千夜「シャロちゃんにいたずらしたい」 (12)
千夜「今日は9月19日。つまり、わたしの誕生日!」
千夜「だけど、きっとみんなは仕事で忙しいわよね。特にシャロちゃんなんてバイトを掛け持ちしてるもの」
千夜「でも誕生日なんだから、いたずらの一つや二つや無量大数くらいは許されると思うの」
千夜「そうだわ、シャロちゃんがバイトが終わって帰ってきた後にいたずらして…」
ココア『ちょっと待って!?無量大数もいたずらしたら、シャロちゃんが疲れて死んじゃうよ!』
千夜「そうかしら?シャロちゃん、バイトで鍛えてるから耐えられるかもしれないわ」
ココア『そのバイトで体力使い果たしてるよー!』
ココア『こっちの仕事が終わったら、特製のパンを届けに行くからそれまで待ってて!』
ココア『今日のために腕によりをかけて作ったパンなんだよ!』
千夜「本当!?じゃあ、楽しみにして待ってるわ。そのパンを食べ終わった後、シャロちゃんにいたずらするわね」
ココア『やめてあげてよ!』
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千夜「なんて会話を電話でしたけれど…」
千夜「少しくらいなら良いわよね?」
千夜「という訳で、シャロちゃんの家にお邪魔したわ」ヒソヒソ
シャロ「Zzz」
千夜「明日は学校なのに、準備もせずに寝てるなんて…」
千夜「おはようシャロちゃん!」ドカァーン
シャロ「えっ、何!?もう朝?と言うか今の音は何!?」
千夜「早朝バズーカよ♪シャロちゃん、バイトから帰ってすぐに寝ちゃうなんて、宿題や準備をやってないじゃない」
シャロ「よく見たら全然朝じゃないし、そもそもどっちも昨日済ませたわよ!」
シャロ「酷い目に遭ったわ…」
千夜「バズーカ撃つだけじゃ物足りないから、紅茶とお菓子でもどうかしら?」
シャロ「和菓子じゃなくて洋菓子なのね。それに、それって結構高い紅茶じゃない」
千夜「シャロちゃんと一緒に飲もうと思ってたの」
シャロ「…あんた、何か企んでるんじゃないの?その紅茶に何仕掛けてるのよ」
千夜「何も仕掛けてないわ。高い紅茶にそんな勿体無いことできないもの」
シャロ「それもそうね。じゃあお菓子を貰おうかしら…」パクッ
シャロ「…か、辛い!これ、わさび入ってるでしょ!」
千夜「紅茶には何も仕掛けてないわー」
シャロ「お菓子の方に仕掛けてたら同じことじゃない!」
千夜「わさびの入ってないお茶菓子もあるわ」
シャロ「最初からそっちを出しなさいよ!」
千夜「ねぇシャロちゃん、面白いアニメのDVDを借りてきたの!一緒に見ない?」
シャロ「ぜったいイヤ。どうせホラーでしょ!」
千夜「まあまあ」ピッ
ホウカゴナラーアタリマエノコトー
シャロ「ホラーじゃないみたいだけど、これって男性向けじゃない?」
千夜「とりあえず、最後まで見ましょ♪」
ミークンドウシタノ? ガァァァァ グォォォォ アァァァァ
シャロ「結局ホラー!!あれゾンビじゃない!」
千夜「ホラーじゃないなんて言ってなかったような…」
シャロ「私イヤって言ったわよね!?」
千夜「さて次は…」
シャロ「待ちなさい。次は一体何をする気よ!」
千夜「シャロちゃんに勉強を教えてもらおうかと思っただけよ?」
シャロ「で、その手に持ってるノートには何を仕込んでいるわけ?開いたらホラー写真が入ってるとか?」
千夜「惜しいわシャロちゃん!」
シャロ「褒められても嬉しくないんだけど」
千夜「このノートはね…」スッ
シャロ「きゃあ!」
千夜「裏表紙にホラー写真を貼ってるの。これをシャロちゃんの方に向けるだけでいいのよ!」
シャロ「全然良くなーい!」
千夜「次は何をしようかしら?」
シャロ「…千夜、一体何があった訳?」
千夜「何もなかったわよ?」
シャロ「何もないわけ無いでしょ!さっきから、いたずらばかりじゃない!」
千夜「…今日、私の誕生日でしょ?」
シャロ「そうね。それがどうしたのよ」
千夜「でもシャロちゃんは仕事で忙しいから、私の誕生日のことなんて忘れてるみたいで… 寂しくていたずらしちゃった♪」
シャロ「千夜… って、朝にプレゼント渡したでしょ!!」
千夜「あ、そうだったわ」
シャロ「千夜ー!」
千夜「でも、やっぱりちょっと寂しいかも」
シャロ「え?」
千夜「せっかくの誕生日なんだから、シャロちゃんと楽しく過ごしたかった… なんてね♪」
千夜「いたずらしてごめんなさい。今日はもう帰るわね、お休みなさい」
シャロ「…待って!」
千夜「どうしたの、シャロちゃん?」
シャロ「まだ、9月19日は終わってないでしょ。だったら、これから一緒に楽しめばいいじゃない!」
千夜「シャロちゃん…!」
千夜「じゃあ、一緒にホラー映画を見ましょ!」
シャロ「ホラーはイヤって言ってるでしょうが!!」
千夜「冗談よ。それじゃ、何をしましょうか?」
シャロ「そうね、じゃあトランプとか…」
ピンポーン
ココア「シャロちゃん、生きてる!?」
シャロ「ココア!?そりゃ生きてるに決まって… その大きな荷物は何?」
ココア「これは… ってうわぁ!?」ドサッ
千夜「ココアちゃん、派手に転んだけど大丈夫?それに、大量のパンが床に…」
ココア「千夜ちゃん、私が作ったパンを食べ終わったら、無量大数くらいシャロちゃんにいたずらするって言ってたから」
ココア「阻止するために食べきれないくらいのパンを作ってきたんだけど…」
ココア「たくさん床に落としちゃった!ごめんねシャロちゃん、掃除大変だよね!私も手伝うよ!」
千夜「あらまあ♪」
シャロ「…あんたのいたずらのせいでしょうが!千夜ー!!」
千夜「いたずらは大成功ね♪」
~おわり~
ここまで読んでくれた人がいたらありがとう
という訳で千夜さんハッピーバースデー
人によっては嫌いとまで言うから、この子ってあんまり人気ないのかなーと思ったら別にそんなことはなかった
コメント読み込むだけでエラー吐いたわ
http://i.imgur.com/l3myiz0.jpg
>>4
×お茶菓子 ◯お菓子
統一するの忘れてた
がっこうぐらし!はやめてくれ
千夜アンチは決まってニワカだから気にする必要ないよ
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