陣内「いやー、つい買うてもうたわー。ゆるゆりのごらく部の一員になった気分になれるCD!」
陣内「アレやろなぁ、ごらく部のみんなが色々話しかけてくれて」
陣内「まるで、ホンマに部員になったような気分にしてくれるんやろなぁ~」
陣内「よしさっそくCDプレイヤーに入れて、ヘッドホンして聞いてみよ」カチ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1479220628
CD『ガラガラ・・・』
京子『お、よー。遅かったじゃーん。何してたのさー』
陣内「おー、歳納京子ちゃんの声やー。かわええなぁ~」
結衣『ほら、座って座って。待ってたんだよ?』
陣内「これは船見結衣ちゃんの声やな。癒されるわぁ~」
ちなつ『あっ、じゃあお茶入れて来ますね。愛情たっぷり込めちゃいますから』
陣内「これは、吉川ちなつちゃんやぁ~。はぁ、かわええわぁー」
あかり『ねぇねぇ、今日は何して遊ぼっか?』
陣内「あー、あかりちゃんの声やぁ~。ほんわかするわぁ~」
京子『よーし、じゃあ今日は・・・』
陣内「おっ、何や何や。今日は何をやるんや?」
なんて訳がわからないクロスなんだ
だが脳内再生が半端なく出来る不思議
笑いのニューウェーブ、陣内智則!
今夜はごらく部に入った陣内に、驚きの出来事が、襲い掛かる~!
京子『指の間を、エンピツで素早くトントンするゲームをやろう!』
陣内「は?え?何それ?いやあるけどそういう遊び」
陣内「え?女子中学生らしく、ここはトランプとかウノとかやないの?」
あかり『わぁー、面白そう!』
ちなつ『私、大好きなんですそれ!』
結衣『よーし、京子には負けないからな』
陣内「ちょっとキミら、何でそんなに乗り気なん」
京子『用意はいい?』
結衣『いいよ』
ちなつ『ええ、いいですよ』
あかり『はーい』
陣内「危ないなぁ。怪我とかしないか心配や」
京子『じゃあ・・・』
京子『よーい、スタート!』
CD『『『『『トントントントン・・・』』』』』
陣内「音うっさいなぁ!耳痛なるわ」
CD『『『『『トントントント・・・』』』』』
CD『ドグシュゥッ!』
結衣『ウギャアーーーーーッ!』
陣内「結衣ちゃーん!ほら言わんこっちゃない、結衣ちゃーん!」
陣内「えっぐ!音えっぐ!大丈夫かー?」
ちなつ『結衣センパイ、指大丈夫ですか?』
結衣『イタタ・・・ああ、大丈夫だよ』
ちなつ『血が出てるじゃありませんか!・・・はぷっ』
結衣『えっ?ち、ちなつちゃん?』
陣内「お?これは?」
ちなつ『ひをほめるひは、ほうふるのふぁいひはんれふ』
結衣『い、いやぁ、ちょっとテレるなぁ、あはは』
ちなつ『ん・・・ちゅ・・・むちゅ・・・れろ・・・』
陣内「おお、ちなつちゃんが結衣ちゃんの指を舐めてあげてるんやな?」
陣内「ええわぁ~、目に浮かぶわぁ~」
陣内「・・・所で、他は何しとるんや」
CD『『『トントントン・・・』』』
陣内「一心不乱にやり続けとるー!」
陣内「友達がケガしとるんやから、ちっとは手を止めて心配してあげやー!」
CD『『『トントント・・・』』』
CD『ドグシュゥッ!』
陣内「うわっ、何回聞いてもえっぐい音やなぁ。今度は何や」
京子『あ、だ、大丈夫?』
あかり『大変、血が出てるよぉ!』
陣内「お?この展開はもしかして?」
陣内「オレか?オレの番なのか?」
京子『早く血を止めなきゃー!』
あかり『大丈夫?あかりに見せて?』
陣内「これやこれ、やっぱこう来なきゃな」
あかり『じゃ、じゃあちょっとガマンしてね・・・』
あかり『はむっ』
あかり『ん・・・ちゅ・・・』
陣内「ほぉー!まるであかりちゃんが指舐めてくれとるみたいやー」
あかり『・・・ぺろ・・・ん・・・』
陣内「いやー、最高や。ホンマこのCD買うて良かったなぁー」
あかり『・・・ふぅ』
陣内「ん?どうしたんやあかりちゃん」
あかり『あー、チュッパチャプスおいしいよぉ』
陣内「何でやねーん!」
陣内「人がケガしとんのに、何で目の前でチュッパチャプス舐めんねん!」
陣内「どういうスチュエーションなんやこれ」
ちなつ『血を止めるには、これが1番だよねー』
陣内「んなワケあるか!そんでお前もチュッパチャプス舐めとったんかい!」
京子『あれー?顔が真っ赤だぞー?』
陣内「どこに真っ赤になる要素があるんや!むしろ怒りで真っ赤やわ」
つまんね
京子『けど、血は止まったねー。良かった良かった』
陣内「なんで止まるんやホンマに。どうなってんのや」
あかり『やっぱり、この遊びは危ないよぉ』
ちなつ『そうですよ。違うのやりましょうよ』
結衣『そうだ。その通りだよまったく』
陣内「キミら、さっきノリノリだったやん」
京子『んー、じゃあそうだなー・・・』
京子『次は、トランプだー』
陣内「ほっ・・・。やーっと女子中学生らしい雰囲気になった」
これは支援
京子『そんで、負けた人は住んでる家の権利書没収ねー』
陣内「ちょっとアカンやろ!全然中学生らしない!」
陣内「負けた子、住むところ無くなってしまうやろ!リアルホームレス中学生や!」
あかり『わぁー、それやろうよ!』
ちなつ『負けませんよー!』
結衣『よーし、みんなの家の権利書もらっちゃうぞー』
陣内「いやホンマ、どうなってんのこの子ら・・・」
京子『じゃー、ポーカーで勝負ねー。カード配るよー』
あかり『うう、いい手が来ますように』
ちなつ『よーし、負けないんだから!』
結衣『占いによれば今日はラッキーデイだから、私が勝つ!』
陣内「自分の住む家がかかってるっちゅーのに、のん気やなぁこの子ら」
京子『お?しめしめ』
あかり『ええー?あかり、勝てるかなぁ』
ちなつ『この手は・・・ふふふ、この勝負もらいました』
結衣『おっ、これは来たかな?』
陣内「ほお、みんな揃ったみたいやな」
京子『じゃ、みんなで、せーの!』
京子『エースのファイブカード!』
あかり『あ、あかりも!』
ちなつ『私も!』
結衣『なんだ。私もだ』
陣内「ちょっと待てぇー!」
陣内「イカサマや!絶対イカサマやろこれ!」
陣内「エースの枚数、おかしな事になっとる!」
京子『残念、負けちゃったね?』
あかり『えっと、ドンマイだよ』
ちなつ『まぁ、勝負は時の運ですからね』
結衣『たまたま、私たちがツイてただけだよ』
陣内「・・・なんか、オレが一人負けした空気になっとるけど。絶対イカサマやんこれ」
京子『じゃあ、約束通り家の権利書貰うよー。今、業者に電話するから』ピピピ
陣内「業者って・・・。ホンマに中学生のやる事か?」
陣内「あー、家取られてまうわー。どーすんやコレ」
笑った
普通に脳内再生できて草
支援
結衣『あのさ』
陣内「ん?何や」
結衣『住む家、無くなっちゃったね』
陣内「そうや。たった今キミらがイカサマ使って取り上げたな」
結衣『じゃあさ・・・良かったら』
陣内「ん?」
結衣『この、ごらく部の部室に住まない?』
陣内「は?・・・えっ何、どういう展開なんこれ」
陣内「住む?ごらく部の部室に?」
結衣『あ、い、いや会いたい時にすぐ会えるからここにずっと居て欲しいとかさ』
陣内「ほぉ」
結衣『そう仕向けるため、イカサマのトランプ勝負で家を騙し取ったとかさ』
結衣『そういうんじゃないから。変な誤解はやめてよ』
陣内「犯行をゲロりおったでー」
陣内「なーんかツンデレっぽく言って可愛くしようとしとるけど。モロ犯罪やでー」
あかり『わぁ、あかりも賛成!いつでも会えるなんて、嬉しいよぉ』
ちなつ『わ、私も嬉しいです。ちょっとだけですけれど』
京子『じゃあ、それで決定ねー?いやぁ、これは楽しくなるぞー』
陣内「みんな・・・」
陣内「根は、純粋なええ子達なんやな・・・。・・・やり方がちょっとアレなだけで」
京子『じゃあさ、記念に今度さ』
陣内「ん?」
京子『パーッと、熱海にでも行こうぜ-!』
京子『お金は、ぜーんぶ私が出しちゃおー』
あかり『京子ちゃん、スゴーいお金持ちー』
陣内「こらー、それオレの家売った金ー!」
陣内「豪遊する気満々やないか!ぜんぜん純粋ちゃうわ」
陣内「しかも熱海て。何やその変に生々しいチョイス」
ちなつ『全く、ちょうどいい所にカモがいたもんですね』
結衣『ああ。チョロいもんだね』
陣内「漏れ出しとる漏れ出しとるー」
陣内「キミらの黒い本音がだだ漏れやでー」
京子『じゃあ自分んちを引き払って、部室に住んでくれるという事で』
京子『お礼をしなくちゃねー』
陣内「何がお礼や。今さら白々しいなぁ」
京子『じゃさ、目、つぶって?』
陣内「お?何や何や」
あかり『あー、京子ちゃんだけずるーい、あかりもー』
ちなつ『あ、私もやるんですから!』
結衣『じゃあ、みんなで一斉にしようか』
陣内「これはもしや・・・。来たで来たで、待望の展開が!」
京子『じゃーいくよ。せーの』
京子『チュ・・・んチュ・・・』
あかり『チュ・・・んー・・・』
ちなつ『んん・・・チュ・・・』
結衣『チュ・・・チュッ・・・』
陣内「っひょー、これやこれ!これを求めてたんや」
陣内「アレやんなー、これはみんなでオレにキスしてくれてるんやなー。
そうや絶対そうや。それ以外に考えられへん」
陣内「いやー、それにしても散々な内容のCDやったけれど」
陣内「最後の最後、これで全て報われ・・・」
全員『『『・・・ふー』』』
陣内「ん?」
全員『『『あー、チュッパチャプスはおいしいなー』』』
陣内「やっぱりかーい!」
終わり
以上で終了です
読んでくれた方、コメくれた方ありがとうございました
乙
面白かった
ネタが浮かんだらまたこんな感じの陣内ネタかいてほしい
おつおつ
乙ー
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