誠「二股は良くないから一人に絞る」 (50)
誠「というわけなんだよ」
世界「え?桂さんとはもう付き合ってないんじゃ」
言葉「誠くんは私の彼氏さんですよ、ふふふ、ふふふふふ」
誠「まぁ余裕で二股こいてましたねぇ」
世界「ちょっと誠、いい加減にしてよ!刺し[ピーーー]わよ!」
言葉「誠くんに手を出したら轢き殺します」
世界「なんですってぇ……桂さんから先に殺してあげようかしら」
言葉「ユル股サセ子が何を言っても怖くないですよぉ」
誠「なにこの修羅場、きつ」
誠「俺のだす課題に応えられた方が俺の伴侶に相応しいと思うんだ」
世界「わざわざそんなことしなくてもすぐに選択肢をなくしてあげるから」
言葉「西園寺さんが死んでですか?」
世界「」ギリギリ
言葉「」フフフフフ
誠「ルール違反は罰金100円ね」
世界・言葉「みみっちいなおい」
言葉「てか私自分で言うのもなんですけどお金持ちですよ」
世界「私貧乏だけどそこまでのレベルじゃないなー」
誠「まぁ真面目に聞いてってことね、とりあえず一つ目の課題出そうかな」
世界・言葉「」ゴクリ
誠「デデン、一つ目、目玉くり抜きチャレンジー!!!」ドンドンパフパフ
世界「」
言葉「目玉……ですか?」
誠「そうだね」
世界「不幸のヒロイン気取った乳だけ女にアテられておかしくなっちゃった?」
言葉「西園寺テメェぶち[ピーーー]ぞ」
誠「スプーン一本位は用意してあげるね」
世界「できなかったら?」
誠「ゲームオーバー、一生口もきかない」
言葉「二人とも失敗したら?」
誠「家を飛び出して止と結婚するよ」
世界「倫理的にもマズいわね」
誠「よーい、スタート!」
世界「えっ、ちょっと待ってよ!」
言葉「誠くんが望むのなら目なんて惜しくないです」
誠「あ、片目でいいよ」
言葉「それを聞いて楽になりました」グググググ.....
世界「桂さん、本気なの!?」
言葉「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”あ”あ”」ズププププッ
世界「うっ!」ビチョビチョ
誠「吐くなよ世界……」
世界「はー、はー、なんであんた正気でいられるのよ!」
誠「俺が頼んだんだしなぁ」
言葉「ーーーーーーーー」ブブブブ
言葉「……どうでで……
間違えた
言葉「……どうで……す、か……」ブチブチブチブチグリッ!!!
目玉「」コロンコロン
言葉「ふー、ふー、はぁ、西園寺さん、これが愛の力なんです、私と誠くんの絆の強さなんです」
誠「さすが言葉は優等生だ、飲み込みが早くていいな!」
言葉「こんなの誠くんとのエッチに比べたら全然平気ですよ」
世界「もういい、皆狂ってるよ!勝手にしてれば!」
言葉「逃げるんですか?」
言葉「西園寺さんの愛はこんなものですか? 自分を可愛がってくれる都合のいい男が欲しかっただけなんじゃないですか? それなのに私を殺そうとするなんて西園寺さんの方がイっちゃってますよね」
世界「あったまきた」カチン
世界「私と誠の邪魔をするためにそこまでするんだ、いいわよ、乗ってあげる」
誠「言い出したの俺なんだけどね」テヘッ
世界「あんなだらしない叫び声あげてうるさいったらなかったわ、いい?こうやってやるの」グサッ
世界「」ビッ!
言葉「」ギリギリ
誠「おー柄の部分を刺して抜くのか!ファインプレイだな世界!」
誠「第一ステージは両方クリアで」
世界「はぁ、はぁ、格が違うのよ!」
言葉「ふぅ、ふぅ、西園寺さんこそ涙目ですよ」
誠「未だ二股の伊藤です、第二ステージはー!!!」
片足切断
誠「に決定しましたー!!!はい拍手!!!」
世界「」
言葉「」
誠「……道具は各々持ってると思うんでスタート!」
世界(包丁で足切断とか)
言葉「どこから切ればいいですか?」
誠「ひざ上5cmくらいかな」
言葉「はい」ギコギコ
言葉「」ギコギコ
言葉(刃こぼれしてる……)シュン
悲しみのー
むこーへと
世界「誠!さすがに包丁じゃ足は切れないよ!」
誠「そうかなぁ、まぁそう言うなら他にも選択肢はあるんだけど……」ゴソゴソ
誠「はい」
世界「……チェーンソー?」
誠「うん、包丁でやるよりずいぶん楽でしょ?」
世界「あ、うん、ありがとう」ゾッ
言葉(痛いなぁ……)ギコギコ
世界「ようし、やってやるわよ」ブイ---ン
世界「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”!!」ガガガガガガッ
誠「」ハァハア
言葉「西園寺さんこそ叫んでるじゃないですか」ギコギコ
世界「誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠!!!」ギュルルルルルル
誠(壊れちゃったのかなぁ)
世界「ああぁ!!!」ドシュッ!
言葉「よく考えると私が男の子だったらあんな感じの子はないですね……片目片足ないだけならまだしも精神異常者ですからね……」ググググ
誠「世界の足に挿入してみようか」ハァハァ
誠「ん”ぎも”ぢい”い”い”い”い”い”い”!」グチュグチュ
世界「何アレ、オナホみたいな感覚なのかしら」
言葉「性病には気を付けて下さいね誠くん」
誠「世界は合格点だね、言葉はどうかな?」
言葉「誠くん、私にも何か貸してください」
誠「うーん、チェーンソーはもう使えないしなぁ……そうだ!ちょっと待ってて」
誠「お待たせー」ガラガラ
言葉「なんですかその液体は?」
誠「さぁ、足を入れてからのお楽しみということで」
言葉「そんな、ひどいです!」
誠「でもこれしかないしなぁ、そのノコギリじゃもう切れないでしょ?」
言葉「……」
誠「大丈夫、絶対切れるから!」
世界(保証するのはそこなんだ)
言葉「でも……」
誠「足を切れないっていうんじゃ世界と付き合うことになるな」スタスタ
世界「ん?」
誠「」チュッ
世界「////////」
言葉「」
言葉「嘘です、誠くんが私を裏切るはずがありません、愛し合ってるんです。間違いですよね?その女に迫られて拒めなかっただけですよね?」
世界(あちゃー、イっちゃったか)
言葉「それに……」
誠「それに?」
言葉「入らないなんて言ってませんよ」
誠「それではどーぞ!」チャプチャプ
言葉「」チャポッ
言葉「ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん!!!!」ジュ-
誠「足を入れたことだしネタばらしするけど、それはフッ化水素酸っていう薬品で骨まですっと溶かしちゃうんだ」
世界(あなた文系でしょ?)
言葉「」
誠「あらー、ショックで気絶しちゃったなぁ。 ねぇまだ続ける?」ユサユサ
言葉「」
誠「えい」ブンッ
言葉「」カクッ
誠「頷いたね、そうか!続けてくれるんだね!」
世界(あいつのどこがいいんだっけ……)ガクガク
誠「俺が手伝ってあげるよ」
誠「てい!」ザブッ
言葉「あ”あ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ!!!」ジタバタ
誠「おっと、逃がさないよ」ガシッ
言葉「やべでぐあ”ざいゆ”どぅじでぐあ”い”ごべん”だざい”ごべん”だざい”ごべん”だざい”」ジュジュジュジュ
誠(この顔後でオカズにしよ)パシャッ
誠「そろそろかな」サッ
言葉「」
誠「応急処置ぐらいはしないとね」
誠「まさか二人とも第二ステージクリアするとはなぁ、ははは」
世界(あんた桂さんを半ば強制的にクリアさせたでしょ)
誠「まぁここが終着駅だね、ふるいにかけられる最終ステージ」
世界・言葉「」ゴクリッ
誠「二人に殺し合いをしてもらいます」
世界「はい?」
言葉「本当に言ってるんですか?」
誠「うん。 てか二人ともかなり満更でもないよね」
誠「ただ殺し合っても面白くないんだよなぁ」
言葉「何を言ってーー」ドスッ
言葉「」ドサッ
誠「ちょっと眠っててくれよ」
世界「ひいっ!」ドスッ
誠「ヒロインが闘うには相応しい舞台が必要だZE!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界「ここは……?」
世界「手錠?」ジャラジャラ
言葉「なんですかあれ……モニターか」
プツッ
モニター「二人を密室に閉じ込めました、ここで殺し合って頂きます。黒い箱が二人を挟んで二つあります、一つだけ使って良いです、中身は違います。どちらかを殺したら終了です」
世界「ちょっとなにこれ?意味わかんないんだけど」
言葉「わからなくないです、西園寺さんを[ピーーー]だけです」
言葉は芋虫の様に部屋を這い黒い箱を目指す
世界「ーーあんたっ!」ザッ
世界も負けじと部屋を這う
隻眼、片足しかない上に手も縛られている。当然痛みも激しく5m程度であろう距離がとても長いものに感じられる
先に箱を開けたのはやはり言葉だった、そして狂った様に笑う
言葉「あはははははははは、あはははははははははは、はぁ、はぁ、終わりです西園寺さん」
世界はちょうど箱にたどり着いたところで言葉に視線をやると言葉が手にしている武器が拳銃だと知った。
世界も箱を確認する、中身は大きいレンチだった
世界「嘘でしょ……」
半ば絶望する世界
世界「これで銃と勝負なの?……ん?」スッ
一瞬空間が凍った、とてつもない悪寒によって
世界「やばいっ!」ゴロッ
パァン!
世界のいた場所には弾痕があった、一瞬回避が遅れていたら確実に死んでいただろう
RはRでもGの方だった
取り敢えず誠死ね
すこ しえん
世界「くそっ!」
言葉「次は当てますよ」
世界(とはいえ立って歩かないことには勝てない……)
言葉(寝たままだと負担が……)
世界・言葉(立ち上がって殴り【撃ち】[ピーーー]っ!!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
誠「いい具合じゃないか、最高のショーになる予感がするなぁ」
誠(片足、縛られた手、隻眼でお互い立たざるを得ない状況。 先に立った方が有利といえば有利なのかも)
誠「まぁ俺の伴侶はもう決まってるんだけどね」
誠「おっと、動き出したみたいだ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
言葉「はぁ、はぁ」
先に立ち上がったのは言葉だった。やはり箱のある壁が大きく、寄りかかることでスピーディーに立つことができた。
一方、世界は言葉の凶弾を躱し壁から離れた場所にいた。立ち上がるには己の力しかなかった。辛うじてレンチを立てバランスをとるがやはり言葉より一歩も二歩も遅れてしまう。
言葉「はあ、無様ですね西園寺さん、でも心配しないでください、すぐに何も分からなくしてあげますから」
世界「っーーうるさいっ!」
世界は立ち上がったばかりであった
言葉「死んでください……ん?」
言葉は違和感を感じる、片足のためふらつき、狙いがうまく定まらないのだ、また隻眼というのも空間把握を阻害する。無論それに気付かない世界ではない
世界「何?ふらついて撃てないの、つくづくマヌケな女ね」
世界は片足飛びでじりじりと言葉に近づく
言葉「[ピーーー]っ、[ピーーー]っ、死んじゃえ!」ドン! ドン! ドン!
世界「下手な鉄砲数撃てども当たらず、ってね」
慌てる言葉の銃は虚しく空を撃つ。その間に世界は言葉のすぐ側までたどり着いていた
世界「[ピーーー]」バッ
言葉「お前が[ピーーー]!」ダァン!
狙いが定まらないとはいえ至近距離で外すことはない、言葉の凶弾は世界の胸を貫いた
世界「ぐふぅ!」ドサッ
世界はそこに倒れ瞬く間に血溜まりを作った、もう立ち上がることはできないだろう
これ誠じゃなくて、ジグソウだろ
言葉「勝ったの……ですね」
言葉「あはは、あははははははははは!!!」
言葉は狂気の入り混じった笑い声を出す
言葉「誠くん、見てるんですよね、私勝ちました!これで私と……」
誠「いーや、まだ生体反応が2つのままだよ、トライアゲイン!」ブ-ン
言葉「えっ……?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界(あぁ、死んじゃうんだ私……。 死にたくないなぁ、やりたいこといっぱいあったんだけどなぁ、誠のお嫁さんになって、この子を産んでママになって、慎ましく幸せに……それをあの女が、あんな奴が邪魔を……邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな邪魔すんな)
世界「……」ガフッ
言葉「」ビクッ
世界「……すんな」グググググ
言葉「西園寺さん、まだっ!」
世界「邪魔すんなぁぁぁぁぁぁぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!!!」
世界が立ち上がる、言葉は驚きを隠せない、だが気にしない様な声で世界を煽る
言葉「西園寺さんまだ生きてたんですね、まるでゴキブリみたいです。 害虫は駆除しないとですね」カチッ
言葉「!!!」
言葉(嘘っ、弾切れなの?)
世界「」ザッ,ザッ,
言葉「こ、来ないで下さい、やめっ、やめて!!」
世界「あ”あ”あ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”あ”あ”あ”!!!」ガキン!
言葉「うっ……」ドサッ
誠「おめでとう世界、お前が勝ったんだよ! って返事できないか……とりあえず移動させないと」ブ-ン
なにこれやばすぎ
こういうの嫌いじゃないよ
世界「あぁっ!」フラツ
世界は電池が切れた様に倒れこんだ
誠「うわ、この部屋超臭い、ファブリーズしなきゃ」
誠「うわぁ、世界もひどい怪我だな、可哀想に。 おい、運んでやってくれよ」
「うん、世界のためならそうする」
誠「ありがとな。さて、言葉はと……」
言葉「」
誠「死人に口なしってね、とりあえずバランス取ってもう片方の目を潰すか」ズプププププ
誠「はぁ!はぁ!やばい。気持ち良くはないけど興奮はすごいや!」ジュプジュブ
誠「屍姦と眼姦を両方まとめて味わえるのは人生で二度ない経験だろうな、存分に楽しもうかな」ジュッ
「伊藤はとんだ変態。てかヒトって分類していいの?」
誠「そんな今更なこと言うなって、お前も知ってるだろ」ガッガッ
「まるで獣のように私を襲ったもんね」
誠「でも好きなんだろ?」ビュルルルルルルルル
「v」テレツ
誠「ふうっ、射精した射精した。さて、解体作業に入るか」ギュイイイイイイイイイイイン
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
誠「ふぅ、終わった。もったいないから頭だけは取っておいて鞄にでも入れとくか」サッ
誠「……なんかモヤモヤが晴れた気分だな」
世界「……ここは、どこ? 私、確か桂さんをっ、うっ!」ビチャビチャ
世界「はぁ、はぁ、嘘、私、本当に殺して……」
「世界、目が覚めたのね」
世界「その声って……まさか!?」
刹那「久しぶり」
世界「刹那!どうしてここに?」
刹那「理由は後で説明する。 松葉杖置いとくから、来れそうだったら隣の部屋に来て」
世界「待って、一つだけ聞きたいの、なんで胸を撃たれて私生きてるの?」
刹那「ギリギリ急所を外れてたから、それでもあの殺し合いは4日前の事件になる位だけどね」
世界「よく生きられたな、私」
刹那「それじゃ」バタン
世界「……もう少し、寝よう」ファサッ
世界「もう、戻れないや」
世界(娘が帰ってきたと思ったら片目片足ないとか発狂もんだよね)
世界「入るねー」コンコン
刹那「入ってきて」
世界「う、うん」バタン
刹那「座って」
世界「うん」
刹那「私がここにいる理由は最後に話す。 世界は私の質問に答えて」
刹那「世界は伊藤のことが好き?」
世界「そりゃあ、まぁ……」
刹那「世界は自分が伊藤にふさわしいと思うの?」
世界「!」
刹那「そんなボロボロの体で伊藤を満足させられるの? 世界は満足に付き合えるの?」
世界「そ、それは……」
刹那「というより、世界は本当に伊藤のことが好きなの?」
刹那「好きな人のために傷つく自分が好きなんじゃないの?」
刹那「人を傷つけるのが楽しくてたまらないんじゃないの?」
世界「ーーッ!あんた、親友でも言っていいことと悪いことがあるのよ!」
刹那「なんでムキになってるの?図星だから?」
世界「あんたねぇ……」
刹那「世界は自分が楽しければいい、昔からそう。都合が悪くなるとすぐに逃げてコロコロとオモチャを変えるの」
世界「……」
刹那「事件のビデオ、見る?」
世界「あんたとはもう口もききたくない」フイッ
刹那「そう、なら死んでもらう」ジャキン
世界「なんなのよっ!」
刹那「じきにわかるから、黙ってて」
世界「……」
刹那「てい」ポチ
刹那「世界が立ち上がった所から再生するね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界「あ”あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”あ”あ”!!」ガキン
言葉「うっ」ドサッ
世界「ぁ”あ”あ”あ”あ”ぁ”!!」ガキン
世界「らぁ”ぁ”あ”!!」ガキン
ガキン! ガキン! ガキン! ガキン! ガキン!.........
世界「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」バキッ バキッ
世界「んん”?」
言葉「」グチャグチャ
世界「……」ジュルルルル
世界「……」ズゾゾゾゾゾ
世界「……」グチャッ グチャッ
世界「……」ガブッ ググググ
言葉「」ブチッ
世界「……」グチャッ グチャッ
世界「フーーッ……あぁっ!」フラッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界「嘘、これが本当に私なの?」
刹那「頭蓋を壊し、脳味噌を啜り、肉を喰らう。腹が膨れたから寝た、
誤投スマソ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界「あ”あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”あ”あ”!!」ガキン
言葉「うっ」ドサッ
世界「ぁ”あ”あ”あ”あ”ぁ”!!」ガキン
世界「らぁ”ぁ”あ”!!」ガキン
ガキン! ガキン! ガキン! ガキン! ガキン!.........
世界「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」バキッ バキッ
世界「んん”?」
言葉「」グチャグチャ
世界「……」ジュルルルル
世界「……」ズゾゾゾゾゾ
世界「……」グチャッ グチャッ
世界「……」ガブッ ググググ
言葉「」ブチッ
世界「……」グチャッ グチャッ
世界「フーーッ……あぁっ!」フラッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界「嘘、これが本当に私なの?」
刹那「頭蓋を壊し、脳味噌を啜り、肉を喰らう。腹が膨れたから寝た、 ただの獣にしか見えない」
刹那「これでもまだ私の言葉を否定するの?」
世界「それは……」
刹那「世界の答えは必要ない、もう裏ステージに突入してる」
世界「裏ステージ?」
刹那「私を殺して、さもなければ伊藤を[ピーーー]」
世界「そんなの……できるわけないじゃない!」
刹那「なんで?持ってるんでしょ、包丁」
世界「そういう問題じゃないわよ!」
刹那「世界、なんで怒ってるの?」
世界「誠は大好き、でも刹那だってかけがえの無い親友なの!」
刹那「さっきの私の態度を見ても?」
世界「あんなのどうせ私が刹那を[ピーーー]ように仕向けた仕掛けでしょ!?」
刹那「察しが良くなったのね。 でもいい、世界は私を[ピーーー]か、殺さないか。 それだけ」
世界「そんなこと……そんなこと言わないでよ」
刹那「じゃあ、時間を決める。 あと10分以内に私を殺せなかったら私は誠を[ピーーー]」
世界「…………」
刹那「 3分経過」
刹那「そんなんじゃあ伊藤が死んじゃうよ」
世界「黙ってて……」
刹那「ん?」ピロリロリン
刹那「んーと、制限時間内に、清浦刹那が西園寺世界を殺せばスペシャルなごほうびが与えられる」
世界「!!」
刹那「世界が来ないなら、私から[ピーーー]」ジャキン
世界「嘘、冗談だよね、刹那、私たち親友なのにーー」
刹那「今の私には世界より大切な人がいるの、まぁ大方察しはつくだろうけど」
世界「刹那、まさか誠と!?」
刹那「[ピーーー]ばわかるんじゃない」ギラッ
世界「ひっ!」サッ
刹那のナイフはわずかに世界の肩をかすめた
刹那(抜けない……)
世界「や、やめてよ!」ドンッ
刹那「うっ!」ドサッ
刹那「……刺せばよかったのに」
世界「誰か助けてください!!」ドンドン
刹那「無駄、この病院は私と世界二人しかいない」ザッ
刹那「自分から角に逃げるなんて、バカみたい」ジリジリ
世界「刹那……本気なの?」ヘナッ
刹那「死んで」ジリジリ
世界「や、やめてよ」ズザザザ
刹那は世界の胸元に耳をやる
刹那「ん、いい音がする、生命の鼓動、これから[ピーーー]人の。 [ピーーー]、音を止める、世界の心臓、これから刺す心臓、ズタボロになる心臓」トクントクン
刹那「世界、さよなら」バッ
刹那はナイフを振り上げた
グサツ
世界は太ももに隠した包丁で刹那の胸部を貫く
刹那「がはっ……」ドサッ
世界「うっ、うっ……うぅぅぅ……」ボロッ
刹那「……ガフッ、私はまだ生きてる。さっさと止めをさして」
世界「うぅぅぅぅ……」サッ
刹那「少し話を聞いてほしい。私の本音」
世界「……?」
刹那「世界、私死にたくない」
世界「ごめんね」
刹那「いいの、さ、早く」
世界「もう、戻れないの」
グサッ
世界「これで二人も……」グスッ
世界「人って案外、脆いのかも……」ツ-
ガチャッ
誠「おめでとう世界、これで俺と世界は晴れて結ばれるな」
世界「……なんでこんなことしたの?」
誠「二股はよくないから一人に絞るっていったじゃないか」
世界「他にやりようはなかったの!?」
誠「俺にはどっちかを選ぶなんてできないし……」
世界「それに世界とも関係があったんでしょ」
誠「あぁ、清浦は間女って感じかな」
誠「ある意味世界より都合のいい女だったなぁ」
世界「ちょっとそれどういうことよ」
誠「どうって、そのままの意味さ」
誠「世界のためって言い訳を作ってあげればいくらでもさせてくれたからね」
世界「あんた本ッ当にクズね!」
これでもかという程の侮蔑を混ぜ言い放った
誠「でも好きなんだろ?」
誠の悪びれもしないこの発言により世界の怒りは沸点を超えた
我に返った時には目の前の男は血を垂れ流し倒れていた
世界「3人目か……」
世界は泣かなかった、泣けなかった。人を[ピーーー]ということが世界の中でリアルになっていたのだ
世界「片目片足なしの人殺しか……私に生きる価値なんて、無いよね」
世界は自分の体に刃を突き立てようとしたその瞬間
世界「…………!!!」
世界は己のなかにある命のことを思い出した。血筋こそ悪劣極まりないものだが
世界「あなたに罪は……無いもんね」
世界は涙を流した、己の汚さに。 自分の子供を言い訳にし図々しくも生を選ぶ自分がひどく醜く、惨めで、汚かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「僕のお父さんはどんな人だったの?」
「正生のパパはろくでもない男だったよ」
「嘘だ、お母さん一回も墓参り忘れたことないじゃん!」
「…………正生にはさ、まっすぐに生きてほしいんだ、ママも、パパも、それができなかったの」
「だから正生って名前なんでしょ?」
「うん……あぁもう!こんちくしょう!」ゲシッ
「お母さんお墓蹴ったら呪われちゃうよ」
「もう呪われてるわよ、ふふふ」
本当に誠に似てきた、まだ5歳なのに。遺伝子が強いせいかしら、なんて まぁでも
「今日の晩ごはんはサンドイッチね」
「知ってるよーだ」
「てっきり今年もハンバーグとかねだるのかなぁって思ってたけど」
「お母さんの料理はサンドイッチが一番おいしいもん」
「…………そう、頑張って作るね」
レモネードでも飲ませてみようか、どんな反応をするのだろうか
「誠、あなたの子供はすくすく育ってる。とっても不本意だったけど、やっぱり可愛くてしょうがないの。それに、私まだあなた以外を愛せてもないしね」
「お母さんはやくー」
「今行くよー」
さよなら、また来年の春まで
完結?
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