爽「『風の谷のナウンコ』…ですか?」咏「だねぃ」(第一ステージ) (66)



~名古屋市覚王山、手羽先屋『うみゃ~っテバ!』~

PM8:00・・・


トイレ探訪で全国縦断の旅を続けている獅子原爽は、対木もこと宮永咲と一緒に、名古屋名物の手羽先に舌鼓を打っていた…


 ガラララァッ!


爽「ぷはぁーっ、うまかったぁ! 対木先生! ごちそー様でしたァ!」

もこ「きしししw 気に入ったカ? 名古屋の手羽先は?」

爽「そりゃあもう… ホッペタがとろけて空飛んでっちゃいそうなくらいでしたよっ!ww」

もこ「じゃあ・・・ 腹も膨れたことだし、続きを書くカ!」

爽「ですね!  って・・・ 図書室はもう閉まってますよね? どこで書けば・・・」

もこ「ネットの環境があるとこならどこでも書けるヨ。 そうだな… 宮永しゃんの泊まってるホテル、確かLAN回線あったよネ?」

咲「え、あ、はい…」

もこ「じゃあそこでゆっくり書こう! 私もまたアドバイスしてやるカラ!」

爽「お世話になります先生・・・ よしっ! 行こうぜ宮永! まためくるめくHAISETSUの世界へよっ!!」

咲「・・・ いつまで続くのかな、コレ・・」ハア



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1470216547


・獅子原爽のトイレ探訪記の番外編の一つです。

・約一年前に書いた
もこ「…」ブツブツ 咲「対木さんはこう見えて実は…」 爽「へぇー…」(一部安価)
もこ「…」ブツブツ 咲「対木さんはこう見えて実は…」 爽「へぇー…」(一部安価) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434809032/)

の、続編です。

・爽がもこと一緒に書いている「私立HAISETSU学園」というSSの、授業の様子が書かれていきます。 1~3時間目は前作で終わったので、このSSは4時間目、三尋木先生の授業です。(とはいっても、今回はバーチャルアドベンチャーがメインなので、授業っぽい場面はほとんど無いけど)

※「書き込みを絶対にしないで下さい。19:30まで」。 なぜかと言うと、これはいわゆるアドベンチャーブック形式のSSで、読み手の人の選択によって、場面があちこちに飛ぶからです。 途中で読み手の方の書き込みがあると、場面に“ズレ”が生じてしまい、SSが成立しなくなってしまいます。

19:30には書き終わる(と思う)ので、そのあとなら書き込みして頂いても構いません。 約60レスで終了します。 すべて書き終わったあとに読むことをお勧めします。

・第一ステージから第三ステージまであり、このSSは第一ステージのみです。 読み手の方はゲームをする感覚で読み進めることができます。

・スタジオジブリ「風の谷のナウシカ」のパロディです。 映画をご存知でないと分かりにくいかもしれません。 ジブリ作品及び咲-saki-をリスペクトした上で書いています。

・ぶっちゃけこういう形式は初めてやるし、前例も見たことがないのでうまくいくか分かりませんが、やってみます。


もう1回、

※「書き込みを絶対にしないで下さい。19:30まで」。 なぜかと言うと、これはいわゆるアドベンチャーブック形式のSSで、読み手の人の選択によって、場面があちこちに飛ぶからです。 途中で読み手の方の書き込みがあると、場面に“ズレ”が生じてしまい、SSが成立しなくなってしまいます。

19:30には書き終わる(と思う)ので、そのあとなら書き込みして頂いても構いません。 約60レスで終了します。 すべて書き終わったあとに読むことをお勧めします。



爽「よしっ、じゃあ書いてくぜ…! 「私立HAISETSU学園・第四章」の始まりだっ!」


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21世紀・・・

世界のうんこ総排出量は、十億トンの大台を突破・・・

わが国 日本でも、大規模な全国うんコンテストが毎年開催され、真のトイレマスターに直結する成績を残すべく、HAISETSU専門学生たちが覇を競っていた・・・・


これは

その頂点を目指す

少女たちの軌跡―――!!





~都内某所、私立HAISETSU学園~


 キーンコーンカーンコーン・・・・・


3時間目、小鍛治健夜の授業・・・ 様々なドラマを生んだ阿鼻叫喚の授業「排泄倫理」は、ついに終了・・・! これから爽たちは、4時間目の授業に臨もうとしていた。


健夜「はい、このあとの4時間目は、三尋木先生の・・・“排泄レクリエーション”です」

健夜「授業はバーチャマシーンのある多目的室で行いますので… 体操服は着替えずに、トイレ休憩を済ませたら、すぐに移動して下さいね」





 ガヤガヤ、  ワイワイ、  ザワザワザワ・・・・・


排泄倫理の行われたプレイルームから、多目的室へと移動を始めた生徒たち…


爽「…それにしても、トレーニングルームだの多目的室だのプレイルームだのって… 移動が多いな。  なぁなぁ、ネリー!、」テクテク

ネリー「ん?」コテコテ

爽「次の三尋木先生の授業ってさ、どんなカンジなわけよ?」

ネリー「そうだねぇ… 三尋木先生はいつも遊びみたいなかんじかな。 ゲームをしながらHAISETSUについて学ぶってことが多いよ」

爽「へぇー…? ゲームねぇ… それなら気楽だな♪」

ネリー「んー…、まあ確かに楽しいとは思うけど… でもね、下手したら『死ぬ』からね」ニタッ

爽「へ? し、死ぬ・・・??」

ネリー「ふふ… まぁ、始まってみれば分かるよ♪」



~4時間目「排泄レクリエーション」(三尋木咏・多目的室)~


 キーンコーンカーンコーン・・・

 ザワザワ・・・  ガヤガヤガヤガヤ・・・・・


咏「はーいそんじゃ、チャイムも鳴ったし、授業を始めるかねぃw」フリフリ

咏「今日も、いつもと同じように、各自でアドベンチャーゲームをプレイして、ステージをクリアしながら、HAISETSUについて学んでもらうよん♪」

咏「ふふ… 今日はとっておきのプログラムを持ってきたからねぃ… この・・・“風の谷のナウンコ”をね!」スッ


咏は懐から一枚のディスクを取り出した。


爽「“風の谷のナウンコ”・・・ですか?」

咏「だねぃ」ニヤリ


咏「“スタジオ・ジ・ぶりぶり”の初期の作品・・・ 壮大なスケールで描かれた物語で、公開されたのは30年以上も前のことだけど、今でもファンが多くて非常に高い評価を得ている名作中の名作さね」

咏「生徒のみんなには、一人ひとりがこの映画の主人公“ナウンコ”になってもらい… 映画の中で冒険をしながら、ステージクリアを目指してガンバッてもらうってワケだよ♪」

爽「・・・あの、先生」スッ

咏「ん?」


爽「『映画の主人公になる』って… どういうことですか? どうやって映画の中に入るんです?」

咏「ああ、あんた… 転校生の獅子原ちゃんね。 私の排泄レクリエーションは初めてかな?」

爽「あ、はい」

咏「ふふ、“映画の中に入る”にはね・・・ コレを使うんだよ♪」パチンッ

爽「?!」


 ガラガラ・・・  ガラガラガラガラ・・・・・


咏が指を鳴らすと、生徒たちが奥の機材室から、「美容院にあるパーマの機械」のようなものがついた座椅子をいくつか持ってきた・・・


爽「こ、これは…?」

咏「これはわがHAISETSU学園が誇る最新鋭の学習機材・・・“三次元バーチャマシーン”だよん♪」

咏「このマシーンにディスクをセットして、イスに座ってこのヘルメットをかぶれば・・・脳内に直接映像や音声やあらゆる感覚が送信されて、実際に自分が映画の中に入ってる感覚を味わえるのさ」

爽「はあ… なるほど! さすがHAISETSU学園は、超HAITEKUなんですね…!」

咏「うまいこと言うねぃ♪」



咏「じゃ、早速始めるよ! みんな、ディスクはもう全部セットされてるから、バーチャマシーンに座りなっ!」


 ワァ―――イッ!  アタシコノジュギョウスキナンダヨネ―♪  サイソクデクリアシテヤンゼッ!  ワイワイガヤガヤ・・・


咏「いいかい、楽しむばかりがこの授業じゃないからね。 ちゃんと第三ステージまで全てクリアできなきゃ授業は終わらないし、この排泄レクリエーションの単位も取れないからねぃ」

咏「それと、選択肢を間違えるとゲーム内で死ぬことがあるけど、あんまり何度もGAME OVERを繰り返すと、現実に戻ってこれなくなるからね。 ま、知らんけど♪」


咏「それじゃ、行っておいでっ! 課題は第三ステージまでクリアだからねっ!! 最速で全クリした子には、ボーナスあげるよっ♪」


爽「……」ポチッ

 ウイイイイイィィン・・・・・

座椅子の右側の手すりにある「START」の書かれた赤いボタンを押すと・・・ 頭上にあったヘルメットのようなものが降りてきて、爽の頭をスッポリと包み込んだ。

一瞬目の前は真っ暗になったが、すぐに、爽の脳内に、一つの状景が浮かび上がってきた・・・


爽(ん… これは…?)



※ここから下は全て「ゲーム」になります。

レス画面下にあるレス番号をクリックすることでページをめくるように読んで下さい。 読み進めるうちに二択の選択肢が出てくるので、レス番号をクリックすることで、自分の行動を選択しながら読み進んで下さい。

選択次第では、「GAME OVER」になることがありますが、レス画面上の番号をクリックしてさかのぼることができるので、間違えたところからやり直すことができます。

ゲームの中では一つのレスは全て行数がほぼ同じ(約40行)に設定されています。 なので、PCのディスプレイ画面の大きさを調節して、一つのレスがスッポリおさまるようにすると、ページを一枚一枚めくる感覚で読むことができるかなと思います。


では、GOOD LUCK!



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ーーーー


 ヒュウウゥゥ~~・・・  ゴオオオオォォ~~~・・・  ヒュウウウゥゥ~~~・・・・・


ヒサ「・・・また、村が、ひとつ死んだわ・・・」


…とある辺境のさびれた村の一角……

その、ムーミンのような顔立ちをした少女は、淋しそうにポツリと呟いた。


 ギ、ギギギギギギ・・・  ギギギギギギギギギイイィ・・・・・


上空では、大王ヤンマと呼ばれるまるで巨大なドラゴンのような“蟲”が数匹、不気味な鳴き声を響かせながらゆっくりと飛び交っている・・・


ヒサ「行きましょう… ここもじき糞海(ふかい)に沈むわ…」


そしてその少女は、ダチョウが巨大化したようなトリに、馬のようにまたがり、その村を去っていた・・・

そう… その村は、有毒の瘴気を発する菌類の森・・・ではなく、ジワジワと広がるうんこの森によって完全にのみ込まれていたのである。


>>31








>>33

蟲笛をキャッチするために、上空で大きく体を開いていたナウンコが足をすべらせ・・・ そのままなんとメーヴェから転落したのである・・・!


 ドッサァッ!


サワヤ「げっはァッ?!」=3=3


 ワッ、ヒメサマガオチタゾ!  ナニヤットルンヤマッタク!  アホジャネ?  カッコワルウゥ・・・ヒメサマ・・・・


サワヤ「………」


ナウンコ、転落により右足首捻挫・・・ 全治一週間ほどのケガで済んだが、村人たちに対する姫としての威厳は、また著しく損なわれることとなったのだった・・・


ユアン「変にカッコつけようとすっからだわ、あのボケ姫が…」

ナルカ「ウシアブはもう自分で帰ろうとしてたんですから、何も送る必要ないですよね…? 意味が分かりません」

ユキ「世話が焼ける人です、本当に・・・」ハア


>>52










>>50

サワヤ「な、なんだユアン? どうしたんだよそんなあわてて…?」

ユアン「姫! やっべぇーんだってマジで! でっかい王蟲が何百匹もこの谷に向かって走ってきてるんだよっ!!」

サワヤ「は? なにイィ・・・??」


城の最上部へと上って、望遠鏡をのぞきこんだナウンコは戦慄した・・・


<アーンモウコッチコナイデヨォーッ!  グオゴゴゴゴゴゴオ・・・・  コナイデッテバァーッ!=3   ゴゴゴゴゴゴゴォ・・・・・


なんと… ヒサが、王蟲の大群をすぐ後ろにくっつけたまま、谷に向かって真っ直ぐ逃げてくるのである・・・!

その様は、まるでヒサの後ろから赤い海が迫ってくるようだった・・・


サワヤ(バ・・・ バカじゃねーのかあの人・・・?)

サワヤ(死ぬんだったら一人で死ねよ! 私たちを巻き込むんじゃねーよクソッタレが!)

サワヤ(ど、どうする…? このまま谷に突っ込まれたら、大惨事になるぞ…?)

・城の地下に逃げる >>45

・高台に逃げる >>35










>>20>>40

サワヤ「いってぇーな!このクソバカヤロォ――ッ!!」ベシィッ!

イケダ「ふぎゃっ?!」


イケダリスを地面に叩きつけたナウンコ…


ヒサ「ちょ、ちょっとやめなさいよっ! せっかく助けたコなんだからっ!」

サワヤ「行儀が悪すぎんぜこんの畜生が… アーッ、いってー…!」ヒリヒリ

ヒサ「小さい生き物にはいつも優しくしなさいって、教えたはずよ? まったく…」スッ


ノビてしまったイケダリスを拾い上げたヒサ…


ヒサ「・・・ところでナウンコ、谷のみんなに変わりはないかしら?」

サワヤ「…あ、ヒサ先生って、そういえば2年くらい放浪してたんでしたね… おふくろがヤバイですね。 あの人は、もう飛べません」

ヒサ「えっ、チカコが…? 森の毒が、もうそんなに…」

サワヤ「はい、糞海のほとりに生きる者のさだめとか言ってます。 ま、年だからしょーがねーと思うんですけどね…」

ヒサ「……」

サワヤ「じゃ、私、先に谷に戻ってますから! その薄汚いイケダリス、持って帰んないで下さいよー!」タタタタ・・・


再びメーヴェを発進させ、風に乗って空の彼方へと飛んでいくナウンコ・・・


ヒサ「ふぅ・・・ 一族の姫なんだから、もう少しそれらしく振る舞って欲しいわね…」ハア 

>>56

>>42

サワヤ「・・・チッ、まったくしょーがねぇ人だなっ!」ダッ


急いで糞海の外へと出たナウンコは、メーヴェを発進させて飛び立ち・・・、王蟲のすぐ上空へと飛んできた。

暴走する王蟲に並走しながら、とりあえず声をかけてみる…


サワヤ「王蟲・・・森へ帰れよ! この先はお前の世界じゃないぜ?」

サワヤ「なぁ… いいコだからさ」


王蟲「ギギギギギギギィ・・・」


気持ちの悪い猫なで声を出して、王蟲をいさめようとするナウンコ・・・

しかし王蟲は聞く耳をもたず… その何十本もある巨大な脚は、今にもヒサを踏み潰してしまいそうだった。


サワヤ「・・・くそっ、怒りで我を忘れてる…! 鎮めねーと…!」


どうする? ・パウチカムイを召喚する >>55
  
      ・光弾&蟲笛のコンボ >>49










>>57





サワヤ「…うっ?!」


メーヴェを降り、船の落下地点へ駆けつけたナウンコは思わず顔をしかめた。

そこはまさに地獄のような有様だった。

炎の海の中で、砕け散った船の金属の塊が無数にその残骸をさらし・・・ 乗組員や蟲たちの肉が焦げる臭いが漂ってきた。


サワヤ「っく・・・!」ジリッ


生き残ってる人間がいるかもしれない… 危険だが… 救助をしねーと…!


炎をよけながら、瓦礫の中へと足を踏み入れたナウンコ・・・


?「・・・ う、ううぅ・・・! ・・」

サワヤ「ん?!」

>>32









>>43

サワヤ(クッソ・・・! 聞こえるか?)

サワヤ「 かじを引けぇ―――――っっ!! ぶつかるぞぉ―――っ!!」


飛びながら、コックピットに向かって絶叫するサワヤ・・・


イケダ「ナウンコ! ダメだ! 巻き込まれるぞぉ! 上へ逃げろっ!!」

サワヤ「はぁ? うるっせーな! リスに何が分かるってんだよ!  かじを引けええぇ―――――――っっ!!!」


ナウンコの必死の声が届いたのか… 船は右へと旋回を始めた。


サワヤ「よ、よし…! なんとかなりそうだ…!!」


船の左翼が、せり出していた崖をこするようにしてギリギリで通過・・・  ホッとした、その時だった。


 グラリッ 


サワヤ「あっ?!」


突然、船が操舵を失ったかのようにバランスを崩し、アッという間に右翼が地面に接触・・・ そのまま、船は一瞬にして墜落し、大爆発を起こした。


サワヤ「うあああああああああああぁぁ――――――――っっ!??」


ギリギリまで船に近づいていたナウンコは、気がついた時には業火の炎に包まれていた。


~GAME OVER~

>>25

ユキ「あ、ヒサ様…! 船です!」

ヒサ「船?」

サワヤ「おいっ、こっちに来るぜ…!」


 ゴオオオォォ――――ッ・・・・・ ・・・!!


カスミ「…っ! 大きい…!!」


 ゴオオオオオォ―――――ッ・・・・!!


ユキ「 う…!?  あ、あぁ…?! 」


 
 ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・オ・オ・オォォ・・・・・・・!!!!!



雲間から姿を現したその超大型の飛行船は、まるで夜空を覆い尽くすかのように迫り来て・・・ ナウンコたちのすぐ上を通り過ぎていった。


>>48










>>35

 ハヤクイッテコイ!  ヒメナラセキニントリヤガレッ!!  コノヤクニタタネークソヒメガッ!

サワヤ「わ、分かったようるせーなっ! 助けに行けばいいんだろっ!」

サワヤ「ナルカ! メーヴェをここに持って来い!!」

ナルカ「もう持ってきてます。 早く行ってくださいまったく…」

サワヤ「チッ」


舌打ちをしながらもナウンコはメーヴェを発進させ… 風に乗って、ヒサの走っている方角へと向かった…





ヒサのすぐ上空へと飛んできたナウンコ…


 ドドドドドドドドドドドオオォ・・・・・  キャーッ!  モウアッチイッテッテバァーッ!!  ゴゴゴゴゴゴッゴゴゴオオォ・・・・・


サワヤ「……」


さっきまで数百匹はいた王蟲たちだったが、いつの間にかヒサを追っているのは一匹だけになっていた。 ヒサを追うことに飽きたのか、はたまた集団でジョギングをしていただけなのか…

とはいえ、一匹だけでも怒り狂っている王蟲を鎮めるのは至難の業である。


サワヤ「くそっ、しょーがねーなぁ・・・ ここは・・・」

・パウチカムイを召喚する >>55

・光弾&蟲笛のコンボ >>49

>>27
サワヤ「“賢者の石”・・・ねぇ・・・  ん?」

 ムシダァーッ!  ウシアブガイキテルゾォーッ!!  ワーッ!  キャ――ッ!!

村の者たちが何やら騒いでいる。 どうやら生き残っている蟲がいるようだ。


 ウシアブ「ギ、ギギ、 ギギギギギギギイィ・・・・」モゾモゾモゾ


瓦礫の下からはい出てきた赤銅色のウシアブ・・・  その巨躯は、本当の牛の数倍はある。


ユアン「やっべえ…! 仲間を呼んでるぞ?」

サエ「傷ついて飛べないんだわ…」

トヨネ「ああぁんもうちょーこわいよーっ!」ヒーン

ナルカ「じゅ、じゅ、銃を持ってきましょう!」

クルミ「だめだって… 撃ったらもっと仲間を呼ぶよ?」

サエ「でも、何もしなくても同じことだよ?」

 ワイワイガヤガヤ  ヤイノヤイノ…

傷ついたウシアブを前にうろたえる村人たち・・・


サワヤ「待てっ!」

そんな村人たちを制するように、ナウンコがウシアブの前に立った。

サワヤ「ナルカ・・・ メーヴェを持ってきてくれ」

ナルカ「え? は、はい…!」テテテ・・・

サエ「ヒ、姫様? どうするつもりなの?」    どうする? ・ホヤウカムイを召喚する >>26
                              ・蟲笛を使う >>41

>>36

ヒサ「ちょっと、手は出さないほうがいいわよ。 小さくても凶暴よ?」

サワヤ「・・・おいで」


警告するヒサを無視し、さらに手をさしのべると・・・ イケダリスは、ナウンコの手にひょいと飛び乗り、するすると肩までのぼってきた。


サワヤ「ホラ、怖くねーよ、怖くない・・・」スス・・・



興奮しているイケダリスに、やさしく声をかけながら手をさしのべるナウンコ・・・

だが、


イケダリス「フゥーッ!!」ガブリッ!


ヒサ「!」

サワヤ「…!」


案の定、イケダリスがナウンコの指にかみついたのである・・・!


ナウンコの次のセリフ→ ・「大丈夫。 こわくねーよ。 おびえてただけなんだよな?」ヨシヨシ >>40

            ・「いってぇーな! このクソバカヤロォーッ!!」 >>13







ここはミスによってできてしまった空欄です

>>54





~その夜・ナウンコの寝室~


 ヒュ――ッ  ゴオオォォ―――ッ・・・  ヒュウウゥ―――――・・・・・


サワヤ「・・・風の音がうるせぇーな… くそっ、目がさえて眠れねー…」ゴロッ


<ドンドンドン、ドン、ドン!  ヒメサマ!  ヒメサマ!!


サワヤ「あん? 誰?」

<ユキ「侍女のユキです。 呪術師のカスミ様が風がにおうと言ってます」

サワヤ「ああ… あのオッパイオバケね。 あいつたまに寝ぼけてワケ分かんねーこと言うんだって。 ほっとけよ」

<ユキ「いえ… でも、フナQ博士も、何かおかしなモノがこの谷に近づいているようだと…」

サワヤ「あのメガネのデータもウソばっかだから。 気にすんなって、お前も早く寝ろよ」

<ユキ「姫様、万が一ということもあります。 念のため来て下さい!」

サワヤ「……」


どうする? ・ユキを部屋に引きずり込んで手ごめにする >>29

      ・颯爽と現場に向かう >>44




>>31

地面にボコボコと大きな穴が無数にあいている。 王蟲の足跡である。

その道を辿っていくと・・・


サワヤ「 うっお・・・!! 」


驚嘆の声をあげるナウンコ… その目線の先には、クジラの数倍はあろうかという巨大なダンゴムシのような怪物が横たわっていた。


サワヤ「すっげー…! 王蟲の抜けガラだ…!」


青白い巨大な抜けガラに近づいていくナウンコ・・・


サワヤ「マジですげーな… 完全な抜けガラなんて初めて見るぜ…!」


ナウンコが、その抜けガラに、そっと触れた時だった。


 “ドキュルゥゥ―――ン! キュルルルゥゥ―――――ンッ!!”


サワヤ「ん?!」

サワヤ「蟲封じの銃…?! 誰かが蟲に襲われてる?」

>>42





>>30

サエ「巨チン兵って… あの“火の七日間”で世界を焼き尽くしたっていう…?」

ユアン「じゃあ… このカタマリは、巨チン兵の体の一部・・・っていうことですか?」

ヒサ「そうね、恐らくこれは巨チン兵の心臓ね」

ヒサ「今から約1000年前… 悪魔のバイオテクノロジーによって生み出された巨チン兵は… 勃起チンコの長さが、約50mもあったというわ」

ユアン「ご、50mの、チンコ・・・!!///」

ヒサ「その恐るべき巨大勃起チンコの先端から放射されるファイナル・ボッキ・フラッシュは・・・ 一発で一つの街が… いえ、国がまるまる炎の海になるほどだったと言われてるわ」

クルミ「で、でも… 巨チン兵は、すべて化石になったはずじゃあ…?」

ヒサ「ええ… 言い伝えではその通りだけど、地下で千年も眠り続けてたヤツがいたのよ…」

ヒサ「これを積んでいた船… トルメキアは、はるか西方の凶暴な軍事国家…  墜落事故で亡くなったぺジテの姫といい… 気になるわね…」

>>51
















>>44

ユキ「どうしました? 姫様?」

サワヤ「あそこだ」スッ


ナウンコは、上空の闇の一点を指し示した。

…薄い雲を通して、わずかに、白い光がユラめいているのが見える。


サワヤ「・・・船だな」


ナウンコは、人間離れした獣並の視力をもっていた。


カスミ「船…? どうしてこんな辺境に、船が…」



ヒサ「どうしたの?」スッ

>>17













>>19

サワヤ「出でよぉ・・・! 北海の守護神・ホヤウカムイイィ―――ッ!!」ブワアアァ・・・・!


ナウンコの背中から現れた、巨大な翼の生えた大蛇・・・!


ホヤウカムイ「 ブオォッフォァッ―――ッ!! 」ブーッ!!

ウシアブ「ゴファッ?!」=3


ホヤウが、真っ黒い毒霧のようなものを吹きかけると、ウシアブは足をバタつかせて苦しみ始めた。

そう… ホヤウカムイは強烈な異臭ガスを放つことで恐れられている魔物であり、そのあまりの臭さ故にどんな蟲や怪物も近寄ってこないという… ワキガで困っている中年オヤジのようなカムイだった。


  ウワァ――ッ!  クッセェーヨォーッ!  ヒメサマアホカ!  ヤベェwマジコレシヌワww  ニゲロォ―――ッ!!


あまりの臭さに、その場を逃げ出し始めた村人たち…


サワヤ「ちょ…? お前ら逃げんなよ! ほらっ、もがいてるうちに火炎器で一斉放射すれば・・・  げっ?!」

>>47












>>46

<コマキ「zzzzzzz・・・」スースー・・・


その石の中の小さな少女は、眠っているようだった。


サワヤ「な、なんだなんだ、これ? 一体…?」

サキ「… それ、は、… わが国に、伝わる、“賢者の石”…!」

サワヤ「賢者の石?」

サキ「お願い… これを、どうか、私の、おねーちゃんに… と、どけ… て…!」ガクッ


最期の言葉を言い終えると、その少女はガクリとうなだれ・・・ スーッと一つ息を吐くと、そのまま息を引き取ってしまった。

>>19



















28

ここもミスによってできてしまった空欄です


>>22

 ドサァッ!


ユキ「?! 姫様?い、一体、何を…?」
 
サワヤ「シッ! 静かにしろ…!」


現場へ行くと見せかけてドアを開けたナウンコは、口八丁でユキを部屋へと招き入れ… スキをついて、ベッドに押し倒していた。


ユキ「や、やめて下さい! 姫様! 女王様に言いつけますよ?」ジタバタ

サワヤ「ドュヒヒ…w おふくろなんか病気で最近じゃ大分モウロクしてきたからさ、言いつけたって無駄だぜ?」グフォフォフォ・・・

ユキ「イヤです! だ、誰かぁムグググ・・・!」ジタバタ


助けを呼ぼうとしたユキの口を塞ぎ、その小柄な体をベッドに押し付ける…


サワヤ「ククク…!w 侍女にしとくにはもったいねーカワイコちゃんだと、ずっと前から目をつけてたんだよ…!」ハアハアハア

ユキ「…! !」モガモガ


強引に服を脱がそうと、ナウンコがユキの胸元のボタンに手をかけた、その時だった・・・



 ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ドオォ・・・・・  ズズズズズズズズズウウウゥ――――――――ンッ!!

>>39





>>37

サエ「なぜか火が効かないのよ… 処理できないわコレ」

ユアン「ウッ… 生臭ぇな… チッ、トルメキアの奴ら、まったくやっかいなモン持ち込みやがって…」

ヒサ「・・・ユアン、ここを見てみなさい」

ユアン「はあ?」


いつの間にかユアンの隣に来ていたヒサが、自分の足元を指し示した。

そこでは… その肉のカタマリが、ドックンドックンとわずかに脈打っているのが確認できた。


ユアン「うわっ キモッ! 動いてる…?」

サエ「まるで生きてるみたいね…」

クルミ「ヒサ様、これは…?」

ヒサ「・・・ こないだの旅の途中で、不吉な噂を聞いたの… ぺジテ市の地下に眠っていた、旧世界の怪物が掘り出されたらしいのよ」

ユアン「旧世界の怪物?」

ヒサ「そう・・・  “巨チン兵”よ」


3人「「「 巨チン兵??? 」」」

>>24







>>10

 チャララ~♪  チャラァ~~♪  チャ、チャラ~~♪ …… ( ♪風の伝説 )


巨大産業文明が崩壊してから1000年・・・・・

錆とセラミック片に覆われた荒れた大地に、うんこの海・・・糞海(ふかい)と呼ばれる実に不愉快な糞の海が広がり、衰退した人間の生存をおびやかしていた・・・


 シュ――――――――ッ ・・・・・・・


そんな荒廃した大地のはるか上空…

白い羽のような“凧”に乗って、鳥のように自由に飛ぶ青い服に身を包んだ少女があった。

彼女の名はナウンコ・・・ “風の谷”と呼ばれる、ある辺境国家の姫だった。


サワヤ(ナウンコ)「…ふぅ」スチャッ


糞海のほとりにその凧・・・「メーヴェ」をおろし、銃をかついでマスクをつけ、森の中に入っていくナウンコ…

糞海の中は、恐ろしい異形の蟲や巨大な菌類が巣食う暗い森である。

しかし… そんな中を、その少女は慣れた様子でひょいひょいと歩き進んでいく…


サワヤ(ナウンコ)「・・・あっ」


何かを見つけたナウンコ・・・!


サワヤ「王蟲(オーム)の道…!!」

>>23

>>53>>15

かすかな声をたよりに進むと… そこには、大きな鉄の板の下敷きになって倒れている少女がいた。


サワヤ「・・・まだ生きてる。 よしっ!」ザッ


鉄の板をどかし、少女を安全な場所まで運んで、草の上にゆっくりとおろす…

よく見ると、その頭に∠のある少女は、両手首に手錠をつけられており… なかなか高貴な衣服をまとっていた。

トルメキアにつかまったどこかの王族の捕虜だろうか?


?「… こ、 ここ、 は…?」ウウゥ・・・

サワヤ「風の谷だ。 しゃべるな。 ジッとして・・・ウッ?!」


呼吸を楽にしてやろうと、少女の胸元を少しあけたナウンコの手が止まった。

彼女の胸には、深い傷があり… もう助かる見込みのないことは、誰の目にも明白だった…


サワヤ「……」

?「…わ、わたし、は…」ググ・・・!

?「ぺジテのサキ・ミヤナガ…!」

サキ「つ、つみ… 積み荷を、燃やして…!」

サワヤ「積み荷?」

サキ「… お願い、燃やし、て…」

>>46

>>41

ウシアブ「ギ、ギギッ ギィ・・・!」バサッ  バサァ・・・


わずかに羽ばたきを始めたウシアブ…


サワヤ「…よし、 イクぞ…!」ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン・・・  シュッ!


 バッ! ヒュウウウウウウウウウウゥ――――――ン・・・・・!!


ウシアブ「ギ、ギギィ…!」バサッ バサバサバサバサバサァ・・・!!

サワヤ「よっしゃ!」ダッ


ナウンコが上空へと放り投げた蟲笛についていくかのように、ウシアブがフワリと浮き上がる…!

と同時に、ナウンコはメーヴェに飛び乗り、自立飛行の噴射口を開放… 上空へと飛び上がった…

そして、ヒュルヒュルと落ちてきた蟲笛を、空中でキャッチしてみせた。


クルミ「やった!」

サエ「ひゅー…! さっすが姫様ね…!」


村人たちから、ワッと湧き上がる賞賛の声・・・  しかし!


サワヤ「あらっ?!」ズルッ!

>>11



>>56

チカコ「ヒサ… そろそろこの谷に腰をすえない?」

ヒサ「え?」

チカコ「私はほら… このザマだから、ヒサがいてくれれば、皆も喜ぶわ…」

ヒサ「う~ん…」

イチゴ「ヒヒヒ無駄じゃよ… ヒサは探し続けるようさだめられた女なんじゃ」


炉の上の鍋の、怪しげな液体をかきまぜながら、おん年120歳と言われる大ババ・イチゴが横から口を出してきた。


ヒサ「さだめ、ね…」

サワヤ「大ババ様、探すってなんのこと?」

イチゴ「おや、ナウンコは知らなかったかのう?」

イチゴ「ほれ… あの壁にかかっちょる旗にあるじゃろ…」スッ

 イチゴが、チカコのベッドの後ろにかかっている大きな布を指し示す…

イチゴ「ちゃちゃのんにはもう見えんが、左のスミにおるお方じゃ」


布の左ハジ… そこには、右肩に鳥のような動物をのせ、何やら巨大なイソギンチャクのような物の上で杖をついて立っている人物の絵があった。


イチゴ「“その者―――・・・”」

イチゴ「“青きうんこをまといて金色の野に降り立つべし――――・・・”」

イチゴ「“失われし大地との絆をむすび―――・・・”」

サワヤ「“ついに人々を青き清浄のトイレに導かん――――・・・”か…」
>>54

>>12

サワヤ「地下にだと、出口が塞がったりしたら、逃げ場なくなっちまうからな… ここは… 高台に逃げるぞっ!!」ダッ


命からがら、高台へと駆け上がったナウンコ… 大汗をかいて息を切らしながら下を見おろすと…


サワヤ「ん? ハレ?」


王蟲の大群は村の入り口の寸前で方向を変え… 地響きをたてながら横方向へと走っていた。

ヒサが村の入り口の寸前で方向を変えたのである。


サワヤ「…はぁー… なんだ、あの人、村に逃げ込もうとしてたわけじゃねーんだな… ったく、人騒がせな先生だよ」フウ

サワヤ「ヤレヤレだ。 さて…とw」スタスタ

ユアン「おい待てよ姫様、どこ行くんだ?」

サワヤ「あ? そりゃもちろん… もう大丈夫みたいだから、戻って昼寝でもしよっかな、と」ホジホジ

ユアン「何言ってんだよっ! あの王蟲に追われてるヒサ様は… お前の師匠だろ?!」

サワヤ「へ?」

ナルカ「子どもの時から、剣術や学問を教わってお世話になっていた人ですよね…?」

ユキ「というか、村人がピンチの時は、姫様は助けに行く義務がありますよね?」


 トットトタスケニイケヨ!  ミステルノカコノボケヒメガァ!  ヤレヤレ、マジツカエネーヒメダゼ・・・!


サワヤ「……」

>>18

>>55




ヒサ「………」ペターン・・・

サワヤ「大丈夫っすか?w ヒサ先生?ww」ヘラヘラ

ヒサ「ううぅ・・・! もぉーっ! なんてことすんのよっ!」ガバッ!


下が柔らかい砂地だったため、一命を取り留めたヒサ…


サワヤ「まあいいじゃないですかw 結局助かったんだし。 それより、なんで王蟲をあんなに怒らせちゃったんですか?」

ヒサ「あぁ、えっとね、このコを助けようと思って…」スッ

?「キィッ」

サワヤ「ん?」


ヒサの腰のポシェットから、何やら黄色い小さな生き物が顔をのぞかせている…


サワヤ「おおぉ…? これ、イケダリスじゃん!」

イケダ「ふぅーっ!」=3

ヒサ「そうなの。このコが羽虫にさらわれたのを人の子と間違えて… つい銃を使っちゃったのよ」

サワヤ「ははあ… なるほどね…」スッ


興奮している様子のイケダリスに、手をさしのべるナウンコ・・・

>>20

>>52





~同時刻・風の谷~



サエ「・・・何かしら、この、カタマリは…?」

クルミ「墜落した時の、あの爆発と炎でも燃えないなんて…」


風の谷の、あの巨大船墜落事故の現場では… 村人たちが、まだその片付け、後処理に追われていた。

そんな中、サエとクルミが発見した異様な物体… それは、直径10m以上はあろうかという、まるっぽい真っ赤な肉の塊だった。


ユアン「どうした? ワッ? なだこれ?!」

サエ「私たちも今見つけたのよ…」

クルミ「船の破片に隠れてて、今まで気がつかなかったみたいだね…」

>>30












>>48

イケダ「私も連れてけし!」キーッ

サワヤ「なっ? お前… イケダリス? ちょっ、先生! 連れてきたんですかコイツ?」

ヒサ「・・・どうやらあなたに懐いてるみたいね。 連れてってあげなさいよ」

サワヤ「チッ・・・ 落ちて大ケガしても知らねーからな?」


次の瞬間… ユキが引っ張っていた支えがはずれ、ボーガンの要領でメーヴェを上空へとハネ上げた。


 ボウゥッ!  シュオオオオオォォ―――――――――ッ・・・・・・・!!


青い閃光を放って一気に高度200mほどまで浮き上がったナウンコ…

そのままグングンと加速し、大型船に追いついたナウンコは、船の正面に回りこんだ。


サワヤ「・・・ うっ?! あ・・・??」

>>43














>>29

サワヤ「うぉっ?!」

ユキ「キャッ?!」


大地が裂けるかの如き轟音と共に、グラグラと城全体が揺れ、ナウンコはベッドから転げ落ちてしまった。



ユキ「・・・あっ、大変ですっ! 姫様!!」

サワヤ「え?!」


窓に駆け寄って外を確認したユキが、ただならぬ声をあげた、


ユキ「船が… 船が谷に落ちています!」

サワヤ「フネ?」

ユキ「あれは… トルメキアの大型船ですよっ!!」

>>53











>>20

サワヤ「ぐっは?!」=3

イケダ「ふううぅ――っっ!!」グググ・・・


全身の毛を逆立てて、ナウンコの指にかみついたまま動かないイケダリス…!


サワヤ「だ、大丈夫、こ、こわく、ねーよ・・・」カタカタプルプル

イケダ「ううぅ・・・!」ググゥ・・・

サワヤ(い・・・ いてえええええぇぇっ!! くそっ、で、でも…)プルプル

サワヤ(ガ・・・ガマンだっ! こちらに敵意がないと伝えれば、おとなしく・・・ なるはず・・・!)グッググ・・・!

サワヤ「お・・・おびえてた、だけなんだよな?」ヨシヨシ

イケダ「うるさいし! 気持ち悪い猫なで声出すなしぃ!!」ガブッガブッ

サワヤ「おばっ!?」

>>13














>>19

 スッ……

身動きできないウシアブの前で、腰のポシェットからヒモのついた蟲笛を取り出したナウンコ…

それをヒュンヒュンと回し始めると、ギギギギギギギという蟲の鳴く声とそっくりな音が出始めた。


ウシアブ「… ギギッ ギギギィ…」

サワヤ「… 森へ帰るんだ… 大丈夫だ、飛べる」ヒュンヒュンヒュン・・・

ウシアブ「… …ギギィ…!」バサッ!

サワヤ「…そうだ、その調子だ…!」ヒュンヒュン


ナウンコに促されて、その4枚の巨大な羽根を広げたウシアブ・・・

ケガはしているが、なんとか飛べるようである。


ナルカ「姫様! メーヴェです!」タタタタ・・・

サワヤ「ありがとう。 そこに置いといてくれっ!」ヒュンヒュンヒュン・・・!

>>33











>>23

大急ぎで高台へと上ったナウンコは、小型の望遠鏡を取り出した。

そのレンズを通して、見えたのは・・・


“王蟲「グオゴゴゴゴゴゴゴゴオォ・・・・!!」ザザザザザザアァ・・・!!”


サワヤ「王蟲・・・!? でっけぇ…! 多分あの抜けガラの主だな…!」


そして、無数の目を燃えるような紅色に染め上げて暴走する王蟲の、すぐ前に・・・


“ヒサ「ちょっとヤダァ――ッ! 誰か助けてえぇーー!!」=3”


あのおおきなトリに乗って、必死に荒れ狂う王蟲から逃げようとしているヒサがいたのだ。


サワヤ「!? あ、あの人は・・・ ヒサ先生!?」

どうする? ・ヒサを助けに行く >>14
      ・スルー >>50













>>38

戦慄するナウンコ・・・

その船のコックピット部分には、ベッタリと… 数十、いや、数百はいると思われるイモムシ型の巨大な蟲たちが張り付いていたのである。


 パァーンッ!  ウワァ――ッ!!  モットタマヲモテコーイッ!  アアァモウダメダアァ――ッ!!


トルメキアの兵士たちが必死で銃で応戦している姿が見える…


サワヤ「何やってんだアイツら…! 糞海に降りて蟲を殺したんだな…?  げっ?!」ギョッ


正面に向き直ったナウンコの顔はさらに恐怖で引きつった。

ほんの数百m先に、せり出した崖がある…!  蟲に気を取られて気がつかなかったのだ。

このままでは、この大型船が崖に激突してしまう・・・!!


どうする? ・「カジを引けぇーっ!」と叫ぶ >>16

      ・上空に退避 >>57














>>22

サワヤ「しょーがねーな… 分かったよ! カスミたちには、着替えたらすぐ行くって、伝えといてくれ!」

<ユキ「そう言っといて二度寝するつもりでしょう…? ユキはここで待っています。 3分以内に出てきて下さい」

サワヤ「チェッ、信用ねーなー… ったくよぉ…」ヌギヌギ





戦闘服に着替えたナウンコは、ユキと共に暴風吹きすさぶ外へと飛び出し、メーヴェの発射台のある風見台へと向かった。


サワヤ「よーっ、ごくろうさん!」タタタッ

カスミ「ナウンコ… いい嵐なんだけど、どうも様子がおかしいのよ…」


風の谷の呪術師・カスミは、その爆乳おもちを強風の中でプルプルと揺らしながら、真っ暗な夜空を見上げていた。


 ゴオオオオオオオォォ―――――ッ!   ビュウウウウウウウウウゥゥ――――――ッ!! ・・・・・


ナウンコ、カスミ、ユキの3人が、落ち葉の舞う荒れ狂う夜の闇を見上げ、目をこらす・・・


サワヤ「・・・・ ん?」

>>25








>>12

サワヤ「とりあえず避難だっ! ユアン! 地下室の鍵を持って来い!!」クルッ

サワヤ「ハレ?」

 振り返った時にはユアンもユキも既にいなかった。 二人とも主君をほったらかしにして先にどこかへ逃げてしまっていたのである。

サワヤ「あ…あいつら…! 自分たちだけ助かろうって気かよ!」ダダッ


大急ぎで地下室へ向かったナウンコ・・・  しかし、既に狭い地下室は村の民でいっぱいになっており、ナウンコが入れる余地は残っていなかった。


サワヤ「お…おい入れろよっ! 私はこの国のアトトリだぞっ!?」

シロ「うるさいね… ここはもう、老人や病人やダルい人たちだけでいっぱいなんだ。 動ける人は、みんな高台に逃げてるよ…?」ダルゥー・・・

サワヤ「・・・っく・・・! え、ええい、クッソォッ!!」ダダダッ


あわてて城の外に出た時には、王蟲のあの赤い目の数々が山のようになってすぐそこに迫っていた。


サワヤ「っう・・・! うわあああああああああああぁぁっっ!!」


 ドッゴオオォォ―――――ンッ!!!


凄まじい衝撃音がした直後、ナウンコは猛烈な爆風でフッ飛ばされていた。  王蟲の一匹が火薬庫に突っ込んで大爆発を起こしたのである。


サワヤ「う、うぅ・・・?!」グッタリ


立ち上がれずに横たわるナウンコに迫りくる真っ赤な炎・・・!

それが、風の谷の姫、ナウンコが見た最期の光景だった。

~GAME OVER~

>>32

サワヤ「積み荷な。 分かった。 大丈夫だ、みんな燃えたぜ」

サキ「・・・ 良かった…」ホウ・・・


わずかに、口元に安心したような笑みを浮かべる少女…


サキ「… あ、あと… どうか、これ、を…」スッ・・・

サワヤ「ん?」


その少女は、必死に腕を動かし、ポケットから、黒曜石のような石を取り出した。


サワヤ「なんだこ・・・  うぉっ?!」


驚愕するナウンコ… なんと、その黒い透明の石の中には、小さな人間がいたのである。

>>27















>>26


 バタバタバタバタバタァッ! ザザザザザザザザザザザザザアァァ・・・・・!!


上空を見上げたナウンコは自らの目を疑った・・・

いつの間にやら、数十匹はいると思われるウシアブの大群が、夜空を埋め尽くすようにして飛び交っていたのである・・・


サワヤ「ちぃっ!? クソッ! こんなに早く仲間が・・・??」バッ


仲間をいたぶっているところを見られては、もう蟲たちの怒りを鎮めることは不可能である…

クルリときびすを返して脱兎の如く勢いで逃げ始めたナウンコ…

しかし、すぐにウシアブの大群がその背中に迫り、先頭の一匹が、そのカバの数倍はある大きな口を開けてナウンコにがっぷりとかみついた。


・・・このあと、谷はずれの墓地に、船の事故で亡くなった大勢の者たちと一緒に、ナウンコの墓標も立ったことは、言うまでもない・・・


~GAME OVER~














>>17

ヒサ「あれは・・・ トルメキアの大型船よ!」

カスミ「飛び方がおかしい…! 高度を徐々に下げて… 不時着しようとしてるわよ…?」

サワヤ「クソッ! しょーがねーな…! おいユキ、上げてくれっ!」ザッ

ユキ「えっ?」


固定されていたメーヴェに飛び乗ったナウンコ…


カスミ「ナウンコ! 無茶よ…! こんな嵐の中…!」

サワヤ「こんな所であんなデカい船に事故られるわけにいかねーだろ… 海岸に誘導してくるっ!」カチャッ!


エンジンを始動し、噴射口から青白い光を放ち始めたメーヴェ・・・


ヒサ「まわってきたわよ…!」


メーヴェの発射台は木の弾力を利用したアナログなシロモノである。


ユキ「イキますよ…!」グググゥ・・・


ロープをいっぱいまで引っ張ったユキ・・・

と、その時、ヒサの懐から何か黄色い物が飛び出し、ジャンプしてナウンコの右肩に飛び乗った。

>>38



>>18

サワヤ「光弾の閃光で足止めして… 蟲笛を使って森に帰すのが一番かな?」ポチッ


ナウンコが足でメーヴェのペダルを踏み込むと… メーヴェの“腹”の部分から、ポコポコと黒い玉が飛び出してきて、猛り狂う王蟲の前に落ちた・・・


サワヤ(光弾の閃光はマジッパねぇからな…w 王蟲でも一瞬で目を回すはずだ…!)

ところが、


 シィ―――ン・・・・・


サワヤ「はれ? 炸裂しねーじゃん?」

サワヤ「しけってたかな…? しばらく使ってなかったからな、あんなの…」

サワヤ「チッ、しょーがねーな… 蟲笛だけじゃ無理に決まってっから、ここは・・・」

>>55
















>>42
サワヤ「王蟲をあんなに怒らせるなんて… 何やらかしたんだあの人?」

サワヤ「王蟲の巣で野グソでもしたのかな…?」


 アーンタスケテェ!  グオゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・!!   ダレカァ――ッ!


サワヤ「・・・ふん、まあ自業自得だわな。 確かに子どもの時にはけっこうヒサ先生にはお世話になったけどさ…」

サワヤ「別に今、あの人がいなくても私なんも困んねーし・・・ ほっとこ」プイッ


ナウンコは非情にも自分の師を見捨て… 糞海の森でしばらく遊んだあと、風の谷へと戻ったのだった…




~風の谷・城門前~

サワヤ「ただいまー♪」

侍女ユキ「おかえりなさいませ姫様、また糞海に行っていたのですか?」

サワヤ「そうだよ。 でっけー王蟲の抜けガラ見っけたんだぜっ!」

ユキ「姫様… もういい年なんですから、糞海遊びなどはほどほどに…」


ユキが、ナウンコをいさめるため説教を始めようとした、その時だった。


 バタァンッ


ユアン「やっべぇ――!!」バタバタ

国王の側近であるユアンが、血相を変えて城から飛び出してきたのである。

>>12

>>24





サワヤ「・・・ん?!」ピクッ


村はずれの森で、村人たちと一緒に、墜落事故で亡くなった者たちの埋葬をしていたナウンコは・・・

その時、不穏な胸騒ぎを感じた。


イケダ「おい… 何か来てるし! ナウンコ!!」キッ


ヒサが持ち帰り、今ではすっかりナウンコに懐いているイケダリスも、全身の毛を逆立て、そのネコ耳ならぬリス耳をそばだてた。


ナウンコ「…だな。 おい、ナルカ… ちょっと、ここ一人で頼むな!」サッ

ナルカ「え? ちょっと、サボらないで下さいよ! 姫様!」


引き止めるナルカの声を無視し、ナウンコは高台に駆け上がり、太陽を背にしてキッと南西の方角を見た。


谷の、向こう・・・

白み始めた空から、何かが、向かって来てる・・・!

>>58






>>11

ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー

それからちょうど一週間後の、早朝のこと・・・

~風の谷から南西方向に約250km、上空・・・~


 ゴオオオオオオオオオオオオォォォ―――――――ッ・・・・・

  ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオォォ――――――――ッ・・・・・・・!


とてつもなく巨大な飛行船…

いや、もはや空に浮かぶ城? いや、要塞・・・??

空を埋め尽くすかの如き巨躯を誇る、乗組員1000人を超えるトルメキアの超大型船である。

それが・・・ なんと八隻も、編隊を組んで風の谷へと向かっているのだった・・・


?「… ふぅ、しんどいでまったく… まだ着かんのか? その風の谷とかいう辺境国には…」


編隊の中央に位置する、最も大型の船の中… この大部隊の司令官であろうか、黄金色の豪奢な鎧をまとった少女が、部下らしき女に声をかけた。


?「ふふっ、気がせくんか? もうちょっとや。 あと、30分もすれば着くはずやで…」ニタリ


司令官の側近と思しきその、なかなかのおもちをおもちの女は・・・ 微笑むと同時に・・・ その切れ長の美しい目を、残忍に光らせた・・・

>>37


>>39

船の落下地点へと駆けつけたナウンコとユキ・・・

現場はまさに地獄のような有様だった。

炎の海の中で、砕け散った船の金属の塊が、無数にその残骸をさらし・・・

乗組員や蟲たちの肉が焦げる臭いが漂ってきた。


サワヤ「っう・・・!」

ユキ「こ、これは、ひどい・・・!!」

サワヤ「…ユキ、お前はいったん戻れ。 そして動ける奴は全員現場に行くよう伝えてくれ。 生き残ってる人間がいるかもしんねぇ…!」ザッ


ユキを帰らせ、一人で炎をよけながら瓦礫の中へと足を踏み入れたナウンコ・・・


?「う、 うぅ・・・!」

サワヤ「ん!?」

>>32













>>34

サワヤ「つまり、ヒサ先生がこの言い伝えのメシアってこと? まっさかー?ww 冗談としてはおもしれーなww」

ヒサ「…ババ様、からかっちゃ困るわ」

イチゴ「ひひひ… 同じことじゃろが?」

ヒサ「私はただ、糞海の謎を解きたいと願ってるだけよ」

ヒサ「私たち人間は、このまま糞海にのまれて亡びるようさだめられた種族なのか… それとも他に、別の道があるのか…? それを見極めたいの」


サワヤ「………」ポリポリ


この時… この伝説の“救い主”が、床に寝そべってケツをかきながら師の話を聞いている無作法な娘のことをさしているなどと… 誰も思うはずはなかったのだった…

>>22




















>>14>>18>>49

サワヤ「召還・・・! 出でよ淫欲の神・パウチカムイイイィ――――ッ!!」ブオワアアアアァァ・・・!!

王蟲「?!?」


ナウンコの背中から、真っ黒な、若い女のような形をしたカムイがヌラリと現れ…

王蟲のそのセクスィーな太めのボディに・・・ではなく、前を必死に走っているヒサの体にまとわりついた。


ヒサ「キャッ? 何?! え、ちょっと!? アッ、やだっ! あ、あ、あああああぁぁ―――――んっっ!!」ビクンビビクン・・・!


一瞬にしてイカされてしまったヒサは、転倒・・・ その上を、王蟲の巨体がドウドウと地響きをたてて通過していった・・・


サワヤ「あっ やっべwww アレ死んだわwww」

>>36


















>>13





その夜…

風の谷の城…

国王チカコの部屋には、娘のナウンコ、ヒサ、そして盲目の大ババ・イチゴが集まり、暖炉を囲んで会話を楽しんでいた…


ヒサ「ふぅ、この谷はいいわ… いつ来ても心がなごむ…」

チカコ「ヒサ、今度の旅は、どうだったの…?」ゴホッ ゴホッ


ベッドに横たわってるチカコが、やや疲れた声で尋ねる…


ヒサ「ひどいものよ… 南でまた二つの国が糞海にのまれてしまった…」

ヒサ「糞海は着実に広まってるわ。 なのにどこへ行っても戦に飢え… 不吉な影ばかり。 どうしてこの谷みたいに暮らせないのかしらね…」

チカコ「…私が、毎朝毎晩、谷の神様にお祈りしてるから… その祈りで、この谷は守られてるのよ…」ゴホゴホ

イチゴ「何言うとるんじゃ。 ここは海から常に吹き続ける風に守られちょるからの、糞海の毒も谷へは届かんのじゃ」

サワヤ「ですよねーw 祈りとかそんなオカルト、マジありえねーしww」

チカコ「あなたたち… 病気の国王に対するいたわりの気持ちはないのかしら…?」

>>34





>>48

イケダ「ナウンコ! あの船はもうダメだし! 上空に退避しないと、お前も巻き込まれるぞっ!」

サワヤ「い、イケダ…?」

イケダ「早くしろし! トップスピードで上に逃げろっ!!」

サワヤ「っく…!」ブオォンッ


後ろ髪を引かれる思いだったが、ナウンコはメーヴェの機首を回頭… 上空に上がって船と距離をとった。

そして・・・


 ズ・ズ・ズ・ズ・ズ・ズ・ズ・ズ・ズ・ズ・ウウゥ・・・・・

  ズズウウウウウウゥゥ――――――――ンッッ!!!・・・・・・・


船の左翼がせり出した崖に激突…! アッという間に墜落し、大爆発を起こし… 辺りは一瞬真昼のように明るくなった。


サワヤ「うおおおぉっ?!」


十分に距離をとったつもりだったが、その爆風はナウンコのところまでやって来て、メーヴェの機体を大きく揺らした。

もし、イケダリスの忠告を無視していたら、命を落としていただろう…

>>15







>>51

 ウォンウォンウォンウォンウォンウォンウォン・・・・・  ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・!


ものの30秒もしないうちに、空気を震わせる機械的な音が響いてきた。

そして・・・


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオォ・・・・・・!!


谷の向こうからついに姿を現した、とてつもなく巨大な船影・・・!


 ワァ――ッ!   キャ――ッ!!   ウワアアァァ―――ッッ!!  タスケテエエェェ――ッ!!  ・・・・・


突然の巨大船の襲来に、畑仕事をしていた村人たちが、驚き逃げまどう・・・


 
 ドッカアアァ―――――ンッ!!


サワヤ「!?」

船のうちの一隻が、村の風車に激突・・・ 石レンガでできている風車棟が粉々に砕け散り、逃げる村人たちの頭上に降り注いだ。


サワヤ「やっべえ! アレは・・・!!」


サワヤ「トルメキアの大型軍艦部隊だっ!!」



<~風の谷のナウンコ~ 第一ステージクリア>


このSSはこれでカンです。

第二ステージは書き途中ですが、2~3週間後? 遅くとも1ヶ月以内には投下したいと思います。

書けたらこちらにもリンクを貼ります。

クリアした方、もし良かったらお気軽に意見、文句、感想、批判等頂けると嬉しいです。

面白い試みだと思いましたー

次を楽しみにしてます、乙です

割とガチで早く続きが見たいです

過去作全部教えてもらえませんか?

乙あざす。
過去作全部って、探訪記以外のモノもでしょうか。 >>2のもこ編から辿れば探訪記関連は全て読めると思います。

全て連作かシリーズなので、最後のやつだけ貼ります。 開けば、各シリーズ全てのリンクが貼ってあります。


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これでほぼ全部です。

あざっす


爽「テスト」

次スレの投下が終わったので、リンクを貼っておきます↓

爽「『風の谷のナウンコ』…ですか?」咏「だねぃ」(第二ステージ)
爽「『風の谷のナウンコ』…ですか?」咏「だねぃ」(第二ステージ) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1472717177/)

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