男「若返りの薬?」(10)
男「好感度が見えるメガネ?」のやつです…どうぞよろしく。
母「と、言っても本当に若返る訳じゃないのよ~」
男「てかさ、この間のメガネのやつはどうなったの?」
母「実験データは良かったんだけどね~論文書き忘れちゃって…」
男「え!?じゃあ俺が体張った意味は!?」
母「実は無い」テヘペロ
男「ぶっ殺すぞ☆」
母「まぁまぁ~今度は薬学に挑戦って訳~」
男「説明になってないし…てか、俺まだ若いし…」
母「今、この天才科学者が説明してやるから待ってろ~」
男「うざっ!」
母「この若返りの薬は体が若返る訳ではなく細胞が若返るのだ」
男「んで?」
母「死にかけの細胞が元に戻ること、言わば細胞の延命治療」
男「何で若返りって言うの?」
母「細胞の延命治療ってダサいじゃん?だから若返りにしてんの~」
男「超どうでも良いじゃん!」
母「ってことで、その試験者に男g…」
男「お断りします!!」
母「何でよ!?」
男「母さんが天才なのは分かるけど…詰めが甘い一面があるからさ…」
母「失敗するかもしれないってか?」
男「そう…」
母「大丈夫よ!母さんを信じてご覧!」
男「でも…」
母「薬の効き目は約1日だからお願い…」
男「うーん今日は幼なじみと買い物だからな…支障が出ないよね?」
母「出ない出ない~細胞が元に戻るだけ体には何ともないから」
男「…」
男「分かったよ…」
母「本当!?」キラキラ
男「ほら頂戴…薬」
母「はいどうぞ」カプセル
男「デカッ!結構でかくない?この薬」
母「いろんな成分入ってるから少々大きいけど我慢して飲んでね♪」
男「…」ゴクン
母「…」ドキドキ
男「何ともないけど…」グググ
母「少し立てば…徐々に体が縮んでゆ…く…!?」
男「な、なんじゃこりゃぁぁぁ!!!!」チビッコ
母「うーん細胞が元に戻り過ぎたみたいね…」
男「分析してる場合か!どうすんだよ!!」
母「口調は男なのに可愛いわね~」
男「許さん…てか、服が大きくてほぼ全裸なんだけど…」
母「きゃー可愛い♪」
男「コロス★」
母「冗談よ~オホホ…服はあなたの子供の時のやつがあるから…」
男「どこに?」
母「私の地下研究室」
男「の、どの辺?」
母「物置よ~」
男「分かった直ぐに取ってこい!」
母「何でよ~」
男「こうなったのも母さんのせいだから!」
母「も~じゃあ私の白衣でも羽織ってなさい風邪引くから」パサッ
男「あ、ありがとう…」
母「あ、そうそうあんた幼なじみちゃんとお買い物でしょ?」
男「あ…」サァー←顔が青ざめる
母「地下研究室……」
男「終わった…何もかも…ああ…この体じゃあ…ふふ…名○偵コ○ンかよ…」
ピンポーン
?「こ、こんにちは~」
男「!?(アノ声は幼なじみや…)」
幼「おばさ~ん居ますか~」
母「はーいちょっと待ってね~」
男「何、この会話…」
幼「ん?君は?」
男「!?(げげ!バレた…どうする…)」サッ
幼「恥ずかしがりやなのかな?」
男「…(ノーコメントで…母さん早くしろや!)」ジー
幼「男君に似てるね~可愛い♪」
男「…(か、可愛いか///)」テレッ
幼「でも…誰の子供だろう…」ボソッ
男「!?(ん?)」
幼「男君に限ってそんな訳ないよね…」ブツブツ
男「…(何かぶつぶつ言ってるぞ…)」
幼「もしそうだとしたら…相手は…」
母「待たせてゴメンね~」
幼「あ、いえいえ」ビク
幼「あ、あの~」
母「ん?なんだい?」
幼「あの子は誰ですか?」
男「…(マズイ…母さんに聞くとろくなことにならないぞ)」
母「あーあの子は男d……」
男「わ!!オバチャン洋服ありがとう!」ダキツキ
母「ちょっ…おっ」グイ
男「余計なことを言ったら(社会的に)コロス…」ボソッ
母「…お、甥っ子君~男お兄ちゃんが昔着てた洋服だよ~…」
男「ありがとー」
幼「甥っ子さん何ですか?」
母「そうだよー可愛いでしょー」
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