カムイ「それってつまり、乱闘中に仲間がアドバイスをくれる、あれ……だよね?」
アクア「ええ」
アクア「軍の皆が、どうしてもあなたの力になりたいと言って」
カムイ「なるほど……それはまぁ、すごく助かるけれど」
カムイ「でも僕らには通信機械も天界の力も無いのに、どうやって」
アクア「……そのあたりは、アンナ商会がなんとかしてくれるそうよ」
カムイ「……あっ、そう」
アクア「そういうわけだから。アドバイスが欲しいときは、コンタクトを取ってみて」
カムイ「ああ、わかったよ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482161568
※以下、「もしもスマブラWiiUにてカムイにもスマッシュアピールがあったら」という妄想をひたすら書き連ねます。
※登場ユニットはアクア、両国きょうだい>共通臣下>各国臣下。全員は出ません。また、親世代のみ。
※ルートや時系列は特に気にしていません。
※カムイは全て男性。
以上、よろしければお付き合いください。
●対戦相手:マリオ
カムイ「まさか、あのマリオとこうして戦う日が来るとは思ってもみなかったよ」
マークス「そうだな。何といっても、相手は誰もが認めるスーパースターだ。このような機会はもう二度と訪れないかもしれん」
カムイ「北の城塞で暮らしていた頃、書物で読んだことがあるんだ。彼は様々な職業に就く傍ら、何か事件があった時は勇敢にも戦いに身を投じる……。そんなヒーローだと!」
マークス「私も暗夜王国の第一王子として、剣技のみならず様々な物事について研鑽を積んできたが……彼の働きには敬意を表さざるを得んな」
カムイ「王族であるピーチ姫の危機も何度も救っているし……最強の近衛兵、とも言えるかもね」
マークス「カムイ! 偉大な相手だが、無様な戦いは許さんぞ。暗夜と白夜の争いの場から離れてまで、大乱闘の舞台にやって来たのだからな」
カムイ「もちろんだよ、マークス兄さん! 僕は選んだ! 僕を信じてくれた皆のために、この大乱闘を戦い抜く道を!」
●対戦相手:ルイージ
カムイ「カムイ兄さん、ルイージと戦っているのかい?」
タクミ「ああ。確か、あのマリオの双子の弟なんだろう?」
カムイ「そうだよ。でも跳躍力はマリオ以上だから、空中からの攻撃に注意して。それに、いくつか一発逆転の大技も持っているようだから、多少有利な展開でも油断は禁物だよ」
タクミ「そうか……。双子といっても、いろいろと差があるんだね」
カムイ「当然だろ? 弟だから兄よりも劣るだなんて、舐めた考えは持つものじゃないよ」
カムイ「随分と熱が入ってるじゃないか、タクミ」
タクミ「まあね。同じ優秀なきょうだいを持つ者として、少しルイージに親近感を感じているのかもね」
カムイ「はは、なるほどね。僕もリョウマ兄さんやヒノカ姉さんの名に恥じないように、立派に戦わないといけないな!」
タクミ「……僕が言ったのはその二人のことだけじゃ……。ふん、まあいいさ。せいぜい頑張りなよ」
●対戦相手:ピーチ
ヒノカ「くっ……」
カムイ「どうしたんだい、ヒノカ姉さん? ピーチ姫をじっと見つめて」
ヒノカ「彼女を見ていると、自分との差を痛感させられる、と思ってな」
カムイ「えっと、いったいどういうこと?」
ヒノカ「彼女はこのような乱闘をこなしながらも、それぞれの動作に品があり、優雅だ。同じ一国の姫君だというのに、私には真似出来そうにない」
カムイ「確かにピーチ姫の所作は綺麗だけれど……でも、お姫様だからって、お淑やかにしなければいけないわけじゃないだろう? 僕は天馬に乗って勇ましく戦ういつもの姉さんが好きだよ」
ヒノカ「カムイ……! お前がそう言ってくれるなら、自信が持てそうだ! さあ! どんな相手が来ようとも、白夜王国第一王女、このヒノカが相手になるぞ!」
カムイ「あの、戦うのは僕なんだけど……」
ヒノカ「おっと……そうだったな、すまない。少し熱くなってしまったようだ……」
カムイ「あはは。それでこそヒノカ姉さんなんだけどね。とはいえ、ドレスや王冠で着飾ったヒノカ姉さんも、少し見てみたい気もするけれど……」
ヒノカ「こ、こら! からかわないでくれ!」
期待
支援
●対戦相手:クッパ
ツクヨミ「わあっ!? な、なんだあの亀の化け物は!?」
カムイ「あれがマリオの宿敵、クッパ大王か!」
ツクヨミ「ほ、ほう。奴がそうなのか……。なるほど、さすがはクッパ軍団の長というだけあって、なかなかの面構えではないか」
カムイ「ああ、凄い迫力だよ。あの巨体……攻撃力も耐久力も桁違いだ。まともにぶつかって、勝ち目があるかどうか……!」
ツクヨミ「ふん、カムイよ。怖気づいたか? あのような図体でも、所詮は亀だ。攻撃も大振りな故、隙も目立つ。そこを徹底的に叩けばよかろう?」
カムイ「……確かに、その通りだね。ツクヨミに言われると、なんだかやれる気がしてきたよ!」
ツクヨミ「当然だ。呪い師たるもの、人に助言のひとつも出来ぬようでは話にならんからな!」
カムイ「さすがだね。クッパの姿に驚いて、腰を抜かしそうになっていたのが嘘みたいだ」
ツクヨミ「そ、それを言うでない!!」
●対戦相手:ヨッシー
カムイ「ヨッシーは、ドラゴンなんだよね? 僕には、一見トカゲか何かにしか見えないんだけど……」
カミラ「まぁ、カムイったら。ヨッシーは私のドラゴンと同じ、人を乗せて戦う騎竜なのよ?」
カムイ「ええっ!? 騎竜だったの!? ……でも言われてみると、背中に鞍のようなものがあるね」
カミラ「数々の戦場で、ヨッシーはマリオを背に乗せて戦いを共にしたと聞いているわ。暗夜王国のドラゴンのように翼や鋭い牙は持っていないみたいだけれど……」
カムイ「その代わりが、強靭な足腰と伸びる舌、というわけか」
カミラ「丸呑みされないように気を付けて、カムイ。危なくなったら、おねえちゃんを呼べばいいわ。相手がスーパードラゴンだろうが、私がズタズタにしてあげるから」
カムイ「は、はは……。気持ちだけ貰っておくよ……」
●対戦相手:ロゼッタ&チコ
ジョーカー「彼女はロゼッタですね。星の子と共に宇宙空間を放浪する旅人だということです」
カムイ「あの付いて回っているのがその星の子だね。チコ、といったっけ?」
ジョーカー「ええ。チコは主人であるロゼッタの動きに呼応し、同時に攻撃を繰り出します。特に互いが離れている際は注意力が分散されがちですので、お気を付けを」
カムイ「そうだね。小さいからって、チコの攻撃を軽視しないようにしないと」
ジョーカー「……ただ、攻撃は出来ても、毎日違う香りの珍しい紅茶を用意することは出来ないでしょうが」
カムイ「……え?」
ジョーカー「極上の茶菓子を作ったり、マッサージでカムイ様の疲れを癒したりといったことも、きっとチコには真似出来ないでしょう。……ですからカムイ様も、私を傍に置いて戦いに挑まれては?」
カムイ「ジョーカー……何をチコと張り合っているんだい……?」
●対戦相手:クッパJr.
カムイ「クッパには子供がいたのか。親と違って、案外可愛らしいな」
ルーナ「そう? なんだかナマイキそうな顔に見えるけど」
カムイ「ははっ。まるでルーナみたいだ」
ルーナ「なんですって!? こんな可愛い子を捕まえてナマイキそうだなんて、あんたサイテーね!」
カムイ「じょ、冗談だってば!」
ルーナ「ふんっ! それにほら、見なさいよ。クッパみたいな大きな口を描いたスカーフなんか巻いて、形から入ろうとしているのが見え見えじゃない」
カムイ「あ、本当だ。……でも、僕はクッパJr.の気持ちが分かるな。僕もマークス兄さんの偉大さに憧れて、あんな風になりたいとずっと思っていたから」
ルーナ「……! 憧れ、か……」
カムイ「ルーナ? どうしたんだい?」
ルーナ「な、何でもないわよ! いい、カムイ様? それが本気なら、ただそう思いながら見てるだけじゃなくて、死ぬ気で努力して憧れの相手を越えてみなさい!」
ルーナ「あんたはこのあたしがいる軍の大将なんだから、一番強くなくちゃ許さないんだからね!」
カムイ「あ、ああ……! そうだね、頑張るよ!」
●対戦相手:クッパ7人衆
※一括です
カムイ「あれはクッパ7人衆の……!」
エリーゼ「ねぇ、あれって皆きょうだいなのかなぁ?」
カムイ「どうだろう? もしそうだとすると、かなりの大所帯だね。……まぁ、人のことは言えないけれど」
エリーゼ「あはは! 白夜のひとたちとアクアおねえちゃんを入れたら、10人きょうだいだもんね!」
カムイ「それにしても、厄介なのはあの絡繰のような乗り物だな……一体どれだけの武器を仕込んでいるんだ?」
エリーゼ「えっと、フォークにハンマーに……ちっちゃいクッパの人形まで! なんだか楽しそうだよ! あたしもちょっと乗ってみたいかも」
カムイ「そう? だったら白夜王国の軍師が絡繰に詳しいから、作ってもらうように頼んでみようか?」
エリーゼ「ほんと!? すごーい! カムイおにいちゃん、ありがとう!」
カムイ「…………とは言ったものの、あんな特殊な乗り物、再現出来るのかな? 安請け合いするなって、ユキムラさんに怒られないといいけど……」
●対戦相手:ワリオ
オボロ「くっ……!」
カムイ「ど、どうしたんだい、オボロ? 凄い顔になっているけど……」
オボロ「カムイ様……。私、あのワリオという人を見ているとどうにも虫唾が走るというか……」
カムイ「そうなの? でもワリオは暗夜王国とは無関係だと思うけど……?」
オボロ「そういう理由じゃなくてですね! 服の着こなしは雑だし、笑い方は下品だし、息は臭いし、挙句の果てには、ほ……放屁で空を飛ぶだなんて……!」
カムイ「オボロ……嫌なら言わなくてもいいのに」
オボロ「とにかく、ああいう品の悪いやつは苦手なんです! ああ、タクミ様の爪の垢を煎じて飲ませてやりたいわ……!」
カムイ「はは……。でも品の良し悪しはともかく、攻撃はパワフルなものばかりだ。気を付けないと」
オボロ「あんなの、ただ野蛮なだけです! カムイ様、どうか私に代わってあいつを成敗してきてくださいね!」
カムイ「ううっ……。わかったから、少し落ち着いて……!」
●対戦相手:ドンキーコング
エルフィ「カムイ様。ドンキーコングと戦っているのですね」
カムイ「エルフィか。うん、見るからにパワーファイターだからね。力負けしないようにしないと」
エルフィ「ゴリラの握力は人間の10倍ほどあるそうですから……。それに腕が長いので、攻撃をかわすのも大変ですし」
カムイ「へぇ、そうなのか。意外と博識なんだね、エルフィ」
エルフィ「博識というわけでは……。以前、訓練の参考にしようと、研究したことがあったものですから」
カムイ「す、すごいな……ゴリラを参考にするなんて。具体的には、どんな訓練をしたんだい?」
エルフィ「バナナをたくさん食べました」
カムイ「……え?」
エルフィ「ゴリラの腕力を手に入れるには、ゴリラの気持ちを知ることが必要だと思ったので……」
カムイ「……それは、ただお腹が空いていただけなんじゃ……?」
エルフィ「ああ、バナナの話をしていたら、またお腹が空いてきました……」
●ディディーコング
ジョーカー「……ちっ、あの猿め! ところ構わずバナナの皮や落花生を撒き散らしやがって……! カムイ様が転んで怪我でもされたらどうするんだ」
カムイ「えぇと……ジョーカー?」
ジョーカー「!! ……こほん。これはカムイ様。何でしょうか?」
カムイ「い、いや。なんだか凄い顔をしているように見えたから……」
ジョーカー「カムイ様……! 私などに気を配って頂き、ありがとうございます。ああ、それより、傷を負った時は私にお申し付け下さい。リブローの杖で、すぐに回復を……」
カムイ「ちょ、ちょっと待った! それたぶん反則になっちゃうから!」
ジョーカー「し、しかし……!」
カムイ「確かにディディーコングは強敵だけど……僕だって、一人でやっていけるところを見せたいからね」
ジョーカー「うう……見守ることしか出来ないのは心苦しいですが、貴方がそこまで仰るのなら……!」
カムイ「ありがとう! さあ、まずはあのすばしっこさに、どう対抗するかだね」
ジョーカー「それでは、私がこのフリーズの杖で……」
カムイ「ジョーカー! だから駄目だってば!」
いきなり割り込んでくるスリッピーとオタコンに期待
●対戦相手:Mr.ゲーム&ウォッチ
カムイ「な、何なんだあの生き物は!?」
スズカゼ「あの方は、”Mr.ゲーム&ウォッチ”と呼ばれているようですね。なんでもかなり古い時代からご活躍されていると聞きますが……」
カムイ「あんなペラペラの身体で乱闘をこなすなんて……! 異界にはいろんな戦士がいるんだね」
スズカゼ「ええ。それに何より、あの方には忍の素質がありますよ」
カムイ「……え?」
スズカゼ「あのような薄い体形なら、いかなる場所にも潜入任務が出来るでしょう。それに黒い影のような身体は、夜闇に紛れるにはうってつけです。更にあの独特の動きは、相手に攻撃する瞬間を悟らせません」
カムイ「うーん、そう聞くとかなりの強敵に見えてきたぞ……!」
スズカゼ「厳しい相手ですが、カムイ様なら大丈夫です。暗夜王都で私を打ち破った時のように……カムイ様の御力をお見せ下さい!」
カムイ「スズカゼ……。ああ、任せておいて!」
●対戦相手:リトル・マック
サクラ「……カムイ兄様。私、『ぼくさー』という人は、とても乱暴な方だと思っていました。相手を殴り倒すことを生業にされていると伺ったものですから……」
カムイ「な、殴り倒す……? うーん、ちょっと語弊があるような気がするけど……」
サクラ「で、でも、リトル・マックさんがそうでないのは分かります。決して闇雲に暴力を振るっているのではなく、侍のような凛とした強さを感じます……」
カムイ「ああ、サクラの言う通りだよ。彼の戦いは喧嘩なんかじゃない。己の誇りを賭けた真剣勝負なんだ」
サクラ「小柄な方なのにあれだけ強いのは、普段から心身ともに鍛え上げているからなのでしょうね」
カムイ「けど、僕だって負けないよ! 暗夜王国にいた頃から、剣の訓練は欠かさなかったからね」
サクラ「も、もちろんです! カムイ兄様ならきっと勝てます……! 頑張って、リトル・マックさんを『けーおー』してきてください!」
●対戦相手:リンク
リョウマ「あの剣士は、相当の手練れと見たぞ」
カムイ「あれは、リンクだね。さすがは勇者と謳われるだけのことはあるな」
リョウマ「剣捌きもそうだが、弓や爆弾、それに鉤爪の付いた鎖のようなものまで……戦況に応じて武器を巧みに使い分けている。白夜王国でいう、兵法者のような戦術だな」
カムイ「あれだけ臨機応変に戦えるということは、きっとよほどの修羅場を潜りぬけて来たんだろうね……」
リョウマ「ああ。実戦経験の多さでは、恐らくカムイよりも上だろう。しかし……」
カムイ「だからといって、勝てないと決まったわけじゃない。僕の≪夜刀神≫、それに神祖竜の力……。伝説の勇者にどこまで通用するか、確かめてやる!」
リョウマ「……ふっ。あの時のお前の考え、今なら理解出来るぞ」
カムイ「リョウマ兄さん?」
リョウマ「初めは面食らったが、このような数多の強者達と手合わせ出来るのならば、お前がこの道を選んだのも頷ける。さあカムイ! 思う存分、お前の戦いを見せてやれ!」
カムイ「ああ!」
●対戦相手:ゼルダ
アクア「あれは、ゼルダ姫ね。ハイラルという国の王女よ」
カムイ「王女か……。あの落ち着いた、凛とした佇まい……まるで高名な賢者みたいだ」
アクア「彼女は知恵のトライフォースを司る存在だから、あながち間違ってはいないわね。戦い慣れているようには見えないけれど、体術と魔法を組み合わせた攻撃は、とても強力よ。見た目のイメージに惑わされないで」
カムイ「大丈夫だよ。それに関しては、アクアで慣れてるし」
アクア「……私? どういうことかしら?」
カムイ「てっきり歌が専門なのだと思ったら、いざ戦場に出ると薙刀で果敢に戦うんだからね。初めて見た時は驚いたよ」
アクア「……そんな大層なものではないわ。護身術として、最低限のことを身につけているだけよ。人を戦闘狂のように言わないでもらえる?」
カムイ「とんでもない、頼りにしているんだよ。いつだって僕を信じて付いてきてくれる、掛け替えの無いパートナーとしてね」
アクア「そう。なら、そういうことにしておいてあげる」
こういうのめちゃくちゃ好き
期待
●対戦相手:シーク
カムイ「忍装束のようなものを身に着けた人がいるけど……」
スズカゼ「シークですね。我々のような忍ではないようですが、あの立ち回りは忍に通ずるものがあります。体術を主軸に戦うようですが、離れた相手には仕込針や炸裂丸といった飛び道具で奇襲してくるので、ご注意下さい」
カムイ「わかったよ。……けれど、それほどの戦闘力を持っているなんて、一体何者なんだろう?」
スズカゼ「私も調査してみたのですが、経歴や素性は掴めませんでした。シーカー族という、闇の一族の末裔を自称しているらしいのですが……」
カムイ「闇の一族だって? うーん、ますます謎だな」
スズカゼ「そのせいか、様々な憶測が飛び交っているらしく、中には『あれは世を忍ぶ仮の姿で、その正体は一国の姫君である』などというものまで……」
カムイ「姫君か……さすがにそれは信じられないな」
スズカゼ「とはいえ、姫君が戦場に赴くこと自体は、白夜も暗夜も同様ではありますが」
カムイ「まあ、そうなんだけどさ。けどカミラ姉さんやヒノカ姉さんとは雰囲気が違い過ぎるし……」
スズカゼ「或いは戦いの中で、何か情報が得られるかもしれません。カムイ様、ご武運を!」
●対戦相手:ガノンドロフ
カムイ「あのガノンドロフという男、なんて威圧感だ……! ガロン王を思い出すな……」
エリーゼ「本当だ、雰囲気がお父様にちょっと似てるね。あと、名前も。」
カムイ「……ああ、言われてみれば」
エリーゼ「すっごく強そうで……ちょっと怖いかも。ねえ、おにいちゃん。あのおじさんは、ハイラルっていう国を自分のものにしようとしてるんでしょ? 王様になるのって、おじさんみたいに怖い人じゃないといけないの?」
カムイ「そんなことは無いよ! 僕は、恐怖だけで人を導くことは出来ないと思っている。そんなのは、統治じゃなくて支配だ。ほら、マークス兄さんだって厳格だけれど、それと同じぐらい優しいところもあるじゃないか」
エリーゼ「うん……そうだね。お父様も、いつも厳しいけど……あたしを歌姫のショーに連れて行ってくれるって、この間言ってたし」
カムイ「へえ、それはいいね。……けれど、優しさだけでも駄目なんだろうな。僕は考え方が甘いって、何度か言われたこともあるし」
エリーゼ「えーっ! そうかなぁ? カムイおにいちゃんまであんな風に怖い顔になるの、あたしイヤだよ!」
カムイ「あはは。分かってるよ、エリーゼ。……僕は僕なりのやり方で、みんなを導けるくらい強くなってみせる!」
●対戦相手:トゥーンリンク
カムイ「あの小柄な剣士は、どこかで見たような……?」
サクラ「トゥーンリンクさんですね。うふふ、なんだかお人形みたいで、可愛らしい方ですね」
カムイ「リンクの親戚か何かなのかな? 服装も似ているし、剣や弓矢といった武器も共通しているようだけど」
サクラ「ええと、親戚というよりは、リンクさん本人のようですよ。といっても、別の世界……私たちに馴染みのある言い方をすれば、異界のリンクさんみたいですけど」
カムイ「なるほど……じゃあその異界の住人は、みんなトゥーンリンクのような人形に似た姿をしているのかな?」
サクラ「そ、それはきっと、素敵な世界なのでしょうね……!」
カムイ「あはは、サクラは人形好きなんだね。そういえばタクミが言っていたな。サクラはいつも、夜は人形を抱いて眠っていたって」
サクラ「ええ!? そ、それはその、昔のことです! 今は一緒に寝ていません! もう子供じゃないのですから……!」
カムイ「照れなくてもいいじゃないか。人形に囲まれて眠るサクラ……可愛らしいと思うけど」
サクラ「も、もうっ! からかわないで下さい、カムイ兄様!」
●対戦相手:サムス
カムイ「あの変わった鎧を着た人は……?」
サイラス「あれはサムス・アランだな。凄腕の賞金稼ぎらしいぞ。あの鎧はパワードスーツといって、様々な武器を内蔵しているらしい」
カムイ「爆弾にエネルギー弾、それに相手を拘束する光線……これじゃ、迂闊に近づけないな」
サイラス「それだけじゃないぞ。暗夜王国のアーマーナイト程ではないが、耐久力も高水準なようだ」
カムイ「厳しい戦いになりそうだね。いっそのこと、あの武装を無力化できれば楽になるんだけど……」
サイラス「武装を無力化? いったいどうやるんだ?」
カムイ「こう、攻撃すると同時に相手の着ているものが弾け飛ぶ、とか」
サイラス「おいおい、いくらなんでもそれは無茶だろう。そんなことが出来る達人がいるのなら、是非お目にかかってみたいもんだ」
カムイ「あはは。分かってるよ、サイラス。僕にだって、パワードスーツの代わりに神祖竜の力があるんだ。正々堂々、戦い抜いてみせる!」
サイラス「ああ! 親友として、お前の戦いぶり、しかと見届けさせてもらうぞ!」
●対戦相手:ゼロスーツサムス
フェリシア「はわぁ……パワードスーツを脱いだサムスさんって、とっても身軽なんですね!」
カムイ「あのスピードからの連続攻撃は、食らいたくないな……。特にあの、ジェットブーツだっけ? あれを使った蹴り技には、注意しないと」
フェリシア「銃の扱いも器用ですよね……。私も、メイド服を脱ぎ捨てれば、あんな風にてきぱきと家事が出来るようになるでしょうか?」
カムイ「ちょ、ちょっとフェリシア!? 何考えてるの!?」
フェリシア「だ、駄目ですか? そうですよね。このお洋服はメイドの象徴ですもん。……だったら、せめてあのジェットブーツだけでもお借りできれば……」
カムイ「ああ、ジェットに翻弄されてあちらこちらで転びまくる姿が目に浮かぶ……! フェリシアはそのまま、君らしくいるのが一番だよ! ねっ?」
フェリシア「カムイ様……! ううっ、ちょっぴり複雑ですけど、ありがとうございます~!」
●対戦相手:ピット
カムイ「天使ピット……。見た目はまだ子供だけど、高い地位に就いているんだよね、ヒノカ姉さん?」
ヒノカ「ああ。女神パルテナに忠実に仕える親衛隊長であり、軍内では最強の戦士だという」
カムイ「天馬のような翼を持っているけど、自力で自由に飛び回ることは出来ないらしいね」
ヒノカ「得物は弓のようだし、一気に懐へ潜り込んでしまえばこちらのものだな!」
カムイ「いや、あの弓は双剣にも変形させられるみたいだ。闇雲に突っ込んでも、きっと返り討ちに遭うよ」
ヒノカ「そうか、接近戦もこなすか……! ううっ、私にも彼のような、前衛を任せられる素直な臣下がいれば……!」
カムイ「ああ……、姉さんの臣下は二人とも、後衛専門のうえに性格も癖があるからなぁ……」
ヒノカ「カムイ。その……乱闘の後で、彼を白夜王国軍に勧誘してみてはどうだろうか……?」
カムイ「ええっ!? む、無茶言わないでよ!」
●対戦相手:パルテナ
カムイ「女神パルテナ……相手にとって不足は無いね!」
アサマ「やれやれ、神仏を信じていなかった私が、よもやこうして本物の女神にお目にかかる日が来ようとは……」
カムイ「相変わらず、聖職者とは思えない物言いをするね、アサマは」
アサマ「ははは。まあ、こういう性分ですので。それにあのパルテナという方も、神々しい見た目に反して、案外冗談好きでちゃらんぽらんな方だそうですよ?」
カムイ「ちゃ、ちゃらんぽらんって……酷い言いようだ……。けれど、だとしても様々な奇跡の力は本物だ。気を付けないと」
アサマ「仰る通りです。しかし、ご安心ください。例え追い詰められようとも、カムイ様のその剣に秘められた真の力を開放されれば良いのです。刀身が三つ首の竜の姿形へと変化し、業火と共に敵を飲み込むという伝説の……!」
カムイ「なんだって!? ≪夜刀神≫にはそんなすごい力があるのか!?」
アサマ「いえ? 無いですけど?」
カムイ「うぐっ……」
●対戦相手:マルス
シャーロッテ「きゃあっ! カムイ様、もしかしてあのマルス様と戦ってらっしゃるんですか~?」
カムイ「シャーロッテ! 彼のことを知っているのかい?」
シャーロッテ「もちろんですよ~! アリティア王国の王子様で、伝説の英雄ですもの。あっ、でも……そんな偉大な方が目の前におられると思うと、ちょっと緊張……。てへっ!」
カムイ「ああ。あの華麗な剣捌きは、さすがは英雄といったところだね。……ちなみに、彼にはシーダさんっていう、婚約者がいるそうだよ」
シャーロッテ「…………は?」
カムイ「そう。確かタリスという国の王女で……」
シャーロッテ「ちっ! 馬鹿馬鹿しい、かわいこぶって損しちゃったじゃない。先約があるんじゃ、玉の輿狙えないっての」
カムイ「……シャーロッテ?」
シャーロッテ「あー、カムイ様? もう話は済んだから、適当にボコるなりボコられるなりしてくれていいわよ」
カムイ「あ、そう……。わ、わかったよ」
●対戦相手:アイク
フェリシア「あの方……すっごく豪快な剣士さんですね、カムイ様!」
カムイ「”蒼炎の勇者”アイクか……。噂通りの強さだね」
フェリシア「天、空っ!……っていう必殺技も、かっこいいです! カムイ様も、真似しちゃいませんか?」
カムイ「えぇっ!? え、えぇと……竜、穿っ!」
フェリシア「はわ~! 素敵です~!」
カムイ「うぅ……思ったよりも恥ずかしいぞ……! そうだ、フェリシアもやってみればいいよ」
フェリシア「わ、私ですか!? でもでも、そんな必殺技なんて……」
カムイ「いろいろあるじゃないか。『食器破壊アターック!』とか、『料理焦がしファイアー!』とか」
フェリシア「がーーーーーん! あ、あんまりです! 私だって、好きでドジなんじゃないんですよー!?」ビュオォォ
カムイ「うわっ!? さ、寒い……! フェリシア、冷気を出すのはやめてくれ!」
フェリシア「いじいじ。これが氷の部族の必殺技ですよーだ!」
カムイ「うううっ……こ、これじゃ乱闘どころじゃ……! フェリシア、本当にごめん! あ、謝るから、許して……!」
●対戦相手:ルフレ
カムイ「あれがイーリス聖王国の軍師ルフレ……クロム王子の懐刀、か」
タクミ「らしいね。天才的な戦術家であると同時に、剣と魔道を自在に操る戦士でもある……まったく、底の知れない相手だよ」
カムイ「さすが、王子が己の半身として重宝しているだけのことはあるね」
タクミ「けれど、噂ではルフレは記憶喪失の身で、軍属となるより以前の経歴は一切不明らしいよ。いくら実力があるとはいえ、そんな得体の知れない者を召し抱えるなんて、クロム王子も変わっているね。いつ寝首を掻かれるかも分からないのに……」
カムイ「そうかな? 僕にはあの人がそんなことをするようには思えないけれど」
タクミ「……やれやれ、そもそもカムイ兄さんが変わり者なのを忘れてたよ。同類相求む、とでも言うのかな」
カムイ「それに、なんだろう……あのルフレという人、どこか他人とは思えないような……」
タクミ「カムイ兄さん? ぼさっとしてると、直ぐに向こうの術中に嵌っちゃうよ?」
カムイ「あ、ああ。ごめんタクミ。……とにかく、戦ってみれば何かわかるかもね」
●対戦相手:ダックハント
カムイ「あのイヌとカモ、防陣を組んでいるのか!?」
リョウマ「ほう。噂に聞く”ダックハント”というのは、奴等のことか」
カムイ「”ダックハント”?」
リョウマ「ああ。本来は猟犬と獲物という敵対関係にある二匹だが、大乱闘に参戦するにあたり手を組んだ、ということらしい。更にもう一人、何処かに潜んだ猟師が銃撃で援護してくるというから、侮れんぞ」
カムイ「防陣だけでなく、攻陣まで!? 厳しい戦いになりそうだね……」
リョウマ「すまない、カムイ。俺もお前を援護出来ればよかったのだが……」
カムイ「心配しないで、リョウマ兄さん。なんとかうまくやってみせるさ。それに僕、少し嬉しいんだ」
リョウマ「嬉しい? どういうことだ?」
カムイ「彼らも普段は争っているのに、今は力を合わせて戦ってるんだろう? 白夜と暗夜だっていつかは、あんな風に手を取り合えることが出来るのかなと思って」
リョウマ「カムイ……! ああ、そうかもしれないな」
今日はここまで
書き溜めはあるけど校閲しつつの投下なので、気長にお付き合いください
パルテナ様が割り込んでこなかった・・・
>>カムイ「こう、攻撃すると同時に相手の着ているものが弾け飛ぶ、とか」
>>サイラス「おいおい、いくらなんでもそれは無茶だろう。そんなことが出来る達人がいるのなら、是非お目にかかってみたいもんだ」
お前の娘やんけ!
おつ
儚げな印象で魔翌力タイプだと思ってたのに、馬鹿みたいに力が上がり続けたアクアさんの衝撃は今も忘れない
すき
カム子バージョン書いても…ええんやで?
カム子バージョンも ね
続きます
●対戦相手:カービィ
ゼロ「ほう、カムイ様の相手はあの桃色のヤツか……」
カムイ「ああ。星のカービィ、というそうだ」
ゼロ「一通り調査はしたが、ヤツの可愛らしい外見に絆されるのは危険だ」
カムイ「そうなのか?」
ゼロ「まず、ヤツは自在に空を飛ぶことが出来る。空中のイヤらしい角度からじっくりと攻められるだろう。更に強烈なのは、ヤツに吸われると大事なモノが奪われ、ヤツの思うがままになっちまうってところだな」
カムイ「……」
ゼロ「ただその分弱いトコロもある。体重が軽いせいで、少しの刺激でも昇天しちまうようだ。受けに回らず、そこを突いていくべきだな」
カムイ「ああ、わかった。……わかったけれど……」
ゼロ「どうした? 助言なら、いくらでもその耳に捻じ込んでやるぜ……?」
カムイ「いや……なんでもない」
●対戦相手:デデデ
カムイ「デデデ大王って、こうやって実際に目にすると、なんだか王様って感じがしないなぁ」
マークス「まったくだ。父上のような威厳がまるで感じられん。次期国王として、異国の王の振る舞いを見定める貴重な機会だと思ったのだが、あまり参考にはならなさそうだ」
カムイ「ミコト女王のように包容力のあるタイプ……にもあまり見えないし」
マークス「そもそも、聞けば大王という肩書きは自称だというじゃないか。デデデ大王が治める国は、本当に大丈夫なのか? 指導者がいいかげんでは、民も混乱し、治安が悪くなる一方なのではないか?」
カムイ「けど、プププランドは呆れかえるほど平和な国らしいよ? きっといいかげんなのは国民性で、民もみんな穏やかな者ばかりだから争いにならないんだよ」
マークス「なんということだ……! にわかには信じ難いな……」
カムイ「マークス兄さんも、あれほどとはいかないまでも、少し肩の力を抜いてみたほうがいいんじゃない?」
マークス「うむ……。カムイがそういうなら、一考してみるが……力を抜く、か。いったいどうすれば……?」
カムイ「ああ、余計に眉間のシワが深くなっているような……」
●対戦相手:メタナイト
カムイ「ええと、対戦相手は……」
アックスナイト「そこまでだ!」
バル艦長「メタナイトさまの力を思い知るがいいっ!」
ワドルディ「ファイトっ!」
カムイ「な、なんだ!?」
メイスナイト「でも! でも! あのカムイとかいうやつ、すっごく強そうだスぅ!」
バル艦長「案ずるな。メタナイトさまの音速の剣技にはどんなファイターも追い付けまい!」
ワドルディ「間合いの外からの横スマッシュ攻撃とかが当たらなければムテキだね」
バル艦長「しぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ! よけいなこと言うなっ!」
カムイ「……ええと……。君たちも、大乱闘に参戦するのかい?」
アックスナイト「いえ、裏方から応援させていただきます!」
メイスナイト「メタナイトさまにぎゃふんといわせてもらって、それからみんなで帰るだス!」
カムイ「あ、そう……。まぁ、勝手にしてもらっていいんだけれど。……随分うるさ……いや、賑やかな応援団がついているんだな」
メタナイト「(……すまない)」
というわけで、乱入枠はメタナイツに担当してもらいました
>>37
カム子verは書いても内容ほぼ同じにしかならないので、口調だけ脳内変換してお楽しみください…
●対戦相手:フォックス
カムイ「あれは妖狐……なのか!?」
アクア「いいえ、白夜王国にいる妖狐とは違うと思うわ。変身しているわけでは無さそうだし、獣石も持っていないようね」
カムイ「代わりに持っているのは光線を放つ機械と、飛び道具を跳ね返す装置か……白夜や暗夜では見たことのない技術だね」
アクア「さすがに、大乱闘ともなるといろいろな武器があるのね」
カムイ「ああ。僕も北の城塞を出てから、多くのことを学んだつもりだったけど……。世界の広さを痛感するよ。それに武装だけじゃなく、あの素早い動きも厄介だ……。気を付けて戦わないと!」
アクア「そうね。……それにしても……」
カムイ「アクア? 何か気になることでもあるのかい?」
アクア「……彼のしっぽ。ふわふわで気持ちよさそう……。ニシキのように、頼んだら触らせてくれないかしら……?」
カムイ「あの、アクア……? なんだか表情が蕩けているけど」
アクア「……気にしないで。カムイは戦いに集中して頂戴。」
カムイ「は、はぁ……」
●対戦相手:ファルコ
カムイ「あの鳥みたいな姿は……?」
ツバキ「あれはファルコですねー。フォックスと同じ遊撃隊の、凄腕の戦闘飛行機乗りですよー。普段から空を戦場にしているだけあって、高い跳躍力を活かした空中戦が得意みたいですねー」
カムイ「へえ、さすがはツバキ。異界のファイターの情報も完璧だね」
ツバキ「ええ、もちろんー! どんどん頼りにしてくれて結構ですよ、カムイ様ー」
カムイ「アーウィンといったっけ、あの戦闘飛行機。ツバキなら、あれも乗りこなせるんじゃない?」
ツバキ「うーん、さすがにああいった機械の操縦は経験ありませんが……。きっとなんとかなると思いますよー。天馬と違って、落馬の心配もなさそうですしー」
カムイ「落馬? ツバキが天馬から落ちるところなんて、見たこと無いけれど……?」
ツバキ「! いいいやだなあカムイ様! 落馬しないなら、経験の浅い新兵にも扱えるかもしれないってことですよー」
カムイ「ああ、そういうことか」
ツバキ「…………。完璧にごまかせたかなー? 昔、落馬して頭から地面に突っ込んだ失態は、あまり人には知られたくないからねー……」
●対戦相手:ピカチュウ
エリーゼ「カムイおにいちゃん、知ってる? ピカチュウって、オスとメスでしっぽの形が違うのよ」
カムイ「へえ、そうなんだ。知らなかったな」
エリーゼ「えっとね、しっぽが先までギザギザなのが、オスのピカチュウ。メスのピカチュウは、しっぽの先がハートの形になってるの!」
カムイ「なるほど。じゃあ今戦っているピカチュウはオスってことか」
エリーゼ「あたしは、お友達になるなら女の子がいいなあ」
カムイ「あはは。ピカチュウが城にいたら、賑やかになりそうだよね」
エリーゼ「あっ! でも気を付けてね? ピカチュウの赤いほっぺたに触ると、電気がバチバチして危ないんだから! 絶対、ぜーったいだよ!」
カムイ「う、うん……。分かったけど、そんなに念を押さなくても……」
エリーゼ「だっておにいちゃん、なでなでするの好きでしょ? いつも軍のみんなにやってるじゃない」
カムイ「あ、あれはその、ただ僕なりに人とコミュニケーションを図っているだけなんだけどな……」
●対戦相手:リザードン
カムイ「サイゾウはさ、リザードンみたいに口から炎を吐けたりするのかい?」
サイゾウ「……はぁ? カムイ、お前は忍を何だと思っているんだ。道化師か何かと勘違いしているのではあるまいな?」
カムイ「だって、サイゾウは炎の忍術が得意じゃないか」
サイゾウ「あのような面妖な竜の炎を、俺の忍術と一括りにするな。5代目サイゾウの名が汚れる」
カムイ「確か、自分ごと辺りを爆炎で包み込んで、相手を追い詰めて倒す……っていうのがサイゾウの得意技だったと思うけど」
サイゾウ「それがどうした?」
カムイ「ほら、リザードンの『フレアドライブ』っていう技も似たようなものじゃないか。炎を纏って相手に突進するっていう……」
サイゾウ「フン、あんな隙だらけの攻撃、恐れるに足りん。お前はせいぜい、奴に爆ぜ散らされることの無いように立ち回って見せろ」
カムイ「……似ていると思うんだけどなぁ」
●対戦相手:ルカリオ
カムイ「くっ……! あの生き物から発せられる闘気、ただ者じゃないぞ……!?」
リョウマ「あれは、ルカリオといったか。”波導”という、自らの気を力に変える奥義を会得していると聞く」
カムイ「"波導"……? もしかして、あの両腕に纏わりついている蒼い炎のようなものが?」
リョウマ「そうだ。ルカリオは自身が傷付き、窮地に陥るほど、それに比例して攻撃力も上昇していく。長期戦になればなるほど相手にとって有利になるわけだな」
カムイ「そうなのか……見上げた精神力だね」
リョウマ「まさに不屈の心、だな。カムイ、たとえ相手を追い詰めようが、最後まで気を抜くな!」
カムイ「分かったよ、リョウマ兄さん。僕だって兄さんと同じで、諦めは悪いほうなんだ。どれだけ厳しい勝負になっても、きっとあいつを倒してみせる!」
リョウマ「ふっ、よく言った。さすがは俺の弟だ!」
●対戦相手:プリン
カムイ「あの丸い生き物は……」
アクア「あれは、ふうせんポケモンのプリンね。気を付けて、カムイ。あいつの歌を聴いては駄目よ」
カムイ「歌? あいつも、アクアのように不思議な力を持った歌を歌うのかい?」
アクア「そんなところね。プリンの歌を耳にした者は、たちまち深い眠りについてしまうそうよ」
カムイ「こんな乱戦の中で眠らされたら……なるほど、確かに注意しないといけないね」
アクア「それに、プリンは妖精の力を宿したポケモン……。その力は、竜の力を打ち消してしまうという話もあるわ」
カムイ「なんだって!? 竜の力が、効かないなんて……」
アクア「あなたの神祖竜の力は特別なもの。そう簡単に封じられることはないと思うけれど……」
カムイ「それでも、僕にはこの≪夜刀神≫だってある。なんとかうまく戦ってみせるよ」
アクア「ええ。負けないで、カムイ」
●対戦相手:ゲッコウガ
カムイ「あれが、しのびポケモン、ゲッコウガか……!」
マークス「ほう。白夜王国の忍とは、戦場で幾度となくまみえてきたが……。異界には、カエルの忍がいるのか」
カムイ「水で手裏剣や刀を作り出しているのか……。一筋縄ではいかないみたいだね!」
マークス「あの身のこなし、そして水を自在に操る能力……。ふっ、面白い。ゲッコウガとやらの戦いぶり、とくと見させてもらおう」
カムイ「マークス兄さんにそこまで言わしめるなんて……! 僕も負けられない!」
マークス「その意気だ、カムイ。遅れを取るなよ!」
カムイ「分かったよ、マークス兄さん! いくぞぉっ!」
マークス「…………」
マークス「あれ程水の扱いに長けているということは、きっと泳ぎも得意なのだろうな。あの者に師事すれば、私もカナヅチを克服出来るだろうか……?」
●対戦相手:ロボット
カムイ「……まさか、あのロボットと戦う日が来るなんて、思いもしなかったよ」
ピエリ「むぅー、なんだかつまんないの」
カムイ「ピエリ? そんな膨れっ面で、どうしたんだい?」
ピエリ「だって、ロボットは人じゃなくて、金属の塊でしょ? えいってやっても、血しぶきが舞い散らないのよ。それって、ちっとも綺麗じゃないの」
カムイ「っ!! ……こほん。あー、なんだかお腹が空いたなぁ。ピエリの美味しい手料理が食べたいなー……?」
ピエリ「本当? カムイ様がそう言ってくれるなら、美味しいお肉料理、たくさん作ってきてあげるの!」
カムイ「…………。ふう。ピエリには悪いけど、せっかくの大乱闘の舞台をあんまり猟奇的なものにしたくはないしね……」
カムイ「さて。お手並み拝見、かな? 昔はブロックの積み替えぐらいのごく簡単な動作しか出来なかったようだけど、今のロボットにはどれだけのことが出来るのか、見せてもらうよ!」
●ネス【会話相手:カミラ】
カムイ「あの少年が使う術は、見たことのないものばかりだ……!」
カミラ「カムイ! 大丈夫!?」
カムイ「カミラ姉さん! ああ、なんとか。けれど、相手の攻撃の正体が掴めないんだ!」
カミラ「あの子はネス。”PSI”という未知の力を自在に操るそうよ」
カムイ「未知の力か……見た目はただの子供なのに、凄いんだね」
カミラ「けれど、ネスはその力を持っていたことがきっかけで、世界を蝕む脅威と戦う旅をしなければならなくなったの……かわいそうに」
カムイ「そうか。特殊能力があるといっても、それこそ、本来はただの子供なんだよね。ホームシックになっても不思議じゃないよ」
カミラ「ねえ、カムイ。あなたも寂しくなったら、いつでもおねえちゃんの元に帰っていらっしゃい。あなたの好物を作って待っているわ」
カムイ「はは、心配しないで。僕はもう子供じゃない。立派に戦い抜いてみせるさ!」
●対戦相手:キャプテン・ファルコン
エリーゼ「うわぁ……! あの人、すっごくかっこいい!」
カムイ「ああ、キャプテン・ファルコンだね。本職はレーサーだそうだけど、こういった肉弾戦もお手の物みたいだ」
エリーゼ「パンチもキックも、どれもばっちり決まってるね! レーサーっていうより、正義のヒーローみたい!」
カムイ「確かにそうだね。頼れる正義の味方って感じだ。少しハロルドに似ているかもね」
カムイ「ねえねえ! 実はあたし、最近もっと強くなれるように、鍛えてるの! いつかあたしも、あんな風になれるかなあ? エリーゼ、パーンチ! ってね!」
エリーゼ「ええと……やる気があるのはいいけど、あんまり無理はしないほうが……」
カムイ「でも、あたしだって暗夜王国の王女だもん! おにいちゃん達の役に立ちたいの!」
エリーゼ「心配しなくても、僕にとってエリーゼはもう立派な頼れる仲間……ヒーローだよ」
カムイ「ほんと? 嬉しい! おにいちゃん、だーい好き!」
●対戦相手:むらびと
セツナ「……」
セツナ「どうしよう、また落とし穴にはまっちゃった……」
セツナ「まあ、そのうちヒノカ様が助けにきてくれるから、それまでぼーっとしてよう……」
セツナ「あ……カムイ様と、むらびとが戦ってる……」
セツナ「むらびとが、スコップで穴を掘ってる……私を罠にかけたのは、あの子……?」
セツナ「さっきからたまに、植木鉢の破片やぱちんこの玉が飛んでくるし……。頭に当たって、痛い……」
セツナ「……弓でカムイ様の援護をしてみよう……そーれ」ヒュン
セツナ「あ、むらびとが懐にしまっちゃった……」
セツナ「…………」
セツナ「えい」ヒュン
カムイ「うわっ!? 急に矢がこっちに……って、セツナ!? なにしてるんだ!?」
セツナ「わーい、気付いてくれた……」
カムイ「なんでこんな所でまで落とし穴に……!? あぁもう、この乱闘が終わったら助けてあげるから待ってて!」
セツナ「うふふ……うれしいです……」
今日はここまで
明日で完走できるかな?
DLCキャラもやるの?
カムイの参戦ムービー掛け合いを思い出して実にいい
>>53は途中からセリフ入れ替わってる?
相変わらずフリーダムなセッちゃんにワロタ
せっかく固有モーションあるんだし、次回のスマブラにもカムイ参戦して欲しいね
おつ
●対戦相手:キャプテン・ファルコン
エリーゼ「うわぁ……! あの人、すっごくかっこいい!」
カムイ「ああ、キャプテン・ファルコンだね。本職はレーサーだそうだけど、こういった肉弾戦もお手の物みたいだ」
エリーゼ「パンチもキックも、どれもばっちり決まってるね! レーサーっていうより、正義のヒーローみたい!」
カムイ「確かにそうだね。頼れる正義の味方って感じだ。少しハロルドに似ているかもね」
エリーゼ「ねえねえ! 実はあたし、最近もっと強くなれるように、鍛えてるの! いつかあたしも、あんな風になれるかなあ? エリーゼ、パーンチ! ってね!」
カムイ「ええと……やる気があるのはいいけど、あんまり無理はしないほうが……」
エリーゼ「でも、あたしだって暗夜王国の王女だもん! おにいちゃん達の役に立ちたいの!」
カムイ「心配しなくても、僕にとってエリーゼはもう立派な頼れる仲間……ヒーローだよ」
エリーゼ「ほんと? 嬉しい! おにいちゃん、だーい好き!」
続きます
●対戦相手:ピクミン&オリマー
カムイ「うーん……」
レオン「どうしたの? やけに渋い表情だけど」
カムイ「……あのピクミン使いの戦法、僕はあまり好きじゃないなと思って」
レオン「ああ、キャプテン・オリマーか。それぞれのピクミンの特徴を活かして攻撃する、悪くない戦法だと思うけど?」
カムイ「けど、ピクミンをまるで道具のように叩き付けたり、投げつけたり……しかも、それでピクミンが死んでも意にも介していないじゃないか」
レオン「なるほど、そういうことか。やっぱりカムイ兄さんは甘いね」
カムイ「なっ……!」
レオン「別に貶しているんじゃないよ。むしろ逆さ。カムイ兄さんのように、自軍の被害を極限まで抑えるやり方は、きっとカムイ兄さんにしかできない。それは、兄さんが信頼されているからさ」
レオン「だからこそ、皆の士気も上がり、戦果も生まれる。何かを犠牲にして生み出すものよりも、大きな戦果がね」
カムイ「レオン……! ありがとう。レオンのお墨付きなら、僕も自信を持って戦えるよ!」
レオン「とはいえ、ピクミンは何度でも引っこ抜いて増やせるらしいから、僕らが預かるような兵士と同列に考えるのはどうかと思うけどね。いくらでも使える魔導書を、わざわざ使い惜しみはしないだろ?」
カムイ「……うう、確かに」
●対戦相手:ピクミン&アルフ
リョウマ「あの男は、アルフといったか」
カムイ「ピクミンを指揮して戦っているみたいだね」
リョウマ「アルフは故郷を滅びの危機から救うため、宇宙船で見ず知らずの星へと出向いたそうだ。そのような重要な任務を任されるとは、極めて優秀な人材なのだろう」
カムイ「それはすごいな……たった一人でなのかい?」
リョウマ「いや、二人の同胞が一緒だったらしい。仲間、そしてピクミン達との絆が、危険な探索を成功させる力となったのだろう」
カムイ「絆か……。それにしてはピクミンの扱いはあまりよくないように見えるけれど」
リョウマ「それはむしろ、ピクミン達の忠誠心の表れかも知れん。”己を捧げ戦地へ赴き、例えその命を散らそうとも、主人に従い尽くす”……という内容を詠んだ歌も残されていると聞くぞ」
カムイ「す、凄いね……。さながら、リョウマ兄さんに仕える忍みたいだ」
リョウマ「そうだな。サイゾウやカゲロウも、俺たちのためによく働いてくれている」
リョウマ「カムイ。俺たちは人の上に立つ者として、民や臣下の期待と信頼に応えられるように全力を尽くさねばならない。それが王族の務めだと、俺は思っている」
カムイ「そうだね……。そのためには、この大乱闘を通してもっと強くならなければ!」
●対戦相手:Wii Fit トレーナー
カムイ「あれがWii Fit トレーナー……随分とハキハキした人だな。戦い慣れているようには見えないけれど……」
サクラ「トレーナー……指導者のことですよね。指導を任されるということはその道の達人でしょうから、相応の実力をお持ちなのではないでしょうか?」
カムイ「サクラの言う通りだね。気を引き締めていこう!」
サクラ「指導者さんの技には、自分の傷を癒すものもあるみたいです。祓串ほどの回復力は無いようですが……」
カムイ「でも塵も積もれば山となるって言うし、あまり隙を与えないようにしないと。サクラ、他に気付いたことはあるかい?」
サクラ「えぇと……あとは、すごく……姿勢が良いです」
カムイ「えっ……?」
サクラ「あの、わ、私は人前に出るといつも緊張して、身を縮めてしまって……。あんな風に背筋をぴんと張れるようになれたらと思ったんです……」
カムイ「あはは。なら機会があれば、あの人に教えを乞うてみるのもいいかもね。」
サクラ「ううう……柔軟体操ぐらいなら、なんとか頑張れそうですが……」
●対戦相手:シュルク
カムイ「神剣モナド……未来予知が出来る剣、か……」
アクア「シュルクの扱う剣のことね?」
カムイ「ああ。……ねえアクア。もしも僕の≪夜刀神≫にもそんな力があれば、誰も傷付かない、正しい道を歩めるのかな……?」
アクア「カムイ……。確かに私達には、未来を見通す力は無いわ。けれど、未来を手繰り寄せるのはあくまでも剣ではなく、私たち自身の力よ」
カムイ「……僕たち、自身の……?」
アクア「あのシュルクだってかつては、友人が敵に襲われるのを予知しながら、力及ばず守ることが出来なかったと……そう聞いているわ」
カムイ「未来が分かっても、実力が伴わなければ結局は無意味だということか……」
アクア「だから、あなたはあなたの選んだ道を、全力で戦い抜いて。その手が拓く未来が、皆を平和に導くと信じて。……私も、あなたを信じるから」
カムイ「アクア……ありがとう。君が信じてくれるなら、僕は折れたりしない!」
●対戦相手:ドクターマリオ
カムイ「あれは、マリオ……だよね?」
スズカゼ「そのようですが、服装が異なりますね。薬師の格好でしょうか?」
カムイ「まさか、パラレルプルフを使ったのかな? それにしては、戦いに向いている身なりには見えないけれど……。白夜王国の薬商人のように、護身用の弓を扱うわけでもないようだし」
スズカゼ「しかしカムイ様、打撃の力は普段のマリオよりも増しているようです。治療のために人体の構造には精通しているでしょうから、相手の急所を的確に突くことも可能なのかもしれませんね」
カムイ「うう、まるで忍だな……。あの白衣が、だんだん恐ろしく見えてきたよ……!」
スズカゼ「ただ白衣が動き辛いのか、機動力にはやや欠けるようです。攻撃の隙を逃さず、速攻をかけるのがよろしいかと」
カムイ「それこそ忍のような戦い方が求められるわけだね……。僕に、出来るだろうか?」
スズカゼ「僭越ながら、私でよろしければ、忍の修行を伝授させて頂きますが……」
カムイ「ありがとう、スズカゼ。そうだね、機会があればお願いするよ」
●対戦相手:ブラックピット
オーディン「おお……っ! あれは魔鏡から生まれし黒翼の堕天使か!」
カムイ「あー、確かにオーディンが好きそうな出自だよね、ブラックピットは」
オーディン「光の女神の僕とは、まさに表裏一体の存在。与えられし力は同等のものだ。しかし奴の携えし神器、神弓シルバーリップと豪腕デンショッカーは、黒き者特有の魔力を帯びているようだ……!」
カムイ「ええと、つまり身体能力は元のピットと同等だけど、武器の攻撃性能が少し違う……ということかな?」
オーディン「ふっ……その通りだ。闇の言葉をこうも容易く理解するとは、流石は選ばれし者といったところか」
カムイ「はは、それはどうも」
オーディン「カムイ。貴様は己の血に宿りし力を信じ、刃に乗せて闇を斬り裂くがいい。他人の剣を振り翳そうとする奴に、舞い降りる翼は無いのだからな……!」
カムイ「あ。今の言い回し、ブラックピットを真似た?」
オーディン「!! ……それは、言霊の成せる神の所業が……カムイ様、今のは、無かったことにしてくれませんか……?」
カムイ「……あ、ああ。別にいいけど……」
●対戦相手:ルキナ
カムイ「彼女は確か……イーリス聖王国のルキナか」
ラズワルド「……」
カムイ「ラズワルド? どうしたんだい? 珍しく神妙な顔だけど」
ラズワルド「あ……えへへ、なんでもないよ。カムイ様こそ、戦いに集中しないと」
ラズワルド「ルキナは身のこなしも素早いし、突きで防御を崩したり、こちらの攻撃に合わせてカウンターを決めたり……どんな戦況にも対応してくるよ」
カムイ「なんだか、やけに彼女に詳しいね。もしかして、ナンパのために観察していたとか?」
ラズワルド「うーん、今回はそういうわけじゃないんだよね。まあ、僕は彼女のことは知らないけれど……『ルキナ』のことはよく知っているから」
カムイ「……? よく分からないけれど、でも、そんな凄い相手に僕が勝てるのかな……」
ラズワルド「……ちなみに、カムイ様はもし、布一面にマークス様のお顔が描かれた服を見たら、どう思う?」
カムイ「ま、マークス兄さんの顔が!?……それは、うーん……さすがに、センスを疑うというか……」
ラズワルド「なるほど。……少なくとも、服選びのセンスはルキナに勝っているみたいだね」
カムイ「??? いったい、どういうこと?」
●対戦相手:パックマン
ジョーカー「カムイ様、パックマンと戦っておられるのですね」
カムイ「パックマン……? あの黄色い球のようなやつのこと?」
ジョーカー「はい。見掛けによらず、古くから活躍する経験豊富なファイターです。充分ご注意なさってください」
カムイ「いきなり大口を開けた姿に変化して襲い掛かってくるのには驚いたよ。食べられてしまうかと思った……」
ジョーカー「その名の通り、食べることに関しては並々ならぬ執念の持ち主です。かつてはエサのクッキーを食べるため、迫りくるモンスターとの追走劇を繰り広げていたとか」
カムイ「そんな……! 食事にも命を賭けるというのか。味わう余裕なんて無いんじゃないかな?」
ジョーカー「全くです。クッキーは茶菓子として、紅茶と共に優雅に頂くのが一番です」
カムイ「ジョーカーが用意してくれる紅茶とクッキーは絶品だからね。パックマンにもご馳走してあげたいよ」
ジョーカー「! カムイ様、なんとお優しい……! 貴方がそう仰るのなら、このジョーカー、最高の茶会の舞台を準備致しましょう」
●対戦相手:ロックマン
フェリシア「カムイ様、カムイ様~! ロックマンさんって、もとは家事のお手伝いさんロボットだったって、本当なんですか?」
カムイ「ああ、そうらしいね。なんでも、Dr.ワイリーの侵攻から世界を守るために、自ら志願して戦闘用ロボットへと改造された、という話だそうだよ」
フェリシア「ふわぁ……! ロックマンさん、すごいです……!」
カムイ「うん、まるでフェリシア、君みたいだ」
フェリシア「わ、私ですか!?」
カムイ「君はメイドでありながら、いつも戦場では僕の背中を、命を賭けて守ってくれているじゃないか。こう見えて、僕は本当に感謝しているんだよ」
フェリシア「うぅ~、私としては、メイドのお仕事の方でもっとカムイ様のお力になりたいんですけど……」
カムイ「もちろん、それも助かっているけど。……そうだな。ならまずは、転んで皿を割らないようにするところから、かな?」
フェリシア「はわっ! いきなりそんな難易度の高い試練を……! カムイ様、厳しいです~!」
●対戦相手:ソニック
カムイ「くっ、なんてスピードなんだ……!?」
サイラス「カムイ! 苦戦しているようだな」
カムイ「ああ。ソニック・ザ・ヘッジホッグ……。話には聞いていたけど、厄介な相手だよ」
サイラス「本当に、出鱈目な速さだな。俺の馬が全力で走っても、追い付けそうにない。何か、弱点のようなものがあればいいんだが……!」
カムイ「そうだね……。水が苦手で泳ぎが不得意だそうだけど、これは乱闘にはあまり関係無いかな」
サイラス「……なんだって? じゃああいつは、川遊びや海水浴の楽しさを知らないっていうのか……!」
カムイ「ど、どうしたんだい?」
サイラス「よし! それじゃあ俺が人肌脱いでやろう! 水を克服できる方法を考えて、あいつに川遊びの楽しさを教えてやるんだ!」
カムイ「ええ!? 待ってよ、サイラス! 僕に助言をしに来てくれたんじゃ……はぁ。サイラスのお人好しは筋金入りだな……」
●対戦相手:Mii 格闘タイプ【会話相手:マークス】
マークス「あれはMiiだな。見たところ、格闘タイプのようだ」
カムイ「うーん、丸腰の相手に剣を向けるのは気が乗らないけれど……」
マークス「カムイ、それは違う。格闘家は武器を持たないのではなく、己の肉体そのものが武器なのだ。そんな相手に対し手を抜くことこそ、騎士の名折れだろう」
カムイ「……確かに、兄さんの言う通りだ。向こうが本気でかかってくるなら、本気で返すのが礼儀だよね」
マークス「そうだ。Miiは似た外見でも、体格や装備によって全く異なる能力を持つ。まずは相手の特徴をいち早く見抜かねば、戦闘を優位に進めることは出来ないぞ」
カムイ「なるほど、観察眼が大事なんだね! さすがマークス兄さん。きょうだい全員の趣味や好物や癖を全て把握しているのは、やっぱり観察眼を鍛えているから?」
マークス「なっ……! まさか、カミラから聞いたのか?」
カムイ「うん。兄さんは近寄りがたく見えて、実は僕たち家族のことが大好きだって」
マークス「……とにかくだ。私のイメージについて語るのは後にして、まずは戦いに集中しろ」
●対戦相手:Mii 剣術タイプ
カムイ「あれは侍……なのか? 少し変わった格好をしているけど……」
カザハナ「あー! もしかして、噂のMiiってひとじゃない? 剣術使いの!」
カムイ「そうか、あれが……! それにしてもカザハナ、やけに盛り上がってるね」
カザハナ「そりゃあそうだよ! だって、Miiって外見は似ていても、それぞれ能力や使う技が全然違うんでしょ? 刀を交えるまで相手のことが分からないなんて、面白いじゃない! いい稽古になりそう!」
カムイ「なるほど、そういうことか。折角の大乱闘だし、胸を借りるつもりでぶつかってみるよ!」
カザハナ「うん、その意気その意気! カムイ様には頑張って強くなってもらわないとね!」
カムイ「それは、サクラを守るためかい?」
カザハナ「え? 違うよ。サクラを守るのはあたしのお役目だもん。強くなったカムイ様と手合わせすれば、あたしも更に強くなれるでしょ?」
カムイ「ははっ。じゃあ、カザハナの期待に応えられるように善処するよ」
●対戦相手:Mii 射撃タイプ
カムイ「あのファイターは……? 腕に大砲のようなものが装着されているな」
タクミ「射撃使いのMiiだね。あの大砲はアームキャノンというそうだよ。カムイ兄さんの竜穿も間合いは長い方だけど、あれはそれ以上だ。機を見て懐に飛び込むのがいいと思うよ」
カムイ「さすがは弓使いのタクミ。遠距離攻撃に関しての助言は的確だね」
タクミ「当然だろ? 異界の武器とはいえ、見ていればある程度特徴や対策は分かるものさ」
カムイ「タクミなら、あのアームキャノンも使いこなせるんじゃないか? 風神弓に加えて攻撃手段を増やせば、戦術にも幅が出るかもしれない」
タクミ「……あのさ。あんなものを腕に装備した状態で、どうやって弓を引くんだよ?」
カムイ「……言われてみれば」
タクミ「まったく……そんな呑気な様子で、簡単に吹っ飛ばされても知らないよ?」
●対戦相手:ミュウツー
サクラ「カムイ兄様! あれはもしかして、ミュウツーというポケモンなのでは……!?」
カムイ「ああ、そうらしい。最強のポケモンと呼ばれるだけあって、ただならないプレッシャーを感じるよ……!」
サクラ「物を浮かせたり、瞬間移動したり、いろいろ不可思議な力を使うみたいです。私たちも、竜脈の力があれば似たようなことは出来るかもしれませんけど……」
カムイ「けれどミュウツーは、それを自分の力だけで、自在に操るんだろう?」
サクラ「はい。……それに、目の合った相手を動けなくする、金縛りの能力もあります。わ、私みたいに、相手の目を見ないようにするのがいいかもしれません」
カムイ「……えっと、サクラのそれは、単に人見知りが過ぎて人と目を合わせられないってだけじゃあ……?」
サクラ「うう……ご、ごめんなさい。おっしゃる通りです……」
●対戦相手:リュカ
ヒノカ「カムイ。お前はあの、リュカという者の来歴を知っているか?」
カムイ「あのサイラスみたいな髪型の少年のこと? いや、聞いていないけれど……」
ヒノカ「彼は、幼い頃に起こった事件で母親を亡くし、弟が行方知れずになったそうだ。父親が弟の捜索に出ている間、殆どの時間を一人で過ごしてきたと……」
カムイ「そんな……それって……!」
ヒノカ「ああ、同じなのだ。父上が殺され、お前がさらわれた時の私とな。もっとも、私にはミコト女王やリョウマ兄様たちがいつも傍にいてくれたが……」
ヒノカ「だからこそ、一家離散の憂き目に遭いつつも、悲しみを乗り越え逞しく成長したリュカに、私は敬服しているんだ。……カムイ。彼は強いぞ」
カムイ「……うん。同じように強くなったヒノカ姉さんが言うなら、間違いないね。けれど、僕だって何も出来なかった子供の頃とは違う! そう簡単に折れたりしないさ!」
ヒノカ「ふふっ……そうだな。それでこそ、私の自慢の弟だ!」
●ロイ【会話相手:レオン】
レオン「あれは、エレブ大陸の英雄、ロイ公子だね」
カムイ「ああ。隙を見せればガンガン懐に飛び込んでくる……! "若き獅子"の異名は伊達じゃない、ってところか」
レオン「ただ、攻撃的な戦闘スタイルとは裏腹に、彼本人は謙虚で温厚な性格だそうだよ。それに軍の指揮官としては、状況判断力に優れた知将だと評価されている。きっと良い師に恵まれたんだろうね」
カムイ「そうなのか。一目見た印象と実態が違うところは、レオンと似ているかもしれないね」
レオン「……はあ? カムイ兄さん、どういうことだい?」
カムイ「ほら、また法衣が裏返ってるよ」
レオン「えぇっ!? き、気付いてたなら、早く言ってよ!」
カムイ「あはは。レオンはいつも、冷静そうに見えてどこか抜けてるんだよね」
レオン「くっ……ふ、不本意だ……!」
●対戦相手:リュウ
アクア「ユラリ、ユルレリ……泡沫……♪ 想い、廻る秤……♪」
カムイ「アクア……歌の練習かい?」
アクア「……ええ。あのリュウという格闘家を見ていると、私ももっと自分を高めてみたいと思ったの」
カムイ「自分を、高める……?」
アクア「彼は純粋に強さを求めるため、ただ一心に修行を続けているそうよ。剣を持たず、己の体一つで」
カムイ「そうか……あの拳で、一体どれだけの強者を倒してきたんだろう」
アクア「私は、歌も同じだと思うわ。ストイックに自分を磨き上げ、そして自身が剣となり、旋律という名の刃を相手に届かせる……傷は付けない代わりに、心を揺らすの」
カムイ「なるほどね。リュウの決め台詞風に言うと、拳ならぬ、”声で語り合う”っていうわけだ」
アクア「……声で語るのって、普通のことじゃないかしら」
カムイ「……そうだね」
●対戦相手:クラウド
カムイ「あの金髪の剣士は、なかなか手強いな……!」
レオン「クラウド・ストライフだね。かつては”ソルジャー”という部隊に所属し、その中でも最高ランクの実力の持ち主だったという話だ」
カムイ「なるほど……。肩書に裏打ちされた実力だったわけか」
レオン「高い戦闘能力は当然のこと、潜入捜査のために女装すらこなすという。任務のためなら恥をも厭わないタイプなのだろうね」
カムイ「じょ、女装だって!? 確かに、あの整った顔立ちなら様になりそうだけど……。けど正直、女装ならレオンの方が向いていそうだけどな」
レオン「なっ……!? やめてくれよ、カムイ兄さん。僕がそんな恥晒しなこと、するはずないだろう?」
カムイ「まあ、レオンならそう言うと思ったよ。……じゃあ、将来レオンに息子が生まれたら、その時には……」
レオン「兄さん! 冗談はその辺にしないと、怒るよ?」
カムイ「ははっ! ごめんごめん」
●対戦相手:カムイ
カムイ「な、なんだ……!? 僕にそっくりの剣士がいるぞ!?」
アクア「どういうことかしら? 写し身……というわけでもなさそうだけれど……」
カムイ「≪夜刀神≫も本物にしか見えないし、竜の力まで……! いったい、何者なんだ?」
アクア「……もしかしたら、あれは異界のカムイなのかしら?」
カムイ「異界の……僕だって?」
アクア「ええ。異界には、私たちの住む世界とよく似た世界も存在し、そこには私たち自身ともよく似た人物が……別人でありながら、同じ魂を持つ人物がいるそうよ」
カムイ「僕ではない、僕……。僕が選ばなかった道を往く、僕か……」
アクア「……カムイ。やっぱり、戦いにくいわよね。口では何とでも言えても、実際に気持ちを整理するのは難しいと思うわ」
カムイ「いいや……大丈夫だよ。相手が誰であっても、僕は自分の信じた道を進む。それだけさ! さあ、異界の僕! 道を空けてくれ!!」
●対戦相手:ベヨネッタ
カムイ「あのベヨネッタという魔女を見ていると、少しカミラ姉さんのことを思い出すよ」
カミラ「あら、そうなの? いったい彼女のどういうところを見てそう思ったのかしら?」
カムイ「いかにも大人の女性、っていう雰囲気と……。あとは、敵に対しては容赦しないってところ……かな?」
カミラ「まあ……うふふ。だって私の敵は、カムイの敵だもの。あなたのためなら、私は悪魔にだってなってみせるわ」
カムイ「は、はは……あ、ありがとう」
カムイ「そ、それより! ベヨネッタの、魔人の腕や足を召喚するスマッシュ攻撃……あれは物凄く強そうだよね」
カミラ「そうかしら? 私なら、あんな使い方はしないと思うわ」
カムイ「? どういうこと?」
カミラ「せっかく召喚の能力があるのなら、私はカムイ、あなたの腕や足を呼び出すに決まっているもの。そうすれば離れた場所にいても、いつでもあなたと一緒にいられるでしょう?」
カムイ「うぅ……どうしよう、姉さんの愛が重い……!」
……以上、全ファイター分終了しました
長くなりましたが、少しでもお楽しみ頂けたなら幸いです
乙
新しいスマブラ知らないけど面白かったよ
おつおつ よかった
原作ネタに触れてるのもよし
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