【イール・タチバナ】

ありす「イール、って何でしょうか」

文香「ウナギ、ですね」

Ｐ「鰻料理専門店・橘・・・こっちのほうがありそうだな」

ありす「でもウナギとイチゴの組み合わせは難しそうです」

Ｐ「うん、とりあえずイチゴから離れようか」


【ウール・タチバナ】

文香（ありすちゃんがソファで布団にくるまって寝ています）

文香（これは・・・羊毛布団、でしょうか？）

文香（なぜこういう状況になっているのかはわかりませんが、とりあえず隣に座ってみました）

文香（羊毛布団・・・ふかふかでぽかぽかで、私も眠くなってきました）

文香（このままじゃあ座ったまま寝てしまいそう・・です・・・）ｽﾔｽﾔ


Ｐ（事務所に戻ってきたら女神と天使が寝ていたのでとりあえずファインダーに収めようと思う）ｶｼｬｶｼｬｶｼｬ

【エール・タチバナ】

～体力づくりのためのランニング中～

文香「も・・・もう・・・ダメ・・・」ｾﾞｪﾊｧ

ありす「だ、大丈夫ですか文香さん」

ありす（こ、こういうときに茜さんが・・・たしか・・・）

ありす「ふ、文香さん！　がんばれーっ！！」


Ｐ「え！？文香、５ｋｍ走り切ったの！？」

文香「あんな・・・応援されたら・・・頑張らない・・・わけには・・・」ｾﾞｪｾﾞｪ

【オール・タチバナ】

Ｐ「どうしたありす！？すごい眠そうだぞ」

ありす「昨日、調べ物をしていて、夜更かしをしてしまって、気が付いたら朝で」

文香「寝てないんですか」

Ｐ「今日はオフだからよかったけど・・・ってそういえばオフなのに何で事務所に？」

ありす「お二人の、顔が見たくて・・・」

Ｐ（えっ何この天使ひたすら愛でたい）

文香（天使かと思ったら天使で間違ってませんでした）

文香「あまりにも眠いせいか感情がそのまま出てるようですね」

Ｐ「このまましばらく遊んでみたい気もするが、小学生で徹夜はダメだ、寝かせよう」

ありす「今日はお二人と、たくさんお話ししたいんです・・・」

文香「ありすちゃん、では私といっしょに寝ましょう」

ありす「文香さんと・・・？」

ありす「嫌です」

文香「えっ・・・」

ありす「文香さんと、プロデューサーと、三人でなら、考えます」

Ｐ「えっ」

文香「そ、それは」

Ｐ（ちょっと待て、ありすはともかく文香と添い寝はいろいろまずい気が・・・）

Ｐ（いやアイドルと添い寝って時点で十分まずいんだけども）

ありす「プロデューサーさん・・・？」

Ｐ「いや涙目上目遣いでこんなお願いされたら断れるわけねえわ」

文香「覚悟を決めましょう」


Ｐ「・・・やっと寝たか」

文香「ふふっ、寝顔も可愛いですね」

文香「まるで両親に寝かしつけられる子供みた・・・い・・・」

Ｐ「りょ・・・両親・・・ってことは」

文香「い、いえ、あの///」

Ｐ「いかん、このままだとアイドルに手を出しそうだからちょっと滝に打たれてくるわ」

文香「滝！？ど、どこまでいくおつもりですか！？」

【カール・タチバナ】

フレデリカ「ありすちゃんの髪ってすっごいキレイだよねー？」

ありす「な、なんですか急に」

フレデリカ「普段の黒髪ストレートもいいんだけど、たまにはちょっと違う髪形も見てみたいなー、なーんて」

フレデリカ「ってことでー、ちょっと髪いじってみてもいーい？オトナっぽく変身させちゃうよー？」

ありす「ま、まあ今日はもう仕事もないですし、構いませんが」

フレデリカ「ありがと～！じゃあまずはー・・・」

フレデリカ「ポニーテール！」

ありす「あまり新鮮味はないと思いますけど」

文香「たまにリボンでまとめてるのを見ますね」

フレデリカ「ツインテール！」

文香「これは・・・可愛いですね」

ありす「ちょ・・・ちょっと、恥ずかしいです」

フレデリカ「上の方でまとめてー・・・どう？」ｱﾐｱﾐ

文香「すっきりして、これはこれで可愛いです」

ありす「浴衣を着たときに、こんな髪形にしてもらったことがあります」

フレデリカ「では次はカールローションとヘアアイロンを用意しましてー・・・」

フレデリカ「できたー！フミカちゃーん、どう？」

文香「カールを作るだけで、イメージが大分変わりますね」

文香「少し、大人っぽくなったように思います。綺麗です」

ありす「あ、ありがとう、ございます・・・」

フレデリカ（カワイイ）ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

文香（かわいい）ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

ありす「ちょ、ちょっと！撮影はＮＧです！文香さんまで！」

【ガール・タチバナ】

ありす「ガールとレディの境界は何歳くらいなんでしょうか？」

文香「ありすちゃんはガールですね」

ありす「文香さんはレディだと思います」

文香「では１３歳から１８歳の間のどこか、ということでしょうか？」

ありす「その中だと１８歳が一番イメージに合いそうです」

文香「でも結婚できるのは１６歳からですし、成人は２０歳です。そもそも１９歳の私が本当にレディなのか・・・」

ありす「では事務所の方々がガールかレディかを判断して、あたりをつけてみましょう」

文香「１６歳・・・まゆさん、智絵里さん、加蓮さん、裕子さん、珠美さん・・・」

ありす「今言った方々だとガールのイメージですね」

文香「私も同感です。１８歳だと、愛梨さん、拓海さん、周子さん、志希さん、春菜さん・・・」

ありす「かなりレディに近づいてきましたが、まだガールのような気がします」

文香「１９歳、私と、美波さん、フレデリカさん、沙織さん・・・」

ありす「難しいですね、文香さんと美波さんはレディだと思いますが、フレデリカさんと沙織さんがガールのような・・・」

文香「２０歳、友紀さん、比奈さん、茄子さん、千秋さん、クラリスさん・・・」

ありす「友紀さんと比奈さんは多少怪しいですが、ここはもうレディでいいと思います」

文香「ということは１９歳か２０歳あたりに境目があるということでしょうか・・・？」

ありす「菜々さんは・・・」

文香「レディですね」

ありす「レディだと思います」

文香「ま、またわからなくなってきました・・・」

ありす「思った以上に難しい問題みたいですね・・・」

【キール・タチバナ】

楓「キールというのは、白ワインをベースにカシスリキュールを少し加えたカクテルですね」

文香「私はまだ未成年なので、お酒に関しての知識は小説に登場する分くらいしか・・・」

ありす「お酒ですか、私にはまだまだ関係のないものですね」

ありす「でも、自分の名前の付いたカクテル・・・ちょっと作ってみたい気もします」

楓「ありすちゃんをイメージしたカクテル・・・イチゴですかね」

文香「イチゴのお酒って何かあるのでしょうか？」

楓「あまり聞いたことはないですが、リキュールを自作すれば・・・」

文香「ではイチゴのリキュールを何かに加えて・・・？」

楓「白ワインに加えれば、『キール・タチバナ』とでもなるんでしょうか」

ありす「キール・タチバナ・・・８年後が楽しみです」


【クール・タチバナ】

文香「そういえばありすちゃん、クール・タチバナというのは・・・」

ありす「そっ、それについては聞かないでもらえると助かります」

文香「では、ブラックアリスというのは・・・」

ありす「うう、そ、それについても・・・」

文香「？」

【グール・タチバナ】

小梅「グールっていうのは・・・屍食鬼・・・し、死体の肉を漁る悪魔・・・だよ・・・」

小梅「ゾンビとは・・・違うけど・・・こっちも、可愛い・・・」

文香「か、可愛い、ですか・・・？」

小梅「ありすちゃんが・・・グールになったら・・・か、飼って・・・あげるね・・・？」

ありす「怖いことを言わないでください」


【ケール・タチバナ】

ありす「ケールはアブラナ科の野菜で、栄養が多く、青汁などの材料にも使われているそうです」

ありす「キャベツに近いですが独特の苦みや青臭さがあり、食用にはあまり向かないそうです」

文香「となると、やはり青汁という形で摂取するのが良い、ということでしょうか・・・？」

ありす「・・・・・・」

文香「・・・・・・」

ありす「飲みませんよ？」

文香「そうですか」

Ｐ「用意しようか？」

ありす「やめてください」

【コール・タチバナ】

文香「そのまま訳すと『橘を呼べ』ということになりますが・・・」

ありす「え？『橘と呼んでください』にはならないんですか？」

文香「その場合は『Call me "Tachibana".』もしくは『Please call me "Tachibana".』といったところでしょうか」

ありす「英語って難しいですね」

文香「ヘレンさんに教われば世界レベルの英語が・・・」

ありす「やめておきます」


【ゴール・タチバナ】

文香「サッカーなどのゴールと、マラソンや物事などの目標地点としてのゴール、どちらでしょうか・・・？」

ありす「私はサッカーはしないので、目標としてのゴールのことでしょうか」

ありす「私のアイドルとしての目標は、文香さんや美波さんのような素敵なアイドルです」

文香「あ、ありすちゃん・・・」

文香「ただ、私としては、ありすちゃんには私などよりももっとずっと先に行ってほしい、と思います」

ありす「む、難しいとは思いますが・・・頑張ります」

文香「ちなみに、人生の目標だと・・・？」

ありす「じ、人生の・・・？」

ありす「・・・・・・可愛い、お嫁さん、でしょうか///」

文香（可愛い）

Ｐ（可愛い）

文香「どこから現れたんですか」

【シール・タチバナ】

莉嘉「うーん、ありすちゃんのシールかー」

文香「ありすちゃんの顔をデフォルメして、シールにしたらどうでしょうか」

莉嘉「商品としてライブとかで売っちゃうのはどうかな？」

文香「間違いなく買いますね」

莉嘉「アタシも買うよー☆」

文香「ちひろさんに交渉ですね」

ありす（は、話に入れません・・・）


【セール・タチバナ】

ありす「セール・・・私は売る側なのか、売られる側なのかにもよりますけど」

Ｐ「　　　　　」ｶﾞﾀｯ

文香「落ち着いてください、何を想像したんですか」

Ｐ「春を」

文香「やめてください」

【ソール・タチバナ】

文香「ソール・・・靴の底をソールといいますが、他にはローマ神話や北欧神話で太陽神・太陽の女神の名前でもありますね」

ありす「太陽の女神、ですか」

Ｐ「ありすはどちらかというと月のイメージだな」

文香「そうですね、夜空に輝く美しい月のような・・・」

ありす「ふ、文香さんもきれいな月みたいな、その・・・」

文香「ふふっ、ありがとうございます」

ありす「で、でも、月は太陽がないと輝くことができないですから」

ありす「プロデューサーには私を照らす太陽になってくれたら、って」

Ｐ「やっぱ女神だったか」

文香「何も間違っていません」

【タール・タチバナ】

ありす「タールってどういう風に使われてるんですか？」

Ｐ「塗料に使われることが多いそうだけど・・・」

Ｐ「例えばありすに塗ってブラックアリスに」

ありす「その話はもうやめてください！」

文香「タールには発癌性があるらしいです」

Ｐ「やめておこう」

文香「やめておきましょう」


【ツール・タチバナ】

Ｐ「toolかtourかによって意味が変わるな」

文香「toolは英語で、訳すと『道具』、tourはフランス語で、訳すと『旅行』ですね」

Ｐ「ツール・ド・フランスとかで有名だもんな」

ありす「自転車競技の最高峰の大会ですね」

Ｐ「ありすって自転車はどんなのに乗ってんの？」

ありす「お父さんに買ってもらったマウンテンバイクです」

Ｐ「ありすにマウンテンバイクってなんか似合うな」

文香「単に旅行の意味だと・・・ありすちゃんの出身は兵庫でしたか？」

ありす「はい、神戸には観光スポットも多いですし、姫路城や甲子園球場もあります」

Ｐ「兵庫県のお勧めスポットをありすと巡る番組、ツール・タチバナ・・・企画出してみるか」

【テール・タチバナ】

Ｐ「これもtaleかtailかで意味が変わるな」

文香「tale・・・ありすちゃんの物語、ですか」

ありす「でもまだアイドルになってからは日が浅いですし、私の物語はまだ始まったばかりです」

Ｐ「急に打ち切りっぽくなったな」

文香「tailだと、しっぽですね」

Ｐ「ありすにしっぽ・・・？」

みく「お呼びかにゃ！？」

ありす「み、みくさん！？どこから・・・」

みく「さあさあありすチャン、この黒猫しっぽとねこみみをつけてありすにゃんになるにゃ！」

ありす「だ、誰がそんな・・・」

Ｐ「協力するぞ」

文香「わ、私も・・・ちょっと見てみたいです」

ありす「み、味方がいません」

みく「そしてその後は文香チャンにもふみにゃんになってもらうにゃ！」

文香「えっ？」

Ｐ「あっ、飛び火した」

【トール・タチバナ】

ありす「私の身長もまだまだ伸びるはずです」

Ｐ「今１４１ｃｍだっけか？」

ありす「クラスの中では、ちょっと低い方なんです」

Ｐ「まあ１２歳ならまだ成長期だしな」

文香「私は・・・１６２ｃｍですね」

Ｐ「文香はちょっと背が高い方かな？」

文香「はい・・・」

ありす「決めました！身長も文香さんや美波さんを目標にします！」

Ｐ「美波の身長って確か・・・１６５ｃｍだっけか」

文香「私よりちょっと大きいくらいですから、そのくらいかと」

Ｐ「今から２０ｃｍか・・・いっぱい食べていっぱい寝ないとなあ」

ありす「がんばります！」


【ドール・タチバナ】

Ｐ「このネタはまずい気がする」

ありす「ドール・・・お人形さんですか？」

杏「しかし我々の業界でドールといえばおっきいお友達向けの」

Ｐ「やめろ」

ありす「い、一体どこから・・・」

杏「さらにはオ○エント工業という」

Ｐ「本気でマズイからやめとけ」

【ネール・タチバナ】

Ｐ「本当はネイル、が正しいんだろうけどな」

ありす「ネイルアートとかのネイルですよね？ネイルアートはしたことないです」

Ｐ「ということでネイルアートと言えばこの人！」

加蓮「よろしくー、って言ってもネイルアートって描くのも時間かかるし道具も持ってきてないし」

加蓮「ネイルチップも人によって大きさとか形を合わせないといけないからすぐにはできないんだよね」

ありす「そうなんですね」

加蓮「だからまずはどんな感じのネイルが好きかってことでカタログを見るところから！」

加蓮「ありすちゃん、ちょっとタブレット貸してもらっていい？」

ありす「は、はい」

加蓮「えーと、ここのページをよく参考にしてるかな、どんなのが好き？」

ありす「ええと・・・あ、あまり派手ではない、落ち着いたデザインで・・・」

加蓮「まあ最初だし、あまり奇抜なのはなしで・・・あ、これとかどう？」

ありす「いいですね、花柄も可愛いです」

加蓮「というかありすちゃん、爪キレイだねー！何かケアしてるの？」

ありす「い、いえ。少し磨いてるくらいで・・・」


Ｐ「ああいう話をしてるの見ると、ありすも女の子なんだなーって実感するなあ」

【バール・タチバナ】

文香「バール・・・いくつか意味がありますね、イタリアの喫茶店、工具の名前・・・」

Ｐ「圧力の単位とかもそうだな」

ありす「バーだとお酒を飲むところというイメージがありますけど、バールだと喫茶店なんですね」

文香「立食が基本の軽食喫茶店、さらに切符やチケットも取り扱うところもあるそうです」

文香「もちろんお酒も置いてあるので、頼むこともできるそうですが」

Ｐ「バールのようなもの、って一時流行ったよな」

ありす「結局バールなんですか、バールじゃないんですか」

文香「ようなもの、ならバールではないと思いますが、ではバールに似たバールでないものが何なのか、と言われると」

Ｐ「正直思い当たらんな」

文香「ただ警察発表などで凶器がバール状のものと思われるが凶器が見つからない場合に使われる言葉なですので・・・」

文香「実際にはバールであることが多いかと思います」

ありす「ああ、そういう意味だったんですね」

【パール・タチバナ】

ありす「真珠ですか」

文香「ありすちゃんには似合いそうですね」

Ｐ「真珠は万能だからな、どんな場面でも使えるし」

文香「あとは・・・真珠は６月の誕生石、でしたか？」

ありす「私の誕生日は７月ですが、７月の誕生石は・・・」

文香「ルビーですね」

Ｐ「文香の誕生日は１０月だから・・・オパールか」

文香「誕生石とは別に、誕生日石というのもあるそうですよ」

Ｐ「さすがに覚えきれんな」

【ヒール・タチバナ】

文香「『悪役』か『癒し』かで言うと、ありすちゃんには『悪役』のイメージはないので・・・」

Ｐ「ブラックアリスなら別だが」

ありす「いい加減にしてください」

文香「『癒し』・・・ありすちゃんが癒すのか、ありすちゃんが癒されるのか」

Ｐ「ありすのファンたちはありすを見て癒されてると思うぞ」

ありす「そ、そうですか。そうだったら・・・嬉しいです」

Ｐ「なにしろプロデュースしてる俺が癒されてるからな」

文香「私も可愛いありすちゃんを見ていると、とても癒されます」

ありす「ふ、二人ともまたそんなことを・・・」

文香「ありすちゃんは、どんなときに癒されていると感じますか？」

ありす「あの・・・えっと、その・・・」

ありす「この前、文香さんの膝枕で眠ったとき、とか・・・」

Ｐ「　　　　　」ｶﾞﾀｯ

文香「落ち着いてください」

Ｐ「文香、お前いつの間にそんなうらやまけしからんことを」

文香「別にけしからんことはないかと思いますが・・・」

文香「それに、膝枕どころかこの前二人でありすちゃんと添い寝を」

Ｐ「あっ」

文香「あっ」

ありす「えっ」

三人「・・・・・・」

ありす「・・・は、はい。あの時も、い、癒されました・・・」

文香（やはり可愛いですね、癒されます）

Ｐ（ありすが癒されて、俺らも癒される・・・これぞwin-winの関係というものではないだろうか）

Ｐ（あとあまりにも恥ずかしいことを思い出したのであとでまた滝に打たれてこよう）

【ビール・タチバナ】

ありす「またお酒ですか」

Ｐ「俺はビールより日本酒の方が好きだな」

文香「ビールは苦いとよく聞きますが・・・」

ありす「友紀さんはビールが大好きだそうですね」

Ｐ「俺もまだ舌がガキなのか、ビールの美味さがよくわからないんだよなあ」

友紀「という話を聞いたのでー！」ｶﾞｼｯ

Ｐ「えっ？」

早苗「今日はプロデューサー君がビールの美味さを理解できるまで飲み歩こうと思いまーす！」ｶﾞｼｯ

Ｐ「え、ちょっ、俺まだ仕事が・・・」

ありす「・・・連れていかれちゃいましたね」

文香「おいたわしや・・・」

【ピール・タチバナ】

文香「ピールというのは果実や野菜の皮のことですね」

Ｐ「オレンジピールとかレモンピールとか、柑橘系のものでよく聞くな」

かな子「どちらもお菓子作りによく使われますね。そのままチョコレートでコーティングするだけでも美味しいですっ！」

愛梨「ケーキを作るときにもよく使うんですよ～」

楓「オレンジピールの方は、他にもオレンジリキュールの材料だったり、マーマレード、ハーブティーなんかにも使われますね」

ありす「・・・甘いものが食べたくなってきますね」

一同「・・・・・・」

Ｐ「少し早いですけど、休憩がてらお茶でも入れましょうか？」

愛梨「あ、私ケーキ作ってきました～」

かな子「私もクッキーが・・・あ、今度オレンジピールで何か作ってきますね？」

ありす「あっという間にテーブルの上がお菓子だらけに・・・」

文香「どこからこんな大量のお菓子が出てきたんでしょうか」

楓「おかしいですね、ふふっ」

一同「　　　　　」

楓「あ、あらっ？」

【フール・タチバナ】

文香「フール・・・『愚者』ですか。タロットカードの大アルカナの１つですね」

文香「正位置で『自由』『純粋』『無邪気』『可能性』、逆位置で『軽率』『わがまま』『落ちこぼれ』などの意味があります」

Ｐ「よく知ってるな」

ありす「さすが文香さん、博識です」

文香「タロットカードは小説などに出てくることが多いので・・・」

杏「杏たちの世界では砂のスタンドとか、イザナギとかかなー」

Ｐ「最近だと魔術の発動を封殺する固有魔術だったりするな、アニメ化まだ先だけど」

杏「あと正位置とか逆位置とか聞くと、『当然正位置だ！』って言いたくなるよねー」

Ｐ「すげえわかる」

ありす「な、何の話をしているのか全く分かりません・・・」

文香「私もです・・・」

【プール・タチバナ】

Ｐ「ついにこの時が来た」

ありす「ほ、ほんとにプールに来るなんて・・・」

ありす「急だったので学校指定の水着しか用意できませんでした・・・」

Ｐ「だがそれがいい」

文香「お、お待たせしました・・・」

ありす「ふ、文香さん」

Ｐ「おっ、以前海で着てた水着だな。相変わらずよく似合ってるな」

文香「恥ずかしいことを言わないでください・・・」

Ｐ「でもどうせならパーカーも脱いで」

文香「ま、まだ覚悟ができていなくて・・・」

Ｐ「いや海の時と違って３４６プロで契約してるジムのプールだから俺たち以外誰もいないのに」

文香「そういう問題では・・・ありすちゃん？先ほどから黙ったままのようですが」

ありす「い、いえ！やはり文香さんは大人の女性だなと」

Ｐ「まあまだありすは１２歳だから成長するって、いろいろと」

ありす「慰めないでください！」

ありすを無理矢理黒猫にするみくにゃんに失望しました
みくにゃんのファン辞めて黒猫のありすを持ち帰ります

【ベール・タチバナ】

文香「女性の頭部を覆う薄い布のことですね、見かける機会が多いのはウェディングドレスのベールでしょうか」

Ｐ「そういえばありすにウェディング特集の仕事を持ってきたことがあったな」

ありす「未だに小学生にウェディングドレスというのは意味が分かりません・・・」

Ｐ「いや、でも綺麗だったぞ？」

ありす「と、当然です」

Ｐ「それにありすも後半ノリノリだったよな」

ありす「そ、それは・・・その・・・プ、プロデューサーさんとの・・・」

Ｐ「ん？」

ありす「いいからプロデューサーさんはあと４年待っててください！」

文香「もう告白みたいなものですね・・・」

Ｐ「おう、その時まだありすのその気があったらな」

ありす「も、もう・・・」

【ホール・タチバナ】

Ｐ「広間って意味でも使うけど、普通に考えると『穴』か」

文香「広間の意味だと、ダンスホールやコンサートホール、飲食店などでしょうか」

ありす「ダンスホール・・・シンデレラの舞踏会を思い出します」

文香「あのときのありすちゃん、綺麗でしたね」

ありす「あの舞台で見た景色は、今でもはっきりと思い出せます」

Ｐ「飲食店・・・ここでも立ちふさがるか、イチゴパスタ」

ありす「立ちふさがるってどういう意味ですか」

比奈「ありすちゃんにも・・・穴はあるんスよね」

Ｐ「おいそのネタは危険すぎる、というかどっから湧いて出た」

【ボール・タチバナ】

ありす「ボール・・・球技は体育の授業以外ではあまりしないですね」

Ｐ「球技に関係ありそうなアイドルといえば友紀の野球観戦、茜のラグビー観戦のほかに・・・」

Ｐ「晴のサッカー、渚のバスケ、美波のラクロス、あとは柚のバドミントン・・・は球技なのか？」

Ｐ「自分で言って思ったけど『渚のバスケ』ってすげえ何かの作品名っぽい」

ありす「美波さんはテニスやゴルフなんかもできますよね」

文香「いつきさんはどんな球技でもこなしそうな気がします」

Ｐ「ありすはどれかやってみたいスポーツとかないのか？」

ありす「そうですね・・・いえ、私は見ているだけで充分そうです」

文香「全面的に同意します」

Ｐ「さすがガチインドア派の文香」

【ポール・タチバナ】

Ｐ「おいなんでこんな危なそうなネタが続くんだ」

ありす「ポール・・・棒ですよね？何が危ないんでしょうか？」

文香「ああ、そういう・・・」

Ｐ「おっ？文香知ってるのか？」

文香「知りません！」


【ミール・タチバナ】

文香「食事、ですか」

ありす「イチゴグラタン、楽しみにしていてください」

Ｐ「イチゴの呪縛から逃れられない・・・」

ありす「呪縛とは酷い言いぐさですね、イチゴパスタを食べさせますよ？」

Ｐ「お前それイチゴパスタを地雷だと認識してる言い方だよな！？」

【ムール・タチバナ】

Ｐ「ムール貝のムールかな？」

文香「フランス料理やイタリア料理などで使われることが多い食材ですね」

ありす「ムール貝・・・食べたことはないですね」

Ｐ「まあ普段目にすることはないよなあ」

文香「イタリア料理は日本人の口に合いやすいと聞きます」

Ｐ「ピザとかパスタがそうだもんな」

ありす「イタリア・・・世界遺産が多い国ですよね？ちょっと行ってみたいです」

Ｐ「・・・またイタリアに行く仕事取ってこなきゃなあ・・・」

【メール・タチバナ】

ありす「文香さんとはよくメールしますね」

文香「そうですね、お仕事のことやその日あったことなど、たわいのない内容が多いですが」

Ｐ「二人はＬＩＮＥとかツイッターとかはしないのか？」

ありす「どちらも使ったことはありません」

文香「特にツイッターは不用意な発言で失敗するのが怖くて・・・」

Ｐ「だからメールばっかりになってるってわけか」

ありす「ＬＩＮＥを使っている皆さんには申し訳ないとは思いますが・・・」

文香「でも私はやはり、手紙が好きですね」

Ｐ「さすが文香」

【モール・タチバナ】

Ｐ「ショッピングモールとかのモール？」

文香「そのモールは、元々は木の植えられた遊歩道や散歩道という意味ですね」

文香「あとはクリスマスツリーなどによく見られる飾り紐もモールですし、モグラも英語でモールです」

Ｐ「さすがにありすにモグラのイメージはないなあ・・・」

ありす「散歩・・・この前、藍子さんと散歩に行きました」

Ｐ「ほう？」

ありす「のんびり歩いて、たまに喫茶店や雑貨屋さんに入ったりしましたが、なんというか・・・」

ありす「ぽかぽかして、時間がゆっくり流れるような感じでした」

Ｐ「ああわかる。なのに実際時計を見るとすげえ時間経ってるんだよな」

ありす「レッスンに遅刻しそうになりました・・・」

文香「飾り紐のほうのモール・・・そういえば、ありすちゃんはクリスマスにサンタの衣装を着たことがありましたね」

ありす「はい、おっきなケーキやイチゴ、たくさんのプレゼントに囲まれて、暖かい気持ちになりました」

Ｐ「あのときのありすは甘くて美味しいという話が」

ありす「そ、それはクリスマスジョークだと・・・」

Ｐ「飾り紐・・・ありす・・・閃いた」

文香「やめてください」

Ｐ「だよなあ、やっぱそういうのはもっと大人の、例えば文香とかに」

文香「本当にやめてください」

体操服ブルマとか似合いそうだよね>ありす

【リール・タチバナ】

ありす「釣り竿のリールでしょうか？」

文香「映画のフィルムを巻いておく巻き軸もリールといいますね」

Ｐ「釣りってあんましたことないな」

文香「特に女性の場合は、釣り針に餌をつけるところと魚を素手で触れるかどうかに高いハードルがあるかと」

ありす「マグロやカツオの一本釣りをする番組をたまに見ます」

Ｐ「あれはプロの仕事だからなあ・・・普通の釣りと一緒に考えるのはまずい気がする」

Ｐ「・・・幸子に釣りに行ってもらうという企画を思いついた」

ありす「さすがに可哀想だと思います」

文香「ワカサギ釣りなら何とかなるのではないでしょうか」

ありす「アイドルみんなでワカサギ釣り大会・・・？」

Ｐ「氷の上とかトンデモハプニングが起こる予感しかしないな」

【ルール・タチバナ】

Ｐ「必殺技、というか特殊能力とかスキル系っぽい名前だな」

杏「相手の特定の行動を封じたり、何らかの力の行使を禁ずる系の何かだねー」

Ｐ「すげえありそう」

ありす「何らかの力って何なんですか・・・」

杏「でもあくまでサポート能力だから、自分の戦闘能力がないと前線で活躍できなさそうなのがなー」

Ｐ「中盤あたりの敵キャラが持ってて、能力の詳細をペラペラ喋った挙句抜け穴を突かれて負けそう」

杏「使えないなー」

ありす「何か釈然としませんね・・・」

【レール・タチバナ】

Ｐ「レールと言えばやっぱ電車だよな」

ありす「お仕事での移動ではたまに使いますが、長距離を移動することはあまりないですね」

Ｐ「電車での旅ってけっこう楽しいんだけどな」

ありす「秘境駅とか一時期流行りましたよね」

Ｐ「小幌もすっかり有名になっちまって」

文香「キング・オブ・キングと呼ばれる路線が」

Ｐ「ああ、文香は長野出身だったな」

ありす「キング・・・？」

文香「飯田線という、愛知と長野をつなぐ路線ですね」

Ｐ「まあいろんな伝説があるんだが・・・乗ってみればわかるよ」

【ロール・タチバナ】

文香「巻物上のものや、役・役割などの意味がありますね」

ありす「イチゴの・・・ロールケーキ・・・」

Ｐ「やっぱそっち方面に行くか」

ありす「役割・・・この事務所での私の役割って何でしょうか」

Ｐ「癒しだな」

文香「癒しですね」

ありす「それってヒール・タチバナでは・・・」

Ｐ「まあ真面目に行くと、ありすの役割といえば『トップアイドルになること』だろうなあ」

ありす「た、確かにトップアイドルを目指してはいますが、まだまだ先の話で・・・」

Ｐ「まあな、でも順調に階段を上がってると思うぞ？ＣＤも出せて大きなライブにも出れたし」

Ｐ「もっといい仕事たくさん取ってこれるように俺も頑張るから、いっしょに頑張ろうな？」

ありす「は、はい！不束者ですが・・・これからも、よろしくお願いします・・・」

以上で完結です。ここまで読んでくれた方ありがとうございました。
外国の地名やマイナー単語、「シュール」などの○に２文字入る系まではさすがに手が回りませんでした。

つまりはありすは可愛くて女神ってことか乙

乙　スールはあって然るべきだったかなぁと

ズール・タチバナこそが正義だ

ワールがなくね？
ワール……ワールド……


ヘーイ！

ヘーイ！

ニールやマールも頑張れただろ！

>>40
何故ごひがここに居るんですかねぇ（困惑）

ルール・タチバナ
橘よ、支配せよ

ルールタチバナ
橘を支配せよ

文香が19歳を列挙するならかつての相方を入れて欲しかった
すっかり隣にはありすが定着して、もう忘れられてるのかな

デレマスはまあ深くは気にしちゃいけないけど高校３年生の18歳と大学１年生で今年19歳になる18歳の区別が割と曖昧だよね
これは他の年齢にも言えるけど

乙

コール・タチバナ！
でゲシュペンストを思い出した

おつ

>>40
お前は加藤機関に帰れ

いずれ続きがみたいものだ…乙