´ ̄.:.:.:.:.: ̄ ̄:.:.:.:.:.`ヽ、:.ヽ _
Y ⌒ヽ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:\{´ ヽ
人__ ノi.:/´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽヘ人 __ノ
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f ヽ 1:.!:.:.:.:.!:,.ィ´.:. !ハ:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:./!:.i !ヽ:.:.!:.:.:.:.:.:.:| ´!
l ∨ ' !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:! !:ト.::.:.:.:.:.:.:./j//ノ! ,|:.:i:.:.|:.:.:.:.:.:. ! /
∧ ∨ / !:.:.:.:.:.:.:.:.:.i_,z=≠ミ、ヽ:.:.:.:/ィz==ミ、/|:.:.:.:.:.:.:.:.:.l / /
、 ∧ ∨ /´! !:.:.:∨.:.:.イ"´ 丶/ /イ/イ:.:.:.:.:.:.:.:.!‐ 、 / /
\ \. / :}:.:.:.:∨.:. ヽ ! /.:. /.:.:.:i:.ハ . / / / ありがとうございます!
丶 ー ー ' / .∧ト :.:.\:、ー /.:/.:.i:./!/∧ ゝ __ / {/
_ヽ !、 -‐= ∨.:.: 人 {´ ̄ ̄`} /イ:.:.: /レ7ー 、 ! / 共に頑張りましょう!!
ノ.:ヽ !、ト :.:.:.:.:.、 、 _ ノ /.:.:.:.:/.:.:/ /.i  ̄
フ |:.:.:ハ ハ:ヽ:\:.:ハi> . __ . < i:.:.:/.:.:.:./ /.:.:} 、 _
/.:.:.:.:.:| ∧:.:.:.:.:ヽ:.!、 //.:.:.:.:.:/ i:.:.:.:!
´ ̄`ヽ、_ ノ_/.:.:.:.:.:.ノ !∧:.:.:.:.:|/.:.\` ´./.:.:.:.:.:.:.: / :!:.:.:.:\ 、 _ -‐
\¨´/.:.:.:.:.:./__ ノ 人 :.:.:.:.:.:.:.:.:.\ /.:.:.:.:.:.:.:.ノ \:.:.:.:.\⌒¨¨ア
 ̄ ̄ ̄ )、 ヽ` ー――`_.´―一 ´ ! / ̄ ̄` ー―― "
/ ∧ ー―‐ T二T ――- ' ./ .\
/ ,∧ i! ! / \
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 陶氏は揚州丹陽郡の豪族である。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 陶璜と陶濬の父に当たる陶基は交州刺史を務めた。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ 後に.彼らの子供たちは
`ヘ:ゝ .' 小/ .晋の官職に就いており、代々人材を輩出する家系だったのだろう
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
__
, <´::::::::ヽ- ‐- 、
--=´::::::::::::::::::::::::::::::::: : ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ
/:: ,': : /i:::::::::::::::i:::i::::::::::::::ヽ\
. /i::: {:: /. '::::::::{::::ハ_|ゝ::::::::::::::',
{: : i..,'  ̄ ':::::::i!::,'. ヾ ̄ヽ::::::',::} なお、彼らの同族と思われる人物に徐州牧だった陶謙がいる。
|',:: ',{====\ {`=====. i::::::::}/
Ⅵ |;;;;;;| ` |;;;;;;| |::: : ,' 「一平民にも劣る」と評された『三国志』に比べ、
. .i `"´ `"´ i:: : ,' 韋昭『呉書』での陶謙は勤皇の志を持つ人物に描写されている。
. .`i> __ <|:: /
.l//: :ヽ=/: :\// .何やら別の意図を疑ってしまうが、
ヘ`゙<ヽ/>彳/ 『呉書』での扱いの良さは、陶氏が邪険にできない存在だった事を匂わせる
ヘ. ⊂只⊃ /
,、__
/ヽ ``ヽ
// ̄' ̄ ̄ヽ.\
`i |,_, ,_,、 i .>
ト|,:ニ/ヽ二|'ー!イ.
| ̄,.レ,..、 )7
本籍は丹陽郡での。 .! ''===i /'.
ヽ `! !' ,//\
当然江東との縁も深いんじゃ _, 、 -― ''"::l:::::::\ ,、.゙,i 、
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::i
【紀元280年3月 呉首都 建業】
,.::ア"::::::::::::::::::/::::::ハ:::::::::V::::ヽ ヽ
_,.ィ::::::::::::::::::::;::ィ::::::::// V:::::::v;::::::::.、 ',
ー―r――‐:::≦:::/::/斗‐'- }::::::::} V:::::::≧=- :,
,':::::::::::::::::::::::/::/ノ___ }::::::/メ!:::::::::! }
{::::::::ァ -ミ::::/::/'う笊!`'´ /::::ィzz、}::::::::::! ノ
V::://⌒ }':::::;' マrタ /'〃fr:j メ':::::::リ / でも、大丈夫かな?
八::{ { (r'/::::/{ `" ヾー' {::::::ノ'
{::::ヾ:.、/::::/ :、 ´ i::r' .晋軍は強いよ?
从:::::::/:::::/ヽ , -、 /V:/ }
ヾ::{:::::::{! \ i v , .満を持して攻めて来たんだろうね
vV:::ノ ≧s.。___ /:、 V
><v! /::::::::::八 _ヽ、
>'" ヾ、 (⌒ヽ'r――r‐:、 」 :i `ヾ、
./x、`<x、 \ ヽ_∧, - ‐ v-, >― ┴―- __ }
'ア´ニ>x、`<x、 ヽ 斗r七≧ヾ::', /ヾ::::V /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.r 、、_:.:.:.:ヽ、
/.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.! i} ):.:.:.:.:.:.:.
i:. /.:ムノハ:.:.:.:.:.:Y-‐ ´:.:.:.:.:.:.:∧
∨:/_ /イ i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:∧
{/'〒ミ、 .!:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. !:.:.:.:.:..!ハ
ノ tj } .!:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ.:.:.:.:.:.|.:.:.:
! j:.:/.:.:.:.:.:.:!:.:.イノヘ!:.;.:.:.:.|
分かっています。 、 /イ:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:!/ノヽ!
人 j!:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:,ィ-‐^'
だからと言って、そう簡単に降伏するわけにもいきません i:`T:.:.ァ.:/.: /.:/レヘノ
|イノ/イ_/イ∨イ
r/_,.ィ´ ̄ ヽ
/ヾ' : : : : : : : ∧
/イ/,´ ̄ ‐-.}
/~´__ j i/´ i
|l: : ! : |, -、! : .T  ̄. :ア´.ヽ、:ヽ
T:jL十-‐'ー=― / } \:!_
_ア"´ヽ _ ィ:´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‐- 、:.:{ ノ. : : : ≪ 、
7′ } >.:´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ ー "- .,_: : :ノ`ヽ
从 ノ.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:..r‐ 、`ニY:}ヽ
ー=ァ.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 人 (: ´ェ、´:ハ
イ:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≫ __ノ.:.:.:.:.:
//.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.!
ー= .ィ'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i 、:.:.:.:.:.:_:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.|、
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト :.:.:.:.:.:.:.:.:.:トー:.:.´.:.:.:.:.:.\|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.∧一
|:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.!ー :.:.:.:.:.:.:.:.:| ヽト、ヽ:.:.:.:.:i!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.∧
|:.ト:.:.:.:.:.:.:.:ノ ∨.:.:.:.:.:.: ! __,.z==ミ_:.:.:j!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:!:.:.:.∧
|/.:.〉、ト、:. z==ミ、!\:.:.:| 丁 j::i ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.ト、:\
/イ /.:.:.:ヾi. Vハ `ヽ 弋zソ j!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i!:.:八
/.:.:.:.:.:.:.∧弋i /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:i:.:.:.:j!:/ _` .中原の人たちに
イ.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ ,. u /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:./:/.:/´__ } 江東を荒らされたくありませんし
|:./.:.:.:.:.:.:.:/.:. /イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:./i/イ: : : : : i
l/!:.:.:/.:.:.:.:/ _、 ー ^ .!:.:.:.:.:.:.:./.:./: :|: : : : : : : :!
! |:.:.:|/|/ (( )> イ !:.:.!:.:.:./_:/ : : ! : : : : : : :j
V、| `¨´ |: :_,ー:.:ハ ∨|:. /: : :`ヽ、_i!: : : : : : : 「 ̄ ̄ ̄ `
_> :´//´i / /∨: : : : : : : : >. 、 : : |:∧ : : f 、: : ∨
r: i |: : :// / /: : : : : : : : : . : :/ ヽ:.:|: :∧ : : : : : : ∨
/´|: :!.|//′ イ /: : : : : : : // / ハj: : :∧ : : : : : : ∨
/ 从 ア:/ / ./ : //: : : : : . イ: / / ∨: : : :__ ハ_ム
i Y./!〉 /、:/ / : : 7 ': 二ニ: : :_,: : ィ ∨: : :i: : : i |: : : i
_ ノノ
ノノノ _ノoノ
|∥ ミ ∥  ̄  ̄
ヾ ___ │ _ // ∥
⑩ /1000 / ⑩ ./8/
| |  ̄ ̄ ̄ ⑩ /。/ |∥ ⑩
m n _∩ ∩_ n m
⊂二⌒ __) /\___/ヽ ( _⌒二⊃
\ \ /'''''' '''''':::::::\ / /
\ \ .|(●), 、(●)、.:| / / ⑤
\ \| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|/ / /::::::::::::::/::::::}\::::::::::\::::::::::::::::::.
\ .| ´トェェェイ` .::::::| / ,:/::/::::::::::::/::::::::::::}::::::ヽ:::::::::::::、::::::::::::::V
\\ |,r-r-| .::::://___ ノノ //::/::::::::;:イ':::::::::::::::}::::::::::ヽ:::::::::::ヽ::::::::::::::;
\`ー`ニニ´‐―´/ \ 5000 \ /:::/::/:::::::://|'::::::::::::::ハ:::::::::::r○ュ:::::::::.、:::::::::}
/ /  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄'::::':::::::/ / |:::::::::/::' v{::::::::::(!):\::::::::\:::::'
j::::'::::::7'冖十':::::'::::'、 Vヽ::::::!!i::::::vヽ::::::::ヽ'_
/|/'|::::/ぅミ.、jハ::::|::/ ~^'ー-\レj、::::V:::≧=-<
| |::/:! vr'リヾヽハ' _、,__V `!ー\ハ::::::::::/
N:::} ` ^vぅ'リヾ:、!::::::::; V::::/
|::八 / `~ ´ .|:::::::;rノ::::∧
対する僕たちは寄せ集めだよ? |':::::ム 、 ノ:::::/´:::::/::::::.、
レ}::::::::ヽ ^`ヽ , イ}:::::/:、::::/::::::::::/
}::::::::{ \___ ,. < ,::::/::::::V::::::::/
___r}:::::::'{斗'fノ ,::イ\:::::j'::/)__
,ィニニニ人::::ハ! ':、 } (:::`}/::::/ニニム
/ニニニニニム:::{ ヽー, 斗--- ミ' ヽ::}:::ノVニニ∧
_ ノノ
ノノノ _ノoノ
|∥ ミ ∥  ̄  ̄
ヾ ___ │
⑩ /1000 / ⑩
| |  ̄ ̄ ̄ ⑩
⑤ ①
ヽ:::::::::::::::::::::::::::`'::.、 / / ♪
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ __ _____ ______ /
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i
r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝレイ人レ\_ルヽイ i |
!イ´ ,' | / !/ V ! ハ ,' ,ゝ レリイi ⌒ ⌒ | .|、i |
`! !/レi' ⌒ ⌒ レ'i ノ .!Y!/// ,____, /// 「 !ノ i |
,' ノ !'/// ,____, /// i.レ' L.',. L」 ノ| .| _ /:/ニ/= ̄\
( ,ハ 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / ./ // >- ´-!=/二二二>、/ニヽ
,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ {ヽ_/: : : : : : : : :`.-{二ニ/ニ/ニ>/ヽ
/: : : :./: : :./: ./: : : ` ̄ヽ /ニニニニ >
/: : : : : /: : : /: /: : : ::/ ム、: : .<ニ>
{/: : : :./.: : :/ ./{: : : :}{ } \ュ: : :∨
.}: :/: :/: : : / :/-!: : : :}:ヽ/___>!:∨
/: :!: : r: :// ∨: :,': :/: : :/: : :}: : :}: :∨
/: : :/: :u! / 芸ゞ; /: /: : ./: : :/: : :}: : }:\_
数を揃えないと話になりません。 }:./: :、´ 圦 タ}: /: : ::/: : ./: : :/: : :{`ー-
!: : : :∧ ;.;.;.;. /: : : : /: :/: : :/: }:{: :!
それに、水戦なら呉軍に一日の長があるはず }:/!:/!.::丶 ./: : : //:/: /: : }: }: :!
{! ∧_ /: : : :_ イ : //}: : /!/}:/
二 /:. イ ∨/∧
/ /-―  ̄/////////\
zィ{/、ニニ>////////////////// ‐ 、
/..../  ̄ >- 、‐ 、///////////′
_ _ ,ニニ、
_ ∠/_ ! ≧s:、万=
。s≦: : : : : : : : :≧s、∥ :ヽ
,.ィ≦ : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ. }
,ィ壬/: : : ,: !: : : : : : : :/: : : : : : : : :ヽ ノ
(.,: : : ,: /!: : : : : : /!: : ,: : : : : : : : : 、
: : :.//` 、i: !、: : : :{._レ-‐リ: : : }: :ィニ:、x._
,仆 / / i{ \: {./ |: : ,': : s=ノニ=ノ 目指すは赤壁の戦いの再現です!
,: : :Ⅳ,,, / / ,,,,, !: ,': : : : : ヾ:´!
,: : /: : ,: :,': : : : : : : : ,
,: ,イ:, :ァ ヽ ノ /:.:': : : : : : ,ィ: :
ケ.{ 、  ̄ ,.':,:': : :./: : // }/ _,,..,,_
「勹 、 _ /,:': : : :/: : :, ' xァ''"゚~゚"≫''"゚~  ̄ ~゚"'<
匕> /: } ,.∠:ニ=ヤ厶 ' 〃 ∠.,,_:.:.:.:.‐-ミ:.:.:.:.:.:. ` 、
{: ::::/ ,ィ'::::::::ェ: =:ゝ {{ /´.:/⌒` .:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:.∨
, '|: :/,ィ::::::::,。イ _r==='.:.:.:.゙.:.:.:.:.:.:.:.:\.:.:.:.:.\ .:.:. :.∨
マi: :,。s≦/ ]|=ニ7.:.:.:j{ .:.:.:.:.:.:.{{.:.:\(_):.:.\.:.:.:.
/ ,イ´ ]|ニ/.:.:.: {', .:.:.:.:.:.:{{、.:___[]、.:.:.:. ヽ.:}
]|/.:.:.,.:.:.{__、.:.:.:.:.:{{´\ :}{.:.\.:{「:.:}
厶イ{.:.´{ jL、.:.:.{{ 斗=ミ、____ヾ .:,
]|ニ从:.:.:.Y^f沁\「 Vツ }.:.:}.:.:.:/
]|ニ={\「:. `~ , ~,, }.:.:}__∧ 〈⌒ ,
]~''<',:.:.:.込'' __ ノ }.:.:}!.:.}.:}、 ∨}/.:.
船の装備は連撃狙いよりカットイン狙いかな? .i{ li\:.:.:.{{iト _ イ{lノィ゙乂}ノ.:.ヽ __,r‐{_}/
j{ li \「>''~} `、 ~゚"寸、:.:.人⌒ヾ⌒ヽ::::}^ヽ
. rz{ ` '''''''''ア~゚"'*、 {‐- '´゚, ∨V⌒`ーァ'、__,ノ¨ 辷ソ
l||~''<≧=‐{:::::::::::::::::\ 、 /⌒`l WVー‐ '
l||=ニニ=~''r∧::::::::::::::::::: `、\ ::::l i{::::'、
l||二ニニ=|l=∧::::::::::::::::、::::V^`、j l{::::::::Y
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 先の発言を見る限り、陶濬は晋軍と水戦を行う考えだったようだ
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
__ ,.::-ーュ_,、_rv:..、 _ _,,-─-::_,, _::. ` .:::., ..:::ーy
::.`` -、.::... .:、:...-iー..__,、_ ___ノ:.ー、_ ,,--‐'´::....... :i .::::::::`'-‐'" _"::.:.:.:.. ,
_::. ` .:::., ..:::ーy ....:.. :... .:::.`'".:: ::i.. ヘ' ̄`::r、─ 、_, 、_,、--''`'´.:::::::::... .::.. :::. .:::::...ノ-",::~_-
::`'-‐'" _"::.:.:.:.. ,_ - 、::..... :: ::..v :....::" ..:;''.:'" ` ::. :.:.... .::::::::.:.:.:.. :... _,..- '':::::::::... .::.. :::. .:::::...
::. ::..:::.......,;,.. ./:: .:.:: 丶 .. ..:......、 :.、 ノ-",::~_- 、:::::::::::.::...-、 `- :::. .., '":::::::::::::::
''';;';';;'';''';;';';;'';;''';;';';;'';;;,.,;''';;';';;'';;''';;';';;'';;;,.,'';;''';;';';;'';;;,''';;';';;'';''';;';';;'';;'\_人_人∧从_人_∧_人_从_//
';;';'';';''''';;';'';';''';;'';;;,.';'';';''''';;';'';';''';;'';;;,.';;';'';';''';''';;';'';';'''';;';'';';''''';;';'';';'';' ) >
';;''';;';'';';;;''';;';'';';';;;'';;'';;;;'';';;;''';;';'';';';;;'';;'';;;'';;';'';';;;'''';';;;''';;';'';';';;;'';;'';;;'';;< 江南の猛き勇者に問う! >
;';';;'';;;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;';';;'';';';;'';;;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;;;';'' < (
MVvvMVvvMMVvvMvyvMVvvMvyMVvvMMVvvMVvvMMVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、
Λ_ヘ^-^Λ_ヘ^-^Λ_ヘ^Λ_ヘΛ_ヘ^-^Λ_ヘ^-^Λ_ヘ^Λ_ヘΛ_ヘ^-^
ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λヘ__Λ ヘ_ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ
__,/ヽ_ /ヽ__,.ヘ /ヽ__,.ヘ _,.ヘ ,.ヘ /__,/ヽ_ /ヽ__,.ヘ /ヽ__,.ヘ
/\___/ヽ /\___ /\___/ヽ _/ヽ /\___/ヽ /\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\/'''''' '''/'''''' '''''':::::::\ /'''''' '''''':::::::\/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|(●), |(●), 、(●)、.:|、( |(●), 、(●)、.:|(●), 、(●)、.|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| ,,ノ(、_, )| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|_, )| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::| `-=ニ= | `-=ニ=- ' .:::::::|ニ=| `-=ニ=- '.....:::::::| `-=ニ=- ' :::::::|
\ `ニニ´ .:::::/\ `ニニ \ `ニニ´ .:::::/ニ´ \ `ニニ´ .:::::/\ `ニニ´.....:::::/
/`ー‐--‐‐―´\ /`ー‐- /`ー‐--‐‐―´\-‐‐ /`ー‐--‐‐―´\ /`ー‐--‐‐―´\
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 幸い、三月十日の間に諸軍の再編は完了。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 陶濬の進言通りに
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .二万の兵が集まったかは分からないが、軍としての体裁は保ったようだ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,-<:.:.:.: ̄`'く:.:.:ヽ
‘,//:.;.:.:.:.:.:.:`、:.:.:. ヽ:.:.:,
/' /:::ハ::::{、_:.:.:.:.:、:.: i|:.:.:.:,
/ハ'` =ミ、`≧=-:.:.:.:.l
_∧、‘圦 `._, '' ,-イ:.:.:.:.:i:.;'
〈寸:l>、'、:≧=< {_ '、:.:.:.l/ 陶濬殿からの報告です。
`ア ィ:lア:.:/レ'//⌒L:.:.{、
ヽ /:}/:l:.:レ:.:「「 |:.:.:、 軍勢の編成が終了したとの事
V:.:.,:.//:.l l ⌒ .|、:.:.:.:、
.{:.:.:i/:./:.:.:.:.l.l ー' |. \:.:ヽ __
ノ:.:.:}_/:.:.:.: /l.l | ヽ:'. ,.ィ''" ̄::.:: ̄`ヽ、
{:.:.:.:.:辷≧入l.| _,|、 }/ ./:.::.:,=、::.::.::.::.::.::.::.:`、
アTー}:l___}7 l| | | |:.:.} / /::,.イニ´.l::.::.::.::.::.::.::.::.:.i
,':.:.l l:l:l:l:7 ,l| |_| |:./ .」ィ_ノ//ヽヾ;::.::.::.::.::.::.::.::.l
ヽ ` 〉ィ:‐、::.::.::.::.::.::l
._.. ゝ 、_",ノ::.::.::.::.::.::.i
.い ヽ._,,.. /::.::.::.::.::.::.::.::.i
.\;`.、_ ,、--―‐'リ〃―'"7::.::.::.::.:i
よし。 .rテニ、;;;i. / ヘ ,イ _|´ /::.::.::.::.::.:l
.⊂ヾ=ツ;;;;;} ー‐'ヘ. ,.イ" ̄ __」::.::.::.::.::.::.::i
晋の水軍が来るまでに時間の猶予はない。 . `、;;;;;;;;;;;;;ト,、 / レ'".l:〇:|、::.::.::.::.::.::.:i
.≧≡〆.ハ / | | |.ヽ::.::.::.::.::.::|
明日出発させるように .r';;zア{"ヽ.,入 `ゝ、 :| _⊥,,.┴-}::.::|ヾ::.::.
.テ=" >‐゛ l: \ ,.イ! \:Y" .|::.::| ヾ::.
.(_>-‐< ハ. \//j f~j ヽ、 i |:::::.i ヾ
. .\ ` シ' ゝl ヽ l .ト、:::| `
.\- / / ソ |:ヾ|
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 一仕事終えた陶濬は休む間もなく、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
. _...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.` ところが翌日、呉の君臣は驚くべき光景を目にする
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
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― 咸寧六年(二八〇年)三月十一日 ―
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【紀元280年3月 呉首都 建業】
,ハ :
/.:.:.:゙、 : _ _ _ _
,/.:.:.:.:.:.:ヽ : _ _ _ _ _
_/.:.:.:.:.:.:.:.:.`L,,
_ _ _ _ :_ :_ ,/.:.:.:.:==r.:.:.:.:.:.:.:.ヽ \__人_人从_人_人从/
_ _ _ _ _ _ _ :_ :_ ,/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:L_ _) (__
,,,,、、r;:;:イ ==r.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙i, ) 陶濬将軍ッ!! (
,r'゙.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``''ー、  ̄ ̄) ( ̄ ̄
,r'゙.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``ヽ、 /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
,、ィ''´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, '´::::::::;;:;:;:;:;::::;:;;:::` 、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``'''ー-、 _ _ _ _ _
,,、、ィ''´;;::;r=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;::;:;:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ
``ヾ:;:;;;;;:;:;:;:;:;;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:=r.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,r'゙
 ̄`¨`ヾ;;;;;:;:;:;:;:;:;.:.:.:.:;:;:;;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;:;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,,r''"´
ヾ.:.:.:.:::;:;:;;:;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;, '.:.:r==.:.:,r'''"´ _ _ _ _ :_ :_ _ _
i.:.:.:.:r==.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ _ _ _ _ :_ :_ _ _
‥‥‥‥ ∵ ゙ヾ、.:.:.:.:r==.:.:.:.:.:.:.:.:=.:.:.:,/ _ _ _ _ :_ :_ _ _
`ヾ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
゙j =.:.:.:.:.:.:.:,r'゙′ ∵∴ ∵∴
_ _ \.:.:.:.:.:.:,'′ : \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
_ _ ヾ:;;:/ ) >
V < 大変ですッ!!! >
< (
/ {_ j fヾl }
/ /_ ヽ-―- ヽ_
__イ ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ、
,./ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ fヽ、
/人"_ ノ.:.i:.:.:.ト:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.ヽ\ ハ
..7.:.:.:!`´.:.:.:.:.∧:. !_ .X:.:.:.:.:.:.:/ .:.:.,イ:.:.:.:.:\
..i:.:.:. !:.:.:.:.:.:.:.i ̄、j \,/ `ヽ∨ i:.:.:.:.i`ヽ!
..|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.: ! |:./.:.|
/.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.: ! ===≡ ≡==j/.:.:.:! ふぁ……
.|:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.| _ 〉:.:.| .朝早くから何ですか?
..W、j:.:.:.:.:.:.:∧ / } .:.:.:.:.:!
ヽ!:.:.:.:. ∧、 . ィ:.:.:.:.:.:.|
`¨ヽ、:_>‐、 f、へ:ノ ー ^ 、! /\___/\
<:ヽ : \ ,!: .ヽ、_ /ヽ、 、__,ノ ::\
| (○), 、(○) ノL |
| ,,ノ(、_, )ヽ、, ⌒ :|
| / r=‐、 ヾ ::|. __
| l| |,r- r-| |l :::| _r┘ `ヽ、
\. ヽ`ニニ´ノノ.::::/.ー-r'‐、'ヽ `、{
`ー‐--‐‐┬''´.: : : : { 、 ` |
集まっていた兵士たちが夜の間に逃亡してしまいました! _/ /\ / : : : : : : : :ヽ,」 |、
/:/|イ:::::/∨ : : l : : : : : : :/ :| |、{
r''/ : :| ./`Y / : : : 」 : : : : :: | /ゝ_,./ ノ:Y
ノ/ : : :| i::::::|/ : :/ : : : : : : : 、 : :.〈── ´: : |
/ |./: : : :|/:::::/ : : : : : : : : : : : : .ヽ : :l : : : : : : : |
__/ :/.: : : : :|::::/ : : : : : : : : : : : : : : : 、 :.| : : : : : : : |
〉-Y' / / /ヽヽ
-―< ノ`ヾ、_/__/、_ / `}
,,ィ´⌒ > ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:>. ._ } ー‐-'、_ヽ i!
{{ ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>. .,___
. > ´.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄ヽ
/.:.:.:. /.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._
/_:.:.:.:.:./.:.:.:.:/.:.:.:.イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/´´
. ´/.:./.:.:.:.:.:./.:./.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. { !
/ ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:z==ミレ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ,!:.:.:.:.ノ.:.:.:.:.:.:从.、 \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
/.:.:.:.:.:i:.:. ,ィ ´ __ !:.:.:.:.:.:.:.:./三、、:./!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ ≧ <
. /.:.:.:.:.:.:.l :〃 /´ ヽ .:.:.:.:./" __ ヾヽ j!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.: ≧ 奴らは金目の物を持って逃げた模様ッ! ニ=-
/イ:.:.:.:.:.:.:.:.:| (::) i ヽ/ /´ _`ヽ マ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |.: ≧ ≦
|:.:.::.:.:.:.:ヽ!.人 , f::::l /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. !.: /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
|:.:.:.:.:.:.:/ `¨´ { ー' }/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
|:.:.:∧:.{ __ ヽ _ . /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /.:.
| :/ ヽ! 、 / ーヽ / :/.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.: えぇッ!!?
|/ >、 i ⌒ヽ! /イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:
> ´、 : ≫ . _ | ./.:.:.:.:.:.:.:.:.: ,イ/!/レ
X: . :\ 、 . : . : 丁  ̄}/.:.:.:.:.:.,..'"、
/ __`ヽ、: . :、: . : _{!ヽ /´ー<:/ ヽ
/ ヽ > .,_: . : . ヽ /_: ./:/ i
. / i } > .;_\ /. : . ィ .! ∧
i | ヽ ヽ.¨ー''" /ノ ノ i .∧
| | ` ー― 、ノ ̄}、_ / | ∧
出発さえできなかったのか…
__ ,.::-ーュ_,、_rv:..、 _ _,,-─-::_,, _::. ` .:::., ..:::ーy
::.`` -、.::... .:、:...-iー..__,、_ ___ノ:.ー、_ ,,--‐'´::....... :i .::::::::`'-‐'" _"::.:.:.:.. ,
_::. ` .:::., ..:::ーy ....:.. :... .:::.`'".:: ::i.. ヘ' ̄`::r、─ 、_, 、_,、--''`'´.:::::::::... .::.. :::. .:::::...ノ-",::~_-
::`'-‐'" _"::.:.:.:.. ,_ - 、::..... :: ::..v :....::" ..:;''.:'" ` ::. :.:.... .::::::::.:.:.:.. :... _,..- '':::::::::... .::.. :::. .:::::...
::. ::..:::.......,;,.. ./:: .:.:: 丶 .. ..:......、 :.、 ノ-",::~_- 、:::::::::::.::...-、 `- :::. .., '":::::::::::::::
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
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二 = 二
 ̄  ̄
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/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/⌒ヽ
,。s'==s。、
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/ /.:.!:.:.:。、ヽ:.:.:.
≧ < {:.:ハト、{}:.:ト.:y.:}
-=ニ 残っている者はごくわずかです!!! ≦ ソ = ノリフ/./
≧ ≦ ー-jノ.:.:._/
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\ /.:ア゚ヽ \
{ア´:i:i:ハ___}
〈〉r^^y'ili}
i:::|〉- 'i:i:iハ、
|ノ' /.i:i:i:i:i:,ヘ
/|--、__ _
/| | \ \f///〉 _
l |/|コ斗-―――-ミく//ヾ)
/| iil|>'" \
_ 〈 / ', \
/,-=ミ./ 、 ', ヽ _ \ ○
{l//// | ト ト、 `、 ト、 「\丶
乂_/ | ト l ヽ ', \ `、 ヽヽハ ヽ\ミ
/ ,| l ト 、 ', \ト\ ヽ〉 ト \≧=-
// / ! i l ', l ヾ=--x≠ミ\ l | \ \
/ ./ / l ト、 l .ハ lゝ:::::::::ア __ ヽう .l V \ \
l /.l |. ! \,∠_::ヽト/ト′ { ({tリ! __ }ヽ.! V \
| ヽハ | ハ l( ,ィア ̄_`ヾ::::;;;,,, .,_ (_ィ .ノ イ.| ο ∨__ \
| .//ハoヽ,ィく l{ ({tリ i::: 、 ` ̄ ~∥| | ////>\__
| l / } 。 ヽ::人 ,.,-っ′ /(. | |ヽ {/ ァ77/ ヽ これ、戦う以前の問題じゃありませんかぁ!
ヽ } { ヾ. とう´ l _,..=ニヽ u lj .| | 丶Ⅳ// / ヽ
ゝ/i ○ ∧ ヽ i r'_,-‐''",--;,ヽ /| |ヽ {// l ト 、
/イ /___ ヾ込 oハ ヽ. {´ /´ ヽ 「:}/Vl |ト、\l/」 \
l/ニニoヽ{{ ヾ:>ヽ ヽヽ ト、 __, - 'イ / ハ| |ト.////ハ }、
/ ̄ ̄ \Ⅵ) / ヾ//U≧=-ミ≦≠/ イ///////l ハ \
{ \Vヾ\ ヾ/へ // ////// | ハ }
} }ヽゝヽ/へゝ//\ / / //イ | \ ハ l
/ ○ ト //ミ\/////// / // Ⅵ \\ /
./ l/ Y 〈|/ ≧=―‐/ /―〈 〈 Ⅵ、 \\ /
/ / ヽ \ヽ[圭][圭]/ / Ⅵ、 \\ T ー‐ァ=='
.{ l / /_「二」「二」_{_ ',o, \\ `、 /
l l / / 〔______.〕 ', ', \\ `. /
! l__/_/ /l--- |-----|, ',o, \\ /
∧. レ | l | l | \ ', ', \丶トI_
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 『三国志』『孫皓伝』と『晋書』『王濬伝』の記録を総合すると、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 陶濬の下に集まった兵士たちは財宝を与えられると一晩の間に逃亡。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .呉の最後の軍事力と言える存在が雲散霧消してしまったのである
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
|:.:.:.:.Y⌒>ーァ= 、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
;.:.:.:.:人 、 Y ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:、
. /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ! ; :.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.:.:.:.:.:.:.i:\_,
/ !:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.ヽ ....イ:.:.:.:.:.イ:.:.:/i:.:.:.:.:.:.:.:/ !:.:.:.:.:.:i:.i! ̄
|∧:. !:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:./ :.:.:!`ハ:. / _,.z i:.:.:.:/
j! ,i:.:.|:.:.:.:.:. !:.:.:.:.:.:.:.:.:i ∨ |/ ,チ::リ |:.:.:.!
>、 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:iー==チ丁 レ ノイ:.:!
{ ( レ\:.:.、:.:.:.:.:.:.:.! 弋zソ 、 !:.:.:.:l
> ´i ーイ ヽ八:.:.:.:.:.:| ノ.:.:/i!
. /、_ ,{ ,//:i! : ヽ:.:.:.:ト ., r 'イ!:.:./
ア Y } /⌒`ヽ: : :i!\ ∨ i ーv― 、 レ V三三三ミl\ミ三三三三三三ア ヾj ノ l三
ア ∥{/´ ̄`ヽ:.:丶: : : :ヽ!ヽ, ‐ 、_{t ' 二 } V.三三三l マミ三三三三 .{ ,'´ /三
ア ,、 .∥ j! ´ ヽ ヽ:ハ : : : : _/ ´ 〉i!,´- 、./! v三三三i. Y.三Y三三三ム ゝ-‐ 'l三ミ
__ / ∥ j! ハ:.!: : : /: \ 'X‐__/: ! \.三三| l三三三三三ミヽ. l三ミ
_/ /' ∥ j! .}:ト./{ : : : \__i} : : : ;イ \.三l ,'三三三三三三モt、 l三三
. ∥ ! 、_ノ:'/ \: : : : :/`¨¨´/ \ミレ三三三三三三三三ミ、 l三三
ヾー=ニミ三三三三三三三ミi l三三ミ
,.へ.)ミ三ヂ゙∨三三三:l l三三ミ
/.-‐、`゙ヾミ、 lミ三三三l _l三三三
r''"´ .ヽ、 ヾヌ:三三三l / l三三三ミ
', :、__,メ、 〉! ドーヾミ三リ'´ ,.-l三三三三
', ./l _l 、.rヘ.  ̄ l ̄ / l三三三三
ヾ.', / 、{ | ヾニ!. 、_ / .l三三三三ミ
゙; , ' ,. -‐ ,:','三三三三三
lム. / ,' ;三三三三三ミ
l ム. / l ;三三三三三三
、 / ム .l ノ ;三三三三三三
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 呉の君臣を取り巻く状況は絶望的だった
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
 ̄ ̄ ̄`ー、 { _,.-‐'´
`}_ } __/
`ー-{ ノ 涂中
`ーr‐' ̄ ● ,.---------
r―'´○寿春 ,「◎建業 ○京城
,.----'´ ̄ ./
○新息 _/ . /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ○合肥 __{
○弋陽 |
○六安 横江●|○牛渚
} ̄ー' ̄} |
.∧∧∧∧ `ーv'○東興 ./
∧ ∧∧∧∧∧∧ `ーr―' ̄
∧∧∧∧∧∧ 濡須口○}
∧∧∧∧ r'
∧∧∧∧∧∧ _ノ
∧∧∧∧ r―'
∧∧∧ 皖○ _,.-‐' /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
>-―‐、 ∧∧∧∧ | /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
| ○\_ | r…―- ..,,_/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: イ
| 武昌 . ̄| ○尋陽 _r‐'´ \ :::::::::::''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
ヽ _/ _>、_::::::ヽ、 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
'ー-、___イ  ̄i `丶、:::`丶、_: :::::::::::::::::::::::: ト、
○ | ! iハト、 i、丶、___` ー--::::::::::::::::\
柴桑 lハノ!イ仄ゝヽ ナアi`ー-=....,,,____,,.ゝ
|'、`┘ '^i下心!ハj ,ハ!
|/\ 、 ゞ-イ //
. ☆ ' r‐i> ‐rァ='7.イ´
\ ⌒ヽ、,.ヘ.::´:::ハ
王渾と司馬伷の両軍が長江北岸に駐屯しており…… \rイ ,.ィヘ.:::::ハー- 、
└攵アト=ヘ、::::ヽ ::::::\
/ 〈::::::::::::\:::::::::::::::::l
〉―ァi'´ \ :::::::: |
. /_ア^'┘ `ヽ、::j
└ ′ `
【紀元280年3月 呉 荊州 武昌】
/////> ´ _/\ `ヽ//∧
./////,!´ ィー/: /: : : :`ーヘ几∨'∧
|/////| /.:/:|: : |: :|: : : : | |: : : ゚。ぃ//ハ
j/////|: 斗: 7又「:/i!: : :/「ルi: ト: :|:|: トv',!
//////j: : ハ/笊ミく八: :.|,ィ芥Y|: :.|:|: |小| 王濬将軍の連舫艦隊。
./>i: :T: :|: :!|仆イ::::} ヽ{fイリノj|: :.|ハ//jイ
/: /|: :ハ:.:|: :!| 乂tツ ヒン /j!: :.|: :|\'| あんな巨大船相手じゃ、
. . :_´:_;イ:∧:小 |:.从 -=イ: : ;ム: ト、: \ .呉の水軍と言えどもひとたまりもなかったわけだ
// ///从: :.\N\ト:≧=- ヤ::ア /: : r‐<\\: \
(: ( //////>―=ニミ、: :ヽ> _ r<: : :/「二 } ヽ: :.}
` \///////// ̄ ̄ \: :)¨Y´{ {.:/ 〔_┐ { }从
//////,'/ j/!ニロニ!从 ∧ マ! |::∧ /:::::/
./////,< </ ト、 //介ー ' { |:::::∧ /::::::/
∨:::∧ /::::::/
\:::ハ /:::/
\」_|_/
, ´ ` 、
/ \
i !| i! }
| |从ル'
ところで劉喬 | ∧/'
| ∧
,' ∧、
./ / ∧\
/ ,/ ハ ∧ }
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } そして、王濬の軍勢は王戎の兵の一部を加えて建業を目指していた
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/:::::::::::::::/ / \∨/ ∨:::::::::::::::::::}
. /:::::::::::::::/ / / ̄_Y_ ̄_ ̄\ ∨:::::::::::::::ハ
.:::::::::::::::::/ ' /´ `\ ∨::::::::::::::::i!
|::::::::::::::/ / / ∨::::::::::::::|
|:::::::::::/ / ! ! ,{ i i ∨::::::::::::|
|::::::::/ i! | .| | |__|__ハ | |.斗-ト、 | |r、.∨::::::::::!
|::::::/ | i! | | | !|| .!`| | ト、 Ⅵ i! | ,ハ ∨::::::!|
|:::::i Ⅵ Ⅵ |从N ,从 N Ⅵ.ヽリ! ! ,リ ∨::::リ この辺りに石偉という立派な人物がいると聞いた。
∨:| {∧ Ⅶ从=ミx \! z≠=‐| |,イ .!:::/
Ⅵ \乂」 , ! ! | }∧ ぜひ会ってみたいから、
ヾ | 人 、 _, ,.| | i! / ∧ どこにいるのか探してほしい
| / ,> ._ ...:::´::! ! | / ∧
| ! / `¨i´ | |⊥._ / / ∧
| ! r―rア'´ ̄ ̄! ! |  ̄`ヽ ∧
| ! | .|| `ー.、 r―| | |/ ∧
./:/:///: /:,イ.: : :/.: : : :/: : : : :.|† 〉///ハ
/イ: ;.イ: //: /}'X: : イ: /: : /: : :/: : :|:.ヽ//////i
//{/:/:/イ.:/i芹㍉ヽj:/: : :/}: : :ハ.: :/: :.///////}
_.ノ/,/: :.{: : :|イ .|んイハ} |ハ: ://‐<_j / /:/'///////
|////:/.: :/|: : :,リ 之ン ∨才テぅv/ メ:/'///////
隠居した呉の光禄大夫ですっけ? |>': /{:|: :/: |: : :i{ `" んイ::::ハ}イ: |{'///////
.<:>会从N{: 八: :八 , 之ンイ./.:八//////
王戎様の好きそうな人ですよね x≦>/////////∧: :ハ: : }\ ト .._ `"_/.: :/\///!
r,≦ア: ://////>―<//ハ{:.}: :/rく\__"´__.> :´: :/.: : :/:Y'/,|
|//|: ////// ..:/ / \ _//: :∠=≦二:_:/,{: : V/{
|//|///// .:: _>―ロ――ァ .i从く'////////∧: :∨,\
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー これら三軍の兵力、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .合わせて二十万前後と『晋書』『王濬伝』にある。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 対する孫皓の下にある戦力は都の守備兵程度だ。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .ちなみに、呉の公式の総兵力が二十三万だったりする
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元280年3月 呉首都 建業】
,.-'": : : :{ {: : : : : : : : : : : : : : \
,.-'" .... / / : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
,.-'" : : ::::/: :/ : : : ::/:::イ:: :::: : :|:: : : : : : ヽ ̄ ̄
.. ̄ ̄ ̄`7 :::/ : : ::::イ:::/ |:: ::∧:: ト、::し' |:: : \
/ ::::,' : :::/ゝ≧、|: : /ー'|:,'ヽ::::: : :|:::::: : :ヽ
./ :::_,' :fX 〈 f : : } |: / T示リ',ヽ::::: : |:::: : : : : …………
/'"´ /イ=ニ!|弋_C' |/ { ::::: } |',::: : ト,: r、| ̄
|fニミr、j `ー゚_/|',: :|ノ: |
.,イ `--{ ヽ、 ,-、 /´ ノ、|!  ̄
/| \ )、=、>-<| /Y\ヽ ,. -― - .,
/: \ ヽ/}: :\!/:: :::/ヽ/ /: : : \', , ィ ´ ` 、
/ \
j i / { ヽ
ノ !、,く ,ィニニ二`_ ノ _ハ
ヽ`≧。}-}くヽー゚―ィ´_ ´r、ヽ
}、ライ/::::} `ー-‐ " くニ、} i
{ i f::::::ヘ、 ノ {r‐ ノ
ヽ ハr==ー`ヽ r' ,_/!
,・・・…如何致します? .ハ´:i:i:i:i:i:i:i:iハ:i:iハ ! i i
イ:f 二二 ヽ:i:i\ j |
i:i ヽ 〉:i:i:i:ヽ/ i
j:i、_/\_/:i:i:i:i/ !
/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/´ ムェィ==、f-、
f≦、rイ7/> ´ j/////、_ノ/:.:.:.:.:.:\
,イ∨|| |// 二ニj/////>:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
V三三三ミl\ミ三三三三三三ア ヾj ノ l三
V.三三三l マミ三三三三 .{ ,'´ /三
v三三三i. Y.三Y三三三ム ゝ-‐ 'l三ミ
\.三三| l三三三三三ミヽ. l三ミ
.\.三l ,'三三三三三三モt、 l三三
\ミレ三三三三三三三三ミ、 l三三
ヾー=ニミ三三三三三三三ミi l三三ミ
,.へ.)ミ三ヂ゙∨三三三:l l三三ミ
/.-‐、`゙ヾミ、 lミ三三三l _l三三三
少し、考える時間をくれ r''"´ .ヽ、 ヾヌ:三三三l / l三三三ミ
', :、__,メ、 〉! ドーヾミ三リ'´ ,.-l三三三三
', ./l _l 、.rヘ.  ̄ l ̄ / l三三三三
ヾ.', / 、{ | ヾニ!. 、_ / .l三三三三ミ
゙; , ' ,. -‐ ,:','三三三三三
lム. / ,' ;三三三三三ミ
l ム. / l ;三三三三三三
、 / ム .l ノ ;三三三三三三
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 歴史が動く時が迫りつつあった
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
※遅い時間になってしまったので、申し訳ありませんが一旦中断します。
※今日の23:00頃から再開できればと考えています。
※ひとまずお疲れ様でした
まずはお疲れ様です。ついにその時が…
乙でした。
国庫から金銀財宝を与えても、士気が低ければ戦いの前に兵は離散…。
民にとって過酷な税を課した因果応報であって、すでに王たる資格は無かったのでしょうな。
羽柴秀吉が中国大返しの時、姫路城で糧食や金銭を将兵に全部分配して山崎の戦いで勝利したのと対照的ですな。
>>1乙です
顔芸武将としか知らなかった陶濬だけど
こうしてみると完全に忠臣なんだな
乙
誇張表現なんだろうけど
一夜で全軍消えたのに朝まで気づかないって無能すぎだよな
止められるかどうかは別として
気づいてたけど、兵の逃亡を止められなかったのでは?
西楚の覇王 項籍ですら、垓下の戦いで兵の逃亡を止めれませんでしたから。
あっけない終末ですよね。
乙ー
艦これは絶望的な末期戦が似合うのう
乙です
金に群がる連中相手に国の存亡賭けた劣勢の戦いに出ろ、と言ったら
そうなりますよね…死んだらいくら金あっても意味ないんだし。
戦後に莫大な褒章を約束するなら持ち逃げは防げただろうけど、
信用されない&それじゃそもそも呼び掛けに応じないだろうな…
乙ー
千里ちゃん、ゆっくり虐待していいよ
それはそうと上海についての本読んだら
龍華寺に残っている龍華塔は孫権が寄進したものとか書いてあった
滅んでも後世に遺産が残ったわけか
逆に孫皓に客観的事実を知らせる忠臣はおらんかったのかね
ここまできてて晋の大艦隊も知らんとは
陶濬に勝算があったようには見えないしなー
乙
>>558 ああ、そうか… 丹陽か… この配役は色々泣ける…
>>590
孫皓の傍にいる主戦論者黙らせるには
完膚なきまでにボロ負けする必要があるような
正直に言った所で精神論説かれるだけだし
下手したら敗北主義者として誣告されかねないし
>>1乙ー
陶濬は「晋軍は小船ばかり。一戦で倒してみせます」発言で、ろくな情報も得ずに戦況を楽観視する愚将扱いされることも多いけど
武昌の前線まで行って、孫皓に戦況の報告文まで送って来ているわけだから
陶濬が晋軍の規模を知らないとは考えられないよな
乙
真田丸終盤で「牢人集を目の届かないところにやったら金を持って逃げだす」と出撃論を頑なに却下してた場面を思い出すな
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
― 咸寧六年(二八〇年)三月十四日 ―
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【紀元280年3月 呉 揚州 横江】
. . ヾv;:;:;:;:火:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:rノ;:> >ー―‐‐1 |、 _ _ |! |! /. : . ;:.: '
. . . .\ヾ;:;:;:;:;:;:;:.v;:;:;:;:;:;:;j!/ |:_ |ー―――∧‐j!__ ..ィ´ . : .: '' "
. . . . v v、;:;:;:;:j!:;:;:;:;:;;;;;|| ,...,.:jー≧======≦ミ、¨ ̄ "' .. ''
. . . . .ヽ `"´..` ''."´.:|| > ''’ ̄ ,.,. V v . '"´
. . . . . . . ー - 、:'., '.;:.ゞ- '’ ,. '" v V .. .: ' .. .,
. . . . . . . . . . \ .,. '" V ヽ;:. '" \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
. . . . . . . . . . . . 〈' ,,.. ''" ,,. " V V .. ) >.
. . . . . . . . . . . . l:, , ,.、 〉 V ´< 王渾将軍!! >
. . . . . . . !:. ,..,. ''" ヾ、 '; < (
. . . . . . . {:. ,,.. '"´ _ ., ,、,.r=====x、 !:. } ' /^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
. . . . . r'. , ,. ノ.;:;:|///////l:v | ,, .
. . . . . . |;: .., ., ..,,:;:. ' ノ.;:;:;:;:|///////|;:}; j! ,,. .:., .;:. '. "´
. . . . ,:イ.:' ..; . ''" __;火;:;:;:;:;ト―― Y71' ,! . '' ,: '
. . . ノ 、ー≦三三三!三≧i| [] ,.ィ | l | ∧
__ . : j: `ー― ---- ― ''´;レ< !ノ !ノ.;:.vヘ .. ,. "
/  ̄ ̄ ̄ ̄ ! '' " // ,r‐fニ′ /.;:;:;:;:;:;:;.', \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
Yー―――― ‐_--ノ ,. ..;:!-r‐fニ!. j. | {:;:;:;:;::;:;:;:;:i! ) >
└―wWrv ''""´ ̄ '' "" "´ .., . ノ ノ ! j!__!,ノ /!:;:;:;:;:;:r.;:;.< 上流よりッ!!! >
: . : . : 〉'' "´ ____ ;r~ミ;. ゞー ''"´ / V.〈:;:;:rノ.;:;:;:;:;:.< (
. . ;.ィ、ー≦三三三!三≧/.;:;:;:;:;.', __ ,:′ ;イ r.':;:;:'.:;:、:;:;:.:j!/^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
. . ≦N!、`ー― ---- ― ''ソ.;:;:;:;::;;;;:i! V/lレ' / ;イ.;:;:;:;:;:;:.r====x;:;:;:;:;.
. . . . y′ r=========x、ノ.;:;:;:;://V/, / ノ ;イ.;:;:;:;:;:;:;:;:;:|/////l!;:;:;:;:;.
. . . . ,、 { ////////////V≦/,:′ !|レ′ / .;zZZZZZZZZ|ー―‐1;:;:;:;:;:.
, -........._
/〈_ヽ:::::::::::ヽ___
/::::::::::::``:::::/::::::::::::::::::::::ヽ
;::::::::::,::::::::::::::::::::::ヾ==ニニノヘ
{::::/ ∨イ::::::::::::_::::::::::::::::::::::::l
r‐-V__ヘ、 ヾ ー''"´ \::::::::::::::::::}
>=(////)` 、__.∠⌒ヽ_ヾ:::::::::::/
└‐|ヾ=''/ `ー゚`ヽ },r-ミ/ .さて、噂の益州水軍、どれほどのものか。
二三三八 / 〃イ ノ
..ニ三三/=ぃ=、ー^ =-、_, 〃r‐く≧ュ、 拝見させてもらおう。
ニ三三/二=}} ゞ_ ―ァ 〃/ }二ニゝ、
ニ三/二7〃  ̄,...:'// /二ニ7三≧ュ、__ .一緒にどうだ?
ニ/二ニ7/_: ̄:≧.、/∠‐''´ /二ニ7三三三三三≧
二>=7 ' 》ミ>´ 、 //二二=|二二三三三三
二二=! ///| ヽ''´ /二二二|二二二三三 | . . . . . . │. . .\ . . \ . . . . . . \ . . . . . . .\.∨| . .
. 二二| ////! /、===='二二二二二 │. . . . . . . .|.| . . . . |\ . . \. . / . .\. . . . . . . .|│| . .
│. . . . . . . .|.|i . . . . 、 \ . . Х>― .斗\ . . . |│| . .
│. . . . . . . .|八 . . . . \ ` ‐---/ 弌Y^ . . . . .ト|人厶
|. .| . . .l. .│ \\ . . \ 〈/V \ ヽ | . . . |├く ヘ
|. .| . . .| . .|____,\\. . \ \く___ノ | . |. ∧|. . . . . 〉
|. .| . . .|/| .斗≧=‐---- ノイ|/ 人_/〉
|. . . . . ∧. .'. Y^Vj弌 __/ . j. . .イ
. . . . . . . . . .V人 \__〉 |/. . /\イ
ぜひ \.〈\ . . \\ヽ. ′ ┐ ∧. ∧. . . .ソ
\ \ . . \トヘ. く ノ ∨__,>く
` ‐--- T\ / V ̄\
乂__≧=‐-----rく / \
( \_ノ、__,ノ/| / ト
/ ∧ _/ | \
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~~~~ (晋( ̄| (
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ヽ] ̄二二二7 /~'7;; |/~''7
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ヽ] ̄二二二7 /~'7;; |/~''7 ~~~
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ヽ] ̄二二二7 /~'7;; |/~''7 ~~~
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|:::::::.へ:_:.ハ/_∠二Z `i:::::::::::::::::|
. ヽ:::::l≧=_, `‐ コ・エ7 |::::|ニ、::::/
\レ´:.:.:|  ̄ _ |::::| }/
{、:.:.:/ _,,..===''' |::::レヘ .さすがに船の数は多いな。
<_/l ̄ `ー'´ _,,,―'''l |::::| \ ___
|ハ / Tニ―''' ̄| /::::| /l::::::::::::::: 道々諸軍を吸収して十万を超えたというから無理もないか。
|l ヽ ヽ__ノ /::::/ / .ト、::::::::::::
|l }、 ___ /:::::/ / |:::\::::::: .連舫らしき船は見当たらんが
|l 〉:::::::::::::::::::::::::// |::::::::::',:::
. 〈_,.. ‐┬――‐′ /|::::::::::::.l:
. /:::::| /\ / |:::::::::::::|: // / \丶
{ ヽ ',
' / / | ヽ ',
l / |l | {l }
| l | / |l | l| {l }
| l lレ---ミ丶|、 l|\ ---ミ } } '
l、 | -、 ヽ寸, -\lヽ } / /
'、l从l { _ _ Y ノ, '
{\l\ムー== ー== 彳ィ/)
\{l丶-ハ ' /ノ )
ゝマ _ゝ _,,..rzzッ..,,_ イ Tく
ノ --ミ⌒l::※::・▽::}こノ⌒
l ⌒ヽ=ゝ'´ ̄`У}
ノ ⌒J\`==='ニ=}〕iト
.γ ' }∧ニニ>‐<=%リ〕iトニ〕iト、
/-/ ノ/∧//||o\///////}/ハ
┌┐
/~'7;; |/~''7 ~~~ ~~~
~~~~ (晋( ̄| (
、___`t-'ーイゝ-i ┌┐
ヽ] ̄二二二7 /~'7;; |/~''7
~~~~ ~~ ""~~~~ ~~~~~ (晋( ̄| (
┌┐ 、___`t-'ーイゝ-i
/~'7;; |/~''7 ~~~ ヽ] ̄二二二7
(晋( ̄| ( ""~~~~ ~~~~~
、___`t-'ーイゝ-i ┌┐
ヽ] ̄二二二7 /~'7;; |/~''7 ~~~γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
""~~~~ ~~~~~ ~ (晋( ̄| ( | ところで王渾将軍 .|
~ 、___`t-'ーイゝ-i ~~ ヽ____________乂
~~~ ~~ ""~~~~ ~~~~~ ~ ~~~
┌┐
/~'7;; |/~''7 ~~~ ~~~
~~~~ (晋( ̄| (
、___`t-'ーイゝ-i ┌┐
ヽ] ̄二二二7 /~'7;; |/~''7
~~~~ ~~ ""~~~~ ~~~~~ (晋( ̄| (
┌┐ 、___`t-'ーイゝ-i
/~'7;; |/~''7 ~~~ ヽ] ̄二二二7
(晋( ̄| ( ""~~~~ ~~~~~
、___`t-'ーイゝ-i ┌┐
ヽ] ̄二二二7 /~'7;; |/~''7 ~~~
""~~~~ ~~~~~ ~ (晋( ̄| (
~ 、___`t-'ーイゝ-i ~~
~~ ~~ ヽ] ̄二二二7
┌┐
/~'7;; |/~''7 ~~~ ~~~
~~~~ (晋( ̄| (
、___`t-'ーイゝ-i ┌┐
ヽ] ̄二二二7 /~'7;; |/~''7
~~~~ ~~ ""~~~~ ~~~~~ (晋( ̄| (
┌┐ 、___`t-'ーイゝ-i
/~'7;; |/~''7 ~~~ ヽ] ̄二二二7
.(晋( ̄| ( ""~~~~ ~~~~
、___`t-'ーイゝ-i ┌┐
ヽ] ̄二二二7 /~'7;; |/~''7 ~~~
""~~~~ ~~~~~ ~ (晋( ̄| (
~ 、___`t-'ーイゝ-i ~~
~~~ ~~ ""~~~~ ~~~~~ ~ ~~~
┌┐
/~'7;; |/~''7 ~~~ ~~~
~~~~ (晋( ̄| (
、___`t-'ーイゝ-i ┌┐
ヽ] ̄二二二7 /~'7;; |/~''7
~~~~ ~~ ""~~~~ ~~~~~ (晋( ̄| (
┌┐ 、___`t-'ーイゝ-i
/~'7;; |/~''7 ~~~ ヽ]γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
(晋( ̄| ( ""~~ | 何故彼らはここを素通りしているのでしょう? |
、___`t-'ーイゝ-i ┌┐ ヽ___________________乂
ヽ] ̄二二二7 /~'7;; |/~''7 ~~~
""~~~~ ~~~~~ ~ (晋( ̄| (
~ 、___`t-'ーイゝ-i ~~
~~~ ~~ ""~~~~ ~~~~~ ~ ~~~
,-──── 、
ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
-ー  ̄ ̄`´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:ヽ
./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r───、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
{.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:___/|/ ,ィ´ ̄`ー ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.j
':.:.:.:.:.:.:.:≠=≧ rツY ̄ ̄ヽ Y:y一、ノ
\.:.:.:.〈 ..-ー─t | 0 | り イ ハ
\.:Y:::::::::::::::| | ー─一 |l tオ j
Z|:::::::::::::ノ/ .|l ノ
r} >ー一 t、 ゝ r==、__ノ |:yハ、 __
<ゝ>ヾ、 r== ソ |:.:i j`Y圭圭圭
.  ̄ | ヽ一' r==ニニニl j:.ノ / |圭圭圭 / ′ l{ {
| ヽ | | /:/ / .|圭圭圭 / / ,' ハ ', ヽ ',
| ト、. k二二二y /::j / |圭圭圭 / /{ l| ', 丶 ', ', ',
| |:::}__ ===ー--'::::/ |圭圭圭 ,' ,' ./ { | \ 丶 ',_ ',
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::| |圭圭圭 ' / { l { ><⌒ }ヽ
└─┬''''''洲洲x'┘ j圭圭圭 { l l- ,' ミ V{、 V, -'"-,,ィ尤圷、} ∨ } } |
圭圭圭| 州州从 /圭圭圭 | l ,' l ' ,ィ尤ミゝ\ヽ ィf ノn刈 }// } } } } |
| | i{ .l ,lィi{l´r'rハ  ̄ V辷り '" } } ハ / }
l l .|ハ`` Vソ / ハ/ 从 / /
ヽ{\l |/Λ ' /'^ノ / ' //__
从{li lム '´ イ -く⌒ヾヽ)
∨ー、 - ─ ,ィ⌒´ ( } }
彼らは揚州では将軍の指図に従うはず。 ,_ >、 /! f⌒ ,ィ′
{( > ィ | / '⌒i _ノ
ここに、王濬殿なり使いの者なり来るのが道理では? ーv⌒ >‐l {_ _r、  ̄ ノ
`ー乂__ノ _,ィi〔/ヽゞ  ̄
///},ィi〔//////ハ_
ノ/イハ////フ/////〕iト __
__,,..-‐''//l}o∨'ーヘ>/"'''- .._/////〕iト _
/::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
,'::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::_::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
i::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::/,._ ``'‐.、::::::::::::::::::::::::::::::/
. V::::::::::::::::::::::::i:::::::/ ii ``' ヽ、:::::::f ´`ヽ:::::::/
. \:::::::::i`' <iヽ/ ノi _, V::::i´/ i::/
` . iへ、_ /ノ-=ニタ V::::i /:/
ヽィ'´:.:.:.ヽ ´ ` ' ‐ ' ´ i::::i_/:/
i:.:.:.:.:.:.:.:| i:::::i i .ふむ。
'、:.:.:.:.:.: | ,ィ===‐' i:::::i |
. ゙ヽ‐‐ 'i_ _,、 〃 ,、-‐ ,'::::::i. i .彼奴らの真意が分からん以上、確かめるしかあるまい。
、`ヽi`ヾ' _,.-‐'´ ,'::::::,' ',
`'" \ ≠" ,'::::::,' 人.、 .急ぎ王濬に会って、
', ___,/::::::/ / /:::ゝ、 新たな詔勅が出るまで軍を留めるよう伝えてくれ
i:::´:::::::::::::::::::::::::/./ ./::::::::::::i:``
i::::::::::::::::::::::::::::::/´ /::::::::::::::::i:::::
, ィ:: ̄7i ̄ ̄ィ ̄ ,.':::::::::::::::::::i:::::
. ,...:<::::::::::::::/,.へ´ ,.:':::::::::::::::::::::::i::::
. ,..<:::::::::::::::::::::::::://::::::::ヘ ,.'::::::::::::::::::::::::::::i::::
_,,..-─ 、r‐、 _
/ : : : /ハ:Y^ヾ: : :\.、
, ':/: : :/´|l  ̄ ̄ l从 : : ヽ\
./:/: : ∨ __ ハ: : : : :}: .
l/: { : {/⌒ ⌒丶l}: /: :/: :}
∨:{\〉,ィ圷 T心、イ//: : :'
……分かりました ゞ从∨ヒソ ヒり `/: : : : /、
(ヽ ` イ/T乂: )
〔¨ 、 。 r‐‐彳、: :)
弋ソ> _ イ ̄l: :ゝイ
-‐ ‐- 、
/ ⌒
\ ヽ
/ ヽ ヾ、
| ヽ ', l}, -、 l }
l l | } l .,l リ,氏ァ 从
{ { ', _,,..-‐l / l /弋リ l/ それと、この手紙を王濬殿に。
乂,ィ芹汽 l' ゙゙ l
丶 人 ー乂ソ ` ′ ここ数日のこちらの状況を書き記しておいたわ
\ {\寸ニ>゙゙ ー´/
`ー乂人/ト、  ̄ ̄ \
_ _ _
, -'"- /\:/ヽ丶
/:/:/l|  ̄ ̄ }}、: 丶
./: :/: l/ l| リ l: : :.
.':/: {:l: |‐''"" ""'寸/:.}
{:ハ:.从J ,ィ示 示ミノ: :/
∨\)' ヒリ ヒリ 厶/}
マ''八 ' /lノr'
お渡ししておきますね 寸 ゝ _` ´ ィノ‐'
~ /Lこ人
rュニニ{ニ/|\ノニニ‐、
ハ |゚ ハ
{ ヽ | / }
┌┐
/~'7;; |/~''7 ~~~ ~~~
~~~~ (晋( ̄| (
、___`t-'ーイゝ-i ┌┐
ヽ] ̄二二二7 /~'7;; |/~''7
~~~~ ~~ ""~~~~ ~~~~~ (晋( ̄| (
┌┐ 、___`t-'ーイゝ-i
/~'7;; |/~''7 ~~~ ヽ] ̄二二二7
(晋( ̄| ( ""~~~~ ~~~~~
、___`t-'ーイゝ-i ┌┐
ヽ] ̄二二二7 /~'7;; |/~''7 ~~~
""~~~~ ~~~~~ ~ (晋( ̄| (
~ 、___`t-'ーイゝ-i ~~
~~~ ~~ ""~~~~ ~~~~~ ~ ~~~
_,,..-─ 、r‐、 _
/ : : : /ハ:Y^ヾ: : :\.、
, ':/: : :/´|l  ̄ ̄ l从 : : ヽ\
./:/: : ∨ __ ハ: : : : :}: .
l/: { : {/⌒ ⌒丶l}: /: :/: :}
∨:{\〉,ィ圷 T心、イ//: : :'
あの船団の方に王濬将軍の所在を尋ねましょう ゞ从∨ヒソ ヒり `/: : : : /、
(ヽ ` イ/T乂: )
〔¨ 、 。 r‐‐彳、: :)
弋ソ> _ イ ̄l: :ゝイ
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .三月十四日。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 王濬の水軍は王渾の待つ横江を左手に見やりつつ……
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元280年3月 呉 揚州 牛渚】
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, u::| 司徒何植は建業に退去致しました。
. | u `-=ニ=- ' .::::::|
\ `ニニ´ .u ::/ 我らはここに謹んで降伏致しますので、民に危害を加えないよう……
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ーーノ゙ -、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i | F =‐_ ._
> ヽ. ハ | || l "''‐"、、
l `i`ヽ、
_l_ ', ◎ >
,_= ニ、 ̄_,..-‐ ''"7'ヽ. ヽ ㍉、
く ∠ァ‐ァ ァ テ、ノ ゙、、、 〃 ',',>
ヽ_,.ィ, i i .iλ ゙̄、ヽ‐ァ.',゙、ヽ、/ /ll
,r' .i.,' i ト、i 、、サ、ヽナlゝ、!゙、ヽヽ<. ll
ヽ_ .l!ll ',,l.、、_\ァサテ!.K.__゙、 `< ll
(l.',ト `ト 以. `) ゝ‐'リ /.l ',>゙、 ll
/',i゙、.',゙、 ` _ , /ノ_,' i ト、i ', ll
いいでしょう // ,.‐`>`, 。._ ィ,'.iイ./.,'∧,' .', .ll
,',' (i/リ,.イー<iー',リ>`_ ̄_ ,r'7 ',ll
,..‐''"//< ̄-〈 .ノ<.,_ /ヽイ .,、'j、
,..'", /.,ィ/ 〉',' '7 ト、,r'´‐' i i .〉ィ ',
/‐'ァ,. / /_/ / ,' ' .,' ト、 l i 〈 i ',
/ ,.'./ / /,.∠r' i .l` 、.、 l゙、 `' .',
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } ……牛渚を攻略
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
__
┌┐.┌i ┌┐ __ ┌┐ | | [][]
|└[][]L.ロロ | [][] | | ロロ |.[][] l└─┐
└┘..凵 └┘ | l ̄__l ̄ ̄.┘
└┘
| ┌┐ |
┌┐ 。 |i | ;;7'~゙i 。 |i 。 i
| ;;7'~゙i 、j i し | ̄)晋) "~~ 、j i し゚ !| /
| ̄)晋) i-ゝトー'-t´___、 ゚J レ/
i-ゝトー'-t´___、 7二二二 ̄[,r'
7二二二 ̄[,r' "~~ / / / /~~i ~~ r┼x r┼t
"~~ / / / /~~ ~~ !| 。 ;:. ( 呉(( 呉(
゚J レ i、____ ` |― `┼ハ
| i ~~~~~ ヽ] ̄二二二二二7
。 |i !| 。 "~~ /~ ~~~~~ ~~
、j i し゚ ゚J レ ~~~~~
| ┌┐ |
┌┐ 。 |i | ;;7'~゙i 。 |i 。 i
| ;;7'~゙i 、j i し | ̄)晋) "~~ 、j i し゚ !| /
| ̄)晋) i-ゝトー'-t´___、 ゚J レ/
i-ゝトー'-t´___、 7二二二 ̄[,r' : : l :/;.. :;
7二二二 ̄[,r' "~~ / / / /~~i ~~ .:ヽ.;:,.i・人从 r┼x r┼t
"~~ / / / /~~ ~~ !| 。 从 /、。;.:;从 ;:. ( 呉(( 呉(
゚J レ i-ゝ.:;,:,;、;l,;l> :;.:; 、____ ` |― `┼ハ
| i ~~~~~ 7二;W_从 :;.:;/ヽ] ̄二二二二二7
。 |i !| 。 "~~ ~~~~~~ ~~ ~~~~~ ~~
、j i し゚ ゚J レ ~~~~~
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 次いで、三山という地で呉の遊撃将軍張象の水軍を降している
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
 ̄ ̄ ̄`ー、 { _,.-‐'´
`}_ } __/
`ー-{ ノ 涂中
`ーr‐' ̄ ○ ,.---------
r―'´○寿春 ,「◎建業 ○京城
,.----'´ ̄ ./
○新息 _/ . /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ○合肥 __{●三山?
○弋陽 |
○六安 横江○|○牛渚
} ̄ー' ̄} |
.∧∧∧∧ `ーv'○東興 ./
∧ ∧∧∧∧∧∧ `ーr―' ̄
∧∧∧∧∧∧ 濡須口○}
∧∧∧∧ r'
∧∧∧∧∧∧ _ノ
∧∧∧∧ r―'
∧∧∧ 皖○ _,.-‐' /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
>-―‐、 ∧∧∧∧ | /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
| ○\_ | r…―- ..,,_/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: イ
| 武昌 . ̄| ○尋陽 _r‐'´ \ :::::::::::''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
ヽ _/ _>、_::::::ヽ、 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
'ー-、___イ  ̄i `丶、:::`丶、_: :::::::::::::::::::::::: ト、
○ | ! iハト、 i、丶、___` ー--::::::::::::::::\
柴桑 lハノ!イ仄ゝヽ ナアi`ー-=....,,,____,,.ゝ
|'、`┘ '^i下心!ハj ,ハ!
|/\ 、 ゞ-イ //
. ☆ ' r‐i> ‐rァ='7.イ´
\ ⌒ヽ、,.ヘ.::´:::ハ
この三山で、王渾の使者が王濬に会っている \rイ ,.ィヘ.:::::ハー- 、
└攵アト=ヘ、::::ヽ ::::::\
/ 〈::::::::::::\:::::::::::::::::l
〉―ァi'´ \ :::::::: |
. /_ア^'┘ `ヽ、::j
└ ′
【紀元280年3月 呉 揚州 三山】
___
,、,,__,,.//'⌒´ !: :ヽ\: :. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ':.:. .::.:.|!
斗''⌒`У j : : ヽ \: : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.: . .:.:.|
「| | : : : ヽニ\ : : :: : : : : : .:.:.:.:.::: : .:::|
| ! _|: : : : :ヽニ.\: : γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
j |! jL,,、-‐='"ニテ!:.:. : : : ヽニニ.\: : : : | ……どうやら |
_,,、小ァデ")[...ノ `¨:;、イ/.:ハ:.:.:. : : : ヽニニ\.: : : : : : : : : : ヽ_________乂
,,.. ⌒};三二;;;:.:.:...:. : : : : : : : : : : : ̄ヾッヘ:;'=i:;::::::.:.:.:.:.:.:.ヽニニニ\: : : :::;;;;;;;:ム
ッ=ィ j:;;;. :. : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.: : .: .:|彡ハ:;;;;:;:;:::::::.:.:.:.ヽニニニ\ : : : : : .:.:.:::::::::::;:;:;:;: ;:;::.:.::;;ム:
}:.;: ;. :. : : : : : : : : : : : : : : : : : .: .:;,:.:|:.:.:/;.:V;;;:;:;:;:;:;:;:::::.ヽニニニニ}ハ三三二ニ=-、、:; ;;:;:;:;;;;≧
|: :. :.:. _,,_: : : : : : : : : : : '゙`"`: :.: .;:.:.::|:./,;::;' |ト:;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;〉ニニニリ∥ニニニニニニニニミマ三二ニ=…・・''''弌
j!|:.:."`ヾ : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.: :;:.:.:;|:'.;:.::i 从、>ー=アニマニニニノ´//////7777'''==ミニニミs、:;:;:;:::;;;;;;;;:;:;;;;;;;;ム
'':yヘ ji!|:.:. .:. : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.:::.:;:;:.:;;!.;;:.::|フ"ー≦:.:.:/ニニム≧≦|∠∠∠∠/////////77ュミニヽ=-‐ニイ/
爪|:.:.:. : : : : : : : : : ;:.:;;!::::;:;|:.:.:. : : : : {ニニ㌣/ハニニ|、、、、、....,,,,,,,_  ̄`` ー=//「!丶ミニヽ、「「l))ニj
゙Т;;:;:;:.:.\ミs。_:.:.::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::: :;::;;;;ム::;:;;|: : : : : : : :マ/,:' /,ニニL、、、、、、、...,,,_ ̄"''=-、,,_`丶、\\\\\≧
j:;:. :. : : : :\ニニ≧s、;:;::::::::.:. : : .:.:::;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;三ニ==ム: : : : : .:.:.:У/ ,、ハニニ∟、、、、、...,,,,_ ̄"''アV从彡,、.,,_`\\\\\
|::;;:. : : : : : : \ニニ)}}三三三ニ=‐-マ''"´.:;:;:;;;;;;;;;;;三弍ヮ.:.:.:::;イ,:У ,:´ ,∧ニニ∟、、、..刈k_ ̄ⅵ ..:..:,;.;. (_,、ィ,イ(、\\\
|;::.:. : : : : : : : :マミニイ∠∠7777''==ミ≧弌"´.:.::xヘ:::::;:;:;:;;;イ,:,イ,:'У, ' .∧ニニ∟、/ .;;:;, ´′.:;;;:;;:;::::;: イ;.ィ.::;...::;, ゝ、\)
|;::::.:.:.:.:.:. : : :.:.::Ⅵ'ニ|---、、、....,,_''‐-=ミ<<ミ㍉州)))トl|ニニ,イ,:,イ, 'ァーx、、,)``\ミ、ハノ _,,:;;;: .:;;;:;;;:::;;::::: .:.::::;;;:.:;;;:. .:,;;;. (\У,;
:ヽ‐-V;;:;:;::::::::;:;:;;;;;;;;;:マ',ニ|==‐-、、..,,,`"''=-\\\-、彡L,イ:,イ, ' (` ;;;,:.:..... ;;::.:...._ヾ _,,,.... ̄`"'''‐-==::;;;;:.:. ,; ::;;;=ー_,,,,..彡
マム===‐-二弍',ニ|ハィ;, ,;;;:;:;ノ,ィ;;,,:.:..'゙´ィ\\>イ,:,イ-ー=ニ"_,,,.,.,,,.,.,.
マム===‐-:x彡```゛゛''''==‐-ー=テテ""´´ ̄イ.:,;,;,;.:.:.
ヾ彡"´.:.:;:;:;:;:;;;;;;:;: ;;, .:,:.:.:,:,;,:;::.:
_,,..-─ 、r‐、 _
/ : : : /ハ:Y^ヾ: : :\.、
, ':/: : :/´|l  ̄ ̄ l从 : : ヽ\
./:/: : ∨ __ ハ: : : : :}: .
l/: { : {/⌒ ⌒丶l}: /: :/: :}
∨:{\〉,ィ圷 T心、イ//: : :'
ゞ从∨ヒソ ヒり `/: : : : /、 私たちが見た船団は、この大艦隊の一部だったようですね
(ヽ ` イ/T乂: )
〔¨ 、 。 r‐‐彳、: :)
弋ソ> _ イ ̄l: :ゝイ
____ -―- 、
´ : : : : : : : : : `'<_ :<⌒
/ : : : / : / : : : : : : : : \ \\
/ : : : : : : : : /| : : : :ヽ:\: : : :ヽ };ハ
: :/: : : : /: : : : | : : : : : : : i : : : : V、: |
/ :/ /: : :/⌒/:/ l :|\: : : l│ : | : ∧〉:
| : : : : :.:/:| :/l/ : |⌒ヽ : :│ : |:.:/:人:|
|/|: :|: :/ |/ \ ': :.リ: : :彡: : : :|
何惲殿。 厶イ j{ ,z=ミ _ _ ∨ : :/: : : : :八
乂} ⌒ヾY | : /斗vl/
王濬将軍がお会いになるそうです。 ' 厶イ ノ
八 、_ /
こちらへどうぞ 丶、 ィ^´
\__... ´ ∧
/∧ ´ ̄ノ:\
__.. イ::::/ ノく /:::::::::_> 、
. /ー-=ニ/ :〃 / / / ハ ヽ\
.. / \ー:' i' / , '/j ,| l :i :.
. __| i|/x< / //'| | i| il
/,rl i仡芯くヽ /〃 } } i| i|
. 人 ゙| i|ゞ-' ,ニ7/ :ハ :i|
. 〃 /`| i| ヒツ,イiT| j_}ハj
.. / /t | i| t‐- 、 ' ,仆 il|´
/ー辷| i|、 ` "イ ili| | わざわざ長江の北から御苦労だったな。
. /{::{:/ ̄ `ヽ`::< /| li| |
{::/ V''^´ | li| | して何用か?
. {::{ '. | li| |
八 '. '. Vili| |
:{::{\_'. '. V{ {
.. ::{::{::{::{:{:. ヽ `ー‐`
_ _ _
/:/:/l|  ̄ ̄ }}、: 丶
./: :/: l/ l| リ l: : :.
まずは戦勝のお祝いを。 .':/: {:l: |‐''"" ""'寸/:.}
{:ハ:.从J ,ィ示 示ミノ: :/
王渾将軍は新たな詔勅が出るまで ∨\)' ヒリ ヒリ 厶/}
王濬将軍が軍を留める事を望んでおられます。 マ''八 ' /lノr'
寸 ゝ _` ´ ィノ‐'
それまでは呉討伐開戦前の詔勅に従うべし、と ~ /Lこ人
rュニニ{ニ/|\ノニニ‐、
ハ |゚ ハ
{ ヽ | / }
// ㌢/ /l|| |l | / / ./ / |:| | :||゙. : | ∧
升㌢Ⅳ Ⅳl||\ |l | / .′/ / ∥/ :| |:| | :|| ゙. | |l | ゙、∧
㌢ll Ⅳ Ⅳ州 |l | | | /∥ ∥ l ゙ | | :|l : | |l | ゙、 ハ
llⅣ Ⅳ 州 |l | |_.」 l_||__ || | ゙ :| |l | | |l | l| l
|| / |l | | | 「|| ̄|| ト、 | ,゙ | / | | | |l | l| |
∥ / ,.L_|l 「  ̄ ¨ __― -- |_| l|__」 '| |l |ハ | |
. / .// ,.‐、|l ≪《てフテ7≠ミ、 __′ L」`iト |/| l| | そうは言うが、
/ ./ { l ん|l | 乂:::::::::ソ ァァ=kzx./≧イ |  ̄  ̄ .我々は二月十八日に下された詔勅により、
. / .八 ヽ |l |  ̄ {:::::::ノ イ /∥|| | .一路建業を目指して進軍しているのだ。
/ / l\ |l |  ̄´ / . 〃 || |
. / / // ` |l | ヽ _彡イ / | | それにな
/ / // |l l ____ /| | | | |
./ / // |l ト ` ー‐ ´ イl | | | | |
../ / // |l | ::> , < | | | | l| |
/ // ノ |l | : : : :::::>-< | | | | | | l| |
. / // / : : |l |: : : ::::::::/ | | | | | | |
, -'"- /\:/ヽ丶
/:/:/l|  ̄ ̄ }}、: 丶
./: :/: l/ l| リ l: : :.
.':/: {:l: |‐''"" ""'寸/:.}
{:ハ:.从J ,ィ示 示ミノ: :/
∨\)' ヒリ ヒリ 厶/}
マ''八 ' /lノr'
寸 ゝ _` ´ ィノ‐'
~ /Lこ人
rュニニ{ニ/|\ノニニ‐、
ハ |゚ ハ
{ ヽ | / }
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 呉討伐終了後に行われた王渾と王濬の抗争。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j そのそもそもの発端は、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .呉討伐中に下された詔勅に一貫性が無かったためだ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
, ',´ 丶、
/"/ , , , 、 \
/' / / // , ヽ ヽ ヽ
/ ' ,/ /〃 /イ .i| i ! |i i i
/ ,イ 〃 //,' '"| || | ∥ i. || | i |
〃7 /' //..L ! ! !| ! |.! | || | | |
/ L./ !.._/ |! | `ト. !. |ヽ」」ム__」 || | | !
`' 爪 ト¬=ミ、 `ヾ ,.三 └.ル.」| | | | .我が艦隊の帆を見るがいい。
二 i | ! |! ゝ_ソ ¬ ;¬ァ、|i ∥ | |
ィ i | ! || ' ゞ'ノ ' !! !) ! ! 風向きに利がある。
r:、 i│! fヽ. 、____ ,. || |! | |
', '、 | | | | ! |丶 ` ' ´ ,.ィi├|| |! | i ! 泊まるのは上策ではない
,ム `n /.│l | ! ! i 〉:ー‐ '"i|│|│|| ||i ! !. l
/ ヽ、ヽ!. |! ! | !.| | | リ l|∥|│|| ||| | | |
(⌒ヽ / ノ .|∥ ! ! ィ'´ 丶 |│|| ||| | | |
/ : : : /ハ:Y^ヾ: : :\.、
, ':/: : :/´|l  ̄ ̄ l从 : : ヽ\
./:/: : ∨ __ ハ: : : : :}: .
l/: { : {/⌒ ⌒丶l}: /: :/: :}
∨:{\〉,ィ圷 T心、イ//: : :'
確かに ゞ从∨ヒソ ヒり `/: : : : /、
(ヽ ` イ/T乂: )
〔¨ 、 。 r‐‐彳、: :)
弋ソ> _ イ ̄l: :ゝイ
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } しかも悪い事に、王濬は功名心旺盛な男だった
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
__
.: ´ ` 、
,. ´ ` 、
/ / \
/ 〃 〃| / | ゙、 ヽ \
. / ∥ ∥ : .' | ゙: ∨ 、
/| || | | | | i ∨ :、
/| || | | | | | | V ', :、
. / ,| || | | | | | | ', ', 、
/ / | || | | | l }} | : i ‘,
. / / /| || |‐- | | , ∥V l | | ‘,
/ / //| ||__| |_|` ', ./ V l | | ', ', ‘,
./ / ///| |zz≠テミぅxヽ \/ }_|--| | ', '
.../⌒ヽ| | {:.:.:.:し..} ヾ、 ,. }_| l ト. }
/ /⌒>x| | `ー―'′ ,ィ示テx/ | |_|∨ .周浚からの書状には、
{ ( と| | {;;ノ」:/ :| .孫皓は財宝を与えた兵士たちに逃げられたとある。
.\ ヽ | 。o≦| | , `" .l |
ノ>/三ニニ| | 、 ′ /l | もう刃向かう力などないだろう。
ノ//三三ニニ=| |  ̄ ¨ ‐- / |
/三三三三ニ| | /___゙、 :、 .と、なれば、孫皓に取れる手段はひとつしかあるまい
三三三三三ニ| |> イ三三ニニ∧ :、
三三三三三ニ| | ≧=- <三三三三三∧ :、
二二-=≦三三≧===≦三三三三三三三ニ=/:、 :、
三三三三三三三三三三三三≧o。三_/ :、 :、
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .待ちに待った瞬間が目の前に転がっている。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 王濬はそこで飛びつかないような人物ではなかった
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元280年3月 呉首都 建業】
ヾ叉7
_ⅲL_,, ,. _
,,、、-‐'''""´: .: .: .:::::::::.:.:.:. : :``ヾ、、、
,,. '"´. .:.: .:.: : .:r==.: :. :.: .:. :. :. :..: .: :. .::. :.`ゞー-、、
,r'"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;;;;;:;:;:;:.;:.:.:.:;;;;;;;;;;;;;;:.:.:.:.:.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;:;:;:;:;;;;;;;;;;:;:;:;:;;:>
``ヾ、;:;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;:;r==;:;:;r==、;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;:;r==;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:r''"´ .
``ヾ;:;:;;:;:::::;;;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;===;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.:.:.:.:.:.:.:.:,r'゙
 ̄`¨`ヾr==.: .: .: .: .:. :. :. ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :r=z,;,;,;::/
`¨`ヾ.:.: .: .:.:::::::::;:;:;:;:::::::::;:;:.:.:.:.:、、-‐''"´
`>;:;:,';: .,':;:;:; :;:; :<´
,、r''"´. :.: .:. :. . :. :. :. :.: .: .:`ヽ、
,、r'"´.:.::;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:.:.:.: .:. . .:.::::::`'ヽ、
``ヾr==;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;::.:.:. :.: .: . :.: .: . ::.:,r'´
`ヾ::.:.:;;;;;;;;;;:.:.:.:.:.:. :. :.: ; :; :.: .:.:.::r'
゙、:;:;;;;;;;;:;:.:.:::==.:.::::::.:.:.:.:/
`ヾ.:;;;;;;;==.::.::.:.:..:.::r'´ .γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
_,」;;:;:;:;;;:;::.:.:. :. :.:. j | 王濬は三山まで来ているそうだな |
``ヾ;:;:; :;::;;: ;r==.:.j .ヽ_______________乂
゙i:;:;:.:. :.: .:. :.:.:.:,!
l;:;: .:.: .: ..:;;;:;;;!
'i;;;;;:.:.:.:.:;;;;;;;;;!
1;:;:;:;:r=:.::{
ゞ;;;;;;:.:,r'´.:.:``;:ー-..、,,_
`i;;:;:;;:;;:;;;;;;;;;:;:;:;,,、-‐''"´
〉;:;:;:/´ ̄
___
,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ. 色々考えてみたが、晋軍に降伏しようと思う
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/
/ / {::::: ヽ
/ / _ } .::ハ
/ ,,/ ,イ/´ .::::_ハ
! ヽ | /" ,ィ'/-=、 -=ー- u :/ rヽ
i \ { ヽ _ィニ/エ-'彡= = ミ u r /_ヽヽ,
ノ ,、__,.ム=ミK_,.―-、_ -‐´ ` ミ {ヘヽ |
レ´`7ィコレ7 i:::::::ヽ / ヽ y |
` E´彡 i .|:::::::´ゝ 、__ / { _/ /
/´ ー<ーニ_,. ---ヽ |:::: k´_,イ
よろしいのですか!? .ヽ ノィ´7「:::::::::ハ::_:_:_:::ハ |:::: { ハ
', イ::/_」==ニニニニ、ヽ:ヘ |:::: ハ ',
ヽ }:::ハ'ー‐'´ _ -‐ヽ>::ハ, |:::: ' ハ
'v:::|ハ _∠ -―‐' ∧::V::: / 」 -
|::::| i '´ __ /:::∧ /_ノ-‐'´,.ィ´
|:::::| 7::ハ /:::::::::::>≦‐ _ F-、
|:::::::\./::::::::\/:::::::::::/ニ ̄ | ノヽ
___
,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ. 意外そうだな?
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/
/ / {::::: ヽ
/ / _ } .::ハ
/ ,,/ ,イ/´ .::::_ハ
! ヽ | /" ,ィ'/-=、 -=ー- u :/ rヽ
i \ { ヽ _ィニ/エ-'彡= = ミ u r /_ヽヽ,
ノ ,、__,.ム=ミK_,.―-、_ -‐´ ` ミ {ヘヽ |
レ´`7ィコレ7 i:::::::ヽ / ヽ y |
` E´彡 i .|:::::::´ゝ 、__ / { _/ /
/´ ー<ーニ_,. ---ヽ |:::: k´_,イ
いえ、そのような事は…… .ヽ ノィ´7「:::::::::ハ::_:_:_:::ハ |:::: { ハ
', イ::/_」==ニニニニ、ヽ:ヘ |:::: ハ ',
ヽ }:::ハ'ー‐'´ _ -‐ヽ>::ハ, |:::: ' ハ
'v:::|ハ _∠ -―‐' ∧::V::: / 」 -
|::::| i '´ __ /:::∧ /_ノ-‐'´,.ィ´
|:::::| 7::ハ /:::::::::::>≦‐ _ F-、
|:::::::\./::::::::\/:::::::::::/ニ ̄ | ノヽ
___
,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi 私の悪行がこの国を危機に陥れている。
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ.
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l 皆、内心そう思っているだろう?
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/
ー=ニ二_/ / : : : : : : : : : : : :\:\__,
/ /: : : : : : :|: : : ::: : : U : : : :ヽー'"
./ ::/ ::|_,. (_ ∧::::/::: : : :',:: : : : : ヽ
_,./ :::|::イ"|: : : ::::/`ー/:|:::: : : : :|::: :: !::: |',
/ / : ::|/ ;ヘV: :::::/=≠=、:::::: : : :|::: :: |::: |: ',
まあ、今さら否定はしねぇ。 ./ ,' : : :: :/f::| V:::/f::::ヽ ヽ::::: : :/::: :: |::: |:: |
〈 =-/ : ::: :;弋ソ V |f:::c:! ∧::: :/ー、::: |::: |:: |
大なり小なり誰もが思っているし .', /,.イ:::::ハ 丶 弋ソ / }:::/´ |::: |:::/ヽ!
.', '"ヽ-ゝ、 __ |::/ー'":: へ{
.ヽ 〈T>`==` イT,.|/ ̄ ̄ヾ
\ | | | r、|r" 〉`ー-、
___
,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi だが、お前たちは
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ. こんな状況になっても我が国に仕えてくれている。
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l そんなお前たちに私が出来るのは……
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/
. /::::::::::::::::::::::::::::/ |:::: | -‐∨:::::∧:::::::::::::::::::::::::::ハ
′:::::::::::::::::::::: / |:::::リ \:::::ヘ::::::::::::::::::::::::::::::l
. i:::::::::::::::::/:::::::/ l:::::; \:::\:::::::::::::::::::::::::l
|::l ::::::::::/:::::::/ |:::/ ,≠ ,千㍉ト::::\::::::::::::::::::::!
|::|::::::: /::::::; '=ミ、l::/ {:刈 :|::::::> .::::::::::::::|
|::Ⅳ::/:::::メ、 {;ハ :/ Ⅵリ :|::::::::::::::|:::::::::::::: !
. 八:{ V::/:ム Ⅵ! ¨´ |::::::::::::|::::::::::::::::l
`/\Y:ム ゞ ′ ::::::::::::::リ:::::::::::::::::!
|::::::l ,::::::::::: /:::::::::::::::::::|
|::::込、 -、 ,::::::::::::/::::::::::::::::::::::|
|:::::::::::::> . ,. <,'::::::::::/::::::::::::::::::::::: |
|::::::::::::::::::::::::::::::ニ´ /:::::::::/::::> .::::::::::: |
|:::::::::::::∧::::::::::::/l /:::::::::/_ --___\:::::::::|
|:::::::::::/ ∨::/ ,.::/:::::::::/ > ´- ヽ::::|
|::::::: / ,.<厂/ /:::::::::/´ / Ⅵ
|::::::/ / /::/ /::: /:::::::::/r ' l:|
_ ..... _
/..:::::::::::::::::ヽ
/..::::::::::::::::::::::::>;:ヽ
/..::::::::::/_==-7 l::::ヽ
/..::::::(⌒|/',ィ=ミヽ/_|::/
/..:::::::::::::ゝf ヾツ / .かl::/
/..::::::::::::::::::::::|丶 `//
/..:::::::::::::::::::::::::::| `r`-‐::':/
/..::::::::::::::::::::::::::::::z| ト 、:::/
/..::::::::::::::;;-‐‐-.、:∠キメ=彡゙>- 、
/..::::::::::::::::く :: :: :: :: ::`:Xラ≦ソ' i
/...::::::::::::::::::::::::::ヾx_:_:,=-‐´ / |
 ̄ ̄/::/|:::::::::::::::/ /工`ヽ、 |
// |:::::::::::::/ /::::::Tヽ 、`Y お前たちが晋の朝廷に出仕できる道を開く事のみだ
|/`´才 ヽ:::::::| |:`N
l `ー:| Lソ
レ=T ̄ ー 、 | |
ヾ斗一───.をキ |
ノ::::::::::::::::::::::::::く.| |
/..::::::::::::::::::::::::::::::゙|. |
_/.:::::x:::::::::::::;;:::::::::::::::::| |
_/|ヾ:::/ |::::://::::::::::::::::::| |
ヾ、::/ `ヽ、 |∠_/::::::::::::::::r‐' |
゙L____| \/ /_::::::::::::ノ, |
l__| `カ:::::<.∧l .l |
Y .|と∠ヨ、l l l∧
| | i ~ ヾ!^|
l | i |
l | i l
___
,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l 薛瑩。
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ. 晋軍への降伏の文書はお前が書け。
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l .そういうのは得意だろう?
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/
,.-'": : : :{ {: : : : : : : : : : : : : : \
,.-'" .... / / : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
,.-'" : : ::::/: :/ : : : ::/:::イ:: :::: : :|:: : : : : : ヽ ̄ ̄
.. ̄ ̄ ̄`7 :::/ : : ::::イ:::/ |:: ::∧:: ト、::し' |:: : \
命令を受けたからには書かせてもらうが、 ./ ::::,' : :::/ゝ≧、|: : /ー'|:,'ヽ::::: : :|:::::: : :ヽ
文書を出す相手は晋軍の誰にすればいいんだ? / :::_,' :fX 〈 f : : } |: / T示リ',ヽ::::: : |:::: : : : :
/'"´ /イ=ニ!|弋_C' |/ { ::::: } |',::: : ト,: r、| ̄
王渾か? 王濬か? 司馬伷か? |fニミr、j `ー゚_/|',: :|ノ: |
.,イ `--{ ヽ、 ,-、 /´ ノ、|!  ̄
/| \ )、=、>-<| /Y\ヽ
/: \ ヽ/}: :\!/:: :::/ヽ/ /: : : \',
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 『三国志』『薛綜伝』によれば、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
そういうのは得意、っていわれてもうかつに首肯しがたい指示だなww
/ ゙i
| |
/ , |
!、 i , i __ ,!
〉、∠ __ }! ,ィ二, レ′ 最も近くにいるのは王濬、
〈`_ヲ ≡≦≡=- '" メ-ュ リ .我らに直接相対してきたのは王渾は晋きっての名士。
∨/ ` 二゙- "" ,>ノ イ
l!'_,,≧: ,、-'' ィ゙_,、イ「゙i .最も官職が高いのは司馬伷との事。
「「ミ`ニーミ、 | 「 /l! ゙i
| !``ー ヽヾ ノ ノ ,/ィリ | .いったい誰が全軍を統率しておるのやら
!タ_,N"lii;, _ノ-''"_、-''" ノ/ |. \
/ |.ト-三ニ=_,ニ" :='/ .| ヽ、 ,.ィ''" ̄::.:: ̄`ヽ、
/ ,'|.| 「 ナ'ニニィ゙ ,/ | ` ./:.::.:,=、::.::.::.::.::.::.::.:`、
' |.| レ'__二フ′ ィ' | /::,.イニ´.l::.::.::.::.::.::.::.::.:.i
.」ィ_ノ//ヽヾ;::.::.::.::.::.::.::.::.l
ヽ ` 〉ィ:‐、::.::.::.::.::.::l
._.. ゝ 、_",ノ::.::.::.::.::.::.i
.い ヽ._,,.. /::.::.::.::.::.::.::.::.i
.\;`.、_ ,、--―‐'リ〃―'"7::.::.::.::.:i
全員に書いてやれ。 .rテニ、;;;i. / ヘ ,イ _|´ /::.::.::.::.::.:l
⊂ヾ=ツ;;;;;} ー‐'ヘ. ,.イ" ̄ __」::.::.::.::.::.::.::i
書状を受け取った者の中で `、;;;;;;;;;;;;;ト,、 / レ'".l:〇:|、::.::.::.::.::.::.:i
最初に建業へ来た者に降伏すればいい。 .≧≡〆.ハ / | | |.ヽ::.::.::.::.::.::|
r';;zア{"ヽ.,入 `ゝ、 :| _⊥,,.┴-}::.::|ヾ::.::.
後の事は我らの知った事ではない .テ=" >‐゛ l: \ ,.イ! \:Y" .|::.::| ヾ::.
(_>-‐< ハ. \//j f~j ヽ、 i |:::::.i ヾ
\ ` シ' ゝl ヽ l .ト、:::| `
.\- / / ソ |:ヾ|
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .なお、この際、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 呉側は晋軍の誰と降伏交渉すれば良いか迷っていた模様。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .結局、王渾・王濬・司馬伷の三人全員に降伏文書を送っている
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
___
,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi .胡沖、もうひとつ。
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ.
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l 降伏文書の方は薛瑩に任せるとして、
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l この手紙を各郡県及び主だった都の役人に配ってくれ
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/
,. -― - .,
, ィ ´ ` 、
/ \
j i / { ヽ
ノ !、,く ,ィニニ二`_ ノ _ハ
ヽ`≧。}-}くヽー゚―ィ´_ ´r、ヽ
}、ライ/::::} `ー-‐ " くニ、} i
{ i f::::::ヘ、 ノ {r‐ ノ
ヽ ハr==ー`ヽ r' ,_/!
内容をお聞きしても? ハ´:i:i:i:i:i:i:i:iハ:i:iハ ! i i
イ:f 二二 ヽ:i:i\ j |
i:i ヽ 〉:i:i:i:ヽ/ i
j:i、_/\_/:i:i:i:i/ !
/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/´ ムェィ==、f-、
f≦、rイ7/> ´ j/////、_ノ/:.:.:.:.:.:\
,イ∨|| |// 二ニj/////>:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\_
____
〃´ . 7ヽ,
/ / .}
/ / . /
/ / . /
/ ,rィ天ヽ ./
/ .〈7<ラ<) . /
/ ''‐r '' /
/ / . /
/ / . /
./ / . /
/ ._ .__/ . /
〃ィ7三ミヾ ./
{l「({{句j刈}}./
ヾ=一"'
γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| ……読めば分かる |
ヽ___________乂
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 『三国志』注『江表伝』に
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【孫皓さんのお手紙@『江表伝』】
┏───────────────────────────────────────────┓
私は不徳の身をもって先帝からの位を継ぎ、
帝位にある事歴年に渡ったのであるが、政治教化は正道に悖り、
人々は久しく塗炭の苦しみの中にあって、遂には心を決めて有徳の者に生命を預けようとするに至った。
┗───────────────────────────────────────────┛
_
,..ィチ三三モt、
,ィチ三三圭圭圭ヘ.
l三,'〉、三マ圭=ミ圭圭ム
マミl゙'_r=jーミ、'/、 .l 圭圭ム
ヾlフ リ ゝ'イ.圭圭圭ム
.`.、_ _´ l圭圭圭ミム
ヽ‐ ' ,l .l圭圭圭圭ム
,'ミl .l圭l!圭圭圭ム
.,'ミツ ,.:!ミリ'" ̄ ヾ圭ム
,'イ'_,ィ'.:.:l j/; , .lミ圭ム
,イミキ;'モ':;イチ r'"ヽ .liヾ;圭ム
.,'、ミヌーty'::/ヽノ._l! .lム ヾ、ミム
、ヽ ーl::;'ヾヲ|/.,'.l! il.ミミム マミム
┏───────────────────────────┓
国家は傾き覆り、宗廟を守る者も不在という事になり、
慙愧の念は山の如く、死してもその罪を贖いきれるものではない。
自ら思うに、浅薄な徳をもって過って帝位に就き、
取るに足りない資質しかないのに、王公を超えた重任を荷った。
こうした事柄については、
『周益』に任が重過ぎると鼎足を折る事になるという戒めがあり、
『詩経』はその服装に相応しくないと謗っている。
┗───────────────────────────┛
_
,...::イ::::::::::::::::::::::::::`::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
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.l:::::::::::l , _,, \:::::::::::|:::::::::::_::::::::::::::::l
.l::::::::::::l_,ノ  ̄_ , ,-_` 、::::|::::/ `、:::::::::::l
.l:::::::::::ヘ ィュ_ (lへム | l 'i l:::::::::::l
.l:::::::::::::::ヘちハ `Cチリ ノノ:::::::::::::l
.l::::|:::::::::::::ヘ`″ ,ィ'":::::::::::::::::l
.l::/|::::::::::::::ム ' ,イ::::::::::::::::::::::::l
| .l::::::::::::::::ハ.、 __ i::::::::::::::::::::::::::l
l::::::::::::::::::', 丶y. , ' l::::::::::::::::::::::::::l
.l:::::::::::::::::::::', γ Y:i .|:::::::::::::::::::::::::l
l:::::::::::::::::::::/ ,ノ:::::| !- 、::::::::::::::::::l
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l:::::::::::::::/ ./ /―-/ \::l
l/l::::::::/ ./ l / `、
┏───────────────────────────────────────────┓
皇宮に住まうようになって以来、
しばしば重い病にかかり、計策に対する配慮を欠き、意図する所も的を外れて、政を乱す事が多かった。
小人たちを側に近付けたがために残虐な行いを助長し、
その害毒は広がり、忠良な者たちが被害を受ける事になった。
愚昧な私にはそれが分からず
小人による君臣の間を隔てる計略に乗せられ、諸君には申し訳ない事をしてきた。
事態は取り返しがつかず、覆水を盆に返す事はできないのである。
┗───────────────────────────────────────────┛
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i:::::::::l::::::::::::::::`、:::::::::f ⌒、::::::::::::::::::::',
!:::::::',丶、:::::::::::::',` 、l l- 、l::::::::::::::::::::::',
ヽ::::::ハ f〆>-ゝ `/./:::::::::::::::::::::::::l
`、/ `、 ヒフ´o l::::::::::::::::::::::::::l
`. / l::::::::::::::::::::::::::l
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`ー-,v'´:::::l l::::::::::/:::::::::::リ
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fi_ /:::::::::::::::}/::::/;;;;;;;;;_\/
f'´ニ) ⊂‐, /::::::::::::::::::/::::/-ーニ-ー,\
(f. { _,..l } .,-'´::::::::::::::::::::::/_/> /~ ',.`、
l/ -t_l _ l::::::::::::::::::::::::::/` l..,__,ノ ', `、
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/:::::丶v´_,..-`、::::::::::::::://l , ',
/:::::::::_:::::::ヽ;;;;;;;/ i 、:::::::/ l l // ̄ ̄ ̄l l
/:::::, -'´/:::::::::::i/ l `>' l l l ll
. /:::,::-'" /:::::::::::::::ィ`、 } / l. l / l
// ,':::::::::,-'´/:::::\ } .l l l / /l
´ l::::/ ,':::::::::::,∧ l / y / l l
{::/ ,':::::/ /::丶 /l / / ,' .l
┏──────────────────────────────────────┓
今、大いなる晋は、四海を平定し、賢才を取り立てる事に心を砕いている。
これこそ英俊の士がその志を伸ばすべき秋なのである。
管仲は桓公と深く敵対していたが、桓公は彼を用いている。
張良と陳平は楚を去って漢の臣となった。
乱を避けて理に就くのは不忠ではなく、
王朝が移り変わり暦が改まったといって、自らの志を十分に伸ばさぬ事があってはならない。
┗──────────────────────────────────────┛
ィ: : : : : : : : : : :ミ、
{: : ィリ ヽ: : : : : : :ヘ
__ ィ:l ィtチ ` V⌒l: : ミ
,. : : : : : : :`: .、 从ラ i! _ノ: :リ
/: : : : : : : : : ト、:ヽ L / ヽ:トィ ´ ̄ ヽ
. l: : : : : :i: : : : :Kaリ ヽフ / l ′!! \
. l: : : : : (|: : : : | `, _ ヽ∠-、 i | i i ヽ
'; : : : : :ハ: : : :! ィ rニ \7l > イ | / 、
i : : : /__V: : |___」 rイニ V /tノ: ! ′ // ,
|: : ⌒\ V: :!|: :| Vヽ\ Y 、 | ハ: : :| ′ / ,
,:′ ヽⅥ: : ! / Y ¨ト | > . l Ll: : :V ′ ∧
./:| ヽKハ / ハ lヽ! >─-- /. ∧
|: :l `㍉ヽ_ / / 人/ ¨ ‐< /. ∧
| : l ー‐、 `7´ ′' V ヽ 7< . /| ∧
|: : :! > ′/ \ ヽく l < ∧ ! ∧
| : : i / | l T __ / / \ | | ヽ: :ヽ ∧
V: : :l ′ | | !::::| T / \ /.! ! V:∧ ∧
. V: : i ′ | ,′l:::::| lヽ-' \ ./ | | |: :∧ ∧
V: :V i !::::| |  ̄ | | j: : ∧ ∧
N:V |_..|:::::! | | | ノ: : /∧ ∧
リ L_|:::::i- l | | 〉:_///∧ ∧
┏───────────────────────┓
諸君の今後の努力と発展とを祝し、自愛を祈っている。
以上が私の述べたい事である。
これで筆をおく。
┗───────────────────────┛
_、-''"´ ̄ ̄¨''ー、
、-'" `ヽ.
/ ゙ヽ
/ ゙i
| |
/ , |
!、 i , i __ ,!
〉、∠ __ }! ,ィ二, レ′
〈`_ヲ ≡≦≡=- '" メ-ュ リ
∨/ ` 二゙- "" ,>ノ イ
……直ちに手配致しましょう l!'_,,≧: ,、-'' ィ゙_,、イ「゙i
「「ミ`ニーミ、 | 「 /l! ゙i
| !``ー ヽヾ ノ ノ ,/ィリ |
j ヒヘ、_,..} ゙Y _、-" 、イ f./ ト、
!タ_,N"lii;, _ノ-''"_、-''" ノ/ |. \
/ |.ト-三ニ=_,ニ" :='/ .| ヽ、
/ ,'|.| 「 ナ'ニニィ゙ ,/ | `
' |.| レ'__二フ′ ィ' |
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l 陶濬。
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ. お前の兄にも私の手紙を送るが、
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l あの用心深い男の事だから容易には信じないだろう。
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/ 一族の中に誰か、陶璜の信の厚い者はいないか?
ミ |三三ミlエ=-=-l三三ミミi
//.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.!
ー= .ィ'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i 、:.:.:.:.:.:_:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.|、
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト :.:.:.:.:.:.:.:.:.:トー:.:.´.:.:.:.:.:.\|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.∧一
|:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.!ー :.:.:.:.:.:.:.:.:| ヽト、ヽ:.:.:.:.:i!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.∧
|:.ト:.:.:.:.:.:.:.:ノ ∨.:.:.:.:.:.: ! __,.z==ミ_:.:.:j!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:!:.:.:.∧
|/.:.〉、ト、:. z==ミ、!\:.:.:| 丁 j::i ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.ト、:\
/イ /.:.:.:ヾi. Vハ `ヽ 弋zソ j!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i!:.:八
/.:.:.:.:.:.:.∧弋i /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:i:.:.:.:j!:/ _`
兄の息子の陶融に託しましょう。 イ.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ ,. u /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:./:/.:/´__ }
|:./.:.:.:.:.:.:.:/.:. /イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:./i/イ: : : : : i
それなら、きっと信じてくれます l/!:.:.:/.:.:.:.:/ _、 ー ^ .!:.:.:.:.:.:.:./.:./: :|: : : : : : : :!
! |:.:.:|/|/ (( )> イ !:.:.!:.:.:./_:/ : : ! : : : : : : :j
V、| `¨´ |: :_,ー:.:ハ ∨|:. /: : :`ヽ、_i!: : : : : : : 「
_> :´//´i / /∨: : : : : : : : >. 、 : : |:
r: i |: : :// / /: : : : : : : : : . : :/ ヽ:.:|:
/´|: :!.|//′ イ /: : : : : : : // / ハj:
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫皓は降伏するに当たり、交州牧の陶璜に相当な配慮を見せている
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
この感じ、幕引きはきっちりしてるね
___
,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l 諸葛靚。
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ. .涂中にいる琅邪王司馬伷はお前の姉の夫だったな?
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l 旧縁を頼りに使者として赴いてもらいたい
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.::..:..:.:..:.::.:..: .: .ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:..:.::.:..:.::.: .: : ..ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::.:..:.:.:..:..:.:.: .: .ヽ
| ト::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:..:..::..:...: .:: .!
|::!l::::::::::::::::::::::::::::::ト、:::| jl:::::::::::::.::.:.::::::...:.:.::::: .: .: .!
|::l|:::::::::::/i::::::ト、:::Lヽ|川:::::lヽ:::::::::::::::::::...:...:.: .: .!
!i|::::::::i::l-ゝ::!| ヽ:::i-|ニニヽ:| ヽl、::::::::::::::..:.. . .: .|
ヽハ!|::|ィテく! `ト !::::ソ` - __l:..:/ヽ::::..: .: .!
下 !弋丿ト- l `ニ‐' / l:::.|´! |::::.. ./
\!_, -イ ` ー‐''゛ !/ ソ/::: .:/
! 〈 、 r/:::: ./
御命令とあれば ヽ / l::ハ::|
\ ̄ / ゞ , -、
\ , -'" / \
ヽイ / 7‐、
/ヽ / / `ヽ
_ィ゙ │ / / \
_/ ! ! / / \
___
,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l お前は我が国を頼ってくれたにも関わらず、
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi 私は君主としてお前の忠誠に報いてやれなかった。
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ.
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l せめてもの罪滅ぼしだ。
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/ .これを持っていけ
/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
;:::::::::::|::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
|:|::::/::ト、::|:::|:l:::::l::::::|:::ト:::::::::::::::::::::l
|:|:::什|≧ト、|从:戈戎刈:|::::::::::l::::::|
|ハ::{i' 込刈 ̄ハ弋㌃ノ.八:::::::/ハ:/
И| ー '/ ` ー‐ ´ И/ リ
これは……!? . | `. ' ι ,'. イ
、 { ̄ ¨ヽ /|::/
陛下の印綬じゃありませんか!!? \ ー― ' / И_ __
\ ̄ . '´ レ'´ \
. ' ¨¨ハ ̄ /.::.::.::.::.:/ ̄ ¨¨ 、
/ /::.:ハ /.::.::.::.::.:;. ′ ヽ
, ' /.::.::И .:′.::.::.::.::; ′ ∧
/ ,′::.::.:ハ , ′.::.::.::.::.:/ ∧
/ ′::.::.::| /:.::.::.::.::, へ. ,′ ∧
___
,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ. それをお前が献じれば、
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l よもや司馬伷もお前を邪険にはしないだろう
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/
ミ |三三ミlエ=-=-l三三ミミi
. ,': ::: :: :: :: : : : : :: : : :: ::::、ー-、.
i::: : :::: : :: :: :: : : : :: ::: : ::::: ::::::::::ヽ、
. ::: :: : :: :: ::::: :::: ::::: : :: :: :: :::::: ::::::::::::::::::::ヽ、
i!:: : : ::: : ::: :/、:::::::::::::::: :、 ::: ::::::: : :::::::::::::::、-、_ヽ
. ∨:::::::::::::/i::i ヾ:::i:::::iヾ:::iヾ、:.i、:i::::::::::::::::::::::-ヾ. ヾ
. ';::::::::/i:i i::i`_ーヽiヽ:ヽ ヾi'ーヾiヾi i::::::r、:::i ヽ::ヽ
ハ::::::iヽi '、弋ンヾi ヾi_r 弋ソ`,ヾi'i:::/ i::::i ヾ、
{ ヾi ヽ、二´ ノ  ̄ ヽ、_ 二ノ i:/ノ ハi`
陛下。 ヽト. iム/
i:'、 、 , /i::i
僕はあなたと呉から受けた御恩は終生忘れません i/ヽ、 , - 、 イハi
ヾi ヽ、 .`ニ´ /iイi
_i :`ヽ、 __ , イ i'、_
/::i : : : :. i::::::`ヽ、
_ノ:::::::::i `i:::::::::::ヽ
_ .イ ̄:::::::::::::::i i:::::::::::::::` : . _
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 『三国志』『孫皓伝』と『晋書』『琅邪王伷伝』からの推測だが、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ. 叔父上には、王渾の下に赴いてもらいたい
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/
ミ |三三ミlエ=-=-l三三ミミi
ー=ニ二:__;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ハ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;l::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ハ
/::/:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::/:: ハ:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.:.ハ
. /:〃::.:.::::::/:::::::::::::.:::::::::::::::::/::/ ヽ:.:ヽ:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.ハ
. ///::.:.:.:::::/:.:.:::.:.:::::::::::.:.:.:.;.ィ:.:/ , =‐\\、:ヽ、:.:.:.ヽ、:.ヽ:.:.:.\
i/ ':.:.:.:.:.:::.!:::::.:.:.:.::::._、-‐ ´ノィ≦彡ァztゥ芥ド=-ヽ‐-ヽ:、l:.:.:.:.:.:\
{ |:.:.:.:,l:.:.:l:.:.:..:.:::.:ィヤ心/ 〃ナア弋多ノ | ̄!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ヽヽ
. |:.:.:.ハ:.:!:.:.:.:.:.:ハ弐zハ {__ ´ ̄ l |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : :. : :l`\
V:.:{ ゝ!:.:.:.:./:.:ハ /}=ゝ ) / , ':.:. :/.:.:. : : :.:.: : :. : : l
せめて使者の役割ぐらいは果たそう V:l ヽ:.:.:{ー‐ャ ´ソ  ̄ ̄ /: : /:.:. : : : .: :. : :. : !|
い jヽ|:.:.:.:.:.ゝ 丶、 ' ‐ァ'_ -ァ:.:.: : : : : : / /: :/: j|/
/: .:.:.:.:.:.:.:.:.:丶、 tz‐ュ /´ ィ:/: /: :/:〃/: :ィ//
,.': : :.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>、 ー /〃lィ:_: イ ィ:ッ'/ {
/イ: :. : : :. :. : :.::_/ \_ ィ´ / rく / ノ"´ \
〃 !l /!: : /:. : イヽ ハ | ヽ 个 、_
{′lヘl |/|:.// \ { ハ | l / / / `ー‐
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .王渾への使者には
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 司徒の何植と建威将軍の孫晏を差し向けた。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .これは『晋書』『王渾伝』に記されている
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
___
,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ. 張蘷。
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l お前は王濬の下に行け
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/
ミ |三三ミlエ=-=-l三三ミミi
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::::\
|(●), 、(●)、.:::|
| ,,ノ(、_, ) ヽ、,, .::::|
| `-=ニ=- ' .:::::::|
\. `ニニ´ .::::::/y- 、 __ ,.__
`rー-- ´/ ̄:./ : : : : : : :/.
御意 __//:::::Λ/ : : : /. : : : : : :/ : : :
,.-< : : : :}:::::y' / : : :__{: : : : : : / : : : :
r´ : : : : :「: :/:::::i / : : : :> : : : : ,' : : : : :
} : :, : : : i :/:::::::i/ : : ./ : : : : : : ', : : : :i::
フ :.i : : : :i/::::::::/ : ./ : : : : : : : : :.', : : i:::
/ :i : : : :i:::::::::/:./ : : : : : : : : : : : : , : : :
i : : :i : : : :i:::::::,' :/ : : : : : : : : : : : : : : =- y
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 張蘷は当時の呉で太常を務めていた人物。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 薛瑩が書いた降伏文書の中で使者として名がある。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .この文書が『三国志』『孫皓伝』と
`ヘ:ゝ .' 小/ .『晋書』『王濬伝』にある事から、彼が王濬への使者だった可能性が高い
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
___
,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
l三l三ア_ \三l三l
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi 顧栄。
,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ.
l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l 最後に私だが、降伏するにも礼があるだろう?
l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/ .やはり古例に従うべきか?
ミ |三三ミlエ=-=-l三三ミミi
_ ,、 __
,-<:.:.:.: ̄`'く:.:.:ヽ
‘,//:.;.:.:.:.:.:.:`、:.:.:. ヽ:.:.:,
/' /:::ハ::::{、_:.:.:.:.:、:.: i|:.:.:.:,
/ハ'` =ミ、`≧=-:.:.:.:.l
_∧、‘圦 `._, '' ,-イ:.:.:.:.:i:.;'
〈寸:l>、'、:≧=< {_ '、:.:.:.l/
`ア ィ:lア:.:/レ'//⌒L:.:.{、
素車白馬、肉袒面縛、銜璧牽羊、大夫衰服が定番ですね .ヽ /:}/:l:.:レ:.:「「 |:.:.:、
V:.:.,:.//:.l l ⌒ .|、:.:.:.:、
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アTー}:l___}7 l| | | |:.:.} /
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ヽ ヽ、 ,イ三三三三ミt. lニ7//}_ ヽ ./
ヽ メl三/マ三三三ム!ニ(/―', ' ./
ヽ ! V:ム /ヾミ三ミl/,ニYニム,.イ ., '
. 〉、,.ィ, マ!:} tzチヾ' __,.イzチ' ! | , '∨
〈ィ' ,'. <_ ,. /三ア .l .| , 'ミi ∨
ヽ l ,イミzzチ ,'ニア゙ .,' l三ミj___j!
ヽ ,.イ三ア/.,'N;' ,' `¨"ィ'"´
X三ア.;'",ィ;'7゙ ' ,ィ'´ 正直気乗りはしないが、最期くらいきっちりしないとな
,.ィチィ,:'´ lィ'゙ ,'/! ,.ィ'ミl!
,イィヂ,.' l,':l! /三三l
,ィ'Zヂ .,' ,'N ,' V三ミ!
,.'三7 ,' .lMl ,' ∨三l
. ,'三7 ..,' ,'三!、 l ∨ヾl!
. ,'三7 ,.' ___.l三ソ ヽ._i、 Vニム
li三;' .,'ィ''" ̄!圭ミ7=.イ圭t`ヽ、! l三ミ}
l三l! ヽ、 l圭ィ'イ圭圭f"`<!_ l三ミl!
ヾミ| `'ー._!圭圭圭圭ム `ヽl三ソ
lヾミ圭圭圭ミ':l
l ヾミ圭圭ムl
', `゙マZイヘ
. ヽ ヽ
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,.ィ'''「.、_.. `ヽ、
, '"//-}.ノ ノ`ヽ、 \
` ̄ー' /./ .ヽ \
ゝ' ヽ. \
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ヽ ヽ、 ,イ三三三三ミt. lニ7//}_ ヽ ./
ヽ メl三/マ三三三ム!ニ(/―', ' ./
ヽ ! V:ム /ヾミ三ミl/,ニYニム,.イ ., '
. 〉、,.ィ, マ!:} tzチヾ' __,.イzチ' ! | , '∨
〈ィ' ,'. <_ ,. /三ア .l .| , 'ミi ∨
ヽ l ,イミzzチ ,'ニア゙ .,' l三ミj___j!
ヽ ,.イ三ア/.,'N;' ,' `¨"ィ'"´
X三ア.;'",ィ;'7゙ ' ,ィ'´ 因果応報、か
,.ィチィ,:'´ lィ'゙ ,'/! ,.ィ'ミl!
,イィヂ,.' l,':l! /三三l
,ィ'Zヂ .,' ,'N ,' V三ミ!
,.'三7 ,' .lMl ,' ∨三l
. ,'三7 ..,' ,'三!、 l ∨ヾl!
. ,'三7 ,.' ___.l三ソ ヽ._i、 Vニム
li三;' .,'ィ''" ̄!圭ミ7=.イ圭t`ヽ、! l三ミ}
l三l! ヽ、 l圭ィ'イ圭圭f"`<!_ l三ミl!
ヾミ| `'ー._!圭圭圭圭ム `ヽl三ソ
lヾミ圭圭圭ミ':l
l ヾミ圭圭ムl
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 遂に孫皓は晋への降伏を決断した。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j この前後の孫皓の振舞いは、憑き物が落ちたかのような印象を受ける
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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― 咸寧六年(二八〇年)三月十五日 ―
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【紀元280年3月 呉 揚州 涂中】
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. / l: : : : l: : : :l: : : : :l: : :l: : l: : : : .、i .
/  ̄/: l、: : |: : : : ハ: :.|、: l: : : : : :.|: : i
. / ./i: :{ 、:.! : : : ナナ:T\: : : : : :.|: : |
' : :´i : :十:ト Ⅵ:ハ: :/ V x==ァ: : : : j: :│
i: : ::八: : |ヾ. V: :l/ ィ斥i::::l1: : : : ∧: :l
l: :/i: : :.: :| マT::ミヘ:/ 込tン l: : : :./ ノl:.′
l:/ ll: : : :少、 込ン ′ l: : :./: : Ⅳ
l′ :.. : : : : :ヽ. ' _ |ィ:./:/l: /
. ∨: :i\: :> .__ ィ彡:/:/ il/
. ヽ: | ヽ: : :i ヾ:.ィレ':.':.j/Y
` \:! //:.:.:.:.:.:/:.:.:\
У`7:.:.:.:.:.xfニニミヘ
/ /:.:.:./y':.:/⌒ヾi
,
. / ',
,′
|:. .:. |
|:::. .:. .:...:.. .::::::. .: :|
V::::...::::.. ..::{^ヽ::::ハ:.:八:::::..::::.:::::|
/`V:::i^ヽ从 V 从二V::|::|::/^i
{ Vム :, ‘, マ( )=彡 ノ
ゝ __ ;{i \ \:, \¨¨´ γ⌒i、
__ -‐=ニ 「 | \ \ `ー \_,/ / |ニ=ー- _
 ̄ | ゝ、 :. 、 :.\ / |  ̄ ヽ
| |\ :.\ ./ :| ,
| | ゝ、 / | ′
| | \_}i, \ :| :,
. | | :/∧:. \ :| ,
| |、 / ∧:. .:::|\:! ::/ ′
| |: \/ ∧:. .::::::|: \ ::/ |
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【紀元280年3月 呉 揚州 横江】
. ,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
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. i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::リ
. V::::::::::::::__::__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
Y¨ヽ:::〉 _,,、`<::::::::ハ:::::,. ,、i::/
f } }}ゝ/-'´,--ゝ、_``' ゙_,ィ/ ゙i/
ゝ‐ァ‐h. Y:.:.:.:.:.:.:.:.}" /≦゚-'.i
{.} i__i,人:.:.:.:.:.:ノ | ./
._.,.、.-≦/:ハ iN.、 `¨.._,,,_ 、_ | __ ,.'≧::....、___
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:::::::::::::::::::::::::/::::::::::| ヽ',::ヽ `ニニ ii:::::::':、::::::::::::::::::::::::
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:::::::::::::::::::::/::::::::::::::i '、 ヽ::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::::',:::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::i ヽ /',--‐‐‐--.' i::::::::::::::::',::::::::::: /. . ..: . ..:..:/. . ..:..:..:..:..:..:..:../:. |:..:..: . :.. :. :. ,:
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i..:l..:..:..:..:..Vィ云ミ‐-、/´-‐彡tセf刀:..:..:/:..:!
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i..:..:八 ヽ , /!.:i:..:..!:.l
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【紀元280年3月 呉 揚州 三山】
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,' / ,' i∥ .l !. !| |ト 、 ト、 ヽ丶丶 \ l !! i ヽ
,'./ l! ∥| l i l|i l 、 ヽ ヽヽ丶\> 、´ヾヽ! !ト ム ヽ
,'/ | ||トi | ! ||i. !. ヽ ヾ 、 ,ィヾ丶\丶- |i ||´=、ヽ ヽ
i′ i ||リ ! i ヾ、i ヽ ヽ メ、 ヾ , ュ=ア |に ) }
l! l !|、 |!ヾ ├ヾ-、 \ ヽ ヽ/ ィツ' }1!!. !!レ' ,ヘ
|! ヽ |i ヽ lヽヽ | L.._  ̄ '´ _ゞに/||i| ||ヒノl ! ヽ
ヽ! トi、 ヽヾてひヾ  ̄ i| !| |! i | ト
,'1! |イ| |トヽ丶 ツ , 1! || ,、 |! ! | lヽ
,'〃 !1|! li ヽ 、 ,. ィ:フ ,'' !,ハ !!入 ! ヽ
,' ,',' j! | |i l! l i 丶 ー= ´ ´´ /,レ / !. |レヘ
/ 〃 ,1 |. !| i ! li| l i>-、_ ,ィ/ノイ ,' ||! 冫
, ' ,' ! 〃 .! i|!i | | !! ! l ,ヘ∥`T1' クイ' / |!|, /
/ i |/,' ! | | ! | | || ト- ヾ ヾ iイ! i' / / , -ヾ/
_,. -- .
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/ ,' / i i 、 ヽ\ ヽ 、. ,
i i i i li. ト ヽ ヾ、ヽ,ヽ i 、
| !. | | ト! i ヽ丶__rメ ‐i 、 ヽ
| i. ト ヽムャ ヽ ィィテiア! ト iヽ
| | { レ1>ュテ ` "´ム.||i ヽヽ
il |! ヒi ヾ ー ´ __,.ィ' ,イ川 '´ ` =‐ ニヽ, ' ¬、_,.._. ,'⌒',. /⌒ヽ.
i| |i ト、 ` ‐ 、 ` イう゛ r'><、>i ヾ ヽ. _{__ ! ,' }
. l.| || | フ 冫元 ´レ , , イ ´丶て } / ¬ _){ } .ノ
l | |l ll / ./'¨/i ト! | r 1 'ヘ \-イ ノ-=ti´ ` i'
| | || .|/ ,' `´ ,'/ ヽi ヾ「´ ヾ コ'__丿 | 建業へ進軍する
. | | |l./ / , -l/ /ュく´ i ー" } !
. | | |/ ∧ / ウ ー ヽ 、 =-- ′ l
. | | ./ ,'ァ/く´ i ' イ >、 { ノ、
l | .{ ,/〈.人_∨ 厂 丶 i ∧. }
. l | ゝ--、,._ 7'| { 丶 ', ,' ,ヘノ
. | | |. `ーァ、' ! |i , -、 \ ', i`
| | | / ! ヽ ! , イ _丶‐、、 ! ,
| | | ∠_,∧ { ,ィ´ l / レ' iヾ、 ! } _ , ..
. l | | ./ 丶、 冫ム/ヾ つ´K-z'、 l
. | | | __, ..二ニ´-─ ¬' ´ ヽフ ! ト┬' ヽ ノ
. ⌒  ̄ く.._i ├' 丶 _, '
| !
l |
l |
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 王濬が即座に動いた
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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}晋( }晋( ~~ }晋( }晋(
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}晋( }晋( _ }二二(}二二( rー―ァ
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マム===‐-二弍',ニ|ハィ;, ,;;;:;:;ノ,ィ;;,,:.:..'゙´ィ\\>イ,:,イ-ー=ニ"_,,,.,.,,,.,.,.
マム===‐-:x彡```゛゛''''==‐-ー=テテ""´´ ̄イ.:,;,;,;.:.:.
ヾ彡"´.:.:;:;:;:;:;;;;;;:;: ;;, .:,:.:.:,:,;,:;::.: .
\__人_人从_人_人从/
_) (__
) 王濬将軍!! (
 ̄ ̄) ( ̄ ̄
/⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
/ r:、, .f~ァ ,ィ|| | { } ||
/ ,l!~ ,.l|~´ f! /r:l|| | ゝ'゙ ||
. / ,...r亠ォァー-:lL,,,_,'|| / ィ゙; ヘ| .,,||'., !!
. / 7‐-゙北フ |! _,,l,' !!;/' l,.', ヘ. ||`''|!- .,_
/ / .:||/,,. -‐:|| λ,||': l ',.', 〃ヽ |! ' , `"'' ‐- .,_
/ _,,._/.-‐''"|/_,,,,,,.......||__,/゙!| '. ! ',.'〃 ヘヾ. ' , `"'' ー- .,,_
===二───ii─────‐ii――――‐i――‐',. ヘ'ー‐ii‐゙'─――ii────‐i─
`丶`,,"´`''ーェ-‐个- ..,,,,,..才ゝ..,,,,,,,,.ス.,_ _,,ス_,.', ヘ _,,ス,,__,,::ス,,__,,ッ、,
_/,,,」 |:|.V-''"|'i`"'' ー--''"´`~""~´O', ヘ `"''‐' ,‐''"`"''ー-''"
V T''''ー-::::幵-k,,,,,,. z''" ,. ''"7_~"'''T :;',.', ヘ ' ,
V_i | !r‐''" ,. ‐''" - ''_7,,__~"'T l ', ', ヘ ' ,
ソ! | |}‐''" -'',~ ‐''"_/,,_  ̄7. 'l ',|', ヘ. ' ,
ノ:;;!,..-‐弋| |!'',. ‐''" - ''"_/....,,,,_ ̄7゙.. l. '| ', ヘ ' ,ィ'"/
___________________`ヽ;゙itttttiレ~‐_,,.. -‐''"~7=ォ芒~キ____l',__|',._', ヘ____/ /゙ゝィ'",}__/
7`~"'''''"~´ ,,. -7 ─‐i. ll-} l ', | '., |, ヘ. /`゚ ゙‐、/ ,/ /
λ''ー--- ''' "´,,... -i --‐ l. 《-l' l. ',| ',|.',. ヘヽ_/ // ,/У
;:;;:,,:V ~" "~ l .! ll_,7. _r゙ォ l! | |', , ' ,.'゙ い'
"'"''' `';;;‐,,,、.,,_ l ~ ̄.l. ll,/,, __{l | __| | ',. , ' , '、. / /
"::;;:.:.. ...~"''' - ゝ...,,,l..,,,ll゙;:;:.:."::''j ll └ l ヘ.l', , ' , ' / /
"'':.:.:;;:;.;:.:...:.:"''';:.:.: .. .:..:.: |\ /\ / | // /
"'';:.:.: .:.;;;;;;;:.''.. ..:: :.._| \/\/ \/\/ |∧/ ///
\ /
∠ 石頭城が見えてきました!!!>
 ̄ / /∨| /W\ /\|\ .|  ̄
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【紀元280年3月 呉首都 建業】
,ハ :
/.:.:.:゙、 : _ _ _ _
,/.:.:.:.:.:.:ヽ : _ _ _ _ _
_/.:.:.:.:.:.:.:.:.`L,,
_ _ _ _ :_ :_ ,/.:.:.:.:==r.:.:.:.:.:.:.:.ヽ \__人_人从_人_人从/
_ _ _ _ _ _ _ :_ :_ ,/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:L_ _) (__
,,,,、、r;:;:イ ==r.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙i, ) 孫皓はッ!! (
,r'゙.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``''ー、  ̄ ̄) ( ̄ ̄
,r'゙.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``ヽ、 /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
,、ィ''´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, '´::::::::;;:;:;:;:;::::;:;;:::` 、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``'''ー-、 _ _ _ _ _
,,、、ィ''´;;::;r=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;::;:;:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ
``ヾ:;:;;;;;:;:;:;:;:;;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;=.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:=r.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,r'゙
 ̄`¨`ヾ;;;;;:;:;:;:;:;:;.:.:.:.:;:;:;;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;:;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,,r''"´
ヾ.:.:.:.:::;:;:;;:;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;, '.:.:r==.:.:,r'''"´ _ _ _ _ :_ :_ _ _
i.:.:.:.:r==.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ _ _ _ _ :_ :_ _ _
‥‥‥‥ ∵ ゙ヾ、.:.:.:.:r==.:.:.:.:.:.:.:.:=.:.:.:,/ _ _ _ _ :_ :_ _ _
`ヾ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
゙j =.:.:.:.:.:.:.:,r'゙′ ∵∴ ∵∴
_ _ \.:.:.:.:.:.:,'′ :
_ _ ヾ:;;:/
V
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
-=ニ 石頭城で待っているとの事!!! ≦
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
/ },ノヽヽ ,二、 二乙ヽヽ
/ (___ __,ノ (__
{ },ノヽヽ ,二、 二乙ヽヽ
、 (___ __,ノ (__
\____ _____ ____ ____ __
∨ ∨ ∨ ヽ|
-─
____,≠´───
___,≠´── /{ニニニニニ
__,≠´─‐‐{ニニニニ7:{三三三三三
,≠´─‐/ :{ニニニ圦三三三:{:i: l:-:/-:| /|/|/
/{ニニニ7:{三三三{: :_j厶ki/从l: 笊::::::T′
. {三三三{ i|: :」厶:}从: 八::丿 ∨{ `ー'′
i: :i:N厶i从小爪:::ノ i { }人 ー:ァ
|ハ|:兀::ノ }:{ ノ个: ., __`_..ノヘ>i^ア丈ハiフ 船が到着しました。
从 、ノ个ー;‐r`=ァ|/∨しヘ/ヽ.V. . . ∨. .
´八{ア丈iフフ;/i . Y/ Y }. / } ;}. . . . . . . ……と、士官一同は
/∨. . ./} |./ へL./ /ヘ._/|. . . . . . . 王濬将軍の建業一番乗りを祝福致します
/{ _} //L/ /.{ ̄´ / . . . . . 、|. . . . . . .
_// ( ̄´/(__/i. . . .` ̄ .}. . . . . . . .八. . . . . .
{_/ `¨} . . . . . . . |. . . . . . .〈. . . . . . . .{、.`. . . . .
{. . . . . . . .{_, -──}ィ´厂i ̄i个ー;─;‐
/^'T冖^T^7 ! i | | i l || ! .!
ヘ、 j_i__i_j{_l__,|__L..LLi_i_j_j^¬冖r‐
`¨⌒| | | | | | | ||||| | |
| | | | | | | ||||| | |
/// _
, -―… 、 /// -‐
/ \ /// ≫ " -‐  ̄
// :l| ハ Y ヽー―彡 / > ´ ´
. ∥/ハ || Vi | `辷彡イ / / _ -― _二
ト l\ト、 _ ∥ llヾ\| ト,\  ̄ ー- / /―__¨¨ ― ¨  ̄
\\ ∨/ ノ | lノ\\ ‐-ミ _彡' / <__
{\ / \|>‐、 \\  ̄ / ¨¨__ …‐-
\ \ / Yミー‐> 、、_ /二.._ ``~、、 ̄ ``
妙な気を利かせおって \ \ / / ノニニ八メ\ `丶``~、、 ``~、、
. \ 丶 //ニニニニニ} Y\ \ \``~、、
\ ///{ニニニニニ={ ゙.\\ \ \ > 、
 ̄ | | .}ニニニニニ∧ ∨.\\ \ \ ノ /
| |.ノニニニニ=/ ∧ ∨ ヽ. 、 `、 、 く (
_ ∧∨ニニニニ/ / .∧ ゙、 )ノ `、 .: \
〈ニ{ニ∧∨ニニニ{ / 込、 \ 八 } i
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 王濬は先頭を切って建業に軍を進めた
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,,,,, -‐
,.-‐‐'''"´```゛'''''''''‐-、 ,, ‐'', ''´
,,.'" 、 ヽ ,, ‐'''"´, ''´
/ /´ィ´ ヽ ヽ ヽ、‐‐‐--‐'''"´,,, ‐''"´
/, ///, / i ヽ ヽ ヽ‐‐‐‐'''''"´
/ィ' ,イ/ / !/! .!i l l 、. ヽ ヽ ヽ 、 ヽ、
,'/l /,i' l i/ i !、! .! ト、 ト、 ヽ i ヽ ヽ 、`ー‐- .,,,,_
!' .l/ハ. l‐i-、.i !. ! .! l ヽiヽ、 ヽ i ヽ ヽ. `丶、 ````ー‐‐----‐‐‐‐ '''"´
〈!i .i」.i i、ェュナ、ヽ_!i-‐tt-ヽ-i ト、. 丶、 ヽ `ヾ、‐-、_____ __,,,,,,,. -‐ '''"´
!i .i:::i(!いや' ‐''iュェァ-_ i lト、. 丶 ヽ ヽ `ヾ、‐‐‐'''''"´
!i! i:::i !.ヽ ``ー'´';片ノi, ヾ. 丶 ___ヽ__ `丶、 ` 丶 、
!i::i i:::i ! jP丶. ー-ュ ィ'´;;;;;;;;;;;ヽヾ ヾ、;;;;;;;;;> `丶、 `````''''''ー‐--
ノ!::i i::i:i;ヽ丶,,`ー-''''"´lj;;;;;;;;;;;;;;;;ゝヾ ヾ'" `丶、 `丶、,、 ` 丶 、
イ.!:::::i i,i:ゝ::i;;ヽ;;;;;;フ´:::ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;,,-"ヾ ヽ `丶、 .// ,,,.rソ
i .!.i:::::iヽ ヽゝ,i;;ヽ;丶〈;;/;;;;;;;;;;;,,-'''´;;;;;ヽ ヾ ヽ `丶 `丶、 i i ,.ィ'/
ヽヽ!::r'´ヽ ヽ;;;;;;;;;;;;;;.!;;i、:、'''''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽヾ ヽ `丶、 `丶 r'´ノ .iニニン
ヽ」';;;;;;;;;ヽ ヽ;;;;;;;;;;;.!;;i;;;;、ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;二二二二二;;ヽ、 `丶、 / `i iニン´
,イヽ;;;;;;;;;;;;ヽ :ヽ;;;;;;;.!、i;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾヾヽ、___`丶、 ,,,.-' .ノ
____, イ;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;ヽ.::ヽ;;;;;;;ヾ;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,.-‐'''"´ ``>'´ ,.-' ,,,,,,.-‐
i;;;;<;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;ヽ :::ヽ;;;;;;;ヾ;;;;;``‐-、.__,,.-‐'''"´‐'''" ,,,. ‐''''"´ ,,,,.-''" ヽ'"´;;;;;;;;;;;;
i;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;ヽ :::ヽ;;;;;l;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;`'''''''"´r'''"´ ,,,.-'';;;;;;;;;;;ヽ ヽ;;;;;;;;;;;;;
くヽ;;;;ヽヾ;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;;;;;;;;ヽ :::ヽ;l;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;く ,,,.-''´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ヽ;;;;;;;;;
入ヽ;;ヽヾ;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ .:::ヽ;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ --'''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ヽ;;;;;;
/ ``,ケ、ヽ;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ .::::::ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ツ;;;;;;;
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 建業に到着すると、石頭城において呉の降伏を認めた
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_ ..... _
/..:::::::::::::::::ヽ
/..::::::::::::::::::::::::>;:ヽ
/..::::::::::/_==-7 l::::ヽ
/..::::::(⌒|/',ィ=ミヽ/_|::/
/..:::::::::::::ゝf ヾツ / .かl::/
/..::::::::::::::::::::::|丶 `//
/..:::::::::::::::::::::::::::| `r`-‐::':/
/..::::::::::::::::::::::::::::::z| ト 、:::/
/..::::::::::::::;;-‐‐-.、:∠キメ=彡゙>- 、
/..::::::::::::::::く :: :: :: :: ::`:Xラ≦ソ' i
/...::::::::::::::::::::::::::ヾx_:_:,=-‐´ / |
 ̄ ̄/::/|:::::::::::::::/ /工`ヽ、 |
// |:::::::::::::/ /::::::Tヽ 、`Y
|/`´才 ヽ:::::::| |:`N
l `ー:| Lソ
レ=T ̄ ー 、 | |
ヾ斗一───.をキ |
ノ::::::::::::::::::::::::::く.| |
/..::::::::::::::::::::::::::::::゙|. |
_/.:::::x:::::::::::::;;:::::::::::::::::| |
_/|ヾ:::/ |::::://::::::::::::::::::| |
ヾ、::/ `ヽ、 |∠_/::::::::::::::::r‐' |
゙L____| \/ /_::::::::::::ノ, |
l__| `カ:::::<.∧l .l |
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .孫皓は皇太子の孫瑾及び魯王孫虔ら二十一人の子を従え、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 素車白馬・肉袒面縛・銜璧牽羊・大夫衰服など亡国の礼を備えていた。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .名誉ある降伏を選べただけ、亡国の君主としては恵まれていたと言える
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,〃 // イ il |l l ' 、ゝ ヽヽ丶ヽ iト ! | ヽ
, ',' イ i || | l || ! | `、、ヽ ' ヽヽ _ .ムヽ }, ! i ヽ
,' i l.| { ll l ! |! l l ヾ 丶 `>ヾ 丶- 丶l !、i ! ヽ
/ | ! ! l !∥ | l Lム L._ ヽ `'´, , ,-‐ュ-、.| ト,ヾ ヽ 丶
/ │ ' l ! l L_」'´ ,. ‐ュ-ャ、 / ヒ' さリ / l. ! /l ヽ ヽ
,′ レ' | ト∥ lトャく 弋こハ} ー─'" ! |イ ! ヽ ヽ
. { | l l !iヽ ー一´ 、 ,!. | i l \ ヽ
! j| l | |、 ヽ _, ,イ! !. ! l ヽ
/|| ! | ∥ `i丶、 `  ̄ ,ィ !| | l ! 丶
/ ,!| .l i |l ! |i丶 ,. ' ! l| | | i ヽ
/ i ! l l || | l} !`iト . _, 彡 _, ヘ. i| l |! | ヽ
/ l.| ! | || ∥ || | ! |>不ヽ< ∨ !-─=二コ ヽ
〃 l.|i │ !i .|l ||_」」ィ ,イ ハヾ 丶 / / } 丶 ヾ
,'/ i || l | r' ¨¨ ´ i ヽ' i ! l iヽ'" ,' / ノ ヽ ヽ
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 王濬は孫皓を縛っていた縄を解き、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
∥/ // /,/ !i i! 'i ヾヽ
ii/ ,// ,/,/i ハ| i! i 'iヽヽ
i|i! /7ァ,、'/ / ,/.i| ii i! i ヽヽ
. i.!`___'ツ'`ト、/ i! !i i! i ヽ'.
ii| マ!冖,㍉、'、ヽ,リ ,!'i! !i !. !|
. i|'| ` !::j' ヾ' ,/l_!| ! i! ! .!. i|
|| | 、 !:j ,/ | |└┘l_,| 何攀。
. || | `ー′ i′ ! !
ii! | ヽ | | .すぐに兵を率いて呉の公文書を全て抑えてこい
||| | \ ! !
. |l ! ! 、 / ! |
. i! | | ` ‐ ._ _,./ | |
. ! ! ! ,/i i| | ノ/ /: : : : : : : : : :/ : : : : : : ,、: : : : :`: 、
|!、.i i /´! ll i| | /: :/ : : : : : / : : : /: : : : : :/ : / ヽ: : : : : :\
|>`| !、 / | ll i| | /: :/ : : : : : :′: : :/: : -‐/': :/ ':_: : : : : : ヽ
|. ! !.`´ .| ll | | ノ/{: :/ : : : | : : : / /: / /:/ i: ` : : : : : : ::.
| i ! ! ii ! | V /: : : |i : : :|ノ/ '´ |: ハ: : : : : : : :i
{//: : : |l : : :| ,x≠ミ、 jノ |: / : : : ハ{
V :/⌒|l : : 〃し':::} ≠ミ j/ : : : /
`{ (, 八: : | ∨:ツ ん'::} } / : /: /
\ ヘ} ヽ:j V:シ 厶イ/
はい `ー、 ′ /
iヽ ` ‐ ' /
| \ ´
/  ̄`ヽ__ ` . __ . ´
_ / ̄`ヽ::::::::\ `\/`ヽ_
/'´⌒`ヽ:::::::::\:::::::\ `∧}::::ヽ‐- 、
/ \::::::::\:::::::\ /O゚,::::::\ ヽ
∥/ // /,/ !i i! 'i ヾヽ
ii/ ,// ,/,/i ハ| i! i 'iヽヽ
i|i! /7ァ,、'/ / ,/.i| ii i! i ヽヽ
. i.!`___'ツ'`ト、/ i! !i i! i ヽ'.
ii| マ!冖,㍉、'、ヽ,リ ,!'i! !i !. !|
. i|'| ` !::j' ヾ' ,/l_!| ! i! ! .!. i|
|| | 、 !:j ,/ | |└┘l_,|
. || | `ー′ i′ ! ! 李毅。
ii! | ヽ | |
||| | \ ! ! 我が軍の者に建業での略奪の類は禁じると布告しろ
. |l ! ! 、 / ! |
. i! | | ` ‐ ._ _,./ | |
. ! ! ! ,/i i| |
|!、.i i /´! ll i| | - ‐─ ‐-
|>`| !、 / | ll i| | ´ > 、
|. ! !.`´ .| ll | | / / | 、 ` 、
| i ! ! ii ! | . / .// } ! ヽ ヽ
// / ,イ } ハ ハ .',
. { | / / /// /ハ l | !
. l | {//jノ`./ イ7=jハ} } '
リ | イちハ / / リrぅ卞jハ Ⅳ
{ !`弋ソ '´ 弋り イ !'
| ハ , ム| |
違反者はー? |ヘ |人 r─ ァ 人.| ハノ
^\! ` 、 ‐ ' イノVjノ
/{7≧=≦´>::::> 、____
/:::::::\/Y>'´::::::::::::::::>ー‐'`ヽ__
r<´7:::::::::::::::::{7^ヽ:::::::::::::::/:::::::::::::::/::}
{::::::::::ヽ:::::::::::::/ヽ-〈:\::::::/:::::::::::::::´/:::\
. /:::::::::{:::::\:/:::::|::::::}::::::`´::::::::::::::ソ::::::::::::::::` 、
,,″,′ ,7 i i ! l l i| i! ! i ヽ ヽ i 、 ∥
,″〃 i| |! !i ! | l ! ! ト ト、 マ∥! ∥
,' ,'|! l ! ∥ ||! l l ! l ' ヽヽ ヾヽ iリ | ∥ i
,' ,'∥ ||i i|! |!i| !|i l. ヽ '、 ヾ 、 '、ヽ |!.!, |ト !
| ! ∥ i ! |∥ !|| lト ! ヽ ヽ. ム、ヽ‐-、 '!| ∥|! l
ヽi | l l | || ト|!、 llヽ i ヾ 、ヾ´ 丶\ヽ ヽ」| ∥i|! !
ヽ、! !、||!、」ャキ-ミ、 ! ヾヽ '´ ヽ> ュ─r= ッ'||! ∥||!ト,l
i`! | ヽ ∨ヾ / し′ j} / !i. ∥||!i !i
| ,ィ! i、ム_」 - ゝ にノ'´ ,′ .∥||!川 斬れ
|レ‐ヤ |!ト / 、─────'───'─‐-
_, -─ 7 } ||!ヒ‐、 ` \
丶、 l ! ||! ! 丶、ヽ ¬ニヲ \
丶、,′ ,'| ||! |i ヽ ′ \
_ / .,' | ||! |L > 、_, ´ ヘ
/ `丶 / ! !!'´ ) / ∧∨ヽ / \
. / / ヽ
// // ノ i ヽ Y
{ / / _ィ/ ハ l l .l
V;;;;;;;/ ≧7- / イムV;;;;;;;;;| |
レ;;;;;;彳斤ュ≠/レニュ_Vト;;;;l .リ
|;;;;;;;l 弋リ ホJlト|;;;;;;;l /
l;;;;;;;ト " イ;;;;;.レ
よしきた! |.ト;;;;l ゝ r― ァ /l|;;/l/
V ヽ `ー' .ィ_.ル
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rvイ::::::::::>∧V<:::::::::::::::::/::::::::::::L
LィT::::::::::::::::/{:::::ト::::::::::::::/::::::::::::::::::l
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{ ( と| |...:::::::::::: {;;ノ」:/ :|
.\ ヽ | 。o≦| | , `" .l | 言葉が無いな
ノ>/三ニニ| | 、 ′ /l |
ノ//三三ニニ=| |  ̄ " ‐- / |
/三三三三ニ| | /___゙、 :、
三三三三三ニ| |> イ三三ニニ∧ :、
三三三三三ニ| | ≧=- <三三三三三∧ :、
二二-=≦三三≧===≦三三三三三三三ニ=/:、 :、
三三三三三三三三三≧o。三三三三ニ=/ :、 :、
三三三三三三三三三三三三≧o。三_/
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .咸寧六年三月十五日。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 天下統一は成ったのである
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:<
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| | >-、\! !/::,-< .幕間は日を改めて。
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| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::! お疲れ様
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
, ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::|
| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
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>>1乙ー
とうとうここまで来たけど、呉の滅亡って、蜀滅亡と違って、なんか終焉という感じがしない。
三国鼎立から60年たち、蜀はおろか魏も消滅している、あまりにも遠い時代に来てしまった感覚というか、むしろもう30年後の大乱のほうに近い時代というか。
呉の滅亡は終わりというよりも、呉人士たちの戦いはむしろここから始まる、始まりの時代という感じがする
お疲れ様でした。
統一がうたかたの期間であるとは、晋はもちろん呉の人々も思わなかっただろうに…。
ついに、ついにここまで来た…
乙でした。
燻ってた火が、ついに消えた感じですね。
一時的にですが、袁術配下だった孫氏が一国の皇帝へ登り詰めただけでも凄いと思います。
孫皓が曹操並の能力があったとしても、国力差、内紛、同盟国の蜀滅亡と呉は滅亡したでしょう。
孫皓自身に問題があったので滅亡が早まりましたが…。
杜預と陳寿の出番もあと少しですね。
乙ー
乙です。…これで晋の世が泰平なら問題はなかったが三国志の知名度も低かっただろうな
>>1乙です
三国統一を成し遂げた主力軍が、元蜀の益州船団というのがドラマチック
三国時代が終わったのか・・・・。
つーことはここからは志にするだけかあ。
長い間本当にお疲れ様でした、ようやく天下統一かぁ
そしてバラバラへ
陳寿は正史でこの呉滅亡を、紂王と牧野の戦いになぞらえて記している(呉軍の崩壊を、淮南子における牧野の戦いの描写「土崩瓦解」と記した等)が、
>>574の一夜にして軍勢が逃亡してしまったとかは、まさにその象徴としてトピックされている感じ
乙ー
蜀も魏も呉もなくなっちゃった
ここまで三国滅亡をきっちり描いた作品もないかも
乙
幕引き見ると孫皓はやっぱり優秀だったんだなって……
しかし後漢末産まれの王濬が再統一を果たすなんて、三国は長い様で短かったんだな
【>>624修正】
| |
/ , |
!、 i , i __ ,!
〉、∠ __ }! ,ィ二, レ′ 最も近くにいるのは王濬、
〈`_ヲ ≡≦≡=- '" メ-ュ リ .我らに直接相対してきた王渾は晋きっての名士。
∨/ ` 二゙- "" ,>ノ イ
l!'_,,≧: ,、-'' ィ゙_,、イ「゙i .最も官職が高いのは司馬伷との事。
「「ミ`ニーミ、 | 「 /l! ゙i
| !``ー ヽヾ ノ ノ ,/ィリ | .いったい誰が全軍を統率しておるのやら
!タ_,N"lii;, _ノ-''"_、-''" ノ/ |. \
/ |.ト-三ニ=_,ニ" :='/ .| ヽ、 ,.ィ''" ̄::.:: ̄`ヽ、
/ ,'|.| 「 ナ'ニニィ゙ ,/ | ` ./:.::.:,=、::.::.::.::.::.::.::.:`、
' |.| レ'__二フ′ ィ' | /::,.イニ´.l::.::.::.::.::.::.::.::.:.i
.」ィ_ノ//ヽヾ;::.::.::.::.::.::.::.::.l
ヽ ` 〉ィ:‐、::.::.::.::.::.::l
._.. ゝ 、_",ノ::.::.::.::.::.::.i
.い ヽ._,,.. /::.::.::.::.::.::.::.::.i
.\;`.、_ ,、--―‐'リ〃―'"7::.::.::.::.:i
全員に書いてやれ。 .rテニ、;;;i. / ヘ ,イ _|´ /::.::.::.::.::.:l
⊂ヾ=ツ;;;;;} ー‐'ヘ. ,.イ" ̄ __」::.::.::.::.::.::.::i
書状を受け取った者の中で `、;;;;;;;;;;;;;ト,、 / レ'".l:〇:|、::.::.::.::.::.::.:i
最初に建業へ来た者に降伏すればいい。 .≧≡〆.ハ / | | |.ヽ::.::.::.::.::.::|
r';;zア{"ヽ.,入 `ゝ、 :| _⊥,,.┴-}::.::|ヾ::.::.
後の事は我らの知った事ではない .テ=" >‐゛ l: \ ,.イ! \:Y" .|::.::| ヾ::.
(_>-‐< ハ. \//j f~j ヽ、 i |:::::.i ヾ
\ ` シ' ゝl ヽ l .ト、:::| `
.\- / / ソ |:ヾ|
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .なお、この際、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 呉側は晋軍の誰と降伏交渉すれば良いか迷っていた模様。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .結局、王渾・王濬・司馬伷の三人全員に降伏文書を送っている
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
ついに「三国志」が終わるか…ここまで長かったなこの作品も
やる夫が「三国志」を書くのは、むしろ、これからと言ってもいい。
長かったプロローグが終わり、ようやく本編が始まるんだww
【幕間】
_________________ィ‐' ̄`ヽ
| |::::::::::::::::ヽ
| |::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::f \::::::::}
| 宗教が暴君を感化するって多いな |:::::::::::::| ゝ::::|
| |::::::::::::::ヽ ∨
| |ー:、::::::::::ヘ
| |::::::::::::::::::::::ヘ_
|_____________________ |:::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
\::::| |:::::::::ィ !{ ハ T tーr 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----――― ' "
| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:< .さて、今回の幕間は、
| | |::::::::| > イ |::::::::| 孫皓と康僧会の交わりについて紹介したい。
| | >-、\! !/::,-<
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、 これについては、『高僧伝』に記されている
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
, ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::|
| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
〈:| |V }>、___..>!:::j::::::::::::::::|:::::|
|:!.|:\ ノ::L.. , __.!::::!::::::::::::::::!:::::|
|:!.|::::::`ー':::/ / |::::|:::::::::::::::::!:::::!
|:|_!:::::::::::::::/ / |:::::!::::::::::::::::|::::::|
|::::::::::::::::::/ / .!:::::!::::::::::::::::|::::::l
|::::::::::::::::/ / !:::::|::::::::::::::::|:::::::!
!:::::::::::/ / |::::::|::::::::::::::::|::::::::!
【紀元267年頃 呉首都 建業】
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ.
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ.
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ::::::::__:::::ヘ.
,'::::::::::::i::::|ヾーヲァーz__ヽ::i´r、ヽ::::ヘ.
{::::::::::::|_';::i ゞ、ィ',r‐t-  ̄ヽ! ゙‐ノ:::::::::ヘ、
. l、:::::::::ト~_!i `ヽゝツ .ハ‐'::::::::::::::::ヘ、
l:ヽ::::::|r、fヘヽ / ∨:::::::::::::::::::ヘ. 今後、淫祠邪教は取り締まりの対象とする
! ヽ:::|ヘ 、ー' __,..ャ ./ ∨:::::::::::::::::::へ
` ヾ! |:、ゝ=---.`ニ'_,.へ、 ヽヾヘ、:::::::::::::ヘ、
. |ぇ、_./"三三ミレ'´::fヽ 〉、ヽニZt、:::::::::へ
. |:::::::\ア" ヘニ-:l_/,.ク、:ヾ<´ `ー-:、:::ヽ、
l:::::::::::::ノ`ー-、/`=ニ∨二,,.ィ'´\:::\ `ヾ:ヽ /: : : : : ,r,,、ャ : : ヽ : : : : ハ
l::::l ゙̄‐ニ:::::::::/、 >、_`ヽ、 /: :/: : :/:/ 'ヘハ: : : :\: : : ヘ
. l:::::|  ̄´ l  ̄ ー-- . {: :/: : :// || ヽ: : : ヘ: i: : ',
|::/i l |:/: : :.イ/ || ヘ: : : ∨: :リ
レ' :l .l /:.イ: :,イ/ .|| ム:ト: ∨:.i
/:'ィi: :/」_≧、_, ,、L-ッ≦、 ∨: i: :|
i/ イ: ハ 爿リ` ' ぅり`7〉ヘ:∨
陛下。 ' ',|/ム ー' `´ /'ノノト、
ーハ ' ,/=': 7/
浮屠に関しては如何致しましょう。 }: ヽ -‐- ,イ/: :/:{
.!: : :> 、 /|: /: :,イ: |
亡き大皇帝は |: : : :ハ ` ´ ノy: : /: : |
浮屠の者たちを手厚く保護しておりましたが…… |: : :/. .,ヘ /. .i: : ト、 : |
,-| : /|. ∧〉=ヘ. /|: :/ゞ、` 、
,-、≦´ -|:./. |. 〉/乂乂. 〉|:./. .≧ >、
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫皓は呉の皇帝に即位すると、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
r…―- ..,,_/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: イ
\ :::::::::::''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
 ̄i `丶、:::`丶、_: :::::::::::::::::::::::: ト、
| ! iハト、 i、丶、___` ー--::::::::::::::::\
lハノ!イ仄ゝヽ ナアi`ー-=....,,,____,,.ゝ
|'、`┘ '^i下心!ハj ,ハ! 元々、呉では民間信仰が流行しやすい下地があった。
|/\ 、 ゞ-イ //
. ☆ ' r‐i> ‐rァ='7.イ´ 『捜神記』にある蒋侯神の話は良い例だろう
\ ⌒ヽ、,.ヘ.::´:::ハ
\rイ ,.ィヘ.:::::ハー- 、
└攵アト=ヘ、::::ヽ ::::::\
/ 〈::::::::::::\:::::::::::::::::l \ , ´ ̄ ̄ ̄` ___ l |
〉―ァi'´ \ :::::::: | ヽ二二 ´ ̄ \\ \ 'ニヽ
. /_ア^'┘ `ヽ、::j ア / l/ / l l ヽ } \
└ ′ ` . // , / /// | // ̄\\ ヽ ヽ
. / ィ // l// //// ̄_ \\ | l
/´/ /// /, 彡レ'/l〃≦ッヘi ヽ V"ヽ
/ .イ// //ア/イ リ r代ツ ノ Ⅵヘ 丶
. / //.ィ // /ー≦リ、 ""´ 〈 /ノノ
/ /// l/ / / /ハ.ィ戈tア゙ヽ /|
‐彡' / /l / ∧'| ヽ 一'´〈 _ _,、 「V { 、
スペシャルなオレ様の話は、 |ヘ/ ∧ム ∧ l ヽ ィ _j / V \__ノ)
第三十六回幕間を見てくれよな!! ∨ / ⅥV ゝ ソ く_レ´ ノ .′ Ⅵ ‐≦_
. Ⅵ ⅥV |ィ l> _ ` ‐彡 // , レi }\\
`ー Ⅵl 八ノノ //>.. __// / ノ/ /l ヽ.l
`¨´ ノ/ ア 从{ ∧ / ‐ 彡 イ/リ Vリ
`¨¨´ {ゝ{_`ン} ヽ / ´ ̄ l' /
`=彡 丿 / ,. -‐V /
【紀元251年5月 呉 揚州 臨海郡】
┏───────────────────┓
,-、 ,-‐‐、 `i,
/◎ ~ ヽ,-‐‐-、 _,、`ヽ,
,-,_, 、, /´建業 ,、 ,、 `く,!~`=,-`
`ヽ‐´ i ,~ノ ~´‐,‐~=,○呉 ヽ`ヽ,~!
,、,i`~ ゚o (, {,_ ヽ,
_,| `‐´~ ,--`
_,i‐´~ ,-‐´
i´ ,=,‐-´,--、
‐´ `~´ ヽ,_,__ , ´ \:::::::ノ l | |
,/ / \ \_)_,ノ| |
【臨海郡】~‐ / / / | ∨ / ヽ___ノ /
┗───────────────────┛ // /| | | V ∧ /
. / / // l/ | | | ∨ / | ̄``~、、__ノ
/ / /∧ | |∧ | | | |:/ ∧ /
|/i ,竹㍉ /|/斗`、∨i| | |′ / ―――
| i|ハ トJ|ヽ{ x==ミ, ∨ | |/ / `、
八:} Vノ ん:j |》,V /|//\ \
私、実は神様なのよ。 ∧ | { ' 弋.ン/ ` / 八 \
∧ i|込、ヽ _, / /イ \ `丶、
水害や日照りの予言ならお手の物なんだから / ∧| | \ ___//ア⌒\ ``
/ | 人  ̄\/// \,,__ ``~、、
. \\ l// _、:::ヽ `丶、
__ `ァ'´}/|:| 、 / _\l`~、、 \
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 次に、孫権の晩年には、王表なる人物が人々の評判を集めていた。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 彼は自らを神と自称したが、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 小さな事柄の予言を得意とし、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 日頃は姿を見せず、紡績と呼ばれる婢女が彼に仕えていた
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元251年8月 呉首都 建業】
, "´ ` 、
. /, l、 l、 vl \ 、 lヽ\
. / Wレ/ l N ヘvl W ヽヘ\トl ヽ
/l /l/ lヘl ヘl | ヽ 王表。
| l' ヽ 、 ト、l、 . ト、l
| 从 l|、 l Alム l l | お前が予言した通りに水害が起こったな。
V 、ト.l≦ヘ/`ヽl 比{^V∨
V 〃N 、K(rィリ_ ヽ ∨ヘ 褒美に酒と肉をくれてやろう
} {{ ヘ 、 ト ̄ 小 、\
/ , ゝ ヘ ヘl丶 __ .ィハ l、l`‐
. / / `¨ヘ | 、Wハ `"了ヽ ト \ 人: : : : :(゚/: : : : : : : : : : : : : : : .、
. /ィ/レ/ 从 lヘ lニゝ ヘ __ ノ `l ー,: : /: : : : : : : : : : : : : : : : :.
´// , / `ヾl \\ V }} /: :, : : /: : /i: : : : :ハ: :ヽ: : : ',:.
彡 ´ ̄ / ´ ` ニ(( \ . .′: : : : : : \ : : : : :i!:/: : : : : :.
\ ヽ i{ : i!: : :i{:.:/ 八:.、: : イ: : : :.',: : :}:i
八:.:i!: : :.ィチう㍉\.:. :.ィチうヽ: : :}:|
ハゝ:.:.:圦V)ツ )从ヒ)ツノ: : ;从
:.∧:八""" """ハ:/:
凄いでしょ? .}! : \:ゝ... ` ´ ィ: :ノ':i{
; : : : :.\: (}≧==≦:.:.:|: : : : :
どんどんお供え物を持ってきなさい!! .: : :. :.Y⌒Y>水<⌒Y: : : : :.
/: : : :/く´ ̄})::::(゚):::(ハ 7: : : :. :.
/: : : :/: :∧´人_/´V乃7八: : : ∧
/: : : :/: :/:.∧__,,. <..,__j: : : \/:.∧
/: : : :/: :/: : : 人........}0{....‘, : : : : \ : :.
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .この自称神様の噂を聞いた孫権は、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .王表に輔国将軍・羅陽王の印綬を授けて建業に招いた。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 王表が建業に至ると、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .彼のために邸を建て、しばしば側近に酒食を持たせて邸を訪ねさせた。
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 建業に来てからも、王表は水害や日照りのなどの予言を的中させたという
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元252年2月 呉首都 建業】
、 \ 人::/ `丶、
\ \_ (__)' \ \ヽ
`¨¨¨¨ア/ \ | ', ヽ ∨',
_/ ! 、 ∨ |: | | ', ∨',
. ⌒ア´/} \| |: | | | i Ⅵ
. / 八 :| l: ∧ ∧ |<⌒'| `、
/ / /{\ | l /⌒V V | \トミ_ \
/ -‐ ⌒ア/ \ :| |/ ∨ / ,斗z } 「  ̄`
. / /Y ^| |.斗f代T V Vリ/ :|
/ / ∧ ∧ | 乂リ { :|
/ / / \_' | , ハ |
. / / / ∧ | へ、 _∩、イ | , .プークスクス、あれじゃいいカモじゃない。
. / / / :{ ∧ ト 乂_ ノ ||| ', | /
/ r:、―‐{ ̄ ̄\:∧ |: ≧=(`く|||| / 浮屠の子たちも上手くやったもんだわ。
,. '´ l/\ ⌒ヽ⌒ \' |¬/7‐\ ` V
/ / \ 〈 ⌒ \/ ⌒7 ∧ V .さあ、これからもっと巻き上げ……
. / ′ `、 \_∠ / ヽ _/ _/八 V
/ / | r┴‐-ミノ-< ヽ |ヽ |
__,/ |__| (:::::::::) | |__} |
/ /</ / |::::::∧ >r<\」ノ;∧ /
/l \ /_/:::::::::∧__// :| |ハ 〉/::∧∧
/ ノ、 ` ー-=厶:::::::::::::::::::::::::::::::/ | |:::`'ヘ|::::::∧::',
/ /\\ /、::::::::::::::::::::::::::::\/|/:::::::: }\:::: ヽ| γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| 王表殿はおられるか! |
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 康僧会が建初寺を建ててもらってから少し後の話である
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/ / / __ \
/ ! / 〃 ,.-‐<´:::::::::::`ヽl
,l | / / /{ / \:::::::::::::リ`ヽ
/ ,.Al | ,イλ !`V\ ヽ,::::/:⌒!|
. i / ー'>,l! | |ハ |ヘフヽ,\ Y:::::::::::ノl
l ヽl ´く \| \!, \_ ハ ヽ._ ):::::::// 本日うかがったのは他でもありません。
| | 'ー´ `゙ __ ト--‐'"/
l /゙7 (フヾN>-イ 陛下が重体なのは御存知かと思いますが、
/ |/ i ヽ込__,,/ そこで、陛下のために天に福を願ってもらえませんか?
/ /|! l\ ィ___ ,. イ‐'´
/ ノ/ ̄`ヽl. \ `ヽミァ / 神様ならできますよねぇ?
/|/`ヽ、 `ヽ、\ 丶/
\ `丶、 `ヽ\ /
\ ヽ. ` \_,/
\ \ /、> { : \_i⌒:'/.' ' ´ ̄¨¨ 、
\ ヽ/ | 、___\__/> ´ / \
_.二二二> r'― 、/ / / ,: | \
呉 侍中 孫峻 .\____ ノr\\;| |/_j /|ィ ! \}
. <__ノト \| / レ\_| | ヽ
ハ _! . i≠=z |_ノ∀\ :.
/ Y | | |` じ ,zz、 j \j
え、ええ、勿論できるわよ。 / l: | | lー----―-、ij f::|
. / // ` | | :、 〉―!::: |
神様なんだから当たり前じゃない。 / // | l\〉 r― 、 ノ::| |
/ // ム |\  ̄ /|::/ .|
でも、準備が必要だから、二、三日時間を頂戴 / __ュ--{::I:::V :、__`_ァ . /} ,レ /
/ |> .、\¨)_>、\\|;;;;;;7 / | /
. / / \\て_) \〉-ク―L._| /
/ .′ | | { ̄`¨¨>-、ノ_j.'
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .ところが翌年。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 孫権が死の床につき、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .呉の群臣が王表に孫権に福をもたらすよう願った所……
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【>>685修正】
/ / / __ \
/ ! / 〃 ,.-‐<´:::::::::::`ヽl
,l | / / /{ / \:::::::::::::リ`ヽ
/ ,.Al | ,イλ !`V\ ヽ,::::/:⌒!|
. i / ー'>,l! | |ハ |ヘフヽ,\ Y:::::::::::ノl
l ヽl ´く \| \!, \_ ハ ヽ._ ):::::::// 本日うかがったのは他でもありません。
| | 'ー´ `゙ __ ト--‐'"/
l /゙7 (フヾN>-イ 陛下が重体なのは御存知かと思いますが、
/ |/ i ヽ込__,,/ そこで、陛下のために天に福を願ってもらえませんか?
/ /|! l\ ィ___ ,. イ‐'´
/ ノ/ ̄`ヽl. \ `ヽミァ / 神様ならできますよねぇ?
/|/`ヽ、 `ヽ、\ 丶/
\ `丶、 `ヽ\ /
\ ヽ. ` \_,/
\ \ /、> { : \_i⌒:'/.' ' ´ ̄¨¨ 、
\ ヽ/ | 、___\__/> ´ / \
_.二二二> r'― 、/ / / ,: | \
呉 侍中 孫峻 .\____ ノr\\;| |/_j /|ィ ! \}
. <__ノト \| / レ\_| | ヽ
ハ _! . i≠=z |_ノ∀\ :.
/ Y | | |` じ ,zz、 j \j
え、ええ、勿論できるわよ。 / l: | | lー----―-、ij f::|
. / // ` | | :、 〉―!::: |
神様なんだから当たり前じゃない。 / // | l\〉 r― 、 ノ::| |
/ // ム |\  ̄ /|::/ .|
でも、準備が必要だから、二、三日、時間を頂戴 / __ュ--{::I:::V :、__`_ァ . /} ,レ /
/ |> .、\¨)_>、\\|;;;;;;7 / | /
. / / \\て_) \〉-ク―L._| /
/ .′ | | { ̄`¨¨>-、ノ_j.'
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .ところが翌年。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 孫権が死の床につき、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .呉の群臣が王表に孫権に福をもたらすよう願った所……
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/ :. ィ.;:.:.:.:.:.:.:ヽ
イ:.:.:.:/-|/|∧:;、:.:.〈
リ:.:./ ● く!:,:.:..、
l:.:.l ●/:./ ̄
vヘ - ノ:./
_,-+ 匸ヘ/V 王表は逃亡してしまった
l::\ l /∥::l
|:::::::ト,Vイ:::::|
|:::::::l介l:::::::|
l::::::|人|:::::::l
八 八 ∧ i| |
\/⌒\j ノ |
(⌒{:::::::::::::::}⌒),ノ __,
, ´ ̄ ̄ ̄` 、 ̄∠___
/ ヽ\ /
_∠ / r――く__>
r' ニ二| / l二二二 ヽ
| ―‐┤ └┬― {
そりゃ逃げるわよ。 | | ̄ | | | | Т\ ヽ:`T ~、、
_,,.. ''T::Т | | || | | V |\|::| \--ミ
福を求めて / ̄ |:::├┬ | l/| ∧| |\ト、 ∨l__「::|::::| \
陛下が亡くなったら確実に死刑よ。 / V:∧::| ┤ :|'トミ__|\ |__/\{|∧|::::| ヽ
. {_ V:::l/ :| :l === \l === | `|/ ≧=‐- __ _ノ
これ、朝廷の人たちも ≧=‐=ニニニニニT 7__ 八 :| 、 , /|: |' | |::乂_,. -=≦ ̄
分かってて言ってるんじゃないかしら?  ̄ / \ ', | 个 ⊂ニニ⊃ イ | /| / ̄ヽ¨ ̄
/ ∧:|-{ ̄ ≧=≦  ̄ ̄|:/_」( ∨
Y:'|::人___人_人__/|'::::::::〉 ∨
. | | |:::::::::::::/ /| |', ヽ::::::::::::::| | |
_________________ィ‐' ̄`ヽ
| |::::::::::::::::ヽ
| |::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::f \::::::::}
| 詐欺乙 .|:::::::::::::| ゝ::::|
| |::::::::::::::ヽ ∨
| |ー:、::::::::::ヘ
| |::::::::::::::::::::::ヘ_
|_____________________ |:::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
\::::| |:::::::::ィ !{ ハ T tーr 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----――― ' "
| | ヾN ゞソ ゞソ// .王表の一件は、
| | >:´|、 - ,|`:< .『三国志』『呉主伝』の本文に記されている。
| | |::::::::| > イ |::::::::|
| | >-、\! !/::,-< 皇帝からして騙されていたわけだ。
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ:::::::::::::::::: こういう気風の国だからこそ、
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::| 淫祠邪教を取り締まる動きが出るのも理解はできる
, ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::|
| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
〈:| |V }>、___..>!:::j::::::::::::::::|:::::|
|:!.|:\ ノ::L.. , __.!::::!::::::::::::::::!:::::|
|:!.|::::::`ー':::/ / |::::|:::::::::::::::::!:::::!
|:|_!:::::::::::::::/ / |:::::!::::::::::::::::|::::::|
|::::::::::::::::::/ / .!:::::!::::::::::::::::|::::::l
|::::::::::::::::/ / !:::::|::::::::::::::::|:::::::!
!:::::::::::/ / |::::::|::::::::::::::::|::::::::!
【紀元258年冬 呉首都 建業】
:::::::o:::::::::::::::::::::::::::::::::::::*:::::::::::::::::::::::::;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::⊂ っ , ― 、:::::::;;从从
. ’、′‘ ・. ’、′‘ ・. ’、从へ从へ人へ从从へ从へ人 ・. ’、′‘ ・.
・. ’、′・. ’、′‘ ‘从へ从へ人へ从 人 从へ从へ人へ从・、′‘ ・. ’
′‘ ‘ ・. ’、′‘ ・Σ( (( ⌒ ⌒ ) ) )ζ′‘: ; ゜+°′。.・”
‘ ・. ’、′Σ( ( ( ) )) )ζ Σ( ( ( ) )) )ζ へγ. ’・
. ’・.. ’・.从人 ‘ ・. ’、′‘ ・. ’、 人人 ’、人人 ’、′‘ ・.ζ .
\ γ γへ从 ⌒从へへ从・. ’、) ・. ’、′)) ⌒ ) ) ”;
ヽ γ (( 人 )) λ λ ) (( ( ( (( ))M::::::::::::::::
ヽ Σ( (( ⌒ ⌒ ) _)\_)\ 人 从 ( ソ从へへ从;;;;(
\ Σ( ⌒( ⌒ ) ノつ> ) )从_)从 ) ))从へ从へγ
\ヽソ )ゝヾ ( 人 γヽ从_) 从_) (( ( ⌒ ))ζ/
::::::\ Σ⌒::) :)ζ;;从 ⌒ ) _ ̄ ,ノ 丿人( (( /:;;::
::::::::::::\ :;从へ从へへ从_~ ̄ 从へ 从へ从へへ./:::::::::::
::::::::::::::::|. || |l_l_l_l_l_| |. | | ||「「「「「「|( ⌒ | | ..::::::::::::::: :::::::::::|,.| ̄|!,,,;;|:::l::::
::::::::C=============○===Ω ||「「「「「「|「「「「「「|| |Ω==○ : ::::::::::::::::|:;|伍|:;;;;;l::::::;;
::::::::|}|::::|. ||,,____|}{| | | i| || ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|| || i||::::|}{| : : : : ::::::::|..| |;;:;;;;!:::i:::
: : : | | ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|. | |;;;;;;;;; |  ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|;| | : : : : : : : |::| |::::::;;::::y:::
. | | 二二二二二二|. | |二二| :  ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| . |;:|神|::::::;;::::::::
:爻rw从wfwvrw从jwwiiwjWvwjw爻wv,,,,,, ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|wkWwj,,wjvww\wj从爻
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .また、民間宗教を好む人もいれば嫌う人もいる。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 孫休の時代の初め、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .孫綝が伍君神の廟を焼き、浮屠の寺院を破壊、僧侶らを斬る事件が発生
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::| 丞相。
\ `ニニ´ .:::::/
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、 .建初寺も打ち壊しますか?
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | || _ノ `ヽ
j .. .::',
〈、ハ、トト、__ ..::::::::::::〉
{ノ `  ̄ ̄フ.ィ...:::::::::::::::}
{,、_ ´"`z;;:::::::::::〈
'、r;ニ;、! , 、_,,,......ィ_ j::::/_::::/
} `゙'‐} :::´エフェァ`゙ j:/'´、}/
{ j ::: ''´_〉 /
いや、あそこは大皇帝によって建立された寺だ。 ', / _し.イ
', `、;;;,,,,,,.. ノィ´::ハ
おいそれと壊すわけにもいくまい。 ', `'''"´ _ ニ-‐_ニイ
ト、 _,,, , '‐_ニ‐''´ {
ひとまず捨て置け | l l // h__
__,,,............. , -'フ||/, ' / ` ‐;-、
_r フ。 ト、二ゝ - ' 丶 l|{ _ ' ヽ二_
__r――――'―'‐┴‐ァ ゞ」_j _,,.. '´ _, -
〈_`ヽ二二二二二二フ j j j ̄ `‐ニ
/、丶{ハ}癶 メ. / /// _ノ
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 幸い、建初寺に被害は無かったようだが、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元267年頃 呉首都 建業】
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ.
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ.
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ::::::::__:::::ヘ.
,'::::::::::::i::::|ヾーヲァーz__ヽ::i´r、ヽ::::ヘ.
{::::::::::::|_';::i ゞ、ィ',r‐t-  ̄ヽ! ゙‐ノ:::::::::ヘ、 ふと思った。
. l、:::::::::ト~_!i `ヽゝツ .ハ‐'::::::::::::::::ヘ、
l:ヽ::::::|r、fヘヽ / ∨:::::::::::::::::::ヘ. 浮屠の教えが紛れもなく正しく、
! ヽ:::|ヘ 、ー' __,..ャ ./ ∨:::::::::::::::::::へ 経書と一致するのなら、その教えを信奉しても構わない。
` ヾ! |:、ゝ=---.`ニ'_,.へ、 ヽヾヘ、:::::::::::::ヘ、
. |ぇ、_./"三三ミレ'´::fヽ 〉、ヽニZt、:::::::::へ しかし、実のない教えなら、寺院ごと焼き払え
. |:::::::\ア" ヘニ-:l_/,.ク、:ヾ<´ `ー-:、:::ヽ、
l:::::::::::::ノ`ー-、/`=ニ∨二,,.ィ'´\:::\ `ヾ:ヽ
l::::l ゙̄‐ニ:::::::::/、 >、_`ヽ、 /: : : : : ,r,,、ャ : : ヽ : : : : ハ
. l:::::|  ̄´ l  ̄ ー-- /: :/: : :/:/ 'ヘハ: : : :\: : : ヘ
|::/i l . {: :/: : :// || ヽ: : : ヘ: i: : ',
レ' :l .l |:/: : :.イ/ || ヘ: : : ∨: :リ
/:.イ: :,イ/ .|| ム:ト: ∨:.i
/:'ィi: :/」_≧、_, ,、L-ッ≦、 ∨: i: :|
i/ イ: ハ 爿リ` ' ぅり`7〉ヘ:∨
' ',|/ム ー' `´ /'ノノト、
……御意 ーハ ' ,/=': 7/
}: ヽ -‐- ,イ/: :/:{
!: : :> 、 /|: /: :,イ: |
|: : : :ハ ` ´ ノy: : /: : |
|: : :/. .,ヘ /. .i: : ト、 : |
,-| : /|. ∧〉=ヘ. /|: :/ゞ、` 、
,-、≦´ -|:./. |. 〉/乂乂. 〉|:./. .≧ >、
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 話が遠回りになったが、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
ハ::.v ´: ; :ィ: : : : : : /: / 〃 i: :ト: : : : ∨
>:'ィ : : /: : : : : ,イ/ '/ ,':.ハ: : : : : ',
/',イ: : : :,': : : : ム/, ' / ,':' i: : : ト,:.i
ャ、 ,ィ': :,': : : :.i: : : イ' /' ≧ー- __/,, 、_/ム -i: : :ハリ
`≧ ー - ‐ イ: : : i: : : :イ|: :/^' ィ ´て下`v' 7ィ示、': : ,' リ .陛下。
ニニ二:-:‐:‐:‐:-: : ム: : : 'v:./ゝ ゛ ヒ心' 仍 从:./ '
ァ: : : : : : : : : : :/: !: : : : |,ヘ_ 'ー' '-' リ:/ .建初寺に遣わした者が帰ってきたのですが、
: : : : : : : : : :/: : : :i: : : : :' : ハヘ , /イ 彼の寺の和尚の学識は並ではなく、
: : : : , : : ≦:_:_:_:_,:rヘ: : : : : :ハヘ ' 、 _ , ' .どうか陛下御自身で御検分をと言っています.
>:´: ,r‐≦ 、ヽ ̄ ∨:ヘ: : : :',. '.、 , (__ア /ヽ
: : : /. . . . . . . . \ヽ ∨:',: : :.∧. .` 、>. 、 , <',. . . .)
: : /. . . . . . . .ャ. . ..\` ハヘ: : : : ',iiiiiii^ヘ三`イ: : : : :.i. . ./ __
./:.::.:,=、::.::.::.::.::.::.::.:`、
/::,.イニ´.l::.::.::.::.::.::.::.::.:.i
.」ィ_ノ//ヽヾ;::.::.::.::.::.::.::.::.l
ヽ ` 〉ィ:‐、::.::.::.::.::.::l
._.. ゝ 、_",ノ::.::.::.::.::.::.i
.い ヽ._,,.. /::.::.::.::.::.::.::.::.i
何? .\;`.、_ ,、--―‐'リ〃―'"7::.::.::.::.:i
.rテニ、;;;i. / ヘ ,イ _|´ /::.::.::.::.::.:l
よし、建初寺に馬車を出し、その和尚を連れて来い。 ⊂ヾ=ツ;;;;;} ー‐'ヘ. ,.イ" ̄ __」::.::.::.::.::.::.::i
`、;;;;;;;;;;;;;ト,、 / レ'".l:〇:|、::.::.::.::.::.::.:i
私がきっちり話を聞いてやろう .≧≡〆.ハ / | | |.ヽ::.::.::.::.::.::|
r';;zア{"ヽ.,入 `ゝ、 :| _⊥,,.┴-}::.::|ヾ::.::.
テ=" >‐゛ l: \ ,.イ! \:Y" .|::.::| ヾ::.
.(_>-‐< ハ. \//j f~j ヽ、 i |:::::.i ヾ
\ ` シ' ゝl ヽ l .ト、:::| `
\- / / ソ |:ヾ|
/ ∨//////////////////////ヽ
./,.-ァァx、 ゞ//////////厶/////////! ': .γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
///_///////////> ''" !'////////// i | 浮屠の者が説く「善悪の応報」とは何だ? |
.i//ヘ∨/////>''" !////厶斗" | ヽ___________________乂
i///∧V><_ V7777ァァ,、、 l
l////ィヘ〉 --、` ,. -―‐∨/,>'^ン/ヘ. l
.l//./ハ「「Τ≧ッ、 ―- く,ィ//l厶/l//,!
l/ //ハ.i!!圭lイ  ̄「゙行弍Tfァ//γl,l//| ふっ
/ ///l/,l ゙:、ヽニシ !゙圭シノノソ/,l'゛ ハ/,l
/.////!/ヘ ` ゙ー‐_;゛ ///,レ//ハ/!
//////!//ヘ. '  ̄ イ///!////∧l >''"′ /仏ハ l ヽ
//////イ////へ ‐- ,,/////r‐-<///ハ ′ / / | |
,!//'////!'///////> --‐ T///////、 ヾ//∧ | l l l | | j! | |
/〃イ////!/////∠ム !//////,{ j:、 \/ヘ | | | l 「 ̄` | /| | |
,'///,l//イ/レ‐''" フ// ! ///////ムゝー`ァ-< \/ | ィ大 |∨ ,.__ Ⅳハ | ! lハ
. / j| | _\j 〃⌒ヾ | ト、|/
/ /∧ 〃^ | | }l/
. 厶イ | V ′ __ | / ノ厶イ/
| } r } | / / <
あれ? l 人 ヽ ノ 八 /: : : : : >
ト _ _ <|/ : : : : : : /
ひょっとして知り合い? \ |: : .:lノTチー'´ ヽ-- 、 __<_
\|__,.∠ ノ夲、__/ ヽ
/ / 人 \ ′ |
. /i 〈__/}| ト __〉 / |
|¦/ / // ∧ | / 八
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .紆余曲折の末、孫皓は康僧会を宮中に呼び寄せた。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j そこで、群臣を集めた上で浮屠の教えについて問答を行っている
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/ / \ \ _
_,,. ´ | \__――Y´ ̄`\
⌒7 : | | \ マ /∨⌒ヽ }
/ / . :∧ l\ |/\ ∨ / '!二ソ_ノ
|/| . : :/\│ く| 丶 ∨ '/ |ー<
|Ν イr、、人 \―-∧ :|│ / /| ))
レハj |r'仆 _二ニ=ー :|人/|│
| Ν V゚ソ ^ア六力∧ : |イ| |│
;゙ lハ ''' , V'゚ソ / ∨|/) |│
,: |八 、_ ''' ,: 厶イ》 ̄ ヽ|
,: /|/丶、V_ノ , /::::::〃 八 例えば『易経』には、
/: /〈 《:::::::{>rァヤ ,: /:::/ \.:, 「善を積めば子孫にまで福が及ぶ」とありマース。
/: /∨〉 マ゙V\Lレ< // -く /∧.:,
. /: , / ゙>、 《二lヒ{二7 / / ∨/リ :, .この儒の教えは、
/: / / /__j》 》 /: [∨ ムイ/ ∨. : . :, そのまま仏陀の教えでもあるのデース
. /: / 厶イ⌒ J〃'/ V :! /∧ { /〈 : . :,
. , / / _xァJ{{_/ | |// ハ ―ヘ : . :,
; |/「ト--|〉|l::::: /} | ∨ }}人// ̄∧ . : . ヽ
| ト、ハ.\/ |l:::::::∧ | |\〉‐とニ\∨ //ヘ_ : . \
| ∨\} |l:::::::/∧. 人>ニニ(,ニ \,_∠ 二∧ . : . \
∨ /∧ |l:::::::::/∧ ||\ (x--、 }│ } : . \ \
/ / ' \ |l:::::::::::/∧ ......:||、 ∨ )ーン丿 ∧\ : . \ \
. / // ヽ|l::::::::::::::/∧ ....:》 Χ /ヘ∨ 〉/:\ : . \ \ γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| ちょっと待て |
ヽ_________乂
.,.. -―ェ‐--....、
,.レ'´::.::.::.::.::.::|::.::.::.::.::.:`.ヽ、
.,.ィ'::.::.::.::.::.::.::.::.::.|::.::.::.::.::.::.::.::.::`ヽ、
/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.`、
. /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::/\::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.`、
l::.::.::.::.::.::.::.::.::.::/ \::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::、
. l::.::.::.::.::.::.::.::./ \::.::.::.::.::.::.::.::.::.:.、
l::.::.::.i::.::.::./ \::.::.::.::.::.::.::.::.::、
. i::.::.::.{::.::/` -、..._ __,.ャ="\::.::.::.::.::.::.::.:.、
i::.::.::.:.l:./..._. `゙マュ ゲ'´ __\j::.::.::.::.::.::.、
. i::.:y=、t{. r'7二≧. ィ'二ヾヽ l::,=、::.::.::.::..、
i::f´ t、`i { .め リ` ' { め :リ ゙ l/.,ィ Y::.::.::.:.、
|:ハ ヽ、_l ヾ三ツ ヾ三ツ ,レ' ノ /::.::.::.::.:.、 もし、そうであるのなら、
. |::.::ハ、_,l , /-'´/::.::.::.::.::.::.、 .浮屠の教えは孔子が明らかにしている事になる。
|::.::.::.::.::.::.:ヽ、 ゙ ./ ̄::.::.::.::.::.::.::.::.::.:、
|::.::.::.::.::.::.::.::.:_>、 、ー-、 /_,.::ァ-‐‐┐::.::.::.::.::.:、 .今さら浮屠の教えは無用ではないのか?
レt-―‐''´ ̄ `ヽ、  ̄ ,. ' i,/ { :,:,:,:/::.::.::.::.::.::.::、
/ ∧ | ` ‐ '" / | .;:;:;:/::.::.::.::.::.::.::.::.、
/ ∧ :| / |:;:;:;:;|::.::.::.::.::.::.::.::.::、
/ ∧ ,;;| ./ :|;,;,;,!.::.::.::.::.::.::.::.::.::.、
 ̄ ー-ァ---=ム yt;;リ ,/_______」;,;,i::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:、
|::.::.::.::.::.ハ ,. -' \,/'´ \.:.:,:,:,:,;,;,;;;;;;;;l.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.、
|::.::.::.::.::.:少' \ \、_,,..-ニ火、::.::.::.::.::.::.::.::.::.:.、
. |::.::.::.,.ィ''" \ \ :,:,:,ヘ_Oィ`ヾ、::.::.::.::.::.::.::.:.、
/ / \ \ _
_,,. ´ | \__――Y´ ̄`\
⌒7 : | | \ マ /∨⌒ヽ }
/ / . :∧ l\ |/\ ∨ / '!二ソ_ノ
|/| . : :/\│ く| 丶 ∨ '/ |ー<
|Ν イr、、人 \―-∧ :|│ / /| ))
レハj |r'仆 _二ニ=ー :|人/|│
| Ν V゚ソ ^ア六力∧ : |イ| |│
;゙ lハ ''' , V'゚ソ / ∨|/) |│ .デスが、周公や孔子は、
,: |八 、_ ''' ,: 厶イ》 ̄ ヽ| 大雑把な事しか言っていないのデース。
,: /|/丶、V_ノ , /::::::〃 八
/: /〈 《:::::::{>rァヤ ,: /:::/ \.:, 仏陀の教えは、
/: /∨〉 マ゙V\Lレ< // -く /∧.:, 奥深い事柄を詳細に明らかにしていマース。
. /: , / ゙>、 《二lヒ{二7 / / ∨/リ :,
/: / / /__j》 》 /: [∨ ムイ/ ∨. : . :, .例えばこんな感じデショウカ?
. /: / 厶イ⌒ J〃'/ V :! /∧ { /〈 : . :,
. , / / _xァJ{{_/ | |// ハ ―ヘ : . :,
; |/「ト--|〉|l::::: /} | ∨ }}人// ̄∧ . : . ヽ
| ト、ハ.\/ |l:::::::∧ | |\〉‐とニ\∨ //ヘ_ : . \
| ∨\} |l:::::::/∧. 人>ニニ(,ニ \,_∠ 二∧ . : . \
∨ /∧ |l:::::::::/∧ ||\ (x--、 }│ } : . \ \
/ / ' \ |l:::::::::::/∧ ......:||、 ∨ )ーン丿 ∧\ : . \ \
. / // ヽ|l::::::::::::::/∧ ....:》 Χ /ヘ∨ 〉/:\ : . \ \
.,.. -―ェ‐--....、
,.レ'´::.::.::.::.::.::|::.::.::.::.::.:`.ヽ、
.,.ィ'::.::.::.::.::.::.::.::.::.|::.::.::.::.::.::.::.::.::`ヽ、
/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.`、
. /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::/\::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.`、
l::.::.::.::.::.::.::.::.::.::/ \::.::.::.::.::.:γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
. l::.::.::.::.::.::.::.::./ \::.::.::.::| 悪事を行えば地獄の長い苦しみが |
l::.::.::.i::.::.::./ \::.::.ヽ___________________乂
. i::.::.::.{::.::/` -、..._ __,.ャ="\::.::.::.::.::.::.::.:.、
i::.::.::.:.l:./..._. `゙マュ ゲ'´ __\j::.::.::.::.::.::.、
. i::.:y=、t{. r'7二≧. ィ'二ヾヽ l::,=、::.::.::.::..、
i::f´ t、`i { .め リ` ' { め :リ ゙ l/.,ィ Y::.::.::.:.、
|:ハ ヽ、_l ヾ三ツ ヾ三ツ ,レ' ノ /::.::.::.::.:.、
. |::.::ハ、_,l , /-'´/::.::.::.::.::.::.、
|::.::.::.::.::.::.:ヽ、 ゙ ./ ̄::.::.::.::.::.::.::.::.::.:、
|::.::.::.::.::.::.::.::.:_>、 、ー-、 /_,.::ァ-‐‐┐::.::.::.::.::.:、
レt-―‐''´ ̄ `ヽ、  ̄ ,. ' i,/ { :,:,:,:/::.::.::.::.::.::.::、
/ ∧ | ` ‐ '" / | .;:;:;:/:γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
/ ∧ :| / |:;:;:;:;|::.| 善事を修めれば天宮の長い楽しみがあるのデース |
/ ∧ ,;;| ./ :|;,;,;,!.::.ヽ_______________________乂
 ̄ ー-ァ---=ム yt;;リ ,/_______」;,;,i::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:、
|::.::.::.::.::.ハ ,. -' \,/'´ \.:.:,:,:,:,;,;,;;;;;;;;l.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.、
|::.::.::.::.::.:少' \ \、_,,..-ニ火、::.::.::.::.::.::.::.::.::.:.、
. |::.::.::.,.ィ''" \ \ :,:,:,ヘ_Oィ`ヾ、::.::.::.::.::.::.::.:.、
/ ′ / \ V⌒
. / / / / 丶 Ⅴ } iハ }
. / .′ / ¨フ¬ ミ., ノ リ
/ ′ / | / || 〈彡 /
. /.′ | ,′ i |丶 イ´\¬-ミ., ! 八- イ
/ 」/ | /ミx、 、| \ || 丶 ト | ト 、\ 仏陀はこれをもって、
/⌒| Ⅴ /:::::\ ′ \! , | .′j ⌒ リ .善を勧めて悪を止める理由としていマース。
/ | .′ ′{::::::::::::}゙` _㌧ | / /
∧」 ′ 乂:::ン 7::::::::テ¨〉 // j./ .何と大いなる教えではありマセンカ
/--| ′ /::::::::// | /´
´⌒Y \ 弋::ン/ jノ
| |{ \ \ ′ / __
| || > ` ノ | ′ ,.ィ''" ̄::.:: ̄`ヽ、
| |ヘヽ _,.ノ} | ¬ Tて / ! ′ ./:.::.:,=、::.::.::.::.::.::.::.:`、
| ト \_// ノ / l / | i /::,.イニ´.l::.::.::.::.::.::.::.::.:.i
.」ィ_ノ//ヽヾ;::.::.::.::.::.::.::.::.l
ゝ 、_",ノ::.::.::.::.::.::.i
ヽ._,,.. /::.::.::.::.::.::.::.::.i
,、--―‐'リ〃―'"7::.::.::.::.:i
./ ヘ ,イ _|´ /::.::.::.::.::.:l
ー‐'ヘ. ,.イ" ̄ __」::.::.::.::.::.::.::i
./ レ'".l:〇:|、::.::.::.::.::.::.:i
/ | | |.ヽ::.::.::.::.::.::|
`ゝ、 :| _⊥,,.┴-}::.::|ヾ::.::.
イ! \:Y" .|::.::| ヾ::.
/j f~j ヽ、 i |:::::.i ヾ
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫皓は論破された
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ 『高僧伝』によれば、
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.` .康僧会は呉で正しい仏教の教えを説いたが、
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 孫皓が凶暴なため、彼に深い教えを説くに至らなかった。
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ ただ、因果応報の教えにより、
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l .暴君孫皓の心を開かせたという
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
_________________ィ‐' ̄`ヽ
| |::::::::::::::::ヽ
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| |:::::::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::f \::::::::}
| ツッコミ無用な! |:::::::::::::| ゝ::::|
| |::::::::::::::ヽ ∨
| |ー:、::::::::::ヘ
| |::::::::::::::::::::::ヘ_
|_____________________ |:::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
\::::| |:::::::::ィ !{ ハ T tーr 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----――― ' "
| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:< .もうひとつ、孫皓と康僧会の逸話を紹介したい。
| | |::::::::| > イ |::::::::|
| | >-、\! !/::,-< .こちらも『高僧伝』にある話なのだが、
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、 .先程の話と比較すると面白くはあるが信憑性は低い
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
, ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::|
| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
〈:| |V }>、___..>!:::j::::::::::::::::|:::::|
|:!.|:\ ノ::L.. , __.!::::!::::::::::::::::!:::::|
|:!.|::::::`ー':::/ / |::::|:::::::::::::::::!:::::!
|:|_!:::::::::::::::/ / |:::::!::::::::::::::::|::::::|
|::::::::::::::::::/ / .!:::::!::::::::::::::::|::::::l
|::::::::::::::::/ / !:::::|::::::::::::::::|:::::::!
!:::::::::::/ / |::::::|::::::::::::::::|::::::::!
,  ̄ ヽ
i _ @ :.
| `:;ー ッ.::}
{:. _,,. ::. }
}:. ‐,.-.::::{
夊::._.:::::. 人
ィ辷 Уー,..、
, ´⌒}} { }}ノ \
/ { { {{′⌒ヽ
′ {. { }}ト 、 }
. iト、 { }ノ八__ :.乃
. _jト ヽ 丿__ ,,..ノ/ }}γヾ}
. 「__``「_イ ,.: ノイ Yイ
{{ 丿}⌒}ト ___ イ ノ|i .: i|
Y¨ }:} ノ辷 ___ イ'゙|i ;゙}i|
. ト }:} ,: 、 ヽ イ 丿,八. 以
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
地面から何か変な像が出てきたぞ? | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | ´トェェェイ` .::::::|
とりあえず陛下に報告しとくか \ `ニニ´ .:::::/
,,.....イ.ヽ`ー `ニ´ ―ノ゙-、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } ある時、孫皓が後宮の庭園を整備させていた所、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/ そういう次第でして
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | || __
,.ィ''" ̄::.:: ̄`ヽ、
/::,.イニ´.l::.::.::.::.::.::.::.::.:.i
.」ィ_ノ//ヽヾ;::.::.::.::.::.::.::.::.l
ヽ ` 〉ィ:‐、::.::.::.::.::.::l
._.. ゝ 、_",ノ::.::.::.::.::.::.i
.い ヽ._,,.. /::.::.::.::.::.::.::.::.i
汚らしい像だな。 .\;`.、_ ,、--―‐'リ〃―'"7::.::.::.::.:i
.rテニ、;;;i. / ヘ ,イ _|´ /::.::.::.::.::.:l
そこの便所にでも置いておけ ⊂ヾ=ツ;;;;;} ー‐'ヘ. ,.イ" ̄ __」::.::.::.::.::.::.::i
`、;;;;;;;;;;;;;ト,、 / レ'".l:〇:|、::.::.::.::.::.::.:i
.≧≡〆.ハ / | | |.ヽ::.::.::.::.::.::|
r';;zア{"ヽ.,入 `ゝ、 :| _⊥,,.┴-}::.::|ヾ::.::.
テ=" >‐゛ l: \ ,.イ! \:Y" .|::.::| ヾ::.
.(_>-‐< ハ. \//j f~j ヽ、 i |:::::.i ヾ
\ ` シ' ゝl ヽ l .ト、:::| `
\- / / ソ |:ヾ|
,イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、
,イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ.:.:.:`ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.):.:.:.:.:.l
. / ゙i /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:_/ |:.:.:.:.:.}
{ i /:.:.:.:.:.:.:.Y二∨,. ア-<~゙tッ _,,.|:.:.:.:.:l
∧ ∨ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ !、{'" ち;;リ ヽ =''"./:.:.:.:/
∧ ∨ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ーハ `" /チ`/i:.:.:/
.,,, -ヘ ∨ /:.r:、_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ヘ. r-..._, " /.// 私の小便で洗ってやろう!
f" r''"y-―''"ヽ、_ `ヾ=,-'ー''" ̄ `ヽ ./:.:`"´:.:.:.:..l
. l .l | __{ ./ トミt、`ヽ.、 ト'、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
ヘ. ヘ :l `:;;;;;;':,/ トミミミム ` ‐ _ :|;;ヽ:.:.:.:.:.:.:.:l
. ヘ_.〉 l >―''- .. ゙i三} }};;〉 `ヽ :ト、;}:.:.:.:.:.:.:.l
ト、ー:ア jミ//// :i/:.:.:.:.:.:.:.:|
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(○), 、(○)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `トェェェイ ' .::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 仏像を見た孫皓は、罰当たりな事を言い出した
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【しばらくの間、お美しい顧栄さんのお姿をご覧下さい】
,∠ --孑'"´:.:.:.:.:.:.:.:.ミx、
{ 〔_,ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.--:.ミ:.:.:.:.丶、 \__人_人从_人_人从/
∧ /:.:.:.:.:.:.:.:.-/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.、:.:.:.:\ _) (__
,':.:L/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ) 見るがいい!! (
,':.:.:/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.`'x、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.  ̄ ̄) ( ̄ ̄
i:.:.:.':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/^ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
|:.:.:i:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.i/ V:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}
|:.:.:l:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.: i| _ヽ、:.:',、:.:.:―-:.:.:V
|:.:.:.,:.:.:rノ:.:.:.:.:.:.:.リ ̄ `ヽ'. 斗zx'<{ \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
V:.∧/イ:∧:.{/x竓竿ミ 泛7`/、:乂 ≧ <
∨:.:‘'く }/ ヾ、" ヒ斗 '"´ ′`ー ≧ 我が聖水で泥に塗れた像が清められる様を! ニ=
V:.:.:.:.:.`'<x ; ' ≧ ≦
.|:.:.:.:.:.:.:.:リ ,〕 、 、_ ,, , ' /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
/|:.:.:.:.:.:.://{! ` ., - イ ジョボジョボ
./:.:.:.:.:.:.:.//: : : ヽ、 `ーr ´: :≧= 、_ まあ、御立派
/:.:.:.:.:.:.:ノく: : : : : :ヾx、 /} !: *l: : : : ヽ
,':.:.:.:,,': : : : : 、: : : : :ヽヽ ,j l: : : :l: :*: : : '、
,':.:.r'’: : : : : : : : :、: : : : :`''</: : +!: : :+ : 〉 \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
,':.:.:j: : : : : : : : : : : : : 、: : : : :/: : : : :,': : : : :i / ) >
,':.:.:.{: : : : : : : : : : : : : : : : :、:/: : : : /: : : : : :l{ < あははははッ!!! >
{:.:.:.:j: : : : : : : : : : : : : : : : :./: : : : /: : : : : : .l l < (
l:.:.:.:l: : : : : : : :、: : : : : : : : /: : : : /: : : : : : : { l /^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
|:.:.:.|: : : : : : : : :ヽ: : : : : :/: : : : /: : : : : : : : j: ! ジョボジョボ
|:.:.:.|: : : : : : : : : :.}: : : : /: : : : /: : : : : : : : /: :l
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 仏像を便所に置いて、自らの小便を注ぎ、臣下たちと笑って楽しんだ
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
何をやっとるんだ…ww
,∠ --孑'"´:.:.:.:.:.:.:.:.ミx、
{ 〔_,ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.--:.ミ:.:.:.:.丶、
∧ /:.:.:.:.:.:.:.:.-/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.、:.:.:.:\
,':.:L/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
,':.:.:/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.`'x、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,
i:.:.:.':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/^ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,
|:.:.:i:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.i/ V:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}
|:.:.:l:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.: i| _ヽ、:.:',、:.:.:―-:.:.:V
|:.:.:.,:.:.:rノ:.:.:.:.:.:.:.リ ̄ `ヽ'. 斗zx'<{
V:.∧/イ:∧:.{/x竓竿ミ 泛7`/、:乂
∨:.:‘'く }/ ヾ、" ヒ斗 '"´ ′`ー
V:.:.:.:.:.`'<x ; '
.|:.:.:.:.:.:.:.:リ ,〕 、 、_ ,, , ' (どうやらあれは浮屠の者たちが崇める像のようですね)
/|:.:.:.:.:.:.://{! ` ., - イ
./:.:.:.:.:.:.:.//: : : ヽ、 `ーr ´: :≧= 、_
/:.:.:.:.:.:.:ノく: : : : : :ヾx、 /} !: *l: : : : ヽ
,':.:.:.:,,': : : : : 、: : : : :ヽヽ ,j l: : : :l: :*: : : '、
,':.:.r'’: : : : : : : : :、: : : : :`''</: : +!: : :+ : 〉
,':.:.:j: : : : : : : : : : : : : 、: : : : :/: : : : :,': : : : :i / γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
,':.:.:.{: : : : : : : : : : : : : : : : :、:/: : : : /: : : : : :l{ | ふぅ、すっきりした |
{:.:.:.:j: : : : : : : : : : : : : : : : :./: : : : /: : : : : : .l l ヽ___________乂
l:.:.:.:l: : : : : : : :、: : : : : : : : /: : : : /: : : : : : : { l
|:.:.:.|: : : : : : : : :ヽ: : : : : :/: : : : /: : : : : : : : j: !
|:.:.:.|: : : : : : : : : :.}: : : : /: : : : /: : : : : : : : /: :l
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } その時、不思議な事が起こった
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,∠ --孑'"´:.:.:.:.:.:.:.:.ミx、
{ 〔_,ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.--:.ミ:.:.:.:.丶、
∧ /:.:.:.:.:.:.:.:.-/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.、:.:.:.:\
,':.:L/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
,':.:.:/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.`'x、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, ) >
i:.:.:.':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/^ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, < 痛ッ!!? >
|:.:.:i:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.i/ V:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} < (
|:.:.:l:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.: i| _ヽ、:.:',、:.:.:―-:.:.:V /^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
|:.:.:.,:.:.:rノ:.:.:.:.:.:.:.リ ̄ `ヽ'. 斗zx'<{
V:.∧/イ:∧:.{/x竓竿ミ 泛7`/、:乂
∨:.:‘'く }/ ヾ、" ヒ斗 '"´ ′`ー
V:.:.:.:.:.`'<x ; '
.|:.:.:.:.:.:.:.:リ ,〕 、 、_ ,, , ' おや、陛下の御様子が……
/|:.:.:.:.:.:.://{! ` ., - イ
./:.:.:.:.:.:.:.//: : : ヽ、 `ーr ´: :≧= 、_ \__人_人从_人_人从/
/:.:.:.:.:.:.:ノく: : : : : :ヾx、 /} !: *l: : : : ヽ _) (__
,':.:.:.:,,': : : : : 、: : : : :ヽヽ ,j l: : : :l: :*: : : '、 ) な、何だ!? (
,':.:.r'’: : : : : : : : :、: : : : :`''</: : +!: : :+ : 〉  ̄ ̄) ( ̄ ̄
,':.:.:j: : : : : : : : : : : : : 、: : : : :/: : : : :,': : : : :i / /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
,':.:.:.{: : : : : : : : : : : : : : : : :、:/: : : : /: : : : : :l{
{:.:.:.:j: : : : : : : : : : : : : : : : :./: : : : /: : : : : : .l l
l:.:.:.:l: : : : : : : :、: : : : : : : : /: : : : /: : : : : : : { l
|:.:.:.|: : : : : : : : :ヽ: : : : : :/: : : : /: : : : : : : : j: !
|:.:.:.|: : : : : : : : : :.}: : : : /: : : : /: : : : : : : : /: :l \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
≧ なんで急に股間に痛みが……!!? ニ=-
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
,∠ --孑'"´:.:.:.:.:.:.:.:.ミx、
{ 〔_,ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.--:.ミ:.:.:.:.丶、
∧ /:.:.:.:.:.:.:.:.-/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.、:.:.:.:\ \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
,':.:L/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ≧ <
,':.:.:/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.`'x、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, ≧ 痛い痛い痛い痛い痛い痛いッ!!! ニ=-
i:.:.:.':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/^ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, ≧ ≦
|:.:.:i:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.i/ V:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
|:.:.:l:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.: i| _ヽ、:.:',、:.:.:―-:.:.:V
|:.:.:.,:.:.:rノ:.:.:.:.:.:.:.リ ̄ `ヽ'. 斗zx'<{
V:.∧/イ:∧:.{/x竓竿ミ 泛7`/、:乂
∨:.:‘'く }/ ヾ、" ヒ斗 '"´ ′`ー
V:.:.:.:.:.`'<x ; ' 日頃の夜の帝王ぶりからして、
.|:.:.:.:.:.:.:.:リ ,〕 、 、_ ,, , ' .何やら変な病気でも拾った御様子
/|:.:.:.:.:.:.://{! ` ., - イ
./:.:.:.:.:.:.:.//: : : ヽ、 `ーr ´: :≧= 、_
/:.:.:.:.:.:.:ノく: : : : : :ヾx、 /} !: *l: : : : ヽ \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
,':.:.:.:,,': : : : : 、: : : : :ヽヽ ,j l: : : :l: :*: : : '、 ) >
,':.:.r'’: : : : : : : : :、: : : : :`''</: : +!: : :+ : 〉 < 陰処が腫れて痛む!! >
,':.:.:j: : : : : : : : : : : : : 、: : : : :/: : : : :,': : : : :i / < (
,':.:.:.{: : : : : : : : : : : : : : : : :、:/: : : : /: : : : : :l{ /^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
{:.:.:.:j: : : : : : : : : : : : : : : : :./: : : : /: : : : : : .l l
l:.:.:.:l: : : : : : : :、: : : : : : : : /: : : : /: : : : : : : { l
|:.:.:.|: : : : : : : : :ヽ: : : : : :/: : : : /: : \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
|:.:.:.|: : : : : : : : : :.}: : : : /: : : : /: : : ≧ <
≧ ぎゃああああああぁぁぁッ!!! ニ=-
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .急に孫皓の陰嚢が腫れて痛み出したのである。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 痛みに耐え切れずに泣き叫ぶ孫皓の絶叫は天にも届くほどであったという
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
| ̄| П Л Л | ̄|!
li r┐ 「 ̄V^V^V ̄| 「 ̄V^V^V ̄|
―‐tr┴t-r┴lL_ L.∩∩_∩∩」 L∩∩_∩∩.」
_ _ | || | |:. .:|‐v┴v┴v┴vi|:. .:| _
| ll | || | _ | [] :| | [] :|____fl____f!_____旦_血_」|_
二.∩..二. ィうハぇ、 ┴―「l‐「L. 「 ̄ ̄ ̄ ̄|l∩∩∩∩∩fl「 ̄ ̄ ̄ ̄|二⊥二二⊥二二⊥二二二⊥二二二コ
:Ш: 〃ハソ八ツミメ ┤―‐|ー‐'平| [] [] | 「 「 「 | [] [] | | | 「l | 「l 「l | 「l |:
二.∩ ハ へソハノ二ミ、. l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―|ー―‐ー|ー―‐ー|ー――‐ー|ー――‐ー|
yシイミ火ミメ. 乂ハ三二ミメ l /ハ :| /ハ |:ハ. /ハ ハ.| /ハ | | /ハ l| /ハ l| /ハ./ハl| /ハ :|:
`亠ソイ彡Zミメ、 ツハフソト. l |土| :| |土| |:L.l l土l L.l | |土| | | |土| l| | ィッャヤ爻ミ>彡ミメ、_ィ
ツハ、 彡火ソ彡ミ 二Vソノ :土l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―| ィッメハソ爻ソ爻三ミメ ソえ
彡代爻 爻火彡 「L. ー=ミメ ィハぇェ、 [ ] | 〃⌒ヾ. :| [ ] .: ィッャ へ巡巛ケネえ┴,ィッくぇ、ッぅ
ミ彡イミメ、 彡_「| ̄!「l ̄L... 父''⌒ヾミ、ミメ. :| || || | [][] .: ミ彡ミく ,.へマ彡ケ気 彡イ三Уミメ
爻刈ミ彡爻、_」___.l:_:_:_:_] ー父ミメ、.入火..∩| ||__|| |∩ ∩ 彡イ ィ彡升三フナ二 シミ彡之えミ
林炎杉化彡父ミ |: : : |゙ ̄ ̄|爻父ミメ、ミ彡、 ̄ ̄  ̄ ̄  ̄彡⌒ヾ ̄ 彡気三二イ入シ У气三平火 ぇ
ミ 林杉ハ爻彡㍉ _|:_:_:_| ̄| ̄|ィ入 二ミ 杉 :::::: \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/彡シ
父メ、 杉爻モ二うハミ : : :.|―|―|杉不タZx 入巛:: ≧ 痛い痛い痛い痛い痛い痛いッ!!! ニ=-
炎彡ハ 杉才辷彡ハ<仁ミぇ | |林杉木シ㍉、 ツ:: ≧ ≦ 千
森林杉 杉火彡父杉二くミ、 | ll |森林杉木彡ハ ::: /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\ミ に
森林杉 林杉三え杉辷彡化. | |メ、γ三ミY彡イ゙:中 中::::::::::::::::卞:::::::从く巛 うイ彡ク ソ二爻タ彡林气 炒
森林杉 林杉ハ三木杉イ゙rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrFコrrr|rrrrrrrrrrrr|rlFコ穴rrrrrrr汁火УクノУ シハミソミ巡 久彡へ
森林炎杉 杉彡林杉三 IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|出IIIIIIIIIIIヘ人 タケ ィツイハソミ木 三杉 ふく
森林炎火ミメ 林杉ミ癶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... ......::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 寸辷 シヘシハソミ木 ミ二こ彡火
,∠ --孑'"´:.:.:.:.:.:.:.:.ミx、
{ 〔_,ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.--:.ミ:.:.:.:.丶、
∧ /:.:.:.:.:.:.:.:.-/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.、:.:.:.:\ \__人_人从_人_人从/
,':.:L/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ _) (__
,':.:.:/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.`'x、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, ) 祈祷は駄目か!? (
i:.:.:.':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/^ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,  ̄ ̄) ( ̄ ̄
|:.:.:i:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.i/ V:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
|:.:.:l:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.: i| _ヽ、:.:',、:.:.:―-:.:.:V
|:.:.:.,:.:.:rノ:.:.:.:.:.:.:.リ ̄ `ヽ'. 斗zx'<{
V:.∧/イ:∧:.{/x竓竿ミ 泛7`/、:乂
∨:.:‘'く }/ ヾ、" ヒ斗 '"´ ′`ー
V:.:.:.:.:.`'<x ; ' あれから陛下の御命令により、
.|:.:.:.:.:.:.:.:リ ,〕 、 、_ ,, , ' 各地の廟で病気平癒の祈祷を行ったのですが……
/|:.:.:.:.:.:.://{! ` ., - イ
./:.:.:.:.:.:.:.//: : : ヽ、 `ーr ´: :≧= 、_ ……結果は芳しくなかったようですね
/:.:.:.:.:.:.:ノく: : : : : :ヾx、 /} !: *l: : : : ヽ
,':.:.:.:,,': : : : : 、: : : : :ヽヽ ,j l: : : :l: :*: : : '、
,':.:.r'’: : : : : : : : :、: : : : :`''</: : +!: : :+ : 〉
,':.:.:j: : : : : : : : : : : : : 、: : : : :/: : : : :,': : : : :i /
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l:.:.:.:l: : : : : : : :、: : : : : : : : /: : : : /: : : : : : : { l
|:.:.:.|: : : : : : : : :ヽ: : : : : :/: : : : /: : : : : : : : j: ! \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
|:.:.:.|: : : : : : : : : :.}: : : : /: : : : /: : : : : : : : /: :l ≧ <
≧ この痛みが続けば死んでしまうぞ!!! ニ=-
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 困った孫皓は各地の廟で祈祷を命じたが効果は無く……
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,∠ --孑'"´:.:.:.:.:.:.:.:.ミx、
{ 〔_,ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.--:.ミ:.:.:.:.丶、
∧ /:.:.:.:.:.:.:.:.-/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.、:.:.:.:\
,':.:L/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
,':.:.:/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.`'x、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, ) >
i:.:.:.':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/^ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, < どうすれば治るんだ!! >
|:.:.:i:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.i/ V:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} < (
|:.:.:l:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.: i| _ヽ、:.:',、:.:.:―-:.:.:V /^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
|:.:.:.,:.:.:rノ:.:.:.:.:.:.:.リ ̄ `ヽ'. 斗zx'<{
V:.∧/イ:∧:.{/x竓竿ミ 泛7`/、:乂
∨:.:‘'く }/ ヾ、" ヒ斗 '"´ ′`ー
V:.:.:.:.:.`'<x ; '
.|:.:.:.:.:.:.:.:リ ,〕 、 、_ ,, , ' 陛下が粗相をした例の像は
/|:.:.:.:.:.:.://{! ` ., - イ 浮屠の者たちが崇める像だったそうでして……
./:.:.:.:.:.:.:.//: : : ヽ、 `ーr ´: :≧= 、_
/:.:.:.:.:.:.:ノく: : : : : :ヾx、 /} !: *l: : : : ヽ .後宮に浮屠の教えを
,':.:.:.:,,': : : : : 、: : : : :ヽヽ ,j l: : : :l: :*: : : '、 信じる者がいたので話を聞いてみましょう
,':.:.r'’: : : : : : : : :、: : : : :`''</: : +!: : :+ : 〉
,':.:.:j: : : : : : : : : : : : : 、: : : : :/: : : : :,': : : : :i /
,':.:.:.{: : : : : : : : : : : : : : : : :、:/: : : : /: : : : : :l{
{:.:.:.:j: : : : : : : : : : : : : : : : :./: : : : /: \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
l:.:.:.:l: : : : : : : :、: : : : : : : : /: : : : /: : ≧ <
|:.:.:.|: : : : : : : : :ヽ: : : : : :/: : : : /: : : ≧ なんでもいいから治してくれェッ!!! ニ=-
|:.:.:.|: : : : : : : : : :.}: : : : /: : : : /: : : : ≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } そこで、後宮にいた仏教徒の侍女を頼りにすることにした
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_ ,、 __
,-<:.:.:.: ̄`'く:.:.:ヽ
‘,//:.;.:.:.:.:.:.:`、:.:.:. ヽ:.:.:,
/' /:::ハ::::{、_:.:.:.:.:、:.: i|:.:.:.:,
/ハ'` =ミ、`≧=-:.:.:.:.l
_∧、‘圦 `._, '' ,-イ:.:.:.:.:i:.;'
〈寸:l>、'、:≧=< {_ '、:.:.:.l/ それで、どうでしょう?
`ア ィ:lア:.:/レ'//⌒L:.:.{、
ヽ /:}/:l:.:レ:.:「「 |:.:.:、
V:.:.,:.//:.l l ⌒ .|、:.:.:.:、
.{:.:.:i/:./:.:.:.:.l.l ー' |. \:.:ヽ
ノ:.:.:}_/:.:.:.: /l.l | ヽ:'. ___ o
{:.:.:.:.:辷≧入l.| _,|、 }/ ( ;;;;;_;;;;; )/'''
アTー}:l___}7 l| | | |:.:.} / 丶.-'~;;;;;;;;;;;;;;~'-、
/~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,ヽ、
./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヘ
l;;;;;;;;;' ~''''''''''~ ';;;;;;;;l
l;;;;;;;;;;' .;;;;;;l
例の仏像をお貸し下さい。 k;;;;;;;' ::::'''~ ~''''::: ;;;;;l
ヘ ヽ;; (●), 、(●)、.::;; ノ
それと、陛下には仏像に懺悔して頂きたく存じます ∧./// ,,ノ(、_, )ヽ、,,/// l
/ キ .´トェェェイ` /ヽ、
./ ヽ 、 .|,r-r-| / ヽ
ワカイオトコノチ●コ!! / ヽヽ `ニニ / |
`\\//
|
、 懺
,.ィチム、 悔
/三三チt、 .?
三三/rz=ミt、
三三チ'゙三三三三チマ三三l!
'⌒∨三三三Zチ'゙ V三ニl!
(}.' ー'/,仗ュ、 `¨ 、___l三ミl!
ミzォi (j ゙ー'゙ ' ,ィチ7|三/ 浮屠という神は偉大なのか?
三i|ヽ ゝ' / .l/
ニ:l. ヽ t-..,_ ノ そうだとしたら、私はとんでもない無礼を働いてしまったな
ミX゙ ゙rz=ニ三l
三t、.._L!ミt、:::三i
.f iヽフ[]t、ノ} } ヾミl ___ o
( ;;;;;_;;;;; )/'''
丶.-'~;;;;;;;;;;;;;;~'-、
/~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,ヽ、
,;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヘ
それはもう偉大な神様でございますよ。 l;;;;;;;;;' ~''''''''''~ ';;;;;;;;l
l;;;;;;;;;;' .;;;;;;l
詳しくお知りになりたければ、 k;;;;;;;' ::::'''~ ~''''::: ;;;;;l
建初寺の康僧会様にお聞きになるのが良いでしょう。 ヘ ヽ;; (●), 、(●)、.::;; ノ
では、仏像を香油で洗って、っと / キ .´トェェェイ` /ヽ、
./ ヽ 、 .|,r-r-| / ヽ
/ ヽヽ `ニニ / |
`\\//
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 侍女は仏像を殿上に安置して、香油で数十回洗って焼香を行った。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 同時に孫皓が叩頭して懺悔すると、またしても不思議な事が起こった
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,∠ --孑'"´:.:.:.:.:.:.:.:.ミx、
{ 〔_,ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.--:.ミ:.:.:.:.丶、
∧ /:.:.:.:.:.:.:.:.-/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.、:.:.:.:\
,':.:L/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
,':.:.:/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.`'x、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, .γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
i:.:.:.':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/^ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, | おお、痛みが和らいでいく .|
|:.:.:i:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.i/ V:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} ヽ______________乂
|:.:.:l:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.: i| _ヽ、:.:',、:.:.:―-:.:.:V
|:.:.:.,:.:.:rノ:.:.:.:.:.:.:.リ ̄ `ヽ'. 斗zx'<{
V:.∧/イ:∧:.{/x竓竿ミ 泛7`/、:乂
∨:.:‘'く }/ ヾ、" ヒ斗 '"´ ′`ー
V:.:.:.:.:.`'<x ; '
.|:.:.:.:.:.:.:.:リ ,〕 、 、_ ,, , '
/|:.:.:.:.:.:.://{! ` ., - イ
./:.:.:.:.:.:.:.//: : : ヽ、 `ーr ´: :≧= 、_
/:.:.:.:.:.:.:ノく: : : : : :ヾx、 /} !: *l: : : : ヽ
,':.:.:.:,,': : : : : 、: : : : :ヽヽ ,j l: : : :l: :*: : : '、
,':.:.r'’: : : : : : : : :、: : : : :`''</: : +!: : :+ : 〉 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
,':.:.:.{: : : : : : : : : : : : : : : : :、:/: : : : /: : : : : :l{ \______________/
{:.:.:.:j: : : : : : : : : : : : : : : : :./: : : : /: : : : : : .l l
l:.:.:.:l: : : : : : : :、: : : : : : : : /: : : : /: : : : : : : { l
|:.:.:.|: : : : : : : : :ヽ: : : : : :/: : : : /: : : : : : : : j: !
|:.:.:.|: : : : : : : : : :.}: : : : /: : : : /: : : : : : : : /: :l
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } あれほど孫皓を苦しめた陰嚢の痛みが和らいだのである
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.`
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 ほどなく、孫皓は康僧会を宮中に呼んだ
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
/ \ / 、ノ' .ノ
. / ‐=ミ \/ ∧ヽヽ
. / \ \ .//∧
/ 、 Ⅹー<⌒ \ ヽハ /∧
. ' ト、_\`ー───抖ミX込_ヽ} /∧
. //| l{/\込 〃_ノjハハ ├ 、 / , .話は侍女の方から聞きマシタ。
| 八 乂‐ノ ', ! 丿 ,
レヘ 込 x= 、 "" } .|´ 丶 \ 十日ほどで本復シマース。
\ハ ヽ⌒` ' -、 ,.イ ! \ 丶 \
`} 人" 〈 ノ /| |├‐ァ 、 丶 \ .これもまた善悪の応報デース
| | > _ _,.斗.! l/ 'ー 、、 \ 丶 .,
| ∧ /{ ∧ xー=| l ,. -ミ} \ 丶 \ `
l ./ .l 」、 >、 {/ ,.l lイ / ‘, 丶 \ \
. j/ |/r→{__/ ⌒} ̄ リ / ‘, \ \ ,ィチ三三圭圭圭ヘ.
,イ二三三圭圭圭ミム
マミl゙'_r=jーミ、'/、 .l 圭圭ム
ヾlフ リ ゝ'イ.圭圭圭ム
.`.、_, _´ l圭圭圭ミム
報い、か。 ヽ‐ ' ,l .l圭圭圭圭ム
,'ミl .l圭l!圭圭圭ム
ところで浮屠の教えには .,'ミツ ,.:!ミリ'" ̄ ヾ圭ム
戒律という法があると聞いたがどんなものなんだ? ,ィ'7' ,.':;'lミ/ l圭ム
,'イ'_,ィ'.:.:l j/; , .lミ圭ム
,イミキ;'モ':;イチ r'"ヽ .liヾ;圭ム
.,'、ミヌーty'::/ヽノ._l! .lム ヾ、ミム
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫皓は康僧会に仏教について色々と尋ねた
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/ / \ \ _
_,,. ´ | \__――Y´ ̄`\
⌒7 : | | \ マ /∨⌒ヽ }
/ / . :∧ l\ |/\ ∨ / '!二ソ_ノ
|/| . : :/\│ く| 丶 ∨ '/ |ー<
|Ν イr、、人 \―-∧ :|│ / /| ))
レハj |r'仆 _二ニ=ー :|人/|│
| Ν V゚ソ ^ア六力∧ : |イ| |│ おお、陛下は仏の教えに興味がある御様子。
;゙ lハ ''' , V'゚ソ / ∨|/) |│
,: |八 、_ ''' ,: 厶イ》 ̄ ヽ| これも何かの縁デスので、特別に五戒を差し上げマショウ
,: /|/丶、V_ノ , /::::::〃 八
/: /〈 《:::::::{>rァヤ ,: /:::/ \.:,
/: /∨〉 マ゙V\Lレ< // -く /∧.:,
. /: , / ゙>、 《二lヒ{二7 / / ∨/リ :,
/: / / /__j》 》 /: [∨ ムイ/ ∨. : . :,
. /: / 厶イ⌒ J〃'/ V :! /∧ { /〈 : . :,
___
,.ィチ三三二t,、
,イ三三ミl彡三三t
,三三三ツヾ三三三l
何々、仁・義・礼・信・智を守るように? l三l三ア_ \三l三l
lリ='ミ/zュ` '´ィt-リ-ミi
仁は不殺生、義は不偸盗、礼は不邪淫、信は不妄語、智は不飲酒。 ,.ィ'゙|ヽゝl ゞ'゙' ゞ'' ,'ノ,.ミ|ヽ.
.l .|三ミヽ、 ___ .ィ三三li l
以上をもって五戒とする? l ..|三三'ム` ー '/,.l三三li. l
ム .l三三ミiム¨./´;l三三ミ|/
ミ |三三ミlエ=-=-l三三ミミi
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .この時代の仏僧は五戒を説明する際、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 五戒を儒教の五常に対応させて説明する事があった。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .儒教を奉じる漢人にはその方が受け入れやすかったためだ
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
. / :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::ハ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ::::::::l
l::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::ノ |:::::::|
. l::::::::_:::::::::/::::::::::::::::斗‐ ´ |:::::::|
. |:::::/ 、`i:::ム一 ´ \ __|::::::|
|:::::| ( `Yレ′ ,>r=-、 ` / |:::::| 私には難しそうだ。
. |::::::ヽヽ、j ` l′ /! ,ィ斤||::ノ
. |::::::::::ゝ-ト、 ゙ー' ' l_〃|レ′ 代わりと言っては何だが、
|::::::::::::::::::| ヽ /:::ハ .今回の一件の礼にお前の住む建初寺に寄進をしよう
|:::::::::::::::::::| \ _ ' ノ::::::::ハ
. |::::::::::::::::::::| \ `ー' .<:::::::::::::::::l
. |:::::::::::::::::::::L___`七ニ´::::::::::::/|::::::::::l
|::::::::「 ̄ ̄ ,,, ,,, ,,, ,,, ,,, ,|:::::::::::/,,,|:::::::::::l / / 丶 \ }
|:::::::::|''' ''' ''' ,,, ,,, ,,, ,,, ,,, |::::::::/ ,,, |::::::::::::l / / 、 、V
′ .′ ヘ || _ 〈 ヽ
l | /__ >、\ ,斗≪⌒ \
| | {! ′ \` く || ヽ
| | lrチテ ミx、\ ⌒>x、 ト、,|
| 」 | 八 rイ::h xく㍉ i | リ
| ′i レ| 弋_ り rイ゚::} 〉ハ|
| | 八 / | .:.:.:.:. 、 弋ン //.,人
アリガトウゴジャイマス! r ────| | ′ /__ r─ 、 .:.:.:.// i{ 、
/ .. \ ノ 人 l /⌒ト、 、 ノ ノ ∧ V
/...i.........\,__/ ∠_\ {,_j_>_ __,.. < 丶 V \
. イ .八............../ /........⌒ヽト\  ̄⌒「 ニ=‐┐ \〉\
/............\. / /..................∧丶\ j | _\} /'\ \
′............./ /...-<⌒ヽ........\ ≪¨¨iト‐匕「/// ̄〕\ \ \
j............./ // ⌒\....\...... \ \///}/|/////ノ⌒ヽ 丶
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 十日して孫皓は回復。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 康僧会の建初寺をさらに立派に改築し、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .皇族たちに仏教を信奉するよう言い聞かせたと『高僧伝』は記している
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_________________ィ‐' ̄`ヽ
| |::::::::::::::::ヽ
| |::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::f \::::::::}
| 胡散臭ッ! |:::::::::::::| ゝ::::|
| |::::::::::::::ヽ ∨
| |ー:、::::::::::ヘ
| |::::::::::::::::::::::ヘ_
|_____________________ |:::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
\::::| |:::::::::ィ !{ ハ T tーr 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----――― ' "
| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:< 『高僧伝』にあるこれらの逸話、
| | |::::::::| > イ |::::::::| いささか伝説めいた作り話に感じられる。
| | >-、\! !/::,-<
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、 しかし、孫権や孫皓が仏教に関心を寄せ、
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ:::::::::::::::::: 康僧会を支援していたのは恐らく事実だろう。
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
, ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::| 後年、江南で仏教が盛んになる土台は
| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::| .彼らによって築かれたとするのは言い過ぎだろうか?
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
〈:| |V }>、___..>!:::j::::::::::::::::|:::::|
|:!.|:\ ノ::L.. , __.!::::!::::::::::::::::!:::::|
|:!.|::::::`ー':::/ / |::::|:::::::::::::::::!:::::!
|:|_!:::::::::::::::/ / |:::::!::::::::::::::::|::::::|
|::::::::::::::::::/ / .!:::::!::::::::::::::::|::::::l
|::::::::::::::::/ / !:::::|::::::::::::::::|:::::::!
!:::::::::::/ / |::::::|::::::::::::::::|::::::::!
_________________ィ‐' ̄`ヽ
| |::::::::::::::::ヽ
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| |:::::::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::f \::::::::}
| おしまい |:::::::::::::| ゝ::::|
| |::::::::::::::ヽ ∨
| |ー:、::::::::::ヘ
| |::::::::::::::::::::::ヘ_
|_____________________ |:::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
\::::| |:::::::::ィ !{ ハ T tーr 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶、
` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----――― ' " ´
| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:<
| | |::::::::| > イ |::::::::|
| | >-、\! !/::,-< .『三国志』にはない仏教のお話
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::!
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
, ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::|
| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
〈:| |V }>、___..>!:::j::::::::::::::::|:::::|
|:!.|:\ ノ::L.. , __.!::::!::::::::::::::::!:::::|
|:!.|::::::`ー':::/ / |::::|:::::::::::::::::!:::::!
|:|_!:::::::::::::::/ / |:::::!::::::::::::::::|::::::|
|::::::::::::::::::/ / .!:::::!::::::::::::::::|::::::l
|::::::::::::::::/ / !:::::|::::::::::::::::|:::::::!
!:::::::::::/ / |::::::|::::::::::::::::|::::::::!
【第六十三回 天下統一其の玖に続く】
新規CAST
~晋~
●虞溥(ぐふ) マシュ・キリエライト(Fate/Grand Order)/浜風(艦隊これくしょん)
~呉~
●支謙(しけん) アリス・カータレット(きんいろモザイク)
●王表(おうひょう) アクア(この素晴らしい世界に祝福を!)
乙っす
定番のオカルトだけど地盤はあったわけか
乙
孫策のエピを想起させますなぁ…
>>1乙ー
孫皓こんなすごい逸話もってたのかww
お疲れ様でした。
呉はオカルト話が目立ちますが、孫策時代の反動もあったのでしょうか?
乙でした。
この時代の僧侶は税免除されるくらいの優遇はあったのですかね?
当時は仏教も邪教扱いだったわけだからなあ…
>>1乙乙
孫皓はこの問答で康僧会をハメようとしたのかな?
「浮屠の教えは儒の教えよりもこんなにいいのデース」→「儒の経書と一致しないんだな?よし焼き払え」
「儒の教えはそのまま仏陀の教えでもあるのデース」→「儒と同じだったら浮屠の教えは無用だな?よし焼き払え」
みたいな
>>725
孫権が奇跡や仙人大好きというのもあるけど、江東の地がもともとオカルトや仙人思想が広まりやすい土地柄なのでは?
左慈の弟子や孫弟子が呉や東晋では結構活躍するし(煉丹術で有名な葛洪とか)
アレイスター・クロウリー「葛洪の祖父で孫権と伍子胥の酒飲み友達の葛玄Ko Hsuanは前前前世の私」
ついでにローマ教皇アレクサンデル6世やカリオストロ伯爵やエリファス・レヴィにも生まれ変わったらしい
おう、じじどん
>>727
なるほど…税免除どころか、信仰の自由と引き換えに重税になりそうですね。
今更のレスだけど、苻堅が民族平等の理想国家を目指したってのは、ぶっちゃけ陳舜臣先生の小説が元ネタの話にすぎないよなぁ
傍流から即位したせいで同族からは叛かれまくってるし
そんな中で「民族平等じゃあああああ」なんてお花畑全開の思想に行き着くはずないじゃん
つか、「鮮卑は反乱を起こしますぞ!」と言っていた王猛の息子が、慕容一族より早く、真っ先に謀反で捕まってるというね…
この息子はダメ息子っぽくコキおろされてるけど、王猛の子が真っ先に背いたという衝撃を薄めるためのゴマカシにしか見えんよww
>>732
融和政策を採ったこと、そしてそれがある程度は奏功したことは間違いない。
敵は皆殺し路線に限界を感じていたのだろうし。
>>725
孫策はただの武将だけど孫権は皇帝だからな
神秘性で箔をつけるのは権威を高める常套手段、立場も正当性も弱い孫家なら尚更だ
>神秘性で箔をつける
孫皓からはそういう政治的な思惑をかんじるが、孫権は逸話を見るに本当に仙人譚や奇跡譚がミーハー的に大好きな感じがするw
仏教を庇護した暴君というと石虎と仏図澄もいるけど
暴君だから仏教に惹かれるのか、仏教に惹かれるから実は聡明な君主だったのか
孫皓が進めていた呉の正統性の箔づけでは、渡邉義浩が言ってた
「魏から帝位を簒奪した晋ではなく、魏帝曹丕から正式に呉王に封じられた孫呉こそが、漢魏を継ぐ正統王朝である」
ってのが面白かったな
孫権以来の呉の節操のなさというかフリーダムっぷりを、孫皓はしっかり受け継いでたんだなというところが
確かに…ある意味、自由でしたよね。
人としてどうかと思う行為満載でしたがww
孫皓と康僧会のような、仏教と異文化の君主との問答というと
ミリンダ王の問いを連想させるな
アクア王表のうさんくささは異常
台湾の漫画家の鄭問さん亡くなったんだな
『東周英雄伝』好きだったんだが
>>739
同意ww
つか、ダクネスとめぐみんがどんな配役になるのか気になるww
_________________ィ‐' ̄`ヽ
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| 鄭問先生の御冥福をお祈りします |:::::::::::::| ゝ::::|
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【おまけ】
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| ちょっとした補足 |:::::::::::::| ゝ::::|
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| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:<
| | |::::::::| > イ |::::::::| 前回の幕間において、
| | >-、\! !/::,-< 呉では民間宗教の類が受け入れられやすかったと話した
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、
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::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ.
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ、 それでは、魏ではどうだったのか?
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/
Ⅵヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ まず、魏には曹操の時代から『祀典』という法律があり、
\ヽ、 _ , イ!::/ .民間宗教が規制され、『祀典』にない山河を祀るのが禁じられていた。
/ ヽ{ ト、ヽ l:′
./: : \\ ヾ-〃 _ !______
l; : : : : \\」リ/ /
i: : : :::\::\i../ / _) 消 淫
,..r;;: ( 人) ) ,;`ー、 | ヽ丶 _) 毒 .祀
ヾゞ、 >>*** '`´ `ヾ、 ─|─ _) な 邪
↓ -‐':、ゞ'`` ,l / | ヽ _) の 教
ヾ、 ゞ;;. ,r-、 `ヾ、 ヽ、 _) だ は
, rヾ ,r!/r'ヽ '` \ _|_ _) わ
_,,,.,ノ、_ ヽ, `ゞ;; ;:、 /| `) っ
,r‐'''" ,.r ,イ彡ミミヾ、 `` ´;;i .. ) !
__,.;;,ィ'´ ,:;;;;彳彡ミ;j` `i;:、 オ V^V⌒W^Y⌒
;; ヾ、彡;;;ノリ;jjjjj;;;jr' i . ノ;;:'' `゙`、 ``ー、
彡冫;;il;;;ミ;;;;;y;レ ,t'´ ,.、ー、 ゝ ォ
;'イ;;;'ヾ``ヽ、ィ;;i ,ri'´ ヽ ヾノ ,ry' il'Y゙r ヽ、 ォ
城陽景王様ッ!!! j'´ '´ '´/ゞ';;::`´ヽ ``´ー ゙i ;;: ,r' ) !!
/ ,;ー≡;i{、 /ヾr'´ ,. '`;;:、 ,ィ'~~~'ヽ,
ーr-、j ,! ,;',;'ィ;;:イ''``ゞ、_,、-‐'´ヽ:;/ 、 ``ヽ ;:、 `' (´ 、/ v '⌒ ''vヽ ,
,,:' ``ゞ、,;;ゞ、 "´イ ,... `'彡 ,/´ `ヾ、ヾ ' ー、 》((从_从))《
' ー‐─ ,rー'゙ー─-、_j;:r'´ ヾ,ゞ 、 ゞ, ミ;||!、゚ ワ ゚ノ||彡
;. r-‐;;'"} ``ヾ、 ノ ,;; (i,;)))〈,iミ介ミi ,〉ヽ
.... _,,,ィ、 i 'ヾ人 、}( / ノ ,r'i r'"ノノハ ヽ ゝ≧
,.r'´,ィ'l、 _ィ;;、 、,.ミミ'´ ,;:'´ハ '´ ,j ,r' ノ テ`'tッァ -'´ テ
漢 魏王 曹操
,r-'⌒:ー‐v‐、
_f:::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
ノ:::,.-―‐- 、:::::::::::フ
У , ,、 \::::::{
/ ラ, /--//ハ_、 、ヽ::}
/ /1l._ ! 、__ x-、l゙ |l i:ノ
. / / 〈j、l!| , ヒソ./,、}´ヽ
/ / ,Y人 r 、 //-}!:! ヽ ところでそこの貴方。
/ ___rラ-.>- '-:イ/¨i^i-! ハ
. i >、∧_{l薔l} `ラ/'フヘ! ハ .方士の類を信じているのかしら?
. !./:::::::〉、 |::! \/::ゝ_`ー.ソ |
l〈:::::::::/::::::¨´:::`ーム'∧: ̄:::\ .| .もしそうだとしたら、認識を改める事をお勧めするわよ
.└ハ::::::}:::::::::::::::::::::::::/::::::ヾイ¨´ .!
く ∨::::::::::::::::::::::∠\__/|_ !
/ /::::::::::::::::::::::::::ヽ/ / 〉
∨:::::::::::::::::::::::::::::::::\. / / ,. :-:.' ー ' ¨ :.ゝ.、
,.:´: : : : : : : : : : : : : ヽ.
,.': : : : : : : : : : : ',: : : : : : ヽ、
,':.:;':.:.:;'.:.:.;'.:./.:;'.:.:|i:';:.:.:.:.:.:.::`、`ゝ
,':.:.i:.:.:.i:.:/i:.:/i:.:ハ:.:l:i:.:.i:.:i:.:.:.';.:.:',
/イハ:!:.:.:l:/ i/ ノノ ノリリハリ:!:i:.:.!:.l
曹操は仙人や方士の類をまるで信じていなかった。 i/!:.:!:.:.;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;l:.!:ハ!
∨|:.:.! ノ/i/ノ
これは息子の曹丕や曹植もそうだったようで、 ヘ!:| ノ!/′
(;;;;;ソ⌒) ̄`´ ̄(⌒ヽ
このあたり、孫権とは決定的に異なっている ヽ;;=;;/__,,、_/;;`ソ
〉;;;;;;;;ソ:/A.i:l;;;;;;!′
ノ`;;;;;;;;;;i;!___i;!;;;;;ゝ、
(_;;;;;;;;;;;7;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;)
` ̄ ̄ ̄´` ̄ ̄ ̄´
_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.` せっかくの機会なので、
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 『典論』『弁道論』に記された方士たちの話を紹介する
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
゙}li i l \ ヽ i∧彡匕´_-=ラく
゙}li,、l´ iヽl! ヽ 、 i ン、ニニ二三=‐" 、 ヽ
_ }| | V7 |''''i} |\l\N、 l i| }:`:": :| ヽi!
/i r;ヽ_| レ'/ |_\ { yr式キ= !j! : : : :| リ どう?
¬≠゙ヽ>'´ _ /7 i |,y式z\l 、辷シ|/ |jミy,, : :|
. / /i' 、´ _/| 彳、辷リ 、 !l | `ヽ:| これ、似合うかしら?
|/ ,' :i'´ } トヽ i-‐ヘ 'リ | ,i}  ̄ ヽ
! / .l| / / |○≧y ,`ー_/,'/ i | /゛\ /
/ l| / /, /'´ ̄〉 ̄ヽ / | | " i、 、` < _ /´ \ヽ///i////////\
/ :l{/ / / 、 / _∧∧_| l { , ハ 、.. _ `ヽ イ77>、 `i///|/////////ハ
ミ=====テ-/ Aュ ,f‐''´: : 》壬《'.\ ∨ '! 丶  ̄ `` ///////,ヽ i///|//////////ハ
| : : : : ;' : : { {|:iL -‐{ . :, : :/, ハヽ : : `丶,\ { \ {////ヾ//∨i//,'|///////////,i
ヽ:_:_: : -‐゙ 、 ∨ i、: :く_,,/ l_,,〉: :': :j! } ハ \ _ ヽ {/i∨∨/'/.Vi///!///////////,i
Vi/、__×、 V,'i///!///////////,'i
漢 魏王太子 曹丕 .ヾハ ,.. ,r- i///!∨//////////i
〉 '" !//,iノV//////////i
ヽ i//,i V/////////,i
悪くはないけれど、違和感が凄いのよね。 . ィー、 .i//,i ∨////////i
私が兄さんに求めているのは / ーァ´/!//| ,..-‐\/////,i
もっとSっ気があって小悪魔チックで性格が悪くて云々…… .{ -‐{i/,'i//,|/.:.:.:.:.:._ヽ////i
', '´」/,'i//,|.:.:.:.:.:/ ニニ\//!
そういう兄さんがたまにデレるのに価値があるのよ .∧ ' }イi///!.:/.:.イ,..‐‐--、ヽ/!
i´ヾ 、三}´!//,iィ.ノ ′ }/i
漢 曹操の子 曹植
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 内容から察するに曹操が魏王となった頃の出来事だろう。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j これらを読むと曹丕と曹植が
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .方士たちをどう思っていたのかがよく分かる
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【方士たちの様子@『典論』】
/ } 、 \ \ :.
. / ハ:, ヾ;、 :. \
. ,: ,.、 、.: | i| l !; | \{
i j瓜}i |: l | i| 川 |\, ヾ,
| |⌒|i 川 | i| }l|:|i |=ミ、 \
| |_|i ! },.斗 大7爪「 rヘ トミx _ \ 潁川郡の郤倹は
l 个xj从 ,/ | jィf弍ミ刈t一 |,ノ人 ー.:V⌒^ー=ミx 穀断ちができて、茯芩を服用していたわ
| l: :'ヘ抓} j/ 込rソ |i ├彡ヘ:=彡'::::::::::::::::::::::\
| |: : : ヾリ |i | i}l ,ィ}::::::::::::::::::::::::::::
| |.: : : :八i , |i | 八ー彡ノ}:::::::::::::::::::::::::::
| |.: : : : : : :>x ̄ |i |/::::::`ー:'爪x:::::::::::::::::::::::: , ――‐ 、
| | : : : : : : : : ,::::::::ー::'::|i |、:::::::::::::i|::::ヾ::::::::::::::::::::::: /_ _\
| |: : : : : : : : :{ .::::::::::::::|i |\、 ::::::i|::::::{:::::::::::::::::::::: /´ ` ´ `',
| |: : : : : : : : :| .::::::::::::::|i 廴ノ\:v:|:::::::::\::::::::::::::::: . / / Vヽ. |
l / | |
|/|/|/|/L_, 、_レ1/V
|(ト、Kl_l、f' n ィl_lフf^}
どうも。 `|. `{ヽ、ノ| ト、__ノ/´
.>、ヽヽヽ} |、∩/ ̄才
御紹介に預かりました潁川郡陽城の郤倹です。 / fヽヽ. |´ ̄:::|__
{、__|ヽ. |:::::::::/::::::::/|
穀断ちと茯芩のおかげで三百歳の長寿を保っています 〉::::::::::::::::ヽ. ヽ. /:::::/⌒ヽ
_、‐''´ ヽ :::::::::::::::: 〉 l:::::/ }
|::::::::::::::::::::  ̄ ̄: : ', |:::// / |
∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} V/ /
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ ブクリョウ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 茯芩とは、松の根に寄生するキノコの事
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/ } 、 \ \ :.
. / ハ:, ヾ;、 :. \
. ,: ,.、 、.: | i| l !; | \{
i j瓜}i |: l | i| 川 |\, ヾ,
| |⌒|i 川 | i| }l|:|i |=ミ、 \
| |_|i ! },.斗 大7爪「 rヘ トミx _ \ 甘陵の甘始も行気に巧みで、
l 个xj从 ,/ | jィf弍ミ刈t一 |,ノ人 ー.:V⌒^ー=ミx 年を取っても若々しい顔色をしていたわ
| l: :'ヘ抓} j/ 込rソ |i ├彡ヘ:=彡'::::::::::::::::::::::\
| |: : : ヾリ |i | i}l ,ィ}::::::::::::::::::::::::::::
| |.: : : :八i , |i | 八ー彡ノ}:::::::::::::::::::::::::::
| |.: : : : : : :>x ̄ |i |/::::::`ー:'爪x::::::::::::::::::::::::
| | : : : : : : : : ,::::::::ー::'::|i |、:::::::::::::i|::::ヾ:::::::::::::::::::::::
| |: : : : : : : : :{ .::::::::::::::|i |\、 ::::::i|::::::{:::::::::::::::::::::: /,.. - _,.. 、 ヽ -‐ ゙ヽ
| |: : : : : : : : :| .::::::::::::::|i 廴ノ\:v:|:::::::::\::::::::::::::::: ,.' , '´ ,. ´ ヾ,、
,.' / ' , ''"``ヽ ,.ィヘ、 .、 ゙、
/ / / ,.' ゙! !' 、゙!
, l' / ゙! ト、 ゙! | l
,' , ! ! |.l .! | l |
私は甘始。 ,! ! ィ ! ヽ、 〈〉 _ !' ! ! ト、
|! | | i|`!i゙:::ヾヽ 、,.ィ´_,. 、, | | !::゙、
冀州は清河国甘陵の出だ。 /゙!i i| ゞ= '゙ '´ヘ:::;ノ/ ,! ! ,'::::::゙!
;'::::::::゙!l ゙! ` "'´ ,' ,! ,:::::::::゙!
行気のおかげで当年とって三百歳さ ::::::::::::゙、 l゙、 、 _ / ,/イ/:::::::::::!
:::::::::::::::゙! ゙ ,ヘ 、__ _ ,.. ,.ィ' /::'::::::::::::::|
:::::::::::::::::゙! Nヽ、 `゙゙ ´ ,...:"// , ,ィ'::::::::::::::::::/
:::::::::::::::::::! | l ,! ` ‐- .:''".:::.:::! /:|:::::::::::::::::/
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 行気は呼吸術の名称。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j なお、後述するが、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .今回登場する方士の面々は皆三百歳になると公言して憚らなかった
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
. / ハ:, ヾ;、 :. \
. ,: ,.、 、.: | i| l !; | \{
i j瓜}i |: l | i| 川 |\, ヾ,
| |⌒|i 川 | i| }l|:|i |=ミ、 \
| |_|i ! },.斗 大7爪「 rヘ トミx _ \
l 个xj从 ,/ | jィf弍ミ刈t一 |,ノ人 ー.:V⌒^ー=ミx 廬江郡の左慈は補導の術に精通していたわ。
| l: :'ヘ抓} j/ 込rソ |i ├彡ヘ:=彡'::::::::::::::::::::::\
| |: : : ヾリ |i | i}l ,ィ}:::::::::::::::::::::::::::: 彼らは皆、軍の役人になったの
| |.: : : :八i , |i | 八ー彡ノ}:::::::::::::::::::::::::::
| |.: : : : : : :>x ̄ |i '
| | : : : : : : : : ,::::::::ー::'::|i |、:
| |: : : : : : : : :{ .::::::::::::::|i |\、 ::::::i|::::
| |: : : : : : : : :| .::::::::::::::|i 廴ノ\:v:|:::: / .: :. ヽ:. \ 、:. :.、 丶._
/ .: .::i ::. ゙::.i:. ::.ヽ ::、::::::::.:.:.:.:. :...>
 ̄ ̄ 7 , .:::; .:::ハ .::ト、 :!::::.、i:::::.:....',::::::.> ’
/ .::!.::: i .:::/__! ::! ヽ !`_、::i斗::::::i::、<. _
/ ,.:::::::::i l.::/=tテ、トミ ヽ|'ィキラ!'フi\∨\_\___
. //.::::;::::::レi:イ`fi=ヘノ ト.!、 ̄`f! l、 ::`::::、:゙、::::::::/
泣く子も黙る色男。 .´/ .::イ::: ::::::Vハ{! / ミ ヽ il !ハ :::::::ヾ:、<
///.::イ :::::::::::{! |ミ。 l!jイi :::::::::゙、::::::.>:.,.
廬江郡の左慈様たぁワシの事。 /´ ,/,j :: :::::::゙、 ‐='" jレ;i;i! ヽ:::::::゙、::辷―‐‐ヽ
,ィi;|;| i: :::::::::゙、〈 ー――一 〉イ\;! i ヽ::::゙、:::::.\
補導の術のおかげで齢三百よ _ /;i;i;i;i;| l :::::::::、\ ━ , イ j, }! l、 ゙:::::゙、::::、::ゝ
.<;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i! ! ::::::::::ヾ、 ー― ´/ /\ j;ヘ !;゙、 ::::::i;`i>:..
´;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;iヽ.!、 ::::::::::::゙、 〃 //∧;i;i゙、 :::::゙、;i;i;i;i;i;i
;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;iソ;iヽ ::::::::、:::ヽ ;′ ///:.:.i;i;i;i;ヽ :::::゙、;i;i;i;i;i;
漢 廬江郡の人 左慈
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 補導の術は読者諸兄が大好きであろう房中術の事。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 『三国志演義』で曹操を翻弄する仙人左慈は、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 以上の三名が曹操軍の役人になった事情についても後述する
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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∨//////////////////////
. ∨///≧'”´ / ̄ ̄`マ:////
Ⅶ´ l / \ lリl `マ/
{ fヽ l==z 八jハ }
, { ! ! ,≠ .l
/ `l | __ , !
. / r''! ! . イ !
.. / , ィ{ ! .|丶- <.l l l 郤倹が初めてやって来た時、
γ´///≧! .! } Ⅵ l、 市場の茯芩の値段が数倍に高騰したのよね
////////lハN,リ i ',ハ. リ ',
. {/////////,.>≦.., _ _,..}r=ミx/l!
. {////////f'___ }//l//≧xー-シ/il
. l///////////,l}'//l////////ヽ/}
////////////∧__j/////////)/
`マ//////////_,>x///////,/
,  ̄ ̄ ̄ ̄ \_
/ | /ミレ ヽ
/ | /.|/  ̄ ̄! |
. / | /| /-- 、 | V
lr==、‐‐|/ |/ イ:lヽ }‐‐/⌒Y
|| | V ゝ.__ノ |:l7 |. }
|| <} U _ 〉┼'
こういうの好きな人は多いですからね  ̄ ̄ハ_ _ /
. /| |/ l '‐‐┘/
/_/_ \___ /
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Ⅶ´ l / \ lリl `マ/
{ fヽ l==z 八jハ }
, { ! ! ,≠ .l
/ `l | __ , !
. / r''! ! . イ ! 議郎だった安平郡の李覃なんかは、
.. / , ィ{ ! .|丶- <.l l l .郤倹の穀断ちの術を学んだけれど、
γ´///≧! .! } Ⅵ l、 . 茯芩を食べた後に冷たい水を飲んで下痢になっちゃった
////////lハN,リ i ',ハ. リ ',
. {/////////,.>≦.., _ _,..}r=ミx/l!
. {////////f'___ }//l//≧xー-シ/il
. l///////////,l}'//l////////ヽ/}
////////////∧__j/////////)/
`マ//////////_,>x///////,/
/ニY二ヽ /⌒ '"⌒ ヽ、
/uー ー; ヽノ ー \
おかげで死にかけたっていう / (_)(_) .u\ ,; \ ,rー、
|-);; ⌒`´⌒:::: (-, ⌒ ̄ ̄` ̄ ̄ ̄ヾ`ヽ ヽ
| 〈 ,____ 、 〉 i,ノ、____"___,、___ソノ__ノ
 ̄ ̄ ̄゜`⌒´  ̄ ̄` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
茯苓って、たしかサルノコシカケですな
漢方薬ではあるが…
∨//////////////////////
. ∨///≧'”´ / ̄ ̄`マ:////
Ⅶ´ l / \ lリl `マ/
{ fヽ l==z 八jハ }
, { ! ! ,≠ .l
/ `l | __ , ! それからしばらくして甘始がやって来ると、
. / r''! ! . イ ! .皆揃って、鴟視狼顧の術や呼吸吐納の術をするようになったの
.. / , ィ{ ! .|丶- <.l l l
γ´///≧! .! } Ⅵ l、
////////lハN,リ i ',ハ. リ ',
. {/////////,.>≦.., _ _,..}r=ミx/l! /´__ `>
. {////////f'___ }//l//≧xー-シ/il /´ ´ `ヽ
. l///////////,l}'//l////////ヽ/} / ̄ ´>< ̄ ̄`ヽ 、 ヽ
////////////∧__j/////////)/ ./ 、 `ヽ- r=、 .ヽ ヽ
`マ//////////_,>x///////,/ そ-r-、_丶 `〈ニミヽ ヽ ヽ
`マ`ー= ´////`ー==i} 《イ', ヽミハ、 ヽ , 寸| ト ` |
N . マ l ∧ヽハヽ ヽ>Yヽ ,ヽN
Vハ ∨ヾiノ .::マ \ ヽ ヽ`ヽ ヽVト、 ,_-=ニ
. Vハ `ヽ´ ヽ ヽ ` ヽ ヽ彡ソ三≦三Ξ
V ヽ ノ _, , 〉ヽ,ヽ,ヽ, >;;;;;;;;;;;;;;;;<
V ヾ-┐彳 /::リ,| `ヽヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ヽ `ヽ`¨ヽ_/ヘソ マ | `/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
どちらも若さを保つのに必要な術さ \ヽ、ヽ、ノヽ' | /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/∧| ´// ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/;;;;/ ハ // ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
j;;//i} ,.// ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ノ´ ノ。/♂ /_ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 鴟視狼顧とは体操のようなものであったらしい。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 呼吸吐納は甘始が行っていた呼吸術の事
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
∨//////////////////////
. ∨///≧'”´ / ̄ ̄`マ:////
Ⅶ´ l / \ lリl `マ/
{ fヽ l==z 八jハ }
, { ! ! ,≠ .l
/ `l | __ , !
. / r''! ! . イ ! 軍謀祭酒だった弘農郡の董芬は、
.. / , ィ{ ! .|丶- <.l l l .これをやり過ぎて、息が詰まって通じなくなったわ。
γ´///≧! .! } Ⅵ l、
////////lハN,リ i ',ハ. リ ', .しばらくして、どうにか息を吹き返したけどね
. {/////////,.>≦.., _ _,..}r=ミx/l!
. {////////f'___ }//l//≧xー-シ/il
. l///////////,l}'//l////////ヽ/}
////////////∧__j/////////)/
`マ//////////_,>x///////,/
`マ`ー= ´////`ー==i}
- - ──ー - -、
/i ,.-‐''"´ \ i\
l \_/ _,, ,,_ ヽ、_/ l
l ::::::/ ━━ ━━ ヽ::: l
.ヾ_,;;;l , , , l;;;__ジ
おかげで死にかけました | i ̄i ̄i ̄i """ |
l  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l
` 、 /⌒⌒i /⌒ヽ /
`/ | | \ /
∨//////////////////////
. ∨///≧'”´ / ̄ ̄`マ:////
Ⅶ´ l / \ lリl `マ/
{ fヽ l==z 八jハ }
, { ! ! ,≠ .l
/ `l | __ , !
. / r''! ! . イ ! 左慈がやって来ると、
.. / , ィ{ ! .|丶- <.l l l .今度もまた皆が争って彼の補導の術を習ったわ
γ´///≧! .! } Ⅵ l、
////////lハN,リ i ',ハ. リ ',
. {/////////,.>≦.., _ _,..}r=ミx/l!
. {////////f'___ }//l//≧xー-シ/il
. l///////////,l}'//l////////ヽ/} > / か み や わ ま`ヽ
////////////∧__j/////////)/ _, { .ら せ .っ .し ず }
`マ//////////_,>x///////,/ / 八 .の る .て が .ノ
`マ`ー= ´////`ー==i} i\ヽ. ォ イ
, , 「 ̄´≧ー-v-‐ '"ヽ_/}
/i |_ 。,ィ.!|┼l| | `ヽ
/{ i iY⌒≧、__`⌒´。,ィ=、_j_./
/|∧ l! .ハ ヾ,‘‐ヾ=≠∠・ニ7¨7
/リ'∧| l } 〃 / l;;| ,′
///ハ!、 |.ト、{;;! / 。 .!;;! {
////'∧ Ⅶ.|ト.^、ヽ-‐ 、 |;;| /| i
//////∧!.l.|l゛ゝノ ノ二´く カ
\//ト、/∧!.| /__.イ-―‐ ヽ リ
ヾ.r―――イ/=.、 _.=‐―‐ `ー―‐'
/ \ヽ\ ,.-― フ //〃
見 よ ∧゚\\ // ,'./〃
.と .く } ゚ ヽ ). / |i〃 /
.け .|==夭'x/ ノ′ //
∨//////////////////////
. ∨///≧'”´ / ̄ ̄`マ:////
Ⅶ´ l / \ lリl `マ/
{ fヽ l==z 八jハ }
, { ! ! ,≠ .l
/ `l | __ , !
. / r''! ! . イ !
.. / , ィ{ ! .|丶- <.l l l
γ´///≧! .! } Ⅵ l、 宦官の厳峻までが左慈の教えを受けたのよ
////////lハN,リ i ',ハ. リ ',
. {/////////,.>≦.., _ _,..}r=ミx/l!
. {////////f'___ }//l//≧xー-シ/il
. l///////////,l}'//l////////ヽ/} (⌒⌒)
////////////∧__j/////////)/ , ──── 、 \/
`マ//////////_,>x///////,/ / , - 、 ⌒ヽ \
`マ`ー= ´////`ー==i} / , ┤ +|+ 「`\ヽ
/ / ヽ__ ノ●‐´/ ヽヽ
/ / ─ | ─ `l
l l ─ | ─  ̄ノ
l | | / | , -イ
ヽ ヽヽ、_ , ‐┬ 、__l_ / /
〉⌒`\ | | | /
おかげで死にかけました >、 _ ノ`ヽ、__ ノ━━━イ
ヽ _ ノ>、 |
l |  ̄ ̄ ̄ ̄ `l |
`┬イ ヽ. ̄ ̄ ̄ フ ノ l
| ヽ、` ー─ ´_/ /
_l  ̄/「 ̄ /
(  ̄ ̄ )(  ̄ ̄ )
 ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
房中術ならねえ(こなみ
|:::::::::::::::::::::::::__::::::::::::::::::::> .
|、:::::::::;:::::/ `丶:::::::::::::::::::>、
|::∨:/:::/ ∨:::::::::::::::::::::\
|::::∨::/ i::::::::::::::::::::::::::::\
|::::: Ⅵ l- ミ:::::::::::::::::::::::∧
|::::: }:! }::::::::\:::::::::::::::::::∧
|::::: iハ (・) /::::;:::::::::ヽ、::::::::::::::∧
|:::: ,::入 /::::/:::::::::::::::∨:::::::::::::ハ
|:::γ⌒ヽ:iト ___,. イ::::'´ :::∨::::::::::::::::i
|::::{二ニ=}::::::::::--::::::::::::::. i::::::::::::::::::|
|::::{二ニ=}:::::::::::::::::::::::::::: __ l::::::::::::::::::!
|::::::ゝ-:::'::::::::::::::::::::::_:::::::-──  ̄ l:::::::::::::::::|
|::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::: l:::::::::::::::::|
|::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::_::::____ |:::γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
|::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::| 宦官は、こういう補導の術には何の関係もないはずなんだけど |
|::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::_::__ |:::ヽ_____________________________乂
|::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::: ー---- _ i::::::::::::/
|::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::. ,::::::::::/
|::::::::::::L__:::::::::::::::::::::::. /:::::::::/
|-‐  ̄  ̄ =- _ /:::::::::/
|:::::: ̄ ̄ ̄:::::::::::::::::: ̄: /::::::::, '
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. /::::::/
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... /:::∠__
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.<> ´::::::::::\
|:::::::x====ミニ二 ̄> ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
|::::/ ハ:::<::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
|::{ー──一ア:::::::::::::::::: ∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
__
/  ̄  ̄ \
/ ヽ
/ |
| , -===- 、i ボクだって元々は男だ。
| / ヽ
ヽ / | | .興味本位で話を聞くぐらいいいじゃないか。
|_| |_|
(.__.) |_) 想像を逞しくしてイくのも乙でしょ
│ -● | 「 ̄ ̄三三二ニ=‐- .. _
| | | }////////////////////>、
⊂二二⊃⊂二⊃ |/////////////////////
/////////////////////
7ー― -- =ニ二三/////,〈
/ / ハt√`≪7′
/ ,' / / !i ハ
/ / _,/ /\ l !i イ }
/ / /r 7 / `j从//ノ
/ / ヽ`j i 丶ミ /'′
, , / ,爪 | 〉
ま、とにかく、人々が流行を追うとこうなるというわけね / / ,:′//' } | (フ/i
/ / /j厶≪ _| |r-ィ |
/ /x≪ ´ 、 _「 | |rくi| ハ
/ ///ハ ヽ. _l | i: |{=彡 ∧{
/ ///////`ー=ニ__ バ!ハ |レ1//八_
. / }///////////// | ヾ{い'/////{,_
. / / l////////////| } jハ//////,ハ、
/ イ ,/////////////| }////////人
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } この時代の中原の士大夫の間でも、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
ほら、蒼天航路の張譲みたいにすればだいじょーぶへーきへーき!
_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ こうした実例を踏まえると、
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.` .曹操親子の考え方の特異さが見えてくる。
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ .続いて曹植の『弁道論』の記述を紹介する
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
【方士たちの様子@『弁道論』】
┏──────────────────────────────────────┓
我が王は世にいる方士たちを全て宮廷に招き集められた。
甘陵からは甘始、廬江からは左慈、陽城からは郤倹がやって来た。
甘始は行気導印に巧みで、
左慈は房中の術に明るく、郤倹は穀断ちを得意としており、皆三百歳になると公言していた。
┗──────────────────────────────────────┛
_|\/|/レ/レ_
_____ __ゝ ∠_ _____
/  ̄` ´ ̄ \\ \ / /  ̄` ´ ̄ \\
/ .∧∧ \\ _/ /`‐‐‐‐‐‐‐-'7 \_ / ∧.∧ \' ,
/ /∨ ∨∨ .i l \ ノ : 油 : リ / . / ∨∨ ∨∨ .i l
| /、__ 〈〉 __ノ∨ .l l < ノ リ======== il リ, `> レ リ、__ __ノ从レ.l .l
| |.≧z z≦.| l l ノ リ i,≧z z≦.リ ノ \ レ'(≧z)--(z≦) レ'リ l
| i " " j ,l j `'ン リ|;l l;| リ リ く´ { " ̄  ̄" ノ _ノ__
l(\ ー' / ̄)=く ム(\i ー' i/ ̄)ソ\i` (\ ー' / ̄)´ <_
| `ー――‐''| ヽ、 \ | `ー――‐''| ヽ、 | | `ー――‐''| ヽ、l\i ̄
ゝ ノ ヽ ノ | `i ゝ ノ ヽ ノ | ゝ ノ ヽ ノ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .ここでの王は、魏王曹操を指す
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
┏──────────────────────────────────────────┓
彼らを魏国の宮廷に集められた真意は、
こうした連中が悪人たちと結託して人々を騙し、迷信を煽り立てて民を惑わせるのを恐れたからである。
瀛洲で神仙たちに会ったり、大海の中の島で安期生を捜そうとしたり、
王者の乗る黄金造りの馬車を放って仙人の乗る雲の輿に乗りたいと願ったり、
六匹の駿馬を見捨てて天を翔ける龍に乗る事に心を奪われたためなどでは決してない。
家王から太子以下我ら兄弟に至るまで、方士など皆お笑い草だとして信じてはいなかった。
┗──────────────────────────────────────────┛
r’:::: / { |! | |! |!ハノ :::::::::|三|:::::::::::::::乂{
`ァ: :′ / / ! |! |! |! |! |`ー, : :::|三|:::::::::::::::} '.
. ヽ.′ / / |! |! |! |! }! | Y:::::::::|三|:::::::::::::/ {
. | | |! |! |! i} } |! /_!_| ゝァ : :|三|::::::::_;ノ| '.
. | | |!| |!、 {! |! // /}//孑' /イ (_ : :r'--{:::::::) | |
. { | | { 卞ト、ハ!_ //ノノィ≦ケテ| (:::::〈ん)、) 〉´ | |
ヽト、 {ヘ、从ィ升=ミノ´ -__,,,..-c+| 〉 : ゝニン | |
ヽ乂ヘー-r-c` ヽ,,ノ | ∨// .| |
} | `- ' | {ノ´ | |
川 |ヘ | | / | | l l l | |
//} ! ヽ rヽ_____ノ) ノ } ! | | | ト、 ト、 ト、 ト、 |
// j /_>r-'ー ヽ_-_' ∠⌒<}/ 八ヘ | ! , -ヽ!、ヽ | ヽ | _ヽ|_ ヽ |
ノ ,' / /'.::.:.:.:.|_, ̄ \(:.:.:.:.:.:. / />ヽヽ | │´ 、 ヽ! '´! `丶.|
// / />ァー:| 、 /":.:.|=-:.:.: / /:./::::::ヘ∧ | | ___ ´ |
〈≦__,/_/ーャ(:.:.:.:.`=!".:.:.:.:.:.:.:|:.:.:./-ー=二二〕\ | |_〃´ ̄ ヾ ィ==、、 |
| l| ヾミ |
| /l 丶 |
-、 | |八 Y  ̄ ̄} /_|
{ \ │ ..:.:|:.:l:ヽ. ! l /!:.:|
\ ` ー─ 、| :.:.:.:|:.:l:.:.:l:i\ ヽ __ ノ .イ:.:.l:|:.:|
ゝ、 _ ヽ :.:.:.:|:..l:.:.:l:l:._:_| 丶、__,.. - '´ .:|-┴-:|
r/ / /二´ \:.:.:.:|::.l_/´ r | __r‐y─ヘ :|::::、:::::|
// / /´:..::/´ ト、「「/ 〈/ // }|:::ノ:::::|
l { 〈 〈::..:/ ..:ノ::}:::|リ{ / 〃 ノ´:.:: |
┏───────────────────────────────────┓
そうであったから、甘始たちへの待遇は一定の限度があった。
俸禄も役人のそれに過ぎる事なく、何の功績もないのに特別な恩賞を被る事もない。
東海の島に船出する事はできず、
虚言を上言したり、不可思議な話を口に出したりする事も絶えて無かったのである。
┗───────────────────────────────────┛
, --──-、
, イ / ヘ ト 、
i !ー、〉 __ j j __〉-ノ i
ヾ_,,;;》 `-"::: `-"l_.ジ
| ヽ ' _ ` イ
l l ´=` l 左慈殿。
ノ ヽ _,、__ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、 今月の俸禄です
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::! ___| `ー- 、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::| \ __,.-――-ィY /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|::: / Y。 ゚。 イ i `>
> !:。,__ィニ=| ト、 __\―ァ
/_ /.`iF'ゝヽニ`、| i ヾ、 、\  ̄<
/ イヘl!,j_。 `|/:. :.ト、マ:. ▽ ―‐゙
∠!,: マ‐‐、ゝj|::::::..:i:ト、ト、::トヾ::::::、>
レ|::::::ゝ┐イ'!/::::::|ハノ/////>,、
これでは方士というより、ただの役人じゃのう。 /マ/,'レ'//:辷ニ/|'///////>'’´.:.:.|V
/.:.:.:.:|/()/i:.|xxノ/()/////.:.:.:.:.:.:.:. l∧
世知辛い世の中になったもんだ 〈:./:.:|///∧/.:/,ゝニヽァ'=-‐.:.:.:.:.:.:.:./. \
/.:.:./7又ヌメ、ィマ'__メキ´ニ=-:.:.:.:.:.:.:.イ _\
/.:.:.:.:./:.{又x/:.:.:.八:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;イ/j 、 \
. 〈:.:.:.:.:.:.:.:.乂X|、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∠、:.ノ/ \
,. <//////≧ュ:,、
∠=-――--、////////>:,、
/_,,,,,__ \/////////ム
ムイ////イ//77\ ヽ/////////ハ
//////// λ/////,ム i//∧//////,
,///イ,/// i/////イ//,iハ .|////V////,ハ
. ;///li/// i//l///,l///i//`!////,}/////,'i
i///ト!、/ i//,!///l///l///l////,i//////l
|//..l//\ i//l//,∧//,l//,}////i//////,!
l∧ :f 茫!゙; i//!__}//イ/イ////i//////,l
.!// t ヒ刹 V Vー-__ ̄ ̄i ̄//,'!//////l
i///l 弋リ , ィ´仍花fi:、_////l//////,l 私はある時、
l///l / ヒェ炒ィ/////,i ヽ////,'! .試しに郤倹に百日間穀断ちを行わせたわ。
|//∧ ヽ l/////,'! }////,'!
|///∧ 、 |/////,i//////! その間、私自ら彼と寝処を共にしたけれど、
|/////\ ` |/////,|///////i 彼の立居振舞は普段と何も変わらなかった。
|////lニム _ ..... < |/////,!///////i
|////!ー----┤ .|/////,i///////,i 人は、食事を七日も抜けば死んでしまうというのにね
|///,i:.:.:.:.:.:.:.>'i ///イ!//,i///////,i
|///;.:.:.:./ } ;///八//,i///////,i
|///.:.:/ ノ ;/// _∨/i///////,i
|//.:.:/ ヽ ,. ;///´.:.:.:.∨,i////////,
|/.:.:./ ` ー--― ///'.:.:.:.:.:.:.:.:マ////////,
. /.:.:.:ム、 ///'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\//////∧
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 何という暇人。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 曹植の面白い所は、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .穀断ちを安易に信じず、それが本当に可能か実証しようとした点だ
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/´ \ヽ///i////////\
イ77>、 `i///|/////////ハ
///////,ヽ i///|//////////ハ
{////ヾ//∨i//,'|///////////,i
{/i∨∨/'/.Vi///!///////////,i
Vi/、__×、 V,'i///!///////////,'i でも、郤倹は普段通りだった。
ヾハ ,.. ,r- i///!∨//////////i
〉 '" !//,iノV//////////i 彼の穀断ちの術が
ヽ i//,i V/////////,i 必ずしも寿命を延ばしたり病を治したりできなくても、
ィー、 .i//,i ∨////////i 少なくとも飢えの心配はしなくてもよさそうね
>=二_i//,| ∨///////!
/ ーァ´/!//| ,..-‐\/////,i
{ -‐{i/,'i//,|/.:.:.:.:.:._ヽ////i
', '´」/,'i//,|.:.:.:.:.:/ ニニ\//! , ――‐ 、
∧ ' }イi///!.:/.:.イ,..‐‐--、ヽ/! /_ _\
|ヽ、_/.:| i///!".:イ / },'i /´ ` ´ `',
i´ヾ 、三}´!//,iィ.ノ ′ }/i . / / Vヽ. |
l / | |
|/|/|/|/L_, 、_レ1/V
|(ト、Kl_l、f' n ィl_lフf^}
`|. `{ヽ、ノ| ト、__ノ/´
.>、ヽヽヽ} |、∩/ ̄才
/ fヽヽ. |´ ̄:::|__
{、__|ヽ. |:::::::::/::::::::/|
僕をそこらの方士と一緒にしないでいただきたい 〉::::::::::::::::ヽ. ヽ. /:::::/⌒ヽ
_、‐''´ ヽ :::::::::::::::: 〉 l:::::/ }
|::::::::::::::::::::  ̄ ̄: : ', |:::// / |
∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} V/ /
| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ |
/ ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ /
/////////////ム//,'ム
,イ/////////-'´ ̄ `ヽ、ハ
//////////ム斗--ァ―-、 \',
//////イ//////////////i,'\ 'ハ
;//////i//イ///////!////i }/,ハ !i
. ;//////i//,i////イ//i///// i//l/ハl!
i//////i///ト、// ,' //////' }イ/l//li
i'///γ`i///`f忘茂ー-ァ-'/ ./._/!//! .左慈は補導の術によく通じて、
. i////{ {i///l ヾzソ `、′′ ムァz_7/'/! .天から与えられた寿命をほぼ完全に生き尽くす事ができたわ。
i////∧ i///l 、、、、 .,fヒリ イノ//i
l/////,7!///l ,!、、、イ///イ! .けれどそれは、固い意志を持ち、
. i//////,i///,l _ イ/|///,!', .深くその方法に精通した者でなければ、
i///////!///l\ ` イ//!/|///,|/, 実行しても効果は上がらないでしょうね
. ,i//////,'i///,l >-</////!/|///,|/}
,/i//>ーァ{///,'l |/l//////l/,!///,|/l
-'´.:.:.:.:.:.ヽl////l ;`ー=-ァ... _l/|///,'!/l
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i////l_ , -‐/.:.:.:.:.!/!///,i、'l ___ヽ /___
\ `ヽ /
> / :. . .: ヽ <
/ / r、ゞ-―┬―-ィj ゙. __\
´ ̄フ / j'' ゚ `, f=jl≠,゚ } 、 \
/__ ,' .{ 。 、ィ辷叨 .。 .} ト、゙.__ヽー-、
/////イ .!≧、_____,≦=| ト.ヾ、//////>,
.イ//////イ i.|幵'ゞ〉゙ ト'-゙孑!j 、゙.///////////>
ヽ//////////, ト' ! メノ ト.゙./////////.:.}l|
そりゃ修行を積んだからな {:.\///////イl ! r' 、_,ィ゚ 、 イ !゙.l,'//////.:.:.:.:.!'
l:.:.:.:.\//////| .ト、゙ヽニニニニア' イ l/!///'/.:.:.:.:.:.:.:l
l:.:.:.:.:.:.:.\////! ,! i !、\` ̄ ´/ jノ l///,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:j
゙:.:.:.:.:.:.:.、:.:\//!',| ト.ト、  ̄ ̄/ ノ:.! ド、':/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j
.j:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.\/,! .|!:.ミ三三三彡'.:.,'! !/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;′
;ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.ヽ!∧ |l!:.∨XXXXX/.:,'/!∧ i、 !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
!:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:リ!∧!l!:.:∨XXX /.:.:i/,'リ∧|:.ソ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.イ
┏────────────────────────────────────┓
甘始は年を取っても若々しい顔色をしており、他の方士たちも皆彼に心服していた。
しかし、甘始は多くの事柄を述べるが事実の裏付けに乏しく、時に怪しげな事も語った。
┗────────────────────────────────────┛
/ /./ .\
./ --- / , ヽ .ヽ
/,  ̄ -‐ ..\ ∨
/ / ___ ヽ /`ヽ
./ __ r彡´¨¨ヽ .ヽ 〈 ト . ト
....i .rー ¨¨´ ヽ .| . 〈 .}..i ヽ__--.、
....{ ハ r、 ヽハ .l ', /、___}」) ∨
.', ', `´ r示ア | 「 | |`Yー--
.| ヽ _ } { イゞ==ィ..l .l | | .i ヽ
弋赱ァ ` ̄-`"" .i/i .| | | .| 私が昔仕えた先生は、姓は韓、字は世雄という。
.ヽ . ヽ i / .| | .|
\ ヽ ゝ _..-‐ ../ .../ , ノ| | .昔先生と共に何度か南海で黄金を作って、
./ ヽ.ヽ.> ´ー ‐´ .イ/ / {.../ | | | 数万斤の黄金を海に投じた事があるのさ。
ヽ乂 i` ̄ ./l ./ ´ .} ト、 }
', ヽ. ヘ ..|/ .{ `i iト、 他にも色々面白い話があるぞ?
.', ヘ ハ } | .i| ..∨
〈.乂∧ l ..i .il . ∨
.i ハ .∧ 、, ..| l .i| .',
| i∧ ∧ .i .| l .il .}
| i i.ヘ ∧ { .l .il .;
| .ヘム .ヽ .∧.. ', / / . / 八
| .ハ ヽ .\ \. ヽ ../ / ./ /i
.| .\\ .\ `ーУ / / ./ニi
| i´ ≧=---<´.__/=<--≦ニニ.l
┏─────────────────────────────────────────────┓
もし、甘始が秦の始皇帝や漢の武帝の時代に生まれたならば、彼もまた徐福や欒大の仲間に入ったであろう。
┗─────────────────────────────────────────────┛
/// ___ `∨//ム//,ハ
/// , </////////> 、 V//,ハ///ハ
;/////////!///V//∨//ヽi////,i///ム
l'/iイ//イ/,i/{ V∨i マ//∨//,'!////,i///,'i
l/{/,V/i ViVl ',i マム マ__V_i////,i///,'i
i∧∧i ̄Vi ヽ ̄ ̄ \!////l////!
i∧Vi_z__z zx≠彡- !////l///,'l
i/从ハ  ̄ l////i////l
i/!//ハ , l////i////,i
i,i//,ハ `_ イ!////!////,i
ii////イ>  ̄ イ i!////i/////i
i////,i////`i ー‐ ' ,'////;i/////,'i
i////i/>´.:,'i //////`:.<//,i
,.}////i.:.:.:.:./ ' ;/////.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≫:.
∧/////,'.:.:.:.:.:l , - 、 /.:i////i.:.:.:.:.:.:/.:/ / v
∧ //////.:.:.:.:.:.l' У.:.;i////i.:.:.:./.:/ /
{ V/////.:.:.:.:.:.:.:i ./.:.:.:,'/////.:/.:イ {
,-v-、ー ┴―――ァ、.:.:.:.:.:.:.:i ./.:.:.:.{////イ.".:イ/ /
,-''" ̄二}',____/\ヾ、.:.:.:.:.i /.:.:.:_,,i/////!イ.:./ 〈
', 二 `{ 八zzzzzzイ/{.:.:.:.>´テ┴┬―.:iイ///i.:.:/ { イ
. , 二} i ∨,∧/.:.:.:.:.:,{.:.:l.:.:}\.:.:.i!\/,i-' ',
∧ У} ,' iv /.:.:./.:.ァ┴ '、.:.:\.:.:.:.ヾ i l
!{.:', ノ/.:'ヾ、. l ./.:.:.:.:.:.:/ ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:丶 /
ム_.',__イ.:}}.:〉 i ,,..、 l/.:.:.:.:.イ `ー- .:.:.:.:ヽ ヽ l
_________________ィ‐' ̄`ヽ
| |::::::::::::::::ヽ
| |::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::f \::::::::}
| 左慈は房中術の達人 |:::::::::::::| ゝ::::|
| |::::::::::::::ヽ ∨
| |ー:、::::::::::ヘ
| |::::::::::::::::::::::ヘ_
|_____________________ |:::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
\::::| |:::::::::ィ !{ ハ T tーr 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----――― ' "
| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:< これらの方士たちの実態は、
| | |::::::::| > イ |::::::::| .『三国志』『方技伝』の注として裴松之が載せた物だ。
| | >-、\! !/::,-<
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、 .つまり、元々『三国志』『方技伝』には、
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ:::::::::::::::::: 甘始・左慈・郤倹の記録は存在しなかった事になる
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
, ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::|
| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
〈:| |V }>、___..>!:::j::::::::::::::::|:::::|
|:!.|:\ ノ::L.. , __.!::::!::::::::::::::::!:::::|
|:!.|::::::`ー':::/ / |::::|:::::::::::::::::!:::::!
|:|_!:::::::::::::::/ / |:::::!::::::::::::::::|::::::|
|::::::::::::::::::/ / .!:::::!::::::::::::::::|::::::l
|::::::::::::::::/ / !:::::|::::::::::::::::|:::::::!
!:::::::::::/ / |::::::|::::::::::::::::|::::::::!
/ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ ─ ─ ヽ
| (●) (●) |
\ (__人__) __,/
/ ` ⌒´ \
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,ノ \
/ /_________ヽ.. \
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 本来、方技という言葉は、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 方士が有する技術、医術・占星・不老不死等の術を指す。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j それを踏まえると、『三国志』『方技伝』に
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .甘始・左慈・郤倹のような方士がいないのは考えさせられるものがある。
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 彼らについては記す価値がないと言わんばかりだ
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ ─ \ ヽ
| (●) (●) |
\ (__人__) __,/ 左慈みたいな手合いはいつの時代もいたお
/ ` ⌒´ \
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,ノ \
/ /__凵_______ヽ.. \
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ ─ ─ ヽ
| (●) (●) |
\ (__人__) __,/ 当代の特筆するべき人物をまとめてこそ史書たりえるんだお
/ ` ⌒´ \
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,ノ \
/ /_________ヽ.. \
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } そんな陳寿が『方技伝』で立伝したのは以下の五人である
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,.. `:...
/:::::::::........... ........:::`:..
′ 。o*・''∵'' ・ 、.::::::::. 、::::::..
,..:: .+'°:::::::::::::::::メ、::::,::::::::::::,:::::::::.
_厶、゜::::.:::::::::. .: ,: :i刈::::::j::. . .:::|:::::::::::.
///`::|:. .:::i::. . .:::::ハ::|:リ|、:::l|::. .:::::|i:::::::::i::.
/ Y´ 犲:. .::j::::::::::/_.抖 七ヾ|::. .:::::|r‐vi |::i
〈 `Y::}:. .:ハ : :/ 斗r代犲::::::::::|l 八|::|
/:Λ ∨::仁斗、;′ ゞ ' リ .:. .: |ィ:::::/:ハ
/::/: ::} } .:圦,戈〉 /:. .: .:::,::|:::/::/l|
/ :: ┌┴‐‐┐::价 ' ´,′ ::/:::|/::/:::l|
::/::::::::::| - - - | : | |:l:〉、 -- ,′: /`Y|∠,,__:| あら?
,.: :/::::::::::: | | : i::i:/ . ::≧:....... r个: :/__/:!厂 `|
::::::/::::/: Ν ,′.::/::::. .::__r--|n| :/__// ', 私だけで出ていいのかしら?
,.: : :::/:/ |i \ .,::::. .:::::,>'´ 匚][::|/__/ :
′::::/ / \}::::::::アヘ /// :{__/ _彡'⌒ヾ 他の人たちも
., .::::// / 厶< :|:. .:〈// |./ / /:/ .類稀な技の持ち主なのだから、
/:::::/;′ ./ /\_ ` | 癶 / /: , ′ 読者のみんなに紹介すればいいのに。
/:::::;ク ′ / _|: / \__厶、 :/: }
′ ′ .|_/ , イ ,.。o≦lr|/ / /:. } .え、配役が決まっていないですって?
./′ {_____,.。o≦::::::::::::::Λ 、 ./_ /: }
/::::::::::::::::::::::::::::人 >-=≦〔__ / |
/::::::::::_} 斗‐=≦二,__ `Y/ , ′ }
/::>< | , イ |
〈 ` < レ ::} |
, f- \_ , ---\ ><不、 ̄| ̄ リ .|
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 華佗の診療、杜夔の音楽、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 朱建平の人相見、周宣の夢占い、管輅の卜筮。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .これらは全て奥深く隔絶した巧妙で非凡な優れた技術であったとしている
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
, ´ ` 丶、
/ \
/ \
./ / : . : . ヽ
.,' ,' . : : ヽ、ト'、 ト、 ト!: . ': . ',``
.! l . : : : lz≠=ミ トヽ:ハ: /l , l
i ',:i: : : ', :!`、弋シ ` ' i∠=i,イ: . . i
.i . : ゝ!: : :. ヽ'、 ` ̄ 'iト-:ノイ: ./: :/
.,'. : . :.{ ! |: : : . ! ヽ`` / イ:イ/
,'イ: : : : ヽ!i: : : : | _ ' ,' |/
//: : : : : : :!ヽ: : .. l / ヽ〉 ., ' | 呉範や趙達のように
/イ: : : : : : :ヽ:ト、. .l、 `ニ ./: .ハ '、 占いに通じた者がいれば推挙しろ!
' /: : : :; : : : : >─-ヽ`丶 、_ /i: : / ヽ
, ': :_ /イ: :/ \::::::::`:: ̄:::7ヽ: : : |: イへ .推挙した者は千戸侯に封じよう!!
∠ - ' ノ: / \::::::::::::::!!::/ \: ': :\`
_ -─  ̄: | | / > \::::::::ll::i へヽヽ= _
_ - ': : :_ ─ ´ | | ! / \:::〉〉 \/ ヽト 、: ` ‐ .._
/: : : < ,. ' / ` >' ヽヽ `丶、: :丶 、
ヽ: : < {ヽ _ - ニ - ' / `ヽ、 `丶、: :ヽ、
ヽ: : ヽ{ ヽ <::::::::i , ' l::;>ヽ 7: :.ハ
丶: : ヽ!ヽ` ‐ ニ、‐- _ / _.. -─ ニ二´ -─ …' .,': :/ l
>: : ヾ ヽ ` ` ‐ ニ -∠.. ‐ - ' ´ ______ ', / /: / i ←ガチでこういう命令出した
/ 〉: : ヽ \ 7/⌒}} ├───…i Y ,': :∧ ',
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー また、呉版の方技伝に当たる
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 『呉範劉惇趙達伝』では、題名通りの三名しか立伝しなかった。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 陳寿は三人が自己の術に精通して心の働きは精妙と評したが、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .孫権が彼らの秘伝を手中にしようとする様子には苦言を呈している。
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 陳寿の評に曰く……
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
判断基準は何なんだろうこれ
/ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ ─ ─ ヽ
| (●) (●) |
\ (__人__) __,/ 君子たる者が
/ ` ⌒´ \ その心を用いるのは、大きく広い事柄に対してであるべきだお
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,ノ \
/ /_________ヽ.. \
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄キュッキュッ キュッ
____
/⌒ ー \
. /(●) (●) \ +
/:::⌒(__人__)⌒::::: ヽ
| |r┬-| | +
\_ `ー'´ _,/ 神秘的な事柄には心を向けず、常に現実を問題にするもんだお
. / \ +
. | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | トン
_(,,) ばーかw (,,)_
/ | | \
/ |________.| \
,. :-:.' ー ' ¨ :.ゝ.、
,.:´: : : : : : : : : : : : : ヽ.
,.': : : : : : : : : : : ',: : : : : : ヽ、
,':.:;':.:.:;'.:.:.;'.:./.:;'.:.:|i:';:.:.:.:.:.:.::`、`ゝ
,':.:.i:.:.:.i:.:/i:.:/i:.:ハ:.:l:i:.:.i:.:i:.:.:.';.:.:',
/イハ:!:.:.:l:/ i/ ノノ ノリリハリ:!:i:.:.!:.l
i/!:.:!:.:.;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;l:.!:ハ!
∨|:.:.! ノ/i/ノ
ヘ!:| ノ!/′ では、今回の話の結びとして……
ヾ!>ー- -- <イリ
(;;;;;ソ⌒) ̄`´ ̄(⌒ヽ
ヽ;;=;;/__,,、_/;;`ソ
〉;;;;;;;;ソ:/A.i:l;;;;;;!′
ノ`;;;;;;;;;;i;!___i;!;;;;;ゝ、
(_;;;;;;;;;;;7;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;)
` ̄ ̄ ̄´` ̄ ̄ ̄´
|\ /\ / | // /
_| \/\/ \/\/ |∧/ ///
\ /
∠ ちょっと待ったぁッ!!! >
 ̄ / /∨| /W\ /\|\ .|  ̄
// |/ \/ \|
./ /! ,. ‐ァ
., ' / | ./ /´|
/ ,' .ト、 r/ / |
r─- 、 rト、 | _,. -──-< / /
|:::::\Σ ,.>'´ `'< ア─ァ
ヽ;::::::::`ア / ヽ;::::/
'、:::/ / ./ /__ / ∨
r‐‐´:7 ,' |/ ´|/| /| ハ__/ l |
|::::::::/ | l ./ r==、|/ .|/ |/`ノ ':、
/.〉/ / | /| " , ==t/ ノ、> こんな美味しいネタを私抜きで進めないで下さい。
/ /: ̄/ // | _ "/'| イ:::::\
| .;':::::::/_,,.イ | |ト,、 l `ソ / ト、\:::、_}、 .どうせ方士の話をするなら、
| レ'"/´ ././| |/| \ _,.イ| | ノ ̄:∧ \ .呉の「八絶」や葛仙公の話もしましょうよ
'、 /| |/ .八 ヽL,rト`て´ァL_/ ,ハ\/ ', }
\|ヽ ,. -‐\__,>(o/ ∠ イ  ̄`ヽ、 .| /
/ l ´ \/ヽ,
_r-/ /‐-、 / ___ T、 ./|:::::::|7ヽ
「、/\_,.rヘ、:::::::Y´:::::::::::::::`>- 、 / ヽ/./:::::/ ∧/ ,. :-:.' ー ' ¨ :.ゝ.、
/\\::∨、 ヽ ̄>''"´ ̄ ̄ ̄ヽ_/ r '" /:::/ ./::::} ,.:´: : : : : : : : : : : : : ヽ.
,.': : : : : : : : : : : ',: : : : : : ヽ、
晋 散騎常侍 干宝 ,':.:;':.:.:;'.:.:.;'.:./.:;'.:.:|i:';:.:.:.:.:.:.::`、`ゝ
,':.:.i:.:.:.i:.:/i:.:/i:.:ハ:.:l:i:.:.i:.:i:.:.:.';.:.:',
/イハ:!:.:.:l:/ i/ ノノ ノリリハリ:!:i:.:.!:.l
i/!:.:!:.:.;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;l:.!:ハ!
∨|:.:.! ノ/i/ノ
ヘ!:| ノ!/′
……面倒なのが来た .ヾ!>ー- -- <イリ
(;;;;;ソ⌒) ̄`´ ̄(⌒ヽ
ヽ;;=;;/__,,、_/;;`ソ
〉;;;;;;;;ソ:/A.i:l;;;;;;!′
ノ`;;;;;;;;;;i;!___i;!;;;;;ゝ、
(_;;;;;;;;;;;7;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;)
` ̄ ̄ ̄´` ̄ ̄ ̄´
./ /! ,. ‐ァ
., ' / | ./ /´|
/ ,' .ト、 r/ / |
r─- 、 rト、 | _,. -──-< / /
|:::::\Σ ,.>'´ `'< ア─ァ
ヽ;::::::::`ア / ヽ;::::/
'、:::/ / ./ /__ / ∨
r‐‐´:7 ,' |/ ´|/| /| ハ__/ l |
|::::::::/ | l ./ r==、|/ .|/ |/`ノ ':、
/.〉/ / | /| " , ==t/ ノ、>
/ /: ̄/ // | _ "/'| イ:::::\
| .;':::::::/_,,.イ | |ト,、 l `ソ / ト、\:::、_}、 え?
| レ'"/´ ././| |/| \ _,.イ| | ノ ̄:∧ \
'、 /| |/ .八 ヽL,rト`て´ァL_/ ,ハ\/ ', }
\|ヽ ,. -‐\__,>(o/ ∠ イ  ̄`ヽ、 .| /
/ l ´ \/ヽ,
_r-/ /‐-、 / ___ T、 ./|:::::::|7ヽ
「、/\_,.rヘ、:::::::Y´:::::::::::::::`>- 、 / ヽ/./:::::/ ∧/ ,. :-:.' ー ' ¨ :.ゝ.、
/\\::∨、 ヽ ̄>''"´ ̄ ̄ ̄ヽ_/ r '" /:::/ ./::::} ,.:´: : : : : : : : : : : : : ヽ.
,.': : : : : : : : : : : ',: : : : : : ヽ、
,':.:;':.:.:;'.:.:.;'.:./.:;'.:.:|i:';:.:.:.:.:.:.::`、`ゝ
,':.:.i:.:.:.i:.:/i:.:/i:.:ハ:.:l:i:.:.i:.:i:.:.:.';.:.:',
今話に出た「八絶」とは、 /イハ:!:.:.:l:/ i/ ノノ ノリリハリ:!:i:.:.!:.l
呉において卓越した技術を持つ八人を指した言葉である。 i/!:.:!:.:.;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;l:.!:ハ!
.∨|:.:.! ノ/i/ノ
『三国志』に立伝された呉範・劉惇・趙達に加え、 .ヘ!:| ノ!/′
(;;;;;ソ⌒) ̄`´ ̄(⌒ヽ
以上の八人を指す ヽ;;=;;/__,,、_/;;`ソ
〉;;;;;;;;ソ:/A.i:l;;;;;;!′
ノ`;;;;;;;;;;i;!___i;!;;;;;ゝ、
(_;;;;;;;;;;;7;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;)
` ̄ ̄ ̄´` ̄ ̄ ̄´
i | ∨ / / i
.ミ~~ ゙! ∨-- ― -- .∠ / ゛゛ミ'
_ミ } > ´ `'' < ミ
__ノ| 孑ィィイ イ´ \ミ、
/:.:.:.:| / / ヽ /
}:.:.:.:.:.:| // / i ∨
';.:.:.:.:j./ / __ / . | ヽ i
> ´ ,,.' _`メ ハ | ', ,
< ___,, ィ | rrf ミ、´ / / ', | ' \
/ }:.:.:.:.:/ .| ./マ 泛弐fュ.、 ', |--、 i ト、\ 「八絶」で一番面白いのは曹不興でしょうか。
/ j:.:/ j/ Ⅵ_狐リ ゙ ', ハ } | \
/ `ー- イ 泛沙 泛バア , ∧ .屏風に落とした墨の汚点を利用して、
/ j/  ̄ ヽ ヽ V_ソ ∧. / / , .その屏風に蠅の絵を描いて孫権に献上。
/ / , ∧ ハ } /レ ',
/ .′ ', ∧__ー_、_, '' 八 j/ } , 受け取った屏風を見た孫権は、
/ i ', ∧ ` <´ヽ \ } .描かれた蠅の絵を本物の蠅と思い、
, _|_ ', ト乂 ヾ ̄ `'' < ′ .手で払おうとしたという逸話がありますね
{ r''//////≧ 、 ’ } ` :, ` </
\ _ ∨/////////≧ 、 ',i!_ ノヽ , \ ノ
/  ̄ ̄`'' </////≧. 、',//////\ ', __.ハ/
__,,,..::-ーーァ''
,r‐´.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:lヾ、
/イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:l
l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:f゙i:.:|リ!
l∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,人l:.l ノ
ヽト::;i、:/ ,ゝ!' __
彼らの記述は、『三国志』注『呉録』に記されている r:r'''゙ ゙'゙'''ー-<ニ,y''゙゙゙ ̄l.||
.l i //:.`ヽ l||
| l i l: : : : :l r-'`、
.| l l l : : : : :l 〉 }
l. ゙ー‐-- .__,,j .|: : : : :.ヾ⌒〈
}ー──---=': : : : : : :ヽ.:ノ
V:.:.:.:.:.j/ / ./ ヽ Y⌒:.:.:.:.:.:./
∨:.:.:.:j/ ′ i マメ:.:.:.:.:.:.:.:./
..___∨.:/ .j .| ∨:.:.:.:.:.:.:/
',: : : : : : : ∨ j ハ } { ,:.:.:.:.:.:.:{__
..', : : : : : / /{ / ', ハ !ヽ i--=≦: : : : /
ヽ: : __彡イ /,ィf=ミx', / ´ ヾ ', ',. ', : : : : : : :./
>x: : :{ ! ./ーf ん:ハ ヽ { ,ィfz=ミ、', ト_乂_ヽ : : : : :/
/ У j/ } 泛ソ ヽ! ト..! \: : : : r- .それと孫権と神仙にまつわる話は
/ ∠ノ! .{ ハ , , , , , , ハ }ー--: :/', 葛仙公や介象との逸話の方が有名では?
′ ' ハ | .人 、 , イ .ヽ{ }: :イ ',
i ! { ヾ } ≧ __ .:≦ .リ } | .! ̄ ̄ '' < .陳寿の『三国志』は、
{ .| ', .V ..イ} ..z┴ / ./> --} } ''< 王表の一件しか取り上げていませんけど
jハ .{ ヽト,. ',´ V',z≦彡 ./ / , ,
ヽト、!> ´ } } } / .イ ./ / < ̄ ̄
/ .j/ヾzノzz≦ / / < { .ハ i __ ',
/ .j_ {/i / ヽ 乂{ .', { /´ ヾ!
__,,,..::-ーーァ''
,r‐´.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:lヾ、
/イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:l
l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:f゙i:.:|リ!
l∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,人l:.l ノ
ヽト::;i、:/ ,ゝ!' __
葛仙公と介象については、 r:r'''゙ ゙'゙'''ー-<ニ,y''゙゙゙ ̄l.||
『三国志』注『抱朴子』及び『神仙伝』に記されている l i //:.`ヽ l||
| l i l: : : : :l r-'`、
.| l l l : : : : :l 〉 }
l. ゙ー‐-- .__,,j .|: : : : :.ヾ⌒〈
}ー──---=': : : : : : :ヽ.:ノ
-<ニニニニニニニニニニニヽ
/ニニニニニニニ/ ̄ ̄ <ニハ
, 'ニニニニニニニ/ | ィ⌒ `ヽ ,
/ニニニニニニニV__ <し) , ' ||
, ニニ 、ニ厂 ̄ ̄ ̄≧ニニ- 、' 。||
lニ/⌒V/ |乂0ト`- ` _≧イi!
/ニ| 彡 ’ |  ̄/ _ ィて)、/ i! 昨日は突然消えて心配をかけた。
/ニニ' ` , __ -- ´ i ´ー ´, i!
/ニニニ丁i - ' , - |\ , ! 実は伍君神からの招きを受けて、
’ニニニニ|:::、 | ´ ノ , , .そちらに行って酒を飲んできたのだ
_ ノ  ̄ ̄ ̄| :::. - ― 、 人/ j
f / | :::::\ / ム 一「i
| , 以_:::::::::\ , イ三三三 !
| ノ |ニニニニニ- __ ー /V 三三三| jし/'´ ¨´  ̄ <´
|___. |ニニニニニニニニニニ}ニ/ 三三三 ! |∨ ``~、、
_| ir-───刈ヽ、l ≦二
呉 丹陽郡の人 葛仙公 〉 , /リ r@´ リ≧ュ _て
/ |/__辷¨ ___ |! \
フイ :|:伐㍉_ ̄斗‐才 \ j{ マ=‐-\
从|:|下ユァ゙ ィユア | j{__ \
|:| 〈 、 | |テy' ℡_\
この瞬身の術を仕込んだ杖を使えば、 .|:|/ ヾ ^ \/ |_7 ヘ, `¨__
一瞬で蜀に飛ぶ事が可能になるのだ。 }Ⅵ从ノ|:| , -─ 、 广 / |`刈ニ=彡'r-‐ァ
.ノ ハム_ ¨ j{ / :刈 ≦ニ==ァ
これで蜀のミョウガを買いに行くといい jしイ 入_| l | >个 :|Ⅳレi/レ'¨´ ≦ニュ_
j{ 个 ≧┴‐ <゙`´/ |∧圦 / _s≧
. iヘj{ ソ刈-‐====‐-ュ,,_jし' ¨¨フ
. 八 j{/////////ィし' <¨´
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー そこに登場する彼らは、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 今まで紹介してきたどの方士たちよりも仙人をしている。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j さすがに事実とは思えないが、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .孫権が神仙や占術を好んでいた所から話が膨らんだのだろう。
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 現に、これを『三国志』に付記した裴松之は次のように述べている
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
( ヽ、
/.:. ̄ ̄__\ \
/: : : <__ \ \
/: : : _ <__ \ \ ヘ /⌒/
/: : : : ´ , `└--ミ ヽ、\ - \ |
: : : : :/´ `ヽ 丶 - 〉
: : : :.( ー‐ l ( \ ! 葛洪が記している所は人を惑わせるものですが、
: : : : ヽ_ ` _ノ \_ヽ { 彼の書物や文章は世の中にかなり流布しています。
: : : : : : ´"''" ' "''ヘ > 、
: : : : : : . . ` \ ∠/ヽヘ そこで、そのいくつかを取って、この伝の末尾に載せました
\: : : : : : :. ⊂ニニつ \(⌒) ノ \
/ヽ: : : : : : : : : : : ヾ、 / \
/: : : :``ー- -‐'"´ \/ \(
,'⌒ ゝ ハァ
宋 中書侍郎 裴松之 ,.:´: : : : : : : : : : : : : ヽ.
,.': : : : : : : : : : : ',: : : : : : ヽ、
,':.:;':.:.:;'.:.:.;'.:./.:;'.:.:|i:';:.:.:.:.:.:.::`、`ゝ
,':.:.i:.:.:.i:.:/i:.:/i:.:ハ:.:l:i:.:.i:.:i:.:.:.';.:.:',
/イハ:!:.:.:l:/ i/ ノノ ノリリハリ:!:i:.:.!:.l
「怪力乱神を語らず」 i/!:.:!:.:.;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;l:.!:ハ!
∨|:.:.! ノ/i/ノ
『論語』にある教えの一つで、 .ヘ!:| ノ!/′
怪異な事・怪力な者・世を乱す事・鬼神の事について語らない。 ヾ!>ー- -- <イリ
(ヘ:::::\i=//:::::/)
本来、儒者が、ひいては儒を尊ぶ士大夫が守るべき教えである {;;\::::::!n/:::::/;/
ト、;;\;;ii;;/;;;;イ
/;;;;ゝ;;;;∨;;;;;;ノ;ゝ、
(;;;;;(⌒)∨/(⌒);;;;)
`´ ̄` ̄ ̄´ ̄´
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ.
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ、
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/
Ⅵヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ AAではとてもそうは見えないが、陳寿とて儒者の端くれである
\ヽ、 _ , イ!::/
/ ヽ{ ト、ヽ l:′
./: : \\ ヾ-〃 ..∧
l; : : : : \\.り/: : :i
i: : : :: : : : :|<V>| : : : !
___
/ \
ところが、ガチで神仙にハマる人も多いんですよねぇ。 /⌒ ⌒ \
/(ー ) (ー ) ヽ
永遠の命が欲しいとか仙人になりたいとか | __´___ u |
.\ `ー ' /
/ \
iヾヽ,, /'∧___
廴゙\ゝンー―'メ/''/"ム;;;/
_辷 ゞ'´¨⌒ ̄`、`ヽメ,,゙_ゞ
\;;;;/ , / .i 、 `ヽ\;;;;;;;;>
</ │ | , | ト、_ ,ヽi/
ヽ_メ ー┼‐ヘ´从\ヽ  ̄/ |、\ .ここまで見てきたように
/.| | 三三 三三≠ |、丶.ヽ, 神仙や方士を否定的に捕らえる人は士大夫層には割といます。
ー' ,| ゝ| || | i /;;;;ヘ }
ゝ_,.イ| ,ヘ 厂 ̄} イ ,ヘ;;;;;;>_)丿 とはいえ、そういったものを好む人が多かったのも事実です。
レ ヽ、 __ ̄ ̄__/|./ ´¨__, ¨
ゝトO7|`ヽ, ' ,,:'´: :и .そうでなきゃ、私の『捜神記』は成立しませんから
/、ゝ...y',...、゙イ ノ: : : : : ゙イ
___
/ \
/ ノ ヽ\ 今にして思えば、
/ ( ●) (●)\ 『抱朴子』『神仙伝』を書いた葛洪もそんな一人だったのかもしれません。
| ' |
ヽ、 ⌒ / あなたは彼の事をよく御存知でしょう?
ノ \
l゙ヽ 、 /゙i
! 、ヽ )\._____ / , i , ィ
. l l 、ヾ,シ'´::::::::::::`ヾ /l i/::;;|
/冫';:::::::::, , :::::\/\シ′
. /三'::,::'::, イ:: ::/\::: ::::ヽ三\
. f三〃:::/ |:;::/ .ヾ::::弋!l三三ゝ
,.ィ\{イ::! ノ j;ノ `ヽ .l::::人::!;三/ヽ、
ええ、勿論。 . /:::::::::∧::l ● ● イ:::::ソ::::ハ/!::.丶\
フ:::::/!::/ /::;ハ⊃ 、_,、_,⊂⊃:;:'::::/ |::iゝ::: 丶
私の時代の江東では名の知れた人でしたし…… ヾ;:' l/ /;ノ ,/⌒l、 __, イ!;:;::':;ソ .ゞ ヾ::ノ
. / /.l l(_)// |;i⌒ヽ ,. ハ
「 ̄"|⌒`y´⌒}| .| ノ∨ `ヽ.
| |゙lニニニニl'/ ̄ ̄ヾ:.:..,,:.:.:.:ソ
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ.
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ、
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/
Ⅵヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ
\ヽ、 _ , イ!::/ 『抱朴子』『神仙伝』の著者を葛洪という
/ ヽ{ ト、ヽ l:′
./: : \\ ヾ-〃 ..∧
l; : : : : \\.り/: : :i
i: : : :: : : : :|<V>| : : : !
,,</////>、
///////////へ、
イ//////////////ハ、
爪/////////////////\
ノ////////////∧///////\
////////////// ヽ///////.\
/////////////// V///////∧
イ/////////////|V _-V//i! ヽN`ヽ、
/////////////ヒ-/ x 乂彡夾V/仆 N \
///////////夾メ弋- / ̄~ |/リノ;;>,N、 ヽ
<//////// |∧ ' ! |/K};;;;;;;;;;;ト、
 ̄フ///イ//∧ 、 | _ _ jノ|N/;;;;;;;;;;;;;| `> 、 嫌な世の中になったわね。
彡イレク|///|;;ヽヽ.! 、__ィ ./|И;;;;;;;;;;;;;;;;| ) >
_く;;;;;;;||||//!;;;;;;ヽ.L  ̄ ̄ /;;;И;;;;;;;;;;;;;;;;;| , | 山奥にでも隠遁しようかしら
ヽ;;;|||//!;;;;;;;;;;;;|;;ヽー一 ;;;;;;;V;;;;;;;;;;;;;;;;;リ / .!
ヽV//!;;;;;;;;;;;;|\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;シ i ./ .|
ヽV/;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;`ヽ;;;;;;;;;´;;;;;>"" , / !
、 >;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;>""" , / / .|
乂 | | `== ̄ ̄ ,レ' / |
ヽ ! V V // _/
ヽ ! / V /、__<´|
ヽ | ./ V /|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
晋 丹陽郡の人 葛洪
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 次の時代の動乱において、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_________________ィ‐' ̄`ヽ
| |::::::::::::::::ヽ
| |::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::f \::::::::}
| おしまい |:::::::::::::| ゝ::::|
| |::::::::::::::ヽ ∨
| |ー:、::::::::::ヘ
| |::::::::::::::::::::::ヘ_
|_____________________ |:::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
\::::| |:::::::::ィ !{ ハ T tーr 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶、
` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----――― ' " ´
| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:<
| | |::::::::| > イ |::::::::|
| | >-、\! !/::,-< 神仙や方士についてのお話
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::!
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
, ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::|
| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
〈:| |V }>、___..>!:::j::::::::::::::::|:::::|
|:!.|:\ ノ::L.. , __.!::::!::::::::::::::::!:::::|
|:!.|::::::`ー':::/ / |::::|:::::::::::::::::!:::::!
|:|_!:::::::::::::::/ / |:::::!::::::::::::::::|::::::|
|::::::::::::::::::/ / .!:::::!::::::::::::::::|::::::l
|::::::::::::::::/ / !:::::|::::::::::::::::|:::::::!
!:::::::::::/ / |::::::|::::::::::::::::|::::::::!
【第六十三回 天下統一其の玖に続く】
新規CAST
~漢~
●郤倹(げきけん) 薬師カブト(NARUTO)
●甘始(かんし) 綱手(NARUTO)
●左慈(さじ) 自来也(NARUTO)
~呉~
●葛仙公(かつせんこう) 千手柱間(NARUTO)
●介象(かいしょう) 千手扉間(NARUTO)
~晋~
●葛洪(かつこう) 大蛇丸(NARUTO)
オッツオッツ
乙でした。
しかし、どの時代でもいろいろな生き方がありますね。
乙です
現代日本にあっても超能力だの霊的なパワーだの話題になりますし、
そうした宗教的儀式が事件になる事もあるので
人間、いつの時代でもそういうのに傾倒し易い人はいるんでしょうな
乙でした~
>>753
茯苓は、サルノコシカケ科のキノコだそうだけど、サルノコシカケとは違うよ。
サルノコシカケは幹に付くけど、茯苓は根に付く。
乙
京極堂曰「孔子サマは怪力乱神をおおいに語っている、実は大好きだったんだよ」だそうですがww
>>1乙ー
あー、西晋時代の文献は、老荘思想といえば道教よりも玄学が主流だったり、陳寿のように怪異譚を排除したりしてるイメージなのに、
東晋になると神仙思想や煉丹術の文献がどっと増えて、史書にまで怪異譚を載せ始めたりして、西晋と東晋で結構文化が変わったなと思ってたんだけど
これは呉の文化や風習が東晋に結構流れ込んだから、ってことなのかなあ
>>1乙です
曹操曹丕曹植の親子が仲良くてほっこりしたw
呉の曹不興、晋の荀勗、蜀の諸葛瞻と、三国時代には「画が巧みな人」が出てくるよね
この時代ごろから、絵画も芸術のひとつとみなされ始めたのだろうか
乙
と言いたいのですが、
蝦蟇仙人のモデルが葛玄(葛仙公)ということを考えると自来也のほうが良かったのでは
乙でした
>>797
ぎりぎり後漢枠で蔡ヨウが赤泉侯の肖像画とか賛辞とかを書かされた時、
文章、画、書勢の三美を備えてるって称えられてるから、後漢の頃から絵画のうまさに価値は見出してたと思う
ただし出典が六朝時代の人の書だから真偽は微妙
あと、『古画品録』で紹介される歴代画家が曹不興から始まるあたり、指摘のとおり絵画美術は三国から評価され始めた感じがする
あと調べてたら趙達の妹とか徐バクとかも絵が巧みって言われてるのね
|!-‐== 、-‐: :  ̄ ¨__- 、 _____
! /: : : : : : : : : : : :.ヾく二 -‐‐ ¨フ
∨: : : ://:. ;〃: l: : : :i: : ∧ /
.〃:/: :〃:.:/ /l: :|ヽ: : l: :|: :.∨ / >>739>>741
//:/!: : lム⊥_{ W_ヾ:ト、l: : :.Yi .頭のおかしい爆裂娘と
. l/ |!: :.{ ∨‐ - `メ リ: i :}:リ 変態ドMクルセイダーはこのスレでの使い道が思いつきません。
. |! |\ir=ミ ≠=ミ ノ:.从リ
!::::::: , :::::::∠ノュ ノ >>776
ヽ ┌ ┐ ,.ィ:ァ<. .やけに占いで立伝された人が多いと感じるかもしれませんが、
> 、_ .,.ィ ⊥ォ: : :.Y 古来より占いに用いられた『易経』は儒教の経書の一つです。
____ ノT゙ ̄/::ヽ: : ム
〃:::/:::}从/:::::/:::::ヾ: : ゙Y .従って広義では儒の一部なので、
〃-‐ヽノフ∠::_/¨::::;::-‐-Y: :{ 怪しげな左慈たちより、彼らを立伝する気になったのではないでしょうか?
,{:{::::::/ //:::::::>〃:::::::::::::}: : :)
/::{::::/ //::::/:::〃 ::::::::::::::i : : ゙ヽ,
,. -=≦ \
/ ´ 、 ト | v,
/´ / .| l | {\ |丶 .|ヽl v,
' , |,从 |{ \|¬〒!^ヽ v,
l l| jI斗<{´ ` イ芯ヾ, ' }l
l l| | ´ { ,ィ芯 乂タ '’} ,.イ'
音楽も儒においては重要な要素だったりします。 从 |', ト、 从乂タ : : :./イノ
ヽ ',{^{≧=-: : : 丶 八
そういった要素を踏まえると、 ヽ ゝ'人 ー ´ .イヽニ{
『三国志』『方技伝』の人選の基準は至って常識的です。 个s。 _ ,. イV / `
r'ー芥-'v_,人
だからこそ、『方技伝』の筆頭に立伝された ,.斗r7 | .! ヾト '、__
華佗の「方技」の凄さが浮き彫りになるのですが。 ,.斗 ≦/ニニ∧_/只\ ノ}ニVニ=- 、
|ニニニ/ニニ{ト', ノT{ / }ニニVニニ/'|
|^',ニニ>ー'{ ∨,l: : :レr/}ニニくニニ/ニ|
|ニ',ニ/ニニ{ V'ヽ/レ' }ニニ/ニ/二'\
|ニ'{∧ニニ{ ∨レ’ }ニニ/ー{ニニ' (
. |ニニ}ニ',ニ{ }f }ニ'ニニ'二'_ ト!
|ニニ}ニニ',ニ! 八 }/ニニ'ニニ'
/// : :/: : /: .:i :i : :ヽ : :\i
{!/ : :/ , : / i: :ハ: . :|ヽ . :ト、 : :i : : :ヽ
/ / / i i Lリ_ | i l 十i=|=|ト、 | : : : :i
| イ i . : !ィキラ¨¨_.|/| ,' ∨__リ ヾト i: : : ハ!
|! | ! . :イ! ∨ィェz !/ イろfi了ミ | |: : / リ >>797
!j i: : Y'´ろfi } 弋zソ | ! /リ .この当時、絵画が存在したのは間違いありませんが、
リ∧ト、 ヽ弋zソ " レ'// 現在に伝わるのは敦煌等で発掘された壁画ぐらいです
\ト 、 イ-'
ヘ 、___, /ミミ.> 敦煌の壁画は、>>3の参考資料にある
丶、 , ':\ 『中国の歴史04 三国志の世界』にカラー写真で掲載されています
`ト __ , イi. : : :/
/|\ _ / |\/: ̄:7
/: :/ / { | l: : : `V . .、 , 〃´1
r-‐ '´:/: : :/ | } | !: : : ::i: : : : \ ,.. .:'.:´:. :. : :</ !}
ヾ==ミニテ‐‐:. :. :. :. :. :.、:. :. :.\ /
ヽ / /:. i:. :. :. i;. :. 、:. :.ヽ;.ヽ:. 、Y
X /:. :.i:.i:. :. :ハ:. :.:ト_:_:. :.!:. ヾ',
゙y i:. : { L-,┼ヾ゙<__ヾ_`Y:. :. ト',
/:ィ:. :.イ!、z.く イz:c'〉j:. :. ハ
iハ:. :. :.KUzソ ゙ー' j:ノノノ
i! V\:.\" ' __ /_,,,,,
>>798 ゙ヘ {´ j イ:ヽ´
正直迷いましたが、 ` 、、`_ .イ;. ;!:. :〉
左慈→房中術の達人→エロ仙人的な発想でこうなりました。 __,.;:;ァ' 《 》 ヾ\:ト
/´:::::::::::::::トzくく:>:>、/|::::`::...、 __
それと、自来也の従子に大蛇丸が来るのもどうかと思ったので /::::::::::::::::::::ト<、 〉::ヘ /l::::::::::::::`<⌒v‐Y:.<:>:‐ヘ
i:::Y:::::::::::::::::l `<X:::::V>'l:::::::::::::::j::l‐'`ー'´`´ 〉:.〉ヾ
i::::{::::::::::::::::::j XYV |:::::::::::::::j::ヘ !:/
/:::::!::::::::::::::::/ / `´ |::::::::::::::/::::ヘ ゙
〈:::::::::X::::::::::/ / ヽ !!:::::::::::/:::::::::ヘ
なるほどそこも見越しての配役だったのですね!
しかしこの方士を馬鹿にしている曹丕だとプリズマ☆曹丕にはなりそうにない
音楽は国を滅ぼすと荀氏のご先祖さまは言ったものだが
音楽の研究は神が作り給うたこの世界の調和の秘密に迫ることである、としたカトリックは
異教徒の国を滅ぼしまくってますなw
>>1さん補注乙です
ゲームやアニメだとタロットの大アルカナやカバラーをストーリーにからめるのも多いけど
易も同じようにもっと創作に使われてもいいと思うんだよな
易経という日本では容易に手に入る理論書もあることだし、江戸時代では庶民も学ぶような相当身近な思想だったらしいし
荀子「楽論」って「ほっとくと音楽は乱れるから正しい音楽によって民衆を導かなければならない」てことでは
そう考えると荀勗はご先祖様に忠実な気がする。(以下、ロバート・P・クリース「世界でもっとも正確な長さと重さの物語」より)
彼(荀勗)は保管庫で見つけた昔の笛律を現在宮廷で使われているものと比べて、
古いもののほうが少し音が低いことに気づいた。
これをきっかけに、彼は昔のいろいろな王朝で使われていた標準を収集し、特定し、比較する、
一大プロジェクトに乗り出した。
その結果彼は、現在の宮廷の音程が、昔の楽団の音程や宇宙の調和からずれているのみならず、
昔の「尺」そのものが漢王朝の末期のあいだに、不適切に長くなりすぎていたことを見出した。
「これは、古代を研究し、昔の賢者たちを称える正しい方法でもなければ、のちの世代に体制を伝える正しいやり方でもない」
と筍勗は書いた。
グッドマンは、周の昔を持ち出す筍勗のやり方を、西洋の「古代神学」になぞらえて、筍勗の「古代周」戦略と名づける。
古代神学とは、初期のプロテスタントの学者たちが信奉していた説で、古代の神学のなかでも純粋で聖書に適ったものは、
世界を良くし、過去とつながり、しかも開かれた未来に続く、祝福された生活を提供できるという考え方である
>>806
『高い城の男』、枢軸国が勝利した設定の小説で出てきました
>>1乙です
おおお葛洪キター!!
王導に抜擢された東晋ブレーンの中で最も激烈に西晋体制を批判した二人、干宝と葛洪がともに
「元呉臣下の家の出」で、「中原では異端視されていた志怪家・煉丹術師」なところが
東晋の(そして王導の)面白いところだと思う
そういえばこのスレで于吉って出てたっけ?
AAがどんどん増えているからか、イリヤ曹丕は再登場するたびにかわいくなってきてスゴイ
>>810
手許のリストを見た限り未登場です。
【次回の投下は4/19(水)23:00からです】
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ ま、呉討伐を学ぶのに
|:::::⌒(__人__)⌒::|
| 「匸匸匚| '"|ィ' リアルタイムで1年くらいかかった気もするけどな!
, ヘー‐- 、 l | /^''⌒| |
-‐ノ .ヘー‐-ィ ヽ !‐}__,..ノ ||
''"//ヽー、 ノヽ∧ `ー一'´ / |
//^\ ヾ-、 :| ハ  ̄ / ノ |
,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)ノ:l 'ーー<. / |.
/ <^_,.イ `r‐'゙ :::ヽ \ `丶、 |
\___,/| ! ::::::l、 \ \|
/ \
/ ⌒ ⌒\ 陳寿もそんな気がするけど
/ ( ⌒) (⌒)\
i ::::::⌒ (__人__) ⌒:: i 多分気のせいだお
ヽ、 `ー ' /
/ ┌─┐
i 丶 ヽ{ .茶 }ヽ
r ヽ、__)一(_丿
ヽ、___ ヽ ヽ
と_____ノ_ノ
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ .____ < みんなも、呉討伐編の投下日を
| ( ⌒)(⌒)/⌒ ⌒\ 調べるのはやめておくだろ
. | (__人__) .(●) ( ●)\
| ` ⌒ノ ⌒(__人__)⌒:::::\ < 陳寿と杜預さんとのお約束だお!
. ヽ } . |r┬-| . |
.ゝ_,. ノ____`ー'´___./
-(___.)-(__)___.)─(___)─
,. :-:.' ー ' ¨ :.ゝ.、
,.:´: : : : : : : : : : : : : ヽ.
,.': : : : : : : : : : : ',: : : : : : ヽ、
,':.:;':.:.:;'.:.:.;'.:./.:;'.:.:|i:';:.:.:.:.:.:.::`、`ゝ
,':.:.i:.:.:.i:.:/i:.:/i:.:ハ:.:l:i:.:.i:.:i:.:.:.';.:.:',
/イハ:!:.:.:l:/ i/ ノノ ノリリハリ:!:i:.:.!:.l
i/!:.:!:.:.;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;l:.!:ハ!
∨|:.:.! ノ/i/ノ その件に関しては
ヘ!:| ノ!/′
ヾ!>ー- -- <イリ 本当に大変申し訳ない
(ヘ:::::\i=//:::::/)
{;;\::::::!n/:::::/;/
ト、;;\;;ii;;/;;;;イ
/;;;;ゝ;;;;∨;;;;;;ノ;ゝ、
(;;;;;(⌒)∨/(⌒);;;;)
`´ ̄` ̄ ̄´ ̄´
羊コ死んだのつい最近な気もするしへーきへーき!
何年か前にこのスレ始まった年を見て
びっくりしてから振り返るのはもうやめた
>>1
了解しました、楽しみに待っています
呉討伐調べるとなると、正史だけじゃなくて晋書など他の文献も調べないといけないから大変そう
現行最古やる夫スレとして胸を張るんだ
こっちの長門に張る胸は
このやるやらのやり取り、ノムさんスレでも見たなww
現行最古は柳生スレなんだな
ともあれお待ちしております
柳生スレまだやってたのか…数年前に2chブラウザのログ飛んで
どこまで読んだか忘れて見なくなってたが、どちらも今年で9年目か…
あのスレもこのスレもまだ完結してないからまだ続いているんだよ!
エター宣言が無い限り、その作品はまだ終わってはいないのだ!(グルグル目)
ラノベだって五年や十年くらい待つ!やる夫作者もほんの数年休んでいるだけださ
中華人民共和国の国家清史編纂委員会が編纂中の『清史』が案の定順調に遅れていますが、どっちの完結が先ですかね。
当初の予定では2013年完成の予定でしたが、既に2018年以降と5年延びています。
なお、『清史』の編纂主任は戴逸なので、完成の暁には歴代正史編者の列に、戴氏が名を連ねることになります。
n ,.
r、{ v n
ヽ / {
.  ̄ ̄ 〟r  ̄ ̄(¨¨¨>‐ _
/ v >. : ¨/ ̄: : :ミ-=ミ \
.: 〕/: /: :/: : : : ヾ : :\:::\
/ / /: : / : : /{:{ : : : ; :|!: : : :”::::::ミx
/ / : : ′-/. {:{|:!: :/j:.|! :}: :j ∧:::::::| /
\ ⌒ヽ!: : :l!:|: ′ :从//}〃/ //: : .≠
\ ,}}: 〝v' _ - ミ、〃 }: :} ∨
. ,癶: :ヽ:{⌒` ' 彡',ノ : ∨ .「やる夫が正史を書くようです」第六十三回。
` . くミx≫ l⌒^. 〕三 >^/
} r =彡く 、_ .ノ r=ミ,く / .天下統一其の玖よ。
ー《⌒ =≧ ― ≫/ 〕 >
У/ >oミ 《” ′ このスレの>>1は投下中にレス返しをしないし
―…・・・━ ミ _){ 〃/} { }∨ :/ あらゆるネタバレ行為は禁止となっているわ。
/ __ 乂_ノ/, .} レ / /
〃⌒ヽ ...::::::::::::::::::::://::/ / / :/≠彡 / ここまで来れたのも
|!:::::rく ∨::::::::癶::::::::::l」:ノ / // ′ 読者のみんなのおかげなの!
|!〔⌒{ ¨¨  ̄=< {_/ l
|!r' `? / 、 |
 ̄ < ー⌒)⌒ヽ =ミ. |
_) 'ー⌒) |
)_  ̄¨¨ ー)\ |
 ̄ >くノ { \ !
【紀元280年3月 呉首都 建業】
― 石頭城 ―
,ハ :
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,/.:.:.:.:.:.:ヽ : _ _ _ _ _
_/.:.:.:.:.:.:.:.:.`L,,
_ _ _ _ :_ :_ ,/.:.:.:.:==r.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
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 ̄`¨`ヾ;;;;;:;:;:;:;:;:;.:.:.:.:;:;:;;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;:;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,,r''"´
ヾ.:.:.:.:::;:;:;;:;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;, '.:.:r==.:.:,r'''"´ _ _ _ _ :_ :_ _ _
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‥‥‥‥ ∵ ゙ヾ、.:.:.:.:r==.:.:.:.:.:.:.:.:=.:.:.:,/ _ _ _ _ :_ :_ _ _
`ヾ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
゙j =.:.:.:.:.:.:.:,r'゙′ ∵∴ ∵∴
_ _ \.:.:.:.:.:.:,'′ :
_ _ ヾ:;;:/
V
/' / / // , ヽ ヽ ヽ
/ ' ,/ /〃 /イ .i| i ! |i i i
/ ,イ 〃 //,' '"| || | ∥ i. || | i |
〃7 /' //..L ! ! !| ! |.! | || | | |
/ L./ !.._/ |! | `ト. !. |ヽ」」ム__」 || | | ! 孫皓殿と御子息方には、
`' 爪 ト¬=ミ、 `ヾ ,.三 └.ル.」| | | | 処置が決まるまでの間、我が本陣に滞在してもらう。
二 i | ! |! ゝ_ソ ¬ ;¬ァ、|i ∥ | |
ィ i | ! || ' ゞ'ノ ' !! !) ! ! .さすがに私の一存では決められんからな
r:、 i│! fヽ. 、____ ,. || |! | |
', '、 | | | | ! |丶 ` ' ´ ,.ィi├|| |! | i !
,ム `n /.│l | ! ! i 〉:ー‐ '"i|│|│|| ||i ! !. l __
/ ヽ、ヽ!. |! ! | !.| | | リ l|∥|│|| ||| | | | ,.ィ''" ̄::.:: ̄`ヽ、
(⌒ヽ / ノ .|∥ ! ! ィ'´ 丶 |│|| ||| | | | ./:.::.:,=、::.::.::.::.::.::.::.:`、
/::,.イニ´.l::.::.::.::.::.::.::.::.:.i
ヽ ` 〉ィ:‐、::.::.::.::.::.::l
ゝ 、_",ノ::.::.::.::.::.::.i
ヽ._,,.. /::.::.::.::.::.::.::.::.i
,、--―‐'リ〃―'"7::.::.::.::.:i
/ ヘ ,イ _|´ /::.::.::.::.::.:l
分かった ー‐'ヘ. ,.イ" ̄ __」::.::.::.::.::.::.::i
/ | | |.ヽ::.::.::.::.::.::|
`ゝ、 :| _⊥,,.┴-}::.::|ヾ::.::.
.イ! \:Y" .|::.::| ヾ::.
/j f~j ヽ、 i |:::::.i ヾ
シ' ゝl ヽ l .ト、:::| `
. /ー-=ニ/ :〃 / / / ハ ヽ\
.. / \ー:' i' / , '/j ,| l :i :.
. __| i|/x< / //'| | i| il
/,rl i仡芯くヽ /〃 } } i| i|
. 人 ゙| i|ゞ-' ,ニ7/ :ハ :i|
. 〃 /`| i| ヒツ,イiT| j_}ハj 范通。
.. / /t | i| t‐- 、 ' ,仆 il|´
/ー辷| i|、 ` "イ ili| | 私はひとまず顕明宮に入る。
. /{::{:/ ̄ `ヽ`::< /| li| |
{::/ V''^´ | li| | 留守は任せるぞ
. {::{ '. | li| |
八 '. '. Vili| |
:{::{\_'. '. V{ {
.. ::{::{::{::{:{:. ヽ `ー‐` , ':: :: ::!:: :: :: :: :: ', :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ',
./:: :: :: :λ:: :: :: :: :: :';: :: :: :: :: :::i:: :;' :: :: :: :: :: :.
i:: :: /::/ \::\:: ',:: ! :: :: :: :: :: ! / / :: :: :: :: :::i
|:: ::l:: :! ' ´ \|ヽ,i:: :: :: :: :: :::├、´:: :: :: :: :: :::|
|:: ::|::| `ヽ',:: :: :: :: :: :: !r ヽ:: : :: :: :: :::|
|: :: ', :| 行ハ ' :: :: :: :: :: :| } / :: :: :: :: :: :|
',:: :: ト,! ヾノ ),:: :: :: :: :: :|_/:: :: :: :: :: :: ::|
はい。 ヽ::|: ',ミx==( / , :: :: :: :: ::| :: :: :: :: :: :: :: :!
`!:: ヽ/ ` ̄ ':: :: :: :: :::|,::: :: :: :: :: ::: :::|
お気をつけて |:: ヽ, ' :: :: :: :: | ',:: :: :: :: :: :: /
|:: :: :: 、_ ノ |:: :: :: :: :! ヽ、:: :: :: ::/
|:: :: :: ::` , |:: i:: ::|レ' , -‐ヽ─ ´
|:: :: :: :: :: ヽ -‐.i´レ|/- ´ /'、
ヽ、__ノ、__| |r‐´ , ´:. :./:\
,ヘ__ ノu.! ./:. :. :. :./ :. :. \
_r_‐- ヽ',. ///.| ', /:. :. :. :. :/ :. :. , -‐-` 、
ノ- 、`! |/.,' ,.////.i | , ':. :. :. \ ̄:. :./:. :. :. :. :. l
. /ー-=ニ/ :〃 / / / ハ ヽ\
.. / \ー:' i' / , '/j ,| l :i :.
. __| i|/x< / //'| | i| il
/,rl i仡芯くヽ /〃 } } i| i|
. 人 ゙| i|ゞ-' ,ニ7/ :ハ :i|
. 〃 /`| i| ヒツ,イiT| j_}ハj では、物見遊山と洒落込もう。
.. / /t | i| t‐- 、 ' ,仆 il|´
/ー辷| i|、 ` "イ ili| | 一緒にどうだ?
. /{::{:/ ̄ `ヽ`::< /| li| |
{::/ V''^´ | li| |
. {::{ '. | li| |
八 '. '. Vili| | く{/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄〈{ハこフハ
:{::{\_'. '. V{ { /〈::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ト<ノ::::::
.. ::{::{::{::{:{:. ヽ `ー‐` ′ 7ー― ---l| -------- ――|l―┘〈::::〉:::::: l
l|::::::|― ┼―‐l |―--------―‐|l――〈::::〉::::::::|
|l::::::|:::::::::|::::::::::| |:::::::::::::|:::::::::::::::|::::|l:::::::::::::|ノ:::::::::::|
└┬L _ 丁_l_| |:::::::.ー|- ..._::::|::::||:::::::::::::|:::::::::::: |
|::::::::|r≧ミ  ̄ ̄ 三二二  ̄|l:::::::::::::|:::::::::::: |
| :::::::|l トrヘ 〝了¨¨丁刈 リ:::::::::::::ト、:::::|::::|
| ::::::::l ヽ=' ヒンノ ./:::::/:::::∧|:::::|:: |
| :::::l::|"'' .:.:.:. /:::::/::: /´ ノ:::::|:::|
是非 | :::::|人 ` 厶イ 二 イ:::|::::|::|
 ̄ |\ 、 _, /|::|::::::|:::::l::::|:|
|::|:::丶 _ /⌒7::::|::::::|:::l|
┌‐-⊥ _> 、 -≦ /⌒´゚ _厶 ⊥:::_|:::|
/丁::} / |゚ | /⌒´゚ _/ _ ノ ̄::::::`ヽ
l::::|:::〈 |У゚ _/ _ ノ::::::::::::::::::::::: |
ヾ叉7
_ⅲL_,, ,. _
,,、、-‐'''""´: .: .: .:::::::::.:.:.:. : :``ヾ、、、
,,. '"´. .:.: .:.: : .:r==.: :. :.: .:. :. :. :..: .: :. .::. :.`ゞー-、、
,r'"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;;;;;:;:;:;:.;:.:.:.:;;;;;;;;;;;;;;:.:.:.:.:.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;:;:;:;:;;;;;;;;;;:;:;:;:;;:>
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l;:;: .:.: .: ..:;;;:;;;!
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_, -‐  ̄ > ' ´> ´ ̄, ニ -- ─ | i ゝィ i | ─ 、‐ 、`ヽ、‐ー┴- ⊥ニ¬|
'´ ,. '´ / // / / ̄| i / rーvi | ̄ヽ ヽ ヽ \ `ヽ ¨ ー- 、
. / / { { 〈 ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノ ノ ノ } ',
/ { ', ヽ、 \ `  ̄ ̄ ̄ ̄ ´ / / / j
.,' ヽ \ ヽ、 _` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_´, '´ / /
j \ 丶、 _ ` ̄ ̄ ̄ ̄´ _ -‐ '´ /
| \ ` ̄ ̄ ̄ ̄´ /
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_,,........,,_
-''":::::::::::::::`''\
ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::\
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ __ _____ ______
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i
r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| あれが王濬軍みたいだ
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |
,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. L」 ノ| .| 略奪を働こうとした晋兵は斬られたらしい
( ,ハ 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
/\___/ヽ /\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\ /'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| |(●), 、(●)、.:|
恐れていた事態にはならなかったな | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|. | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::| | `-=ニ=- ' .:::::::|
よかったよかった .\ `ニニ´ .:::::/, \ `ニニ´ .:::::/,
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、. ,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.
これにて一件落着ってな | '; \_____ ノ.| ヽ i.''~: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i | | \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | || > ヽ. ハ | ||
_,,........,,_
-''":::::::::::::::`''\
ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::\
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ __ _____ ______
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i
r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | けど、建業は都じゃなくなるんだよな?
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |
,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. L」 ノ| .| 都じゃなくなったらどうなるの?
( ,ハ 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
/\___/ヽ /\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\ /'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|. | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
寂れていくんかねぇ | `-=ニ=- ' .:::::::| | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/, \ `ニニ´ .:::::/,
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、. ,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.
晋の揚州の州都は寿春だしなぁ | '; \_____ ノ.| ヽ i.''~: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i | | \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | || > ヽ. ハ | ||
(⌒ヽ、
( ⌒ ≦__ ____
 ̄ ̄ ̄ ̄ _≧ ⌒) )
 ̄ ̄ ̄ ―
__ _
_ ―= ) )
( (⌒ =―  ̄  ̄
 ̄ ̄
==lュ、 rl========lュ、
rl=========ュ ヽrl==========lュ 、___ノl_
/ ∧ / ヽ rl========lュ rl=======lュ rl=========lュ、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;rl==
. / / ',rl===============lュ / ヽ/ ヽ / ヽ rl=========lュ、/
/_____/__/ ∧__rl====================lュ rl========================lュ_
三三 三三三|三/ / ', 三/ ∧ / ',=
三三 三三三|::/__________/__, / / ', /_____________ ',
三三 三三三|'|三三三三三三三三三|::::::::::::/___________/__,|三三三三三三三三三三三三三三|
╋╋¨ ╋╋¨ ╋╋¨ ╋╋¨ ╋╋¨ ╋╋ ¨╋╋¨
┛ツ ┛ツ ┛ツ ┛ツ ┛ツ ┛ツ ┛ツ
― 顕明宮 ―
| ̄| П Л Л | ̄|!
li r┐ 「 ̄V^V^V ̄| 「 ̄V^V^V ̄|
―‐tr┴t-r┴lL_ L.∩∩_∩∩」 L∩∩_∩∩.」
_ _ | || | |:. .:|‐v┴v┴v┴vi|:. .:| _
| ll | || | _ | [] :| | [] :|____fl____f!_____旦_血_」|_
二.∩..二. ィうハぇ、 ┴―「l‐「L. 「 ̄ ̄ ̄ ̄|l∩∩∩∩∩fl「 ̄ ̄ ̄ ̄|二⊥二二⊥二二⊥二二二⊥二二二コ
:Ш: 〃ハソ八ツミメ ┤―‐|ー‐'平| [] [] | 「 「 「 | [] [] | | | 「l | 「l 「l | 「l |:
二.∩ ハ へソハノ二ミ、. l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―|ー―‐ー|ー―‐ー|ー――‐ー|ー――‐ー|
yシイミ火ミメ. 乂ハ三二ミメ l /ハ :| /ハ |:ハ. /ハ ハ.| /ハ | | /ハ l| /ハ l| /ハ./ハl| /ハ :|:
`亠ソイ彡Zミメ、 ツハフソト. l |土| :| |土| |:L.l l土l L.l | |土| | | |土| l| | ィッャヤ爻ミ>彡ミメ、_ィ
ツハ、 彡火ソ彡ミ 二Vソノ :土l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―| ィッメハソ爻ソ爻三ミメ ソえ
彡代爻 爻火彡 「L. ー=ミメ ィハぇェ、 [ ] | 〃⌒ヾ. :| [ ] .: ィッャ へ巡巛ケネえ┴,ィッくぇ、ッぅ
ミ彡イミメ、 彡_「| ̄!「l ̄L... 父''⌒ヾミ、ミメ. :| || || | [][] .: ミ彡ミく ,.へマ彡ケ気 彡イ三Уミメ
爻刈ミ彡爻、_」___.l:_:_:_:_] ー父ミメ、.入火..∩| ||__|| |∩ ∩ 彡イ ィ彡升三フナ二 シミ彡之えミ
林炎杉化彡父ミ |: : : |゙ ̄ ̄|爻父ミメ、ミ彡、 ̄ ̄  ̄ ̄  ̄彡⌒ヾ ̄ 彡気三二イ入シ У气三平火 ぇ
ミ 林杉ハ爻彡㍉ _|:_:_:_| ̄| ̄|ィ入 二ミ 杉 :::::: :::::::::::::ノ ぇこ >ぇ ク三こけ手彡 ソハヾ' xハ 彡シ
ミ>、 林杉仇へミふミぇ|: : : | | ll |彡シ升三ミ 炎x:: :::::::::::ハィー彡ケハ 彡イうW宀 ノシノソ ,ィーくハソ
父メ、 杉爻モ二うハミ : : :.|―|―|杉不タZx 入巛:: ::::::::::へィ彡えソ八 彡多タ シ升彡へぇ ソハこミメツ
炎彡ハ 杉才辷彡ハ<仁ミぇ | |林杉木シ㍉、 ツ:: ::::::ィ彡升彡ハミ ソ杉ソ イソ入彡 ィ<彡升ミ三千
森林杉 杉火彡父杉二くミ、 | ll |森林杉木彡ハ ::: ::::::::::勺不三爻 从X升 ケけ三 ケく彡升林杉タミ に
森林杉 林杉ハ三木杉イ゙rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrFコrrr|rrrrrrrrrrrr|rlFコ穴rrrrrrr汁火УクノУ シハミソミ巡 久彡へ
森林炎杉 杉彡林杉三 IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|出IIIIIIIIIIIヘ人 タケ ィツイハソミ木 三杉 ふく
森林炎火ミメ 林杉ミ癶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... ......::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 寸辷 シヘシハソミ木 ミ二こ彡火
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 建業に入った王濬は、入城早々に治安の維持に意を払っている。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 孫皓の妻妾や財宝が略奪される事はなかったし、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .市における交易も従来通りに行われ、法に違反した者が十三人斬られた
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
'.:.:.:,.'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、.:.:.:.:.丶
,.':.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:..ヽ
.i.,.:.:/:.:.:.:.:.:.:.i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!.、.:.:.:.;.;}
l.!.:.,.:.:.!.:,;.;.;λ;.:.:、:.:.:.:.ヾ、.i.;.;.;.;.;.t
!i:/.:.:.;{.;l.ノノ丶.;.:.}.:.:.:.;!、.;.i`.、;.;、;゙ゝ
,ノノ;{.;.;.;i∠ゝ..,__`、.;'.:.;.ノ _!;ム;.i;ゝ;;}゛
ノル、t.;{ 'T;ッァ、`ノ.ノ イテァ.ナノ;ノ'’ 王濬将軍の御配慮に感謝する。
ヾ` トゝ`" '´ i `" 'j/
`, ! ! / おかげで建業の静謐が保たれている
ル| 、 ' ′
| ::\ ー_‐ . ′
./! \:::丶 _, '.i!
,/;;;;;;;l. 丶、 ,/ l\
__,..-‐'";;|;;;;;;;;;;;;{ /'ヽ、 !;;;;;;;` ‐- 、..,_
呉 無難督 周処 ,〃 // イ il |l l ' 、ゝ ヽヽ丶ヽ iト ! | ヽ
, ',' イ i || | l || ! | `、、ヽ ' ヽヽ _ .ムヽ }, ! i ヽ
,' i l.| { ll l ! |! l l ヾ 丶 `>ヾ 丶- 丶l !、i ! ヽ
/ | ! ! l !∥ | l Lム L._ ヽ `'´, , ,-‐ュ-、.| ト,ヾ ヽ
何。 / │ ' l ! l L_」'´ ,. ‐ュ-ャ、 / ヒ' さリ / l. ! /l ヽ
,′ レ' | ト∥ lトャく 弋こハ} ー─'" ! |イ ! ヽ
最後まで都を守った .{ | l l !iヽ ー一´ 、 ,!. | i l \
お前たちの働きあってこそだろう。 ! j| l | |、 ヽ _, ,イ! !. ! l ヽ
./|| ! | ∥ `i丶、 `  ̄ ,ィ !| | l !
私は一軍の将として当然の事をしただけだ / ,!| .l i |l ! |i丶 ,. ' ! l| | | i
/ i ! l l || | l} !`iト . _, 彡 _, ヘ. i| l |! |
/ l.| ! | || ∥ || | ! |>不ヽ< ∨ !-─=二コ
〃 l.|i │ !i .|l ||_」」ィ ,イ ハヾ 丶 / / } 丶
,'/ i || l | r' ¨¨ ´ i ヽ' i ! l iヽ'" ,' / ノ
__
′ ` ' 、
/ //l l ||. |、 ! i \
. / / // /.| l.l| | ! ! iヽ ヽ
/ / :|/.l l i !| | | | .| |〉: |: |l
.i| |! ‐!‐リ- リ ! ,-l‐i|‐/ノリ
i | | || .||ィ孑テ' ` |ノイソ}:.|
l | | || || ゞー' 、`´ | | 沙汰が下るまでは、今まで通り任に当たるといい
. !.| | |.| ||ゝ _ /| |
. | | | | | ||ii }` 、_ イl i | |
. | | | |ノ 〉_,_,_」-┤l.l | |
. | | | | . / /∧ ∧ lil l |
'.:.:.:,.'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、.:.:.:.:.丶
,.':.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:..ヽ
.i.,.:.:/:.:.:.:.:.:.:.i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!.、.:.:.:.;.;}
l.!.:.,.:.:.!.:,;.;.;λ;.:.:、:.:.:.:.ヾ、.i.;.;.;.;.;.t
!i:/.:.:.;{.;l.ノノ丶.;.:.}.:.:.:.;!、.;.i`.、;.;、;゙ゝ
,ノノ;{.;.;.;i∠ゝ..,__`、.;'.:.;.ノ _!;ム;.i;ゝ;;}゛
ノル、t.;{ 'T;ッァ、`ノ.ノ イテァ.ナノ;ノ'’
ヾ` トゝ`" '´ i `" 'j/
承知した `, ! ! /
ル| 、 ' ′
| ::\. -― . ′
./! \:::丶 _, '.i!
,/;;;;;;;l. 丶、 ,/ l\
__,..-‐'";;|;;;;;;;;;;;;{ /'ヽ、 !;;;;;;;` ‐- 、..,_
| ̄| П Л Л | ̄|!
li r┐ 「 ̄V^V^V ̄| 「 ̄V^V^V ̄|
―‐tr┴t-r┴lL_ L.∩∩_∩∩」 L∩∩_∩∩.」
_ _ | || | |:. .:|‐v┴v┴v┴vi|:. .:| _
| ll | || | _ | [] :| | [] :|____fl____f!_____旦_血_」|_
二.∩..二. ィうハぇ、 ┴―「l‐「L. 「 ̄ ̄ ̄ ̄|l∩∩∩∩∩fl「 ̄ ̄ ̄ ̄|二⊥二二⊥二二⊥二二二⊥二二二コ
:Ш: 〃ハソ八ツミメ ┤―‐|ー‐'平| [] [] | 「 「 「 | [] [] | | | 「l | 「l 「l | 「l |:
二.∩ ハ へソハノ二ミ、. l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―|ー―‐ー|ー―‐ー|ー――‐ー|ー――‐ー|
yシイミ火ミメ. 乂ハ三二ミメ l /ハ :| /ハ |:ハ. /ハ ハ.| /ハ | | /ハ l| /ハ l| /ハ./ハl| /ハ :|:
`亠ソイ彡Zミメ、 ツハフソト. l |土| :| |土| |:L.l l土l L.l | |土| | | |土| l| | ィッャヤ爻ミ>彡ミメ、_ィ
ツハ、 彡火ソ彡ミ 二Vソノ :土l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―| ィッメハソ爻ソ爻三ミメ ソえ
彡代爻 爻火彡 「L. ー=ミメ ィハぇェ、 [ ] | 〃⌒ヾ. :| [ ] .: ィッャ へ巡巛ケネえ┴,ィッくぇ、ッぅ
ミ彡イミメ、 彡_「| ̄!「l ̄L... 父''⌒ヾミ、ミメ. :| || || | [][] .: ミ彡ミく ,.へマ彡ケ気 彡イ三Уミメ
爻刈ミ彡爻、_」___.l:_:_:_:_] ー父ミメ、.入火..∩| ||__|| |∩ ∩ 彡イ ィ彡升三フナ二 シミ彡之えミ
林炎杉化彡父ミ |: : : |゙ ̄ ̄|爻父ミメ、ミ彡、 ̄ ̄  ̄ ̄  ̄彡⌒ヾ ̄ 彡気三二イ入シ У气三平火 ぇ
ミ 林杉ハ爻彡㍉ _|:_:_:_| ̄| ̄|ィ入 二ミ 杉 :::::: :::::::::::::ノ ぇこ >ぇ ク三こけ手彡 ソハヾ' xハ 彡シ
ミ>、 林杉仇へミふミぇ|: : : | | ll |彡シ升三ミ 炎x:: :::::::::::ハィー彡ケハ 彡イうW宀 ノシノソ ,ィーくハソ
父メ、 杉爻モ二うハミ : : :.|―|―|杉不タZx 入巛:: ::::::::::へィ彡えソ八 彡多タ シ升彡へぇ ソハこミメツ
炎彡ハ 杉才辷彡ハ<仁ミぇ | |林杉木シ㍉、 ツ:: ::::::ィ彡升彡ハミ ソ杉ソ イソ入彡 ィ<彡升ミ三千
森林杉 杉火彡父杉二くミ、 | ll |森林杉木彡ハ ::: ::::::::::勺不三爻 从X升 ケけ三 ケく彡升林杉タミ に
森林杉 林杉ハ三木杉イ゙rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrFコrrr|rrrrrrrrrrrr|rlFコ穴rrrrrrr汁火УクノУ シハミソミ巡 久彡へ
森林炎杉 杉彡林杉三 IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|出IIIIIIIIIIIヘ人 タケ ィツイハソミ木 三杉 ふく
森林炎火ミメ 林杉ミ癶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... ......::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 寸辷 シヘシハソミ木 ミ二こ彡火
.γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| ………… |
ヽ_________乂
_ -───-、_
ト、_, ´__ ヽ\
ゞニ / `  ̄\ :.└ 、
,. ´ // . :.:.|:.:.:. :.: ヽ ヽ
/:/ 〃 .:.:.:.:.:|:.l:.|:.:. :.:. :i :. ヽ ',
jV:ー彳.: .:.:.:./:.:ハい、:.:.:}:.:.:.:.:l:.:.:. l:.:.:l
彡':/:.:.:ハl:.!:.:.:ノiイ≦=z‐|:〃:.{:.:.:\:.:ヽ:.|
.{:.{:.:.:.{弐{:.:.{゙了代zリ 》ノ'/:.:∧l、_≧≠‐
i:.i:ぃ_似:.:l  ̄ ノ彡'( ) }:.:.:、{
` ミトン´  ̄ 〈 ノ /:.:.:.:「
l \ 、 _,.ィ´:.:.:/
'、 ,.........._ 丿, j/:.l:.|
生き恥を晒してしまったな ヽ‘,二 ̄ //{:l:.ト!
丶 / いハ
ゝ_ ィ 「「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`丶
____} l::! |
|::l j 」:{ |
.l::| ノエ´ ̄ l::| ─┴z‐- 、
.l::l //:::ヽ {::! / /:::::::/ ̄>z‐-、
!:| _//::::/ヽ !::!_____/:::::::/ //
ィ^!:| //::::Y レ ^ヽ――- 、:::::::::::::--v:::/
__ .ィ::::::レ^{゙/::::::::l / \ /:/ ̄ ̄ ̄厂
/ l└i_/ l !:::::::::レ / /:/ ! /
./ 「 ̄{ l !::::/ / /:/ | ,
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 結局、呉討伐の間、周処が戦場に立つ事は一度もなかった
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
| ̄| П Л Л | ̄|!
li r┐ 「 ̄V^V^V ̄| 「 ̄V^V^V ̄|
―‐tr┴t-r┴lL_ L.∩∩_∩∩」 L∩∩_∩∩.」
_ _ | || | |:. .:|‐v┴v┴v┴vi|:. .:| _
| ll | || | _ | [] :| | [] :|____fl____f!_____旦_血_」|_
二.∩..二. ィうハぇ、 ┴―「l‐「L. 「 ̄ ̄ ̄ ̄|l∩∩∩∩∩fl「 ̄ ̄ ̄ ̄|二⊥二二⊥二二⊥二二二⊥二二二コ
:Ш: 〃ハソ八ツミメ ┤―‐|ー‐'平| [] [] | 「 「 「 | [] [] | | | 「l | 「l 「l | 「l |:
二.∩ ハ へソハノ二ミ、. l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―|ー―‐ー|ー―‐ー|ー――‐ー|ー――‐ー|
yシイミ火ミメ. 乂ハ三二ミメ l /ハ :| /ハ |:ハ. /ハ ハ.| /ハ | | /ハ l| /ハ l| /ハ./ハl| /ハ :|:
`亠ソイ彡Zミメ、 ツハフソト. l |土| :| |土| |:L.l l土l L.l | |土| | | |土| l| | ィッャヤ爻ミ>彡ミメ、_ィ
ツハ、 彡火ソ彡ミ 二Vソノ :土l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―| ィッメハソ爻ソ爻三ミメ ソえ
彡代爻 爻火彡 「L. ー=ミメ ィハぇェ、 [ ] | 〃⌒ヾ. :| [ ] .: ィッャ へ巡巛ケネえ┴,ィッくぇ、ッぅ
ミ彡イミメ、 彡_「| ̄!「l ̄L... 父''⌒ヾミ、ミメ. :| || || | [][] .: ミ彡ミく ,.へマ彡ケ気 彡イ三Уミメ
爻刈ミ彡爻、_」___.l:_:_:_:_] ー父ミメ、.入火..∩| ||__|| |∩ ∩ 彡イ ィ彡升三フナ二 シミ彡之えミ
林炎杉化彡父ミ |: : : |゙ ̄ ̄|爻父ミメ、ミ彡、 ̄ ̄  ̄ ̄  ̄彡⌒ヾ ̄ 彡気三二イ入シ У气三平火 ぇ
ミ 林杉ハ爻彡㍉ _|:_:_:_| ̄| ̄|ィ入 二ミ 杉 :::::: :::::::::::::ノ ぇこ >ぇ ク三こけ手彡 ソハヾ' xハ 彡シ
ミ>、 林杉仇へミふミぇ|: : : | | ll |彡シ升三ミ 炎x:: :::::::::::ハィー彡ケハ 彡イうW宀 ノシノソ ,ィーくハソ
父メ、 杉爻モ二うハミ : : :.|―|―|杉不タZx 入巛:: ::::::::::へィ彡えソ八 彡多タ シ升彡へぇ ソハこミメツ
炎彡ハ 杉才辷彡ハ<仁ミぇ | |林杉木シ㍉、 ツ:: ::::::ィ彡升彡ハミ ソ杉ソ イソ入彡 ィ<彡升ミ三千
森林杉 杉火彡父杉二くミ、 | ll |森林杉木彡ハ ::: ::::::::::勺不三爻 从X升 ケけ三 ケく彡升林杉タミ に
森林杉 林杉ハ三木杉イ゙rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrFコrrr|rrrrrrrrrrrr|rlFコ穴rrrrrrr汁火УクノУ シハミソミ巡 久彡へ
森林炎杉 杉彡林杉三 IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|出IIIIIIIIIIIヘ人 タケ ィツイハソミ木 三杉 ふく
森林炎火ミメ 林杉ミ癶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... ......::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 寸辷 シヘシハソミ木 ミ二こ彡火
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } さて、今回の話を始めるに当たり、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
7 : { / : : : : /: : : : : : : : : : : ノ: :/: : : : : : ヽ
: : : Y :{: : : : : :/: : : : : : : :/| : /|i: : : : : : \
: : ハ{: :ハ : :/ :/ : : : : : /⌒ l / |:ト、 : : : ヽ:ト\
: ||V: : V: :/ : : : :/ 、 〃 ∥`'; :ヽ : ':!
ヘ U : : :/ィ" : : /、アΤ}ヽ/ | : : l : :|
ヽ ハ/ { : /{ ん ィ/ ィぅ、 | : |: : | .王濬将軍。
{ ∨ ゞ‐'′ んハ} 〉 l : ハ: :|
ヽ._ "" ゞ '′ / :/ V .押収した地図によれば、
人 ' "" イ/ 呉の州は四つ、郡は四十三、県は三百十二となります。
, -_jヽ. {⌒ン /
__.ノ: . ヾ \ `´ ,. ′ 次に戸籍によれば、
ィ<: . . : . . : ヽ ` ーr< // `丶、 戸は五十二万三千、官吏が三万二千人、
´- 、 ヽ\. : . . : ヽ /| : . \// `丶、 兵士が二十三万人、男女の人口が二百三十万人でした。
\\\: . . : ヽ-ー┤. : .}// `丶、
\\\: . . ヽ二l . : // / 後、後宮には五千余人の宮女がいます
\\\. : .', l_:_// /
i \\\ / -、`Y /
\ l } \ヽ/´-‐ 、 }J /)、
l / / ⌒ヽ )′ (´.ィ′ ,' / ,' i∥ .l !. !| |ト 、 ト、 ヽ丶丶 \ l !! i ヽ
,'./ l! ∥| l i l|i l 、 ヽ ヽヽ丶\> 、´ヾヽ! !ト ム ヽ
晋 平東参軍 何攀 .,'/ | ||トi | ! ||i. !. ヽ ヾ 、 ,ィヾ丶\丶- |i ||´=、ヽ ヽ
i′ i ||リ ! i ヾ、i ヽ ヽ メ、 ヾ , ュ=ア |に ) }
l! l !|、 |!ヾ ├ヾ-、 \ ヽ ヽ/ ィツ' }1!!. !!レ' ,ヘ
なるほど。 |! ヽ |i ヽ lヽヽ | L.._  ̄ '´ _ゞに/||i| ||ヒノl ! ヽ
ヽ! トi、 ヽヾてひヾ  ̄ i| !| |! i | ト
あの若さで随分と子供が多いわけだ。 ,'1! |イ| |トヽ丶 ツ , 1! || ,、 |! ! | lヽ
,'〃 !1|! li ヽ 、 ,. ィ:フ ,'' !,ハ !!入 ! ヽ
今の情報は全て、陛下への上奏文に添えておけ ,' ,',' j! | |i l! l i 丶 ー= ´ ´´ /,レ / !. |レヘ
/ 〃 ,1 |. !| i ! li| l i>-、_ ,ィ/ノイ ,' ||! 冫
, ' ,' ! 〃 .! i|!i | | !! ! l ,ヘ∥`T1' クイ' / |!|, /
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .呉討伐の主役であり、建業に一番乗りを果たした王濬。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } しかし、皇帝司馬炎を初めとする朝廷の人々、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .羊祜の強い後押しで
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .益州刺史になった人物といった程度の認識しかなかったと思われる
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
くィく./ .:::::::/:::::./:. :.ヽ
/.7 .:::::::/::::::/::::/:::::... } ∧
/ィ.::/:::... フ二_ミく:..、 .:/}: / :i:.... :.
/..〈::/:::::イ/ 了と:iミyヽ//イ..:::}:::::::. {
, ' .::::::入V ,' 乂.:ツ y示㍉廴:}::トト
/ .:::::::/:::..从 、 ヒ:リ/::\厂
./ .:::::::/::.. /う=ミ、 、 _, ・/:::::「 ふふっ。
/::::::::::,ィ'::;rヘ::::ヾi_ \.  ̄ イ  ̄
:::::;;;zr:く⌒<)___! :::::::\ >ー 升:::ト、 .金陵の王気、黙然として収まるといった所かしら
´__):::::::::Y´l::\〉:::://::::゙、_/',r=!ヽ_ノ::::\
ノ::::::::::::ヽ'::::::::::::}/:::::::::::/ ノ i ヽ,〉:::ヽ:::::i
::=‐ :::::::::::/{ミ‐-::'::::::::::...... ...:_::_::.... ....::::}:l
,_= ニ、 ̄_,..-‐ ''"7'ヽ. ヽ ㍉、
く ∠ァ‐ァ ァ テ、ノ ゙、、、 〃 ',',>
ヽ_,.ィ, i i .iλ ゙̄、ヽ‐ァ.',゙、ヽ、/ /ll
,r' .i.,' i ト、i 、、サ、ヽナlゝ、!゙、ヽヽ<. ll
ヽ_ .l!ll ',,l.、、_\ァサテ!.K.__゙、 `< ll
功は成り、名を遂げられた。 (l.',ト `ト 以. `) ゝ‐'リ /.l ',>゙、 ll
/',i゙、.',゙、 ` _ , /ノ_,' i ト、i ', ll
王濬将軍はそれで良いけれど、 // ,.‐`>`, 。._ ィ,'.iイ./.,'∧,' .', .ll
これではあの時と何も変わらないわよ。 ,',' (i/リ,.イー<iー',リ>`_ ̄_ ,r'7 ',ll
,..‐''"//< ̄-〈 .ノ<.,_ /ヽイ .,、'j、
下手を打てば鄧艾の二の舞になりかねない ,..'", /.,ィ/ 〉',' '7 ト、,r'´‐' i i .〉ィ ',
/‐'ァ,. / /_/ / ,' ' .,' ト、 l i 〈 i ',
/ ,.'./ / /,.∠r' i .l` 、.、 l゙、 `' .',
/ /./ ,' .レ 〈 .,' l ヽ`ヽ.ト、 、 ',
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ また、王濬の置かれた状況は蜀討伐時の鄧艾に酷似していた。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j しかも、王濬の率いる軍勢は鄧艾のそれより圧倒的に多かった
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
∨ ∨ {/: : : : : : : : :___: : : : : : : : : : : : / /
/', ∨ {_,.- ´ ̄ ,ィ  ̄`ヽ、ー- -、/ /
/ ∨ ∨/ / /, -ニ'ー--、\/
/ ∨,.ィ/ / _,}/ / ,'/ 、 \\_
// // 、-― '/ィ_/\/! { l \>
/ / / イ  ̄ /{テ斥ォ、 Y } l、_\
< {/ {,/ / / { ゞ゚‐' ! /l /l
__,.ィ` ̄´ { ! 〈 ト、 | _,.メ、j / {
`_ー /\ ヽ ヽ、 { ! ´{ ゞ゚' /l / l あなたが建業入城に
/ \ _/ / ノ / j / .! 何も言わなかったのが意外だったわ
l \__,{`ー、 ´ 、 - 、 ,イ _/ |
∧∧`ヽ、 ヽ/ |\. \ _, < { / イ
/  ̄! \{ l _> / ´\ | !イ//
. / ∨ \ {  ̄\__} \リ /{ /
/ ∧  ̄\ \ l__ / / \リ
./ {__', \ /{/∧ ´ /{ \ r‐_チ//:. ,. .:::::::::\
くィく./ .:::::::/:::::./:. :.ヽ
/.7 .:::::::/::::::/::::/:::::... } ∧
/ィ.::/:::... フ二_ミく:..、 .:/}: / :i:.... :.
/..〈::/:::::イ/ 了と:iミyヽ//イ..:::}:::::::. {
, ' .::::::入V ,' 乂.:ツ y示㍉廴:}::トト
王濬将軍の判断は理に適っているわ。 / .:::::::/:::..从 、 ヒ:リ/::\厂
./ .:::::::/::.. /う=ミ、 、 _, ・/:::::「
大夫が国外にいて国家に益があれば、 /::::::::::,ィ'::;rヘ::::ヾi_ \.  ̄ イ  ̄
独断で事に当たっても構わないと『春秋公羊伝』にもある :::::;;;zr:く⌒<)___! :::::::\ >ー 升:::ト、
´__):::::::::Y´l::\〉:::://::::゙、_/',r=!ヽ_ノ::::\
ノ::::::::::::ヽ'::::::::::::}/:::::::::::/ ノ i ヽ,〉:::ヽ:::::i
V::::::::::::::::::::::::__::ノ:::::::::::::ーへ,、!__/:::::::::::マ:l
::=‐ :::::::::::/{ミ‐-::'::::::::::...... ...:_::_::.... ....::::}:l
\::::::::/`ヾ:l::::`:::::::::::::::::::::/八\::::::::::从
r‐_チ//:. ,. .:::::::::\
くィく./ .:::::::/:::::./:. :.ヽ
/.7 .:::::::/::::::/::::/:::::... } ∧
/ィ.::/:::... フ二_ミく:..、 .:/}: / :i:.... :.
/..〈::/:::::イ/ 了と:iミyヽ//イ..:::}:::::::. { .この状況に陥った責任を問うのなら張華にこそ問うべきよ。
, ' .::::::入V ,' 乂.:ツ y示㍉廴:}::トト
/ .:::::::/:::..从 、 ヒ:リ/::\厂 頑固に呉討伐を主張したにも関わらず、
./ .:::::::/::.. /う=ミ、 、 _, ・/:::::「 .建業攻略の段取りには一切言及せず、
/::::::::::,ィ'::;rヘ::::ヾi_ \.  ̄ イ  ̄ そのくせ戦の途中で王濬殿を平東将軍に任じている。
:::::;;;zr:く⌒<)___! :::::::\ >ー 升:::ト、
´__):::::::::Y´l::\〉:::://::::゙、_/',r=!ヽ_ノ::::\ .禍根ばかり残す支離滅裂なやり方だと思わない?
ノ::::::::::::ヽ'::::::::::::}/:::::::::::/ ノ i ヽ,〉:::ヽ:::::i
::=‐ :::::::::::/{ミ‐-::'::::::::::...... ...:_::_::.... ....::::}:l |/ /\ // ヾ \
\::::::::/`ヾ:l::::`:::::::::::::::::::::/八\::::::::::从 〈 ̄ ̄ ̄ ̄ \ 斗― 〈 ヽ
― 、 >、 r‐― 、 \ ∧∨ /
〈―――>'" ゝ ´ \ \_ ∧∨
\ >_彡 \\| \ ∧',
y / j|__|_| } \― 、 ∨/∧∨
/ / i | \从 {\ト \ ゝ  ̄ |ヽハ ',
イ ∨|〈 x≠芋\ i \ | イ | i |
|人 i 从\ i rり / V |^Y 人\| 〈_〉
' \〈 ヽ _彡 人イ 〈r―' / i
これは手厳しい 込 _ /ji i | 、 ⌒´
〉` ´ 从 人 | ハ \ ____
从个 _ ≦ヽ /r~|/7 〈 /
从〈~〈 / | V―― \¨´
_ ノ ̄ゝ~~ \/\ \ \
( / ノ \ /ソノ⌒Y' \
――=彡 7〈 \ (⌒´ |
くィく./ .:::::::/:::::./:. :.ヽ
/.7 .:::::::/::::::/::::/:::::... } ∧
/ィ.::/:::... フ二_ミく:..、 .:/}: / :i:.... :.
/..〈::/:::::イ/ 了と:iミyヽ//イ..:::}:::::::. {
, ' .::::::入V ,' 乂.:ツ y示㍉廴:}::トト
/ .:::::::/:::..从 、 ヒ:リ/::\厂 それに私がここにいる以上、
./ .:::::::/::.. /う=ミ、 、 _, ・/:::::「 王濬将軍が恥をかくような事になっては困るのよ。
/::::::::::,ィ'::;rヘ::::ヾi_ \.  ̄ イ  ̄
:::::;;;zr:く⌒<)___! :::::::\ >ー 升:::ト、 .成り上がりの羊飼いや下品な馬癖に大きい顔をされたくもないし
´__):::::::::Y´l::\〉:::://::::゙、_/',r=!ヽ_ノ::::\
ノ::::::::::::ヽ'::::::::::::}/:::::::::::/ ノ i ヽ,〉:::ヽ:::::i
::=‐ :::::::::::/{ミ‐-::'::::::::::...... ...:_::_::.... ....::::}:l V///// ∧ V//> \
\::::::::/`ヾ:l::::`:::::::::::::::::::::/八\::::::::::从 ハ//////∧ '"_,, i 〇\
__人>'"____ V 人 ∧ {ノ
(⌒ヽ____ > \ V / /ヽ\
/)彡\_(> -=ミ ⌒ヽ/ ∧
/ 7. . ..7. ./ . . |...|) 、/ \/ ヽ ヽ
\ i. .i. . }__(. . . .|斗< >
.从.|. . j./_}_. .ノx===ミ-- r--へ i |
本音が出たわね。 ./.|. . ハ vソ´ vソ√.人__ リ∧ |!
. . . /. / ∧ ' ,⌒7. ./_. . </∧ | i
では、期待して良いのかしら? /. . /. /.../.个 `_ イ. ./ 7. .). .) ∧()ハ
i. . .{. .{. . r<辷ソ/(_|. .{ ノ) /./ / 八{
――乂. .>r―――> -{ > \ ̄ ミ \/彡'\
/./. . . . . . . . . .人 r―/(__ノ< )..)/ . ゝ \ \
/. ./_(. (_)) ̄ ̄ ̄. ..// / | |_ へ_/:::::::|.j| \ \
{. ..{ )) フ '⌒>-=彡/ / ,| | <::::::::::::::::..人 \ \
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 得体の知れない自軍の将軍が十万余の大軍を率いて敵国の都にいる。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j これが、よろしくない状況なのは理解してもらえるだろう
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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_. -=ニ⌒゚⌒゚⌒゚⌒\::::`丶
/}\/´ /゚⌒゚⌒゚⌒゚⌒゚\`⌒\\{{て\
{{リ⌒ヽ/⌒´ `⌒\∨:.\\}}
{/:....../:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ノ....;>┘
/::/::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: Vハ
:::::::::::::::|::::::::|:::::::::: | :::::::::::::: | ::::::::::::::|::::::::::::::::::|
::::::|:::::::::|::::::::|:::::::::: |:i:::::::::::::::| ::::::::::: i| :::::::::::::|::|
|:::::|:::::::::|::::::::|:::::::::: |:|:::::::::::::::| ::::::::::: i| :::::::::::::|::|
|:::::L:::::工::::::ト::::-:::|八::::::─匕::::::::::」| :::::::::::::|::|
|:::::::∧ if¨¨ラ外 ̄  ̄ イ¨ラ朮ア | ::::::: i:::|::|
|::::::::Yヘ ヽ Vソ :::::::::::::::::::::: Vソ/.j::::::::: i:::|::|
|:::::::j{( '. /:::::::::厶::: |
. ∧:::::小、ハ ′ /厶匕)::::::i:| 陛下に私の良い所もお見せしないとね
∨│:::八 、_/ ::::::::i:|
|:::i:::::::>、 ー 一' /::::i ::::::::::::::::|
|:::i/ 丶、 イ/〉 :i ::::::::::::::::|
_,,/ \ヽ>ー ´/⌒゚入::i ::::::::::::::::|
/⌒(/ , -、 、∨\ _r' / \::::::::::::::|
{. \ /\ } }∧ ∨ / \ ::::::|
/\/ (∠ -、_( し/ >r'トく  ̄>、
.::.::.::.::.::\ / / {{{苳}}} _ノ.::.::.:\
/.::.::.::.::.::.::.::.:く__/\ /`ー=彳\ _ノ.::.::.::.::.::.::.:}
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 本来皇帝の側近である馮紞が王濬の下にいたのは、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元280年3月 呉 揚州 横江】
. . ヾv;:;:;:;:火:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:rノ;:> >ー―‐‐1 |、 _ _ |! |! /. : . ;:.: '
. . . .\ヾ;:;:;:;:;:;:;:.v;:;:;:;:;:;:;j!/ |:_ |ー―――∧‐j!__ ..ィ´ . : .: '' "
. . . . v v、;:;:;:;:j!:;:;:;:;:;;;;;|| ,...,.:jー≧======≦ミ、¨ ̄ "' .. ''
. . . . .ヽ `"´..` ''."´.:|| > ''’ ̄ ,.,. V v . '"´
. . . . . . . ー - 、:'., '.;:.ゞ- '’ ,. '" v V .. .: ' .. .,
. . . . . . . . . . \ .,. '" V ヽ;:. '" \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
. . . . . . . . . . . . 〈' ,,.. ''" ,,. " V V .. ) >.
. . . . . . . . . . . . l:, , ,.、 〉 V ´< 何ッ!!? >
. . . . . . . !:. ,..,. ''" ヾ、 '; < (
. . . . . . . {:. ,,.. '"´ _ ., ,、,.r=====x、 !:. } ' /^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
. . . . . r'. , ,. ノ.;:;:|///////l:v | ,, .
. . . . . . |;: .., ., ..,,:;:. ' ノ.;:;:;:;:|///////|;:}; j! ,,. .:., .;:. '. "´
. . . . ,:イ.:' ..; . ''" __;火;:;:;:;:;ト―― Y71' ,! . '' ,: '
. . . ノ 、ー≦三三三!三≧i| [] ,.ィ | l | ∧
__ . : j: `ー― ---- ― ''´;レ< !ノ !ノ.;:.vヘ .. ,. "
/  ̄ ̄ ̄ ̄ ! '' " // ,r‐fニ′ /.;:;:;:;:;:;:;.',
Yー―――― ‐_--ノ ,. ..;:!-r‐fニ!. j. | {:;:;:;:;::;:;:;:;:i!
└―wWrv ''""´ ̄ '' "" "´ .., . ノ ノ ! j!__ \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
: . : . : 〉'' "´ ____ ;r~ミ;. ゞー ''"´ / ≧ <
. . ;.ィ、ー≦三三三!三≧/.;:;:;:;:;.', __ ,:-=ニ 王濬の軍勢が動いただと!!? ≦
. . ≦N!、`ー― ---- ― ''ソ.;:;:;:;::;;;;:i! V/lレ' ≧ ≦
. . . . y′ r=========x、ノ.;:;:;:;://V/, / /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
. . . . ,、 { ////////////V≦/,:′ !|レ′ / .;zZZZZZZZZ|ー―‐1;:;:;:;:;:.
. /ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/  ̄`´ ̄ \
| ,-) (-、.|
| l ____ l | もう今頃は、建業に入っていると思われますっていう
\ ` ⌒´ /
,、-='l \_,ン g< \
/ \ └〆\ i=i|\' \
/..:::::::::: ..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. . ::::::::::::::::: .::. :: ヽ
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l::::::::::::::::::::::::::::ニ=‐''"´ _ \:::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::..:::...!
V:::::::::::::::::::::::::::ア ´ ゙、 `''<::/|::::ニ={:::::::::::::::::丿
\ ヾ::>⌒ヾニ=‐く r====ミ、_ ` ¨´ !::::::::::::/
二ニ=-__ _〉_ュ/_ V/>く/////ム=ー r=≠ヘl:::::::/
二二二二>{) }_人ー、ヽ {´////>////7 〈`゚ヽ、 |/
二>≦二二ヘ ̄( )=}ノ ,八'//////ツ′ l` ー |
´三三三l三l三>、  ̄{|_ ̄|| _>ー―‐'´ ! l
>三三三三>' l`tア 丿 ||' 、_,..===、_ ー__ノ ′
三三三三>' | ゙Y:::::. || _.. -- .._ ==、/_
三三三>' l V::::.|| ´ ̄ ̄`''ー-゙( ̄( ̄/ ̄ 7=- _
三三イ 、 ∨:||:.、 ー‐- `7ー'-=ニ(_ f rう
三>' | 、 `||::::::.、 l  ̄ ̄
>' | 、 :|l゙、:::::::..._...................._.:|ニ、
| \.|l \::::::::::::::::::::::::::::::::::::マ二二ニ=-_
| _,z==イー‐ヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::マ二二二二二二ニ=-、
l _ -‐7///////! ア}三三三三マ三三三三二二二二二ニ
´ |///////,| / 二三三三三マ三三三三三三三三二
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
-=ニ 太原王氏をなぁめるなァァァァァァァァァァ!! ≦
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\ / / . . ヽ
/ / /| iト、 ∨ ./ ハ
. / / l! .! \ _ ∨ //
i / _ | 从 \´  ̄ ` . ∨ i
l /'´ 从 \ ⌒\ i ! |
| ! { ´人 ヽ \ . | i l i !
N l | ハ \j\j =≠彡ヽ ! ト. i | ! l|
人 | i ! / ハ =≠彡 Ni| l!ハ 从 j リ
Nル' j/} ' | l|リ j / ∨/./
.... ∠!⌒7⌒ ` -- 、__ __ノノ ムイ Y´ ̄`メ
ノ _.| / / / `ヽ、. ´ __ / { }
....( `| / , / / ィf ´ 人 ! メ、
....イ ⌒ゝ / ,..ヘ_.. |__r‐y'´{ \ノイ }
..r‐! --、ノゝ_-- ..__ _ イ.! | ∨ .从 __ ノ j ノ
.._:::| ___ノ:>====< : :ム. / j! __ __ ノ
..... ヽ ´ ヽ rフイ!:.... /7/! / /ニ\
. |ゝノ⌒イ´ ≧....7/ j / / /二二.\
ゝ _ .. :::: :: ヽ_ ノ.ニ7/^~ く /ニ二二二.\
____
ィ’____ ヽ. ___
/ ∠///////////ヽ'´////`ヽ
/ __>///////////////////ハ
. / ///////////////////////////ハ
,' /////////////////////////////ハ
! !/////.>ィム斗xメ</////!///////ソ
ヽ !/ ヽ.:.:ハ >≧≡. `ヽ// !//!//
Ο二二'´ Vi|i|i|i|i|i|ミ≧≡ヾ}{__≠_ { Y!
>ィ 》 ォ }i|i|i|i|i|i|i|i|i|リ |ヤ ,ノ¨} ノ
○ 斗ィ !!ノ !ヽi|i|i|i|i|iノ | ノ 全軍建業に進軍する!
|_,ノ!!ィ'′ .!、 ./
|ヽ !! `‐=ニ≡≡≡ _ゝ≡=‐ 直ちに渡河に取り掛かれ!!
!. !! y /__≧=─, /
>イ iiヽ/ヽヽ____ノ /{ .益州勢に我が軍の威容を見せ付けるぞ!!
>’ .7 \ V/.ヽ____{!!}\_
>’/ .7 \ V//////////ハ !≧=‐--ュ,__
>’ ./ ハ / ̄ヽV//////////ハ | マtz.
.>’ ./ !∧ / ゝ__ノヽ ̄ ̄./ ̄ ̄¨ | ’≧
/ ̄ ./ | V / | ヽ、,ィ/ .!
/ / / | / | ./ .i
. / ./ ! | / | / | |ヽ!ヽ!ヽ|
. | / ゝ .| / | ./ ソ |二二二|
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .この時の王渾の心情はどのようなものだったのか?
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 『晋書』『王渾伝』によれば、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .また、『晋書』『周浚伝』には、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .王渾がこの一件を深く恨み、王濬と功績を争おうと考えたと記す
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
___
/ / ))))
/ /_ ⊂ノ
/ /|\_/ ̄ ̄\_/| 何惲様!
/ / \\_| ▼ ▼ |_/
/ / \ \ 皿/ .王渾将軍より建業進軍の命令が下りました!!
ヽ ⌒\
ノ /> .急ぎ準備して下さい!!
/ / 6三ノ
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
_,,..-‐'' ̄ ̄: : : :'´:,- : :`: : .、
/-'": : : : : : :/:,-、:V:,、: :、: : : : 丶
,.': : : : : : : : : :_/:/─ヾ/-ヽ:.ヽ: : : : : :.
./: : : / : : : : /´{: l V: ',.: : :l: : :.
∥: : /: : : l: :,' {: | l从}i: : | : : l
∥: : :': : |: :{i:.{ ^リ__ マ.、__ } l: | : : |
l{: : : :{: : |: :{i:.{ _,ィ彡'  ̄⌒|/:/: :/:l
l{: : : :|: : |: : ',ゞ ̄ __ ^ィ示ミ レ : /l/
V: : :l:ハ从 : ', ,ィ芹ミ 符ハ リ///
ようやくですか。 ∨ {、: :\:.ゝィ忙nハ ヒzソ }:ィ´
ハ:.{:.):、: :.ヽ ヾ乂zソ 、 ムハ
まあ、これで戦も終わりでしょうか ゝ: : : {``'心 /_ノ
(: : : ゝ---ゝ_ -‐ ィ- '
 ̄ゝ-'⌒⌒´7ァ- --イi、
_,,..厶\___/_/}〉- 、..,,,_
/L⌒ニ=|ニ/^ll。Vー^/``'<ニ)ヽ
, { l/ ll } }
,' V ll V l
,'{ l } ll 。 l
|\_/ ̄ ̄\_/|
\_| ▼ ▼ |_/ いや、それが王渾将軍は
\ 皿 / 建業に抜け駆けした益州勢に随分とお怒りでして……
( )
| | |. .事と次第によっちゃ、益州勢と一戦交える事になるかもしれません
(__)_)
/l : : : : : : : /: : /: : : : : : : : :‐-`ヽ _
/: : :l : : : : : : ' : :/: : : : : /: : : : : : : ヽ: :`ヽ
.r{: : : : :l : : : : :/: : ': : : : : /: : : : : : /:ァ小: ヽ: :.
八: : : : : ',: : : :/: :/: : : : : ;': : : : : : / : /⌒V: : : :',:.
{ : \ : : : ', : /: :/ : : : : : {:l: : : /:,'' /: :/ l: :l : : ',:.
|: : : , --fムr=ァ:l: : : : : : :{:l: : : l/ l:l: { }: :l: : : }:|
}-‐ァ: : : :/¨寸:|: : : : : : l{:l{: : :{lヾ、|ハ| ': : l: : :}:|
だから言ったのに…… ._.{: : |: :─( : : : : `|:.l: : : : :.l乂V:.{ _以ゝ /: :/l : /リ
r´: :|: ´|:ー-: 〉 : : : 人l: : : : : ',: { Vア芹ミー'^/://: /
何もかも遅過ぎます .',: :r: : _ノ:f´: : : : ',´ `\.: : :.',:{ イ7ん)7 /'´ '´l/
'⌒〉、 : : 人: _{ : : : : : } 、 ( {:l\ : ', ヒシ ′
{ : \: : :/: : : : イ小 _⌒ヾ、 ``'ー 丶
``'r: : : : : :ノ : ノ: :ヽ:.fヽ u /
乂_ ノTl⌒ヽ:ノ{l` r っ
/ ( _ /
,ィマ \ / ` ー ´
/. : :/. : :/. : /. : / /-―‐ //| ヘ : :\
|: : /. : : : :/ . : : : / //⌒^ヽ|: :|: : ヽ
|: / . : :│: | : : : |/ -―…=| 〈 |: :|: : : : .
/ ̄|∧ : : :│: |│:.∧斗- ミ. \ 丿イ: : : : :|
│:〈/ . : :i : : :│: |∧/,.:{_ ` ⌒ヽ| : : : : |
∧ : : イ:.:|i | : :| : : :〈 .′.::::7 ,ニ、 丿: :/. :,'
〈: :/: : :八八|\乂∧i 弋ニV /.::∧∨/l/. :/ .仕方ありません。
. |\ :イ: ̄∨\ V/ ノイ: : ∧/
\| : ∨: / ̄| :>ヘ ′ //|:/ すぐに手紙を書くので少し待って下さい。
`Tニ く: :/\ : /\ ∧|
 ̄ ̄ ノV 丶. ^ イ 丿 .この手紙を周浚殿に届けてもらえませんか?
/| >-‐ ´
/ \ ∧\
/| \ | |
/ ∧ 丶 | |\
|\_/ ̄ ̄\_/|
\_| ▼ ▼ |_/
. \ 皿 /
分かりました ( )
| | |.
.(_Y_).
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 王渾が建業へ進軍するに当たり、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【何惲さんのお手紙】
┏──────────────────────────────────────────┓
『尚書』では遠慮を貴んでいますし、
『周易』では謙虚を大きな事と見ていますように、
これらは古文の称える所であり、儒家が崇めるべきものなのです。
先に張悌を破った時、呉人は意気阻喪しましたが、故に龍驤将軍は呉の地を降す事ができたのです。
その前後の状況を論じれば、
我が軍勢は緩慢であり、動けば傷を受け、事を成し遂げられませんでした。
それにも関わらず、今は盛んにその功績を競おうとしています。
┗──────────────────────────────────────────┛
__
_,,..-‐'' ̄ ̄: : : :'´:,- : :`: : .、
/-'": : : : : : :/:,-、:V:,、: :、: : : : 丶
,.': : : : : : : : : :_/:/─ヾ/-ヽ:.ヽ: : : : : :.
./: : : / : : : : /´{: l V: ',.: : :l: : :.
∥: : /: : : l: :,' {: | l从}i: : | : : l
∥: : :': : |: :{i:.{ ^リ__ マ.、__ } l: | : : |
l{: : : :{: : |: :{i:.{ _,ィ彡'  ̄⌒|/:/: :/:l
l{: : : :|: : |: : ',ゞ ̄ __ ^ィ示ミ レ : /l/
V: : :l:ハ从 : ', ,ィ芹ミ 符ハ リ///
∨ {、: :\:.ゝィ忙nハ ヒzソ }:ィ´
ハ:.{:.):、: :.ヽ ヾ乂zソ 、 ムハ 周浚殿にはどうか善処してもらいたいと伝えて下さい
ゝ: : : {``'心 /_ノ
(: : : ゝ---ゝ_ -‐ ィ- '
 ̄ゝ-'⌒⌒´7ァ- --イi、
/L⌒ニ=|ニ/^ll。Vー^/``'<ニ)ヽ
, { l/ ll } }
,' V ll V
┏───────────────────────────────────┓
既に王渾将軍は忍耐するつもりはなく、
仲睦まじくするという良い心がけに欠け、驕って卑しく功績を争う様子を見せています。
このような振舞いを取ってほしくないのが愚情です。
┗───────────────────────────────────┛
|\_/ ̄ ̄\_/|
\_| ▼ ▼ |_/
\ 皿 / ……と、何惲様は言っていました
( )
| | |.
(__)_)
/ / { ヽ ヽヽ
,' / /{ ', ',}
{/ / / .| {、 ',
|l 'l /⌒`寸 ', \'⌒``} }
{l l /ィ芹斥 {\{ィ芹圷、Y l }./
l从 l{ヾ ヒzリ ` ヒzリ ノノレi/
善処、ね。 人 ,小 u ' '7 / )
乂 辷、 - - /イ_ ィ_
それとなくお諌めしてはみるけれど…… ハ )-、Y7´‐ニヲ イ _ノ⌒
`Y __ノノ/_‐っ|ヽ__ノ
 ̄_ィ {/ / V〕}h、
,ィ/////} | / V///〕iト
-‐ ‐- 、
/ ⌒
\ ヽ
/ ヽ ヾ、
| ヽ ', l}, -、 l }
l l | } l .,l リ,氏ァ 从
{ { ', _,,..-‐l / l /弋リ l/ .すぐに琅邪王殿下の軍勢も建業に至るはず。
乂,ィ芹汽 l' ゙゙ l
丶 人 ー乂ソ ` ′ 諸軍一致結束して事に当たりましょう
\ {\寸ニ>゙゙ ー´/
`ー乂人/ト、  ̄ ̄ \
. ,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
. i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::リ
. V::::::::::::::__::__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
Y¨ヽ:::〉 _,,、`<::::::::ハ:::::,. ,、i::/
王濬が諸軍の結束を乱しておるのだ。 ゝ‐ァ‐h. Y:.:.:.:.:.:.:.:.}" /≦゚-'.i
{.} i__i,人:.:.:.:.:.:ノ | ./
奴め。 . ._.,.、.-≦/:ハ iN.、 `".._,,,_ 、_ | __ ,.'≧::....、____
‐::':::´:::::::::::::::::,.:'::::::| ','、:'、`゙'"、__,゙." /`'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:`::
虎の尾を踏めばどうなるか思い知らせてやる :::::::::::::::::::::::/::::::::::| ヽ',::ヽ `ニニ ii:::::::':、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::/::::::::::::|i ヽ:::ヽ,..-::‐::-:..i:i::::::::::::'、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::/::::::::::::::i '、 ヽ::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::::',:::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::i ヽ /',--‐‐‐--.' i::::::::::::::::',:::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::i /::::::::::', |:::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::i::/::
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 何惲の手紙を受け取った周浚は、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } すぐに王渾の態度を諌めたが、彼はこれを聞き入れなかった。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .王濬が鄧艾なら、こちらは鍾会だろうか?
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.`
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 何はともあれ、王渾はようやく重い腰を上げた
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
― 咸寧六年(二八〇年)三月十六日 ―
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
【紀元280年3月 呉首都 建業】
i i i i
}晋( }晋( ~~ }晋( }晋(
_ }二二(}二二( rー―ァ _ }二二(}二二( rー―ァ
匸弍弍弍弍弍弍・・・/ 匸弍弍弍弍弍i ・・・ i/
i i~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~ ~}晋( }晋( ~~~
}晋( }王( _ }二二(}二二( rー―ァ
_ }二二(}二二( rー―ァ 匸弍弍弍弍弍弍・・・/
匸弍弍弍弍弍弍・・・/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~
~~~
~~~~
i i i i
}晋( }晋( ~~ }晋( }周(
_ }二二(}二二( rー―ァ _ }二二(}二二( rー―ァ
匸弍弍弍弍弍弍・・・/ 匸弍弍弍弍弍i ・・・ i/
i i~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~ ~}晋( }晋(
}晋( }晋( _ }二二(}二二( rー―ァ
_ }二二(}二二( rー―ァ 匸弍弍弍弍弍弍・・・/
匸弍弍弍弍弍弍・・・/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 翌日、王渾・周浚の軍勢が建業に入った
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
| ̄| П Л -=ニ これはいったいどういう事だ!!! ≦
li r┐ 「 ̄V^V^V ̄| ≧ ≦
―‐tr┴t-r┴lL_ L.∩∩_∩∩」 /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
_ _ | || | |:. .:|‐v┴v┴v┴vi|:. .:| _
| ll | || | _ | [] :| | [] :|____fl____f!_____旦_血_」|_
二.∩..二. ィうハぇ、 ┴―「l‐「L. 「 ̄ ̄ ̄ ̄|l∩∩∩∩∩fl「 ̄ ̄ ̄ ̄|二⊥二二⊥二二⊥二二二⊥二二二コ
:Ш: 〃ハソ八ツミメ ┤―‐|ー‐'平| [] [] | 「 「 「 | [] [] | | | 「l | 「l 「l | 「l |:
二.∩ ハ へソハノ二ミ、. l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―|ー―‐ー|ー―‐ー|ー――‐ー|ー――‐ー|
yシイミ火ミメ. 乂ハ三二ミメ l /ハ :| /ハ |:ハ. /ハ ハ.| /ハ | | /ハ l| /ハ l| /ハ./ハl| /ハ :|:
`亠ソイ彡Zミメ、 ツハフソト. l |土| :| |土| |:L.l l土l L.l | |土| | | |土| l| | ィッャヤ爻ミ>彡ミメ、_ィ
ツハ、 彡火ソ彡ミ 二Vソノ :土l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―| ィッメハソ爻ソ爻三ミメ ソえ
彡代爻 爻火彡 「L. ー=ミメ ィハぇェ、 [ ] | 〃⌒ヾ. :| [ ] .: ィッャ へ巡巛ケネえ┴,ィッくぇ、ッぅ
ミ彡イミメ、 彡_「| ̄!「l ̄L... 父''⌒ヾミ、ミメ. :| || || | [][] .: ミ彡ミく ,.へマ彡ケ気 彡イ三Уミメ
爻刈ミ彡爻、_」___.l:_:_:_:_] ー父ミメ、.入火..∩| ||__|| |∩ ∩ 彡イ ィ彡升三フナ二 シミ彡之えミ
林炎杉化彡父ミ |: : : |゙ ̄ ̄|爻父ミメ、ミ彡、 ̄ ̄  ̄ ̄  ̄彡⌒ヾ ̄ 彡気三二イ入シ У气三平火 ぇ
ミ 林杉ハ爻彡㍉ _|:_:_:_| ̄| ̄|ィ入 二ミ 杉 :::::: :::::::::::::ノ ぇこ >ぇ ク三こけ手彡 ソハヾ' xハ 彡シ
ミ>、 林杉仇へミふミぇ|: : : | | ll |彡シ升三ミ 炎x:: :::::::::::ハィー彡ケハ 彡イうW宀 ノシノソ ,ィーくハソ
父メ、 杉爻モ二うハミ : : :.|―|―|杉不タZx 入巛:: ::::::::::へィ彡えソ八 彡多タ シ升彡へぇ ソハこミメツ
炎彡ハ 杉才辷彡ハ<仁ミぇ | |林杉木シ㍉、 ツ:: ::::::ィ彡升彡ハミ ソ杉ソ イソ入彡 ィ<彡升ミ三千
森林杉 杉火彡父杉二くミ、 | ll |森林杉木彡ハ ::: ::::::::::勺不三爻 从X升 ケけ三 ケく彡升林杉タミ に
森林杉 林杉ハ三木杉イ゙rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrFコrrr|rrrrrrrrrrrr|rlFコ穴rrrrrrr汁火УクノУ シハミソミ巡 久彡へ
森林炎杉 杉彡林杉三 IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|出IIIIIIIIIIIヘ人 タケ ィツイハソミ木 三杉 ふく
森林炎火ミメ 林杉ミ癶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... ......::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 寸辷 シヘシハソミ木 ミ二こ彡火
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 先にも触れたが、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 王渾・王濬の対立の発端は両者が別の詔勅によって行動した事にある。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .以下に、両者が関係する詔勅が出た順番を並べる
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,'::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::_::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
i::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::/,._ ``'‐.、::::::::::::::::::::::::::::::/
. V::::::::::::::::::::::::i:::::::/ ii ``' ヽ、:::::::f ´`ヽ:::::::/
. \:::::::::i`' <iヽ/ ノi _, V::::i´/ i::/
` . iへ、_ /ノ-=ニタ V::::i /:/ 貴公の軍勢は、
ヽィ'´:.:.:.ヽ ´ ` ' ‐ ' ´ i::::i_/:/ 荊州では杜預、揚州ではワシの指揮下に入る。
i:.:.:.:.:.:.:.:| i:::::i i
'、:.:.:.:.:.: | ,ィ===‐' i:::::i | .これは前もって詔勅で決まっていたはずだ。
. ゙ヽ‐‐ 'i_ _,、 〃 ,、-‐ ,'::::::i. i
、`ヽi`ヾ' _,.-‐'´ ,'::::::,' ', .それが何故、独断で孫皓を降伏させているのだ?
`'" \ ≠" ,'::::::,' 人.、
', ___,/::::::/ / /:::ゝ、
i:::´:::::::::::::::::::::::::/./ ./:::::::::
i::::::::::::::::::::::::::::::/´ /::::::::::::::::i
, ィ:: ̄7i ̄ ̄ィ ̄ ,.':::::::::::::::::::i::::: / / / / , :. ':, ',
. ,...:<::::::::::::::/,.へ´ ,.:':::::::::::::::::::::::i:::: ' ' / / | | | | :. ! ! !
| l| |/ ' :l | | | l |l| | | |
| i| |--|、 i| | | | _ム斗| | | |
| :| {_!ィ芹ミ、 リl从 ,ィチ=、l_」| | |
| :| |:|、 ヒ::i:ソ ヒ:i::ソ ' }/} | !
詔勅、か。 | :| jム , 从' 八
, 八 l| l 、 ー 一 イ / / |
確かに西陵あたりで ./ :l :::. }:| > ィ / / l|
そんな詔勅をもらったが、他にも詔勅をもらっていてな , | , Ⅵ Yー 、`´,-‐、 , , :.
/ / } |イ:| /r=、 /, { ,
/ / ,ィ| |:::::::、/ィ介、∨::{ |::ヽ| :.
/ /,イ Ⅵ !::::::::/ / }! ヽ::::| |::/ `ヽ、 ',
/ // \ | |::::::/ /} Ⅵ }:::| |:,
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .まず、呉討伐開始前に
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 王渾へ江西に出撃し呉軍と対峙するよう詔勅が出た。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 同じく王濬には軍勢を率いて長江を下るよう詔勅が出ている。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .次いで王濬軍が建平郡に入った時点で、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .王濬は荊州で杜預、揚州で王渾の指揮に従うよう詔勅が下っている
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/ / / . \
/ / /// / ',
/ 〃 〃 / ./ / | ',
/ /∥ ∥ ./// / /| | :
/ ∥ ∥ /// / //:| | |
⌒ヽ ∥ ∥/〈/ // // l | |
⌒i }∥ 《iトx、 〈/\// 八. |l l|
(( ∥ iV ィ心、 /∧ /l ∥ ∥
. ∥ ∥ ', う.:iハ. レ′/∥ ∥ ∥
. ∥ ∥ ヽ_ソ リ /|/ / 〃
__∥ ∥ /| |__彡 彳 .それによれば、私を平東将軍に任じるとある。
ニ≧o。j{_ ..:::{ | | |
ニニ二ア ト、 〉 | .王渾殿の安東将軍と我が平東将軍は官品の上では対等。
ニ二ア \:、 / l : |
丁 ̄j{ / l | | また、同じ詔勅には、諸軍は賈太尉の指揮に従うようにともあった
」 jト ' l | |
\ j{. ¨´ 、 ゙、
ニ∧jl fハ ゙、 ゙、 , -/l
ニ=∧ }j ’ ゙、 / 〈;;;:/
ニニ=}. | .! / /、
ニニ/ :′ } _ / / \
ニ=/ ′ .{ / / / \ \ \
ニ/ / ヽ _/ /| \ \
=/ .: ト \
/ { ',
{ l ノ
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .問題は江陵陥落後の二月十八日に出た詔勅である。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .これには、王濬を平東将軍に任じると共に、
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .彼に流れに従い、遠き秣陵(建業)に至る方策を検討せよと記されていた。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .そして、太尉賈充は
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .駐屯地を項に移し、諸方(諸軍)を総督せよとも
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
升㌢Ⅳ Ⅳl||\ |l | / .′/ / ∥/ :| |:| | :|| ゙. | |l | ゙、∧
㌢ll Ⅳ Ⅳ州 |l | | | /∥ ∥ l ゙ | | :|l : | |l | ゙、 ハ
llⅣ Ⅳ 州 |l | |_.」 l_||__ || | ゙ :| |l | | |l | l| l
|| / |l | | | 「|| ̄|| ト、 | ,゙ | / | | | |l | l| |
∥ / ,.L_|l 「  ̄ ¨ __― -- |_| l|__」 '| |l |ハ | |
. / .// ,.‐、|l ≪《てフテ7≠ミ、 __′ L」`iト |/| l| |
/ ./ { l ん|l | 乂:::::::::ソ ァァ=kzx./≧イ |  ̄  ̄
. / .八 ヽ |l |  ̄ {:::::::ノ イ /∥|| | ならば、王渾殿と
/ / l\ |l |  ̄´ / . 〃 || | 協力はすれど、指揮に従う必要はあるまい
. / / // ` |l | ヽ _彡イ / | |
/ / // |l l ____ /| | | | |
./ / // |l ト ` ー‐ ´ イl | | | | |
../ / // |l | ::> , < | | | | l| |
/ // ノ |l | : : : :::::>-< | | | | | | l| | _ /:::::::::::::::::::::::::::::::\
. / // / : : |l |: : : ::::::::/ | | | | | | | /:::::::::`/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. /::::::::::::::::|:::::::/ ̄ ̄ ̄Z::::::::::::::::::l
|:::::::.へ:_:.ハ/_∠二Z `i:::::::::::::::::|
. ヽ:::::l≧=_, `‐ コ・エ7 |::::|ニ、::::/
\レ´:.:.:|  ̄ _ |::::| }/
待て待て。 {、:.:.:/ _,,..===''' |::::レヘ
<_/l ̄ `ー'´ _,,,―'''l |::::| \ ___
詔勅にワシの指揮に従わなくて良いとは一言一句記されておらん。 |ハ / Tニ―''' ̄| /::::| /l:::::::::::::::
|l ヽ ヽ__ノ /::::/ / .ト、::::::::::::
そうなれば、やはり我が指揮下に入るのが筋だろう |l }、 ___ /:::::/ / |:::\:::::::
|l 〉:::::::::::::::::::::::::// |::::::::::',:::
. 〈_,.. ‐┬――‐′ /|::::::::::::.l:
. /:::::| /\ / |:::::::::::::|:
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } どうも王濬は、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
, -........._
/〈_ヽ:::::::::::ヽ___
/::::::::::::``:::::/::::::::::::::::::::::ヽ
;::::::::::,::::::::::::::::::::::ヾ==ニニノヘ
{::::/ ∨イ::::::::::::_::::::::::::::::::::::::l
r‐-V__ヘ、 ヾ ー''"´ \::::::::::::::::::}
>=(////)` 、__.∠⌒ヽ_ヾ:::::::::::/
└‐|ヾ=''/ `ー゚`ヽ },r-ミ/
二三三八 / 〃イ ノ
ニ三三/=ぃ=、ー^ =-、_, 〃r‐く≧ュ、
ニ三三/二=}} ゞ_ ―ァ 〃/ }二ニゝ、 一つ忠告しておこう。
ニ三/二7〃  ̄,...:'// /二ニ7三≧ュ、__
ニ/二ニ7/_: ̄:≧.、/∠‐''´ /二ニ7三三三三 貴公のような小身が国家の厚恩を被り、
<二ニニ7 | /T''ー-,< ,ィ'二二|三三三三三 頻繁に叙任を受けたのは、その任に過ぎたものだぞ
二>=7 ' 》ミ>´ 、 //二二=|二二三三三
、二二=! ///| ヽ''´ /二二二|二二二三三
=V二二| ////! /、===='二二二二二
ニ∨二ニl /////j /二>ュ、二二二二二二
二ニ\ニニ、!/////l /二二二>''´ニヽ| ` <)二二
二二ニ\ニV////ノ二二>''´二二ニ=| /二二
二二二ニ\∨'/二>''二二二ニニ=| /二二7
二二二二>/,-=≦二二二二二ニ=| /二ニ/
三三三三/'三三二二二二二二二{/二ニ/
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .対する王渾は、一貫して詔勅を遵守していた。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 史料を見た所、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .従って彼が王濬に自制を求めたのも、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .求めに応じなかった王濬を咎めたのも、そこまでおかしな話ではなかった
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
∥/ // /,/ !i i! 'i ヾヽ
ii/ ,// ,/,/i ハ| i! i 'iヽヽ
i|i! /7ァ,、'/ / ,/.i| ii i! i ヽヽ
. i.!`___'ツ'`ト、/ i! !i i! i ヽ'.
ii| マ!冖,㍉、'、ヽ,リ ,!'i! !i !. !|
. i|'| ` !::j' ヾ' ,/l_!| ! i! ! .!. i| ふむ。
|| | 、 !:j ,/ | |└┘l_,|
. || | `ー′ i′ ! ! ならば、小身は小身らしく身を引かせてもらおうか。
ii! | ヽ | |
||| | \ ! ! この顕明宮は王渾殿と周浚殿にお任せする
. |l ! ! 、 / ! |
. i! | | ` ‐ ._ _,./ | |
. ! ! ! ,/i i| |
|!、.i i /´! ll i| |
|>`| !、 / | ll i| | ,'::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::_::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
|. ! !.`´ .| ll | | i::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::/,._ ``'‐.、::::::::::::::::::::::::::::::/
| i ! ! ii ! | . V::::::::::::::::::::::::i:::::::/ ii ``' ヽ、:::::::f ´`ヽ:::::::/
|. i.i | ll | | . \:::::::::i`' <iヽ/ ノi _, V::::i´/ i::/
` . iへ、_ /ノ-=ニタ V::::i /:/
ヽィ'´:.:.:.ヽ ´ ` ' ‐ ' ´ i::::i_/:/
i:.:.:.:.:.:.:.:| i:::::i i
'、:.:.:.:.:.: | ,ィ===‐' i:::::i |
. ゙ヽ‐‐ 'i_ _,、 〃 ,、-‐ ,'::::::i. i
何? 、`ヽi`ヾ' _,.-‐'´ ,'::::::,' ',
`'" \ ≠" ,'::::::,' 人.、
', ___,/::::::/ / /:::ゝ、
i:::´:::::::::::::::::::::::::/./ ./::::::::::::i:``
i::::::::::::::::::::::::::::::/´ /::::::::::::::::i:::::
, ィ:: ̄7i ̄ ̄ィ ̄ ,.':::::::::::::::::::i:::::
. ,...:<::::::::::::::/,.へ´ ,.:':::::::::::::::::::::::i::::
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .王濬は前線に立つ将軍の判断で行動し、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 王渾は官僚的な思考で詔勅を遵守している。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .どちらが正しいかと問われると答えを出すのは難しい
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/! | |/ / / / /| | |i'i i!. i ゙、
/.| !.| /'ァ′,/,/ ,' リ.! !i i! i ゙、
/ ,| | |__/ /_//ヽ、 /|| !| i'i i ゙、
. /_/| | | ___ /_ /、i ! | ! !. i、゙!
/´,.-| | ヾl《''7'´ ̄㍉ミ、'、/、リ ! l 'i i'゙、!
. / ,〃',| | l ` i ○ ,i マヽ / !_ | | ! !l
. ! ',i( | | | ` 、,ノ /l `i、|_ ! !| 呉の士大夫の処遇こそ、
/ヽ、``! | | ` i'l.l i | ` i| 揚州を預かるお二人の仕事だろう。
./ / /\|! | | '.l l i |
' / //′|| | | \ i | 邪魔をするつもりはないが、
/ /,/ || | | i\ / i i | .我らの力が必要にならないよう祈っている
,/,/ || | |. \\ , 'l l i i |
,/ || | |. 丶\ / .l l. i i |
' !| | | / l l i i i
|.| ! | > 、 / l l i i i _ /:::::::::::::::::::::::::::::::\
``ヽ、 | | | |/ //`'´ l l i i i /:::::::::`/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. ヽ、| | | | // l l. i i i . /::::::::::::::::|:::::::/ ̄ ̄ ̄Z::::::::::::::::::l
|:::::::.へ:_:.ハ/_∠二Z `i:::::::::::::::::|
. ヽ:::::l≧=_, `‐ コ・エ7 |::::|ニ、::::/
\レ´:.:.:|  ̄ _ |::::| }/
{、:.:.:/ _,,..===''' |::::レヘ
<_/l ̄ `ー'´ _,,,―'''l |::::| \ ___
元より承知している |ハ / Tニ―''' ̄| /::::| /l:::::::::::::::
.|l ヽ ヽ__ノ /::::/ / .ト、::::::::::::
|l }、 ___ /:::::/ / |:::\:::::::
|l 〉:::::::::::::::::::::::::// |::::::::::',:::
. 〈_,.. ‐┬――‐′ /|::::::::::::.l:
. /:::::| /\ / |:::::::::::::|:
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } ただ、どちらに理があるのかを問われると、王渾と言わざるを得ない
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
. /ー-=ニ/ :〃 / / / ハ ヽ\
.. / \ー:' i' / , '/j ,| l :i :.
. __| i|/x< / //'| | i| il
/,rl i仡芯くヽ /〃 } } i| i|
. 人 ゙| i|ゞ-' ,ニ7/ :ハ :i| 何攀。
. 〃 /`| i| ヒツ,イiT| j_}ハj
.. / /t | i| t‐- 、 ' ,仆 il|´ 押収した公文書は全て渡してやれ
/ー辷| i|、 ` "イ ili| |
. /{::{:/ ̄ `ヽ`::< /| li| |
{::/ V''^´ | li| |
. {::{ '. | li| | : : : / /: : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : \
八 '. '. Vili| | 7 : { / : : : : /: : : : : : : : : : : ノ: :/: : : : : : ヽ
:{::{\_'. '. V{ { : : : Y :{: : : : : :/: : : : : : : :/| : /|i: : : : : : \
.. ::{::{::{::{:{:. ヽ `ー‐` : : ハ{: :ハ : :/ :/ : : : : : /⌒ l / |:ト、 : : : ヽ:ト\
: ||V: : V: :/ : : : :/ 、 〃 ∥`'; :ヽ : ':!
ヘ U : : :/ィ" : : /、アΤ}ヽ/ | : : l : :|
ヽ ハ/ { : /{ ん ィ/ ィぅ、 | : |: : |
{ ∨ ゞ‐'′ んハ} 〉 l : ハ: :|
ヽ._ "" ゞ '′ / :/ V
はい。 人 ' "" イ/
, -_jヽ. {⌒ン /
どなたか担当される方がいれば、 __.ノ: . ヾ \ `´ ,. ′
その方にお渡しするのですが…… ィ<: . . : . . : ヽ ` ーr< // `丶、
´- 、 ヽ\. : . . : ヽ /| : . \// `丶、
\\\: . . : ヽ-ー┤. : .}// `丶、
\\\: . . ヽ二l . : // /
\\\. : .', l_:_// /
i \\\ / -、`Y /
【>>866修正】
/! | |/ / / / /| | |i'i i!. i ゙、
/.| !.| /'ァ′,/,/ ,' リ.! !i i! i ゙、
/ ,| | |__/ /_//ヽ、 /|| !| i'i i ゙、
. /_/| | | ___ /_ /、i ! | ! !. i、゙!
/´,.-| | ヾl《''7'´ ̄㍉ミ、'、/、リ ! l 'i i'゙、!
. / ,〃',| | l ` i ○ ,i マヽ / !_ | | ! !l
. ! ',i( | | | ` 、,ノ /l `i、|_ ! !| 呉の士大夫の処遇こそ、
/ヽ、``! | | ` i'l.l i | ` i| 揚州を預かるお二人の仕事だろう。
./ / /\|! | | '.l l i |
. / //′|| | | \ i | 邪魔をするつもりはないが、
/ /,/ || | | i\ / i i | .我らの力が必要にならないよう祈っている
,/,/ || | |. \\ , 'l l i i |
,/ || | |. 丶\ / .l l. i i |
' !| | | / l l i i i
|.| ! | > 、 / l l i i i _ /:::::::::::::::::::::::::::::::\
``ヽ、 | | | |/ //`'´ l l i i i /:::::::::`/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. ヽ、| | | | // l l. i i i . /::::::::::::::::|:::::::/ ̄ ̄ ̄Z::::::::::::::::::l
|:::::::.へ:_:.ハ/_∠二Z `i:::::::::::::::::|
. ヽ:::::l≧=_, `‐ コ・エ7 |::::|ニ、::::/
\レ´:.:.:|  ̄ _ |::::| }/
{、:.:.:/ _,,..===''' |::::レヘ
<_/l ̄ `ー'´ _,,,―'''l |::::| \ ___
元より承知している |ハ / Tニ―''' ̄| /::::| /l:::::::::::::::
.|l ヽ ヽ__ノ /::::/ / .ト、::::::::::::
|l }、 ___ /:::::/ / |:::\:::::::
|l 〉:::::::::::::::::::::::::// |::::::::::',:::
. 〈_,.. ‐┬――‐′ /|::::::::::::.l:
. /:::::| /\ / |:::::::::::::|:
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } ただ、どちらに理があるのかを問われると、王渾と言わざるを得ない
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
-── -
`ヽ
/ `ヽ 八
/ V ハ
/ イ \ \ \ V
/{ 小 Vミニ二"\ } |l }
{小 T""寸 V ≧苡卞 从V/
从 { i{ ィ苡\{ 乂ソ' } / ノ<⌒ 何惲。
VNハ ソ ノイ彡イ ) )
ー ' /ト、乂_ノ´
≧=ー</ニニY
/∧ニニニニニ /ニ=-___
r=彡//o:.Vニニニ/: : : : :>=く
/|: : :.:/: : : :.Vイ: : : : : :/: : : : :}
{/: :/o: : : : : : : : : : : /: : : : : : ム _ _ _
/: : :./: : : : : : : : : : : : :.{: : : : : :./:.:.} , -'"- /\:/ヽ丶
/:/:/l|  ̄ ̄ }}、: 丶
./: :/: l/ l| リ l: : :.
.':/: {:l: |‐''"" ""'寸/:.}
{:ハ:.从J ,ィ示 示ミノ: :/
はい。 ∨\)' ヒリ ヒリ 厶/}
マ''八 ' /lノr'
では、場を変えて、文書を拝見させてもらいます 寸 ゝ _` ´ ィノ‐'
~ /Lこ人
rュニニ{ニ/|\ノニニ‐、
ハ |゚ ハ
{ ヽ | / }
-── -
`ヽ
/ `ヽ 八
/ V ハ
/ イ \ \ \ V
/{ 小 Vミニ二"\ } |l }
{小 T""寸 V ≧苡卞 从V/
从 { i{ ィ苡\{ 乂ソ' } / ノ<⌒
VNハ ソ ノイ彡イ ) )
ー ' /ト、乂_ノ´
≧=ー</ニニY
/∧ニニニニニ /ニ=-___
ところで、王濬将軍は今後どのようになさるので? r=彡//o:.Vニニニ/: : : : :>=く
/|: : :.:/: : : :.Vイ: : : : : :/: : : : :}
{/: :/o: : : : : : : : : : : /: : : : : : ム
/: : :./: : : : : : : : : : : : :.{: : : : : :./:.:.}
/: : : :./o: : : : : : : : : : : : 八: : : : : : :.イl
V: : : {: : : : : : : : : : : : : : : : :V: : : : /: 1
V: : ハ:o: : : : : : : : : ノ : : : : :V: : : : :. |
___|:_:_: :|:o : : : : : : : : : : : : :./ }: : : : :八
.VXXXXXX〉:|: : : : : : : : : : : : : イ /辷:_:_: : : }
((_VVVVVV: :|:o: : : : : : : : : : : ><: : : : : :`ヽ:|
 ̄)( ̄:_:_:|: : : : : : : >匕: : : : : : : : : : : : : /
─==三三=ー ̄ Yニニ7: : : : : : : : : : : : : :><
ーt__ |ニニム: : : : : 二ニ=-=ニ
∧>ミ _Vo oニ=-<: : ヘ.ム
∧: : : |: : : : : : : : : : : :/二二ム
∥/ // /,/ !i i! 'i ヾヽ
ii/ ,// ,/,/i ハ| i! i 'iヽヽ
i|i! /7ァ,、'/ / ,/.i| ii i! i ヽヽ
. i.!`___'ツ'`ト、/ i! !i i! i ヽ'.
ii| マ!冖,㍉、'、ヽ,リ ,!'i! !i !. !|
. i|'| ` !::j' ヾ' ,/l_!| ! i! ! .!. i|
|| | 、 !:j ,/ | |└┘l_,| ひとまず石頭城に引き揚げる。
. || | `ー′ i′ ! !
ii! | ヽ | | 我が水軍を止める場所はあそこ以外にないからな。
||| | \ ! !
. |l ! ! 、 / ! | 異論はなかろう?
. i! | | ` ‐ ._ _,./ | |
. ! ! ! ,/i i| |
|!、.i i /´! ll i| | /::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
|>`| !、 / | ll i| | ,'::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::_::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
|. ! !.`´ .| ll | | i::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::/,._ ``'‐.、::::::::::::::::::::::::::::::/
| i ! ! ii ! | . V::::::::::::::::::::::::i:::::::/ ii ``' ヽ、:::::::f ´`ヽ:::::::/
|. i.i | ll | | . \:::::::::i`' <iヽ/ ノi _, V::::i´/ i::/
` . iへ、_ /ノ-=ニタ V::::i /:/
ヽィ'´:.:.:.ヽ ´ ` ' ‐ ' ´ i::::i_/:/
i:.:.:.:.:.:.:.:| i:::::i i
'、:.:.:.:.:.: | ,ィ===‐' i:::::i |
. ゙ヽ‐‐ 'i_ _,、 〃 ,、-‐ ,'::::::i. i
仕方あるまい 、`ヽi`ヾ' _,.-‐'´ ,'::::::,' ',
`'" \ ≠" ,'::::::,' 人.、
', ___,/::::::/ / /:::ゝ、
i:::´:::::::::::::::::::::::::/./ ./::::::::::::i:``
i::::::::::::::::::::::::::::::/´ /::::::::::::::::i:::::
, ィ:: ̄7i ̄ ̄ィ ̄ ,.':::::::::::::::::::i:::::
. ,...:<::::::::::::::/,.へ´ ,.:':::::::::::::::::::::::i::::
. ,..<:::::::::::::::::::::::::://::::::::ヘ ,.'::::::::::::::::::::::::::::i::::
__
.: ´ ` 、
,. ´ ` 、
/ / \
/ 〃 〃| / | ゙、 ヽ \
. / ∥ ∥ : .' | ゙: ∨ 、
/| || | | | | i ∨ :、
/| || | | | | | | V ', :、
. / ,| || | | | | | | ', ', 、
/ / | || | | | l }} | : i ‘,
. / / /| || |‐- | | , ∥V l | | ‘,
/ / //| ||__| |_|` ', ./ V l | | ', ', ‘,
./ / ///| |zz≠テミぅxヽ \/ }_|--| | ', '
.../⌒ヽ| | {:.:.:.:し..} ヾ、 ,. }_| l ト. }
/ /⌒>x| | `ー―'′ ,ィ示テx/ | |_|∨ その後、陛下のお許しが出次第だが……、
{ ( と| | {;;ノ」:/ :|
.\ ヽ | 。o≦| | , `" .l | 長江より淮水に入り、
ノ>/三ニニ| | 、 ′ /l | 泗水と汴水を越え、黄河を遡り都に還るつもりだ
ノ//三三ニニ=| |  ̄ " ‐- / |
/三三三三ニ| | /___゙、 :、
三三三三三ニ| |> イ三三ニニ∧ :、
三三三三三ニ| | ≧=- <三三三三三∧ :、
二二-=≦三三≧===≦三三三三三三三ニ=/:、 :、
三三三三三三三三三三三三≧o。三_/ :、 :、
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .王濬は王渾と周浚が至ると、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 顕明宮を明け渡して石頭城に移った。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 蜀討伐時の鄧艾と異なり、戦後の後始末まで行うつもりはなかったようだ。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .そのあたりはわきまえていたらしい
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| では失礼する .|
ヽ_________乂
. ,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
. i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::リ
. V::::::::::::::__::__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
Y¨ヽ:::〉 _,,、`<::::::::ハ:::::,. ,、i::/
f } }}ゝ/-'´,--ゝ、_``' ゙_,ィ/ ゙i/
ゝ‐ァ‐h. Y:.:.:.:.:.:.:.:.}" /≦゚-'.i
クソジジイが。 {.} i__i,人:.:.:.:.:.:ノ | ./
_.,.、.-≦/:ハ iN.、 `".._,,,_ 、_ | __ ,.'≧::....、____
無責任極まりない ‐::':::´:::::::::::::::::,.:'::::::| ','、:'、`゙'"、__,゙." /`'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:`::
:::::::::::::::::::::::::/::::::::::| ヽ',::ヽ `ニニ ii:::::::':、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::/::::::::::::|i ヽ:::ヽ,..-::‐::-:..i:i::::::::::::'、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::/::::::::::::::i '、 ヽ::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::::',:::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::i ヽ /',--‐‐‐--.' i::::::::::::::::',:::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::i /::::::::::', |:::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::i::/::
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 事態がややこしくなったのは、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
´ - >- _
/ / 丶
, ' / | ヽ
.′ / /l 丶
l / ', ', ヽ ヽ}
| { l ',l ヾ、 ィ⌒l } l|
{ { { l ̄ ̄`乂ヘ,ィ拆V l}り
入', {,ィf俐}` `"ヒリ ノノ
マ {\ Y Vり 丶 lリ ですが、あっさり引き下がってくれたのは幸いでした。
)ヽ ゝーヾゝ ′
八 ノヽ ̄`i 、 `´/ .おかげで随分とやりやすくなります
ゝ乂_ソア、__ ≧f7´
_, -'"‐、//〕iトソマ、 _ _____
./'⌒ヽ `マ// {l ヾ`ーミ /-‐ つ¨ - - Y
' ', `´ ヾ゚ lγ´ _ ィヾ───ノ
| l l \ //L ソ `¨¨¨¨´
/: : : : :`ーv - 、
/: : : : : : : : : : i: : : :丶
l: : : : : : : : : : :ノ: : : : : }
」: : く  ̄ \: ll: : :_: : :ノ
(Iヽ_/ヽ,ニミ ` '_´ ィ: /
まあな。 r- 、 __ 千于i___ ノ <t:ァ`i'´
゛-'、ノ\_つl l l __ _ / /
では、さっそく今晩にでも呉の群臣を集めよう /_>´ ̄ `i r`=y'` /
」 ‐'二二) lヽ_ 二__/
... -‐' ヽ _二i ヽ:_:_:_:_:l ヽ‐-、
/ ̄ 〉 < ヽ__/、 .,l /l |  ̄\
ヽ ∧、__..ィ ヽ 八 l l
. ,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
. i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::リ
. V::::::::::::::__::__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
Y¨ヽ:::〉 _,,、`<::::::::ハ:::::,. ,、i::/
f } }}ゝ/-'´,--ゝ、_``' ゙_,ィ/ ゙i/
ゝ‐ァ‐h. Y:.:.:.:.:.:.:.:.}" /≦゚-'.i おい。
{.} i__i,人:.:.:.:.:.:ノ | ./
._.,.、.-≦/:ハ iN.、 `".._,,,_ 、_ | __ ,.'≧::....、____ すぐに呉の主だった者の所を回って、
‐::':::´:::::::::::::::::,.:'::::::| ','、:'、`゙'"、__,゙." /`'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:`:: 今晩ワシの名において宴を催すと伝えて来い。
:::::::::::::::::::::::::/::::::::::| ヽ',::ヽ `ニニ ii:::::::':、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::/::::::::::::|i ヽ:::ヽ,..-::‐::-:..i:i::::::::::::'、::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 今後の呉の群臣の措置に話があるとも
:::::::::::::::::::::/::::::::::::::i '、 ヽ::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::::',:::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::i ヽ /',--‐‐‐--.' i::::::::::::::::',:::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::i /::::::::::', |:::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::i::/::
. /ニYニヽ . /ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ / (0)(0)ヽ
/  ̄`´ ̄ \ /  ̄`´ ̄ \
| ,-) (-、.| .| ,-) (-、.|
分かりましたっていう | l ____ l | | l ____ l |
\ ` ⌒´ / \ ` ⌒´ /
,、-='l \_,ン g< \ ,、-='l \_,ン g< \
/ \ └〆\ i=i|\' \ / \ └〆\ i=i|\' \
丿 i \ \=i| / i| 丿 i \ \=i| / i|
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } それはさておき、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
\:::::::::::::/ `ヽ:::/ l:::>'"´ `ヾ:::::::::::::::::::::::::::::
_ -‐ 、 \:::::/ ` ´ zx}::::::::::::::::::::::::::::
⌒そ / ヾ!´ヽ、 /丶、 \::::::::::::::::::::::::::::
/ _.ノ r‐z壬{ ‘ム,ィ _,.イ'´ ヽ ,'::::::::::::::::::::::::::::
,: /´ 'く i l/Y⌒゙〃イ ≦テ<,_ /::::::/`ヽ:::::::/
.: / `└{:.:.:.:.:.:'ー〉 〈 `"・‐ 、 /::::::/γヽ マ´
;: ,' /!夊:.:.:.:.:,l ゙ミ_ー‐ '’ i::::::::l /ヽ、 }
;: .: Ⅵ `"´:l  ̄"´ l:::::::l ) ノ
;: ,' ゙、 :l l::::::l )//
; ヽ :l _ _,,_ l:::::.! ./
ν_ / __ ヽ、 ,xキミュ、. ´ x彡'´⌒`゙''‐- .、 l:::::l / 呉に人物がいるか、
.イ´'´ l // ./`ヽ´z ヽ `´ li 、 ,.イ l:::::l ,ハ 見極めてやろうではないか
/ ´ .! iィ´ ゙.l ヘ、_ |:! `ヾ二三ニ=‐'゙´ j:::::.! / 、゙.
../ .{ ,へ,.-‐ ┴} 〉ゝ._ ノ / `ヽ. _/|:li ,.イ:::::l / lヘj
{ ,z-‐テ´ / /`"´ ./ / _ノ ,.ィΖ_|:::l `"¬─ /:::::::::j/ lニ\
ヽ .ili.. ヽ./ / / _,γ´"ア´≦壬∠ニ.l:::::! /:::::::::::/ !ニニヽ
ゝ、 '" そ= ‐ ┬‐ f‐''了´ /ニニニ.∠ニニj:::::: ̄ " '' ‐- .... ,.イ:::::::::::::/ lニニニヽ
└、 ハ L.イ 仁ニニ/ニニニ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ lニニニニ
/ニハ ,'ニl ヽノ ノニニニ/ニニニ/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ lニニニニ
/ニニニ} _.ノ.ニl /ニニニ/.ニニ厶ィL::::::::::::::::::::_/И/ !ニニニニ
/ニニニニニニl .ノ /ニニニ/ニニニニ「  ̄ ̄ ∠ヽ、 lニニニニ
'ニニニニニニニニヽ.. ,. イl.ニニニ/ニニニニニ1 ∠ニニニヽ !ニニニニ
ニニニニニニニFニ/` / /ニ|ニニニ/ニニニニニニ| ∠ニニニニニヽ lニニニニ
.ニニニニニニE,ハ / /ニ.!ニニ/ニニニニニニニ! /〈ニニニニニニヽ lニニニニ
Yニニニニニニニl/ / ./ニニ|.ニ/ニニニニニニ1〈 Vニニニニニ/ \ lニニニニ
..}ニニニニニ.ノ./ ./ニニニ|ニ/ニニニニニニニl ヽ Vニニニ/ ヽ lニニニニ
(⌒ヽ、
( ⌒ ≦__ ____
 ̄ ̄ ̄ ̄ _≧ ⌒) )
 ̄ ̄ ̄ ―
__ _
_ ―= ) )
( (⌒ =―  ̄  ̄
 ̄ ̄
==lュ、 rl========lュ、
rl=========ュ ヽrl==========lュ 、___ノl_
/ ∧ / ヽ rl========lュ rl=======lュ rl=========lュ、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;rl==
. / / ',rl===============lュ / ヽ/ ヽ / ヽ rl=========lュ、/
/_____/__/ ∧__rl====================lュ rl========================lュ_
三三 三三三|三/ / ', 三/ ∧ / ',=
三三 三三三|::/__________/__, / / ', /_____________ ',
三三 三三三|'|三三三三三三三三三|::::::::::::/___________/__,|三三三三三三三三三三三三三三|
γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| まずは安心しました |
ヽ___________乂
.
} \ /__ \ . : : : : :/ ∧∨
} ,人 _/ ヾ : : : : :/ //∧∨〉
ー=≦ _\  ̄` 、 i ⌒ヾ ////∧〈
ー=≦z一=≦/ / ̄ i | ∨/////∧
∠ _/ , i ,! / .! V/// :
\ i:l /i: V_i_!_ _j ヽー┛ \! i│
\从 i / 〉 ヽ , / ≫。. 〉 |│
/jイ//,__i } /ィ___i ト、 ≧=‐z-=≦∧ |│
/ ハ杙汐/ / 弋歹/ヽ:i Y jヽ |│ 個人的には、
/ i // j! / ,八 彡 あなたと衝撃の王渾の
, , / / ' ' / / _ ノ |│ どちらが強いのか興味があったのですが
/ / ,/ x≦ / \ ャ ァ / '=ァ、 、 \、 , |、
i ! / / ' ` ィ / / /:::/ ! ヽ Y∧j Y
j从 ; /j/ if /!/j//ャ==ァ≧≦ァ j/ i // ' ;│
ヽi 人 i j! \ ¨´ / 人 V } / ハ
´ ハ! i イ/ ヽ\ノ≦ ヽ !―
,' / ,' i∥ .l !. !| |ト 、 ト、 ヽ丶丶 \ l !! i ヽ
,'./ l! ∥| l i l|i l 、 ヽ ヽヽ丶\> 、´ヾヽ! !ト ム ヽ
,'/ | ||トi | ! ||i. !. ヽ ヾ 、 ,ィヾ丶\丶- |i ||´=、ヽ ヽ
i′ i ||リ ! i ヾ、i ヽ ヽ メ、 ヾ , ュ=ア |に ) }
l! l !|、 |!ヾ ├ヾ-、 \ ヽ ヽ/ ィツ' }1!!. !!レ' ,ヘ
|! ヽ |i ヽ lヽヽ | L.._  ̄ '´ _ゞに/||i| ||ヒノl ! ヽ
ヽ! トi、 ヽヾてひヾ  ̄ i| !| |! i | ト
弱い犬ほどよく吠えるものだ ,'1! |イ| |トヽ丶 ツ , 1! || ,、 |! ! | lヽ
,'〃 !1|! li ヽ 、 ,. ィ:フ ,'' !,ハ !!入 ! ヽ
,' ,',' j! | |i l! l i 丶 ー= ´ ´´ /,レ / !. |レヘ
/ 〃 ,1 |. !| i ! li| l i>-、_ ,ィ/ノイ ,' ||! 冫
, ' ,' ! 〃 .! i|!i | | !! ! l ,ヘ∥`T1' クイ' / |!|, /
/ i |/,' ! | | ! | | || ト- ヾ ヾ iイ! i' / / , -ヾ/
〈 ̄ ̄ ̄ ̄ \ 斗― 〈 ヽ
― 、 >、 r‐― 、 \ ∧∨ /
〈―――>'" ゝ ´ \ \_ ∧∨
\ >_彡 \\| \ ∧',
y / j|__|_| } \― 、 ∨/∧∨
/ / i | \从 {\ト \ ゝ  ̄ |ヽハ ',
イ ∨|〈 x≠芋\ i \ | イ | i |
|人 i 从\ i rり / V |^Y 人\| 〈_〉
' \〈 ヽ _彡 人イ 〈r―' / i
込 _ /ji i | 、 ⌒´ ところで先程の言葉、
〉` ´ 从 人 | ハ \ ____ .洛陽に凱旋なさるおつもりで?
从个 _ ≦ヽ /r~|/7 〈 /
从〈~〈 / | V―― \¨´
_ ノ ̄ゝ~~ \/\ \ \
( / ノ \ /ソノ⌒Y' \
――=彡 7〈 \ (⌒´ |
/ / / i \ \) | /"/ , , , 、 \
V⌒ヽ ( -< l /) /⌒´ | i /' / / // , ヽ ヽ ヽ
/ ' ,/ /〃 /イ .i| i ! |i i i
/ ,イ 〃 //,' '"| || | ∥ i. || | i |
〃7 /' //..L ! ! !| ! |.! | || | | |
/ L./ !.._/ |! | `ト. !. |ヽ」」ム__」 || | | !
`' 爪 ト¬=ミ、 `ヾ ,.三 └.ル.」| | | |
杜預の奴がな。 二 i | ! |! ゝ_ソ ¬ ;¬ァ、|i ∥ | |
ィ i | ! || ' ゞ'ノ ' !! !) ! !
前に手紙でこう書いていた r:、 i│! fヽ. 、____ ,. || |! | |
', '、 | | | | ! |丶 ` ' ´ ,.ィi├|| |! | i !
,ム `n /.│l | ! ! i 〉:ー‐ '"i|│|│|| ||i ! !. l
/ ヽ、ヽ!. |! ! | !.| | | リ l|∥|│|| ||| | | |
(⌒ヽ / ノ .|∥ ! ! ィ'´ 丶 |│|| ||| | | |
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 王濬が西陵を落とした際、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【杜預さんのお手紙(大意)】
__
/ ヽ
/ \
i \
l 、__,ィ、 \
V ヘ _ノ-、 \
足下は既に西方の郡県を打ち砕き、 `ゝ 、___ノ } >、_ __
これから建業を目指し、長年に渡って逃れていた賊を討ち、 '、丿_ ,. /} // : :/. : 二ニ{ `マ:ヽ ,.- 、
呉人を塗炭の苦しみから救うと便りにありました `ヽ 、 /;:' ,.イ / : : :i : : : :.{¨V \:Y /
__ `-ュ<ィ</ ,ィ'"´ : : : : ∧ \ ∧ {
( `、 _/イr;;;;;/У: :`ヽ、 : : : :i { ' 、 ヽ `ト、
r-、 ヽ ∧、 { : :ノ/〉-{/ : :/ : : : : : :i :〉、 ヽ ',ハ
} r-、 〉、 ヽ `、| :i,';;;;/ : : :/ : : : : : : : ィ:( \ _ヽノ }:ハ
} } {_/ { {、 }λ:|;;;;/ : : /. : : : : : : : : : : ヘ . : : : : r)、:
} } {r-、 ,'⌒ ', /:'〈:'|;/ :./ : : : : : : : : : : :V: :.`ヽ : : : : ._// : :
ヽ}、 .i { r-、 人ュ、 /:λ',:r :./ : : : : : : : : : : : : : :'、: : : : 〉二ニ/ : : :
⌒}、└i 'ト ィ ノノ:.`ヽ、 /. :} : :i : ,' : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ : :{-´ : : : : : :
⌒--へ // : : : : \ r'´`.i : : Y : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V : V : : : : : : :
',ヽニノ : : : : : : : :ヽ人ミヾ', : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V : } : : : : : : :
【無責任に煽る杜預さん】
/ ̄ ̄ \
自ずと長江より淮水に入り、 / __,ノ '⌒ヽ
泗水と汴水を越え、黄河を遡って都に還る旅になるでしょう。 | (⌒ ) (⌒ ).i
| (___人__) i
またとない曠世の一事ではないでしょうか .| ノ
__ | |
_. } } r 、 __ ∧、 |
iハi i { '、 /. . . . . .` -.. _,. イト、 ヽ、, ____,__ ノ
} }-、i、 ゝ ヽ / . : : : : : : : : : : : : : :.ヽ \、 ___〈
.ヽ/ .ハ,_ ̄{、 `、 / : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ ィ´:::.V、
i リ ) i ヽ, i、、____ /. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,√〉:.;〈 r .ヽ_,.
ヽ,} {-、 ニ-、 ヾヽ .: :`ニ=-- 、_ / . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .∧}::::::',} : : : : : .`、
` -、_ ノ`} } : : : : : : : : : : : : `ニ=-、< . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.∧:::::::', : : : : : : .ヽ
`ニ彡" : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :>< : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .∧:::', : : : : : : :.r
¨ー=ニ二、_ : : : : : : : : : : : : : : : : : : :> ´ V : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :Λ::} : : : : : : :.}
¨`-- 、_ : : : : : : : >' ´ V : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V : : : : : : : i
` ー ´ } : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .曠世とは、世に比較するものがないという意味
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元280年3月 呉首都 建業】
| | l l| | \
. / | | l l| | |', ', ∨\
/ /| | l l| | | ', ', ∨ \
| |」`ト」、l」}ハ 」ヽ〉
/ l_/ | | ,:==、 八
. /Y´- `:| | " `{ ;
/ 人ヽ:l | |:::::__ 〉 ; 存外気持ちの良い男だ。
////>‐ | l {^ ∧ :.
≧s/ | | ヽ /_', :. .親父とは大違いだな
三三≧o_| |>‐'三三: 、 F =‐_ ._
三三三三三≧=-ニニ/ `、 `、 l "''‐"、、
≧o。三三ニ/Ⅵイ三ニ=`、 ` l `i`ヽ、
三三三ニ≧∧ Ⅵ三三三:i、 `、 _l_ ', ◎ >
三三三三三∧ Ⅵ三三三ム `、 ,_= ニ、 ̄_,..-‐ ''"7'ヽ. ヽ ㍉、
三三三三三=∧ Ⅵ三三三}\ \ く ∠ァ‐ァ ァ テ、ノ ゙、、、 〃 ',',>
ヽ_,.ィ, i i .iλ ゙̄、ヽ‐ァ.',゙、ヽ、/ /ll
,r' .i.,' i ト、i 、、サ、ヽナlゝ、!゙、ヽヽ<. ll
ヽ_ .l!ll ',,l.、、_\ァサテ!.K.__゙、 `< ll
(l.',ト `ト 以. `) ゝ‐'リ /.l ',>゙、 ll
/',i゙、.',゙、 ` _ , /ノ_,' i ト、i ', ll
// ,.‐`>`, 。._ ィ,'.iイ./.,'∧,' .', .ll
確かにあなたは曠世の一事成し遂げたと言えるでしょう ,',' (i/リ,.イー<iー',リ>`_ ̄_ ,r'7 ',ll
,..‐''"//< ̄-〈 .ノ<.,_ /ヽイ .,、'j、
,..'", /.,ィ/ 〉',' '7 ト、,r'´‐' i i .〉ィ ',
/‐'ァ,. / /_/ / ,' ' .,' ト、 l i 〈 i ',
/ ,.'./ / /,.∠r' i .l` 、.、 l゙、 `' .',
/ /./ ,' .レ 〈 .,' l ヽ`ヽ.ト、 、 ',
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .王濬は大いに喜び、
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 杜預からの手紙を示して見せたと『晋書』『王濬伝』は記している
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
______ _____
「 ̄ : : : : : : : :___ `''<  ̄ /\  ̄~"' 、
:. : : : : : : : : : : : : : : : : :\ `' <二 / \――┐ \
:. : : : : : : : : : : : \: : : :..:.\ / / ∨ んニハ \
:. : : : : : : : : : : : : :>――‐\ // ∨ 乂こノ /
:. : : : : : : : : : :/::::/ \ノ /Λ 「\ Λ/
\ : : : : : : :/::/:/ / / \_/ ∨ | \ \
\ : : _彡 / / ∨ \ \
_ー=二二 ̄ / / ∨ ∨⌒ \
―=ニ二 ̄ ̄ || | √\ |「 \
.. / / / / | || / _| |、 \ \ |「ヽ \
/ ./ / / | Λ乂 ∨ 7 八「 \ \ \ | | \
|| | ′ l八」 _ | || /_/.斗ニミト―\.ノ\ |「\
\ || | | |/⌒ | ||ア⌒込t似リ「 __/ V \
.. \ 彡|丿 | | /|八斗z| | 八「 ⌒ ̄ ̄ノ \_ \ \
―=ニ彡 | ィ刈炒jノ /\| / 7⌒\ ) \
__彡 / 八 く >''´ / /ヽ / / / \ .そんなあなたと
. // / \ 八 / / _ / / / / > 共に戦えた事を誇りに思います
// ′ |||\ \/ / ィ(´ ´厶イ 乂_ /: : .
.∥ | | ||「 |\ / / / | \二=--: ''゛ : : : : : : : .
」「 | | | |八乂 / > r――//| | _二ニ=-: : : : : : : : : : .
八 「 八 乂___ l__彡イ | |ニニ〕ニニア⌒| || 乂 ⌒\ー=二 : : : : : : :_
\乂 二\| |||ニ/7ニ/ 」 |八 \ \ \  ̄ ̄>''´⌒
__ 二=-‐ ̄ l| |八「 {/ __ /\ \ ヽ >''´
三三ニ==-‐ l| |ニ|_ \/:::::::::::)// \ | | /ニ
/ ̄⌒\ ノ _ノニニニ--/::::::::::/ ∨ 7 | | //ニニ
/ / _ -=二二ア ̄ ̄ {::::: / Λ { // 八 /Λニ
/ / /ニニニニニニ「 乂/ Λ ∨ / // //ニV
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .今に伝わる『晋書』は、王渾・王濬・唐彬を同じ巻で立伝している。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .『晋書』を編纂した人物は、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ 彼ら三人を西晋期を代表する名将と見なしたのだろう
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
おとっしょりだからすっかり本卦帰りして…
,″〃 i| |! !i ! | l ! ! ト ト、 マ∥! ∥
,' ,'|! l ! ∥ ||! l l ! l ' ヽヽ ヾヽ iリ | ∥ i
,' ,'∥ ||i i|! |!i| !|i l. ヽ '、 ヾ 、 '、ヽ |!.!, |ト !
| ! ∥ i ! |∥ !|| lト ! ヽ ヽ. ム、ヽ‐-、 '!| ∥|! l
ヽi | l l | || ト|!、 llヽ i ヾ 、ヾ´ 丶\ヽ ヽ」| ∥i|! !
ヽ、! !、||!、」ャキ-ミ、 ! ヾヽ '´ ヽ> ュ─r= ッ'||! ∥||!ト,l
i`! | ヽ ∨ヾ / し′ j} / !i. ∥||!i !i よく言うわ
| ,ィ! i、ム_」 - ゝ にノ'´ ,′ .∥||!川
|レ‐ヤ |!ト / 、─────'───'─‐-
_, -─ 7 } ||!ヒ‐、 ` \
丶、 l ! ||! ! 丶、ヽ ¬ニヲ \
丶、,′ ,'| ||! |i ヽ ′ \
_ / .,' | ||! |L > 、_, ´ ヘ ,. ''⌒ヽ'" ,.、 , 、 ∨////// /ヽヽ
/ `丶 / ! !!'´ ) / ∧∨ヽ r―‐/ ,.` ` `,.-‐V//// ///〉ヽ
l / / / ,' ヽ ヽ― 〈./// ヽ
/ ./ / .! l . ヾ/ ヽ
<ヽ / / .l l ! ! i \_ ヽ
. ヽ.〈r.、 ,イ′ ! l l. ! l ヽ`l. l!
/ ヽ,.ヘ./ '⌒ー-十'´⌒ー-、__ l. ! ! ヽ. l!
´ ヽ ノ/ ; l { ー‐- ゙、 ⌒l_ l ゙、 ヽ l!
∨'"i ./ .l! !, ヾ、 √下;;刈 l!、ー-',_ゞ "〉´ l!
おや、あちらにいるのは…… >!.i! {ゝ! .)ヽ ー"リ.! lノ l ヽl./ l!、
_ -―  ̄ ヾ、 ヽ' .ノ、 'ノ ' ! !⌒ l rゝj
,. ´ _,. -,.‐ ,. - イ 冫./ 、 ' .イ ,′ l .i 乂. ! 〃 }!
/ ィ'" '" ,. '" /.ィ.{ .,'、 ,>,、-.<'/, 人} l ヽ `ー</ノ ;l!
. / /.'" ,..// ,. {.' ( ゙、._` ヽ ! `li ´!{.!Y└-- ――¬、 'ヽ、/!`ヽ
// ///' / `,.__,....ニゞゝ‐-、.ィィ'"<ー- .._ i-、 丶、 、
リ′ ,.' /,.'/ / / 人},.、-‐ .i.:....::ノ;´l. \ <. /ヽ ヽ. ヽ. ヽヽ ',
/ {、/ ,.' ./ / /! ! リ‐ ヽ ノ` ´ / l. r'ヽ /ノ,' l } i ト、;ノ
}二ニ士ニ二{]
|j|
,γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ .__|j|__
| ……呉の群臣ですね | r‐‐、囗凵 凵囗 r‐‐、
ヽ_________乂 {{ }不ニ=ニ不{ }}
n ー-ヘ V ´ ̄` V /千'′
iTk | k七こデi | {{}} 爪
「 「¨l Å | i `く_ぅ i | }} 8 _
--_-‐─┐ | ! l / ヘ | i 廴丿 i | {{}}ヘ rュ-く > ニ 二, ̄ └──
ニ|口|ニニニl ____ ' | i / rーvi |ニニニニ才¬─‐---イ 「 ̄ ̄ | ̄ ̄
-‐¬  ̄ ̄込爻k爻|lニニニニi爻t爻┌| i { └ソi | ̄ ̄ ̄ ̄! │|ー- ⊥_
L上幺爻.!仁ニニ三込 二ニ | i rぅ丁 ri |ニ _‐- ⊥ ,___ |/ニ¬「¨ ー- ¨
_, -‐  ̄ > ' ´> ´ ̄, ニ -- ─ | i ゝィ i | ─ 、‐ 、`ヽ、‐ー┴- ⊥ニ¬|
'´ ,. '´ / // / / ̄| i / rーvi | ̄ヽ ヽ ヽ \ `ヽ ¨ ー- 、
. / / { { 〈 ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノ ノ ノ } ',
/ { ', ヽ、 \ `  ̄ ̄ ̄ ̄ ´ / / / j
.,' ヽ \ ヽ、 _` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_´, '´ / /
j \ 丶、 _ ` ̄ ̄ ̄ ̄´ _ -‐ '´ /
| \ ` ̄ ̄ ̄ ̄´ /
ー=ニ二_/ / : : : : : : : : : : : :\:\__,
/ /: : : : : : :|: : : ::: : : U : : : :ヽー'"
./ ::/ ::|_,. (_ ∧::::/::: : : :',:: : : : : ヽ
_,./ :::|::イ"|: : : ::::/`ー/:|:::: : : : :|::: :: !::: |',
あれは晋の将軍みたいだな。 / / : ::|/ ;ヘV: :::::/=≠=、:::::: : : :|::: :: |::: |: ',
/ ,' : : :: :/f::| V:::/f::::ヽ ヽ::::: : :/::: :: |::: |:: |
まさか晋の奴らが 〈 =-/ : ::: :;弋ソ V |f:::c:! ∧::: :/ー、::: |::: |:: |
建業の都を闊歩する日が来ようとは思わなかったぜ ', /,.イ:::::ハ 丶 弋ソ / }:::/´ |::: |:::/ヽ!
.', '"ヽ-ゝ、 __ |::/ー'":: へ{
.ヽ 〈T>`==` イT,.|/ ̄ ̄ヾ
\ | | | r、|r" 〉`ー-、
ー=ニ二_/ / : : : : : : : : : : : :\:\__,
/ /: : : : : : :|: : : ::: : : U : : : :ヽー'"
./ ::/ ::|_,. (_ ∧::::/::: : : :',:: : : : : ヽ
_,./ :::|::イ"|: : : ::::/`ー/:|:::: : : : :|::: :: !::: |', しかし、酒好き皇帝から解放されたら、
/ / : ::|/ ;ヘV: :::::/=≠=、:::::: : : :|::: :: |::: |: ', 今度は衝撃の王渾から宴のお誘いとはな。
./ ,' : : :: :/f::| V:::/f::::ヽ ヽ::::: : :/::: :: |::: |:: |
〈 =-/ : ::: :;弋ソ V |f:::c:! ∧::: :/ー、::: |::: |:: | 年寄りにはきついぜ
.', /,.イ:::::ハ 丶 弋ソ / }:::/´ |::: |:::/ヽ!
.', '"ヽ-ゝ、 __ |::/ー'":: へ{
.ヽ 〈T>`==` イT,.|/ ̄ ̄ヾ ,. -― - .,
\ | | | r、|r" 〉`ー-、 , ィ ´ ` 、
/ \
j i / { ヽ
ノ !、,く ,ィニニ二`_ ノ _ハ
ヽ`≧。}-}くヽー゚―ィ´_ ´r、ヽ
}、ライ/::::} `ー-‐ " くニ、} i
{ i f::::::ヘ、 ノ {r‐ ノ
ですが、出ないわけにもいきますまい。 ヽ ハr==ー`ヽ r' ,_/!
ハ´:i:i:i:i:i:i:i:iハ:i:iハ ! i i
我々の今後の身の振り方にも関わりますので イ:f 二二 ヽ:i:i\ j |
i:i ヽ 〉:i:i:i:ヽ/ i
j:i、_/\_/:i:i:i:i/ !
/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/´ ムェィ==、f-、
f≦、rイ7/> ´ j/////、_ノ/:.:.:.:.:.:\
,イ∨|| |// 二ニj/////>:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\_
/:.:.:ト ヽ|| |/ _二ラ////:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i |フ7ー
_,. ィ  ̄7/:.:.:.:.: 人ヽ|| |////≧ ´/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j F |_
呉 中書令 胡沖
├=二_三二_____;:=‐'":::::;:-‐'´ ,/:::/:/ |:::::||:ll::::::::;:::::|
|:::::::::|::::::|::| ,l ̄|,イ≠=ミ;ニ‐'´ ̄ /:/:/ 、,_|::::||;イ:::::::|l::;:|
,|::::::::::l::::::|::| |:::::| |′ rヾ;ミヽ /:/:/ |`:| |:::::::|レ|:|
|:::::::::::|::::::|:l |':::::| ,iイ'jリ′ ,/::::::;/ _ |::| |::::::/,//
|:::::::::::::|::::::|:||::::::| /t:;シ _,.-二-‐'´ ,彡=、, |::l,│:::/ l:/ せやな。
,l::::::::::::::l:::::::::|l::::::| ヒソ′ ,.rリア ,リ! 」:::|,|:::::|,//
,|;;___」::::::|:|!:::::| 、、 .、. /t:;j'′ /;;|;:::l,|::;イ:/ けど、これで、
〔:.:.:.:.:.:.:.:.'|:::::::|:l:::::| , ヒソ′ ,/;;;;;ri':::::|/':/ 流罪になった人らも帰って来れるんとちゃう?
,ト―‐‐-、;」;::::::|:::::lト、_ 、. 、 /;;;;;_;:ニ|‐'´川′
〔:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|::::::::|:::||:.:.:.``ヽ、 丶 /;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ′`
,|;.-―-、;.:.:.:.|::::::::l、||\;.:.:.:.:.:.`'ー、,___,. -';;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;|
/l'´ ̄ヽ、ヽ;.:.:|:::::::::l||:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:;_;;;;;;;;;;;|;;;;;;;|;;;;;;| ,、_
,/:;| \\:|:::::::::l|:.:.:.:.:.:.:`ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〉;;;;;;;;|;;;;;;;|!;;;;;| _.. -―<:ハ:::::`'.
'::::| ヽ,ヾ、:::::::|、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/;;;;;;;;;;|!;;;;;ヾi;;;;| 「 ̄::::::::::::::::::::`ヽ::::::,
.}'.::::、斗::、::::::::::ヽ}::::::l
呉 尚書 陸喜(字:文仲) .{:::、V:-rォ≧=--r`:::::l
.}:::::リ " , 〈r/::::::: l
ノイ ` ニイ,, ̄}:.:.:.:.l
/:.:.ィ升、:.:.l
. ':.:.ィ'":.:.:.:.l:.:.: l
./::〃:.:.:.:.:.:.:.j:.:.: l
/:.:.ノ':.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:l
./}::/:.:.:.:.:.:.:.:.:∧:.:.:.:l
そうなるといいですね / T:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:V:.:.l
,' ./'、:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:V i
,' / ‘、:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:.:V|
,'./ /:l:ミx/ハ:.:.:.:.:.:.:/:|
,'/ /:l:l:l:l:l:l:l:l>、:.:/}:/リ
.' ./:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l'. `’/|/
| }:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:心,'l:|
【紀元280年3月 呉 揚州 臨海郡】
. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::::::::::::::::.
::::::::::::/::::::::::,'i|:::|:::/l:::::::: |ハ:::::::|:::::::::|
{::::::::::/::::::::::/斗┼- |::::::|::| _」_:::::|:::::::::|!
|/::::/::::::::::/ ,ノ八 |:::::ル′八ノ|:::::::::|{
. /::::厶ィ:::::/ ,ィ行ミ、 厶イ ,x行ミ、|::::::::八
/::::::::::{ |::/ ヒソ ヒソ ハ::::/::::::\
/:::::/八|′ / }/  ̄ ̄
.  ̄ ̄ }ハ「\ ′ .′
. }八|\ o 晋軍が呉を滅ぼしたら故郷に帰れるのかな?
r‐ノ _. <
/: : : \ ,/ l|: : : ` . _ 何か複雑だよ
rく⌒´: : : : : : : く\ l| : : : : //}
. / \\\: : : : : :\\|: : : :.//ハ
{: \\\: : : : :,/⌒}: :// ,
| \\\: / /ハ ̄ ̄\ ′
. | \\/ //// /┐ ,
. | \ } /{ //// -=て二ノ\′ γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
. | ∨/|: : |〈// | <ニニイ: : ∧-─┐ | 例えば賀循ちゃんとかな |
| l/ :|: : |: ∨_|:_<ニニイ : / \ :! ヽ_____________乂
l / \:\_/ └=イ: :/ |
. / / \/ ∨ |
{ / / \ /
【紀元280年3月 呉首都 建業】
,.-'": : : :{ {: : : : : : : : : : : : : : \
,.-'" .... / / : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
,.-'" : : ::::/: :/ : : : ::/:::イ:: :::: : :|:: : : : : : ヽ ̄ ̄
.. ̄ ̄ ̄`7 :::/ : : ::::イ:::/ |:: ::∧:: ト、::し' |:: : \
/ ::::,' : :::/ゝ≧、|: : /ー'|:,'ヽ::::: : :|:::::: : :ヽ
./ :::_,' :fX 〈 f : : } |: / T示リ',ヽ::::: : |:::: : : : :
/'"´ /イ=ニ!|弋_C' |/ { ::::: } |',::: : ト,: r、| ̄ 俺たち、運が良かったのかもな
|fニミr、j `ー゚_/|',: :|ノ: |
.,イ `--{ ヽ、 ,-、 /´ ノ、|!  ̄
/| \ )、=、>-<| /Y\ヽ
/: \ ヽ/}: :\!/:: :::/ヽ/ /: : : \',
. /::::::::::::::::::::::::::::/ |:::: | -‐∨:::::∧:::::::::::::::::::::::::::ハ
′:::::::::::::::::::::: / |:::::リ \:::::ヘ::::::::::::::::::::::::::::::l
. i:::::::::::::::::/:::::::/ l:::::; \:::\:::::::::::::::::::::::::l
|::l ::::::::::/:::::::/ |:::/ ,≠ ,千㍉ト::::\::::::::::::::::::::!
|::|::::::: /::::::; '=ミ、l::/ {:刈 :|::::::> .::::::::::::::|
|::Ⅳ::/:::::メ、 {;ハ :/ Ⅵリ :|::::::::::::::|:::::::::::::: !
. 八:{ V::/:ム Ⅵ! "´ |::::::::::::|::::::::::::::::l
今度の戦でも随分と死んだみたいやしなぁ `/\Y:ム ゞ ′ ::::::::::::::リ:::::::::::::::::!
|::::::l ,::::::::::: /:::::::::::::::::::|
|::::込、 -、 ,::::::::::::/::::::::::::::::::::::|
|:::::::::::::> . ,. <,'::::::::::/::::::::::::::::::::::: |
|::::::::::::::::::::::::::::::ニ´ /:::::::::/::::> .::::::::::: |
|:::::::::::::∧::::::::::::/l /:::::::::/_ --___\:::::::::|
|:::::::::::/ ∨::/ ,.::/:::::::::/ > ´- ヽ::::|
---===-- 、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
〃:::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::ヽ
〃:::::::::::::/:::::::/l::::::l:::::::ヾ:::::::::::::::::::',
〃 ::;;;;;;;;:/::::::/い:::/∧::::::ゞ:::::::::::ll::::i
〃 ::::::::::/: :::/ l:::::/___\;;::',::::::::ll:::i
l: :::::::::〃:ノ .l:::/ ===-、x\:::l:::i ウチ
∧l:::/:イ==、/ ′i゚ミi ´ l::ヾ::::l:::::i 陸氏の子らも……
/\',` ムi 弋゛ .l::::.::::::::::::!
l.∧ 弋i . i::::::::::/:i:::l
i:::::( _ .川::::/;;::::::i
,':::::: ` 、 ≦:::::::/;;;;;;;::::i
/::::::::;;;;;;;;;;;;;;≧ ´:|. /:::/、;;;;;;',:::i ィ≦ニニニニニニ_ニ_ニニニ/
/::::::::i/ 、ニ ト /.//::/ニ==ミ;;:::::', /ニニニニ> ´--=≦ニニ/
\ニニニ/=ニノヽ-/::个ー:^>.、 __ . -=ニニ:ヽ
ー=-‐ .ィ个ハ:::V::八::::::::::',::::::\: : : : : : : : : : :|
/:/:::::/ミ、::{:::/∨::::::|:::V:::∧:.|: : :/: : : :}
/::::/:::::::{_> ^ ∨:_:|:::::V:::∧|:/-―: : {
′:′:::::′ ´ V::|:`:::V::}:::}´ : : : : : : |
|:::::{::::::斗 ‐ Ⅵ::::::::}:::|:::|: : : : : : : ;
|:::::|::::::::{ ´,f≦彡:::i!::|::从: : : : : :.′
|:::::|:::::::;L_,r彡' ´⌒{:::::::::::::V: : : : : : : ′
世方ちゃんも死んじゃったわ~。 |:::::|::::::::'⌒´ 、 V八:::::∧: : : : : : ′
|:::::|::::::::{ __ ∨::\::∧: : : : :l{
率直に言って、宴会に出たい気分じゃないのよねぇ~ .从八:::::|ヽ u ´ 〉、::::::\{: : : : :ハ
/:::∧:∨:{:::个., /丁ヽ::::{: \: : {::人
./::::/::∧:∨ト人:::{::≧=- く「 ̄ 八: `\: : : :|⌒ヽ
/::::/イ八}::}::ト、:::}人 l{ 八 / : |: : : : : : :八
/´ ̄ 〉Y{ :  ̄: :》、___∨ィ≠ミ、ヽ{: : : : : : :{
.′: : : : /{{/ハ{≧=彡{:.:|: : : : : : :|
}:、: :r<__ 〈/ /|」. ミ.V乂: : : : :/
|> ´ ̄ /o \ : :.イ
| ̄| П Л Л | ̄|!
li r┐ 「 ̄V^V^V ̄| 「 ̄V^V^V ̄|
―‐tr┴t-r┴lL_ L.∩∩_∩∩」 L∩∩_∩∩.」
_ _ | || | |:. .:|‐v┴v┴v┴vi|:. .:| _
| ll | || | _ | [] :| | [] :|____fl____f!_____旦_血_」|_
二.∩..二. ィうハぇ、 ┴―「l‐「L. 「 ̄ ̄ ̄ ̄|l∩∩∩∩∩fl「 ̄ ̄ ̄ ̄|二⊥二二⊥二二⊥二二二⊥二二二コ
:Ш: 〃ハソ八ツミメ ┤―‐|ー‐'平| [] [] | 「 「 「 | [] [] | | | 「l | 「l 「l | 「l |:
二.∩ ハ へソハノ二ミ、. l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―|ー―‐ー|ー―‐ー|ー――‐ー|ー――‐ー|
yシイミ火ミメ. 乂ハ三二ミメ l /ハ :| /ハ |:ハ. /ハ ハ.| /ハ | | /ハ l| /ハ l| /ハ./ハl| /ハ :|:
`亠ソイ彡Zミメ、 ツハフソト. l |土| :| |土| |:L.l l土l L.l | |土| | | |土| l| | ィッャヤ爻ミ>彡ミメ、_ィ
ツハ、 彡火ソ彡ミ 二Vソノ :土l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―| ィッメハソ爻ソ爻三ミメ ソえ
彡代爻 爻火彡 「L. ー=ミメ ィハぇェ、 [ ] | 〃⌒ヾ. :| [ ] .: ィッャ へ巡巛ケネえ┴,ィッくぇ、ッぅ
ミ彡イミメ、 彡_「| ̄!「l ̄L... 父''⌒ヾミ、ミメ. :| || || | [][] .: ミ彡ミく ,.へマ彡ケ気 彡イ三Уミメ
爻刈ミ彡爻、_」___.l:_:_:_:_] ー父ミメ、.入火..∩| ||__|| |∩ ∩ 彡イ ィ彡升三フナ二 シミ彡之えミ
林炎杉化彡父ミ |: : : |゙ ̄ ̄|爻父ミメ、ミ彡、 ̄ ̄  ̄ ̄  ̄彡⌒ヾ ̄ 彡気三二イ入シ У气三平火 ぇ
ミ 林杉ハ爻彡㍉ _|:_:_:_| ̄| ̄|ィ入 二ミ 杉 :::::: :::::::::::::ノ ぇこ >ぇ ク三こけ手彡 ソハヾ' xハ 彡シ
ミ>、 林杉仇へミふミぇ|: : : | | ll |彡シ升三ミ 炎x:: :::::::::::ハィー彡ケハ 彡イうW宀 ノシノソ ,ィーくハソ
父メ、 杉爻モ二うハミ : : :.|―|―|杉不タZx 入巛:: ::::::::::へィ彡えソ八 彡多タ シ升彡へぇ ソハこミメツ
炎彡ハ 杉才辷彡ハ<仁ミぇ | |林杉木シ㍉、 ツ:: ::::::ィ彡升彡ハミ ソ杉ソ イソ入彡 ィ<彡升ミ三千
森林杉 杉火彡父杉二くミ、 | ll |森林杉木彡ハ ::: ::::::::::勺不三爻 从X升 ケけ三 ケく彡升林杉タミ に
森林杉 林杉ハ三木杉イ゙rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrFコrrr|rrrrrrrrrrrr|rlFコ穴rrrrrrr汁火УクノУ シハミソミ巡 久彡へ
森林炎杉 杉彡林杉三 IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|出IIIIIIIIIIIヘ人 タケ ィツイハソミ木 三杉 ふく
森林炎火ミメ 林杉ミ癶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... ......::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 寸辷 シヘシハソミ木 ミ二こ彡火
.γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| ……気が重いな |
ヽ_________乂
_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.`
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 この日、王渾は建業の宮殿に入り、
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ 盛大な酒宴を催したと『晋書』『王渾伝』にある。
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l まさに勝利の美酒を味わったわけだ
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
【紀元280年3月 呉首都 建業】
| ̄| П Л Л | ̄|!
li r┐ 「 ̄V^V^V ̄| 「 ̄V^V^V ̄|
―‐tr┴t-r┴lL_ L.∩∩_∩∩」 L∩∩_∩∩.」
_ _ | || | |:. .:|‐v┴v┴v┴vi|:. .:| _
| ll | || | _ | [] :| | [] :|____fl____f!_____旦_血_」|_
二.∩..二. ィうハぇ、 ┴―「l‐「L. 「 ̄ ̄ ̄ ̄|l∩∩∩∩∩fl「 ̄ ̄ ̄ ̄|二⊥二二⊥二二⊥二二二⊥二二二コ
:Ш: 〃ハソ八ツミメ ┤―‐|ー‐'平| [] [] | 「 「 「 | [] [] | | | 「l | 「l 「l | 「l |:
二.∩ ハ へソハノ二ミ、. l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―|ー―‐ー|ー―‐ー|ー――‐ー|ー――‐ー|
yシイミ火ミメ. 乂ハ三二ミメ l /ハ :| /ハ |:ハ. /ハ ハ.| /ハ | | /ハ l| /ハ l| /ハ./ハl| /ハ :|:
`亠ソイ彡Zミメ、 ツハフソト. l |土| :| |土| |:L.l l土l L.l | |土| | | |土| l| | ィッャヤ爻ミ>彡ミメ、_ィ
ツハ、 彡火ソ彡ミ 二Vソノ :土l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―| ィッメハソ爻ソ爻三ミメ ソえ
彡代爻 爻火彡 「L. ー=ミメ ィハぇェ、 [ ] | 〃⌒ヾ. :| [ ] .: ィッャ へ巡巛ケネえ┴,ィッくぇ、ッぅ
ミ彡イミメ、 彡_「| ̄!「l ̄L... 父''⌒ヾミ、ミメ. :| || || | [][] .: ミ彡ミく ,.へマ彡ケ気 彡イ三Уミメ
爻刈ミ彡爻、_」___.l:_:_:_:_] ー父ミメ、.入火..∩| ||__|| |∩ ∩ 彡イ ィ彡升三フナ二 シミ彡之えミ
林炎杉化彡父ミ |: : : |゙ ̄ ̄|爻父ミメ、ミ彡、 ̄ ̄  ̄ ̄  ̄彡⌒ヾ ̄ 彡気三二イ入シ У气三平火 ぇ
ミ 林杉ハ爻彡㍉ _|:_:_:_| ̄| ̄|ィ入 二ミ 杉 :::::: :::::::::::::ノ ぇこ >ぇ ク三こけ手彡 ソハヾ' xハ 彡シ
父メ、 杉爻モ二うハミ : : :.|―|―|杉不タZx .| 晋の安東将軍にして太原王氏の当主、衝撃の王渾である .|
炎彡ハ 杉才辷彡ハ<仁ミぇ | |林杉木シ .ヽ___________________________乂
森林杉 杉火彡父杉二くミ、 | ll |森林杉木彡ハ ::: ::::::::::勺不三爻 从X升 ケけ三 ケく彡升林杉タミ に
森林杉 林杉三え杉辷彡化. | |メ、γ三ミY彡イ゙:中 中::::::::::::::::卞:::::::从く巛 うイ彡ク ソ二爻タ彡林气 炒
森林杉 林杉ハ三木杉イ゙rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrFコrrr|rrrrrrrrrrrr|rlFコ穴rrrrrrr汁火УクノУ シハミソミ巡 久彡へ
森林炎杉 杉彡林杉三 IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|出IIIIIIIIIIIヘ人 タケ ィツイハソミ木 三杉 ふく
森林炎火ミメ 林杉ミ癶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... ......::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 寸辷 シヘシハソミ木 ミ二こ彡火
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .これから紹介する逸話は、その宴席でなされたと思われる
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/: : : : :`ーv - 、
/: : : : : : : : : : i: : : :丶
l: : : : : : : : : : :ノ: : : : : }
」: : く  ̄ \: ll: : :_: : :ノ
(Iヽ_/ヽ,ニミ ` '_´ ィ: / .気になるであろう諸君の今後についてだがな。
r- 、 __ 千于i___ ノ <t:ァ`i'´
゛-'、ノ\_つl l l __ _ / / .近いうちに正式な沙汰が下るだろうが、
/_>´ ̄ `i r`=y'` / 当面の間、呉の州牧・郡太守以下の者は、従来通り任用する方針だ。
」 ‐'二二) lヽ_ 二__/
... -‐' ヽ _二i ヽ:_:_:_:_:l ヽ‐-、 .ただ、一部の高官は呉主と共に洛陽へ移ってもらう事になるだろう
/ ̄ 〉 < ヽ__/、 .,l /l |  ̄\
ヽ ∧、__..ィ ヽ 八 l l
' / \
/ / / { ヽ ',
.' / | {、 ', l } }
{ l | ィl⌒`从 ', Y⌒ヽ } }
{ l l,ィ斧ミト、__', ィ斧ミァl/ ム
∨、 V{ゝVり Vりィ /_ノ_
{\ム ' -=彡' ノハ)
弋_入 マ ァ ィく___)(
本日の所は、堅いお話はこれぐらいにしておきましょう。 ( ゝ-‐≧r-‐彳l⌒
_,,..-‐/ {} リ ヾ. 、
それでは、大同の世の到来を祝って…… /:{: : : ,' {、./ .|: : `ー.、
.r'^マニニニフ : ,' ,ィ^i^_入 | : : : : ハ
j ‐乂_ノlノ: l/{lVV /: \|: :l: :lノ: :
r{ _ノア/l:γ: : : : : :Y/Y: : : 回: :ヽl : : l
}:.\ノ:}' : /: : : : : : : :∨ : : : : : : : : Y : l
V: ̄ : Υ{ : : : : : : : : : : : : : : : : : : ノ: : :
}: : : : : : 乂: : : : : : :-=========- 、: : l
{ : : : : : : : l`ー─‐彡: : : ̄ー-二二 Y:ヽ
丶: : : : : :/l: : : `ー: : : : : : : : ゝニ ノ: : l
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
≧ 乾杯ッ!! ≦
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
,. -‐==、、
,. ===、、 o ○o. i :::ト、
_,/ `ヾ´´`ヽ、 ゚ .l :::ト、\ イィィイャッホォォォォオゥ!!!
// .::::/ :::::!===l :::|ス. ',
/./ .::::/ ::::l | __ ..... _::::|} ヽ l-、
. ,ィク ,'..__ .::::/ ::::l :l '´ `)'`ヽ ヾ;\
/::{゙ ヽ、 ``丶、;/‐‐- 、::::l `'::┬‐--<_ } ./;:::::\
/::::::::! ,>---‐'゙ー- ...__)イ ,. -‐‐-、ト、 |l::ヽ /;';';';';::::\
. /|::::::;';';'\/} (ヽ、 _/| (´ _,.ィ!::ヽ. ヾー'´;';';';';';';';';:: /ヽ、
/ ,ノ:::;';';';';';';';';'/ /ヽ、二ニ-イ ヾT ¨´ ,/;';';::`、. \';';';';';';';';';';〈::...
. / i::;';';';';';';';';';'/ ,イ.:::::::::::::::::: ! ヽ`ー‐'";';';';';';';ヽ \';';';';';';';';';!:::::
.
, ' ̄ ̄ ̄ ゙̄ヽ
,イ / ヽ ト、
i ヽ─、 |ー' i
ヾ_,,;;;》 〉 ヾj j/ 〈;;_ノ
l ヾニア fニアl
i 〈 i
| トェェェェイ / .天下統一を祝って
.| \ `ニニ´/ .ビールかけしようぜ!!
| ヽ ー '_
,-ー、 ヽ;;;;;;;;;;;`ー-、 .今年もカープ優勝で決まりだろうしな!!!
;;;;;;;;;;\ー、 ,-i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ..
;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丶_ /ニY二ヽ
/( ゚ )( ゚ )ヽ
/⌒`´⌒ \
| (-、 |
,-ゝ、 ヽ___ノ | ト- :、
さすがに気が早過ぎるっていうwww /'´ミ)ゝ^) | |r┬ー| l ,/;;;;;;;;;;;;`゙
ト、つノ,ノ ∧ l | / //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
けど、今やカープこそが球界の盟主、 i _,,.:イ レ''";;;;;ヾ二,-;;´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
神ってるから相手が勝手に負けてくれるっていうwwwww ヽ ゙v'′ ,:;;;;r-'"´`i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ヽ ゙':く´ ;f´' ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ヽ ヾハ. l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
t `^t;\ ,,.ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/二二Yニヽ
/ ( ゜)(゜)ヽ
/ ::::⌒`´⌒::::\
| ,-) (-|
,┤ i〈 、_____, 〉 /
/ ! ヽ\+┼┼+/ /
__/ ヽ `ー‐‐'´ / 待ってろ大谷っていうwww
, -‐''" i \ 人 ニヤニヤ
ヽ \ / i `ヽ、
\ 丶_/ | \
ヽ /O \ | \
_| ̄|_| ̄| | ̄|_| ̄|__| ̄|_| ̄| | ̄|_| ̄|_| ̄|
|_ _|| | ̄ | | | | ̄ | |  ̄|
r┘└へ| |二コ ┌'| |二コ ┌| |二コ ┌'| |二コ ┌┘
〈 〈] ゚,、〈| | o ヽ| | o ヽ| | o ヽ| | o └「 ̄\
ヽ-ヘ_>ノ_ノ|_|、_ハ/|_|、_八ノ|_|、_ハ/|_|、_ハ/`⊇.ノ
___
_,,,,,,,,,_ {n_}
,,,x-─''''''''''''''''ー-─く,,,,:..:.:::..;~゙''',二区い}つ
,z'~:; 彡;:. : .::.;'':::.. ,,:.:;''..:.,~ミt、:::;;t~ {こ} __
,,,イ~ .;:`メ:;;...,'',:::..:::,:..;::::..;:. __,,,,,;;;;,二ュ,,,,,,,,,,__{n_}_
ン~;: ,,:' ,,,:::,':,;'::゙;;';;:...:::.'';::.,;:: ,r'~ `". ;:... .::::;;,;::,:'.:,,,;;;}い,}二)
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まあ、こうなるわな 〈 =-/ : ::: :;弋ソ V |f:::c:! ∧::: :/ー、::: |::: |:: |
.', /,.イ:::::ハ 丶 弋ソ / }:::/´ |::: |:::/ヽ!
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\ | | | r、|r" 〉`ー-、
これはつらい
_| ̄|_| ̄| | ̄|_| ̄|__| ̄|_| ̄| | ̄|_| ̄|_| ̄|
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r┘└へ| |二コ ┌'| |二コ ┌| |二コ ┌'| |二コ ┌┘
〈 〈] ゚,、〈| | o ヽ| | o ヽ| | o ヽ| | o └「 ̄\ \__人_人从_人_人从/
ヽ-ヘ_>ノ_ノ|_|、_ハ/|_|、_八ノ|_|、_ハ/|_|、_ハ/`⊇.ノ _) (__
) 呉の諸君ッ!! (
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|:::::::.へ:_:.ハ/_∠二Z `i:::::::::::::::::|
. ヽ:::::l≧=_, `‐ コ・エ7 |::::|ニ、::::/
\レ´:.:.:|  ̄ _ |::::| }/ 諸君は亡国の生き残りだ!
{、:.:.:/ _,,..===''' |::::レヘ
<_/l ̄ `ー'´ _,,,―'''l |::::| \ ___ .悲しまずにはいられんだろう!!
|ハ / Tニ―''' ̄| /::::| /l:::::::::::::::
|l ヽ ヽ__ノ /::::/ / .ト、::::::::::::
|l }、 ___ /:::::/ / |:::\:::::::
|l 〉:::::::::::::::::::::::::// |::::::::::',::: , |丶 ', ',
. 〈_,.. ‐┬――‐′ /|::::::::::::.l: | \ __ ', l: ', ',
. /:::::| /\ / |:::::::::::::|: ′ | | '´ ̄``丶、._}i l | '/
| |', || ,ィア示豺 ヽ l .l∨ }ニ=-、
|^从 | ′f (_リ′ }l /l '⌒ヽ γ´ ヽ
| / ハ rミヾ ゝ' "" ーイ /l / l/ } V }
{l { | Y リ ノ′ / ノ / γヽ 丿
V ∨', l| r′ ι / イ ,イ (
',:| l /ヽ ̄ ノ ノ
'从|ヽ ′ ∨ / フ
ッ!! _,,..-───‐- ..,_ヽマヽ ∨ / ノ ァ‐'
〈 Λ Λ ∧ 〉 、 ィ : ∨-ゝ-'
_ r‐Y〈 〉 〈 〉 〈 〉 { 丶- ⌒ヽ ィi〔/ハ__
` 、 ヽ_r⌒ V∨_∨_∨ ノ } ィi〔////>''辷ァ、
ヽ }\ `<r===r>´ _ ィi〔///////: : : : : :ヽ: ヽ
', `ー辷二二二ニ= _,,..-マ/,とつ/// : : : / : : : : : : :.
、 ノ / }///ハ'///// : : : : : : : : : : : : : : : :.
ノl l//)> ノ/,/: V//: : :/: : : : : : : : : : : : : : : l
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .宴の途中、酔いが回った王渾は呉の人々に言い放った
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
::::::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::∨:::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::|
::::::::::::::::::::::::::::7 ∨:::::::::::∨::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|
:::::::::/:://:::::::,′ ヘ::::::::::::∨:::::::::::::::::i:::::::::::::::::|
::::::/::/ '::::::::/ \::::::::::ヽ::::::::::::::,':::::::::::::::::i
:::厶イ'::::::::/`´`ー---`ヽ、::::::::::::::y^ヽ::::::::::::::::ヽ
∧_ ./::::/ _zy T-x_ヽ、 }::::::::::::::::::::\ あんまりや~
::::ヘ`ミ、 r≦'_r 、 |:::/ ,-、 {-、:::::::::::::::::::::::>-:............__
ヽ::tチ' ´  ̄ ̄`ー' .|:::{,.イ: :--z< ヽ-、:::::::::::::::>xー------
: ',八 ,.- __ |j: : // ``ヽ. ヘトヽ、:::::::::::::::::::::::>-:....
: :.V:::> _V: : : : : : : : :)..::::!:ヽ:// ヽ V: : :ヽ、:::::::::::::::::::::::::::
ヽイV:::::::', ヽ: ー:Tニニ´/: :,:|:::::y' \',====-、:::::::::::::::::::::: __L≧ノ:〃::::::}}:::::::::::::::::ヽ::::ヽ
/ V::::::',、 .\: :i /、イ: :|::::∧ `ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::: ,,'"::::::::::::::::::::::: ̄:::ミx::::::::::::::::::::::::::::,
∨::::', \イ ヘ./ ヽ:::!:::{::::ヽ }:::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::、:::::::::::::::: l
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::l
r-≠――<___ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::: l
{::::::::::::::::::::::::::::::-<::::::::::::::::::::::斗::::::::::::::::::::::::::::l
ノ!:::::::::::{::::::::::::::::::::::::: ̄ ̄ ̄::::-=≦:::::::l::::::::::::::: l
/:∧::::::::::',、_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄ ̄ア.、l:::::::::::::::::l
::::::::ヽ:::::::::\`''x.,::::::::::::、::::::::::ーz―= };:::::::::::::::::l
`ヽ::::::\:::::::::\ ≧=- \ー-、'. { ノ::::::::::::::::: l
}::::::::::'\:≧x\≧:〕 ` ` /‘,::::::::::::::::::l
ノへ::::::::'、 } ⌒{. ‘,::::::::::::::::l
悪趣味ですね }::::ハ{`リ__ ,,' 、 .斗---、:: l
ノイ ` ., 、__ イ ,,'":.:.:.:.:.:.:/::: l
ー‐''" /} ,,'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{:::::: l
ノ:.:.:,レ'":.:.:.:.:.:-――=ミ::::::::l
_.イ:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:、::l
/:.:.:.:,:':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. Ⅵ
/:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.x≦二二ニ≧、:.:.:.:.}:l
. ,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
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Y¨ヽ:::〉 _,,、`<::::::::ハ:::::,. ,、i::/
f } }}ゝ/-'´,--ゝ、_``' ゙_,ィ/ ゙i/
ゝ‐ァ‐h. Y:.:.:.:.:.:.:.:.}" /≦゚-'.i
{.} i__i,人:.:.:.:.:.:ノ | ./ そこの仮面の御仁はどう思う?
._.,.、.-≦/:ハ iN.、 `".._,,,_ 、_ | __ ,.'≧::....、___
‐::':::´:::::::::::::::::,.:'::::::| ','、:'、`゙'"、__,゙." /`'´::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::/::::::::::| ヽ',::ヽ `ニニ ii:::::::':、:::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::/::::::::::::|i ヽ:::ヽ,..-::‐::-:..i:i::::::::::::'、::::::::::::::::::: / l! ヽ ヽ
:::::::::::::::::::::/::::::::::::::i '、 ヽ::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::::',::::::::::::::::: , |丶 ', ',
:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::i ヽ /',--‐‐‐--.' i::::::::::::::::',::::::::::::::: | \ __ ', l: ', ',
:::::::::::::::::,'::::::::::::::::::::i \/ 〉:::::〈. `' |:::::::::::::::::',::::::::::::: ′ | | '´ ̄``丶、._}i l | '/
::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::i /::::::::::', |:::::::::::::::::::i:::::::::::: | |', || ,ィア示豺 ヽ l .l∨ }ニ=-、
|^从 | ′f (_リ′ }l /l '⌒ヽ γ´ ヽ
| / ハ rミヾ ゝ' "" ーイ /l / l/ } V }
{l { | Y リ ノ′ / ノ / γヽ 丿
V ∨', l| r′ ι / イ ,イ (
',:| l /ヽ ̄ ノ ノ
'从|ヽ ′ ∨ / フ
_,,..-───‐- ..,_ヽマヽ ∨ / ノ ァ‐'
〈 Λ Λ ∧ 〉 、 ィ : ∨-ゝ-'
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` 、 ヽ_r⌒ V∨_∨_∨ ノ } ィi〔////>''辷ァ、
ヽ }\ `<r===r>´ _ ィi〔///////: : : : : :ヽ: ヽ
', `ー辷二二二ニ= _,,..-マ/,とつ/// : : : / : : : : : : :.
、 ノ / }///ハ'///// : : : : : : : : : : : : : : : :.
ノl l//)> ノ/,/: V//: : :/: : : : : : : : : : : : : : : l
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(ヽ、00 ∩
⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇
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`ー――'′ し∪ (ノ
_
_∠二 ̄`ヽ \__
{、_, ´ ―ヽ (ヽ、00 ∩
>― _、} 、\ ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
/ / / 、 \ ``ヽ ,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇
,レ !__/ ヽ ヽ ヽ , ( ⊂ニニ / /⌒) )
辷彡 人_, ,} 、 '、 | | `ー――'′ し∪ (ノ
ア l | / , //{ ! | ヽ ヽヽ! i |
/ 、___l Ⅳ! / // l八l\ i iヽl、 ゞミ、
{ { ¬ | !l l/l/ ,xャラア∧l !┬≧=-
ヽハ {ヾ、lへl ∠二二/ } / /ノ /
` jノヽ 「 厂 ―――ノル'r ト{
V ___ {/|川z┐
ヽ匸二.‐-、ヽ 丿 レ /∧
弋__\ く __// 〃 ハ
/{⌒ヽヽ彡≪ / ∧
,l∧__ン 》_〃 ` ‐- 、__
__/ !!`ー―― ´ {{ ` - 、_
_ -‐ /ll || `ヽ、
, ´ ||、______/|| / 丶、
,.-'": : : :{ {: : : : : : : : : : : : : : \
,.-'" .... / / : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
,.-'" : : ::::/: :/ : : : ::/:::イ:: :::: : :|:: : : : : : ヽ ̄ ̄
.. ̄ ̄ ̄`7 :::/ : : ::::イ:::/ |:: ::∧:: ト、::し' |:: : \
/ ::::,' : :::/ゝ≧、|: : /ー'|:,'ヽ::::: : :|:::::: : :ヽ おい。
./ :::_,' :fX 〈 f : : } |: / T示リ',ヽ::::: : |:::: : : : :
/'"´ /イ=ニ!|弋_C' |/ { ::::: } |',::: : ト,: r、| ̄ あれ、周処じゃないのか?
|fニミr、j `ー゚_/|',: :|ノ: |
.,イ `--{ ヽ、 ,-、 /´ ノ、|!  ̄ 何してんだ
/| \ )、=、>-<| /Y\ヽ
/: \ ヽ/}: :\!/:: :::/ヽ/ /: : : \',
j{ |__//
/ -=圦 ∨'´ ̄` 、 ___
/ -=〈  ̄\  ̄ ̄∨\ }
({__ _/ / ト、_ :, V/ `、 V/
`¨¨¨7 /i| | 厂¨7| : | /∧ \
. / / | | i ∧l、 | |\./∧ 、
/ / i| | |: / __iL_、 | !__ \ ハ }
/ /_,/_.人 |/ i|__\ト / |_ -==}! ∨
j/| | /___\| i|了f㍉|./ .! /ハ }!
ここ二、三日の間、 .' :| | ‐t气f笊ト 、 i| h 小ヾx. | / 小. /
生き恥を晒したとか言って悩んでいましたけど…… |! | | { v以 \N 夊夕 '^ | / 八 ./
i j∧ 、"" ' ""/ | , 仆{/ 、_
何か心境の変化でもあったのでしょうか? 「`. | i 圦 __ ./ / j{_/ 乂____
| |! ∧ ∨个s。. └ ┘ .′ ./ 厂 `¨´
| | }小.(\{\「 >r‐<j{ / /
厂¨\ _j|jノ j) 〉 _j | / |: /_
{ ‐ ̄∨´ ノヾjI斗--‐  ̄ノ | { j|/  ̄ =- _
〈. ‐、 } } / /i「 r―< 乂∨ _`、
| ∨イ ,/ ∧ j|_ \__/⌒ /厂  ̄\
r==| iく / ./ | |  ̄>'" ,/ // ̄ ̄ 、
|\j__.lノjア^\i| |/ / __∠ イ ∨/
(ヽ、00 ∩
⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇
( ⊂ニニ / /⌒) )
`ー――'′ し∪ (ノ
_
_∠二 ̄`ヽ \__
{、_, ´ ―ヽ (ヽ、00 ∩
>― _、} 、\ ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
/ / / 、 \ ``ヽ ,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇
,レ !__/ ヽ ヽ ヽ , ( ⊂ニニ / /⌒) )
辷彡 人_, ,} 、 '、 | | `ー――'′ し∪ (ノ
ア l | / , //{ ! | ヽ ヽヽ! i |
/ 、___l Ⅳ! / // l八l\ i iヽl、 ゞミ、
{ { ¬ | !l l/l/ ,xャラア∧l !┬≧=-
ヽハ {ヾ、lへl ∠二二/ } / /ノ /
` jノヽ 「 厂 ―――ノル'r ト{ 漢末の分裂によって三国が鼎立したが……
V ___ {/|川z┐
ヽ匸二.‐-、ヽ 丿 レ /∧
弋__\ く __// 〃 ハ
/{⌒ヽヽ彡≪ / ∧
,l∧__ン 》_〃 ` ‐- 、__
__/ !!`ー―― ´ {{ ` - 、_
_ -‐ /ll || `ヽ、
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .周処曰く……
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
ノ | , \ ヽ i ヽ\
ヽ 、<´ / .i .| | .ヽ | i 、、
` ー, / ノ ノ |、 l ! i | .l
/ /, ./`≠─ ´ / , | i 、 .| , | l .|
. /./ / , // / / , / ! i .Ⅳ! l.:.: .\ヽ ヘ !__ ,
{/ / `≠ , .l / , ; / / /l ./::::ヽ, ,.:.:.:.: ヽ} 、 ヘ ノ
` .l.:.:// | .|.:.:.!.:.:.:l .| ,´ , ノ/ノ:::::::::ノ ノ ヽ.:.:.:V / ヽー ´
{.:, l.:.:.| 、:.Ⅳ.:,.:.:l /l ./::::::::::::::::::::::≧ハヽ≧; .!、.:.:.:.:.∧>イ`
`、 |:.:.:! ∧! Ⅵ.:.:、 ./::::i /:::::::::::≧´" 弋夕ノ /∧.:.:.:/ ノ |
i`:::::::::::\, ≦´:::::::::::::::` ‐──‐‐ ´/ノ / ./ .jノ
. ∨::::::::::::::l i:::::::::::::::::::::::::::::`≦三三/ r‐ ´i / 亡国の悲しみは
ヽ::::::::::::| l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ , ノ i 我々だけではないのでは?
∨::::, ヽ>ー─- 、::::::::::::::::::// ´ i 、
ヽ::::、 ‐─ 、 \:::::::::::/ / ノハ ヽ
∨ヽ, -─- 、 <:::::::, /<ノ /イi l
//:Ⅳ、 ヽⅣ::/ <´:::::>´/j ノ
, /:::::>i r--- 、/ <´:::::::>イ/.:.:.:.:∧
/.:i .l::ヽ 川` ー‐ ´ >´:::::::>イ::::/:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
, ≦´.:.:.:.l .|:::::>-──── イ:::::::::i::::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧
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ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
-ー  ̄ ̄`´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
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':.:.:.:.:.:.:.:≠=≧ rツY ̄ ̄ヽ Y:y一、ノ
\.:.:.:.〈 ..-ー─t | 0 | り イ ハ
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Z|:::::::::::::ノ/ .|l ノ
r} >ー一 t、 ゝ r==、__ノ |:yハ、 __
<ゝ>ヾ、 r== ソ |:.:i j`Y圭圭圭
.  ̄ | ヽ一' r==ニニニl j:.ノ / |圭圭圭
| ヽ | | /:/ / .|圭圭圭
| ト、. k二二二y /::j / |圭圭圭
| |:::}__ ===ー--'::::/ |圭圭圭 / / { ヽ ヽヽ
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::| |圭圭圭 ,' / /{ ', ',}
└─┬''''''洲洲x'┘ j圭圭圭 {/ / / .| {、 ',
圭圭圭| 州州从 /圭圭圭 |l 'l /⌒`寸 ', \'⌒``} }
{l l /ィ芹斥 {\{ィ芹圷、Y l }./
l从 l{ヾ ヒzリ ` ヒzリ ノノレi/
人 ,小 u ' '7 / )
乂 辷、 - - /イ_ ィ_
ハ )-、Y7´‐ニヲ イ _ノ⌒
`Y __ノノ/_‐っ|ヽ__ノ
 ̄_ィ {/ / V〕}h、
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .思わぬ周処の返答に、
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .王渾は恥ずかしげな様子を見せたと『晋書』『周処伝』は記している
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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ゝ‐ァ‐h. Y:.:.:.:.:.:.:.:.}" /≦゚-'.i 非礼は詫びよう。
{.} i__i,人:.:.:.:.:.:ノ | ./
._.,.、.-≦/:ハ iN.、 `".._,,,_ 、_ | __ ,.'≧::....、___ 貴公の名は
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,レ !__/ ヽ ヽ ヽ ,
辷彡 人_, ,} 、 '、 | |
ア l | / , //{ ! | ヽ ヽヽ! i |
/ 、___l Ⅳ! / // l八l\ i iヽl、 ゞミ、
{ { ¬ | !l l/l/ ,xャラア∧l !┬≧=-
ヽハ {ヾ、lへl ∠二二/ } / /ノ /
先の戦に馳せ参じる事が出来ず、おめおめと生き恥を晒した男だ。 ` jノヽ 「 厂 ―――ノル'r ト{
名乗るような名などないが…… ヽ匸二.‐-、ヽ 丿 レ /∧
弋__\ く __// 〃 ハ
/{⌒ヽヽ彡≪ / ∧
,l∧__ン 》_〃 ` ‐- 、__
__/ !!`ー―― ´ {{ `
_ -‐ /ll ||
, ´ ||、______/|| /
__{ヽ、
{、 >=ニ ─、 ≧z、
>/ ヽ }_
、_// ノノ 从ヽ ハ ヽ
ラ/{ i ≧ ノ/∧}ヽ ハヾ ハ
〃//ノノ ≪二ア/) }\_, ハ___,
/Y ∠___,////////ノノヾ ̄ ミ=イ
///∧===イ‐-、//////イ_/ }ノ ヽ
/////{_/∧ ,=─-、ル///{ 从 (⌒ヽ}
/./////// {//≧、 ////イ从 {`__
//////// ヽ//∧//∠=-- \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
___/ /////ノ ノ{ニ}|三 ̄__Y´: ≧ <
{ \/////<'" {i }イ ̄ / : : -=ニ 敢えて言わせてもらおう! ≦
イ. \_/──--ヽイ / ,'─- ≧ ≦
/、 / : : : : : : : :ヾ イ /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
/ \___イ} : ┌──‐‐ト=彡 | | : :; : : : : : : : : : : : ////∧
イ / / } : :.| イ | | : : : : : : : : : : : :/ヽ///∧
,イ / / | : :| ,' | | : :{: : : : : : : :/ \//
/ /ヽ l : :| / | | : :i: : : : : :/ \__
. / イ } l : | ./ ; l |: : :} : : : / / 三三三ヽ
{ ノ {. ∨ ./ { / / : : { : : / /三三三三ニ八
| ∠ニ=-イ} ノ ./ ヽ. / / : : : i : / /三三三三ニニハ
人__≧彡イ//}三ニニ/ ∧ \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/ ://}
ノ//// }ニ=/ /;;;: ≧ <://
\///ノ// /;;;;; -=ニ 揚州呉興郡陽羨の周処であると!!! ≦\
 ̄ ̄/ /;;;;;/ ≧ ≦ ..:\
/ /;;;;;/ /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\ : :}
{ /;;;;;イ |:', / : : :ー=ニ= : : : : : :/ イ ー-、 \ : : : : : : : : :|
| /;;;;;;;ム/ ー‐= |: ヽイ : : :__ : : : : :// : : / / ー-、 Y : : : : : : : |
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..:. ::.人,;;__;;;ソ;;;..:_ `-、`ヾ、ッニ士t),;豆ZY)亘ミメX)rYt川广}ハir、tわ&YO,,=-'~,,-''~ i' (,_ 々(コ/´ ::;}J ,; .゙i
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',.::.::.-イ.::.::.::.| ヒ以 ` ヒリ l.::.::.::.| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::` .,
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/::.::.::. ´ ̄ ヽ::.::|\ ‐- 、 , -‐//  ̄`丶.::\ Ⅵ{_.. -―::::::::::::::::::::: l '.::: ̄:::::‐-::::::::::::::::::::; ` 、
. /::.::.::.:/ ヽ }:ノー≧=======≦イ / \.::\ ::::{ __ ‘,::::::::::::::::::::::l '._:::::::::::::::::::::::::::::::::::l ヾ
::N _ ‘,::{、:::::::::::::::l _'._:}、::::::::::::::::::::::::::::l
::lx竓竿T~ ‘,{ \:::::::::::l 竿Tミx、、:::::::::::::::\'.
:爪c:し: :l \::::: lら:J:リ `メ、ミx、:::\
' ゞ-- ' \:l`¨゚´ ' } ≧=-\
、、、、 、 ゙ ` ` ` ' /
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ふふッ ハ 丶、  ̄ イ
:.:.:, ` ., ,, '"::::;'
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:.:.:.:.:.:.ヽ Ⅵ:.:.:.:.:.`ミx、
:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、 `l l:.:.:.:.:.:.V-≧x -、
、:.:.:.:.:.:.:.::ヾ 、 l l:.:.:.:.:.:.:.:V二ニ≧x,, ''" /
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽヽ .l l:.:.:.:.:.:.:.:.:Vニ>''" イ
/ / :| /::: |:::: \ `ヽ、
/イ / ::| :::::/ V:: ト、::: ヽ::::::.. \
/-イ :::;' ::::| ::/、_ V:: |_,-:::: ::: ';_::::::::ヽ
/ ::::| ::::/|/≠ミ`'V:: ,',.≦-::: :::: ',  ̄`ヽ!
| :::::| ::::/ / :r;: |` V: /イ:r;:';ヽ::::::: ';
| :::::::| ::::/ |: i::j :| V | ij: | ヽ:::::: |
| ::::::{ | :::/ 弋::ソ , 弋ソ |ヽ::::: | 見事見事
| :::::::::`|::/_、 ,-、_,、 ノノ|ヽ: |
|::::,.イ;,ィ!:::::::> 、 ー─' ,.イ:;へ:| ';'
|/ |/ ┬=≧=-r=┬
ト、 | |! / | / ― `ヽ _ ノ/-- ., ___ ノ
/ ' , -ヾ'´ ー=イ -‐<
/´  ̄ ` - 、 \ \
/' ヽ ヽ、 \ ヽ
// ', ヽ\ ' ',
> て/ / ' /ヽ }ヽ}
. /ィ /{ { r 、 }ヽ } ' }ィzzx } }
. / / ' /ゝ!, { }ヽ', {_, 斗-‐ ' } ノ 心 `}ノ イ
周処殿。 { { { / ゝヘ ', iヽ} |, ! /ィzzzヽ ノ´ ゞtソ {ヽ
{ { { { ゞヘ ∨ }.! !`!ゝ/アオバ ,│
カッコよかったです。 } 人 ', ` '/ ノ ノ { {{、ゞtソ ` } {
ノ 、 ヽ{ 、 / ノ ヽ ヽ、 、 ' /_‐ゝ
おかげで少しは溜飲が下がりました ヽ ' ヽ' /ゞ_\ \ヽ ,ィ' ヽ
}\ ヽ‘ /´ \ ヽ}` ー┬‐く: : \ .}',
ノ ‘ / } /´:ヽ,ノ ノ ヽ: : } { |
‘ /、 } , r'_:_: : : :.\ ̄´ / } : }ヽヽ,
‘ /}ノ}ノ / `ヽ、 \ : : : \― ´ .! / | ,
. / / ,/ Y. \-、 : : ≧x、 }/ 、ノ ‘,
/ ,. ‐≦ \ } \ `' ー‐r‐、 i }
斗イ
ー=ミ  ̄ ̄`
/ \
' `ヽ.
/ / / /´ ヽ.ハ
ー=彡 / / .ノ
弋___ ノ / / / // / ',八
/ >イ イ { /イ 乂| イ l トミ=ー'
{ イ ムイ { 爪 代ニニニ从 } { } 圦
j' |. ∧ ', {从{ 弋_<ニム小l } / }
V 圦 \___寸ニ\`㍉ >ニ乂/ムイ/
',. | `l |ニニ二二二二二|斗小{ ル'
_.从小|. l |ニニニニニニニニニニ|ニj
/: :>:. . . 人 |ニニニ>一-=ニ斗ノ 私は我慢弱い!
./: : : : : : : : :>:. 寸ニ圦 ´二7イム
ム: : : : : : : : : : : : : : 寸:::::ーイ::ノ
<: : : : : : : :>: : : : : : : : : :l|込:::::::::ト,
::::::/ `<: : : : : : : : : : : : :_:_:_:_:_:_:_:ヽl|ニニニニ{:...
/ニニニニニニ寸: : : : : : : : : Vム~~`¨''~》ニニニム: : : : ...
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..:. .|: ;::.. ; :::l:::.:| メヾW个`=ベ-ェ、,,;.:{;,,. ;=~~'''ュ,,,;,_:::.:,':...::,;===''~.:::;;;ソViYY)K)Ei゙ヾ,、 .. :.. :::...: : ..:....
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..:. ::.人,;;__;;;ソ;;;..:_ `-、`ヾ、ッニ士t),;豆ZY)亘ミメX)rYt川广}ハir、tわ&YO,,=-'~,,-''~ i' (,_ 々(コ/´ ::;}J ,; .゙i
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_ /:::::::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::::`/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. /::::::::::::::::|:::::::/ ̄ ̄ ̄Z::::::::::::::::::l
|:::::::.へ:_:.ハ/_∠二Z `i:::::::::::::::::|
. ヽ:::::l≧=_, `‐ コ・エ7 |::::|ニ、::::/
\レ´:.:.:|  ̄ _ |::::| }/
{、:.:.:/ _,,..===''' |::::レヘ 悪ふざけが過ぎたわ。
<_/l ̄ `ー'´ _,,,―'''l |::::| \ ___
|ハ / Tニ―''' ̄| /::::| /l::::::::::::::: 無難督を務めていた呉興郡の周処だったな
|l ヽ ヽ__ノ /::::/ / .ト、::::::::::::
|l }、 ___ /:::::/ / |:::\:::::::
|l 〉:::::::::::::::::::::::::// |::::::::::',:::
. 〈_,.. ‐┬――‐′ /|::::::::::::.l: ./ ! {、 ∨ \ \、 ヽ
. /:::::| /\ / |:::::::::::::|: / { .v\ ∨ ∨ 、 .∨ }
∨:.\ __∨ ∧ ∨ \∨ !
' i i ∨: : ~'< 、___∨ ! ! ∨ i!__
i | ' \ ∨ i/ ``~、、~', |从!〕iト、_ { .\
i | ':.、 )h、 、 ィ尓示ミY i i リ __ ',:.:.:}/ ̄\ ,'
i |, ',:.\ヽ 、 \ i/ 寸し:} } !∨ /}'´ }、/ Y/
はい。 i | 、 ∨:.:.ヽ)h、 〕iト 乂ヽツ i/ ∨' )ノ ,イ:.:.\ リ}
i | ∧{ヽ ',:.:.:∧弋h }ノ _〃从Υ~ヽ ,イ_i!
石亭の戦いのきっかけになった ∧ , ∧, )h、、:.:∧ 刈 /:.: '乂__ノ~~´
鄱陽郡太守周魴の息子と報告にありました。 ∧, ヽ ヾヽ∧ ヽ /:.:.: ,
.∧ 、 ノ , ':.:.:.! }
文武両道に優れた剛の者との事 )h、 ` /:.:.:.: }_、+''"~ ̄}
≧s。 /!:.:.:. ィ( /!
___〕≦/イ __'__}
/-=ニニニ/)∥ ィi〔ニニニ=-∨
/-=ニニニニ/´∥ /.ニニニニニ=-∨/
,-=ニニニ,イ::/7._/ニニニニニニニ=-}
>>908
人物だなぁ
. ,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
. i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::リ
. V::::::::::::::__::__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
Y¨ヽ:::〉 _,,、`<::::::::ハ:::::,. ,、i::/
f } }}ゝ/-'´,--ゝ、_``' ゙_,ィ/ ゙i/
ゝ‐ァ‐h. Y:.:.:.:.:.:.:.:.}" /≦゚-'.i
{.} i__i,人:.:.:.:.:.:ノ | ./ .呉にも人物はいたようだ。
._.,.、.-≦/:ハ iN.、 `".._,,,_ 、_ | __ ,.'≧::....、____
‐::':::´:::::::::::::::::,.:'::::::| ','、:'、`゙'"、__,゙." /`'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::` 奴も都行きの一員に加えてやれ。
:::::::::::::::::::::::::/::::::::::| ヽ',::ヽ `ニニ ii:::::::':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::/::::::::::::|i ヽ:::ヽ,..-::‐::-:..i:i::::::::::::'、:::::::::::::::::::::::::::::::: .呉で得られた人材もまた我らの戦果だからな
:::::::::::::::::::::/::::::::::::::i '、 ヽ::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::i ヽ /',--‐‐‐--.' i::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::,'::::::::::::::::::::i \/ 〉:::::〈. `' |:::::::::::::::::',:::::::::::::::::::::::i::
::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::i /::::::::::', |:::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::i:: / / 丶
, ' / | ヽ
.′ / /l 丶
l / ', ', ヽ ヽ}
| { l ',l ヾ、 ィ⌒l } l|
{ { { l ̄ ̄`乂ヘ,ィ拆V l}り
入', {,ィf俐}` `"ヒリ ノノ
マ {\ Y Vり 丶 lリ
はい )ヽ ゝーヾゝ ′
八 ノヽ ̄`i 、 `´/
ゝ乂_ソア、__ ≧f7´
_, -'"‐、//〕iトソマ、 _ _____
./'⌒ヽ `マ// {l ヾ`ーミ /-‐ つ¨ - - Y
' ', `´ ヾ゚ lγ´ _ ィヾ───ノ
| l l \ //L ソ `¨¨¨¨´
| ̄| П Л Л | ̄|!
li r┐ 「 ̄V^V^V ̄| 「 ̄V^V^V ̄|
―‐tr┴t-r┴lL_ L.∩∩_∩∩」 L∩∩_∩∩.」
_ _ | || | |:. .:|‐v┴v┴v┴vi|:. .:| _
| ll | || | _ | [] :| | [] :|____fl____f!_____旦_血_」|_
二.∩..二. ィうハぇ、 ┴―「l‐「L. 「 ̄ ̄ ̄ ̄|l∩∩∩∩∩fl「 ̄ ̄ ̄ ̄|二⊥二二⊥二二⊥二二二⊥二二二コ
:Ш: 〃ハソ八ツミメ ┤―‐|ー‐'平| [] [] | 「 「 「 | [] [] | | | 「l | 「l 「l | 「l |:
二.∩ ハ へソハノ二ミ、. l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―|ー―‐ー|ー―‐ー|ー――‐ー|ー――‐ー|
yシイミ火ミメ. 乂ハ三二ミメ l /ハ :| /ハ |:ハ. /ハ ハ.| /ハ | | /ハ l| /ハ l| /ハ./ハl| /ハ :|:
`亠ソイ彡Zミメ、 ツハフソト. l |土| :| |土| |:L.l l土l L.l | |土| | | |土| l| | ィッャヤ爻ミ>彡ミメ、_ィ
ツハ、 彡火ソ彡ミ 二Vソノ :土l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―| ィッメハソ爻ソ爻三ミメ ソえ
彡代爻 爻火彡 「L. ー=ミメ ィハぇェ、 [ ] | 〃⌒ヾ. :| [ ] .: ィッャ へ巡巛ケネえ┴,ィッくぇ、ッぅ
ミ彡イミメ、 彡_「| ̄!「l ̄L... 父''⌒ヾミ、ミメ. :| || || | [][] .: ミ彡ミく ,.へマ彡ケ気 彡イ三Уミメ
爻刈ミ彡爻、_」___.l:_:_:_:_] ー父ミメ、.入火..∩| ||__|| |∩ ∩ 彡イ ィ彡升三フナ二 シミ彡之えミ
林炎杉化彡父ミ |: : : |゙ ̄ ̄|爻父ミメ、ミ彡、 ̄ ̄  ̄ ̄  ̄彡⌒ヾ ̄ 彡気三二イ入シ У气三平火 ぇ
ミ 林杉ハ爻彡㍉ _|:_:_:_| ̄| ̄|ィ入 二ミ 杉 :::::: :::::::::::::ノ ぇこ >ぇ ク三こけ手彡 ソハヾ' xハ 彡シ
ミ>、 林杉仇へミふミぇ|: : : | | ll |彡シ升三ミ 炎x:: :::::::::::ハィー彡ケハ 彡イうW宀 ノシノソ ,ィーくハソ
父メ、 杉爻モ二うハミ : : :.|―|―|杉不タZx 入巛:: ::::::::::へィ彡えソ八 彡多タ シ升彡へぇ ソハこミメツ
炎彡ハ 杉才辷彡ハ<仁ミぇ | |林杉木シ㍉、 ツ:: ::::::ィ彡升彡ハミ ソ杉ソ イソ入彡 ィ<彡升ミ三千
森林杉 杉火彡父杉二くミ、 | ll |森林杉木彡ハ ::: ::::::::::勺不三爻 从X升 ケけ三 ケく彡升林杉タミ に
森林杉 林杉ハ三木杉イ゙rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrFコrrr|rrrrrrrrrrrr|rlFコ穴rrrrrrr汁火УクノУ シハミソミ巡 久彡へ
森林炎杉 杉彡林杉三 IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|出IIIIIIIIIIIヘ人 タケ ィツイハソミ木 三杉 ふく
森林炎火ミメ 林杉ミ癶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... ......::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 寸辷 シヘシハソミ木 ミ二こ彡火
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .三国時代最後の大戦、呉討伐は終わりを迎えた
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.`
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 ここから先は、戦後の話をしよう
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
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_________________ィ‐' ̄`ヽ
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| 続く |:::::::::::::| ゝ::::|
| |::::::::::::::ヽ ∨
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` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----――― ' " ´
| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:<
| | |::::::::| > イ |::::::::|
| | >-、\! !/::,-< .続きは日を改めて。
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| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
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ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
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乙
蜀で起きたことの経験が活きた、とも言えるのかな
乙です
ブシドーの言い回しが上手くて一本取られましたわw
オッツオッツ
太原王氏がずっと安目を売ってるような
>>1乙ー
王渾と王濬の功績争いは、東晋幹部の干宝にまで「謙譲の美徳も失った西晋が滅ぶのも当然だ」とボロクソに批判され、
また「呉討伐の大功績をあげた王濬でさえ、大豪族の王渾に屈する。どんな大功を上げようとも成り上り者は名門貴族には絶対にかなわない西晋の悪癖」と西晋批判に引用されることが多い逸話だけど
詳細に見てみると王渾にもいろいろ言い分はあるんだな
乙
これから先いくつも見ることになる光景ですね
フビライと皇后の問答とかもうね
>>1乙です
今回の周処や、後の陸機もそうだけど
呉人って負けん気強い人多いよね
乙でした。
Violenceな杜預さんが、書の上では大人ですな。
周処の返しは見事でした。
統一王朝の功臣なのに
晋を見てると「こいつの真似しちゃいけません」とか「あいつみたいになりたくない」とか
反面教師みたいな連中しかいないように見える…
ぶっちゃけ晋って失敗した王朝だからな。後世で悪い話が伝わりやすいし捏造されたかもしれない
殷の伊尹、周の姫旦、秦の李斯、漢の蕭何、後漢の鄧禹にあたるのが
賈充という時点でなあ…
確かに厳しいですな。
【>>875修正】
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{.} i__i,人:.:.:.:.:.:ノ | ./
._.,.、.-≦/:ハ iN.、 `".._,,,_ 、_ | __ ,.'≧::....、____ すぐに呉の主だった者の所を回って、
‐::':::´:::::::::::::::::,.:'::::::| ','、:'、`゙'"、__,゙." /`'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:`:: 今晩ワシの名において宴を催すと伝えて来い。
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:::::::::::::::::::::::/::::::::::::|i ヽ:::ヽ,..-::‐::-:..i:i::::::::::::'、::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 今後の呉の群臣の措置ついて話があるとも
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/ (0)(0)ヽ / (0)(0)ヽ
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分かりましたっていう | l ____ l | | l ____ l |
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/ \ └〆\ i=i|\' \ / \ └〆\ i=i|\' \
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./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } それはさておき、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
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【>>875再修正】
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‐::':::´:::::::::::::::::,.:'::::::| ','、:'、`゙'"、__,゙." /`'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:`:: 今晩ワシの名において宴を催すと伝えて来い。
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分かりましたっていう | l ____ l | | l ____ l |
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ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
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_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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馮紞と張華って仲悪いのか。
【>>882修正】
【紀元280年3月 呉首都 建業】
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/ /| | l l| | | ', ', ∨ \
| |」`ト」、l」}ハ 」ヽ〉
/ l_/ | | ,:==、 八
. /Y´- `:| | " `{ ;
/ 人ヽ:l | |:::::__ 〉 ; 存外気持ちの良い男だ。
////>‐ | l {^ ∧ :.
≧s/ | | ヽ /_', :. .親父とは大違いだな
三三≧o_| |>‐'三三: 、 F =‐_ ._
三三三三三≧=-ニニ/ `、 `、 l "''‐"、、
≧o。三三ニ/Ⅵイ三ニ=`、 ` l `i`ヽ、
三三三ニ≧∧ Ⅵ三三三:i、 `、 _l_ ', ◎ >
三三三三三∧ Ⅵ三三三ム `、 ,_= ニ、 ̄_,..-‐ ''"7'ヽ. ヽ ㍉、
三三三三三=∧ Ⅵ三三三}\ \ く ∠ァ‐ァ ァ テ、ノ ゙、、、 〃 ',',>
ヽ_,.ィ, i i .iλ ゙̄、ヽ‐ァ.',゙、ヽ、/ /ll
,r' .i.,' i ト、i 、、サ、ヽナlゝ、!゙、ヽヽ<. ll
ヽ_ .l!ll ',,l.、、_\ァサテ!.K.__゙、 `< ll
(l.',ト `ト 以. `) ゝ‐'リ /.l ',>゙、 ll
/',i゙、.',゙、 ` _ , /ノ_,' i ト、i ', ll
// ,.‐`>`, 。._ ィ,'.iイ./.,'∧,' .', .ll
確かにあなたは曠世の一事を成し遂げたと言えるでしょう ,',' (i/リ,.イー<iー',リ>`_ ̄_ ,r'7 ',ll
,..‐''"//< ̄-〈 .ノ<.,_ /ヽイ .,、'j、
,..'", /.,ィ/ 〉',' '7 ト、,r'´‐' i i .〉ィ ',
/‐'ァ,. / /_/ / ,' ' .,' ト、 l i 〈 i ',
/ ,.'./ / /,.∠r' i .l` 、.、 l゙、 `' .',
/ /./ ,' .レ 〈 .,' l ヽ`ヽ.ト、 、 ',
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .王濬は大いに喜び、
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 杜預からの手紙を示して見せたと『晋書』『王濬伝』は記している
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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, 〃´1
,.. .:'.:´:. :. : :</ !}
ヾ==ミニテ‐‐:. :. :. :. :. :.、:. :. :.\ /
ヽ / /:. i:. :. :. i;. :. 、:. :.ヽ;.ヽ:. 、Y
X /:. :.i:.i:. :. :ハ:. :.:ト_:_:. :.!:. ヾ',
゙y i:. : { L-,┼ヾ゙<__ヾ_`Y:. :. ト',
/:ィ:. :.イ!、z.く イz:c'〉j:. :. ハ
iハ:. :. :.KUzソ ゙ー' j:ノノノ >>924>>929
i! V\:.\" ' __ /_,,,,, 周処殿の逸話はキレキレなのです。
゙ヘ {´ j イ:ヽ´
` 、、`_ .イ;. ;!:. :〉 >>928
__,.;:;ァ' 《 》 ヾ\:ト .呉・楚の人々の
/´:::::::::::::::トzくく:>:>、/|::::`::...、 __ 気性が荒いのは当時でも有名なので。
/::::::::::::::::::::ト<、 〉::ヘ /l::::::::::::::`<⌒v‐Y:.<:>:‐ヘ
i:::Y:::::::::::::::::l `<X:::::V>'l:::::::::::::::j::l‐'`ー'´`´ 〉:.〉ヾ >>936
i::::{::::::::::::::::::j XYV |:::::::::::::::j::ヘ !:/ 決定的にこじれるのはもう少し後ですが、
/:::::!::::::::::::::::/ / `´ |::::::::::::::/::::ヘ ゙ .詳細はネタバレになるので本編をお楽しみに
〈:::::::::X::::::::::/ / ヽ !!:::::::::::/:::::::::ヘ
/::::::::::::/:0// ヽY:::::::{::::::::::::〈
/::::::::::::/::o/ Y:::::i:::::::::::::::>、,,-‐─、
/::::::::::::::::j:::::/ 、 !::::::Y:::::::::::::::/、 ;フ´ノ:、
※続きの投下は4/23(日)22:00頃からの予定です。
>>1さん待ってます
王渾の祝宴に集まった呉の面々も、
薛綜の子、陸遜の甥、顧雍の孫、賀斉のひ孫、虞翻の子と呉の有名どころそろいで
三国志の物語的にも結構そうそうたる面々だな
黄蓋、程普、周泰、蒋欽、凌統あたりの子孫はどこにいったんだろう?
周瑜の家も江東の名族だったのに没落しちゃったよな
娘が孫登に嫁ぎ、長子には孫権の娘が嫁いだり、決して孫権におざなりにはされていないと思うんだが
早死にが相次いだのがいけなかったのか
次男がね・・・
孫権時代に登用された重臣の一門は二代目・三代目と活躍している一方で
孫堅・孫策以来の古参の一族は呉の後期になると影が薄くなってるような気もしないではない
※30分ほど遅れます。
【紀元280年3月 呉 荊州 巴丘】
ヽ ○樊城 ∧ ∧∧∧∧
 ̄○} i ∧∧ ∧∧∧∧∧∧
襄陽`} `ヽ ∧∧∧∧∧
} 'ー, ∧∧∧
} 南新市ヽ_,_ 【江夏郡】 ∧∧∧
|○石城 .○ ヽ○安陸 ∧∧
.|__ 石陽○ `ー-, ∧
.長坂○ | _____>-―‐、 ∧
○当陽 ヽ_ | ○| ○\_
.  ̄ ̄ヽ_ノ 夏口| 武昌 . ̄|
___/ ヽ
. ̄7 'ー-、
-― -―‐_ ○江陵 /
. ○楽郷__) _,.__ _r‐'○陸口
○'ー'´ ̄ | /
公安 `ヽ r'
>'●巴丘
_) (__
) 何ですって!!? (
 ̄ ̄) ( ̄ ̄
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| この地の役人の話では、
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, u::| 去る三月十五日に陛下は晋軍に降伏、晋軍は建業に入城したとの事。
. | u `-=ニ=- ' .::::::|
\ `ニニ´ .u ::/ こちらが、その折に各郡県に送られた陛下の書状です
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ーーノ゙ -、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i | ,イ::::::::::::::!:::::::::::::::::::::\::::::::::丶
> ヽ. ハ | || /::::::::::::::::::::::::::::::';:::::::::::::';、::::::::::::',
/::::::::::::::::::::::::iV:::::::::::':;:::::::::::';:::::::::::::::',
'::::::::::::i:::::::::::::| >―::、::';::::::::::i::::、:::::::::,
i:::::::::::::!、::::::::::!'´ ヽ::::::::':;::::::::!/.ヽ::::::::i
. |:::::::::::::i.∨::::::| ィ圻宍刈:::::::|、`.リ:::::::|
. |:::::::::::zf=心:::i ゙. 乂ツ |:::::::|'-イ:::::::::i!
!:::::::::::バ、之ヾ ,,,,,, !:::::::!¨´:::::::::::!
∨:::::::::∧,,,, 、 |:::::::| ∨::::::::::!
そんな…… . Y:::::::::::::ゝ、 rっ ィ!::::::|./^ヽ:::::!
ノ.) .!::::::::::::::::::::>o。 ィ:ヘ__!::::;' V::,
いくら何でも早過ぎる r' / _.!>‐-<:::::::::::::::::::::::/ハ |:::/ / Li
i '¨ ヾ¨ヽ<fニニニi !:::::::::;イ_へ!':ノ / ヽ
| 丶 \ Y./:::::::::::ハイ// /〉_ / _, z≦///∧
. ! :. `¨`ー!:::::!i:::/ // ノ / ィ////> '´ ヾ!
. l::. :. ,zイ::::::!∨./´/ / ///>' / ー< ',
!'´ `i´!::::::::::::!/ /′// .//// / ヽ.}
. ', ‘, ヽ::::::::i / /イ .///′ ‘l
‘,. ‘, .ゝ' / // /// / .|
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, u::| この一帯の郡県は、
. | u `-=ニ=- ' .::::::| 江陵を占領した杜預に降伏したそうです。
\ `ニニ´ .u ::/
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ーーノ゙ -、 .如何致しましょうか?
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | || .ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::≧s。
/:::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::';::::ヽ
/::::/:::::::::/::::::::::::/:::ハ::::::i::::::::';:::::::',
/::::/::::::::::;':::::::::::::;'::::;' ∨:|:::::::::i:::::::::',
'::::::;'::::::/:::i::::::::::://::;' V!:::::::::!:::::::::::,
. i::::::i:::::_'_!_ハ::::::::/ i_/斗ャ‐!|:::::::::|:::::::::::i
. |::::::|:::/ i/_`!::::/ /__ _ ゙|:::::::::|:::::::::::l
!::::::!:;'ィ伝心V だ尓.》!::::::::i !::::::::;
仕方ありません。 !V::|:ハ`弋ッ 乂ッ' |::::::::iイ:::::::;'
`ヽ|::::', '''' 、 '''''' !::::::::!:::::::::;
杜預を介して !::人 。!:::::::;':::::::::i
我々の印綬を晋の皇帝に献上し、 . !:::::::|>.、  ̄` 。o<:;'::::::/::::::::::!
広州に引き返して処分を待ちましょう . !、:::::!::::::::>‐≦ ノ::::::/::::::::::::!
i.:';::::!-≦/ ゝ-< ./::::/ヽ<:::::!
/イ∨! //,{ ./ リ゚ V /:::///  ̄ ヽ
/::/ ヾ///ゝ ./ ∨i:://// ,' }
ィ::::::::::;' ,/// / ゚ !'/// ! / .,'
-=≦::::::::::::::/ ./,// / /// / / /!
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .郭馬討伐から離脱して北上していた滕脩の軍勢は巴丘にいた
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
\__人_人从_人_人从/
_) (__
-‐……‐- ) 耐え難きを耐え! (
...:::´i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:`:::...  ̄ ̄) ( ̄ ̄
/:i:i:i/:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}:i:i:i:i:i:\ /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
/:i:i:i:i/:i:/:/:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:|:i:i:i:i:i:Ⅵi:.
/i:i:i:i:/:i:/:/:i:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:i:i:iハi:i:i:i:i:i:Ⅶi:.
. /:i:i:i:i/:i:/〉i:i:i イi:i/i:i:i:i:i:i:/ Ⅷ:i:i:i:i:Ⅷi:.
/イ:i:i:i:// 〉:i:i/ |:/:i:i:i:i:i:i/ Ⅷi:i:i:i:iⅧi:.
/i/|://// ‐-イ/i:i:iイ斗‐  ̄ Ⅷi:i:i:i:Ⅷi
. /i / '´ '´ x===ミ、:/〈/ イ===x|:i:i:|:i:i:i}:i|
_/´/ /《 んハ´ んハ 》イ:|:i:i:{ i:i:.
/ / i:i| cっjり 乂jcぅ /}:ハ:i:i:Ⅶ:i:. \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
/ イ:i:i:i:i| ° ' 。/イi|:i|:i:i:iⅧ:i:. ) >
j乂_ イ |:i:i:i:i:i:i|:.、 ゚ r‐ -、 ゚ ::i:i:|i:|:i|:i:i:i:|i:i:i:i:. < 忍び難きを忍び!! >
j{:::::::::::| Ⅵi:i:i:i|:i:i:::.... L _ノ ...::::i:i:i:|i:|:i|:i:i:i:|i:i:i:i:i:. < (
j{:::::::::::::| Ⅵi:i|:i:i:i:i:i:i:i:> _ <:i:i:i:i:i:i:i:|i:|:i|:i:i:i:| :i:i:i:i| /^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
j{::::::::::::: l / 、|―‐ ァ| ̄\ / ̄|‐r‐ ¬ / i:i:/ i:i:i:i:i|
j{::::::::::::::: |∠_ j{\::::{ /\ / }::::::∠イイi:i:i:i:i:i:i|
j{::::::::::::::::::|-、 } {::::::::::j{ ∨ |o | ∨ }:::::::::::} Ⅷi:i:i:i:i|
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
-=ニ 万世のために太平を開かん!!! ≦
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .孫皓の降伏を知った滕脩は、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .喪服を着て激しく泣いた後、任地の広州に引き返していった。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .同時に、広州刺史閭豊・蒼梧郡太守王毅と共に、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ 彼らの官職を示す印綬を晋の朝廷に献上している。
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 皇帝孫皓が降伏した以上、恭順の意を示して処分を待つというわけだ
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元280年3月 呉 荊州 江陵】
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| 謹んでこれらの印綬を献上致します。
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/ どうか寛大なる御措置を
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | || / ̄ ̄\
/ ⌒ ⌒
. | ( ⌒) (⌒)
| (___人__)
| ` ⌒´ノ
| |
よく決断してくれた。 人、 |
_,イ ト、ヽ 、 __ ,_ ノ
詔勅が下るまでは、 ,. -─‐-´ l ヽ,\__、_ノ7
通常通りの任に当たってほしいと伝えてくれ。 /´ :i ハヘ、;;ヽト、
. : . :i ハ 〉:.;〈ヽ \、_
決して悪いようにはしないともな , : : . \ :L__ v;;;;ヘ ' ,<. ヽ
. : : : . ヽ: . く '';;;;;ヘ l `l `-、
!: : 、: : : : ヽ '';;;;ヘi i r i
.´: : : . ' : : : \ '';;;::| ,| __| |
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .降伏交渉は江陵にいた杜預を介して行われたのだろう
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/.::::::::∠ 〈 ` <:::::::::≧:z.......... _____
. /.:::::::::::::r‐一 ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/.:::::::::::厂 マニ=-<:::::::::::::::::::::/
.′::::::::::ヽ 丶 V⌒ヽ _______/
. |∨ :::: /\〉 丶 | \ ',
. |i ∨::/ | | l | \ l |:|│i i
∨ | ∧ !i|、丶 .斗|∧| | |
, │:| T Ⅵ厂\\{ 才笊 ! l |/
i |从 |jI斗七さ \〉 {:ソ{│N\ 殿様。
| ヽj⌒乂ソ ' l∧| ト\
| ∧ 丶 ,、′//| | .降伏してきた連中はどうなるんだ?
′ / ∧ ∨ト . - ,、f゙/ //, |∧
/ / {∧ ∨'ー‐〕瓜 |Ii:i:i:く:i:i:. i クビなのか?
. / l:i:∧ ∨ 冂ノⅧi:i:i:ヽ:i> |
/ /:i≧∧ ∨‐┘ .Ⅷi:i/:i:〉. |
. / / /:i:i:i:i:i:i:i:i:| │iト..., }/:i:i:i:i:i〉 |
/ , i⌒>、:i:i:i:| │i:i:i:i:i:i:≧s。:i:i:i:i:i:./
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ
そんな事できるわけないだろう。 | }
ヽ /
常識的に考えて ___イ.ヽヽ、___ _ノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ
| \/゙(__)\,| i
> ヽ. ハ | |
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ 今の呉の官吏を全員クビにして、
| } 新たに都から官吏を派遣しようとしても人手が足りん。
ヽ }
ヽ、.,__ __ノ それに、広州や交州の統治は現地を知る人間じゃないとな。
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、 .広州勢が早々に降伏してくれたのは渡りに船だったよ
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
i .:::冫;;;;;;;;;;;;;;;;;;:."´/ , / ,`''''':;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ヾ !
l .:; ' ヽ-ー ´ / / / . ,' ,;¬ー;´ i l
i./ ..::::/ ,. ' / ,. / ,' ./ ,.'/:: .,:' ! !
/ .::::;:/ ,.'., ;'.´ / / / ,/ /./::. , ' } | .!
,.' .:/ ≠― /ナ= 7 .オ ,/7―/――/-|―- .l l
/ /:; / _/__'゙ _/ ` ///-/_.//__ L / .;' .!
. /.,イ .i.;' / ヤ {::7ヾマ、` / ,' ' ´;ィセ;;巧 ̄リ´ /.i. ,'.}i. .|
. ,' ゙.,' l'. ,:'.; ヽ つ、;;j::! / ' つ;;;∨ ,' /./::..|.;' j.l. !
勝ったからって、 ,'. ,' ,.'、〈. ゙. `ー"レ′ `ー'" ./:';/;':: リ,/. l |
好き勝手できるわけじゃないんだな ,' i /:l丶 ヽ . /",!゙':: ,'::. l i
/ レ:::::i `::.,.._, i; ,':: ,::::::. ! .l
. / .::::::/:::::! :::|:::!::. J ./:: ,'::::::::: ! .!
/ .::::::/::::::::! :::!::l::::::.. .___ ...::;'. ,'i:::::::::::. ゙. l
. / .::::::/::::::::::i. ::l:::!::::::|`::..、 ー――′ .....::::::::;' ;::l:::::::::::::. ! !
/ .::::::/:::::::::::::! ::|::!::::::l::::::::::`i . . i:::::!:::::::i .i::::!:::::::::::::. !.!
. / .:::::,:'::::::::::::::::!. ::!:!::::::l:::::_r.| ` . ´ lヽ:l::::::l i:::::l:::::::::::::::..i|
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( 一)(●)
| (__人__)
| `⌒´ノ
| ,.<))/´二⊃ そういうのは後先考えてない奴がやる事だ
ヽ / / '‐、ニ⊃
ヽ、l ´ヽ〉
''"::l:::::::/ __人〉
:::::::::|_/ヽ. /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::| i .:::冫;;;;;;;;;;;;;;;;;;:."´/ , / ,`''''':;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ヾ !
l .:; ' ヽ-ー ´ / / / . ,' ,;¬ー;´ i l
i./ ..::::/ ,. ' / ,. / ,' ./ ,.'/:: .,:' ! !
/ .::::;:/ ,.'., ;'.´ / / / ,/ /./::. , ' } | .!
,.' .:/ ≠― /ナ= 7 .オ ,/7―/――/-|―- .l l
/ /:; / _/__'゙ _/ ` ///-/_.//__ L / .;' .!
. /.,イ .i.;' / ヤ {::7ヾマ、` / ,' ' ´;ィセ;;巧 ̄リ´ /.i. ,'.}i. .|
. ,' ゙.,' l'. ,:'.; ヽ つ、;;j::! / ' つ;;;∨ ,' /./::..|.;' j.l. !
けど、これで当分は大きな戦が無くなるな。 ,'. ,' ,.'、〈. ゙. `ー"レ′ `ー'" ./:';/;':: リ,/. l |
. ,' i /:l丶 ヽ . /",!゙':: ,'::. l i
退屈になりそうだ / レ:::::i `::.,.._, i; ,':: ,::::::. ! .l
. / .::::::/:::::! :::|:::!::. J ./:: ,'::::::::: ! .!
/ .::::::/::::::::! :::!::l::::::.. .___ ...::;'. ,'i:::::::::::. ゙. l
. / .::::::/::::::::::i. ::l:::!::::::|`::..、 ー――′ .....::::::::;' ;::l:::::::::::::. ! !
/ .::::::/:::::::::::::! ::|::!::::::l::::::::::`i . . i:::::!:::::::i .i::::!:::::::::::::. !.!
. / .:::::,:'::::::::::::::::!. ::!:!::::::l:::::_r.| ` . ´ lヽ:l::::::l i:::::l:::::::::::::::..i|
/ .:::::,:':::::::::::::::::::| :::l::::::::l:;/;;;;/ \ / !\! l::::::l:::::::::::::::::.!
___
/ / ))))
/ /_ ⊂ノ
/ /|\_/ ̄ ̄\_/|
/ / \\_| ▼ ▼ |_/ 申し上げます!
/ / \ \ 皿/
ヽ ⌒\ .建平郡太守の吾彦が降伏してきました!!
ノ /> >
/ / 6三ノ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
/ ̄ ̄ \
-` ⌒ ヽ、_ \
´ ●)(● ) |
(_人_) |
'、 |
| |
おっ? | 、 .ィハ、_
≧ュ─ー ´ /.......ヽ
さすがに孫皓の布告は効果があったみたいだな //Y:::ハ、 ̄/...:::::::::::...>、
,.<..::/:r〉:::li `y .:::::::/::::::::::::::::::..ヽ、
/.::::::::/:::{,'::::|i / .:::::::/::::::::::::::::::::::::::∧
j ::::::::::> :.{::::::l / .:::<:::::::::::::/..::::::::::::::Λ
i :::、:::〈 :::i::::::レ .:::::::/::::::::::i:::::::::::::::::::::::::}
i :::Λ::::', ::i:::::/ .::/::::::::::::::V..::::::::::::::::::::イ',
| :::::Λ:::::', :i::/ .::::::::::::::::::::::V..:::::::::::::::::::::ハ:i
, ----、__
/ `ヽ、
/ r 、 ,ィ7 ヽ
____r'__ ,>_`二二二く '.
/⌒>--- 、 ` ー---- _ }_,、
〈_,//: : : : :`ヽ、__ , ----、ヽ介===ミ、
/ /イ:/:/ : /{/-、{: :ー '{/V: :V\ }\_ム
\{从: {: :从>Vり }'\} Vり/:イ:|イヽ}__\〉'
Y\]人 ' , /イ: :|∧: ∨
/{: : /:イ:> ` イ{ : : 从: :〉:「`
_| : {八{ }/,_}=`´='/: : /:イ〉イ}/
r---<∧: | 〉 / l ,.__ {: イ' /-、
{ -、⌒V /⌒ヽ ∧{∧〈 '. 建平郡太守吾彦。
∨⌒\〉 {_,ィ'´ `ヽノ-、〈| 〉∧〉r 、 }
/`ヽr介 ´ 乂ムノ'=== `| ∧ ´ー∧ 陛下の御命令により降伏させてもらうわ!!
〈〈>イ //l{ >::´∧:::::::::::::::l/ / ヽ
r-'/ ∨// 乂/:::::/ ∨:::::::::::| 〈 /
/// ̄ 〈/´ /ーrー´ ` ̄`ヽV `} ー--く
〈/{' / /| ∧V |`「 ̄「´
{ ,' ,( ̄∨l } ' {
_|/ / V〉 ∨{
/´l{V 、 -, , ∨_ l }_
/ 「|ニニ「≧==--く__}ニ} :, | > 、
/ ∧` ー{l()ニニ()ニ}ニニ> {\_l |ー---- \___
/ / } \}} ー----l「 ̄ , \ l |、 ` ー--- 、
イ // ||\ ヽ ー- `} } ` ー----< ̄
/ / \_l V、 ヽ \ イ | \
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .滕脩の降伏と前後して、建平郡太守の吾彦も晋に降伏した
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/ ̄ ̄\
/ ⌒´ ⌒
. | ( ⌒) (.⌒)
| (___人__)
| ノ 晋の鎮南大将軍の杜預だ。
| |
j、_ | あなたのような
√::::::...`ミュ、r< .気骨のある人物を迎える事ができて嬉しく思う。
/.::7 ̄ ̄. : : .:.:.ヽ
/ .:::/.:.:.: : : : : : : :.:.::..\ 当面の間は、そのまま建平郡太守の任に当たってもらいたい
,' .::::/.:.: : : : : : :./ ⌒ 、ヽ
i .::.::.::.:. : : : : : .:.:.:.:.:::::...ヽ:.',
i ::::.::.::.::.:.: : :/ .:.:.:.:.:.:.:.::::::: }:: _,/_, ヽ ___
i ::::::.::.::.:.:.:.:/ .:.:.:.:.::::::::::::: ,.:: i ,ィニr--- 、 { ∨/´ ̄ ̄`7
', :::::::::::::::く .::::::::::::::::/:::〈:::: | / /: : : : : :>: . ._ r≦=======≦、
'. ' : : : : : |: : : : : : >- 、 ヽ ` <>、____,≫
∨ : : : l: : |\: : : : |,\- \__ \ __、\ ̄ \
|:|l: : : {: : |⌒∨: : { ,ィ≦卞:>: r<´:{\( \\ \\
|:|{: : :∧:下≧、、 : ∨ vzソl: /: : |_'ノ : | `ーァ\\ \〉
|八: :{: :{∧_ vソ \_〉 <}:イ : : |: : : : {__/ \_>
| \〉:V∧_> ' , |: :.从: :|: : ∨
\}:込、 -- イ|: :/ }: ∧:\〉
話が分かる人で助かるわ |: : : : > _ イ/|:/ V }/
|∧: : | _}=rく / /\__
|' ∧: | / | ∨ / `ヽ
_/ | \/ {_ 〉 \/ : '.
r ´ T´/--, ,...-/ | { r 、 ∧
{ l|/:::::://:::::::\ ∨} 〉r、 ̄ ノ\
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .結局、吾彦は呉討伐の間は降伏を拒否し、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .孫皓降伏の確報を得た後に晋に降っている。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ 抵抗を続けなかったあたり、君臣の礼を重んじる人だったのだろう
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
イ7 __
__ / | | _r´-`ー ´ ̄ `ヽ
「 ̄ \ { } } , ´ r'//イ/r-、_,-< \
V `ヽ、 ∨/ / (/ (/==>--`---、\__
\___ \{l{ / , , --< ̄ ̄ ̄}
_ \__r'_/ /⌒\ /: : : : : :\ |ヽ
⌒>======__/ /: : : /: >-:r: :´: : : :/ : : : : : \ | '.
/ _/ _/:/ : : //_/\|: : /: : /|: : : : : :V: } }
/ ̄ 7: :/: : / : : : |{ ハ斧ミ、}: /: : /イ´ : l: |:|:∨ / '.
〃 /: /: :__|: : : |: |:、Vzソ /:イ:/:/ }/: :/: |八{/ ー /
\ /イ:< <|: : : |: |/ }':イ斧フ}: :/: :/-く ,
` /イ: : : `从: : : :|-、 _ 'ゞ'rム'}: /} ヽ /
|:∧「 ̄ \ : |}∧ {⌒V> 人:/:イ:∧ ∨
|' /´ ̄ ̄ヽ:\ }ゝ ´ イ:/}:ハ: /': : } }
_/{__,ィ } `-`=「´__,/ \{∧: : : | /
{ /乂_ _ _} , } ̄ 7、 /' }: : / 「 それじゃ忙しいからこれで!
| {_ l」 l」 / ,: /-ァ -< /: イ_}
, |  ̄ ̄ イ / /::::/ /⌒>::\イ´ .晋軍の帰路は開けておくわ!!
/ 乂_ / / /:::::/ ̄´::::r、_`ヽ、
,\ \_-イ| , /:::::/:::::::::::::∧ 人「´
_/ \__/ _} /:::::/:::::::::::/::::} }:∧
,. ------、 /r ´ / | ∧::/ ̄ ̄ ̄ ´ |'::/
〈〈___≧r '´ { ,. ´ } /{:Y |/
(\ `=≧´/イ { \イ / / } '.
r、\\、{{/´/| |\、__,.- ´ / / / l l 、
\\' `´{ //{ {r- '´ / / r-く____\__ {! '.
\ >-\\ , / _|ニニニニニ{ニ()ニ≧、_}
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .晋軍の猛攻に対して、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .呉人の意地を貫いた吾彦の名は司馬炎の耳にも届いた。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ それが彼の人生の大きな転機となる
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/////////////イ// ヽ
/////////// ' / | :. ヽ
.///////// / / | | !:. ヽ
/////////7 / / | | !:. ヽヽ
{/////////7 | .| | .| | | | !:. ヽ ヽ、
V/////// ノ .| | .| | | | !:. ヽヽ、 、
V/////// /ノ | | ! :! . ! !!:.! .| !:. !.:. ! ヽ、、
. ∨...// 7 /ノ .:.:| | |\:! l ! .!:.! | .!:. l.: l \、
′∨//// !-|ハ :|:. ! .| !Ⅹ.i i l !! | .!:. l.:. l \、
..' ∨/ /.:.:. | .∨ :|.:... ! .! 、 ll. ヽl .!丶 | !.: !i.:. l
Y ヽ| ∨ :|.:.:. .l. ヽ ! |l~゙゙≒_ l}ヾ、 ! !: i: l .:.|
{ Y ⌒.l ∨ :! !:.: l ヾ! ll' .l|;入''‐ !. .! /.: ヽ. l
八乂_. ! :.ヽ :! l:. l 丶 ゙、 .i刈: / | ハ / } ヽ !
.:.:ヽ ヽ. l :.:.:.ヾ、.ヾ:.! ヽV' / リ }リ .リ
.:.:.:.:.:ゝ .l :.:.:.:l ヽ、. { /' /'
:.:..:.:.:i.:.:i-、_! .:.:.:.:! 'J 丶 慌しい奴だな
.:.:.::.:.:.l:.::l ! .:.:.:.!. r- >
:.:.:.:.:.l:.:.! ! :.:.:! i `ハ /
.:.:.:.:l:.:/ ! ..:.:!. |´ .i 、 - '
.:.:.:.:/:./\ .! .:.:!.ヽ. | |. , '´-ー-,
.:.:.:.l/\ \ ! .:.:.i ./ ` .i| >イ ̄ 'i _丿
.:.::ノ:i:i:i:i:\ \ l .:.:|/ .{ !/´
:..:.:/i:i:i:i:i:i:i:i:i\ l :.| | )
γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| 国破れて山河在り |
ヽ_____________乂
/ ̄ ̄ \
⌒ `'⌒ \
|(⌒.) (⌒ ) |
|(__人___) |
| |
i | .城春にして草木深し、ってな。
ヽ 、 . {
-≦'ト、ーー- ´ ハ、 好きでもないのに詩なんぞがこぼれるとは。
/: : : : √ヽ、∠´//. :ゝ、
iV: : : :/ /:::/ /. : : : : : : : : : : : .\
i.| : : ,' /:::::,' .:´. : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
ii: : : i/::::::::i /. : : : : : : : : : : : :/ : : : : :',
;.: : : r::::::::γ: : : : : : : : : : : :./ : : : : : : : : i |.:.:.:.:. .:.:.:.:.| i
i : : : i::::::::/: : : : : : : : : : : : : : : : :ノ : : : :i ΝИ:.:.:. ___ .:.:.:ΝИ
i : : : i:::::/ : : : : : : : : : : : : :.l : : / : : : : :i l, -‐=‐-、´__ __`<|.:ハi i i l
/|从 i i斗ァ77 }_} { {////77i i 从|
ヽ.i__ ̄ __}_} {_{__  ̄ __i イ
/ / / / / ∨ヽ
/ ,イ´. / / . / // / / `
/ / //`゙'</ / .//,.斗孑代_ ハ リ
ムイ .ィ .マ丁≧x| // ,x≦丁ア ノ ノ丿
!i/ハ{ 弋り^i/ 弋り }ハi.!
また調子に乗って ∧{ .圦 , ∧ }∧
.i lイ. > U ヘ}| i| i
l ! i i | .i .⊂ニつ イ ! | i|ヾl
.l |i i |_i:::::::/ ≧=≦ヽ:::.! .i 从 i l
ハ i .} i i::::::〈 /}ハ{\ .〉:} リ i 八
/::::::::::i川:::::::::ヽ .}__{ /::::::::::i /∨:::.ヽ
イ彡--ハ:::! !:::::::::::::ヽ/:::::::::::::::/ / :ト--ミヽ
杜甫かぁ、同じ名字だなぁ遠い一族とかなのかなと思ってググったらそのまんま杜預の子孫でびっくりした
子孫「パクらないで」
/ ̄ ̄\
/ ,ノ ヽ、_
| ( ●)(●)
| (___人__)
| 、'
| |
}._\ , |
.__ __ ,.〈\\>ニニァ´
/: : < : : : : : : \ /゙i ゙i、
, ' .: : : : : : : : : : :l: : : .∨',:::::ト|゙i \_ さて、後一人、大物が残っているな
.{ : : : : : : : :゙i : : :」 : : ::', Y´゙i. |: : : : .\
|: : : : : : : : :\ : : :\ : ',|::::::i |: : : : ',: : `,
', : : : : : : : : : | : : : : : : :.',:::::゙i|: : : : . ',: : }
(,:/:/ニ`ン---r : : : : : ',::::| : : : : : ',: : ',
`: ´ : : : :V ,r'二ヽ_: : : : :',:|: : : : : : ',_,rー'、
{∨ : : :└」_,r' 二 ヽ: : : : ',|.: >< ̄\.: \
{: ∨ : : : : :」.ゝ-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄: : : : ゙i ム: : : ' ,
l: : ∨: : : ./: : : : : : : : : : : : : : : : 、/: : : : : : }
}: : : \ : : : : : : : : : : : : : : : /゛ ̄: : : : : : : :, '
【紀元280年3月 呉 広州 番禺】
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
≧ 広州牧滕脩様より急報です!!! ニ=-
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
| ̄ ̄|| | ̄ ̄|i | ̄ ̄|| | ̄ ̄|l
|| ̄ ̄| ̄ ̄l ̄ ̄| ̄ ̄! ̄ ̄| ̄ ̄| ̄||
l| ̄| ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ ̄l ̄ ̄| ̄ ̄! ̄ ̄|l
| ̄ ̄|i | ̄ ̄|l | ̄ ̄|| || ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄|| | ̄ ̄|| | ̄ ̄|i | ̄ ̄||
 ̄| ̄`~|i ̄ ̄| ̄ ̄ ̄i ̄ ̄|゙ '' ̄i ̄ || ̄! ̄ ̄/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄ヾ ̄| ̄ ̄.|i ̄| ̄`~|i ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄`~|i ̄ ̄| ̄ ̄
| ̄ ̄i ̄″| ̄ ̄|i  ̄ ̄| ̄ ̄i`~ ̄| ̄i| ̄ ̄| ̄|: : : : : : : : : : : : : : : | ̄ ̄| ̄|| ̄ ̄i ̄″| ̄ ̄|i ̄| ̄ ̄i ̄″| ̄ ̄|i ̄
| ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i ̄~ ̄| ̄;゙|i ̄ ̄l  ̄ ̄|| ̄| ̄ ̄|: : : : : : : : : : : : : : : | ̄i ̄ ̄|| ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i ̄~`| ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i ̄~`ll`l
l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″|  ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i、 ;|| ̄ ̄| ̄|: : : : : : : : : : : : : : : | ̄ ̄| ̄|l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″| ̄l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″| ̄
| ̄| ̄ ̄i| ̄ ̄| ̄  ̄i ̄`~| ̄ヾl; ̄ ̄l| ̄| ̄ ̄|: : : : : : : : : : : : : : : | ̄| ̄ ̄|| ̄| ̄ ̄i| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄| ̄ ̄i| ̄ ̄| ̄ ̄
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/::/レヘ::::;ヘ:::::i:::::::| ソ //レヘ::::;ヘ:::::i:::::V:::::::::::\_)
〈|::::l ×`' ×`-!:::::j /::l ×`' ×`-!::::::「`ヾ:::::::::ヽrj
ji::〈 " ヮ "/::::::| i::〈 " ヮ "/:::::/ `ーゥド、
V`ゥrr-.rュイ人人 V_`ゥrr-.rrイ:_/ `´ノ::)
| ̄ ̄ ̄ ̄.| | ̄ ̄ ̄ ̄.| (∠.,ノ
|――――.| |――――.|
| 郭 馬 .| | 王 族 . | 〈 >、:' :/: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ 「!
|――――.| |――――.| . 〈:::::::ソ: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : V:l
|____.| チーン |____.| チーン 〉:;/: : : : /: : : : : : :l: : : : : : :!: : : :!: : : :':l
∥l: : : : : :l:l!: : : : !: ll: : : : : : jl: : : j!: : : : !
.l: :l : : : : : l! マ :`T!:f T! : : : /七:7´l: : : : :l!
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. l: :l: : : : : : ! l!/ j!: : /j/:!
l: :.i : : : : : l! `ー ´ `ー' !l/:::{: :!
. ',: : : : : : : :l _ _ j::::::::::::!:::!
',: ', : : : : :l /  ̄ マ} /:::::::::::::l!:.!
早過ぎる!! ',:.', : : : : !>. `ー―-- ' . イ:::::::::::::::::!l:.!
,. ',:',、: : :.!::::::>-=三ニ)ー- .._!::::l';:::::::! !|
γ ',:iヽ.:.!ト、::::::::::::::::0:/、 `ヾ、';::::! .l!
. i ,il ヘ:.!:ハ\::::::::::::/ ヘ .! l.';::! |
. l /.|! ヘ!' ヽ\:__/ ヘ .! i l|
」 / // \_/ ヘ / l
! ´ ,// ヽ___j!
. ! , ー- 、/ r{ー- l!
l r -‐ } l `}二 !ヽ
_ . .-‐. .‐- . . . _ , \
,. . : : : : : : : : : : `: : 、: :`: . /、 .!
>: : : : : : : : : : : : : : : 、: : :`: 、:/:::::\'、
/: : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : マ : : : :ヽ::::::::/: \
/: : : : : : : : : :ヽ: :、.: : : : :ヽ: : マ : : : : :ヾ/: : : : ヽ
/: : : : : l: : : : : : : ムマ:ヽ : : : : マ : i: : : : : : ヽ: : : : : .ヽ
,、 ./.: : : : : :l: : : : : : : :.ムヽ: 'マ: : : ::!: : !: : : : : : : : :: : : : : ヘ
ヘⅦ: : : : !: : :l: : : : : : : : ',ム マ:lマ: : :lマ/!: : : : : : : : : : : : : : :',
';:!: : : : !: : : !: : : : : : : : :',:l マ!マ: ;:!''マ:l: : : : : : : : : : : : : : : !
l!: : : : l!: : : !: : : : : : : : :.l!! ll ,レ:/ ';イ: : : : : : : : : : :.l: l: :.l
.l!: : : : l!: : : !マ: : : : : : : :!! ー ´j/ ./ 'l: :γヽ: : : : : : !: !: :l
!!: : : : !マ:_: ム マ: : : : : :.l! / l :__.丿: : : : o: !.:.!: :l ○
lヘ: : : :' \¨ムーマ: : : :.! ´ ̄ ̄ ̄! : : : : : : : : : :!: !: :! o ゚
l: ヘ: : :ヘ _``_____` ┘ _ !: : : : : : : : : :l: !: :!
.!: : ト、: :ヘ. / /´ `'ヽ: : : : : : : :.!:!: :! 一番大事な戦に参戦できないなんて!
!: : !::>. ; - 、/ _/ '; :', : : : : : :.!!: :! _斗 ‐ + 、
l○:!:::o:::::ーヘ´ .f:::'::/ '; :l: : : : : : l!: i´ / ヽ
. o ! : l::::。::::::::: ハ V:::{ ';': : : : : : l:l!l / V
l: :.l:::::::::::::::::::ハ V:l /:'; : : : : :.!'ll , V
.!: :!:::::::::::::::::::;::ト、 ヾ, _ /::::/ ', : : : :l! | l V
l: :!::::::::::::::::/{::! ≧‐- ニー=...ニ/:ー ´ ∠',: : : ! l \ `ヽ
.!: !::::::::::::::/ .l::l > ´ !::::::::::::::::>"三=',: :.ト、 ! `ー- }
. l:.!::::::::::::/ l::! / ト:_::>_´三三三ハ:l ! l
l:l:::::::::::/ l:l { >=ニ0三三ニ./,ハ! .! l
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .建業から最も遠くにいたであろう交州牧陶璜。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .彼もまた滕脩と同様に、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ 数日間激しく泣いた後、使者に自身の印綬を持たせて洛陽に赴かせた
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
,.r-=
(( -――-.(ソ ,.r-=ニ>―- ., ,_
/:::::::::::::::::::::::゚丶 (( /:::::::::::::::::::::::V:::::::\ _
/::/レヘ::::;ヘ:::::i:::::::| ソ //レヘ::::;ヘ:::::i:::::V:::::::::::\_)
〈|::::l ×`' ×`-!:::::j /::l ×`' ×`-!::::::「`ヾ:::::::::ヽrj
ji::〈 " ヮ "/::::::| i::〈 " ヮ "/:::::/ `ーゥド、
V`ゥrr-.rュイ人人 V_`ゥrr-.rrイ:_/ `´ノ::)
| ̄ ̄ ̄ ̄.| | ̄ ̄ ̄ ̄.| (∠.,
|――――.| |――――.|
| 郭 馬 .| | 王 族 . |
|――――.| |――――.|
|____.| チーン |____.| チーン
/\___/ヽ /\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\ /'''''' '''''':::::::\
さあ、これから忙しくなるぞ。 .|(●), 、(●)、.:| |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|. | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
民や蛮族の動揺を抑えなきゃならん | `-=ニ=- ' .:::::::| | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/, \ `ニニ´ .:::::/,
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、. ,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.
もう郭馬どころの騒ぎじゃないな | '; \_____ ノ.| ヽ i.''~: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i | | \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | || > ヽ. ハ | ||
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .さて、広州で反乱を起こした郭馬だが、
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .彼の起こした反乱の結末は、史書に記録がないために分からない。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .記録上、郭馬一味の消息も不明である。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ 特筆される事柄がない以上、時間はかかったにせよ鎮圧されたのだろう
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
【紀元280年4月 晋 荊州 江陵】
. / ̄ ̄\
. / ,ノ \ Y⌒i __
| (●)(●) | | ./ .)
. | (__人__) .| | / ./
| ` ⌒´ リ i_/ ./
. ヽ / ,`弋ヽ ああ、そうだ。
__ ヽ - γ⌒ヽ Y´ ,`ヽ
/ : : :介〈 `ー 、く 〈::...ノVヽ 上の地名の表記も晋に変えないとな
| : : : : ::〈 「`ヽ_ー 、 `ヾ_/ //:|
| : : : : : /: | {::::} フ-、`ー┴‐- │
| : : : 〈: :│ {::::l /. :`ー‐一′ ::|
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .こうして広州・交州に至るまで、呉の州郡は全て晋に帰属した
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.`
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 ここで一度、目を洛陽に転じたい
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
【紀元280年3月 晋首都 洛陽】
.∥ ∧ _____| .::|─Λ
.∥ Λ /| |n_n_n ∧ n_n_n_n_| .::|⌒| :|へ
.∧ i. | i'´ ̄`i∨ . ::|ニニニニニニ|... ∨ .| :| ̄|
∧ヘ Λ | |'´.:∧| | . . ::| ロ ロ ロ ロ .|::: . .:.:|_n_n_n_n_n
ΔVΔ | :|ヘ| | / n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n . :::| ..:|
||:||:||:|| n_n_n_n_n_n_n_n_|::.: . . :.:::|_n_n_n_n_n_n_n_n_n_
_||:||:||:|| |::.:. . |::.:.n. n n .n.:.:::| / ̄
|===ト、 │ |:: . . `=f==f===|::.:. .. i | i . :.:::| n ,∠___
\\|_| \n_∥_n_n |:: []__|_|__.|::.:. .. l!ヘl! 「| 「| ____|____.|] [] [] [] [
]士ェェェェェ| ∥::ロ:ロ|___、 |::.|X⌒X⌒X⌒X|::::.::. |曰|| .|.|'⌒|.| /_n_n_n_.n , .|========
| /Λ /Λ:| //\ :::|─‐ヘ.∧二二二二二二二二|TT| :|:| |:| .| :|ロ|: |ロ|: |ロ|: / |工工工工
| || ||. || ||::| _./__.,>:| ゚_゚::゚::| |_l]_l]_l]_l]_l]_l]_l]_l]_l]_l.|.|_l.|-──────────|ェェェェェェェェ
]士ェェェェェ] | l」 l」|ヘ、| |:::::| ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ /_n_n_n_n_n_n_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ∠二二ヽl=|====| ̄|::| |:::::| ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ | ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ /_n_n_n_n_n_
| ||:::::::Λ::| l: | 「| 「 ∧ ∧ .∧ ∧ .∧ ∧
┬┬┬| :|┬┬┬┬| :l┬┬┬┬.| :l┬┬┬┬| :l┬┬┬┬.| :l┬┬┬┬| :l┬┬┬┬.| :|┬┬┬┬‐
∧∧/`| ::|ヘ/∨∨ヘ| ::|ヘ/'∨∨ヘ| ::|ヘ/∨∨ヘ| ::|ヘ/'∨∨ヘ| ::|ヘ/∨∨ヘ| ::|ヘ/'∨∨ヘ| ::|ヘ/∨∨ヘ|
./⌒ヽ :| ::| 〃⌒ヽ | ::| ,〃⌒ヽ | ::| 〃⌒ヽ | ::| ,〃⌒ヽ | ::| 〃⌒ヽ | ::| ,〃⌒ヽ | ::| 〃⌒ヽ |
二二;l二二;l二二;l二二;l二二;l二二;l二二;l二二;l二二;l二二;l二二;l二二;l二二;l二二;l二二;l二二;l二
_l'__;l__ l>┬┴┬┴‐┬┴‐┬┴‐┬┴┬┴‐┬┴‐┬┴┬┴‐┬┴‐┬┴┬┴‐┬┴‐┬
__;l__l/´,>┴─┴‐─┴‐─┴‐─┴─┴─‐┴‐─┴─┴─‐┴─‐┴─┴─‐┴─‐┴
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .呉の滅亡と孫皓降伏の第一報は、恐らく王濬によってもたらされたはずだ
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
/// : :/: : /: .:i :i : :ヽ : :\i
{!/ : :/ , : / i: :ハ: . :|ヽ . :ト、 : :i : : :ヽ
/ / / i i Lリ_ | i l 十i=|=|ト、 | : : : :i
| イ i . : !ィキラ""_.|/| ,' ∨__リ ヾト i: : : ハ!
|! | ! . :イ! ∨ィェz !/ イろfi了ミ | |: : / リ 陛下。
!j i: : Y'´ろfi } 弋zソ | ! /リ
リ∧ト、 ヽ弋zソ " レ'// .王濬将軍より使いが来ました。
\ト 、 イ-'
ヘ 、___, /ミミ.> 去る三月十五日、
丶、 , ':\ .孫皓の降伏を受け入れ、建業に入城を果たしたと
`ト __ , イi. : : :/
/|\ _ / |\/: ̄:7
/: :/ / { | l: : : `V . .、
r-‐ '´:/: : :/ | } | !: : : ::i: : : : \
。*゚ l ・* ゚ . l| |o |・ .*゚・ +゚ ||
晋 中書令 和嶠 o○+ | ゚ | ・ | .+o o。 | *。 |
・+ ・ . - ~- +・ o |*
゚ |i | キ , -――‐-v冖v-―――- 、 +・ o |*
o。! |! タ く: : : :r>―^ーヘノ)==ミ : : : :| ゚| ○。+
*o゚ |! l rクヘ:/ , , ヒr┬- 、: :/・.|*゚ +|゚
。 | ・ o rク : :/ / l | 厶:ヾ、:_:》 :\. |! |
|o |・゚ K_:_:/ / ,′ l |l | 厶 : : : : / .|! |
* ゚ l| / /| l/| レ1 / lメ、_/l l|ヽ、/ヽ、 |o ゚。・ ゚
|l + ゚o i / l |イ l l| / / | /`7 リ=ミ__〉. *|
o○ | | 厶イ>l | 彡 ′ミ /| /ヽ、`二}*゚・ +゚ ||
・| + ゚ o } . {_{_fて( ヽ、.ゝノ ィ乙ニ彡} 匸´ o.+ | ・
O。 | | ` ̄ /^Y¬] _レ⌒ヽ ` ̄ |* .○・ |o゚
晋 皇帝 司馬炎
ヘ ブ ン 状 態
90年ぐらいぶりの中華統一皇帝として名を刻んだ瞬間
,rュユ_ ,. ―--ァ―ァ=- 、
r‐、-、 /{ニ} :`ー〈ニ} : : : : : :/ニ}`ヽニ}
辷{ ̄ ̄'´ . :{ニ}: : : : :\ニ}┬r‐{¨}> : : :}ニ}
. 辷{ : : : : : : :ヽニ}rァrュ=rュ'┴"´` ―‐┘ニ}
辷| : : : : : : : :}ニ}/rュニ} \ \
辷|: : :∠: : : :{ニ}/ニ} ,' i i ヽヽ ヽ ヽ
辷|/ : : ̄ ̄ :/二} | i | | } } .i | | !
辷/: : : : : : : : :ん'^ i | | | { / }ヽ、__}_}} }
. 辷/イ´ ̄77 `´/ { | | { ,メ、 }i} ,イ イノ/
. / /'´ { i { _l,斗<_,.ィヽ }从刈ノレ'
/ / { ト、 {. lヽ{,ィ笊ハ` `' {゚。!` \
/ / ヽ{、i、{、{ヽ{≪ {っ:。} ゞ' ゝ、_,〉 王濬の働きぶりは見事だったの。
. 〈 〈 `} | 乂zソ ` }三ニ}
\ ヽ, ===――-{二二三} r } /ニ//ァ .すぐに勅使を出して、
>={ニ二二二二ニ}.二,/ / ゝ ノ_/{二ニ} 王濬以下将兵を労ってあげて
{ニニニ}二二ニ _}__{ 二三} ____f>‐〈/>、
≪ { {_{ニ フ : :`ヽ : : // / : :/´/ X r' }
{ { ゝ/ { {_ノ) : :\:`ヽ{、}f`f`{ ' />ノ
ヽ=' / : ゝ--:´: : : : :\ノ_∧fYヽ ノ-r‐、
/ . : : : : : : : : l : / /:/、: ヾ、_}´ヽ∠>く`X´}-、
ヽ : : : : : : : : : ┴'-〈::{:`ミ三=、`ヾfヽ:`く}、:.\ノ_
\__ : : : : : : : : : : }' : : :`ミ三=、 \}‐、}フf´Y_}ノ
. ,ィ彡三| :/ : : : : : : : : :/ : : : : : :`ミニ=、: `Yフ  ̄:/
,ィ彡´ __|〈 : : : : : : : : : :{: : : : : : : : :`ミニ、_:〉ミ彡'/
. ,ィ彡´ ,;彡/| :`ー‐┐: : : : :! : : : : : : : : : :`;:イ、 : /
`'ミミ、,州/..:| : : : : : | : : : : : : : : : : : : : , イl州 Y
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .『晋書』『王濬伝』によれば、
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .司馬炎は使者を派遣して王濬軍の面々を労ったという
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
, 〃´1
,.. .:'.:´:. :. : :</ !}
ヾ==ミニテ‐‐:. :. :. :. :. :.、:. :. :.\ /
X /:. :.i:.i:. :. :ハ:. :.:ト_:_:. :.!:. ヾ',
゙y i:. : { L-,┼ヾ゙<__ヾ_`Y:. :. ト', はい。
/:ィ:. :.イ!、z.く イz:c'〉j:. :. ハ
iハ:. :. :.KUzソ ゙ー' j:ノノノ それで、こちらが王濬将軍の上奏文です。
i! V\:.\" ' __ /_,,,,,
゙ヘ {´ j イ:ヽ´ 何でも孫皓の後宮には五千人の宮女がいるとか
` 、、`_ .イ;. ;!:. :〉
__,.;:;ァ' 《 》 ヾ\:ト
/´:::::::::::::::トzくく:>:>、/|::::`::...、 __
./::::::::::::::::::::ト<、 〉::ヘ /l::::::::::::::`<⌒v‐Y:.<:>:‐ヘ . '´: : : : : : : :\: :ヽ__/_ノ:_:_:_:_:_:_:_:_:_ノ_,イ
i:::Y:::::::::::::::::l `<X:::::V>'l:::::::::::::::j::l‐'`ー'´`´ 〉:.〉ヾ .: : : : : : : :__ノ_工_不ユ辷ン__)て_フ ̄\
i::::{::::::::::::::::::j XYV |:::::::::::::::j::ヘ !:/ .ノ\___入ノ‐(⌒)ノ^ゝ┘ヽ,\ 下卞、[_ ̄
/:::::!::::::::::::::::/ / `´ |::::::::::::::/::::ヘ ゙ . (升 l i{ ヽ. ヽ \ ヽ } \
マ r .| | i l ヽ ヽ 冫
/ .| | | ,. -+- 、 ', l \{
ジ { .ヽ_,⊥|i| ! | _⊥_ハ ハ リ__})
〉 ./ \_,.|从 ハ イテ'卞仆jイ`ー、
で ./. r:oヽ` /.:oヽヽ '|__,ン千´ ̄`ヽ
{ {o:::::::} {:::::0 }/|__,ン千´ ̄`ヽ
っ . |. ヾ:::ソ ヾ:::ソ /仁二亅_,二二}
!?.ヽ:::::ー-.. /ヽ ..ー-::: ヽ二亅_,二二}
-tヽ/ ´`::::::::::;/ `、 ::::::::::: ハ三{_∠_ ̄
_ゝZ__,ラ|J \ / イ 厶イく_フノ
:ニハ=-=ァ≧ ,, ___`-´_ ,, -∠,ノ┴‐┴ノ
`乙(⌒´^\  ̄/ /|二三三ニハ
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .ここから晋の朝廷による呉討伐の戦後処理が始まる
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
o○+ | ゚ | ・ | .+o o。 | *。 |
・+ ・ . - ~- +・ o |*
゚ |i | キ , -――‐-v冖v-―――- 、 +・ o |*
o。! |! タ く: : : :r>―^ーヘノ)==ミ : : : :| ゚| ○。+
*o゚ |! l rクヘ:/ , , ヒr┬- 、: :/・.|*゚ +|゚
。 | ・ o rク : :/ / l | 厶:ヾ、:_:》 :\. |! | ヒナの荒々しい黄河で
|o |・゚ K_:_:/ / ,′ l |l | 厶 : : : : / .|! | 呉の美女の長江を貫いて大運河を切り開きましょう!
* ゚ l| / /| l/| レ1 / lメ、_/l l|ヽ、/ヽ、 |o ゚。・ ゚
|l + ゚o i / l |イ l l| / / | /`7 リ=ミ__〉. *| .黄河と長江が混ざり合う
o○ | | 厶イ>l | 彡 ′ミ /| /ヽ、`二}*゚・ +゚ || .夜の天下統一ももうすぐなの!
・| + ゚ o } . {_{_fて( ヽ、.ゝノ ィ乙ニ彡} 匸´ o.+ | ・
O。 | | ` ̄ /^Y¬] _レ⌒ヽ ` ̄ |* .○・ |o゚ |!-‐== 、-‐: :  ̄ ¨__- 、 _____
! /: : : : : : : : : : : :.ヾく二 -‐‐ ¨フ
∨: : : ://:. ;〃: l: : : :i: : ∧ /
.〃:/: :〃:.:/ /l: :|ヽ: : l: :|: :.∨ /
//:/!: : lム⊥_{ W_ヾ:ト、l: : :.Yi
. l/ |!: :.{ ∨‐ - `メ リ: i :}:リ
. |! |\ir=ミ ≠=ミ ノ:.从リ
! , ∠ノュ ノ.
お楽しみは最後に取っておいて下さい。 ヽ ┌ ┐ ,.ィ:ァ<.
> 、_ .,.ィ ⊥ォ: : :.Y
先にやらなければならない事が山積しています ____ ノT゙ ̄/::ヽ: : ム
〃:::/:::}从/:::::/:::::ヾ: : ゙Y
〃-‐ヽノフ∠::_/¨::::;::-‐-Y: :{
,{:{::::::/ //:::::::>〃:::::::::::::}: : :)
/::{::::/ //::::/:::〃 ::::::::::::::i : : ゙ヽ,
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .よく司馬炎を語る際に引き合いに出される
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .呉の宮女を後宮に入れた一件も戦後処理の一環だったりする。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ ただ、これが行われたのは翌年であり、比較的優先度の低い事柄だった
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
,..-':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
__ /:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::ヘ
l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.` 司馬炎が孫皓降伏を知ったであろう三月下旬。
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ .この時点で彼が行った事は、大きく分けて五つあった
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
/::::::|:::|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::|:::::::::ヽ
/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
【紀元280年3月 晋首都 洛陽】
_, -‐'´: : `V^7: : : : : l|
{「: :`ヽ: : : ;r-トヘrィZ_: :ソ
〉: : :{レィ^ー'′ ヽ \
∠,ニ_/ / l| l lト、 V
/ | l ,」-ト H|、! l| ひとまず、孫皓が任命していた
/ ー- 、」l 乂托ミヽノ抃!レヘ./ 州牧・郡太守以下はそのまま留任させるわよ。
了二___}仝八_ソ ,ヾ' に_〉
 ̄{二ニZにZ_ ー ' 乂 必要が生じた所から、少しずつ変えていきましょう
: :`ヽフ ーュ-イ-、
′: : : : / : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : : : : :\ ヽ: : : :
/: : : : : : :l: : : : : : : : : : : :: |: : 、 : : : : : : : : : ハ ゚, :
./: : : : : : : :|: :l: : : : : : : : l: : |: : {\: : :}: : : : : :l/:::ヽ |: :
.: : : : : : : : :|: :|: :|: : : : : :厶斗‐====≠: ハ:!|::::::::| |: :
|: |: : : : : : :.ト: |: ハ: : : : : { ィた心¨了: : W|ハ::::::| |: :
|: | : : : : : 斗-== \: :V l_) 刈 ,|: /: | V/人 :
Ⅵ: : : : : : ヤ¨た心 ヽl 乂__り/:|/: : |__l__/ ヽ
妥当な判断ですね。 : : :│: : ヽ. 乂_り 「 |: : : |__
.\:ト: : 〕iト-- 丶 |l |: : /| /
無用な騒動は無いに限ります .、ー=:ト. l| - |l |: /: |i:7¨¨¨¨¨¨
|/:父ト ,厶イ |: : : |i′
/i|: : : |i:i:i:i:i≧=‐ く_刀刀/|: /: |i| l__.. -‐
./i: |: /: |i:i:i:i:i:| l__l |〕l〔_「|/ :: |iト -‐=≦
/i:i:i:|/: : |i:i:i:i:i:|_____ イi:{ { {i:|: : : |i| | | | | | |
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .一、孫皓が任命していた呉の州郡の官吏の地位の追認
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
, -――‐-v冖v-―――- 、
く: : : :r>―^ーヘノ)==ミ : : : :|
rクヘ:/ , , ヒr┬- 、: :/
. rク : :/ / l | 厶:ヾ、:_:》 :\
K_:_:/ / ,′ l |l | 厶 : : : : /
/| l/| レ1 / lメ、_/l l|ヽ、/ヽ、
. / l |イ | / / `7 リ=ミ__〉
. 厶イ>l | ノ ′`ヽ /| /ヽ、`二}
く// ,小 ● ● ll=<| \ 孫皓が呉で行っていた苛政は廃止するの。
{_{_fて(ヘ⊃ 、_,、_, ⊂⊃彡} 匸´
〃: : : :_:_∨_:__: : : : :ヽ
___/((┃)) {:r介、: :}}: : :_:ノi|_ ガリガリガリガリッ
/ /ヽ,,⌒) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,ノ、 \ |!-‐== 、-‐: :  ̄ ¨__- 、 _____
/ /__________ヽ \ ! /: : : : : : : : : : : :.ヾく二 -‐‐ ¨フ
∨: : : ://:. ;〃: l: : : :i: : ∧ /
.〃:/: :〃:.:/ /l: :|ヽ: : l: :|: :.∨ /
//:/!: : lム⊥_{ W_ヾ:ト、l: : :.Yi
. l/ |!: :.{ ∨‐ - `メ リ: i :}:リ
. |! |\ir=ミ ≠=ミ ノ:.从リ
! , ∠ノュ ノ.
すぐに呉の州郡に布告します ヽ ┌ ┐ ,.ィ:ァ<.
> 、_ .,.ィ ⊥ォ: : :.Y
____ ノT゙ ̄/::ヽ: : ム
〃:::/:::}从/:::::/:::::ヾ: : ゙Y
〃-‐ヽノフ∠::_/¨::::;::-‐-Y: :{
,{:{::::::/ //:::::::>〃:::::::::::::}: : :)
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .二、孫皓の苛政の廃止
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .この布告を知った呉の民は大いに喜んだと『晋書』『武帝紀』は記す
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
r‐ _> '´: : : : : : : :\: :ヽ__/_ノ:_:_:_:_:_:_:_:_:_ノ_,イ
( f´: : : : : : : : : : : :__ノ_工_不ユ辷ン、__)て_フ ̄\
(_}: : : : _ -r≦_入ノ‐(⌒)ノ^ゝ┘ヽ,\ 下卞、[_ ̄
(イ‐ハ__ノ`ー'>_T升 l i{ ヽ. ヽ \ ヽ } \
く h{: : __,:ィ´r勹' | | i l ヽ ヽ 冫
`下不ンフ_√ | | | | ,. -+- 、 ', l \{
. j_:_:イ゙厂 ! 、 ヽ_,⊥|i| ! | _⊥_ハ ハ リ__})
/レ^ 「|! ヽ/ \_,.|从 ハ イテ'卞仆jイ `ー、
/ | | ゙, ヽ × \x=ミ、 `´ ' {ゞィリ '|__,ン千´ ̄`ヽ
/ l| ハ ヽ \_>〃{k_r1 `-´仁二亅_,二二}
ー=ミL.___≧ト、ート ヽ ゞン ' ゙ハ三{_∠_ ̄
\`Y二ニ=-Y´  ̄`Y r  ̄} .イ 厶イく_フノ
ノ イ ___ゝZ__,ラ、 ヽ __ ノ ∠,ノ┴‐┴< 大赦するの!
ゝ二三三ニハ=-=ァ≧ー ┬ --,イ: : | : : : : : : : : \
└─=ァ冫`乙(⌒´^f廴/,ニニ.ヽ: : : : : : : : : :`ー 、 今回ぐらいはいいでしょう!!
く< ⌒,ィ冖㌃Zく : : : : :.|'::}: : : : :.:.:.: : :.:. :./
` /イ ̄}:::;小:::\_:_:_/:/: : :.:.:.:.:.:.: :.:./_/
/ヽニソi:::|!ヘ:ヽ: : : : :└--(: : : : : ヽ: \
(:.:.:.:.:.:.:ノ:/::/ i: :ヘ:::\: : : : : : :.l: : : : : : :ヽ: :ヽ
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/: : ハ:::', |: : | : : \:::\: : : :l: : : : : : : : : :卞、
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .三、天下統一を祝った大赦の実施
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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_, -‐'´: : `V^7: : : : : l|
{「: :`ヽ: : : ;r-トヘrィZ_: :ソ
〉: : :{レィ^ー'′ ヽ \
∠,ニ_/ / l| l lト、 V
/ | l ,」-ト H|、! l|
/ ー- 、」l 乂托ミヽノ抃!レヘ./ 新たな時代に相応しい元号はないかしら?
了二___}仝八_ソ ,ヾ' に_〉
 ̄{二ニZにZ_ ー ' 乂
: :`ヽフ ーュ-イ-、
x≦: : : i: : :≧x. _ _
r―――-.ァ:´>― 、ヽ|/: :―: 、`ヽx<ニニニ {
|ニニニニニ,.'-. ': : : : : : ヽ:´: : : : : :ヽ ∨ニニニニ !
|ニニニニ .'-/: /: /: :|`ヽ:イ{: : } :ヽ: ‘.'∨ニニニ :|
|ニニニニ !:.': /: :,' :! :!´¨ ¨`|: : ! : ‘.: ‘.'∨ニニニ:!
|ニニニニ.’! :|: :i! : | :l i: : :!: i!: } : !: iニニニニ!
|ニニニ .’ !: |-:|{ヽ{-| 、 .’-/-j|:/|: :|; :!ニニニ.’
 ̄> _´!: |r T¨::㍉ }イ::::¨T㍉:.:i_`<ニ/
……太康 /ゝ.´ |: :! 、ヽ::::ノ ヽ::::ノ, !: :!` ノ` 、
, 'ニニニ} >i: :|、  ̄  ̄ /!: :|´ {ニニニ\
/ニニニ .’: : :l : i:.ヽ _ イ i : |、:‘..ニニニニ\
` 、ニニ.’: : : l : |: : |≧o。 .ィ ´ :| :!: :!: ヽ‘.ニ > '´
` /: : : /{ : |: /´`ヽ| `ニ´ |¨アヽ!.:' :イ: : ‘.:∨
/イ: : :': |ヽ:{'ニニニニ≧.、,.≦ニニニ|: / |: : | : !:!
/' !: /|: :i `ヽニニニ/,'ニヽ:、ニニニ/'´ !: : ! : !:!
{/ ‘. :| .:'´ `Y´ ¨`:. !: ,'}:,/j'
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./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .四、天下統一を祝った改元の実施
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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/jヘ、 ヽ kii==ヾ | f!. ヾ==''/!ハ!''ー .,|!テヾ / ナ ゙ ⌒、 ゙、/ /`'' ̄---ミ==// /  ̄''ヽ、
〔゚}{゚〕uVi| 、-!i__,,,!jノ !゙ フィ、 / | | ''-" V ゚〈、 ゚ `!i .rミ, .|`-"/ /匸ヽ / /
ヾテヾ、〈| 〈゚i_゚ヒ,,/ / フ ̄//|ヘY、 | .| / ヽr (r 、 し ル!ソ人 / /  ̄ |
Y=ノ//ヽ-!-〉''不-" /〈 | : ト 、/ / | i、 ニ゙ ク"/゙''-,,_ | i
/ヘへ / / ! / | : | `7.| /| | >.、___ / / 丶、 |ヽ
r" :c |、!、 |ヽ | : | / |! | /〈 ェ,ヽ.r< / / ヽ | ゙、
!、ヽ :c |ヽミ. | ゙、 | :.| / | /i. V Y ヽ/ / i !、/ .、
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/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .五、五日間に渡って孤児・老人及び困窮した者に飲食物を下賜
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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_...._
_,.-':::::::::::::`ヽ、
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l::::::::::::::::::: ̄::::::ー.../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
/ | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.`
,レ-'⌒:、 ヽ:::::::::::ヽ- 、 晋の朝廷は祝賀ムードに満ちていた
,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
,r'::::.,.-' r'´ ::::ヽ __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
/:::::/ | l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l
. | :::| | lヽ、__,. 、 ';::::::::::::::::::::::::::::::l.、
. | | | |:::::::::::::::ヽ. l::::::::::::::::::::::::::::::|:ヽ
l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
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/::::::::::{:::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|:::::::::::`
_________________ィ‐' ̄`ヽ
| |::::::::::::::::ヽ
| |::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::::::::::::::\
| |:::::::::::::f \::::::::}
| 孫皓の処遇について |:::::::::::::| ゝ::::|
| |::::::::::::::ヽ ∨
| |ー:、::::::::::ヘ
| |::::::::::::::::::::::ヘ_
|_____________________ |:::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
\::::| |:::::::::ィ !{ ハ T tーr 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶、
` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----――― ' " ´
| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:< 四月四日になって、新たに詔勅が下っている
| | |::::::::| > イ |::::::::|
| | >-、\! !/::,-<
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::!
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
, ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::|
| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
〈:| |V }>、___..>!:::j::::::::::::::::|:::::|
|:!.|:\ ノ::L.. , __.!::::!::::::::::::::::!:::::|
|:!.|::::::`ー':::/ / |::::|:::::::::::::::::!:::::!
|:|_!:::::::::::::::/ / |:::::!::::::::::::::::|::::::|
|::::::::::::::::::/ / .!:::::!::::::::::::::::|::::::l
|::::::::::::::::/ / !:::::|::::::::::::::::|:::::::!
!:::::::::::/ / |::::::|::::::::::::::::|::::::::!
【紀元280年4月 晋首都 洛陽】
┏────────────────────────────────―──────┓
孫皓が追い詰められて降服してきた。
以前の詔で死刑に処したりはしないと言ったが、今、孫皓の到着を目前にして憐憫の情が募る。
彼には帰命侯の爵位を下賜し、
その生活の資として、衣服と車馬、それに田地三十頃を与え、
毎年穀物を五千石、銭五十万、絹五百匹、綿五百斤給付するように。
┗─―─────────────────────────────────────┛
r=-、 _,.......、
}| ``ヽコァ' ´´ ̄`l}
r' r== 、}j_}'´__,r==、゙、
_ r'\ 〉 ,.イ_j、>`` fr'
//`´`ヽ ヽ'=テ'´ー' ー'`ーヽ=r'´
j {_,. - '´ ト=彳 l ! ! l ヾ
、j ,イ { ,.{-!-|、 l__l_l | lト、
r=、{ ヽ ト、l、l,r=、N、ノ=、ノ`//' 〉
{{__, ト-`= r'__}_イヒソ ヒソ}ィ''´_ノ
`=-<ヽ_ニ〉、 、__,'_ ノニヽ、-'
く fr'´ くくヽri´/ ''\_Yモこ,
,‐/ ム、 \‐´'―i'\ヾヽ、,
/ノヽ l ,,=\_ノ「l Y===、`〉
. `'ー― i" ./ァ⌒l-{rー~>'
.|∠ム.__ノJ ゙ー ' \
\V \
\ _.. -‐゙
` -‐ ´
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .この詔勅は『晋書』『武帝紀』にはなく、『三国志』『孫皓伝』にある
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
_....._ィ: : : : : : : . ,
/7: ̄: : : : : : : : : : ヽ
/ : : : : : /: : : : :l: : : : : ,
|l: : : ヘト≠ lヘ: | rキ从: : :l|
. ヘト: : :代シ ∨弋シハ : ノ 陛下。
トゝ , ィノ
. 、 っ ノ=ァ 建業に入った王渾殿から上奏文が届いたのですが……
...ィ /不 ト|: :ヽ
_ィ::::/:::∧イァvィ|::::,:::::ト、
/rl::<:::::| /^l rュ::/::::/:::
r─-=ミ . -┐
{ `'r‐r'´ |
>、∠二ニ'='‐=ニニ>ク
. く __.∠_ト\__\
/レ, '´ / . / ', ヽ ヾ
. / ./ i i { } ! ! i
何かしら? ./ 八 ト、l\|\/l/レ| ∧
. 〈 _j\_{ о о jイ_ 〉
………… `マ ニ=ヾ=〈 、_,、_, ノ=r'7
ヾ=-r`ソ≧=‐./´ ̄ ̄`/´ ̄ ̄/
. `ソ /´ γ⌒ヽ / Yヽ
ヽ ーヾ_ノ / 〈_ノ
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .だが、四月に入ると、そう喜んでばかりもいられなくなった
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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【王渾さんの上奏文(大意)】
, - 、 , - - 、
,..:'::´:::::::::::::::::`:':‐::':´::::::::::::::::`ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
'、::::::::::::,へ::::::::i::::::::::::,.へ::::::::::::::::::/ .安東将軍王渾、
ヽ:::/. ヘ_ `'、i.i, ‐'. ,.--、.V::::,、:ノ .並びに揚州刺史周浚が申し上げる。
{こf.f  ̄ ゞヽ -=廴__、 i::/r ヽ
ftタ:.:.:.:.:.:.:.:イ `' ‐ .i::i リ 平東将軍王濬は、 .
ヽ'.‐‐ ' | .i::i_/ 我が命に従わず、呉の宝物を奪いました。
-ヤ‐、ヽ‐' -‐-、,_ i:i|
i ヽ----‐‐' /:/ノヽ 何卒、然るべき処分の程を
____ ,..、.:ァ:<i:i ‐‐‐ ./::/' |::::>:...、,
/:::::::::::::::::::::::: ̄::: ̄::::: ̄::/:::::::/ i::'..-..-..-..、/:::/ .|:::::::::ヽ:::::::`:::::‐‐::::‐:::‐:::‐:::‐::-:::..、
./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::/i. i:::::_:::_:::_:::_:::::::/ |::::::::::::::'、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:'::::::::::::::/ i´./:::::::::\`´ ./:::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::,' i/ ヽ:::::/ \ イ:::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::i /:::::i. ヘ/,::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
,、ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::i /::::::::i .,:::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
f:_::::::::::::::::::::::::::::::::::::__::::::`::>=-::| /:::::::::::i /::::::::::::::::,:、:-:‐':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/__
/::::::::::::::::::::i:::::::::::::::'、 ̄::::::::::::::::::i ,'::::::::::::::i /::::::::`:`:::‐:-:、:,_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:i
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \ .
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー .
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ .
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } .原因は、王渾・周浚の連名による王濬弾劾の上奏文にあった
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j .
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ .' 小/ .
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ .
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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_________________ィ‐' ̄`ヽ
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| 続く |:::::::::::::| ゝ::::|
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` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----――― ' " ´
| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:<
| | |::::::::| > イ |::::::::|
| | >-、\! !/::,-< .続きは日を改めて。
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| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::! お疲れ様
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
, ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::|
| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
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|:!.|:\ ノ::L.. , __.!::::!::::::::::::::::!:::::|
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ンモー
また厄介なことを
_________________ィ‐' ̄`ヽ
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| 新スレ |:::::::::::::| ゝ::::|
| |::::::::::::::ヽ ∨
| |ー:、::::::::::ヘ
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| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:<
| | |::::::::| > イ |::::::::|
| | >-、\! !/::,-< やる夫が正史を書くようです40
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、 やる夫が正史を書くようです40 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492955916/)
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::!
| | /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
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ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
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オッツオッツ
>次スレ1
完結してから見ると「あのときはまだ折り返し地点にも達してなかったんだ」となるんですね、わかります
はやり、できる夫が注釈を書くまで続けてほしいな
乙
この順序関係だとやっぱり王渾の言いがかりと言われてもしょうがないな
命令違反の進軍なら司馬炎らの方から何かあるわけで
乙でした。
適切な指示をする司馬炎ですが、中華統一後は…。
>>1乙ー
蜀の滅亡のときもそうだったけど、呉も主君が降伏すれば臣下がみな抵抗をやめるのは
国内の統率が取れていたということだろうか
義理は果たしたと思ったのでは?
習珍みたいに形勢が悪いから一旦降るけど
別に諦めたわけじゃないよ、って人もいそう
>>992
まあ情報伝達が今みたいに迅速、確実な時代じゃないからな。
まして広い国土の反対側とで情報のやり取りとなると、
齟齬が生じても仕方ない。
ただまあ、ここの解釈だと王濬は齟齬があるのをわかっていて、
都合の良いように解釈して独断で進めた様子だから、
王渾が憤るのも無理も無いとは思う
黄皓みたいに宝物持って逃げるような将はいなかったんか
それとも所領安堵されるのは分かってたのか
劉禅の降伏が受け入れられたのを確認して初めて降伏した霍弋みたいに
「敵国が我が主君の降伏を受け入れるか?降伏した我が主君に礼を尽くすか?」も臣下にとっては
重要だったのかも
>>998
滅亡直前に逃げた中にいてもおかしくないですが……
そして忘れた頃に晋に再出仕する。
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